JP2002011864A - インクジェット印字装置 - Google Patents

インクジェット印字装置

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JP2002011864A
JP2002011864A JP2000193740A JP2000193740A JP2002011864A JP 2002011864 A JP2002011864 A JP 2002011864A JP 2000193740 A JP2000193740 A JP 2000193740A JP 2000193740 A JP2000193740 A JP 2000193740A JP 2002011864 A JP2002011864 A JP 2002011864A
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printing
paper
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printing unit
ink
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JP2000193740A
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English (en)
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Mitsuyasu Nakajima
光康 中嶋
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J3/00Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed
    • B41J3/60Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed for printing on both faces of the printing material

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  • Printers Characterized By Their Purpose (AREA)
  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】適正な画像を高速に両面印刷するインクジェッ
ト印字装置を提供する。 【解決手段】ライン式プリンタ30は、用紙26を搬送
する搬送ローラ対31(31a、31b)及び用紙26
の表裏に対峙して設けられた上側ヘッド32及び下側ヘ
ッド33を備えている。上側ヘッド32及び下側ヘッド
33は用紙26の用紙の主走査方向のほぼ全幅に対応す
る印字素子を備えた印字ヘッドと、この印字ヘッドにイ
ンクを供給するインク供給装置を備えている。上側ヘッ
ド32と下側ヘッド33の同じノズル番号の吐出ノズル
34は用紙26を介し対向して一致する位置に配置さ
れ、上下の同じノズル番号の吐出ノズル34から吐出さ
れるインク滴35は、用紙26の表裏の同じ位置に着弾
する。片面の印字を行った後に紙面の波打ちが発生する
前に他面を印字するように表裏で印字タイミングを異な
らせてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、適正且つ高速に画
像を両面印刷するインクジェット印字装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、インクジェット方式のプリンタが
広く用いられている。このインクジェット方式によるプ
リンタには、ピエゾ抵抗素子(圧電素子)の変形によっ
てインク滴を飛ばすピエゾ方式や、膜気泡の発生する力
でインク滴を飛ばすサーマルジェット方式等がある。更
にサーマルジェット方式には、インク滴の吐出方向によ
り二通りの構成があり、一つは発熱素子の発熱面に平行
する方向にインク滴を吐出する構成のサイドシュータ型
と呼称されるものであり、他は発熱素子の発熱面に垂直
な方向にインク滴を吐出する構成のルーフシュータ型又
はトップシュータ型と呼称されるものである。ルーフシ
ュータ型の印字ヘッドを備えたプリンタは、消費電力が
極めて小さくて済み、経済的であることが知られてい
る。
【0003】また、家庭で個人的に使用される小型のプ
リンタとしては、比較的軽便なキャリッジ移動型のプリ
ンタが主流となって広く用いられている。キャリッジ移
動型のプリンタは、小型の印字ヘッドとインクカートリ
ッジが一体になってキャリッジに搭載され、そのキャリ
ッジが用紙の幅方向に往復移動しながら、縦方向に搬送
される用紙面に文字や画像を印字(印刷)する。
【0004】図5(a) は、そのようなキャリッジ移動型
