JP2002066671A - パンチプレスにおける製品搬出方法及びその装置 - Google Patents

パンチプレスにおける製品搬出方法及びその装置

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JP2002066671A
JP2002066671A JP2000254384A JP2000254384A JP2002066671A JP 2002066671 A JP2002066671 A JP 2002066671A JP 2000254384 A JP2000254384 A JP 2000254384A JP 2000254384 A JP2000254384 A JP 2000254384A JP 2002066671 A JP2002066671 A JP 2002066671A
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punch press
axis direction
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Sho Kaneko
祥 金子
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Amada Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小物製品であってもアンローダにより自動的
にクランプし搬出せしめる。 【解決手段】 クランプしたワークWをほぼ水平面で互
いに直交するX軸、Y軸方向に移動しパンチ加工位置K
に位置決めして製品Gを切離しジョイント部37を残し
てワークWに連結した状態でパンチ加工を行う。製品G
をワークホルダ41にてクランプしてから切離しジョイ
ント部37をパンチ加工にて切断する。ワークWをパン
チ加工位置KからY軸方向に後退し、予めアンローダ5
5をX軸方向に移動して上方に待機せしめたクランプユ
ニット73を下降せしめてサブクランプ79により製品
Gをクランプ又は吸着して保持する。ワークホルダ41
から製品Gをアンクランプした後に、サブクランプ79
をクランプユニット73上でパンチプレス1から離れる
ようにX軸方向に移動せしめて製品をメインクランプ7
5にてクランプする。アンローダ55を後退移動せしめ
て製品Gを搬出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パンチプレスで加
工された製品、特に小物製品を搬出するパンチプレスに
おける製品搬出方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パンチプレスとしての例えばタレ
ットパンチプレスにおける製品搬出装置の形態として
は、一例として次のようなものがあった。
【0003】ワークにスケルトンを有するパンチ加工が
行われる場合は、図7(A)に示されているように、タ
レットパンチプレス101でパンチ加工された製品Gに
最終切断が行われる前に、製品Gが切離しジョイント部
Jを残してワークWに連結された状態で、製品搬出装置
103におけるバキュームパッドやマグネット等の吸着
装置105を備えたアンローダ107にて前記製品Gが
吸着されて保持され、最終切断が行われた後に、前記製
品Gがアンローダ107にて図7(A)において右側へ
搬出される。
【0004】ワークWにスケルトンなしでパンチ加工が
行われる場合は、図8(A)に示されているように、パ
ンチ加工された製品Gが切離しジョイント部Jを残して
ワークWに連結された状態で、クランプ装置109を備
えたアンローダ107にて前記製品Gがクランプされた
後に前記切離しジョイント部Jが切断され、このワーク
Wから切断された製品Gがアンローダ107にて図8
(A)において右側へ搬出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のタレ
ットパンチプレス101における製品搬出装置103に
おいては、図7(A)で示した前者の場合は中物ないし
は大物の製品Gは上部、下部タレット111,113か
ら外側にある外部領域が大きいのでこの領域をアンロー
ダ107の吸着装置105にて吸着して搬出することが
できるが、小物製品Gは図7(B)に示されているよう
に、前記製品Gの外部領域が小さいのでアンローダ10
7の吸着装置105で吸着することができないために製
品Gを搬出できないという問題点があった。
【0006】図8(A)に示した後者の場合は中物ない
しは大物の製品Gは上部、下部タレット111,113
から外側に位置する端縁をアンローダ107のクランプ
装置109にてクランプして搬出できるが、小物製品G
は図8(B)に示されているように、前記製品Gの外側
に位置する端縁をアンローダ107のクランプ装置10
