JP2002051582A - モータ制御装置及びモータ制御方法 - Google Patents

モータ制御装置及びモータ制御方法

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JP2002051582A
JP2002051582A JP2000231176A JP2000231176A JP2002051582A JP 2002051582 A JP2002051582 A JP 2002051582A JP 2000231176 A JP2000231176 A JP 2000231176A JP 2000231176 A JP2000231176 A JP 2000231176A JP 2002051582 A JP2002051582 A JP 2002051582A
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voltage
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JP2000231176A
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Hideo Nakamura
中村  秀男
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Aisin AW Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】モータに過電流が流れるのを防止することがで
き、モータの耐久性を向上させることができるようにす
る。 【解決手段】ロータを備えたモータ31と、所定の角度
ごとに磁極位置情報を発生させる磁極位置センサと、磁
極位置情報に基づいて検出パルスを発生させ、かつ、磁
極位置を検出する磁極位置検出手段と、磁極位置に基づ
いて制御磁極位置を算出する制御磁極位置算出処理手段
91と、制御磁極位置に基づいて電圧指令値を発生させ
る電圧指令値発生処理手段92と、前回の検出パルスが
発生させられてから設定時間が経過したかどうかを判断
し、設定時間が経過した場合、電圧指令値の出力可能電
圧を制限する出力可能電圧制限処理手段93とを有す
る。前回の検出パルスが発生させられてから設定時間が
経過した場合、出力可能電圧が制限されるので、モータ
31に過剰の電圧が印加されることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータ制御装置及
びモータ制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電動車両においては、回転自在に
配設され、磁極対を備えたロータ、及び該ロータより径
方向外方に配設され、U相、V相及びW相のステータコ
イルを備えたステータから成るモータが使用される。そ
して、モータ制御装置によってU相、V相及びW相の電
流を前記ステータコイルに供給し、かつ、所定の電圧を
印加することにより、前記モータを駆動し、モータのト
ルク、すなわち、モータトルクを発生させ、該モータト
ルクを駆動輪に伝達して電動車両を走行させるようにな
っている。
【0003】そのために、前記モータ制御装置におい
て、前記ステータコイルに供給される電流を電流センサ
によって検出するとともに、前記ロータの磁極の位置、
すなわち、磁極位置をレゾルバによって検出し、検出さ
れた電流、及び検出された磁極位置、すなわち、検出磁
極位置θをモータ制御部に送るようになっている。そし
て、該モータ制御部は前記検出された電流、検出磁極位
置θ、及び車両制御回路から送られたトルク指令値に基
づいてインバータを駆動する。
【0004】しかしながら、前記レゾルバを使用する
と、磁極位置の検出精度、及びモータの制御性を向上さ
せることはできるが、モータ制御装置のコストが高くな
ってしまう。そこで、前記レゾルバに代えて簡易的な磁
極位置センサとして磁気抵抗素子、例えば、ホール素子
を使用することが考えられる。この場合、ロータのシャ
フトにドラムが取り付けられ、該ドラムに小磁石が取り
