JP2002003370A - メラニン凝集ホルモン拮抗剤 - Google Patents

メラニン凝集ホルモン拮抗剤

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JP2002003370A
JP2002003370A JP2000290357A JP2000290357A JP2002003370A JP 2002003370 A JP2002003370 A JP 2002003370A JP 2000290357 A JP2000290357 A JP 2000290357A JP 2000290357 A JP2000290357 A JP 2000290357A JP 2002003370 A JP2002003370 A JP 2002003370A
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金芳 加藤
Atsushi Terauchi
淳 寺内
Masaaki Mori
森  正明
Nobuhiro Suzuki
伸宏 鈴木
Yukio Shimomura
行生 下村
Shiro Takekawa
志郎 竹河
Yuji Ishihara
雄二 石原
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】肥満症の予防・治療剤などとして有用なメラニ
ン凝集ホルモン拮抗剤を提供する。 【解決手段】式 【化1】 [式中、Ar1は置換基を有していてもよい環状基を;X
は主鎖の原子数1ないし6のスペーサーを;Yは結合手
または主鎖の原子数1ないし6のスペーサーを;Arは4
ないし8員非芳香環と縮合していてもよく、さらに置換
基を有していてもよい単環式芳香環を;R1およびR2は同
一または異なって水素原子または置換基を有していても
よい炭化水素基を示すか、R1とR2とは隣接する窒素原子
ともに置換基を有していてもよい含窒素複素環を形成し
ていてもよく、R2はArとともにスピロ環を形成するか、
R2は隣接する窒素原子およびYとともに置換基を有して
いてもよい含窒素複素環を形成していてもよい]で表さ
れる化合物またはその塩を含有してなるメラニン凝集ホ
ルモン拮抗剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、肥満症の予防・治
療剤などとして有用なメラニン凝集ホルモン拮抗剤に関
する。
【0002】
【従来の技術】摂食行動はヒトを含め、多くの生物にと
って、欠くことの出来ない行為である。そのため、摂食
行動に異常をきたすと正常な生命活動に狂いが生じ、疾
患につながる場合が多い。近年、食事環境の変化に伴
い、肥満が社会的な問題になりつつある。肥満はさらに
糖尿病、高血圧、動脈硬化症などの生活習慣病の重大な
リスクファクターであるだけでなく、体重増加が膝など
の関節に過度の負担を与えることにより、関節炎や疼痛
をもたらすことも広く知られている。また、ダイエット
ブームなどにより、減量を望む潜在人口も多い。一方、
遺伝的あるいはストレスなどの神経症などが原因で起き
る過食症などの摂食障害も多数報告されている。
【0003】そのため、肥満の予防・治療剤あるいは摂
食抑制剤の開発研究が古くから活発に進められており、
中枢性食欲抑制薬としてはマジンドール(mazindol)が市
販されている。一方、レプチンに代表される食欲調節因
子が最近数多く見いだされつつあり、これらの食欲調節
因子の働きを制御する新たな抗肥満薬あるいは食欲抑制
薬の開発が進められている。なかでもメラニン凝集ホル
モン(以下、MCHと略記することもある)は、視床下部
由来のホルモンで、食欲亢進作用を有することが知られ
ている。さらに、MCHノックアウトマウスは日常行動が
正常であるにもかかわらず、正常マウスと比べて、摂食
量が有意に減少し、かつ体重も軽いことが報告されてい
