JP7181194B2 - 視差効果補償を有するガンマ線検出器 - Google Patents

視差効果補償を有するガンマ線検出器 Download PDF

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Description

本発明は、シンチレーション型ガンマ線検出器に関する。より具体的には、当該ガンマ線検出器は、視差効果を補償する。当該ガンマ線検出器は、一般にガンマ線検出器に応用される。しかし、当該ガンマ線検出器は、単光子放出コンピュータ断層撮影、即ち、SPECTといったガンマ線撮像システム、核医学分野における撮像システムに特に応用され、これを参照して説明する。
核医学分野では、体内の放射性トレーサの分布を測定することによって、様々な臓器の機能が研究される。放射性トレーサは、通常、医師によって患者に注入されるガンマ線放出体である。放射性トレーサは、種々の生物学的分子及びプロセスと親和性を有し、この結果、放射性トレーサは、体内の特定の関心領域に優先的に吸収される。所定の取り込み時間の後、これらの関心領域は、放射性トレーサの放射性崩壊中に当該放射性トレーサによって放出されるガンマ線を検出する1つ以上のガンマ線検出器を使用して、モニタリング又は画像化される。
ガンマ線検出器のサブクラスは、シンチレーション型検出器である。シンチレーション型検出器では、シンチレータ素子が、受けたガンマ線に応えて光パルスを発生させる。シンチレータ材料及び検出されるガンマ線のエネルギーに依存して、シンチレータ素子は、長さが約3~30mmであってよい。続いて光検出器が、シンチレータ素子内で発生された光パルスを検出し、これにより、ガンマ線を受け取ったことが示される。各ガンマ線検出器の指向性感度を制御するために、通常、コリメータが、シンチレータの放射線受取側に配置される。ガンマ線検出器用のコリメータは、通常、例えば鉛又はタングステンの濃厚金属板に形成される1つ以上のアパーチャの形態をとる。アパーチャ、即ち、中隔は、視野の外側から生じるガンマ線を減衰させることによって、ガンマ線検出器の視野を制限する。中隔は、ガンマ線のエネルギーに応じて、長さが約10~40mmであってよい。コリメータを含むこのようなガンマ線検出器は、上述のように、放射性トレーサ分布を決定するために、体内の臓器といった関心領域をモニタリングする、即ち、関心領域からの放出全体を決定する又は関心領域を画像化するように構成される。
ガンマ線検出器に応用されるコリメータのサブクラスは、ピンホールコリメータである。ピンホールコリメータは、その最も単純な形態では、ガンマ線減衰板の小さな孔によって画定される。空間分解能と感度とのトレードオフを提供するために、孔のサイズ及び形状、具体的にはアスペクト比を、孔と検出器との距離と共に設定することができる。ガンマ線取り込み角(acceptance angle)、即ち、ガンマ線減衰板への法線入射に対する角度は、孔自体のアスペクト比によって制限され、また、放射線受信方向に沿った孔の幅に対するその長さの比によって決定される。更に、ガンマ線取り込み角は、特定のピンホールを介してガンマ線を受ける検出器の部分を互いから離すように配置される中隔によって制限される。高アスペクト比の孔、各ピンホール下の広い検出器領域、又は、ピンホールと検出器との短い距離はそれぞれ、高感度を提供するが視差の問題をもたらす広い取り込み角を提供する。
このようなガンマ線検出器構成における視差は、シンチレータ素子におけるガンマ線の吸収の統計的性質から生じる。ガンマ線の大部分は、特定のシンチレータ素子材料に特徴的な吸収深度で吸収されるが、一部のガンマ線は、はるかに短い深度で吸収され、また、一部は、はるかに長い深度で吸収される。ピンホールコリメータからの広い取り込み角から恩恵を受けるとき、ガンマ線が吸収される深度の範囲は、ガンマ線が吸収される位置において、ピンホールに対して横方向の分布をもたらす。これは、シンチレータにおいて、シンチレーション光パルスの決定された発生源における横方向の変動をもたらし、したがって、ガンマ線が受け取られる方向に不確定性が生じる。この不確実性は、視差効果、又は、相互作用の深度、即ち、DOI効果と呼ばれる。特にガンマ線撮像システムでは、このような視差効果は、空間分解能を低下させる。
国際特許公開WO2007/089962A1は、視野からの放射線を検出するために、視野に隣接して少なくとも1つの放射線検出ヘッドを配置することによって、視差効果の上記問題に対処している。放射線検出ヘッドは、視野から出る放射線が通過する開口部を有するコリメータと、コリメータ開口部を介して受け取る放射線が、放射線が衝突する弧状表面の増分領域に実質的に垂直に弧状表面に衝突するように、放射線を検出するためにコリメータ開口部に合焦された当該弧状表面を形成する検出システムとを含む。
米国特許第7692156B1号は、ビーム指向シンチレータを有する放射線検出デバイスについて説明している。放射線検出デバイスは、基板上に配置されたビーム指向ピクセル型シンチレータを含み、当該シンチレータは、第1のピクセル軸を有する第1のピクセルと、第2のピクセル軸を有する第2のピクセルとを有する。第1及び第2の軸は、互いに対して傾斜され、また、各軸は、対応するピクセルを照射するために所定ビーム方向と実質的に平行である。
