JP2002117534A - 光ディスク再生装置およびディスク種別判別方法 - Google Patents

光ディスク再生装置およびディスク種別判別方法

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JP2002117534A JP2000306467A JP2000306467A JP2002117534A JP 2002117534 A JP2002117534 A JP 2002117534A JP 2000306467 A JP2000306467 A JP 2000306467A JP 2000306467 A JP2000306467 A JP 2000306467A JP 2002117534 A JP2002117534 A JP 2002117534A
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雅人 長沢
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    • G11B19/00Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
    • G11B19/02Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing
    • G11B19/12Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing by sensing distinguishing features of or on records, e.g. diameter end mark
    • G11B19/125Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing by sensing distinguishing features of or on records, e.g. diameter end mark involving the detection of carrier data format

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  • Optical Head (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つのレンズで2つの焦点を有する2焦点レ
ンズを搭載したピックアップを用いたシステムでは、フ
ォーカスエラー信号の山の数にて判別するだけでは、光
ディスクの種別を完全に、特にCDかDVDかを、判別
することができないので、光ディスクの記録密度の違い
による判別が要求される。 【解決手段】 位相差法によってトラッキングエラー
を検出する際に、トラッキングエラー検知回路7内のパ
ルス幅リミット回路35によって、位相誤差信号のパル
ス列に所定パルス幅以上のパルスが現れないように制限
を加える。そして、パルス幅リミット後の位相誤差信号
に基づいて、あるいはパルス幅リミット前とパルス幅リ
ミット後の位相誤差信号に基づいて、記録密度の異なる
ディスク、例えばCDかDVDかの種別判定を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はディスク種別判別
可能な光ディスク再生装置および、光ディスク再生装置
におけるディスク種別判別方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図16は、従来の光ディスク再生装置に
おけるフォーカスエラー信号波形を示した図である。図
16には、一般的にDVD再生に用いられる開口数(N
A)が0.6のレンズを用いた光ピックアップにて、そ
れぞれ異なる種類の光ディスクをサーチしたときのフォ
ーカスエラー信号が示されている。すなわち、波形72
はCDを用いた時のフォーカスエラー信号に相当し、波
形73は1層DVD(DVD−SL)を用いた時のフォ
ーカスエラー信号に相当し、波形74は2層DVD(D
VD−DL)を用いた時のフォーカスエラー信号に相当
する。
【0003】図16より明らかなように、1層DVDの
フォーカスエラー信号73は振幅が大きく、波形のピー
ク(最高電圧レベル)とボトム(最低電圧レベル)が1
回ずつ出力されていることを特徴とする。また、2層D
VDのフォーカスエラー信号74は、波形のピークとボ
トムが2つずつ出力されているのが特徴である。更に、
CDのフォーカスエラー信号72は、レンズ開口数が
0.6のDVD用のレンズを用いた場合は振幅が非常に
小さく、波形のボトムとピークが明瞭でない。
【0004】図17は、開口数の異なる2つのレンズを
備えるツインレンズ光ピックアップの構成を示した図で
ある。図17のツインレンズ光ピックアップは、一般的
に用いられるCD用対物レンズ(NA=0.45)75
と、一般的に用いられるDVD用対物レンズ(NA=
0.6)76と、アクチュエータの中心軸77と、アク
チュエータベース78と、トラッキングコイル79と、
フォーカスコイル80と、ミラー81と、レーザダイオ
ード82と、ハーフミラー83と、光検知器84とを備
えている。
【0005】レーザダイオード82から出力されたレー
ザはハーフミラー83によってミラー81へと運ばれ、
DVD用対物レンズ76を通って光ディスク(図示せ
ず)へと照射される。光ディスクから反射されたレーザ
はミラー81、ハーフミラー83を通って、光検知器8
4に入力される。
【0006】ところで、DVDとCDではその記録信号
のピットサイズならびに、光ディスク表面から記録層ま
での厚みが異なるため、DVDとCDの互換再生を行う
には、光ディスクの種類に応じて、レーザ光のフォーカ
ス位置やスポット径を変える必要がある。そこで、図1
7のツインレンズ光ピックアップでは、軸摺動回動方式
を用いることで、CD用対物レンズ75とDVD用対物
レンズ76の切り換えを行う。この軸摺動回動方式にお
いては、アクチュエータベース78が、フォーカスコイ
ル80の駆動により中心軸77に沿って上下動し、トラ
ッキングコイル79の駆動により中心軸77に対し回動
する。
【0007】図18は、従来の光ディスク再生装置にお
けるディスク判別回路の構成を示した図である。図18
のディスク判別回路は、山の数計測回路90と、判別回
路91とを備えている。ディスク判別結果は、レンズキ
ック回路92と、サーボパラメータ変更回路93と、サ
ーボゲインアップ切替回路94とに与えられる。レンズ
キック回路92の出力は、トラッキングコイル79を駆
動するためのドライバ95に与えられる。
【0008】次に、図18のディスク判別回路の動作に
ついて説明する。光ピックアップから得られたフォーカ