る[ネイチャー(Nature)、396巻、670頁、1998年]。
これらのことから、MCH拮抗薬ができれば優れた食欲抑
制薬あるいは抗肥満薬になると期待されているが、未だ
MCH拮抗作用を有する化合物、特に非ペプチド型化合物
は知られていない。
【0004】一方、アミン誘導体として、以下の化合物
が知られている。 1)WO98/38156には、βアミロイド蛋白産生・分泌阻
害作用を有する式
【化23】 [式中、Arは置換基を有していてもよい環集合芳香族基
または置換基を有していてもよい縮合芳香族基を示し、
Xは結合手などを示し、Yは酸素原子または硫黄原子を
介していてもよく、かつ置換基を有していてもよい2価
のC1-6脂肪族炭化水素基を示し、R1およびR2はそれぞれ
水素原子または置換基を有していてもよい低級アルキル
を示し、あるいはR1とR2は隣接する窒素原子と共に置換
基を有していてもよい含窒素複素環を形成し、A環は式
−X−Ar(式中、各記号は前記と同意義を示す)で
表される基の外に置換基をさらに有していてもよいベン
ゼン環を示し、B環は、式 −Y−NR1R2(式中、各記
号は前記と同意義を示す)で表される基の外に置換基を
さらに有していてもよい4ないし8員環を示す。ただ
し、A環とB環とで形成される縮合環がインドール環の
とき、−X−Ar(式中、各記号は前記と同意義を示
す)で表される基は該インドール環の4−、6−または
7−位に置換する。]で表される化合物またはその塩が
記載されている。 2)WO95/32967には、5HT1Dアンタゴニスト活性を有
し、食欲不振などの改善が期待される、式
【化24】 [式中、Aは、Rが水素またはC1-6アルキルであるCO
NR;Qは酸素、窒素または硫黄から選択される1ない
し3個のヘテロ原子を含む所望により置換されていても
よい5ないし7員の複素環;R1は水素、ハロゲンなど;
R2およびR3は独立して水素、ハロゲンなど;R4およびR5
は独立して水素またはC1-6アルキル;R6はハロゲン、ヒ
ドロキシなど;R7およびR8は独立して水素、C1-6アルキ
ルなど;mは0ないし4;nは0、1または2である]
で示される化合物またはその塩が記載されている。 3)WO98/15274には、抗酸化活性を有し、アルツハイ
マー病などの改善が期待される、式
【化25】 [式中、Arはフェニルなどを;Xは−O−または−S−
を;YはCR5R5'−(R5'はHを、R5は−Hなどを;Zは
−CH2−または−N−を;RはHまたは−(C1−C6)ア
ルキルを;R1およびR2は独立して−(C1−C6)アルキル
などを;R3はHなどを;R4は水素などを;mは0ないし
2の整数を;qは0または1を;nは0ないし4の整数
を;pは1ないし6の整数を;tは1ないし4の整数を
示す]で表される化合物が記載されている。 4)EP533266には、5HT1Dアンタゴニスト活性を有し、
食欲不振などの改善が期待される、式
【化26】 [式中、R1はハロゲンなどを;R2はハロゲンなどから選
ばれる1または2個の置換基で置換されていてもよいフ
ェニルを;R3
【化27】 を;R4およびR5は独立して水素、ハロゲンなどを;R11
は水素またはC1-6アルキルを示す]で表される化合物が
記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】肥満症の予防・治療剤
などとして有用であり、経口吸収性に優れ、かつ安全な
メラニン凝集ホルモン拮抗剤の開発が切望されている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らはMCH拮抗作
用を有する化合物について鋭意検討を行なった結果、式
【化28】 (式中の記号は前記と同意義を示す)で表される化合物
に、式:Ar1−X−(式中の記号は前記と同意義を示
す)で表される基を導入した誘導体が優れたMCH拮抗作
