JP2002139884A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002139884A
JP2002139884A JP2000332551A JP2000332551A JP2002139884A JP 2002139884 A JP2002139884 A JP 2002139884A JP 2000332551 A JP2000332551 A JP 2000332551A JP 2000332551 A JP2000332551 A JP 2000332551A JP 2002139884 A JP2002139884 A JP 2002139884A
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JP2000332551A
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English (en)
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Tetsuya Kimura
鉄也 木村
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】小型で低コストな構成で且つ白黒モード時の生
産性の向上も図ることができ、カラーモード時の書込み
位置の位置合わせも容易に行うことができる構成の画像
形成装置を実現する。 【解決手段】本発明の画像形成装置においては、光書込
装置5はマルチビーム構成のブラック用の光源ユニット
54と、1ビーム構成のカラー用の3つの光源ユニット
52,53,55を備え、白黒モード時にはブラック用
光源ユニットのみを使用し、ブラック用の像担持体4に
対して複数の光ビームによる潜像書込みを行い、カラー
モード時にはブラック用の光源ユニットとカラー用の3
つの光源ユニットを使用し、像担持体1〜4に対して潜
像書込みを行い、カラーモード時には、ブラック用光源
ユニットは複数の光ビームのうち予め規定された1ビー
ムのみを用い、その光ビームL4による書込み位置を基
準として、カラー用の3つの光ビームL1〜L3の書込
み位置の位置合わせを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、並設された複数の
像担持体の被走査面上に光ビームを照射して潜像を書き
込む光書込装置を備え、複数の像担持体に形成された潜
像を異なる色の現像剤で現像した後、順次転写材に転写
して多色画像を形成する複写機、プリンタ、ファクシミ
リ、プロッタ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の光源から出射される光ビー
ムを、並設された4つの像担持体(例えば、感光体ドラ
ム)に照射して潜像の書き込みを行い、各像担持体上に
形成された潜像を異なる色の現像剤(例えば、イエロ
ー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー)でそれぞれ
現像して可視像化した後、転写搬送ベルト等に担持され
た記録用紙等の転写材を各像担持体の転写部に順次搬送
し、各像担持体上に形成された各色の可視像を転写材に
重ね合わせて転写した後、転写材上に転写された画像を
定着して多色画像を得るタンデム式のカラー画像形成装
置が知られている。このようなタンデム式のカラー画像
形成装置において、従来から各像担持体への潜像書き込
みを像担持体毎に個別的に設けた光書込装置により別個
に行うものが知られているが、ポリゴンミラーとその駆
動用モータからなる光偏向器を用いた光書込装置は比較
的高価であり、各像担持体毎に個別に光書込装置を設け
ることは部品コストや製造コストの点で問題がある。ま
た、光偏向器を有する光書込装置を像担持体の数に対応
して複数設置するためには大きな設置スペースを必要と
するため、画像形成装置全体が大型化するという問題も
ある。
【0003】そこで、タンデム式のカラー画像形成装置
の低コスト化、小型化を図るために、複数の像担持体へ
光書込みを行う手段として、光偏向器を複数の光源で共
通化し、一つの光偏向器で複数の光源からの光ビームを
同時に偏向走査して複数の像担持体に照射し光書き込み
を行う光書込装置が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように一つの光
偏向器で複数の光源からの光ビームを同時に偏向走査し
て複数の像担持体に照射し光書き込みを行う光書込装置
は、複数の光源ユニットと、一つの光偏向器と、光偏向
器を中心にして2方向に対称に配置され光偏向器により
偏向走査される複数の光ビームをそれぞれ対応する被走
査面上に導き結像する光学系とを備えた構成であり、こ
れらの光学部材を一つのハウジングに収納した構成であ
るので、従来の複数の光書込装置を備えた構成と比べて
部品点数を削減でき、設置スペースも小さくて済むの
で、画像形成装置の低コスト化、小型化を図ることがで
きる。
【0005】上記のような構成の光書込装置を備え、フ
ルカラー画像を形成する画像形成装置の場合、通常、複
数の光源ユニットとして、ブラック用の光源ユニット
と、カラー用の3つの光源ユニット(例えばシアン、マ
ゼンタ、イエロー用の光源ユニット)が設けられてお
り、白黒画像を形成する白黒モード時にはブラック用の
光源ユニットのみが使用され、カラー画像を形成するカ
ラーモードの時には上記4つの光源ユニットが使用され
る。そして、カラーモード時にはブラック用とカラー用
の合わせて4つの光源ユニットを使用し、この4つの光
源ユニットからの光ビームを一つの光偏向器で同時に偏
向走査して4つの像担持体に照射し光書き込みを行う
が、この場合、4つのビームによる書込み位置を合わせ
ることが重要であり、書込み位置がずれると色ずれが発
生する原因となる。このため、通常は4つの光源ユニッ
トとも光源が1つの1ビーム構成として、書込み位置の
位置合わせを簡易に行えるようにしている。
【0006】ところで、上記のような構成のカラー画像
形成装置においても、通常は文書や線図等の白黒画像の
形成に用いられる頻度が高いので、白黒モード時の生産
性(単位時間当たりのプリント枚数)を向上したいとい
う要望がある。そこで白黒モード時の生産性を向上する
ため、ブラック用の光源ユニットのみ複数の光源(半導
体レーザ)を有するマルチビーム構成として書込み速度
の高速化を図ることが行われているが、この場合、カラ
ー用の3つの光源ユニットからのビームの書込み位置と
の位置合わせが難しくなり、色ズレの原因となるという
問題がある。