スエラー信号が、山の数計測回路90に入力される。山
の数計測回路90は、フォーカスエラー信号のピークと
ボトムの数を測定する。そして、例えば入力されたフォ
ーカスエラー信号波形のピークとボトムがそれぞれ1回
ずつの場合は、山の数を1回と計測する。計測された山
の数は判別回路91に送られる。山の数計測回路90か
らの山の数の出力信号を基に、判別回路91によって、
図16に示したように各種のディスクのフォーカスエラ
ー信号の特徴を検出し、CDか1層DVDか2層DVD
かというディスクの種類を判別する。
【0009】その判別結果の信号は、レンズキック回路
92と、サーボパラメータ変更回路93と、サーボゲイ
ンアップ切替回路94とに送られる。レンズキック回路
92は、トラッキングアクチュエータドライバ95を用
いて、トラッキングアクチュエータ(トラッキングコイ
ル)79を駆動して、CD用対物レンズ75もしくはD
VD用対物レンズ76に切り換える。サーボパラメータ
変更回路93は、サーボパラメータを各種のディスクに
最適なサーボパラメータに変更する。
【0010】一般的にフォーカスサーボを行う場合、定
常動作中においてはサーボゲインの自動調整が行われる
ため、極めて安定にサーボ系が動作する。しかしながら
定常動作にはいる前、例えばフォーカス引き込み直後
は、サーボゲインの自動調整を行っておらず、ディスク
の反射率の違いによってフォーカスゲインが異なってい
るとサーボが引き込めない場合がある。そこで、ディス
クの種類の判別結果により、サーボゲインアップ切替回
路94は、各種のディスクに最適なサーボゲインアップ
を設定する。
【0011】図19は、2層DVDディスクを用いてデ
ィスク判別及びフォーカスオン動作をさせた時の測定手
順を示した波形図である。ディスク判別を行う際に得ら
れる、フォーカスアクチュエータ(フォーカスコイル)
80の電圧波形と、フォーカスエラー信号の波形とが示
されている。図19において、96はディスク判別から
フォーカスオンまで一連の動作をさせた時のフォーカス
アクチュエータ電圧波形、97は同じくフォーカスエラ
ー信号波形を示す。まず、フォーカスアクチュエータを
上下動させてフォーカスエラー信号FSの本数を計測す
ることでディスク判別を行い、しかる後に、光ヘッドを
内周へ移動させて、再度フォーカスアクチュエータを上
下動させてフォーカス引き込み動作を行っていることが
わかる。
【0012】図20は、図19のようにディスク判別及
びフォーカスオン動作をさせた場合の光ヘッドの位置状
態を示した図である。98は光ディスク、99はスピン
ドルモータ、100はインナースイッチ、110は光ヘ
ッドを示す。まず、ディスク判別を行うために外周方向
に光ヘッドを位置し、ディスク判別を行った後に、光ヘ
ッドを内周へ移動させてフォーカス引き込みを行う。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のデ
ィスク判別手法は、DVD用の対物レンズによる図16
の原理に基づいているため、DVD用とCD用の2つの
対物レンズを用いたシステムにしか適応できなかった。
DVD用の対物レンズを有さない、1つのレンズで2つ
の焦点を有する2焦点レンズのピックアップを用いたシ
ステムでは、従来と異なる判定手法が必要である。な
お、フォーカス引き込み後、トラッキング方法(3ビー
ム方式かDPD(位相差)方式か)を切り替えたり、サ
ーボゲインの設定を切り替えたりする必要があるため、
トラッキングを行う前段階にて判定を行う必要がある。
【0014】また、従来の方式では、装置の温度変化
や、量産初期の調整ばらつきによるレーザーパワーの変
動や、ディスク反射率のばらつきに対して、誤判定して
しまう可能性があった。また、ディスク上の指紋や傷等
によっても等価的な反射率の変化が発生するため、誤判
定の要因となった。
【0015】また、レーザーパワーや反射率が大きくな
った場合には、情報面ではなく、ディスク基板の表面に
対する不要なフォーカスエラー信号によっても、判定ま
ちがいを起こす場合があった。さらに信号ノイズによっ
て、ピーク値やボトム値を、誤検知した場合にも、同様
の誤判定があった。
【0016】この発明は、上述する課題を解決するため
になされたもので、第一の目的は、1つのレンズで2つ
の焦点を有する2焦点レンズのピックアップを用いたシ
ステムにおいて、ディスク種別判別処理を有効に行うた
め、フォーカスエラー信号の山の数以外の手法にてCD
かDVDかの判定を行いうる光ディスク再生装置および
ディスク種別判別方法を得ることにある。
【0017】また、この発明の第二の目的は、レーザー
パワーの変動やディスクの反射率変動や再生信号変調度
のばらつき等の影響を受けにくく、その結果ディスク種
別判別処理が誤判定しにくい光ディスク再生装置および
ディスク種別判別方法を得ることにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る光ディ
スク再生装置は、光ディスクに記録された情報を読み取
るための、前記光ディスクからの反射光を受光する複数
に分割された光検知器を有する光ヘッドと、前記光検知
器の出力信号を2値化し、位相差を検出することによ
り、トラッキングエラーに応じしかも前記光ディスクの
記録密度に応じた可変パルス幅のパルス列信号を生成す
る信号生成手段と、前記パルス列信号に基づいて前記光
ディスクの種別を判別する判別手段と、を備えている。
【0019】第2の発明に係る光ディスク再生装置で
は、前記光ヘッドは2焦点レンズを有する。
【0020】第3の発明に係る光ディスク再生装置は、
前記パルス列信号に所定幅以上のパルスが現れないよう
にするパルス幅リミット回路をさらに備え、前記判別手
段は、パルス幅リミット後の前記パルス列信号に基づい
て前記判別を行う。
【0021】第4の発明に係る光ディスク再生装置で
は、前記パルス幅リミット回路は、前記所定幅として第
1の所定幅と第2の所定幅とを選択的に設定可能であ
り、前記判別手段は、前記第1の所定幅によるパルス幅
リミット後の前記パルス列信号と、前記第2の所定幅に
よるパルス幅リミット後の前記パルス列信号とに基づい
て前記判別を行う。
【0022】第5の発明に係る光ディスク再生装置は、
前記パルス列信号に所定幅以上のパルスが現れないよう
にするパルス幅リミット回路をさらに備え、前記判別手
段は、パルス幅リミット前の前記パルス列信号と、パル
ス幅リミット後の前記パルス列信号とに基づいて前記判
別を行う。
【0023】第6の発明に係る光ディスク再生装置は、
前記光ヘッドの出力信号から、ミラー検出信号を生成す
る手段と、前記パルス列信号を、前記ミラー検出信号に
応じた期間だけ、前記判別手段による判別に対して有効
にする手段と、をさらに備える。
【0024】第7の発明に係る光ディスク再生装置は、
前記光ヘッドの出力信号から、フォーカスエラー信号を
