JP3368817B2 - 積層型電子部品アレイ - Google Patents

積層型電子部品アレイ

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数個の電子部品
素子が実装面に略平行な方向に並設されている積層型電
子部品アレイに関し、詳しくは、電子部品素子間のクロ
ストークの十分な低減を図るようにした積層型電子部品
アレイに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
の積層型電子部品アレイとしては、例えば、図9及び図
10に示すような構成を有する積層型電子部品アレイが
知られている。なお、図9は従来の積層型電子部品アレ
イの全体を示す外観斜視図、図10は従来の積層型電子
部品アレイが備えている積層体の内部構造を示す分解斜
視図である。図9の積層型電子部品アレイ50は、4個
のコンデンサ素子(電子部品素子)C1〜C4がそれぞ
れ実装面PSに平行な方向に並列設置されたコンデンサ
素子アレイ構成を有している。
【0003】この積層型電子部品アレイ50は、図10
に示すように、貫通内部導体パターン52が表面に形成
された電子部品素子用の誘電体シート53と、グランド
内部導体パターン54,56が表面に形成された誘電体
シート55,57及びダミー用誘電体シート58を、グ
ランド内部導体パターン56が各コンデンサ素子間に位
置するとともに実装面PS(図9)に対して略垂直にな
るようにして次々と重ね合わせた積層体51を備えてい
る。
【0004】そして、図9に示すように、この積層体5
1における貫通内部導体パターン52が引き出された
側面51a,51bには、入出力外部電極59,60が
各コンデンサ素子C1〜C4ごとに設けられており、各
貫通内部導体パターン52(図10)両側の引出し用
端部52a(図10)が対応する入出力外部電極59,
60にそれぞれ接続されている。また、グランド内部導
体パターン54,56が、積層体51の底面側(実装面
PS側)に導出され、グランド外部電極61に接続され
ている。
【0005】従来の積層型電子部品アレイ50は十分な
小型化が可能であり、小さなアレイ1個を基板に実装す
ることにより、4個のコンデンサ素子C1〜C4を基板
に搭載した効果が得られるという特徴を有しており、種
々の用途に広く利用されるに至っている。
【0006】さらに、この積層型電子部品アレイ50で
は、各コンデンサ素子間に位置するグランド内部導体パ
ターン56が、隣接するコンデンサ素子の貫通内部導体
パターン52どうしの電磁的・静電的カップリングを抑
制することから、比較的コンデンサ素子の間のクロスト
ークが少ないという特徴を有している。
【0007】しかし、従来の積層型電子部品アレイ50
の場合、高周波領域になると各コンデンサ素子C1〜C
4の貫通内部導体パターン52どうしの電磁的・静電的
カップリングが十分に抑制されず、コンデンサ素子C1
〜C4の間のクロストークの低減が不十分になるという
問題点がある。これは、隣接する各電子部品素子の貫通
内部導体パターン52の引出し用端部52aが、グラン
ド内部導体パターン56によって完全に遮断されず、一
部が対向しているためである。
【0008】本発明は、上記問題点を解決するものであ
り、隣接する電子部品素子どうしの間で生じるクロスト
ークを十分に低減させることが可能な積層型電子部品ア
レイを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の積層型電子部品
アレイは、従来の積層型電子部品アレイにおいては、図
10に示すように、グランド内部導体パターン54から
外れた位置では、各貫通内部導体パターン52の引出し
用端部52a,52a……が、隣接する電子部品素子の
引出し用端部52a,52a……と誘電体を介して互い
に対向し、部分的ではあるが強い電磁的・静電的カップ
リングが発生して、クロストークを十分に低減させるこ
とができなかったことに鑑み、種々、実験検討を行い、
完成させるに至ったものである。すなわち、本発明の請
求項1の積層型電子部品アレイは、貫通内部導体パター
ンが表面に形成された誘電体シートと、グランド内部導
体パターンが表面に形成された誘電体シートとを、前記
貫通内部導体パターンと前記グランド内部導体パターン
が誘電体シートを挟んで対向するように、かつ、各誘電
体シートが実装面に対して略垂直になるように交互に積
層してなる電子部品素子が、複数個実装面に略平行の方
向に並設され積層体を備え、前記電子部品素子の貫通
内部導体パターンの引出し用端部は、各電子部品素子ご