【0007】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
り、小型で低コストな構成で且つ白黒モード時の生産性
の向上も図ることができ、カラーモード時の書込み位置
の位置合わせも容易に行うことができる構成の画像形成
装置を提供することを目的とする。また、本発明は上記
目的に加えて画素密度の切換えができ、画素密度を切換
えた場合にもカラーモード時の書込み位置の位置合わせ
を容易に行うことができる構成の画像形成装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明では、並設された複数の像担持
体と、その複数の像担持体の被走査面上に光ビームを照
射して潜像を書込む光書込手段と、各像担持体に形成さ
れた潜像を異なる色の現像剤で現像して可視像化する現
像手段と、各像担持体の位置に順次転写材を搬送し各像
担持体上に形成された各色の可視像を転写材に重ね合わ
せて転写する転写搬送手段と、転写材上に転写された画
像を定着する定着手段を備え、前記光書込手段として、
複数の光源ユニットからの光ビームを一つの光偏向器に
より対称な2方向に振り分けて偏向走査し、該光偏向器
を中心にして前記2方向に対称に配置された光学系を介
して複数の光ビームをそれぞれ対応する像担持体の被走
査面上に導き結像する構成の光書込装置を備えた画像形
成装置において、前記光書込装置は複数の光源ユニット
として、ブラック用の光源ユニットと、カラー用の3つ
の光源ユニットを備え、前記ブラック用の光源ユニット
は複数の光源を有するマルチビーム構成であり、前記カ
ラー用の3つの光源ユニットはそれぞれ1つの光源を有
する1ビーム構成であり、白黒モード時には、前記ブラ
ック用の光源ユニットのみを使用し、ブラック用の像担
持体に対して複数の光ビームによる潜像書込みを行い、
カラーモード時には、ブラック用の光源ユニットと、カ
ラー用の3つの光源ユニットを使用し、4つの像担持体
に対して各色の潜像書込みを行う構成であり、前記カラ
ーモード時には、ブラック用の光源ユニットは複数の光
ビームのうち予め規定された1ビームのみを用い、その
ブラック用の光源ユニットの光ビームによる書込み位置
を基準として、カラー用の3つの光源ユニットの光ビー
ムの書込み位置の位置合わせを行う構成とした。
【0009】請求項2に係る発明では、請求項1記載の
画像形成装置において、白黒モード、カラーモード共に
画素密度を切換えることが可能であり、ブラック用の光
源ユニットは、白黒モード時に複数の光ビームの副走査
方向のビームピッチを画素密度に応じて切換える手段を
備え、カラーモード時には、ブラック用の光源ユニット
のビームピッチを所定の画素密度のビームピッチに固定
し、複数の光ビームのうち予め規定された1ビームのみ
を用い、そのブラック用の光源ユニットの光ビームによ
る書込み位置を基準として、カラー用の3つの光源ユニ
ットの光ビームの書込み位置の位置合わせを行う構成と
した。また、請求項3に係る発明では、請求項1記載の
画像形成装置において、白黒モード、カラーモード共に
画素密度を第1の画素密度と第2の画素密度の2段階に
切換えることが可能であり、カラーモード時には、選択
された画素密度にかかわらず、ブラック用の光源ユニッ
トの複数の光ビームの副走査方向のビームピッチは第1
の画素密度の時のビームピッチに固定し、複数の光ビー
ムのうち予め規定された1ビームのみを用い、そのブラ
ック用の光源ユニットの光ビームによる書込み位置を基
準として、カラー用の3つの光源ユニットの光ビームの
書込み位置の位置合わせを行う構成とした。
【0010】さらに請求項4に係る発明では、請求項1
記載の画像形成装置において、白黒モード、カラーモー
ド共に画素密度を切換えることが可能であり、ブラック
用の光源ユニットは、白黒モード時に複数の光ビームの
副走査方向のビームピッチを画素密度に応じて切換える
手段を備え、カラーモード時には、ブラック用の光源ユ
ニットは複数の光ビームのうち予め規定された1ビーム
のみを用い、そのブラック用の光源ユニットの光ビーム
による書込み位置を基準として、カラー用の3つの光源
ユニットの光ビームの書込み位置の位置合わせを電気的
に行う構成とした。また、請求項5に係る発明では、請
求項1記載の画像形成装置において、白黒モード、カラ
ーモード共に画素密度を切換えることが可能であり、ブ
ラック用の光源ユニットは、白黒モード時に複数の光ビ
ームの副走査方向のビームピッチを予め規定した1つの
光ビームの位置を基準として画素密度に応じて切換える
手段を備え、カラーモード時には、ブラック用の光源ユ
ニットは複数の光ビームのうち前記基準となる位置の光
ビームを用い、そのブラック用の光源ユニットの光ビー
ムによる書込み位置を基準として、カラー用の3つの光
源ユニットの光ビームの書込み位置の位置合わせを行う
構成とした。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装置
の構成、動作及び作用について図示の実施例に基づいて
詳細に説明する。図1は本発明の一実施例を示す画像形
成装置の概略構成図であり、図2は図1に示す画像形成
装置に具備される光書込装置の一例を示す図であって光
書込装置の基盤上面側の構成を示す平面図であり、図3
は図2に示す光書込装置のA−A’線部分の断面構成を
示す断面図である。また、図4は図2に示す光書込装置
の構成から光源ユニット、光偏向器及び光学系を抜き出
してその配置構成を示したものであり、図5は図3に示
す光書込装置の構成から光偏向器及び光学系を抜き出し
てその配置構成を示したものである。
【0012】図1に示す画像形成装置は、複数の像担持
体として、複数のドラム状の光導電性感光体(以下、感
光体ドラム)1,2,3,4を並置したフルカラー画像
形成装置であり、この4つの感光体ドラム1,2,3,
4は、例えば図に対して右から順にイエロー(Y)、マ
ゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の各色
に対応した画像を形成するものである(尚、色の順はこ
の限りではなく任意に設定することが可能である)。そ
の4つの感光体ドラム1,2,3,4の各々の周囲に
は、電子写真プロセスにより画像形成を行うための、帯
電部(帯電ローラ、帯電ブラシ、帯電チャージャ等)
6,7,8,9と、光書込装置5からの光ビームL1,
L2,L3,L4の露光部と、現像部(Y,M,C,B
kの各色の現像装置)10,11,12,13と、転写
搬送ベルト22a及びその裏面に配置された転写手段
(転写ローラ、転写ブラシ等)14,15,16,17
を備えた転写搬送装置22と、クリーニング部(クリー
