JP2002082175A - 二次元アレイ型放射線検出器の製造方法 - Google Patents

二次元アレイ型放射線検出器の製造方法

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JP2002082175A JP2000272383A JP2000272383A JP2002082175A JP 2002082175 A JP2002082175 A JP 2002082175A JP 2000272383 A JP2000272383 A JP 2000272383A JP 2000272383 A JP2000272383 A JP 2000272383A JP 2002082175 A JP2002082175 A JP 2002082175A
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Hiromichi Tonami
寛道 戸波
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コリメータ板を精度良く保持しX線吸収を少
なくして、安価に製作できるコリメータを備えた二次元
アレイ型放射線検出器の製造方法を提供する。 【解決手段】 チャンネル方向コリメータ1の全体外形
に沿った形状のくりぬき空間の内方に沿って、コリメー
タ板4の側部が嵌挿できる多数の垂直な溝8を有するチ
ャンネル方向コリメータ用治具7を用い、コリメータ板
4を垂直な溝8に挿入し、支持体6をコリメータ板4の
端部に接着し、治具から引きぬきつつ、コリメータ板4
の側端面に、X線透過性の良い曲げることができる薄い
補強板9を接着しながら引き抜いて、その後に反対側の
端部にもう一つの支持体5を接着し、チャンネル方向コ
リメータ1を形成する。スライス方向コリメータ2につ
いても同様に行い、両者を直交させて検出器3と取付枠
(図示せず)で固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検者を中心にし
てX線管と二次元アレイ型検出器を、X線を放射しなが
ら回転させ、被検者を透過したX線データを再構成して
三次元のX線画像を得るX線CT装置に関し、特に、放
射線を円錐状に曝射し二次元的投影データを得るコーン
ビームCT装置やX線フラットパネルセンサを用いた撮
像装置に用いられる二次元アレイ型放射線検出器の製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】X線CT装置は、X線管から放射された
X線が放射口のコリメータによって扇状のX線ビームに
絞られるとともに、被検体を中心にして、X線管とこれ
に対向して配置された円弧状のコリメータと検出器が回
転して、被検体を透過したX線情報を検出器が捉え、そ
の信号をコンピュータで処理して被検体のX線断層画像
を得るものである。X線管から放射されたX線は、被検
体を直進して透過するものと被検体で散乱するものがあ
り、前者の情報のみを取り込んで、斜めから入る散乱線
を除去し、そのクロストークを防ぐために、検出器の前
にコリメータが設けられている。このコリメータは一次
元に配列された検出器の前で各チャンネル毎にX線の透
過し難い材料でX線遮蔽壁を形成している。そして、検
出器はX線を光に変換するシンチレータ素子と、このシ
ンチレータ素子で変換された光を検出し、電気信号とし
て出力するフォトダイオードとからなるX線検出素子
を、X線管を中心として円弧状に約500〜1000チ
ャンネル程度配列した構成を有する。
【0003】製作する上で機械的な配列から、シンチレ
ータとフォトダイオードを光学接着して組合わせたもの
を、基板上に8〜30個並べたものが1モジュールとさ
れ、このような検出器モジュールを円周上に連続して略
円弧状に配置して、コリメータと組合わせられて、CT
用の放射線検出器を構成している。
【0004】従来の放射線検出器は以上のように構成さ
れているが、チャンネル方向(被検体の体軸と直角の方
向)に一次元的に配列された検出器では、断層像は1ス
ライスしか得られないので、多層の断層像を得るために
は何回もスキャニングを行なわなければならない。一度
に多くのスライスデータを得るためには、X線検出素子
をチャンネル方向だけでなく、それに直交するスライス
方向(被検体の体軸方向)にも配列した二次元アレイ型
