JP2002017098A - 電動機制御装置 - Google Patents

電動機制御装置

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JP2002017098A
JP2002017098A JP2000197193A JP2000197193A JP2002017098A JP 2002017098 A JP2002017098 A JP 2002017098A JP 2000197193 A JP2000197193 A JP 2000197193A JP 2000197193 A JP2000197193 A JP 2000197193A JP 2002017098 A JP2002017098 A JP 2002017098A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放電用抵抗器及び放電制御用スイッチング素
子を用いることなく過電圧からインバータ及びコンデン
サを保護する。 【解決手段】 リレー制御回路3は、強電リレーJBの
オン・オフを制御する。電圧検出回路2はインバータ回
路5の電源電圧または回生時の整流電圧を検出し、電流
検出回路4は高電圧電源Vinとインバータ回路5との間
の電流方向及び電流値を検出し、それぞれCPU1に伝
える。CPU1は、電流方向により駆動状態か回生状態
かを判定し、回生状態で異常電圧が検出されたとき、モ
ータ6の複数の相を直列に接続するようインバータ回路
5のスイッチング素子、Q2、Q4、Q6を位置センサ
8が検出する回転位置に応じてオンさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動機制御装置に
係り、特に回生時の異常電圧保護機能を備えた電動機制
御装置及びコンデンサの放電機能を備えた電動機制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電気自動車、電気−内燃機関ハ
イブリッド自動車等における直流−交流変換器(以下、
インバータと呼ぶ)の直流電源端子には、通常並列に大
容量コンデンサが接続され、サージ電圧の吸収や、電源
インピーダンス低下による過渡的な大電流供給能力の向
上が図られている。
【0003】蓄電池等の直流電源からは、停車中の電力
消費節減や保守作業時の安全のために、電源リレー等を
介して、前記インバータ及びコンデンサに電源が供給さ
れる。そして、このようなインバータ及びコンデンサを
過電圧から保護するために、例えば特開平10−262
376号公報記載の放電回路が設けられている。
【0004】この放電回路は、放電用抵抗器と放電制御
スイッチング用半導体とが直列に接続された回路とし
て、前記コンデンサ及び前記インバータと並列に設ける
ことにより、過電圧からインバータやコンデンサを保護
するための放電や電源リレーOFF後のコンデンサ電荷
放電が行えるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電動機制御装置の放電回路においては、異常時の電
圧上昇に伴う過剰エネルギーを単に放電用抵抗器で消費
させるという構成になっていたため、放電回路に使用す
る放電抵抗器及び放電制御用スイッチング素子の耐電力
を大きくする必要があり、小型化・コスト低減の障害に
なるという問題点があった。
【0006】また従来の電動機制御装置においては、電
源リレーオフ後、コンデンサの放電が終了するまでに長
時間を必要とし、電源リレーオフ後直ちに保守作業を始
められないという問題点があった。
【0007】以上の問題点に鑑み、本発明の目的は、放
電用抵抗器及び放電制御用スイッチング素子を用いるこ
となく過電圧からインバータ及びコンデンサを保護する
ことのできる電動機制御装置を提供することである。
【0008】また本発明の目的は、小型軽量で低コスト
の電動機制御装置を提供することである。さらに本発明
の目的は、電源リレーオフ後、直ちに保守作業を開始で
きる電動機制御装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1記載の発明は、駆動状態及び回生状態の両状態
が可能な電動機を制御する電動機制御装置において、電
動機が駆動状態のとき電源から電動機の駆動電流を供給
するとともに電動機が回生状態のときに電動機から回生
電流を前記電源へ供給する駆動回路と、電動機が回生状
態であることを検出し、回生状態である場合に電動機の
端子電圧が所定値以上になった場合に前記駆動回路を制
御して電動機に電流を流す制御手段と、を備えたことを
要旨とする。
【0010】上記目的を達成するため請求項2記載の発
明は、請求項1記載の電動機制御装置において、前記電
動機は永久磁石回転子を有する同期電動機であり、前記
駆動回路はインバータ回路であり、前記制御手段は、前
記回生状態である場合の電動機の端子電圧が所定値以上
となった場合に、前記インバータ回路のスイッチング素
