JPH09102129A - フォーカスサーボ制御方法及び装置 - Google Patents

フォーカスサーボ制御方法及び装置

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JPH09102129A
JPH09102129A JP7259095A JP25909595A JPH09102129A JP H09102129 A JPH09102129 A JP H09102129A JP 7259095 A JP7259095 A JP 7259095A JP 25909595 A JP25909595 A JP 25909595A JP H09102129 A JPH09102129 A JP H09102129A
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focus error
focus
error signal
servo control
signal
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JP7259095A
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Tomoyoshi Takeya
智良 竹谷
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Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1の課題は再生するディスクに対応するフ
ォーカスエラー信号に基づいて当該ディスクに対応した
フォーカスサーチ動作を行い、正しいフォーカスサーボ
制御を行うことが可能であるとともに、従来のフォーカ
スサーボ制御装置を用いた場合にも安定にフォーカスサ
ーボ制御が可能なフォーカスサーボ制御装置を提供する
ことにある。 【解決手段】 フォーカスドライブ信号SFDにより二焦
点レンズを上下駆動してフォーカスエラー信号SFEを取
り込み、上昇時に検出したフォーカスエラー信号SFED
により光ディスク1がCDかDVDかを判別し、判別結
果に基づいて、下降時に検出される複数のフォーカスエ
ラー信号SFEの中から、判別した種類に対応する対応フ
ォーカスエラー信号SFEのみを抽出してフォーカスイン
動作をおこなう。この場合、対応フォーカスエラー信号
FE以外のフォーカスエラー信号SFEを基準電圧VR
置換する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、位相ピット等によ
り又は磁気的に情報が記録された光ディスク等の情報記
録媒体に対して、情報再生光としての光ビームを照射し
てその反射光により上記情報を再生するための光ピック
アップにおいて、情報記録媒体の再生位置に最適な大き
さの光ビームを集光するためのフォーカスサーボ制御を
行うフォーカスサーボ制御方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、CD(Compact Disk)とLD(LA
SER Disk)を一台の再生機で再生することが可能な、い
わゆるCD/LDコンパチブル再生機が一般化してい
る。このCD/LDコンパチブル再生機においては、記
録媒体表面から情報記録面までの距離(すなわち、保護
層の厚さ)がCDとLDで共通(共に1.2mm)であ
るので、一つの焦点位置に光ビームを集光させる光ピッ
クアップを用いて双方のディスクが再生可能である。
【0003】一方、近年、従来のCDよりも記憶容量を
飛躍的に向上させ、一本の映画等が記録可能な高密度記
録媒体であるDVD(Digital Video Disk)の開発が盛
んに行われており、この中で、DVDとCDの双方を再
生することが可能なCD/DVDコンパチブル再生機の
開発が活発である。
【0004】ここで、CDとDVDの構造を比較する
と、高密度化の要請から、DVDの保護層の厚さはCD
の保護層の約半分の厚さ(0.6mm)とされている。
従って、一焦点の光ピックアップを用いて双方のディス
クを再生しようとすると、例えば、DVDに最適となる
ように集光すると、CDに対しては光ビームが通過する
保護層がDVDより厚いので、光ビームに球面収差等の
収差が発生し、これによりCDに対して最適に集光する
ことができないという問題点がある。
【0005】この問題点を解決するためには、再生する
ディスクの種類によって光ビームの光路上に収差補正素
子を挿入する方法が考えられるが、この方法によると、
再生するディスクの種類によって収差補正素子を光路上
に出し入れする機械的な装置が必要となり、光ピックア
ップの小型化に適さない。
【0006】そこで、同一直線上の異なる位置に焦点を
結ぶ二つの光ビームを照射することが可能な二焦点レン
ズが開発されている。この二焦点レンズについて、図1
3を用いて説明する。
【0007】図13(a)に示すように、二焦点レンズ
は、回折格子Hと対物レンズRを同一光路上に配置した
もので、コリメータレンズCで平行光線とされた光ビー
ムLを回折格子Hにより0次光と±1次光の三つのビー
ムに分光し、このうち0次光と+1次光の光路長の差を
利用して、当該0次光と+1次光を同一直線上の異なる
位置に焦点を結ばせるものである。より具体的には、0
次光と比較して+1次光の方が対物レンズRから遠い位
置に焦点を結ぶように構成され、0次光がDVDの情報
記録面に最適に集光すると共に、図13(b)に示すよ
うに+1次光がCDの情報記録面に最適に集光するよう
に設定される。
【0008】この二焦点レンズを用いると、一の光ピッ
クアップを用いてCDとDVDの双方を再生することが
できる。ここで、上述の二焦点レンズを用いて情報を再
生する場合にも、従来と同様に、再生すべき光ディスク
の種類に応じて最適なフォーカスサーボを行うためのフ
ォーカスサーボ制御が必要となる。この場合、例えば、
従来一般的な非点収差法を用いてフォーカスサーボ制御
を行うためには、フォーカスサーボ制御を行う前に、当
該フォーカスサーボ制御を行う際の基準位置を設定する
ための、いわゆるフォーカスサーチ動作が必要である。
このフォーカスサーチ動作は、光ディスクに対して垂直
な方向に光ピックアップを所定量移動させ、その際に出
力されるフォーカスエラー信号(S字信号)に基づいて
最適なフォーカス位置を検出するものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、二焦点
レンズを用いてフォーカスサーチ動作を行うと、複数の
光ビームが異なる位置に焦点を結ぶことから、複数のフ
ォーカスエラー信号が検出されることとなる。より具体
的には、0次光の反射光によるフォーカスエラー信号及
び+1次光の反射光によるフォーカスエラー信号並びに
+1次光の光ディスクからの反射光が0次光の光路を辿
ることによって生じる擬似的なフォーカスエラー信号の
少なくとも三つのフォーカスエラー信号が、光ピックア
ップの移動に伴って所定の時間差で検出される。従っ
て、それらの中に含まれる、再生しようとするディスク
に対応したフォーカスエラー信号が判別できないので、
当該再生しようとするディスクに最適なフォーカスサー
チ動作ができないという問題点があった。
【0010】また、従来の一つのフォーカスエラー信号
のみ処理可能なフォーカスサーボ制御装置を用いる場合
に、複数のフォーカスエラー信号が出力されるので、安
定なフォーカスサーチ動作ができないという問題点もあ
った。
【0011】そこで、本発明は、上記の問題点に鑑みて
なされたもので、その第1の課題は、再生しようとする
ディスクに対応するフォーカスエラー信号に基づいて当
該ディスクに対応した最適なフォーカスサーチ動作を行
い、正しいフォーカスサーボ制御を行うことが可能なフ
ォーカスサーボ制御方法及び装置を提供することにあ
る。
【0012】また、第2の課題は、従来のフォーカスサ
ーボ制御装置を用いた場合にも安定にフォーカスサーボ
制御が可能なフォーカスサーボ制御装置を提供すること
にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の二つの課題を解決
するために、請求項1に記載の発明は、情報記録媒体の
表面から記録情報が記録された情報記録面までの距離が
異なる少なくとも二種類の光ディスク等の情報記録媒体
から前記記録情報を再生する際のフォーカスサーボ制御
を行うフォーカスサーボ制御方法であって、前記情報記
録媒体の種類を判別する判別工程と、同一光軸上の異な
る位置に焦点を結ぶ複数の光ビームを前記情報記録面に
夫々照射する照射工程と、前記複数の光ビームの夫々に
前記焦点を結ばせるための対物レンズと前記情報記録面
との前記光軸に平行な相対距離を変化させるために前記
対物レンズを移動する移動工程と、前記相対距離の変化
に伴い、前記複数の光ビームの前記情報記録面からの複
数の反射光を夫々受光する受光工程と、受光した前記複
数の反射光の夫々に基づいて複数のフォーカスエラー信
