JP2002018919A - 発泡性基材の成形方法並びに成形装置 - Google Patents

発泡性基材の成形方法並びに成形装置

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JP2002018919A
JP2002018919A JP2000207396A JP2000207396A JP2002018919A JP 2002018919 A JP2002018919 A JP 2002018919A JP 2000207396 A JP2000207396 A JP 2000207396A JP 2000207396 A JP2000207396 A JP 2000207396A JP 2002018919 A JP2002018919 A JP 2002018919A
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press molding
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Masahiko Hara
正彦 原
Hiroyuki Aizawa
洋行 相澤
Tatsufumi Ono
樹史 大野
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Kasai Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発泡性基材の成形方法並びに成形装置におい
て、大掛かりな設備を必要とすることなく、均一な発泡
レベルを全面に亘り確保できる発泡性基材の成形方法並
びに成形装置を提供する。 【解決手段】 モールドプレス成形用下型40にリフタ
ー機構60を配設して、発泡性樹脂材料Mをモールドプ
レス成形用上下型30,40で一次加圧した後、リフタ
ー機構60によりモールドプレス成形用上型30を所定
ストローク強制的に持ち上げ、発泡性樹脂材料Mの発泡
スペースを有効に確保した後、発泡反応させ、次いで、
モールドプレス成形用上下型30,40を二次加圧する
ことにより、発泡ムラのない品質性能の良い発泡性基材
11を成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、発泡性基材の成
形方法並びに成形装置に係り、大掛かりな設備を必要と
することなく、発泡性基材の均一な発泡を可能にするこ
とにより、廉価で成形性に優れた発泡性基材を成形でき
る発泡性基材の成形方法並びに成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、車室内には、各種内装部品が装着
されている。図12において自動車用ドアトリム1の構
成を例示して説明すると、自動車用ドアトリム1は、適
度の保形性と車体パネルへの取付剛性を備えた基材2の
表面に装飾性、クッション性を有する表皮材3を貼着し
て構成されており、基材2の材質としては、樹脂板、繊
維板等が従来から使用されているが、最近では、軽量化
に富み、かつ衝撃吸収性能に優れた発泡性基材が着目さ
れている。
【0003】ところで、発泡性基材の成形方法として
は、例えば、ビーズ発泡成形体では、発泡性ビーズ材料
をビーズ成形用金型内に供給して、スチームにより発泡
性ビーズ材料を発泡させて、その後冷却することによ
り、所望形状のビーズ発泡成形体を得るというものであ
り、また、PPO(ポリフェニレンオキシド)基材で
は、原反シートMを図13に示すように、加熱炉4内で
加熱処理して、膨化状態にした後、図14に示すよう
に、コールドプレス成形用上下型5,6の型締めによ
り、所要形状にプレス成形を行ない、発泡性基材の成形
を完了している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、発泡性基
材の従来の成形方法並びに成形装置においては、例えば
ビーズ成形方法では、スチームの供給ムラにより加熱ム
ラが生じ易く、かつビーズ発泡成形体は機械強度に劣る
ため、用途に制約を受けるという問題点がある。一方、
PPO基材のように予熱処理後コールドプレス成形を行
なう方法においては、加熱炉4内での加熱工程において
加熱ムラが生じ易く、均一な発泡が困難であることか
ら、発泡性基材の品質性能を良好に維持することが急務
とされていた。
【0005】この発明は、上述した事情に鑑みてなされ
たもので、大掛りな設備を必要とすることなく発泡性基
材を均一に成形できる発泡性基材の成形方法並びに成形
装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、モールドプレス成形用上下型内に溶融状態の発泡性
樹脂材料を分配供給して、所望形状にプレス成形してな
