JP2002160256A - 合成樹脂製灯具構成部材の表面被膜形成方法および合成樹脂製灯具構成部材 - Google Patents

合成樹脂製灯具構成部材の表面被膜形成方法および合成樹脂製灯具構成部材

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JP2002160256A
JP2002160256A JP2000358049A JP2000358049A JP2002160256A JP 2002160256 A JP2002160256 A JP 2002160256A JP 2000358049 A JP2000358049 A JP 2000358049A JP 2000358049 A JP2000358049 A JP 2000358049A JP 2002160256 A JP2002160256 A JP 2002160256A
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molding
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Mamoru Kosuge
守 小菅
Makoto Sano
良 佐野
Masaru Takiguchi
優 瀧口
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Koito Manufacturing Co Ltd
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/16Making multilayered or multicoloured articles
    • B29C45/1679Making multilayered or multicoloured articles applying surface layers onto injection-moulded substrates inside the mould cavity, e.g. in-mould coating [IMC]

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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
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  • Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 工程設備が簡潔で、工程時間が短縮でき、不
良品発生率が低く、環境に優しい合成樹脂製灯具構成部
材の表面被膜形成方法の提供。 【解決手段】 射出成形した合成樹脂製灯具構成部材本
体の表面所定領域に塗装被膜を形成する表面被膜形成方
法において、一次成形用の第1の金型20Aで射出成形
した一次成形品W1(灯具構成部材本体)を、移載機構
70によって、塗装被膜の厚さ相当オフセットした成形
面46aを有する二次成形用の第2の金型40A内にイ
ンサートし、一次成形品W1とオフセット成形面46a
間の薄厚キャビテイC2’に有機溶剤を含まない塗料5
2Aを注入して二次成形を行う。二次成形は、従来の塗
装工程に要した大がかりな設備を用いることなく、一次
成形に引き続いて連続して行うことで、設備が簡略化さ
れ、一次成形品の射出成形から二次成形(塗装被膜の形
成)までに要す時間も短縮される。埃やタレ等に起因し
た不良品発生率が著しく減少し、製造歩留まりも向上す
る。有機溶剤を使用せず、公害も発生しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】前面レンズのハードコート
膜、ランプボディ等の蒸着用アンダーコート膜、前面レ
ンズ裏面の防曇塗装膜、リフレクタ表面の反射塗装膜、
前面レンズ表面の異なる機能色の半透明着色塗装膜な
ど、前面レンズ,ランプボディ,リフレクタ,エクステ
ンションリフレクタ,インナーレンズ,着色シートとい
った合成樹脂製の車両用灯具構成部材の所定領域には、
種々の用途の塗装被膜が形成されている。
【0002】本発明は、射出成形した合成樹脂灯具構成
部材の所定領域に種々の用途の塗装被膜を形成する合成
樹脂製灯具構成部材の表面被膜形成方法および表面に塗
装被膜が形成された合成樹脂製灯具構成部材に関する。
【0003】
【従来の技術】例えば、ヘッドランプ用の前面レンズに
防曇塗装膜を形成する従来の方法としては、樹脂の射出
成形により一次成形品である前面レンズ本体を成形し、
金型から取り出した一次成形品を塗装ブース内において
スプレー塗装した後、乾燥炉内において塗装被膜を乾燥
させるようになっている。リフレクタの反射塗装膜、リ
フレクタのアンダーコート膜、ヘッドランプ用の前面レ
ンズのハードコート膜や遮光塗装膜、標識灯用の前面レ
ンズやインナーレンズや着色シートの半透明機能色塗装
膜などを形成する場合も、ほぼ同じである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記した従来
方法では、樹脂の射出成形工程に用いる設備とは全く異
なる大型の塗装ブースや乾燥炉が必要で、スペースをと
られる上に、一次成形品の成形後、塗装膜を形成するま
でに長時間かかる、という問題があった。
【0005】さらに、スプレー塗装では塗装ミストが飛
散するため、塗料の塗着効率が非常に低く、塗装効率が
悪い上に、塵やタレに起因した不良品発生率が大きく、
歩留まりも悪いという問題もあった。
【0006】さらにまた、有機溶媒に溶解した塗料を用
いるため、環境上、好ましくないという問題もあった。
【0007】本発明は前記従来技術の問題点に鑑みなさ
れたもので、その目的は、工程設備が簡潔で、工程時間
が短縮でき、不良品発生率が低く、環境に優しい合成樹
脂製灯具構成部材の表面被膜形成方法および表面に塗装
被膜が形成された合成樹脂製灯具構成部材を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】前記目的を達成
するために、請求項1に係わる合成樹脂製灯具構成部材
の表面被膜形成方法においては、射出成形した合成樹脂
製灯具構成部材本体の表面所定領域に塗装被膜を形成す
る合成樹脂製灯具構成部材の表面被膜形成方法におい
て、第1の金型を用いて前記灯具構成部材本体である一
次成形品を射出成形した後、前記第1の金型の成形面に
対し前記塗装被膜の厚さ相当オフセットした成形面を有
する第2の金型内に前記一次成形品をインサートし、前
記一次成形品と前記オフセット成形面間の薄厚キャビテ
イ内に有機溶剤非含有塗料を注入して二次成形を行うよ
うに構成した。また、請求項4に係る合成樹脂製灯具構
成部材においては、射出成形された合成樹脂製灯具構成
部材本体の表面所定領域に塗装被膜が形成された合成樹
脂製灯具構成部材において、第1の金型を用いて射出成
形された前記灯具構成部材本体である一次成形品を、前
記第1の金型の成形面に対し前記塗装被膜の厚さ相当オ
フセットした成形面を有する第2の金型内にインサート
し、前記一次成形品と前記オフセット成形面間の薄厚キ
ャビテイ内に有機溶剤非含有塗料を注入して二次成形す
ることで、前記塗装被膜を前記灯具構成部材本体である
一次成形品の表面に形成するように構成した。なお、二
次成形用金型の薄厚キャビティに注入する塗料として
は、例えば、短時間で熱硬化する一液熱硬化性塗料が望
ましい。 (作用)第2の金型内の一次成形品(灯具構成部材本
体)とオフセット成形面間の薄厚キャビテイ内に、有機