子と前記誘導電動機の複数相とによる直列回路を形成す
ることを要旨とする。
【0011】上記目的を達成するため請求項3記載の発
明は、請求項1記載の電動機制御装置において、前記電
動機は誘導電動機であり、前記駆動回路はインバータ回
路であり、前記制御手段は、前記回生状態である場合の
電動機の端子電圧が所定値以上となった場合に、前記イ
ンバータ回路の複数のスイッチング素子と前記誘導電動
機の複数相とによる直列回路を形成し、前記スイッチン
グ素子の少なくとも一つをデューティ制御することを要
旨とする。
【0012】上記目的を達成するため請求項4記載の発
明は、請求項3記載の電動機制御装置において、前記制
御手段は、前記電動機の端子電圧の大きさに基づいて、
デューティ比の異なる制御モードを切り替えることを要
旨とする。
【0013】上記目的を達成するため請求項5記載の発
明は、駆動状態及び回生状態の両状態が可能な電動機を
制御する電動機制御装置において、電動機を駆動する駆
動回路と、前記駆動回路の電源端子間に並列接続された
コンデンサと、直流電源と前記駆動回路との間に直列接
続された電動機電源リレーと、前記電動機電源リレーの
オフを検出し、オフになってから所定時間経過しても前
記コンデンサの端子間電圧が所定値以上の場合に、前記
駆動回路を制御して電動機に電流を流す制御手段と、を
備えたことを要旨とする。
【0014】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、駆動状態
及び回生状態の両状態が可能な電動機を制御する電動機
制御装置において、電動機が駆動状態のとき電源から電
動機の駆動電流を供給するとともに電動機が回生状態の
ときに電動機から回生電流を前記電源へ供給する駆動回
路と、電動機が回生状態であることを検出し、回生状態
である場合に電動機の端子電圧が所定値以上になった場
合に前記駆動回路を制御して電動機に電流を流す制御手
段と、を備えたことにより、回生状態で電動機の端子電
圧が過電圧となった場合に駆動回路を制御して電動機に
電流を流して過電圧を抑制することができるようにな
り、従来のような専用の放電回路を設けることなく異常
電圧を抑制でき、電動機制御装置の小型化、低コスト化
に寄与できるという効果がある。
【0015】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、前記電動機は永久磁石回転子
を有する同期電動機であり、前記駆動回路はインバータ
回路であり、前記制御手段は、前記回生状態である場合
の電動機の端子電圧が所定値以上となった場合に、前記
インバータ回路のスイッチング素子と前記同期電動機の
複数相とによる直列回路を形成するようにしたので、同
期電動機びインバータ回路の発熱を抑制しながら過電圧
保護を行うことができるという効果がある。
【0016】請求項3記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の効果に加えて、前記電動機は誘導電動機であ
り、前記駆動回路はインバータ回路であり、前記制御手
段は、前記回生状態である場合の電動機の端子電圧が所
定値以上となった場合に、前記インバータ回路の複数の
スイッチング素子と前記誘導電動機の複数相とによる直
列回路を形成し、前記スイッチング素子の少なくとも一
つをデューティ制御するようにしたので、誘導電動機及
びインバータ回路の発熱を抑制しながら過電圧保護を行
うことができるという効果がある。
【0017】請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載の発明の効果に加えて、前記制御手段は、前記電動機
の端子電圧の大きさに基づいて、デューティ比の異なる
制御モードを切り替えるようにしたので、インバータ回
路の構成要素を安全動作領域内の安全性が高い領域で動
作させることができ、電動機制御装置の信頼性を高く保
持することができる。
【0018】請求項5記載の発明によれば、駆動状態及
び回生状態の両状態が可能な電動機を制御する電動機制
御装置において、電動機を駆動する駆動回路と、前記駆
動回路の電源端子間に並列接続されたコンデンサと、直
流電源と前記駆動回路との間に直列接続された電動機電
源リレーと、前記電動機電源リレーのオフを検出し、オ
フになってから所定時間経過しても前記コンデンサの端
子間電圧が所定値以上の場合に、前記駆動回路を制御し
て電動機に電流を流す制御手段と、を備えたので、電源
リレーオフ後、所定時間経過してもコンデンサ電圧が所
定値を超えていれば、電動機を抵抗負荷としてコンデン
サから放電電流を流すことにより、サービス入庫した
際、作業者がコンデンサの残留電荷の放電作業を気にす
ること無く作業に入れる為、保守性が大幅に向上すると
いう効果がある。
【0019】
【発明の実施の形態】次に図面を参照して、本発明の実
施の形態を詳細に説明する。 〔第1の実施形態〕図1は、本発明に係る電動機制御装
置の第1の実施形態の構成を示すシステム構成図であ
