JP2002225243A - インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 - Google Patents

インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法

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JP2002225243A JP2001030186A JP2001030186A JP2002225243A JP 2002225243 A JP2002225243 A JP 2002225243A JP 2001030186 A JP2001030186 A JP 2001030186A JP 2001030186 A JP2001030186 A JP 2001030186A JP 2002225243 A JP2002225243 A JP 2002225243A
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尚次 大塚
Hitoshi Sugimoto
仁 杉本
Kiichiro Takahashi
喜一郎 高橋
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督 岩崎
Minoru Teshigahara
稔 勅使川原
Takeshi Yazawa
剛 矢澤
Satoyuki Chikuma
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被記録媒体の搬送量および画像の記録に用い
るノズル数の変更に拘わらず、記録動作条件を維持し
て、インクの発色の特性を変化させることなく、高品位
の画像を記録することができるインクジェット記録装
置、およびインクジェット記録方法を提供すること。 【解決手段】 被記録媒体Pの搬送量の変更前に、副走
査方向Yの上流側に位置するノズル列Bkにおいて記録
に用いるノズル数を制限し、かつ被記録媒体Pの搬送量
の変更後に、副走査方向Yの下流側に位置するノズル列
Y1,Y2,M1,M2,C1,C2において記録に用
いるノズル数を制限する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆるシリアル
スキャン方式のインクジェット記録装置、およびインク
ジェット記録方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録装置は、インクジェ
ット記録ヘッドから吐出したインクを被記録媒体に付着
させ、そのインクを被記録媒体に定着、発色させること
によって、被記録媒体に画像を記録する。また、例え
ば、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックなどの複数
色のインクを用いることにより、多色のカラー画像の記
録が可能となる。その場合、通常のインクジェット記録
ヘッドは、複数色のインク毎に対応した複数のノズル列
が設けられた記録ヘッドを用い、それらのノズル列から
各色のインクを吐出することによって、カラー画像を記
録する。
【0003】被記録媒体上に記録された画像の滲みを防
止するために、ブラックインク以外のカラーインクとし
て、浸透性が比較的高いインクが用いられることが多
い。また、文字画像の記録に多く用いられるブラックイ
ンクは、文字画像のエッジをきれいに記録するために、
比較的浸透性の低いインクを用いることが多い。仮に、
浸透性の高いブラックインクを用いた場合には、被記録
媒体としての紙に付着されたときに、紙の繊維に沿って
比較的すばやく浸透してしまい、文字画像のエッジがで
こぼこになってしまうことがある。
【0004】ブラックインクとして浸透性が比較的低い
インクを用い、またカラーインクとして浸透性が比較的
高いインクを用いるインクジェット記録システムにおい
ては、ブラックインクとカラーインクが被記録媒体上に
て接触した場合に、ブラックとカラーの画像の境界部分
にてインクの滲みが発生することがある。以降、このよ
うな滲みを「ブラック−カラー滲み」という。
【0005】このようなインクの滲みによる問題を回避
あるいは軽減するための方法としては、シリアルスキャ
ン方式のインクジェット記録装置において、記録ヘッド
のノズル列を図7のように配置する方法がある。シリア
ルスキャン方式のインクジェット記録装置は、記録ヘッ
ドを主走査方向に走査しつつ、その記録ヘッドに配置さ
れたノズル列から被記録媒体にインクを吐出する動作
と、主走査方向と交差する副走査方向に被記録媒体を搬
送する動作とを繰り返すことによって、被記録媒体上に
順次画像を記録する。
【0006】図7の記録ヘッドHには、被記録媒体Pの
搬送方向(副搬送方向)Yに沿って、ブラックインク吐
出用のノズル列Bk、シアンインク吐出用のノズル列C
1,C2、マゼンタインク吐出用のノズル列M1,M
2、およびイエローインク吐出用のノズル列Y1,Y2
が配列されている。矢印X1,X2は主走査方向であ
り、X1が往路方向、X2が復路方向である。本例の場
合は、記録ヘッドHが往路方向X1、および復路方向X
2の双方向に走査するときに記録ヘッドHによる記録動
作(双方向記録動作)が可能である。例えば、記録ヘッ
ドHが矢印X1方向に往路走査するときに、ノズル列C
1,M1,Y1からインクを吐出して記録動作(往路記
録動作)し、また記録ヘッドHが矢印X2方向に復路走
査するときに、ノズル列C2,M2,Y2からインクを
吐出して記録動作(復路記録動作)することができる。
これらの往路および復路の記録動作においては、ノズル
列Bkからブラックインクを吐出することが可能であ
る。
【0007】ブラックインクのみを用いて画像を記録す
る場合には、ノズル列Bkの全域Aを用いる。ノズル列
Bkは、他のノズル列C1,C2、M1,M2、および
Y1,Y2よりも長く設定されており、その分、ノズル
列Bkによる記録ヘッドHの1走査当たりの記録領域が
大きくなり、ブラックインクのみによる単色画像の高速
記録が実現できる。
【0008】一方、多色のカラー画像を記録する場合に
は、ノズル列Bkは部分aを用い、他のノズル列C1,
C2、M1,M2、およびY1,Y2は部分b(=a)
を用いる。まず、被記録媒体Pを位置に搬送してか
ら、記録ヘッドHを矢印X1方向に移動させつつ、ノズ
ル列Bkの部分aから記録画像に応じてブラックインク
を吐出することによって、被記録媒体P上の領域S1に
画像を記録する。その後、被記録媒体Pを副走査方向Y
に部分aの長さ分だけずれた位置に搬送する。それか
ら、記録ヘッドHを矢印X2方向に移動させつつ、ノズ
ル列C2,M2,Y2の部分bから記録画像に応じてシ
