JP2002043213A - ステージ装置および露光装置 - Google Patents

ステージ装置および露光装置

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JP2002043213A JP2000224507A JP2000224507A JP2002043213A JP 2002043213 A JP2002043213 A JP 2002043213A JP 2000224507 A JP2000224507 A JP 2000224507A JP 2000224507 A JP2000224507 A JP 2000224507A JP 2002043213 A JP2002043213 A JP 2002043213A
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慶一 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ステージ本体が移動した際にも、用力供給部
材に起因する外乱を低減させる。 【解決手段】 用力を供給する用力供給部材129が接
続され、第1固定子に沿って定盤12上を移動するステ
ージ本体WS1を備える。第1固定子と分離して設置さ
れた第2固定子111と、用力供給部材129を中継す
るとともに第2固定子111に沿ってステージ本体WS
1と同期移動する用力供給ステージ115とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステージ本体が固
定子に沿って定盤上を移動するステージ装置、およびこ
のステージ装置に保持されたマスクと基板とを用いてマ
スクのパターンを基板に露光する露光装置に関し、特に
液晶表示素子や半導体素子等のデバイスを製造する際
に、リソグラフィ工程で用いて好適なステージ装置およ
び露光装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体デバイスの製造工程の
1つであるリソグラフィ工程においては、マスク又はレ
チクル(以下、レチクルと称する)に形成された回路パ
ターンをレジスト(感光剤)が塗布されたウエハ又はガ
ラスプレート等の基板上に転写する種々の露光装置が用
いられている。例えば、半導体デバイス用の露光装置と
しては、近年における集積回路の高集積化に伴うパター
ンの最小線幅(デバイスルール)の微細化に応じて、レ
チクルのパターンを投影光学系を用いてウエハ上に縮小
転写する縮小投影露光装置が主として用いられている。
【0003】この縮小投影露光装置としては、レチクル
のパターンをウエハ上の複数のショット領域(露光領
域)に順次転写するステップ・アンド・リピート方式の
静止露光型の縮小投影露光装置(いわゆるステッパ)
や、このステッパを改良したもので、特開平8−166
043号公報等に開示されるようなレチクルとウエハと
を一次元方向に同期移動してレチクルパターンをウエハ
上の各ショット領域に転写するステップ・アンド・スキ
ャン方式の走査露光型の露光装置(いわゆるスキャニン
グ・ステッパ)が知られている。
【0004】このようなステッパやスキャニング・ステ
ッパでは、焦点位置調整のために光軸方向への移動やレ
ベリング調整可能で負圧吸引等の吸着手段によってウエ
ハを保持するテーブル(ステージ本体)をステージ上に
設置し、これらテーブルおよびステージを非接触ベアリ
ングであるエアベアリングによって浮揚させた状態で、
リニアモータ等の駆動装置により定盤上を移動させてい
る。そして、テーブル上には、検出光を反射する移動鏡
を配設し、移動鏡に対向配置されたレーザ干渉計等の位
置検出装置から検出光を照射し、移動鏡からの反射光に
基づいてステージとの間の距離を計測することで、ウエ
ハの位置を高精度に検出している。レチクルにおいても
同様に、レチクルを吸着保持するレチクルステージ(ス
テージ本体)上に移動鏡を設け、位置検出装置から検出
光を照射し、レチクルステージとの間の距離を計測する
ことで、レチクルの位置を高精度に検出している。
【0005】上記テーブル、レチクルステージ等のステ
ージ本体には、各種用力が供給される用力供給部材とし
ての配管・配線が接続されている。具体的には、エアベ
アリング用のエアを用力として供給する配管、吸着手段
用の負圧を用力として供給する配管、フロリナート等の
温度調整用媒体を用力として供給する配管、さらにはレ
ベリングセンサ等へ用力として電力を供給する配線、各
種制御信号を用力として供給するシステム配線等がステ
ージ本体には接続されている。
【0006】ところで、これらの用力供給部材は、ステ
ージ本体の移動に伴って引張力を与えたり、その反力で
微振動を発生させ、ステージ本体の同期精度に誤差を及
ぼす可能性がある。従来、この微振動に起因する同期誤
差は無視されていたが、近年、パターンの微細化に伴う
露光精度の高度化が進むに従って、この誤差に対しても
対策を施す必要に迫られていた。そこで、この問題に対
しては、図8に示すステージ装置が提供されている。
【0007】この図に示すステージ装置91は、X方向
に延びる固定子92、92に沿って可動子93、93が
X方向に移動し、可動子93、93間に懸架されY方向
に延びる長尺のガイドバー94に設けられた固定子95
に沿って可動子としてのステージ本体96がY方向に移
動するものであり、ステージ本体96のX側には配管ト
レー97が配設されている。配管トレー97は、可動子
93、93(またはガイドバー94)に連結され、X方
向に関してはステージ本体96と一体的に移動する構成
になっている。用力供給部材98から供給される空気
は、ガイドバー94に対向してステージ本体96に設け
られたエアベアリングに供給されている。この配管トレ
ー97には、ステージ本体96に接続される上記の各種
用力供給部材98、および一方の可動子93に接続され
る用力供給部材99が収容・支持される。そして、この
ステージ装置は、ステージ本体96のX方向に移動に対
して、配管トレー97が追従移動することにより、用力
供給部材98がステージ本体96に作用する引張力や振
動を低減させている。
【0008】同様に、用力供給部材98がステージ本体
96に作用する引張力や振動を低減させるステージ装置
としては、特開平8−63231号公報に記載されたも
のが提供されている。このステージ装置は、ステージ本
体に設けられた可動子と、用力供給部材としてのケーブ
ルが接続されたキャリア/従動子に設けられた可動子と
が固定子として同一の磁気軌道から同時に磁束がもたら
されることで、ステージ本体の移動に対してキャリア/
従動子が追従移動し、ケーブルがステージ本体に与える
引張力を取り除いている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来のステージ装置および露光装置には、以下
のような問題が存在する。ステージ本体96のY方向の
移動に関しては、図9に示すように、ステージ本体96
と配管トレー97とが相対移動するため、ステージ本体
96には用力供給部材98を介して種々の外乱が伝達さ
れる。外乱の中、動的なものとしては、例えばステージ
本体96が−Y方向に移動することにより、用力供給部
材98の配管トレー97への接触や、複数の用力供給部
材98同士の擦れ、叩き、さらには用力供給部材98内
の流体内部圧力変動、床振動伝達等に起因して発生する
微振動が挙げられ、この微振動がステージ本体96に伝
わる虞がある。
【0010】また、外乱の中、静的なものとしては、用
力供給部材98の変形に伴う抗力が挙げられ、この抗力
がステージ本体96に伝わる虞がある。特に、昨今、用
力供給部材98に対するケミカルクリーンの要求が高ま
り、内部流体の透過防止、滲み出し防止の観点から用力
供給部材98としては、肉厚が大きなものや、二重構造
を有する硬化材が採用されている。そのため、用力供給
部材98の抗力がますます大きくなる傾向にあり、ステ
ージ本体96に与える影響も大きくなると懸念されてい
る。
【0011】一方、キャリア/従動子とステージ本体と
が同一の固定子を用いて駆動される場合、キャリア/従
動子の移動に伴う微振動が固定子を介してステージ本体
に外乱として伝達され、ステージ本体の移動制御に支障
を来すという問題があった。特に、固定子が定盤上に設
置される場合には、キャリア/従動子の移動に伴う振動
が定盤にも伝わるという問題があった。
【0012】そして、このような、ステージ装置を用い
てマスクのパターンをウエハ等の基板に露光する露光装
置においては、外乱によりステージ本体の移動制御に支
障を来すと、パターンを基板上に高精度に露光できない
という問題が発生することになる。また、ステージ本体
96に設けられたエアベアリングからガイドバー94に
吹きかけられるエアーにより、ガイドバー94が振動す
るという問題があった。エアーの動粘性係数は、15.