生成する手段をさらに備え、前記判別手段は、前記パル
ス列信号に加えて、前記フォーカスエラー信号にも基づ
いて前記判別を行う。
【0025】第8の発明に係る光ディスク再生装置は、
前記光ヘッドの出力信号から、再生信号を生成してその
振幅を検出する手段をさらに備え、前記判別手段は、前
記パルス列信号に加えて、前記検出された振幅にも基づ
いて前記判別を行う。
【0026】第9の発明に係るディスク種別判別方法
は、光ディスク再生装置におけるディスク種別判別方法
であって、光ディスクに記録された情報を前記光ディス
クからの反射光を受光する複数に分割された光検知器を
有する光ヘッドで読み取る工程と、前記光検知器の出力
信号を2値化し、位相差を検出することにより、トラッ
キングエラーに応じしかも前記光ディスクの記録密度に
応じた可変パルス幅のパルス列信号を生成する工程と、
前記パルス列信号に基づいて前記光ディスクの種別を判
別する工程と、を備える。
【0027】第10の発明に係るディスク種別判別方法
では、前記光ヘッドは2焦点レンズを有する。
【0028】第11の発明に係るディスク種別判別方法
は、前記パルス列信号に所定幅以上のパルスが現れない
ようにする工程をさらに備え、前記判別する工程では、
パルス幅リミット後の前記パルス列信号に基づいて前記
判別を行う。
【0029】第12の発明に係るディスク種別判別方法
では、前記所定幅として第1の所定幅と第2の所定幅と
を選択的に設定可能であり、前記判別する工程では、前
記第1の所定幅によるパルス幅リミット後の前記パルス
列信号と、前記第2の所定幅によるパルス幅リミット後
の前記パルス列信号とに基づいて前記判別を行う。
【0030】第13の発明に係るディスク種別判別方法
は、前記パルス列信号に所定幅以上のパルスが現れない
ようにする工程をさらに備え、前記判別する工程では、
パルス幅リミット前の前記パルス列信号と、パルス幅リ
ミット後の前記パルス列信号とに基づいて、両信号から
得られる情報の比較もしくは比により前記判別を行う。
【0031】第14の発明に係るディスク種別判別方法
は、前記光ヘッドの出力信号から、ミラー検出信号を生
成する工程と、前記パルス列信号を、前記ミラー検出信
号に応じた期間だけ、前記判別する工程における判別に
対して有効にする工程と、をさらに備える。
【0032】第15の発明に係るディスク種別判別方法
は、前記光ヘッドの出力信号から、フォーカスエラー信
号を生成する工程をさらに備え、前記判別する工程で
は、前記パルス列信号に加えて、前記フォーカスエラー
信号にも基づいて前記判別を行う。
【0033】第16の発明に係るディスク種別判別方法
は、前記光ヘッドの出力信号から、再生信号を生成して
その振幅を検出する工程をさらに備え、前記判別する工
程では、前記パルス列信号に加えて、前記検出された振
幅にも基づいて前記判別を行う。
【0034】
【発明の実施の形態】図1は、1つのレンズでCD用と
DVD用の2つの焦点を有する2焦点レンズを用いた場
合のフォーカスエラー信号を示す波形図である。図にお
いて、波形16は光ディスク再生装置にCDディスクを
搭載し2焦点レンズでサーチした場合のフォーカスエラ
ー信号波形、波形17は光ディスク再生装置にDVD1
層(DVD−SL)ディスクを搭載し2焦点レンズでサ
ーチした場合のフォーカスエラー信号波形、波形18は
光ディスク再生装置に記録可能DVD(DVD−RW)
ディスクを搭載し2焦点レンズでサーチした場合のフォ
ーカスエラー信号波形、波形19は光ディスク再生装置
にDVD2層(DVD−DL)ディスクを搭載し2焦点
レンズでサーチした場合のフォーカスエラー信号波形を
示す。
【0035】従来のDVD専用レンズ(高NA)を搭載
した光ピックアップでは、フォーカスサーチ時に図16
に示すような波形のフォーカスエラー信号が現れる。す
なわち、NAの高いレンズで基板厚みの厚いCDディス
クにサーチしても焦点が結べないため、合焦点を示すS
カーブが現れない。一方、基板厚みの薄いDVDディス
クでは、1層ディスクにおいては1つのSカーブが、2
層ディスクに対しては2つのSカーブが現れる。このS
カーブを、ある基準レベルの信号(図16の点線)を超
えたかどうかでカウントすれば、上記Sカーブが0個か
1個か2個かでもってディスクの種別判定を行うことが
可能となる。
【0036】これに対し、コストダウンや部品点数削減
のために、CD用とDVD用との2つの焦点を持つ2焦
点レンズを搭載した光ピックアップを有する光ヘッドに
てサーチすると、図1のフォーカスエラー信号波形1
6,17,18に示すように、CDディスクの場合も、
DVD1層ディスクの場合も、記録可能DVDディスク
の場合も、1つのSカーブが現れる。また、DVD2層
ディスクの場合は、フォーカスエラー信号波形19に示
すように、2つのSカーブが現れる。従ってこの場合
は、Sカーブの個数だけからディスク種別を完全に判別
することは不可能である。そのため、2焦点レンズを用
いた光ピックアップの場合においては、特にCDディス
クかDVDディスクかの判別処理を新たに追加しなけれ
ばならない。
【0037】このような2焦点レンズを搭載した光ピッ
クアップの場合にも対応可能なように、CDディスクか
DVDディスクかの判別処理を新たに組み込んだ、この
発明に係る光ディスク再生装置のブロック図を図2に示
す。以下、この発明をその実施の形態を示す図面に基づ
いて具体的に説明する。
【0038】図2は、この発明の実施の形態に係る光デ
ィスク再生装置を示すブロック図である。図において、
再生専用または記録可能な光ディスク1は、スピンドル
モータ2によって回転される。ディスク1に記録された
情報は、光学的な情報読み取りおよび光スポットの位置
あわせをおこなうためのアクチュエータを搭載した光ヘ
ッド3により再生される。光ヘッド3は、CD用とDV
D用の焦点を有する2焦点レンズを備えた光ピックアッ
プと、光ディスク1からの反射光から情報及び制御信号
を読み取るための光検知器4を搭載している。光検知器
4からの微小信号は、信号増幅回路5で増幅され、再生
信号及び、サーボ等の制御に必要なその他の信号として
生成される。再生信号は再生信号処理回路6で処理され
て、所望の情報が得られる。
【0039】信号増幅回路5の出力から位相差法による
トラッキングエラー信号を得るために、トラッキングエ
ラー検知回路7が設けられている。また、トラッキング
エラー検知回路7の出力であるトラッキングエラー信号
の振幅を計測するために、トラッキングエラー信号振幅
検知回路8が設けられている。さらに、フォーカスサー
チ時において、信号増幅回路5の出力であるフォーカス
エラー信号の山の数を計測するために、山の数計測回路
9が設けられている。
【0040】この発明によるディスク判別処理は、ディ
スク判別処理部11で実行される。ディスク判別処理部