のプリンタの構成を模式的に示す斜視図であり、同図
(b) は、同図(a) に示す印字ヘッドがモノクロ用である
場合の用紙側から見た拡大図(同図(a) のA矢視拡大
図)、同図(c) は、同図(a) に示す印字ヘッドがフルカ
ラー用である場合のA矢視拡大図である。
【0005】このプリンタ1は、同図(a) に示すよう
に、キャリッジ2に印字を実行する印字ヘッド3とイン
クを収容しているインクカートリッジ4が取り付けられ
ている。キャリッジ2は、一方ではガイドレール5によ
り滑動自在に支持され、他方では歯付き駆動ベルト6に
固着している。
【0006】これにより、印字ヘッド3及びインクタン
ク4は、図の両方向矢印Bで示す装置本体(プリンタ
1)の幅方向、つまり印字主走査方向に往復駆動され
る。この印字ヘッド3と装置本体の不図示の制御装置と
の間にフレキシブル通信ケーブル7が接続され、このフ
レキシブル通信ケーブル7を介して制御装置から印字デ
ータと制御信号が印字ヘッド3に送出される。
【0007】この印字ヘッド3に対向し、図の両方向矢
印Bで示す印字ヘッド3の上述した往復移動方向に延在
して、装置本体のフレーム8の下端部にプラテン9が配
設されている。このプラテン9に接して用紙11が給紙
ローラ対12(下のローラは用紙11の陰になっていて
図では見えない)と排紙ローラ対13(下のローラは同
様に陰になって見えない)により図の矢印Cで示す印字
副走査方向(図の斜め左下方向)に間欠的に搬送され
る。
【0008】この用紙11の間欠搬送の停止期間中に、
印字ヘッド3は、モータ14により歯付き駆動ベルト6
及びキャリッジ2を介して駆動されながら、用紙11に
近接してインクを吐出し、紙面に印字する。この用紙1
1の間欠搬送と印字ヘッド3による往復移動時の印字と
の繰り返しによって、用紙11の全面に印字を行うこと
ができる。
【0009】上記の印字ヘッド3は、上述したピエゾ素
子を用いるピエゾ方式の印字ヘッドでもよく、また、膜
気泡の成長力を利用するサーマル方式の印字ヘッドであ
ってもよい。また、印字ヘッドがモノクロ用である場合
は、同図(b) に示す印字ヘッド3′のように、そのイン
ク吐出面にはインクを吐出して印字を実行する1列のノ
ズル列15が形成されている。
【0010】1列のノズル列15には、設計上の理由に
もよるが、およそ64個、128個又は256個の吐出
ノズル16が、例えば25.4mm当り300個の密度
で縦1列に並んで配置されている。これらの吐出ノズル
16に、インクタンク4からインクが供給される。
【0011】また印字ヘッドがフルカラー用である場合
は、同図(c) に示す印字ヘッド3″のように、通常、そ
のインク吐出面にはインクを吐出して印字を実行する4
列のノズル列17(17y、17m、17c、17b
k)が形成されている。これら4列のノズル列17は、
それぞれイエロー(y)、マゼンタ(m)、シアン
(c)及びブラック(bk)のインクを吐出する。この
場合も、1列のノズル列15には、64個、128個又
は256個の吐出ノズル18が配置される。
【0012】図6(a),(b) は、用紙の主走査方向のほぼ
全幅に対応する印字素子を有するライン式プリンタ用印
字ヘッドの外観平面図であり、同図(a) はモノクロ用印
字ヘッドを示す図、同図(b) はフルカラー用印字ヘッド
を示す図である。同図(a) に示すモノクロ用印字ヘッド
20は、図5(b) に示す印字ヘッド3′とほぼ同様の構
成の要素チップ21を、親基板22の長手方向に互い違
いに千鳥状に配置して構成されている。このような長尺
のモノクロ用印字ヘッド20は、プリンタ装置本体に固
定され、用紙の方が図の矢印Dで示す副走査方向に搬送
される。
【0013】また、同図(b) に示すフルカラー用印字ヘ
ッド23は、図5(c) に示す印字ヘッド3″とほぼ同様
の構成の要素チップ24を、やや幅広の親基板25の長
手方向に互い違いに千鳥状に配置して構成されている。
このフルカラー用印字ヘッド23も、プリンタ装置本体
に固定され、用紙の方が、図の矢印Eで示す副走査方向
に搬送される。
【0014】上記のように、長尺のモノクロ用印字ヘッ
ド20(又はフルカラー用印字ヘッド23)を1個のチ
ップとして構成せずに複数の要素チップを用いて構成す
るのは、シリコンウエハ上に作成される印字ヘッド用チ
ップの大きさには限界があるからである。また、仮に大
型の単結晶シリコンウエハが得られたとしても、シリコ
ンウエハは丸形であるから、その直径に沿って形成し得
る長尺印字ヘッドの数には限りがあって歩留りが極めて
悪くなるから実用的でない。
【0015】もっとも、最近では、シリコンウエハでは
なくガラス基板に印字ヘッドを構成する技術が開発され
ており、これであると、図5(b) に示す印字ヘッド3′
又は同図(c) に示す印字ヘッド3″の形状をそのまま長
尺にした単体構成の安価な長尺印字ヘッドの実現も可能
である。
【0016】一般に、用紙に印字する場合、片面だけに