放射線検出器が考えられており、コーンビームX線管と
併用されて微小なスライスピッチのマルチスライスデー
タを短時間のうちに収集する検出器が期待されている。
図6に二次元アレイ型放射線検出器を用いたX線CT装
置の全体構成を模式的に示す。このX線CT装置は、X
−Y平面内において、被検者19を中心に回転しながら
X線ビームを放射するX線管14と、被検者19を挟ん
でX線管14と対向配置されてX線管14と共に回転
し、被検者19を透過したX線ビームを検出する二次元
アレイ型の検出器部15とを有するものである。被検者
19はZ方向に進退可能な天板(寝台)18上に載せら
れ、また、X線管14及び検出器部15はガントリ(図
示せず)内に収納されている。そして、検出器部15で
得られたデータは、データ収集部30に収集さた後、画
像再構成装置31により画像再構成処理される。検出器
部15は、検出器素子がチャンネル方向(回転方向)1
7およびスライス方向(回転軸方向)16の2方向に格
子状に配置され、検出器素子の前面に2次元状に配置さ
れた散乱線除去用のコリメータを有した構成である。検
出器素子は、被検者19を透過したX線ビームを電荷と
して蓄積し、データ収集部30などのデータ処理手段に
検出器部15から出力するものであり、例えば、アモル
ファスセレンからなるX線‐電荷変換を行うX線変換層
を有し、その下にTFTマトリックスアレイを有するも
のである。
【0005】図7に、提案されている二次元アレイ型放
射線検出器の概略構成の斜視図を示す。X線管焦点Fを
中心にして円弧状に、スライス方向コリメータ20とチ
ャンネル方向コリメータ21と検出器22が、3段に設
けられ、X線管焦点Fの方向に収斂した構造に形成され
ている。図8(a)、(b)に、スライス方向コリメー
タ20及びチャンネル方向コリメータ21の構造を示
す。スライス方向コリメータ20及びチャンネル方向コ
リメータ21は、それぞれ前後に薄い板からなる保持板
23及び保持板24が設けられ、コリメータ板20aお
よびコリメータ板21aが挿入できる溝が加工されて、
その溝にコリメータ板20a、21aが固定されて全体
が支持されいる。図9に、他の提案されているフラット
パネルの二次元アレイ型放射線検出器の概略構成の斜視
図を示す。検出器27がフラットパネル状であり、これ
に応じてスライス方向コリメータ25及びチャンネル方
向コリメータ26ともに平面型にしたものである。図1
0に、スライス方向コリメータ25の構造を示す。スラ
イス方向コリメータ25は、それぞれ前後に薄い板から
なる保持板28が設けられ、コリメータ板25aが挿入
できる溝が加工されて、その溝にコリメータ板25aが
固定されて全体が支持されいる。この形状は通常のX線
診断装置に用いられるグリッドとして使用可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の二次元アレイ型
放射線検出器は以上のように構成されているが、このコ
リメータの構造では、特に保持板23、24、28に複
雑な溝加工をしなければならないため、精度良く製作す
ることができない。また、保持板23、24、28は溝
加工が可能で堅牢である必要があるため、厚さが厚いも
のになり、被検者19を透過した後のX線は保持板2
3、24、28で吸収されてしまうので、検出効率が悪
く、そのため不必要な被曝をもたらし、X線を有効に利
用することができないという問題がある。
【0007】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、コリメータ板を精度良く保持し、X線
の吸収を少なくして、容易に安価に製作できるコリメー
タを備えた二次元アレイ型放射線検出器の製造方法を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の二次元アレイ型放射線検出器の製造方法
は、二次元状に配置された検出器とその検出器の前面に
設けられたチャンネル方向コリメータとスライス方向コ
リメータとを備え、X線源からコーン状のX線ビームを
被検者に照射して得られる透過X線が、上記コリメータ
を介して検出器に導かれるように構成した2次元アレイ
型放射線検出器の製造方法において、コリメータの全体
外形に沿った形状のくりぬき空間を持ち、この空間の内
方に沿ってチャンネル方向のコリメータ板の側部が嵌挿
