JP2002032133A - 安定化電源回路 - Google Patents

安定化電源回路

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JP2002032133A JP2001076266A JP2001076266A JP2002032133A JP 2002032133 A JP2002032133 A JP 2002032133A JP 2001076266 A JP2001076266 A JP 2001076266A JP 2001076266 A JP2001076266 A JP 2001076266A JP 2002032133 A JP2002032133 A JP 2002032133A
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Takashi Maekawa
貴 前川
Tsuyoshi Naka
剛志 仲
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Torex Device Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ESRと等価的な抵抗を挿入することなく低
ESRコンデンサを出力安定化コンデンサに使用できる
安定化電源回路を提供する。 【解決手段】 当該安定化電源回路の出力電圧を表す帰
還信号と、基準電圧を表す基準信号とを比較して両者の
差である誤差信号を出力する比較増幅手段OPを有し、
この比較増幅手段OPの誤差信号で出力手段を制御する
ことにより当該出力手段Trを介して所定値に制御され
た出力電圧を供給する安定化電源回路において、前記出
力手段Trの出力端と当該安定化電源回路の出力端T
outとの間に位相補償用抵抗R3を設け、この位相補償用
抵抗R3で生成した位相補償用信号を帰還信号として戻
すようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電池より安定化電
源を取り出すことができる、ボルテージレギュレータ、
スイッチングレギュレータなどの安定化電源回路に関
し、出力安定化コンデンサに低ESR(等価直列抵抗)
コンデンサを使用できる位相補償回路を含むものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、安定化電源回路は、例えば、携帯
電話、PHS等の移動電話、電子手帳等のPDAなどの
携帯電子機器に使用されている。
【0003】従来のボルテージレギュレータの一例を図
6に示す。このボルテージレギュレータは、増幅器1及
びドライバトランジスタ2を有し、増幅器1の反転入力
端子には基準電圧源3が接続されている。ドライバトラ
ンジスタ2の出力端はボルテージレギュレータの出力端
子4になっており、出力端子4の電圧は抵抗5を介して
増幅器1の非反転入力端子にフィードバックされるよう
になっている。さらに詳言すると、出力端子4の電圧
は、抵抗5及び抵抗6の抵抗値R1、R2で定まる分割比
に基づく電圧が増幅器1の非反転入力端子にフィードバ
ックされる。また、抵抗5に並列にコンデンサ7が設け
られ、一定周波数以上の交流成分が当該コンデンサ7を
介して増幅器1の非反転入力端子にフィードバックされ
るようになっている。
【0004】かかるボルテージレギュレータでは、基準
電圧源3の基準電圧Vrefを基準にして下記式に示す出
力Voutを出力端子4に接続された負荷8に出力し、出
力Vo utを常に検出して帰還させて出力の安定下を図る
ものである。
【0005】
【数1】Vout=Vref{(R1+R2)/R2
【0006】しかしながら、この場合、帰還信号の位相
補償をするために、外付けの出力安定化コンデンサ9を
設けなければならなかった。すなわち、出力安定化コン
デンサ9として、ESRの比較的大きなタンタルコンデ
ンサや電解コンデンサを用い、出力安定化コンデンサ9
のESRによるゼロ点を利用して位相補償を行い、安定
化出力を得ていた。
【0007】また、従来のスイッチングレギュレータの
一例を図7に示す。このスイッチングレギュレータは、
図6のドライバトランジスタ2の代わりに昇圧部10を
設けたものであり、同一作用を示す部材には同一符号を
付して重複する説明は省略する。
【0008】ここで、昇圧部10は、スイッチングコン
トローラ11、及びこれにオンオフが制御されるスイッ
チ12と、コイル13と、ダイオード14とを具備し、
スイッチングコントローラ11は増幅器1の出力信号で
制御され、出力電圧Voutは基準電圧Vrefに基づく一定
の値に調整することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、携帯電子機
器の小型化、高性能化により、安定化電源部も小型化、