印字したほうが使い勝手が良いため、長らくの間は片面
印字が主流であった。しかし、そのように用紙の片面だ
けの印字では裏面の白地が不経済であり、両面印字がで
きた場合に比較して用紙の原料である木材の消費が倍に
なるということから、地球環境保護を目的として両面印
字を行うことが多くなっている。
【0017】このような両面印字をプリンタ或は複写機
(以下、プリンタのみを取り上げる)で行うには、用
紙の表面(片面)に印字する、表面が定着(乾燥)を
終了するまで待機する、自動反転機構を用い(大型機
の場合)、或は用紙を一旦機外に排出して手作業で(小
型機の場合)、用紙を反転させる、用紙の裏面(他
面)に印字する、という作業工程により、両面印刷を行
う。すなわち印字ヘッドは用紙の片側のみに配置され、
用紙を表裏反転させて両面に印刷を行っている。
【0018】ここで上記の工程を省略すると、印字を
終了したばかりの片面の印字面が定着の不完全なインク
で汚れる不具合が発生するから工程を省略することは
出来ない。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電子写真式
のプリンタや熱転写型のプリンタでは、印字終了と同時
に印字画像が用紙に定着されるから、両面印字を行う場
合でも片面の印字を終了して直ちに他面の印字に移るこ
とができ、上記の工程に要する時間は殆ど零であっ
て、特にこれといった問題はない。
【0020】しかし、インクジェット式のプリンタで
は、印字が終了してから、その印字画像が用紙に定着す
る(印字インクが完全に乾燥する)までには比較的長い
時間を要する、すなわち上記の工程に比較的長い時間
を要するため、両面印字が実用にならないという問題を
有していた。
【0021】例えば、インクジェット式プリンタにおけ
る一般的なOA用紙を用いた場合の印字直後からインク
が定着するまでの時間は、緩浸透インクを用いたときで
は、印字インクが用紙面に着弾後、数m秒で用紙への浸
透を開始し、完全に定着するまでに10秒程度の時間を
要する。また、超浸透インクを用いたときでも、印字イ
ンクが用紙面に着弾後、用紙への浸透を開始するまでに
100〜200μ秒を要し、浸透完了までに数10m
秒、これが完全に定着するまで更に数百m秒の時間を要
する。したがって、多忙なオフィスにおいて使用される
事務用プリンタとしては、時間効率が悪く両面印字に使
用することができない。
【0022】もっとも、家庭で個人的に使用する場合に
は、工程における待ち時間の長さは我慢できないこと
はない。ところが、実際に両面印字を行ってみると更に
他の問題が発生した。そもそも近年のインクジェット式
のプリンタは、銀塩写真を優に凌ぐほどの極めて高精細
な画像を形成するものであり、その高精細な画像がイン
クジェット式プリンタの特徴ある利点ともなっている
が、折角のそのような高精細であるべき画像を、両面印
刷の裏面に印刷することができない。つまり最初の片面
(表面)には高精細な画像が印字されるが他の片面(裏
面)には何ゆえか不良画像が印字されることが判明し
た。そして、この原因を追求していくと、インクジェッ
ト式のプリンタ特有の不良画像発生の誘因が発見され
た。
【0023】図7(a) 〜(d) は、インクジェット式プリ
ンタにおける、吐出ノズルから吐出されるインク滴の用
紙への着弾から定着までの微視的な基本動作を模式的に
示す図である。図8(a) 〜(d) は、インクジェット式プ
リンタにおける印字面に発生する両面印字に悪影響を及
ぼす不具合を説明する図である。
【0024】先ず、図7(a) 〜(d) において、同図(a)
に示すように印字ヘッド(図1(b)の印字ヘッド3′、
同図(c) の印字ヘッド3″、図2(a) のモノクロ用印字
ヘッド20又は同図(b) のフルカラー用印字ヘッド2
3、以下同様)から用紙26に向けて吐出されたインク
滴27は、図7(b) に示すように用紙26に着弾する。
【0025】そして、用紙26に着弾したインク滴27
は、毛細管現象により、同図(c) に示すように用紙26
中に浸透を開始する。同図(c) には未浸透部分27−1
を白抜きで示し、浸透部分27−2を梨地で示してい
る。この着弾インク滴27は、やがて同図(d) に示すよ
うに、全て用紙26中に浸透して定着する。
【0026】このインク滴の用紙への着弾から定着まで
における用紙の状態を、図8(a) 〜(d) においてやや広
い印字範囲を設定して巨視的に観察すると、先ず、同図
(a)に示すように、用紙26に一辺の長さWの印字面を
想定する。W=25.4mmすなわち観察すべき印字面
を25.4mm×25.4mmとし、印字解像度が2
5.4mm当り600ドットであり、印字率100%で
印字を行ったとすれば、上記25.4mm×25.4m
mの印字面には、600発×600発=360000発
のインク滴が吐出されることになる。
【0027】同図(b) は、360000発のインク滴が