る発泡性基材の成形方法において、モールドプレス成形
用上下型の型内に供給される発泡性樹脂材料をモールド
プレス成形用上下型の型締めにより製品キャビティ内の
隅々にまで行き渡らせる加圧工程と、モールドプレス成
形用上型を強制的に所定ストローク上昇させて、発泡ス
ペースを確保して発泡性樹脂材料を発泡させる発泡工程
と、からなることを特徴とする。
【0007】更に、本発明は、モールドプレス成形用上
下型内に溶融状態の発泡性樹脂材料を分配供給して、所
望形状にプレス成形してなる発泡性基材の成形方法にお
いて、モールドプレス成形用上下型の型内に供給される
発泡性樹脂材料をモールドプレス成形用上下型の型締め
により製品キャビティ内の隅々にまで行き渡らせる一次
加圧工程と、モールドプレス成形用上型を強制的に所定
ストローク上昇させて、発泡スペースを確保して発泡性
樹脂材料を発泡させる発泡工程と、モールドプレス成形
用上型を下降操作して、発泡性基材を最終形状に成形
し、かつ冷却する二次加圧工程と、からなることを特徴
とする。
【0008】ここで、発泡性基材としては、ドアトリ
ム、ラゲージサイドトリム、ルーフトリム等の内装部品
の芯材として使用され、適度の保形性と車体パネルへの
取付剛性を備えていることが好ましい。
【0009】また、発泡性基材を成形した後、表皮材を
別工程で貼着しても良いが、モールドプレス成形用上下
型の型開き時に予め表皮材をセットしておき、発泡性基
材の成形時に表皮材を一体貼着しても良い。
【0010】次いで、本発明方法に使用する成形装置
は、溶融状態の発泡性樹脂材料を所望形状にプレス成形
する発泡性基材の成形装置において、型締め、型開き可
能で、型締めにより所望の製品キャビティを形成できる
モールドプレス成形用上下型と、製品キャビティに溶融
状態の発泡性樹脂材料を供給する射出成形機と、モール
ドプレス成形用下型内に配設され、発泡性樹脂材料の発
泡成形時、モールドプレス成形用上型を所定ストローク
強制的に持ち上げるリフター機構とからなることを特徴
とする。
【0011】ここで、モールドプレス成形用上型は、昇
降用シリンダにより所定ストローク上下動可能であり、
ガイドポスト等のガイド機構を介してモールドプレス成
形用下型に対して接離動作を行なう。
【0012】また、モールドプレス成形用下型には、溶
融状態の発泡性樹脂材料を供給するための射出成形機が
接続されており、射出成形機からの溶融樹脂材料は、モ
ールドプレス成形用下型内のマニホールド、ゲートを通
じてモールドプレス成形用下型の型面に分配供給され
る。
【0013】更に、発泡性樹脂材料の発泡時にモールド
プレス成形用上型を強制的に所定ストローク上方へ持ち
上げるリフター機構としては、モールドプレス成形用下
型の製品キャビティ外周、例えば4隅部等に駆動用シリ
ンダにより上下動を行なう突き上げ用ポストを配置し
て、突き上げ用ポストの上昇動作によりモールドプレス
成形用上型を所定ストローク上方に持ち上げるようにし
ても良い。
【0014】この場合、モールドプレス成形用上型が下
降動作を行なうプレス加圧工程においては、突き上げ用
ポストの駆動用シリンダのシリンダ圧をプレス機のシリ
ンダ圧よりも小さく設定しておけば、モールドプレス成
形用上型の昇降動作に支障を与えることがない。
【0015】また、突き上げ用ポストと駆動用シリンダ
との間に高さ調整シムを介装することにより、モールド
プレス成形用上型の上昇ストロークを可変でき、発泡性
樹脂材料の発泡倍率の変更に対応させることができる。
【0016】従って、本発明によれば、モールドプレス
成形用上下型の加圧工程(一次加圧工程)で製品キャビ
ティ内に発泡性樹脂材料を行き渡らせた後、発泡性樹脂
材料の発泡工程時、リフター機構によりモールドプレス
成形用上型を所定ストローク強制的に上方に持ち上げ、
発泡スペースを均一に確保できるため、発泡ムラが生じ
ることなく、製品キャビティの全面に亘り均一な発泡反
応を行なわせることができる。
【0017】更に、既存のモールドプレス成形用上下型
にシリンダと突き上げ用ポスト等のリフター機構を配設
するという簡単な構成を採用することで、大掛りな設備
を必要とすることなく実施できる。また、突き上げ用ポ
ストと駆動用シリンダとの間に高さ調整用シムを介装す
ることにより、モールドプレス成形用上型の上昇ストロ
ークを可変させることができ、発泡性基材の発泡倍率の
変更に有効に対応できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る発泡性基材の
成形方法並びに成形装置の実施形態について、添付図面
を参照しながら詳細に説明する。
【0019】図1は本発明方法により製作した自動車用
ドアトリムを示す正面図、図2は同自動車用ドアトリム