付けられるとともに、前記ホール素子は、前記小磁石の
位置を検出し、所定の角度(例えば、60〔°〕)ごと
に位置検出信号PU 、PV 、PW を発生させるようにな
っている(特開平6−165572号公報参照)。
【0005】そして、前記ホール素子と接続させて磁極
位置検出回路が配設され、該磁極位置検出回路は、位置
検出信号PU 、PV 、PW を受けると、該位置検出信号
U、PV 、PW の信号レベルの組合せに基づいて6個
の検出パルスを発生させ、各検出パルスに基づいて磁極
位置を検出し、検出磁極位置θを前記検出パルスと共に
前記モータ制御部に送るようにしている。この場合、前
記ホール素子はレゾルバと比べて価格が低いので、モー
タ制御装置のコストをその分低くすることができる。
【0006】そして、過去の複数の検出パルスに基づい
て、モータの回転速度、すなわち、モータ回転速度が算
出され、該モータ回転速度に対応する車速Vが検出され
る。そして、アルセルペダルの踏込量、すなわち、アク
セル開度及び車速Vに基づいて、電動車両を走行させる
のに必要な要求トルクが算出され、該要求トルクに対応
させてモータトルクが発生させられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のモータ制御装置においては、前記モータ回転速度
は、過去の複数の検出パルスに基づいて算出されるの
で、モータが振動等を受けてロックされ、ロータが停止
させられた場合、実際のモータ回転速度が零(0)であ
るにもかかわらず、計算上のモータ回転速度は、一定時
間所定の値を保持し、零にはならない。
【0008】したがって、この状態で前記インバータが
駆動されると、モータに過剰の電圧が印加され、過電流
が流れることがあり、モータの耐久性が低下してしま
う。
【0009】本発明は、前記従来のモータ制御装置の問
題点を解決して、モータに過電流が流れるのを防止する
ことができ、モータの耐久性を向上させることができる
モータ制御装置及びモータ制御方法を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明のモ
ータ制御装置においては、ロータ及びステータを備えた
モータと、前記ロータの回動に伴って、所定の角度ごと
に磁極位置情報を発生させる磁極位置センサと、前記磁
極位置情報に基づいて検出パルスを発生させ、かつ、磁
極位置を検出する磁極位置検出手段と、前記磁極位置に
基づいて、制御用として認識される制御磁極位置を算出
する制御磁極位置算出処理手段と、前記制御磁極位置に
基づいて前記モータを駆動するための電圧指令値を発生
させる電圧指令値発生処理手段と、前回の検出パルスが
発生させられてから設定時間が経過したかどうかを判断
し、設定時間が経過した場合、前記電圧指令値の出力可
能電圧を制限する出力可能電圧制限処理手段とを有す
る。
【0011】本発明の他のモータ制御装置においては、
さらに、前記モータに供給される電流を検出する電流検
出手段を有する。
【0012】そして、前記出力可能電圧制限処理手段
は、検出された電流の電流検出信号が過電流レベルを設
定回数超えたかどうかを判断し、設定回数超えた場合、
前記電圧指令値の出力可能電圧を制限する。
【0013】本発明のモータ制御方法においては、モー
タのロータの回動に伴って、所定の角度ごとに磁極位置
情報を発生させ、該磁極位置情報に基づいて検出パルス
を発生させ、かつ、磁極位置を検出し、該磁極位置に基
づいて、制御用として認識される制御磁極位置を算出
し、該制御磁極位置に基づいて前記モータを駆動するた
めの電圧指令値を発生させ、前回の検出パルスが発生さ
せられてから設定時間が経過したかどうかを判断し、設
定時間が経過した場合、前記電圧指令値の出力可能電圧
を制限する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。
【0015】図1は本発明の実施の形態におけるモータ
制御装置の機能ブロック図である。
【0016】図において、31は図示されないロータ及
び図示されないステータを備えたモータ、43は、前記
