JP2002020957A - 複相構造を持った不織布およびその製造法 - Google Patents

複相構造を持った不織布およびその製造法

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JP2002020957A JP2000205294A JP2000205294A JP2002020957A JP 2002020957 A JP2002020957 A JP 2002020957A JP 2000205294 A JP2000205294 A JP 2000205294A JP 2000205294 A JP2000205294 A JP 2000205294A JP 2002020957 A JP2002020957 A JP 2002020957A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸収体を構成するトップシート、アクイジシ
ョン層、および吸収層に対応する他種類の素材をそれぞ
れ別個に供給することが必要な従来技術は、プロセスと
してきわめて複雑となる。 【解決手段】 嵩高で見掛け密度の小さい水難透過性の
部分(A相)と、このA相と密着し、A相よりも大きい
見掛け密度の水易透過性の部分(B相)とから構成され
ている、透気性の優れた不織布において、A相は疎水性
繊維層と親水性繊維層とが層状に重なった構造を有し、
B相は疎水性繊維と親水性繊維とが混在した状態で圧縮
された構造を有している、複相構造を持った不織布、な
らびにその製造法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】一方の表面が親水性で、他方
の表面が疎水性であり、しかも透気性の優れた不織布、
およびこの不織布を製造する方法に関する。さらに本発
明は、このような不織布を利用した子供用・大人用オム
ツ、女性用生理用品、メディカルケア用品等の吸収体製
品に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明は、吸収体製品において、液体を
吸収および固定する機能を発現するための基本的な考え
方は、液体透過性に優れたトップシートと、液体を一時
的に拡散、貯留するアクイジション層と、液体を吸収し
て安定的に固定する吸収層とを適切に組み合わせるとう
いう概念から成り立っている。
【0003】従来技術においては、トップシートとして
親水性もしくは親水化処理された比較的薄い多孔性の不
織布が、アクイジション層としては嵩高な圧縮抵抗の高
い不織布が、また吸収層としては高吸水性樹脂(SA
P)/パルプの混合体が、それぞれ分離、独立した要素
として組み合わされて使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、吸収体製
品を工業的規模で連続的に製造するためには、吸収の主
体をなすトップシート、アクイジション層、およびSA
P/パルプの混合体の各要素に対応する他種類の素材を
それぞれ別個に供給することが必要であり、しかもこれ
ら他種類の素材を一体化するためには、数段階の工程の
各々でホットメルト等の結合材を多量に使用することが
必要である等、プロセスとしてきわめて複雑となる。
【0005】また、例えばトップシートに要求される表
面ドライ感の維持と高い水透過性とは互いに矛盾する条
件であり、従来の技術はここにも大きな問題が存在す
る。上述のような従来の技術が抱えている、表面ドライ
感の維持と高い水透過性という矛盾を解決し、さらにア
クイジション機能を効果的に発揮させるなどの機能面で
の改善を達成するためには、疎水性繊維層と親水性繊維
層とを効果的に配置し、通気性と水透過性とをより安定
に保つ必要がある。このような課題の解決は、個々の機
能を兼ね備えた要素を複合して複合構造化することによ
りはじめて可能になる。
【0006】本発明は、このような多機能を兼ね備え
た、複相構造を持った不織布とその製造法を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、嵩高で
見掛け密度の小さい水難透過性の部分(A相)と、この
A相と密着し、A相よりも大きい見掛け密度の水易透過
性の部分(B相)とから構成されている、透気性の優れ
た不織布において、A相は疎水性繊維層と親水性繊維層
とが層状に重なった構造を有し、B相は疎水性繊維と親
水性繊維とが混在した状態で圧縮された構造を有してい
ることを特徴とする複相構造を持った不織布が提供され
る。
【0008】好ましくは、A相の見掛け密度は、0.10g/
cm3 以下であり、B相の見掛け密度は0.15g/cm3 以上で
ある。A相の占める面積Aと、B相の占める面積Bとの
比は、広い範囲で選択可能であるが、好ましい範囲は、 B/(A+B)×100=10〜60(%) である。B相は、A相内に複数の帯状に分布しており、
各帯状B相の幅は、1mm以上、好ましくは2mm〜20mm
である。この帯は、連続する1本の帯であることが望ま