号を生成するフォーカスエラー信号生成工程と、前記複
数のフォーカスエラー信号のうち前記判別工程における
判別結果に対応する一つの前記フォーカスエラー信号で
ある対応フォーカスエラー信号を抽出する抽出工程と、
前記対応フォーカスエラー信号に基づいて前記フォーカ
スサーボ制御を行う制御工程と、を備えて構成される。
【0014】請求項1に記載の発明の作用によれば、判
別工程において、情報記録媒体の種類を判別する。その
後、照射工程において、同一光軸上の異なる位置に焦点
を結ぶ複数の光ビームを情報記録面に夫々照射する。
【0015】これと並行して、移動工程において、対物
レンズと情報記録面との光軸に平行な相対距離を変化さ
せるために対物レンズを移動する。そして、受光工程に
おいて、相対距離の変化に伴い、複数の光ビームの情報
記録面からの複数の反射光を夫々受光する。
【0016】これにより、フォーカスエラー信号生成工
程において、受光した複数の反射光の夫々に基づいて複
数のフォーカスエラー信号を生成する。そして、抽出工
程において、判別工程における判別結果に対応する対応
フォーカスエラー信号を抽出する。
【0017】その後、制御工程において、対応フォーカ
スエラー信号に基づいてフォーカスサーボ制御を行う。
よって、複数のフォーカスエラー信号の中から判別結果
に対応する対応フォーカスエラー信号を抽出し、それに
基づいてフォーカスサーボ制御を行うので、情報記録媒
体の種類に対応しないフォーカスエラー信号によりフォ
ーカスサーボ手段が制御されることがなく、正しいフォ
ーカスサーボ制御を行うことができる。
【0018】また、一つの対応フォーカスエラー信号の
み抽出されてフォーカスサーボ手段が制御されるので、
複数のフォーカスエラー信号が生成される光ピックアッ
プに対しても、一のフォーカスエラー信号のみの処理能
力しか有しないフォーカスサーボ手段を用いることがで
きる。
【0019】上記の二つの課題を解決するために、請求
項2に記載の発明は、請求項1に記載のフォーカスサー
ボ制御方法において、前記抽出工程は、前記対応フォー
カスエラー信号以外の前記フォーカスエラー信号を予め
設定された一定電圧の置換信号に置換するように構成さ
れる。
【0020】請求項2に記載の発明の作用によれば、請
求項1に記載の発明の作用に加えて、抽出工程におい
て、対応フォーカスエラー信号以外のフォーカスエラー
信号を置換信号に置換することにより対応フォーカスエ
ラー信号を抽出する。
【0021】よって、より正確に対応フォーカスエラー
信号を抽出することができる。上記の二つの課題を解決
するために、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
のフォーカスサーボ制御方法において、前記抽出工程
は、前記複数のフォーカスエラー信号を計数する計数工
程を有し、前記判別結果に基づいて設定された計数値に
対応する前記フォーカスエラー信号を前記対応フォーカ
スエラー信号とするように構成される。
【0022】請求項3に記載の発明の作用によれば、請
求項1に記載の発明の作用に加えて、抽出工程は、複数
のフォーカスエラー信号を計数する計数工程を有し、判
別結果に基づいて設定された計数値に対応するフォーカ
スエラー信号を対応フォーカスエラー信号とする。
【0023】よって、置換電圧等を必要としないので、
抽出工程を簡略化できる。上記の二つの課題を解決する
ために、請求項4に記載の発明は、請求項1に記載のフ
ォーカスサーボ制御方法において、前記抽出工程は、前
記判別結果に基づいて前記移動工程における前記対物レ
ンズの移動方向を反転する反転工程を含み、反転した移
動方向の前記対物レンズの移動に伴って得られる最初の
前記フォーカスエラー信号を前記対応フォーカスエラー
信号とするように構成される。
【0024】請求項4に記載の発明の作用によれば、請
求項1に記載の発明の作用に加えて、反転工程におい
て、判別結果に基づいて移動工程における対物レンズの
移動方向を反転し、抽出工程において反転した移動方向
の対物レンズの移動に伴って得られる最初のフォーカス
エラー信号を対応フォーカスエラー信号とする。
【0025】よって、計数工程等が不要となるので、抽
出工程を簡略化できる。上記の二つの課題を解決するた
めに、請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいず
れか一項に記載のフォーカスサーボ制御方法において、
前記判別工程は、前記フォーカスサーボ制御前に前記対
物レンズを事前移動する事前移動工程を含み、当該事前
移動により得られる複数のフォーカスエラー信号のレベ
ルと、予め設定された基準レベルとを比較することによ
り判別を行うように構成される。
【0026】請求項5に記載の発明の作用によれば、請
求項1から4のいずれか一項に記載の発明の作用に加え
て、判別工程は、フォーカスサーボ制御前に対物レンズ
を事前移動する事前移動工程を含み、当該事前移動によ
り得られる複数のフォーカスエラー信号のレベルと、予
め設定された基準レベルとを比較することにより判別を
行う。
【0027】よって、判別工程と他の移動工程等を同一
の手段で行うことができるので、フォーカスサーボ制御
装置全体を簡略化できる。上記の二つの課題を解決する
ために、請求項6に記載の発明は、情報記録媒体の表面
から記録情報が記録された情報記録面までの距離が異な
る少なくとも二種類の光ディスク等の情報記録媒体から
前記記録情報を再生する際のフォーカスサーボ制御を行
うフォーカスサーボ制御装置であって、前記情報記録媒
体の種類を判別し判別信号を出力するCPU等の判別手
段と、同一光軸上の異なる位置に焦点を結ぶ複数の光ビ
ームを前記情報記録面に夫々照射するとともに、当該複
数の光ビームの前記情報記録面からの複数の反射光を夫
々受光する光ピックアップと、前記光ピックアップに含
まれるとともに、前記複数の光ビームの夫々に前記焦点
を結ばせるための対物レンズと前記情報記録面との前記
光軸に平行な相対距離を変化させるために前記対物レン
スを移動するフォーカスアクチュエータ等の移動手段
と、前記相対距離の変化に伴って受光した前記複数の反
射光の夫々に基づいて複数のフォーカスエラー信号を生
成するRFアンプ等のフォーカスエラー信号生成手段
と、前記複数のフォーカスエラー信号のうち前記判別信
号に対応する一つの前記フォーカスエラー信号である対
応フォーカスエラー信号を抽出する判定回路等の抽出手
段と、前記対応フォーカスエラー信号に基づいて前記フ
ォーカスサーボ制御を行うサーボIC等の制御手段と、
を備えて構成される。
【0028】請求項6に記載の発明の作用によれば、判
別手段は、情報記録媒体の種類を判別し判別信号を出力
する。一方、光ピックアップは、同一光軸上の異なる位
置に焦点を結ぶ複数の光ビームを情報記録面に夫々照射
するとともに、当該複数の光ビームの情報記録面からの
複数の反射光を夫々受光する。
【0029】これと並行して、移動手段は、対物レンズ
と情報記録面との光軸に平行な相対距離を変化させるた
めに対物レンズを移動する。そして、フォーカスエラー
信号生成手段は、相対距離の変化に伴って受光した複数
の反射光の夫々に基づいて複数のフォーカスエラー信号
を生成する。
【0030】これにより、抽出手段は、複数のフォーカ
スエラー信号のうち判別信号に対応する一つのフォーカ
スエラー信号である対応フォーカスエラー信号を抽出す
る。その後、制御手段は、対応フォーカスエラー信号に
基づいてフォーカスサーボ制御を行う。
【0031】よって、複数のフォーカスエラー信号の中
から、判別信号に対応する対応フォーカスエラー信号を
抽出し、それに基づいてフォーカスサーボ制御を行うの
で、情報記録媒体の種類に対応しないフォーカスエラー
信号によりフォーカスサーボ手段が制御されることがな
く、正しいフォーカスサーボ制御を行うことができる。
【0032】また、一つの対応フォーカスエラー信号の
み抽出されてフォーカスサーボ手段が制御されるので、
複数のフォーカスエラー信号が生成される光ピックアッ
プに対しても、従来のフォーカスサーボ手段を用いるこ
とができる。
【0033】上記の二つの課題を解決するために、請求
項7に記載の発明は、請求項6に記載のフォーカスサー
ボ制御装置において、前記抽出手段は、前記対応フォー
カスエラー信号以外の前記フォーカスエラー信号を予め
設定された一定電圧の置換信号に置換するスイッチ等の
置換手段を備えて構成される。
【0034】請求項7に記載の発明の作用によれば、請
求項6に記載の発明の作用に加えて、抽出手段は、対応
フォーカスエラー信号以外のフォーカスエラー信号を置
換信号に置換するスイッチ等のタイマ等の置換手段を備
える。
【0035】よって、より正確に対応フォーカスエラー
信号を抽出することができる。上記の二つの課題を解決
するために、請求項8に記載の発明は、請求項6に記載
のフォーカスサーボ制御装置において、前記抽出手段
は、前記複数のフォーカスエラー信号を計数するカウン
