JP2002016031A - 基板処理方法 - Google Patents

基板処理方法

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JP2002016031A
JP2002016031A JP2000195107A JP2000195107A JP2002016031A JP 2002016031 A JP2002016031 A JP 2002016031A JP 2000195107 A JP2000195107 A JP 2000195107A JP 2000195107 A JP2000195107 A JP 2000195107A JP 2002016031 A JP2002016031 A JP 2002016031A
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processing
liquid
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cleaning
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JP2000195107A
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Shigeru Mizukawa
茂 水川
Katsutoshi Nakada
勝利 中田
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Sumitomo Precision Products Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Precision Products Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 微細な空隙内のすみずみまで処理液を行き渡
らせて、確実に処理を行なうことができる基板処理方法
を提供する。 【解決手段】 微細な空隙を有する基板1に対し、霧化
された処理液をノズル20から吹き付けて処理を行なう
基板処理方法。前記処理液を平均粒径1μm以上60μ
m以下である霧状にして基板1に吹き付けることを特徴
としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体(シリコ
ン)ウエハ、液晶ガラス基板、フォトマスク用ガラス基
板、光ディスク用基板などの基板に対し、処理液を吹き
付けることで所定の処理を行う基板処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、半導体ウエハ、液晶ガラス基
板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用基板など
の基板には、その製造プロセスにおいて、エッチング、
剥離、現像といった各種の処理が適宜繰り返されてい
る。このような場合、たとえば、図5に示すような処理
装置(特開平7−326569号公報参照)が使用され
ている。
【0003】この処理装置は、処理能率の高い回転式の
ものであり、基板Wは、基台101に回転自在に支持さ
れた中空の回転軸102の先端部に取り付けられた回転
台105の上面に、基板支持部材106を介して支持さ
れている。基板支持部材106は、回転台105の上面
の外周縁に、周方向に所定間隔を隔てて、複数個(たと
えば6個)設けられている。各基板支持部材106は、
基板Wの下面外周縁を載置する支持部材107と、回転
中の基板Wの水平方向への移動を規制するために基板W
の外周縁に接するように設けられた小径部材108とで
構成されている。回転軸102は、基台101内に設け
られたベルト103を介してモータ104により回転駆
動される。
【0004】回転軸102の中空の内部には管111が
貫通状に設けられ、管111の先端部にはノズル112
が取り付けられている。このノズル112は、回転台1
05の中心部より基板Wの外周縁に向けて液体を噴出で
きるように構成されている。管111の基端部は、三方
弁113のコモンポートP1に接続されている。三方弁
113の他のポートP2、P3には、管114、管11
5を介してそれぞれ、表面処理液供給源116、純水供
給源117が接続されている。
【0005】この装置の上方には、基板Wをブラシ洗浄
するためのブラシ洗浄機構120と、純水を高圧で噴射
して洗浄するための高圧純水洗浄機構130と、超音波
振動させた純水を噴射して洗浄するための超音波洗浄機
構140が設けられている。これら洗浄機構120,1
30,140は、洗浄処理時以外は、基板Wの上の処理
位置から退避位置に退避できるように構成されている。
【0006】モータ104の回転駆動、各洗浄機構12
0,130,140の駆動、三方弁113の切り替え、
各処理液供給源116,117の駆動(送出や停止な
ど)などの制御はマイクロコンピュータ等で構成されて