ニングブレード、クリーニングブラシ等)18,19,
20,21などが配設されており、それぞれの感光体ド
ラム1,2,3,4に各色の画像形成を行うことが可能
となっている。
【0013】より詳しく述べると、図1において、図中
のZ方向を鉛直上方向、X,Y方向を水平方向とした場
合、4つの感光体ドラム1,2,3,4の並設方向は水
平面に対して傾斜しており(尚、図1の場合はX方向に
対して傾斜している)、転写搬送装置22は4つの感光
体ドラム1,2,3,4の並設方向と略平行となるよう
に水平面に対して傾斜して配置され、転写材はその傾斜
方向の下方側から給紙され転写搬送ベルト22aにより
上方側に向けて4つの感光体ドラム1,2,3,4の転
写部を順次搬送される構成であり、その転写材の搬送方
向下流側で前記傾斜方向の上方側には定着装置26が配
設されている。また、光書込装置5は、4つの感光体ド
ラム1,2,3,4が並設された作像部の斜め上方に配
置され、且つ光書込装置5のハウジング50は、4つの
感光体ドラム1,2,3,4の並設方向と略平行となる
ように水平面(図中のX方向)に対して傾斜して配置さ
れており、画像形成装置本体の傾斜したフレーム29,
30に固定されている。
【0014】ここで、光書込装置5は、図2,3,4,
5に構成例を示すように、4つの光源ユニット52,5
3,54,55と、各光源ユニットからの光ビームL
1,L2,L3,L4を対称な2方向に振り分けて偏向
走査する光偏向器62と、この光偏向器62を中心にし
て前記2方向に対称に配置され光偏向器62により偏向
走査される複数の光ビームL1,L2,L3,L4をそ
れぞれ対応する感光体ドラム1,2,3,4の被走査面
上に導き結像する光学系(結像用レンズ63,64,6
9,70,71,72、光路折り返し用ミラー65,6
6,67,68,73,74,75,76,77,7
8,79,80等の光学部材からなる)を備えており、
これらの構成部材は一つのハウジング50内に収納され
ている。
【0015】より具体的には、ハウジング50は、光偏
向器62や光学系が配設される基盤50Aと、基盤50
Aの周囲を囲む枠状の側壁50Bとを有すると共に、基
盤50Aが側壁50Bの略中央部に設けられてハウジン
グ50を上下に仕切る構造であり、4つの光源ユニット
52,53,54,55はハウジング50の側壁50B
に配置され、光偏向器62はハウジング50の基盤50
Aの略中央部に配置され、光学系を構成する光学部材
(結像用レンズ63,64,69,70,71,72、
光路折り返し用ミラー65,66,67,68,73,
74,75,76,77,78,79,80等)は基盤
50Aの両面(上面側と下面側)に分けて配設されてい
る。また、ハウジング50の上部と下部にはカバー8
7,88が設けられており、下部側のカバー87には光
ビームを通過する開口が設けられ、その開口には防塵ガ
ラス83,84,85,86が取り付けられている。
【0016】この光書込装置5では、図示しない原稿読
み取り装置(スキャナー)あるいは画像データ出力装置
(パーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ、ファク
シミリの受信部等)から入力される色分解された画像デ
ータを光源駆動用の信号に変換し、それに従い各光源ユ
ニット52,53,54,55内の光源(半導体レーザ
(LD))を駆動して光ビームを出射する。各光源ユニ
ット52,53,54,55から出射された光ビーム
は、面倒れ補正用のシリンドリカルレンズ56,57,
58,59を通り、直接またはミラー60,61を介し
て光偏向器62に至り、ポリゴンモータ62cで等速回
転されている2段のポリゴンミラー62a,62bで対
称な2方向に偏向走査される。尚、図3,5の構成では
ポリゴンミラーはL2,L3の光ビーム用と、L1,L
4の光ビーム用の上下2段に分けた構成となっている
が、1つの厚めのポリゴンミラーで偏向走査する構成と
してもよい。
【0017】光偏向器62のポリゴンミラー62a,6
2bで2ビームづつ2方向に偏向走査された光ビーム
は、例えば上下2層構成のfθレンズ等からなる第1の
結像用レンズ63,64をそれぞれ通過し、第1折り返
しミラー65,66,67,68により折り返されて基
盤51の開口部を通過した後、例えば長尺トロイダルレ
ンズ等からなる第2の結像用レンズ69,70,71,
72を通過し、第2折り返しミラー73,75,77,
79、第3折り返しミラー74,76,78,80、防
塵ガラス83,84,85,86を介して各色用の感光
体ドラム1,2,3,4の被走査面上に照射され静電潜
像を書き込む。
【0018】上記の構成の光書込装置5においては、例
えば光源ユニット52がマゼンタ用、光源ユニット53
がイエロー用、光源ユニット54がブラック用、光源ユ
ニット55がシアン用であり、カラー用の3つの光源ユ
ニット52,53,55は、光源である1つの半導体レ
ーザ(LD)とその半導体レーザの出射光束をコリメー
トするコリメートレンズから構成され、これらがホルダ
等の保持部材に一体に組み込まれた構成であるが、白黒
モード時(白黒画像形成時)に多用されるブラック用の
光源ユニット54は、白黒モード時の生産性の向上を目
的として高速書込を可能とするために、2つ以上の光源
(LD)とコリメートレンズの組を保持部材で一体に保
持したマルチビーム構成である。また、このブラック用
の光源ユニット54は、白黒モード時に複数の光ビーム
の副走査方向のビームピッチを画素密度に応じて切換え
る手段を備えている。尚、カラー用の3つの光源ユニッ
ト52,53,55は1ビーム構成なので、カラーモー
ド時にはブラック用の光源ユニット54は複数のビーム
のうち予め規定された1ビームのみが用いられる。ま
た、カラーモード時にも画素密度を切り変えることが可
能であり、この場合には、感光体ドラムの線速や光偏向
器の回転速度あるいは光源ユニットの書き込み速度等を
切換えて画素密度を切換える。
【0019】ここで、ブラック用の光源ユニット54と
して用いられるマルチビーム光源ユニットの一例を図
6,7に示す。図6はマルチビーム光源ユニットの構成
を分解して示す斜視図、図7はマルチビーム光源ユニッ
トの要部断面図である。図6,7において、光源である
半導体レーザ111,112は各々支持体113,11
4に固定され、該支持体113,114を介して保持部
材である基体(コリメートレンズホルダ)115の裏面
に後述するコリメートレンズ116,117との光軸を
一致させてネジ118,119等を用いて接合される。
コリメートレンズ116,117は、鏡筒に収められ、
コリメートレンズホルダ115の嵌合穴115a,11