とに、実装面に対して垂直方向に位置をずらすことによ
り、隣接する各電子部品素子の貫通内部導体パターンの
引出し用端部が互いに対向しないようにして配設されて
いるとともに、前記積層体貫通内部導体パターンが引
き出された両側面には、各電子部品素子ごとに、実装面
に垂直で、誘電体シートの積層方向に直交する方向に入
出力外部電極が設けられ、各貫通内部導体パターンの引
出し用端部対応する入出力外部電極にそれぞれ接続
れていることを特徴としている。
【0010】また、請求項2の積層型電子部品アレイ
は、前記積層体の実装面にグランド外部電極を形成する
とともに、グランド内部導体パターンの引出し用端部を
グランド外部電極に接続したことを特徴としている。
【0011】また、請求項3の積層型電子部品アレイ
は、隣接する電子部品素子の各貫通内部導体パターンの
全体を、各電子部品素子ごとに、実装面に対して垂直方
向に位置をずらして配設することにより、隣接する各電
子部品素子の貫通内部導体パターンが互いに対向しない
ようにしたことを特徴としている。
【0012】また、請求項4の積層型電子部品アレイ
は、前記電子部品素子が、貫通内部導体パターン、グラ
ンド内部導体パターン、及びパターン間の誘電体部分か
らなるコンデンサ素子であって、コンデンサ素子アレイ
構成となっていることを特徴としている。
【0013】
【作用】すなわち、本発明の積層型電子部品アレイにお
いては、積層体中のグランド内部導体パターンが電子部
品素子間に位置するように配設されているため、隣接す
る電子部品素子の貫通内部導体パターンどうしの電磁的
・静電的カップリングが弱められてクロストークの低減
がなされる。
【0014】さらに、電子部品素子用の貫通内部導体パ
ターンの入出力外部電極への接続部分である引出し用端
部を、対応する入出力外部電極にそれぞれ接続するとと
もに、各電子部品素子ごとに、実装面に対して垂直方向
に位置をずらして配設することにより、隣接する各電子
部品素子の貫通内部導体パターンの引出し用端部が互い
に対向しないようにしているので、貫通内部導体パター
ンの引出し用端部どうしの電磁的・静電的カップリング
をさらに弱めて、クロストークをより低減することが可
能になる。
【0015】なお、本発明において、電子部品素子と
は、コンデンサ素子、インダクタンス素子、あるいはバ
リスタ素子などを意味する概念である。なお、電子部品
素子は上記の各素子に限られるものではなく、さらにそ
の他の素子であってもよい。
【0016】また、請求項2の積層型電子部品アレイの
ように、積層体の実装面にグランド外部電極を形成し、
グランド内部導体パターンの引出し用端部をグランド外
部電極に接続するようにした場合、実装基板の回路上の
接続電極とグランド外部電極を、はんだ付けなどの方法
により、容易に接続して、電気的結合と機械的結合を同
時に達成することが可能になり、本発明をより実効あら
しめることができる。
【0017】また、請求項3のように、隣接する電子部
品素子の各貫通内部導体パターンの全体を、各電子部品
素子ごとに、実装面に対して垂直方向に位置をずらして
配設するようにした場合、隣接する各電子部品素子の貫
通内部導体パターンが互いに対向することを確実に防止
して、クロストークをさらに確実に低減することができ
るようになる。
【0018】請求項4のように、電子部品素子が、貫通
内部導体パターン、グランド内部導体パターン、及びパ
ターン間の誘電体部分からなるコンデンサ素子であっ
て、コンデンサ素子アレイ構成となっている場合、コン
デンサ素子どうしの間のクロストークを十分に低減し
て、クロストークに起因する高周波領域での特性の劣化
を防止することが可能になる。
【0019】
〔実施形態1〕
本発明の一実施形態にかかる積層型電子部品アレイを、
図1〜図7を参照しつつ説明する。なお、図1はこの実
施形態の積層型電子部品アレイを構成する積層体の分解
斜視図、図2は積層型電子部品アレイを示す斜視図、図
3は積層型電子部品アレイの実装面を示す底面図、図4
は積層型電子部品アレイの等価回路図、図5は積層体を
示す斜視図、図6は積層型電子部品アレイの平面断面
図、図7は積層型電子部品アレイを実装面に垂直な面で
破断して示す断面図である。この実施形態の積層型電子
部品アレイ1は、図2に示すように、4個のコンデンサ
素子C1〜C4が実装面PSに略平行な方向に並列設置
された積層型コンデンサアレイであって、ノイズフィル
タなどに用いられるものである。
【0020】この実施形態の積層型電子部品アレイ1
(図2,図3など)は、図1に示すように、貫通内部導
