JP2002335688A - 電源回路 - Google Patents

電源回路

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JP2002335688A
JP2002335688A JP2001139010A JP2001139010A JP2002335688A JP 2002335688 A JP2002335688 A JP 2002335688A JP 2001139010 A JP2001139010 A JP 2001139010A JP 2001139010 A JP2001139010 A JP 2001139010A JP 2002335688 A JP2002335688 A JP 2002335688A
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current
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smoothing capacitor
motor
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JP2001139010A
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Ryuichi Ishii
隆一 石井
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60LPROPULSION OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; SUPPLYING ELECTRIC POWER FOR AUXILIARY EQUIPMENT OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRODYNAMIC BRAKE SYSTEMS FOR VEHICLES IN GENERAL; MAGNETIC SUSPENSION OR LEVITATION FOR VEHICLES; MONITORING OPERATING VARIABLES OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRIC SAFETY DEVICES FOR ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES
    • B60L15/00Methods, circuits, or devices for controlling the traction-motor speed of electrically-propelled vehicles
    • B60L15/02Methods, circuits, or devices for controlling the traction-motor speed of electrically-propelled vehicles characterised by the form of the current used in the control circuit
    • B60L15/025Methods, circuits, or devices for controlling the traction-motor speed of electrically-propelled vehicles characterised by the form of the current used in the control circuit using field orientation; Vector control; Direct Torque Control [DTC]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 平滑コンデンサに蓄積された電荷を、電源切
り放し時に出来るだけ急速に放電させるために、放電用
抵抗や放電専用回路を用いていたが、体積やコストの増
大を招くという課題があった。 【解決手段】 主電源であるバッテリ12をメインスイ
ッチ16により遮断した後に、平滑コンデンサ13を電
源としてインバータ10のスイッチングモードは通常の
運転状態のままで制御し、モータ14が起動する電流よ
りも小さな放電電流をモータ14のステータコイル14
u,14v,14wへ流すようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直流電源の電圧を
インバータにより交流電圧に変換し、交流モータに出力
する電源回路において、インバータの直流入力側に並列
に接続された平滑コンデンサの電荷の放電方法を改良し