の構成を示す断面図、図3は本発明に係る発泡性基材の
成形装置の全体構成を示す概要図、図4は同成形装置に
おけるモールドプレス成形用下型の平面図、図5は本発
明方法におけるモールドプレス成形用上型のタイムチャ
ート図、図6乃至図10は本発明方法を自動車用ドアト
リムの成形工程に適用した各工程を示す各説明図、図1
1は本発明に係る発泡性基材の成形装置の別実施形態を
示す概要図である。
【0020】図1,図2において、自動車用ドアトリム
10は、発泡性基材11の表面に表皮材12を貼着して
構成されており、発泡性基材11の材料としては、発泡
剤(例えば、アゾ化合物やアジド化合物等の分解性発泡
剤を使用でき、本実施形態では、アゾジカルボンアミド
を使用している)を混入したポリプロピレン(PP)樹
脂が使用され、モールドプレス成形により図示する所望
の曲面形状に成形されており、本実施形態では、発泡性
基材11のモールドプレス成形時に表皮材12を一体貼
着して構成されている。尚、表皮材12としては、TP
O(サーモプラスチックオレフィン)シート裏面にポリ
エチレンフォームが裏打ちされた手触り感が良好でかつ
クッション性に優れた積層シート材料が使用されてい
る。
【0021】また、発泡性基材11は軽量でかつ衝撃吸
収性にも優れているため、車両の軽量化並びに乗員の安
全保護の面でも好ましい。
【0022】次いで、図3,図4を基に本発明に係る発
泡性基材の成形装置の構成について説明すると、成形装
置20は、相互に型締め、型開き可能なモールドプレス
成形用上下型30,40と、モールドプレス成形用下型
40に接続され、発泡性樹脂材料を供給する射出成形機
50と、モールドプレス成形用下型40に設けられ、発
泡性樹脂材料の発泡工程時、発泡スペースを確保するた
めに、モールドプレス成形用上型30を強制的に所定ス
トローク上昇させるリフター機構60とから大略構成さ
れている。
【0023】更に詳しくは、モールドプレス成形用上型
30は、昇降用シリンダ31により所定ストローク上下
動可能であり、モールドプレス成形用下型40は、射出
成形機50からの発泡性樹脂材料の供給路としてマニホ
ールド41、ゲート42が設けられている。
【0024】また、モールドプレス成形用下型40に対
してモールドプレス成形用上型30の型締め、型開きを
円滑にガイドできるようにモールドプレス成形用上型3
0はガイドポスト32によりその4隅部で上下動可能に
支持され、ガイドポスト32はモールドプレス成形用下
型40に対応して設けられたガイド孔43内に挿通され
ている。
【0025】更に、本発明に係る成形装置20において
は、発泡性樹脂材料の発泡スペースを確保するために、
モールドプレス成形用上型30を強制的に所定ストロー
ク持ち上げるリフター機構60が設けられている。この
実施形態においては、モールドプレス成形用下型40の
製品キャビティCの外周部の4隅部に設けられており、
突き上げ用ポスト61がモールドプレス成形用下型40
に型面より上方に突出するように内挿され、この突き上
げ用ポスト61は油圧シリンダ等の駆動用シリンダ62
に接続され、所定ストローク上下動可能である。
【0026】次いで、この成形装置20を使用してドア
トリム10を成形する各工程について、図5に示すタイ
ムチャート図、並びに図6乃至図10に示す工程説明図
を基に説明すると、まず図6に示すようにモールドプレ
ス成形用上下型30,40が型開き状態にあるとき、表
皮材12のセットを行なう。
【0027】この表皮材12のセット手段としては、図
示するセットピン33を使用する他に、モールドプレス
成形用上型30に真空吸引手段を配置して、真空吸引力
により表皮材12を仮保持することもでき、また、モー
ルドプレス成形用下型40の型面上に表皮セット枠を配
置して行なっても良い。
【0028】尚、表皮材12のセット時には、モールド
プレス成形用上型30は図5中A1の上限位置にある。
【0029】次いで、図7に示すように、モールドプレ
ス成形用上型30が昇降用シリンダ31の駆動により所
定ストローク下降して、モールドプレス成形用上下型3
0,40の型間クリアランスが10〜30mmに到達し
た時点で射出成形機50から発泡性樹脂材料Mがマニホ
ールド41、ゲート42を通じてモールドプレス成形用
下型40の型面に分配供給される。
【0030】この発泡性樹脂材料Mの供給は、図5のタ
イムチャート図ではA2からA3までの間行なわれ、次
いで、A3からA4までの間で行なわれる一次加圧に要
する時間は、約2〜10秒の間で調整される。
【0031】すなわち、図8に示すように、一次加圧工
程において、発泡性樹脂材料Mは、製品キャビティCの
隅々までまんべんなく行き渡ることになる。
【0032】その後、図5のタイムチャート図でモール