アン、マゼンタ、およびイエローのインク(以下、これ
らのインクを「カラーインク」ともいう)を吐出すること
によって、被記録媒体P上の領域S1に多色のカラー画
像を完成させる。記録ヘッドHが矢印X2方向に移動す
る間には、ノズル列Bkの部分aから記録画像に応じて
ブラックインクを吐出することによって、被記録媒体P
上の次の領域S2に画像を記録する。その後、被記録媒
体Pを副走査方向Yに部分aの長さ分だけずれた位置
に搬送する。それから、記録ヘッドHを矢印X1方向に
移動させつつ、ノズル列C1,M1,Y1の部分bから
記録画像に応じてカラーインクを吐出することによっ
て、被記録媒体P上の領域S2に多色のカラー画像を完
成させる。記録ヘッドHが矢印X1方向に移動する間に
は、ノズル列Bkの部分aから記録画像に応じてブラッ
クインクを吐出することによって、被記録媒体P上の次
の領域S3に画像を記録する。
【0009】このような記録方法は、ブラックインクが
打ち込まれた被記録媒体Pの領域に対して、次の記録走
査時に、カラーインクを打ち込むため、ブラックインク
とカラーインクを同一の記録走査時に被記録媒体Pに打
ち込む場合に比して、インクの滲みを防止する上におい
て有利となる。すなわち、カラーインクを打ち込む前
に、先に打ち込まれたブラックインクが被記録媒体Pに
浸透、定着する時間が確保できて、ブラック−カラー滲
みが軽減できる。
【0010】また、インクジェット記録装置において、
被記録媒体Pの先端部分に画像を記録する場合には、図
8のように、被記録媒体Pと記録ヘッドHとの間の距離
がある範囲内で変化する。すなわち、搬送ローラR1と
ピンチローラR2との間の先に位置する被記録媒体Pの
先端部分は、排紙ローラR3と排紙拍車R4によって拘
束されないフリーの状態となり、被記録媒体Pの特性、
およびインクが打ち込まれたときの被記録媒体Pの変形
などのために、被記録媒体Pと記録ヘッドHとの間の距
離がある範囲内で変化する。その後、図9のように、被
記録媒体Pの先端部分が排紙ローラR3と排紙拍車R4
との間に入り込むことにより、被記録媒体Pと記録ヘッ
ドHとの間の距離のバラツキは小さくなる。このよう
に、被記録媒体Pの先端部分が排紙ローラR3と排紙拍
車R4との間に入り込むまでは、被記録媒体Pと記録ヘ
ッドHとの間の距離のバラツキが大きくなり、被記録媒
体Pの先端部分が排紙ローラR3と排紙拍車R4との間
に入り込むときに、被記録媒体Pと記録ヘッドHとの間
の距離が変化する。そのため、前述した図7のような記
録方法を採用した場合には、被記録媒体Pの先端部分に
画像を記録するときに、被記録媒体Pの間欠的な搬送
(以下、「紙送り」ともいう)の前後において画像の記録
位置がずれてしまう。
【0011】このような問題の解決策としては、被記録
媒体Pの先端部分が排紙ローラR3と排紙拍車R4との
間に入り込むまでの間は、画像の記録に用いるノズル数
を減らし、あるいは用いるノズル列の長さを短くした
上,それに応じて被記録媒体Pの間欠的な搬送量、つま
り紙送り量も小さくする方法がある。この方法により、
被記録媒体Pと記録ヘッドHとの間の距離の変化が比較
的小さい内に画像を完成させて、記録画像がずれる弊害
を軽減することができる。
【0012】また、記録すべき画像のデータによって
は、記録ヘッドHの駆動用として電源容量を越える大き
な電流が必要となる場合がある。このような場合には、
画像の記録に用いるノズル数を減らし、あるいは用いる
ノズル列の長さを短くすることにより、記録ヘッドHの
駆動に必要な電流量を小さく抑えることができる。一般
的には、所定の記録エリア毎に、記録すべき画像のデー
タをカウントし、その結果に基づいて、記録ヘッドH駆
動用の電流量を減らす制御の必要性を判定する。そし
て、その制御が必要と判定したときに、記録に用いるノ
ズル数、あるいはノズル列の長さを制限する。
【0013】以上のような必要性により、記録に用いる
ノズル数、あるいはノズル列の長さが制限される。
【0014】それらの制限方法としては、例えば、図1
0のような記録方法を採ることができる。この図10の
記録方法によって通常の記録動作をする場合には、前述
した図7の場合と同様に、ブラックインクのみによる画
像を記録するときは、ノズル列Bkの全域Aを用い、ま
た多色のカラー画像を記録するときは、ノズル列Bkの
部分aと、ノズル列C1,C2、M1,M2、およびY
1,Y2の部分b(=a)を用いる。一方、記録に用い
るノズル数を制限する必要が生じた場合には、ノズル列
Bkの部分a′と、ノズル列C1,C2、M1,M2、
およびY1,Y2の部分b′(=a′)を用いて、画像
を記録する。
【0015】図10においては、図7と同様に、左下が
りの斜線部はノズル列Bkによって画像が記録される領
域であり、右下がりの斜線部はノズル列C1,C2、M
1,M2、およびY1,Y2によって画像が記録される
領域である。
【0016】次に、図10において、記録に用いるノズ
ル数を制限する場合の記録動作について説明する。ま
ず、被記録媒体Pが位置に搬送されたときに、図7の
場合と同様に、ノズル列Bkの部分aから記録画像に応
じてブラックインクを吐出することによって、被記録媒
体P上の領域S1,S2に画像を記録する。ここで、前
述したような理由により、記録に用いるノズル数あるい
はノズル列を制限する必要が生じたとする。その場合に
は、ノズル列Bkの部分aの半分の部分a′(=a/
2)と、ノズル列C1,C2、M1,M2、およびY
1,Y2の部分bの半分の部分b′(=b/2=a′)
を用いて、画像を記録する。すなわち、被記録媒体Pを
位置まで搬送して、ノズル列C2,M2,およびY2
の部分b′から記録画像に応じてカラーインクを吐出す
ることによって、被記録媒体P上の領域S1に多色のカ
ラー画像を完成させる。このときに、ノズル列Bkの部
分a′から記録画像に応じてブラックインクを吐出する
ことによって、被記録媒体P上の次の領域S3に画像を
記録する。その後、被記録媒体Pを副走査方向Yに部分
a′の長さ分だけずれた位置に搬送する。それから、
ノズル列C1,M1,Y1の部分b′から記録画像に応
じてカラーインクを吐出することによって、被記録媒体
P上の領域S2に多色のカラー画像を完成させる。この
ときに、ノズル列Bkの部分a′から記録画像に応じて
ブラックインクを吐出することによって、被記録媒体P
上の次の領域S4に画像を記録する。
【0017】このように、図10の場合には、ノズル数
あるいはノズル列を制限する必要が生じたときに、記録
に用いるノズル数を通常の半分とし、かつ紙送り量を通
常の半分として、画像を記録する。
【0018】また、記録に用いるノズル数、あるいはノ
ズル列の長さが制限する必要が生じた場合には、図11
のような記録方法を採ることもできる。この図11の記
録方法によって通常の記録動作をする場合には、前述し