用紙26に着弾した直後の状態を示している。上記2
5.4mm×25.4mmの印字面には、360000
発のインク滴が着弾してなる印字インクの一団28が形
成される。この印字インクの一団28は、着弾後、所定
の時間が経過すると、同図(c) に示すように、用紙26
中への浸透を開始し(未浸透部分28−1及び浸透部分
28−2参照)、やがて同図(d) に示すように用紙26
中に完全に浸透して、完全浸透インク28−3となって
定着する。そして、ことき、同図(d) に示すように、用
紙26の印字面に波打ちが発生する。この波打ちは、印
字インクが完全乾燥後も解消されることはない。
【0028】両面印字において他面への印字時には、上
記のように波打ち状態になっている凹凸の激しい用紙2
6の裏面に印字することになるため、インクジェット式
のプリンタのように高精細な画像を高精度に形成する方
式の印字装置では、そのような波打ち状態の紙面に画像
を正しく再現することができない。これがインクジェッ
ト式のプリンタにおいて、両面印刷時に他面には印字む
らの有る不良画像が印字される理由である。
【0029】このように、印字済み用紙の波打ち現象
は、用紙中へのインク滴の浸透に伴うインクジェット式
プリンタに特有の性質であるため、上記他面に印字する
画像に発生する不具合は、これを回避することは不可能
であると思われていた。本発明の課題は、上記従来の実
情に鑑み、適正且つ高速に画像を両面印刷するインクジ
ェット印字装置を提供することである。
【0030】
【課題を解決するための手段】以下に、本発明に係わる
インクジェット印字装置の構成を述べる。本発明のイン
クジェット印字装置は、用紙を搬送する搬送手段と、該
搬送手段により搬送される上記用紙の表面に対峙して設
けられた第1の印字ユニットと、上記搬送手段により搬
送される上記用紙の裏面に対峙して設けられた第2の印
字ユニットと、上記第1の印字ユニット及び上記第2の
印字ユニットを制御する制御手段とを備え、該制御手段
は、上記第2の印字ユニットによる上記用紙の裏面への
印字位置が上記第1の印字ユニットによる上記用紙の表
面への印字位置に上記用紙を介し対向して一致する位置
となるべく、上記第1の印字ユニット及び上記第2の印
字ユニットを制御するように構成される。
【0031】上記制御手段は、例えば請求項2記載のよ
うに、上記第1の印字ユニットにより上記用紙上に印字
を行った後、該第1の印字ユニットの印字時期から上記
第2の印字ユニットによる印字時期を遅延させる時間を
上記第1の印字ユニットによる印字インクの影響により
上記用紙の印字位置に波打ちが発生するまでの時間より
も短い時間内に収まるように印字制御するように構成さ
れる。
【0032】また、上記第1の印字ユニット及び上記第
2の印字ユニットは、例えば請求項3記載のように、そ
れぞれ上記用紙の主走査方向のほぼ全幅に対応する印字
素子を有して構成され、この場合、例えば請求項4記載
のように、上記用紙の副走査方向に所定距離だけ離隔し
て配置されるようにしてもよい。
【0033】また、上記第1の印字ユニット及び上記第
2の印字ユニットは、例えば請求項5記載のように、そ
れぞれ上記用紙の主走査方向に印字ユニットが移動する
キャリッジ移動型の印字ユニットで構成される。また、
例えば請求項6記載のように、用紙を搬送する搬送手段
と、該搬送手段により搬送される上記用紙の表面に対峙
して設けられ上記用紙の主走査方向に印字ユニットが移
動するキャリッジ移動型の第1の印字ユニットと、該第
1の印字ユニットに対し上記搬送手段により搬送される
上記用紙の裏面に対峙して設けられ、且つ副走査方向の
位置が上記第1の印字ユニットに対し上記用紙を介し対
向して一致する位置に配置され、上記用紙の主走査方向
に印字ユニットが移動するキャリッジ移動型の第2の印
字ユニットと、上記第1の印字ユニットにより上記用紙
上に印字を行った後、該第1の印字ユニットの印字時期
から上記第2の印字ユニットによる印字時期を遅延させ
る時間を、上記第1の印字ユニットによる印字インクの
影響により上記用紙の印字位置に波打ちが発生するまで
の時間よりも短い時間内に収まるように印字制御する制
御手段とを備えるように構成し、更に上記第1の印字ユ
ニットと上記第2の印字ユニットは、例えば請求項7に
記載のように、上記副走査方向の位置が相互に所定距離
だけ離隔して配置されるようにしてもよい。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1は、第1の実施の形態に
おけるライン式プリンタの主要部の構成を模式的に示す
斜視図であり、図2は、図1のF−F′断面矢視図であ
る。
【0035】図1及び図2に示すように、ライン式プリ
ンタ30は、用紙26を搬送する搬送手段としての搬送
ローラ対31(31a、31b)と、この搬送ローラ対
31により搬送される用紙26の表面に対峙して設けら
れた第1の印字ユニットとしての上側ヘッド32と、同
