JP2002026617A - 伝送線路 - Google Patents

伝送線路

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JP2002026617A
JP2002026617A JP2000210016A JP2000210016A JP2002026617A JP 2002026617 A JP2002026617 A JP 2002026617A JP 2000210016 A JP2000210016 A JP 2000210016A JP 2000210016 A JP2000210016 A JP 2000210016A JP 2002026617 A JP2002026617 A JP 2002026617A
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Japan
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line
dielectric layers
transmission line
electrodes
line electrodes
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JP2000210016A
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English (en)
Inventor
Koji Furuya
孝治 降谷
Norio Nakajima
規巨 中島
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低背にしても特性のばらつきが低減できる伝
送線路を提供する。 【解決手段】 伝送線路10は直方体状の積層体12を
含む。積層体12は6つの誘電体層14a〜14fを含
む。誘電体層14a〜14e間には、4つのライン電極
16a〜16dが形成される。これらのライン電極16
a〜16dは、隣接するものどうしが誘電体層14a〜
14fの積層方向にみて重ならないように形成される。
これらのライン電極16a〜16dは、誘電体層14b
〜14dに形成したスルーホール18a〜18cを介し
て直列に接続される。誘電体層14eおよび14f間に
は、グランド電極20が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は伝送線路に関し、
特に、積層される複数の誘電体層と誘電体層を挟むよう
に形成される複数のライン電極とを含む伝送線路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の伝送線路の一例を示す分解
斜視図である。図2に示す伝送線路1は、直方体状の積
層体2を含む。積層体2は、積層される複数の誘電体層
3を含む。これらの誘電体層3間には、4つのライン電
極4および1つのグランド電極5が形成される。この場
合、4つのライン電極4は、グランド電極5より上方に
おいて、誘電体層3の積層方向にみて大部分が重なるよ
うに形成される。なお、4つのライン電極4は、誘電体
層3に形成したスルーホール6を介して直列に接続され
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図2に示す従来の伝送
線路1では、4つのライン電極4は大部分が誘電体層3
の積層方向にみて重なるように形成されるので、ライン
電極4間の誘電体層3を薄く形成してライン電極4間の
距離を縮めると、ライン電極4どうしの結合度が強くな
り、ライン電極4とともに誘電体層3の積みずれを起こ
した場合、全体のインダクタンス値のばらつきが大きく
なる。そのため、ライン電極4間の誘電体層3の厚みを
ある程度までしか薄くすることができない。したがっ
て、図2に示す伝送線路1では、低背化が困難である。
【0004】それゆえに、この発明の主たる目的は、低
背にしても特性のばらつきが低減できる伝送線路を提供
することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる伝送線
路は、積層される複数の誘電体層と、誘電体層を挟むよ
うに形成される複数のライン電極とを含む伝送線路にお
いて、複数のライン電極は、隣接するものどうしが誘電
体層の積層方向にみて重ならないように形成されること
を特徴とする、伝送線路である。この発明にかかる伝送
線路では、複数のライン電極は、奇数層のものどうしが
誘電体層の積層方向にみて重なり、かつ、偶数層のもの
どうしが誘電体層の積層方向にみて重なるように形成さ
れてもよい。
【0006】この発明にかかる伝送線路では、複数のラ
イン電極は、隣接するものどうしが誘電体層の積層方向
にみて重ならないように形成されるので、誘電体層の厚
みを薄く形成してライン電極間の距離を縮めても、ライ
ン電極どうしの結合度があまり強くならず、ライン電極
とともに誘電体層の積みずれを起こしても、全体のイン
ダクタンス値のばらつきがあまり大きくならない。
【0007】この発明の上述の目的、その他の目的、特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施