ロータの回動に伴って、所定の角度ごとに磁極位置情報
を発生させる磁極位置センサとしてのホール素子、44
は、前記磁極位置情報に基づいて検出パルスを発生さ
せ、かつ、磁極位置を検出する磁極位置検出手段として
の磁極位置検出回路、91は、前記磁極位置に基づい
て、制御用として認識される制御磁極位置を算出する制
御磁極位置算出処理手段、92は前記制御磁極位置に基
づいて前記モータ31を駆動するための電圧指令値を発
生させる電圧指令値発生処理手段、93は、前回の検出
パルスが発生させられてから設定時間が経過したかどう
かを判断し、設定時間が経過した場合、前記電圧指令値
の出力可能電圧を制限する出力可能電圧制限処理手段で
ある。
【0017】図2は本発明の実施の形態におけるモータ
制御装置の概略図、図3は本発明の実施の形態における
モータ制御部のブロック図、図4は本発明の実施の形態
におけるモータの断面図、図5は本発明の実施の形態に
おける位置検出信号及び検出磁極位置の波形図である。
なお、図5において、横軸に時間を、縦軸に位置検出信
号PU 、PV 、PW 及び検出磁極位置θを採ってある。
【0018】図において、10はモータ制御装置、31
はモータであり、該モータ31としてDCブラシレスモ
ータが使用される。前記モータ31は、回転自在に配設
されたロータ21、該ロータ21より径方向外方に配設
されたステータ22を備える。前記ロータ21は、図示
されないシャフトに図示されないハブを介して取り付け
られたロータコア21a、及び該ロータコア21aの円
周方向における複数箇所に配設された永久磁石21bを
備える。本実施の形態においては、12箇所にそれぞれ
N極及びS極の永久磁石21bが交互に配設され、6個
の磁極対が形成される。また、前記ステータ22は、ス
テータコア23、及び該ステータコア23に巻装された
U相、V相及びW相のステータコイル11〜13を備
え、前記ステータコア23の円周方向における複数箇所
(本実施の形態においては、18箇所)には、径方向外
方に向けて突出させてステータポール24が形成され
る。
【0019】そして、前記モータ31を駆動して電動車
両を走行させるために、バッテリ14からの直流の電流
がインバータ40によって相電流としてのU相、V相及
びW相の電流IU 、IV 、IW に変換され、各相の電流
U 、IV 、IW はそれぞれ各ステータコイル11〜1
3に供給される。
【0020】そのために、前記インバータ40は、6個
のスイッチング素子としてのトランジスタTr1〜Tr
6を備え、各トランジスタTr1〜Tr6を選択的にオ
ン・オフさせることによって、前記各相の電流IU 、I
V 、IW を発生させることができるようになっている。
【0021】また、前記シャフトに図示されないドラム
が取り付けられ、該ドラムに小磁石が取り付けられると
ともに、前記ドラムと対向させて、簡易的な磁極位置セ
ンサとして磁気抵抗素子、例えば、ホール素子43が配
設され、該ホール素子43は、前記ロータ21の回動に
伴って、前記小磁石の位置を検出し、所定の角度(本実
施の形態においては、60〔°〕)ごとに磁極位置情報
としての位置検出信号PU 、PV 、PW を発生させ、磁
極位置検出手段としての磁極位置検出回路44に送る。
そして、該磁極位置検出回路44は、前記位置検出信号
U 、PV 、P W を受けると、各タイミングt1〜t6
で検出パルスを発生させ、位置検出信号PU 、PV 、P
W の信号レベルの組合せに基づき、電気角の1周期にお
いて6ステップの分解能で磁極位置を検出し、検出磁極
位置θを各検出パルスと共にモータ制御部45に送る。
なお、検出磁極位置θは、図5に示されるように階段状
に変化させられる。
【0022】ところで、前記ステータコイル11〜13
はスター結線されているので、各相のうちの二つの相の
電流の値が決まると、残りの一つの相の電流の値も決ま
る。したがって、各相の電流IU 、IV 、IW を制御す
るために、例えば、ステータコイル11、12のリード
線にU相及びV相の電流IU 、IV を検出する電流検出
手段としての電流センサ33、34が配設され、該電流
