JP2002047982A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

内燃機関の制御装置

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JP2002047982A
JP2002047982A JP2000236057A JP2000236057A JP2002047982A JP 2002047982 A JP2002047982 A JP 2002047982A JP 2000236057 A JP2000236057 A JP 2000236057A JP 2000236057 A JP2000236057 A JP 2000236057A JP 2002047982 A JP2002047982 A JP 2002047982A
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control
failure
internal combustion
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Masahiro Sato
正浩 佐藤
Masaru Ogawa
賢 小川
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Honda Motor Co Ltd
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    • F02D11/10Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】故障発生時における待避走行においてドライバ
ビリティを向上させる。 【解決手段】運転者からの要求に従って要求量を算出す
る要求量算出手段、および前記算出された要求量に従っ
て内燃機関への吸入空気量を制御する吸入空気量制御手
段を備え、該内燃機関への吸入空気量に従って車両の走
行を制御する内燃機関の制御装置において、算出された
要求量に従って、内燃機関を制御することのできる制御
量を算出する制御量算出手段と、内燃機関への吸入空気
量が一定になるよう吸入空気量制御手段を駆動し、制御
量算出手段によって算出された制御量に従って車両の走
行を制御する待避走行制御手段と、吸入空気量制御手段
が故障状態にあることを検出したとき、車両の走行制御
を、待避走行制御手段による走行制御に切り換える走行
制御切り換え手段とを備える内燃機関の制御装置を提供
する。吸入空気量以外の制御量を使用することにより、
待避走行を制御することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子的にスロッ
トルバルブを制御するスロットルバルブアクチュエータ
が内燃機関に設けられた車両において、スロットルバル
ブを電子的に制御する系に故障が生じた状態であって
も、運転者からの要求に従って車両の走行を制御するこ
とができる内燃機関の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、スロットルバルブの開閉を電
子的に制御することが知られており、その制御系は、通
常DBW(drive by wire)制御系と呼ばれている。車
両に採用されてきている。このような制御系に故障が生
じたときにはスロットルバルブの正確な制御は不可能に
なるが、そのような場合であっても安全な待避場所や整
備工場などへ向けて車両を移動させるために、必要最小
限の走行を確保できることが望ましい。
【0003】一般的には、上記のような制御系の故障時
における走行を可能にするため、故障が生じた場合には
スロットルバルブの開度を一定に維持する機構が提案さ
れている。たとえば、特開平11−148406号公報
に開示されたスロットルバルブ制御装置では、アイドル
状態の検出有無により2種類の待避走行開度が設けられ
ており、目標スロットル開度にするための制御系に故障
が発生した後、検知されたアクセル開度が全開より十分
小さい第1の開度(たとえば20%程度)以上ならば、
スロットルバルブを第1の開度に設定し、アクセル開度
がアイドル相当状態以下ならば、アイドル状態とされる
上限回転数を維持できる吸入空気量を確保できる程度の
開度である第2の開度(たとえば数%)に設定する。さ
らに、このスロットルバルブ制御装置は、故障が発生し
たときに点火時期または燃料供給量を調整して、エンジ
ン回転数が、許容最高回転数よりも十分小さい所定の上
限回転数より大きくなるのを規制する手段を備えてい
る。
【0004】一方、近年、筒内直接噴射式のガソリン内
燃機関が提案されている。直接噴射式の内燃機関は、一
般的に、吸気行程で燃料を噴射させて燃焼室内に燃料を
拡散させ均質の混合気を形成する均一燃焼と、圧縮行程
で燃料を噴射させて点火プラグ周辺に集中的に層状の混
合気を形成する成層燃焼とを切り換えて制御する。直接
噴射式によると、燃焼可能な空燃比の範囲が広くなり、
空燃比によってエンジン発生駆動力を細かく調整できる
ようになる。
【0005】このような直接噴射式の内燃機関において
故障が発生したときのフェイルセーフ処理として、たと
えば特開平11−22531号公報には、機関運転条件
に関連する入力信号に基づいて成層燃焼への切り替えの
許可判定を行うソフトウェア手段とハードウェア判定回
路を設け、両者の成層燃焼への許可判定が一致したとき
にのみ成層燃焼へ切り換える内燃機関の制御装置が開示
されている。これによると、故障発生時には、スロット
ルバルブを全閉にし、強制的に成層燃焼から均一燃焼へ
と切り換えて、燃料噴射量を理論空燃比またはリーン空
燃比に設定する。こうして、誤って成層燃焼に切り換え
られてドライバビリティの悪化を招くことを回避してい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
11−148406号公報のようなスロットルバルブ制
御装置によると、目標スロットル開度にするための制御
系に故障が発生したとき、スロットルの開口面積が固定
されるのでエンジンへの吸入空気量が一定になり、結果
として運転者はエンジン発生駆動力を調節することがで
きなくなる。さらに、エンジン回転数に上限を設けて回
転数の上昇を規制するのも同様に、運転者はエンジン発
生駆動力を調節することができなくなる。したがって、
故障時の走行では、必要最小限のドライバビリティが確
保されるにすぎない。
【0007】また、特開平11−22531号公報のも
ののように、成層燃焼への切り替えを禁止して、目標空