11は、トラッキングエラー信号振幅検知回路8の出力
と山の数計測回路9の出力と信号増幅回路5の出力とに
基づいて、ディスク判別処理を行う。またサーボ制御
は、サーボ制御部12で実行される。サーボ制御部12
は、トラッキングエラー検知回路7からのトラッキング
エラー信号と、信号増幅回路5からのフォーカスエラー
信号及びミラー検出信号とに基づき、ドライバ13を介
して、光ヘッド3に搭載されたアクチュエータおよびス
ピンドルモータ2を制御する。また、サーボ制御部12
は、ディスク判別処理部11からのディスク種別情報に
基づいて、サーボのゲイン設定等が切り替えられる。ド
ライバ13は、サーボ制御部12からの情報に基づい
て、光ヘッド3に搭載されたアクチュエータおよびスピ
ンドルモータ2に電流を供給する。
【0041】図3および図4は、図2の信号増幅回路5
における信号生成の詳細を示すブロック図である。図2
の光ヘッド3に搭載された光検知器4は、図3および図
4では4分割光検知器31として示されている。ミラー
検出信号は、加算回路32a,32bと、加算回路10
1と、エンベロープ検波回路102と、比較回路103
とを介して生成される。フォーカスエラー信号は、加算
回路32a,32bと、減算回路104とを介して生成
される。
【0042】図5は、図2のトラッキングエラー検知回
路7の詳細を示すブロック図である。図2の光ヘッド3
に搭載された光検知器4は、図5では4分割光検知器3
1として示されている。加算回路32a,32bは、図
2の信号増幅回路5に備わっている。図2のトラッキン
グエラー検知回路7は、光ディスク1上のピットからの
信号を2値化するためのレベルスライス回路33a,3
3bと、位相誤差信号を得るための位相比較回路34
と、所定パルス幅(すなわち、回路35に任意かつ可変
的に設定されるパルス幅リミット値に相当)以上のパル
スが位相誤差信号のパルス列に現れないようにするため
のパルス幅リミット回路35と、位相誤差信号のパルス
列のパルス幅を信号振幅に変換するためのチャージポン
プ回路36と、チャージポンプ回路36の出力を平滑化
するためのフィルタ回路37とを備えている。
【0043】図6は、図5のパルス幅リミット回路35
の一具体例を示すブロック図である。図6において、図
5のパルス幅リミット回路35は、位相比較回路34が
所定パルス幅以上の位相誤差信号のパルスを生成しない
ようにするためのリミットパルス生成回路35aを備え
ている。また,図7は、図6のリミットパルス生成回路
35aの動作を示すタイミングチャートである。
【0044】図8は、図2のトラッキングエラー信号振
幅検知回路8の詳細を示すブロック図である。トラッキ
ングエラー信号振幅検知回路8は、ミラー検出信号によ
りトラッキングエラー信号をスイッチするためのスイッ
チ回路42と、スイッチ回路42の出力におけるノイズ
を除去するためのローパスフィルタ43と、ローパスフ
ィルタ43の出力信号のピーク値とボトム値をホールド
するためのピーク/ボトムホールド回路44とを備えて
いる。
【0045】図9は、図2の山の数計測回路9の詳細を
示すブロック図である。山の数計測回路9は、フォーカ
スエラー信号を基準レベルにてスライスして2値化する
ためのレベルスライス回路105を備えている。
【0046】図10および図11は、トラッキングエラ
ー検知回路7における、位相差(DPD)法によるトラ
ッキングエラー信号の生成原理を示す図である。図にお
いて、20は光ディスク1上のピット、21は光ヘッド
3から出射されディスク1上に形成された光スポット、
22は位相誤差信号における位相量、23はディスク1
上のピット20と光スポット21とのトラック直交方向
の相対ずれ量に対し理論的に生成されるエラー量、24
は実際の光ディスク1上のピット20の反射光から得ら
れる位相誤差信号、25は位相誤差信号24からチャー
ジポンプ回路36により生成したチャージ信号、26は
チャージ信号25を検波した結果得られるトラッキング
エラー信号を示す。なお、図10はCDディスクに対応
し、図11はDVDディスクに対応する。
【0047】図12は、トラッキングエラー検知回路7
における、位相差法によるトラッキングエラー信号の生
成において、パルス幅リミット回路35による制限を行
った場合を示す図である。図において、27はパルス幅
リミット後の位相誤差信号、28はパルス幅リミット後
のチャージ信号、29はパルス幅リミット後のトラッキ
ングエラー信号、30はトラッキングエラー信号振幅の
検知タイミング信号として用いるミラー検出信号であ
る。
【0048】図13は、トラッキングエラー信号の振幅
を、ミラー検出信号30がトラック間である事を示す期
間でのみ計測した場合の実際の計測波形を示す図であ
る。図において、38はパルス幅リミット後のCDディ
スクにおける実測トラッキングエラー信号、39はCD
ディスクにおける上記トラッキングエラー信号38をミ
ラー信号30にてぬきだした信号、40はパルス幅リミ
ット後のDVDディスクにおける実測トラッキングエラ
ー信号、41はDVDディスクにおける上記トラッキン
グエラー信号40をミラー信号30にてぬきだした信号
である。なお、本実施の形態においては、DVDディス
クの場合はパルス幅リミットが働かないようにパルス幅
リミット値を設定する。従って、上記信号40は、パル
ス幅リミット前のDVDディスクにおけるトラッキング
エラー信号と同等である。
【0049】図14および図15は、ディスク判別開始
からディスク判別終了までの処理手順を示すフローチャ
ートである。図14において、ステップ45では、光ヘ
ッド3に搭載されたフォーカスアクチュエータをフォー
カス上り方向(ディスクに近づける方向)にサーチさせ
るフォーカスサーチ動作を行う。ステップ46では、フ
ォーカスエラー信号16〜19における山の数を計測す
る。ステップ47では、光ヘッド3に搭載されたフォー
カスアクチュエータをフォーカス下り方向(ディスクか
ら遠ざける方向)にサーチさせるフォーカスサーチ動作
を行う。ステップ48では、サーボ制御部12における
フォーカス制御ループのオンを行う。ステップ49a,
50aでは、トラッキングエラー検知回路7におけるパ
ルス幅リミット値の設定を行う。ステップ49b,50
bでは、トラッキングエラー信号の振幅を計測する。ス
テップ52では、再生信号処理回路6及びサーボ制御部
12における2層DVDへの設定を行う。ステップ53
では、光ヘッド3に搭載されたフォーカスアクチュエー
タをフォーカス下り方向(ディスクから遠ざける方向)
にサーチさせるフォーカスサーチ動作を行う。ステップ
54では、サーボ制御部12におけるフォーカス制御ル
ープをオンする。ステップ55では、信号増幅回路5に
おけるRF信号振幅調整を行う。ステップ56では、サ
ーボ制御部12におけるフォーカス制御ループのサーボ
