JP4677267B2 - 平面ステージ装置及び露光装置 - Google Patents

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Description

本発明は、平面ステージ装置及びそれが組み込まれた露光装置に関する。
近年の半導体デバイスの急速な微細化に伴い、デバイス製造装置に対して要求される仕様が厳しくなってきている。半導体露光装置においても、その重要な構成部品であるステージ装置の高速・高精度化が急速に進んでいる。
従来、ウエハステージの位置決め機構は、XY平面を移動可能なXYステージからなる粗動部と、XYステージ上に搭載されチルト及びZ方向に微小移動可能な微動部とを有する粗動・微動2段構成のステージ機構が採用されてきた。また、従来は、駆動機構としてリニアモータを使用し、案内機構として静圧軸受けによる非接触軸受けを使用する構成が一般的であった。
ステージには、例えば、アライメントに用いるセンサの駆動用ケーブル、センサの信号用ケーブル、ウエハをチャックするため吸引用のチューブ、ステージを冷却するための冷却用チューブ等のラインが接続される。したがって、外部の振動がケーブルやチューブ等のラインを介して粗動部及び微動部に伝達されて、ステージの位置決め精度が低下することがある。
特許文献1には、ステージに対してケーブル類中継部を追随させることによってケーブル類から基板ステージに作用する反力を一定にし、基板ステージの位置決め精度を高めることが開示されている。
特開平10−233527号公報
半導体露光装置においては、スループット向上のため、原版のパターンが転写されるウエハの大径化と、リニアモータに要求される加速力及び最大速度の向上が求められている。ところが、粗動・微動の2段構成では、装置が大型化することから、1)所望のステージ加速度を得ることが困難になり、2)加速時のリニアモータ発熱が増大して露光精度の確保が困難になり、3)ステージの機械的な固有振動数低下に伴ってサーボ帯域を確保することが困難となる、といった問題がある。
したがって、粗動・微動の2段構成では、高速化に対応した装置仕様の実現が困難になりつつある。そこで、ウエハの大径化に対応し、より高速化を目指したステージ装置を提供するために、XY平面方向の長ストロークにおいても高精度な位置決めが可能なガイドレスの6自由度平面ステージ装置が提案されている。
また、スループット向上のために2つのステージを備え、一方のステージを利用して露光動作を行なっている間に、他方のステージを利用してアライメント用の計測を並行して行ない、露光終了後に2つのステージを入れ替えることで、直ちに次のウエハの露光を行なうことが可能なツインステージ方式が提案されている。
こうした状況において、ステージ自体の高速化と同様に、補助ステージにも高速化が求められる。また、ツインステージ方式のステージ装置においては、2つのステージの入替え動作に対応した補助ステージが望まれる。更に、粗動部と微動部が一体化された平面ステージ装置においては、ケーブルやチューブ等のラインからステージに伝達される振動がそのままウエハの振動となるために、補助ステージの剛性の向上が求められる。
本発明は、上記の課題認識を基礎としてなされたものであり、例えば、高精度化及び高速化に有利な平面ステージ装置及びそれを組み込んだ露光装置を提供することを目的とする。
本発明の平面ステージ装置は、平面部を有する固定子と、前記平面部上で移動する第1、第2の可動子と、前記平面部上で前記第1、第2の可動子に対して非接触状態を維持しながら移動する第1、第2の補助構造体と、前記第1、第2の補助構造体をそれぞれ第1方向に沿ってガイドする第1、第2の第1方向ガイドと、前記第1、第2の補助構造体をそれぞれ前記第1方向に直交する第2方向に沿ってガイドする第1、第2の第2方向ガイドと、を備え、前記第1、第2の補助構造体は、それぞれ前記第1、第2の可動子とほぼ一定の位置関係を維持するように駆動され、前記第1の可動子と前記第2の可動子とが前記平面部上で入れ替えられる際に、前記第1、第2の補助構造体は、互いに干渉することなく、それぞれ前記第1、第2の可動子とほぼ一定の位置関係を維持するように駆動される
本発明の好適な実施形態によれば、前記平面ステージ装置は、前記第1、第2の補助構造体にそれぞれ固定された第1、第2の中継部を更に備え、前記第1、第2の可動体からそれぞれ引き出されたラインは、前記第1、第2の中継部によって中継される。
本発明の好適な実施形態によれば、前記第1の第1方向ガイドは、前記固定子の第1の側面に沿って配置され、前記第2の第1方向ガイドは、前記第1の側面の反対側の第2の側面に沿って配置される。前記第1、第2の側面は、前記固定子の長手方向の側面であることが好ましい。