5bに各々半導体レーザ111,112との位置を合わ
せて係合され、接着剤により接着されて、各光束を平行
光束に変換する。また、コリメートレンズ116,11
7の出射側には、各々の出射光に対して所定のビーム径
を得るための絞り板120が設けられており、その前方
にはプリズム等で構成されるビーム合成手段121が設
けられている。
【0020】2個の半導体レーザ111,112はその
pn接合面を一致させて同一平面上に配列されており、
何れか一方のビーム(本例では半導体レーザ111のビ
ーム)は、ビーム合成手段121の入射面に貼り付けら
れた1/2波長板122によってその偏光面が90°回
転されて、ビーム合成手段121の偏光ビームスプリッ
タ面121bを通過する。そして半導体レーザ112の
ビームは、ビーム合成手段121の斜面121aで内面
反射し、ビーム合成手段121の偏光ビームスプリッタ
面121bで反射して、基準となる半導体レーザ111
の光軸近傍でその半導体レーザ111のビームと合成さ
れる。各半導体レーザ111,112に係わる一連のそ
れぞれの光軸は、互いに主走査方向に僅かにずれた位置
に対応させるべく、ビーム合成手段121の出力側に示
した角度θだけ互いにずらせるように設定されている。
【0021】ビーム合成手段121と絞り板120は、
フランジ部材123の裏面の所定位置に支持され、この
フランジ部材123はネジ124,125により基体
(コリメートレンズホルダ)115に固定される。ま
た、フランジ部材123及び/または基体115は、半
導体レーザ111,112の駆動回路が形成された基板
126に図示しないネジ等により固定されていて、これ
により半導体レーザ111,112からフランジ部材1
23に至る光路の各部材は、基板126に一体的に固定
され、光源部を構成している。フランジ部材123の出
射側に立設された円筒部123aは、前述した光書込装
置5のハウジング50の側壁50Bに設けられている光
学フレーム132の穴132aに挿通され、スプリング
130の中を通り、バネ押圧板131の穴131aを通
る。この状態で、半導体レーザ111,112からフラ
ンジ部材123に至るまでの各部材を基板126に組み
付けた光源ユニット54を図中の矢印αの方向に引っ張
り、バネ押圧板131を90°回転させることによりバ
ネ押圧板131の突起部131bを上記円筒部123a
の突起部123bに引っ掛ける。これにより、上記光学
フレーム132に光源ユニット54が、フランジ部材1
23の円筒部123aの中心(光軸)を回転中心として
回動自在に取り付けられる。
【0022】次に、光源ユニット54を光軸周りに回動
させることにより感光体ドラム上で副走査方向の光スポ
ットの間隔(ビームピッチ)を変化させるピッチ可変手
段の一例を説明する。図6において符号127は摺動部
材、128は送りネジであり、この送りネジ128には
呼び径M3の雄ネジが切ってあり、摺動部材127の内
側にはM3の雌ネジが切ってある。また、摺動部材12
7の外形は略D形状になっている。あらかじめ、摺動部
材127の雌ネジ部に送りネジ128の雄ネジ部を回転
挿入しておき、ハウジングの光学フレーム132側に設
けた円柱132bのD形状の穴部に摺動部材127が摺
動自在に挿入される。この際、光学フレーム132の上
記円柱132bの穴内にはピッチ可変用ステッピングモ
ータ129の回転軸129aが挿入されており、該回転
軸129aの先端部に上記送りネジ128の下端側が圧
入して固着されるようになっている。ピッチ可変用ステ
ッピングモータ129は光学フレーム132に固定され
ており、該ステッピングモータ129を回転させること
によりモータの回転軸129aに圧入されている送りネ
ジ128が回転するが、この際、上記円柱132bの穴
がD形状になっているため摺動部材127は回転せずに
上下方向に摺動する。
【0023】一方、光源ユニット54のフランジ部材1
23には、上記摺動部材127の方向に延出され、先端
部で上記摺動部材127の上端に当接するアーム123
cが設けられており、このアーム123cと光学フレー
ム132との間には引張力が付勢されたバネ135が設
けられ、該バネ135によってアーム123cが下方向
に引かれ、アーム123cの先端部が上記摺動部材12
7の平面部である斜線部に押しつけられている。よっ
て、ピッチ可変用ステッピングモータ129の回転によ
り上記摺動部材127が上下方向に摺動した場合、フラ
ンジ部材123のアーム123cが上下方向に揺動さ
れ、光源ユニット53は、フランジ部材123の円筒部
123aの中心を回転中心として回転する。
【0024】また、光源ユニット54の回転角を制御す
る手段として、ハウジングの光学フレーム132側には
発光部133aと受光部133bを備えたフォトインタ
ラプタからなる光学式のホームポジションセンサ133
が図示しないネジ等により固定されており、かつ、フラ
ンジ部材123のアーム132bと反対側の一部には、
上記ホームポジションセンサ133の発光部133aと
受光部133bの間を遮蔽可能なエッジ部123eを有
するフィラー123dが設けられている。そして、フラ
ンジ部材123のフィラー123dのエッジ部123e
が、ホームポジションセンサ133の発光部133aと
受光部133bの間を遮蔽した瞬間の位置がホームポジ
ション(H.P.)位置となるように設定されており、
回転調整の基準となっている。
【0025】次に図6,7に示す光源ユニット54の回
転調整により副走査方向のビームピッチを可変する方法
を図8に示す。図8においては、破線でホームポジショ
ンセンサ133の発光部133aと受光部133bの位
置を示しており、前述のようにフランジ部材123に設
けた遮蔽用のフィラー123dのエッジ部123eが発
光部133aと受光部133bの間を遮蔽した瞬間の位
置がホームポジション(H.P.)位置である。また図
中のポジションAは、光源ユニット54がホームポジシ
ョン(H.P.)から円筒部123aを回転中心として
θ1回転した位置であるが、この回転角θ1を得るためピ
ッチ可変用ステッピングモータ129は所定のパルス数
回転し、前述の摺動部材127を上方向に所定量移動さ
せ、光源ユニット54を回転させる。同様に図中のポジ
ションBは、光源ユニット54がホームポジション
(H.P.)から円筒部123aを回転中心としてθ2
回転した位置である。
【0026】ここで図9(A)と図10(A)は、上記
のホームポジション(H.P.)及びポジションA,B
のときの2つの光スポットの感光体ドラム上の位置の一
例を示したものであり、図9(A)は2つの光ビーム
(第1ビーム、第2ビーム)間の中央の位置を回転中心
として回転調整する場合の例、図10(A)は2つの半