た電源回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は電気自動車や、燃料電池車の駆動
モータを制御する電源回路の基本構成である。これらの
電気自動車では、バッテリや燃料電池(以下総称してバ
ッテリ12という)の直流電圧をインバータ10で交流
電圧に変換し、交流モータ14を駆動している。そし
て、図示しないアクセルまたはブレーキ操作に応じて、
インバータ10内のスイッチングトランジスタ(図示し
ていない)をスイッチング制御し、交流モータ14の出
力トルクを制御している。このインバータ制御を安定に
行うためには、バッテリ12からケーブルを通じてイン
バータ10に供給された直流電圧の、インバータ直流側
端子における電圧の変動(例えばインバータのスイッチ
ング動作に起因する電圧の変動)を抑制することが必要
であり、通常、平滑コンデンサ13を並列に接続して、
インバータ10の直流入力端子における見かけの電源イ
ンピーダンスを低くして、直流電圧の変動を抑制してい
る。
【0003】平滑コンデンサ13は上記に説明した理由
から、一般的にはインバータ10の直流入力端子に直接
(できるだけ短い線で、間にスイッチなどのインピーダ
ンス要素となるものを介さないでという意味)直結され
る。一方、通常の運転停止時や、点検整備のための主電
源オフ時においてはバッテリ12を、あらかじめ備えら
れている遮断器16によりインバータ10から切り離
す。しかし、上記のように直結された平滑コンデンサ1
3はインバータ側に接続されたままとなり切り離し前に
蓄えられていた電荷がそのまま残る。平滑コンデンサ1
3に蓄積電荷が残留しているのはインバータ及びその周
辺の回路保守の際の安全上好ましくない。そこで、一つ
の例として図示説明は省略するが、実開平3−1139
3号公報では、ホーロー抵抗等の大きな体積を持つ耐熱
性の放電用抵抗を設け、バッテリの遮断後に平滑コンデ
ンサの両電極間をこの放電用抵抗で接続し、上記平滑コ
ンデンサに蓄積された電荷を消費するようにしている。
【0004】また、もう一つの例として、図5に特開平
9−201065号公報に開示された電荷の放電回路を
示し、その中で点線で囲んだ部分を拡大して図6に示
す。図6に於いて、1はインバータ10の上側の一つの
アームを構成するトランジスタ、4は下側の一つのアー
ムを構成するトランジスタである。32、34はそれぞ
れ上側および下側トランジスタ1、4のドライブ回路で
あり、それぞれ制御用トランジスタTr1,Tr2及び
Tr3,Tr4を備えている。12は直流電源であるバ
ッテリ、16はバッテリ12に直列接続されバッテリ1
2を入り切りするメインスイッチ、13はインバータ1
0の直流端子側に並列に接続された平滑コンデンサであ
る。インバータ10の他のアームは説明の必要がないの
で図6では図示を省略している。
【0005】図6のものは、インバータ10の少なくと
も1つのアームにおいて、上側のトランジスタ1のゲー
トに接続される抵抗を切換えるスイッチSを設け、バッ
テリ12を遮断した後に、スイッチSを操作してトラン
ジスタ1のゲートに接続される抵抗を小さな抵抗R1か
ら大きな抵抗R2に切換えるとともに、上側のトランジ
スタ1の制御用トランジスタTr1と、下側トランジス
タ4の制御用トランジスタTr3とをともにオン状態と
して、平滑コンデンサ13の蓄積電荷が、トランジスタ
1,4を介し、抵抗R2により制御される適当なベース
電流値に対応する電流となって消費されるようにしたも
のである。消費されたエネルギーは当然、トランジスタ
ー1、4から熱となって放熱される。スイッチS、抵抗
R2などは放電専用回路と言う。
【0006】即ち、トランジスタ1における電流(コレ
クタ電流)は、そのゲート電流を大きな抵抗R2により
制限しているので、所定値に抑制される。このように、
インバータ10内に放電専用回路を設けて、平滑コンデ
ンサ13に蓄積された電荷をインバータのスイッチング
用トランジスタに流して消費する。以上のように、従
来、バッテリの遮断時に、放電用の抵抗による放電、ま
たは、放電専用回路による放電によって、平滑コンデン
サ13に蓄積された電荷を放電することにより、回路に
残留した高電圧を放電し、安全を計ることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電気自動車
等では、十分な出力トルクを得るために、かなりの高電
圧のバッテリが採用され、この電圧を一定に維持するた
めに、平滑コンデンサも大きな容量のものが用いられて
いる。このような大容量の平滑コンデンサに高電圧で蓄
積された電荷を短時間で消費するためには、放電用抵抗
を使用する場合であれば、放電用抵抗の体積が大きくな
り、回路が全体として大型、高コストとなってしまうと
いう問題点があった。また、放電専用回路を使用する場
合でも、放電専用回路の占有面積だけ回路の規模が大き
くなり、コストも高くなってしまうし、また、スイッチ