ドプレス成形用上型30はA4からA5まで上昇して、
A5からA6までの発泡工程に要する時間は、約5秒間
であり、発泡性樹脂材料Mが発泡反応を行なう。
【0033】このモールドプレス成形用上型30の上昇
動作については、リフター機構60の駆動用シリンダ6
2は、図5のタイムチャート図で示すように、モールド
プレス成形用上型30の一次加圧時に、油圧がONに入
り、この一次加圧時では、モールドプレス成形用上型3
0の昇降用シリンダ31のシリンダ圧のほうが高いた
め、一次加圧状態を維持しているが、一次加圧が終了す
れば、昇降用シリンダ31に供給する油圧を止めること
により、図9に示すように、リフター機構60における
駆動用シリンダ62により突き上げ用ポスト61が上昇
してモールドプレス成形用上型30を所定ストローク上
方に持ち上げる。
【0034】従って、製品キャビティCの全面に亘り発
泡を行なうためのスペースが確保でき、ドアトリム10
における発泡性基材11の全体に亘り均一な発泡が行な
われ、発泡ムラが生じることがない。
【0035】その後、図5のタイムチャート図におい
て、A6からA7までモールドプレス成形用上型30が
下降して、A7からA8までの間、二次加圧を行なう。
この二次加圧では、発泡性基材11を最終形状に成形す
るとともに、冷却も行なうため、約25秒間、二次加圧
が行なわれる。
【0036】尚、リフター機構60の駆動用シリンダ6
2は油圧がONの状態を維持しているため、発泡タイミ
ングを容易に設定できる。
【0037】この二次加圧工程では、図10に示すよう
に、モールドプレス成形用上下型30,40の型間クリ
アランスは、一次加圧時よりも大であるとともに、モー
ルドプレス成形用上型30の下降動作については、リフ
ター機構60における駆動用シリンダ62のシリンダ圧
が昇降用シリンダ31のシリンダ圧よりも小さいため、
リフター機構60はモールドプレス成形用下型30の下
降動作の支障とならない。
【0038】このように、本発明方法では、発泡性樹脂
材料Mを一次加圧工程、発泡工程、二次加圧工程を経て
発泡ムラのない品質性能に優れた発泡性基材を成形する
ことができ、既存のモールドプレス成形用上下型30,
40に加えてモールドプレス成形用上型30を所定スト
ローク上方に持ち上げるリフター機構60を付設すると
いう簡単な構成で実施できる。従って、設備費用も嵩む
ことがなく、廉価に量産できるという利点がある。
【0039】また、製品の用途として、比較的剛性が要
求されない場合には、二次加圧工程を省略しても良く、
加圧工程と発泡工程の二工程で発泡成形体を成形でき、
サイクルの短縮化が期待できる。
【0040】次に、図12は、成形装置20の別実施形
態を示すもので、リフター機構60の改良例として、突
き上げ用ポスト61と駆動用シリンダ62との間に高さ
調整用シム63が介装されている。
【0041】従って、発泡性基材11の発泡倍率を変更
するときに、それに合わせて高さ寸法が適切な高さ調整
用シム63を使い分けることにより、発泡倍率の変更に
容易に対応することができる。
【0042】以上説明した実施形態は、モールドプレス
成形用上下型30,40に予め表皮材12をセットして
発泡性基材11と表皮材12とを一体成形したドアトリ
ム10に適用したが、発泡性基材11のみを所要形状に
成形した後、表皮材12を後工程で貼着するようにして
も良く、また、ドアトリム10の他にラゲージサイドト
リムやルーフトリム等、各種トリム部品に適用すること
もできる。
【0043】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明に係る発泡性
基材の成形方法並びに成形装置によれば、モールドプレ
ス成形用上下型にリフター機構を組み込んで、上下型の
型締めによる加圧工程後、上型を強制的に上昇させて発
泡性樹脂材料を発泡させ、更に所望ならば、二次加圧を
行なうというものであるから、発泡ムラのない均一な発
泡レベルの発泡性基材を大掛りな設備を必要とすること
なく簡単な成形装置で成形できるため、製作コストを低
減化でき、内装部品の品質性能を高めることができると
いう効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法により製作した自動車用ドアトリム
を示す正面図である。
【図2】図1中II−II線断面図である。
【図3】本発明に係る成形装置の一実施形態の全体構成
を示す概要図である。
【図4】図3に示す成形装置におけるモールドプレス成
形用下型の平面図である。
【図5】本発明方法におけるモールドプレス成形用上型
のタイムチャート図である。
【図6】本発明方法における表皮材のセット工程を示す
説明図である。
【図7】本発明方法における発泡性樹脂材料の供給工程
を示す説明図である。