溶剤を含有しない塗料を注入し、キャビテイ内の塗料が
硬化することで、一次成形品(灯具構成部材本体)の表
面所定領域に塗装被膜が成形一体化される。請求項2に
おいては、請求項1に記載の合成樹脂製灯具構成部材の
表面被膜形成方法において、前記第1の金型と第2の金
型を、対向する固定側金型と可動側金型からそれぞれ構
成し、前記第1,第2の金型間に設けた移載ロボット
が、前記一次成形品を前記第2の金型に移載するように
構成した。 (作用)移載ロボットが、第1の金型で成形した一次成
形品を第2の金型に移載するので、それだけ作業者の労
力が軽減される。特に、移載ロボットが、一次成形品の
第1の金型からの取り出しと、第2の金型内へのインサ
ートも行うように構成すれば、さらに作業者の労力が軽
減される。請求項3においては、請求項1に記載の合成
樹脂製灯具構成部材の表面被膜形成方法において、前記
第1の金型と第2の金型を、対向する固定側金型と可動
側金型からそれぞれ構成するとともに、前記第1,第2
の金型の可動側金型同士を互いに同時に交換できるよう
に構成し、前記可動側金型は一次成形用の固定側金型と
協働して一次成形を行った後、一次成形品とともに二次
成形用の固定側金型と正対する位置まで移動し、二次成
形用の固定側金型と協働して二次成形を行うように構成
した。 (作用)第1の金型を構成する可動側金型は、一次成形
品を密着保持させた形態で第2の金型を構成する固定側
金型に正対する位置まで移動する。特に、第1,第2の
金型をそれぞれ上下に開閉するように構成し、それぞれ
の可動側金型を水平旋回可能な架台で懸吊支持し、両可
動側金型を架台とともに水平旋回させて、可動側金型同
士を同時に交換するように構成すれば、一次成形と二次
成形を同時に行うことができる。また、本発明方法によ
って塗装被膜が形成される灯具構成部材としては、例え
ば、以下の請求項5〜請求項9に示すようなものがあ
る。請求項5においては、リフレクタ,エクステンショ
ンリフレクタ,ランプボディ等における反射面が本発明
方法によって形成されている場合で、請求項4に記載の
合成樹脂製灯具構成部材において、前記一次成形品がリ
フレクタ,エクステンションリフレクタ,ランプボディ
等の構成部材で、前記二次成形において薄肉キャビティ
に注入する光輝反射塗料が反射面を形成ように構成した
ものである。請求項6においては、ランプボディ,前面
レンズ,リフレクタ,エクステンションリフレクタ等に
おける蒸着用アンダーコート層が本発明方法によって形
成されている場合で、請求項4に記載の合成樹脂製灯具
構成部材において、前記一次成形品がランプボディ,リ
フレクタ,エクステンションリフレクタ等の構成部材
で、前記二次成形において薄肉キャビティに注入するア
ンダーコート塗料またはハードコート塗料が蒸着用アン
ダーコート層を形成するように構成したものである。請
求項7においては、前面レンズ,インナーレンズ,着色
シート等における半透明着色層,防曇層,遮光層または
ハードコート層が本発明方法によって形成されている場
合で、請求項4に記載の合成樹脂製灯具構成部材におい
て、前記一次成形品が前面レンズ,インナーレンズ,着
色シート等の構成部材で、前記二次成形において薄肉キ
ャビティに注入する着色塗料,防曇塗料,遮光塗料また
はハードコート塗料が前記半透明着色層,防曇層,遮光
層またはハードコート層を形成するように構成したもの
である。そして、前記半透明着色層としては、例えば、
標識灯の機能色である赤色やアンバー色がある。請求項
8おいては、前面レンズ等におけるリム状不透明着色層
が本発明方法によって形成されている場合で、請求項4
に記載の合成樹脂製灯具構成部材において、前記一次成
形品が前面レンズ構成部材で、前記二次成形において薄
肉キャビティに注入する着色塗料が前記リム状不透明着
色層を形成するように構成したものである。請求項9に
おいては、前面レンズ,インナーレンズ,着色シート等
における異なる機能色の半透明着色層または/および不
透明着色層が本発明方法によって形成されている場合
で、請求項4に記載の合成樹脂製灯具構成部材におい
て、前記第2の金型は複数のオフセット成形面を有し、
インサートされた一次成形品と前記複数のオフセット成
形面間のそれぞれの薄厚キャビテイ内に有機溶剤非含有
塗料をそれぞれ注入して二次成形することで、前記塗装
被膜が形成されたものであって、前記一次成形品が透明
な前面レンズ,インナーレンズ,着色シート等の構成部
材で、前記二次成形において複数の薄厚キャビテイにそ
れぞれ注入する着色塗料が互いに異なる機能色の半透明
着色層または/および不透明着色層を形成するように構
成したものである。そして、前記半透明着色層や不透明
着色層としては、例えば標識灯の機能色である赤色やア
ンバー色がある。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を、実
施例に基づいて説明する。
【0010】図1〜図3は、本発明方法を適用してヘッ
ドランプ用の前面レンズに防曇塗装膜を形成する実施例
を示すもので、図1は、第1の実施例である金型装置の
全体構成を示す図、図2は、同金型装置を構成する一次
成形用の第1の金型の断面図で、(a)は型締め状態を
示し、(b)は型開き状態を示す。図3は同金型装置を
構成する二次成形用の第2の金型の断面図で、(a)は
型締め状態を示し、(b)は型開き状態を示す。
【0011】これらの図において、金型装置は、一次成
形品W1である前面レンズ本体を射出成形する第1の金
型20Aと、第1の金型20Aで成形された前面レンズ
本体(一次成形品W1)の内側に防曇塗装膜62Aを形
成する第2の金型40Aと、第1,第2の金型20A,
40Aの近傍に配置されて、第1の金型20Aで成形さ
れた前面レンズ本体(一次成形品W1)を第2の金型4
0Aに移載する移載ロボット70とから、主として構成
されている。
【0012】第1の金型20Aは、図2に示されるよう
に、左右に対向する固定側金型21と可動側金型25を
備え、可動側金型25は型開閉機構(図示せず)により
固定側金型21に対し接近離反方向(左右方向)に摺動
して、型締めと型開きができる。
【0013】固定側金型21と可動側金型25の対向す
る側には、一次成形品W1である前面レンズ本体の外
側,内側に整合する成形面22,26が形成されてお
り、型締め状態の第1の金型20A(固定側金型21と
可動側金型25)には、対向する成形面22,26によ
ってキャビテイC1が画成されている。
【0014】符号23は射出ゲートで、図示しない樹脂
供給機から溶融樹脂注入口24を介して供給された溶融
樹脂(前面レンズ構成材料として公知のポリカーボネイ
ト等の熱可塑性樹脂)は、このゲート23からキャビテ
イC1内に射出される。符号27は、一次成形品W1を
突き出す突き出しピンである。
【0015】第2の金型40Aは、図3に示されるよう
に、上下に対向する固定側金型41と可動側金型45を
備え、上方の可動側金型45は、型開閉機構(図示せ
ず)により下方の固定側金型41に対し接近離反方向
(上下方向)に摺動して、型締めと型開きができる。
【0016】固定側金型41と可動側金型45の対向す
る側には、二次成形品W2である前面レンズの内側,外
側に整合する成形面42a,46が形成されており、型
締め状態の第2の金型40A(固定側金型41と可動側
金型45)には、対向する成形面42a,46によって
キャビテイC2が画成される。即ち、前面レンズの外側
を成形する上側の可動側金型45の成形面46は、第1
の金型20A(の固定側金型21)の成形面22と同一
形状に形成されているが、前面レンズの内側を成形する