た図7の場合と同様に、ブラックインクのみによる画像
を記録するときは、ノズル列Bkの全域Aを用い、また
多色のカラー画像を記録するときは、ノズル列Bkの部
分aと、ノズル列C1,C2、M1,M2、およびY
1,Y2の部分b(=a)を用いる。一方、記録に用い
るノズル数を制限する必要が生じた場合には、ノズル列
Bkの部分aを上半分a1と下半分a2に分けて用い、
またノズル列C1,C2、M1,M2、およびY1,Y
2の部分bを上半分b1とした半分b2に分けて用い
る。
【0019】すなわち、状態においては、図7の場合
と同様に、ノズル列Bkの部分aから記録画像に応じて
ブラックインクを吐出することによって、被記録媒体P
上の領域S1,S2に画像を記録する。その後、被記録
媒体Pを部分aの長さ分だけ紙送りし、その状態にお
いて、ノズル列C2,M2,Y2の上半分b1から記録
画像に応じてカラーインクを吐出することによって、被
記録媒体P上の領域S1に多色のカラー画像を完成させ
る。このときに、ノズル列Bkの上半分a1から記録画
像に応じてブラックインクを吐出することによって、被
記録媒体P上の次の領域S3に画像を記録する。その
後、被記録媒体Pを紙送りすることなく、状態におい
て、ノズル列C1,M1,Y1の下半分b2から記録画
像に応じてカラーインクを吐出することによって、被記
録媒体P上の領域S2に多色のカラー画像を完成させ
る。このときに、ノズル列Bkの下半分a2から記録画
像に応じてブラックインクを吐出することによって、被
記録媒体P上の次の領域S4に画像を記録する。その
後、被記録媒体Pを部分aの長さ分だけ紙送りし、その
状態,において、状態,と同様の記録動作を繰
り返す。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ノズル数ある
いはノズル列を制限する必要が生じたときに、図10お
よび図11の記録方法を採用した場合には、そのような
制限をしたときの記録動作と、そのような制限をしない
通常の記録動作において、ブラックインク吐出用のノズ
ル列による記録と、紙送りと、カラーインク吐出用のノ
ズル列による記録と、の動作タイミングが変わってしま
う。
【0021】すなわち、通常の記録動作において、被記
録媒体P上の任意の記録領域に対する記録画像は、ブラ
ックインク吐出用のノズル列を用いての記録、紙送り、
およびカラーインク吐出用のノズル列を用いての記録が
順次行われることによって、完成される。一方、ノズル
数あるいはノズル列を制限した記録動作は、図10の記
録方法の場合、被記録媒体P上の任意の記録領域に対す
る記録画像は、ブラックインク吐出用のノズル列を用い
ての記録、2回の紙送り、およびカラーインク吐出用の
ノズル列を用いての記録が順次行われることによって、
完成される。また、図11の記録方法の場合、被記録媒
体P上の任意の記録領域に対する記録画像は、ブラック
インク吐出用のノズル列を用いての記録、紙送り、記録
動作待ち(カラーインク吐出用のノズル列を用いての他
の記録領域に対する記録)、およびカラーインク吐出用
のノズル列を用いての記録が順次行われることによって
完成され、あるいは、ブラックインク吐出用のノズル列
を用いての記録、記録動作待ち(カラーインク吐出用の
ノズル列を用いての他の記録領域に対する記録)、紙送
り、およびカラーインク吐出用のノズル列を用いての記
録が順次行われることによって完成される。結局、図1
0および図11の記録方法のいずれにおいても、ノズル
数あるいはノズル列を制限したときに、ブラックインク
吐出用のノズル列を用いて記録された領域に対して、次
の記録走査では、カラーインク吐出用のノズル列を用い
ての記録が行われず、その後の記録走査により、カラー
インク吐出用のノズル列を用いての記録が行われて画像
が完成する。
【0022】このように、用いるノズル数あるいはノズ
ル列を制限したときと、その制限をしないときにおい
て、記録動作が変化した場合には、画像の記録品位の低
下を招くという問題がある。すなわち、それらの両者間
においては、被記録媒体の所定の記録領域にカラーイン
クを着弾させたときに、その記録領域に先に着弾されて
いるブラックインクの被記録媒体への浸透、定着の程度
が異なる。そのため、被記録媒体上においてインクに発
色の違いが生じて、画像の記録ムラなどの弊害を引き起
こすおそれがある。
【0023】本発明の目的は、被記録媒体の搬送量およ
び画像の記録に用いるノズル数の変更に拘わらず、記録
動作条件を維持して、インクの発色の特性を変化させる
ことなく、高品位の画像を記録することができるインク
ジェット記録装置、およびインクジェット記録方法を提
供することにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明のインクジェット
記録装置は、インクを吐出するためノズルを配列したノ
ズル列を複数備えた記録ヘッドを用い、当該記録ヘッド
を主走査方向に移動させつつ、前記記録ヘッドのノズル
列から被記録媒体にインクを吐出させる動作と、前記被
記録媒体を前記主走査方向と交差する副走査方向に搬送
する動作と、を繰り返すことによって、前記被記録媒体
に画像を記録するインクジェット記録装置において、前
記記録ヘッドは、前記複数のノズル列のうち少なくとも
一つのノズル列が、他のノズル列の配置位置に対し副走
査方向にそってずれた位置に配置されたものであり、前
記被記録媒体の搬送量を変更可能な変更手段と、前記変
更手段による前記被記録媒体の搬送量の変更前に、前記
副走査方向の上流側に位置するノズル列において記録に
用いるノズル数を制限し、かつ前記変更手段による前記
被記録媒体の搬送量の変更後に、前記副走査方向の下流
側に位置するノズル列において記録に用いるノズル数を
制限する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0025】本発明のインクジェット記録方法は、イン
クを吐出するためノズルを配列したノズル列を複数備え
た記録ヘッドを用い、当該記録ヘッドを主走査方向に移
動させつつ、前記記録ヘッドのノズル列から被記録媒体
にインクを吐出させる動作と、前記被記録媒体を前記主
走査方向と交差する副走査方向に搬送する動作と、を繰
り返すことによって、前記被記録媒体に画像を記録する
インクジェット記録方法において、前記記録ヘッドは、
前記複数のノズル列のうち少なくとも一つのノズル列
が、他のノズル列の配置位置に対し副走査方向にそって
ずれた位置に配置されたものであり、前記被記録媒体の
搬送量の変更前に、前記副走査方向の上流側に位置する
ノズル列において記録に用いるノズル数を制限し、かつ
前記被記録媒体の搬送量の変更後に、前記副走査方向の
下流側に位置するノズル列において記録に用いるノズル