り、説明の都合上、インバータ回路に直流電圧を供給す
るとともに回生電力で充電されるバッテリ等の高電圧電
源及び制御対象の永久磁石回転子型同期電動機(モー
タ)を含んで図示している。
【0020】図1において、電動機制御装置は、高電圧
電源Vinからインバータ回路5への電流供給を制御する
強電リレーJBと、インバータ回路5の電源入力側に並
列に接続された大容量の電解コンデンサC1,C2と、
強電リレーJBがオフとなったときにC1、C2の電荷
を放電する放電抵抗RLと、電動機制御装置全体を制御
するとともに特許請求の範囲記載の第1及び第2の制御
手段を兼ねるマイクロコンピュータ(以下、CPUと略
す)1と、インバータ回路5の電源電圧又は回生電圧を
検出する電圧検出回路2と、強電リレーJBを制御する
リレー制御回路3と、高電圧電源Vinとインバータ回路
5との間の電流方向及び電流値を検出する電流検出回路
4と、高電圧電源Vinの直流電圧を交流3相電圧に変換
してモータ6に供給すると共にモータ6が回生状態にお
いて発生する回生交流電流を整流して高電圧電源Vinを
充電するインバータ回路5と、回転子の回転位置を検出
する位置センサ8と、を備えている。
【0021】強電リレーJBは、高電圧電源Vinからイ
ンバータ回路5への電流供給を制御するものであり、そ
の接点は、高電圧電源Vinの正極とインバータ回路5の
電源入力とを断続できるようになっている。また強電リ
レーJBのコイルの一端は12V電源Vignに接続さ
れ、他端はリレー制御回路3に接続され、リレー制御回
路3が強電リレーJBの駆動電流を制御するようになっ
ている。
【0022】大容量の電解コンデンサC1、C2は、イ
ンバータ回路5の電源インピーダンスを低下させて、イ
ンバータ回路5の交流電流駆動能力を向上させるととも
に、サージ電圧を吸収してインバータ回路5に加わる異
常電圧のピーク値を下げる働きをする。本実施形態で
は、必ずしもC1,C2の並列接続である必要はなく、
C1またはC2のいずれか一方の容量が必要容量を満た
せば、他方は不要である。
【0023】CPU1は、電圧検出回路2に接続された
入力端子A1と、電流検出回路4に接続された入力端子
A2と、インバータ回路5の各トランジスタQ1〜Q6
をそれぞれ駆動する出力端子O1〜O6と、リレー制御
回路3を駆動する出力端子O7を備えている。
【0024】そしてCPU1は、特許請求の範囲に記載
の第1及び第2の制御手段を兼ねるものである。即ち、
モータ6が負荷の駆動状態である場合、第1の制御手段
として、インバータ回路5を制御してモータ6の各相の
巻線に電流を流して回転制御させるとともに、モータ6
が負荷の回転エネルギーの回生状態である場合、回生電
圧が所定値以上となる異常を検出すると、第2の制御手
段として、インバータ回路5を制御してモータ6に電流
を流し回生エネルギーを消費させるように制御する。
【0025】電圧検出回路2は、インバータ回路5の電
源電圧を検出する回路であり、前記電源電圧を分圧する
分圧抵抗R3、R4と、R4に並列接続された平滑コン
デンサC3と、前記分圧された電圧をVccとGNDとの
間に振幅制限するリミッタダイオードD7、D8とを備
えて構成され、前記分圧された電圧をCPU1のA1端
子へ入力している。
【0026】リレー制御回路3は、CPU1の出力端子
O7からの出力電流を強電リレーJBの駆動電流まで増
幅するコンプリメンタリ接続されたトランジスタQ7、
Q8を備えている。
【0027】電流検出回路4は、コンデンサC1、C2
の正極側とインバータ回路5の電源入力端子との間の電
流の方向及びその電流値を検出する回路であり、ホール
素子等を用いた電流センサIsenと、電流センサIsenが
検出した電流を電圧に変換してCPU1のA2端子へ入
力する演算増幅器ICと、演算増幅器ICに基準電圧を
供給するVrefとを備えている。
【0028】インバータ回路5は、モータ6のiu、i
v、iwの各端子へそれぞれ電流を供給するトランジス
タ(IGBT)Q1、Q3、Q5と、iu、iv、iw
の各端子からそれぞれ電流を引き出すトランジスタ(I
GBT)Q2、Q4、Q6と、iu、iv、iwの各端
子とインバータ回路5の電源端子及び接地端子とを接続
し回生時の交流電流を整流するフライバックダイオード
D1〜D6と、により3相ブリッジとして構成され、Q
1〜Q6のそれぞれのゲート端子は、それぞれCPU1
の出力端子O1〜O6に接続されている。
【0029】モータ6は、負荷を回転駆動するととも
に、負荷の回転エネルギーを電気エネルギーとして回生
可能なモータであり、永久磁石回転子型三相交流同期モ
ータ、またはブラシレス3相DCモータが使用されてい
る。具体的には、電気自動車用モータや、ハイブリッド
車用のモータが相当する。
【0030】位置センサ8は、光学式エンコーダや磁気
式エンコーダ等を利用してモータ6の回転子の回転位置
を検出するものである。この検出された回転位置は、C
PU1に伝えられ、回転子の回転位置に応じた位相のコ
イルにインバータ回路5から駆動電流を流すことによ