燃比を理論空燃比(14.7)またはリーン空燃比(>
14.7)に設定すると、必要最小限のドライバビリテ
ィは確保することができるが、運転者の要求に対する自
由度が低い。
【0008】したがって、内燃機関への吸入空気量を制
御する系に故障が生じた場合でも、運転者によるエンジ
ン発生駆動力の制御を可能にしてドライバビリティを向
上させる内燃機関の制御装置が望まれている。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るため、請求項1に記載の発明の内燃機関の制御装置
は、運転者からの要求に従って要求量を算出する要求量
算出手段、および前記算出された要求量に従って内燃機
関への吸入空気量を制御する吸入空気量制御手段を備
え、該内燃機関への吸入空気量に従って車両の走行を制
御する内燃機関の制御装置において、前記算出された要
求量に従って、内燃機関を制御することのできる制御量
を算出する制御量算出手段と、前記内燃機関への吸入空
気量が一定になるよう前記吸入空気量制御手段を駆動
し、前記制御量算出手段によって算出された制御量に従
って車両の走行を制御する待避走行制御手段と、前記吸
入空気量制御手段が故障状態にあることを検出したと
き、前記車両の走行制御を、前記待避走行制御手段によ
る走行制御に切り換える走行制御切り換え手段とを備え
る、という構成をとる。
【0010】このような構成をとることにより、運転者
の要求に応じた内燃機関の制御量を用いることができ、
故障時においても、よりドライバビリティが確保された
走行が可能となる。
【0011】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
の内燃機関の制御装置において、車両は、アクセルペダ
ルの位置を連続的に検出するアクセルペダルセンサと、
前記アクセルペダルの位置を不連続的に検出するアクセ
ルペダルスイッチ状態検出手段とを備えており、要求量
算出手段は、前記アクセルペダルセンサによって検出さ
れたアクセルペダルの開度に基づいて要求量を算出する
アクセルペダル開度算出手段と、前記アクセルペダルス
イッチ状態検出手段によって検出されたアクセルペダル
の位置に基づいて要求量を推定するアクセルペダル開度
推定手段と、前記アクセルペダルセンサの故障を検出す
るアクセルペダルセンサ故障検出手段と、前記アクセル
ペダルセンサ故障検出手段が前記アクセルペダルセンサ
に故障無しと判断したときには、前記要求量が前記アク
セルペダル開度算出手段によって算出され、前記アクセ
ルペダルセンサ故障検出手段が前記アクセルペダルセン
サに故障有りと判断したときには、前記要求量が前記ア
クセルペダル開度推定手段によって算出されるよう要求
量算出手段を切り換える要求量算出切り換え手段とを備
える、という構成をとる。
【0012】請求項2の発明によると、アクセルペダル
スイッチ状態検出手段によって検出されたアクセルペダ
ルの位置に基づいて、要求量を推定することができるの
で、アクセルペダルセンサに故障が生じた場合でも運転
者の要求により近いドライバビリティを実現することが
できる。
【0013】また、請求項3の発明は、請求項1または
請求項2の内燃機関の制御装置において、内燃機関が、
筒内噴射式のガソリン内燃機関であるよう構成される。
【0014】請求項3の発明によると、直接噴射式ガソ
リン内燃機関は広範囲にわたる運転可能な空燃比を有す
るので、故障が生じた場合でも、空燃比を適宜制御する
ことが可能となり、ドライバビリティの低下を抑制する
ことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の一実施例に従
う、内燃機関の制御装置1の構成の概略を示すブロック
図である。制御装置1は、エンジン3、およびこれを制
御するエンジン電子制御ユニット(エンジン制御装
置)、すなわちエンジンECU2を備える。エンジンE
CU2は、マイクロコンピュータおよびこれに付随する
回路素子で構成され、各種センサ20〜30からの検出
信号を受け取る入力インターフェース、中央演算処理装
置(以下「CPU」という)、実行するプログラムおよ
びデータを格納するROM(読み取り専用メモリ)、実
行時の作業領域を提供し演算結果などを記憶するRAM
(ランダム・アクセス・メモリ)、およびエンジン各部
に制御信号を送る出力インターフェースを備える。図1
では、このようなハードウェア構成をふまえてエンジン
ECU2を機能ブロックで示してある。
【0016】図1に示されるエンジン3は、筒内直接噴
射式に従うエンジンである。エンジン3は、車両用の直
列4気筒(図1では、そのうちの1つのみを示してい
る)タイプのガソリンエンジンであり、各気筒のピスト
ン3aとシリンダヘッド3bの間に燃焼室3cが形成さ
れている。また、ピストン3aの上面の中央部には、凹
部3dが形成されている。シリンダヘッド3bには、燃
焼室3cに臨むように燃料噴射弁(以下、インジェクタ
と呼ぶ)4および点火プラグ5が取り付けられており、
こうして燃料が、燃焼室3c内に直接噴射される。
【0017】インジェクタ4は、燃焼室3cの中央頂部
に設けられており、燃料パイプ4を介して高圧ポンプ4
bが接続されている。燃料は、燃料タンク(図示せず)
から高圧ポンプ4bで高圧に昇圧された後、レギュレー
タ(図示せず)で圧力が調整された状態で、インジェク
タ4に供給される。燃料は、インジェクタ4からピスト
ン3aの凹部3dに向かった噴射されるとともに、凹部
3dを有するピストン3aの上面に衝突して燃料噴流を
形成する。特に、成層燃焼のときには、インジェクタ4
から噴射した燃料の大部分は、凹部3dに衝突して燃料
噴流を形成する。
【0018】燃料パイプ4aのインジェクタ4付近の部
分には、燃料圧センサ20が取り付けられている。燃料
圧センサ20は、インジェクタ4が噴射する燃料の燃料
圧PFを検出し、検出信号としてECU2の運転状態検
出部35に送る。点火プラグ5は、ECU2のから点火
時期に応じたタイミングで高電圧が加えられることによ
り放電し、それによって燃焼室3c内の混合気が燃焼す
る。
【0019】各気筒の吸気弁6および排気弁7を開閉駆
動する吸気カム6aおよび排気カム7aのそれぞれは、
低速カムと、該低速カムより高いカムノーズを有する高
速カムとで構成されている。さらに、エンジン3には、
バルブタイミング切り換え機構(以下、VTEC(登録
商標)という)8と、該VTEC8への油圧の供給およ
び供給停止を制御する油圧制御弁8aが設けられてい
る。
【0020】バルブタイミングは、均一燃焼のうちのリ