本発明の好適な実施形態によれば、前記第1の補助構造体は、前記第1の可動子の第1の方向側で前記第1の可動子と並走し、前記第2の補助構造体は、前記第2の可動子の前記第1の方向側で前記第2の可動子と並走する。本発明の他の好適な実施形態によれば、前記第1の補助構造体は、前記第1の可動子の第1の方向側で前記第1の可動子と並走し、前記第2の補助構造体は、前記第2の可動子の第2の方向側で前記第2の可動子と並走し、ここで、前記第1の方向と前記第2の方向とは互いに反対方向である。
本発明の好適な実施形態によれば、前記第1、第2の第2方向ガイドは、クロスローラガイドを含みうる。
本発明の好適な実施形態によれば、前記第1、第2の第2方向ガイドは、前記第1、第2の第1方向ガイドによってそれぞれガイドされる第1、第2可動部材にそれぞれ設けられる。
本発明の好適な実施形態によれば、前記平面ステージ装置は、前記第1、第2の補助可動部材にそれぞれ固定された第1、第2の干渉計を更に備え、前記第1、第2の干渉計によってそれぞれ前記第1、第2の可動子の鉛直方向の位置が計測される。
本発明の好適な実施形態によれば、前記平面ステージ装置は、前記第1、第2の可動子と前記第1、第2の補助構造体とが衝突する際の衝撃を低減する機構を更に備える。
本発明の好適な実施形態によれば、前記平面ステージ装置は、前記第1、第2の補助構造体の位置をそれぞれ計測するエンコーダを更に備え、前記エンコーダは、アブソリュートタイプである。
本発明の好適な実施形態によれば、前記第1、第2の補助構造体は、それぞれリニアモータによって駆動される。
本発明の露光装置は、基板にパターンを転写する露光装置に係り、基板ステージとして、上記の平面ステージ装置を備える。
本発明によれば、例えば、高精度化及び高速化に有利な平面ステージ装置及びそれを組み込んだ露光装置を提供することができる。
以下、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態を説明する。
(第1実施形態)
図1及び図2は、本発明の第1実施形態の平面ステージ装置の構成を概略的に示す図である。図1(a)、(c)、(d)、(e)は、平面ステージ装置100の平面図、図1(b)は、平面ステージ装置100の側面図である。図2(a)は、平面ステージ装置100の一部を拡大した平面図、図2(b)は、平面ステージ装置100を拡大した側面図である。
まず、図1を参照しながら平面ステージ装置100の基本構成を説明する。平面ステージ装置100は、ツインステージ構成のウエハステージ装置として露光装置に組み込まれうる。平面ステージ装置100は、平面部を有する固定子1と、固定子1の平面部上で移動する2つの可動子2a、2bとを備えている。可動子2a、2bは、ウエハ(基板)等の物体を保持して移動するステージとして構成されうる。
可動子2a、2bは、固定子との間で発生するローレンツ力等の電磁力によって固定子1の平面部上で2次元的に駆動される。もちろん、可動子2a、2bは、6軸駆動されてもよい。このような構成で可動子2a、2bが2軸以上で駆動される構成は、平面モータと呼ばれる。可動子2a、2bは、広い可動領域の全域に渡って高精度に位置決めされるように、すなわち、粗動部及び微動部の双方の機能を有するように構成されうる。可動子2a、2bの下面には、磁石列(典型的には、永久磁石列)が配置される。
平面ステージ装置100が露光装置に組み込まれる場合、固定子1の長手方向(Y方向)に沿って、露光領域及びアライメント用の計測領域が配置されうる。2つの可動子(ステージ)2a、2bは、露光領域及び計測領域を行き来することができる。
第1可動子(例えば、2a)が露光領域内に配置されるとともに第2可動子(例えば、2b)が計測領域内に配置されて、第1可動子上に載置されたウエハについての露光処理と第2可動子(例えば、2b)上に載置されたウエハについての計測処理とが並行して実行されうる。この並行処理が終了すると、第1可動子と第2可動子とが入れ替えられる。この入れ替え(スワップ)の前、途中又は後に、第1可動子上に載置されていたウエハが新しいウエハによって置き換えられる。そして、入れ替え後に、第2可動子上に載置されているウエハが既になされた計測処理による計測結果に基づいてアライメントされながら露光されるとともに、第1可動子上に載置された新しいウエハについて計測処理が実行される。
可動子2a、2bの適所、例えば側面には、不図示の干渉計からの光ビームを反射する不図示のバーミラーが搭載されていて、XY平面内の可動子2a、2bの位置が計測される。