り、モータ6の回転子が同期駆動される。
【0031】次に、本第1実施形態の動作を説明する。
まず通常の駆動時には、高電圧電源Vinから供給される
高電圧は強電リレーJBを介してコンデンサC1、C2
を充電しているとともに、インバータ回路5の電源端子
に供給されている。このため、電流検出回路4が検出す
る電流方向は、図1中の−方向(高電圧電源Vin、コン
デンサC1,C2からインバータ回路5への方向)とな
り、モータ6から負荷を駆動する駆動状態である。この
とき、位置センサ8が検出した回転位置に基づいてCP
U1がu,v,wのいずれの位相を駆動すべきかを判断
し、インバータ回路5のトランジスタQ1〜Q6を選択
的に駆動する。こうして回転子の回転と駆動コイルによ
り形成される磁界の回転とが同期するようになってい
る。
【0032】エネルギー回生の通常時、エネルギー回生
状態におけるモータ6の端子iu,iv,iwに生じる
3相交流電圧は、インバータ回路5のフライバックダイ
オードD1〜D6により、3相ブリッジ整流されて、コ
ンデンサC1,C2及び高電圧電源Vinを充電する。こ
のため、電流検出回路4が検出する電流方向は、図1中
の+方向(インバータ回路5から高電圧電源Vinの方
向)となる。
【0033】エネルギー回生の異常電圧発生時、電圧検
出回路2が異常に高い電圧を検出して、CPU1の端子
A1に伝える。CPU1は、異常電圧による高電圧電源
Vinへの充電を防止するために強電リレーJBをOFF
させるように、リレー制御回路3へ出力するとともに、
異常電圧をモータ6により吸収させるべく、位置センサ
8が検出した回転位置に応じて、Q2,Q4,Q6を選
択的に導通させるように出力O2、O4、O6を出力す
る。例えば、いまu相に異常電圧が発生しているとする
と、Q2を導通させることにより、iu→Q2→D4
(またはD6)→iv(またはiw)の経路で電流が流
れ、異常高電圧を発生させているエネルギーがモータ6
のコイル抵抗により消費される。
【0034】このとき、Q2、Q4、Q6は、単純に異
常電圧が無くなるまでONさせてもよいし、あるDUT
Y比でON/OFFを繰り返すパルス駆動としても良
い。パルス駆動する際には、スイッチング素子としての
安全動作領域(ASO)の規格に基づいて、素子に加え
られる電流、電圧を考慮して、1回当たりのON時間を
規制すると良い。
【0035】〔第2の実施形態〕図2は、本発明に係る
電動機制御装置の第2の実施形態の構成を示すシステム
構成図であり、説明の都合上、インバータ回路に直流電
圧を供給するとともに回生電力で充電されるバッテリ等
の高電圧電源及び制御対象の誘導電動機(モータ)を含
んで図示している。
【0036】図2において、電動機制御装置は、高電圧
電源Vinからインバータ回路5への電流供給を制御する
強電リレーJBと、インバータ回路5の電源入力側に並
列に接続された大容量の電解コンデンサC1、C2と、
強電リレーJBがオフとなったときにC1、C2の電荷
を放電する放電抵抗RLと、電動機制御装置全体を制御
するとともに特許請求の範囲記載の第1及び第2の制御
手段を兼ねるマイクロコンピュータ(以下、CPUと略
す)1と、インバータ回路5の電源電圧又は回生電圧を
検出する電圧検出回路2と、強電リレーJBを制御する
リレー制御回路3と、高電圧電源Vinとインバータ回路
5との間の電流方向及び電流値を検出する電流検出回路
4と、高電圧電源Vinの直流電圧を交流3相電圧に変換
してモータ6に供給すると共にモータ6が回生状態にお
いて発生する回生交流電流を整流して高電圧電源Vinを
充電するインバータ回路5とを備えている。
【0037】強電リレーJBは、高電圧電源Vinからイ
ンバータ回路5への電流供給を制御するものであり、そ
の接点は、高電圧電源Vinの正極とインバータ回路5の
電源入力とを断続できるようになっている。また強電リ
レーJBのコイルの一端は12V電源Vignに接続さ
れ、他端はリレー制御回路3に接続され、リレー制御回
路3が強電リレーJBの駆動電流を制御するようになっ
ている。
【0038】大容量の電解コンデンサC1、C2は、イ
ンバータ回路5の電源インピーダンスを低下させて、イ
ンバータ回路5の交流電流駆動能力を向上させるととも
に、サージ電圧を吸収してインバータ回路5に加わる異
常電圧のピーク値を下げる働きをする。
【0039】CPU1は、電圧検出回路2に接続された
入力端子A1と、電流検出回路4に接続された入力端子
A2と、インバータ回路5の各トランジスタQ1〜Q6
をそれぞれ駆動する出力端子O1〜O6と、リレー制御
回路3を駆動する出力端子O7を備えている。
【0040】そしてCPU1は、特許請求の範囲に記載
の第1及び第2の制御手段を兼ねるものである。即ち、
モータ6が負荷の駆動状態である場合、第1の制御手段
として、インバータ回路5を制御してモータ6の各相の
巻線に電流を流して回転制御させるとともに、モータ6
が負荷の回転エネルギーの回生状態である場合、回生電