数を制限することを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0027】(第1の実施形態)図1は、本発明を適用
可能なインクジェット記録装置の概略構成を説明するた
めの斜視図である。
【0028】図1において、1000は交換式のインク
ジェットカートリッジであり、インクを吐出可能なイン
クジェット記録ヘッドHと、その記録ヘッドにインクを
供給するインクタンクと、を結合した構成となってい
る。2は、カートリッジ1000を搭載可能なキャリッ
ジユニットであり、ガイドシャフト8によって矢印X
1,X2の主走査方向に沿って移動自在にガイドされて
いる。キャリッジユニット2には、プーリ6A,6B間
に架け渡されたベルト7が連結されており、そのベルト
7を介して伝達されるキャリッジモータ20の駆動力に
よって、キャリッジ2が主走査方向に移動される。キャ
リッジユニット2のホルダ3には、固定レバー4の操作
によって、カートリッジ1000が位置決め固定され
る。カートリッジ1000が位置決め固定されたとき
に、そのカートリッジ1000側の電気接点がキャリッ
ジユニット2側の電気接点に接触する。5は、制御部か
らの信号をカートリッジ1000に伝達するためのフレ
キシブルケーブルである。キャリッジユニット2に取り
付けられた透過型のフォトカプラ9と、装置本体に取り
付けられた遮光板10とによって、キャリッジユニット
2が所定のホームポジションに移動したことを検出す
る。そのホームポジションに備えられたホームポジショ
ンユニット12には、記録ヘッドHにおけるインク吐出
口の形成面をキャップ可能なキャップ部材、このキャッ
プ部材内を吸引する吸引手段、さらにインク吐出口の形
成面をワイピングする部材などを含む回復系が構成され
ている。排出ローラ13は、図示しない拍車ローラと協
働して、被記録媒体を挟みつつ装置本体の外部に排出す
る。これらのローラは、給紙ローラやピンチローラなど
を含むラインフィードユニットと共に、被記録媒体を矢
印Yの副走査方向に搬送する搬送手段を構成する。
【0029】図2は、図1のインクジェット記録装置の
制御系のブロック構成図である。
【0030】図2において、CPU100は、本装置の
各部の動作の制御処理やデータ処理などを実行する。R
OM100Aには、その処理手順などが格納され、RA
M100Bには、それらの処理を実行するためのワーク
エリアなどとして用いられる。記録ヘッドHは、ノズル
からインクを吐出するための記録素子を備えており、C
PU100が駆動データおよび駆動制御信号をヘッドド
ライバ30に供給することにより、記録素子が機能して
インクを吐出する。記録素子は、例えば、ノズル内に備
えられた電気熱変換体を含む構成とすることができる。
その場合には、電気熱変換体の熱エネルギーによってノ
ズル内のインク中に気泡を発生させ、その発泡エネルギ
ーによって、ノズルのインク吐出口部からインクを吐出
させることができる。キャリッジユニット2の移動用の
キャリッジモータ20、および被記録媒体の搬送用の紙
送り(P.F)モータ50は、それぞれモータドライバ
20A,50Aを介してCPU100により制御され
る。
【0031】図3は、本実施形態による記録方法の説明
図であり、前述した従来例と同様の部分には同一符号を
付して、その説明を省略する。なお、本実施形態におい
て説明する記録ヘッドは、インクを吐出するためノズル
を配列したノズル列を複数備えたものであり、また、複
数のノズル列のうち少なくとも一つのノズル列が、他の
ノズル列の配置位置に対し副走査方向にそってずれた位
置に配置されたものである。
【0032】通常の記録動作をする場合には、前述した
図7の場合と同様に、ブラックインクのみによる画像を
記録するときは、ノズル列Bkの全域Aを用い、また多
色のカラー画像を記録するときは、ノズル列Bkの部分
aと、ノズル列C1,C2、M1,M2、およびY1,
Y2の部分b(=a)を用いる。
【0033】一方、記録に用いるノズル数を制限する必
要が生じた場合には、ノズル列Bkの部分aを上半分a
1(=a/2)と下半分a2(=a/2)とに分けて用
い、またノズル列C1,C2、M1,M2、およびY
1,Y2の部分bを上半分b1(=b/2)と下半分b
2(=b/2)とに分けて用いる。図3においては、前
述した従来例と同様に、左下がりの斜線部はノズル列B
kによって画像が記録される領域であり、右下がりの斜
線部はノズル列C1,C2、M1,M2、およびY1,
Y2によって画像が記録される領域である。
【0034】以下、記録に用いるノズル数を制限する必
要が生じた場合の記録動作を順を追って説明する。
【0035】まず、状態においては、図7の場合と同
様に、ノズル列Bkの部分aから記録画像に応じてブラ
ックインクを吐出することによって、被記録媒体P上の
領域f1に画像を記録する。その後、状態のように、
被記録媒体Pを部分aの長さだけ紙送りする。この時点
から、ノズル数を制限する制御を開始する。状態にお
いては、記録ヘッドHを矢印X2方向に移動させつつ、
ノズル列C2,M2,Y2の部分bから記録画像に応じ
てカラーインクを吐出することによって、被記録媒体P
上の領域f1に多色のカラー画像を完成させる。このと
きに、ノズル列Bkの上半分a1から記録画像に応じて
ブラックインクを吐出することによって、被記録媒体P
上の次の領域f2に画像を記録する。
【0036】その後、状態のように、被記録媒体Pを
部分aの半分の長さ(a/2)だけ紙送りする。それか
ら、記録ヘッドHを矢印X1方向に移動させつつ、ノズ
ル列C1,M1,Y1の下半分b2から記録画像に応じ
てカラーインクを吐出することによって、被記録媒体P
上の領域f2に多色のカラー画像を完成させる。このと
きに、ノズル列Bkの上半分a1から記録画像に応じて
ブラックインクを吐出することによって、被記録媒体P
上の次の領域f3に画像を記録する。その後、状態の
ように、被記録媒体Pを部分aの半分の長さ(a/2)
だけ紙送りする。それから、記録ヘッドHを矢印X2方
向に移動させつつ、ノズル列C2,M2,Y2の下半分
b2から記録画像に応じてカラーインクを吐出すること
によって、被記録媒体P上の領域f3に多色のカラー画
像を完成させる。このときに、ノズル列Bkの上半分a
1から記録画像に応じてブラックインクを吐出すること
によって、被記録媒体P上の次の領域f4に画像を記録
する。
【0037】以降、記録に用いるノズル数を制限する必
要がある期間中は、このような記録動作、つまり部分a
の半分の長さ(a/2)の紙送りを伴なって、ノズル列
Bkの上半分a1とノズル列C1,C2、M1,M2、
Y1,Y2の下半分b2を用いた記録動作を繰り返す。
【0038】次に、このように記録に用いるノズル数を
制限した後に、その制限を解除して通常の記録動作に戻
