JP2002120551A - 車両用空調制御装置 - Google Patents

車両用空調制御装置

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JP2002120551A JP2000312615A JP2000312615A JP2002120551A JP 2002120551 A JP2002120551 A JP 2002120551A JP 2000312615 A JP2000312615 A JP 2000312615A JP 2000312615 A JP2000312615 A JP 2000312615A JP 2002120551 A JP2002120551 A JP 2002120551A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】コンプレッサからの液冷媒排出時の液圧縮音を
低減する。 【解決手段】エンジンECU18と空調ECU16の共
同作用下にコンプレッサ52のクラッチ54の接続・切
断制御が行われる。エンジン12の始動を検出後に空調
作動用スイッチ24がオン状態にされたことを検出した
場合、エンジン水温Twが基準水温Twtより高いこと
を条件に、クラッチ54を切断状態から接続状態に切り
換えてコンプレッサ52を作動させ、コンプレッサ52
から液冷媒を排出するようにしている。エンジン水温T
wが、基準水温Twt、たとえば40℃より高いときに
は、コンプレッサ52の内部に貯留されていた液冷媒が
自然に排出されて液冷媒の量が小量となり、その小量と
なっている状態でコンプレッサ52を作動させることに
なるので、液圧縮音を小さい音に制限することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両に搭載され
ている空調装置のコンプレッサに貯留される液冷媒を適
切に排出させることを可能とする制御装置を備える車両
用空調制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、たとえば、特開平8−197
938号公報(以下、第1の技術という。)に開示され
ているように、エンジンを停止させた状態で車両を長期
間屋外に放置した場合、日射による温度上昇の大きい車
室内と温度上昇の比較的に緩やかなエンジンルーム内の
温度差を原因として、空調システム内のコンプレッサに
液冷媒が貯留する現象が知られている。
【0003】また、同様な現象が、特開平6−3402
13号公報(以下、第2の技術という。)にも開示さ
れ、エンジン停止状態で車両を放置しておいた場合、通
常朝方から夕方にかけてはコンプレッサがコンデンサよ
りも低温となり、その間に、空調システム内の冷媒がコ
ンプレッサ内に流入して液冷媒として貯留されるとされ
ている。
【0004】実際に、図8A、図8Bに示す本願発明者
の実験結果に示すように、エンジンを停止させた状態に
おける夜間ソーク時(放置時)には、コンデンサ側に冷
媒が凝縮する。そのため、夜間ソーク時には、コンプレ
ッサ内部の液冷媒量(液量ともいう。)Lcが、図8A
の特性2に示すように、小量の状態となっている。
【0005】その一方、夜明け時tab頃から日射の影
響を受けて、図8Bの特性4に示すように、車室内の温
度(室温)が上昇する。その結果、車室内および車室内
近傍に配置された空調システム中の冷媒循環系の配管お
よびエバポレータの温度が徐々に上昇する。
【0006】これにより、エバポレータ側の内部圧力が
上昇し、コンデンサ側に液化した冷媒を押し上げる力が
発生し、冷媒がコンデンサの入口の設定高さを超える
と、いわゆるオイル戻しの関係から冷媒循環系の最下端
に配置されているコンプレッサ内部に液冷媒が逆流す
る。そのため、図8Aの特性2に示すように、夜明け時
tab以降に、日射等による温度上昇を原因としてコン
プレッサ内部の液冷媒量Lcが上昇する。なお、図8B
の特性4は、実験データを直線近似したデータである。
【0007】液冷媒Lcは、日射量の多い昼間ソーク時
に急激に増加し、その状態で長時間車両が放置された場
合、車両の熱容量および空調システムの熱容量の違いに
より、空調システム中、換言すれば、冷媒循環系中、温
度が最も低くなるコンプレッサ内部に貯留される液冷媒
量Lcが大量となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、液冷媒量L
cが満液状態{図8A中、液量(大)と記載されている
近傍}あるいは満液に近い状態で、かつ空調システムが
オフ状態にあるとき、エンジンが始動され、その後、高
速運転等がなされている場合を考える。
【0009】そして、この高速運転時等に、空調システ
ムが起動された場合、エンジンの回転をコンプレッサに
伝達するクラッチが前記コンプレッサに接続されてコン
プレッサ内部圧力が急激に上昇する、いわゆる液圧縮状
態となる。この液圧縮状態の発生時には、大きな異常音
(液圧縮音)が発生する。
【0010】そこで、このような液圧縮状態の発生を未
然に回避するため、上述した第1の技術では、エンジン
回転数が最も低いエンジン始動時にスタータモータによ
り空調用コンプレッサを強制的に駆動することで、コン
プレッサの中に溜まった液冷媒を遅い流速で液排出し、
それにより液圧縮音を低減するようにしている。
【0011】また、上述の第2の技術では、低水温起動
制御待ち時間(エンジン冷却水を利用してブロアファン
からの空気を暖めるようにした車両用空調装置で、エン
ジン始動時に、冷却水温が低くかつ外気温度が低い場合
には所定の待ち時間だけブロアファンを停止している時
間)に、空調装置が起動された場合には、エンジン完爆
後のエンジン回転数が低いときに空調用のコンプレッサ
を駆動して、液冷媒を排出し、液圧縮音を低減するよう
にしている。
【0012】しかしながら、上記第1の技術では、スタ
ータモータの出力の大きいものを使用する必要があり、
スタータモータのコストアップおよび重量増加並びに体
積増加の問題が発生する。
【0013】また、上記第2の技術では、低水温起動制
御待ち時間中に空調装置が起動された場合にのみ、空調
用のコンプレッサを強制的に駆動するようにしているの
で、その他の条件時には、液圧縮音の低減のための液冷
媒の排出がなされないという問題がある。また、この第
2の技術は、ファン制御が可能ないわゆるオートエアコ
ン(自動空調制御)時の制御であるため、いわゆるマニ
ュアルエアコン(手動空調制御)時には適用できないと
いう問題もある。
【0014】この発明はこのような課題を考慮してなさ
れたものであり、車両に搭載されている空調装置のコン
プレッサに貯留される液冷媒を適切に排出させ、液圧縮
音を低減することを可能とする車両用空調制御装置を提
供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この項では、理解の容易
化のために添付図面中の符号を付けて説明する。したが
って、この項に記載した内容がその符号を付けたものに
限定して解釈されるものではない。
【0016】この発明に係る車両用空調制御装置(1
0)は、エンジン(12)の始動を検出するエンジン始
動検出手段(36)と、前記エンジンの動力によりクラ
ッチ(54)を介して作動される空調用コンプレッサ
(52)と、前記空調用コンプレッサを作動可能状態に
する空調作動用スイッチ(24)と、エンジン水温(T
w)を検出する水温センサ(38)と、前記エンジン始
動検出手段、前記クラッチ、前記空調作動用スイッチ、
および前記水温センサに電気的に接続されて、前記クラ
ッチの接続・切断を切り換える制御手段(18)(1
6)とを備え、該制御手段は、前記エンジンの始動を検
出後に前記空調作動用スイッチがオン状態にされたこと
を検出した場合、前記エンジン水温が所定温度(Tw
t)より高いとき、前記クラッチを切断状態から接続状
態に切り換えて、前記空調用コンプレッサを作動させる
ことを特徴とする(請求項1記載の発明)。