タ等の計数手段を有し、前記判別信号に基づいて設定さ
れた計数値に対応する前記フォーカスエラー信号を前記
対応フォーカスエラー信号とするように構成される。
【0036】請求項8に記載の発明の作用によれば、請
求項6に記載の発明の作用に加えて、抽出手段における
計数手段は、複数のフォーカスエラー信号を計数し、抽
出手段は、判別信号に基づいて設定された計数値に対応
するフォーカスエラー信号を対応フォーカスエラー信号
とする。
【0037】よって、置換電圧等を必要としないので、
抽出手段を簡略化できる。上記の二つの課題を解決する
ために、請求項9に記載の発明は、請求項6に記載のフ
ォーカスサーボ制御装置において、前記抽出手段は、前
記判別信号に基づいて前記移動手段における前記対物レ
ンズの移動方向を反転するフォーカスアクチュエータ等
の反転手段を備えるとともに、反転した移動方向の前記
対物レンズの移動に伴って得られる最初の前記フォーカ
スエラー信号を前記対応フォーカスエラー信号とするよ
うに構成される。
【0038】請求項9に記載の発明の作用によれば、請
求項6に記載の発明の作用に加えて、反転手段は、判別
信号に基づいて移動手段における対物レンズの移動方向
を反転する。
【0039】そして、抽出手段は、反転した移動方向の
対物レンズの移動に伴って得られる最初のフォーカスエ
ラー信号を対応フォーカスエラー信号とする。よって、
計数手段等が不要となるので、抽出手段を簡略化でき
る。
【0040】上記の二つの課題を解決するために、請求
項10に記載の発明によれば、請求項6から9のいずれ
か一項に記載のフォーカスサーボ制御装置において、前
記判別手段は、前記フォーカスサーボ制御前に前記対物
レンズを事前移動するフォーカスアクチュエータ等の事
前移動手段を備え、当該事前移動により得られる複数の
フォーカスエラー信号のレベルと、予め設定された基準
レベルとを比較することにより判別を行うように構成さ
れる。
【0041】請求項10に記載の発明の作用によれば、
請求項6から9のいずれか一項に記載の発明の作用に加
えて、判別手段における事前移動手段は、フォーカスサ
ーボ制御前に対物レンズを事前移動する。
【0042】そして、判別手段は、当該事前移動により
得られる複数のフォーカスエラー信号のレベルと、予め
設定された基準レベルとを比較することにより判別を行
う。よって、判別手段と他の移動手段等を共通化するこ
とができるので、フォーカスサーボ制御装置全体を簡略
化できる。
【0043】
【発明の実施の形態】次に、本発明に好適な実施の形態
について、図面に基づいて説明する。 (I)第1実施形態 始めに、請求項1、2、5乃至7並びに10に記載の発
明に対応する第1の実施形態について、図1乃至図4を
用いて説明する。
【0044】先ず、図1を用いて第1実施形態に係る再
生装置の構成について説明する。図1に示すように、第
1実施形態の再生装置S1 は、上述の二焦点レンズ及び
光ディスク1からの反射光に対して非点収差を与える円
筒レンズ等を含み、CD又はDVDである光ディスク1
に対して複数の光ビームLを照射するとともに、光ディ
スク1からのそれぞれの光ビームLの反射光を受光し
て、受光した反射光を電気信号Sに変換して出力する光
ピックアップ2と、光ピックアップ2から出力された電
気信号Sよりフォーカスエラー信号SFE及びRF信号S
RFを生成すると共にそれぞれ増幅するフォーカスエラー
信号生成手段としてのRFアンプ3と、増幅されたRF
信号SRFをデコードして記録情報に対応する映像信号等
を生成し、後述のCPU5を介して図示しない信号処理
回路に出力するデコーダ4と、フォーカスエラー信号S
FEを更に増幅するアンプ6と、増幅されたフォーカスエ
ラー信号SFEに含まれる高周波ノイズを除去するLPF
(Low Pass Filter )7と、高周波ノイズが除去された
フォーカスエラー信号SFEを所定の比較電圧と比較して
比較信号Sc を出力すると共に、当該フォーカスエラー
信号SFEのレベルを示すレベル信号SFELVを後述のCP
U5に出力するコンパレータ8と、比較信号Sc と後述
のタイマ16からのタイマ信号Sb とに基づいて、カウ
ント信号S d を出力するカウンタ9と、カウント信号S
d に基づいて、フォーカスエラー信号SFEを所定期間だ
け置換信号としての所定の基準電圧VR に置換するため
の置換制御信号Se を出力するタイマ10と、置換制御
信号Se 、後述の判別信号S d 及び後述のフォーカスサ
ーボがクローズされたことを示すFOK(フォーカスO
K)信号SFOK に基づいて、後述のスイッチSW1 を制
御するための制御信号を出力する判定回路11と、当該
制御信号に基づいて、RFアンプ3から入力されるフォ
ーカスエラー信号SFEを所定時間一定電圧値である基準
電圧VR に置換して置換フォーカスエラー信号SFEb
出力する置換手段としてのスイッチSW 1 と、置換フォ
ーカスエラー信号SFEb に基づいて、後述のフォーカス
アクチュエータ17を制御するためのフォーカスドライ
ブ信号SFDを出力する制御手段としてのサーボIC(In
tegrated Circuit)12と、フォーカスドライブ信号S
FDを増幅するアンプ13と、増幅されたフォーカスドラ
イブ信号SFDに含まれる高周波ノイズを除去するLPF
14と、高周波ノイズが除去されたフォーカスドライブ
信号SFDを所定の比較電圧と比較して比較信号Sa を出
力するコンパレータ15と、比較信号Sa に基づいて、
当該所定時間一定電圧のタイマ信号Sb を出力するタイ
マ16と、フォーカスドライブ信号SFDに基づいて、二
焦点レンズを光ディスク1の情報記録面に対して垂直方
向に駆動する移動手段、反転手段及び事前移動手段とし
てのフォーカスアクチュエータ17と、サーボIC12
との間でコントロール信号SC の授受を行うと共に、レ
ベル信号SFELVに基づいて光ディスク1がCDであるか
DVDであるかを判別して判別信号SD を出力し、更に
再生装置S1 全体を制御する判別手段としてのCPU5
と、により構成されている。
【0045】上記の構成において、コンパレータ8及び
15、カウンタ9、タイマ10及び16、判定回路11
及びスイッチSW1 により抽出手段を構成している。次
に、再生装置S1 の動作について、図2に示すフローチ
ャート及び図3に示すタイミングチャートを用いて説明
する。なお、図3のタイミングチャートにおいて、横軸
は時間を示し、またフォーカスドライブ信号SFDにおい
て+方向(図3中上方向)は二焦点レンズを上昇させる
信号を示し、−方向(図3中下方向)は下降させる信号
を示している。
【0046】始めに、再生装置S1 に光ディスク1がセ
ットされたか否かが、図1に図示しない検出装置により
検出される(ステップS1)。未だセットされていない
場合には(ステップS1;NO)そのまま待機し、セッ
トされた場合には(ステップS1;YES)、二焦点レ
ンズを上昇させるフォーカスドライブ信号SFDがサーボ
IC12から出力され(図3符号(A)参照)、二焦点
レンズを短時間で所定位置まで上昇させる。この場合の
所定位置は、光ディスク1がCD又はDVDのいずれの
場合でも、焦点位置の異なる二つの光ビームLの双方が
当該光ディスク1の情報記録面を横切る位置とされる。
【0047】二焦点レンズが所定位置まで上昇されると
(ステップS2)、次に二焦点レンズを所定速度で下降
させるべく、フォーカスドライブ信号SFDが出力される
(ステップS3、図3符号(B)参照)。そして、下降
途中に検出されるフォーカスエラー信号SFEを順次取り
込む(ステップS4)。その後、下降した二焦点レンズ
の位置が下限か否かが判定され(ステップS5)、下限
でない場合には(ステップS5;NO)そのまま下降を
継続するためにステップS3に戻り、下限になった場合
には(ステップS5;YES)、それまでの下降途中に
検出した三つのフォーカスエラー信号SFE(図3中、符
号SFED で示す。なお、図3におけるフォーカスエラー
信号SFEは、光ディスク1がDVDである場合のフォー
カスエラー信号SFEに対応している。)に基づいて光デ
ィスク1がCDであるかDVDであるかを判別する(ス
テップS6)。この光ディスク判別について、図4を用
いて詳説する。
【0048】既述のように、二焦点レンズを有する二焦
点レンズからの二つの光ビームLは、+1次光がCDで
最適集光するように設定され、0次光がDVDで最適集
光するように設定されており、その焦点距離は+1次光
の方が長い。従って、例えば図4(a)に示すように、
CDに対して二焦点レンズを上昇させると、始めに+1
次光がCDの情報記録面で集光してフォーカスエラー信
号SFEが検出され、次に上述の擬似的なフォーカスエラ
ー信号SFEが検出され、最後に0次光に対応するフォー
カスエラー信号SFEが検出されることとなる。ここで、
上記の通り、0次光の最適集光は、DVDに対してなさ
れ、+1次光の最適集光はCDに対してなされるように
光学系が設定されているので、逆の組合せに対しては、