ゲインの調整を行う。ステップ57では、サーボ制御部
12におけるトラック制御ループをオンする。
【0050】図15において、ステップ58では、ステ
ップ49b,50bにて計測したトラッキングエラー信
号の2回の振幅計測値の比を計算する。ステップ59で
は、RF信号振幅の大きさを判定する。ステップ60で
は、再生信号処理回路6及びサーボ制御部12における
1層DVDへの設定を行う。ステップ64では、再生信
号処理回路6及びサーボ制御部12における記録可能D
VDへの設定を行う。ステップ68では、再生信号処理
回路6及びサーボ制御部12におけるCDへの設定を行
う。ステップ61,65,69では、信号増幅回路5に
おけるRF信号振幅調整を行う。ステップ62,66,
70では、サーボ制御部12におけるフォーカス制御ル
ープのサーボゲインの調整を行う。ステップ63,6
7,71では、サーボ制御部12におけるトラック制御
ループをオンする。
【0051】ところで、従来の一般的なDVDディスク
の再生装置においては、DVDディスクがCDディスク
に比べトラックピッチが異なるため、トラッキングエラ
ーの検出にCDプレーヤに従来から採用されていた3ビ
ーム方式が利用できないので、再生信号のピット情報に
おける位相差情報を元にトラッキングエラー信号を生成
する位相差方式が採用されている。この位相差方式で
は、図10及び図11に示すような原理でトラッキング
エラー信号が生成される。
【0052】図10において、4分割光検知器を用いた
位相差方式における位相誤差信号24の位相量22(ピ
ットからの再生情報を2値化したものの位相差量)は、
記録ピット20に対し光スポット21がオントラック上
にある場合はゼロとなり、記録ピット20に対し光スポ
ット21がトラック垂直方向にずれた場合には、そのず
れ方向に応じた極性の位相量として検出される。この検
出された位相誤差信号24の位相量22は、トラッキン
グエラー量23(なお、図10及び図11では光スポッ
ト21は3回トラックを横切っている。)に対応して大
きくなるとともに、ピット単位での離散的なパルス幅情
報となる。このため、例えばチャージポンプ回路を用い
て、チャージ信号25に示すように、位相誤差信号24
におけるパルス幅情報を電圧情報に変換する。さらに、
フィルタ回路等により、連続的なトラッキングエラー信
号26に変換して、アクチュエータを制御するための信
号とする。
【0053】本発明においては、トラッキングエラー信
号の信号振幅に基づいてディスク種別の判定を行うもの
であるが、本来この位相差法はトラックピッチの違いに
かかわらずエラー信号が生成できる方式なため、従来行
われている位相差法のままでは、CDディスクの場合
(図10)とDVDディスクの場合(図11)とで、ト
ラッキングエラー信号26に振幅差がでるような事はな
い。
【0054】しかしながら、位相誤差信号24のパルス
列の各パルスは、ピット20の単位でしか得られない離
散情報である。このため、光ディスクのピット記録密度
や、そのピット記録密度に基づくピット20と光スポッ
ト21との相対速度により、検出位相量22(すなわち
各パルス幅)は大きく変わるものになる。CDの場合に
はピット密度が低く、必要な再生信号レートが低いため
相対線速度も低く、結果的に再生信号周波数も低くなっ
ている。DVDの場合はこの逆である。従って、図10
と図11とを比較すれば明らかなように、CDの場合
(図10)は、DVDの場合(図11)と比べて、同じ
トラックずれ23に対して、位相誤差信号24のパルス
列の各位相量22(各パルス幅)は大きな値となる。
【0055】この発明はこの点に着目したもので、技術
思想としては、位相誤差信号24のパルス列の位相量2
2(パルス幅)の違いに基づいて、ディスクの種別を判
別するものである。
【0056】特に、本実施例では、ノイズや動作上のば
らつき等に対して正確な判別結果が期待できるようにす
るために、一定パルス幅以上のパルスが位相誤差信号2
4のパルス列に現れないようにするパルス幅リミット処
理を行う。すなわち、上記パルス幅リミット処理を、D
VD再生時の位相誤差信号24に対してはこれが働かな
いように、CD再生時の位相誤差信号24に対してはこ
れが働くように、パルス幅リミット値を設定する。そし
て、図12に示すように、パルス幅リミット後の位相誤
差信号27を元に、パルス幅リミット後のトラッキング
エラー信号29を生成すれば、CDの場合(図12)と
DVDの場合(図11)とで、振幅の大きく異なるトラ
ッキングエラー信号26,29を得ることができる。
【0057】上記の考え方を実現するために、本発明で
は、トラッキングエラー検知回路7を図5に示すような
回路ブロックで構成している。図5において、4分割検
知器31の出力を位相差情報が得られる組み合わせで加
算器32a,32bにて加算した後、レベルスライス回
路33a,33bで2値化し、しかる後、位相比較回路
34にて位相差を検出し位相誤差信号を生成する。従来
より知られているように、この位相誤差信号をチャージ
ポンプ回路36にて電圧に変換しフィルタ回路37でフ
ィルタリングすれば位相差法によるトラッキングエラー
信号が得られる。本発明では、パルス幅リミット回路3
5を位相誤差信号に作用させることにより、位相誤差信
号のパルス列のうち大きな位相量(パルス幅)のパルス
についてのみ削除する構成とする。これにより、CDの
場合だけパルス幅リミット処理を作用させて、図12の
トラッキングエラー信号29が生成できる。
【0058】例えば、図5のパルス幅リミット回路35
の機能は、図6のリミットパルス生成回路35aによっ
て達成できる。図7のタイミングチャートを参照して、
レベルスライス回路33a,33bの出力信号S33a,
S33bがリミットパルス生成回路35aに入力され
る。リミットパルス生成回路35aは、その出力信号
(リミット信号)S35aを、信号S33a,S33b
の位相の早いほうの立ち上りタイミングでハイにする。
なお、立ち上りタイミングだけでなく、位相の早い方の
立ち下りタイミングでもハイにする構成としてもよい。
リミットパルス生成回路35aはワンショットマルチバ
イブレータ(図示せず)を内蔵しており、そのワンショ
ットマルチバイブレータで、リミット信号S35aのパ
ルスの幅を設定する。どれくらいの長さにするかは、外
部からのパルス幅リミット値でワンショットマルチバイ
ブレータの時定数を任意の値に変化させることにより決
めることができる。すなわち、ワンショットマルチバイ
ブレータはリミット信号S35aがハイになるタイミン
グでトリガされ、パルス幅リミット値で設定された時間
経過後、リミット信号S35aをローに反転させる。リ
ミット信号S35aが与えられると、位相比較回路34
の出力信号は、信号S33a,S33bの一方が状態反