ーン燃焼および成層燃焼のときと、ストイキ燃焼および
リッチ燃焼のときとでバルブタイミングを変化させる。
ストイキ燃焼およびリッチ燃焼のときの方が、リーン燃
焼および成層燃焼のときよりも吸気弁6(または排気弁
7)の開弁および閉弁タイミングが速くなり、バルブリ
フト量も大きくなる。
【0021】エンジン3のクランクシャフト3eには、
マグネットロータ21aが取り付けられている。マグネ
ットロータ21aは、MREピックアップ21bととも
に、クランク角センサ21を構成している。クランク角
センサ21は、クランクシャフト3eの回転に伴い、パ
ルス信号であるCRK信号およびTDC信号を出力す
る。CRK信号は、所定のクランク角(たとえば、30
°)ごとに1パルスが出力される。ECU2の運転状態
検出部35は、このCRK信号に基づき、エンジン3の
機関回転数NE(以下、エンジン回転数という)を求め
る。TDC信号は、各気筒のピストン3aが吸入行程開
始時のTDC(上死点)付近の所定クランク角度位置に
あることを表す信号であり、4気筒タイプのこの実施例
では、クランク角180°ごとに1パルスが出力され
る。
【0022】また、エンジン3には、気筒判別センサ
(図示せず)が設けられている。気筒判別センサは、気
筒を判別するためのパルス信号である気筒判別信号をE
CU2の運転状態検出部35に送る。ECU2の運転状
態検出部35は、これらの気筒判別信号、CRK信号お
よびTDC信号に基づいて、気筒ごとにピストン3a
が、どの行程のどのクランク角度位置にあるかを判別す
ることができる。
【0023】エンジン3の吸気管9には、スロットルバ
ルブ13が配置されている。スロットルバルブ13には
スロットルバルブ開度センサ30が設けられており、ス
ロットルバルブ開度センサ30は、スロットルバルブ1
3の開度THに応じた検出信号を運転状態検出部35に
送る。
【0024】エンジン3の本体には、水温センサ22が
取り付けられている。水温センサは、サーミスタで構成
されており、エンジン3の本体内を循環する冷却水の温
度であるエンジン水温TWを検出し、検出信号として運
転状態検出部35に送る。
【0025】エンジン3の吸気管9のスロットルバルブ
13よりも下流側には、吸気管内絶対圧センサ23が設
けられている。吸気管内絶対圧センサ23は、半導体圧
力センサなどで構成されており、吸気管9内の絶対圧で
ある吸気管内絶対圧PBAを検出し、検出信号として運
転状態検出部35に送る。
【0026】さらに、吸気管9には、吸気温センサ24
が取り付けられている。吸気温センサ24は、サーミス
タで構成されており、吸気管9内の吸気温TAを検出
し、検出信号として運転状態検出部35に送る。
【0027】エンジン3は、吸気管9および排気管10
に接続されたEGR管11を備える。EGR管11は、
エンジン3の排気ガスを吸気側に再循環し、燃焼室3c
内の燃焼温度を下げることによって排気ガス中のNOx
を低減させるEGRを実行するものであり、吸気管9の
スロットルバルブ13よりも下流側と、排気管10の触
媒装置(図示せず)よりも上流側とに接続されている。
【0028】EGR管11には、EGR制御弁12が取
り付けられている。EGR制御弁12はリニア電磁弁で
あり、ECU2からの駆動信号に応じてそのバルブリフ
ト量がリニアに変化し、これによってEGR管11を開
閉する。EGR制御弁12には、バルブリフトセンサ2
5が取り付けられており、バルブリフトセンサ25は、
EGR制御弁12の実際のバルブリフト量LACTを検
出して、検出信号として運転状態検出部35に送る。
【0029】ECU2は、エンジン3の運転状態に応じ
てEGR制御弁12の目標バルブリフト量LCMDを算
出するとともに、実際のバルブリフト量LACTが目標
バルブリフト量LCMDになるよう制御することによ
り、EGR率を制御する。
【0030】また、排気管10の触媒装置よりも上流側
には、全域空燃比(LAF)センサ26が設けられてい
る。LAFセンサ26は、ジルコニアおよび白金電極な
どで構成され、理論空燃比よりもリッチなリッチ領域か
ら、極リーン領域までの広範囲な空燃比の領域におい
て、排気ガス中の酸素濃度をリニアに検出し、その酸素
濃度に比例する検出信号を運転状態検出部35に送る。
【0031】エンジン3には、大気圧センサ27が取り
付けられている。大気圧センサ27は、半導体圧力セン
サなどで構成されており、大気圧PAを検出して、EC
U2に送る。さらに、ECU2にはバッテリ電圧センサ
28が接続されており、バッテリ電圧センサ28は、イ
ンジェクタ4に駆動電圧を供給するバッテリ(図示せ
ず)の電圧値VBを検出し、検出信号として運転状態検
出部35に送る。
【0032】エンジン3を搭載した車両には、アクセル
ペダルセンサ29が取り付けられている。アクセルペダ
ルセンサ29は、アクセルペダルの踏み込み量AP(以
下、アクセル開度という)を検出し、検出信号として運
転状態検出部35に送る。
【0033】アクセルペダルには、全閉スイッチ31お
よび全開スイッチ32を設けることができる。全閉スイ
ッチ31は、アクセルペダルが踏み込まれていない状態
(全閉状態)を検出し、全開スイッチ32は、アクセペ
ダルの踏み込み量が最大の状態(全開状態)を検出す
る。検出された全閉および全開状態は、検出信号として
運転状態検出部35に送られる。
【0034】ECU2の燃料噴射制御部36は、運転状
態検出部35から送られてくる吸気管圧力PBAおよび
エンジン回転数NEに基づいて、ROMに格納されてい
る三次元マップを参照し、燃料の基本噴射時間を求め
る。インジェクタ4の弁が開かれる時間、すなわち最終
燃料噴射時間(これは、各気筒内に噴射される燃料噴射
量に対応する)は、この基本噴射時間に補正係数をかけ
て決定される。補正係数は、そのときのエンジンの状態
および運転状態に応じた空燃比を得るために補正を行う
係数であり、各種センサ20〜30からの検出信号(以
下、これらの検出信号を総称してエンジン関連パラメー
タという)に基づいて算出される。
【0035】さらに、燃料噴射制御部36は、圧縮行程
中に燃料を噴射させて、理論空燃比よりも極リーンな空
燃比(たとえば、27〜60)で燃焼する成層燃焼状
態、および吸気行程中に燃料を噴射させて成層燃焼状態
よりもリッチな空燃比(たとえば、12〜27)で燃焼
する均一燃焼状態の切り換えを、燃料噴射時期を制御す
ることにより行う。成層燃焼、均一燃焼のうちのリーン
燃焼、ストイキ燃焼およびリッチ燃焼のいずれの燃焼形
態にするかは、たとえば要求トルク(これは、アクセル
開度およびエンジン回転数から求められる)およびエン