Fares Alhassen他による「Depth-of-Interaction Compensation Using a Focused-Cut Scintillator for a Pinhole Gamma Camera」(IEEE Transactions on nuclear Science、第58巻、第3号、2011年6月)なる名称の文献は、前臨床SPECTシステムについて説明している。SPECTシステムのピンホールコリメータによってもたらされる視差誤差を補償するために、ピクセルが入射光線と同一直線上にあるように当該ピクセルがレーザカットされているピクセル型フォーカスカット(FC)シンチレータが開示される。
本発明は、ガンマ線検出器における視差効果を低減しようとするものである。説明される発明からの更なる利点も当業者には明らかであろう。このために、ガンマ線検出器、SPECT撮像システム、ガンマ線撮像カメラ、画像再構成方法、及び、コンピュータプログラムプロダクトが提供される。
ガンマ線検出器は、複数のシンチレータ素子と、平面光学検出器アレイと、ピンホールアパーチャを含むピンホールコリメータとを含む。各シンチレータ素子は、ガンマ線受け面及び反対側のシンチレーション光出力面を含む。各シンチレータ素子のガンマ線受け面は、ピンホールアパーチャから受け取るガンマ線に応えてシンチレーション光を発生させるために、ピンホールアパーチャに面するように配置される。複数のシンチレータ素子は、複数の群に配置され、各群は、1つ以上のシンチレータ素子を含み、各群は、ピンホールアパーチャと一直線上にある群軸であって、各群における1つ以上のシンチレータ素子それぞれのガンマ線受け面に垂直である群軸を有する。また、複数のシンチレータ素子それぞれのシンチレーション光出力面は、平面光学検出器アレイと光学的に連絡している。
各群軸が、ピンホールアパーチャと一直線上にあるので、様々な群内で吸収されるガンマ線は、それらの対応する群軸に沿って吸収される。これは、例えばシンチレータ素子をそれらの群軸を互いに平行にして方向付けることと比較して、各群のガンマ線取り込み角を減少することによって視差効果を減少する。各群の放射線受け面が、それらの対応する群軸に垂直であるように、即ち、正確に垂直である状態から±5度以内で垂直であるように配置することによって、シンチレータ素子内でより均一なシンチレーション配光パターンが達成される。有利なことに、各シンチレータ素子のシンチレーション光出力面は、平面光学検出器アレイと光学的に連絡しているので、平らな光学検出器アレイを使用することができ、これは、光検出器アレイの製造及び組み立てを簡単にする。
本発明の一態様によれば、複数の群は、第1の群及び第2の群を含む。第2の群の群軸は、第1の群の群軸に対して、傾斜角で傾斜する。第2の群における1つ以上のシンチレータ素子それぞれのシンチレーション光出力面が、第1の群における1つ以上のシンチレータ素子それぞれのシンチレーション光出力面と平行であるように、即ち、正確に平行である状態から±5度以内で平行であるように、第2の群における1つ以上のシンチレータ素子それぞれのシンチレーション光出力面も、その対応するガンマ線受け面に対して、傾斜角で傾斜している。有利なことに、シンチレーション光出力面の平行配置は、シンチレータ素子を平面光学検出器アレイに結合するためのロバストな手段を提供する。更に、アレイとの高い光結合効率を実現される。
本発明の他の態様によれば、複数の群は、第1の群及び第2の群を含む。第2の群の群軸は、第1の群の群軸に対して、傾斜角で傾斜する。第2の群における1つ以上のシンチレータ素子それぞれのシンチレーション光出力面は、その対応するガンマ線受け面と平行である。更に、第2の群は、第2の群の各シンチレータ素子と平面光学検出器アレイとの間に配置される1つ以上の楔形ライトガイドを含む。各楔形ライトガイドは、第1の面及び第2の面を有する。第2の面は、対応するシンチレータ素子のシンチレーション光出力面と平面光学検出器アレイとの間で、第1の面及び第2の面を介して、シンチレーション光を結合させるために、対応する第1の面に対して傾斜角に配置される。有利なことに、各シンチレータ素子のガンマ線受け面をそのシンチレーション光出力面に対して平行に配置することは、楔形ライトガイドと共に、アレイとの高い光結合効率を提供する。更に、これは、シンチレータ素子を製造する際により簡単な製造方法を使用することを可能にする。このようなシンチレータ形状は、組み立て中の取り扱いに対してよりロバストである。
本発明の他の態様によれば、SPECT撮像システムは、本発明のガンマ線検出器を含む。有利なことに、SPECT撮像システムは、本発明のガンマ線検出器を含むことによって、解像度が向上された画像を生成する。