る場合について説明する。ここでは、状態の後に通常
の記録動作に戻る場合について説明する。
【0039】状態から状態のように、被記録媒体P
を部分aの半分の長さ(a/2)だけ紙送りする。それ
から、記録ヘッドHを矢印X1方向に移動させつつ、ノ
ズル列C1,M1,Y1の下半分b2から記録画像に応
じてカラーインクを吐出することによって、被記録媒体
P上の領域f4に多色のカラー画像を完成させる。この
とき、ノズル列Bkは、通常の記録動作と同様に、部分
aから記録画像に応じてブラックインクを吐出すること
によって、被記録媒体P上の次の領域f5に画像を記録
する。その後、状態のように、被記録媒体Pを部分a
の長さだけ紙送りする。それから、通常の記録動作と同
様に、記録ヘッドHを矢印X2方向に移動させつつ、ノ
ズル列C2,M2,Y2の部分bから記録画像に応じて
カラーインクを吐出することによって、被記録媒体P上
の領域f5に多色のカラー画像を完成させる。このと
き、通常の記録動作と同様に、ノズル列Bkのaから記
録画像に応じてブラックインクを吐出することによっ
て、被記録媒体P上の次の領域f6に画像を記録する。
【0040】このようにして通常の記録動作に移行し、
以降は、ノズル列Bkの部分aの長さの紙送りを伴なっ
て、ノズル列Bkの部分aとノズル列C1,C2、M
1,M2、Y1,Y2の部分bを用いた通常の記録動作
を繰り返す。
【0041】(第2の実施形態)図4および図5は、本
発明の第2の実施形態を説明するための図である。本例
の場合、ノズル列Bkの全長は、ノズル列C1,C2、
M1,M2、およびY1,Y2の部分b(=a)の3倍
に設定されており、ノズル列Bkの部分aは、その部分
aの長さだけ部分bから離されている。通常の記録動作
によって、ブラックインクのみによる画像を記録すると
きは、前述した図7の場合と同様に、ノズル列Bkの全
域を用いることができる。
【0042】図4は、通常の記録動作によって多色のカ
ラー画像を記録するときの説明図である。
【0043】まず、状態においては、記録ヘッドHを
矢印X1方向に移動させつつ、ノズル列Bkの部分aか
ら記録画像に応じてブラックインクを吐出することによ
って、被記録媒体P上の領域f1に画像を記録する。そ
の後、状態のように、被記録媒体Pを部分aの長さだ
け紙送りする。この状態においては、記録ヘッドHを
矢印X2方向に移動させつつ、ノズル列Bkの部分aか
ら記録画像に応じてブラックインクを吐出することによ
って、被記録媒体P上の領域f2に画像を記録する。そ
の後、状態のように、被記録媒体Pを部分aの長さだ
け紙送りする。この状態においては、記録ヘッドHを
矢印X1方向に移動させつつ、ノズル列C1,M1,Y
1の部分bから記録画像に応じてカラーインクを吐出す
ることによって、被記録媒体P上の領域f1に多色のカ
ラー画像を完成させる。また、このときに、ノズル列B
kの部分aから記録画像に応じてブラックインクを吐出
することによって、被記録媒体P上の領域f3に画像を
記録する。このような動作を繰り返すことにより、順
次、多色のカラー画像を記録する。
【0044】図5は、記録に用いるノズル数を制限する
必要が生じた場合の記録動作の説明図である。図5にお
いて、ノズル列Bkの部分cおよびeは部分aの半分の
長さの部分であり、部分cは部分aに隣接し、部分eは
部分aの上半分に相当する。部分gは、部分cおよびe
を含む部分である。また、ノズル列C1,C2、M1,
M2、およびY1,Y2の部分dは、部分bの下半分に
相当する部分である。
【0045】上述した通常の記録動作においては、ブラ
ックインクによって画像を記録した領域に対しては、次
の記録走査ではカラーインクによる画像を記録せずに、
その後の記録走査においてカラーインクによって画像を
記録する。図5の記録動作においては、このような通常
の記録動作と同様の記録条件を維持するために、ノズル
列Bkの部分aとノズル列C1,C2、M1,M2、お
よびY1,Y2の部分bを用いる。
【0046】まず、状態においては、記録ヘッドHを
矢印X1方向に移動させつつ、ノズル列Bkの部分aか
ら記録画像に応じてブラックインクを吐出することによ
って、被記録媒体P上の領域f1に画像を記録する。そ
の後、状態のように、被記録媒体Pを部分aの長さだ
け紙送りする。この時点から、ノズル数を制限する制御
を開始する。
【0047】通常の記録動作と同様の記録条件を維持す
るためには、領域f1に対しては、状態の後の記録走
査においてカラーインクによる画像を記録しなければな
らない。したがって、状態の直後の紙送り量、および
記録に用いるノズル列C1,C2、M1,M2、および
Y1,Y2のノズル数は、いずれも制限できない。
【0048】そこで、状態においては、記録ヘッドH
を矢印X2方向に移動させつつ、ノズル列Bkの上半分
eのみから記録画像に応じてブラックインクを吐出する
ことによって、被記録媒体P上の次の領域f2に画像を
記録する。それから、状態のように、被記録媒体Pを
部分aの長さだけ紙送りする。そして、記録ヘッドHを
矢印X1方向に移動させつつ、ノズル列C1,M1,Y
1の部分bから記録画像に応じてカラーインクを吐出す
ることによって、被記録媒体P上の領域f1に多色のカ
ラー画像を完成させる。このときに、ノズル列Bkの上
半分cから記録画像に応じてブラックインクを吐出する
ことによって、被記録媒体P上の次の領域f3に画像を
記録する。
【0049】この時点において、ノズル列Bkの部分a
を用いてブラックインクの画像が記録された領域f1、
つまり状態において通常の記録動作と同様にブラック
インクの画像が記録された領域f1に、多色のカラー画
像が完成する。その後、被記録媒体Pの紙送り量を変更
し、状態のように、被記録媒体Pを部分aの半分の長
さ(a/2)だけ紙送りする。それから、記録ヘッドH
を矢印X2方向に移動させつつ、ノズル列C2,M2,
Y2の下半分dから記録画像に応じてカラーインクを吐
出することによって、被記録媒体P上の領域f2に多色
のカラー画像を完成させる。このときに、ノズル列Bk
の部分cから記録画像に応じてブラックインクを吐出す
ることによって、被記録媒体P上の次の領域f4に画像
を記録する。その後、状態のように、被記録媒体Pを
部分aの半分の長さ(a/2)だけ紙送りする。それか
ら、記録ヘッドHを矢印X1方向に移動させつつ、ノズ
ル列C1,M1,Y1の下半分dから記録画像に応じて
カラーインクを吐出することによって、被記録媒体P上
の領域f3に多色のカラー画像を完成させる。このとき
に、ノズル列Bkの部分cから記録画像に応じてブラッ
クインクを吐出することによって、被記録媒体P上の次
の領域f5に画像を記録する。
【0050】このようにして、記録に用いるノズル数を