ジン回転数NEに基づいて決定されることができる。こ
うして、インジェクタ4の最終燃料噴射時間(エンジン
3に供給される燃料量に対応する)および燃焼噴射時期
が、燃焼噴射制御部36によって制御される。
【0036】点火時期制御部37は、運転状態検出部3
5から送られてくるエンジン回転数NEおよび吸気管圧
力PBAに応じた点火時期に、上記エンジン関連パラメ
ータに基づく補正係数をかけて、最適な点火時期を決定
する。こうして、点火プラグ5の点火時期は、点火時期
制御部37によって制御される。
【0037】スロットルバルブアクチュエータ14は、
走行制御装置40から送られてくる目標吸入空気量に従
って、スロットルバルブ13の開度を制御する。スロッ
トルバルブアクチュエータは、たとえば前述したDBW
によって実現されることができる。また、スロットルバ
ルブアクチュエータ14には、DBWの他に、EICV
(electrical idle control valve)またはEACV(e
lectrical air control valve)を含めることもでき
る。吸気通路9には、スロットルバルブをバイパスする
通路(図示せず)が設けられており、該バイパス通路に
EICVまたはEACVが配置される。EICVおよび
EACVは、スロットルバルブが閉じている期間中にバ
イパス通路の空気が通過する通路面積を連続的に変化さ
せて、エンジンへの吸入空気量を制御することができ
る。
【0038】走行制御装置40は、ハードウェア的には
マイクロコンピュータおよびこれに付随する回路素子で
構成され、プロセッサ(CPU)、プログラムおよびデ
ータを格納する読み取り専用メモリ(ROM)および演
算の作業領域および一時記憶領域を提供するランダム・
アクセス・メモリ(RAM)、入出力インターフェース
を備える電子制御ユニット(ECU)である。この実施
例では、走行制御装置40は、エンジンECU2に電気
的に接続されてエンジンECU2から各種のデータの提
供を受けるものとして示してあるが、走行制御装置40
に運転状態検出部35と同様の運転状態検出部を設け、
走行制御に必要なデータを走行制御装置40が直接各種
のセンサから取得するようにしてもよい。
【0039】走行制御装置40は、要求量算出部41、
吸入空気量算出部42、故障有無検出部43、通常走行
制御部44および待避走行制御部45を備える。
【0040】要求量算出部41は、運転状態検出部35
からアクセル開度APを示す検出信号を受け取り、該ア
クセル開度APを要求量として設定する。他の実施形態
では、アクセル開度APだけでなく、他のエンジン関連
パラメータも考慮に入れて要求量を算出することができ
る。たとえば、運転状態検出部35からエンジン回転数
NEを受け取り、エンジン回転数NEおよびアクセル開
度APに基づいて要求トルクを求め、該要求トルクを要
求量として設定するようにしてもよい。
【0041】吸入空気量算出部42は、要求算出部41
によって求められた要求量に従って、エンジン3へ供給
されるべき目標吸入空気量を算出し、算出した目標吸入
空気量をスロットルバルブアクチュエータ14に送る。
こうして、スロットルバルブ13の開度が、スロットル
バルブアクチュエータ14によって制御される。
【0042】故障有無検出部43は、エンジン3への吸
入空気量を制御する吸入空気量制御系に故障が発生して
いるかどうかチェックする。この実施形態では、吸入空
気量制御系は、少なくとも吸入空気量算出部42、スロ
ットルバルブアクチュエータ14、スロットルバルブ1
3およびスロットルバルブ開度センサ30を備える。さ
らに、吸入空気量制御系に、前述したEICVおよびE
ACVを含めることもできる。
【0043】吸入空気量制御系に故障が発生している場
合には、何らかの故障検出手段(図示せず)によって制
御系故障フラグに値1が設定されるので、故障有無検出
部43は、制御系故障フラグの値を確認することによ
り、吸入空気量制御系に故障が生じているどうかを判断
することができる。
【0044】他の実施形態では、故障有無検出部43
は、吸入空気量制御系に限らず、車両における様々な他
のシステムについて故障が発生しているかどうか確認す
ることができる。たとえば、エンジンECU2または走
行制御装置40に設けられた任意の故障検出手段によっ
て何らかの故障が検出された場合には、検出された故障
に対応する故障フラグに値1が設定されるようにし、こ
の故障フラグの値を確認することにより故障の有無を検
出する。故障フラグは、故障の種類、故障個所などに応
じて異なるフラグを用いることができる。このように、
フェイルセーフとして待避走行(後述する)に移行すべ
き故障については、故障有無検出部43によってその故
障の有無を確認し、故障があった場合には待避走行に移
行できるようにするのがよい。
【0045】故障有無検出部43によって故障が生じて
いないと判断されたとき、車両の走行は通常走行制御部
44によって制御される。通常走行制御部44は、要求
算出部41によって算出された要求量と、運転状態検出
部35から受け取ったエンジン回転数NEとから、通常
走行用の空燃比マップを検索して目標空燃比を求め、該
目標空燃比を燃料噴射制御部36に渡す。これに応答し
て、燃料噴射制御部36は、受け取った目標空燃比を実
現するよう、吸気管圧力PBAおよびエンジン回転数N
Eに基づいて、前述したようにして最終燃料噴射時間を
求める。
【0046】故障有無検出部43によって故障が生じて
いると判断されたとき、車両の走行は待避走行制御部4
5によって制御される。待避走行は、故障が検出された
ときに移行する走行モードであり、故障が存在する状況
においても走行しなければならないときに、運転者の要
求になるべく近くなるよう、すなわちドライバビリティ
の低下を抑制するよう走行することができる走行モード
をいう。
【0047】待避走行制御部45は、吸入空気量を一定
にするよう吸入空気量制御系を駆動し、要求算出部41
によって算出された要求量に従って、吸入空気量以外の
待避走行用制御量を算出し、該算出された待避走行用制
御量に従って車両の走行を制御する。
【0048】この実施形態では、待避走行用制御量とし
て空燃比を用いる。具体的には、待避走行制御部45
は、アクセル開度APおよびエンジン回転数NEから待
避走行用の空燃比マップを検索し、該アクセル開度AP
およびエンジン回転数NEに対応する目標空燃比を求
め、該目標空燃比を燃料噴射制御部36に渡す。これに
応答して、燃料噴射制御部36は、受け取った目標空燃
比を実現するよう、運転状態検出部35から受け取った