導体レーザからのビームのうち一方のビーム(第1ビー
ム)の位置を基準として回転中心に合わせて回転調整す
る場合の例を示しており、回転角θ1,θ2に対応した感
光体ドラム上の光スポットの副走査方向のビームピッチ
がP1,P2となる。すなわち、ホームポジション
(H.P.)からの回転量を変化させることにより感光
体ドラム上の光スポットの間隔(ビームピッチ)を変え
ることができ、回転量は前記ステッピングモータ129
のH.P.からの駆動パルス数により容易に制御でき
る。
【0027】通常の場合、画素密度に応じて感光体ドラ
ム上の光スポットの副走査方向のビームピッチを変化さ
せるわけであるが、第1の画素密度(例えば600dp
i)のときのビームピッチ:P1=42μmに設定する
ときのH.P.からのパルス数:Paと、第2の画素密
度(例えば1200dpi)のときの副走査方向のビー
ムピッチ:P2=21μmに設定するときのH.P.か
らのパルス数:Pbとをそれぞれ画像形成装置内の制御
部のメモリ等にて記憶しておけば、画像形成時の要求画
素密度に応じて前記ステッピングモータ129を回転さ
せ、感光体上の光スポットの副走査方向のビームピッチ
を容易に切換えることができる。
【0028】尚、通常、画像形成装置の電源投入時に光
源ユニット54は予め決められた位置、例えば600d
piの画素密度時の回転角(ポジションA)に回転制御
される。これは、電源投入時に一度H.P.位置にホー
ミングした後、ステッピングモータ129を所定の方向
にパルス数Pa駆動し、感光体ドラム上の光スポットの
副走査方向のビームピッチがP1になるように光源ユニ
ット54が回転される。その後、光源ユニット54の回
転角は制御部のCPU(中央演算処理装置)内等のメモ
リにて認識されており、画素密度1200dpiが要求
されたときは600dpi時の位置よりステッピングモ
ータ129を[Pb−Pa]のパルス数だけ回転させる
ことにより感光体上の光スポットのビームピッチをP2
に変えることができる。
【0029】次に図2〜5に示す構成の光書込装置2に
おいては、各光ビームL1,L2,L3,L4の光路に
は、主走査方向の走査開始位置の光束を取り出すための
図示しない同期検知用ミラーが設けられており、同期検
知用ミラーで反射された光束は、図5中に破線で示すよ
うに同期検知器81,82で受光されて走査開始の同期
信号が出力される。また、図5に示すように、L1,L
2,L3の光ビームの光路に配置された第3折り返しミ
ラー74,76,78にはスキュー調整用のステッピン
グモータ92,93,94が設けられており、L4の光
ビームの走査線位置を基準にして、L1,L2,L3の
光ビームの走査線位置のずれを補正している。尚、光偏
向器62によって偏向走査される光ビームの走査方向が
主走査方向であり、これは各感光体ドラムの軸方向であ
る。また、この主走査方向に直交する方向が副走査方向
であり、これは感光体ドラムの回転方向(感光体ドラム
表面の移動方向)であり、さらには後述する転写搬送ベ
ルト22aの搬送方向である。すなわち転写搬送ベルト
22aの幅方向が主走査方向、搬送方向が副走査方向と
なる。
【0030】次に図1に示すように、並設された4つの
感光体ドラム1,2,3,4の下には駆動ローラと複数
の従動ローラに張架された転写搬送ベルト22aが配設
されており、駆動ローラにより図中に矢印で示す方向に
搬送されている。また、画像形成装置の本体下部には記
録用紙等の転写材を収納した複数の給紙部23,24が
設置されており、この給紙部23,24に収納された転
写材が、給紙ローラ、搬送ローラ、レジストローラ25
を介して転写搬送ベルト22aに給紙され、転写搬送ベ
ルト22aにより担持され搬送される。
【0031】光書込装置5により各感光体ドラム1,
2,3,4に形成された各潜像は、各現像部10,1
1,12,13のY,M,C,Bkの各色のトナーで現
像されて顕像化され、その顕像化されたY,M,C,B
kの各色のトナー画像は、転写搬送装置22の各転写手
段14,15,16,17により転写搬送ベルト22a
上に担持された転写材に順次重ね合わせて転写される。
そして、4色の画像が転写された転写材は定着装置26
に搬送され、定着装置26で画像が定着された後、排紙
ローラ27により排紙トレイ28上に排出される。尚、
白黒モードの時は、光書込装置5のブラック用の光源ユ
ニット54のみにより書込みが行われ、ブラック用の感
光体ドラム1に対して上述の作像動作が行われる。
【0032】以上、本発明に係る画像形成装置の構成・
動作について説明したが、図1に示す構成の画像形成装
置では、4つの感光体ドラム1,2,3,4が並設され
た作像部や光書込装置5及び転写搬送装置22が画像形
成装置本体内にコンパクトに収納され、さらには水平方
向(図中のX方向)に対して斜めに設置されているの
で、従来の水平配置に比べて設置スペースが小さくて済
み、タンデム式のカラー画像形成装置の更なる小型化を
達成することができる。
【0033】ところで、上述した構成の画像形成装置に
おいては、複数の光源ユニットとして、ブラック用の光
源ユニット54と、カラー用の3つの光源ユニット(例
えばマゼンタ、イエロー、シアン用の光源ユニット)5
2,53,55が設けられており、白黒画像を形成する
白黒モード時にはブラック用の光源ユニット54のみが
使用され、カラー画像を形成するカラーモードの時には
4つの光源ユニット52〜55が使用される。そして、
カラーモード時にはブラック用とカラー用の合わせて4
つの光源ユニット52〜55からの光ビームL1〜L4
を一つの光偏向器62で同時に偏向走査して4つの感光
体ドラム1,2,3,4に照射し光書き込みを行うが、
この場合、4つのビームL1〜L4による書込み位置を
合わせることが重要である。また、上述した構成の画像
形成装置においては、白黒モード時の生産性を向上する
ため、ブラック用の光源ユニット54は2つの光源(半
導体レーザ)111,112を有するマルチビーム構成
として書込み速度の高速化を図っているが、この場合、
カラーモード時には、カラー用の3つの光源ユニット5
2,53,55からの光ビームの書込み位置との位置合
わせを、ブラック用の2つのビームのどちらに対して行
うかを規定する必要がある。
【0034】そこで本発明では、カラーモード時には、
ブラック用の光源ユニット54は2つの光ビームのうち
予め規定された1ビームのみを用い、そのブラック用の
光源ユニット54の光ビームによる書込み位置を基準と
して、カラー用の3つの光源ユニット52,53,55
の光ビームの書込み位置の位置合わせを行う構成とし
た。すなわち、ブラック用の光源ユニット54の2つの