例えば球面収差の発生などにより、最適な集光状態では
なくなる。よって、光ディスクがCDである場合、+1
次光に対応するフォーカスエラー信号SFEのレベルが最
も高く、0次光に対応するフォーカスエラー信号SFE
レベルが最も低くなり、これとは逆に、光ディスクがD
VDである場合には、0次光に対応するフォーカスエラ
ー信号SFEのレベルが最も高く、+1次光に対応するフ
ォーカスエラー信号SFEのレベルが最も低くなる。そこ
で、0次光に対応するフォーカスエラー信号SFEと所定
の閾値TH1 との大小関係を検出することにより光ディ
スクがCDであるかDVDであるかが判別できるのであ
る。ここで、閾値TH1 は、例えばDVDに0次光が集
光した場合のフォーカスエラー信号SFEのレベル(図4
(b)符号FE2 )より低く、CDに0次光が集光した
場合のフォーカスエラー信号S FEのレベル(図4(b)
符号FE1 )より高く設定される。
【0049】より具体的に図4(b)を用いて説明する
と、図2のステップS3において下降を開始した二焦点
レンズにおいては、始めに0次光が情報記録面で集光
し、その後に+1次光が集光することとなる。従って、
下降過程において最初に検出されるフォーカスエラー信
号SFEのレベル(0次光に対応するフォーカスエラー信
号SFEのレベル)を閾値TH1 と比較し、閾値TH1
上であればその光ディスク1はDVDであると判別さ
れ、閾値TH1 以下であればCDであると判別されので
ある。この判別は、コンパレータ8から出力されるレベ
ル信号SFELVに基づいてCPU5により行われ、その結
果は、判別信号SD として判定回路11に出力される。
【0050】なお、判別の方法としては、この他に、下
降過程において検出される全てのフォーカスエラー信号
FE(図3符号SFED )を取り込み、そのレベルを検出
して、どのフォーカスエラー信号SFEのレベルが閾値T
1 より高いかを判定することにより判別することもで
きる。これは、二焦点レンズの下降過程においては、始
めに0次光に対応するフォーカスエラー信号SFEが検出
され、最後に+1次光に対応するフォーカスエラー信号
FEが検出されることが判っているので、0次光に対応
するフォーカスエラー信号SFEのレベルが高ければDV
Dであると判別され、+1次光のフォーカスエラー信号
FEが高ければCDであると判別されることによる。
【0051】以上の方法により、フォーカスエラー信号
FED (図3参照)を用いて光ディスク1の種類が判別
され(ステップS6、S7)、それがCDである場合に
は(ステップS7;YES)パラメータSが「3」とさ
れ(ステップS8)、DVDである場合には(ステップ
S7;NO)パラメータSが「1」とされる(ステップ
S9)。
【0052】ステップS8及びS9と並行して、図3に
示すように、コンパレータ15はフォーカスドライブ信
号SFDに基づき、フォーカスエラー信号SFED が検出さ
れた後に比較信号Sa を出力する。この比較信号S
a は、二焦点レンズが下降過程から上昇過程に移行した
際、つまり駆動方向が反転した際に、フォーカスエラー
信号SFE1 の検出動作を開始するタイミングを知らしめ
るもので、フォーカスドライブ信号SFDが所定値より小
さい間“H”レベルを維持する。そして、タイマ16
は、比較信号Sa の立上りエッジに基づいて計時を開始
し、二焦点レンズの駆動方向が反転した後に得られるフ
ォーカスエラー信号SFE1 乃至SFE3 が検出されるのに
充分な時間の計時を行い、この間“H”レベルを維持す
るタイマ信号S b をCPU5及びカウンタ9に出力す
る。一方、コンパレータ8はフォーカスエラー信号SFE
に基づいて対応する比較信号Sc をカウンタ9に出力す
る。また、ステップS1乃至S7が実行される間は、ス
イッチSW1 はフォーカスエラー信号SFE側となってい
るので、置換フォーカスエラー信号SFEb は図3に示す
置換フォーカスエラー信号SFEb1(光ディスク1がDV
Dの時)又は置換フォーカスエラー信号SFEb2(光ディ
スク1がCDの時)となっている。この時、タイマ信号
b が“L”レベルであるので、これに基づきCPU5
からのコントロール信号SC によりサーボIC12のフ
ォーカスサーボループはオープンとされており、これに
よりフォーカスエラー信号SFED に基づいてフォーカス
サーボ制御が行われることはない。
【0053】パラメータSが「1」又は「3」に設定さ
れると(ステップS8及びS9)、次に、二焦点レンズ
を上昇させるべくフォーカスドライブ信号SFDが出力さ
れる(ステップS10、図3符号(C)参照)。そして
二焦点レンズが上昇し(ステップS10)、最初のフォ
ーカスエラー信号SFE1 (図3符号SFE1 参照)が検出
されたか否かが判断される(ステップS11)。最初の
フォーカスエラー信号SFE1 が検出されない場合には
(ステップS11;NO)、検出するまで上昇が継続さ
れ(ステップS10)、フォーカスエラー信号SFE1
検出された場合には(ステップS11;YES)、パラ
メータSが「1」であるか否かが判定される(ステップ
S12)。
【0054】パラメータSが「1」であるか否かが判定
され(ステップS12)、「1」であった場合には(ス
テップS12;YES)光ディスク1はDVDであるの
で、図3に符号SFE3 で示すフォーカスエラー信号(0
次光に対応するフォーカスエラー信号SFE)でフォーカ
スインすべく、フォーカスエラー信号SFE1 が検出され
たタイミングでタイマ10がスタートされ(ステップS
13)、カウント信号Sd に基づき、置換制御信号Se
が“H”レベルとなる。この時、比較信号Scは図3の
ようになり、比較信号Sc とタイマ信号Sb との論理和
となるカウント信号Sd が出力されることにより、フォ
ーカスエラー信号SFE1 が検出されたタイミングで正確
に置換制御信号Sd が“H”レベルとなる。置換制御信
号Sd が“H”レベルとなると、今までフォーカスエラ
ー信号SFE側であったスイッチSW1 を基準電圧VR
に切り換える制御信号が判定回路11から出力される。
すると、置換フォーカスエラー信号SFEb は、図3に符
号Xで示すように予め設定された所定時間(第1実施形
態の場合、例えば40msec)基準電圧VR (図3に示す
場合、0Vレベル)に置換される(ステップS14)。
この所定時間は、二焦点レンズの移動速度に対応して、
フォーカスエラー信号SFE1 及びSFE2 (図3参照)が
検出されるまでの間とされる。そして、40msecが経過
したか否かが判定され(ステップS15)、経過してな
い場合には(ステップS15;NO)そのまま待機し、
40msecが経過した場合には(ステップS15;YE
S)、再びスイッチSW1 をフォーカスエラー信号SFE
側に切り換えて、RFアンプ3からのフォーカスエラー
信号SFEをそのまま通過させる(ステップS16)。こ
れにより、その後にDVDである光ディスク1に最適集
光される0次光に対応するフォーカスエラー信号SFE3
(図3参照)が検出された場合に(ステップS17;Y
ES)、当該フォーカスエラー信号SFE3 がサーボIC
に入力され、フォーカスインが行われて(ステップS1
8)、フォーカスサーボ制御が行われ、処理を終了す
る。一方、ステップS12において、パラメータSが
「1」でない場合(ステップS12;NO)は、光ディ
スク1はCDであるので、1次光に対応するフォーカス
エラー信号SFE1 (図3参照)でフォーカスイン動作を
行うべく、ステップS18に移行する。この場合の置換
フォーカスエラー信号SFEb は、図3に符号S FEb2で示
す置換フォーカスエラー信号となる。
【0055】なお、この時のフォーカスドライブ信号S
FDは、CDとDVDで異なる位置で光ピックアップ2が
フォーカスインすることから、図3に示すように、異な
るレベルでフォーカスサーボ制御動作を開始することと
なる。
【0056】以上説明したように、第1実施形態の再生
装置S1 によれば、複数検出されるフォーカスエラー信
号SFEのうち、再生しようとする光ディスク1の種類に
応じたフォーカスエラー信号SFEのみを抽出してフォー
カスサーボ制御を行うので、光ディスク1の種類に対応
しないフォーカスエラー信号SFEによりフォーカスサー
ボ制御が行われることがなく、正しいフォーカスサーボ
制御を行うことができる。
【0057】また、一つのフォーカスエラー信号SFE
み抽出されてサーボIC12が制御されるので、複数の
フォーカスエラー信号SFEが生成される光ピックアップ
2に対しても、一のフォーカスエラー信号のみの処理能
力しか有しないサーボIC12を用いることができる。
【0058】従って、二焦点レンズを有する二焦点レン
ズに対して、従来と同様のサーボIC12を用いること
ができる。また、光ディスク1の判別において、再生装
置S1 の回路を共通化することができるので、再生装置
1 全体の構成を簡略化することができる。 (II)第2実施形態 次に、請求項1、2、5乃至7並びに10に記載の発明