しいが、不連続な帯からなっていてもよい。
【0009】不織布は、好ましくは疎水性の化合繊繊維
からなるカードウェブと、親水性繊維からなるカードウ
ェブとを重ね合わせ、低圧力水流で予備交絡させたたA
相に密着する帯状B相として、その各々が、さらに複数
本の高圧水流によって水流交絡処理することにより形成
されているものである。水流交絡処理することにより形
成された帯状B相の間隔は、好ましくは10mm以上であ
る。
【0010】あるいは、不織布として、疎水性の熱融着
性繊維を主成分とするカードウェブと、親水性繊維を主
成分とするカードウェブとを重ね合わせ、ついで熱風処
理を施すことにより全体を結合させて形成した不織布を
用い、熱グリッドロールにより加熱圧着させることによ
り帯状のB層を設けることもできる。
【0011】本発明はまた、嵩高で見掛け密度の小さい
水難透過性の部分(A相)と、このA相と密着し、A相
よりも大きい見掛け密度の水易透過性の部分(B相)と
から構成されている、透気性の優れた不織布の製造法に
おいて、疎水性の化合繊繊維からなるカードウェブと、
親水性繊維からなるカードウェブとを重ね合わせ、両者
を低圧力水流で予備交絡させてウェブを形成する工程
と、ウェブに、所定間隔で高圧水流を当てる水流交絡処
理により、A相と、このA相内に帯状の複数のB相を形
成する水流交絡処理工程と、を備えていることを特徴と
する複相構造を持った不織布の製造法を提供する。
【0012】水流交絡処理工程は、各帯状B相について
複数本の近接する高圧水流により行うことができる。さ
らに本発明は、嵩高で見掛け密度の小さい水難透過性の
部分(A相)と、このA相と密着し、A相よりも大きい
見掛け密度の水易透過性の部分(B相)とから構成され
ている、透気性の優れた不織布の製造法において、疎水
性の熱融着性繊維を主成分とするカードウェブと、親水
性繊維を主成分とするカードウェブとを重ね合わせ、つ
いで熱風処理を施すことにより熱融着性繊維の一部を溶
融させてウェブを形成する工程と、ウェブに、2〜20
mmの間隔で複数の環状突起部を設けた熱グリッドロール
を圧着させて加熱圧着させることにより、A相と、この
A相内に帯状の複数のB相を形成する加熱圧着処理工程
と、を備えていることを特徴とする複相構造を持った不
織布の製造法を提供する。
【0013】本発明の複相構造を持った不織布は、嵩高
なA相部分を主体に、高吸水性樹脂を固定することによ
り、複合吸収体として利用することが可能である。この
ような複合吸収体は、吸収体製品の吸収要素として有用
である。
【0014】また本発明の複相構造を持った不織布は、
吸収体製品のトップシート、またはバックシートとして
利用することが可能である。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の複相構造を持った不織布
の基本的な構成について図面を参照して説明する。図1
は、本発明の複相構造を持った不織布を構成するのに適
用される、カードウェブからなる疎水性繊維層Pと、こ
れに重ね合わされた、同じくカードウェブからなる親水
性繊維層Qとからなるウェブを示している。このウェブ
は、複数の列状に延びる部分で、疎水性繊維層Pと親水
性繊維層Qとを相互に部分的に交絡もしくは融着により
圧縮させることにより、図2に示すような、本発明の複
相構造を持った不織布を構成する。
【0016】図2において、疎水性繊維層Pと親水性繊
維層Qとが単に重なり合ったままの状態を保っている領
域をA相、両層を部分的に交絡もしくは融着させること
により、疎水性繊維層Pの構成繊維と、親水性繊維層Q
の構成繊維とが相互に混ざり合って圧縮され、厚みを低
下させた領域をB相として示している。この圧縮は、疎
水性繊維層Pと親水性繊維層Qとを重ね合わせ、両者を
低圧力水流で予備交絡させたのち、所定間隔で高圧水流
を当てる水流交絡処理により、A相と、このA相内に帯
状の複数のB相を形成することにより行うことができ
る。
【0017】あるいは、疎水性の熱融着性繊維を主成分
とするカードウェブと、親水性繊維を主成分とするカー
ドウェブとを重ね合わせ、ついで熱風処理を施すことに
より熱融着性繊維の一部を溶融させたのち、2〜20mm
の間隔で複数の環状突起部を設けた熱グリッドロールを
圧着させて加熱圧着させることにより、A相と、このA
相内に帯状の複数のB相を形成することができる。A相
とB相は、その層構成、物性および機能において、表1
に示すように相互に異なっている。
【0018】
【表1】
【0019】表1に示すように、A相は、B相に対比す
ると厚さが大きく、見掛け密度が低くバルキーである
が、強度は低い。一方、B相は薄いが強度が高く、いわ
ば強度の支持体となっていることが分かる。
【0020】A相の厚さは、7g/cm2 の圧力下での測定
値で0.5mm 〜10mmの範囲である。見掛け密度でいえ
ば、0.10g/cm3 以下、多くの例では0.08g/cm3 〜0.02g/
cm3 である。一方、B相の厚さは、同一条件での測定値
で0.1mm 〜1mmの範囲である。見掛け密度でいえば、0.