吸気管圧力PBAおよびエンジン回転数NEに基づいて
最終燃料噴射時間を求める。
【0049】他の実施形態では、待避走行用制御量とし
て、点火時期、EGR制御弁のバルブリフト量、可変バ
ルブタイミング機構(VTEC)の制御量など他の内燃
機関の制御量を用いることもできる。これらの制御量
を、アクセル開度に依存するパラメータとして予め設定
しておくことにより、アクセル開度に従って制御量を算
出し、該算出された制御量に従って待避走行を実現する
ことができる。
【0050】図2は、要求量算出部41および吸入空気
量制御手段42によって実行される、要求量の算出およ
び吸入空気量制御の手順を示すフローチャートである。
このルーチンは、一定時間間隔(たとえば、10ミリ
秒)ごとに実行される。
【0051】ステップ51において、運転状態検出部3
5からアクセル開度APを受け取り、該アクセル開度A
Pを、要求量に設定する(ステップ52)。こうして求
められた要求量と、運転状態検出部35から受け取った
エンジン回転数NEとからマップ(図示せず)を検索
し、目標吸入空気量を算出する(53)。目標吸入空気
量はスロットルバルブアクチュエータ14に送られ(5
4)、こうしてスロットルバルブアクチュエータ14
は、目標吸入空気量に従ってスロットルバルブ13の開
度を制御する。このように、通常走行時は、運転者から
の要求に従ってエンジンへの吸入空気量が制御される。
【0052】図3は、吸入空気量制御系の故障の有無に
従って走行を制御する手順を示すフローチャートであ
る。このルーチンは、たとえばTDC信号が出力される
たび(たとえば4気筒の場合は、クランク軸が2回転す
る間に4回、TDC信号が出力される)実行される。
【0053】ステップ61において、制御系故障フラグ
に値1が設定されているかどうか確認する。制御系故障
フラグに値1が設定されていなければ、吸入空気量制御
系に故障が発生しておらず通常走行が可能な状態を示す
ので、ステップ62において、アクセル開度APおよび
エンジン回転数NEから、通常走行用の空燃比マップ
(図4の(a))を検索し、目標空燃比を求める。ステ
ップ63に進み、求めた目標空燃比を燃料噴射制御部3
6に渡す。
【0054】ステップ61において、制御系故障フラグ
に値1が設定されていれば、吸入空気量制御系に何らか
の故障が発生しており待避走行に移行しなければならな
いことを示すので、ステップ64に進み、まずスロット
ルバルブ開度を予め決められた値(たとえば、全閉また
は全閉に近い値)に固定する。他の実施例では、故障の
種類に応じて異なる故障フラグおよび異なる所定値を設
け、故障の種類に従って異なるスロットルバルブ開度に
設定することもできる。
【0055】ステップ65に進み、アクセル開度APお
よびエンジン回転数NEから、待避走行用の空燃比マッ
プ(図4の(b))を検索して目標空燃比を求め(6
5)、該目標空燃比を燃料噴射制御部36に渡す(6
3)。
【0056】図4を参照して、通常走行および待避走行
の走行制御の違いを具体的に説明する。図4は、直接噴
射式のエンジンに適用される、通常走行用の目標空燃比
マップ(図4の(a))および待避走行用の目標空燃比
マップ(図4の(b))を示す。
【0057】通常走行においては、運転者からの要求を
示すアクセル開度に従って空気量がエンジンに吸入され
るようスロットルバルブの開度が制御される。目標空燃
比は、図4の(a)に示される空燃比マップに従って、
アクセル開度およびエンジン回転数から求められる。燃
料噴射時間は、目標空燃比に従って、吸気管圧力および
エンジン回転数から求められるが、吸気管圧力は吸入空
気量に依存する制御量なので、結果として運転者からの
要求に従って走行が制御される。
【0058】一方、待避走行においては、前述したよう
に、アクセル開度の値にかかわらず、吸入空気量が一定
になるようスロットルバルブの開度が全閉または全閉に
近い値に固定される。しかし、目標空燃比は、図4の
(b)に示される空燃比マップに従って、アクセル開度
およびエンジン回転数から求められる。吸入空気量が一
定に維持されているために吸気管圧力は運転者の要求を
反映しないが、目標空燃比がアクセル開度に従って設定
されているので、燃料噴射時間が運転者の要求に従って
制御されることとなり、結果として運転者からの要求に
従って走行が制御される。
【0059】このように、吸入空気量が一定に維持され
る待避走行においても、アクセル開度に依存する空燃比
が設定された空燃比マップを使用することにより、運転
者の要求により近い走行が可能になり、運転者はエンジ
ン発生駆動力を調節することができ、ドライバビリティ
の低下が抑制される。
【0060】図4の(a)および(b)を比較して明ら
かなように、待避走行用の空燃比マップは、通常走行用
の空燃比マップに比べてリーン領域の設定が少ないよう
設定されている。これは、通常走行時においては、アク
セル開度に従って空気量がエンジンに吸入されるので、
リーン領域でもドライバビリティが確保されるのに対
し、待避走行では、スロットル開度が全閉または全閉に
近い値に固定され、エンジンに吸入される空気量が少な
いので、リーン領域ではドライバビリティを確保しにく
くなるからである。
【0061】また、直接噴射式ではなく、ポート噴射式
のエンジンの場合にも上記のような走行制御を実現する
ことができるが、この場合には、別の空燃比マップが設
定される。その場合、ポート噴射式のエンジンは、燃焼
可能な空燃比の範囲が直接噴射式に比べて狭いので、そ
れを考慮した空燃比が設定される。
【0062】図5は、図1に示される要求量算出手段の
詳細を示すブロック図である。要求量算出手段は、アク
セルペダルセンサ故障有無検出手段47、アクセルペダ
ル開度算出手段48およびアクセルペダル開度推定手段
49を備える。
【0063】アクセルペダルセンサ故障検出手段47
は、アクセルペダルセンサに故障が生じていないかどう
かを判断する。アクセルペダルセンサに故障が生じてい
ないと判断した場合には、要求量はアクセルペダル開度
算出手段48によって算出され、アクセルペダルセンサ
に故障が生じていると判断した場合には、要求量はアク
セルペダル開度推定手段49によって推定される。
【0064】アクセルペダル開度算出手段48は、アク
セルペダルセンサ29から運転状態検出部35を介して
アクセル開度APを受け取り、該アクセル開度APを要
求量に設定する。前述したように、運転状態検出部35
からエンジン回転数NEを受け取り、アクセル開度およ
びエンジン回転数から要求トルクを求め、該要求トルク
を要求量に設定するようにしてもよい。