75×10-6と低いため、ガイドバー94が微振動した
際の減衰性を向上させることが難しいという問題点があ
った。
【0013】本発明は、以上のような点を考慮してなさ
れたもので、ステージ本体が移動した際にも、用力供給
部材や気体ベアリングに起因する外乱(振動)を低減で
きるステージ装置、およびこのステージ装置を用いてマ
スクのパターンを高精度に基板に露光できる露光装置を
提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、実施の形態を示す図1ないし図6に対応
付けした以下の構成を採用している。本発明のステージ
装置は、用力を供給する用力供給部材(129)が接続
され、第1固定子(83)に沿って定盤(12)上を移
動するステージ本体(WS1、WS2)を備えたステー
ジ装置(1)において、第1固定子(83)と分離して
設置された第2固定子(111)と、用力供給部材(1
29)を中継するとともに第2固定子(111)に沿っ
てステージ本体(WS1、WS2)と同期移動する用力
供給ステージ(115)とを備えることを特徴とするも
のである。
【0015】従って、本発明のステージ装置では、用力
供給ステージ(115)がステージ本体(WS1、WS
2)と同期移動し、これらの間の相対位置関係が維持さ
れるので、用力供給部材(129)の変形に伴う微振動
や抗力の発生を抑止でき、ステージ本体(WS1、WS
2)に外乱として伝わることを防止できる。また、本発
明のステージ装置では、用力供給ステージ(115)が
沿う第2固定子(111)が第1固定子(83)に対し
て分離されているので、用力供給ステージ(115)の
移動に伴う微振動が、第1固定子(83)を介してステ
ージ本体(WS1、WS2)に伝わることを防止でき
る。なお、用力供給ステージ(115)の移動に伴う微
振動が定盤(12)に伝わらないように、第2固定子
(111)は、定盤(12)とは振動的に独立して設置
されることが好ましい。
【0016】また、本発明のステージ装置は、移動面に
沿ってステージ本体(WS1、WS2)を移動させるス
テージ装置(1)において、移動面とステージ本体(W
S1、WS2)との間に、移動面とステージ本体(WS
1、WS2)とを非接触で対向させる気体軸受けを設
け、ステージ装置(1)を密封可能に包囲するチャンバ
ー(4)と、気体軸受けとチャンバー(4)とにヘリウ
ムを供給する供給装置(150)と、を備えたことを特
徴とするものである。
【0017】従って、本発明のステージ装置では、チャ
ンバー(4)内の雰囲気をヘリウムで形成することがで
きる。なお、ステージ装置が、複数のステージ本体(W
S1、WS2)を有する構成も選択できる。この場合、
気体軸受けにヘリウムを供給しているので、一方のステ
ージ本体の振動が他方のステージ本体に悪影響を及ぼす
ことを抑制できる。
【0018】また、本発明の露光装置は、マスクステー
ジ(RST)に保持されたマスク(R)のパターンを基
板ステージ(1)に保持された基板(W)に露光する露
光装置(10)において、マスクステージ(RST)と
基板ステージ(1)との少なくとも一方のステージとし
て、請求項1から7のいずれかに記載されたステージ装
置が用いられることを特徴とするものである。
【0019】従って、本発明の露光装置では、用力供給
ステージ(115)の移動に伴う外乱がマスク(R)や
基板(W)に伝達されることを抑止できる。そのため、
マスク(R)と基板(W)との位置制御を高精度に実行
することが可能になり、マスク(R)のパターンを基板
(W)に高精度に露光形成することができる。
【0020】さらに、本発明の露光装置は、マスク
(R)を移動するマスクステージ(RST)と、基板
(W)を移動する基板ステージ(1)とを備え、マスク
(R)のパターンを基板(W)に露光する露光装置(1
0)において、マスクステージ(RST)と基板ステー
ジ(1)との少なくとも一方に、請求項9または請求項
10記載のステージ装置を用いたことを特徴とするもの
である。
【0021】従って、本発明の露光装置では、チャンバ
ー(4)内のヘリウム雰囲気を保つことができ、且つ気
体軸受けにヘリウムを供給することによりステージ本体
(WS1、WS2)の振動が露光に悪影響を及ぼすこと
を防止できる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明のステージ装置およ
び露光装置の実施の形態を、図1ないし図6を参照して
説明する。ここでは、例えば露光装置として、マスクと
してのレチクルとウエハとを同期移動しつつ、レチクル
に形成された半導体デバイスの回路パターンをウエハ上
に転写する、走査型露光装置(スキャニング・ステッパ
ー)を使用する場合の例を用いて説明する。また、この
露光装置においては、本発明のステージ装置をウエハス
テージに適用するものとする。これらの図において、従
来例として示した図8および図9と同一の構成要素には
同一符号を付し、その説明を省略する。
【0023】図1には、一実施形態に係る投影露光装置
10の概略構成が示されている。この投影露光装置10
は、いわゆるステップ・アンド・スキャン方式の走査露
光型の投影露光装置である。
【0024】この投影露光装置10は、ウエハテーブル
TB1、TB2を介して定盤12上を基板としてのウエ
ハW1、W2(適宜符号Wと併用する)をそれぞれ保持
して独立してX軸方向およびY軸方向の2次元方向に移
動するウエハステージ(ステージ本体)WS1、WS2
を備えたステージ装置(基板ステージ)1、このステー
ジ装置1の上方に配置された投影光学系PL、投影光学
系PLの上方でマスクとしてのレチクルRを主として所
定の走査方向、ここではY軸方向(図1における紙面直
交方向)に駆動するレチクルステージRSTを備えたス
テージ装置(マスクステージ)2、レチクルRを上方か
ら照明する照明系3及びこれら各部を制御する制御系等
を備えており、これらは温度制御および湿度制御が施さ
れたチャンバ4内に収容されている。
【0025】また、チャンバ4内は、さらにチャンバ5
〜8に区画されており、各チャンバ5〜8にはステージ
装置1、投影光学系PL、ステージ装置2、照明系3が
それぞれ収容されている。チャンバ4〜7内は、主制御
装置90に接続されたチャンバー制御装置150により
所定の温度範囲に収まるように温度制御が施されてい
る。温度制御方法としては、例えば各チャンバ内に光化
学反応的に不活性なガスを温度制御した状態で流通させ
る方法が採用される。本実施の形態では、不活性ガスと
してヘリウムを用いている。なお、チャンバ間の隔壁に
は、露光光の光路上に位置して透過窓(不図示)が設け
られており、露光光が支障なく透過できるようになって
いる。
【0026】また、チャンバー制御装置150は、後述
のヘリウムベアリング(気体軸受け)88、102にも
ヘリウムを供給している。エアの熱伝導率が26.14
×10-3(W/(m/k))に対し、ヘリウムの熱伝導
率は15.5×10-2(W/(m/k))であるため、
チャンバー4内をヘリウム雰囲気にすることにより、チ
ャンバー4内のゆらぎを低減することができる。このた
め、後述のレーザ干渉系によるステージ装置1、2の位
置測定精度の向上が期待できる。
【0027】照明系3は、図1に示されるように、光源
部40、シャッタ42、ミラー44、ビームエキスパン
ダ46、48、第1フライアイレンズ50、レンズ5
2、振動ミラー54、レンズ56、第2フライアイレン
ズ58、レンズ60、固定ブラインド62、可動ブライ
ンド64、リレーレンズ66、68等から構成されてい
る。
【0028】ここで、この照明系の上記構成各部につい
てその作用とともに説明する。光源であるKrFエキシ
マレーザと減光システム(減光板、開口絞り等)よりな
る光源部40から射出されたレーザ光は、シャッタ42
を透過した後、ミラー44により偏向されて、ビームエ
キスパンダ46、48により適当なビーム径に整形さ
れ、第1フライアイレンズ50に入射される。この第1
フライアイレンズ50に入射された光束は、2次元的に
配列されたフライアイレンズのエレメントにより複数の
光束に分割され、レンズ52、振動ミラー54、レンズ
56により再び各光束が異なった角度より第2フライア
イレンズ58に入射される。
【0029】この第2フライアイレンズ58より射出さ
れた光束は、レンズ60により、レチクルRと共役な位
置に設置された固定ブラインド62に達し、ここで所定