制限する記録動作に移行し、その後、その制限を必要と
する期間中は、このような記録動作、つまり部分aの半
分の長さ(a/2)の紙送りを伴なって、ノズル列Bk
の部分cとノズル列C1,C2、M1,M2、Y1,Y
2の下半分dを用いた記録動作を繰り返す。したがっ
て、通常の記録動作と同様の記録条件が維持できる。
【0051】次に、このように記録に用いるノズル数を
制限した後に、その制限を解除して通常の記録動作に戻
る場合について説明する。ここでは、状態の後に通常
の記録動作に戻る場合について説明する。
【0052】まず、状態から状態のように、被記録
媒体Pを部分aの半分の長さ(a/2)だけ紙送りす
る。それから、記録ヘッドHを矢印X2方向に移動させ
つつ、ノズル列C2,M2,Y2の下半分dから記録画
像に応じてカラーインクを吐出することによって、被記
録媒体P上の領域f4に多色のカラー画像を完成させ
る。このとき、ノズル列Bkは、部分gから記録画像に
応じてブラックインクを吐出することによって、被記録
媒体P上の次の領域f6に画像を記録する。その後、状
態のように、被記録媒体Pを部分aの半分の長さ(a
/2)だけ紙送りする。それから、記録ヘッドHを矢印
X1方向に移動させつつ、ノズル列C1,M1,Y1の
部分dから記録画像に応じてカラーインクを吐出するこ
とによって、被記録媒体P上の領域f5に多色のカラー
画像を完成させる。このとき、通常の記録動作と同様
に、ノズル列Bkの部分aから記録画像に応じてブラッ
クインクを吐出することによって、被記録媒体P上の次
の領域f7に画像を記録する。
【0053】この時点において、ノズル列Bkの部分c
を用いてブラックインクの画像が記録された最後の領域
f5に、多色のカラー画像が完成する。その後、被記録
媒体Pの紙送り量を変更し、状態のように、通常の記
録動作と同様に、被記録媒体Pを部分aの長さだけ紙送
りする。それから、記録ヘッドHを矢印X2方向に移動
させつつ、通常の記録動作と同様に、ノズル列C2,M
2,Y2の部分bから記録画像に応じてカラーインクを
吐出することによって、被記録媒体P上の領域f6に多
色のカラー画像を完成させる。このとき、通常の記録動
作と同様に、ノズル列Bkの部分aから記録画像に応じ
てブラックインクを吐出することによって、被記録媒体
P上の次の領域f8に画像を記録する。
【0054】このようにして通常の記録動作に移行し、
以降は、ノズル列Bkの部分aの長さの紙送りを伴なっ
て、ノズル列Bkの部分aとノズル列C1,C2、M
1,M2、Y1,Y2の部分bを用いた通常の記録動作
を繰り返す。
【0055】(第3の実施形態)図6は、本発明の第3
の実施形態を説明するための図である。本例の場合は、
前述した第2の実施形態のようにノズル列が配列された
記録ヘッドHを用い、記録に用いるノズル数を制限する
必要が生じたときに、記録に用いるノズル数を通常のカ
ラー画像の記録動作時の4分の1に制限する。ノズル列
Bkにおいて、部分i、jは部分aの4分の1に設定さ
れ、また部分mは部分iおよび部分jを含み、部分aと
同じ長さ(m=a)に設定されている。また、ノズル列
C1,C2、M1,M2、およびY1,Y2において、
部分kは部分bの4分の1に設定されている。通常の記
録動作によって多色のカラー画像を記録する場合には、
前述した図4と同様の処理を実行する。
【0056】図6の記録動作においては、通常の記録動
作と同様の記録条件を維持しつつ、記録に用いるノズル
数を通常の記録動作時の4分の1に制限する。
【0057】まず、状態においては、記録ヘッドHを
矢印X1方向に移動させつつ、ノズル列Bkの部分aか
ら記録画像に応じてブラックインクを吐出することによ
って、被記録媒体P上の領域f1に画像を記録する。そ
の後、状態のように、被記録媒体Pを部分aの長さだ
け紙送りする。この時点から、ノズル数を制限する制御
を開始する。通常の記録動作と同様の記録条件を維持す
るためには、領域f1に対しては、状態の後の記録走
査においてカラーインクによる画像を記録しなければな
らない。したがって、状態の直後の紙送り量、および
記録に用いるノズル列C1,C2、M1,M2、および
Y1,Y2のノズル数は、いずれも制限できない。
【0058】そこで、状態においては、記録ヘッドH
を矢印X2方向に移動させつつ、ノズル列Bkの部分j
のみから記録画像に応じてブラックインクを吐出するこ
とによって、被記録媒体P上の次の領域f2に画像を記
録する。それから、状態のように、被記録媒体Pを部
分aの長さだけ紙送りする。そして、記録ヘッドHを矢
印X1方向に移動させつつ、ノズル列C1,M1,Y1
の部分bから記録画像に応じてカラーインクを吐出する
ことによって、被記録媒体P上の領域f1に多色のカラ
ー画像を完成させる。このときに、ノズル列Bkの部分
icから記録画像に応じてブラックインクを吐出するこ
とによって、被記録媒体P上の次の領域f3に画像を記
録する。
【0059】この時点において、ノズル列Bkの部分a
を用いてブラックインクの画像が記録された領域f1、
つまり状態において通常の記録動作と同様にブラック
インクの画像が記録された領域f1に、多色のカラー画
像が完成する。その後、被記録媒体Pの紙送り量を変更
し、状態のように、被記録媒体Pを部分aの4分の1
の長さ(a/4)だけ紙送りする。それから、記録ヘッ
ドHを矢印X2方向に移動させつつ、ノズル列C2,M
2,Y2の部分kから記録画像に応じてカラーインクを
吐出することによって、被記録媒体P上の領域f2に多
色のカラー画像を完成させる。このときに、ノズル列B
kの部分iから記録画像に応じてブラックインクを吐出
することによって、被記録媒体P上の次の領域f4に画
像を記録する。その後、状態のように、被記録媒体P
を部分aの4分の1の長さ(a/4)だけ紙送りする。
それから、記録ヘッドHを矢印X1方向に移動させつ
つ、ノズル列C1,M1,Y1の部分kから記録画像に
応じてカラーインクを吐出することによって、被記録媒
体P上の領域f3に多色のカラー画像を完成させる。こ
のときに、ノズル列Bkの部分iから記録画像に応じて
ブラックインクを吐出することによって、被記録媒体P
上の次の領域f5に画像を記録する。
【0060】このようにして、記録に用いるノズル数を
制限する記録動作に移行し、その後、その制限を必要と
する期間中は、このような記録動作、つまり部分aの4
分の1の長さ(a/4)の紙送りを伴なって、ノズル列
Bkの部分iとノズル列C1,C2、M1,M2、Y
1,Y2の部分kを用いた記録動作を繰り返す。したが
って、通常の記録動作と同様の記録条件が維持できる。
【0061】次に、このように記録に用いるノズル数を
制限した後に、その制限を解除して通常の記録動作に戻
る場合について説明する。ここでは、状態の後に通常
の記録動作に戻る場合について説明する。