高安定化が要求され、出力安定化コンデンサとしても低
ESRではあるが小型の積層セラミックコンデンサを使
用したいという要求が高まってきた。
【0010】しかしながら、出力安定化コンデンサとし
て低ESRコンデンサを用いる場合、位相がずれて十分
な帰還が得られず、安定動作ができないので、積層セラ
ミックコンデンサに直列にESRと等価的な抵抗を挿入
しなければ安定化電源が得られないという問題があっ
た。
【0011】本発明は、このような事情に鑑み、ESR
と等価的な抵抗を挿入することなく低ESRコンデンサ
を出力安定化コンデンサに使用できる安定化電源回路を
提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決する本発
明の第1の態様は、当該安定化電源回路の出力電圧を表
す帰還信号と、基準電圧を表す基準信号とを比較して両
者の差である誤差信号を出力する比較増幅手段を有し、
この比較増幅手段の誤差信号で出力手段を制御すること
により当該出力手段を介して所定値に制御された出力電
圧を供給する安定化電源回路において、前記出力手段の
出力端と当該安定化電源回路の出力端との間に位相補償
用抵抗を設け、この位相補償用抵抗で生成した位相補償
用信号を帰還信号として戻すようにしたことを特徴とす
る安定化電源回路にある。
【0013】本発明の第2の態様は、第1の態様におい
て、前記出力手段は、ドライバトランジスタで構成した
ことを特徴とする安定化電源回路にある。
【0014】本発明の第3の態様は、第1の態様におい
て、前記出力手段は、インダクタンス、整流素子及びス
イッチング回路を含んで構成したことを特徴とする安定
化電源回路にある。
【0015】本発明の第4の態様は、当該安定化電源回
路の出力電圧を表す帰還信号と、基準電圧を表す基準信
号とを比較して両者の差である誤差信号を出力する比較
増幅手段を有し、この比較増幅手段の誤差信号で出力手
段を制御することにより当該出力手段を介して所定値に
制御された出力電圧を供給する安定化電源回路におい
て、前記比較増幅手段の出力側に前記出力手段と並列に
サブ出力手段を設けると共にこれら出力手段及びサブ出
力手段の出力端同士を位相補償用抵抗を介して接続し、
前記出力手段の出力端側を当該安定化電源回路の出力端
とすると共に前記位相補償用抵抗で生成した位相補償用
信号を帰還信号として戻すようにしたことを特徴とする
安定化電源回路にある。
【0016】本発明の第5の態様は、第4の態様におい
て、前記出力手段及び前記サブ出力手段は、それぞれド
ライバトランジスタで構成したことを特徴とする安定化
電源回路にある。
【0017】本発明の第6の態様は、第5の態様におい
て、前記出力手段及び前記サブ出力手段が電流容量比の
異なるトランジスタであり、前記サブ出力手段に相対的
に小さな電流が流れるようにしたことを特徴とする安定
化電源回路にある。
【0018】かかる本発明の安定化電源回路では、ES
Rと等価的な抵抗を挿入することなく低ESRコンデン
サを出力安定化コンデンサとして使用しても、位相補償
を行うことができ、出力電源を安定することができる。
【0019】本発明の第7の態様は、第1〜6の何れか
の態様において、前記位相補償用抵抗で生成した位相補
償用信号を帰還信号として前記比較増幅手段の前段若し
くは後段に戻すようにしたことを特徴とする安定化電源
回路にある。
【0020】本発明の第8の態様は、第1〜7の何れか
の態様において、前記位相補償用抵抗で生成した位相補
償用信号を、コンデンサを介して戻すようにしたことを
特徴とする安定化電源回路にある。
【0021】本発明の第9の態様は、第1〜8の何れか
の態様において、前記位相補償用抵抗で生成した位相補
償用信号を、増幅若しくは減衰回路とコンデンサとを介
して戻すようにしたことを特徴とする安定化電源回路に
ある。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例に基づいて
説明するが、本発明は、これらの実施例により限定され
るものではない。
【0023】(実施例1)図1には、実施例1に係る安
定化電源回路であるボルテージレギュレータの概略構成
を示す。
【0024】このボルテージレギュレータは、比較増幅
手段としての増幅器OPと、出力手段として、例えば、
MOSFETからなるドライバトランジスタTrを有
し、増幅器OPの反転入力端子には基準電圧源Vref
接続されている。ここで、増幅器OPの出力端がドライ
バトランジスタTrのゲートに接続され、ソースからV
ccを入力してドレインを出力端20とし、この出力端2
0はボルテージレギュレータの出力端子Toutに接続さ
れている。また、出力端子Toutの電圧は、抵抗R 1及び
抵抗R2の抵抗値で定まる分割比に基づく電圧が増幅器
OPの非反転入力端子にフィードバックされるように構