本発明の他の態様によれば、画像再構成方法は、i)受けたガンマ線に応えて、本発明のガンマ線検出器の平面光学検出器アレイから、平面光学検出器アレイの一部によって検出されるシンチレーション光パルスの数、及び/又は、平面光学検出器アレイの一部によって検出される複数のシンチレーション光パルスそれぞれにおけるシンチレーション光子の数に対応するガンマ崩壊事象データを受信するステップと、ii)ガンマ崩壊事象データから、SPECT画像又はガンマ線シンチグラフィ画像を再構成するステップとを含む。有利なことに、このように再構成された画像は、本発明のガンマ線検出器を使用することにより、解像度が向上される。
図1は、複数のシンチレータ素子1011…n、平面光学検出器アレイ102及びピンホールコリメータ103を含むガンマ線検出器100の第1の実施形態を示す。 図2は、複数のシンチレータ素子2011…n、平面光学検出器アレイ202及びピンホールコリメータ203を含むガンマ線検出器200の第2の実施形態を示す。 図3は、複数のシンチレータ素子3011…n、平面光学検出器アレイ302及びピンホールコリメータ303を含むガンマ線検出器300の第3の実施形態を示す。 図4は、1つ以上のシンチレータ素子401ort2の直交群405ort2を含むガンマ線検出器400の第4の実施形態を示す。 図5は、平面光学検出器アレイ502が定間隔の光学検出器素子509x、yの連続アレイを1つだけ含み、シンチレータ素子505、505の各群のシンチレーション光出力面が群実装面積GFP、GFPを画定するガンマ線検出器500を示す。 図6は、平面光学検出器アレイ602が定間隔の光学検出器素子609ax、y、609bx、yの複数の連続アレイA、Aを含み、各連続アレイが共通の平面610上に配置されているガンマ線検出器600を示す。 図7は、少なくとも1つのガンマ線検出器700を含むSPECT撮像システム710を示す。
本発明の原理を説明するために、SPECT撮像システムにおけるガンマ線の検出を特に参照して、ガンマ線検出器を説明する。しかし、当該ガンマ線検出器は、シンチグラフィ画像生成といった他の医療用画像形成応用だけでなく、医療分野を超えた画像形成応用にも応用されることを理解されたい。更に、当該ガンマ線検出器は、医療分野の内外を問わず、非画像形成応用に使用することができる。
図1は、複数のシンチレータ素子1011…n、平面光学検出器アレイ102及びピンホールコリメータ103を含むガンマ線検出器100の第1の実施形態を示す。シンチレータ素子1011…nはそれぞれ、例えばCsI:Tlであるヨウ化セシウム、イットリウム・アルミニウム・ガーネット(YAG)、ガドリニウム・アルミニウム・ガーネット(GAG)、ガドリニウム・ガリウム・アルミニウム・ガーネット(GGAG)、これらの組み合わせ又はルテチウム若しくはテルビウムといった他の希土類材料との組み合わせといったセリウムをドープしたガーネットを含む広範囲のシンチレータ材料から、また、更に、他のシンチレータ材料から形成される。平面光学検出器アレイ102は、シンチレータ素子1011…n内で発生されたシンチレーション光のパルスを、電気信号に変換する。平面光学検出器アレイ102は、例えばフォトダイオードといった光検出器のアレイを含む。好適には、フィリップス・デジタル・フォトン・カウンティング(PDPC)シリコン光電子増倍管(SiPM)光検出器アレイといったSiPMフォトダイオードのアレイが使用される。或いは、平面光学検出器アレイ102は、光電子増倍管、位置感知型光検出器等のアレイを含んでよい。ピンホールコリメータ103は、少なくとも1つのピンホールアパーチャ104を含む。好適には、ピンホールは、1~5ミリメートルの範囲の直径を有する円形孔である。しかし、スリット、長方形、正方形又は六角形といった他の形状のピンホールを使用してもよい。更に、ピンホールコリメータ103の放射線受け面に垂直な方向における厚さは、コリメータの本体部分とピンホールアパーチャ104との間で階段状又はテーパ状にされてよく、アパーチャにおいて、ナイフエッジ、丸みを帯びたエッジ、面取りエッジ又は角エッジを含む。本体部分は、2~20ミリメートルの範囲の厚さを有する。ピンホールは、例えば1~5ミリメートルの範囲の直径を有する。ピンホールコリメータ103は、鉛、タングステン又は金といった濃厚金属から形成される。任意選択的に、ピンホールアパーチャ104を囲むピンホールコリメータの一部が、ピンホールコリメータの本体の材料とは異なる材料から形成されるインサートから形成されてもよい。したがって、例えばコリメータの本体が、鉛から形成され、ピンホールを含むインサートが、タングステン又は金から形成されてよい。
図1の各シンチレータ素子1011…nは、ガンマ線受け面101’1…nと、反対側のシンチレーション光出力面101’’1…nとを含む。各シンチレータ素子のガンマ線受け面101'1…nは、ピンホールアパーチャ104から受け取ったガンマ線に応えてシンチレーション光を発生させるために、ピンホールアパーチャ104に面するように配置される。更に、複数のシンチレータ素子1011…nは、複数の群105a…zに配置される。各群105a…zは、1つ以上のシンチレータ素子を含み、また、各群は、ピンホールアパーチャと一直線上にある群軸106a…zであって且つ各群内の1つ以上のシンチレータの各々の放射線受け面に垂直である群軸106a…zを有する。したがって、ピンホールアパーチャ104と各群105a…z内のシンチレータ素子との間に、1対1の結合、又は、1対1以上の結合が提供される。