15g/cm3 以上、多くの例では0.17g/cm3 〜0.5g/cm 3
ある。A相とB相との強度の比較は容易ではないが、A
相が1.0 〜5kg/ 50mmであるのに対して、B相は4kg
/ 50mm〜20kg/ 50mmである。上記の層構成、強度
および見掛け密度におけるA相およびB相間の相違を倍
率で示すと、A相とB相との間には下記の範囲で示すよ
うな差があることが分かる。 厚さ: A/B=1.5 倍〜30倍 (通常は3〜10倍) 強度: B/A=2.0 倍〜20倍 (通常は2.5 〜10倍) 見掛け密度: B/A=1.5 倍〜10倍 (通常は2.0 〜5.0 倍)
【0021】疎水性繊維層Pの構成繊維としては、PP
繊維、PET繊維、PE繊維等の合成繊維類、またはこ
れらの複合繊維、あるいはその混合体が挙げられるが、
B相の形成に融着を適用する場合には、融着成分とし
て、易熱融着成分を含むものがよい。易熱融着性繊維の
例としては、易溶融性PETコポリマー、PE/PET
複合繊維、PE/PP複合繊維、易溶融性PPコポリマ
ー/PP複合繊維等が挙げられる。親水性繊維層Qの構
成繊維としては、レーヨン、コットン、アセテート等の
セルロース系繊維、あるいは上記合成繊維の親水性加工
繊維が用いられ、P:Qの割合は、Qの含有量で表す
と、全体の10〜90%以上、好ましくは20〜60%
が好ましい。
【0022】A相とB相との間で最も重要な相違点は、
水透過性である。すなわちA相は、疎水性繊維層と親水
性繊維とが互いにほとんど混ざり合うことがなく重なっ
た状態であるため、疎水性の表面側に水性液体が接触さ
せても、圧力を掛けない限り透過させることは難しい。
一方、B相は、疎水性繊維面から見ると、疎水性繊維の
中に親水性繊維が混ざり込み、多数の親水性繊維が先端
を表面に露出している構造を持っている。しかも親水性
繊維の存在割合は、通常のB層作成方法では下層(親水
性層側)が明らかに多いので、厚さ方向に関して親水性
の勾配を持つことになる。
【0023】このような構造のため、B相に水性液体が
接触すると、このB相を通じて液体は素早く浸透し、B
相を透過することになる。このような特性を有する本発
明の複相構造を持った不織布を、例えば吸収体製品にお
いて、疎水性表面を着用者の皮膚側に位置するような配
置でトップシート(皮膚接触シート)として利用する
と、着用者から排出された液体は、B相を通じて素早く
吸収されるが、A相の表面は濡れず、しかも水分は残存
しないので、皮膚の乾燥状態が保たれる。さらに、例え
ばシート状吸収体の基布として利用し、バルキーな疎水
性面のA相に部分に高吸水性樹脂(SAP)のスラリー
をコーティングして、SAP粒子を繊維間に包蔵させた
構造とした場合には、B相は液体を分配、拡散させるた
めのチャンネルとして働き、吸収体の面積利用効率の向
上に寄与する。
【0024】このようなA相およびB相の互いに異なる
機能を有効に、かつ効率的に発揮させるためには、B相
の存在状態が重要である。第1はB相の幅であり、第2
はB相の存在面積である。
【0025】本発明の一つの形態では、B相はA相の中
に複数の帯状に分布している。このB相の帯は、連続す
る1本の帯であっても、不連続な複数の帯であってもよ
いが、ある程度の幅を持つ帯であることが重要である。
きわめて幅の狭い線状である場合には、排出される液体
の表面張力の程度にもよるが、液体が線をまたぐ粒状を
形成し、スムースな浸透が行われない。
【0026】帯状のB相の幅は、疎水性表面の性状等の
条件によっても異なるが、通常は1mmもしくはそれ以上
が好ましく、さらに好ましくは2mm〜20mmであること
が望ましい。
【0027】このような幅を持つB相を形成するために
は、グリッドロールを用いて熱で溶融させた状態で圧着
する場合には、使用するグリッドロールのグリッド幅を
規定すればよい。また高圧水流による水流交絡を適用す
る場合には、連続に配置されたノズルを持つ1本のノズ
ルビームを用いたのでは上記の好ましい範囲の幅の帯状