用を有することを見いだし、本発明を完成した。
【0007】すなわち、本発明は、 1)式
【化29】 [式中、Ar1は置換基を有していてもよい環状基を;X
は主鎖の原子数1ないし6のスペーサーを;Yは結合手
または主鎖の原子数1ないし6のスペーサーを;Arは4
ないし8員非芳香環と縮合していてもよく、さらに置換
基を有していてもよい単環式芳香環を;R1およびR2は同
一または異なって水素原子または置換基を有していても
よい炭化水素基を示すか、R1とR2とは隣接する窒素原子
ともに置換基を有していてもよい含窒素複素環を形成し
ていてもよく、R2はArとともにスピロ環を形成するか、
R2は隣接する窒素原子およびYとともに置換基を有して
いてもよい含窒素複素環を形成していてもよい]で表さ
れる化合物またはその塩を含有してなるメラニン凝集ホ
ルモン拮抗剤; 2)Yが主鎖の原子数1ないし6のスペーサーであり、
R1およびR2が同一または異なって水素原子または置換基
を有していてもよい炭化水素基を示すか、R1とR2とが隣
接する窒素原子ともに置換基を有していてもよい含窒素
複素環を形成し、R2がArとともにスピロ環を形成してい
てもよい前記1)記載の剤; 3)Ar1が置換基を有していてもよい芳香族基であり、R
1およびR2で示される置換基を有していてもよい炭化水
素基が置換基を有していてもよいC1-6アルキルである前
記2)記載の剤; 4)Ar1で示される環状基が、炭素数6ないし14の単
環式または縮合多環式芳香族炭化水素基である前記1)
記載の剤; 5)Ar1で示される環状基が、炭素数6ないし14の単
環式または縮合多環式芳香族炭化水素が2または3個単
結合で直結した芳香環集合体から任意の水素原子1個を
除いた基である前記1)記載の剤; 6)Ar1で示される環状基が、炭素数6ないし14の単
環式または縮合多環式芳香族炭化水素と5ないし10員芳
香族複素環とが単結合で直結した芳香環集合体から任意
の水素原子1個を除いた基である前記1)記載の剤; 7)Ar1が、ハロゲン原子;ニトロ;C1-3アルキレンジ
オキシ;ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキル;ヒ
ドロキシ−C1-6アルキル;ハロゲン化されていてもよい
C3-6シクロアルキル;ハロゲン化されていてもよいC1-6
アルコキシ;ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキル
チオ;ヒドロキシ;置換基を有していてもよいC7-19
ラルキルオキシ;置換基を有していてもよいC6-14アリ
ールオキシ;アミノ;モノ−C1-6アルキルアミノ;ジ−
C1-6アルキルアミノ;置換基を有していてもよく、ベン
ゼン環と縮合していてもよい5ないし7員飽和環状アミ
ノ;置換基を有していてもよい5ないし7員非芳香族複素
環基;ホルミル;カルボキシ;置換基を有していてもよ
いC6-14アリール−カルボニル;置換基を有していても
よいC6-14アリール−カルバモイル;置換基を有してい
てもよい芳香族複素環カルバモイル;C1-6アルコキシ−
カルボニル;ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキル
−カルボキサミド;置換基を有していてもよいC6-14
リール−カルボキサミド;置換基を有していてもよいC
7-19アラルキル−カルボキサミド;置換基を有していて
もよい芳香族複素環−カルボキサミド;N−(置換基を
有していてもよいC6-14アリール−カルボニル)−N−C
1-6アルキルアミノ;置換基を有していてもよいC6-14
リールアミノカルボニルアミノ;置換基を有していても
よいC6-14アリールスルホニルアミノ;置換基を有して
いてもよいC6-14アリール−カルボニルオキシ;オキ
ソ;カルボキシ−C1-6アルキル;C1-6アルコキシ−カル
ボニル−C1-6アルキル;置換基を有していてもよいC