更に、図1における複数のシンチレータ素子1011…nの各々のシンチレーション光出力面101'’1…nは、平面光学検出器アレイ102と光学的に連絡している。このような光学的連絡の様々な形態が考えられる。これには、各シンチレータ素子1011…n内で発生したシンチレーション光が、平面光学検出器アレイ102上に投影される空気経路、光学グリース、オイル又はシリコーン若しくは光ファイバといった光学結合媒体の使用が含まれる。各シンチレータ素子内で発生したシンチレーション光を平面光学検出器アレイ102の所定の部分に閉じ込めるために、図1には示されていない追加の光バリアを、隣接するシンチレータ素子間に配置してもよい。
有利なことに、図1の構成では、各群軸106a…zが、ピンホールアパーチャ104と一直線上にあるので、様々な群内で吸収されるガンマ線は、それらの対応する群軸に沿って吸収される。これは、例えばシンチレータ素子をそれらの群軸を互いに平行にして方向付けることと比較して、各群のガンマ線取り込み角を減少することによって視差効果を減少する。各群の放射線受け面が、それらの対応する群軸に垂直であるように配置することによって、シンチレータ素子内でより均一なシンチレーション配光パターンが達成される。有利なことに、各シンチレータ素子のシンチレーション光出力面は、平面光学検出器アレイと光学的に連絡しているので、平らな光学検出器アレイを使用することができ、これは、光検出器アレイの製造及び組み立てを簡単にする。
任意選択的に、図1における各シンチレータ素子は、そのガンマ線受け面とそのシンチレーション光出力面との間に延在する1つ以上の側面を含む。また、各シンチレータ素子のガンマ線受け面及び1つ以上の側面は更に、光散乱層及び/又は光反射層を含んでもよい。このような層は、PTFE、テフロン(登録商標)、TiO、ルミラー(登録商標)、強化鏡面反射(ESR)フィルム、タイベック(登録商標)といった既知の材料から形成されてよく、金属は、銀及びアルミニウムを含む。有利なことに、上記層は、シンチレーション光がその中で生成されるシンチレータ素子内での当該シンチレーション光の保持を向上させる。
図2は、複数のシンチレータ素子2011…n、平面光学検出器アレイ202及びピンホールコリメータ203を含むガンマ線検出器200の第2の実施形態を示す。図2の構成は、図1に関して説明した構成に対応するが、図2では、各シンチレータ素子2011…nのシンチレーション光出力面201’’が互いに平行であるという追加の特徴を有する。
より詳細には、図2の実施形態のガンマ線検出器200では、複数の群205a…zは、第1の群205と第2の群205とを含む。第2の群205の群軸206は、第1の群205の群軸206に対して、傾斜角θで傾斜している。更に、第2の群205内の1つ以上のシンチレータ素子の各々のシンチレーション光出力面201’’も、第2の群205内の1つ以上のシンチレータ素子の各々のシンチレーション光出力面が、第1の群205内の1つ以上のシンチレータ素子の各々のシンチレーション光出力面201’’と平行であるように、その対応するガンマ線受け面201’に対して傾斜角θで傾斜している。
図2におけるシンチレータ素子をこのように整形することによって、シンチレータ素子2011…nと平面光学検出器アレイ202との間のシンチレーション光の光結合効率が向上される。更に、シンチレーション光出力面201’’1…nの平行配置は、シンチレータ素子を平面光学検出器アレイ202に結合するためのロバストな手段を提供する。シンチレータ素子2011…nは、例えば光を透過させる接着剤によって、又は、シンチレータ素子2011…nを受ける機械的マウント(図2には示さず)によって、平面光学検出器アレイ202に取り付けられる。
任意選択的に、図2に示されるガンマ線検出器200、又は、図1若しくは図3における対応するガンマ線検出器は、平面光学検出器アレイ202と連絡する結晶効率正規化ユニットを更に含んでよい。結晶効率正規化ユニットは、例えばプロセッサである。結晶効率正規化ユニットは、平面光学検出器アレイの複数の個別部分からデータを受信する。各個別部分は、単独のシンチレータ素子と光学的に連絡し、データは、受けたガンマ線に応えてシンチレータ素子によって生成される光パルス内のシンチレーション光子の数に対応する。更に、結晶効率正規化ユニットは、平面光学検出器アレイの各個別部分から受け取ったデータに、シンチレータ素子正規化係数を適用する。シンチレータ素子正規化係数は、対応するシンチレータ素子の放射線受け面とシンチレーション光出力面との距離に基づいている。使用時、図2の構成における異なるサイズ、より具体的には、異なる長さのシンチレータ素子は、各検出されたガンマ線に対して異なる数の検出シンチレーション光子をもたらす。これは、例えばシンチレータ内のシンチレーション光子の光減衰によって引き起こされる。検出シンチレーション光子の数は、検出ガンマ線の数を示すので、検出シンチレーション光子の数の誤差は、ガンマ線源の活動に誤差を生じさせる。したがって、正規化ユニットによって適用される長さ依存補正係数を使用して、これらの誤差が減少される。