固定子1の両側面の脇には、ガイド部材(第1方向ガイド或いはY方向ガイド)4a、4bが固定子1の長手方向(Y方向)に沿って併設されている。第1補助テーブル(第1方向可動部材)5a、5bは、Y方向に移動することができるように、ガイド部材4a、4bによってガイドされる。ガイド部材4a、4bには、例えば、Y方向に延びたガイドレールが設けられ、第1補助テーブル5a、5bは、例えば、直動ベアリングを介して該ガイドレールによってガイドされうる。第1補助テーブル5a、5bは、典型的には、ガイド部材4a、4bにそれぞれ直交する方向に延びている。
第2補助テーブル(補助構造体;第2方向可動部材)6a、6bは、X方向に移動することができるように、第1補助テーブル(第1方向可動部材)5a、5bによってそれぞれ支持されている。第1補助テーブル5a、5bには、例えば、X方向に延びたガイドレール(第2方向ガイド)が設けられ、第2補助テーブル6a、6bは、直動ベアリングを介して該ガイドレールによってガイドされうる。
以上の構成により、第2補助テーブル6a、6bは、X、Y方向に移動することができる。
第1補助テーブル5a、5bは、例えば、リニアモータによってY方向に沿って駆動されうる。第2補助テーブル6a、6bは、例えば、リニアモータによってX方向に沿って駆動されうる。
第2補助テーブル6a、6bは、可動子2a、2bと第2補助テーブル6a、6bとの間隔が一定に維持された状態で可動子2a、2bと併走する。
図1(c)、(d)は、2つの可動子2a、2bが露光領域とアライメント用の計測領域との間で入れ替えられる動作(スワップ動作)を示している。まず、図1(a)に示す状態において、可動子2aは+X方向へ、可動子2b−X方向へ移動し、これに伴走する第2補助テーブル6aは+方向へ、第2補助テーブル6bは−X方向へ移動する。次いで、可動子2a、第2テーブル6a及び第1補助テーブル5aは+Y方向に、可動子2b、第2補助テーブル6b及び第1補助テーブル5bは−Y方向に移動する。これにより、図1(c)のように、まず可動子2aと2bが、固定子1の長手方向の中央付近ですれ違い、次いで、図1(d)のように補助テーブル同士がすれ違う。次いで、可動子2aは−X方向へ、可動子2b+X方向へ移動し、これに伴走する第2補助テーブル6aは−方向へ、第2補助テーブル6bは+X方向へ移動し、図1(e)に示すように、入れ替え動作が完了する。
このようなすれ違い動作を可能にするために、図1(d)に示すように、第1補助テーブル5a、第2補助テーブル6a及びガイド部材4aを含んで構成される補助ステージ装置3aと、第1補助テーブル5b、第2補助テーブル6b及びガイド部材4bを含んで構成される補助ステージ装置3bとが入れ替え時に互いに接触しないように配置されている。すなわち、少なくとも可動子2a、2bがすれ違う際は、第1補助ステージ装置3aの可動部分が固定子1のX方向の中心の左側に突出せず、第2補助ステージ装置3bの可動部分が固定子1のX方向の中心の右側に突出しない。
次に、図2を参照しながら図1に示す平面ステージ装置100の詳細な構成例を説明する。図2は、補助ステージ装置3a、3bのうち補助ステージ装置3aのみが示されているが、両者は同様の構成を有する。以下の説明では、補助ステージ装置3bの構成要素については、括弧を用いて付記する。
ガイド部材4a(4b)の上面には、Y方向に沿って2本のリニアガイドレール7a(7b)が平行に配置されている。ベアリングブロックを有する第1補助テーブル5a(5b)は、レール7a(7b)に沿って、すなわちY方向に沿って移動することができる。なお、ベアリングブロックは、少なくとも各レール7a(7b)について1つ以上備えられ、第1補助テーブル5a(5b)の移動面であるXY平面内の回転ガタが抑えられる。ここで、XY平面内において第1補助テーブル5a(5b)に作用するモーメントを許容しうるベアリングブロック及びレール7a(7b)が選定されることが好ましい。
第1補助テーブル5a(5b)の上面には、X方向に沿って2本のリニアガイドレール10a(10b)が平行に配置されている。ベアリングブロック(不図示)を有する第2補助テーブル6a(6b)は、レール10a(10b)に沿って、すなわちX方向に沿って移動することができる。
可動子2a(2b)は、例えば、アライメントに用いるセンサの駆動用ケーブル、センサの信号用ケーブル、ウエハをチャックするため吸引用のチューブ、ステージを冷却するための冷却用チューブ等のラインを有する。
このようなラインは、可動子2a(2b)に固定された第1中継ブロック18a(18b)から可動子2a(2b)の外部に引き出される。補助ステージ3a(3b)の第2補助テーブル6a(6b)には、第2中継ブロック16a(16b)が固定されている。第1中継ブロック18a(18b)から引き出された第1ライン(例えば、ケーブル及び/又はチューブ)17a(17b)は、第2中継ブロック16a(16b)に接続されている。第1ライン17a(17b)は、例えば、中央部付近にたるみ(緩衝機能)を有する状態で第1中継ブロック18a(18b)と第2中継ブロック16a(16b)との間を接続する。このような緩衝機能によって可動子の微動による第1ライン17a(17b)のテンション変化を抑制し、第1ライン17a(17b)によって可動子に力が加えられることを抑制することができる。