【0062】まず、状態から状態のように、被記録
媒体Pを部分aの4分の1の長さ(a/4)だけ紙送り
する。それから、記録ヘッドHを矢印X2方向に移動さ
せつつ、ノズル列C2,M2,Y2の部分kから記録画
像に応じてカラーインクを吐出することによって、被記
録媒体P上の領域f4に多色のカラー画像を完成させ
る。このとき、ノズル列Bkは、部分mから記録画像に
応じてブラックインクを吐出することによって、被記録
媒体P上の次の領域f6に画像を記録する。その後、状
態のように、被記録媒体Pを部分aの4分の1の長さ
(a/4)だけ紙送りする。それから、記録ヘッドHを
矢印X1方向に移動させつつ、ノズル列C1,M1,Y
1の部分kから記録画像に応じてカラーインクを吐出す
ることによって、被記録媒体P上の領域f5に多色のカ
ラー画像を完成させる。このとき、通常の記録動作と同
様に、ノズル列Bkの部分aから記録画像に応じてブラ
ックインクを吐出することによって、被記録媒体P上の
次の領域f7に画像を記録する。
【0063】この時点において、ノズル列Bkの部分i
を用いてブラックインクの画像が記録された最後の領域
f5に、多色のカラー画像が完成する。その後、被記録
媒体Pの紙送り量を変更し、状態のように、通常の記
録動作と同様に、被記録媒体Pを部分aの長さだけ紙送
りする。それから、記録ヘッドHを矢印X2方向に移動
させつつ、通常の記録動作と同様に、ノズル列C2,M
2,Y2の部分bから記録画像に応じてカラーインクを
吐出することによって、被記録媒体P上の領域f6に多
色のカラー画像を完成させる。このとき、通常の記録動
作と同様に、ノズル列Bkの部分aから記録画像に応じ
てブラックインクを吐出することによって、被記録媒体
P上の次の領域f8に画像を記録する。
【0064】このようにして通常の記録動作に移行し、
以降は、ノズル列Bkの部分aの長さの紙送りを伴なっ
て、ノズル列Bkの部分aとノズル列C1,C2、M
1,M2、Y1,Y2の部分bを用いた通常の記録動作
を繰り返す。
【0065】(他の実施形態)以上の実施形態において
は、被記録媒体上の領域にまず特定のノズル列(Bk)
を用いての記録(以下、「前段記録」ともいう)を先行し
てから、その後、その領域に他のノズル列(C1,C
2、M1,M2、Y1,Y2)を用いて記録(以下、
「後段記録」ともいう)をする場合に、画像の記録に用い
るノズル数の変更に拘わらず、通常の記録動作と同一の
記録条件を維持した。すなわち、第1の実施形態の場合
は、画像の記録に用いるノズル数の変更に拘わらず、前
段記録された領域に対して、記録ヘッドの次の記録走査
時に後段記録を実施する。第2および第3の実施形態の
場合は、画像の記録に用いるノズル数の変更に拘わら
ず、前段記録された領域に対しては、記録ヘッドの次の
記録走査時には後段記録を実施せず(以下、「空記録走
査」ともいう)、その後の記録ヘッドの記録走査時に後
段記録を実施する。その空記録走査の回数は2回以上で
あってもよい。このように、画像の記録に用いるノズル
数の変更に拘わらず、通常の記録動作と同一の記録条件
を維持することにより、インクの発色の特性を変化させ
ることなく、画像を極力高速に記録することが可能とな
る。
【0066】しかし、本発明は、上述した実施形態のよ
うな記録ヘッドを用いた構成、つまりブラックインク用
のノズル列Bkとカラーインク用のノズル列C1,C
2、M1,M2、Y1,Y2を副走査方向にずらした記
録ヘッドを用いて構成のみに限定されるものではない。
すなわち、副走査方向にずれて配置された複数のノズル
列を備える構成であればよく、本発明を適用することに
より、インクの発色の特性を変化させることなく、画像
を極力高速に記録することができる。
【0067】また、本発明は、上述した実施形態のよう
なインクの打ち込み順序、つまりブラックインクを先に
打ち込んでからカラーインクを打ち込むという順序のみ
に限定されるものではない。例えば、カラーインクを先
に打ち込んでから、ブラックインクを打ち込むように構
成してもよい。
【0068】また、本発明は、叙述したような双方向記
録方式にみに特定されず、記録ヘッドが一方向に移動す
る間においてのみ記録動作をする片方向記録方式におい
ても適用することができる。したがって、カラーインク
吐出用のノズル列として、ノズル列Y1,M1.C1ま
たはノズル列Y2,M2,C2の一方を備えた記録ヘッ
ドを用いて、片方向記録方式により多色のカラー画像を
記録することもできる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、被記録
媒体の搬送量の変更前に、副走査方向の上流側に位置す
るノズル列において記録に用いるノズル数を制限し、か
つ被記録媒体の搬送量の変更後に、副走査方向の下流側
に位置するノズル列において記録に用いるノズル数を制
限することにより、被記録媒体の搬送量および画像の記
録に用いるノズル数の変更に拘わらず、通常の記録動作
と同一の記録条件を維持することができ、この結果、イ
ンクの発色の特性を変化させることなく、高品位の画像
を記録することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における記録装置の要
部の斜視図である。
【図2】図1の記録装置の制御系のブロック構成図であ
る。
【図3】本発明の第1の実施形態における記録動作の説
明図である。
【図4】本発明の第2の実施形態における通常の記録動
作の説明図である。
【図5】本発明の第2の実施形態における搬送量変更の
前後における記録動作の説明図である。
【図6】本発明の第3の実施形態における記録動作の説
明図である。
【図7】従来の記録動作の説明図である。
【図8】記録に用いるノズル数を制限する必要が生じた
情況の説明図である。
【図9】記録に用いるノズル数を制限する必要がない状
況の説明図である。
【図10】搬送量の変更時における記録動作の従来例の
説明図である。
【図11】搬送量の変更時における記録動作の他の従来
例の説明図である。
【符号の説明】
20 キャリッジモータ 20A モータドライバ 30 ヘッドドライバ 50 P.Fモータ 50A モータドライバ 100 CPU 100A ROM 100B RAM H 記録ヘッド Bk,Y1,Y2,M1,M2,C1.C1 ノズル列 P 被記録媒体 X1,X2 主走査方向 Y 副走査方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉本 仁 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 高橋 喜一郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 岩崎 督 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 勅使川原 稔 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 矢澤 剛 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 筑間 聡行 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA04 EA05 EC08 EC13 EC28 EC34 EC71 EC74 FA03