ングトランジスタの発熱許容量はそれほど大きくないの
で、放電に長い時間がかかるという問題点があった。
【0008】本発明は、放電用抵抗や放電専用回路を用
いることなく、バッテリ遮断時に、平滑コンデンサに蓄
積された電荷を短時間で消費することのできる電源回路
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の電源回路は、
直流入力端子と交流出力端子を有し、直流電源から遮断
器を介して直流電圧を前記直流入力端子に供給されるイ
ンバータ、前記直流入力端子に接続された平滑コンデン
サ、前記遮断器の開放動作の後に、前記インバータを制
御して前記平滑コンデンサに残留した電荷を前記交流出
力端子に接続された交流電動機に放電する放電制御回路
を備えたものである。
【0010】また、前記放電制御回路は、前記平滑コン
デンサの電荷を前記交流電動機に放電する際の放電電流
を前記交流電動機が起動しないレベルに制御する電流制
御回路を備えたものである。
【0011】また、前記交流電動機は回転速度センサを
有し、前記電流制御回路は前記放電電流の制御中、前記
回転速度センサの速度検出信号を受けたとき、前記放電
電流のレベルを前記速度検出信号がゼロとなる範囲に制
御するものである。
【0012】また、前記交流電動機はロータ位相センサ
を有し、前記電流制御回路は前記放電電流の制御中、前
記交流電動機のロータ位相センサの位相検出信号にもと
づき、前記放電電流の位相を前記交流電動機の出力トル
クがゼロとなる位相に制御するものである。
【0013】また、電流制御回路は、放電電流値があら
かじめ定めたレベルを下回るとき、前記平滑コンデンサ
の放電が終了したと判断して信号を出力する第1の放電
終了検出回路を備えたものである。
【0014】また、電流制御回路は、前記平滑コンデン
サの端子電圧があらかじめ定めたレベルを下回ったと
き、前記平滑コンデンサの放電が終了したと判断して信
号を出力する第2の放電終了検出回路を備えたものであ
る。
【0015】また、電流制御回路は、放電電流値が制御
しているレベルをあらかじめ定めた範囲以上に下回ると
き、前記平滑コンデンサの放電が終了したと判断して信
号を出力する第3の放電終了検出回路を備えたものであ
る。
【0016】また、前記放電制御回路は、前記交流電動
機に連結されたブレーキ装置の作動信号の有無により、
前記放電電流のレベルを切り替えるレベル切り替えスイ
ッチを備えたものである。
【0017】また、前記平滑コンデンサはセラミックコ
ンデンサを使用しているものである。
【0018】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、本発明の
実施の形態1に係る、電源回路の構成を示す回路図で、
直流電源であるバッテリ12は、インバータ10を介
し、モータ14に接続されている。インバータ10は、
スイッチング用のトランジスタ1,3,5からなる上側
トランジスタ群8と、スイッチング用のトランジスタ
2,4 ,6からなる下側トランジスタ群9のそれぞれ
の直列接続からなる3本のアーム(トランジスタ1−
4,同2−5,同3−6)を有し、制御装置11によ
り、トランジスタ1〜6の各ゲート電圧を所定の位相関
係を保って制御し、トランジスタ1〜6をスイッチング
モード順にオン・オフさせることによって、モータ14
のステータコイル14u,14v,14wに三相の交流
電流を順次供給し、モータ14の図示しないロータを回
転させる。
【0019】なお、上記各トランジスタ1〜6は、IG
BT(Insulated Gate Bipolar
Transistor)で構成されており、それぞれ
のコレクタ−エミッタ間には逆起電流を流すためのフラ
イホイールダイオード7が接続されている。
【0020】次に、制御装置11の詳細について図2に
より説明する。図2に於いて、41は制御装置11の内
部の放電制御回路である。放電制御回路41は、あらか
じめ定めた所定のレベルの信号を出力(調整可能)する
放電電流基準回路42と、電流制御増幅器46と位相制
御回路44とを含む電流制御回路43とを有している。
電流制御回路43の電流制御増幅器46には放電電流基
準回路42とインバータ10の電流検出器17の帰還信
号とが逆極性で加算されるように入力されている。ま
た、放電制御回路41にはトルク指令(図示しない)や
回転速度センサ15からのモータ14の回転速度などの
情報が供給され、これらの情報に基づいて、磁束分電流
とトルク分電流をモータ14のステータコイル14u,
14v,14wへ供給するようにトランジスタ1〜6の
スイッチング動作を制御する。
【0021】なお、図1、図2では、電流センサ17を
設け、インバータ10に流れる直流電流を検出し制御装
置11内の電流制御回路43に供給することにより、電
流の制御が可能なように構成している。更に、インバー