下側の固定側金型41の成形面42aは、第1の金型2
0A(の可動側金型25)の成形面26に対し、形成し
ようとする防曇塗装膜62Aの厚さ(例えば、80μ
m)相当だけ内側(第1のキャビティC1の隙を拡げる
方向)にオフセットさせた形状に形成されている。即
ち、第1のキャビティC1よりも薄厚キャビテイC2’
相当分だけ、第2のキャビティC2の方が大きく形成さ
れている。
【0017】したがって、一次成形品W1を第2の金型
40Aにインサートすると、一次成形品W1は成形面4
6には密着するが、オフセット成形面42aには密着せ
ず、一次成形品W1とオフセット成形面42a間には、
形成しようとする防曇塗装膜62Aの厚さ相当の薄厚キ
ャビテイC2’(図3(a)参照)が形成される。
【0018】符号43は注入ゲート、符号50は塗料注
入装置で、有機溶剤を含有しない一液熱硬化性の防曇塗
料52Aが、塗料注入口44から供給され、ゲート43
から薄厚キャビテイC2’内に注入されて熱硬化するこ
とで、一次成形品W1の表面に防曇塗装膜62Aが成形
一体化された二次成形品W2が成形される(図3(b)
参照)。符号47は、二次成形品W2を突き出す突き出
しピンである。
【0019】符号70は、6軸多関節ロボットで構成さ
れた移載ロボットで、アーム72先端のクランプ爪74
が型開き状態の第1の金型20A内の一次成形品W1を
クランプして外部に取り出し、アーム72が水平旋回し
て型開き状態の第2の金型40A位置まで運び、さらに
アーム72先端のクランプ爪74が一次成形品W1を第
2の金型40A(固定側金型41)内にインサートす
る。
【0020】次に、本実施例に示す金型装置を用いて前
面レンズに防曇塗装膜を形成する工程を説明する。
【0021】まず、型締めした第1の金型20Aのキャ
ビティC1に溶融樹脂(PC樹脂)を射出する。第1の
金型20Aは、図示しない冷却機構によってキャビティ
C1内に射出充填されたPC樹脂が固化するに最適な所
定温度に保持されており、キャビティC1内の樹脂は短
時間で固化し、一次成形が完了する。
【0022】そして、一次成形が終了すると、第1の金
型20Aが型開きし、突き出しピン27で一次成形品W
1を離型する。移載ロボット70は、この一次成形品W
1をクランプして第2の金型40A位置まで搬送し、型
開き状態の第2の金型40Aの固定側金型41内にイン
サートする。
【0023】そして、第2の金型40Aでは、可動側金
型45が固定側金型41に密着し、一次成形品W1とオ
フセット成形面42a間に薄厚キャビテイC2’が画成
された型締め状態となって、塗料注入装置50により一
液熱硬化性の防曇塗料52Aが薄厚キャビティC2’内
に注入される。この第2の金型40Aは、注入される一
液熱硬化性の防曇塗料52Aが熱硬化するに最適な所定
温度に保持されており、防曇塗料52Aは、キャビティ
C2’内に注入充填されるや否や、直ちに熱硬化するこ
とで、二次成形される。即ち、一次成形品W1である前
面レンズ本体の裏側全域に防曇塗装膜62Aを成形一体
化した二次成形品W2である前面レンズが成形される。
二次成形が完了すると、第2の金型40Aが型開きし、
突き出しピン47が二次成形品W2を離型する。
【0024】そして、第1の金型20Aを用いた樹脂の
射出成形である一次成形と、第2の金型40Aを用いた
防曇塗料52Aの注入成形である二次成形とを同時に行
うことで、防曇塗装膜62Aを形成した前面レンズ(二
次成形品W2)を量産できる。
【0025】図4は、本発明方法を適用して前面レンズ
のフランジ部裏側に遮光塗装膜を形成する実施例を示す
もので、第2の実施例である金型装置の全体構成を示す
図である。
【0026】第1の金型20Bは、前記第1の実施例に
おける第1の金型20A(固定側金型21、可動側金型
25)と全く同一の構造で、一次成形品W1である前面
レンズ本体を成形する。
【0027】一方、第2の金型40Bでは、可動側金型
45の成形面46が第1の金20B(の固定側金型2
1)の成形面22と同一に形成されているが、固定側金
型41側の成形面42における、前面レンズのフランジ
部裏側(シール脚に臨む側)を成形する成形面42b
が、形成しようとする遮光塗装膜62Bの厚さ(例え
ば、80μm)相当だけ、第1の金型20Bにおける対
応する成形面26aに対し外側(第1のキャビティC1
の隙を拡げる方向)にオフセットした形状に形成されて
いる。このため、第2の金型40B内にインサートされ
た一次成形品W1とオフセット成形面42b間には薄厚
キャビティC2’が形成され、注入ゲート43を介して
キャビティC2’内に、有機溶剤を含有しない一液熱硬
化性の遮光塗料52Bが注入されるように構成されてい
る。
【0028】その他は前記第1の実施例と同一であり、
同一の符号を付すことで、その説明は省略する。
【0029】そして、本実施例に示す金型装置を用いて
前面レンズのフランジ部裏側に遮光塗装膜62Bを形成
する工程は、二次成形工程において、防曇塗料に代えて
一液熱硬化性の遮光塗料52Bが注入される点を除き、
前記した防曇塗装膜の形成工程とほぼ同じであり、その
説明は省略する。
【0030】なお、本実施例に示す工程では、二次成形
用の第2の金型40Bの温度は、注入される一液熱硬化
性の遮光塗料52Bが熱硬化するに最適な所定温度に保
持されており、遮光塗料52Bは、薄厚キャビティC
2’内に注入充填されるや否や、直ちに熱硬化すること
で、二次成形される。即ち、一次成形品W1である前面
レンズ本体のフランジ部裏側に遮光塗装膜62Bを成形
一体化した二次成形品W2である前面レンズが成形され
る。
【0031】図5は、本発明方法を適用してヘッドラン
プ用のリフレクタの内側全域に光輝反射塗装膜を形成す
る実施例を示すもので、第3の実施例である金型装置の
全体構成を示す図である。
【0032】本実施例の金型装置では、基本的には、前
記2つの実施例の金型装置と同じで、第1の金型20
C,第2の金型40Cに形成されているキャビティC
1,C2の形状がリフレクタに対応した形状であり、第
1の金型20CのキャビティC1に射出される溶融樹脂
がリフレクター構成材料として公知のBMC樹脂である
点と、第2の金型40Cにインサートした一次成形品W
1とオフセット成形面46cで画成される薄厚キャビテ
ィC2’に注入される塗料が、有機溶剤を含有しない一
液熱硬化性の光輝反射塗料52Cである点が主として相
違している。
【0033】即ち、第1の金型20Cを構成する固定側
金型21と可動側金型25の対向する側には、リフレク
タの内側,外側に整合する成形面22,26が形成され
ており、型締め状態の第1の金型20C(固定側金型2
1と可動側金型25)には、対向する成形面22,26
によってキャビテイC1が画成される。
【0034】第2の金型40Cでは、固定側金型41の
成形面42が第1の金型20C(の可動側金型25)の
成形面26と同一に形成されているが、可動側金型45
の成形面46cが、形成しようとする光輝反射塗装膜6
2Cの厚さ(例えば、80μm)相当だけ、第1の金型
20C(の固定側金型21)における対応する成形面2
2に対し内側(第1のキャビティC1の隙を拡げる方
向)にオフセットした形状に形成されている。
【0035】したがって、第1の金型20Cで射出成形
されたリフレクタ本体である一次成形品W1を第2の金
型40Cにインサートすると、一次成形品W1とオフセ
ット成形面46c間には、形成しようとする光輝反射塗
装膜62Cの厚さ相当の薄厚キャビテイC2’が形成さ
れる。
【0036】また、二次成形用の第2の金型40Cの温
度は、注入される一液熱硬化性の光輝反射塗料52Cが
熱硬化するに最適な所定温度に保持されており、光輝反