体パターン3が表面に形成された電子部品素子用の誘電
体シート4、貫通内部導体パターン5が表面に形成され
た電子部品素子用の誘電体シート6、グランド内部導体
パターン7が表面に形成された誘電体シート8、グラン
ド内部導体パターン9が表面に形成された誘電体シート
10、及び、ダミー用誘電体シート11を、次々と重ね
合わせてなる積層体2を備えており、グランド内部導体
パターン9が、積層体2内においてコンデンサ素子C1
〜C4(図4など)間に位置するとともに、各シートが
実装面PSに対して垂直になるように配設されている。
【0021】さらに、積層体2の貫通内部導体パターン
3,5の両側面2a,2bには、図2,図3などに示す
ように、入出力外部電極12,13が各コンデンサ素子
C1〜C4ごとに別々に設けられており、図6に示すよ
うに、各貫通内部導体パターン3,5の引出し用端部3
a、5aが対応する入出力外部電極12,13にそれぞ
れ接続されている。したがって、コンデンサ素子C1,
C3は貫通内部導体パターン3を備え、コンデンサ素子
C2,C4は貫通内部導体パターン5を備えることにな
る。そして、この実施形態においては、各貫通内部導体
パターン3,5の引出し用端部3a、5aが、幅狭とさ
れ、かつ、各コンデンサ素子C1〜C4ごとに、実装面
PSに対して垂直方向に位置をずらして配設されてお
り、隣接する各電子部品素子の貫通内部導体パターン
3,5の引出し用端部3a,5aが互いに対向しないよ
うに構成されている。
【0022】また、積層体2の実装面PS(図2,図
7)には各電子部品素子共通のグランド外部電極14
(図6,図7)が設けられており、図7に示すように、
グランド内部導体パターン7,9の引出し用端部7a,
9aがこのグランド外部電極14に接続されている。
【0023】また、各コンデンサ素子C1〜C4は、貫
通内部導体パターン3,5、グランド内部導体パターン
7,9、及びパターン間の誘電体部分から構成された貫
通タイプのコンデンサ素子である。そして、この実施形
態1の積層型電子部品アレイ1の場合、グランド内部導
体パターン9はコンデンサ素子用だけでなく、クロスト
ーク防止用を兼ねており、その等価回路は図4に示す通
りとなる。この積層型電子部品アレイ1がノイズフィル
タとして使われた場合、入出力外部電極12,13に到
来した信号の、高周波ノイズだけがコンデンサ素子C1
〜C4を通してグランドに流れることにより効率よく除
去されることになる。
【0024】上記のように構成されたこの実施形態1の
積層型電子部品アレイ1は、図1及び図5に示すよう
に、隣接する貫通内部導体パターン3,5の、入出力外
部電極12,13への接続部分である引出し用端部3
a,5aが、幅狭であって、かつ、互いに実装面PSに
対して垂直方向に位置がずれるようにパターン形成され
ているとともに、コンデンサ素子C1〜C4間に位置す
るようにグランド内部導体パターン9が配設されている
ことから、隣接するコンデンサ素子C1〜C4の貫通内
部導体パターン3,5どうしの電磁的・静電的カップリ
ングが弱められてクロストークが抑制される。
【0025】すなわち、従来の貫通内部導体パターンの
端部は、実装面PSに対して垂直の方向の上端から下端
までの全て部分が引出し用端部となっており、隣接する
電子部品素子の引出し用端部は全体が対向していたのに
対し、本発明の場合には、貫通内部導体パターンの端部
の、実装面PSに対して垂直の方向の上端又は下端の幅
を狭めた部分だけが引出し用端部3a,5aとなってお
り、かつ、この部分が互いに対向しないこと、及び、コ
ンデンサ素子C1〜C4間にグランド内部導体パターン
9が配設されていることから、クロストークが十分に抑
制されることになる。
【0026】なお、この実施形態1の積層型電子部品ア
レイ1は、例えば、次のような方法により製造される。
まず、誘電体シート用のセラミックグリーンシートの表
面に貫通内部導体パターン3,5やグランド内部導体パ
ターン7,9をスクリーン印刷などの方法により形成し
たものと、ダミー用の誘電体シートに使うパターン未形
成のセラミックグリーンシートを必要な枚数だけ準備す
る。なお、スクリーン印刷により貫通内部導体パターン
3,5やグランド内部導体パターン7,9を形成する場
合には、通常、導電ペーストが用いられる。
【0027】このようにして準備したセラミックグリー
ンシートを、図1に示すような順序で積み重ね、プレス
して一体化し、焼成した後、入出力外部電極12,13
及びグランド外部電極14を形成する。なお、通常は、
各グリーンシートには多数個分のパターンを形成してお