いる制御部150により行われる。
【0007】この装置は、たとえば、表面にフォトレジ
ストやポリイミド等の感光性樹脂が塗布された基板を露
光する前に、基板W表面へ表面改質用処理液を供給し、
それと同時に基板W裏面を洗浄しようとするものであ
り、前工程でフォトレジストを塗布された基板Wを反転
し、その表面が下方を向くように回転台105上に載置
する。つぎに、モータ104を駆動して基板Wを回転さ
せ、各洗浄機構120,130,140をそれぞれ同時
又は所定の順番で駆動して基板Wの裏面を洗浄する。ま
た、これら洗浄機構120,130,140の駆動とと
もに、表面処理液供給源116、純水供給源117およ
び三方弁113を駆動して、表面処理液と純水を基板W
表面に供給する。このように、基板W裏面の洗浄と同時
に基板W表面への表面処理液の供給が行なわれ、処理時
間の短縮を図ることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5に
示される高圧純水洗浄機構130では、洗浄水を流すだ
けであり、例えば、微細構造の回路を有する基板表面を
洗浄する場合には、流水を構造物内の微細な空間に侵入
させることは困難であり、そのような空間から残滓を取
り除くことができないという問題がある。また、基板W
を傷つけないように低圧に設定すると洗浄液を大量に必
要とするため、コストの削減が図れない。また、超音波
洗浄機構140では装置自体が高価なうえ、処理時間が
長くなるため、やはり製造コストの削減を思うように図
れない。いずれにしても、装置などのイニシアルコスト
及び洗浄液などのランニングコストを安価に抑えつつ、
確実な洗浄効果を得るのが難しく、微細な空隙、とく
に、微細な線間の角の部分に残留する残滓を確実に取り
除くことはできないという問題がある。
【0009】このような問題点に鑑みて、本発明は、微
細な空隙内のすみずみまで処理液を行き渡らせて、確実
に処理を行なうことができる基板処理方法を提供するこ
とを目的としている。
【0010】とくに、本発明の目的は、微細加工された
基板の薄膜形成後の洗浄やエッチング後の洗浄処理など
において、極小化された線間内に残滓や異物を残さない
基板処理方法の提供にあり、基板製品の不良品率を低下
させることができるものである。
【0011】さらに、本発明の目的は、エッチング用の
薬液や洗浄用の純水などの処理液の製品一枚あたりの使
用量を削減して低コスト化を図ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段及びその効果】本発明の基
板処理方法は、前記目的を達成するために、微細な空隙
を有する基板に対し、霧化された処理液をノズルから吹
き付けて処理を行なう基板処理方法であって、前記処理
液を平均粒径1μm以上60μm以下に霧化して吹き付
けることを特徴としている。
【0013】ここで平均粒径とは、液体粒の外径の総和
を液体粒の個数で割った単純平均である。
【0014】たとえば、間隔が約1μm〜3μmである
ような微細な空隙(たとえば、線間など)を有する液晶
基板や更に微細な空隙を有する半導体ウエハなどの基板
において、洗浄などの処理効果を決定づけるのは、洗浄
液などの処理液が、線間などの微細な空隙に侵入できる
かどうかである。したがって、液晶表示基板や半導体ウ
エハなどの基板の製造に際し、平均粒径が1μm以上6
0μm以下(好ましくは、1μm以上20μm以下)の
範囲にある霧状の処理液を使用することによって、線間
の洗浄などの処理を、少ない処理液で確実に行なうこと
ができる。
【0015】請求項1に定義する処理には、エッチング
後の不要物除去のための洗浄や、レジスト除去、異物除
去などが含まれる。このような洗浄やレジスト除去にお
いて、微細な空隙(線間)内にも洗浄液や薬液などの処
理液が入り込めるため、残滓が極めて少なくなり、微細
化の激しい近年にあって高精度な製品の製造を可能とす
る。また、少ない処理液で確実な処理が可能となるた
め、一枚あたりの処理液(薬液、純水など)の消費量を
低減することができ、製造コストの低減を図ることがで
きる。
【0016】尚、前記処理液の平均粒径は、請求項2に
かかる発明のように、1μm以上20μm以下であるこ
とがより好ましい。このようにすれば、さらに、処理作
業が確実かつ迅速に行なわれ、処理液の使用量の削減効
果も促進される。
【0017】請求項3にかかる本発明では、請求項1又
は2に記載の発明に加えて、前記ノズルから吐出される
前記処理液の吐出圧が、0.3MPa以上3MPa以下
であるものである。
【0018】圧力が0.3MPaより小さいと、霧化が
困難であり、また、洗浄効果などの各種処理液のもつ効
果が期待できない。一方、3MPaより大きいと基板が
損傷する惧れがあり、これを避けるべく、基板表面から
のノズルの高さ位置を高くすると、霧化した処理液が拡
散する(吹き上がる)ため、却って好ましくない事態を
招くことになる。
【0019】請求項4にかかる本発明は、請求項1乃至
3に記載のいずれかの発明に加えて、前記ノズルと基板