できる多数の垂直溝を有する治具枠体にチャンネル方向
のコリメータを前記溝に沿って順次挿入し、前記コリメ
ータ板の上下面の一方もしくは両方を支持体に一体的に
接着した後、支持体が接着された側から引き抜きつつ、
コリメータ板の側端面の一方もしくは両方にX線透過性
の良い曲げることができる薄い補強板を接着しながら引
き抜いて、チャンネル方向コリメータを形成し、さらに
スライス方向コリメータについてもチャンネル方向コリ
メータと同様な方法で形成し、両者を互いに直交配置し
固定して二次元アレイ型放射線検出器用コリメータを形
成するものである。
【0009】本発明の二次元アレイ型放射線検出器の製
造方法は上記のようにされており、コリメータの全体外
形に沿った形状のくりぬき空間を持ち、この空間の内方
に沿ってチャンネル方向のコリメータ板の側部が嵌挿で
きる多数の垂直溝を有する治具枠体にチャンネル方向の
コリメータを前記溝に沿って順次挿入し、前記コリメー
タ板の上下面の一方もしくは両方を支持体に一体的に接
着した後、支持体が接着された側から引き抜きつつ、コ
リメータ板の側端面の一方もしくは両方にX線透過性の
良い曲げることができる薄い補強板を接着しながら引き
抜いて、コリメータを形成し、スライス方向コリメータ
とチャンネル方向コリメータを互いに直交配置し固定さ
れる。そのため、治具による組み立てを行っているの
で、複雑な溝加工が不要になり、低コストで仕上げるこ
とができる。また、X線透過性に優れた薄板によりコリ
メータ板を保持しているため、X線の減衰が少なくX線
の有効利用が可能である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の二次元アレイ型放射線検
出器の製造方法の一実施例を図1を参照しながら説明す
る。図1は本発明の二次元アレイ型放射線検出器の製造
方法により製作された放射線検出器の斜視図を示す。本
二次元アレイ型放射線検出器は、スライス方向の散乱線
を除去するスライス方向コリメータ2と、その下部に直
交して配置されたチャンネル方向の散乱線を除去するチ
ャンネル方向コリメータ1と、両コリメータ1、2の下
部に設けられ散乱線が除去された被検者19を透過した
X線を検出する二次元状に検出器素子が配置された検出
器3と、各部を固定する取付枠(図示せず)とから構成
されている。
【0011】スライス方向コリメータ2は、X線吸収が
大きい金属性の薄い板からなるコリメータ板10をスラ
イス方向に等間隔に配列して、側面をX線吸収の少ない
補強板(薄板)9(図示せず)で接着・補強して、その
両端を支持体11と支持体12で支持している。チャン
ネル方向コリメータ1は、同じくX線吸収が大きい金属
性の薄い板からなるコリメータ板4をチャンネル方向に
等間隔に配列して、側面をX線吸収の少ない補強板(薄
板)9(図示せず)で接着・補強して、その両端を支持
体5と支持体6(図示せず)で支持している。検出器3
は、アクティブマトリックス基板(図示せず)上に、入
射X線により電荷を発生するX線変換層(図示せず)、
例えば、アモルファスセレンからなるX線‐電荷変換を
行うX線変換層を有し、その電荷をアクティブマトリッ
クス基板上に設けられたTFTのスイッチング素子によ
って電気信号として出力する。
【0012】本二次元アレイ型放射線検出器の製造方法
は、スライス方向コリメータ2およびチャンネル方向コ
リメータ1を特定の組立用の治具を用いて製作するもの
である。図2に、チャンネル方向コリメータ1を組み立
てるためのチャンネル方向コリメータ用治具7を示す。
コリメータの全体外形に沿った形状のくりぬき空間を持
ち、この空間の内方に沿ってチャンネル方向のコリメー
タ板4の側部が嵌挿できる多数の垂直な溝8を有し、そ
の溝8の方向はX線管焦点Fの方向に収斂している。チ
ャンネル方向及びスライス方向のコリメータ板4、10
は、共にX線吸収が大きいタングステン、モリブデン、
黄銅等の金属で作られており、通常0.1〜0.3mm
の厚さである。また、支持体5、6及び支持体11、1
2は通常5〜10mm厚さのアルミやSUS等が用いら
れるが、加工性からアルミが最も適している。また、支
持体5側はチャンネル方向コリメータ用治具7のくりぬ
かれた部分の中に収まるように、X線管焦点Fを中心と
する円弧の一部を成すように弓型に、また、くりぬかれ
た部分の面積より少し小さく形成されている。