に対応する他の実施形態である第2実施形態について、
図5及び図6を用いて説明する。
【0059】上述の第1実施形態では、光ディスク1の
種類を判別後のフォーカスイン動作のためのフォーカス
エラー信号SFEの検出過程(二焦点レンズの上昇過程)
において、光ディスク1がDVDの場合には、フォーカ
スエラー信号SFE1 が発生し、次いでSFE2 が発生する
期間(例えば、40msec間)、置換フォーカスエラー信
号SFEb1を基準電圧VR に置換することにより0次光に
対応するフォーカスエラー信号SFE3 のみをサーボIC
12に入力するようにしたが、本実施形態においては、
上記のフォーカスエラー信号SFE1 及びSFE2 が発生す
る期間のそれぞれについて、光ディスク1がDVDの場
合に置換フォーカスエラー信号SFEb1が基準電圧VR
置換される。
【0060】第1実施形態の再生装置の構成は、第1実
施形態の再生装置S1 と同様であるので細部の説明は省
略する。次に、具体的動作について図5のフローチャー
ト及び図6のタイミングチャートを用いて説明する。な
お、図5及び図6において、第1実施形態における図2
及び図3と同様の動作及び波形については同様のステッ
プ番号及び符号を付し、細部の説明は省略する。
【0061】図5に示すように、第2実施形態の再生装
置においては、当初、図2におけるステップS1乃至S
14の動作が実施されて光ディスク1の判別が行われ、
光ディスク1がDVDである場合には、フォーカスエラ
ー信号SFE1 が検出されたタイミングでタイマ10がス
タートされ(ステップS13)、カウント信号Sd に基
づき、置換制御信号Se が“H”レベルとなる。置換制
御信号Sd が“H”レベルとなると、判定回路11から
の制御信号によりスイッチSW1 が基準電圧V R 側に切
り換えられ、置換フォーカスエラー信号SFEb1が、図6
に符号Yで示すように例えばフォーカスエラー信号S
FE1 の幅より長い10msecの間、基準電圧VR (図6に
示す場合、0Vレベル)に置換される(ステップS1
4)。このスイッチSW1 が基準電圧VR 側に切り換え
られる時間は、二焦点レンズの移動速度に対応して、フ
ォーカスエラー信号SFE1 のみ(図6参照)が検出され
る間とされる。そして、10msecが経過したか否かが判
定され(ステップS20)、経過してない場合には(ス
テップS20;NO)そのまま待機し、10msecが経過
した場合には(ステップS20;YES)、再びスイッ
チSW1 をフォーカスエラー信号SFE側に切り換えて、
RFアンプ3からのフォーカスエラー信号SFEをそのま
ま通過させる(ステップS16)。
【0062】次に、引続き二焦点レンズを上昇させ、フ
ォーカスエラー信号SFE2 (図6参照)について、図5
におけるステップS10乃至S16並びにステップS2
0が繰返される。これにより、フォーカスエラー信号S
FE2 が検出される間についても、スイッチSW1 が基準
電圧VR 側に切り換えられ、置換フォーカスエラー信号
FEb1が、図6に符号Zで示すように10msecの間、基
準電圧VR に置換される(ステップS14)。
【0063】以上の2回のスイッチSW1 の切り換え動
作により、フォーカスエラー信号S FE2 の後にDVDで
ある光ディスク1に最適集光される0次光に対応するフ
ォーカスエラー信号SFE3 (図6参照)が検出された場
合に(ステップS17;YES)、当該フォーカスエラ
ー信号SFE3 がサーボIC12に入力され、フォーカス
インが行われて(ステップS18)、フォーカスサーボ
制御が行われ、処理を終了する。
【0064】なお、光ディスク1がCDである場合に
は、上記のスイッチSW1 の切り換えは実行されず、第
1実施形態と同様に、光ピックアップの上昇過程におい
て最初に検出されたフォーカスエラー信号SFE1 でフォ
ーカスイン動作が行われ、フォーカス制御が行われる。
【0065】また、本実施形態では基準電圧VR を0V
とした例を説明したが、これに限定されるものではな
く、例えば、サーボ回路の電源電圧が5Vで設計されて
いる場合には、中心電圧の2.5Vを基準電圧VR とし
ても良い。さらに、動作の安定する電圧を実験によって
求め、これを基準電圧VR として用いても良い。
【0066】以上説明した第2実施形態の再生装置の場
合にも、第1実施形態と同様の効果が得られる。 (III )第3実施形態 次に、請求項1、3、5、6、8及び10に記載の発明
に対応する第3の実施形態について、図7乃至図9を用
いて説明する。
【0067】上述の第1及び第2実施形態においては、
判別した光ディスク1の種類に対応しないフォーカスエ
ラー信号SFEが検出された場合に、その期間だけ置換フ
ォーカスエラー信号SFEb を基準電圧VR に置換し、当
該光ディスク1の種類に対応するフォーカスエラー信号
FEのみをサーボICに入力させるようにしたが、第3
実施形態においては、フォーカスイン動作のためのフォ
ーカスエラー信号SFEの検出過程において検出されるフ
ォーカスエラー信号SFEの順序が予め判っていることを
利用して、当該検出されるフォーカスエラー信号SFE
計数(カウント)し、光ディスク1の種類に対応するフ
ォーカスエラー信号SFEが検出されたときにフォーカス
イン動作を行うものである。
【0068】先ず、図7を用いて第3実施形態の再生装
置S2 の構成について説明する。なお、図7に示す再生
装置S2 において、図1に示す第1実施形態の再生装置
1と同様の部材については同様の部材番号を付し、細
部の説明は省略する。
【0069】図7に示すように、第3実施形態の再生装
置S2 は、光ディスク1を再生するために、二焦点レン
ズ2を含む光ピックアップ2と、RFアンプ3と、デコ
ーダ4と、CPU5と、サーボIC12と、フォーカス
アクチュエータ17とを備える構成に加えて、RFアン
プ3から出力されるフォーカスエラー信号SFEを計数す
る計数手段としてのカウンタ20と、カウンタ20から
のカウント信号Sf に基づいて、FOK信号SFOK をサ
ーボIC12に出力するFOK回路21とを備えて構成
されている。上記の構成において、サーボIC12にお
いては、FOK信号SFOK が入力されたタイミングにお
けるフォーカスエラー信号SFEを用いてフォーカスイン
動作が行われ、フォーカスサーボ制御が行われる。ま
た、カウンタ20におけるカウンタの初期値Sは、光デ
ィスク1の種類の判別結果に基づいて、設定置信号SS
としてCPU5から出力され、カウンタ20に入力され
る。
【0070】次に、再生装置S2 の動作について、図8
に示すフローチャート及び図9に示すタイミングチャー
トに基づいて説明する。始めに、再生装置S2 に光ディ
スク1がセットされたか否かが、図7に図示しない検出
装置により検出される(ステップS30)。未だセット
されていない場合には(ステップS30;NO)そのま
ま待機し、セットされた場合には(ステップS30;Y
ES)、二焦点レンズを下降させるフォーカスドライブ
信号SFDがサーボIC12から出力され(図9符号
(A)参照)、二焦点レンズを短時間で所定位置まで下
降させる。この場合の所定位置は、光ディスク1がCD
又はDVDのいずれの場合でも、ピックアップの可動範
囲において二つの光ビームLの双方の焦点距離に対して
充分に長く、かつ当該光ディスク1の情報記録面とは離
間する方向にある位置とされる。
【0071】二焦点レンズが所定位置まで下降されると
(ステップS31)、次に二焦点レンズを所定速度で上
昇させるべく、フォーカスドライブ信号SFDが出力され
る(ステップS32、図9符号(B)参照)。そして、
上昇途中に検出されるフォーカスエラー信号SFEを順次
取り込む(ステップS33)。その後、上昇した二焦点
レンズの位置が上限か否かが判定され(ステップS3
4)、上限でない場合には(ステップS34;NO)そ
のまま上昇を継続するためにステップS32に戻り、上
限になった場合には(ステップS34;YES)、それ
までの上昇途中に検出した三つのフォーカスエラー信号
FED に基づいて光ディスク1がCDであるかDVDで
あるかを判別する(ステップS6)。なお、図9におい
て、光ディスク1がDVDの場合には、一連のフォーカ
スエラー信号SFEは、図9において符号SFEb1で示すよ
うになり、光ディスク1がCDの場合には、符号SFEb2
で示す波形となる。また、光ディスク判別方法について
は、第1実施形態の判別方法と同様であるので、細部の
説明は省略する。
【0072】フォーカスエラー信号SFED (図9参照)
を用いて光ディスク1の種類が判別され(ステップS
6、S35)、それがCDである場合には(ステップS
35;YES)初期値Sが「1」とされ(ステップS3
6)、DVDである場合には(ステップS35;NO)
初期値Sが「3」とされる(ステップS37)。次に、
二焦点レンズが再び所定位置まで短時間で下降される
(ステップS38、図9符号(C)参照)。ステップS
36又はS37において設定されたそれぞれの初期値S