更に、第1補助テーブル11a(11b)に固定された第3中継ブロック14a(14b)と2中継ブロック16a(16b)との間は、第2ライン(例えば、ケーブル及び/又はチューブ)15a(15b)で接続されている。第2ライン15a(15b)は、第1補助テーブル5a(5b)に沿って配置されているここで、第2補助テーブル6a(6b)の移動に伴って第2中継ブロック16a(16b)も移動するため、第2ライン15a(15b)は、一部にUターン部を設けて不図示のクランプで部分的に固定されうる。なお、クランプの代わりにケーブルベアなどを用いてもよい。
更に、第3中継ブロック14a(14b)と平面ステージ装置の外部接続部(不図示)との間は、第3ライン(例えば、ケーブル及び/又はチューブ)13a(13b)によって接続される。第3中継ブロック14a(14b)は、第1補助テーブル5a(5b)上に固定されていて、第3ライン13a(13b)は、第1補助テーブル5a(5b)がY方向に移動する際にその移動を阻害しないように一部にUターン部等を設けて第3中継ブロック14a(14b)に接続されうる。
第2補助テーブル6a(6b)、第1補助テーブル5a(5b)をそれぞれX方向、Y方向に駆動するための駆動源としては、リニアモータが採用されうる。例えば、第2補助テーブル6a(6b)には、隣り合う磁石の磁極の向きを反対にして磁石(不図示)が配列され、第1補助テーブル5a(5b)には、複数のコイル(不図示)が配列されうる。このコイルに電流を流すことによって、第2補助テーブル6a(6b)をX方向に駆動することができる。ここで、第1補助テーブル5a(5b)側にコイルを配置することにより、第1補助テーブル5a(5b)と第2補助テーブル6a(6b)との合計重量を抑えることができる。また、コイルの冷却用チューブ及び駆動用ケーブルを第2補助テーブル6a(6b)に搭載しないことによって、第2補助テーブル6a(6b)での振動の発生を抑制することができる。
第2補助テーブル6a(6b)の位置は、ヘッド部12a(12b)及びスケール11a(11b)を含む第2エンコーダによって計測される。ヘッド部12a(12b)は、第2補助テーブル6a(6b)に固定され、スケール11a(11b)は、第1補助テーブル5a(5b)に固定されうる。この第2エンコーダから提供される位置情報に基づいてX方向の駆動用のリニアモータを制御することによって、可動子2a(2b)に対して一定のX方向間隔を維持しながら、可動子2a(2b)に接触することなく、第2補助テーブル6a(6b)をX方向に並走させることができる。
Y方向の駆動については、第1補助テーブル5a(5b)に固定された複数のコイルと、ガイド部材4a(4b)に固定された磁石とでリニアモータを構成することができる。ここで、ガイド部材4a(4b)側に磁石を配置することによって、可動側である第1補助テーブル5a(5b)の重量を低減することができる。
第1補助テーブル5a(5b)の位置は、ヘッド部9a(9b)及びスケール8a(8b)を含む第1エンコーダによって計測される。ヘッド部9a(9b)は、第1補助テーブル5a(5b)に固定され、スケール8a(8b)は、ガイド部材4a(4b)に固定されうる。第1エンコーダから提供される位置情報に基づいてY方向の駆動用のリニアモータを制御することで、可動子2a(2b)に対して一定のY方向間隔を維持しながら、可動子2a(2b)に接触することなく、第1補助テーブル5a(5b)及び第2補助テーブル6a(6b)をY方向に並走させることができる。
したがって、第2補助テーブル6a(6b)は、可動子2a(2b)に対して一定の位置関係かつ非接触状態を維持しながら可動子2a(2b)と並走する。また、補助ステージ装置3aと補助ステージ3bが干渉(衝突)しないように構成されているので、可動子2a、2bの入れ替え時においても、可動子に補助ステージ装置を並走させることができる。
前述の第1、第2エンコーダとしてアブソリュートタイプのエンコーダを使用することにより、インクリメントタイプで必要な所定の位置基準におけるリセットが不要になり、装置の立ち上げ時に速やかに補助ステージ装置を制御することができる。同時に、可動子の初期駆動時における位置把握が可能となり、この位置情報をもとに、固定子に複数配されたコイルに対し選択的に通電することが可能となる。また、第2補助テーブル、第1補助テーブルの駆動源としてリニアモータを採用することで非接触駆動が実現できるため、クリーンな環境が要求される所や、高耐久が要求される所での使用に有効である。これにより、可動子に対してケーブルやチューブ等のラインによって振動等の外乱を与えることないツインステージを提供することができる。