センサ33、34は、電流IU 、IV に対応するセンサ
出力としての電流検出信号SGU 、SGV をモータ制御
部45に送る。
【0023】そして、該モータ制御部45に図示されな
いモータ回転速度算出処理手段が配設され、該モータ回
転速度算出処理手段は、過去の複数の検出パルスに基づ
いてモータ回転速度Nmを算出する。また、前記モータ
制御部45に図示されない車速検出処理手段が配設さ
れ、該車速検出処理手段は、前記モータ回転速度Nmに
対応する車速Vを検出し、検出された車速Vを、電動車
両の全体の制御を行う図示されない車両制御回路に送
る。
【0024】該車両制御回路の図示されない指令値発生
部は、前記車速V、及び図示されないアクセルセンサに
よって検出されたアクセル開度αに基づいて要求トルク
を算出し、該要求トルクに対応させてトルク指令値を発
生させ、該トルク指令値を前記モータ制御部45に送
る。
【0025】該モータ制御部45は図示されないメモリ
を備え、該メモリは電流指令値マップを備える。そし
て、前記モータ制御部45の図示されない電流指令値算
出処理手段は、前記電流指令値マップを参照し、前記ト
ルク指令値に対応する電流指令値を算出する。また、モ
ータ制御部45の図示されないパルス幅変調信号発生処
理手段は、前記検出磁極位置θ、電流検出信号SGU
SGV 及び電流指令値に基づいて所定のパルス幅を有す
るU相、V相及びW相のパルス幅変調信号SU 、SV
W を発生させ、該各相のパルス幅変調信号SU
V 、SW をドライブ回路51に送る。該ドライブ回路
51は、前記各相のパルス幅変調信号SU 、S V 、SW
を受けて、トランジスタTr1〜Tr6を駆動するため
の6個の駆動信号をそれぞれ発生させ、該駆動信号をイ
ンバータ40に送る。該インバータ40は、前記駆動信
号がオンの間だけトランジスタTr1〜Tr6をオンに
して各相の電流IU 、IV 、IW を発生させ、該各相の
電流IU 、IV 、IW を前記各ステータコイル11〜1
3に供給する。このように、モータ31を駆動すること
によって電動車両を走行させることができる。なお、1
7はインバータ40とバッテリ14との間に配設された
平滑用のコンデンサである。また、モータ31、電流セ
ンサ33、34、インバータ40、ホール素子43、磁
極位置検出回路44、モータ制御部45、ドライブ回路
51等によってモータ制御装置10が構成される。
【0026】ところで、実際の磁極位置を実磁極位置と
したとき、実磁極位置と検出磁極位置θとは一致せず、
実磁極位置が0〔°〕以上60〔°〕未満、60〔°〕
以上120〔°〕未満、120〔°〕以上180〔°〕
未満、180〔°〕以上240〔°〕未満、240
〔°〕以上300〔°〕未満、及び300〔°〕以上3
60〔°〕未満の各位置検出可能範囲にあるときの各検
出磁極位置θはそれぞれ0、60、120、180、2
40、300〔°〕である。
【0027】そこで、前記モータ制御部45内に制御磁
極位置算出処理手段91が配設され、該制御磁極位置算
出処理手段91は、制御磁極位置算出処理を行い、磁極
位置検出回路44から各検出パルス及び検出磁極位置θ
が送られると、各検出パルス及び検出磁極位置θに基づ
いて、制御用として認識される制御磁極位置θcを算出
するようにしている。
【0028】そして、前記モータ制御部45において
は、ロータ21の磁極対の方向にd軸を、該d軸と直角
の方向にq軸をそれぞれ採ったd−q軸モデル上でベク
トル制御演算によるフィードバック制御が行われるよう
になっている。
【0029】そのために、前記モータ制御部45内にお
いて、前記電流センサ33、34から電流検出信号SG
U 、SGV が、前記制御磁極位置算出処理手段91から
制御磁極位置θcがそれぞれUV−dq変換器61に送
られる。該UV−dq変換器61は、電流検出信号SG
U 、SGV 及び前記制御磁極位置θcに基づいて三相/
二相変換を行い、電流検出信号SGU 、SGV をd軸電
流id 及びq軸電流i q に変換する。
【0030】そして、d軸電流id は減算器62に送ら