図3は、複数のシンチレータ素子3011…n、平面光学検出器アレイ302及びピンホールコリメータ303を含むガンマ線検出器300の第3の実施形態を示す。図3の構成は、図1に関して説明した構成に対応するが、図3の実施形態は更に、第2の群305の各シンチレータ素子301と、平面光学検出器アレイ302との間に配置される1つ以上の楔形ライトガイド307を含むという追加の特徴を有する。
より詳細には、図3の実施形態のガンマ線検出器300では、複数の群305a…zは、第1の群305と第2の群305とを含む。第2の群305の群軸306は、第1の群305の群軸306に対して、傾斜角θで傾斜している。第2の群305内の1つ以上のシンチレータ素子の各々のシンチレーション光出力面301’’は、その対応するガンマ線受け面301'と平行である。更に、第2の群305は、第2の群305の各シンチレータ素子301と平面光学検出器アレイ302との間に配置される1つ以上の楔形ライトガイド307を含む。各楔形ライトガイド307は、第1の面307'及び第2の面307’’を有し、第2の面307’’は、対応するシンチレータ素子301のシンチレーション光出力面301’’と平面光学検出器アレイ302との間で、第1の面307'及び第2の面307’’を介してシンチレーション光を結合するために、対応する第1の面307'に対して傾斜角θで配置される。
有利なことに、図3では、各シンチレータ素子のガンマ線受け面をそのシンチレーション光出力面に対して平行に配置することは、楔形ライトガイドと共に、アレイとの高い光結合効率を提供する。更に、これは、シンチレータ素子を製造する際により簡単な製造方法を使用することを可能にする。このようなシンチレータ形状は、組み立て中の取り扱いに対してよりロバストである。
任意選択的に、図3における第1の群305及び第2の群305内の各シンチレータ素子は、そのガンマ線受け面(301’、301’)の中心と、そのシンチレーション光出力面(301’’、301’’)の中心との間の長さを有する。更に、第1の群305a内の各シンチレータ素子の長さは、任意選択的に、第2の群305内の各シンチレータ素子の長さに等しい。有利なことに、長さを等しくすることによって、共通サイズのシンチレータ素子を使用できるので、ガンマ線検出器の製造が簡単にされる。
図4は、1つ以上のシンチレータ素子401ort2の直交群405ort2を含むガンマ線検出器400の第4の実施形態を示す。本発明におけるシンチレータ素子の群は、したがって、群の二次元アレイに配置され、各群は、ピンホールコリメータ403のピンホールアパーチャ404と一直線上の群軸を有する。より詳細には、図4に示されるガンマ線検出器は、1つ以上のシンチレータ素子401ort2の直交群405ort2を含む。直交群405ort2の群軸406ortbは、第1の群405の群軸406に対して、傾斜角θで傾斜している。更に、直交群軸406ortbは、第2の群405の傾斜角θの傾斜を含む平面Pに直交する平面Pにおいて傾斜している。有利なことに、ガンマ線検出器400の視野は、直交群を設けることによって向上される。図4には、3つのシンチレータ素子群のみが示されているが、完全な(例えば2×2、4×4等の)長方形、六角形、円形等を形成する追加の群、シンチレータ素子の2Dアレイを使用してもよい。更に、図4のシンチレータ素子の幾何学的形状は、図2の幾何学的形状として示されている(即ち、第2の群及び直交群のシンチレーション光出力面がその対応する放射線受け面に対して傾斜している)が、図4のガンマ線検出器を、対応する利点と共に、図1又は図3のシンチレータ素子の幾何学的形状で使用することもできることも理解されたい。
図5は、平面光学検出器アレイ502が、定間隔の光学検出器素子509x、yの連続アレイを1つだけ含み、シンチレータ素子505、505の各群のシンチレーション光出力面が、群実装面積FGP、FGPを画定するガンマ線検出器500を示す。したがって、例えば光検出器又はフォトダイオードであるアレイ502内の光学検出器素子は、例えば線形アレイの場合は1つの方向において、又は、例えば2Dアレイの場合は直交する方向において、固定のピッチを有する。更に、図5における各群実装面積GFP、GFPは、その1つ以上の隣接群実装面積GFP、GFPから、対応する空間SPabだけ横方向に離れている。1つ以上の空間SPabはそれぞれ、シンチレータ素子501、501と光学的に連絡しない光学検出器素子を有する唯一の連続アレイの領域を画定する。1つ以上の空間SPabは、例えば1、2、5又は10以上のピクセル幅であってよい。したがって、光学検出器アレイに使用されない部分がある。有利なことに、ガンマ線検出器500における単一アレイの光検出器素子の使用は、各群実装面積と正確に一致するアレイを設計する必要を軽減し、これにより、製造が簡単にされる。任意選択的に、光学検出器アレイの使用されない部分は、無視されてもよい。即ち、シンチレーション光の検出中に読み出されなくてよく、これにより、読み出し時間が短縮される。