光源(半導体レーザ)111,112のうちカラーモー
ド時に使用する光源を予め規定しておき、1ビームのみ
用いるようにし、そのブラック用の光源ユニット54の
光ビームによる書込み位置を基準として、カラー用の3
つの光源ユニット52,53,55の光ビームの書込み
位置の位置合わせを行えば、容易に書込み位置を合わせ
ることができる。
【0035】ただし、ブラック用の光源ユニット54が
図6〜8に示したように画素密度に応じてビームピッチ
を切換える手段を有する場合には、画素密度の切換えに
よりブラック用の光源ユニット54の光ビームの書込み
位置がずれる場合が有るので、画素密度を切換えた場合
にもカラーモード時の書込み位置の位置合わせを容易に
行うことができる構成とする必要がある。例えば図9
(A)に示したように、ブラック用の光源ユニット54
が、2つの光ビーム(第1ビーム、第2ビーム)間の中
央の位置を回転中心としてビームピッチを回転調整する
構成の場合、画素密度が600dpiと1200dpi
では第1ビーム、第2ビーム共に書込み位置がポジショ
ンAからポジションBに移動するので、副走査方向でΔ
P分位置ずれが生じる。このため、例えば600dpi
の時のブラック用の光源ユニット54の光ビームの位置
を基準にしてカラー用の3つの光源ユニット52,5
3,55の光ビームの書込み位置の位置合わせを行った
場合に、カラーモードで画素密度を1200dpiに切
換えると、ブラック用の光ビームの位置がポジションA
からポジションBに移動し、副走査方向でΔP分ずれて
しまい色ずれが発生する。
【0036】そこで本発明では、ブラック用の光源ユニ
ット54が、白黒モード時に2つの光ビームの副走査方
向のビームピッチを画素密度に応じて切換える手段を備
える場合に、カラーモード時には、ブラック用の光源ユ
ニット54のビームピッチを所定の画素密度(例えば6
00dpi)のビームピッチP1に固定し、2つの光ビ
ームのうち予め規定された1ビームのみを用い、そのブ
ラック用の光源ユニット54の光ビームによる書込み位
置を基準として、カラー用の3つの光源ユニット52,
53,55の光ビームの書込み位置の位置合わせを行う
構成とした。より具体的には、図9(B)に示すよう
に、カラーモード時には、選択された画素密度(600
dpi,1200dpi)にかかわらず、ブラック用の
光源ユニット54の2つの光ビームの副走査方向のビー
ムピッチは例えば600dpiの画素密度の時のビーム
ピッチP1に固定し、2つの光ビームのうち予め規定さ
れた1ビーム(例えば第1ビーム)のみを用い、そのブ
ラック用の光源ユニット54の第1ビームによる書込み
位置(ポジションAの位置)を基準として、カラー用の
3つの光源ユニット52,53,55の光ビームの書込
み位置の位置合わせを行う構成とする。このようにする
ことにより、図9(B)に示すように、カラーモード時
には、ブラック用の光源ユニット54の第1ビームのみ
が用いられ、その書込み位置は画素密度にかかわらずポ
ジションAの位置に固定されるので、この書き込み位置
を基準として、カラー用の3つの光源ユニット52,5
3,55の光ビームの書込み位置の位置合わせを行え
ば、カラーモード時に画素密度を切換えても書込み位置
のずれが生じることがなくなり、色ずれの発生を防止す
ることができる。
【0037】尚、上記の方式とは別の手段として、ブラ
ック用の光源ユニット54の光ビームによる書込み位置
を基準として、カラー用の3つの光源ユニット52,5
3,55の光ビームの書込み位置の位置合わせを電気的
に行う構成とすることもできる。すなわち、図9(A)
において、画素密度が600dpiの時のブラック用の
光源ユニット54の光ビームの位置を基準にしてカラー
用の3つの光源ユニット52,53,55の光ビームの
書込み位置の位置合わせを行った場合に、カラーモード
で画素密度を1200dpiに切換えると、ブラック用
の光ビームの位置がポジションAからポジションBに移
動し、副走査方向でΔP分ずれてしまうが、この副走査
方向にずれた分だけ、カラー用の3つの光源ユニット5
2,53,55の光ビームの副走査方向の書き込みタイ
ミングを電気的にずらせば、ブラック用の光ビームの書
込み位置に合わせることができる。より具体的には、カ
ラー用の3つの光源ユニット52,53,55の光ビー
ムの書込み位置の位置合わせは画素密度が600dpi
の時のブラック用の光源ユニット54の第1ビームの位
置を基準にして行い、画素密度を1200dpiに切換
えた時には、ブラック用の光ビームの位置の移動に合わ
せてカラー用の3つの光源ユニット52,53,55の
光ビームの副走査方向の書き込みタイミングを切り換え
るように設定すれば、画素密度を切換えてもブラック用
の光ビームとカラー用の光ビームの書込み位置を合わせ
ることができ、色ずれの発生を防止することができる。
【0038】ところで、図10(A)に示したように、
ブラック用の光源ユニット54が、2つの半導体レーザ
からのビームのうち一方のビーム(第1ビーム)の位置
を基準とし、この第1ビームを回転中心に合わせて回転
調整する構成とした場合には、カラー用の光ビームの書
込み位置の位置合わせはより簡易に行うことができる。
すなわち、ブラック用の光源ユニット54が、白黒モー
ド時に複数の光ビームの副走査方向のビームピッチを予
め規定した第1ビームの位置を基準として画素密度に応
じて切換える構成の場合には、カラーモード時には、図
10(B)に示すように、ブラック用の光源ユニット5
4は2つの光ビームのうち基準となる位置(回転中心)
の第1ビームを用い、そのブラック用の光源ユニット5
4の第1ビームによる書込み位置を基準として、カラー
用の3つの光源ユニット52,53,55の光ビームの
書込み位置の位置合わせを行う構成とする。この構成で
は画素密度を600dpiから1200dpiに切換え
ても、第1ビームの書込み位置は固定されており移動し
ないので、カラーモード時に画素密度を切換えた場合に
もブラック用の第1ビームの位置がずれることがなく、
カラー用の3つの光源ユニット52,53,55の光ビ
ームの書込み位置との間にずれが生じることがないの
で、色ずれの発生を防止することができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の画
像形成装置においては、光書込装置は複数の光源ユニッ
トとして、ブラック用の光源ユニットと、カラー用の3
つの光源ユニットを備え、前記ブラック用の光源ユニッ
トは複数の光源を有するマルチビーム構成であり、前記
カラー用の3つの光源ユニットはそれぞれ1つの光源を
有する1ビーム構成であり、白黒モード時には、前記ブ