を形成することが難しいので、2〜5個のノズル群を一
定間隔で配置したノズルビームを使用するのが望まし
い。この場合に形成されるB相の帯は、微視的には複数
列の交絡線の集合であるが、全体としては所望の幅の帯
として機能する。なお、ノズルビームを使用する場合、
吐出孔の数が多すぎると、高圧水流がフラッディングを
起こし、好ましい交絡パターンが得られないことがある
ので注意が必要である。疎水性繊維層と親水性繊維層と
を低圧力の水流で予備交絡させたウェブを使用する場
合、この予備水流交絡は細かいピッチのノズルを用い、
例えば20kg/cm2 程度の低い圧力で水流交絡を行い、B
相形成のための水流交絡はそれよりも著しく高い、例え
ば50kg/cm 2 もしくはそれ以上の高圧で行うことが望
ましい。
【0028】
【実施例】(実施例1) <複相構造を持った不織布の製造>下記の組成の疎水性
繊維層Pおよび親水性繊維層Qからなる2層のカードウ
ェブを用意した。 疎水性繊維層P PE/PET (3d×51mm) 40% 8g/m 2 PET (7d×61mm) 60% 12g/m 2 親水性繊維層Q ビスコースレーヨン(1.5 d×51mm)100%20g/m 2 40g/m 2 この2層のカードウェブを相互に重ね合わせて水流処理
装置に導き、第一段処理として、ノズル径0.1mm φ、ノ
ズル間隔0.5mm のノズルビームを用い、20kg/cm 2
水流圧で全面処理を行ってウェブを調製した。ついで第
二段処理として、ノズル径0.15mmφ、ノズル間隔1mmで
配置された3個のノズルからなるノズル群を、相互に1
5mmの間隔で設けたノズルビームを用いて、80kg/cm
2 の水流圧で部分的な強度の交絡処理を行った後、乾燥
させて、A相内にB相が複数の帯状に分布する複相構造
を持った水流交絡不織布を得た。
【0029】得られた不織布は、図3に示すように、嵩
高なA相と、低密度のB相とを持ち、B相の割合(B/
(A+B)×100)は約15%、A相の見掛け密度は
0.07g/cm3 、B相の見掛け密度は0.2g/cm 3 であった。
【0030】<高吸水性樹脂(SAP)のコーティング
基材としての利用>PEO(製紙用粘材、住友精化製)
の0.5 %水溶液に、EtOHをEtOH/水=60/40になる
ように添加して、一部ゲル状になった高粘度液に、SA
P(住友精化製、商品名「SA-60S」)を約20%になる
ように添加してSAPのスラリーを調製した。この粘稠
なスラリーを上記の不織布の疎水性繊維層P表面にアプ
リケータを用いて、SAP目付で200g/m2 になるように
塗布し、脱溶媒、乾燥させて、シート状の吸収体を得
た。得られた吸収体を観察すると、SAPのほとんどは
A相の部分に存在し、B相の部分にはほとんど存在しな
かった。A相のSAPがウェブに安定に捕捉され、乾燥
後に振動処理してもほとんどSAPの脱落は生じなかっ
た。
【0031】(実施例2)下記の組成の疎水性繊維層P
および親水性繊維層Qからなる2層のカードウェブを用
意した。 疎水性繊維層P PE/PET (3d×51mm)100% 20g/m 2 親水性繊維層Q PE/PET (3d×45mm) 40% 8g/m 2 ビスコースレーヨン(1.5 d×35mm) 60% 12g/m 2 40g/m 2 この2層のカードウェブを相互に重ね合わせた状態でネ
ットコンベアに載せ、約135 ℃に加熱された熱風ゾーン
を通過させて、PE/PET成分を一部溶融させて他の
繊維と接合させ、いわゆるスルーエアーボンド法による
嵩高ウェブを製造した。得られたウェブの表面に、周面
に幅3mmの環状突起が10mm間隔で形成され、表面がテ
フロン(登録商標)加工された鉄製のグリッドロールを
表面温度180℃に加熱し、40kg/cmの圧力で圧着さ
せながら、20m/minの速度で移動させた。
【0032】これにより得られた不織布は、図4に示す
ように、嵩高なA相と、圧縮および融着されたB相を有