(第2実施形態)
図3は、本発明の第2実施形態の平面ステージ装置の構成を概略的に示す図である。図3において、図1及び図2に示された符号と同じ符号で示された構成要素は、第1実施形態の構成要素と同様のものであるので、必要がない限り説明を省略する。
図3において、補助ステージ装置3bと可動子2bとの相対的な位置関係が、第1実施形態を示す図1におけるものと異なり、+Y方向側に可動子、−Y方向側に補助ステージが配置されている。すなわち、この実施形態では、可動子2a、2bに対して、補助ステージ装置3a、3bがそれぞれ−Y方向側に配置され、可動子に非接触で追従する。
図4は、第1実施形態と第2実施形態とを比較した図である。図4(a)は、第2実施形態の平面ステージ装置の概略図であり、固定子1内に記載されている2点鎖線は、露光時及びアライメント用の計測時に可動子2a,2bが可動する領域が示されている。L1は、2つの可動子(ステージ)がY方向に最も離れたときに固定子1と補助ステージ装置3a、3bが占有するY方向の長さを示す。一方、図4(b)は、第1実施形態の平面ステージ装置の概略図であり、L2は、2つのステージがY方向に最も離れたときに固定子1と補助ステージ装置3a、3bが占有するY方向の長を示す。第2実施形態のように、可動子と補助ステージ装置との相対的な位置関係を採用することにより、固定子の長さは同じであっても、1つの補助ステージ装置のY方向長さ分に相当する分ΔL(=L2−L1)だけ平面ステージ装置を縮小することができ、装置の小型化が可能となる。
(第3実施形態)
図5は、本発明の第3実施形態の平面ステージ装置の構成を概略的に示す図である。図5(a)において、固定子1の両側面の脇には、ガイド部材4a、4bが固定子1の長手方向(Y方向)に沿って配置されている。ガイド部材4a、4b上には、ガイド部材4a、4bに対して直角をなす方向に延びるクロスローラガイドを含む伸縮機構19a、19bが配置されている。伸縮機構19a、19bは、ガイド部材4a、4bに沿ってY方向に移動することができる。クロスローラガイドは、X固定部20a、20bと、可動子と一定の間隔を維持しながら非接触状態で移動するX可動部22a、22b、及び、複数のコロや玉などの転動体を含む転動部21a、21bを有する。
図5(b)は、可動子2a、2bのスワップ動作のために、可動子2aが右側(+X方向)に、可動子2bが左側(−X方向)にそれぞれ寄ったときの状態を示している。クロスローラガイドのX可動部22a、22bが移動し、クロスローラガイドが縮むことで、可動子のスワップ時に、補助ステージ間が接触しないですれ違うことができる。
図6は、第3実施形態の平面ステージ装置X方向の駆動機構及びライン(例えば、ケーブル及び/又はチューブ)の実装の例を示している。第2補助テーブル6a(6b)は、その下面にクロスローラガイドのX可動部22a(22b)が固定され、X方向に移動可能に構成されている。不図示のモータの回転力がプーリ23a(23b)からベルト24a(24b)を介してギア25a(25b)に、そして第2補助テーブル6a(6b)に具備されているピ二オン26a(26b)に伝達されることで、第2補助テーブル6a(6b)が駆動される。第2補助テーブル6a(6b)には、第1実施形態と同様に第2中継ブロック16a(16b)が固定され、第2中継ブロック16a(16b)には、第2ライン15a(15b)が接続されている。 クロスローラガイドを補助ステージ装置のX方向の駆動機構として使用することにより、X可動部を軽量化することができる。これにより、可動子に対してケーブルやチューブ等のラインによって振動等の外乱を与えることないツインステージを提供することができる。
(第4実施形態)
図7は、本発明の第4実施形態の平面ステージ装置の構成を概略図を示す図である。図7(a)において、補助ステージ装置のX方向の伸縮機構28a、28bは、第3実施形態と同様のクロスローラガイドと、可動子2a、2bと一定の位置関係を維持しながら非接触状態で移動する従動部29a、29bを有する。従動部29a、29bには、第1実施形態と同様に第2中継ブロックが固定され、この第2中継ブロックを介して可動子2a、2bにライン(例えば、ケーブル及び/又はチューブ)が接続される。