れ、該減算器62において前記d軸電流id と前記電流
指令値のうちのd軸電流指令値idsとのd軸電流偏差Δ
dが算出され、該d軸電流偏差Δid がd軸電圧指令
値発生部64に送られる。一方、q軸電流iq は減算器
63に送られ、該減算器63において前記q軸電流i q
と前記電流指令値のうちのq軸電流指令値iqsとのq軸
電流偏差Δiq が算出され、該q軸電流偏差Δiq がq
軸電圧指令値発生部65に送られる。なお、d軸電圧指
令値発生部64及びq軸電圧指令値発生部65によって
電圧指令値発生処理手段92が構成される。
【0031】そして、前記d軸電圧指令値発生部64及
びq軸電圧指令値発生部65は、パラメータ演算部71
から送られたq軸インダクタンスLq 及びd軸インダク
タンスLd 、並びに前記d軸電流偏差Δid 及びq軸電
流偏差Δiq に基づいて、d軸電流偏差Δid 及びq軸
電流偏差Δiq が零になるように、2軸上のインバータ
出力としてのd軸電圧指令値Vd * 及びq軸電圧指令値
q * をそれぞれ発生させ、該d軸電圧指令値Vd *
びq軸電圧指令値Vq * をそれぞれdq−UV変換器6
7に送る。
【0032】続いて、該dq−UV変換器67は、前記
d軸電圧指令値Vd * 、q軸電圧指令値Vq * 及び制御
磁極位置θcに基づいて二相/三相変換を行い、d軸電
圧指令値Vd * 及びq軸電圧指令値Vq * をU相、V相
及びW相の電圧指令値VU *、VV * 、VW * に変換
し、該電圧指令値VU * 、VV * 、VW * をPWM発生
器68に送る。該PWM発生器68は、前記各相の電圧
指令値VU * 、VV * 、VW * 及び前記コンデンサ17
の端子間に印加され、図示されない直流電圧検出回路に
よって検出されたバッテリ14の電圧に基づいて各相の
パルス幅変調信号SU 、SV 、SW を発生させ、ドライ
ブ回路51に送る。
【0033】次に、制御磁極位置算出処理手段91によ
る制御磁極位置算出処理について説明する。
【0034】図6は本発明の実施の形態における位置検
出信号及び制御磁極位置の波形図、図7は本発明の実施
の形態における制御磁極位置の算出例を示す図である。
なお、図6において、横軸に時間を、縦軸に位置検出信
号PU 、PV 、PW 及び制御磁極位置θcを、図7にお
いて、横軸に時間を、縦軸に制御磁極位置θcを採って
ある。
【0035】磁極位置検出回路44(図2)は、前記位
置検出信号PU 、PV 、PW を受けると、各タイミング
t1〜t6で検出パルスを発生させ、電気角の1周期に
おいて6ステップの分解能で磁極位置を検出する。この
場合、検出磁極位置θは、図5に示されるように階段状
に変化させられる。
【0036】そして、前記モータ31が所定のモータ回
転速度より高いモータ回転速度で駆動される場合、制御
磁極位置θcは、例えば、比例計算によって線形補間を
行うことにより算出される。モータ回転速度をNmと
し、検出パルスが発生させられてから現在までに経過し
た時間をτとすると、制御磁極位置θcは、前回の検出
パスルにおける検出磁極位置θに加算値Nm・τを加算
することによって算出され、 θc=θ+Nm・τ になる。例えば、図6に示されるように、タイミングt
3で検出パルスが発生させられてから時間τ3が経過し
たときの制御磁極位置θc3は、 θc3=120+Nm・τ3〔°〕 になる。
【0037】ところで、モータ31が振動等を受けてロ
ックされ、ロータ21(図4)が停止させられた場合、
本来のタイミングt1〜t6で検出パルスが発生させら
れなくなる。例えば、図7に示されるように、タイミン
グt1で検出パルスが発生させられると、制御磁極位置
θcは、 θc=0+Nm・τ〔°〕 にされ、図の線Laに示されるように、時間τが経過す
るのに伴って大きくなる。この場合、前記加算値Nm・
τの最大値が60〔°〕に設定される。したがって、タ
イミングt2で検出パルスが発生させられない場合、前
記制御磁極位置θcは、線Lbに示されるように、60
〔°〕に維持される。そして、モータ31のロックが解
除され、タイミングt2より遅いタイミングtaで検出