射塗料52Cは、キャビティC2’内に注入充填される
や否や、直ちに熱硬化することで、二次成形される。即
ち、一次成形品W1であるリフレクタ本体の内側全域に
光輝反射塗装膜62Cを成形一体化した二次成形品W2
であるリフレクタが成形される。
【0037】図6は、本発明方法を適用してリフレクタ
の内側全域にアンダーコート膜を形成する実施例を示す
もので、第4の実施例である金型装置の全体構成を示す
図である。
【0038】本実施例の金型装置は、基本的には、図5
に示す第3の実施例の金型装置と同じで、特に第1の金
型20Dは前記第3の実施例の第1の金型20Cと全く
同一で、一次成形品W1であるリフレクタ本体を成形す
る。
【0039】また、第2の金型40Dでは、固定側金型
41の成形面42が第1の金型20Dにおける成形面2
6と同一に形成されているが、可動側金型45の成形面
46dは、形成しようとするアンダーコート膜62Dの
厚さ(例えば、80μm)相当だけ、第1の金型20D
における対応する成形面22に対し内側(第1のキャビ
ティC1の隙を拡げる方向)にオフセットした形状に形
成されている。
【0040】したがって、第1の金型20Dで射出成形
された一次成形品W1であるリフレクタ本体を第2の金
型40Dにインサートすると、一次成形品W1とオフセ
ット成形面46d間には、形成しようとするアンダーコ
ート膜62Dの厚さ相当の薄厚キャビテイC2’が形成
される。
【0041】そして、本実施例に示す金型装置を用いて
リフレクタにアンダーコート膜62Dを形成する工程
は、前記した光輝反射塗装膜62Cを形成する工程(第
3の実施例)と同じである。
【0042】なお、二次成形用の第2の金型40Dの温
度は、有機溶剤を含有しない一液熱硬化性のアンダーコ
ート塗料52Dが注入された熱硬化するに最適な所定温
度に保持されており、アンダーコート塗料52Dは、キ
ャビティC2’内に注入充填されるや否や、直ちに熱硬
化することで、二次成形される。即ち、一次成形品W1
であるリフレクタ本体の内側全域にアンダーコート膜6
2Dを成形一体化した二次成形品W2であるリフレクタ
が成形される。
【0043】図7は、本発明方法を適用してリヤコンビ
ネーションランプ用の前面レンズの外側表面(意匠面)
複数箇所に異なる機能色の着色塗装膜を形成する実施例
を示すもので、第5の実施例である金型装置の全体構成
を示す図である。
【0044】本実施例の金型装置では、基本的には、前
記4つの実施例の金型装置と同じであるが、以下の点で
相違している。
【0045】第1に、第1の金型20E、第2の金型4
0Eに形成されているキャビティC1,C2の形状が、
自動車用のリヤコンビネーションランプに用いられる湾
曲した前面レンズに対応した形状に形成されている。そ
して、キャビティC1に射出される樹脂が、標識灯用前
面レンズの構成材料として公知のPMMA樹脂である。
【0046】即ち、第1の金型20Eの固定側金型21
および第2の金型40Eの可動側金型45が前面レンズ
本体の外側を成形し、第1の金型20Eの可動側金型2
5および第2の金型40Eの固定側金型41が前面レン
ズ本体の内側を成形するように構成されている。なお、
前面レンズ本体の内側を成形する可動側金型25および
固定側金型41は、図示しない複数のスライド金型によ
って構成され、スライド金型を分割することで、成形品
W1,W2の出し入れができる。
【0047】第2に、第2の金型40E(可動側金型4
5)には、符号46e1,46e2で示すオフセット成
形面が2カ所設けられて、一次成形品W1をインサート
した第2の金型40E内に、2カ所の薄厚キャビティC
2’,C2”が形成される。
【0048】即ち、第1の金型20Eにおける可動側金
型25の成形面26と、第2の金型40Eにおける固定
側金型41の成形面42は、それぞれ前面レンズの内側
に対応した同一形状に形成されており、また、第1の金
型20Eにおける固定側金型21の成形面22および第
2の金型40Eにおける可動側金型45の一部の成形面
46は、それぞれ前面レンズの外側に対応した形状に形
成されているが、第2の金型40Eにおける可動側金型
45の一部の成形面46e1,46e2は、形成しよう
とする半透明着色塗装膜62E1,62E2の厚さ(例
えば、80μm)相当だけ、第1の金型20Eにおける
対応する成形面22に対し内側(第1のキャビティC1
の隙を拡げる方向)にオフセットした形状に形成されて
いる。
【0049】したがって、第1の金型20Eで射出成形
された一次成形品W1である前面レンズ本体を第2の金
型40Eにインサートすると、一次成形品W1とオフセ
ット成形面46e1,46e2間に、着色塗装膜62E
1,62E2の厚さ相当の2つの薄厚キャビテイC
2’、C2''が形成される。
【0050】第3に、第2の金型40Eには、薄厚キャ
ビティC2’、C2''にそれぞれ連通する注入ゲート4
3,43が設けられ、それぞれの注入ゲート43,43
には、異なる塗料注入装置50,50により、有機溶剤
を含有しない一液熱硬化性の半透明着色塗料52E1,
52E2がそれぞれ供給されるように構成されている。
【0051】そして、一方の塗料注入装置50からは一
液熱硬化性の赤色塗料52E1が、他方の塗料注入装置
50からは一液熱硬化性のアンバー色塗料52E2が供
給される。
【0052】また、二次成形用の第2の金型40Eの温
度は、注入される一液熱硬化性の着色塗料52E1,5
2E2が熱硬化するに最適な所定温度に保持されてお
り、着色塗料(赤色塗料52E1およびアンバー色塗料
52E2)は、キャビティC2’、C2''内に注入充填
されるや否や、直ちに熱硬化することで、二次成形され
る。
【0053】即ち、一次成形品W1である前面レンズ本
体外側の湾曲する側には、半透明着色層であるターンシ
グナルランプの機能色であるアンバー色塗装膜62E2
が形成され、その反対側(車両幅方向内側に対応する
側)には、同じく半透明着色層であるストップランプの
機能色である赤色塗装膜62E1が形成され、符号62
E3で示す両塗装膜62E1,62E2形成領域間に
は、前面レンズ本体(一次成形品W1)のPMMA樹脂
素材が露出して白色のバックアップランプの機能色を呈
した、二次成形品W2である前面レンズが成形される。
【0054】図8は、本発明方法を適用してテールアン
ドストップランプ用の前面レンズの外周縁部にリム状黒
色塗装膜を形成する実施例を示すもので、第6の実施例
である金型装置の全体構成を示す図である。
【0055】本実施例の金型装置では、基本的には、前
記5つの実施例の金型装置と同じで、前面レンズの形状
および素材は前記第5の実施例に示す前面レンズと同一
であるが、以下の点で相違している。
【0056】まず第1に、第1の金型20Fで射出成形
される樹脂は、テールアンドストップランプの機能色で
ある赤色のPMMA樹脂であり、一次成形品W1である
前面レンズ本体自体が赤色を呈している。
【0057】第2に、第2の金型40Fにおける可動側
金型45の成形面46の外周縁部には、形成しようとす
るリム状黒色塗装膜62Fの厚さ(例えば、80μm)
相当だけ、第1の金型20F(固定側金型21)におけ
る対応する成形面22に対し内側(第1のキャビティC
1の隙を拡げる方向)にオフセットしたオフセット成形
面46fが帯状に形成されている。
【0058】したがって、一次成形品W1をインサート
した第2の金型40F内には、一次成形品W1とオフセ
ット成形面42fで画成された薄厚キャビティC2’が
形成されて、注入ゲート43からキャビティC2’には
有機溶剤を含有しない一液熱硬化性の黒色塗料52Fが