転して、リミット信号S35aがハイの期間内に、信号
S33a,S33bの他方が同一方向に状態反転した場
合に出力されるように、位相比較回路34は構成されて
いる。これにより、すべてのパルスがパルス列に現れる
位相誤差信号24と、一定パルス幅以上のパルスがパル
ス列に現れない位相誤差信号27とを、外部からのパル
ス幅リミット値に応じて選択的に得ることができる。
【0059】なお、本来的に、パルス幅リミット回路
は、通常再生時においては、本来生成されるべき位相量
でははたらかずに、ノイズ等の影響による場合だけ、異
常に大きな電圧発生を押さえるために動作するものであ
る。しかし、本発明の光ディスク再生装置におけるディ
スク判別動作時においては、パルス幅リミット値の設定
を、DVDでは働かず、CDでは働く値に設定するよう
に工夫したため、トラッキングエラー信号振幅によるデ
ィスク種別の判定に用いることが可能となった。
【0060】ところで、図10〜図12で位相量22が
大きくなる領域は、情報トラックと情報トラックとの間
(トラック間)である。これを検知するため、図3に示
すように、4分割検知器31の総和から得られる再生R
F信号をエンベロープ検波回路102でエンベロープ検
波し、その信号を比較回路103で基準電圧と比較して
ミラー検出信号30を生成する。このミラー検出信号3
0は、光スポット21がトラック上にあるかトラック間
にあるかを判定する信号として利用できる。従って、こ
のミラー検出信号30のタイミングにてトラッキングエ
ラー信号の振幅を検出すれば、CDディスク再生時のよ
うに検出位相量が大きい場合、より確実にパルス幅リミ
ット回路が働く。すなわち、CDとDVDとでより大き
なトラッキングエラー信号に関する振幅情報差が得ら
れ、判別ミスの防止を行うことが可能となる。特に位相
誤差信号に基づくトラッキングエラー信号振幅はディス
ク回転数のばらつきや、ディスク上のピット深さのばら
つきにより変動するため、上記ばらつきがあっても確実
にディスク種別判別を行う工夫が必要である。実際にミ
ラー検出信号30にて抜き出したトラッキングエラー信
号は、CDの場合図13の信号39のようにきわめて振
幅の小さいものになり、DVDの場合図13の信号41
に示すように振幅の大きいものになるので、非常に都合
がよい。
【0061】ここで、実際の判定においては振幅の大小
を検知する必要があるが、これは図8のブロック図に示
す回路にて行われる。トラッキングエラー信号38また
は40は、スイッチ回路42により、ミラー検出信号3
0のタイミングで、選択的に0へと切り替えられる。結
果的にスイッチ回路42の出力は、図13の信号39あ
るいは信号41となって出力される。これをノイズ除去
のためのローパスフィルタ43を通した後、ピーク/ボ
トムホールド回路44にてピーク値とボトム値を記憶す
る。このピーク値とボトム値の差をディスク判別処理部
11で計算する事で、振幅情報が得られる。
【0062】このようなトラッキングエラー信号振幅量
の検出は、一般的にはマイクロコンピュータによるシー
ケンス制御に従った手順で検出動作が行われ、マイクロ
コンピュータにて判定が行われる。その動作フローを示
したものが図14及び図15である。
【0063】まず、光ヘッド3に搭載されたフォーカス
アクチュエータをサーチして、対物レンズ(2焦点レン
ズ)をディスクに近づける(ステップ45)。この際フ
ォーカスサーボループをオンしなければ、サーチ中にデ
ィスク1に合焦点するタイミングにて、フォーカスエラ
ー信号であるSカーブが図1に示すように現れる。これ
は信号増幅回路5に含まれる図4の構成により得られ
る。これを山の数計測回路9で、図9のレベルスライス
回路105によって、図1の破線の基準レベルにてスラ
イスし2値化する。そしてディスク判別処理部11でS
カーブの山の個数を計測する事で、2層ディスクかそれ
以外かを判断することができる(ステップ46)。この
とき2層ディスクと判定されれば、再生信号処理回路6
の特にECCの設定をDVDに切り替えるとともに、ア
ドレス管理部分を2層ディスクに設定する。また、サー
ボ制御部12を2層ディスクに設定しフォーカスジャン
プ動作ができるようにしたり、反射率が低いものに対し
てフォーカスロック検知信号が正常に働くような設定を
行う(ステップ52)。さらにフォーカスサーチ方向を
ディスクから遠ざける方向に切り替えるとともに(ステ
ップ53)、サーボ制御部12にて2層ディスクの所定
の層にてフォーカスオン動作を行い(ステップ54)、
RF振幅調整(ステップ55)やフォーカスゲイン調整
(ステップ56)を行わせた後、トラックオン動作を行
う(ステップ57)。
【0064】次に山の数判定にて2層ディスク以外であ
る、すなわちSカーブが1つしかないと判断された場
合、いったんディスクから遠ざかる方向にサーチを切り
替え(ステップ47)、合焦点部にてフォーカスオン動
作を行う(ステップ48)。この際、信号増幅回路5の
フォーカスエラー信号生成部分に、ディスク反射率(実
際には和信号)によるAGC回路が構成されていれば、
ディスク反射率によらず問題なくフォーカスオン動作が
可能となる。その後、パルス幅リミット回路35におい
て、まずCDにだけパルス幅リミットが働くリミット設
定にして(すなわち、CDの場合に想定される位相誤差
信号のパルス列のうち所定幅以上のパルスが現れず、か
つ、DVDの場合に想定される位相誤差信号のパルス列
のすべてのパルスが現れるパルス幅リミット値を設定し
て)(ステップ49a)、トラッキングエラー信号振幅
検知回路8でトラッキングエラー信号振幅計測を行う
(ステップ49b)。このとき計測された振幅値をAと
する。次にパルス幅リミット回路35の設定をCDにも
DVDに対してもリミットが働かないような設定とした
上で(すなわち、CDの場合に想定される位相誤差信号
のパルス列とDVDの場合に想定される位相誤差信号の
パルス列のいずれもすべてのパルスが現れるパルス幅リ
ミット値を設定して)(ステップ50a)、あるいはパ
ルス幅リミット回路35を働かせないように(例えば信
号をそのまま通過させるように)した上で、トラッキン
グエラー信号振幅検知回路8でトラッキングエラー信号
振幅計測を行う(ステップ50b)。このとき計測され
た振幅値をBとする。
【0065】さらに、図15のフローチャートに移り、
上述のAとBの比を計算し、この値が基準値であるVを
超えた場合はCDと判定する(ステップ58)。DVD
ディスクは、CDディスクと比較し記録密度が大幅に高
く信号レートも高いため、検出される位相誤差信号のパ
ルス列にパルス幅リミットが働かず、ほぼ上述のAとB
は同じ値になり、結果的に B/A=1 となる。一方CDの場合は、ステップ49bのトラッキ
ングエラー信号振幅計測の場合のみパルス幅リミットが
働くため、 A<B となり、結果的にB/Aは大きな値となる。