図7(b)、(c)は、露光及び計測処理の並行実行時に、可動子2a、2bがX方向に移動している状態を示しており、可動子2a、2bの動きに合わせ、補助ステージ装置の従動部29a、29bが伴走している。このとき、クロスローラガイドのX可動部22a、22bは、伸びた状態のままであることができる。図7(d)は、スワップ動作時に可動子2a、2bがすれ違うために、可動子2aは右側(+X方向)に、可動子2bは左側(−X方向)にそれぞれ寄ったときの状態を示している。伸びた状態だったクロスローラガイドのX可動部22a、22bは、互いの距離が遠くなるように移動する。すなわち、X可動部22aは+X方向に移動し、X可動部22bは−X方向に移動する。
これにより、図7(e)に示すように、2つの可動子2a、2bがすれ違う時に、2つの補助ステージ装置が干渉することなく、可動子2a、2bと並走することができる。そして、図7(f)に示すように、再びX可動部22a、22bを伸ばして次動作が実行される。
これにより、クロスローラガイドのX可動部を露光及び計測の実行中移動させる必要がなくなるため、X可動部の駆動時間を抑えることでき、クロスローラガイドの寿命を延ばすことができる。
(第5実施形態)
図8は、本発明の第5実施形態の平面ステージ装置の構成を概略的に示す図である。補助ステージ装置の第2補助テーブル6a(6b)には、第2中継ブロック15a(15b)が固定されている。第2中継ブロック15a(15b)と、可動子2a(2b)に設けられた第1中継ブロック17a(17b)とは、第1ライン(ケーブル及び/又はチューブ)17a(17b)によって接続されている。
第2補助テーブル6a、(6b)には、衝撃緩衝用板バネ35a(35b)が連結部材34a(34b)を介して固定されている。図9は、可動子及び衝撃緩衝用板バネの構成例を示す斜視図である。衝撃緩衝用板バネ35a(35b)の先端には、可動子2a(2b)の側面に取付けられたピン状の突起36a(36b)に対して、例えば0.1mm程度の適当な間隙を全周にわたって有する円環状のピン受け部50aが固定されている。
第2補助テーブル6a(6b)の可動範囲の端部には、衝撃を吸収するアブソーバ31a(31b)、32a(32b)が設けられている。また、第1補助テーブル5a(5b)の可動範囲の端部にも、同様に、衝撃を吸収するアブソーバ30a(30b)が設けられている。
このような衝撃低減機構(衝撃緩衝機構及び衝撃吸収機構)を補助ステージ装置に設けることにより、予期せぬ原因により、可動子が暴走したり、可動子が急に停止して、伴走していた補助ステージ装置が非接触状態を保持できずに可動子に衝突したりしたときに、可動子へのダメージを最小限に抑えることができる。図10は、衝突時の挙動の一例を示している。図10では、可動子が−Y方向に暴走し、通常保持している間隔を維持できず、可動子側面に取付けられたピン状の突起36a(36b)が補助ステージ装置側の円環状のピン受け部50a(50b)に接触した状態を示している。ピン受け部50a(50b)に荷重がかかると衝撃緩衝用板バネ35a(35b)がたわみ、衝突時の衝撃力を緩和する。この力が第2補助テーブル6a(6b)を介して第1テーブル5a(5b)に伝わる。第1補助テーブル5a(5b)の駆動状態にもよるが、仮に第1補助テーブルを保持している力が小さいときには、第1補助テーブルが受けた力の方向である−Y方向に移動し、アブソーバ30a(30b)によって運動エネルギーが吸収され停止する。
このように、補助ステージ装置に可動子へのラインの中継機能を持たせるだけでなく、衝撃吸収機構や衝撃緩衝機構を設けることで、ステージ(可動子)の破損防止に対しても有効な機構をもつ補助ステージ装置を実現することができる。
(第6実施形態)
図11は、本発明の第6実施形態の平面ステージ装置の構成を概略的に示す図である。第1補助テーブル5a、5bが、X方向に延びるとともに、Y方向にも延びていて、このY方向に延びた部分に、可動子2a、2bのZ軸方向の位置を計測するための干渉計38a、38bが搭載されている。不図示のレーザヘッドより干渉計に投光されたレーザ光を上方にある折曲げミラー39〜42によって折り曲げ、可動子上面のX方向に設けられた平面ミラー37a、37bで反射させることで、可動子のZ方向の位置を計測することができる。
なお、平面ミラー37a、37bは、Y方向にオフセットして2列に配置されていて、1つの可動子について2点を計測し、X軸まわりのピッチングを計測可能にしている。また、折り曲げミラー39〜42は、Y方向に延びていて、可動子のスワップ時においても計測を続行することができる。
このように干渉計部品を補助ステージ装置に設けることで干渉計用としてのガイドレールや駆動系を別に配置する必要がなくなり、スペース、コスト面で有利となる。
ここでは、干渉計を第1補助テーブルに設置したが、干渉計を別置きにして、折り曲げミラーを第1補助テーブルに配置することもできる。
(第7実施形態)