形状にその断面形状が規定された後、レチクルRの共役
面から僅かにデフォーカスされた位置に配置された可動
ブラインド64を通過し、リレーレンズ66、68を経
て均一な照明光として、レチクルR上の上記固定ブライ
ンド62によって規定された所定形状、ここでは矩形ス
リット状の照明領域IA(図2参照)を照明する。
【0030】次に、ステージ装置2について説明する。
このステージ装置2は、レチクル定盤32上を基板とし
てのレチクルRを保持してXYの2次元方向に移動可能
なレチクルステージRSTと、このレチクルステージR
STを駆動する不図示のリニアモータと、このレチクル
ステージRSTの位置を管理するレチクル干渉計システ
ム11とを備えている。
【0031】レチクルステージRSTには、図2に示さ
れるように、2枚(複数)のレチクルR1、R2がスキ
ャン方向(Y軸方向)に直列に設置される。このレチク
ルステージRSTは、不図示のヘリウムベアリング等を
介してレチクル定盤32上に浮上支持され、不図示のリ
ニアモータ等からなる駆動機構30(図1参照)により
X軸方向の微小駆動、θ方向の微小回転及びY軸方向の
走査駆動がなされるようになっている。
【0032】なお、駆動機構30は、後述するステージ
装置1と同様のリニアモータを駆動源とする機構である
が、図1では図示の便宜上及び説明の便宜上から単なる
ブロックとして示しているものである。このため、レチ
クルステージRST上のレチクルR1、R2が例えば二
重露光の際に選択的に使用され、いずれのレチクルにつ
いてもウエハ側と同期スキャンできる様な構成となって
いる。
【0033】このレチクルステージRST上には、図示
しないものの、レチクルRのパターン領域外を吸着保持
するレチクルホルダが支持されるとともに、+X側の端
部に位置して移動鏡34がY軸方向に延設され、−Y側
の端部に位置して2つの移動鏡35、37が配置されて
いる。ここでは、152.4mm(6インチ)の大きさ
のレチクルR1、R2をY方向に間隔をおいて配置して
いる。なお、これらレチクルステージRST、レチクル
ホルダ、および移動鏡34、35、37は、低熱膨張の
素材(セラミックス)で形成されている。
【0034】移動鏡34の+X軸側の面、および移動鏡
35、37の−Y側の面は、アルミ蒸着等により反射面
が形成されている。この移動鏡34の反射面に向けて測
長軸BI6Xで示される干渉計36からの干渉計ビーム
が照射され、干渉計36ではその反射光を受光して基準
面に対する相対変位を計測することにより、レチクルス
テージRSTのX方向の位置を計測している。ここで、
この測長軸BI6Xを有する干渉計は、実際には独立に
計測可能な2本の干渉計光軸を有しており、レチクルス
テージRSTのX軸方向の位置計測と、ヨーイング量の
計測が可能となっている。
【0035】移動鏡35、37には、不図示の一対のダ
ブルパス干渉計から測長軸BI7Y、BI8Yで示され
る干渉計ビームが照射され、そこで反射したそれぞれの
反射光がそれぞれのダブルパス干渉計で受光される。そ
して、これらのダブルパス干渉計の計測値が図1のステ
ージ制御装置(制御装置)38に供給され、その平均値
に基づいてレチクルステージRSTのY軸方向の位置が
計測される。このY軸方向位置の情報は、ウエハ側の測
長軸BI3Y(後述)を有する干渉計の計測値に基づく
レチクルステージRSTとウエハステージWS1又はW
S2との相対位置の算出、及びこれに基づく走査露光時
の走査方向(Y軸方向)のレチクルとウエハの同期制御
に用いられる。すなわち、本実施形態では、移動鏡3
4、35、37、干渉計36及び測長軸BI7Y、BI
8Yで示される一対のダブルパス干渉計によってレチク
ル干渉計システム11が構成されている。
【0036】続いて、ステージ装置1について説明す
る。図3に示すように、ステージ装置2は、XY平面に
沿う平板部13aおよび平板部13aのX方向両側に+
Z方向に突出して設けられた突部13b、13bを有す
る側面視コ字状のベースプレート13と、ベースプレー
ト13の突部13b、13bに、空気式ダンパやピエゾ
ダンパなどの防振・除振装置を介することで振動的に独
立して懸架された定盤12と、定盤12の上面(移動
面)に不図示の非接触軸受(本実施の形態ではヘリウム
ベアリング)を介して浮上支持され、リニアモータ等に
より独立して定盤12の上面に沿って2次元移動可能な
2つのウエハステージWS1、WS2と、これらのウエ
ハステージWS1、WS2を駆動するステージ駆動系1
4と、ウエハステージWS1、WS2を介してウエハW
1、W2の位置を計測する干渉計システム9とを備えて
いる。ステージ駆動系14は、制御装置38によって制
御されている。
【0037】これをさらに詳述すると、ウエハステージ
WS1、WS2の底面には不図示のヘリウムベアリング
(例えば、真空予圧型ヘリウム軸受け)が複数ヶ所に設
けられており、ウエハステージWS1、WS2は、この
ヘリウムベアリングのヘリウム噴き出し力と真空予圧力
とのバランスにより例えば数ミクロンの間隔を保った状
態で、定盤12の上面に対向して浮上支持されている。
ヘリウム雰囲気のチャンバ内で気体軸受けとしてエアベ
アリングを用いる場合には、エアベアリングに供給され
るエアを排気装置などを用いて回収してヘリウム雰囲気
を保たなくてはならない。これに対して、ヘリウムベア
リングを用いれば上述の排気装置などが不要となり、装
置構成を簡単にすることができる。
【0038】図2に示すように、ウエハステージWS
1、WS2上には、不図示のZ・θ駆動機構によって、
XY平面に直交するZ軸方向及びθ方向(Z軸回りの回
転方向)に微小駆動され、焦点位置調整のために光軸方
向(Z方向)への移動やレベリング調整を行うウエハテ
ーブルTB1、TB2がそれぞれ設けられている。ウエ
ハテーブルTB1、TB2上には、ウエハW1、W2を
それぞれ負圧吸着により保持するウエハホルダWH1、
WH2が真空吸着やキネマティックカップリング等によ
り着脱自在に載置されている。また、ウエハテーブルT
B1、TB2には、温度を一定に維持するための温度調
整機構が設けられている。この温度調整機構としては、
フロリナート等の冷媒を供給する冷媒供給源(不図示)
と、供給された冷媒を流通させる流路等とから構成され
る。
【0039】また、ウエハテーブルTB1、TB2の上
面には、種々の基準マークが形成された基準マーク板F
M1、FM2がウエハW1、W2とそれぞれほぼ同じ高
さになるように設置されている。これらの基準マーク板
FM1、FM2は、例えば各ウエハステージWS1、W
S2の基準位置を検出する際に用いられる。なお、ウエ
ハステージWS1、WS2についてはほぼ同一の構成で
あるので、以下においてはウエハステージWS1を主に
説明する。
【0040】ステージ駆動系14は、ウエハステージW
S1をY方向に駆動するリニアモータであるYモータY
Mと、ウエハステージWS1をX方向に駆動するリニア
モータであるXモータXMとから構成されている。これ
らモータYM、XMは、電磁相互作用により生じるロー
レンツ力によってウエハステージWS1を駆動するもの
である。
【0041】YモータYMは、Y方向に延在する長尺の
ガイドバーGBの上面(+Z)側に設けられた固定子8
1と、ウエハステージWS1に設けられた不図示の可動
子とから構成されている。そして、ウエハステージWS
1は、不図示のヘリウムベアリングによりガイドバーG
Bに対して微少クリアランスをもってY方向に移動自在
にガイドされている。なお、ここでは、YモータYMと
して、ムービングコイル型のリニアモータが用いられる
が、ムービングマグネット型のリニアモータであっても
よい。
【0042】図4に示すように、XモータXMは、ガイ
ドバーGBのZ方向両側に互いに所定間隔をあけて配置
された可動子82、82と、X方向に延在して配置され
た(図3参照)固定子ブロック(第1固定子)83に可
動子82、82のそれぞれを挟み込むように配設された
固定子84とから構成されている。なお、図4では図示
していないものの、ガイドバーGBのZ方向両側に配置
された固定子84の対は、図3に示すように、固定子ブ
ロック83の両端に設けられた連結部83a、83aに
よって一体的に連結されている。また、可動子82、8
2および固定子ブロック83(固定子84)等は、ウエ
ハステージWS1を挟んでY方向の両側に設けられる
が、図1では便宜上+Y方向のみ図示している。
【0043】可動子82、82は、ボイスコイルモータ