【0066】このようにパルス幅リミット設定値を変え
た特に振幅比により計測を行う方法では、ディスク1の
ピット深さがばらつき、結果的にトラッキングエラー信
号振幅が小さくなったり、異常に大きくなった場合で
も、比で計測しているため、上述のピット深さの影響は
相殺され、結果的に誤判定を防止できる効果がある。ま
た、ディスク回転数や、線密度がばらついた場合でも、
同様にトラッキングエラー信号振幅が変動するが、上述
のように比でもって判定しているため、回転数や線密度
のばらつきの影響を受けずにすむ。よって一定回転で動
作させるCAV方式の光ディスク装置にも適応可能なほ
か、スピンドルモータにFGを用いない装置における、
固定電圧でのモータ立ち上げ時でのディスク判定処理に
おいても回転数の変動の影響を削除できる。
【0067】なお、ステップ58において、AとBの比
をとるかわりに、AとBを直接比較してもよい。すなわ
ち、AとBを比較し、その差が所定値より大きいか否か
により判定しても、上記と同様の効果が得られる。
【0068】さらに、ステップ50a,50bを省略し
てもよい。その場合は、ステップ58においては、Aの
値そのものを予め設定した基準値と比較することによ
り、CDディスクか否かを判別することができる。
【0069】次に、2層ディスクでもなく、CDディス
クでもないと判定された場合は、残るDVD1層ディス
クか記録可能DVDディスクかの判別を行う必要があ
る。DVD−RWやDVD−RAMに代表される記録可
能DVDディスクは、反射率がDVD2層と同じスペッ
クとなっており、RF再生信号レベル(図3のエンベロ
ープ検波回路102の出力)の大小判定にて判別可能で
ある。これをディスク判別処理部11で実行する(ステ
ップ59)。このようにして判別されたCDディスク,
DVD1層ディスク,記録可能DVDディスクは、再生
信号処理回路6とサーボ制御部12において、それぞれ
のディスクに対応した設定が行われ(ステップ60,6
4,68)た後、検出したRF信号レベルに応じて、信
号増幅器5においてデータ誤りやトラック誤差信号を正
常に得るためにRF信号増幅率を可変し(ステップ6
1,65,69)、所定の信号振幅とするとともに、フ
ォーカスゲイン調整を行った後(ステップ62,66,
70)、トラックオン動作が行われる(ステップ63,
67,71)。なお、トラックオン後には、アドレスの
検出や、リードイン情報によりディスク上に記述された
データから再度ディスク種別を確認した上で、本来の情
報再生動作に入ることは言うまでもない。
【0070】
【発明の効果】請求項1および9に係る発明によれば、
異なる記録密度を有するディスクに対するディスク種別
の判別を行うことができるという効果がある。さらに、
元々必要なトラッキングエラー検出のための位相差法の
構成を利用できるという効果がある。またさらに、差分
の位相誤差信号として2値化された信号を利用するた
め、光ヘッドからの再生信号振幅が変動しても、上記2
値化情報に影響を与えないので、ディスク反射率の違い
やレーザパワーのばらつきによる影響を受けず判別ミス
が生じない効果がある。
【0071】請求項2および10に係る発明によれば、
部品点数削減のために2焦点レンズを用いて、しかも異
なる記録密度を有するディスクに対するディスク種別の
判別を行うことができるという効果がある。
【0072】請求項3および11に係る発明によれば、
ノイズ等の影響による異常電圧発生を防止するために元
々備わっているパルス幅リミット回路を利用することが
できるという効果がある。
【0073】請求項4、5、12および13に係る発明
によれば、パルス幅リミットの設定値を変えた2つの信
号により判別を行うため、例えば2つの信号の比を取る
ことにより、種々の変動を相殺できる。例えば、ディス
クのピット深さがばらつき、この影響が位相誤差信号に
反映された場合でも、比でもって判別すれば、ピット深
さの影響は相殺され、結果的に誤判別を防止できる効果
がある。また、ディスク回転数や、線密度がばらついた
場合でも、上記と同様にその影響を受けない効果があ
る。
【0074】請求項6および14に係る発明によれば、
光ディスクの記録密度の違いをより大きく反映させるこ
とができ、もって判別ミスを防止することができるとい
う効果がある。
【0075】請求項7、8、15および16に係る発明
によれば、種々の種類の光ディスクを判別することがで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 2焦点レンズを用いた場合のフォーカスエラ
ー信号を示す波形図である。
【図2】 この発明の実施の形態に係る光ディスク再生
装置を示すブロック図である。
【図3】 図2の信号増幅回路5における信号生成の詳
細を示すブロック図である。
【図4】 図2の信号増幅回路5における信号生成の詳
細を示すブロック図である。
【図5】 図2のトラッキングエラー検知回路7の詳細
を示すブロック図である。
【図6】 パルス幅リミット回路35の具体例を示すブ
ロック図である。
【図7】 図6のリミットパルス生成回路35aの動作
を示すタイミングチャートである。
【図8】 図2のトラッキングエラー信号振幅検知回路
8の詳細を示すブロック図である。
【図9】 図2の山の数計測回路9の詳細を示すブロッ
ク図である。
【図10】 トラッキングエラー検知回路7における、
位相差(DPD)法によるトラッキングエラー信号の生
成原理を示す図である。
【図11】 トラッキングエラー検知回路7における、
位相差(DPD)法によるトラッキングエラー信号の生
成原理を示す図である。
【図12】 トラッキングエラー検知回路7における、
位相差法によるトラッキングエラー信号の生成におい
て、パルス幅リミット回路35による制限を行った場合
を示す図である。
【図13】 トラッキングエラー信号の振幅を、ミラー
検出信号30がトラック間である事を示す期間でのみ計
測した場合の実際の計測波形を示す図である。
【図14】 ディスク判別開始からディスク判別終了ま
での処理手順を示すフローチャートである。
【図15】 ディスク判別開始からディスク判別終了ま
での処理手順を示すフローチャートである。
【図16】 従来の光ディスク再生装置におけるフォー
カスエラー信号波形を示した図である。
【図17】 開口数の異なる2つのレンズを備えるツイ
ンレンズ光ピックアップの構成を示した図である。
【図18】 従来の光ディスク再生装置におけるディス
ク判別回路の構成を示した図である。
【図19】 2層DVDディスクを用いてディスク判別
及びフォーカスオン動作をさせた時の測定手順を示した
波形図である。
【図20】 図19のようにディスク判別及びフォーカ
スオン動作をさせた場合の光ヘッドの位置状態を示した
図である。
【符号の説明】
1 光ディスク、2 スピンドルモータ、3 光ヘッ