9でクランプすることができないので製品Gを搬出でき
ないという問題点があった。
【0007】本発明は上述の課題を解決するためになさ
れたもので、その目的は、小物製品であってもアンロー
ダにより自動的にクランプし搬出せしめるパンチプレス
における製品搬出方法及びその装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明のパンチプレスにおける製品
搬出方法は、クランプしたワークをほぼ水平面で互いに
直交するX軸、Y軸方向に移動しパンチプレスのパンチ
加工位置に位置決めしてパンチ加工を行い、このパンチ
加工された製品を切離しジョイント部を残してワークに
連結した状態で前記製品をパンチプレスに設けられてい
るワークホルダにて一時的にクランプすると共にこのク
ランプした状態で、前記切離しジョイント部をパンチプ
レスのパンチ加工位置でパンチ加工して切断し、前記ワ
ークを前記製品から離反せしめるようにY軸方向に後退
せしめ、予めアンローダをパンチプレスに向けてX軸方
向に移動して前記アンローダに備えたクランプユニット
を前記ワークホルダでクランプされている製品の上方に
待機せしめておき、このクランプユニットを下降せしめ
て前記クランプユニットに備えたサブクランプをパンチ
プレスのパンチ加工位置側へX軸方向に移動せしめてサ
ブクランプにより前記製品をクランプ又は吸着して保持
し、前記ワークホルダにて製品をアンクランプした後
に、前記サブクランプにて保持した製品を前記クランプ
ユニットに備えたメインクランプによりクランプせしめ
るべく前記サブクランプをクランプユニット上でX軸方
向に移動せしめて前記製品を前記メインクランプにてク
ランプし、前記アンローダをパンチプレスから離れるよ
うにX軸方向に後退移動せしめて前記製品を搬出するこ
とを特徴とするものである。
【0009】したがって、パンチプレスでパンチ加工さ
れた製品はワークに切離しジョイント部により連結され
た状態でワークホルダによりクランプされる。そして、
この状態でパンチプレスのパンチ加工位置にて切離しジ
ョイント部が切断され、ワークが製品から離反されるよ
うにY軸方向において後退される。次いで、予め上方に
待機しているアンローダのクランプユニットが下降する
と共に、サブクランプが前記製品側へ移動してサブクラ
ンプにより製品の端部が容易に保持される。製品がワー
クホルダによりアンクランプされてからサブクランプが
パンチプレスから離れるようにX軸方向に後退し、製品
はメインクランプに確実にクランプされた後、アンロー
ダが外方へ移動することにより製品が自動的に搬出され
る。
【0010】請求項2によるこの発明のパンチプレスに
おける製品搬出装置は、クランプしたワークをほぼ水平
面で互いに直交するX軸、Y軸方向に移動してパンチ加
工位置に位置決め自在なワーク移動位置決め装置を備え
たパンチプレスを設け、このパンチプレスでパンチ加工
されたワークに切離しジョイント部を残して連結された
製品を一時的にクランプするワークホルダを前記パンチ
加工位置の近傍に設け、前記製品を搬出すべくX軸方向
に走行自在なアンローダ本体と、パンチプレスで加工さ
れた製品をX軸方向からクランプ可能なメインクランプ
を備えると共に前記アンローダ本体に昇降自在で且つY
軸方向へ移動自在に設けたクランプユニットと、前記製
品の端部を吸着又はクランプ可能で且つ前記クランプユ
ニットにX軸方向へ移動自在に設けたサブクランプと、
から構成するアンローダを設けてなることを特徴とする
ものである。
【0011】したがって、請求項1記載の作用と同様で
あり、パンチプレスでパンチ加工された製品はワークに
切離しジョイント部により連結された状態でワークホル
ダによりクランプされる。そして、この状態でパンチプ
レスのパンチ加工位置にて切離しジョイント部が切断さ
れ、製品から離反されるようにY軸方向において後退さ
れる。次いで、予め上方に待機しているアンローダのク
ランプユニットが下降すると共に、サブクランプが前記
製品側へ移動してサブクランプにより製品の端部が容易
に保持される。製品がワークホルダによりアンクランプ
されてからサブクランプがパンチプレスから離れるよう
にX軸方向に後退し、製品はメインクランプに確実にク
ランプされた後、アンローダが外方へ移動することによ
り製品が自動的に搬出される。
【0012】請求項3によるこの発明のパンチプレスに
おける製品搬出装置は、請求項2記載のパンチプレスに
おける製品搬出装置において、前記パンチプレスが上
部、下部タレットを備えたタレットパンチプレスであ
り、上部、下部タレットに前記切離しジョイント部を切
断するジョイント切断用金型を装着すると共に前記ジョ
イント切断用金型に隣接する位置にワークホルダを上
部、下部タレットに設け、このワークホルダのパンチ部
を押圧するワークホルダ駆動装置を前記パンチ加工位置