【0013】チャンネル方向コリメータ1の製造方法
は、まず、最初に支持体6を所定の位置に位置決めピン
などによってチャンネル方向コリメータ用治具7に固定
しておく。そして、チャンネル方向のコリメータ板4
を、チャンネル方向コリメータ用治具7に形成されてい
る溝8に挿入する。そして、コリメータ板4が溝8から
抜けない状態を保ちつつ、支持体6を一旦チャンネル方
向コリメータ用治具7からはずし、コリメータ板4との
密着部に接着剤を塗布し、再度チャンネル方向コリメー
タ用治具7に固定することにより、全コリメータ板4と
接着する。さらに支持体5にコリメータ板4との密着部
に接着剤を塗布し、専用の治具(図示せず)によって全
コリメータ板4と接着する。
【0014】図3に、上記の状態の断面図を示す。チャ
ンネル方向コリメータ用治具7の溝8は、ワイヤ放電加
工機により形成され、チャンネル方向コリメータ用治具
7とコリメータ板4との嵌合する溝8の部分は、局部的
に間隔をおいて存在しても良いし、コリメータ板4の側
部すべてと嵌合するものであっても良い。また、チャン
ネル方向コリメータ用治具7は、分割して加工したもの
を積層したものでも良いし、一体的なものであっても良
い。このようにして出来上がったものを支持体6側から
引きぬく。コリメータ板4の長手方向は、300〜50
0mm程度あり、厚さは0.1〜0.3mm程度である
から反りが発生している。したがって、チャンネル方向
コリメータ用治具7内で嵌合しているときは精度を保っ
ているが、チャンネル方向コリメータ用治具7から引き
ぬくと反りが発生して変形して精度を保つことができな
い。
【0015】本発明の製造方法は、図4に示すように、
上記の反りをおこさないように、コリメータ板4の反り
が発生しない程度の長さまで、途中まで引きぬき、曲げ
ることが可能でX線透過性のある、例えば、0.3mm
厚さのアルミ薄板を補強板9としてコリメータ板4の側
面に全板にわたって接着し反らないように補強する。接
着剤が硬化した後、さらにコリメータ板4の反りが発生
しないくらいの長さまで、途中まで引きぬき、補強板9
をコリメータ板4の側面に接着する。この作業をスライ
ス方向にわたって繰り返し行い、最終的には完全に精度
を保った状態でチャンネル方向コリメータ用治具7から
引きぬかれる。なお、補強板9間の隙間は検出器3の各
素子の境目に一致するように配置するのが望ましい。
【0016】スライス方向コリメータ2の製造方法は、
図5に示すように、コリメータ板10が弓形に湾曲して
いるため、スライス方向コリメータ用治具13に嵌合し
た状態で支持体11を接着してしまうと、引きぬくこと
ができなくなる。コリメータ板10の具体的な寸法は、
長手方向に300〜500mm、厚さは0.1〜0.3
mm、形成している円弧の半径は900〜1000mm
程度である。
【0017】したがって支持体11を接着しない状態
で、支持体12だけを接着した状態からチャンネル方向
コリメータ1と同様に引きぬくことになるが、上記のよ
うにスライス方向のコリメータ板10も反りが発生す
る。したがって、チャンネル方向コリメータ1の場合と
同様にして、コリメータ板10の反りが発生しない程度
の長さまで、途中まで引きぬき、曲げることが可能でX
線透過性のある、例えば、0.3mm厚さのアルミ薄板
を補強板9として、コリメータ板10の側面に全板にわ
たって接着し反らないように補強する。接着剤が硬化し
た後、さらにコリメータ板10の反りが発生しないくら
いの長さまで、途中まで引きぬき、補強板9をコリメー
タ板10の側面に接着する。この作業をチャンネル方向
にわたって繰り返し行い、最終的には完全に精度が保っ
た状態でスライス方向コリメータ用治具13から引きぬ
かれる。そして、引きぬかれた後に、コリメータ板10
の支持体12の反対の側面端に支持体11を接着して完
成とする。なお、補強板9間の隙間は検出器3の各素子
の境目に一致するように配置するのが望ましい。
【0018】上記のようにして製作したチャンネル方向
コリメータ1とスライス方向コリメータ2を直交配置し
て組み合わせることにより、散乱線を除去する二次元ア
レイ型放射線検出器用コリメータを形成する。そして、
パネル型半導体の検出器3と上記の二次元アレイ型放射
線検出器用コリメータを固定枠(図示せず)に取付け、
図1に示す二次元アレイ型放射線検出器が完成する。
【0019】上記の実施例では、X線管焦点Fを中心に