注入されるように構成されている。
【0059】また、二次成形用の第2の金型40Fの温
度は、注入される一液熱硬化性の黒色塗料52Fが熱硬
化するに最適な所定温度に保持されており、黒色塗料5
2Fは、キャビティC2’内に注入充填されるや否や、
直ちに熱硬化することで、二次成形される。即ち、一次
成形品W1である赤色の前面レンズ本体の外側の周縁部
にリム状黒色塗装膜62Fを成形一体化した二次成形品
W2である前面レンズが成形される。
【0060】また、前記第6の実施例における第2の金
型40F(可動側金型45)のオフセット成形面46f
を、前面レンズの意匠面を左右に横切る帯状に形成する
とともに、第2の金型にインサートした一次成形品W1
とこのオフセット成形面で画成される薄厚キャビティ内
に、車体色に一致する色の、有機溶剤を含有しない一液
熱硬化性の塗料を注入して二次成形することで、図9
(a)に示すように、一次成形品W1である赤色の前面
レンズ本体の意匠面における上下方向中央部に、車体色
と同じ色で左右方向に延びる横ストライプ状着色塗装膜
62F1を成形一体化した二次成形品W2である前面レ
ンズを成形できる。
【0061】また、図9(b)に示すように、一次成形
品である前面レンズ本体が、第5の実施例(図7参照)
で示す前面レンズ本体の上側縁部にリム塗装領域分だけ
延出した形状に形成され、前記した第5の実施例方法に
よって、白色の素材(PMMA樹脂)が露出する領域6
2E3の左右に半透明着色層である赤色塗装膜62E1
とアンバー色塗装膜62E2が形成された二次成形品W
2を、リム状塗装膜62F2の厚さ相当だけオフセット
したオフセット成形面を有する三次成形用の金型にイン
サートして、二次成形品W2とオフセット成形面で画成
される薄厚キャビティ内に、有機溶剤を含有しない一液
熱硬化性の黒色塗料を注入して三次成形することで、二
次成形品W2の上側縁部にリム状黒色塗装膜62F2を
成形一体化した三次成形品W3であるリヤコンビネーシ
ョンランプ用の前面レンズを成形できる。
【0062】図10は、本発明方法を適用してヘッドラ
ンプ用前面レンズに防曇塗装膜を形成する実施例を示
し、第7の実施例である金型装置の全体構成を示す図で
ある。
【0063】ヘッドランプ用前面レンズの内側に防曇塗
装膜を形成するという点では、前記第1の実施例(図1
〜図3)と同じであるが、前記した第1の実施例〜第6
の実施例では、第1の金型で一次成形した成形品W1を
移載ロボット70が第2の金型まで移載するように構成
されているのに対し、この第7の実施例では、金型装置
に組み込まれている移載機構80が、第1の金型20G
で一次成形した成形品W1を第2の金型40Gまで移載
するように構成されている。
【0064】従って、前記第1の実施例と異なる構成に
ついて主に説明し、同一の部分については、同一の符号
を付すことで、その説明を省略する。
【0065】金型装置は、一次成形品W1である前面レ
ンズ本体を射出成形する第1の金型20Gと、第1の金
型20Gで成形された一次成形品W1(前面レンズ本
体)の内側に防曇塗装膜62Aを形成する第2の金型4
0Gと、第1,第2の金型20G,40G間に設けられ
て、第1の金型20Gで成形した一次成形品W1(前面
レンズ本体)を第2の金型40Gに移載する水平旋回式
移載機構80とから、主として構成されている。
【0066】第1(第2)の金型20G(40G)は、
上下に対向する固定側金型21(41)と可動側金型2
5(45)を備え、可動側金型25(45)は、軸L周
りに水平旋回可能な上架台30に懸吊支持されるととも
に、型開閉機構(図示せず)により固定側金型21(4
1)に対しそれぞれ接近離反方向(上下方向)に摺動し
て、型締めと型開きができる。
【0067】固定側金型21(41)と可動側金型25
(45)の対向する側には、前面レンズの内側,外側に
整合する成形面22(42g),26(46)が形成さ
れており、型締め状態の第1の金型20G(固定側金型
21と可動側金型25)および第2の金型40G(固定
側金型41と可動側金型45)には、それぞれの対向す
る成形面によってキャビテイC1,C2が画成され、キ
ャビテイC1,C2は、垂直な水平旋回軸Lに対して点
対称に構成されている。
【0068】第2の金型40Gにおける可動側金型45
の成形面46は、第1の金型20Gの可動側金型25の
成形面26と同一形状に形成されているが、第2の金型
40Gにおける固定側金型41の成形面42gは、第1
の金型20Gにおける固定側金型21の成形面22に対
し、形成しようとする防曇塗装膜62Aの厚さ相当だけ
内側(第1のキャビティC1の隙を拡げる方向)にオフ
セットした形状に形成されている。
【0069】上架台30は、下架台31に垂設された支
柱32に回転可能に支承されており、上架台30を18
0度水平に旋回させると、第1の金型20Gと第2の金
型40G間で可動側金型25,45が互いに交換された
形態となるように構成されている。即ち、第1の金型2
0Gおよび第2の金型40Gを型開きした状態で、上架
台30が180度水平に旋回すると、第1の金型20G
における可動側金型25がその成形面26に一次成形品
W1を密着保持したまま第2の金型40Gにおける固定
側金型41と正対した形態となる。この位置で、可動側
金型25と固定側金型41間を型締めすると、一次成形
品W1とオフセット成形面42g間には、図10に示す
ように、形成しようとする防曇塗装膜62Aの厚さ相当
の薄厚キャビテイC2’が形成される。この二次成形用
金型として動作する固定側金型141と可動側金型25
の温度は、注入される一液熱硬化性の防曇塗料52Aが
熱硬化するに最適な所定温度に保持されており、薄厚キ
ャビテイC2’内に注入充填された、有機溶剤を含有し
ない一液熱硬化性の防曇塗料52Aは、直ちに熱硬化し
て、一次成形品W1である前面レンズ本体の内側全域に
防曇塗装膜62Aが成形一体化される。
【0070】このように、垂直支柱32で支持されて水
平旋回可能な上架台30と、この上架台30に懸吊支持
された一対の可動側金型25,45が、一次成形用の金
型で成形された一次成形品W1である前面レンズ本体を
二次成形用の金型に移載する移載機構80を構成してい
る。
【0071】なお、可動側金型25と固定側金型41が
正対する形態では、第2の金型40Gにおける可動側金
型45が第1の金型20Gにおける固定側金型21と正
対する形態となる。そこで、可動側金型25と固定側金
型41が二次成形用の金型として動作する(二次成形を
行う)際には、同時に可動側金型45と固定側金型21
が一次成形用の金型として動作する(一次成形を行う)
ように構成されている。
【0072】次に、この金型装置を用いた防曇塗装膜6
2Aの形成工程を説明する。
【0073】まず、図12に示す一次成形用金型(金型
25と金型21)における一次成形(樹脂の射出成形)
および二次成形用金型(金型45と金型41)における
二次成形(防曇塗料52Aの注入成形)が終了すると、
可動側金型45,25が上昇して型開きし、可動側金型
45に密着している二次成形品W2を突き出しピン47
で突き出して、二次成形用金型から二次成形品W2を取
り出す。
【0074】次に、上架台30(金型25と金型45)
が180度水平旋回して、可動側金型25と可動側金型
45が互いに入れ替わり、一次成形品W1を保持する可
動側金型25は固定側金型41と正対し、空の可動側金
型45は固定側金型21と正対する。そして、一次成形
用金型(金型45と金型21)および二次成形用金型
(金型25と金型41)を型締めし、一次成形および二
次成形を行う。