図12は、本発明の第7実施形態の平面ステージ装置の構成を概略的に示す図である。各可動子2a(2b)に関して、ガイド部材43a(43b)上によってY方向の移動をガイドされる2つの第1補助テーブル44a、46a(44b、46b)が設けられている。また、2つの第2補助テーブル45a、47aが、それぞれ第1補助テーブル44a、46aによってX方向に移動可能に保持されている。
この構成によって、前述の各実施形態に比べて、ライン(例えば、ケーブル及び/又はチューブ類)を分割し、一方の第1補助テーブル及び第2補助テーブルに実装されうる重量を減少させることで、個々の第1及び第2補助テーブルを軽量化することが可能となる。また、可動子と補助ステージ装置との接触時の衝撃力及び負荷荷重を分散することが、同時に衝撃低減機構(衝撃吸収機構、衝撃緩衝機構)も、より許容荷重の小さいものを選定することができるため、軽量化に有効である。
以上の実施形態は、本発明を2つの可動子をもつツインステージタイプのステージ装置に提供した例であるが、本発明は、可動子が1つのタイプのステージ装置に適用することもできる。
(露光装置への適用例)
前述のように、上記の各実施形態に代表される平面ステージ装置は、ツインステージ構成の上はステージ装置として露光装置に組み込まれうる。図13は、上記の各実施形態に代表される平面ステージ装置を組み込んだ露光装置の概略構成を示す図である。なお、図13では、補助ステージ装置は、図示を省略されている。
露光装置は、固定子1上にアライメント用の計測処理のための計測ユニット110と、計測ユニット110による計測結果にしたがってウエハ(基板)をアライメントしながら複数のショット領域に順にパターンを転写する露光ユニット120とを備えている。
固定子1の長手方向(Y方向)に沿って、計測ユニット110によって計測を実行する計測領域と、露光ユニット120によって露光を実行する露光領域とが配置される。2つの可動子(ステージ)2a、2bは、露光領域及び計測領域を行き来することができる。
第1可動子(例えば、2a)が露光領域内に配置されるとともに第2可動子(例えば、2b)が計測領域内に配置されて、第1可動子上に載置されたウエハについての露光処理と第2可動子(例えば、2b)上に載置されたウエハについての計測処理とが並行して実行される。この並行処理が終了すると、第1可動子と第2可動子とが入れ替えられる(スワップ)。この入れ替えの前、途中又は後に、第1可動子上に載置されていたウエハが新しいウエハによって置き換えられる。そして、入れ替え後に、第2可動子上に載置されているウエハが計測処理による計測結果に基づいてアライメントされながら露光されるとともに、第1可動子上に載置された新しいウエハについて計測処理が実行される。
本発明の第1実施形態の平面ステージ装置の構成を概略的に示す図である。 本発明の第1実施形態の平面ステージ装置の構成を概略的に示す図である。 本発明の第2実施形態の平面ステージ装置の構成を概略的に示す図である。 本発明の第2実施形態の平面ステージ装置の構成を概略的に示す図である。 本発明の第3実施形態の平面ステージ装置の構成を概略的に示す図である。 本発明の第3実施形態の平面ステージ装置の構成を概略的に示す図である。 本発明の第4実施形態の平面ステージ装置の構成を概略的に示す図である。 本発明の第5実施形態の平面ステージ装置の構成を概略的に示す図である。 本発明の第5実施形態の平面ステージ装置の構成を概略的に示す図である。 本発明の第5実施形態の平面ステージ装置の構成を概略的に示す図である。 本発明の第6実施形態の平面ステージ装置の構成を概略的に示す図である。 本発明の第6実施形態の平面ステージ装置の構成を概略的に示す図である。 本発明の好適な実施形態の露光装置の構成を概略的に示す図である。
符号の説明
1:固定子、2a、2b:可動子、3a、3b:補助ステージ装置、4a、4b:ガイド部材、5a、5b:第1補助テーブル、6a、6b:第2補助テーブル、7a、7b:レール、8a、8b:エンコーダスケール、9a、9b:エンコーダヘッド部、10a、10b:レール、11a、11b:エンコーダスケール、12a、12b:エンコーダヘッド部、13a、13b:第3ライン、14a、14b:第3中継ブロック、15a、15b:第2ライン、16a、16b:第2中継ブロック、17a、17b:第1ライン、18a、18b:第1中継ブロック、19a、19b:伸縮機構、20a、20b:クロスローラガイドX固定部、21a、21b:クロスローラガイド転動部、22a、22b:クロスローラガイドX可動部、23a、23b:プーリ、24a、24b:ベルト、25a、25b:ギア、26a、26b:ピ二オン、28a、28b:伸縮機構、29a、29b:従動部、30a、30b:アブソーバ、31a、31b、32a、32b:アブソーバ、34a、34b:連結部材、35a、35b:衝撃緩衝用板バネ、36a、36b:突起、37a、37b:平面ミラー、38a、38b:干渉計、39、40、41、42:折り曲げミラー、43a、43b:ガイド部材、44a、44b、46a、46b:第1補助テーブル、45a、45b、47a、47b:第2補助テーブル