成されている。
【0025】ここで、ドライバトランジスタTrの出力
端20と出力端子Toutとの間には、位相補償用抵抗R3
が設けられ、出力端20は、コンデンサCを介して、抵
抗R1から増幅器OPへのフィードバック回路の途中に
接続されている。すなわち、位相補償用抵抗R3で位相
補償用信号を発生させてこの位相補償用信号をコンデン
サCを介して帰還信号として増幅器OPへ戻すように構
成されている。
【0026】以上説明した安定化電源回路は、半導体集
積回路(IC)として製造される。また、かかる安定化
電源回路は、その出力端子Toutへ、低ESRコンデン
サであるコンデンサCL及び負荷RLが接続されて使用さ
れる。ここで、低ESRのコンデンサとしては、積層セ
ラミックコンデンサ、OSコンデンサ等を例示すること
ができる。
【0027】このような構成では、増幅器OPは出力電
圧Voutを表す帰還信号と、基準電圧Vrefを表す基準信
号とを比較して誤差信号を出力し、この誤差信号がドラ
イバトランジスタTrのゲートに入力されて当該ドライ
バトランジスタTrの出力電圧Voutが所定値に制御さ
れる。
【0028】ここで、帰還信号に位相遅れが生じた場合
を考えると、コンデンサCLが低ESRであるので、従
来技術として説明したようにESRによるゼロ点を利用
した位相補償を行うことはできない。しかしながら、本
実施例では、位相補償用抵抗R3で位相補償用信号を発
生させ、この位相補償用信号を伝達素子としてのコンデ
ンサCを介して帰還信号として増幅器OPに戻すように
構成しているので、従来と同様に位相補償を行うことが
でき、安定化出力を得ることができる。なお、このよう
に動作するように、位相補償用抵抗R3の抵抗値及びコ
ンデンサCの容量値を適宜設計するのは勿論である。
【0029】このように、本発明の安定化電源回路を用
いると、外付けコンデンサとして小型の低ESRコンデ
ンサを用いても位相補償を行って、安定電圧を得ること
ができるという効果を奏する。
【0030】なお、ドライバトランジスタTrとして
は、n−MOS、p−MOSの他、バイポーラのNPN
及びPNPなどのトランジスタを用いることができる。
【0031】(実施例2)図2には、実施例2に係る安
定化電源回路であるボルテージレギュレータの概略構成
を示す。図2に示すボルテージレギュレータでは、実施
例1のドライバトランジスタに並列にサブドライバトラ
ンジスタを設けている。
【0032】すなわち、増幅器OPの出力側には、ドラ
イバトランジスタTr1及びサブドライバトランジスタ
Tr2を並列に接続し、ドライバトランジスタTr1の出
力端20AとサブドライバトランジスタTr2の出力端
20Bとの間に位相補償用抵抗R3を設け、ドライバト
ランジスタTr1の出力端20Aを出力端子Toutに直接
接続するようにするとともに、サブドライバトランジス
タTr2の出力端20BにコンデンサCを接続して帰還
信号を戻すように構成している。
【0033】また、好適には、ドライバトランジスタT
1及びサブドライバトランジスタTr2の電流容量比
を、例えば、100:1程度とし、外部電源からの電流
のほとんどがドライバトランジスタTr1を流れるよう
に構成するのが好ましい。例えば、ドライバトランジス
タTr1及びサブドライバトランジスタTr2をMOSト
ランジスタとして両者のチャネル幅及びチャネル長の比
を適宜異なるように設計することができる。
【0034】このような構成では、位相補償用抵抗R3
で位相補償用信号を発生させ、この位相補償用信号を伝
達素子としてのコンデンサCを介して帰還信号として増
幅器OPに戻すように構成しているので、実施例1と同
様に位相補償を行うことができ、安定化出力を得ること
ができる。
【0035】一方、出力電圧の大部分はドライバトラン
ジスタTr1の出力端20Aから位相補償用抵抗R3を介
さないで取り出すことができるので、ロスを最低限にす
ることができるという効果を奏する。
【0036】なお、ドライバトランジスタTr1,Tr2
としては、n−MOS、p−MOSの他、バイポーラの
NPN及びPNPなどのトランジスタを用いることがで
きる。
【0037】(実施例3)図3には、実施例3に係る安
定化電源回路であるスイッチングレギュレータの概略構
成を示す。図3に示すスイッチングレギュレータは、実
施例1のドライバトランジスタの代わりに昇圧部Sを設
けた以外は実施例1と同様であるので、同一部材には同
一符号を付して重複する説明は省略する。
【0038】図3に示すように、昇圧部Sは、増幅器O
Pの出力側に接続されたスイッチング回路としてスイッ
チングコントローラSC及びこのスイッチング信号によ
り制御されるスイッチSWを具備し、さらに、スイッチ
SWと直列に接続されて入力電源Vccから電流が供給さ
れるコイルLと、コイルLからの出力を整流して出力端