【0075】そして、一次成形用金型(金型45と金型
21)における一次成形および二次成形用金型(金型2
5と金型41)における二次成形が終了すると、可動側
金型45,25が上昇して型開きし、可動側金型25に
密着している二次成形品W2を突き出しピン27で突き
出して、二次成形用金型から二次成形品W2を取り出
す。
【0076】そして、上架台30(金型25と金型4
5)が180度逆方向に水平旋回して、可動側金型25
と可動側金型45が互いに入れ替わる。一次成形品W1
を保持する可動側金型45は固定側金型41と正対し、
空の可動側金型25が固定側金型21と正対する元の形
態となる。そこで、再び一次成形用金型(金型25と金
型21)および二次成形用金型(金型45と金型41)
をそれぞれ型締めし、一次成形と二次成形を同時に行
う。
【0077】このようにして、固定側金型21側で一次
成形を行うと同時に、固定側金型41側で二次成形を行
うという動作を繰り返すことで、効率よく短時間で、前
面レンズの内側全域に防曇塗装膜62Aを形成すること
ができる。図11は、本発明方法を適用して前面レンズ
のシール脚に遮光塗装膜を形成する実施例を示し、第8
の実施例である金型装置の全体構成を示す図である。
【0078】ヘッドランプ用前面レンズのフランジ部裏
側に遮光塗装膜を形成するという点では、前記第2の実
施例(図4)と同じであるが、前記第7の実施例(図1
0参照)と同様、金型装置に設けられた水平旋回式移載
機構80(水平旋回可能な上架台30と可動側金型2
5,45)が、一次成形用の金型で一次成形した一次成
形品W1を二次成形用の金型まで移載するように構成さ
れている。
【0079】また、第2の金型40Hの二次成形用の固
定側金型41の成形面における、前面レンズのフランジ
部裏側を成形する成形面42hが、形成しようとする遮
光塗装膜62Bの厚さ相当だけ、第1の金型20Hの一
次成形用の固定側金型21の成形面22の対応する成形
面22aに対し外側(第1のキャビティC1の隙を拡げ
る方向)にオフセットした形状に形成されている。この
ため、二次成形用の金型内にインサートされた一次成形
品W1とオフセット成形面42h間には薄肉キャビティ
C2’が形成されている。そして、注入ゲート43を介
してキャビティC2’内に、有機溶剤を含有しない一液
熱硬化性の遮光塗料52Bが注入されると、遮光塗料5
2Bは熱硬化し、一次成形品W1である前面レンズ本体
のフランジ部裏側に遮光塗装膜62Bを成形一体化した
二次成形品W2である前面レンズが成形される。その他
は、前記した第7の実施例と同一であり、同一の符号を
付すことでその説明は省略する。
【0080】図12は、本発明方法を適用してヘッドラ
ンプ用前面レンズにハードコート膜を形成する実施例を
示し、第9の実施例である金型装置の全体構成を示す図
である。
【0081】この第9の実施例では、ヘッドランプ用前
面レンズの外側にハードコート膜62Gを形成できるよ
うに、二次成形に用いられる第2の金型40Iの固定側
金型(二次成形用の固定側金型)141の成形面42i
が一次成形に用いられる第1の金型20Iの固定側金型
(一次成形用の固定側金型)21の成形面22に対しハ
ードコート膜62Gの厚さ相当だけオフセットして形成
されている。
【0082】また、二次成形用金型内にインサートした
一次成形品W1とオフセット成形面42i間に形成され
た薄肉キャビティC2’に注入される塗料が、有機溶媒
を含有しない一液熱硬化性のハードコート塗料52Gで
構成されている。その他は、前記第7(図10参照)の
実施例と基本的に同一であり、同一の符号を付すこと
で、その重複した説明は省略する。そして、この金型装
置によって、一次成形品W1である前面レンズ本体の外
側にハードコート膜62Gを成形一体化した二次成形品
W2である前面レンズが成形される。
【0083】図13は、本発明方法を適用してリフレク
タの内側全域に光輝反射塗装膜を形成する実施例を示
し、第10の実施例である金型装置の全体構成を示す図
である。
【0084】この第10の実施例では、第1の金型20
J,第2の金型40Jの可動側金型25,45が移載機
構80によって水平旋回可能に構成されている。
【0085】また、前記した第3の実施例(図5参照)
と同様、リフレクタの内側全域に光輝反射塗装膜62C
を形成できるように、二次成形に用いられる固定側金型
141の成形面42jが光輝反射塗装膜62Cの厚さ相
当だけオフセットして形成されている。
【0086】また、二次成形用金型内にインサートした
一次成形品W1とオフセット成形面42j間に形成され
た薄肉キャビティC2’に注入される塗料は、有機溶剤
を含有しない一液熱硬化性の光輝反射塗料52Cで構成
されている。その他は、前記第3,7の実施例(図5,
10)と基本的に同一であり、同一の符号を付すこと
で、その重複した説明は省略する。そして、この金型装
置によって、一次成形品W1であるリフレクタ本体の内
側全域に光輝反射塗装膜62Cを形成一体化した二次成
形品W2であるリフレクタが成形される。
【0087】図14は、本発明方法を適用してリフレク
タの内側全域にアンダーコート膜を形成する実施例を示
し、第11の実施例である金型装置の全体構成を示す図
である。
【0088】この第11の実施例では、第1の金型20
K,第2の金型40Kの可動側金型25,45が移載機
構80によって水平旋回可能に構成されている。
【0089】そして、前記した第4の実施例(図6参
照)と同様、リフレクタの内側全域にアンダーコート膜
62Dを形成できるように、二次成形に用いられる固定
側金型41の成形面42kが第1の金型20K(の固定
側金型21)の成形面22に対しアンダーコート膜62
Dの厚さ相当オフセットして形成されている。
【0090】また、二次成形用金型内にインサートした
一次成形品W1とオフセット成形面42k間に形成され
た薄肉キャビティC2’に注入される塗料が、有機溶剤
を含有しない一液熱硬化性のアンダーコート塗料52D
で構成されている。その他は、前記第4,10の実施例
(図6,13参照)と基本的に同一であり、同一の符号
を付すことで、その重複した説明は省略する。そして、
この金型装置によって、一次成形品W1であるリフレク
タ本体の内側全域にアンダーコート膜62Dが形成され
た二次成形品W2であるリフレクタが成形される。
【0091】図15は、本発明方法を適用してリヤコン
ビネーションランプ用の前面レンズの外側表面(意匠
面)複数箇所に異なる機能色の着色塗装膜を形成する第
12の実施例を示し、第12の実施例である金型装置の
全体構成を示す図である。
【0092】この第12の実施例では、第1の金型20
L,第2の金型40Lの可動側金型25,45が水平旋
回式移載機構80によって水平旋回可能に構成されてい
る。
【0093】また、前記した第5の実施例(図7参照)
と同様、リヤコンビネーションランプ用の前面レンズの
外側表面(意匠面)複数箇所に異なる機能色の着色塗装
膜を形成できるように、二次成形に用いられる固定側金
型41の一部の成形面42l1,42l2が半透明着色
塗装膜62E1,62E2の厚さ相当オフセットして形
成されている。
【0094】さらに、二次成形用金型内にインサートし
た一次成形品W1と複数のオフセット成形面42l1,
42l2間に形成された薄肉キャビティC2’、C2”
それぞれに注入される塗料が、有機溶剤を含有しない一
液熱硬化性の半透明着色塗料(赤色塗料52E1、アン
バー色塗料52E2)で構成されている。その他は、前
記第5,7の実施例(図7,10参照)と基本的に同一
であり、同一の符号を付すことで、その重複した説明は
省略する。