して円弧上に二次元配列されたコーンビームX線CT装
置用の二次元アレイ型放射線検出器について説明した
が、図9に示す平面型の二次元アレイ型放射線検出器に
ついても、平面型の治具によって形成することも可能で
あり、この場合、フラットパネルセンサ用のX線グリッ
ドとして用いることもできる。
【0020】
【発明の効果】本発明の二次元アレイ型放射線検出器の
製造方法は、上記のように行われており、コリメータの
全体外形に沿った形状のくりぬき空間の内方に沿ってコ
リメータ板の側部が嵌挿できる多数の垂直溝を有する治
具を用い、コリメータ板に支持体を一体的に接着した
後、引き抜きつつ、コリメータ板の側端面に、X線透過
性の良い曲げることができる薄い補強板を接着しながら
引き抜いて、コリメータを形成する。そのため、治具に
よる組み立てを行っているので、精度のばらつきが少な
く信頼性が高く、低コストで仕上げることができる。ま
た、X線透過性に優れた薄板によりコリメータ板を保持
しているため、X線の減衰が少なく、被検者に余分なX
線曝射をすることもなく、鮮明なX線画像を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の二次元アレイ型放射線検出器の製造
方法の一実施例を示す図である。
【図2】 本発明の二次元アレイ型放射線検出器のチャ
ンネル方向コリメータ用治具を用いてコリメータ板を組
立てる工程を説明するための図である。
【図3】 本発明の二次元アレイ型放射線検出器のチャ
ンネル方向コリメータ用治具にコリメータ板を挿入した
断面を示す図である。
【図4】 本発明の二次元アレイ型放射線検出器のチャ
ンネル方向コリメータ用治具からコリメータ板を抜き補
強板を装着する図である。
【図5】 本発明の二次元アレイ型放射線検出器のスラ
イス方向コリメータ用治具にコリメータ板を挿入した断
面を示す図である。
【図6】 コーンビームX線CT装置の原理を示す図で
ある。
【図7】 コーンビームX線CT装置の円弧状の二次元
アレイ型のX線検出器部を示す図である。
【図8】 円弧状の二次元アレイ型のX線検出器部のコ
リメータ板の保持機構を示す図である。
【図9】 コーンビームX線CT装置の平面状の二次元
アレイ型のX線検出器部を示す図である。
【図10】 平面状の二次元アレイ型のX線検出器部の
コリメータ板の保持機構を示す図である。
【符号の説明】
1…チャンネル方向コリメータ 2…スライス方向コリメータ 3…検出器 4…コリメータ板 5…支持体 6…支持体 7…チャンネル方向コリメータ用治具 8…溝 9…補強板 10…コリメータ 11…支持体 12…支持体 13…スライス方向コリメータ用治具 14…X線管 15…検出器部 16…スライス方向 17…チャンネル方向 18…天板 30…データ収集部 31…画像再構成装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】二次元状に配置された検出器とその検出器
    の前面に設けられたチャンネル方向コリメータとスライ
    ス方向コリメータとを備え、X線源からコーン状のX線
    ビームを被検者に照射して得られる透過X線が、上記コ
    リメータを介して検出器に導かれるように構成した2次
    元アレイ型放射線検出器の製造方法において、コリメー
    タの全体外形に沿った形状のくりぬき空間を持ち、この
    空間の内方に沿ってチャンネル方向のコリメータ板の側
    部が嵌挿できる多数の垂直溝を有する治具枠体にチャン
    ネル方向のコリメータを前記溝に沿って順次挿入し、前
    記コリメータ板の上下面の一方もしくは両方を支持体に
    一体的に接着した後、支持体が接着された側から引き抜
    きつつ、コリメータ板の側端面の一方もしくは両方にX
    線透過性の良い曲げることができる薄い補強板を接着し
    ながら引き抜いて、チャンネル方向コリメータを形成
    し、さらにスライス方向コリメータについてもチャンネ
    ル方向コリメータと同様な方法で形成し、両者を互いに
    直交配置し固定して二次元アレイ型放射線検出器用コリ
    メータを形成することを特徴とする二次元アレイ型放射
    線検出器の製造方法。
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