は設定値信号SS としてCPU5からカウンタ20に出
力される。
【0073】初期値Sが「1」又は「3」に設定され
(ステップS36及びS37)、二焦点レンズが下降さ
れると(ステップS38)、次に、所定速度で二焦点レ
ンズを上昇させるべく、フォーカスドライブ信号SFD
出力される(ステップS39、図9符号(D)参照)。
そして二焦点レンズが上昇し(ステップS39)、最初
のフォーカスエラー信号SFE1 (図9符号SFE1 参照)
が検出されたか否かが判断される(ステップS40)。
最初のフォーカスエラー信号SFE1 が検出されない場合
には(ステップS40;NO)、検出するまで上昇が継
続され(ステップS39)、フォーカスエラー信号S
FE1 が検出された場合には(ステップS40;YE
S)、カウンタ20においてカウント値が「1」だけダ
ウンされる(ステップS41)。そして、カウント値が
「0」になったか否かが判定される(ステップS4
2)。
【0074】この場合、カウント値が「0」になった場
合には(ステップS42;YES)、初期値Sが「1」
であったこととなるので(ステップS36)、光ディス
ク1はCDであることとなる(図9において、対応する
フォーカスエラー信号はフォーカスエラー信号SFEb2
ある)。従って、フォーカスエラー信号SFE1 が+1次
光に対応するフォーカスエラー信号SFEであるから、当
該フォーカスエラー信号SFE1 でフォーカスイン動作を
実行すべくFOK信号SFOK がFOK回路21からサー
ボIC12に出力され(ステップS44)、二焦点レン
ズの上昇を停止し(ステップS45)、以後、フォーカ
スエラー信号SFE1 を用いてフォーカスイン動作が行わ
れて(ステップS46)、フォーカスサーボ制御が行わ
れ、処理を終了する。
【0075】また、ステップS42において、「0」で
ない場合には、ステップS39に戻って二焦点レンズを
上昇させつつカウント値が「0」となるまで当該カウン
ト値の減算を繰返す。この場合には、初期値Sが「3」
であったこととなるので(ステップS37)、光ディス
ク1はDVDであることとなる(図9において、対応す
るフォーカスエラー信号はフォーカスエラー信号SFEb1
である)。従って、フォーカスエラー信号SFE3 が0次
光に対応するフォーカスエラー信号SFEであるから、当
該フォーカスエラー信号SFE3 でフォーカスイン動作を
実行すべくFOK信号SFOK がFPK回路21からサー
ボIC12に出力され(ステップS44)、二焦点レン
ズの上昇を停止し(ステップS45)、以後、フォーカ
スエラー信号SFE3 を用いてフォーカスイン動作が行わ
れて(ステップS46)、フォーカスサーボ制御が行わ
れ、処理を終了する。この時、フォーカスエラー信号S
FE 1 及びSFE2 においては、FOK信号SFOK が出力さ
れないので、フォーカスエラー信号SFE1 及びSFE2
よりフォーカスイン動作が行われることはない。
【0076】なお、上述の第3実施形態においては、光
ディスク1の種類を判別後のフォーカスイン動作のため
のフォーカスエラー信号SFEの検出過程においては、二
焦点レンズを一旦下降させ(図9符号(C)参照)その
後上昇させる(図9符号(D)参照)ことによりフォー
カスエラー信号SFEを検出したが、これに限らず、光デ
ィスク1の種類判別後そのままの位置から二焦点レンズ
を下降させることによりフォーカスエラー信号SFEを検
出させるようにしてもよい。この場合には、ステップS
36及びS37おいて、光ディスク1がDVDである場
合には初期値Sは「1」とされ、光ディスク1がCDで
ある場合には初期値Sは「3」とされる。また、ステッ
プS31でレンズを下降させた後に上昇させてディスク
の判別を行っているが、第1及び第2実施形態のように
1度上昇させてから下降時に判別させ、その後に本実施
形態のようにフォーカスインさせることも勿論可能であ
る。
【0077】なお、第3実施形態のフォーカスドライブ
信号SFDは、CDとDVDで異なる位置で光ピックアッ
プ2がフォーカスインすることから、図9に示すよう
に、異なるレベルでフォーカスサーボ制御動作を開始す
ることとなる。
【0078】以上説明したように、第3実施形態の再生
装置S2 によれば、フォーカスイン動作のためのフォー
カスエラー信号SFEの検出過程において検出されるフォ
ーカスエラー信号SFEの順序が予め判明していることか
ら、複数検出されるフォーカスエラー信号SFEのうち、
判別した光ディスク1の種類に対応したフォーカスエラ
ー信号SFEを用いてフォーカスサーボ制御を行うことが
できるので、光ディスク1の種類に対応しないフォーカ
スエラー信号SFEによりフォーカスサーボ制御が行われ
ることがなく、正しいフォーカスサーボ制御を行うこと
ができる。
【0079】また、一つのフォーカスエラー信号SFE
み抽出されてフォーカスサーボ手段が制御されるので、
複数のフォーカスエラー信号SFEが生成される光ピック
アップ2に対しても、一のフォーカスエラー信号のみの
処理能力しか有しないサーボIC12を用いることがで
きる。
【0080】従って、二焦点レンズを有する二焦点レン
ズに対して、従来と同様のサーボIC12を用いること
ができる。更に、フォーカスエラー信号SFEを他の信号
と置換する必要がないので、より簡単な構成で、対応す
るフォーカスエラー信号SFEを抽出することができる。
【0081】また、光ディスク1の判別において、再生
装置S2 の回路を共通化することができるので、再生装
置S2 全体の構成を簡略化することができる。 (IV)第4実施形態 次に、請求項1、4、5、6、9及び10に記載の発明
に対応する第4の実施形態について、図10乃至図12
を用いて説明する。
【0082】第4実施形態においては、光ディスク1の
判別結果に基づいて、フォーカスイン動作のためのフォ
ーカスエラー信号SFEの検出過程における二焦点レンズ
の移動方向を反転させ、最初に検出されたフォーカスエ
ラー信号SFEを用いてフォーカスイン動作を行うもので
ある。
【0083】先ず、図10を用いて第4実施形態の再生
装置S3 の構成について説明する。なお、図10に示す
再生装置S3 において、図1に示す第1実施形態の再生
装置S1 と同様の部材については同様の部材番号を付
し、細部の説明は省略する。
【0084】図10に示すように、第4実施形態の再生
装置S3 は、光ディスク1を再生するために、二焦点レ
ンズを含む光ピックアップ2と、RFアンプ3と、デコ
ーダ4と、CPU5と、サーボIC12と、フォーカス
アクチュエータ17とを備える構成に加えて、CPU5
からの反転信号SFEE に基づいて、RFアンプ3から出
力されるフォーカスエラー信号SFEを反転して反転フォ
ーカスエラー信号SFE R として後述のスイッチSW2
出力する反転アンプ30と、CPU5からの判別信号S
D に基づいて、フォーカスエラー信号SFEと反転フォー
カスエラー信号SFER を切り換えてフォーカスエラー信
号SFEb を出力するスイッチSW2 とを備えて構成され
る。
【0085】次に、再生装置S3 の動作について、図1
1に示すフローチャート及び図12に示すタイミングチ
ャートに基づいて説明する。図11に示すように、再生
装置S3 においては、当初、図8に示すフローチャート
におけるステップS30乃至S35及びS6と同様の動
作が行われ、光ディスク1の種類が判別される。
【0086】フォーカスエラー信号SFED (図12
(a)参照)を用いて光ディスク1の種類が判別され、
それがCDである場合には(ステップS35;YE
S)、図12(a)に示すように、二焦点レンズを短時
間で下降させるためのフォーカスドライブ信号SFDが出
力され(図12(a)符号(C)参照)、二焦点レンズ
が所定位置まで下降される(ステップS50)。そし
て、二焦点レンズが短時間で所定位置まで下降すると、
次に二焦点レンズを所定速度で上昇させるためのフォー
カスドライブ信号SFDが出力され(図12(a)符号
(D)参照)、二焦点レンズが上昇する(ステップS5
1)。そして、最初のフォーカスエラー信号SFE(図1
2(a)参照)が検出されたか否かが判定される(ステ
ップS52)。最初のフォーカスエラー信号SFEが検出
されないときは(ステップS52;NO)、検出される
まで上昇を続け(ステップS51)、検出されたときは
(ステップS52;YES)、当該最初のフォーカスエ
ラー信号SFEがCDに対応する1次光によるフォーカス
エラー信号であるので、これを用いてフォーカスイン動
作が行われ(ステップS56)、フォーカス制御動作が
行われて処理が終了する。
【0087】この光ディスク1がCDである場合の動作
は、光ディスク1がCDであると判別されていること、
及び二焦点レンズの上昇過程において最初に得られるフ
ォーカスエラー信号SFEが1次光(CDで最適集光する
ように設定されている)に対応するフォーカスエラー信
号であることにより、当該フォーカスエラー信号SFE
フォーカスイン動作をするものである。