表面との間の距離を0.5mm以上50mm以下とする
ものである。
【0020】0.5mmより小さいと、処理できる面積
が小さくなり効率が悪くなる。したがって、一枚あたり
の処理に使用される処理液の量の低減を図れない。50
mmより大きいと、処理液が余分なところに離散して、
やはり、処理液を無駄に費やし、さらに、離散した処理
液が処理の必要のない基板の裏面側に回りこんで、処理
を進めてしまうという悪影響を与える。
【0021】請求項5にかかる本発明は、請求項1乃至
4に記載のいずれかの発明に加えて、前記ノズルと基板
表面との間の距離を、10mm以上30mm以下とした
ものである。
【0022】ノズルと基板表面との間の距離を10mm
以上30mm以下とすることによって、さらに確実に処
理液の量の低減を図ることができる。また、離散による
悪影響を確実に防ぐことができる。
【0023】請求項6にかかる本発明は、請求項1乃至
5に記載のいずれかの発明に加えて、前記ノズルを囲繞
するカバーを設け、該カバー内の空気を排気するように
したものである。
【0024】カバーを設けることによって、処理液が処
理室内に分散するのを防ぐことができ、処理液の使用量
の低減を図ることができる。また、不必要な部分、たと
えば、基板の裏側などに、処理液が付着することもない
ので、そのような処理の必要のない部分での処理の進行
を防ぐことができる。さらに、カバー内を排気すること
によって、カバー内での滞留を防止することができるの
で、霧の粒子が結合して大きな水滴になることがなく、
霧状の処理液が均一に基板に吹き付けられる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を説明す
る。図1は、本発明の基板処理方法が適用される基板処
理装置の要部の正面図であり、図2は、図1の基板処理
装置の要部の平面図であり、図3及び図4は、図1およ
び図2の基板処理装置のスプレーユニットの側面図と要
部断面図である。
【0026】図1において、この基板処理装置は、回転
式のものであり、基板1を支持するロータ5と、ロータ
5を回転させる回転機構4と、ロータ5と共に回転する
液回収補助板6と、基板1の上面及び/又は下面に供給
された処理液を回収するカップ7と、基板1に向けて処
理液を上方より吹き付けて供給する上部スプレーユニッ
ト2と、下方より吹き付けて供給する下部スプレーユニ
ット3を備えており、これらは処理室を形成する枠体8
の内部に設けられている。
【0027】基板1は、点接触するピン51を介してロ
ータ5上に水平に支持される。ピン51は、基板1の4
隅近傍に2つずつ(図2参照)と中心部近傍など適当な
位置に適宜設けられている。
【0028】ロータ5は、図2に示されるように、内環
部5aと外環部5cをスポーク部5bで連結したホイー
ル形状を呈するものであって、基板1の4隅近傍を支持
するピン51はスポーク部5bの幅広にされた部分に2
個ずつ設けられている。
【0029】回転機構4は、図1に示されるように、処
理室のほぼ中央に垂直に立設された中空軸40と、処理
室の下方にあって中空軸40の下端側に連結され、中空
軸40を回転させる駆動装置41を有している。中空軸
40の上端には、ロータ5および液回収補助板6が同心
状に配設されている。中空軸40の中空42内には、下
部スプレーユニット3の一部が挿入されている。
【0030】液回収補助板6は、基板1の回転円外周径
である対角寸法と同じかこれよりわずかに大きい外径を
有する円板であり、ロータ5のような中空5dは形成さ
れていない。液回収補助板6は、水平な円板形状であっ
て、その中心部に、中心軸40の先端部が貫通する円形
の開口部を有し、ロータ5の上側にビスなどの取付手段
によって直接固定されている。従って、この液回収補助
板6はロータ5と共に回転し、処理液の排水をスムーズ
に行なわせる。他の例として、液回収補助板の形状を、
中心部から外縁部に向かってたとえば、1〜5°の角度
で下方に向け僅かに傾斜する笠形としてもよく,その場
合は、ロータ5の下側にビスなどの取付手段によって直
接固定される。
【0031】上部スプレーユニット2は、図1に示され
るように、ロータ5の側方に位置する枠体8にベアリン
グを介して上下動および回転自在に取り付けられた垂直
アーム26と、垂直アーム26の上端にその一端が取り
付けられた水平アーム25とを有しており、スプレーノ
ズル20は、水平アーム25に適当な間隔を隔てて複数
個設けられている。また、垂直アーム26の下方には、
駆動装置27が設けられており、垂直アーム26を支点
として水平アーム25は、待機位置Aから退避位置Bを
経て吐出位置Cへ上下動及び旋回動する。実線で示され
る待機位置Aは、水平アーム25が基板1脇で可能な限
り低位置となるように構成された位置であり、待機中、
搬送装置などの他の装置の移動に対して干渉しないよう
になっている。吐出位置Cは、スプレーノズル20から
処理液を霧状にして吐出する処理位置であり、水平アー
ム25が基板1の上方の適当な高さに進出している。退