7-19アラルキル;芳香族複素環− C1-6アルコキシ;お
よびシアノから選ばれる置換基をそれぞれ1ないし3個
有していてもよいフェニル、ビフェニリル、フェニル−
ピリジル、フェニル−フリル、フェニル−イソオキサゾ
リル、ジフェニル−オキサゾリル、ピリジル−フェニ
ル、フェニル−ピリミジニル、ベンゾフラニル−フェニ
ル、フリル−フェニル、テルフェニル、チエニル−フェ
ニル、インドリル、ナフチル−オキサジアゾリル、ベン
ゾフラニル−オキサジアゾリル、ベンゾチエニル、ベン
ゾフラニル、フルオレニル、ピリジル−ピロリルまたは
チオキサンテニルである前記1)記載の剤; 8)Ar1が、オキソ、置換基を有していてもよいC6-14
リール、ヒドロキシ、C7-19アラルキルオキシ−カルボ
ニルおよびC7-19アラルキルから選ばれる置換基をそれ
ぞれ1または2個有していてもよいピペリジニル、ピペ
ラジニル、ピロリジニル、ジヒドロピリジルまたはテト
ラヒドロピリジルである前記1)記載の剤; 9)XおよびYで示される主鎖の原子数1ないし6のス
ペーサーが、−O−、−S−、−CO−、−SO−、−SO
2−、−NR8−(R8は水素原子、ハロゲン化されていても
よいC1-6アルキル、ハロゲン化されていてもよいC1-6
ルキル−カルボニル、ハロゲン化されていてもよいC1-6
アルキルスルホニル)および置換されていてもよい2価
のC1-6非環式炭化水素基から選ばれる1ないし3個からな
る2価基である前記1)記載の剤; 10)Xが−CONR8c−、−NR8cCO−、−CH=C
H−CONR8c−または−SO2NR8c− (R8cは水素原
子またはC1-6アルキルを示す)である前記1)記載の
剤; 11)Yがハロゲン化されていてもよい2価のC1-6非環
式炭化水素基である前記1)記載の剤; 12)Arが式
【化30】 [式中、- - - - - は単結合または二重結合を、nは1
ないし4の整数を示す]で示される環である前記1)記
載の剤; 13)R1およびR2が水素原子または置換基を有していて
もよいC1-6アルキルであるか、R1とR2とが隣接する窒素
原子ともに3ないし8員含窒素複素環を形成する前記
1)記載の剤; 14)メラニン凝集ホルモンに起因する疾患の予防・治
療剤である前記1)記載の剤; 15)肥満症の予防・治療剤である前記1)記載の剤; 16)摂食抑制剤である前記1)記載の剤; 17)メラニン凝集ホルモン拮抗剤と、糖尿病治療剤、
高血圧治療剤および動脈硬化症治療剤から選ばれる少な
くとも1種以上とを組み合わせてなる医薬; 18)式
【化31】 [式中、Ar1は置換基を有していてもよい環状基を;A
r´はそれぞれ置換基を有していてもよい式
【化32】 [式中、- - - - - は単結合または二重結合を、nは1
ないし4の整数を示す]で示される環を;X´は−CO
NR8c−,−NR8cCO−,−CH=CH−CONR8c
または−SO2NR8c− (R8cは水素原子またはC1-6
ルキルを示す)を;Yは主鎖の原子数1ないし6のスペ
ーサーを;R1およびR2は同一または異なって水素原子ま
たは置換基を有していてもよい炭化水素基を示すか、R1
とR2とは隣接する窒素原子ともに置換基を有していても
よい含窒素複素環を形成していてもよく、R2は隣接する
窒素原子およびYとともに置換基を有していてもよい含
窒素複素環を形成していてもよい。ただし、X´が−S
2NH−であるとき、Ar´は、それぞれ置換基を有
していてもよい
【化33】 (式中の記号は前記と同意義を示す)で示される環であ
り;X´が−CONH−、かつAr´がベンゾピラン、
ジヒドロベンゾピラン、ジヒドロベンズオキサジン、ジ
ヒドロベンズオキサゾールまたはテトラヒドロベンズオ
キサゼピンのいずれかであるとき、Ar1は置換基を有し
ていてもよいビフェニリルでない]で表される化合物
(ただし、N−[2−(N,N−ジメチルアミノ)メチ