子Toutへ出力するダイオードDとを有する。
【0039】この場合、スイッチングコントローラSW
のスイッチング信号によりスイッチSWがオンされると
入力電源Vccから電流が供給され、この結果、コイルL
にはエネルギーが蓄積される。次にスイッチングコント
ローラSWのスイッチング信号によりスイッチSWがオ
フされると、コイルLに蓄積されたエネルギーはダイオ
ードDを介して放出される。
【0040】ここで、増幅器OPは、出力電圧Vout
表す帰還信号と、基準電圧Vrefを表す基準信号との偏
差である誤差信号を出力し、この誤差信号でスイッチン
グコントローラSCを制御するようにしているので、出
力電圧Voutは基準電圧Vrefに基づく一定の値に調整す
ることができる。
【0041】また、位相補償用抵抗R3で位相補償用信
号が発生し、この位相補償用信号を伝達素子としてのコ
ンデンサCを介して帰還信号として増幅器OPに戻すよ
うに構成されているので、実施例1と同様に位相補償を
行うことができ、安定化出力を得ることができる。
【0042】以上説明したスイッチングレギュレータで
は、例えば、コイルL、ダイオードD、スイッチSW及
び位相補償用抵抗R3以外は半導体集積回路(IC)と
して製造し、コイルL、ダイオードD、スイッチSW及
び位相補償用抵抗R3を外付けとしてもよいし、さら
に、抵抗R1及び抵抗R2も外付けとしてもよく、スイッ
チングレギュレータをどのように構成するかは自由であ
る。勿論、コンデンサC Lをスイッチングレギュレータ
に包含させてもよい。
【0043】なお、本実施例では、昇圧型スイッチング
レギュレータを例にとって説明したが、降圧型、反転型
のスイッチングレギュレータとしてもよいことはいうま
でもない。
【0044】(その他の実施例)上述した各実施例で
は、位相補償用抵抗R3で生成した位相補償用信号を出
力手段を制御する比較増幅手段である増幅器OPの非反
転入力端子側にそのまま戻すようにしたが、増幅手段の
前段若しくは後段、又は出力手段の回路の出力側など、
何れに戻すようにしても同様に位相補償することができ
ることはいうまでもない。
【0045】また、比較増幅手段に戻す場合にでも、非
反転入力端子ではなく、反転入力端子側に戻してもよい
し、位相補償信号自体を増幅若しくは減衰又は分割して
戻してもよいし、分割した信号を複数箇所に戻すように
してもよく、さらには、別回路を介して出力手段の出力
側に戻すようにしてもよく、帰還のさせかたは特に限定
されない。
【0046】さらには、位相補償用抵抗R3で生成した
位相補償用信号の取り出し方も特に限定されない。
【0047】また、位相補償用抵抗を複数設けてもよ
く、それぞれの位相補償用抵抗で生成した位相補償用抵
抗を一緒に併せて又は別々に戻すようにしてもよい。
【0048】例えば、図4には、位相補償用抵抗R3
生成した位相補償用信号を増幅器OP1及びコンデンサ
Cを介して増幅器OPに戻した例を示す。この場合、位
相補償用抵抗R3で生成した位相補償信号のうち戻す量
を容易に変更することができる。なお、増幅器OP1
コンデンサCの位置は反対でもよい。
【0049】図5には、実施例2の構成に加えてサブド
ライバトランジスタTr3を設け、サブドライバトラン
ジスタTr3の出力端とドライバトランジスタTr1の出
力端との間に位相補償用抵抗R4を設け、位相補償用抵
抗R4で生成した位相補償用信号をコンデンサC2を介し
て増幅器OPに戻すようにしたものである。このように
複数のサブドライバトランジスタTr2及びTr3とそれ
ぞれに対応する複数の位相補償用抵抗R3及びR4を設け
てそれぞれで生成した位相補償用信号をコンデンサC1
及びC2で増幅器OPに戻すようにすることにより、取
り出す位相補償用信号の周波数帯を変化させることがで
き、所望の周波数特性を容易に作ることができるという
効果を奏する。勿論、位相補償用抵抗R3の他に位相補
償用抵抗R4を設けてそれぞれで生成した位相補償用信
号を増幅回路又は減衰回路を介して戻すようにしてもよ
いことはいうまでもない。また、サブドライバトランジ
スタを3つ以上の複数設けてもよく、これらのサブドラ
イバトランジスタのそれぞれ又は一部に対応する複数の
位相補償用抵抗を設けるようにしてもよい。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の安定化電
源回路では、ESRと等価的な抵抗を挿入することなく
低ESRコンデンサを出力安定化コンデンサとして使用
しても、位相補償を行うことができ、出力電源を安定す
ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る安定化電源回路である
ボルテージレギュレータの概略構成を示す図である。
【図2】本発明の実施例2に係る安定化電源回路である