圧が所定値以上となる異常を検出すると、第2の制御手
段として、インバータ回路5を制御してモータ6に電流
を流し回生エネルギーを消費させるように制御する。
【0041】電圧検出回路2は、インバータ回路5の電
源電圧を検出する回路であり、前記電源電圧を分圧する
分圧抵抗R3、R4と、R4に並列接続された平滑コン
デンサC3と、前記分圧された電圧をVccとGNDとの
間に振幅制限するリミッタダイオードD7、D8とを備
えて構成され、前記分圧された電圧をCPU1のA1端
子へ入力している。
【0042】リレー制御回路3は、CPU1の出力端子
O7からの出力電流を強電リレーJBの駆動電流まで増
幅するコンプリメンタリ接続されたトランジスタQ7、
Q8を備えている。
【0043】電流検出回路4は、コンデンサC1、C2
の正極側とインバータ回路5の電源入力端子との間の電
流の方向及びその電流値を検出する回路であり、ホール
素子等を用いた電流センサIsenと、電流センサIsenが
検出した電流を電圧に変換してCPU11のA2端子へ
入力する演算増幅器ICと、演算増幅器ICに基準電圧
を供給するVrefとを備えている。
【0044】インバータ回路5は、モータ6のiu、i
v、iwの各端子へそれぞれ電流を供給するトランジス
タ(IGBT)Q1、Q3、Q5と、iu、iv、iw
の各端子からそれぞれ電流を引き出すトランジスタ(I
GBT)Q2、Q4、Q6と、iu、iv、iwの各端
子とインバータ回路5の電源端子及び接地端子とを接続
し回生時の交流電流を整流するフライバックダイオード
D1〜D6と、により3相ブリッジとして構成され、Q
1〜Q6のそれぞれのゲート端子は、それぞれCPU1
の出力端子O1〜O6に接続されている。
【0045】モータ6は、エンジン起動用及び回生電力
供給用のモータであり、三相交流誘導モータが使用され
ている。
【0046】次に、本実施形態の動作を説明する。通常
制御では、まず、エンジン起動の為、モータから出力さ
せるべきトルクの値(トルク指令)を実現する為に必要
な電流成分Iqと、所定のモータ回転数に応じて定めた
励磁電流成分Idとを用い、モータ電流指令値IsをC
PU1で算出する。
【0047】電流指令値Is=√(Id+Iq) この電流指令値の他にCPU1では、モータの回転角周
波数Wr、モータ負荷によって定まるすべり周波数Ws
を算出し、これらから各相の制御パターンを決定しイン
バータ回路5を制御している。
【0048】一方、回生時にはモータ6で発生した三相
交流電流を、インバータ回路5のフライバックダイオー
ドD1〜D6にて直流変換し、バッテリである高電圧電
源Vin及びコンデンサC1,C2へ還流させる。
【0049】この際、例えば、下り坂で常に回生され、
しかもバッテリが満充電であるような場合、過剰の回生
エネルギーが発生しインバータ回路5の電源端子電圧が
異常電圧となる可能性がある。
【0050】本発明においては、エンジン起動時、回生
時の異常電圧抑制の為、(1)高電圧電源Vinからの線
電流の流れる方向とCPUでの判断結果を照合し、電流
異常有無を判断する。即ち、次に示す表1にて状態2,
3の時に電流異常と判断する。
【0051】
【表1】 (2)表1の状態4の時、即ちモータが回生状態にあ
り、モータから高電圧電源Vinへ電流が流れる時のみ、
端子電圧を測定し、高電圧異常、低電圧異常の判断を行
なう。ここで、低電圧Vign異常の時は、電源異常(低
電圧)と判断する。
【0052】(3)高電圧異常で、且つ、回生時の通常
制御(モータで発生した三相交流電流を前述のインバー
タにて直接変換し、バッテリである高電圧電源Vin及び
電解コンデンサC1,C2へ還流させる制御)を中止
し、インバータ回路5のON・OFFパターンを、高電
圧電源Vinからの線電流の流れる方向、発生電圧の大き
さ、制御装置の判断結果から、高電圧電源Vin及び電解
コンデンサC1,C2への還流を行なわず、モータ6を
抵抗負荷として使用する異常電圧抑制制御への切り替え
を行なう。
【0053】(4)実際の異常電圧抑制制御の動作とし
ては、電流成分Iqのみ印加するものとし更に、端子電
圧の発生電圧の大きさから、発生エネルギーの量を推測
し、異常電圧抑制制御1,2の切換を行なう。
【0054】〔異常電圧抑制制御1〕端子電圧に発生し
ている電圧が既定値以上の時、例えばQ1をONままに
し、Q4をON/OFF制御(PWM制御)すること
で、モータ6、インバータ回路5の発熱を抑制しつつ、
過剰エネルギーをモータの抵抗分で消費させる。
【0055】〔異常電圧抑制制御2〕端子電圧に発生し
ている電圧が規定値以下の時、Q1,Q4を規定時間O
Nままとし電圧を抑制する。
【0056】尚、どちらの場合でも、端子電圧が正常復
帰後は、通常制御へ戻ることとし、端子電圧が規定回数
以上(例えば、3回以上)、NGの時は、電源異常(高
電圧)として判断する。
【0057】ここで、異常電圧抑制制御1,2の切り替
えに使用する規定電圧、規定時間(制御時間)について
の一例を示す。