【0017】この発明によれば、エンジンの始動を検出
後に空調作動用スイッチがオン状態にされたことを検出
した場合、エンジン水温が所定温度より高いことを条件
に、クラッチを切断状態から接続状態に切り換えて空調
用コンプレッサを作動させ、コンプレッサから液冷媒を
排出するようにしている。
【0018】エンジン水温が所定温度、たとえば40℃
より高いときには、コンプレッサ内部に貯留されていた
液冷媒が自然に排出されて液冷媒の量が小量となり、そ
の小量となっている状態で空調用コンプレッサを作動さ
せることになるので、液圧縮音を小さい音に制限するこ
とができる。また、出力の大きいスタータモータを使用
してコンプレッサを作動させる必要もない。
【0019】また、この発明は、エンジンの始動を検出
するエンジン始動検出手段と、前記エンジンの動力によ
りクラッチを介して作動される空調用コンプレッサと、
前記空調用コンプレッサを作動可能状態にする空調作動
用スイッチと、エンジン水温を検出する水温センサと、
前記エンジンの吸気温(Tab)を検出する吸気温セン
サ(39)と、前記エンジン始動検出手段、前記クラッ
チ、前記空調作動用スイッチ、前記水温センサ、および
前記吸気温センサに電気的に接続されて、前記クラッチ
の接続・切断を切り換える制御手段とを備え、前記制御
手段は、前記エンジンの始動を検出後に前記空調作動用
スイッチがオン状態にされたことを検出した場合、前記
エンジン吸気温が所定温度(Tabt)以上の温度であ
って、かつ前記エンジン吸気温が前記エンジン水温の所
定倍(k1)以下の温度であったときに、前記クラッチ
を切断状態から接続状態に切り換えて、前記空調用コン
プレッサを作動させることを特徴とする(請求項2記載
の発明)。
【0020】この発明によれば、エンジン吸気温が、た
とえば、40℃以上の温度であって、エンジン水温に対
するエンジン吸気温の比が、たとえば、1.4倍以下で
あったときに空調用コンプレッサを作動させるようにし
ている。このように制御することで、液冷媒量が所定量
以下のときに空調用コンプレッサを起動することが可能
となり、液圧縮音を小さい音に制限することができる。
また、出力の大きいスタータモータを使用する必要もな
い。
【0021】この発明の車両用空調制御装置は、エンジ
ンの始動を検出するエンジン始動検出手段と、前記エン
ジンの動力によりクラッチを介して作動される空調用コ
ンプレッサと、前記空調用コンプレッサを作動可能状態
にする空調作動用スイッチと、エンジン水温を検出する
水温センサと、車室内の室温(Tr)を検出する室温セ
ンサ(23)と、前記エンジン始動検出手段、前記クラ
ッチ、前記空調作動用スイッチ、前記水温センサ、およ
び前記室温センサに電気的に接続されて、前記クラッチ
の接続・切断を切り換える制御手段とを備え、前記制御
手段は、前記エンジンの始動を検出後に前記空調作動用
スイッチがオン状態にされたことを検出した場合、前記
室温が前記エンジン水温の所定倍(k2)以下の温度で
あったときに、前記クラッチを切断状態から接続状態に
切り換えて、前記空調用コンプレッサを作動させること
を特徴とする(請求項3記載の発明)。
【0022】この発明によれば、、前記エンジンの始動
を検出後に前記空調作動用スイッチがオン状態にされた
ことを検出した場合、前記エンジン水温に対する前記室
温の比が、たとえば、1.2倍以下であったときに、空
調用コンプレッサを作動させるようにしている。このよ
うに制御することで、液冷媒量が所定量以下のときに空
調用コンプレッサを起動することが可能となり、液圧縮
音を小さい音に制限することができる。また、出力の大
きいスタータモータを使用する必要もない。
【0023】この発明の車両用空調制御装置は、エンジ
ンの始動を検出するエンジン始動検出手段と、前記エン
ジンの動力によりクラッチを介して作動される空調用コ
ンプレッサと、前記空調用コンプレッサを作動可能状態
にする空調作動用スイッチと、エンジン水温を検出する
水温センサと、前回のエンジン停止時から今回のエンジ
ン始動時までの経時時間であるエンジン停止時間(t
a)を計時するエンジン停止時間計時手段(40a)
と、前記エンジン始動検出手段、前記クラッチ、前記空
調作動用スイッチ、前記水温センサ、および前記エンジ
ン停止時間計時手段に電気的に接続されて、前記クラッ
チの接続・切断を切り換える制御手段とを備え、前記制
御手段は、前記エンジンの始動を検出後に前記空調作動
用スイッチがオン状態にされたことを検出した場合、前
記エンジン水温が所定温度以下の温度であって、かつ前
記エンジン停止時間が所定時間以下の時間であったとき
に、前記クラッチを切断状態から接続状態に切り換え
て、前記空調用コンプレッサを作動させることを特徴と
する(請求項4記載の発明)。
【0024】この発明によれば、前記エンジンの始動を
検出後に前記空調作動用スイッチがオン状態にされたこ
とを検出した場合、エンジン水温が所定温度、たとえば
40℃以下の温度であったときでも、エンジン停止時
間が所定時間、たとえば4時間以下の時間である場合に
は、液冷媒量が少ないと判定して空調用コンプレッサを
作動させ、液冷媒を排出するようにしている。このた
め、コンプレッサ液冷媒量が所定量以下のときに、空調
用コンプレッサを起動することが可能となり、液圧縮音
を小さい音に制限することができる。また、出力の大き
いスタータモータを使用する必要もない。
【0025】この発明の車両用空調制御装置は、エンジ
ンの始動を検出するエンジン始動検出手段と、前記エン
ジンの動力によりクラッチを介して作動される空調用コ
ンプレッサと、前記空調用コンプレッサを作動可能状態
にする空調作動用スイッチと、エンジン水温を検出する
水温センサと、前記エンジンの吸気温を検出する吸気温
センサと、前回のエンジン停止時から今回のエンジン始
動時までの経時時間であるエンジン停止時間(tb)を
計時するエンジン停止時間計時手段(40b)と、前記
エンジン始動検出手段、前記クラッチ、前記空調作動用
スイッチ、前記水温センサ、前記吸気温センサ、および
前記エンジン停止時間計時手段に電気的に接続されて、
前記クラッチの接続・切断を切り換える制御手段とを備
え、前記制御手段は、前記エンジンの始動を検出後に前
記空調作動用スイッチがオン状態にされたことを検出し
た場合、前記エンジン吸気温が所定温度以上の温度であ
り前記エンジン吸気温が前記エンジン水温の所定倍以下
の温度であって、かつ前記エンジン停止時間が所定時間
以下の時間であったときに、前記クラッチを切断状態か
ら接続状態に切り換えて、前記空調用コンプレッサを作
動させることを特徴とする(請求項5記載の発明)。
【0026】この発明によれば、エンジン始動時に、空
調作動用スイッチがオン状態とされたとき、前記エンジ
ン吸気温が所定温度以上の温度(たとえば、40℃以
上)であり前記エンジン吸気温が前記エンジン水温の所
定倍以下(たとえば、Ta/Twが1.4倍以下)の温
度であるときであって、かつ前記エンジン停止時間が所
定時間以下の時間、例えば、4時間以下の時間であった
ときに、前記クラッチを切断状態から接続状態に切り換
えて、前記空調用コンプレッサを作動させるようにして
いる。
【0027】この結果、液冷媒量が所定量以下のときに
空調用コンプレッサを起動することが可能となり、液圧
縮音を小さい音に制限することができる。また、出力の
大きいスタータモータを使用する必要もない。
【0028】この発明によれば、エンジンの始動を検出
するエンジン始動検出手段と、前記エンジンの動力によ
りクラッチを介して作動される空調用コンプレッサと、
前記空調用コンプレッサを作動可能状態にする空調作動
用スイッチと、エンジン水温を検出する水温センサと、
前記エンジンの回転数(Ne)を検出するエンジン回転
数センサ(36)とを備え、前記エンジン始動検出手
段、前記クラッチ、前記空調作動用スイッチ、前記水温
センサ、および前記エンジン回転数センサに電気的に接
続されて、前記クラッチの接続・切断を切り換える制御