ボルテージレギュレータの概略構成を示す図である。
【図3】本発明の実施例3に係る安定化電源回路である
スイッチングレギュレータの概略構成を示す図である。
【図4】本発明の他の実施例に係る安定化電源回路であ
るボルテージレギュレータの概略構成を示す図である。
【図5】本発明の他の実施例に係る安定化電源回路であ
るボルテージレギュレータの概略構成を示す図である。
【図6】従来技術に係るボルテージレギュレータの概略
構成を示す図である。
【図7】従来技術に係るスイッチングレギュレータの概
略構成を示す図である。
【符号の説明】
OP、OP1 増幅器 Tr ドライバトランジスタ R1、R2 抵抗 R3、R4 位相補償用抵抗 C、C1、C2 コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 仲 剛志 東京都中央区日本橋馬喰町一丁目5番1号 馬喰町有楽ビル5階 株式会社ディーブ イイー内 Fターム(参考) 5H430 BB01 BB09 BB11 CC07 EE06 EE17 FF04 FF13 GG08 HH03 LB05

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 当該安定化電源回路の出力電圧を表す帰
    還信号と、基準電圧を表す基準信号とを比較して両者の
    差である誤差信号を出力する比較増幅手段を有し、この
    比較増幅手段の誤差信号で出力手段を制御することによ
    り当該出力手段を介して所定値に制御された出力電圧を
    供給する安定化電源回路において、 前記出力手段の出力端と当該安定化電源回路の出力端と
    の間に位相補償用抵抗を設け、この位相補償用抵抗で生
    成した位相補償用信号を帰還信号として戻すようにした
    ことを特徴とする安定化電源回路。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記出力手段は、ド
    ライバトランジスタで構成したことを特徴とする安定化
    電源回路。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記出力手段は、イ
    ンダクタンス、整流素子及びスイッチング回路を含んで
    構成したことを特徴とする安定化電源回路。
  4. 【請求項4】 当該安定化電源回路の出力電圧を表す帰
    還信号と、基準電圧を表す基準信号とを比較して両者の
    差である誤差信号を出力する比較増幅手段を有し、この
    比較増幅手段の誤差信号で出力手段を制御することによ
    り当該出力手段を介して所定値に制御された出力電圧を
    供給する安定化電源回路において、 前記比較増幅手段の出力側に前記出力手段と並列にサブ
    出力手段を設けると共にこれら出力手段及びサブ出力手
    段の出力端同士を位相補償用抵抗を介して接続し、前記
    出力手段の出力端側を当該安定化電源回路の出力端とす
    ると共に前記位相補償用抵抗で生成した位相補償用信号
    を帰還信号として戻すようにしたことを特徴とする安定
    化電源回路。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記出力手段及び前
    記サブ出力手段は、それぞれドライバトランジスタで構
    成したことを特徴とする安定化電源回路。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記出力手段及び前
    記サブ出力手段が電流容量比の異なるトランジスタであ
    り、前記サブ出力手段に相対的に小さな電流が流れるよ
    うにしたことを特徴とする安定化電源回路。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6の何れかにおいて、前記位
    相補償用抵抗で生成した位相補償用信号を帰還信号とし
    て前記比較増幅手段の前段若しくは後段に戻すようにし
    たことを特徴とする安定化電源回路。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7の何れかにおいて、前記位
    相補償用抵抗で生成した位相補償用信号を、コンデンサ
    を介して戻すようにしたことを特徴とする安定化電源回
    路。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8の何れかにおいて、前記位
    相補償用抵抗で生成した位相補償用信号を、増幅若しく
    は減衰回路とコンデンサとを介して戻すようにしたこと
    を特徴とする安定化電源回路。
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