【0065】アクセルペダル開度推定手段49は、アク
セルペダルに設けられた全閉スイッチ31および(また
は)全開スイッチ32から、運転状態検出部35を介し
て全閉/全開状態をを示す検出信号を受け取り、該検出
信号に基づいてアクセル開度APを推定する。他の実施
形態では、アクセルペダルの全閉状態および全開状態の
間の中間位置を検出する機構を設け、該中間位置に基づ
いてアクセル開度を推定することもできる。また、この
ように不連続的に検出することのできるアクセルペダル
の位置を、1または複数設けることもできる。
【0066】図6に、アクセルペダルセンサ故障検出手
段47によって実行されるアクセルペダルセンサの故障
の検出、およびアクセルペダル開度算出手段48によっ
て実行される要求量算出のフローチャートを示す。この
ルーチンは、一定時間間隔ごと(たとえば、10ミリ
秒)に実行される。ここで、アクセルペダルセンサ故障
フラグの初期値はゼロとする。
【0067】ステップ71において、運転状態検出部3
5からアクセル開度APを受け取る。ステップ72に進
み、受け取ったアクセル開度APが予め決められた範囲
内(APLowおよびAPHighの間、ここで、たと
えばAPLow=0、APHigh=80のように設定
することができる)ならば、アクセルペダルセンサに故
障が生じていないと判断し、受け取ったアクセル開度A
Pを要求量に設定する(73)。ステップ74に進み、
判定タイマーを初期化する。
【0068】ステップ72において、受け取ったアクセ
ル開度APが所定範囲内になければ、判定タイマーが、
予め決められた時間(TFAIL)経過したかどうか判
断する(75)。予め決められた時間が経過したならば
(たとえば、判定タイマーが値10ならば)、アクセル
ペダルセンサに故障が生じたと判断し、アクセルペダル
センサ故障フラグに1を設定する(76)。
【0069】ステップ75において、予め決められた時
間が経過していなければ、ステップ77に進む。ステッ
プ77では、判定タイマーをインクリメントする。こう
して、たとえば一定時間にわたってアクセルペダルセン
サからアクセル開度が出力されない場合、アクセル開度
APには数値が設定されていないので、故障と判断する
ことができる。
【0070】この実施例では、アクセル開度APが上記
所定範囲内にある場合を故障でないと判断しているが、
これに限定されるものではく、たとえば上記の所定範囲
を、エンジン回転数NEに従って異なる範囲になるよう
設定することもできる。
【0071】図7に、アクセルペダル開度推定手段49
によって実行されるアクセル開度を推定するフローチャ
ートを示す。このルーチンは、一定時間間隔(たとえ
ば、100ミリ秒)ごとに実行される。
【0072】一般的には、アクセルペダルには、アイド
ル状態を検知するために全閉スイッチが設けられている
ことが多い。また、全開スイッチは、設けられている場
合と設けられていない場合がある。したがって、この実
施例では、全開スイッチが設けられている場合には、必
ず全閉スイッチも設けられていることを前提にする。
【0073】ステップ81において、アクセルペダルに
全閉スイッチが設けられているかどうか判断する。全閉
スイッチが設けられていなければ、ステップ82に進
み、SW無しルーチンを実行する。
【0074】ステップ81においてアクセルペダルに全
閉スイッチが設けられていれば、アクセルペダルセンサ
故障フラグに値1が設定されているかどうか判断する
(83)。アクセルペダルセンサ故障フラグに値1が設
定されていなければ、アクセルペダルセンサに故障が生
じていないことを示すので、そのままこのルーチンを抜
ける。
【0075】アクセルペダルセンサ故障フラグに値1が
設定されていれば、全開スイッチが存在するかどうか判
断する(84)。全開スイッチが設けられていれば、全
閉および全開スイッチの両方を利用してアクセル開度を
推定する全閉+全開ルーチンを実行する(85)。全開
スイッチが設けられていなければ、全閉スイッチのみを
利用してアクセル開度を推定する全閉ルーチンを実行す
る(86)。
【0076】図8に、全閉+全開ルーチンのフローチャ
ートを示す。ステップ91において、全閉スイッチが全
閉状態かどうか判断する。全閉状態ならば、アクセル開
度を、予め決められた値であるAPCLOSEに設定す
る(92)。所定値APCLOSEは、全閉(たとえ
ば、0度)または全閉に近いアクセル開度に対応する値
を示す。
【0077】ステップ91において全閉スイッチが全閉
状態でなければ、全開スイッチが全開状態かどうか判断
する(93)。全開スイッチが全開状態でなければ、ア
クセルペダルは、全閉および全開の間の状態にあること
を示すので、後述する要求量加算ルーチンを実行する
(94)。
【0078】ステップ93において全開スイッチが全開
状態ならば、アクセル開度を、予め決められた値である
APOPENに設定する(95)。所定値APOPEN
は、全開または全開に近いアクセル開度(たとえば、8
0度)に対応する値を示す。
【0079】図9に、全閉ルーチンのフローチャートを
示す。ステップ101において、全閉スイッチが全閉状
態かどうか判断する。全閉状態ならば、要求量にAPC
LOSEを設定する(102)。全閉状態でなければ、
アクセルペダルは、全閉とは異なるいずれかの位置にあ
るはずなので、後述する要求量加算ルーチンを実行する
(103)。
【0080】図10に、SW無しルーチンのフローチャ
ートを示す。ステップ111において、アクセルペダル
センサ故障フラグに値1が設定されているかどうか判断
する。値1が設定されていなければ、アクセルペダルセ
ンサに故障が生じていないことを示すので、そのままこ
のルーチンを抜ける。
【0081】値1が設定されていれば、アクセルペダル
センサに故障が生じていることを示すので、要求量にA
PCLOSEを設定する。全閉スイッチが存在しなけれ
ばアクセル開度を推定することができず、運転者からの
要求に従うことができない。したがって、そのような形
態でアクセルペダルセンサに故障が生じた場合には、ア
クセル開度を全閉、すなわち要求量を値ゼロ(またはゼ
ロに近い値)と推定する。
【0082】図11に、要求量加算ルーチンのフローチ
ャートを示す。ステップ121において。要求量が、予
め決められた値(APLMTH)より小さいかどうか判
断する。要求量が所定値APLMTHより小さければ、
要求量に、所定量ΔAPだけ加算する(122)。要求
量が所定値APLMTH以上ならば、要求量に、この所
定値APLMTHを設定する(123)。