の近傍におけるタレットパンチプレスの上部フレームに
設けてなることを特徴とするものである。
【0013】したがって、タレットパンチプレスの上
部、下部タレットに、ジョイント切断用金型とワークホ
ルダが互いに隣接した位置に設けられたので、ワークに
製品を連結している切離しジョイント部を切断するため
に、ジョイント切断用金型がパンチ加工位置に位置決め
されると、ワークホルダもタレットパンチプレスの上部
フレームに設けられているワークホルダ駆動装置の下方
に確実に位置する。製品はワークホルダ駆動装置に駆動
されるワークホルダによりクランプされた後に、切離し
ジョイント部が容易にジョイント切断用金型により切断
される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明のパンチプレスにお
ける製品搬出方法及びその装置の実施の形態について図
面を参照して説明する。
【0015】図1及び図2を参照するに、本発明に係わ
るタレットパンチプレス1はベース3の両側に立設した
サイドフレーム5,7に上部フレーム9の両側が支持さ
れた態様のフレーム構造に構成されている。上部フレー
ム9の下部には、多種類のパンチPを着脱交換自在に備
えた円盤状の上部タレット11が回転自在に装着されて
いる。ベース3の上面には、上部タレット11に対向し
た下部タレット13が回転自在に装着されており、この
下部タレット13には、多種類のパンチPと対向した多
数のダイDが円弧状に配置され且つ着脱交換自在に装着
されている。上部タレット11の軸心と下部タレット1
3の軸心とは同一軸心に配置されており、この上部タレ
ット11と下部タレット13は、制御装置の制御によっ
て、同方向へ同期して回転される。
【0016】上部タレット11と下部タレット13の図
1において下側部分に装着されたダイD、パンチPの位
置がパンチ加工位置Kとなっており、このパンチ加工位
置KにあるパンチPの上方における上部フレーム9に
は、図2に示されているようにパンチ用油圧シリンダ1
5のピストンロッド17の先端に備えたラム19(打圧
部材)が上下動自在に装着されている。パンチPが上部
タレット11および下部タレット13の回転によってラ
ム19の下方である加工位置Kに割出し位置決めされ、
この位置決めされたパンチPは上下動するラム19によ
り打圧される。
【0017】なお、タレットパンチプレス1には固定式
のセンタテーブル21とこのセンタテーブル21の両側
を移動自在なサイドテーブル23とからなるワークテー
ブル25に載置されたワークWを前後左右方向へ移動位
置決めするためのワーク移動位置決め装置27が設けら
れている。
【0018】このワーク移動位置決め装置27はワーク
テーブル25の図1において下端に、Y軸方向へ移動自
在なキャレッジベース29が設けられており、このキャ
レッジベース29にはX軸方向へ移動自在なキャレッジ
31が設けられている。このキャレッジ31にはX軸方
向へ適宜な間隔でワークWを把持する複数のワーククラ
ンプ33からなるクランプ装置35が設けられている。
このワーク移動位置決め装置27は数値制御等の制御装
置によってX軸、Y軸方向の移動が制御されワークWの
所望位置をパンチPとダイDとの間の所望の位置へ位置
決めするものである。
【0019】したがって、上部タレット11に装着した
パンチPと下部タレット13に装着したダイDとの間
に、板状のワークWが位置決めされた後に、ラム19に
よってパンチPが打圧されることにより、パンチPとダ
イDが協働してワークWにパンチング加工が行われるの
である。
【0020】図1及び図2を参照するに、上部、下部タ
レット11,13にはジョイント切断用パンチ39P及
びダイ39Dが装着されている。このジョイント切断用
パンチ39P及びダイ39DはワークWに切離しジョイ
ント部37を残して連結された製品Gの上記切離しジョ
イント部37を切断するためのジョイント切断用金型3
9である。
【0021】このジョイント切断用金型39に隣接する
位置には、上記の製品を一時的にクランプするワークホ
ルダ41が装着されている。この実施の形態のワークホ
ルダ41は、図2に示されているようにパンチ41Pの
先端が平坦であり、ダイ41Dには抜き穴が形成されて
おらず平坦面になっている。
【0022】上記のワークホルダ41のパンチ側を押圧
するためのワークホルダ駆動装置としての例えばワーク
ホルダ用シリンダ43がパンチ加工位置Kのパンチ用油
圧シリンダ15の近傍に位置して上部フレーム9に取り
付けられている。ワークホルダ41のパンチ側のヘッド
を押圧する押圧部材45がワークホルダ用シリンダ43
のピストンロッド47の下端に設けられている。
【0023】なお、他の実施の形態のワークホルダ41
としては、図4に示されているように上部タレット11
の内部にワークホルダ駆動装置としての例えばエアシリ