手段とを備え、該制御手段は、前記エンジンの始動を検
出後に前記空調作動用スイッチがオン状態にされたこと
を検出した場合、前記エンジン水温が所定温度より低い
ときであって、かつ前記エンジン回転数が所定回転数
(Net)以下のとき、前記クラッチを切断状態から接
続状態に切り換えて、前記空調用コンプレッサを作動さ
せることを特徴とする(請求項6記載の発明)。
【0029】この発明によれば、エンジン始動時に空調
作動用スイッチがオン状態とされたとき、エンジン水温
が所定温度、たとえば35℃以下であって、エンジン回
転数が所定回転数、たとえば2580rpm以下である
場合には、液冷媒量が所定量以下であると判定するとと
もに空調用コンプレッサを比較的低回転数で起動するこ
とが可能となり、液圧縮音を小さい音に制限することが
できる。また、出力の大きいスタータモータを使用する
必要もない。
【0030】この発明の車両用空調制御装置は、エンジ
ンの始動を検出するエンジン始動検出手段と、前記エン
ジンの動力によりクラッチを介して作動される空調用コ
ンプレッサと、前記空調用コンプレッサを作動可能状態
にする空調作動用スイッチと、エンジン水温を検出する
水温センサと、前記エンジンの吸気温を検出する吸気温
センサと、前記エンジンの回転数を検出するエンジン回
転数センサとを備え、前記エンジン始動検出手段、前記
クラッチ、前記空調作動用スイッチ、前記水温センサ、
前記吸気温センサおよび前記エンジン回転数センサに電
気的に接続されて、前記クラッチの接続・切断を切り換
える制御手段とを備え、前記制御手段は、前記エンジン
の始動を検出後に、前記空調作動用スイッチがオン状態
にされたことを検出した場合、前記エンジン吸気温が所
定温度以上の温度であり、前記エンジン吸気温が前記エ
ンジン水温の所定倍以下の温度であって、かつ前記エン
ジン回転数が所定回転数以下のときに、前記クラッチを
切断状態から接続状態に切り換えて、前記空調用コンプ
レッサを作動させることを特徴とする(請求項7記載の
発明)。
【0031】この発明によれば、エンジン始動時に空調
作動用スイッチがオン状態とされたときに、前記エンジ
ン吸気温が所定温度以上の温度であり、前記エンジン吸
気温が前記エンジン水温の所定倍以下の温度であって、
かつ前記エンジン回転数が所定回転数以下のときには、
液冷媒量が所定量以下であると判定して、空調用コンプ
レッサを起動することが可能となり、液圧縮音を小さい
音に制限することができる。また、出力の大きいスター
タモータを使用する必要がない。
【0032】この発明の車両用空調制御装置は、エンジ
ンの始動を検出するエンジン始動検出手段と、前記エン
ジンの動力によりクラッチを介して作動される空調用コ
ンプレッサと、前記空調用コンプレッサを作動可能状態
にする空調作動用スイッチと、エンジン水温を検出する
水温センサと、車室内の室温を検出する室温センサと、
前記エンジンの回転数を検出するエンジン回転数センサ
と、前記エンジン始動検出手段、前記クラッチ、前記空
調作動用スイッチ、前記水温センサ、前記室温センサ、
および前記エンジン回転数センサに電気的に接続され
て、前記クラッチの接続・切断を切り換える制御手段と
を備え、前記制御手段は、前記エンジンの始動を検出後
に前記空調作動用スイッチがオン状態にされたことを検
出した場合、前記室温が前記エンジン水温の所定倍以下
の温度であって、かつ前記エンジン回転数が所定回転数
以下のときに、前記クラッチを切断状態から接続状態に
切り換えて、前記空調用コンプレッサを作動させること
を特徴とする(請求項8記載の発明)。
【0033】この発明によれば、エンジン始動時に空調
作動用スイッチがオン状態とされたとき、室温がエンジ
ン水温の所定倍以下の温度であって、かつエンジン回転
数が所定回転数以下のときに、液冷媒量が所定量以下で
あると判定するとともに比較的低回転数で空調用コンプ
レッサを起動することが可能となり、液圧縮音を小さい
音に制限することができる。また、出力の大きいスター
タモータを使用する必要もない。
【0034】この発明の車両用空調制御装置は、エンジ
ンの始動を検出するエンジン始動検出手段と、前記エン
ジンの動力によりクラッチを介して作動される空調用コ
ンプレッサと、前記空調用コンプレッサを作動可能状態
にする空調作動用スイッチと、エンジン水温を検出する
水温センサと、前記エンジンの回転数を検出するエンジ
ン回転数センサと、前記エンジンの始動時からの経過時
間を計時するエンジン動作時間計時手段と、前記エンジ
ン始動検出手段、前記クラッチ、前記空調作動用スイッ
チ、前記水温センサ、前記エンジン回転数センサ、およ
び前記エンジン動作時間計時手段に電気的に接続され
て、前記クラッチの接続・切断を切り換える制御手段と
を備え、該制御手段は、前記エンジンの始動を検出後に
前記空調作動用スイッチがオン状態にされたことを検出
した場合、前記エンジン水温が所定温度より低いときで
あって、かつ前記エンジン回転数が所定回転数以上のと
き、前記エンジン動作時間が所定時間以上経過している
ことを条件に、前記クラッチを切断状態から接続状態に
切り換えて、前記空調用コンプレッサを作動させること
を特徴とする(請求項9記載の発明)。
【0035】この発明によれば、エンジン始動時に空調
作動用スイッチがオン状態とされたとき、コンプレッサ
液冷媒量が所定量以下のときに、エンジン水温が所定温
度より低いときであって、かつ前記エンジン回転数が所
定回転数以上のとき、エンジン動作時間が所定時間以上
経過していることを条件として液冷媒量が所定量以下で
あると判定して空調用コンプレッサを起動することが可
能となり、液圧縮音を小さい音に制限することができ
る。また、出力の大きいスタータモータを使用する必要
もない。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態に
ついて図面を参照して説明する。
【0037】図1は、この発明の一実施の形態が適用さ
れた車両用空調制御装置10の構成を示している。
【0038】この車両用空調制御装置10は、基本的に
は、内燃機関であるエンジン12と、このエンジン12
により駆動される空調システム(液冷媒循環システムと
もいう。)14と、この空調システム14にクラッチ信
号(クラッチ接続・切断信号)Scを供給する制御装置
(制御手段)であるエンジンECU18と、エンジンE
CU18に空調システム制御用の信号(空調信号あるい
はエアコン信号)Saを供給する制御装置(制御手段)
である空調ECU(エアコンECUともいう。)16と
から構成されている。
【0039】エンジンECU18と空調ECU16は、
ともに、CPU(中央処理装置)、ROM(読出専用メ
モリ)、RAM(ランダムアクセスメモリ)、A/Dコ
ンバータ、出力インタフェース等を有するマイクロコン
ピュータにより構成されている。エンジンECU18と
空調ECU16は、1個のECUに統合することもでき
る。
【0040】空調ECU16には、外気取り入れ口近傍
に配置されている外気温センサ(外気センサともい
う。)21からの外気温度(外気温信号あるいは外気温
情報ともいう。)Tair[℃]、日射量センサ22か
らの日射量(日射量信号あるいは日射量情報ともい
う。)Sb[kcal/m2・min]、室温センサ
(内気センサともいう。)23からの内気温度(内気温
度信号、内気温度情報あるいは室温ともいう。)Tr
[℃]、空調作動用スイッチ(エアコン作動用スイッチ
ともいう。)24からのエアコンオンオフ信号(空調オ
ンオフ信号ともいう。)や温度設定信号やオートエアコ
ンとマニュアルエアコンの切り換え信号、ファンオンオ
フ信号等の情報からなる空調作動用スイッチ信号Ssが
供給される。
【0041】なお、この明細書において、空調作動用ス
イッチ24とは、空調システム14のオンオフを切り換
えるための空調スイッチに限らず、たとえ、空調スイッ
チがオフ状態であっても空調システム14を作動可能状
態にするための、換言すれば、空調用コンプレッサ52