【0083】こうして、アクセルペダルが、全閉状態で
ない(全閉スイッチのみのとき)、または全閉と全開の
間の状態にある(全閉および全開スイッチがあるとき)
と判断されたときは、要求量が上記所定値APLMTH
より小さければ要求量に対してΔAPの加算処理を実行
し、要求量が上記所定値APLMTH以上ならば該所定
値に固定する。こうして、アクセル開度が推定される。
【0084】図12に、アクセルペダルの踏み込み量、
アクセルペダル開度算出手段によって求められた要求
量、全閉スイッチの状態、全開スイッチの状態、上記全
閉ルーチンで推定された要求量、および上記全閉+全開
ルーチンで推定された要求量のグラフを示す。
【0085】図12のグラフにおいて、横軸は時間の経
過を示す。グラフ131は、実際のアクセルペダルの踏
み込み量、すなわち実際に遷移するアクセル開度を示
す。時間0〜t1では、アクセルペダルは全閉状態にあ
り、時間t1〜t2では、アクセルペダルが踏み込まれ
て全閉および全開の間の状態にあり、時間t2〜t3で
は、アクセルペダルは全開状態にある。時間t4におい
て、再びアクセルペダルは全閉状態になる。その後、時
間t5〜t6では、アクセルペダルが最大に踏み込まれ
て全開状態になり、時間t6において、再びアクセルペ
ダルは全閉状態になっている。
【0086】グラフ132は、アクセルペダルセンサに
故障が発生していない場合に、アクセルペダル開度算出
手段48によって算出されたアクセル開度の遷移を示
す。グラフ132から明らかなように、要求量として算
出されたアクセル開度の遷移は、アクセルペダルの踏み
込み量(グラフ131)に連続的に追従している。
【0087】グラフ133は、アクセルペダルに設けら
れた全閉スイッチのオン/オフ状態を示す。オン状態
(グラフでは、Highレベルで示されている)は、ア
クセルペダルが全閉である状態を示し、オフ状態(グラ
フでは、Lowレベルで示されている)は、アクセルペ
ダルが全閉でない状態を示す。時間0〜t1、t4〜t
5およびt6〜t7において、グラフ131のアクセル
ペダルが全閉状態であることに応じて、全閉スイッチは
オン状態にあり、他の時間帯はオフ状態にある。
【0088】グラフ134は、アクセルペダルに設けら
れた全開スイッチのオン/オフ状態を示す。オン状態
(グラフでは、Highレベルで示されている)は、ア
クセルペダルが全開である状態を示し、オフ状態(グラ
フでは、Lowレベルで示されている)は、アクセルペ
ダルが全開でない状態を示す。時間t2〜t3におよび
時間t5〜t6おいて、グラフ131に示されるアクセ
ルペダルが全開状態であることに応じて、全開スイッチ
はオン状態にあり、他の時間帯はオフ状態にある。
【0089】グラフ135は、前述した全閉ルーチンに
より推定された要求量の遷移を示す。時間0〜t1にお
いては全閉スイッチがオン状態にあり、それに応答して
アクセル開度はAPCLOSEに設定される。時間t1
〜t2では全閉スイッチはオフ状態にあり、それに応答
して前述した要求量加算ルーチンが実行され、所定時間
(たとえば、100ミリ秒)ごとに要求量(初期値はA
PCLOSE)に対して所定量ΔAP(たとえば、5
度)が加算されていく。要求量が予め決められた値AP
LMTH(APOPENより小さく、APCLOSEよ
り大きい値であり、たとえば40度)に達すると、要求
量は所定値APLMTHに固定される。これは、アクセ
ル開度が全開になるまでΔAPを加算していくと、実際
のアクセルペダルの開度との誤差が大きくなる可能性が
あるからである。
【0090】時間t2〜t3において実際にアクセル開
度が全開になっても、全開スイッチが存在しないので全
開状態を検出することはできない。したがって、アクセ
ル開度は、所定値APLMTHに一定に維持されたまま
である。時間t4〜t5において、再びアクセル開度が
全閉になったとき、全閉スイッチはオン状態になり、そ
れに応答して要求量は再びAPCLOSEに設定され
る。時間t5において全閉スイッチが再びオフ状態にな
ったとき、それに応答して再び要求量加算ルーチンが実
行され、所定時間ごとに要求量(初期値はAPCLOS
E)に対して所定量ΔAPが加算されていく。時間t6
において再び全閉スイッチがオン状態になったことに応
答して、要求量はAPCLOSEに設定される。
【0091】グラフ136は、全閉+全開ルーチンによ
って算出された要求量の遷移を示す。時間t0〜t1に
おいて、全閉スイッチがオン状態になったことに応答し
て、要求量はAPCLOSEに設定される。時間t1〜
t2において、全閉スイッチはオフ状態になり、全開ス
イッチもオフ状態にある。これは、アクセル開度が、全
閉および全開の間の状態にあることを示す。要求量加算
ルーチンが実行され、要求量が所定値APLMTHに達
するまで、所定時間ごとに要求量(初期値はAPCLO
SE)に対して所定量ΔAPが加算されていく。時間t
2〜t3において、全開スイッチがオン状態になり、そ
れに応答して要求量はAPOPENに設定される。
【0092】時間t3〜t4において、全開スイッチが
オフ状態になり、また全閉スイッチもオフ状態にある。
これは、アクセル開度が、全閉および全開の間の状態に
あることを示す。時間t3において、要求量はAPOP
ENであるが、APOPENは所定値APLMTHより
大きい値なので、要求量は所定値APLMTHに維持さ
れる。
【0093】時間t4〜t5において、全閉スイッチが
オン状態になったことに応答して、要求量はAPCLO
SEに設定される。時間t5において、全閉スイッチが
オフ状態になり、全開スイッチがオン状態になると、そ
れに応答して要求量はAPOPENに設定される。これ
は、全開スイッチがオフ状態になるまで維持される。
【0094】時間t6において、再びアクセルペダルが
全閉状態になると、全閉スイッチがオン状態になり、そ
れに応答して要求量はAPCLOSEに設定される。
【0095】グラフ135および136から明らかなよ
うに、運転者の要求に従って要求量が推定され、アクセ
ルペダルセンサに故障が生じた場合でも、ある程度のド
ライバビリティが確保された待避走行を実現することが
わかる。また、全開および全閉スイッチの両方が設けら
れた方が、全閉スイッチのみのときよりも、より運転者
の要求に近いドライバビリティを実現することができ
る。
【0096】
【発明の効果】請求項1の発明によると、運転者の要求
に応じた内燃機関の制御量を用いることにより、故障時
においても、運転者の要求により近い走行が可能にな
り、ドライバビリティの低下を抑制した走行を実現する
ことができる。