等のYモータ87のZ方向両側に取り付けられている。
Yモータ87の間には、ガイドバーGBの先端に設けら
れたコア89が挿入され、上記ローレンツ力によりガイ
ドバーGBをY方向に駆動する。また、Yモータ87に
は、ガイドバーGBに対向させてヘリウムベアリング8
8が配置され、ガイドバーGBの移動を非接触で、且つ
円滑に支持している。そして、これら可動子82、8
2、Yモータ87、コア89は、支持板100、101
に一体的に支持されるとともに、XモータXMの駆動に
より、支持板100、101に対向するように固定子ブ
ロック83に設けられたヘリウムベアリング102によ
りガイドバーGBを伴ってX方向に非接触で円滑に移動
する構成になっている。ヘリウムの動粘性係数は、1
2.24×10-5(m2/sec)とエアに比べて8倍
近く高い。このため、ヘリウムベアリング88、102
からガイドバーGBにヘリウムを吹きかけた際にガイド
バーGBが振動したとしても減衰性が高い、もしくは振
動自体が小さくなるので、露光精度を低下させることが
ない。
【0044】固定子ブロック83は、ベースプレート1
3の13b上にそれぞれ設けられコ字状を呈する保持部
材85、85に両側面および下面が移動自在に保持され
ている。また、この保持部材85には、固定子ブロック
83の両側面および下面に対向してヘリウムベアリング
86が配設され、固定子ブロック83の移動を非接触
で、且つ円滑に支持している。
【0045】また、固定子ブロック83の+X側端部の
上側および下側には、図5に示すように、ウエハステー
ジWS1側に向けて開口する可動子130および103
がそれぞれ配設されている。そして、可動子130とと
もにボイスコイルモータを構成する固定子105がベー
スプレート13の突部13b上に固定された支持台10
4に支持されている。同様に、可動子103とともにボ
イスコイルモータを構成する固定子106がベースプレ
ート13の平板部13a上に固定された支持台107に
支持されている。これら可動子130、103、固定子
105、106からなるボイスコイルモータにより固定
子ブロック83は、X方向に駆動される。
【0046】一方、このステージ装置1に対しては、各
種配線・配管が接続される。具体的には、温度調整用冷
媒を供給・排出する配管、ヘリウムベアリングに用いら
れるヘリウムを供給する配管、ウエハW1を負圧吸引す
るための負圧(真空)を供給する配管、各種のセンサへ
電力を供給する配線、各種制御信号・検出信号を供給す
るためのシステム配線等が種々の駆動機器、制御機器に
対して配設される。例えば、ウエハステージWS1に対
しては、温度調整用配管、ウエハW1を吸着するための
配管、ヘリウムベアリング用のヘリウム配管、レベリン
グセンサや後述する距離センサ等へ電力を供給する電力
配線、これらセンサの検出信号やリニアモータ駆動用の
システム配線等が接続される。なお、以下の説明では、
これら各種の用力が用力供給部材として、代表的に帯状
のチューブを介して供給されるものとして説明する。
【0047】このチューブとしては、ケミカルクリーン
に対する要求を満たすべく、肉厚が大きなものや、二重
構造を有する硬化材で、且つ可撓性を有するものが用い
られている。また、このチューブは、ウエハステージW
S1上のウエハテーブルTB1の−X側端面(ウエハテ
ーブルTB2では+X側端面)に設けられた集中端子
(コネクタ)119(図6参照)に接続される。そし
て、本実施の形態のステージ装置1には、ウエハテーブ
ルTB1に接続されたチューブを中継してウエハステー
ジWS1、WS2にそれぞれ対応して同期移動する同期
ステージ装置DS1、DS2が設けられている。なお、
同期ステージ装置DS1は、ウエハステージWS1の−
X側でチューブを中継し、同期ステージ装置DS2は、
ウエハステージWS2の+X側でチューブを中継してい
るが、以下の説明では、主に同期ステージ装置DS1に
ついて説明する。
【0048】図6に示すように、同期ステージ装置DS
1は、X方向に延在して設置されたXガイド108、1
08と、Xガイド108、108に移動自在に嵌合する
移動体109、109(−Y側の移動体は不図示)と、
各Xガイド108の外側に平行してそれぞれ設置された
固定子(第2固定子)111、111と、固定子11
1、111とともにリニアモータであるXモータ120
を構成する可動子112、112(−Y側の可動子は不
図示)と、定盤12上のウエハステージWS1の−X側
に、Y方向に沿って配置される固定子113および集中
端子支持部材114と、固定子113とともにリニアモ
ータであるYモータ121を構成する可動子としての同
期ステージ(用力供給ステージ)115とを主体として
構成されている。
【0049】Xガイド108、108は、ベースプレー
ト13の平板部13a上に、定盤12を挟んだY方向両
側に配置されている。移動体109、109の上部に
は、+Y側(不図示の移動体からは−Y側)に延出する
延出部110、110がそれぞれ固着しており、可動子
112、112は各延出部110、110から下方に向
けて吊設されている。また各延出部110、110に
は、固定子111、111の外側に位置して集中端子1
16、116が吊設されるとともに、基端部が延出部1
10、110に固定され、先端部が基端部よりも−X側
で、且つ定盤12から+Z方向へ突出される支持フレー
ム117、117が定盤12を挟んで互いに対向するよ
うに立設されている。
【0050】そして、固定子113は、支持フレーム1
17、117の先端部の間に懸架され、集中端子支持部
材114は支持板118、118を介して支持フレーム
117、117の先端部に、固定子113の−X側で固
定されている。
【0051】なお、同期ステージ装置DS2は、図6に
は図示していないが、同期ステージ装置D1と同様の構
成を有しており、同期ステージ装置DS2の固定子11
3はウエハステージWS2の+X側に配置され、集中端
子支持部材114はこの固定子113のさらに+X側に
配置される。また、同期ステージ装置DS2の移動体1
09、109および可動子112、112は、同期ステ
ージ装置DS1の移動体109、109および可動子1
12、112と同一のXガイド108および固定子11
1に沿って互いに独立して移動する構成になっている。
【0052】この可動子112、112のX方向の位
置、すなわち同期ステージ115のX方向の位置は、不
図示のリニアエンコーダで検出され、ステージ制御装置
38に出力される。また、ウエハステージWS1と同期
ステージ115との間の距離は、ウエハステージWS1
に設けられた静電容量型センサやフォトセンサ等で構成
される不図示の距離センサ(検出装置)により検出さ
れ、ステージ制御装置38に出力される。
【0053】なお、Xモータ120、Yモータ121と
しては、ムービングコイル型のリニアモータ、ムービン
グマグネット型のリニアモータのいずれであってもよ
い。また、上記YモータYM、121、XモータXM、
120の駆動は、ステージ制御装置38により制御され
る。
【0054】集中端子116、116には、Xモータ1
20の駆動に用いられる各種用力を供給するXチューブ
122、122がそれぞれ接続される。また、+Y側に
位置する集中端子116には、ウエハステージWS1
(およびウエハテーブルTB1)の駆動等に用いられる
各種用力を供給するYチューブ123が接続される。こ
れらXチューブ122、Yチューブ123は、集中端子
116がXモータ120によりX方向に移動した際にも
支障を来さない程度に充分な撓みを持たせて接続されて
いる。
【0055】さらに、Yチューブ123により供給され
る用力は、集中端子支持部材114に支持された集中端
子124、124、同期ステージ115に設けられた集
中端子125にそれぞれ接続されたYチューブ126〜
128と、集中端子125、ウエハテーブルTB1に設
けられた集中端子119とに接続されたYチューブ(用
力供給部材)129を中継してウエハステージWS1
(ウエハテーブルTB1)に供給される。なお、Yチュ
ーブ128は、集中端子125がYモータ121により
Y方向に移動した際にも支障を来さない程度に充分な撓
みを持たせて接続されている。また、Yチューブ129
も、ウエハステージWS1と同期ステージ115とが時
間差をもって駆動された際にも支障を来さない程度に充
分な撓みを持たせて接続されている。
【0056】干渉計システム9は、ウエハホルダWH1
と共通のテーブルTB1で保持され、ウエハホルダWH