じく用紙26の裏面に対峙して設けられた第2の印字ユ
ニットとしての下側ヘッド33を備えている。
【0036】上記の上側ヘッド32及び下側ヘッド33
は、ともに図6(a) に示したと同様の印字ヘッド(勿
論、ガラス基板に形成された長尺一体型の印字ヘッドで
あってもよい)を用紙26との対峙面に備え、更に、こ
れにインクを供給するインク供給装置を備えている。ま
た、上記の印字ヘッドには、それぞれ印字素子としての
2000個の吐出ノズル34(図2参照)が、用紙26
の主走査方向のほぼ全幅に対応して設けられている。
【0037】これら上側ヘッド32と下側ヘッド33の
同じノズル番号(P1、P2、・・・、P2000)の
吐出ノズル34(図では簡略化された断面図であるため
吐出ノズルの本体は見えず位置のみ示している)から
は、同じタイミングでインク35が吐出されるように不
図示の制御装置から制御パルスが与えられる。
【0038】そして吐出ノズル34の配置においては、
用紙26に対して、上側ヘッド32と下側ヘッド33の
同じノズル番号の吐出ノズル34が同配置(用紙26を
介し対向して一致する位置)となっている。これによ
り、上側ヘッド32と下側ヘッド33の同じノズル番号
の吐出ノズル34から吐出されるインク滴35は、用紙
26の表裏の違いがあるだけで全く同じ位置に着弾す
る。
【0039】図3は、上側ヘッド32の駆動回路の構成
を示す図である。尚、下側ヘッド33の駆動回路も同様
の構成である。この駆動回路36はブロック転送方式に
よって印字データの転送を行う。すなわち、先ず印字デ
ータ信号Dをシフトレジスタ回路37にセットし、この
シフトレジスタ回路37の出力を、印字周期CKに同期
させたラッチ信号Lによりラツチ回路38に取り込む。
ラツチ回路38の出力とストローブ信号Stb(Stb
0、Stb2、・・・、Stb9)によリ、後述する1
0組に分けた各組毎に発熱素子を発熱駆動する。
【0040】本例では、2000個の吐出ノズル34か
らなるノズル列を、200個毎のグループに分け、ノズ
ル番号P1〜P100をグループ39−0、ノズル番号
P101〜P200をグループ39−1、・・・、ノズ
ル番号P1901〜P2000をグループ39−9とし
て、10組のグループに分けている。
【0041】それぞれのグループに対しては、1パルス
の上述したストローブ信号Stb(Stb0、Stb
2、・・・、Stb9)が与えられ、このストローブ信
号Stbによリ印字データ信号Dの印字順が決められて
いる。本例では、グループ39−0、グループ39−
1、・・・、グループ39−9の順に、シフトレジスタ
回路37にセットされた印字データ信号Dに従って、ア
ンド回路41を介してトランジスタ42が駆動され、こ
れにより発熱素子43が発熱駆動される。
【0042】発熱素子43は、特には図示しないが、例
えば厚さが5000Å、面積が25×25μmの抵抗体
膜であり、共通配線電極44から駆動電源電圧VHを供
給され、上記の印字データ信号Dに従って発熱する。こ
の発熱素子43にはインクが常時供給されており、発熱
素子43の発熱によって、発熱素子43とインクの界面
に瞬時に膜気泡が発生して成長する。この膜気泡の成長
圧力によって、周囲のインクが、発熱素子43に対向し
て形成されている図2に示す吐出ノズル34から押し出
され、インク滴35となって外部に吐出される。
【0043】上述した制御を行うことにより、用紙26
の表裏に同一のタイミングで同一位置(用紙26を介し
対向して一致する位置)にインク滴35を着弾させるこ
とができる。インク滴35が用紙26の表裏に着弾した
瞬間には、インク(図8(b)の印字インクの一団28参
照)が未だ用紙26に浸透していないから、インク滴3
5が着弾した瞬間の用紙26の表裏には波打ちが発生し
ておらず、通常の印字面が保たれている。これによっ
て、用紙26の表裏に同時に品質の高い印字画像を形成
することができる。
【0044】尚、上記の第1の実施の形態では、上側及
び下側の印字ヘッドが共にその印字素子が用紙の主走査
方向のほぼ全幅に対応して設けられているライン型プリ
ンタについて説明しているが、プリンタはこれに限るこ
となく、上側及び下側の印字ユニットがそれぞれ主走査
方向に移動するキャリッジ移動型で構成されたシリアル
型のプリンタであっても同様に適用できる。
【0045】次に、第2の実施の形態のとして、上側ヘ
ッド32(下側ヘッド33でもよい)により用紙26に
印字を行った後、やや時間を遅延させて下側ヘッド33
(上側ヘッド32でもよい)により印字を行う方法を以
下に説明する。これは上側ヘッド32により用紙26に
印字を行った後、用紙26の反対面への波打ちの発生に
やや時間がかかることを利用した印字方法である。
【0046】先ず、ここで、上記の用紙26に発生する
波打ち現象を子細に観察してみると、前述した図7(a)
〜(d) 及び図8(a) 〜(d) に示した吐出されたインク滴