【0058】規定電圧設定は、インバータ回路5の各素
子の耐圧、モータ6の最高使用電圧の何れかの低い方の
電圧とインバータ回路5へ印加する高圧電源Vinの電圧
値から設定する。
【0059】例えば、素子の耐圧が150V、Vin=
42V、モータの最高使用電圧300Vであれば、規定
電圧は、ON/OFF時のノイズによる誤判断などを考
慮し、Vth=Vin×2+(150−Vin×2)/
2=117Vとする。
【0060】次に、上記にて算出した電圧にて、Q1,
Q4をONし、モータ6、駆動トランジスタQ1〜Q6
が故障しない時間を実験より求めておくことで、制御時
間(Q1,Q4共にONする時間)を設定する。
【0061】また、前述の電圧より高い場合、素子の耐
圧を上限に、印加されている電圧に応じてDUTYを可
変することで発熱量を制御する(異常電圧抑制制御
1)。
【0062】例えば、制御時間=500μs、Ron=
100mΩ、Vth=117Vとすれば、発生している
電力P=(Vtn/Ron)×Ron×500μs
=68.4Wと算出でき、発生電圧上昇に伴い、Q4を
ON/OFF制御し、一周期あたりの電力量を可変と
し、P以上にならない様に制御することで発熱を抑制
しつつ異常電圧を抑制できる。
【0063】具体的には、ON/OFF周波数f=10
KHz、Vth=150Vとすれば、(150/100
mΩ)×100mΩ×T=68.4Wより、T=30
4μS T:印加時間総和 つまり、前述の500μs
に対して印加時間を60.8%に低減すればよく、すな
わち、1周期当たりの制御周期が100μsなので、D
UTYを60.8%に低減することで実現することが可
能となる。
【0064】(∵印加回数は5回なので1周期では6
0.8μsとなる。つまり、DUTYは60.8%) 最後に、強電リレーJBをOFFした後、規定時間(τ
=(C1+C2)×RL)たっても、端子電圧が規定電
圧(ex.Vin×0.8)以上の時、Q1,Q4をON
し素早く電荷を放電させることができる。
【0065】次に、図3のフローチャートを参照して、
本実施形態の動作を説明する。まず、イグニッション
(IGN)・スイッチがONされると(ステップ10、
以下ステップをSと略す)、初期診断が行われ(S1
2)、初期診断が正常終了すると続いて強電リレーJB
がONされ、コンデンサC1、C2に充電され、充電が
完了するとインバータ回路5が動作可能となる(S1
4)。
【0066】次いで、モータ6に対する通常制御が開始
され(S16)、走行中か否かが判定される(S1
8)。走行中でなければ、停車中か(強電リレーがOF
Fでないか)否かが判定され(S20)、停車中であれ
ば発進に備えてS16へ戻り通常制御を続ける。強電リ
レーJBがOFFであれば、強電リレーOFF後コンデ
ンサC1、C2の端子電圧が規定値以下か否かを判定し
(S22)、規定値以下であれば図外の終了処理へ移
る。
【0067】S22の判定で規定値以下でなければ、C
PUからインバータ回路5のトランジスタQ1、Q4を
ONすることにより、モータ6の複数相の端子を直列接
続してコンデンサC1、C2の電荷の放電経路を構成す
る(S24)。次いで、コンデンサの端子電圧が規定値
まで下がったかどうかを判定し(S26)、下がってい
なければS24へ戻る。規定値まで下がっていれば、放
電完了として図外の終了処理へ移る。
【0068】S18の判定で、走行中であれば、次いで
電流方向はモータからバッテリ方向かが判定され(S2
8)、モータからバッテリ方向であれば、端子電圧は正
常かどうかを判定し(S32)、正常であればS18へ
移る。
【0069】S28の判定で電流方向がモータからバッ
テリ方向でなければ、CPUは力行制御判断をしている
かどうかを判定し(S30)、力行判断していればS1
8へ戻り、力行判断していなければ電流異常と判断して
図外の電流異常処理をおこなう。
【0070】S32の判定で端子電圧が正常でなけれ
ば、電源異常の種類は高電圧か否かを判定し(S3
4)、高電圧でなければ図外の低電圧の電源異常処理へ
移る。
【0071】S34の判定で電源異常の種類が高電圧で
あれば、通常制御を抜けられるか否かを判定し(S3
6)、抜けられなければ図外の高電圧の電源異常処理へ
移る。
【0072】S36の判定で通常制御を抜けられるなら
ば、発生電圧は規定電圧(異常電圧制御1、2を切り換
えるための判断値)以上か否かを判定し(S38)、規
定電圧以上であれば異常電圧抑制制御1を行うために、
ON/OFF制御するトランジスタをインバータ回路5
のトランジスタQ1〜Q6から選択する(S40)。次
いで選択した電源側トランジスタ(例えばQ1)をON
し(S42)、規定時間接地側トランジスタ(例えばQ
4)をDUTYを制御するPWM制御によりON・OF
F制御し(S44)、S50へ移る。このDUTY制御
時に、発生電圧に対して例えば図4に示すようなDUT
Y制御を行う。
【0073】S38の判定で、発生電圧は規定電圧以上
でなければ、異常電圧抑制制御2を行うために、ON/