ラック用の光源ユニットのみを使用し、ブラック用の像
担持体に対して複数の光ビームによる潜像書込みを行
い、カラーモード時には、ブラック用の光源ユニット
と、カラー用の3つの光源ユニットを使用し、4つの像
担持体に対して各色の潜像書込みを行う構成であり、前
記カラーモード時には、ブラック用の光源ユニットは複
数の光ビームのうち予め規定された1ビームのみを用
い、そのブラック用の光源ユニットの光ビームによる書
込み位置を基準として、カラー用の3つの光源ユニット
の光ビームの書込み位置の位置合わせを行う構成とした
ので、カラーモード時の書込み位置の位置合わせを容易
に行うことができ、色ずれのない画像を形成することが
できる。
【0040】請求項2記載の画像形成装置においては、
請求項1の構成に加えて、白黒モード、カラーモード共
に画素密度を切換えることが可能であり、ブラック用の
光源ユニットは、白黒モード時に複数の光ビームの副走
査方向のビームピッチを画素密度に応じて切換える手段
を備え、カラーモード時には、ブラック用の光源ユニッ
トのビームピッチを所定の画素密度のビームピッチに固
定し、複数の光ビームのうち予め規定された1ビームの
みを用い、そのブラック用の光源ユニットの光ビームに
よる書込み位置を基準として、カラー用の3つの光源ユ
ニットの光ビームの書込み位置の位置合わせを行う構成
としたので、カラーモード時に画素密度を切換えても書
込み位置のずれが生じることがなく、色ずれの発生を防
止することができる。
【0041】請求項3記載の画像形成装置においては、
請求項1の構成に加えて、白黒モード、カラーモード共
に画素密度を第1の画素密度と第2の画素密度の2段階
に切換えることが可能であり、カラーモード時には、選
択された画素密度にかかわらず、ブラック用の光源ユニ
ットの複数の光ビームの副走査方向のビームピッチは第
1の画素密度の時のビームピッチに固定し、複数の光ビ
ームのうち予め規定された1ビームのみを用い、そのブ
ラック用の光源ユニットの光ビームによる書込み位置を
基準として、カラー用の3つの光源ユニットの光ビーム
の書込み位置の位置合わせを行う構成としたので、カラ
ーモード時に画素密度を切換えても書込み位置のずれが
生じることがなく、色ずれの発生を防止することができ
る。
【0042】請求項4記載の画像形成装置においては、
請求項1の構成に加えて、白黒モード、カラーモード共
に画素密度を切換えることが可能であり、ブラック用の
光源ユニットは、白黒モード時に複数の光ビームの副走
査方向のビームピッチを画素密度に応じて切換える手段
を備え、カラーモード時には、ブラック用の光源ユニッ
トは複数の光ビームのうち予め規定された1ビームのみ
を用い、そのブラック用の光源ユニットの光ビームによ
る書込み位置を基準として、カラー用の3つの光源ユニ
ットの光ビームの書込み位置の位置合わせを電気的に行
う構成としたので、画素密度を切換えてもブラック用の
光ビームとカラー用の光ビームの書込み位置を合わせる
ことができ、色ずれの発生を防止することができる。
【0043】請求項5記載の画像形成装置においては、
請求項1の構成に加えて、白黒モード、カラーモード共
に画素密度を切換えることが可能であり、ブラック用の
光源ユニットは、白黒モード時に複数の光ビームの副走
査方向のビームピッチを予め規定した1つの光ビームの
位置を基準として画素密度に応じて切換える手段を備
え、カラーモード時には、ブラック用の光源ユニットは
複数の光ビームのうち前記基準となる位置の光ビームを
用い、そのブラック用の光源ユニットの光ビームによる
書込み位置を基準として、カラー用の3つの光源ユニッ
トの光ビームの書込み位置の位置合わせを行う構成とし
たので、カラーモード時に画素密度を切換えた場合にも
ブラック用の基準となる光ビームの位置にずれが生じな
いので、カラー用の3つの光源ユニットの光ビームの書
込み位置との間にずれが生じることがなく、色ずれの発
生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す画像形成装置の概略構
成図である。
【図2】図1に示す画像形成装置に具備される光書込装
置の一例を示す図であって、光書込装置の基盤上面側の
構成を示す平面図である。
【図3】図2に示す光書込装置のA−A’線部分の断面
構成を示す断面図である。
【図4】図2に示す光書込装置の構成から光源ユニッ
ト、光偏向器及び光学系を抜き出してその配置構成を示
した概略構成図である。
【図5】図3に示す光書込装置の構成から光偏向器及び
光学系を抜き出してその配置構成を示した概略構成図で
ある。
【図6】ブラック用の光源ユニットに用いられるマルチ
ビーム光源ユニットの構成例を分解して示す斜視図であ
る。
【図7】マルチビーム光源ユニットの組立てた状態を示
す要部断面図である。
【図8】図6,7に示す構成のマルチビーム光源ユニッ
トの回転調整により副走査方向のビームピッチを切換え
る方法の説明図である。
【図9】図6〜8に示す構成のマルチビーム光源ユニッ
トを用い、2つのビーム間の中央の位置を回転中心とし
てビームピッチを回転調整する場合の例を示す図であ
り、(A)は白黒モード時の説明図、(B)はカラーモ
ード時の説明図である。
【図10】図6〜8に示す構成のマルチビーム光源ユニ
ットを用い、2つの半導体レーザからのビームのうち一
方のビーム(第1ビーム)の位置を基準として回転中心
に合わせ、ビームピッチを回転調整する場合の例を示す
図であり、(A)は白黒モード時の説明図、(B)はカ
ラーモード時の説明図である。
【符号の説明】
1,2,3,4:感光体ドラム(像担持体) 5:光書込装置 6,7,8,9:帯電部 10,11,12,13:現像部(Y,M,C,Bkの
各色の現像装置) 14,15,16,17:転写手段 18,19,20,21:クリーニング部 22:転写搬送装置(転写搬送手段) 22a:転写搬送ベルト 23,24:給紙部 25:レジストローラ 26:定着装置(定着手段) 27:排紙ローラ 28:排紙トレイ 29,30:画像形成装置本体の傾斜したフレーム 50:ハウジング 50A:基盤 50B:側壁 52,53,55:カラー用(M,Y,C用)の光源ユ
ニット 54:ブラック用の光源ユニット 56,57,58,59:シリンドリカルレンズ 60,61:ミラー 62:光偏向器 62a,62b:ポリゴンミラー 62c:ポリゴンモータ 63,64:第1の結像用レンズ 65,66,67,68:第1折り返しミラー 69,70,71,72:第2の結像用レンズ 73,75,77,79:第2折り返しミラー 74,76,78,80:第3折り返しミラー 81,82:同期検知器 83,84,85,86:防塵ガラス 87,88:カバー 111,112:半導体レーザ 113,114:支持体 115:基体(コリメートレンズホルダ) 116,117:コリメートレンズ 120:絞り板 121:ビーム合成手段 122:1/2波長板 123:フランジ部材 126:基板 127:摺動部材 129:ピッチ可変用ステッピングモータ(ピッチ可変