の用紙への着弾から定着までの経過において、インク滴
の浸透開始から浸透完了までの間のいずれかの時期に波
打ちが発生し始める。その時期を正確に測定することは
困難であるが、少なくとも着弾から浸透開始までの間で
は、紙面には、すなわち反対面にも波打ちは発生しな
い。すなわち、上側ヘッドによる印字インクの影響が紙
面には未だでていない。
【0047】前述したように、一般的なOA用紙を用い
た場合、インクが用紙面に着弾してから浸透開始まで
に、緩浸透インクで数m秒、超浸透インクで100〜2
00μ秒である。したがって、この期間内であれば、上
述したように表裏同時に印字しなくとも、表裏の印字タ
イミングを異ならせて、片面の印字後に一定の遅延時間
を置いて他面を印字することができる。
【0048】したがって、上記は、上側ヘッド32によ
り用紙26上に印字を行った後、この上側ヘッド32に
よる印字インクの影響が紙面に出ない内に、つまり、印
字位置に波打ちが発生するまでの時間よりも短い時間内
に収まるように下側ヘッド33による印字時期を遅延さ
せて印字するように印字制御する。
【0049】この場合、上記の遅延時間は安全を見て上
記の着弾から浸透開始までの期間以内に収まる時間帯で
あれば全く問題はない。すなわち、着弾から浸透開始ま
での期間をTs、遅延時間をTtとすれば、Tt<Ts
であればよい。また、この場合、用紙には一般的に表と
裏があり、事務用の紙では平滑性の高い面が表、平滑性
の低い面が裏である。そして、インクの浸透は紙の平滑
性が高いほど緩慢であり、平滑性が低いほど早く浸透す
る。すなわち平滑性が低いほどインクの着弾後に短時間
で紙面の波打ちが発生する。したがって、上記のように
遅延時間Ttを置いて用紙の表裏で印字タイミングを異
ならせる場合は、平滑性が高い用紙の表側に印字した後
に、その裏側に印字する順序が好ましい。
【0050】また、その場合、先行して印字する上側ヘ
ッド32よりも、印字タイミングを異ならせた分だけ、
つまり時間Tt分の用紙搬送距離だけ、下側ヘッド33
を用紙26の副走査方向に離隔して配置すると、時間T
tの期間を用紙26の搬送を停止させて待機する必要が
なくそのまま搬送してよく、このようにしても、下側ヘ
ッド33は未だ波打ちの発生していない紙面に印字する
ことができる。これによって用紙26の搬送時間に無駄
がなくなる。
【0051】また、このように印字タイミングを異なら
せて他面を印字するようにすれば、制御装置側のライン
バッファを上側ヘッド32と下側ヘッド33とで兼用す
ることができる、また、駆動電力を集中させず分割する
ことができて電力効率が向上する、また、上側と下側の
2つの印字ヘッドの配置で設計上の制約が緩和される等
の利点がある。
【0052】尚、上記の第2の実施の形態では、第1の
実施の形態の場合と同様に上側及び下側の印字ヘッドが
共にその印字素子が用紙の主走査方向のほぼ全幅に対応
して設けられているライン型プリンタについて説明して
いるが、プリンタはこれに限ることなく、この場合も上
側及び下側の印字ヘッドがそれぞれ主走査方向に移動す
るキャリッジ移動型で構成されたシリアル型のプリンタ
であっても同様に適用できる。
【0053】そして、その場合は、上側ヘッドと下側ヘ
ッドの副走査方向の配設位置が用紙を介し対向して一致
する位置に配置されるように構成して、上側ヘッド(下
側ヘッドでもよい)により用紙に印字を行った後、これ
より遅延時間Ttだけキャリッジ移動時間を遅らせて下
側ヘッド(上側ヘッドでもよい)で印字するようにして
もよく、更には、上側ヘッドと下側ヘッドの副走査方向
の配設位置が所定距離だけ離隔して配置されるように構
成して、用紙搬送方向上流側に離隔した印字ヘッド(上
側ヘッドでも下側ヘッドでもよい)により用紙に印字を
行った後、間欠搬送された用紙に対して遅延時間Ttだ
け遅れて下流側に離隔した印字ヘッド(下側ヘッドでも
上側ヘッドでもよい)で印字するようにしてもよい。
【0054】尚、上記第1及び第2の実施の形態におい
ては、説明を分かり易くするため、いずれもインク吐出
ノズルのノズルが1列のみの印字ヘッドを用いたモノク
ロプリンタの例をとって説明しているが、ノズルが4列
(通常のフルカラー用)又は6列(ライトマゼンタ、ラ
イトシアンの淡色インクも用いるフルカラー用)からな
るカラープリンタの場合にも適用できる。
【0055】図4は、第3の実施の形態におけるタンデ
ム方式のカラーインクジェットラインプリンタの構成を
示す図である。同図に示すカラーインクジェットライン
プリンタ45は、搬送ローラ対46(46a、46b)
と、この搬送ローラ対46に搬送される用紙26を挟む
位置に対向して配置された上側イエローヘッド47−1
と下側イエローヘッド48−1、上側マゼンタヘッド4
7−2と下側マゼンタヘッド48−2、上側シアンヘッ
ド47−3と下側シアンヘッド48−3、上側ブラック
ヘッド47−4と、下側ブラックヘッド48−4から構