するもので、B相の割合(B/A+B×100)は約3
0%、A相の見掛け密度は0.06g/cm3 、B相の見掛け密
度は0.3g/cm 3 であった。
【0033】<吸収体の表面材としての利用>市販オム
ツ(ユニチャーム社製、商品名「マミーポコパワースリ
ム」)の表面材を取り除き、上記の不織布に差し替えて
生理食塩水を注入して吸収テストを行ったところ、液は
B相からのみ急速に吸収され、吸収分は逆戻りも吸収残
りも認められず、きわめてドライな状態を保っていた。
【0034】
【発明の効果】以上に説明したように本発明の複相構造
を持った不織布は、嵩高で見掛け密度の小さい水難透過
性の部分(A相)と、このA相と密着し、A相よりも大
きい見掛け密度の水易透過性の部分(B相)とから構成
されている、透気性の優れた不織布において、A相は疎
水性繊維層と親水性繊維層とが層状に重なった構造を有
し、B相は疎水性繊維と親水性繊維とが混在した状態で
圧縮された構造を有している。これにより、表面ドライ
感の維持と高い水透過性という矛盾を解決し、さらにア
クイジション機能を効果的に発揮させるなどの機能面で
の改善を達成することができる。したがって、この複相
構造を持った不織布を吸収体製品に、疎水性表面を着用
者の皮膚側に位置するような配置でトップシートに利用
した場合、着用者から排出された液体は、B相を通じて
素早く吸収されるが、A相の表面は濡れず、しかも水分
は残存しないので、皮膚の乾燥状態が保たれるという顕
著な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複相構造を持った不織布を構成するの
に適用される疎水性繊維層と親水性繊維層からなるウェ
ブを模式的に示す断面図。
【図2】本発明の複相構造を持った不織布を模式的に示
す断面図。
【図3】本発明の実施例1で得られた複相構造を持った
不織布を模式的に示す断面図。
【図4】本発明の実施例2で得られた複相構造を持った
不織布を模式的に示す断面図。
【符号の説明】
P 疎水性繊維層 Q 親水性繊維層 WJ ウォータージェットシールライン HZ ヒートシールゾーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61F 13/511 D04H 1/54 B 13/514 A41B 13/02 A D04H 1/46 A61F 13/18 307D 1/48 310A 1/54 320 (72)発明者 石井 直樹 東京都中央区日本橋3丁目1番6号 株式 会社クラレ内 Fターム(参考) 3B029 BA05 BA14 BB02 BB06 BC02 BC07 4C003 AA25 BA04 BA09 CA01 CA04 4C098 AA09 CC03 DD04 DD05 DD10 DD25 4L047 AA12 AA21 AA28 AB02 BA04 BA09 CA02 CA12 CA19 CB07 CB10 CC03 CC04 CC05 EA10 EA19

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 嵩高で見掛け密度の小さい水難透過性の
    部分(A相)と、このA相と密着し、前記A相よりも大
    きい見掛け密度の水易透過性の部分(B相)とから構成
    されている、透気性の優れた不織布において、 前記A相は疎水性繊維層と親水性繊維層とが層状に重な
    った構造を有し、前記B相は疎水性繊維と親水性繊維と
    が混在した状態で圧縮された構造を有していることを特
    徴とする複相構造を持った不織布。
  2. 【請求項2】 前記A相の見掛け密度が0.10g/cm3 以下
    であり、前記B相の見掛け密度が0.15g/cm3 以上である
    請求項1に記載の複相構造を持った不織布。
  3. 【請求項3】 前記A相の占める面積Aと、前記B相の
    占める面積Bとの比が、 B/(A+B)×100=10〜60(%) である請求項1または2に記載の複相構造を持った不織