を作動可能状態にするためのファンスイッチ等、空調用
コンプレッサ52(空調システム14)を作動可能状態
とする全てのスイッチを含んでいる。
【0042】空調ECU16は、これらの情報および信
号に基づき、空調システム14を制御しかつ駆動する。
【0043】空調ECU16からの空調作動用スイッチ
信号Ssの内容を含むエアコン信号(空調信号)Sa
は、エンジンECU18に供給される。エンジンECU
18は、エアコン信号Saとその他の信号に基づいてオ
ン(接続)オフ(切断)するクラッチ信号Scを、空調
システム14を構成するコンプレッサ(空調用コンプレ
ッサ)52の電磁クラッチ54に出力する。
【0044】ここで、エンジンECU18には、イグニ
ッションスイッチ32からのイグニッション信号Ig
と、バッテリ34からのバッテリ電圧(バッテリ電圧情
報あるいはバッテリ電圧信号ともう。)Vbと、エンジ
ン回転数センサ36からのエンジン回転数(エンジン回
転数信号あるいはエンジン回転数情報ともいう。)Ne
[rpm]と、水温センサ38からの水温(水温信号あ
るいは水温情報ともいう。)Tw[℃]と、エンジン吸
気温センサ39からのエンジン吸気温(エンジン吸気温
信号あるいはエンジン吸気情報ともいう。)Tab等と
が供給されている。
【0045】また、エンジンECU18は、時間を計時
する計時手段としてのタイマ40を備えている。なお、
タイマ40は、完爆タイマ40aと放置タイマ40bの
2つのタイマから構成され、完爆タイマ40aは、エン
ジン12の完爆時から計時を開始し、エンジン12の停
止時あるいはクラッチ信号Scがオフ状態からオン状態
に変化したときにリセットされる。放置タイマ40b
は、エンジン12の停止時に計時を開始し、クラッチ信
号Scがオン状態からオフ状態に変化したときにリセッ
トされる。完爆タイマ40aは、エンジン動作時間計時
手段として機能し、始動時からのエンジン動作時間ta
を出力する。また、放置タイマ40bは、エンジン停止
時間計時手段として機能し、エンジン停止時間tbを出
力する。
【0046】エンジンECU18は、外部から供給され
る信号および(または)タイマ40による計時情報とに
基づき、クラッチ信号Scの状態(オン状態:クラッチ
54を接続させるための状態、あるいはオフ状態:クラ
ッチ54を切断させるための状態)を決定する。
【0047】エンジンECU18と空調ECU16によ
り制御される空調システム14は、基本的には、以下の
ように構成される。
【0048】すなわち、供給される比較的低温低圧のガ
ス冷媒を圧縮して高温高圧(たとえば、約80℃、15
kgf/cm2)のガスとして出力するコンプレッサ5
2と、コンプレッサ52により高温高圧のガスとされた
冷媒を外気によって冷却して液冷媒(たとえば、約60
℃、15kgf/cm2)として出力するコンデンサ
(凝縮器ともいう。)56と、コンデンサ56により高
温高圧とされた液冷媒を通路を絞り込んだ小さな穴から
噴射させ急激に膨張させて気化作用による低温低圧(た
とえば、約0℃、2kgf/cm2)の霧状の冷媒を出
力するエキスパンションバルブ(膨張弁ともいう。)5
8と、内部を通過する低温低圧の霧状冷媒により配管の
表面に接する高温の室内空気から熱を奪い室内気を冷や
すための熱交換作用を行い、かつ冷媒を気化させてコン
プレッサ52へもどすエバポレータ(蒸発器ともい
う。)60とを備えて構成される。
【0049】なお、エバポレータ60に対向してブロア
ファン68が配置され、このブロアファン68は空調E
CU16により制御される。
【0050】また、コンデンサ56とエキスパンション
バルブ58との間には、実際には、コンデンサ56から
供給される高温高圧の液化冷媒を一時的に蓄えて必要量
を出力する図示していないレシーバタンクが配置されて
いる。
【0051】コンプレッサ52は、エンジンECU18
から供給されるクラッチ信号Scのオン状態によりクラ
ッチ54が接続されたときに、エンジン12からクラン
クプーリ64および駆動ベルト44を介して駆動され
る。
【0052】ここで、内燃機関であるエンジン12は、
イグニッションスイッチ32のオン操作に応じてバッテ
リ34からのバッテリ電圧Vbがスタータモータ(モー
タダイナモ)66に供給されたとき、そのスタータモー
タ66の回転によりクランキングされて完爆状態となり
始動される。スタータモータ66は、エンジン12の始
動後に発電機として動作し、バッテリ34に充電電流を
供給する。
【0053】図1に示すように、車両用空調制御装置1
0中、エバポレータ60と、図示していないダンパによ
り切り換えられて導入される内気あるいは外気をエバポ
レータ60に吹き付けるブロアファン68と、エキスパ
ンションバルブ58とは、車室内70に配置されてい
る。
【0054】この発明の一実施の形態が適用された車両
用空調制御装置10は、基本的には以上のように構成さ
れる。
【0055】次に、上述の車両用空調制御装置10の動
作について説明する前に、この実施の形態における空調
用コンプレッサ52のクラッチ54のクラッチ信号Sc
による接続・切断の判定基準について説明する。
【0056】図2A、図2Dは、ぞれぞれ上述した図8
A、図8Bの特性2、4を再掲したものである。
【0057】理解の容易化のために、再度説明すれば、
図2A、図2Dの実験結果に示すように、エンジン12
を停止させた状態における夜間ソーク時(放置時)に
は、コンデンサ56側に冷媒が凝縮する。そのため、コ
ンプレッサ52内部の液冷媒量(液量ともいう。)Lc
が、特性2に示すように、小量の状態となっている。
【0058】その一方、夜明け時tab頃から日射等の
影響を受けて、特性4に示すように、車室内70の温度
(室温)Trが上昇する。
【0059】その結果、車室内70および車室内近傍に
配置された空調システム14中の冷媒循環系の配管およ
びエバポレータ60の温度が徐々に上昇する。これによ
り、エバポレータ60側の内部圧力が上昇し、コンデン
サ56側に液化した冷媒を押し上げる力が発生し、冷媒
がコンデンサ56の入口の設定高さを超えると、いわゆ
るオイル戻しの関係から冷媒循環系の最下端に配置され
ているコンプレッサ52の内部に液冷媒が逆流する。そ
のため、図2Aの特性2に示すように、夜明け時tab
以降に、日射の影響に基づきコンプレッサ52内部の液
冷媒量Lcが上昇する。
【0060】コンプレッサ52に貯留される液冷媒の増
加量は、日射量の多い昼間ソーク時に急激に増加し、そ
の状態で長時間車両が放置された場合、車両の熱容量お
よび冷媒循環系の熱容量の違いにより、冷媒循環系中、
温度が最も低くなるコンプレッサ52内部の液冷媒量L
cが大量となる。なお、図2Aの液冷媒軸上符号
(大)、(小)は、それぞれ満液状態、およびほとんど
液のない状態近傍を示す。
【0061】コンプレッサ52内部の液冷媒量Lcが大
量であるとき、具体的には、満量あるいは満量に近い状
態において、コンプレッサ52のクラッチ54が接続さ
れた場合であって、エンジン回転数が、たとえば、30
00[rpm]以上であったとき異常に大きい液圧縮音
が発生する。この液圧縮音の音の大きさを所定値より小
さくするためには、コンプレッサ52内部の液冷媒量L
cが、たとえば、図2Aに示すように、所定の閾値であ
る基準冷媒量Lt(図2例では、満量の約3/4程度の
量)以下のときにのみコンプレッサ52のクラッチ54
が接続されるようにすればよい。
【0062】なお、この基準冷媒量Ltは、液圧縮音の
許容大きさ等により、その値を、たとえば、満量の75
%以内の値に任意に設定することができる。
【0063】そこで、コンプレッサ52のクラッチ54
の接続・切断の判定基準としては、コンプレッサ52内
部の液冷媒量Lcが、基準冷媒量Ltに対して少ない状
態、すなわちLc<Ltの状態である場合にクラッチ5
4を接続すれば、液圧縮音の大きさを許容大きさ以下の
大きさにできることが分かる。
【0064】なお、コンプレッサ52内部の液冷媒量L
cを実車により実測することは困難であるので、ここで