避位置Bは、吐出位置Cから水平アーム25を水平に旋
回させて基板1の脇に退避させたところである。
【0032】さらに、図3に示されるように、上部スプ
レーユニット2は、複数のスプレーノズル20(図示例
では4つ)と、スプレーノズル20とフレキシブルホー
ス22をつなぐマニホールド21と、フレキシブルホー
ス22を通じて処理液供給源23からスプレーノズル2
0へ処理液を適当な圧力で供給するポンプ24とを有し
ている。
【0033】スプレーノズル20は、適当な圧力の液体
が供給されるとその液体を霧状にして散布するような機
構を有するものである。霧状に散布される処理液の平均
粒径は、1μm以上60μm以下で、好ましくは、1μ
m以上20μm以下である。その範囲内であれば、数μ
程度の線間幅を有する基板の線間(微細な空隙)に容易
に入り込めるので、洗浄などを効率よく確実に行なうこ
とができる。
【0034】スプレーノズル20に供給される液体(処
理液)の圧力は、0.3MPa以上、3MPa以下であ
ることが好ましい。供給される処理液の圧力が、この範
囲内にあれば、霧化が容易であり、洗浄などの各種処理
に対して大きな効果が得られ、しかも、基板1に与える
損傷を防げるからである。また、他の実施態様として、
スプレーノズルを、気体と液体とを内部で混合する2流
体スプレーとしてもよい。その場合も、流体の圧力は3
MPa以下であることが、前述のような理由から好まし
い。
【0035】また、スプレーノズル20と基板1表面と
の間の距離L(図1参照)は、0.5mm以上、50m
m以下、好ましくは10mm以上、30mm以下であ
る。スプレーノズル20が基板1表面に近いと、処理液
を多量に吹き付けても当たらない部分ができるなど、効
率がよくない。また、スプレーノズル20を基板1表面
から遠く離すと吹き付けられる面積は多くなるが、基板
1以外の余分なところには処理液が離散して不経済であ
ると共に、余分なところへ悪影響を与える。
【0036】上部スプレーユニット2はカバー9を有し
ている。このカバー9は、複数のスプレーノズル20を
一括して囲繞するもので、水平アーム25にブラケット
28を介して平行に取り付けられている。また、カバー
9は、図4に示されるように、下面開放の箱型であり、
ブラケット29により水平アーム25に取り付けられた
マニホールド21の先端のスプレーノズル20が、カバ
ー9の上面に穿設されたノズル口93を貫通してカバー
9の内部に配設される。
【0037】また、カバー9内の短手方向の幅Nは、ス
プレーノズル20から吐出される霧状の処理液がカバー
内壁9cにぶつからない程度あることが好ましく、垂直
方向の長さHと関連づけられる。この長さHは、図1に
示されるように、カバー下端9bより噴出する液体が、
基板1上へ舞い上がって離散しない程度あればよい。霧
状の処理液の噴射角度θは、およそ40〜60°であ
り、粒子速度は、20〜30m/secであり、ノズル
1本あたりの流量は、1〜1.5l/minである。
【0038】さらに、カバー9の水平方向に長い方の側
面9aには、排気孔90が設けられており、管91を介
してポンプ92によってカバー9内の排気をする。排気
孔90は、側面9aの上辺側に水平に適当な間隔で複数
個設けられている。このカバー9は、必要のないところ
に処理液が分散しないようにするためのものであり、処
理液の使用量を必要最小限に抑えるとともに、不必要な
部分への悪影響を防止する。また、排気孔90、管91
及びポンプ92は、カバー9内での滞留を防止するため
のものであり、霧状の細かな粒子が結合して大きな粒子
になることを防ぐ。したがって、設定された噴出時の平
均粒径を維持し、霧状の最適な粒径をもつ処理液を基板
1表面に確実に供給することができる。
【0039】カバー9の水平アーム25に沿う方向の長
さMは、図2に示されるように、ロータ5の半径にほぼ
等しく、2点鎖線で示される吐出位置Cに水平アーム2
5が進出したときにロータ5の半径と重なる。しかし、
本発明では、少なくとも、基板の対角線の半分の長さ以
上を有していればよい。そうすることで、回転する基板
1の回転中心から回転の最外縁までを覆うことができ、
基板1の全面に処理液を吹き付けることができる。
【0040】下部スプレーユニット3は、図1に示され
るように、噴出ノズル30と、噴出ノズル30に処理液
を供給する管31と、処理液槽32と、ポンプ33を有
している。噴出ノズル30と管31は、中空軸40の中
空42内に設けられており、噴出ノズル30の先端は、
中空42の上端より外部に向けて僅かに突出し、外周を
向いている。
【0041】噴出ノズル30は、図2に示されるよう
に、中空軸40の断面円を等分(図示例では4等分)す
るように複数個設けられており、回転中心から放射線上
に基板の外縁に向けて適宜、処理液を噴出する。そのほ
か、噴出ノズル30の噴出する処理液の平均粒径、吐出
圧及び基板1との距離の関係は、前述の上部スプレーユ
ニット2のスプレーノズル20と同様な構成としてもよ