タ10の直流側入力端子間には、平滑コンデンサ13が
接続され、バッテリ12から供給される直流電圧の変動
を抑制している。また、メインスイッチ16は、電気自
動車のイグニッションスイッチのオフによって、バッテ
リ12をインバータ10から切離すものであるが、この
とき同時に制御装置11に信号を送って以下に説明する
放電動作を実行する。
【0022】次に、動作について説明する。電気自動車
のイグニッションスイッチ(図示せず)がオフされたと
き、制御装置11は、メインスイッチ16をオフし、通
常(インバータ10により電動機14を駆動していると
きの状態)のスイッチングモードのままでトランジスタ
1〜6の各ゲート電圧を制御し、あらかじめ定めた小電
流(図2の放電電流基準回路42の大きさの交流電流)
をインバータ10からモータ14へ出力させる。この制
御は電流制御回路43により実行される。このとき回転
速度センサ15の出力をフィードバックすることによ
り、モータ14が起動してしまわないか監視し、起動す
るようなら電流値をさらに低下させ、放電電流のレベル
を速度検出信号がゼロとなる範囲に制御するようにして
もよい。ここであらかじめ定めた小電流とは、モータ1
4が起動しない範囲の電流でなるべく大きい値、例えば
定格電流の数%以下である。但し、電流エネルギーはモ
ータ内で銅損と鉄損として発熱消費されるので、上限は
モータの効率によつて定まる許容発熱量以下に制御され
なければならない。
【0023】平滑コンデンサ13の蓄積電荷は、インバ
ータ10を介しモータ14のステータコイル14u,1
4v,14wにて消費される。ここで、平滑コンデンサ
13の放電時間は、上記トランジスタ1〜6のゲート電
圧を制御し、放電電流を上記制約の範囲内に調整するこ
とにより、適宜設定することができる。なお、放電によ
り平滑コンデンサ13の端子電圧は急速に低下し、やが
て、インバータ10に流れる電流、すなわち、電流セン
サ17の検出電流があらかじめ定めた所定の閾値以下に
なったときは所定の放電が終了し平滑コンデンサ13の
電圧が充分に低下したものとしてそのむねの信号を出力
し、トランジスタ1〜6をオフし放電処理を終了させ
る。これを第1の放電終了検出回路という。
【0024】このように、本実施の形態によれば、主電
源であるバッテリ12の遮断時にインバータ10のスイ
ッチングモードを通常のモータ駆動時と同じ制御状態と
し、トランジスタ1〜6の各ゲート電圧を制御し、回転
センサ15の出力をフィードバックすることにより、モ
ータ14が起動する電流よりも小さな平滑コンデンサ1
3の放電電流をモータ14のステータコイル14u,1
4v,14wへ流すようにしたので、放電用抵抗や放電
専用回路を用いることなく平滑コンデンサ13に蓄積さ
れた電荷を短時間で消費することができ、回路の小型
化、低コスト化を達成することができる。
【0025】図1ではインバータ10は3相交流を出力
するもの、モータ14は3相モータとして説明したが、
勿論、単相交流や4相以上の多相交流のものであっても
よい。また、放電中、全ての相の巻線に出力すると説明
したが、放電電流をそれほど大きくする必要が無い場合
には、作動させるアーム(トランジスタ)を制限して全
巻線の内の一部にのみ出力するようにしてもよい。
【0026】実施の形態2.実施の形態1の場合、モー
タが回りだす恐れを防止するため放電電流はそれ程大き
く出来ない。そこで、安全を保ちつつ放電電流を大きく
することができるものを次に説明する。電気自動車のイ
グニッションスイッチ(図示せず)がオフされた場合、
メインスイッチ16がされる。次に、制御装置11は図
2のロータ位相センサ48によりモータ14のロータ位
置(角度)を検出して、トランジスタ1〜6の各ゲート
電圧を制御し、トルクが発生しない磁束分電流のみを出
力する。磁束分電流はモータの設計時に判っている値
で、通常定格の十数%である。そして、平滑コンデンサ
13の蓄積電荷は、インバータ10を介しモータ14の
ステータコイル14u,14v,14wにて銅損、鉄損
熱として消費される。これによりインバータの出力は電
動機の出力トルクがゼロとなる位相に制御される。ここ
で、平滑コンデンサ13の放電時間は、上記トランジス
タ1〜6のゲート電圧を制御し、放電電流を調整するこ
とにより、適宜設定することができる。なお、図示しな
いがインバータに流れる電流、すなわち、電流センサ1
7の検出電流が、放電電流基準回路42の設定電流値を
下回るようになったら、所定の放電が終了したものとし
て、その旨の信号を出力しトランジスタ1〜6をオフし
放電処理を終了する。これを第3の放電終了検出回路と
いう。
【0027】このように、本実施の形態によれば、主電
源であるバッテリ12の遮断時に制御装置11は、回転
センサ15によりモータ14のロータ位置を検出し、ト
ランジスタ1〜6の各ゲート電圧を制御し、トルクが発
生しない磁束分電流のみの平滑コンデンサ13の放電電