いて、プレスして一体化し、個々に切断した後、焼成を
行う。
【0028】また、図7に示すように、積層型電子部品
アレイ1を基板PBに実装する場合、基板PBの表面の
所定の位置に、実装面PSを対向させた状態で積層型電
子部品アレイ1をセットし、リフローはんだ法や溶融は
んだ浸漬法などにより、積層体2の入出力外部電極1
2,13(図6)及びグランド外部電極14と、基板P
Bの回路の接続電極(図示省略)を結合し、電気的結合
と機械的結合の両方を同時に行うことができる。
【0029】〔実施形態2〕 次に、本発明の他の実施形態にかかる積層型電子部品ア
レイについて説明する。図8は本発明の他の実施形態に
かかる積層型電子部品アレイの製造に用いられる、貫通
内部導体パターンを形成した誘電体シートを示す斜視図
である。この実施形態2の積層型電子部品アレイは、実
施形態1と同様の積層型コンデンサ素子アレイであっ
て、図8に示すように、実施形態1における貫通内部導
体パターン3の代わりに貫通内部導体パターン15が用
いられ、貫通内部導体パターン5の代わりに貫通内部導
体パターン16が用いられている他は、等価回路も含め
て先の実施形態1と全く同様の構成及び効果を有するも
のあることから、重複を避けるため、相違する部分のみ
を説明し、他の部分の説明は省略する。
【0030】実施形態2の積層型電子部品アレイの場
合、コンデンサ素子C1,C3は貫通内部導体パターン
15を備え、コンデンサ素子C2,C4は貫通内部導体
パターン16を備えている。また、図8に示すように、
貫通内部導体パターン15,16は、パターン全体が実
装面PSに対して垂直の方向に互いに完全に位置をずら
して配設されている。すなわち、隣接するコンデンサ素
子のそれぞれの貫通内部導体パターン15,16は、引
出し用端部15a,16aも含めて幅狭であって、対向
する部分が全くない構成となっており、貫通内部導体パ
ターン15,16の間の電磁的・静電的カップリングを
確実に抑制することが可能になることから、さらに効率
よくクロストークの低減を図ることが可能になる。
【0031】なお、上記実施形態1,2においては、コ
ンデンサ素子の数を4個とした場合について説明した
が、アレイ内に設置する素子の数は用途に合わせて適宜
に増減することが可能である。
【0032】また、実施形態1,2においては、電子部
品素子がコンデンサ素子である場合について説明した
が、アレイに設置する電子部品素子の種類は、コンデン
サ素子に限られず、インダクタンス素子あるいはバリス
タ素子などの他の種類の素子であってもよい。
【0033】本発明は、さらにその他の点においても上
記実施形態に限定されるものではなく、貫通内部導体パ
ターンやグランド内部導体パターン、あるいは外部電極
のパターンの形状、積層体における誘電体シートの積層
数や積層形態、アレイの製造方法、その他に関し、発明
の要旨の範囲内において、種々の応用、変形を加えるこ
とが可能である。
【0034】
【発明の効果】本発明の積層型電子部品アレイにおいて
は、グランド内部導体パターンが電子部品素子間に位置
するように構成されていることから、隣接する貫通内部
導体パターンどうしの電磁的・静電的カップリングが弱
められるのみならず、電子部品素子の貫通内部導体パタ
ーンの引出し用端部を、各電子部品素子ごとに、実装面
に対して垂直方向に位置をずらして配設しているので、
隣接する各電子部品素子の貫通内部導体パターンの引出
し用端部が互いに対向しないようにしているので、貫通
内部導体パターンの引出し用端部どうしの電磁的・静電
的カップリングが弱められるため、クロストークを効率
よく低減することが可能になる。
【0035】また、請求項2の積層型電子部品アレイの
ように、積層体の実装面にグランド外部電極を形成し、
グランド内部導体パターンの引出し用端部をグランド外
部電極に接続するようにした場合、実装基板の回路上の
接続電極とグランド外部電極を、はんだ付けなどの方法
により、容易に接続して、電気的結合と機械的結合を同
時に達成することが可能になり、本発明をより実効あら
しめることができる。
【0036】また、請求項3のように、隣接する電子部
品素子の各貫通内部導体パターンの全体を、各電子部品
素子ごとに、実装面に対して垂直方向に位置をずらして
配設するようにした場合、隣接する各電子部品素子の貫
通内部導体パターンが互いに対向することを確実に防止
して、クロストークをさらに確実に低減することができ
る。
【0037】請求項4のように、電子部品素子が、貫通
内部導体パターン、グランド内部導体パターン、及びパ