【0088】一方、ステップS35において、光ディス
ク1がDVDである場合には(ステップS35;N
O)、図12(b)に示すように、反転信号SFER が反
転アンプ30に出力されるとともに(ステップS5
3)、判別信号SD がスイッチSW2に出力され、スイ
ッチSW2 が反転フォーカスエラー信号SFER 側に切り
換えられる。これと同じタイミングで、二焦点レンズを
所定速度で下降させるためのフォーカスドライブ信号S
FDが出力され(図12(b)符号(E)参照)、二焦点
レンズが下降される(ステップS54)。そして、最初
のフォーカスエラー信号SFE’(図12(b)参照)が
検出されたか否かが判定される(ステップS55)。最
初のフォーカスエラー信号SFE’が検出されないときは
(ステップS55;NO)検出されるまで下降を続け
(ステップS54)、検出されたときは(ステップS5
5;YES)当該最初のフォーカスエラー信号SFE’が
DVDに対応する0次光によるフォーカスエラー信号で
あるので、これを用いてフォーカスイン動作が行われ
(ステップS56)、フォーカス制御動作が行われて処
理が終了する。
【0089】この光ディスク1がDVDである場合の動
作は、光ディスク1がDVDであると判別されているこ
と、及び二焦点レンズの下降過程において最初に得られ
るフォーカスエラー信号SFE’が0次光(DVDで最適
集光するように設定されている)に対応するフォーカス
エラー信号であることにより、当該フォーカスエラー信
号SFE’でフォーカスイン動作をするものである。
【0090】また、光ディスク1がDVDである場合に
反転アンプ30によりフォーカスエラー信号SFEを反転
するのは、サーボIC12を従来のものと同様のICを
用いる場合には、フォーカスイン動作を実行するとき、
時間的に「+」から「−」に変位するフォーカスエラー
信号SFEでなければフォーカスイン動作ができない場合
があるが、本実施形態における二焦点レンズの下降時に
おいては、フォーカスエラー信号SFEは「−」から
「+」に変位する信号として検出されることから、これ
を極性反転して反転フォーカスエラー信号SFER とする
必要があることによる。従って、フォーカスイン動作に
極性の制約を受けないサーボICを用いる場合には、フ
ォーカスエラー信号SFEを反転させる必要はない。
【0091】なお、第4実施形態のフォーカスドライブ
信号SFDは、CDとDVDで異なる位置で光ピックアッ
プ2がフォーカスインすることから、図12に示すよう
に、異なるレベルでフォーカスサーボ制御動作を開始す
ることとなる。
【0092】以上説明したように、第4実施形態の再生
装置S3 によれば、判別された光ディスク1の種類に応
じてフォーカスイン動作のためのフォーカスエラー信号
FEの検出過程における二焦点レンズの移動方向を反転
させ、それぞれの場合に最初に検出されたフォーカスエ
ラー信号SFEを用いてフォーカスイン動作を行うことか
ら、複数検出されるフォーカスエラー信号SFEのうち、
判別した光ディスク1の種類に対応したフォーカスエラ
ー信号SFEを用いてフォーカスサーボ制御を行うことが
できるので、光ディスク1の種類に対応しないフォーカ
スエラー信号S FEによりフォーカスサーボ制御が行われ
ることがなく、正しいフォーカスサーボ制御を行うこと
ができる。
【0093】また、一つのフォーカスエラー信号SFE
み抽出されてフォーカスサーボ手段が制御されるので、
複数のフォーカスエラー信号SFEが生成される光ピック
アップ2に対しても、一のフォーカスエラー信号のみの
処理能力しか有しないサーボIC12を用いることがで
きる。
【0094】従って、二焦点レンズを有する二焦点レン
ズに対して、従来と同様のサーボIC12を用いること
ができる。更に、フォーカスエラー信号SFEを他の信号
と置換したり、或はフォーカスエラー信号SFEをカウン
トする必要がないので、より簡単な構成で、対応するフ
ォーカスエラー信号SFEを抽出することができる。
【0095】また、光ディスク1の判別において、再生
装置S3 の回路を共通化することができるので、再生装
置S3 全体の構成を簡略化することができる。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明によれば、複数生成されるフォーカスエラー信号の中
から、判別結果に対応する対応フォーカスエラー信号を
抽出し、それに基づいてフォーカスサーボ手段を制御す
るので、情報記録媒体の種類に対応しないフォーカスエ
ラー信号によりフォーカスサーボ手段が制御されること
がなく、正しいフォーカスサーボ制御を行うことができ
る。
【0097】また、一つの対応フォーカスエラー信号の
み抽出されてフォーカスサーボ手段が制御されるので、
複数のフォーカスエラー信号が生成される光ピックアッ
プに対しても、一のフォーカスエラー信号のみの処理能
力しか有しないフォーカスサーボ手段を用いることがで
きる。
【0098】従って、複数のフォーカスエラー信号が生
成される光ピックアップに対して、従来のフォーカスサ
ーボ手段を用いることができる。請求項2に記載の発明
によれば、請求項1に記載の発明の効果に加えて、抽出
工程において、対応フォーカスエラー信号以外のフォー
カスエラー信号を置換信号に置換することにより対応フ
ォーカスエラー信号を抽出するので、より正確に対応フ
ォーカスエラー信号を抽出することができる。
【0099】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、抽出工程において、判別
結果に基づいて設定された計数値に対応するフォーカス
エラー信号を対応フォーカスエラー信号とするので、置
換電圧等が不要となり、抽出工程を簡略化できる。
【0100】請求項4に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、判別結果に基づいて移動
工程における対物レンズの移動方向を反転し、反転した
移動方向の対物レンズの移動に伴って得られる最初のフ
ォーカスエラー信号を対応フォーカスエラー信号とする
ので、計数工程等が不要となり、抽出工程を簡略化でき
る。
【0101】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
から4のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、判
別工程において、事前移動により得られる複数のフォー
カスエラー信号のレベルと、予め設定された基準レベル
とを比較することにより判別を行うので、判別工程と他
の移動工程等を同一の手段で行うことができ、フォーカ
スサーボ制御装置全体を簡略化できる。
【0102】請求項6に記載の発明によれば、複数生成
されるフォーカスエラー信号の中から、判別信号に対応
する対応フォーカスエラー信号を抽出し、それに基づい
てフォーカスサーボ手段を制御するので、情報記録媒体
の種類に対応しないフォーカスエラー信号によりフォー
カスサーボ手段が制御されることがなく、正しいフォー
カスサーボ制御を行うことができる。
【0103】また、一つの対応フォーカスエラー信号の
み抽出されてフォーカスサーボ手段が制御されるので、
複数のフォーカスエラー信号が生成される光ピックアッ
プに対しても、一のフォーカスエラー信号のみの処理能
力しか有しないフォーカスサーボ手段を用いることがで
きる。
【0104】従って、複数のフォーカスエラー信号が生
成される光ピックアップに対して従来のフォーカスサー
ボ手段を用いることができる。請求項7に記載の発明に
よれば、請求項6に記載の発明の効果に加えて、抽出手
段は、対応フォーカスエラー信号以外のフォーカスエラ
ー信号を置換信号に置換する置換手段を備えるので、よ
り正確に対応フォーカスエラー信号を抽出することがで
きる。
【0105】請求項8に記載の発明によれば、請求項6
に記載の発明の効果に加えて、抽出手段における計数手
段が複数のフォーカスエラー信号を計数し、抽出手段
は、判別信号に基づいて設定された計数値に対応するフ
ォーカスエラー信号を対応フォーカスエラー信号とする
ので、置換電圧等が不要となり、抽出手段を簡略化でき
る。
【0106】請求項9に記載の発明によれば、請求項6
に記載の発明の効果に加えて、判別信号に基づいて移動
手段における対物レンズの移動方向を反転し、反転した
移動方向の対物レンズの移動に伴って得られる最初のフ
ォーカスエラー信号を対応フォーカスエラー信号とする
ので、計数手段等が不要となり、抽出手段を簡略化でき
る。
【0107】請求項10に記載の発明によれば、請求項
6から9のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、
事前移動手段は、フォーカスサーボ制御前に対物レンズ
を事前移動し、判別手段は、当該事前移動により得られ
る複数のフォーカスエラー信号のレベルと、予め設定さ
れた基準レベルとを比較することにより判別を行うの