パルスが発生させられると、制御磁極位置θcは、 θc=60+Nm・τ〔°〕 にされ、図の線Lcに示されるように、時間τが経過す
るのに伴って大きくなる。
【0038】そして、タイミングt3で検出パルスが発
生させられると、制御磁極位置θcは、 θc=120+Nm・τ〔°〕 にされ、図の線Ldに示されるように、時間τが経過す
るのに伴って大きくなる。
【0039】このように、本来のタイミングで検出パル
スが発生させられない場合に、制御磁極位置θcが、前
回の検出パルスにおける検出磁極位置θに加算値Nm・
τの最大値を加算した値に維持されるので、その後、検
出パルスが発生させられたときに、制御磁極位置θcが
ロータ21の回転方向と逆の方向の値にされるのを防止
することができる。
【0040】なお、モータ31が所定のモータ回転速度
以下の低いモータ回転速度で駆動されている場合、及び
モータ31が停止させられている場合、制御磁極位置θ
cは中間点にあると推定され、 θc=θ+30〔°〕 として算出される。
【0041】この場合、前記制御磁極位置θcの精度が
低いので、dq−UV変換器67(図3)において、前
記制御磁極位置θcに基づいて各相の電圧指令値
U * 、V V * 、VW * を算出し、各相のパルス幅変調
信号SU 、SV 、SW を発生させると、モータ31に過
剰の電圧が印加され、過電流が流れることがある。
【0042】そこで、d軸電圧指令値発生部64におい
て発生させられるd軸電圧指令値V d * 、及びq軸電圧
指令値発生部65において発生させられるq軸電圧指令
値V q * に、それぞれ出力可能電圧を設定し、該出力可
能電圧を超えてd軸電圧指令値Vd * 及びq軸電圧指令
値Vq * が発生させられないようにしてある。
【0043】図8は本発明の実施の形態における出力可
能電圧の領域を示す図である。なお、図において、横軸
にモータ回転速度Nmを、縦軸に出力可能電圧を採って
ある。
【0044】図に示されるように、モータ回転速度Nm
が、 0≦Nm<n1〔rpm〕 である場合、d軸電圧Vd 及びq軸電圧Vq の出力可能
電圧は、最小値(本実施の形態においては、+v1〜−
v1〔V〕)にされ、モータ回転速度Nmが、 n1≦Nm<n2〔rpm〕 である場合、モータ回転速度Nmが高いほど、モータ3
1(図1)において発生する逆起電力が大きくなるの
で、前記出力可能電圧は高くされる。そして、モータ回
転速度Nmが、 n2≦Nm である場合、モータ回転速度Nmに関係なく、前記出力
可能電圧は一定(本実施の形態においては、+v2〜−
v2〔V〕)にされる。
【0045】ところで、前記モータ回転速度Nmは、過
去の複数の検出パルスに基づいて算出されるので、モー
タ31が振動等を受けてロックされ、ロータ21(図
4)が停止させられた場合、実際のモータ回転速度が零
であるにもかかわらず、計算上のモータ回転速度Nm
は、一定時間所定の値を保持し、零にはならない。
【0046】したがって、この状態でインバータ40
(図2)が駆動されると、モータ31に過剰の電圧が印
加され、過電流が流れることがあり、モータ31の耐久
性が低下してしまう。
【0047】そこで、モータ制御部45の出力可能電圧
制限処理手段93は、前記出力可能電圧を制限するよう
にしている。
【0048】図9は本発明の実施の形態における出力可
能電圧制限処理手段の動作を示す第1のフローチャー
ト、図10は本発明の実施の形態における出力可能電圧
制限処理手段の動作を示す第2のフローチャート、図1
1は本発明の実施の形態における出力可能電圧制限処理
手段の動作を示す第3のフローチャートである。
【0049】まず、前記出力可能電圧制限処理手段93
(図1)は、第1の出力制限条件が成立するかどうか、
すなわち、前回の検出パルスが発生させられてから設定
時間τa(本実施の形態においては、20〔ms〕)が
経過したかどうかを判断し、設定時間τaが経過した場
合、低速フラグを設定し、設定時間τaが経過していな
い場合、低速フラグを解除する。なお、前記設定時間τ
aは、モータ31がロックされたことを認識することが
できる長さに設定される。