【0095】そして、この金型装置によって、一次成形
品W1である前面レンズ本体外側のPMMA樹脂素材が
露出する(白色のバックアップランプの機能色を呈す
る)領域62E3の左右に、ストップランプの機能色で
ある赤色塗装膜62E1と、ターンシグナルランプの機
能色であるアンバー色塗装膜62E2とを成形一体化し
た二次成形品W2である前面レンズが成形される。
【0096】図16は、本発明方法を適用してテールア
ンドストップランプ用の前面レンズの外周縁部にリム状
着色塗装膜を形成する実施例を示すもので、第13の実
施例である金型装置の全体構成を示す図である。
【0097】この第13の実施例では、第1の金型20
M,第2の金型40Mの可動側金型25,45が移載機
構80によって水平旋回可能に構成されている。
【0098】また、前記した第6の実施例(図8参照)
と同様、テールアンドストップランプ用の前面レンズの
外周縁部にリム状黒色塗装膜62Fを形成できるよう
に、二次成形に用いられる固定側金型41の成形面の一
部の領域42mがリム状黒色塗装膜62Fの厚さ相当オ
フセットして形成されている。
【0099】また、二次成形用金型内にインサートした
一次成形品W1とオフセット成形面42m間に形成され
た薄肉キャビティC2’に注入される塗料は、車体の色
と同一色で、有機溶剤を含有しない一液熱硬化性のリム
状黒色塗料52Fで構成されている。その他は、前記第
6,7の実施例(図8,10参照)と同一であり、同一
の符号を付すことで、その重複した説明は省略する。
【0100】そして、この金型装置によって、一次成形
品W1である赤色のテールアンドストップランプの前面
レンズ本体の外側の周縁部にリム状黒色塗装膜62Fを
成形一体化した二次成形品W2である前面レンズが成形
される。
【0101】なお、前記した第9の実施例(図12参
照)では、一次成形用金型で成形した一次成形品W1で
ある前面レンズ本体を、上架台30および可動側金型2
5,45から構成された水平旋回式移載機構80を用い
て二次成形用金型に移載し、一次成形品W1をインサー
トすることで二次成形用金型に画成された薄厚キャビテ
ィC2’に、有機溶剤を含有しない一液熱硬化性のハー
ドコート塗料52Gを注入し成形一体化するように構成
されているが、前記第1の実施例に示すように、一次成
形用の第1の金型で成形した一次成形品W1である前面
レンズ本体を、移載ロボット70によって二次成形用の
第2の金型に移載し、第2の金型にインサートされた一
次成形品W1とオフセット成形面間に画成された薄厚キ
ャビティC2’に、有機溶剤を含有しない一液熱硬化性
のハードコート塗料52Gを注入して、前面レンズの表
面にハードコート膜62Gを成形一体化するように構成
してもよい。
【0102】また、前記した第1の実施例(図1〜3参
照)では、第1の金型20Aで成形した一次成形品W1
である前面レンズ本体を、移載ロボット70によって第
2の金型40Aに移載し、一次成形品W1をインサート
することで第2の金型40Aに画成された薄厚キャビテ
ィC2’に、有機溶剤を含有しない一液熱硬化性の防曇
塗料52Aを注入して、前面レンズの裏面に防曇塗装膜
62Aを成形一体化するように構成されているが、前記
第7の実施例(図10参照)に示すように、一次成形用
金型で成形した一次成形品W1である前面レンズ本体
を、上架台30および可動側金型25,45から構成さ
れた水平旋回式移載機構80を用いて二次成形用金型に
移載し、一次成形品W1をインサートすることで二次成
形用金型に画成された薄厚キャビティC2’に、有機溶
剤を含有しない一液熱硬化性の防曇塗料52Aを注入し
て、前面レンズの裏面に防曇塗装膜62Aを成形一体化
するように構成してもよい。
【0103】また、前記第1〜第6の実施例では、一次
成形用の第1の金型で成形した一次成形品W1を、移載
ロボット70によって二次成形用の第2の金型に移載
し、インサートするように構成されているが、第1の金
型からの一次成形品W1の取り出しは成形品取り出し装
置(図示せず)が行い、第2の金型への成形品W1のイ
ンサートは成形品挿入装置(図示せず)が行うように構
成してもよく、このような場合には、移載ロボット70
は、第1の金型から成形品取り出し装置によって取り出
された一次成形品W1を単に第2の金型の近傍所定位置
まで移載できる構成であればよい。
【0104】また、前記第1〜第3の実施例では、ヘッ
ドランプ用前面レンズ、標識灯用前面レンズおよびヘッ
ドランプ用リフレクタを例に挙げて塗装被膜を形成する
方法について説明したが、ランプボディ(AAS樹脂、
ABS樹脂またはPP樹脂)や、エクステンションリフ
レクタ(PC樹脂)や、インナーレンズ(PC樹脂)
や、着色シート(標識灯用前面レンズの内側に配設され
る、機能色塗装被膜が形成された薄厚のPC樹脂製可撓
性シート)等の他の合成樹脂製灯具構成部材の塗装被膜
の形成にも広く適用できる。
【0105】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1または請求項4によれば、樹脂の射出成形工程に近似
している塗料の注入成形工程(二次成形工程)は、従来
の塗装工程に要したような大がかりな設備を用いること
なく、射出成形工程に引き続いて連続して行うことがで
きるので、設備が簡略化されるとともに、一次成形品の
射出成形から塗装被膜の形成までに要す時間も短縮され
る。また、金型に注入する塗料のほとんどを塗装被膜の
形成に利用できるので、塗料の塗着効率が高く、塗料の
無駄がない。また、従来に比べて、埃やタレ等に起因し
た不良品発生率が著しく減少するので、製造歩留まりが
向上する。また、有機溶剤を使用しないので、公害発生
のおそれもない。さらに、一次成形用金型のキャビティ
には樹脂供給機により溶融樹脂が、二次成形用金型の薄
厚キャビティには塗料供給装置により有機溶剤非含有塗
料がそれぞれ別々に供給されるので、一次成形工程と二
次成形工程とをほぼ同時に行うことで、合成樹脂製灯具
構成部材の成形から塗装被膜の形成に要す時間が短縮さ
れて、表面塗装被膜を形成した合成樹脂製灯具構成部材
の量産に最適である。請求項2によれば、移載ロボット
が一次成形品を第2の金型に移載するので、それだけ作
業者の労力が軽減されるとともに、工程時間が短縮され
る。また、移載ロボットが、一次成形品の第1の金型か
らの取り出しと第2の金型内へのインサートも行うよう
に構成すれば、さらに作業者の労力が軽減される。請求
項3によれば、第1,第2の金型を型開き状態にして、
互いの可動側金型を移動交換する(入れ替える)こと
で、一次成形品を二次成形用の第2の金型に移載できる
ので、一次成形品の移載に要す時間が短縮される。金型
装置は一次成形品を移載する機構を備え、一次成形品を
移載するための機構を別途設ける必要がないので、工程
設備のスペースがとられない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を実施するための金型装置の第1の
実施例の全体構成を示す図
【図2】(a)同金型装置を構成する一次成形用の第1
の金型の型締め状態の断面図、(b)同第1の金型の型
開き状態の断面図、
【図3】(a)同金型装置を構成する二次成形用の第2
の金型の型締め状態の断面図、(b)同第2の金型の型
開き状態の断面図
【図4】本発明方法を実施するための金型装置の第2の
実施例の全体構成を示す図
【図5】本発明方法を実施するための金型装置の第3の
実施例の全体構成を示す図
【図6】本発明方法を実施するための金型装置の第4の
実施例の全体構成を示す図
【図7】本発明方法を実施するための金型装置の第5の