ターン間の誘電体部分からなるコンデンサ素子であっ
て、コンデンサ素子アレイ構成となっている場合、コン
デンサ素子どうしの間のクロストークを十分に低減し
て、クロストークに起因する高周波領域での特性の劣化
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態(実施形態1)にかかる積
層型電子部品アレイの積層体の分解斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態(実施形態1)にかかる積
層型電子部品アレイを示す斜視図である。
【図3】本発明の一実施形態(実施形態1)にかかる積
層型電子部品アレイの実装面を示す底面図である。
【図4】本発明の一実施形態(実施形態1)にかかる積
層型電子部品アレイの等価回路図である。
【図5】本発明の一実施形態(実施形態1)にかかる積
層型電子部品アレイを構成する積層体を示す斜視図であ
る。
【図6】本発明の一実施形態(実施形態1)にかかる積
層型電子部品アレイを実装面に平行な面で破断して示す
平面断面図である。
【図7】本発明の一実施形態(実施形態1)にかかる積
層型電子部品アレイを実装面に垂直な面で破断して示す
断面図である。
【図8】本発明の他の実施形態(実施形態2)にかかる
積層型電子部品アレイの貫通内部導体パターンを形成し
た誘電体シートを示す斜視図である。
【図9】従来の積層型電子部品アレイを示す斜視図であ
る。
【図10】従来の積層型電子部品アレイの積層体の分解
斜視図である。
【符号の説明】
1 積層型電子部品アレイ 2 積層体 2a,2b 積層体の側面 3,5 貫通内部導体パターン 3a,5a 引出し用端部 4,6,8,10 誘電体シート 7,9 グランド内部導体パターン 7a,9a グランド内部導体パターンの引
出し用端部 11 ダミー用誘電体シート 12,13 入出力外部電極 14 グランド外部電極 15,16 貫通内部導体パターン 15a,16a 引出し用端部 C1〜C4 コンデンサ素子 PB 基板 PS 実装面

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】貫通内部導体パターンが表面に形成された
    誘電体シートと、グランド内部導体パターンが表面に形
    成された誘電体シートとを、前記貫通内部導体パターン
    と前記グランド内部導体パターンが誘電体シートを挟ん
    で対向するように、かつ、各誘電体シートが実装面に対
    して略垂直になるように交互に積層してなる電子部品素
    が、複数個実装面に略平行の方向に並設され積層体
    を備え、前記電子部品素子の貫通内部導体パターンの引出し用端
    部は、各電子部品素子ごとに、実装面に対して垂直方向
    に位置をずらすことにより、隣接する各電子部品素子の
    貫通内部導体パターンの引出し用端部が互いに対向しな
    いようにして配設されているとともに、 前記積層体貫通内部導体パターンが引き出された両側
    面には、各電子部品素子ごとに、実装面に垂直で、誘電
    体シートの積層方向に直交する方向に入出力外部電極が
    設けられ、各貫通内部導体パターンの引出し用端部
    応する入出力外部電極にそれぞれ接続されていること
    特徴とする積層型電子部品アレイ。
  2. 【請求項2】前記積層体の実装面にグランド外部電極を
    形成するとともに、グランド内部導体パターンの引出し
    用端部をグランド外部電極に接続したことを特徴とする
    請求項1記載の積層型電子部品アレイ。
  3. 【請求項3】隣接する電子部品素子の各貫通内部導体パ
    ターンの全体を、各電子部品素子ごとに、実装面に対し
    て垂直方向に位置をずらして配設することにより、隣接
    する各電子部品素子の貫通内部導体パターンが互いに対
    向しないようにしたことを特徴とする請求項1又は2記
    載の積層型電子部品アレイ。
  4. 【請求項4】前記電子部品素子が、貫通内部導体パター
    ン、グランド内部導体パターン、及びパターン間の誘電
    体部分からなるコンデンサ素子であって、コンデンサ素
    子アレイ構成となっていることを特徴とする請求項1〜
    3のいずれかに記載の積層型電子部品アレイ。
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Cited By (1)

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