図6は、平面光学検出器アレイ602が、定間隔の光学検出器要素609ax,y、609bx,yの複数の連続アレイA、Aを含み、各連続アレイは、共通の平面610上に配置されているガンマ線検出器600を示す。図6では、各連続アレイは、したがって、光学検出器素子の単独の又は個別のアレイである。更に、図6における各連続アレイA、Aは、その1つ以上の隣接アレイA、Aから、対応する間隙Gabだけ横方向に離されている。したがって、間隙は、光検出器素子がないか、又は、少なくとも、各連続アレイにおける面密度と比較して光検出器素子の面密度が減少している。更に、複数のシンチレータ素子群605、605の各群は、別々の連続アレイA、Aに光学的に結合される。そうすることで、ガンマ線検出器600は、光検出器面積を節約する。したがって、このような疎なアレイは、低コストで作ることができる。
図7は、少なくとも1つのガンマ線検出器700を含むSPECT撮像システム710を示す。SPECT撮像システム710は、検査領域711内の関心領域ROIを画像化して、その中の放射性トレーサの分布を求めるために使用される。SPECT撮像システム710は、1つ以上のガンマ線検出器700が取り付けられる回転式ガントリ713を支持する固定ガントリ712を含む。このような画像化手順を行うために、支持パレット714を使用して、関心領域ROIを含む対象物を検査領域711内に搬送する。ガンマ線検出器700は、上記ガンマ線検出器の実施形態のいずれであってもよい。好適には、複数のこれらのガンマ線検出器が使用され、これらは、i)図示されるように、共通平面上に配置されるか、又は、ii)それらのピンホールがそれぞれ、関心領域ROIの一部に向けられる、即ち、合焦するように、検査領域711の周りに半径方向に配置される。動作中、SPECT撮像システム710は、以下のように操作される。ガンマ線検出器700は、関心領域ROI内の放射性トレーサの崩壊中に当該放射性トレーサによって放出されるガンマ線を検出するように、関心領域ROIに向けられている。検査領域711に対するガンマ線検出器700の位置は、オプションの検出器位置ユニット715によって検出される。検出器位置ユニットは、例えば固定ガントリ712に対する回転式ガントリ713の一部の回転位置φを決定する角度センサを含む。図7には示されていないが、ガンマ線検出器700の平面光学検出器アレイは、検出ガンマ線に対応する電気信号、即ち、ガンマ崩壊事象データ716を生成する。ガンマ崩壊事象データ716は、i)崩壊事象の数、ii)検出崩壊事象に応えて生成されたシンチレーション光子の数、iii)崩壊事象データに対応する各ガンマ線検出器700内の各光学検出器素子の識別、iv)各崩壊事象が検出された時刻のうちの1つ以上を示す。データメモリ717が、ガンマ崩壊事象データ716を受信及び記憶し、当該データを再構成プロセッサ718に提供する。再構成プロセッサ718は、既知の画像再構成方法を使用して、任意選択的に検出器位置ユニット715によって生成された位置データを含む当該データを、関心領域ROIにおける放射性トレーサの分布に対応する1つ以上の断層画像に再構成する。続いて、ビデオプロセッサ719が、表示デバイス720での表示のために、再構成された画像データをフォーマット化する。
別の構成では、図7のSPECT撮像システムは、回転式ガントリが静止位置にある状態で操作されてもよい。その間、関心領域ROIにおける放射性トレーサの分布に対応するデータが、上述と同様に取得される。この構成では、再構成プロセッサは、回転式ガントリが静止位置にある状態での放射性トレーサの分布の画像、即ち、シンチグラフィ画像を生成する。
図示されていない別の構成では、ガンマ線撮像カメラによってシンチグラフィ画像が生成されてもよい。ガンマ線撮像カメラは、本明細書で説明されるような1つ以上のガンマ線検出器を、再構成プロセッサと共に含んでよい。上記SPECT撮像システム710と同様に、ガンマ線撮像カメラは、関心領域内の放射性トレーサの崩壊中に当該放射性トレーサによって放出されるガンマ線を検出するために、関心領域に隣接して配置されてよい。ガンマ線検出器の平面光学検出器アレイは、検出ガンマ線に対応する電気信号、即ち、ガンマ崩壊事象データを生成する。ガンマ崩壊事象データは、i)崩壊事象の数、ii)検出崩壊事象に応えて生成されるシンチレーション光子の数、iii)崩壊事象データに対応する各ガンマ線検出器700内の各光学検出器素子の識別、iv)各崩壊事象が検出された時刻のうちの1つ以上を示す。次に、データメモリが、ガンマ事象データを受信及び記憶し、当該データを再構成プロセッサに提供する。再構成プロセッサは、既知の再構成方法を用いて、当該データを、関心領域における放射性トレーサの分布に対応する1つ以上のシンチグラフィ画像に再構成する。