1と所定の位置関係で配設された移動鏡20、21と、
ウエハホルダWH2と共通のテーブルTB2で保持され
ウエハホルダWH2と所定の位置関係で配設された移動
鏡22、23と(図2参照)、図1に示すように、測長
軸BI1Xで示される干渉計ビームを照射する干渉計1
6と、測長軸BI2Xで示される干渉計ビームを照射す
る干渉計18と、図2に示すように、測長軸BI3Y〜
BI5Yで示される干渉計ビームをそれぞれ照射する干
渉計(いずれも不図示)とから構成されている。
【0057】移動鏡20は、テーブルTB1上の−X側
端縁にY軸方向に延在して配設されており、その−X側
の面はセラミックスの母材にアルミ蒸着が施され、干渉
計16から照射される干渉計ビームを反射する反射面に
なっている。移動鏡22は、テーブルTB2上の+X側
端縁にY軸方向に延在して配設されており、その+X側
の面もセラミックスの母材にアルミ蒸着が施され、干渉
計18から照射される干渉計ビームを反射する反射面に
なっている。そして、干渉計16、18は、移動鏡2
0、22からの反射光をそれぞれ受光することにより、
各反射面の基準位置からの相対変位を計測し、ウエハス
テージWS1、WS2(ひいては、ウエハW1、W2)
のX軸方向位置を計測するようになっている。ここで、
干渉計16、18は、図2に示されるように、各3本の
光軸を有する3軸干渉計であり、ウエハステージWS
1、WS2のX軸方向の計測以外に、チルト計測及びθ
計測が可能となっている。各光軸の出力値は独立に計測
できる様になっている。ウエハステージWS1、WS2
のθ回転及びZ軸方向の微小駆動及び傾斜駆動を行うテ
ーブルTB1、TB2は、反射面の下にあるので、ウエ
ハステージのチルト制御時の駆動量は全て、これらの干
渉計16、18によりモニターすることができる。
【0058】同様に、移動鏡21は、テーブルTB1上
の+Y側端縁にX軸方向に延在して配設され、移動鏡2
3は、テーブルTB2上の+Y側端縁にX軸方向に延在
して配設され、それぞれの+Y側の面はセラミックスの
母材にアルミ蒸着が施され、測長軸BI3Y〜BI5Y
を有する干渉計から照射される干渉計ビームを反射する
反射面になっている。ここで、測長軸BI3Yは、投影
光学系PLの投影中心でX軸と垂直に交差し、測長軸B
I4Y、BI5Yは、アライメント系24a、24bの
それぞれの検出中心でX軸とそれぞれ垂直に交差してい
る。
【0059】本実施形態の場合、投影光学系PLを用い
た露光時のウエハステージWS1、WS2のY方向位置
計測には、投影光学系の投影中心、すなわち光軸AXを
通過する測長軸BI3Yの干渉計の計測値が用いられ、
アライメント系24aの使用時のウエハステージWS1
のY方向位置計測には、アライメント系24aの検出中
心、すなわち光軸SXを通過する測長軸BI4Yの干渉
計の計測値が用いられ、アライメント系24b使用時の
ウエハステージWS2のY方向位置計測には、アライメ
ント系24bの検出中心、すなわち光軸SXを通過する
測長軸BI5Yの干渉計の計測値が用いられる。なお、
上記Y計測用の測長軸BI3Y、BI4Y、BI5Yの
各干渉計は、各2本の光軸を有する2軸干渉計であり、
ウエハステージWS1、WS2のY軸方向の計測以外
に、チルト計測が可能となっている。各光軸の出力値は
独立に計測できるようになっている。
【0060】また、本実施形態では、後述するように、
ウエハステージWS1、WS2の内の一方が露光シーケ
ンスを実行している間、他方はウエハ交換、ウエハアラ
イメントシーケンスを実行するが、この際に両ステージ
の干渉がないように、各干渉計の出力値に基づいて主制
御装置90の指令に応じてステージ制御装置38によ
り、ウエハステージWS1、WS2の移動が管理されて
いる。
【0061】続いて、投影光学系PLについて説明す
る。投影光学系PLとしては、ここでは、Z軸方向の共
通の光軸を有する複数枚のレンズエレメントから成り、
両側テレセントリックで所定の縮小倍率、例えば1/4
を有する屈折光学系が使用されている。このため、ステ
ップ・アンド・スキャン方式の走査露光時におけるウエ
ハステージの走査方向の移動速度は、レチクルステージ
の移動速度の1/4となる。
【0062】この投影光学系PLのX軸方向の両側に
は、図1に示されるように、同じ機能を有するオフアク
シス(off-axis)方式のアライメント系24a、24b
が、投影光学系PLの光軸中心(レチクルパターン像の
投影中心と一致)よりそれぞれ同一距離だけ離れた位置
に設置されている。これらのアライメント系24a、2
4bは、LSA(Laser Step Alignment)系、FIA
(Filed Image Alignment)系、LIA(Laser Interfe
rometric Alignment )系の3種類のアライメントセン
サを有しており、基準マーク板FM1、FM2上の基準
マーク及びウエハW1、W2上のアライメントマークの
X、Y2次元方向の位置計測を行うことが可能である。
【0063】これらのアライメント系24a、24bを
構成する各アライメントセンサからの情報は、アライメ
ント制御装置80によりA/D変換され、デジタル化さ
れた波形信号を演算処理してマーク位置が検出される。
この結果が主制御装置90に送られ、主制御装置90か
らその結果に応じてステージ制御装置38に対し露光時
の同期位置補正等が指示される構成になっている。
【0064】さらに、本実施形態の露光装置10では、
図1では図示を省略したが、レチクルRの上方に、投影
光学系PLを介してレチクルR上のレチクルマーク(図
示省略)と基準マーク板FM1、FM2上のマークとを
同時に観察するための露光波長を用いたTTR(Throug
h The Reticle )アライメント光学系から成る一対のレ
チクルアライメント顕微鏡が設けられている。これらの
レチクルアライメント顕微鏡の検出信号は、主制御装置
90に供給される。なお、レチクルアライメント顕微鏡
と同等の構成は、例えば特開平7−176468号公報
等に開示されている。
【0065】次に、制御系について図1に基づいて説明
する。この制御系は、装置全体を統括的に制御する主制
御装置90を中心に、この主制御装置90の配下にある
露光量制御装置70及びステージ制御装置38等から構
成されている。ここで、制御系の上記構成各部の動作を
中心に本実施の形態に係る投影露光装置10の露光時の
動作について説明する。
【0066】露光量制御装置70は、レチクルRとウエ
ハ(W1又はW2)との同期走査が開始されるのに先立
って、シャッタ駆動装置72に指示してシャッタ駆動部
74を駆動させてシャッタ42をオープンする。この
後、主制御装置90の指示に応じ、ステージ制御装置3
8を介してレチクルRとウエハ(W1又はW2)、すな
わちレチクルステージRSTとウエハステージ(WS1
又はWS2)の同期走査(スキャン制御)が開始され
る。この同期走査は、前述した干渉計システムの測長軸
BI3Yと測長軸BI1X又はBI2X及びレチクル干
渉計システムの測長軸BI7Y、BI8Yと測長軸BI
6Xの計測値をモニタしつつ、ステージ制御装置38に
よってレチクル駆動部30及びウエハステージの駆動系
を構成する各リニアモータを制御することにより行われ
る。
【0067】そして、両ステージが所定の許容誤差以内
に等速度制御された時点で、露光量制御装置70では、
レーザ制御装置76に指示してパルス発光を開始させ
る。これにより、照明系3からの照明光により、その下
面にパターンがクロム蒸着されたレチクルRの前記矩形
の照明領域IAが照明され、その照明領域内のパターン
の像が投影光学系PLにより1/4倍に縮小され、その
表面にフォトレジストが塗布されたウエハ(W1又はW
2)上に投影露光される。ここで、図2からも明らかな
ように、レチクル上のパターン領域に比べ照明領域IA
の走査方向のスリット幅は狭く、上記のようにレチクル
Rとウエハ(W1又はW2)とを同期走査することで、
パターンの全面の像がウエハ上のショット領域に順次形
成される。
【0068】続いて、ステージ装置1の動作について説
明する。ステージ制御装置38の指示により、ウエハス
テージWS1がX方向に移動する際には、XモータXM
の可動子82、82が固定子84、84に対してX方向
に相対移動することで、ガイドバーGBがウエハステー
ジWS1を伴ってX方向に移動する。ここで、ガイドバ
ーGBの移動時には、可動子82、82を一体的に支持
する支持板100、101も移動するが、エアベアリン