【0097】請求項2の発明によると、アクセルペダル
スイッチ状態検出手段によって検出されたアクセルペダ
ルの位置に基づいて、要求量を推定することができるの
で、アクセルペダルセンサに故障が生じた場合でも、運
転者の要求により近い走行が可能になり、ドライバビリ
ティの低下を抑制した走行を実現することができる。
【0098】請求項3の発明によると、直接噴射式ガソ
リン内燃機関は広範囲にわたる運転可能な空燃比を有す
るので、故障が生じた場合でも、空燃比を適宜制御する
ことが可能になり、ドライバビリティの低下を抑制する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の内燃機関の制御装置の構成を示すブ
ロック図。
【図2】この発明に従う、要求量の算出および吸入空気
量の制御を示すフローチャート。
【図3】この発明に従う、通常走行および待避走行の制
御方法を示すフローチャート。
【図4】この発明に従う、(a)通常走行用の空燃比マ
ップ、および(b)待避走行用の空燃比マップを示す
図。
【図5】この発明に従う、要求量算出手段の詳細を示す
ブロック図。
【図6】この発明に従う、アクセルペダルセンサの故障
を検出するフローチャート。
【図7】この発明に従う、アクセル開度の推定方法を示
すフローチャート。
【図8】この発明に従う、全閉スイッチおよび全開スイ
ッチの両方を利用してアクセル開度を推定するフローチ
ャート。
【図9】この発明に従う、全閉スイッチのみを利用して
アクセル開度を推定するフローチャート。
【図10】この発明に従う、全閉および全開スイッチが
存在しない場合のアクセル開度を推定するフローチャー
ト。
【図11】この発明に従う、アクセル開度を推定するフ
ローチャートにおける要求量加算ルーチンのフローチャ
ート。
【図12】この発明に従う、アクセルペダルの踏み込み
量、アクセルペダルセンサによる要求量、全閉および全
開スイッチの状態、全閉スイッチから推定されたアクセ
ル開度、全閉および全開スイッチから推定されたアクセ
ル開度の遷移を示すグラフ。
【符号の説明】
2 エンジンECU(エンジン制御装置) 40 走行制御装置 41 要求量算出部 42 吸入空気量算出部 43 故障有無検出
部 44 通常走行制御部 46 待避走行制御
部 47 アクセルペダルセンサ故障検出部 48 アクセルペダル開度算出部 49 アクセ
ルペダル開度推定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 29/02 F02D 29/02 K 41/02 301 41/02 301A 45/00 358 45/00 358K Fターム(参考) 3G065 AA04 AA11 CA21 CA22 CA39 CA40 DA04 DA15 FA12 GA00 GA01 GA09 GA10 GA17 GA26 GA27 GA41 GA46 HA21 HA22 JA04 JA09 JA11 KA02 KA12 3G084 AA04 BA05 BA09 BA13 BA17 BA23 DA26 DA27 DA28 DA30 EA07 EA11 EB08 EB24 EC01 EC03 FA10 FA11 FA30 FA33 FA38 FA39 3G093 BA10 BA11 BA15 CB14 DA01 DA03 DA05 DA06 DA07 DA11 DB19 DB23 EA04 EA05 EA13 EA15 EC01 FA10 FA11 3G301 HA04 HA13 HA16 HA19 JA03 JB01 JB02 JB07 JB08 JB09 LA03 LA07 LB04 LC02 MA01 MA11 NA08 NB02 NC04 NC08 NE13 NE14 NE15 NE16 NE23 PA07Z PA09Z PA11Z PB08Z PD04A PD09A PE01Z PE03Z PE04Z PE05Z PE06Z PE08Z PF03B PF03Z PG01Z

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】運転者からの要求に従って要求量を算出す
    る要求量算出手段、および前記算出された要求量に従っ
    て内燃機関への吸入空気量を制御する吸入空気量制御手
    段を備え、該内燃機関への吸入空気量に従って車両の走
    行を制御する内燃機関の制御装置において、 前記算出された要求量に従って、前記内燃機関を制御す
    ることのできる制御量を算出する制御量算出手段と、 前記内燃機関への吸入空気量が一定になるよう前記吸入
    空気量制御手段を駆動し、前記制御量算出手段によって
    算出された制御量に従って車両の走行を制御する待避走
    行制御手段と、 前記吸入空気量制御手段が故障状態にあることを検出し
    たとき、前記車両の走行制御を、前記待避走行制御手段
    による走行制御に切り換える走行制御切り換え手段と、 を備える内燃機関の制御装置。
  2. 【請求項2】前記車両は、 アクセルペダルの位置を連続的に検出するアクセルペダ
    ルセンサと、 前記アクセルペダルの位置を不連続的に検出するアクセ
    ルペダルスイッチ状態検出手段とを備えており、 前記要求量算出手段は、 前記アクセルペダルセンサによって検出されたアクセル
    ペダルの開度に基づいて前記要求量を算出するアクセル
    ペダル開度算出手段と、 前記アクセルペダルスイッチ状態検出手段によって検出
    されたアクセルペダルの位置に基づいて前記要求量を推
    定するアクセルペダル開度推定手段と、 前記アクセルペダルセンサの故障を検出するアクセルペ
    ダルセンサ故障検出手段と、 前記アクセルペダルセンサ故障検出手段が前記アクセル
    ペダルセンサに故障無しと判断したときには、前記要求
    量が前記アクセルペダル開度算出手段によって算出さ
    れ、前記アクセルペダルセンサ故障検出手段が前記アク
    セルペダルセンサに故障有りと判断したときには、前記
    要求量が前記アクセルペダル開度推定手段によって算出
    されるよう要求量算出手段を切り換える要求量算出切り
    換え手段と、 を備える請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  3. 【請求項3】前記内燃機関が、筒内噴射式のガソリン内
    燃機関である請求項1または請求項2に記載の内燃機関
    の制御装置。
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