成される。
【0056】上記イエロー、マゼンタ、シアン及びブラ
ックの各色毎の上側ヘッド47(47−1〜47−4)
と下側ヘッド48(48−1〜48−4)の位置関係
は、第1の実施の形態における図2に示した上側ヘッド
32と下側ヘッド33の位置関係と同一である。
【0057】図4において、用紙26が上側イエローヘ
ッド47−1から上側ブラックヘッド47−4つまり下
側ブラックヘッド48−4の位置まで、或いは下側イエ
ローヘッド48−1から下側ブラックヘッド48−4つ
まり上側ブラックヘッド47−4の位置まで搬送される
時間をT1し、上側イエローヘッド47−1又は下側イ
エローヘッド48−1の吐出ノズル49(49a又は4
9b)から吐出されたインク滴51a又はインク滴51
bが用紙26に着弾してから浸透を開始して用紙26の
印字面が波打ち現象を起こし始めるまでの時間をT2と
して、不等式「Tl<T2」を満たすように設計をする
と、上側ブラックヘッド47−4又は下側ブラックヘッ
ド48−4がインク滴を吐出したとき、用紙26の印字
面は波打ちの無い平常の面が保たれているから、この場
合も、用紙26の表裏に同時に品質の高い印字画像を形
成することができる。
【0058】尚、インク滴51(51a又は51b)の
用紙26への浸透は、表面張力が高いインクを用いれば
用紙26が濡れにくい、つまり浸透しにくくなり、時間
T2が長くなる。また、用紙26によっても時間T2は
大きく異なる。したがって、使用するインク又は用紙に
応じて、T1を決めるようにするとよい。この場合、T
1を長くできれば、プリンタの平均消費電力を低減させ
ることになり、経済的である。
【0059】また、上記の例は、1列のノズル列を備え
た印字ヘッドを多段式に4個並設した形式のタンデム方
式のカラーインクジェットラインプリンタであるが、こ
のようにタンデム方式のカラープリンタに限ることな
く、4列又は6列のノズル列を備えた1つの印字ヘッド
を用いる形式のカラープインクジェットラインリンタに
も適用できる。また、ライン式と限ることなく、シリア
ル式のカラープリンタの場合にも適用可能である。
【0060】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、用紙を挟む位置に対向させて2つの印字ヘッドを
配置し、同一印字タイミング又はインクの着弾から浸透
開始までの時間内でずらせた印字タイミングで、用紙の
表裏に印字を行うので、片面の印字による他面の波打ち
が発生する前に表裏の印字を行うことができ、これによ
り、高速な両面印刷ができるだけでなく表裏共に品質の
高い印字画像を得ることができるインクジェット印字装
置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態におけるライン式プリンタの
主要部の構成を模式的に示す斜視図である。
【図2】図1のF−F′断面矢視図である。
【図3】上側ヘッド又は下側ヘッドの駆動回路の構成を
示す図である。
【図4】第2の実施の形態におけるタンデム方式のカラ
ーインクジェットラインプリンタの構成を示す図であ
る。
【図5】(a) はキャリッジ移動型のプリンタの構成を模
式的に示す斜視図、(b) はモノクロ用印字ヘッドのイン
ク吐出面の拡大図、(c) はフルカラー用印字ヘッドのイ
ンク吐出面の拡大図である。
【図6】(a),(b) は用紙の主走査方向のほぼ全幅に対応
する印字素子を有するライン式プリンタ用印字ヘッドの
外観平面図、(a) はモノクロ用印字ヘッドを示す図、
(b) はフルカラー用印字ヘッドを示す図である。
【図7】(a) 〜(d) はインクジェット式プリンタにおけ
る印字ドットの用紙への着弾から定着までの基本動作を
模式的に示す図である。
【図8】(a) 〜(d) はインクジェット式プリンタにおけ
る印字面に発生する両面印字に悪影響を及ぼす不具合を
説明する図である。
【符号の説明】
1 プリンタ 2 キャリッジ 3、3′、3″ 印字ヘッド 4 インクカートリッジ 5 ガイドレール 6 歯付き駆動ベルト 7 フレキシブル通信ケーブル 8 フレーム 9 プラテン 11 用紙 12 給紙ローラ対 13 排紙ローラ対 14 モータ 15、17 ノズル列 16、18 吐出ノズル 20 モノクロ用印字ヘッド 21 要素チップ 22 親基板 23 フルカラー用印字ヘッド 24 要素チップ 25 親基板 26 用紙 27 インク滴 27−1 未浸透部分 27−2 浸透部分 28 印字インクの一団 28−1 未浸透部分 28−2 浸透部分 28−3 完全浸透インク 30 ライン式プリンタ 31(31a、31b) 搬送ローラ対 32 上側ヘッド 33 下側ヘッド 34 吐出ノズル 35 インク滴 36 駆動回路 37 シフトレジスタ回路 38 ラツチ回路 39−0、39−1、・・・、39−9 駆動グループ 41 アンド回路 42 トランジスタ 43 発熱素子 44 共通配線電極 VH 駆動電源電圧 Stb(Stb0、Stb2、・・・、Stb9) ス