グ102の存在により円滑に作動する。
【0069】また、ウエハステージWS1の例えば+X
方向への移動時には、ウエハステージWS1の移動に伴
って発生する反力により、固定子ブロック83が保持部
材85、85に対して逆方向(−X方向)へ移動する。
そのため、運動量保存の法則が働き、ウエハステージW
S1の加減速時の反力は固定子ブロック83の移動によ
り吸収され、ステージ装置1における重心の位置がX方
向において実質的に固定される。
【0070】なお、可動子82、82と固定子84、8
4とのカップリングにより、可動子側(ウエハステージ
WS1、ガイドバーGB、可動子82、82、支持板1
00、101等)と固定子側(固定子ブロック83、固
定子84、84)の重量比に基づいた位置に固定子ブロ
ック83が移動しないと運動量保存の法則が維持されず
ステージ装置1における重心位置が変動することになっ
てしまう。そこで、本実施の形態では、反力により固定
子ブロック83が移動する際には、固定子ブロック83
の位置をモニターしながら、ボイスコイルモータを駆動
することにより、可動子130、103を介して固定子
ブロック83の位置を調整して、ステージ装置1の重心
位置を維持する。
【0071】同様に、ウエハステージWS1は、Yモー
タYMの可動子がガイドバーGBに沿って固定子81に
対してY方向に相対移動することでY方向に移動する。
また、ウエハステージWS1の例えば+Y方向への移動
時には、ウエハステージWS1の移動に伴って発生する
反力により、ガイドバーGBがYモータ87に対して逆
方向(−Y方向)へ移動する。そのため、運動量保存の
法則が働き、ウエハステージWS1の加減速時の反力は
ガイドバーGBの移動により吸収され、ステージ装置1
における重心の位置がY方向においても実質的に固定さ
れる。
【0072】なお、可動子と固定子81とのカップリン
グにより、可動子側(ウエハステージWS1等)と固定
子側(ガイドバーGB等)の重量比に基づいた位置にガ
イドバーGBが移動するために、ガイドバーGBの位置
をモニターしながらボイスコイルモータを駆動すること
により、ガイドバーGBの位置を調整して、ステージ装
置1の重心位置を維持する。
【0073】また、本実施の形態では、上記のように、
YモータYM、XモータXMの駆動によりウエハステー
ジWS1が移動するときには、同期ステージ115が同
期して追従移動する。すなわち、ウエハステージWS1
のX方向への移動に際しては、ステージ制御装置38の
指示でXモータ120が駆動することで、延出部11
0、支持フレーム117、固定子113とともに同期ス
テージ115がXガイド108に沿って、ウエハステー
ジWS1と同じ速度でX方向に移動する。
【0074】同様に、ウエハステージWS1のY方向へ
の移動に際しては、ステージ制御装置38の指示でYモ
ータ121が駆動することで、同期ステージ115が固
定子113に沿って、ウエハステージWS1と同じ速度
でY方向に移動する。従って、ウエハステージWS1が
XY平面に沿って2次元移動したときには、同期ステー
ジ115がウエハステージWS1との間に一定の距離を
維持した状態で同期移動できる。そのため、ウエハステ
ージWS1(ウエハテーブルTB1)と同期ステージ1
15との間に張設されたYチューブ129は、引張加重
や圧縮加重が加わることなく、ウエハステージWS1と
ともに引き回されることになる。このとき、ウエハステ
ージWS1と同期ステージ115との間の距離は距離セ
ンサでモニターされ、ステージWS1、115同士の干
渉や、距離が開きすぎてYチューブ129で引っ張られ
てしまうことを未然に防ぐことができる。
【0075】同期ステージ115の移動に関して、ステ
ージ制御装置38は、同期ステージ115をウエハステ
ージWS1よりも若干の時間差をもって先に始動させ
る。これにより、ウエハステージWS1が先に始動した
ときのように、Yチューブ129の引張力や抗力が加わ
ることを防止できる。また、ウエハステージWS1と同
期ステージ115とを同時に始動させることも考えられ
るが、ウエハステージWS1の始動時にYチューブ12
9の抗力が作用する虞がある。そのため、同期ステージ
115を先に始動させることで、Yチューブ129の抗
力がウエハステージWS1に及ぶことを防止している。
【0076】なお、同期ステージ115の移動に伴って
発生する振動、例えばXモータ120の可動子112の
駆動に伴う反力や、同期ステージ115のY方向移動に
よるYチューブ128の変形に起因する振動は、Yチュ
ーブ129やベースプレート13を介してウエハステー
ジWS1に微少量伝わるが、この振動は低周波振動であ
り、チューブの擦れや叩きで発生し、ウエハステージW
S1の移動に悪影響を及ぼす高周波の振動でないため、
ステージの移動制御に支障を来すものではない。
【0077】続いて、2つのウエハステージWS1、W
S2による並行処理について説明する。本実施の形態で
は、ウエハステージWS2上のウエハW2を投影光学系
PLを介して露光動作を行っている間に、ウエハステー
ジWS1においてウエハ交換が行われ、ウエハ交換に引
き続いてアライメント動作およびオートフォーカス/オ
ートレベリングが行われる。なお、露光動作中のウエハ
ステージWS2の位置制御は、干渉計システムの測長軸
BI2X、BI3Yの計測値に基づいて行われ、ウエハ
交換とアライメント動作が行われるウエハステージWS
1の位置制御は、干渉計システムの測長軸BI1X、B
I4Yの計測値に基づいて行われる。
【0078】ウエハステージWS1側で、上記のウエハ
交換、アライメント動作が行われている間に、ウエハス
テージWS2側では、2枚のレチクルR1、R2を使
い、露光条件を変えながら連続してステップ・アンド・
スキャン方式により二重露光が行われる。2つのウエハ
ステージWS1、WS2上で並行して行われる露光シー
ケンスとウエハ交換・アライメントシーケンスとは、先
に終了したウエハステージの方が待ち状態となり、両方
の動作が終了した時点でウエハステージWS1、WS2
が移動制御される。そして、露光シーケンスが終了した
ウエハステージWS2上のウエハW2は、ローディング
ポジションでウエハ交換がなされ、アライメントシーケ
ンスが終了したウエハステージWS1上のウエハW1
は、投影光学系PLの下で露光シーケンスが行われる。
【0079】このように、一方のウエハステージでウエ
ハ交換とアライメント動作を実行する間に、他方のウエ
ハステージで露光動作を実行することとし、両方の動作
が終了した時点でお互いの動作を切り換えるようにする
ことで、スループットを大幅に向上させることが可能に
なる。
【0080】本実施の形態のステージ装置では、ウエハ
ステージWS1の移動に追従して同期ステージ115が
同期移動するので、Yチューブ129に擦れや叩き等の
外乱が発生せず、ウエハステージWS1に対する移動制
御を高精度に維持することができる。また、本実施の形
態では、同期ステージ115が移動する際に駆動される
固定子111がウエハステージWS1が移動する際に駆
動される固定子84(固定子ブロック83)と分離して
設けられているので、同期ステージ115の移動に伴う
微振動(特に高周波の振動)が固定子を介してウエハス
テージWS1に伝わることを防止でき、ウエハステージ
WS1の移動制御を高精度に実施できる。
【0081】特に、本実施の形態では、固定子111を
定盤12に対して振動的に独立して設置しているので、
同期ステージ115の移動に伴う微振動が定盤12に伝
わりウエハステージWS1の移動制御に支障を来すこと
も防止している。従って、本実施の形態の露光装置で
は、レチクルRとウエハWとを同期移動してレチクルR
のパターンをウエハW上に露光する際にも、ウエハステ
ージWS1、WS2の位置制御および移動制御を高精度
に行うことができ、パターンをウエハ上に高精度に形成
することができる。
【0082】また、本実施の形態のステージ装置および
露光装置では、同期ステージ115がウエハステージW
S1に対して時間差をもって始動しているので、ウエハ
ステージWS1の始動時に、Yチューブ129の引張力
や抗力が外乱として加わることを防止できる。また、本
実施の形態のように、複数のウエハステージWS1、W
S2を有していた場合、例えばウエハステージWS1の
移動によりガイドバーGBが微振動してウエハステージ
に微振動が伝わる虞がある。しかしながら、上述のよう
に、本実施の形態では、非接触ベアリング(気体ベアリ