Claims (13)

  1. 平面ステージ装置であって、
    平面部を有する固定子と、
    前記平面部上で移動する第1、第2の可動子と、
    前記平面部上で前記第1、第2の可動子に対して非接触状態を維持しながら移動する第1、第2の補助構造体と、
    前記第1、第2の補助構造体をそれぞれ第1方向に沿ってガイドする第1、第2の第1方向ガイドと、
    前記第1、第2の補助構造体をそれぞれ前記第1方向に直交する第2方向に沿ってガイドする第1、第2の第2方向ガイドと、を備え、
    前記第1、第2の補助構造体は、それぞれ前記第1、第2の可動子とほぼ一定の位置関係を維持するように駆動され
    前記第1の可動子と前記第2の可動子とが前記平面部上で入れ替えられる際に、前記第1、第2の補助構造体は、互いに干渉することなく、それぞれ前記第1、第2の可動子とほぼ一定の位置関係を維持するように駆動される、
    ことを特徴とする平面ステージ装置。
  2. 前記第1、第2の補助構造体にそれぞれ固定された第1、第2の中継部を更に備え、前記第1、第2の可動体からそれぞれ引き出されたラインは、前記第1、第2の中継部によって中継される、
    ことを特徴とする請求項1記載の平面ステージ装置。
  3. 前記第1の第1方向ガイドは、前記固定子の第1の側面に沿って配置され、前記第2の第1方向ガイドは、前記第1の側面の反対側の第2の側面に沿って配置されている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の平面ステージ装置。
  4. 前記第1、第2の側面は、前記固定子の長手方向の側面である、
    ことを特徴とする請求項3に記載の平面ステージ装置。
  5. 前記第1の補助構造体は、前記第1の可動子の第1の方向側で前記第1の可動子と並走し、前記第2の補助構造体は、前記第2の可動子の前記第1の方向側で前記第2の可動子と並走する、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の平面ステージ装置。
  6. 前記第1の補助構造体は、前記第1の可動子の第1の方向側で前記第1の可動子と並走し、前記第2の補助構造体は、前記第2の可動子の第2の方向側で前記第2の可動子と並走し、前記第1の方向と前記第2の方向とは互いに反対方向である、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の平面ステージ装置。
  7. 前記第1、第2の第2方向ガイドは、クロスローラガイドを含む、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の平面ステージ装置。
  8. 前記第1、第2の第2方向ガイドは、前記第1、第2の第1方向ガイドによってそれぞれガイドされる第1、第2可動部材にそれぞれ設けられている、ことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の平面ステージ装置。
  9. 前記第1、第2の補助可動部材にそれぞれ固定された第1、第2の干渉計を更に備え、
    前記第1、第2の干渉計によってそれぞれ前記第1、第2の可動子の鉛直方向の位置が計測される、
    ことを特徴とする請求項に記載の平面ステージ装置。
  10. 前記第1、第2の可動子と前記第1、第2の補助構造体とが衝突する際の衝撃を低減する機構を更に備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の平面ステージ装置。
  11. 前記第1、第2の補助構造体の位置をそれぞれ計測するエンコーダを更に備え、前記エンコーダは、アブソリュートタイプである、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載の平面ステージ装置。
  12. 前記第1、第2の補助構造体が、それぞれリニアモータによって駆動される、
    ことを特徴する請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載の平面ステージ装置。
  13. 基板にパターンを転写する露光装置であって、
    基板ステージとして、請求項1乃至請求項12のいずれか1項に記載の平面ステージ装置を備えることを特徴とする露光装置。
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