ンダ49が装着され、このエアシリンダ49のピストン
ロッド51の先端にホルダ部53が装着されて上部タレ
ット11の下面から下方に向けて出没自在に上下動する
ように構成されても構わない。
【0024】図1及び図2を参照するに、タレットパン
チプレス1のサイドテーブル23の図1において右側に
は、タレットパンチプレス1で加工済みの製品Gを製品
置き場57へ搬出して積載する製品搬出装置としての例
えばアンローダ55が設けられている。
【0025】アンローダ55としては、製品置き場57
の図1において右側の位置からX軸方向の左方位置まで
延伸したアンローダレール59がタレットパンチプレス
1のワークテーブル25より上方にほぼ水平に設けられ
ており、アンローダレール59にアンローダ55のアン
ローダ本体61が往復動自在に設けられている。
【0026】このアンローダ本体61にはアンローダ用
モータ63によって回転されるピニオン65がアンロー
ダレール59に設けたラック67に噛合され、アンロー
ダ用モータ63の正逆回転により、アンローダ本体61
がアンローダレール59に沿ってX軸方向に往復動され
る。
【0027】また、アンローダ本体61の下部には昇降
シリンダ69により上下動自在なストレッチ71が設け
られており、このストレッチ71にはほぼ水平面でY軸
方向に幅広のクランプユニット73が例えば図示省略の
ラックアンドピニオン、モータなどによる駆動装置によ
りY軸方向へ移動自在に設けられており、クランプユニ
ット73におけるパンチ加工位置Kの側(図1において
左側)の端縁にはパンチ加工された製品をX軸方向から
クランプ可能なメインクランプ75が備えられている。
【0028】さらに、クランプユニット73におけるワ
ーク移動位置決め装置27の側(図1において下方側)
の一側縁には、サブクランプユニット77が例えば図示
省略のラックアンドピニオン、モータなどの駆動装置に
よりX軸方向に移動自在に設けられている。サブクラン
プユニット77の先端には製品の端部をクランプ可能な
サブクランプ79が設けられている。本実施の形態で
は、サブクランプ79は製品Gの図3(A)において下
方側の端部をY軸方向からクランプ可能に構成されてい
る。
【0029】なお、製品置き場57には、図2に示され
ているように製品Gを積載する製品パレットを載置して
上下動する製品リフタ装置81が配置されている。
【0030】上記構成により、ワーククランプ33によ
り把持されたワークWは、図3(A)に示されているよ
うにワーク移動位置決め装置27によりX軸、Y軸方向
に移動位置決めされてタレットパンチプレス1のパンチ
加工位置Kにて製品Gの輪郭がワークWに切離しジョイ
ント部37を残して連結された状態にパンチング加工さ
れる。そして、上記の切離しジョイント部37はパンチ
加工位置Kに位置決めされる。
【0031】次いで、上部、下部タレット11,13が
回転されてジョイント切断用金型39がパンチ加工位置
Kに位置決めされると共にワークホルダ41も製品Gを
クランプ可能な位置になる。製品Gがワークホルダ41
によりクランプされてから、切離しジョイント部37が
パンチ加工で切断される。
【0032】次いで、ワークWが図3(B)において下
方側のY軸方向に後退されて製品Gから離反される。本
実施の形態では移動距離yは例えば100mmほどであ
る。このとき、製品Gはワークホルダ41にてクランプ
されている状態にある。
【0033】次いで、予め上方に待機しているアンロー
ダ55のクランプユニット73がストレッチ71を介し
て下降する。より詳しくは、サブクランプユニット77
の先端のサブクランプ79が製品Gの図3(C)におい
て下方のワークWとの間に位置するように下降される。
【0034】クランプユニット73が図3(D)におい
て上方のY軸方向へ移動されるのに伴ってサブクランプ
ユニット77も同方向に移動するので、製品Gの端部が
サブクランプ79によりクランプされる。
【0035】ワークホルダ41が製品Gをアンクランプ
し、サブクランプユニット77が図3(E)において右
方のX軸方向に後退して製品Gの端部がメインクランプ
75にクランプされ、次いでアンローダ本体61が同図
の右方のX軸方向に移動して製品Gが搬出され、図2に
示されているように製品置き場57の製品パレットPg
に製品Gが積載される。
【0036】以上のように、小物製品Gの場合であって
も、容易に自動的にクランプされ搬出される。
【0037】なお、製品Gが中物ないしは大物である場
合は、予めサブクランプ79をメインクランプ75より
X軸方向の後方位置に後退させておくことによって、メ
インクランプ75によりクランプされて通常の製品Gの
搬出が行われる。
【0038】なお、他の実施の形態のサブクランプ79
としては、図5に示されているように製品Gの右方側の
端部をX軸方向からクランプ可能に構成されている。