ング)として動粘性係数の高いヘリウムを用いたヘリウ
ムベアリングを採用している。このため、ガイドバーG
Bが振動した際でも減衰性が高いので、ウエハステージ
WS2にガイドバーGBの振動による悪影響を与えるこ
とがない。
【0083】そして、本実施の形態では、同期ステージ
115がウエハステージWS1に対してXY平面の2次
元で同期移動するため、ステップ・アンド・スキャン方
式やステップ・アンド・リピート方式のように、ウエハ
ステージWS1が2次元移動する場合にも対応でき、汎
用性を高めることができる。さらに、ダブルステージ方
式のように、ウエハステージが複数設けられる場合に
は、ステージ毎に同期ステージを設けることで、いずれ
のステージにもYチューブ129の変形等に起因する外
乱が作用することを防止(低減)でき、より汎用性を高
めることができる。しかも、本実施の形態では、複数
(2つ)の同期ステージ115が同一のXガイド108
および固定子111を用いているので、装置の小型化お
よび低価格化に寄与している。
【0084】さらに、本実施の形態では、ウエハステー
ジWS1と同期ステージ115との間の距離を距離セン
サでモニターしているので、両ステージWS1、115
同士が干渉したり、離れすぎてYチューブ129の引張
力が加わることを未然に防ぐこともできる。
【0085】なお、上記実施の形態においては、ウエハ
ステージが2基設けられた、ダブルステージ型の例を用
いたが、これに限定されるものではなく、ウエハステー
ジが1基や3基以上設けられる構成であってもよい。ま
た、上記実施の形態では、ステージ装置1(ウエハステ
ージWS1、WS2)のみに同期ステージ115(同期
ステージ装置DS1、DS2)が設けられる構成とした
が、これに限られず、ステージ装置2(レチクルステー
ジRST)にも、ステージ装置1と同様の構成を有する
同期ステージを設けてもよい。
【0086】また、上記実施の形態では、本発明のステ
ージ装置を投影露光装置10のウエハステージに適用し
た構成としたが、投影露光装置10以外にも転写マスク
の描画装置、マスクパターンの位置座標測定装置等の精
密測定機器にも適用可能である。
【0087】なお、本実施の形態の基板としては、半導
体デバイス用の半導体ウエハW1、W2のみならず、液
晶ディスプレイデバイス用のガラス基板や、薄膜磁気ヘ
ッド用のセラミックウエハ、あるいは露光装置で用いら
れるマスクまたはレチクルの原版(合成石英、シリコン
ウエハ)等が適用される。
【0088】投影露光装置10としては、レチクルRと
ウエハWとを同期移動してレチクルRのパターンを走査
露光するステップ・アンド・スキャン方式の走査型露光
装置(スキャニング・ステッパー;USP5,473,410)の他
に、レチクルRとウエハWとを静止した状態でレチクル
Rのパターンを露光し、ウエハWを順次ステップ移動さ
せるステップ・アンド・リピート方式の投影露光装置
(ステッパー)にも適用することができる。
【0089】投影露光装置10の種類としては、ウエハ
Wに半導体デバイスパターンを露光する半導体デバイス
製造用の露光装置に限られず、液晶表示素子製造用の露
光装置や、薄膜磁気ヘッド、撮像素子(CCD)あるい
はレチクルなどを製造するための露光装置などにも広く
適用できる。
【0090】投影光学系PLの倍率は、縮小系のみなら
ず等倍系および拡大系のいずれでもよい。また、投影光
学系PLとしては、エキシマレーザなどの遠紫外線を用
いる場合は硝材として石英や蛍石などの遠紫外線を透過
する材料を用い、F2レーザやX線を用いる場合は反射
屈折系または屈折系の光学系にし(レチクルRも反射型
タイプのものを用いる)、また電子線を用いる場合には
光学系として電子レンズおよび偏向器からなる電子光学
系を用いればよい。なお、電子線が通過する光路は、真
空状態にすることはいうまでもない。
【0091】ウエハステージWS1、WS2やレチクル
ステージRSTにリニアモータ(USP5,623,853またはUS
P5,528,118参照)を用いる場合は、エアベアリングを用
いたエア浮上型およびローレンツ力またはリアクタンス
力を用いた磁気浮上型のどちらを用いてもよい。また、
各ステージWS1、WS2、RSTは、ガイドに沿って
移動するタイプでもよく、ガイドを設けないガイドレス
タイプであってもよい。また、同期ステージ装置DS
1、DS2においても、同期ステージ115がXガイド
108、108を案内にしてX方向に移動する構成とし
たが、必ずしも必要ではなく、ガイドを設けない構成と
してもよい。
【0092】各ステージWS1、WS2、RSTの駆動
機構としては、二次元に磁石を配置した磁石ユニット
(永久磁石)と、二次元にコイルを配置した電機子ユニ
ットとを対向させ電磁力により各ステージWS1、WS
2、RSTを駆動する平面モータを用いてもよい。この
場合、磁石ユニットと電機子ユニットとのいずれか一方
をステージWS1、WS2、RSTに接続し、磁石ユニ
ットと電機子ユニットとの他方をステージWS1、WS
2、RSTの移動面側(ベース)に設ければよい。
【0093】ウエハステージWS1、WS2の移動によ
り発生する反力は、投影光学系PLに伝わらないよう
に、特開平8−166475号公報(USP5,528,118)に
記載されているように、フレーム部材を用いて機械的に
床(大地)に逃がしてもよい。本発明はこのような構造
を備えた露光装置においても適用可能である。レチクル
ステージRSTの移動により発生する反力は、投影光学
系PLに伝わらないように、特開平8−330224号
公報(USP6,020,710)に記載されているように、フレー
ム部材を用いて機械的に床(大地)に逃がしてもよい。
本発明はこのような構造を備えた露光装置においても適
用可能である。
【0094】以上のように、本願実施形態の投影露光装
置10は、本願特許請求の範囲に挙げられた各構成要素
を含む各種サブシステムを、所定の機械的精度、電気的
精度、光学的精度を保つように、組み立てることで製造
される。これら各種精度を確保するために、この組み立
ての前後には、各種光学系については光学的精度を達成
するための調整、各種機械系については機械的精度を達
成するための調整、各種電気系については電気的精度を
達成するための調整が行われる。各種サブシステムから
露光装置への組み立て工程は、各種サブシステム相互
の、機械的接続、電気回路の配線接続、気圧回路の配管
接続等が含まれる。この各種サブシステムから露光装置
への組み立て工程の前に、各サブシステム個々の組み立
て工程があることはいうまでもない。各種サブシステム
の露光装置への組み立て工程が終了したら、総合調整が
行われ、露光装置全体としての各種精度が確保される。
なお、露光装置の製造は温度およびクリーン度等が管理
されたクリーンルームで行うことが望ましい。
【0095】半導体デバイス等のマイクロデバイスは、
図7に示すように、マイクロデバイスの機能・性能設計
を行うステップ201、この設計ステップに基づいたマ
スク(レチクル)を製作するステップ202、シリコン
材料からウエハを製造するステップ203、前述した実
施形態の投影露光装置10によりレチクルのパターンを
ウエハに露光する露光処理ステップ204、デバイス組
み立てステップ(ダイシング工程、ボンディング工程、
パッケージ工程を含む)205、検査ステップ206等
を経て製造される。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係るス
テージ装置は、用力供給部材を中継する用力供給ステー
ジが、第1固定子と分離して設置された第2固定子に沿
ってステージ本体と同期移動する構成となっている。こ
れにより、このステージ装置では、用力供給部材に擦れ
や叩き等の外乱が発生せず、また用力供給ステージの移
動に伴う微振動(特に高周波の振動)が固定子を介して
ステージ本体に伝わることを防止できるので、ステージ
本体に対する移動制御を高精度に維持できるという効果
が得られる。
【0097】請求項2に係るステージ装置は、第2固定
子が定盤とは振動的に独立して設置される構成となって
いる。これにより、このステージ装置では、用力供給ス
テージの移動に伴う微振動が定盤に伝わりステージ本体
の移動制御に支障を来すことを防止できるという効果が
得られる。
【0098】請求項3に係るステージ装置は、ステージ
本体および用力供給ステージが2次元移動する構成とな
っている。これにより、このステージ装置では、ステッ