で、判別手段と他の移動手段等を共通化することがで
き、フォーカスサーボ制御装置全体を簡略化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の再生装置の構成を示すブロック
図である。
【図2】第1実施形態の再生装置の動作を示すフローチ
ャートである。
【図3】第1実施形態の再生装置の動作を示すタイミン
グチャートである。
【図4】ディスク判別の動作を示す図であり、(a)は
動作図、(b)は対応する波形図である。
【図5】第2実施形態の再生装置の動作を示すフローチ
ャートである。
【図6】第2実施形態の再生装置の動作を示すタイミン
グチャートである。
【図7】第3実施形態の再生装置の構成を示すブロック
図である。
【図8】第3実施形態の再生装置の動作を示すフローチ
ャートである。
【図9】第3実施形態の再生装置の動作を示すタイミン
グチャートである。
【図10】第4実施形態の再生装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図11】第4実施形態の再生装置の動作を示すフロー
チャートである。
【図12】第4実施形態の再生装置の動作を示すタイミ
ングチャートである。
【図13】二焦点レンズの構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1…光ディスク 2…光ピックアップ 3…RFアンプ 4…デコーダ 5…CPU 6、13…アンプ 7、14…LPF 8、15…コンパレータ 9、20…カウンタ 10、16…タイマ 11…判定回路 12…サーボIC 17…フォーカスアクチュエータ 21…FOK回路 SW1 、SW2 …スイッチ VR …基準電圧 L…光ビーム S1 、S2 、S3 …再生装置 Sb …タイマ信号 Sa 、Sc …比較信号 Sd …カウント信号 Se …置換制御信号 SFED 、SFE、SFE1 、SFE2 、SFE3 、SFE’…フォ
ーカスエラー信号 SFEE …反転信号 SFER …反転フォーカスエラー信号 SFD…フォーカスドライブ信号 SRF…RF信号 SFELV…レベル信号 SFOK …FOK信号 SFEb 、SFEb1、SFEb2…置換フォーカスエラー信号 SC …コントロール信号 SS …設定値信号 R…対物レンズ H…回折格子 M…ミラー D…レーザダイオード C…コリメータレンズ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記録媒体の表面から記録情報が記録
    された情報記録面までの距離が異なる少なくとも二種類
    の情報記録媒体から前記記録情報を再生する際のフォー
    カスサーボ制御を行うフォーカスサーボ制御方法であっ
    て、 前記情報記録媒体の種類を判別する判別工程と、 同一光軸上の異なる位置に焦点を結ぶ複数の光ビームを
    前記情報記録面に夫々照射する照射工程と、 前記複数の光ビームの夫々に前記焦点を結ばせるための
    対物レンズと前記情報記録面との前記光軸に平行な相対
    距離を変化させるために前記対物レンズを移動する移動
    工程と、 前記相対距離の変化に伴い、前記複数の光ビームの前記
    情報記録面からの複数の反射光を夫々受光する受光工程
    と、 受光した前記複数の反射光の夫々に基づいて複数のフォ
    ーカスエラー信号を生成するフォーカスエラー信号生成
    工程と、 前記複数のフォーカスエラー信号のうち前記判別工程に
    おける判別結果に対応する一つの前記フォーカスエラー
    信号である対応フォーカスエラー信号を抽出する抽出工
    程と、 前記対応フォーカスエラー信号に基づいて前記フォーカ
    スサーボ制御を行う制御工程と、 を備えたことを特徴とするフォーカスサーボ制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のフォーカスサーボ制御
    方法において、 前記抽出工程は、前記対応フォーカスエラー信号以外の
    前記フォーカスエラー信号を予め設定された一定電圧の
    置換信号に置換することを特徴とするフォーカスサーボ
    制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のフォーカスサーボ制御
    方法において、 前記抽出工程は、前記複数のフォーカスエラー信号を計
    数する計数工程を有し、 前記判別結果に基づいて設定された計数値に対応する前
    記フォーカスエラー信号を前記対応フォーカスエラー信
    号とすることを特徴とするフォーカスサーボ制御方法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のフォーカスサーボ制御
    方法において、 前記抽出工程は、前記判別結果に基づいて前記移動工程
    における前記対物レンズの移動方向を反転する反転工程
    を含み、反転した移動方向の前記対物レンズの移動に伴
    って得られる最初の前記フォーカスエラー信号を前記対
    応フォーカスエラー信号とすることを特徴とするフォー
    カスサーボ制御方法。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれか一項に記載の
    フォーカスサーボ制御方法において、 前記判別工程は、前記フォーカスサーボ制御前に前記対
    物レンズを事前移動する事前移動工程を含み、 当該事前移動により得られる複数のフォーカスエラー信
    号のレベルと、予め設定された基準レベルとを比較する
    ことにより判別を行うことを特徴とするフォーカスサー
    ボ制御方法。
  6. 【請求項6】 情報記録媒体の表面から記録情報が記録
    された情報記録面までの距離が異なる少なくとも二種類
    の情報記録媒体から前記記録情報を再生する際のフォー
    カスサーボ制御を行うフォーカスサーボ制御装置であっ
    て、 前記情報記録媒体の種類を判別し判別信号を出力する判
    別手段と、 同一光軸上の異なる位置に焦点を結ぶ複数の光ビームを
    前記情報記録面に夫々照射するとともに、当該複数の光
    ビームの前記情報記録面からの複数の反射光を夫々受光
    する光ピックアップと、 前記光ピックアップに含まれるとともに、前記複数の光
    ビームの夫々に前記焦点を結ばせるための対物レンズと
    前記情報記録面との前記光軸に平行な相対距離を変化さ
    せるために前記対物レンズを移動する移動手段と、 前記相対距離の変化に伴って受光した前記複数の反射光
    の夫々に基づいて複数のフォーカスエラー信号を生成す
    るフォーカスエラー信号生成手段と、 前記複数のフォーカスエラー信号のうち前記判別信号に
    対応する一つの前記フォーカスエラー信号である対応フ
    ォーカスエラー信号を抽出する抽出手段と、 前記対応フォーカスエラー信号に基づいて前記フォーカ
    スサーボ制御を行う制御手段と、 を備えたことを特徴とするフォーカスサーボ制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載のフォーカスサーボ制御
    装置において、 前記抽出手段は、前記対応フォーカスエラー信号以外の
    前記フォーカスエラー信号を予め設定された一定電圧の
    置換信号に置換する置換手段を備えることを特徴とする
    フォーカスサーボ制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載のフォーカスサーボ制御
    装置において、 前記抽出手段は、前記複数のフォーカスエラー信号を計
    数する計数手段を有し、 前記判別信号に基づいて設定された計数値に対応する前
    記フォーカスエラー信号を前記対応フォーカスエラー信
    号とすることを特徴とするフォーカスサーボ制御装置。
  9. 【請求項9】 請求項6に記載のフォーカスサーボ制御
    装置において、 前記抽出手段は、前記判別信号に基づいて前記移動手段
    における前記対物レンズの移動方向を反転する反転手段
    を備えるとともに、反転した移動方向の前記対物レンズ
    の移動に伴って得られる最初の前記フォーカスエラー信
    号を前記対応フォーカスエラー信号とすることを特徴と
    するフォーカスサーボ制御装置。
  10. 【請求項10】 請求項6から9のいずれか一項に記載
    のフォーカスサーボ制御装置において、 前記判別手段は、前記フォーカスサーボ制御前に前記対
    物レンズを事前移動する事前移動手段を備え、 当該事前移動により得られる複数のフォーカスエラー信
    号のレベルと、予め設定された基準レベルとを比較する
    ことにより判別を行うことを特徴とするフォーカスサー
    ボ制御装置。
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