トローブ信号 L ラッチ信号 CK 印字周期 D 印字データ信号 45 カラーインクジェットラインプリンタ 46(46a、46b) 搬送ローラ対 47−1 上側イエローヘッド 47−2 上側マゼンタヘッド 47−3 上側シアンヘッド 47−4 上側ブラックヘッド 48−1 下側イエローヘッド 48−2 下側マゼンタヘッド 48−3 下側シアンヘッド 48−4 下側ブラックヘッド 49(49a、49b) 吐出ノズル 51(51a、51b) インク滴

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙を搬送する搬送手段と、 該搬送手段により搬送される前記用紙の表面に対峙して
    設けられた第1の印字ユニットと、前記搬送手段により
    搬送される前記用紙の裏面に対峙して設けられた第2の
    印 字ユニットと、 前記第1の印字ユニット及び前記第2の印字ユニットを
    制御する制御手段とを備え、 該制御手段は、前記第2の印字ユニットによる前記用紙
    の裏面への印字位置が前記第1の印字ユニットによる前
    記用紙の表面への印字位置に前記用紙を介し対向して一
    致する位置となるべく、前記第1の印字ユニット及び前
    記第2の印字ユニットを制御することを特徴とするイン
    クジェット印字装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の印字ユニット及び前記第2の
    印字ユニットはそれぞれ前記用紙の主走査方向のほぼ全
    幅に対応する印字素子を有することを特徴とする請求項
    1記載のインクジェット印字装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の印字ユニットと前記第2の印
    字ユニットはそれぞれ前記用紙の主走査方向に印字ユニ
    ットが移動するキャリッジ移動型の印字ユニットである
    ことを特徴とする請求項1記載のインクジェット印字装
    置。
  4. 【請求項4】 用紙を搬送する搬送手段と、 該搬送手段により搬送される前記用紙の表面に対峙して
    設けられた第1の印字ユニットと、 前記搬送手段により搬送される前記用紙の裏面に対峙し
    て設けられた第2の印字ユニットと、 前記第1の印字ユニット及び前記第2の印字ユニットを
    制御する制御手段とを備え、 該制御手段は、前記第1の印字ユニットにより前記用紙
    上に印字を行った後、該第1の印字ユニットの印字時期
    から前記第2の印字ユニットによる印字時期を遅延させ
    る時間を前記第1の印字ユニットによる印字インクの影
    響により前記用紙の印字位置に波打ちが発生するまでの
    時間よりも短い時間内に収まるように印字制御すること
    を特徴とするインクジェット印字装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の印字ユニット及び前記第2の
    印字ユニットは、それぞれ前記用紙の主走査方向のほぼ
    全幅に対応する印字素子を有する印字ヘッドであり、且
    つ前記用紙の副走査方向に所定距離だけ離隔して配置さ
    れることを特徴とする請求項4記載のインクジェット印
    字装置。
  6. 【請求項6】用紙を搬送する搬送手段と、 該搬送手段により搬送される前記用紙の表面に対峙して
    設けられ前記用紙の主走査方向に印字ユニットが移動す
    るキャリッジ移動型の第1の印字ユニットと、 該第1の印字ユニットに対し前記搬送手段により搬送さ
    れる前記用紙の裏面に対峙して設けられ、且つ副走査方
    向の位置が前記第1の印字ユニットに対し前記用紙を介
    し対向して一致する位置に配置され、前記用紙の主走査
    方向に印字ユニットが移動するキャリッジ移動型の第2
    の印字ユニットと、 前記第1の印字ユニットにより前記用紙上に印字を行っ
    た後、該第1の印字ユニットの印字時期から前記第2の
    印字ユニットによる印字時期を遅延させる時間を、前記
    第1の印字ユニットによる印字インクの影響により前記
    用紙の印字位置に波打ちが発生するまでの時間よりも短
    い時間内に収まるように印字制御する制御手段とを備え
    たことを特徴とするインクジェット印字装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の印字ユニットと前記第2の印
    字ユニットは、前記副走査方向の位置が相互に所定距離
    だけ離隔して配置されることを特徴とする請求項6記載
    のインクジェット印字装置。
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