ド、4 光検知回路、5信号増幅回路、6 再生信号処
理回路、7 トラッキングエラー検知回路、8トラッキ
ングエラー信号振幅検知回路、9 山の数計測回路、1
1 ディスク判別処理部、12 サーボ制御部、13
ドライバ、24,27 位相誤差信号、26,29 ト
ラッキングエラー信号、35 パルス幅リミット回路。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 19/12 501 G11B 19/12 501K (72)発明者 馬崎 充 京都府長岡京市馬場図所1番地 三菱電機 マイコン機器ソフトウエア株式会社内 Fターム(参考) 5D066 HA01 5D090 AA01 BB02 BB03 BB04 CC04 CC18 FF02 FF05 JJ11 LL02 5D118 AA14 BA01 BB02 BF02 CD02 CD03 CD08 CF06 DC02 5D119 AA41 BA01 DA05 EA02 EA03 JA44 KA02 KA24

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクに記録された情報を読み取る
    ための、前記光ディスクからの反射光を受光する複数に
    分割された光検知器を有する光ヘッドと、 前記光検知器の出力信号を2値化し、位相差を検出する
    ことにより、トラッキングエラーに応じしかも前記光デ
    ィスクの記録密度に応じた可変パルス幅のパルス列信号
    を生成する信号生成手段と、 前記パルス列信号に基づいて前記光ディスクの種別を判
    別する判別手段と、を備える光ディスク再生装置。
  2. 【請求項2】 前記光ヘッドは2焦点レンズを有する、
    請求項1記載の光ディスク再生装置。
  3. 【請求項3】 前記パルス列信号に所定幅以上のパルス
    が現れないようにするパルス幅リミット回路をさらに備
    え、 前記判別手段は、パルス幅リミット後の前記パルス列信
    号に基づいて前記判別を行う、請求項1記載の光ディス
    ク再生装置。
  4. 【請求項4】 前記パルス幅リミット回路は、前記所定
    幅として第1の所定幅と第2の所定幅とを選択的に設定
    可能であり、 前記判別手段は、前記第1の所定幅によるパルス幅リミ
    ット後の前記パルス列信号と、前記第2の所定幅による
    パルス幅リミット後の前記パルス列信号とに基づいて前
    記判別を行う、請求項3記載の光ディスク再生装置。
  5. 【請求項5】 前記パルス列信号に所定幅以上のパルス
    が現れないようにするパルス幅リミット回路をさらに備
    え、 前記判別手段は、パルス幅リミット前の前記パルス列信
    号と、パルス幅リミット後の前記パルス列信号とに基づ
    いて前記判別を行う、請求項1記載の光ディスク再生装
    置。
  6. 【請求項6】 前記光ヘッドの出力信号から、ミラー検
    出信号を生成する手段と、 前記パルス列信号を、前記ミラー検出信号に応じた期間
    だけ、前記判別手段による判別に対して有効にする手段
    と、をさらに備える、請求項3または4または5記載の
    光ディスク再生装置。
  7. 【請求項7】 前記光ヘッドの出力信号から、フォーカ
    スエラー信号を生成する手段をさらに備え、 前記判別手段は、前記パルス列信号に加えて、前記フォ
    ーカスエラー信号にも基づいて前記判別を行う、請求項
    1記載の光ディスク再生装置。
  8. 【請求項8】 前記光ヘッドの出力信号から、再生信号
    を生成してその振幅を検出する手段をさらに備え、 前記判別手段は、前記パルス列信号に加えて、前記検出
    された振幅にも基づいて前記判別を行う、請求項1また
    は7記載の光ディスク再生装置。
  9. 【請求項9】 光ディスク再生装置におけるディスク種
    別判別方法であって、 光ディスクに記録された情報を前記光ディスクからの反
    射光を受光する複数に分割された光検知器を有する光ヘ
    ッドで読み取る工程と、 前記光検知器の出力信号を2値化し、位相差を検出する
    ことにより、トラッキングエラーに応じしかも前記光デ
    ィスクの記録密度に応じた可変パルス幅のパルス列信号
    を生成する工程と、 前記パルス列信号に基づいて前記光ディスクの種別を判
    別する工程と、を備えるディスク種別判別方法。
  10. 【請求項10】 前記光ヘッドは2焦点レンズを有す
    る、請求項9記載のディスク種別判別方法。
  11. 【請求項11】 前記パルス列信号に所定幅以上のパル
    スが現れないようにする工程をさらに備え、 前記判別する工程では、パルス幅リミット後の前記パル
    ス列信号に基づいて前記判別を行う、請求項9記載のデ
    ィスク種別判別方法。
  12. 【請求項12】 前記所定幅として第1の所定幅と第2
    の所定幅とを選択的に設定可能であり、 前記判別する工程では、前記第1の所定幅によるパルス
    幅リミット後の前記パルス列信号と、前記第2の所定幅
    によるパルス幅リミット後の前記パルス列信号とに基づ
    いて前記判別を行う、請求項11記載のディスク種別判
    別方法。
  13. 【請求項13】 前記パルス列信号に所定幅以上のパル
    スが現れないようにする工程をさらに備え、 前記判別する工程では、パルス幅リミット前の前記パル
    ス列信号と、パルス幅リミット後の前記パルス列信号と
    に基づいて、両信号から得られる情報の比較もしくは比
    により前記判別を行う、請求項9記載のディスク種別判
    別方法。
  14. 【請求項14】 前記光ヘッドの出力信号から、ミラー
    検出信号を生成する工程と、 前記パルス列信号を、前記ミラー検出信号に応じた期間
    だけ、前記判別する工程における判別に対して有効にす
    る工程と、をさらに備える、請求項11または12また
    は13記載のディスク種別判別方法。
  15. 【請求項15】 前記光ヘッドの出力信号から、フォー
    カスエラー信号を生成する工程をさらに備え、 前記判別する工程では、前記パルス列信号に加えて、前
    記フォーカスエラー信号にも基づいて前記判別を行う、
    請求項9記載のディスク種別判別方法。
  16. 【請求項16】 前記光ヘッドの出力信号から、再生信
    号を生成してその振幅を検出する工程をさらに備え、 前記判別する工程では、前記パルス列信号に加えて、前
    記検出された振幅にも基づいて前記判別を行う、請求項
    9または15記載のディスク種別判別方法。
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