い。また、全く別な構成としてもよい。それらは、用途
に合わせて適宜従来の構成のものを適用することができ
る。
【0042】なお、処理液を多種類使用する場合には、
各処理液に対応して上部スプレーユニット2を複数個設
けてもよく、配管を複数にして切換弁を介し1つのスプ
レーノズルから2種以上の処理液が吐出されるようにし
てもよい。
【0043】また、上部スプレーユニット2に超音波洗
浄装置を備えさせてもよい。その場合、更に微細な異物
などの除去が可能となる。
【0044】カップ7は、その内径側は回転軸40の外
周に近接し、外径側は、ロータ5の外縁よりもさらに外
側で適当な大きさを有し、ダクト71を介して処理室の
外部に設けられた回収槽72に処理液を回収する。な
お、カップ7が上下2段の構成となっている場合には、
上部を昇降させてロータ5上へ基板1をセットするとき
などの便を図ることができる。また、他の実施態様とし
て、ダクト71を排気装置に連結することが好ましく、
処理液の回収を促進させることができる。これにより、
余分な処理液や洗浄後の不純物の混ざった洗浄液などを
速やかに基板1より取り去ることができ、また、ロータ
回転により生じた気流を排出することができる。
【0045】次に、本発明の基板処理方法を、図1の基
板1を洗浄する場合について説明する。基板1は、処理
室内の回転機構4のロータ5上にセットされており、回
転しながら各種処理が断続的に行われる。
【0046】洗浄工程に入ると、まず、垂直アーム26
の上昇とそれに続く回転によって、上部スプレーユニッ
ト2の水平アームが基板1上の吐出位置Cに進出して停
止する。次に、スプレーノズル20から所定の平均粒径
(1〜60μm好ましくは1〜15μm)にされた霧状
の洗浄液を吐出する。それと同時に、カバー9内の排気
を開始する。カバー9内では滞留に因る純水粒子の結合
が防止され、設定した噴出時の平均粒径を維持した状態
で、純水が基板上に吹き付けられる。この洗浄液粒子
は、微細な空隙にまで入り込み、残滓を取り除き、屹立
した線間の形成に寄与する。そのような線間が形成でき
れば、線間幅の極小化をさらに促進することができる。
【0047】洗浄後の汚染された純水は、カップ7,ダ
クト71を経由して回収槽72に回収される。さらに、
洗浄工程が終了すると、ロータ5を高速で駆動させ、基
板1上に残る洗浄液は遠心力により除去される。
【0048】なお、上部スプレーユニット2が洗浄液を
吐出している間、下部スプレーユニット3からも洗浄液
を供給し、下面のリンスを行なうようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の基板処理方法が適用される基
板処理装置の要部の正面図である。
【図2】図2は、図1の基板処理装置の要部の平面図で
ある。
【図3】図3は、図1および図2の基板処理装置の上部
スプレーユニットの側面図である。
【図4】図4は、図1および図2の基板処理装置の上部
スプレーユニットの要部断面図である。
【図5】従来の処理装置の説明図である。
【符号の説明】
1 基板 2 上部スプレーユニット 9 カバー 20 スプレーノズル 90 排気孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H096 AA24 AA25 AA27 GA26 GA31 HA20 LA02 3B201 AA02 AA03 AB01 AB34 AB42 BB24 BB92 BB93 CB01 CD11 CD22 5F043 CC12 CC16 DD06 DD10 DD13 DD30 EE05 EE07 EE08 EE27 EE40 GG10 5F046 LA04 LA14

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微細な空隙を有する基板に対し、霧化さ
    れた処理液をノズルから吹き付けて処理を行なう基板処
    理方法であって、 前記処理液を平均粒径1μm以上60μm以下に霧化し
    て吹き付けることを特徴とする基板処理方法。
  2. 【請求項2】 前記処理液の平均粒径を、1μm以上2
    0μm以下とした請求項1記載の基板処理方法。
  3. 【請求項3】 前記ノズルから吐出される前記処理液の
    吐出圧が、0.3MPa以上3MPa以下である請求項
    1又は2記載の基板処理方法。
  4. 【請求項4】 前記ノズルと基板表面との間の距離を
    0.5mm以上50mm以下とした請求項1乃至3に記
    載のいずれかの基板処理方法。
  5. 【請求項5】 前記ノズルと基板表面との間の距離を1
    0mm以上30mm以下とした請求項1乃至3に記載の
    いずれかの基板処理方法。
  6. 【請求項6】 前記ノズルを囲繞するカバーを設け、該
    カバー内の空気を排気するようにした請求項1乃至5に
    記載のいずれかの基板処理方法。
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