【0050】次に、前記出力可能電圧制限処理手段93
は、第2の出力制限条件が成立するかどうか、すなわ
ち、電流検出信号SGU 、SGV があらかじめ設定され
た閾(しきい)値としての過電流レベルを設定回数、例
えば、10回以上超えたかどうかを判断し、電流検出信
号SGU 、SGV が過電流レベルを10回以上超えた場
合、過電流フラグを設定し、電流検出信号SGU 、SG
V が過電流レベルを10回以上超えていない場合、過電
流フラグを解除する。
【0051】そして、前記出力可能電圧制限処理手段9
3は、前記第1、第2の出力制限条件のうちの少なくと
も一方が成立したかどうか、すなわち、前記低速フラグ
及び過電流フラグのうちの少なくとも一方が設定された
かどうかを判断し、低速フラグ及び過電流フラグのうち
の少なくとも一方が設定された場合、出力可能電圧を制
限して前記最小値にし、低速フラグ及び過電流フラグの
いずれも設定されていない場合、出力可能電圧の制限を
解除する。
【0052】このように、モータ31が振動等を受けて
ロックされ、ロータ21(図4)が停止させられた場
合、前回の検出パルスが発生させられてから設定時間τ
aが経過するか、又は電流検出信号SGU 、SGV が過
電流レベルを10回以上超えると、出力可能電圧が制限
されるので、モータ31に過剰の電圧が印加されること
がなくなり、過電流が流れるのを防止することができ
る。したがって、モータ31の耐久性を向上させること
ができる。
【0053】次に、図9のフローチャートについて説明
する。 ステップS1 前回の検出パルスが発生させられてから
設定時間τaが経過したかどうかを判断する。前回の検
出パルスが発生させられてから設定時間τaが経過した
場合はステップS2に、経過していない場合はステップ
S3に進む。 ステップS2 低速フラグを設定し、リターンする。 ステップS3 低速フラグを解除し、リターンする。
【0054】次に、図10のフローチャートについて説
明する。 ステップS11 電流検出信号SGU 、SGV が過電流
レベルを10回以上超えたかどうかを判断する。電流検
出信号SGU 、SGV が過電流レベルを10回以上超え
た場合はステップS12に、超えていない場合はステッ
プS13に進む。 ステップS12 過電流フラグを設定し、リターンす
る。 ステップS13 過電流フラグを解除し、リターンす
る。
【0055】次に、図12のフローチャートについて説
明する。 ステップS21 低速フラグ及び過電流フラグのうちの
少なくとも一方が設定されているかどうかを判断する。
低速フラグ及び過電流フラグのうちの少なくとも一方が
設定されている場合はステップS22に、低速フラグ及
び過電流フラグのいずれも設定されていない場合はステ
ップS23に進む。 ステップS22 出力可能電圧を制限し、リターンす
る。 ステップS22 出力可能電圧の制限を解除し、リター
ンする。
【0056】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0057】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、モータ制御装置においては、ロータ及びステータ
を備えたモータと、前記ロータの回動に伴って、所定の
角度ごとに磁極位置情報を発生させる磁極位置センサ
と、前記磁極位置情報に基づいて検出パルスを発生さ
せ、かつ、磁極位置を検出する磁極位置検出手段と、前
記磁極位置に基づいて、制御用として認識される制御磁
極位置を算出する制御磁極位置算出処理手段と、前記制
御磁極位置に基づいて前記モータを駆動するための電圧
指令値を発生させる電圧指令値発生処理手段と、前回の
検出パルスが発生させられてから設定時間が経過したか
どうかを判断し、設定時間が経過した場合、前記電圧指
令値の出力可能電圧を制限する出力可能電圧制限処理手
段とを有する。
【0058】この場合、前回の検出パルスが発生させら
れてから設定時間が経過したかどうかを判断し、設定時
間が経過した場合、前記電圧指令値の出力可能電圧が制
限される。
【0059】したがって、モータに過剰の電圧が印加さ