プ・アンド・スキャン方式やステップ・アンド・リピー
ト方式のように、ステージ本体が2次元移動する場合に
も対応でき、汎用性を高めることができるという効果を
奏する。
【0099】請求項4に係るステージ装置は、用力供給
ステージが複数のステージ本体のそれぞれに対応して複
数設けられる構成となっている。これにより、このステ
ージ装置では、いずれのステージにも用力供給部材の変
形等に起因する外乱が作用することを防止(低減)で
き、より汎用性を高めることができるという効果を奏す
る。
【0100】請求項5に係るステージ装置は、複数の用
力供給ステージが同一の第2固定子に沿って移動する構
成となっている。これにより、このステージ装置では、
装置の小型化および低価格化に寄与できるという効果を
奏する。
【0101】請求項6に係るステージ装置は、制御装置
が用力供給ステージをステージ本体に対して時間差をも
って始動させる構成となっている。これにより、このス
テージ装置では、ステージ本体の始動時に、用力供給部
材の引張力や抗力が外乱として加わることを防止できる
という効果が得られる。
【0102】請求項7に係るステージ装置は、検出装置
がステージ本体と用力供給ステージとの間の距離を検出
する構成となっている。これにより、このステージ装置
では、両ステージ同士が干渉したり、離れすぎによる引
張力が加わることを未然に防げるという効果が得られ
る。
【0103】請求項8に係る露光装置は、マスクステー
ジと基板ステージとの少なくとも一方のステージとして
請求項1から7のいずれかに記載されたステージ装置が
用いられる構成となっている。これにより、この露光装
置では、マスクまたは基板の位置制御および移動制御を
高精度に行うことができ、パターンを基板上に高精度に
形成できるという効果が得られる。
【0104】請求項9に係るステージ装置は、気体軸受
けとチャンバーとにヘリウムを供給する供給装置を有し
ているので、簡単な構成でチャンバー内のヘリウム雰囲
気を保つことができる。
【0105】請求項10に係るステージ装置は、気体軸
受けにヘリウムを供給しているので、一方のステージ本
体の振動が他方のステージ本体に悪影響を及ぼすことが
ない。
【0106】請求項11に係る露光装置は、簡単な構成
でチャンバー内のヘリウム雰囲気を保つことができ、且
つ気体軸受けにヘリウムを供給することによりステージ
本体の振動が露光に悪影響を及ぼすことがない。このた
め、精度の高い露光装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態を示す図であって、投
影露光装置の概略構成図である。
【図2】 2つのウエハステージ、レチクルステー
ジ、投影光学系およびアライメント系の位置関係を示す
外観斜視図である。
【図3】 ウエハステージおよび同期ステージが配設
されたステージ装置の外観斜視図である。
【図4】 ウエハステージをX方向に駆動するリニア
モータ部分の断面図である。
【図5】 固定子ブロックが保持部材に保持された正
面図である。
【図6】 本発明の実施の形態を示す図であって、同
期ステージ装置の外観斜視図である。
【図7】 半導体デバイスの製造工程の一例を示すフ
ローチャート図である。
【図8】 従来技術のステージ装置の一例を示す外観
斜視図である。
【図9】 ステージ本体の移動と用力供給部材との関
係を示す概略正面図である。
【符号の説明】
R レチクル(マスク) RST レチクルステージ(マスクステージ) WS1、WS2 ウエハステージ(ステージ本体) W、W1、W2 ウエハ(基板) 1 ステージ装置(基板ステージ) 2 ステージ装置(マスクステージ) 4 チャンバー 10 投影露光装置(露光装置) 12 定盤 38 ステージ制御装置(制御装置) 83 固定子ブロック(第1固定子) 86、88、102 ヘリウムベアリング(気体軸受
け) 111 固定子(第2固定子) 115 同期ステージ(用力供給ステージ) 129 用力供給部材(Yチューブ) 150 チャンバー制御装置(供給装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F078 CA02 CA08 CB05 CB12 CB15 CC11 5F031 CA02 CA05 HA12 HA13 HA38 HA53 HA55 HA57 JA02 JA06 JA09 JA14 JA17 JA28 JA29 JA30 JA32 JA38 KA06 KA07 KA08 LA03 LA08 LA10 LA18 MA27 NA04 5F046 AA23 BA04 BA05 CC01 CC18

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用力を供給する用力供給部材が接続さ
    れ、第1固定子に沿って定盤上を移動するステージ本体
    を備えたステージ装置において、 前記第1固定子と分離して設置された第2固定子と、 前記用力供給部材を中継するとともに前記第2固定子に
    沿って前記ステージ本体と同期移動する用力供給ステー
    ジとを備えることを特徴とするステージ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のステージ装置におい
    て、 前記第2固定子は、前記定盤とは振動的に独立して設置
    されることを特徴とするステージ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のステージ装置
    において、 前記ステージ本体および前記用力供給ステージは、2次
    元移動することを特徴とするステージ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載のス
    テージ装置において、 前記ステージ本体は、互いに独立移動自在に複数設けら
    れ、 前記用力供給ステージは、前記複数のステージ本体のそ
    れぞれに対応して複数設けられることを特徴とするステ
    ージ装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のステージ装置におい
    て、 前記複数の用力供給ステージは、同一の前記第2固定子
    に沿って移動することを特徴とするステージ装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれかに記載のス
    テージ装置において、 前記用力供給ステージを前記ステージ本体に対して時間
    差をもって始動させる制御装置を有することを特徴とす
    るステージ装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から6のいずれかに記載のス
    テージ装置において、 前記ステージ本体と前記用力供給ステージとの間の距離
    を検出する検出装置を備えることを特徴とするステージ
    装置。
  8. 【請求項8】 マスクステージに保持されたマスクの
    パターンを基板ステージに保持された基板に露光する露
    光装置において、 前記マスクステージと前記基板ステージとの少なくとも
    一方のステージとして、請求項1から7のいずれかに記
    載されたステージ装置が用いられることを特徴とする露
    光装置。
  9. 【請求項9】 移動面に沿ってステージ本体を移動さ
    せるステージ装置において、 前記移動面と前記ステージ本体との間に、前記移動面と
    前記ステージ本体とを非接触で対向させる気体軸受けを
    設け、 前記ステージ装置を密封可能に包囲するチャンバーと、 前記気体軸受けと前記チャンバーとにヘリウムを供給す
    る供給装置と、を備えたことを特徴とするステージ装
    置。
  10. 【請求項10】 前記ステージ装置は、複数のステー
    ジ本体を有していることを特徴とする請求項9記載のス
    テージ装置。
  11. 【請求項11】 マスクを移動するマスクステージ
    と、基板を移動する基板ステージとを備え、前記マスク
    のパターンを前記基板に露光する露光装置において、 前記マスクステージと前記基板ステージとの少なくとも
    一方に、請求項9または請求項10記載のステージ装置
    を用いたことを特徴とする露光装置。
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