【図8】本発明方法における一次加圧工程を示す説明図
である。
【図9】本発明方法における発泡工程を示す説明図であ
る。
【図10】本発明方法における二次加圧工程を示す説明
図である。
【図11】本発明に係る発泡成形体の成形装置の別実施
形態の全体構成を示す概要図である。
【図12】自動車用ドアトリムの構成を示す断面図であ
る。
【図13】発泡性基材原反の加熱工程を示す説明図であ
る。
【図14】発泡性基材原反のコールドプレス成形工程を
示す説明図である。
【符号の説明】
10 自動車用ドアトリム 11 発泡性基材 12 表皮材 20 成形装置 30 モールドプレス成形用上型 31 昇降用シリンダ 32 ガイドポスト 40 モールドプレス成形用下型 41 マニホールド 42 ゲート 43 ガイド孔 50 射出成形機 60 リフター機構 61 突き上げ用ポスト 62 駆動用シリンダ 63 高さ調整用シム M 発泡性樹脂材料 C 製品キャビティ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29L 9:00 B29L 9:00 (72)発明者 大野 樹史 神奈川県高座郡寒川町宮山3316番地 河西 工業株式会社内 Fターム(参考) 4F202 AA11 AB02 AD05 AD08 AG03 AG20 AH23 CA11 CB01 CB13 CK11 CL02 CL09 CL12 CQ03 CQ05 4F206 AA11 AB02 AD05 AD08 AG03 AG20 AH23 JA03 JA04 JB13 JF04 JL02 JM02 JM04 JM05 JN33 JQ83

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モールドプレス成形用上下型(30,4
    0)内に溶融状態の発泡性樹脂材料(M)を分配供給し
    て、所望形状にプレス成形してなる発泡性基材(11)
    の成形方法において、 モールドプレス成形用上下型(30,40)の型内に供
    給される発泡性樹脂材料(M)をモールドプレス成形用
    上下型(30,40)の型締めにより製品キャビティ
    (C)内の隅々にまで行き渡らせる加圧工程と、 モールドプレス成形用上型(30)を強制的に所定スト
    ローク上昇させて、発泡スペースを確保して発泡性樹脂
    材料(M)を発泡させる発泡工程と、 からなることを特徴とする発泡性基材の成形方法。
  2. 【請求項2】 モールドプレス成形用上下型(30,4
    0)内に溶融状態の発泡性樹脂材料(M)を分配供給し
    て、所望形状にプレス成形してなる発泡性基材(11)
    の成形方法において、 モールドプレス成形用上下型(30,40)の型内に供
    給される発泡性樹脂材料(M)をモールドプレス成形用
    上下型(30,40)の型締めにより製品キャビティ
    (C)内の隅々にまで行き渡らせる一次加圧工程と、 モールドプレス成形用上型(30)を強制的に所定スト
    ローク上昇させて、発泡スペースを確保して発泡性樹脂
    材料(M)を発泡させる発泡工程と、 モールドプレス成形用上型(30)を下降操作して、発
    泡性基材(11)を最終形状に成形し、かつ冷却する二
    次加圧工程と、 からなることを特徴とする発泡性基材の成形方法。
  3. 【請求項3】 溶融状態の発泡性樹脂材料(M)を所望
    形状にプレス成形する発泡性基材の成形装置において、 型締め、型開き可能で、型締めにより所望の製品キャビ
    ティを形成できるモールドプレス成形用上下型(30,
    40)と、製品キャビティ(C)に溶融状態の発泡性樹
    脂材料(M)を供給する射出成形機(50)と、モール
    ドプレス成形用下型(40)内に配設され、発泡性樹脂
    材料(M)の発泡成形時、モールドプレス成形用上型
    (30)を所定ストローク強制的に持ち上げるリフター
    機構(60)とからなることを特徴とする発泡性基材の
    成形装置。
  4. 【請求項4】 リフター機構(60)は、突き上げ用ポ
    スト(61)と突き上げ用ポスト(61)を上下動させ
    る駆動用シリンダ(62)とからなることを特徴とする
    請求項3に記載の発泡性基材の成形装置。
  5. 【請求項5】 リフター機構(60)は、突き上げ用ポ
    スト(61)と駆動用シリンダ(62)との間に高さ調
    整用シム(63)を介装することにより、発泡性樹脂材
    料(M)の発泡倍率の変更に対応できることを特徴とす
    る請求項4に記載の発泡性基材の成形装置。
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