図7のSPECT撮像システム700は更に、図7には示されていないシステムプロセッサを含んでもよい。システムプロセッサは、少なくとも、データメモリ717及び再構成プロセッサ718と通信する。更に、再構成プロセッサ718及びビデオプロセッサ719の一方又は両方も当該システムプロセッサに含まれていてもよい。システムプロセッサは、SPECT撮像システム700を制御する。システムプロセッサは、システムプロセッサ上で実行されると、当該プロセッサに、方法ステップ、即ち、i)受けたガンマ線に応えて、請求項1のガンマ線検出器の平面光学検出器アレイから、平面光学検出器アレイの一部によって検出されるシンチレーション光パルスの数、及び/又は、平面光学検出器アレイの一部によって検出される複数のシンチレーション光パルスそれぞれにおけるシンチレーション光子の数に対応するガンマ崩壊事象データ716を受信するステップ、及び、ii)ガンマ崩壊事象データ716から、SPECT画像又はガンマ線シンチグラフィ画像を再構成するステップを実行させるコンピュータ可読命令を含んでよい。更に、上記方法ステップ、及び/又は、本明細書に開示される他の方法ステップは、コンピュータプログラムプロダクトによって実行可能なコンピュータ可読媒体上に命令の形で記録されてよい。コンピュータプログラムプロダクトは、専用ハードウェア、及び、適切なソフトウェアとの関連でソフトウェアを実行可能なハードウェアによって提供される。プロセッサによって提供される場合、これらの機能は、単一の専用プロセッサによって、単一の共有プロセッサによって、又は、複数の個別のプロセッサ(そのうちの幾つかは共有されてもよい)によって提供される。さらに、「プロセッサ」又は「コントローラ」との用語の明確な使用は、ソフトウェアを実行可能なハードウェアを排他的に指すものと解釈されるべきではなく、当該用語は、次に限定されることなく、デジタルシグナルプロセッサ(「DPS」)ハードウェア、ソフトウェアを記憶する読み出し専用メモリ(「ROM」)、ランダムアクセスメモリ(「RAM」)、不揮発性メモリ等を暗に含んでよい。更に、本発明の実施形態は、コンピュータ若しくは任意の命令実行システムによる又は当該コンピュータ若しくはシステムに関連して使用されるプログラムコードを提供するコンピュータ使用可能又はコンピュータ可読記憶媒体からアクセス可能であるコンピュータプログラムプロダクトの形を取ることができる。本説明のために、コンピュータ使用可能又はコンピュータ可読記憶媒体は、命令実行システム、装置若しくはデバイスによる又は当該システム、装置若しくはデバイスに関連して使用されるプログラムを含む、記憶する、通信する、伝搬する又は運搬する任意の装置であってよい。媒体は、電子媒体、磁気媒体、光学媒体、電磁媒体、赤外線媒体若しくは半導体システム(若しくは装置若しくはデバイス)又は伝搬媒体であってよい。コンピュータ可読媒体の例には、半導体若しくは固体メモリ、磁気テープ、取り外し可能なコンピュータディスケット、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、剛性磁気ディスク及び光学ディスクが含まれる。光学ディスクの現在の例には、コンパクトディスク-読み出し専用メモリ(CD-ROM)、コンパクトディスク-読み出し/書き込み(CD-R/W)、ブルーレイ(登録商標)及びDVDが含まれる。
要約すると、視差効果を補償するガンマ線検出器100、200、300、400、500、600、700が説明された。ガンマ線検出器は、複数のシンチレータ素子1011…n、2011…n、3011…n、平面光学検出器アレイ102、202、302、及び、ピンホールアパーチャ104、204、304を有するピンホールコリメータ103、203、303を含む。各シンチレータ素子は、ガンマ線受け面101’1…n、201’1…n、301’1…nと、反対側のシンチレーション光出力面101’’1…n、201’’1…n、301’’1…nとを有する。各シンチレータ素子のガンマ線受け面は、ピンホールアパーチャから受け取ったガンマ線に応えてシンチレーション光を生成するために、ピンホールアパーチャに面している。シンチレータ素子は、群105a…z、205a…z、305a…zに配置されている。各群は、ピンホールアパーチャと一直線上にある群軸であって、当該群内の各シンチレータの放射線受け面に垂直である群軸106a…z、206a…z、306a…zを有する。各シンチレータ素子のシンチレーション光出力面は、平面光学検出器アレイと光学的に連絡する。

Claims (13)

  1. 複数のシンチレータ素子と、
    平面光学検出器アレイと、
    ピンホールアパーチャを含むピンホールコリメータと、
    を含むガンマ線検出器であって、
    各シンチレータ素子は、ガンマ線受け面及び反対側のシンチレーション光出力面を含み、各シンチレータ素子の前記ガンマ線受け面は、前記ピンホールアパーチャから受け取るガンマ線に応えてシンチレーション光を発生させるために、前記ピンホールアパーチャに面するように配置され、
    前記複数のシンチレータ素子は、複数の群に配置され、各群は、つ以上のシンチレータ素子を含み、各群は、前記ピンホールアパーチャと一直線上にある群軸であって、前記各群における前記つ以上のシンチレータ素子それぞれの前記ガンマ線受け面に垂直である群軸を有し、