れることがなくなり、過電流が流れるのを防止すること
ができる。その結果、モータの耐久性を向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるモータ制御装置の
機能ブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるモータ制御装置の
概略図である。
【図3】本発明の実施の形態におけるモータ制御部のブ
ロック図である。
【図4】本発明の実施の形態におけるモータの断面図で
ある。
【図5】本発明の実施の形態における位置検出信号及び
検出磁極位置の波形図である。
【図6】本発明の実施の形態における位置検出信号及び
制御磁極位置の波形図である。
【図7】本発明の実施の形態における制御磁極位置の算
出例を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態における出力可能電圧の領
域を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態における出力可能電圧制限
処理手段の動作を示す第1のフローチャートである。
【図10】本発明の実施の形態における出力可能電圧制
限処理手段の動作を示す第2のフローチャートである。
【図11】本発明の実施の形態における出力可能電圧制
限処理手段の動作を示す第3のフローチャートである。
【符号の説明】
10 モータ制御装置 21 ロータ 22 ステータ 31 モータ 33、34 電流センサ 43 ホール素子 44 磁極位置検出回路 64 d軸電圧指令値発生部 65 q軸電圧指令値発生部 91 制御磁極位置算出処理手段 92 電圧指令値発生処理手段 93 出力可能電圧制限処理手段 PU 、PV 、PW 位置検出信号 Vd * d軸電圧指令値 Vq * q軸電圧指令値 θc 制御磁極位置
【手続補正書】
【提出日】平成12年8月2日(2000.8.2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータ及びステータを備えたモータと、
    前記ロータの回動に伴って、所定の角度ごとに磁極位置
    情報を発生させる磁極位置センサと、前記磁極位置情報
    に基づいて検出パルスを発生させ、かつ、磁極位置を検
    出する磁極位置検出手段と、前記磁極位置に基づいて、
    制御用として認識される制御磁極位置を算出する制御磁
    極位置算出処理手段と、前記制御磁極位置に基づいて前
    記モータを駆動するための電圧指令値を発生させる電圧
    指令値発生処理手段と、前回の検出パルスが発生させら
    れてから設定時間が経過したかどうかを判断し、設定時
    間が経過した場合、前記電圧指令値の出力可能電圧を制
    限する出力可能電圧制限処理手段とを有することを特徴
    とするモータ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記モータに供給される電流を検出する
    電流検出手段を有するとともに、前記出力可能電圧制限
    処理手段は、検出された電流の電流検出信号が過電流レ
    ベルを設定回数超えたかどうかを判断し、設定回数超え
    た場合、前記電圧指令値の出力可能電圧を制限する請求
    項1に記載のモータ制御装置。
  3. 【請求項3】 モータのロータの回動に伴って、所定の
    角度ごとに磁極位置情報を発生させ、該磁極位置情報に
    基づいて検出パルスを発生させ、かつ、磁極位置を検出
    し、該磁極位置に基づいて、制御用として認識される制
    御磁極位置を算出し、該制御磁極位置に基づいて前記モ
    ータを駆動するための電圧指令値を発生させ、前回の検
    出パルスが発生させられてから設定時間が経過したかど
    うかを判断し、設定時間が経過した場合、前記電圧指令
    値の出力可能電圧を制限することを特徴とするモータ制
    御方法。
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