手段) 130:スプリング 131:バネ押圧板 132:ハウジングの光学フレーム 133:ホームポジションセンサ(フォトインタラプ
タ)
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/113 H04N 1/04 D 1/23 103 104A Fターム(参考) 2C362 BA51 BA53 BA57 BA68 BA70 BA71 BB28 BB46 CA22 CA39 CB02 CB06 CB08 CB14 CB62 2H030 AA01 AB02 AD07 AD08 AD17 BB02 BB16 BB44 BB63 2H076 AB05 AB06 AB12 AB22 AB75 EA01 5C072 AA03 BA01 BA19 HA02 HA06 HA13 HB01 QA14 QA17 XA01 XA05 5C074 AA10 AA11 BB03 BB26 CC22 CC26 DD04 DD15 DD24 DD28 EE02 EE04 FF15 GG04 GG09 GG12 HH02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】並設された複数の像担持体と、その複数の
    像担持体の被走査面上に光ビームを照射して潜像を書込
    む光書込手段と、各像担持体に形成された潜像を異なる
    色の現像剤で現像して可視像化する現像手段と、各像担
    持体の位置に順次転写材を搬送し各像担持体上に形成さ
    れた各色の可視像を転写材に重ね合わせて転写する転写
    搬送手段と、転写材上に転写された画像を定着する定着
    手段を備え、前記光書込手段として、複数の光源ユニッ
    トからの光ビームを一つの光偏向器により対称な2方向
    に振り分けて偏向走査し、該光偏向器を中心にして前記
    2方向に対称に配置された光学系を介して複数の光ビー
    ムをそれぞれ対応する像担持体の被走査面上に導き結像
    する構成の光書込装置を備えた画像形成装置において、 前記光書込装置は複数の光源ユニットとして、ブラック
    用の光源ユニットと、カラー用の3つの光源ユニットを
    備え、前記ブラック用の光源ユニットは複数の光源を有
    するマルチビーム構成であり、前記カラー用の3つの光
    源ユニットはそれぞれ1つの光源を有する1ビーム構成
    であり、白黒モード時には、前記ブラック用の光源ユニ
    ットのみを使用し、ブラック用の像担持体に対して複数
    の光ビームによる潜像書込みを行い、カラーモード時に
    は、ブラック用の光源ユニットと、カラー用の3つの光
    源ユニットを使用し、4つの像担持体に対して各色の潜
    像書込みを行う構成であり、前記カラーモード時には、
    ブラック用の光源ユニットは複数の光ビームのうち予め
    規定された1ビームのみを用い、そのブラック用の光源
    ユニットの光ビームによる書込み位置を基準として、カ
    ラー用の3つの光源ユニットの光ビームの書込み位置の
    位置合わせを行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像形成装置において、 白黒モード、カラーモード共に画素密度を切換えること
    が可能であり、ブラック用の光源ユニットは、白黒モー
    ド時に複数の光ビームの副走査方向のビームピッチを画
    素密度に応じて切換える手段を備え、カラーモード時に
    は、ブラック用の光源ユニットのビームピッチを所定の
    画素密度のビームピッチに固定し、複数の光ビームのう
    ち予め規定された1ビームのみを用い、そのブラック用
    の光源ユニットの光ビームによる書込み位置を基準とし
    て、カラー用の3つの光源ユニットの光ビームの書込み
    位置の位置合わせを行うことを特徴とする画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の画像形成装置において、 白黒モード、カラーモード共に画素密度を第1の画素密
    度と第2の画素密度の2段階に切換えることが可能であ
    り、カラーモード時には、選択された画素密度にかかわ
    らず、ブラック用の光源ユニットの複数の光ビームの副
    走査方向のビームピッチは第1の画素密度の時のビーム
    ピッチに固定し、複数の光ビームのうち予め規定された
    1ビームのみを用い、そのブラック用の光源ユニットの
    光ビームによる書込み位置を基準として、カラー用の3
    つの光源ユニットの光ビームの書込み位置の位置合わせ
    を行うことを特徴とする画像形成装置
  4. 【請求項4】請求項1記載の画像形成装置において、 白黒モード、カラーモード共に画素密度を切換えること
    が可能であり、ブラック用の光源ユニットは、白黒モー
    ド時に複数の光ビームの副走査方向のビームピッチを画
    素密度に応じて切換える手段を備え、カラーモード時に
    は、ブラック用の光源ユニットは複数の光ビームのうち
    予め規定された1ビームのみを用い、そのブラック用の
    光源ユニットの光ビームによる書込み位置を基準とし
    て、カラー用の3つの光源ユニットの光ビームの書込み
    位置の位置合わせを電気的に行うことを特徴とする画像
    形成装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載の画像形成装置において、 白黒モード、カラーモード共に画素密度を切換えること
    が可能であり、ブラック用の光源ユニットは、白黒モー
    ド時に複数の光ビームの副走査方向のビームピッチを予
    め規定した1つの光ビームの位置を基準として画素密度
    に応じて切換える手段を備え、カラーモード時には、ブ
    ラック用の光源ユニットは複数の光ビームのうち前記基
    準となる位置の光ビームを用い、そのブラック用の光源
    ユニットの光ビームによる書込み位置を基準として、カ
    ラー用の3つの光源ユニットの光ビームの書込み位置の
    位置合わせを行うことを特徴とする画像形成装置。
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