OFF制御するトランジスタをインバータ回路5のトラ
ンジスタQ1〜Q6から選択し(S46)、選択した電
源側トランジスタ(例えばQ1)と接地側トランジスタ
(例えばQ4)をONし(S48)、S50へ移る。
【0074】S50では、端子電圧が正常値に戻ったか
否かを判定し、正常値に戻っていれば、異常電圧抑制を
終了し、通常制御へ移る。S50の判定で、端子電圧が
正常値に戻っていなければ、規定回数(例えば3回)以
上か否かを判定し(S52)、規定回数未満であればS
38を繰り返す。規定回数であれば、図外の高電圧電源
異常処理へ移る。
【0075】以上説明したように、本発明によれば、駆
動(力行)状態と回生状態を有する電動機(モータ)の
電動機制御装置において、モータを制御するインバータ
回路のON/OFFパターンを、電動機電源からの線電
流の流れる方向、発生電圧の大きさ、マイクロコンピュ
ータでの力行・回生判断結果から、通常制御とは別に設
けた異常電圧抑制制御への切り替え判断を行ない、モー
タを抵抗負荷として使用することで、特別なエネルギー
吸収回路を持つこと無く、異常電圧抑制が行なえ、小型
化に寄与できることができる。
【0076】又、発生した異常電圧の大きさから、発生
エネルギーの量を推測し、単にモータの複数相を直列接
続して異常電圧を吸収させるか、直列接続した複数相を
インバータでDUTY制御しながらON/OFF制御す
るかを切り換えることにより、モータ及びインバータ回
路の発熱低減も併せて図り、強電リレーOFF後、規定
時間たっても端子電圧が規定電圧以上の時、通常制御と
は別に設けた制御を行い、モータを抵抗負荷として素早
く電荷を放電させることで、保守性をも向上させること
ができる。
【0077】〔第3の実施形態〕図5は、本発明に係る
電動機制御装置の第3の実施形態の構成を示すシステム
構成図であり、説明の都合上、インバータ回路に直流電
圧を供給するとともに回生電力で充電されるバッテリ等
の高電圧電源及び制御対象の誘導電動機(モータ)を含
んで図示している。
【0078】第3実施形態の構成を示す図5と、第2実
施形態の構成を示す図2との相違は、図5において、電
解コンデンサC1,C2の接続状態を並列と直列とに切
り替えるスイッチSW1〜SW3と、エネルギー吸収回
路7とが追加されていることである。その他の構成は、
第2、第3実施形態ともに同じなので、重複する説明は
省略する。
【0079】エネルギー吸収回路7は、インバータ回路
5の電源入力端子と接地との間に接続され、電源入力端
子側に一端が接続されたエネルギー吸収抵抗R9と、エ
ネルギー吸収抵抗R9の他端にコレクタが接続されエミ
ッタが接地されたトランジスタQ9と、トランジスタQ
9のベースにアノードが接続されカソードが前記電源入
力端子に接続されたツェナーダイオードZD1と、トラ
ンジスタQ9のベースと接地間に接続された抵抗R10
とにより構成されている。
【0080】次に、本第3実施形態の動作を説明する。
エネルギー吸収回路7は、インバータ回路5の電源端子
電圧をツェナーダイオードDZ1のツェナー電圧(以
下、VZと略す)に制限する回路であり、通常時は、前
記端子電圧はVZ以下であるので、ZD1に電流が流れ
ずR10の両端の電圧は0であり、従ってトランジスタ
Q9はオフの状態である。異常時に前記端子電圧がVZ
を超え始めると、ツェナーダイオードZD1に電流が流
れ始め、R10の電圧降下がトランジスタQ9のエミッ
タ−ベース間導通開始電圧を超えるとトランジスタQ9
がONして、抵抗R9に電流が流れる。これにより異常
電圧によるエネルギーを吸収させるものである。
【0081】SW1〜SW3は、コンデンサC1、C2
の接続状態を並列接続と直列接続とに切り替えるもので
あり、次に示す表2の動作パターンによる。
【0082】
【表2】 第3の実施形態では、大容量の電解コンデンサの接続を
SW1,2,3で、並列〜直列接続に変換できる様にす
ることで、異常電圧時の大容量コンデンサの耐圧アップ
に関し、素子そのものの耐圧を変更すること無く対応
し、更に信頼性向上も図るものである。
【0083】(1)通常動作 通常動作時には、大容量の電解コンデンサC1,C2
は、並列接続されている。
【0084】(2)残留電荷放電 強電リレーJBオフ後の残留電荷放電時には、SW1〜
SW3を切り替えて、コンデンサC1,C2の2個をシ
リアルに結線しなおし、放電時間を1/2に短縮し、保
守性を大きく改善する。
【0085】(3)異常電圧抑制 電流方向がモータ6からバッテリである高電圧電源Vin
方向で、端子電圧が規定値以上の時、特に大きさに影響
のあるコンデンサを直列結線とすることで、個々のコン
デンサーの耐圧アップをせずに耐圧を×2化することが
出来、信頼性を向上させ、コンデンサの大型化を回避す
ると共に、エネルギー吸収回路の設定電圧(検知電圧)
をも高く設定することで、エネルギー吸収抵抗の負荷率
を軽減できる。これらにより信頼性向上・小型化を実現
しつつ、異常電圧を抑制する。
【0086】〔負荷率低減〕次に、エネルギー吸収抵抗