は、以下に説明するような、いわゆる置換判定を用いる
こととする。
【0065】図2Bは、エンジン12が停止中の、夜間
ソーク時から昼間ソーク時におけるエンジン吸気温Ta
bとエンジン水温Twのそれぞれ変化特性82(白
丸)、84(黒丸)を示している。
【0066】同様に、図2Cは、エンジン12が停止中
の、夜間ソーク時から昼間ソーク時における室温センサ
23による室温Trと、エバポレータ60、コンデンサ
56、およびコンプレッサ52のそれぞれのケーシング
上での温度であるエバポレータ温度Tev、コンデンサ
温度Tcon、コンプレッサ温度Tcompのそれぞれ
の特性85(白丸)、86(黒丸)、87(白四角)、
88(白三角)を示している。なお、図2Bの特性82
を直線近似した特性が図2Dに示す特性4である。
【0067】以下、まず、図2A〜図2Dに示した特性
に基づき決定されるコンプレッサ52内部の液冷媒量L
cの基本的な置換判定条件を説明する。この図2A〜図
2Dにおいて、経過時間(h)の時間軸は、2時間毎と
しているが、この時間は、日射時間や季節によって変動
するので、その変動条件も含めて置換判定条件を、空調
ECU16あるいはエンジンECU18の記憶手段であ
るROMに設定して記憶することが可能である。なお、
ROMとしては、書き換え可能なフラッシュROM等を
使用することができる。
【0068】第1の基本的な置換判定条件としては、エ
ンジン完爆後に、空調作動用スイッチ24がオフ状態か
らオン状態に切り換えられたことを検出した場合、測定
しているエンジン水温Twが、予め測定してある所定の
閾値である基準水温Twt(たとえば、Twt=40
℃)を超えたときにクラッチ信号Scをオフ状態からオ
ン状態として空調システム14を始動させる。
【0069】その理由は、エンジン完爆後にエンジン水
温Twが比較的温度の高い基準水温Twtに達している
状態では、すでにエンジンルームの温度が上昇してお
り、結果としてコンプレッサ52内の冷媒温度が上昇
し、コンプレッサ52内部の液冷媒がエバポレータ60
側あるいはコンデンサ56側に自然と流れる。その結
果、コンプレッサ52内の液冷媒量Lcが、基準冷媒量
Lt以下になっているからである。
【0070】第2の基本的な置換判定条件としては、エ
ンジン完爆後に、空調作動用スイッチ24がオフ状態か
らオン状態に切り換えられたことを検出した場合、測定
しているエンジン吸気温Tabが、予め測定してある所
定の閾値である基準エンジン吸気温Tabt(たとえ
ば、Tabt=40℃)以上の温度であって、かつエン
ジン吸気温Tabがエンジン水温Twの所定倍k1(た
とえば、k1=1.4)以下の温度であったときに
[(Tab/Tw)<k1]、クラッチ信号Scをオフ
状態からオン状態として空調システム14を始動させ
る。
【0071】その理由は、図2A、図2Bから分かるよ
うに、エンジン吸気温Tabとエンジン水温Twとが所
定比率より小さければ、コンプレッサ52内部の液冷媒
量Lcは、小量であるとみなせるからである。なお、比
率に代えて差を用いることができる。
【0072】第3の基本的な置換判定条件としては、エ
ンジン完爆後に、空調作動用スイッチ24がオフ状態か
らオン状態に切り換えられたことを検出した場合で、上
述した第1および第2の基本的な置換判定条件が満足さ
れていないときでも、測定されるエンジン回転数Ne
が、予め測定してある所定の閾値である比較的低い回転
数(基準回転数という。)Net、たとえば、Net=
2580rpm以下であったときには、液圧縮音が所定
以下の音になることから、クラッチ信号Scをオフ状態
からオン状態として空調システム14を始動させる。
【0073】第4の基本的な置換判定条件としては、エ
ンジン完爆後に、空調作動用スイッチ24がオフ状態か
らオン状態に切り換えられたことを検出した場合で、上
述した第1〜第3の基本的な置換判定条件が満足されて
いないときでも、エンジン完爆後の経過時間(エンジン
動作時間)taが、予め測定してある所定時間(基準時
間ともいう。)tat、たとえばtat=3[分]以下
の時間である場合には、クラッチ信号Scをオフ状態か
らオン状態として空調システム14を始動させる。
【0074】その理由は、図3に示すように、完爆後の
経過時間tmと液冷媒量Lcとの関係を示す特性10
2、104から、完爆後から基準時間tmtを経過した
ときには、液冷媒量Lcが基準冷媒量Ltより小量とな
るからである。なお、特性102は、0℃ソーク後の走
行時における液冷媒量Lcの減衰のしかたを示してお
り、特性104は、25℃ソーク後の走行時における液
冷媒量Lcの減衰のしかたを示している。
【0075】次に、上述した基本的な第1〜第4の判定
基準およびこれらから派生する判定基準で動作する図1
例の動作について、図4以降のフローチャートに基づき
説明する。なお、このフローチャートに係るプログラム
は、エンジンECU18あるいは空調ECU16のRO
M内に格納され、CPUにより読み出されて実行される
プログラムである。
【0076】まず、ステップS1では、エンジン停止時
において、イグニッションスイッチ32が操作されたか
どうかをイグニッション信号Siのオンオフにより判断
する。なお、エンジン停止時には、クラッチ信号Scが
オフ状態とされコンプレッサ52のクラッチ54は切断
状態となっている。
【0077】イグニッション信号Siがオン状態とされ
たことを検出した場合には、ステップS2において、ス
タータモータ66を起動する。このスタータモータ66
の起動により、エンジン12のクランキングがなされ
る。
【0078】そして、エンジン12がかかったとき、す
なわち、ステップS3の処理において、たとえばエンジ
ン回転数Neの値によりエンジン12が完爆状態となっ
たことを判定したとき、ステップS4において、完爆タ
イマ40aによる計時が開始される。
【0079】次に、ステップS5では、空調作動用スイ
ッチ24のオンオフ状態等を空調作動用スイッチ信号S
sの状態により検出する。この場合、空調作動用スイッ
チ24がディスクリート部品としての機械的スイッチで
ある場合には、空調ECU16は、空調作動用スイッチ
信号Ssのオンオフ状態を確かめるが、空調作動用スイ
ッチ24が、いわゆるソフトスイッチである場合には、
空調ECU16内の記憶装置であるRAM(バッテリ3
4によりバックアップされている。)あるいはフラッシ
ュROMから、前回エンジン停止時に設定されていて、
これらRAM等に記憶されている空調作動用スイッチ信
号Ssの状態を読み出す。
【0080】そして、ステップS5の判定が成立した場
合、換言すれば、エンジン完爆時に既に空調作動用スイ
ッチ24がオン状態とされていた場合には、ステップS
6において、通常の制御を行う。
【0081】この通常制御では、エンジン完爆時の低回
転時に、クラッチ信号Scをオン状態とし、クラッチ5
4を接続させる。このとき、コンプレッサ52は、低速
で回転するので、たとえ、コンプレッサ52内に大量の
液冷媒が貯留されていたとしても、ゆっくり排出され、
その排出に伴う液圧縮音はきわめて小さな音となる。
【0082】その一方、ステップS5の判定が成立して
いない場合には、換言すれば、エンジン完爆時に空調作
動用スイッチ24がオフ状態となっていた場合には、ス
テップS7において、各種の計測信号を取り込み、空調
ECU16内のRAMに記憶する。
【0083】取り込まれる計測信号は、外気温センサ2
1からの外気温度Tair[℃]、日射量センサ22か
らの日射量Sb[kcal/m2・min]、室温セン
サ23からの内気温度Tr[℃]、空調作動用スイッチ
24からの空調作動用スイッチ信号Ss、イグニッショ
ンスイッチ32からのイグニッション信号Ig、バッテ
リ34からのバッテリ電圧Vb、エンジン回転数センサ
36からのエンジン回転数Ne[rpm]、水温センサ
38からの水温Tw[℃]、エンジン吸気温センサ39
からのエンジン吸気温Tab、完爆タイマ40aと放置