流をモータ14のステータコイル14u,14v,14
wへ流すようにしたので、放電用抵抗や放電専用回路を
用いることなく平滑コンデンサ13に蓄積された電荷を
短時間で消費することができ、回路の小型化、低コスト
化を達成することができる。
【0028】実施の形態3.平滑コンデンサ13には、
従来、主として価格の面から電解コンデンサが使用され
ている。しかし、平滑コンデンサ13が平滑すべき電圧
変動はインバータ10が発生する比較的周波数の高い成
分である。即ち周波数の低い電圧変動はもともとバッテ
リ12が吸収できる。しかし、電解コンデンサはその動
作原理上、高い周波数に対しては追従性が悪く、見かけ
の容量が小さくなってしまうので、それをカバーするた
め必要以上の大容量のコンデンサが選定される傾向にあ
る。このことは、放電に必要な時間を長引かせる原因と
なる。そこで、平滑コンデンサ13を、アルミ電解コン
デンサに比べて内部抵抗及び内部インダクタンスが約1
/10程度であるセラミックコンデンサとすることによ
り、従来のアルミ電解コンデンサに比べて、大幅に(例
えば1/3〜1/5)静電容量の小さいものを使用する
ことが可能となる。こうすることにより、平滑コンデン
サ13に蓄積された電荷をさらに短時間で消費させるこ
とができる。
【0029】なお、上記実施の形態では放電の終了の判
定は電流センサ17の検出電流により行うと説明した
が、平滑コンデンサ13の端子電圧を監視して、これが
あらかじめ定めた所定のレベルを下回ったときそのむね
の信号を出力して処理を終了してもよい。これを第2の
放電終了検出回路という。また、上記実施の形態ではト
ランジスタ1〜6としてIGBTを用いたが、IPM
(Intelligent Power Module
s)等の電力用半導体デバイスを用いてもよい。
【0030】実施の形態4.図3はこの発明の実施の形
態4の電源装置の構成を示す。図に於いて、50は交流
電動機14またはこの交流電動機14が駆動する対象に
設けられたブレーキ装置、51はブレーキ装置50の作
動、不作動により切り替えられるレベル切り返スイッチ
である。ブレーキ装置50の作動状態がブレーキ作動信
号(具体的には例えば車両のサイドブレーキのリミット
スイッチ信号など)として伝えられ、ブレーキによりモ
ータ14が容易に回りださないことが明白であるので、
ブレーキ作動信号によりレベル切り替えスイッチ51が
切り替えられて放電電流基準回路42の放電電流レベル
がより高いレベルに切り替えられる。これにより、放電
に要する時間は更に短縮される。
【0031】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明の電源
回路によれば、主電源を遮断した後に、インバータを制
御して、平滑コンデンサに蓄積された電荷をモータが起
動する電流よりも小さな電流でモータに消費させるよう
にしたので、放電用抵抗や放電専用回路を用いることな
く、かつ安全に、短時間で消費することができ、回路の
小型化、低コスト化を達成することができる。
【0032】また、放電電流のレベルは電動機が起動し
ないレベルに制御されているので安全である。
【0033】また、電動機の回転速度センサにより電動
機が起動したら放電電流を減少して速度をゼロに保持す
るので安全性が高い。
【0034】また、ロータ位相センサを有し、主電源を
遮断した後に、トルクが発生しない磁束分電流のみを流
して、ロータ位置を変更させずに平滑コンデンサに蓄積
された電荷をモータコイルで消費させるようにしたの
で、放電用抵抗や放電専用回路を用いることなく、かつ
安全に、平滑コンデンサに蓄積された電荷を短期間で消
費することができ、回路の小型化、低コスト化を達成す
ることができる。
【0035】また、平滑コンデンサの放電終了をインバ
ータ電流の大きさが予め定めたレベルを下回ることによ
り判定する第1の放電終了検出回路を備えたので、平滑
コンデンサの放電時間の設定を容易に行うことができ
る。
【0036】また、平滑コンデンサの放電終了を平滑コ
ンデンサの端子電圧があらかじめ定めたレベルを下回っ
たことにより判定する第2の放電終了検出回路を備えた
ので、平滑コンデンサの放電時間の設定を容易に行うこ
とができる。
【0037】また、平滑コンデンサの放電終了をインバ
ータ電流の大きさが、設定した放電電流を維持できなく
なつたことにより判定する第3の放電終了検出回路を備
えたので、平滑コンデンサの放電時間の設定を容易に行
うことができる。
【0038】また、ブレーキ装置が作動している時の放
電電流値は高いレベルに切り替えられるので、放電時間
が更に短縮される。
【0039】また、平滑コンデンサをセラミックコンデ
ンサとし、その容量を小さくしたことにより、平滑コン
デンサに蓄積された電荷をさらに短時間で消費すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る電源回路を示