実施例の全体構成を示す図
【図8】本発明方法を実施するための金型装置の第6の
実施例の全体構成を示す図
【図9】(a)第6の実施例方法によって成形された他
の前面レンズの斜視図(b)第6の実施例方法によって
成形されたさらに他の前面レンズの斜視図
【図10】本発明方法を実施するための金型装置の第7
の実施例の全体構成を示す図
【図11】本発明方法を実施するための金型装置の第8
の実施例の全体構成を示す図
【図12】本発明方法を実施するための金型装置の第9
の実施例の全体構成を示す図
【図13】本発明方法を実施するための金型装置の第1
0の実施例の全体構成を示す図
【図14】本発明方法を実施するための金型装置の第1
1の実施例の全体構成を示す図
【図15】本発明方法を実施するための金型装置の第1
2の実施例の全体構成を示す図
【図16】本発明方法を実施するための金型装置の第1
3の実施例の全体構成を示す図
【符号の説明】
W1 一次成形品 W2 二次成形品 20A〜20M 一次成形用の第1の金型 21、41 固定側金型 22、26、42、46 成形面 25、45 可動側金型 30 水平旋回する上架台 40A〜40M 二次成形用の第2の金型 43 塗料注入ゲート 42a、42b、46c、46d、46e1、46e
2、46f、42g、42h、42i、42j、42
k、42l1、42l2、42m オフセット成形面 C1、C2 キャビティ C2’、C2'' 薄厚キャビテイ 50 塗料注入装置 52A 防曇塗料 52B 遮光塗料 52C 光輝反射塗料 52D アンダーコート塗料 52E1、52E2 半透明着色塗料 52F 黒色塗料 52G ハードコート塗料 62A 防曇塗装膜 62B 遮光塗装膜 62C 光輝反射塗装膜 62D アンダーコート膜 62E1、62E2 半透明着色塗装膜 62F、62F2 リム状黒色塗装膜 62F1 着色塗装膜 62G ハードコート膜 70 移載ロボット 80 水平旋回式移載機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // B29L 7:00 B29L 9:00 9:00 11:00 11:00 31:34 31:34 G02B 1/10 Z (72)発明者 瀧口 優 静岡県清水市北脇500番地 株式会社小糸 製作所静岡工場内 Fターム(参考) 2H042 DA11 DA14 DC04 DC08 DC11 DC12 DD05 DE01 DE04 2K009 AA15 BB11 CC21 DD02 EE00 EE01 EE02 4D075 AC06 CA02 CA39 CB04 CB07 DA06 DA23 DA29 DB35 DB36 DB37 DB43 DB48 DC13 DC24 EA09 EA19 EA41 4F206 AD11 AG03 AH51 AH74 JA07 JB12 JB22 JC01 JL02 JM04 JN12

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 射出成形した合成樹脂製灯具構成部材本
    体の表面所定領域に塗装被膜を形成する合成樹脂製灯具
    構成部材の表面被膜形成方法において、第1の金型を用
    いて前記灯具構成部材本体である一次成形品を射出成形
    した後、前記第1の金型の成形面に対し前記塗装被膜の
    厚さ相当オフセットした成形面を有する第2の金型内に
    前記一次成形品をインサートし、前記一次成形品と前記
    オフセット成形面間の薄厚キャビテイ内に有機溶剤非含
    有塗料を注入して二次成形を行うことを特徴とする合成
    樹脂製灯具構成部材の表面被膜形成方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の金型と第2の金型は、対向す
    る固定側金型と可動側金型からそれぞれ構成され、前記
    第1,第2の金型間に設けた移載ロボットが、前記一次
    成形品を前記第2の金型に移載することを特徴とする請
    求項1に記載の合成樹脂製灯具構成部材の表面被膜形成
    方法。
  3. 【請求項3】 前記第1の金型と第2の金型は、対向す
    る固定側金型と可動側金型からそれぞれ構成されるとと
    もに、前記第1,第2の金型の可動側金型同士が互いに
    同時に交換できるように構成され、前記可動側金型は一
    次成形用の固定側金型と協働して一次成形を行った後、
    一次成形品とともに二次成形用の固定側金型と正対する
    位置まで移動し、二次成形用の固定側金型と協働して二
    次成形を行うことを特徴とする請求項1に記載の合成樹
    脂製灯具構成部材の表面被膜形成方法。
  4. 【請求項4】 射出成形された合成樹脂製灯具構成部材
    本体の表面所定領域に塗装被膜が形成された合成樹脂製
    灯具構成部材において、前記塗装被膜は、第1の金型を
    用いて射出成形された前記灯具構成部材本体である一次
    成形品を、前記第1の金型の成形面に対し前記塗装被膜
    の厚さ相当オフセットした成形面を有する第2の金型内
    にインサートし、前記一次成形品と前記オフセット成形
    面間の薄厚キャビテイ内に有機溶剤非含有塗料を注入し
    て二次成形することで、形成されたことを特徴とする合
    成樹脂製灯具構成部材。
  5. 【請求項5】 前記一次成形品がリフレクタ,エクステ
    ンションリフレクタ,ランプボディ等の構成部材で、前
    記二次成形において薄厚キャビテイ内に注入される塗料
    が反射面を形成する光輝反射塗料であることを特徴とす
    る請求項4に記載の合成樹脂製灯具構成部材。
  6. 【請求項6】 前記一次成形品がランプボディ,リフレ
    クタ,エクステンションリフレクタ等の構成部材で、前
    記二次成形において薄厚キャビテイ内に注入される塗料
    が蒸着用アンダーコート層を形成するアンダーコート塗
    料であることを特徴とする請求項4に記載の合成樹脂製
    灯具構成部材。
  7. 【請求項7】 前記一次成形品が前面レンズ,インナー
    レンズ,着色シート等の構成部材で、前記二次成形にお
    いて薄厚キャビテイ内に注入される塗料が半透明着色
    層,防曇層,遮光層またはハードコート層を形成する着
    色塗料,防曇塗料,遮光塗料またはハードコート塗料で
    あることを特徴とする請求項4に記載の合成樹脂製灯具
    構成部材。
  8. 【請求項8】 前記一次成形品が前面レンズ等の構成部
    材で、前記二次成形において薄厚キャビテイ内に注入さ
    れる塗料がリム状不透明着色層を形成する着色塗料であ
    ることを特徴とする請求項4に記載の合成樹脂製灯具構
    成部材。
  9. 【請求項9】 前記第2の金型は複数のオフセット成形
    面を有し、インサートされた一次成形品と前記複数のオ
    フセット成形面間のそれぞれの薄厚キャビテイ内に有機
    溶剤非含有塗料をそれぞれ注入して二次成形されること
    で、前記塗装被膜が形成されたものであって、前記一次
    成形品が透明な前面レンズ,インナーレンズ,着色シー
    ト等の構成部材で、前記二次成形において複数の薄厚キ
    ャビテイにそれぞれ注入される塗料が互いに異なる機能
    色の半透明着色層または/および不透明着色層を形成す
    る着色塗料であることを特徴とする請求項4に記載の合
    成樹脂製灯具構成部材。
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