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを吐出するためノズルを配列した
    ノズル列を複数備えた記録ヘッドを用い、当該記録ヘッ
    ドを主走査方向に移動させつつ、前記記録ヘッドのノズ
    ル列から被記録媒体にインクを吐出させる動作と、前記
    被記録媒体を前記主走査方向と交差する副走査方向に搬
    送する動作と、を繰り返すことによって、前記被記録媒
    体に画像を記録するインクジェット記録装置において、 前記記録ヘッドは、前記複数のノズル列のうち少なくと
    も一つのノズル列が、他のノズル列の配置位置に対し副
    走査方向にそってずれた位置に配置されたものであり、 前記被記録媒体の搬送量を変更可能な変更手段と、 前記変更手段による前記被記録媒体の搬送量の変更前
    に、前記副走査方向の上流側に位置するノズル列におい
    て記録に用いるノズル数を制限し、かつ前記変更手段に
    よる前記被記録媒体の搬送量の変更後に、前記副走査方
    向の下流側に位置するノズル列において記録に用いるノ
    ズル数を制限する制御手段と、 を備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記下流側に位置するノズル列は、前記
    上流側に位置するノズル列から前記被記録媒体上の所定
    領域にインクが吐出されてから、少なくとも1回の前記
    被記録媒体の搬送後に、前記所定領域に対してインクを
    吐出可能な位置に備えられていることを特徴とする請求
    項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記変更手段による前
    記被記録媒体の搬送量の変更前に、前記上流側に位置す
    るノズル列からインクが吐出された前記被記録媒体上の
    記録領域に対して、前記下流側に位置するノズル列から
    インクを吐出させることを特徴とする請求項1または2
    に記載のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記変更手段は、前記被記録媒体の搬送
    量を通常よりも小さく変更した後に、通常の搬送量に変
    更可能であることを特徴とする請求項1から3のいずれ
    かに記載のインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記記録ヘッドは、ブラックインクを吐
    出可能なノズル列と、ブラック以外の他の色のインクを
    吐出可能なノズル列と、を前記副走査方向にずらして備
    えることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載
    のインクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、記録に用いるノズル数
    の変更に応じて、記録に用いる前記ノズル列の長さを制
    限することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記
    載のインクジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 前記変更手段および前記制御手段は、前
    記インクジェット記録装置の記録状況を示す情報に基づ
    いて、前記被記録媒体の搬送量および記録に用いるノズ
    ル数を制御することを特徴とする請求項1から6のいず
    れかに記載のインクジェット記録装置。
  8. 【請求項8】 前記変更手段および前記制御手段は、前
    記被記録媒体に記録すべき画像情報に基づいて、前記被
    記録媒体の搬送量および記録に用いるノズル数を制御す
    ることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の
    インクジェット記録装置。
  9. 【請求項9】 前記変更手段および前記制御手段は、前
    記被記録媒体上における画像の記録位置の情報に基づい
    て、前記被記録媒体の搬送量および記録に用いるノズル
    数を制御することを特徴とする請求項1から6のいずれ
    かに記載のインクジェット記録装置。
  10. 【請求項10】 前記変更手段および前記制御手段は、
    前記被記録媒体の1ページに画像を記録する間に、前記
    被記録媒体の搬送量および記録に用いるノズル数を制御
    することを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載
    のインクジェット記録装置。
  11. 【請求項11】 前記記録ヘッドは、インクを吐出する
    ためのエネルギーを発生する電気熱変換体を備えたこと
    を特徴とする請求項1から10のいずれかに記載のイン
    クジェット記録装置。
  12. 【請求項12】 インクを吐出するためノズルを配列し
    たノズル列を複数備えた記録ヘッドを用い、当該記録ヘ
    ッドを主走査方向に移動させつつ、前記記録ヘッドのノ
    ズル列から被記録媒体にインクを吐出させる動作と、前
    記被記録媒体を前記主走査方向と交差する副走査方向に
    搬送する動作と、を繰り返すことによって、前記被記録
    媒体に画像を記録するインクジェット記録方法におい
    て、 前記記録ヘッドは、前記複数のノズル列のうち少なくと
    も一つのノズル列が、他のノズル列の配置位置に対し副
    走査方向にそってずれた位置に配置されたものであり、 前記被記録媒体の搬送量の変更前に、前記副走査方向の
    上流側に位置するノズル列において記録に用いるノズル
    数を制限し、かつ前記被記録媒体の搬送量の変更後に、
    前記副走査方向の下流側に位置するノズル列において記
    録に用いるノズル数を制限することを特徴とするインク
    ジェット記録方法。
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