す回路図である。
【図2】 図1の部分詳細図である。
【図3】 この発明の実施の形態4に係る電源回路を示
す回路図である。
【図4】 従来の電源回路の構成を説明する図である。
【図5】 従来の電源回路の全体構成図である。
【図6】 従来の電源回路における放電専用回路の構成
を示す図である。
【符号の説明】
1〜6 トランジスタ、 7 ダイオード、 8 上側
トランジスタ、9 下側トランジスタ、 10 インバ
ータ、 11 制御装置、12 バッテリ、 13 平
滑コンデンサ、 14 モータ、15 回転センサ、
16 メインスイッチ、 17 電流センサ、41 放
電制御回路、 42 放電電流基準回路、 43 電流
制御回路、44 位相制御回路、 46 電流制御増幅
器、 48 ロータ位相センサ、50 ブレーキ装置、
51 レベル切り替えスイッチ、Tr1〜Tr4 ト
ランジスタ、 R1〜R3 抵抗、 S スイッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H007 AA00 BB06 CA01 CB02 CB05 CC01 CC23 DB02 DC02 5H115 PC06 PG04 PI13 PI29 PU08 PV09 PV23 QN05 RB21 TO12 TO13 TR14 TU01 TU04 5H576 AA15 BB03 CC02 DD02 DD04 DD05 GG01 GG02 GG04 HA04 HB02 JJ01 KK02 LL01 LL22 LL41

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流入力端子と交流出力端子を有し、直
    流電源から遮断器を介して直流電圧を前記直流入力端子
    に供給されるインバータ、 前記直流入力端子に接続された平滑コンデンサ、 前記遮断器の開放動作の後に、前記インバータを制御し
    て前記平滑コンデンサに残留した電荷を前記交流出力端
    子に接続された交流電動機に放電する放電制御回路を備
    えたことを特徴とする電源回路。
  2. 【請求項2】 前記放電制御回路は、前記平滑コンデン
    サの電荷を前記交流電動機に放電する際の放電電流のレ
    ベルを、前記交流電動機が起動しないレベルに制御する
    電流制御回路を備えたことを特徴とする請求項1記載の
    電源回路。
  3. 【請求項3】 前記交流電動機は回転速度センサを有
    し、 前記電流制御回路は前記放電電流の制御中、前記回転速
    度センサの速度検出信号を受けたとき、前記放電電流の
    レベルを前記速度検出信号がゼロとなる範囲に制御する
    ことを特徴とする請求項2記載の電源回路。
  4. 【請求項4】 前記交流電動機はロータ位相センサを有
    し、 前記電流制御回路は前記放電電流の制御中、前記交流電
    動機のロータ位相センサの位相検出信号にもとづき、前
    記放電電流の位相を前記交流電動機の出力トルクがゼロ
    となる位相に制御することを特徴とする請求項2記載の
    電源回路。
  5. 【請求項5】 電流制御回路は、放電電流値があらかじ
    め定めたレベルを下回るとき、前記平滑コンデンサの放
    電が終了したと判断して信号を出力する第1の放電終了
    検出回路を備えたことを特徴とする請求項1乃至4のい
    ずれか一項に記載の電源回路。
  6. 【請求項6】 電流制御回路は、前記平滑コンデンサの
    端子電圧があらかじめ定めたレベルを下回ったとき、前
    記平滑コンデンサの放電が終了したと判断して信号を出
    力する第2の放電終了検出回路を備えたことを特徴とす
    る請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電源回路。
  7. 【請求項7】 電流制御回路は、放電電流値が制御して
    いるレベルをあらかじめ定めた範囲以上に下回るとき、
    前記平滑コンデンサの放電が終了したと判断して信号を
    出力する第3の放電終了検出回路を備えたことを特徴と
    する請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電源回路。
  8. 【請求項8】 前記放電制御回路は、前記交流電動機に
    連結されたブレーキ装置の作動信号の有無により、前記
    放電電流のレベルを切り替えるレベル切り替えスイッチ
    を備えたことを特徴とする請求項2記載の電源回路。
  9. 【請求項9】 前記平滑コンデンサはセラミックコンデ
    ンサを使用していることを特徴とする請求項1乃至8の
    いずれか一項に記載の電源回路。
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