【0039】この場合は、製品Gがワークホルダ41に
よりクランプされてから切離しジョイント部37が切断
され、ワークWがY軸方向に後退されて製品Gから離反
される。その後、予め上方に待機しているアンローダ5
5のクランプユニット73が下降する時、サブクランプ
ユニット77の先端のサブクランプ79が製品Gの図5
において右方に位置するように下降される。次いで、サ
ブクランプユニット77が前進して製品Gの図5におい
て右方の端部がサブクランプ79によりクランプされ
る。
【0040】その後の工程は前述した実施の形態と同様
に、ワークホルダ41が製品Gをアンクランプし、サブ
クランプユニット77がX軸方向に後退して製品Gがメ
インクランプ75にクランプされ、アンローダ55によ
り搬出される。
【0041】また、別の実施の形態のサブクランプ79
としては、図6に示されているように上部タレット11
から図6において下方側の製品Gの端部を上方から吸着
可能な吸着装置83がサブクランプユニット77の下面
に構成されている。
【0042】この場合は、ワークWをY軸方向に後退し
て製品Gから離反させてから、予め上方に待機している
アンローダ55のクランプユニット73が下降する時、
サブクランプユニット77の先端のサブクランプ79と
しての吸着装置83が上部タレット11から図6におい
て下方側の製品Gの端部に位置するように下降され、吸
着装置83により吸着され保持される。その後の工程は
前述した実施の形態と同様にして製品Gが搬出される。
【0043】なお、この発明は前述した実施の形態に限
定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他
の態様で実施し得るものである。
【0044】
【発明の効果】以上のごとき発明の実施の形態の説明か
ら理解されるように、請求項1の発明によれば、ワーク
ホルダをパンチ加工位置の近傍に設けたので、製品をワ
ークに切離しジョイント部により連結された状態にパン
チ加工した後にこの製品をワークホルダにより確実にク
ランプできる。パンチプレスのパンチ加工位置にて切離
しジョイント部を切断してからワークをパンチプレスか
ら離れるようにY軸方向に後退せしめた後に、予め上方
に待機しているアンローダのクランプユニットを下降せ
しめるので、クランプユニットに備えたサブクランプに
より製品の端部を容易に保持できる。
【0045】ワークホルダにて製品をアンクランプして
からサブクランプをパンチプレスから離れるようにX軸
方向に後退せしめるので、製品をメインクランプに確実
に自動的にクランプでき、アンロードを移動することに
より製品を搬出できる。
【0046】請求項2の発明によれば、請求項1記載の
効果と同様であり、ワークホルダをパンチ加工位置の近
傍に設けたので、製品をワークに切離しジョイント部に
より連結された状態にパンチ加工した後にこの製品をワ
ークホルダにより確実にクランプできる。パンチプレス
のパンチ加工位置にて切離しジョイント部を切断してか
らワークをパンチプレスから離れるようにY軸方向に後
退せしめた後に、予め上方に待機しているアンローダの
クランプユニットを下降せしめるので、クランプユニッ
トに備えたサブクランプにより製品の端部を容易に保持
できる。
【0047】ワークホルダにて製品をアンクランプして
からサブクランプをパンチプレスから離れるようにX軸
方向に後退せしめるので、製品をメインクランプに確実
に自動的にクランプでき、アンローダを外方へ移動する
ことにより製品を搬出できる。
【0048】請求項3の発明によれば、タレットパンチ
プレスのタレットにジョイント切断用金型とワークホル
ダを互いに隣接した位置に設けたことにより、ワークに
製品を連結している切離しジョイント部を切断するため
に、ジョイント切断用金型をパンチ加工位置に位置決め
すると、ワークホルダもタレットパンチプレスの上部フ
レームに設けられているワークホルダ駆動装置の下方に
位置するので、ワークホルダ駆動装置に駆動されるワー
クホルダにより製品を容易にクランプでき、この状態で
切離しジョイント部もジョイント切断用金型により容易
に切断できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すもので、製品搬出装
置を備えたタレットパンチプレスの平面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】(A)〜(E)は製品搬出の工程を示す状態説
明図である。
【図4】本発明の他の実施の形態を示すワークホルダの
概略的な正面図である。
【図5】本発明の他の実施の形態を示す製品搬出装置の
概略的な平面図である。
【図6】本発明の別の実施の形態を示す製品搬出装置の
概略的な平面図である。
【図7】従来の製品搬出装置を示すもので、(A)は中