タイマ40bの計時時間等である。
【0084】次に、ステップS8では、空調作動用スイ
ッチ24がオン状態とされたかどうかを空調作動用スイ
ッチ信号Ssの状態により判定する。空調作動用スイッ
チ24がオフ状態であった場合には、ステップS7の計
測信号の取り込み処理にもどる。
【0085】ステップS8の判定において、空調作動用
スイッチ24がオフ状態からオン状態に切り換えられた
ことを検出した場合、コンプレッサ52のクラッチ54
の接続時期を決定するための各種判定および処理を行
う。
【0086】そこで、まず、ステップS9の判定処理が
行われる。このステップS9では、ステップS7の処理
で検出されたエンジン水温Twが、基準水温Twtを超
えたとき(Tw>Twt)、すなわち、上述した第1の
基本的な置換判定条件を満足したとき、ステップS10
においてクラッチ信号Scをオフ状態からオン状態とす
る。
【0087】クラッチ信号Scがオン状態にされると電
磁クラッチ54が接続され、コンプレッサ52が、エン
ジン12からクランクプーリ64および駆動ベルト44
を介して始動され駆動される。これにより、空調システ
ム14が作動する。この場合、上述したように、エンジ
ン完爆後にエンジン水温Twが基準水温Twtに達して
いる状態では、すでにエンジンルームの温度が上昇して
おり、結果としてコンプレッサ52内の冷媒温度が上昇
し、コンプレッサ52内部の液冷媒がエバポレータ60
側あるいはコンデンサ56側に自然と流れるので、コン
プレッサ52内の液冷媒量Lcが、基準冷媒量Lt以下
になっており、液圧縮音が比較的に小さい音とされる。
【0088】ステップS9の判定が成立していない場合
には、次に、ステップS11の判定処理が行われる。こ
のステップS11において、ステップS7の処理により
検出されたエンジン吸気温Tabが、所定の閾値である
基準エンジン吸気温Tabt以上の温度であって、かつ
エンジン吸気温Tabがエンジン水温Twの所定倍k1
以下の温度であったとき[(Tab/Tw)<k1]、
すなわち、上述した第2の基本的な置換判定条件を満足
したとき、ステップS10においてクラッチ信号Scを
オフ状態からオン状態としてコンプレッサ52を始動さ
せて空調システム14を始動させる。
【0089】この場合においても、上述したように、エ
ンジン吸気温Tabとエンジン水温Twとが所定比率よ
り小さければ、コンプレッサ52内部の液冷媒量Lcは
小量であるとみなせるので(図2B、図2C参照)、液
圧縮音を比較的に小さい音とすることができる。
【0090】ここで、上述したステップS9の判定処理
とステップS11の判定処理とは、順序を入れ替えるこ
とが可能である。
【0091】ステップS9、S11の判定がともに成立
していない場合には、ステップS12の判定処理が行わ
れる。このステップS12において、ステップS7の処
理により検出されたエンジン回転数Neが、基準回転数
Net以下であったとき(Ne<Net)、すなわち、
上述した第3の基本的な置換判定条件を満足したとき、
液圧縮音が所定以下の音になることから、ステップS1
0の処理においてクラッチ信号Scをオフ状態からオン
状態として空調システム14を始動させる。
【0092】ステップS9、S11、S12の判定が成
立していない場合には、ステップS13の判定処理が行
われる。このステップS13において、ステップS7の
処理により完爆タイマ40aにより検出されたエンジン
完爆後の経過時間(エンジン動作時間)taが、基準時
間tatに対してta>tatの条件を満足している場
合、すなわち上述の第4の基本的な置換判定条件を満足
したとき、クラッチ信号Scをオフ状態からオン状態と
して空調システム14を始動させる。
【0093】この場合、完爆後から所定時間tatを経
過したときには、液冷媒量Lcが基準冷媒量Ltより小
量となっているので(図3参照)、たとえ、エンジン回
転数Neが基準回転数Netより高い回転数であって
も、液圧縮音が比較的小さな音となる。
【0094】もし、ステップS8の処理において、空調
作動用スイッチ24がオン状態になったことが検出され
た後、ステップS9、S11、S12、S13までの判
定処理がいずれも成立していなかった場合には、ステッ
プS7、S8、S9、S11、S12、S13の処理を
繰り返す。
【0095】なお、ステップS1〜S13までの処理
は、数百[msec]程度以内のきわめて短い時間で判
定される。
【0096】この場合、ステップS9、S11〜S13
の判定処理がいずれも成立していなかった場合には、ド
ライバー等の乗員に対して、搭載ラジオのスピーカを利
用しての音声、あるいは搭載ナビゲーションシステム等
の画面を利用しての表示により、空調システム14の特
性から非常に大きな音が発生する可能性があるとして空
調システム14を作動させないことを知らせる。
【0097】この場合、エンジン水温Twの上昇傾向を
予測して、約何分後に空調システム14がオン状態にな
るのかを、上記音声等により知らせることもできる。
【0098】このように上述の実施の形態によれば、車
両に搭載されている車両用空調制御装置10を構成する
コンプレッサ52に貯留されている液冷媒を適切に排出
させた後に、コンプレッサ52が始動するようにしてい
るので、液圧縮音を低減することできる。
【0099】図5は、図1例の車両用空調制御装置10
に適用される他の置換判定条件が組み込まれた制御方法
の手順を示すフローチャートである。
【0100】この図5に示すフローチャートと図4に示
したフローチャート中、同一の手順には、同一のステッ
プ番号を付けてその詳細な説明は省略する。
【0101】そして、図5のフローチャートは、図4に
示したフローチャートに対して、ステップ11の処理を
ステップS11Aの処理に代替した点で異なる。なお、
図5に示すように、ステップS11Aの処理のシンボル
は、変更処理であることを明確にするために2重菱形で
示している。
【0102】このステップS11Aの処理では、ステッ
プS7の処理で取り込んだ計測信号中、室温センサ23
からの内気温度Trと、エンジン水温センサ38からの
エンジン水温Twとから、エンジン水温Twに対する内
気温度(室温)Trの比がk2倍以下であったときに
[(Tr/Tw)<k2]、空調システム14を作動さ
せるようにしている。エンジン水温Twが相対的に高
い、または内気温度Trが相対的に低い場合には、液冷
媒量Lcが小量となっているので、液冷媒量Lcが所定
量以下のときにコンプレッサ52を起動することが可能
となり、液圧縮音を小さい音に制限することができる。
【0103】図6は、図1例の車両用制御装置10に適
用されるさらに他の置換判定条件が組み込まれた制御方
法の手順を示すフローチャートである。
【0104】この図6に示すフローチャートと図4に示
したフローチャート中、同一の手順には、同一のステッ
プ番号を付けてその詳細な説明は省略する。
【0105】そして、図6のフローチャートは、図4に
示したフローチャートに対して、ステップS4の処理と
ステップS5の処理の間にステップS21(シンボル
は、変更処理であることを明確にするために2重四角で
示している。)の処理を挿入し、かつステップS11の
処理とステップS12との処理の間にステップS22
(シンボルは、変更処理であることを明確にするために
2重四角で示している。)の処理を挿入した点で異な
る。
【0106】すなわち、ステップS21の処理では、エ
ンジン12の完爆時に、放置タイマ40bによる計時を
終了し、前回のエンジン停止時から今回のエンジン始動
時までの経時時間であるエンジン停止時間tbを計時す
る。
【0107】そして、ステップS22の処理では、エン
ジン12の完爆である始動を検出後に(ステップS
3)、空調作動用スイッチ24がオン状態にされたこと
を検出した場合(ステップS5)、エンジン水温Twが
所定温度(基準温度)Twt以下の温度であって(ステ
ップS8:NO)、かつエンジン停止時間tbが所定時
間(基準時間)tbt以下の時間、たとえば、4時間以