    布。
  4. 【請求項4】 前記B相が前記A相内に複数の帯状に分
    布しており、各帯状B相の幅が2mm〜20mmである請求
    項1〜3のいずれか1項に記載の複相構造を持った不織
    布。
  5. 【請求項5】 前記不織布が、疎水性の化合繊繊維から
    なるカードウェブと、親水性繊維からなるカードウェブ
    とを重ね合わせ、低圧力水流で予備交絡させたA相に密
    着する前記帯状B相として、その各々が、さらに複数本
    の高圧水流によって水流交絡処理することにより形成さ
    れている請求項4に記載の複相構造を持った不織布。
  6. 【請求項6】 前記水流交絡処理することにより形成さ
    れた帯状B相の間隔が10mm以上である請求項4または
    5に記載の複相構造を持った不織布。
  7. 【請求項7】 前記不織布が、疎水性の熱融着性繊維を
    主成分とするカードウェブと、親水性繊維を主成分とす
    るカードウェブとを重ね合わせ、ついで熱風処理を施す
    ことにより全体を結合させて形成したA相と、さらにこ
    のA相を熱グリッドロールにより加熱圧着させて得られ
    る帯状のB層とを有している請求項4に記載の複相構造
    を持った不織布。
  8. 【請求項8】 嵩高で見掛け密度の小さい水難透過性の
    部分(A相)と、このA相と密着し、前記A相よりも大
    きい見掛け密度の水易透過性の部分(B相)とから構成
    されている、透気性の優れた不織布の製造法において、 疎水性の化合繊繊維からなるカードウェブと、親水性繊
    維からなるカードウェブとを重ね合わせ、両者を低圧力
    水流で予備交絡させてウェブを形成する工程と、 前記ウェブに、所定間隔で高圧水流を当てる水流交絡処
    理により、A相と、このA相内に帯状の複数のB相を形
    成する水流交絡処理工程と、を備えていることを特徴と
    する複相構造を持った不織布の製造法。
  9. 【請求項9】 前記水流交絡処理工程が、各帯状B相に
    ついて複数本の近接する高圧水流により行われる請求項
    8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 嵩高で見掛け密度の小さい水難透過性
    の部分(A相)と、このA相と密着し、前記A相よりも
    大きい見掛け密度の水易透過性の部分(B相)とから構
    成されている、透気性の優れた不織布の製造法におい
    て、 疎水性の熱融着性繊維を主成分とするカードウェブと、
    親水性繊維を主成分とするカードウェブとを重ね合わ
    せ、ついで熱風処理を施すことにより熱融着性繊維の一
    部を溶融させてウェブを形成する工程と、 前記ウェブに、2〜20mmの間隔で複数の環状突起部を
    設けた熱グリッドロールを圧着させて加熱圧着させるこ
    とにより、A相と、このA相内に帯状の複数のB相を形
    成する加熱圧着処理工程と、を備えていることを特徴と
    する複相構造を持った不織布の製造法。
  11. 【請求項11】 請求項1〜7のいずれか1項に記載さ
    れた複相構造を持った不織布の嵩高な前記A相部分を主
    体に、高吸水性樹脂を固定した複合吸収体。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載された前記複合吸収
    体を吸収体として用いて構成された吸収体製品。
  13. 【請求項13】 請求項1〜7のいずれか1項に記載さ
    れた複相構造を持った不織布をトップシートとして用い
    て構成された吸収体製品。
  14. 【請求項14】 請求項1〜7のいずれか1項に記載さ
    れた複相構造を持った不織布をバックシートとして用い
    て構成された吸収体製品。
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