    前記複数のシンチレータ素子それぞれの前記シンチレーション光出力面は、前記平面光学検出器アレイと光学的に連絡している、ガンマ線検出器。
  2. 前記複数の群は、第1の群及び第2の群を含み、
    前記第2の群の前記群軸は、前記第1の群の前記群軸に対して、傾斜角で傾斜し、
    記第2の群における前記つ以上のシンチレータ素子それぞれの前記シンチレーション光出力面が、前記第1の群における前記つ以上のシンチレータ素子それぞれの前記シンチレーション光出力面と平行であるように、その対応するガンマ線受け面に対して、前記傾斜角で傾斜している、請求項1に記載のガンマ線検出器。
  3. 結晶効率正規化ユニットを更に含み、
    前記結晶効率正規化ユニットは、前記平面光学検出器アレイの複数の個別部分からデータを受信し、各個別部分は、単独のシンチレータ素子と光学的に連絡し、前記データは、受けたガンマ線に応えてシンチレータ素子によって生成される光パルスにおけるシンチレーション光子の数に対応し、
    前記結晶効率正規化ユニットは、前記平面光学検出器アレイの各個別部分から受信される前記データに、シンチレータ素子正規化係数を適用し、前記シンチレータ素子正規化係数は、対応する前記シンチレータ素子の前記ガンマ線受け面と前記シンチレーション光出力面との距離に基づいている、請求項1又は2に記載のガンマ線検出器。
  4. 前記複数の群は、第1の群及び第2の群を含み、
    前記第2の群の前記群軸は、前記第1の群の前記群軸に対して、傾斜角で傾斜し、
    前記第2の群における前記つ以上のシンチレータ素子それぞれの前記シンチレーション光出力面は、その対応するガンマ線受け面と平行であり、
    前記第2の群は、前記第2の群の各シンチレータ素子と前記平面光学検出器アレイとの間に配置される1つ以上の楔形ライトガイドを含み、各楔形ライトガイドは、第1の面及び第2の面を有し、前記第2の面は、対応する前記シンチレータ素子の前記シンチレーション光出力面と前記平面光学検出器アレイとの間で、前記第1の面及び前記第2の面を介して、シンチレーション光を結合させるために、対応する前記第1の面に対して前記傾斜角に配置される、請求項1に記載のガンマ線検出器。
  5. 前記第1の群及び前記第2の群における各シンチレータ素子は、そのガンマ線受け面の中心と、そのシンチレーション光出力面の中心との間の長さを有し、
    前記第1の群における各シンチレータ素子の長さは、前記第2の群における各シンチレータ素子の長さと同じである、請求項4に記載のガンマ線検出器。
  6. 前記複数の群は、つ以上のシンチレータ素子を含む直交群を含み、
    前記直交群の前記群軸は、前記第1の群の前記群軸に対して、傾斜角で傾斜し、前記直交群の前記群軸は、前記第2の群の傾斜角の傾斜を含む平面に対して直交する平面内で傾斜する、請求項2又は4に記載のガンマ線検出器。
  7. 各シンチレータ素子は更に、そのガンマ線受け面とそのシンチレーション光出力面との間に延在する1つ以上の側面を含み、
    各シンチレータ素子の前記ガンマ線受け面及び前記1つ以上の側面は更に、光散乱層及び/又は光反射層を含む、請求項1に記載のガンマ線検出器。
  8. 前記平面光学検出器アレイは、定間隔の光学検出器素子の連続アレイを1つだけ含み、各群の前記シンチレーション光出力面は、群実装面積を画定し、各群実装面積は、その1つ以上の隣接群実装面積から、対応する空間だけ横方向に離れ、前記1つ以上の空間それぞれは、シンチレータ素子と光学的に連絡していない光学検出器素子を有する前記1つだけの連続アレイの領域を画定する、請求項1から7の何れか一項に記載のガンマ線検出器。
  9. 前記平面光学検出器アレイは、定間隔の光学検出器素子の複数の連続アレイを含み、各連続アレイは、共通の平面に配置され、
    各連続アレイは、その1つ以上の隣接アレイから、対応する間隙だけ横方向に離れ、前記複数のシンチレータ素子の群の各群は、別々の連続アレイに光学的に結合される、請求項1から5の何れか一項に記載のガンマ線検出器。
  10. 請求項1に記載のガンマ線検出器を少なくとも1つ含む、SPECT撮像システム。
  11. 請求項1に記載のガンマ線検出器を含む、ガンマ線シンチグラフィ画像を生成するガンマ線撮像カメラ。
  12. 受けたガンマ線に応えて、請求項1に記載のガンマ線検出器の前記平面光学検出器アレイから、前記平面光学検出器アレイの一部によって検出されるシンチレーション光パルスの数に対応する、及び/又は、前記平面光学検出器アレイの一部によって検出される複数のシンチレーション光パルスそれぞれにおけるシンチレーション光子の数に対応するガンマ崩壊事象データを受信するステップと、
    前記ガンマ崩壊事象データから、SPECT画像又はガンマ線シンチグラフィ画像を再構成するステップと、
    を含む、画像再構成の方法。
  13. プロセッサ上で実行されると、前記プロセッサに請求項12に記載の方法を行わせる命令を含む、コンピュータプログラム。
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