下の時間であったときには、液冷媒量Lcの貯留量が小
量であると判断し、クラッチ54を切断状態から接続状
態に切り換えて、コンプレッサ52を作動させる。この
場合においても、コンプレッサ52内部の液冷媒量Lc
が所定量以下のときに、コンプレッサ52を起動するこ
とが可能となり、液圧縮音を小さい音に制限することが
できる。
【0108】図7は、図1例の車両用空調制御装置10
に適用されるさらに他の置換判定条件が組み込まれた制
御方法の手順を示すフローチャートである。
【0109】この図7に示すフローチャートと図4に示
したフローチャート中、同一の手順には、同一のステッ
プ番号を付けてその詳細な説明は省略する。
【0110】そして、図7のフローチャートは、図5に
示したフローチャートに対して、ステップS4の処理と
ステップS5の処理の間にステップS21の処理を挿入
し、かつステップ11Aの処理とステップS12との処
理の間にステップS22の処理を挿入した点で異なる。
【0111】すなわち、ステップS21の処理では、エ
ンジン12の完爆時に、放置タイマ40bによる計時を
終了し、前回のエンジン停止時から今回のエンジン始動
時までの経時時間であるエンジン停止時間tbを計時す
る。
【0112】そして、ステップS22の処理では、エン
ジン12の完爆である始動を検出後に(ステップS
3)、空調作動用スイッチ24がオン状態にされたこと
を検出した場合(ステップS5)、エンジン水温Twが
所定温度(基準温度)Twt以下の温度であって(ステ
ップS8:NO)、室温Trとエンジン水温Twとの比
率Tr/Twが所定比率k2以上であっても、エンジン
停止時間tbが所定時間(基準時間)tbt以下の時間
であったときには、液冷媒量Lcの貯留量が小量である
と判断し、クラッチ54を切断状態から接続状態に切り
換えて、コンプレッサ52を作動させる。この場合にお
いても、コンプレッサ52内部の液冷媒量Lcが所定量
以下のときに、コンプレッサ52を起動することが可能
となり、液圧縮音は小さい音に制限することができる。
【0113】さらに他の実施の形態として、図4例およ
び図6例のフローチャートの場合には、ステップS9の
水温判定処理あるいはステップS11のエンジン吸気温
・水温比率判定処理を省略したフローチャートによる動
作とすることができる。図5例および図7例のフローチ
ャートの場合には、ステップS9の水温判定処理あるい
はステップS11Aの室温・エンジン水温比率判定処理
を省略したフローチャートによる動作とすることができ
る。
【0114】なお、この発明は、上述の実施の形態に限
らず、この発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成
を採り得ることはもちろんである。
【0115】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、車両に搭載されている空調装置のコンプレッサに貯
留される液冷媒を適切に排出させ、液圧縮音を低減する
ことができる。
【0116】また、コンプレッサは、エンジン完爆後に
駆動するようにしているので、スタータモータで駆動す
る必要がなくなり、スタータモータの容量を小さいもの
とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態の構成を示すブロック
図である。
【図2】図2Aは、エンジン停止状態における夜間ソー
ク時から昼間ソーク時にかけてのコンプレッサ内部の液
冷媒量の変化を示す特性図である。図2Bは、エンジン
停止状態における夜間ソーク時から昼間ソーク時にかけ
てのエンジン水温とエンジン吸気温の変化を示す特性図
である。図2Cは、エンジン停止状態における夜間ソー
ク時から昼間ソーク時にかけての車室内温度、エバポレ
ータ温度、コンデンサ温度、コンプレッサ温度の変化を
示す特性図である。図2Dは、エンジン停止状態におけ
る夜間ソーク時から昼間ソーク時にかけての車室内温度
の変化を示す特性図である。
【図3】エンジン動作状態におけるソーク後の液冷媒量
の変化を示す特性図である。
【図4】図1例の動作説明に供されるフローチャートで
ある。
【図5】図1例の他の動作説明に供されるフローチャー
トである。
【図6】図1例のさらに他の動作説明に供されるフロー
チャートである。
【図7】図1例のさらに他の動作説明に供されるフロー
チャートである。
【図8】図8Aは、エンジン停止状態における夜間ソー
ク時から昼間ソーク時にかけてのコンプレッサ内部の液
冷媒量の変化を示す特性図である。図8Bは、エンジン
停止状態における夜間ソーク時から昼間ソーク時にかけ
ての車室内温度の変化を示す特性図である。
【符号の説明】
10…車両用空調制御装置 12…エンジン 14…空調システム 16…空調ECU 18…エンジンECU 21…外気温セン
サ 23…室温センサ 32…イグニッシ
ョンスイッチ 36…エンジン回転数センサ 38…エンジン水
温センサ 39…エンジン吸気温センサ 40…タイマ 40a…完爆タイマ(エンジン動作時間計時手段) 40b…放置タイマ(エンジン停止時間計時手段) 52…コンプレッサ(空調用コンプレッサ) 54…電磁クラッチ 56…コンデンサ 58…エキスパンションバルブ 60…エバポレー
タ 66…スタータモータ 68…ブロアファ
ン 70…車室内 Ig…イグニッシ
ョン信号 Lc…液冷媒量(液量) Lt…基準冷媒量 Ne…エンジン回転数 Sa…空調信号 Sc…クラッチ信号 Ss…空調作動用
スイッチ信号 Tab…エンジン吸気温 Tw…エンジン水
温 Tr…室温

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンの始動を検出するエンジン始動検
    出手段と、 前記エンジンの動力によりクラッチを介して作動される
    空調用コンプレッサと、 前記空調用コンプレッサを作動可能状態にする空調作動
    用スイッチと、 エンジン水温を検出する水温センサと、 前記エンジン始動検出手段、前記クラッチ、前記空調作
    動用スイッチ、および前記水温センサに電気的に接続さ
    れて、前記クラッチの接続・切断を切り換える制御手段
    とを備え、 該制御手段は、前記エンジンの始動を検出後に前記空調
    作動用スイッチがオン状態にされたことを検出した場
    合、前記エンジン水温が所定温度より高いとき、前記ク
    ラッチを切断状態から接続状態に切り換えて、前記空調
    用コンプレッサを作動させることを特徴とする車両用空
    調制御装置。
  2. 【請求項2】エンジンの始動を検出するエンジン始動検
    出手段と、 前記エンジンの動力によりクラッチを介して作動される
    空調用コンプレッサと、 前記空調用コンプレッサを作動可能状態にする空調作動
    用スイッチと、 エンジン水温を検出する水温センサと、 前記エンジンの吸気温を検出する吸気温センサと、 前記エンジン始動検出手段、前記クラッチ、前記空調作
    動用スイッチ、前記水温センサ、および前記吸気温セン
    サに電気的に接続されて、前記クラッチの接続・切断を
    切り換える制御手段とを備え、 前記制御手段は、前記エンジンの始動を検出後に前記空
    調作動用スイッチがオン状態にされたことを検出した場
    合、前記エンジン吸気温が所定温度以上の温度であっ
    て、かつ前記エンジン吸気温が前記エンジン水温の所定
    倍以下の温度であったときに、前記クラッチを切断状態
    から接続状態に切り換えて、前記空調用コンプレッサを
    作動させることを特徴とする車両用空調制御装置。
  3. 【請求項3】エンジンの始動を検出するエンジン始動検
    出手段と、 前記エンジンの動力によりクラッチを介して作動される
    空調用コンプレッサと、 前記空調用コンプレッサを作動可能状態にする空調作動
    用スイッチと、 エンジン水温を検出する水温センサと、 車室内の室温を検出する室温センサと、 前記エンジン始動検出手段、前記クラッチ、前記空調作