物ないしは大物の製品の搬出状態を示す平面図で、
(B)は小物製品の搬出状態を示す平面図である。
【図8】従来の他の製品搬出装置を示すもので、(A)
は中物ないしは大物の製品の搬出状態を示す平面図で、
(B)は小物製品の搬出状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 タレットパンチプレス(パンチプレス) 9 上部フレーム 11 上部タレット 13 下部タレット 15 パンチ用油圧シリンダ 19 ラム 27 ワーク移動位置決め装置 35 クランプ装置 37 切離しジョイント部 39 ジョイント切断用金型 41 ワークホルダ 43 ワークホルダ用シリンダ(ワークホルダ駆動装
置) 45 押圧部材 49 エアシリンダ(ワークホルダ駆動装置) 53 ホルダ部 55 アンローダ 61 アンローダ本体 69 昇降シリンダ 73 クランプユニット 75 メインクランプ 77 サブクランプユニット 79 サブクランプ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランプしたワークをほぼ水平面で互い
    に直交するX軸、Y軸方向に移動しパンチプレスのパン
    チ加工位置に位置決めしてパンチ加工を行い、 このパンチ加工された製品を切離しジョイント部を残し
    てワークに連結した状態で前記製品をパンチプレスに設
    けられているワークホルダにて一時的にクランプすると
    共にこのクランプした状態で、前記切離しジョイント部
    をパンチプレスのパンチ加工位置でパンチ加工して切断
    し、 前記ワークを前記製品から離反せしめるようにY軸方向
    に後退せしめ、 予めアンローダをパンチプレスに向けてX軸方向に移動
    して前記アンローダに備えたクランプユニットを前記ワ
    ークホルダでクランプされている製品の上方に待機せし
    めておき、クランプユニットを下降せしめて前記クラン
    プユニットに備えたサブクランプをパンチプレスのパン
    チ加工位置側へX軸方向に移動せしめてサブクランプに
    より前記製品をクランプ又は吸着して保持し、 前記ワークホルダにて製品をアンクランプした後に、前
    記サブクランプにて保持した製品を前記クランプユニッ
    トに備えたメインクランプによりクランプせしめるべく
    前記サブクランプをクランプユニット上でX軸方向に移
    動せしめて前記製品を前記メインクランプにてクランプ
    し、 前記アンローダをパンチプレスから離れるようにX軸方
    向に後退移動せしめて前記製品を搬出することを特徴と
    するパンチプレスにおける製品搬出方法。
  2. 【請求項2】 クランプしたワークをほぼ水平面で互い
    に直交するX軸、Y軸方向に移動してパンチ加工位置に
    位置決め自在なワーク移動位置決め装置を備えたパンチ
    プレスを設け、 このパンチプレスでパンチ加工されたワークに切離しジ
    ョイント部を残して連結された製品を一時的にクランプ
    するワークホルダを前記パンチ加工位置の近傍に設け、 前記製品を搬出すべくX軸方向に走行自在なアンローダ
    本体と、パンチプレスで加工された製品をX軸方向から
    クランプ可能なメインクランプを備えると共に前記アン
    ローダ本体に昇降自在で且つY軸方向へ移動自在に設け
    たクランプユニットと、前記製品の端部を吸着又はクラ
    ンプ可能で且つ前記クランプユニットにX軸方向へ移動
    自在に設けたサブクランプと、から構成するアンローダ
    を設けてなることを特徴とするパンチプレスにおける製
    品搬出装置。
  3. 【請求項3】 前記パンチプレスが上部、下部タレット
    を備えたタレットパンチプレスであり、上部、下部タレ
    ットに前記切離しジョイント部を切断するジョイント切
    断用金型を装着すると共に前記ジョイント切断用金型に
    隣接する位置にワークホルダを設け、このワークホルダ
    のパンチ部を押圧するワークホルダ駆動装置を前記パン
    チ加工位置の近傍におけるタレットパンチプレスの上部
    フレームに設けてなることを特徴とする請求項2記載の
    パンチプレスにおける製品搬出装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008143103A1 (ja) * 2007-05-15 2008-11-27 Amada Company, Limited 製品搬出方法及びその装置
JP2008307602A (ja) * 2007-05-15 2008-12-25 Amada Co Ltd 製品搬出方法及び装置

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