の負荷率低減の例を説明する。例えば、異常発生電圧を
90Vとし、これを45Vに抑制する場合、使用するエ
ネルギー吸収抵抗R9の抵抗値を100Ωとした場合、
必要な耐電力は、次の式により20.2Wとなる。
【0087】P=(90−45)/R9=2025/
R9=20.2W 一方、コンデンサC1,C2を直列接続して、耐圧向上
により、75Vで抑制することになれば、 P=(90−75)/R9=225/R9=2.25
W となり、ほぼ1/9の耐電力となり、抵抗R9を小型化
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電動機制御装置の第1の実施形態
の構成を示すシステム構成図である。
【図2】本発明に係る電動機制御装置の第2の実施形態
の構成を示すシステム構成図である。
【図3】第2実施形態における異常電圧抑制並びに残留
電荷放電の動作を説明するフローチャートである。
【図4】第2実施形態における異常発生電圧とトランジ
スタ通電DUTYとの関係を示すグラフである。
【図5】本発明に係る電動機制御装置の第3の実施形態
の構成を示すシステム構成図である。
【符号の説明】
1 マイクロコンピュータ 2 電圧検出回路 3 リレー制御回路 4 電流検出回路 5 インバータ回路 6 モータ 7 エネルギー吸収回路 8 位置センサ Vin 高電圧電源(バッテリ) Vign 12V電源 JB 強電リレー C1,C2 電解コンデンサ RL 放電抵抗 Q1〜Q6 パワートランジスタ(IGBT) D1〜D6 フライバックダイオード Q7,Q8 トランジスタ D7,D8 ダイオード R1〜R8 抵抗 Isen 電流センサー Vref 基準電圧 IC 演算増幅器
フロントページの続き Fターム(参考) 5H007 AA17 BB01 BB06 CA01 CB05 CC01 DA05 DA06 DB01 DB12 DC02 DC05 FA01 FA12 FA19 5H115 PA08 PC06 PG04 PI16 PU09 PU10 PU19 PV09 PV23 QE10 QI04 QN02 QN05 RB22 SE03 TD17 TO13 TR14 TU05 TZ01 5H576 AA15 BB03 BB06 BB07 CC02 DD02 DD04 DD07 EE01 EE09 HA04 HB02 JJ03 LL22 LL24 LL30 LL41 LL55 MM03 MM06

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動状態及び回生状態の両状態が可能な
    電動機を制御する電動機制御装置において、 電動機が駆動状態のとき電源から電動機の駆動電流を供
    給するとともに電動機が回生状態のときに電動機から回
    生電流を前記電源へ供給する駆動回路と、 電動機が回生状態であることを検出し、回生状態である
    場合に電動機の端子電圧が所定値以上になった場合に前
    記駆動回路を制御して電動機に電流を流す制御手段と、 を備えたことを特徴とする電動機制御装置。
  2. 【請求項2】 前記電動機は永久磁石回転子を有する同
    期電動機であり、 前記駆動回路はインバータ回路であり、 前記制御手段は、前記回生状態である場合の電動機の端
    子電圧が所定値以上となった場合に、前記インバータ回
    路のスイッチング素子と前記誘導電動機の複数相とによ
    る直列回路を形成することを特徴とする請求項1記載の
    電動機制御装置。
  3. 【請求項3】 前記電動機は誘導電動機であり、 前記駆動回路はインバータ回路であり、 前記制御手段は、前記回生状態である場合の電動機の端
    子電圧が所定値以上となった場合に、前記インバータ回
    路の複数のスイッチング素子と前記誘導電動機の複数相
    とによる直列回路を形成し、前記スイッチング素子の少
    なくとも一つをデューティ制御することを特徴とする請
    求項1記載の電動機制御装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記電動機の端子電圧
    の大きさに基づいて、デューティ比の異なる制御モード
    を切り替えることを特徴とする請求項3記載の電動機制
    御装置。
  5. 【請求項5】 駆動状態及び回生状態の両状態が可能な
    電動機を制御する電動機制御装置において、 電動機を駆動する駆動回路と、 前記駆動回路の電源端子間に並列接続されたコンデンサ
    と、 直流電源と前記駆動回路との間に直列接続された電動機
    電源リレーと、 前記電動機電源リレーのオフを検出し、オフになってか
    ら所定時間経過しても前記コンデンサの端子間電圧が所
    定値以上の場合に、前記駆動回路を制御して電動機に電
    流を流す制御手段と、 を備えたことを特徴とする電動機制御装置。
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