    動用スイッチ、前記水温センサ、および前記室温センサ
    に電気的に接続されて、前記クラッチの接続・切断を切
    り換える制御手段とを備え、 前記制御手段は、前記エンジンの始動を検出後に前記空
    調作動用スイッチがオン状態にされたことを検出した場
    合、前記室温が前記エンジン水温の所定倍以下の温度で
    あったときに、前記クラッチを切断状態から接続状態に
    切り換えて、前記空調用コンプレッサを作動させること
    を特徴とする車両用空調制御装置。
  4. 【請求項4】エンジンの始動を検出するエンジン始動検
    出手段と、 前記エンジンの動力によりクラッチを介して作動される
    空調用コンプレッサと、 前記空調用コンプレッサを作動可能状態にする空調作動
    用スイッチと、 エンジン水温を検出する水温センサと、 前回のエンジン停止時から今回のエンジン始動時までの
    経時時間であるエンジン停止時間を計時するエンジン停
    止時間計時手段と、 前記エンジン始動検出手段、前記クラッチ、前記空調作
    動用スイッチ、前記水温センサ、および前記エンジン停
    止時間計時手段に電気的に接続されて、前記クラッチの
    接続・切断を切り換える制御手段とを備え、 前記制御手段は、前記エンジンの始動を検出後に前記空
    調作動用スイッチがオン状態にされたことを検出した場
    合、前記エンジン水温が所定温度以下の温度であって、
    かつ前記エンジン停止時間が所定時間以下の時間であっ
    たときに、前記クラッチを切断状態から接続状態に切り
    換えて、前記空調用コンプレッサを作動させることを特
    徴とする車両用空調制御装置。
  5. 【請求項5】エンジンの始動を検出するエンジン始動検
    出手段と、 前記エンジンの動力によりクラッチを介して作動される
    空調用コンプレッサと、 前記空調用コンプレッサを作動可能状態にする空調作動
    用スイッチと、 エンジン水温を検出する水温センサと、 前記エンジンの吸気温を検出する吸気温センサと、 前回のエンジン停止時から今回のエンジン始動時までの
    経時時間であるエンジン停止時間を計時するエンジン停
    止時間計時手段と、 前記エンジン始動検出手段、前記クラッチ、前記空調作
    動用スイッチ、前記水温センサ、前記吸気温センサ、お
    よび前記エンジン停止時間計時手段に電気的に接続され
    て、前記クラッチの接続・切断を切り換える制御手段と
    を備え、 前記制御手段は、前記エンジンの始動を検出後に前記空
    調作動用スイッチがオン状態にされたことを検出した場
    合、前記エンジン吸気温が所定温度以上の温度であり前
    記エンジン吸気温が前記エンジン水温の所定倍以下の温
    度であって、かつ前記エンジン停止時間が所定時間以下
    の時間であったときに、前記クラッチを切断状態から接
    続状態に切り換えて、前記空調用コンプレッサを作動さ
    せることを特徴とする車両用空調制御装置。
  6. 【請求項6】エンジンの始動を検出するエンジン始動検
    出手段と、 前記エンジンの動力によりクラッチを介して作動される
    空調用コンプレッサと、 前記空調用コンプレッサを作動可能状態にする空調作動
    用スイッチと、 エンジン水温を検出する水温センサと、 前記エンジンの回転数を検出するエンジン回転数センサ
    とを備え、 前記エンジン始動検出手段、前記クラッチ、前記空調作
    動用スイッチ、前記水温センサ、および前記エンジン回
    転数センサに電気的に接続されて、前記クラッチの接続
    ・切断を切り換える制御手段とを備え、 該制御手段は、前記エンジンの始動を検出後に前記空調
    作動用スイッチがオン状態にされたことを検出した場
    合、前記エンジン水温が所定温度より低いときであっ
    て、かつ前記エンジン回転数が所定回転数以下のとき、
    前記クラッチを切断状態から接続状態に切り換えて、前
    記空調用コンプレッサを作動させることを特徴とする車
    両用空調制御装置。
  7. 【請求項7】エンジンの始動を検出するエンジン始動検
    出手段と、 前記エンジンの動力によりクラッチを介して作動される
    空調用コンプレッサと、 前記空調用コンプレッサを作動可能状態にする空調作動
    用スイッチと、 エンジン水温を検出する水温センサと、 前記エンジンの吸気温を検出する吸気温センサと、 前記エンジンの回転数を検出するエンジン回転数センサ
    とを備え、 前記エンジン始動検出手段、前記クラッチ、前記空調作
    動用スイッチ、前記水温センサ、前記吸気温センサおよ
    び前記エンジン回転数センサに電気的に接続されて、前
    記クラッチの接続・切断を切り換える制御手段とを備
    え、 前記制御手段は、前記エンジンの始動を検出後に、前記
    空調作動用スイッチがオン状態にされたことを検出した
    場合、前記エンジン吸気温が所定温度以上の温度であ
    り、前記エンジン吸気温が前記エンジン水温の所定倍以
    下の温度であって、かつ前記エンジン回転数が所定回転
    数以下のときに、前記クラッチを切断状態から接続状態
    に切り換えて、前記空調用コンプレッサを作動させるこ
    とを特徴とする車両用空調制御装置。
  8. 【請求項8】エンジンの始動を検出するエンジン始動検
    出手段と、 前記エンジンの動力によりクラッチを介して作動される
    空調用コンプレッサと、 前記空調用コンプレッサを作動可能状態にする空調作動
    用スイッチと、 エンジン水温を検出する水温センサと、 車室内の室温を検出する室温センサと、 前記エンジンの回転数を検出するエンジン回転数センサ
    と、 前記エンジン始動検出手段、前記クラッチ、前記空調作
    動用スイッチ、前記水温センサ、前記室温センサ、およ
    び前記エンジン回転数センサに電気的に接続されて、前
    記クラッチの接続・切断を切り換える制御手段とを備
    え、 前記制御手段は、前記エンジンの始動を検出後に前記空
    調作動用スイッチがオン状態にされたことを検出した場
    合、前記室温が前記エンジン水温の所定倍以下の温度で
    あって、かつ前記エンジン回転数が所定回転数以下のと
    きに、前記クラッチを切断状態から接続状態に切り換え
    て、前記空調用コンプレッサを作動させることを特徴と
    する車両用空調制御装置。
  9. 【請求項9】エンジンの始動を検出するエンジン始動検
    出手段と、 前記エンジンの動力によりクラッチを介して作動される
    空調用コンプレッサと、 前記空調用コンプレッサを作動可能状態にする空調作動
    用スイッチと、 エンジン水温を検出する水温センサと、 前記エンジンの回転数を検出するエンジン回転数センサ
    と、 前記エンジンの始動時からの経過時間を計時するエンジ
    ン動作時間計時手段と、 前記エンジン始動検出手段、前記クラッチ、前記空調作
    動用スイッチ、前記水温センサ、前記エンジン回転数セ
    ンサ、および前記エンジン動作時間計時手段に電気的に
    接続されて、前記クラッチの接続・切断を切り換える制
    御手段とを備え、 該制御手段は、前記エンジンの始動を検出後に前記空調
    作動用スイッチがオン状態にされたことを検出した場
    合、前記エンジン水温が所定温度より低いときであっ
    て、かつ前記エンジン回転数が所定回転数以上のとき、
    前記エンジン動作時間が所定時間以上経過していること
    を条件に、前記クラッチを切断状態から接続状態に切り
    換えて、前記空調用コンプレッサを作動させることを特
    徴とする車両用空調制御装置。
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