の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0008】
【発明の実施の形態】図1はこの発明にかかる伝送線路
の一例を示す分解斜視図である。図1に示す伝送線路1
0は、直方体状の積層体12を含む。積層体12は、積
層される6つの誘電体層14a、14b、14c、14
d、14eおよび14fを含む。
【0009】5つの誘電体層14a〜14e間には、4
つのライン電極16a、16b、16cおよび16dが
それぞれ形成される。この場合、4つのライン電極16
a〜16dは、隣接するものどうしが誘電体層14a〜
14fの積層方向にみて重ならないように形成される。
すなわち、上から1番目のライン電極16aと2番目の
ライン電極16bとが重ならないように形成され、上か
ら2番目のライン電極16bと3番目のライン電極16
cとが重ならないように形成され、上から3番目のライ
ン電極16cと4番目のライン電極16dとが重ならな
いように形成される。なお、この明細書においては、誘
電体層の積層方向にみて、ライン電極どうしが交差する
だけの場合はライン電極どうしが重ならないものとす
る。また、上から1番目のライン電極16aと3番目の
ライン電極16cとは、誘電体層14a〜14fの積層
方向にみて大部分が重なるように形成される。さらに、
上から2番目のライン電極16bと4番目のライン電極
16dとも、誘電体層14a〜14fの積層方向にみて
大部分が重なるように形成される。
【0010】これらのライン電極16a〜16dは、誘
電体層14b、14cおよび14dに形成したスルーホ
ール18a、18bおよび18cを介して直列に接続さ
れる。
【0011】また、誘電体層14eおよび14f間に
は、グランド電極20が形成される。
【0012】図1に示す伝送線路10では、4つのライ
ン電極16a〜16dは、隣接するものどうしが誘電体
層14a〜14fの積層方向にみて重ならないように形
成されるので、誘電体層14b〜14dの厚みを薄く形
成してライン電極16a〜16d間の距離を縮めても、
ライン電極16a〜16dどうしの結合度があまり強く
ならず、ライン電極16a〜16dとともに誘電体層1
4a〜14fの積みずれを起こしても、全体のインダク
タンス値のばらつきがあまり大きくならない。したがっ
て、図1示す伝送線路10では、低背にしても特性のば
らつきが低減できる。
【0013】図1に示す伝送線路10では、たとえば図
2に示す従来の伝送線路1においてライン電極4間の誘
電体層3の各厚みを50μmにした場合に得られる特性
と同等の特性を得るためには、ライン電極16a〜16
d間の誘電体層14b〜14dの各厚みを25μmと薄
くすることができ、ライン電極およびグランド電極間の
トータルの厚みをたとえば250μmから175μmへ
と低背化できる。
【0014】また、図1に示す伝送線路10では、低背
化ができる分だけライン電極16a〜16dをグランド
電極20から離すことができるので、ラインインピーダ
ンスを上げることができる。
【0015】なお、上述の伝送線路10では積層される
6つの誘電体層14a〜14fを含むが、この発明では
積層される誘電体層の数は任意に変更されてもよい。
【0016】また、上述の伝送線路10では1番上のラ
イン電極16aが誘電体層14aで覆われているが、こ
の発明では1番上のライン電極は誘電体層で覆われなく
てもよい。
【0017】さらに、上述の伝送線路10では4つのラ
イン電極16a〜16dを含むが、この発明ではライン
電極の数は2以上であれば任意に変更されてもよい。
【0018】
【発明の効果】この発明によれば、低背にしても特性の
ばらつきが低減できる伝送線路が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる伝送線路の一例を示す分解斜
視図である。
【図2】従来の伝送線路の一例を示す分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 伝送線路 12 積層体 14a〜14f 誘電体層 16a〜16d ライン電極 18a〜18c スルーホール 20 グランド電極

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 積層される複数の誘電体層、および前記
    誘電体層を挟むように形成される複数のライン電極を含
    む伝送線路において、 前記複数のライン電極は、隣接するものどうしが前記誘
    電体層の積層方向にみて重ならないように形成されるこ
    とを特徴とする、伝送線路。
  2. 【請求項2】 前記複数のライン電極は、奇数層のもの
    どうしが前記誘電体層の積層方向にみて重なり、かつ、
    偶数層のものどうしが前記誘電体層の積層方向にみて重
    なるように形成される、請求項1に記載の伝送線路。
JP2000210016A 2000-07-11 2000-07-11 伝送線路 Pending JP2002026617A (ja)

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