ル−6−テトラリニル]−4−ビフェニリルカルボキサ
ミドを除く)またはその塩; 19)式
【化34】 [式中、Ar1は置換基を有していてもよい環状基を;- -
- - - は単結合または二重結合を;nは1ないし4の
整数を;X´は−CONR8c−,−NR8cCO−または−
CH=CH−CONR8c− (R8cは水素原子またはC1-6
アルキルを示す)を;Yは主鎖の原子数1ないし6のス
ペーサーを;R1およびR2は同一または異なって水素原子
または置換基を有していてもよい炭化水素基を示すか、
R1とR2とは隣接する窒素原子ともに置換基を有していて
もよい含窒素複素環を形成していてもよく、R2は隣接す
る窒素原子およびYとともに置換基を有していてもよい
含窒素複素環を形成していてもよい。また、式
【化35】 (式中の記号は前記と同意義を示す)で表される環は、
さらに置換基を有していてもよい]で表される化合物
(ただし、N−[2−(N,N−ジメチルアミノ)メチ
ル−6−テトラリニル]−4−ビフェニリルカルボキサ
ミドを除く)またはその塩; 20)式
【化36】 [式中、R1およびR2は同一または異なって水素原子また
は置換基を有していてもよい炭化水素基を示すか、R1
R2とは隣接する窒素原子ともに置換基を有していてもよ
い含窒素複素環を形成していてもよい。その他の記号は
前記19)と同意義を示す。]で表される前記19)記
載の化合物; 21)Ar1が置換基を有していてもよい芳香族基であ
り、R1およびR2で示される置換基を有していてもよい炭
化水素基が置換基を有していてもよいC1-6アルキルであ
る前記20)記載の化合物; 22)式
【化37】 [式中、Ar1は置換基を有していてもよい環状基を;n
は1ないし4の整数を;X´は−CONR8c−,−NR8c
CO−または−CH=CH−CONR8c− (R8c
水素原子またはC1−6アルキルを示す)を;Yは主鎖
の原子数1ないし6のスペーサーを;R1およびR2は同一
または異なって水素原子または置換基を有していてもよ
い炭化水素基を示すか、R1とR2とは隣接する窒素原子と
もに置換基を有していてもよい含窒素複素環を形成して
いてもよく、R2は隣接する窒素原子およびYとともに置
換基を有していてもよい含窒素複素環を形成していても
よい。また、式
【化38】 (nは前記と同意義を示す)で表される環は、さらに置
換基を有していてもよい]で表される化合物(ただし、
N−[2−(N,N−ジメチルアミノ)メチル−6−テ
トラリニル]−4−ビフェニリルカルボキサミドを除
く)またはその塩; 23)式
【化39】 [式中、R1およびR2は同一または異なって水素原子また
は置換基を有していてもよい炭化水素基を示すか、R1
R2とは隣接する窒素原子ともに置換基を有していてもよ
い含窒素複素環を形成していてもよい。その他の記号は
前記22)と同意義を示す。]で表される前記22)記
載の化合物; 24)Ar1が置換基を有していてもよい芳香族基であ
り、R1およびR2で示される置換基を有していてもよい炭
化水素基が置換基を有していてもよいC1-6アルキルであ
る前記23)記載の化合物; 25)式
【化40】 [式中、Ar1は置換基を有していてもよい環状基を;X
´は−CONR8c−,−NR8cCO−または−CH=CH
−CONR8c− (R8cは水素原子またはC1-6アルキルを
示す)を;Yは主鎖の原子数1ないし6のスペーサー
を;R1およびR2は同一または異なって水素原子または置
換基を有していてもよい炭化水素基を示すか、R1とR2
は隣接する窒素原子ともに置換基を有していてもよい含
窒素複素環を形成していてもよく、R2は隣接する窒素原
子およびYとともに置換基を有していてもよい含窒素複
素環を形成していてもよい。また、式
【化41】 で表される環は、さらに置換基を有していてもよい]で
表される化合物またはその塩; 26)式
【化42】 [式中、R1およびR2は同一または異なって水素原子また
は置換基を有していてもよい炭化水素基を示すか、R1
R2とは隣接する窒素原子ともに置換基を有していてもよ
い含窒素複素環を形成していてもよい。その他の記号は
前記25)と同意義を示す。]で表される前記25)記
載の化合物; 27)Ar1が置換基を有していてもよい芳香族基であ
り、R1およびR2で示される置換基を有していてもよい炭
化水素基が置換基を有していてもよいC1-6アルキルであ
る前記26)記載の化合物; 28)式
【化43】 [式中、Ar1は置換基を有していてもよい環状基を;X
´は−CONR8c−,−NR8cCO−,−CH=CH−C
ONR8c−または−SO2NR8c− (R8cは水素原子また
はC1-6アルキルを示す)を;Yは主鎖の原子数1ないし
6のスペーサーを;R1およびR2は同一または異なって水
素原子または置換基を有していてもよい炭化水素基を示
すか、R1とR2とは隣接する窒素原子ともに置換基を有し
ていてもよい含窒素複素環を形成していてもよく、R2
隣接する窒素原子およびYとともに置換基を有していて
もよい含窒素複素環を形成していてもよい。また、式
【化44】 で表される環は、さらに置換基を有していてもよい。た
だし、X´が−CONH−であるとき、Ar1は置換基を
有していてもよいビフェニリルでない]で表される化合
物またはその塩; 29)式
【化45】 [式中、Ar1は置換基を有していてもよい環状基を;X
´は−CONR8c−,−NR8cCO−,−CH=CH−C
ONR8c−または−SO2NR8c− (R8cは水素原子また
はC1-6アルキルを示す)を;Yは主鎖の原子数1ないし
6のスペーサーを;R1およびR2は同一または異なって水
素原子または置換基を有していてもよい炭化水素基を示
すか、R1とR2とは隣接する窒素原子ともに置換基を有し
ていてもよい含窒素複素環を形成していてもよく、R2
隣接する窒素原子およびYとともに置換基を有していて
もよい含窒素複素環を形成していてもよい。また、式
【化46】 で表される環は、さらに置換基を有していてもよい]で
表される化合物またはその塩; 30)式
【化47】 [式中、Ar1は置換基を有していてもよい環状基を;X
´は−CONR8c−,−NR8cCO−,−CH=CH−C
ONR8c−または−SO2NR8c− (R8cは水素原子また
はC1-6アルキルを示す)を;Yは主鎖の原子数1ないし
6のスペーサーを;R1およびR2は同一または異なって水
素原子または置換基を有していてもよい炭化水素基を示
すか、R1とR2とは隣接する窒素原子ともに置換基を有し
ていてもよい含窒素複素環を形成していてもよく、R2
隣接する窒素原子およびYとともに置換基を有していて
もよい含窒素複素環を形成していてもよい。また、式
【化48】 で表される環は、さらに置換基を有していてもよい]で
表される化合物またはその塩; 31)式
【化49】 [式中、Ar1は置換基を有していてもよい環状基を;X
´は−CONR8c−,−NR8cCO−,−CH=CH−C
ONR8c−または−SO2NR8c− (R8cは水素原子また
はC1-6アルキルを示す)を;Yは主鎖の原子数1ないし
6のスペーサーを;R1およびR2は同一または異なって
水素原子または置換基を有していてもよい炭化水素基を
示すか、R1とR2とは隣接する窒素原子ともに置換基を有
していてもよい含窒素複素環を形成していてもよく、R2
は隣接する窒素原子およびYとともに置換基を有してい
てもよい含窒素複素環を形成していてもよい。また、式
【化50】 で表される環は、さらに置換基を有していてもよい。た
だし、X´が−CONH−であるとき、Ar1は置換基を
有していてもよいビフェニリルでない]で表される化合
物またはその塩; 32)前記18)、19)、22)、25)、26)、
28)、29)、30)または31)のいずれか1に記
載の化合物を含有してなる医薬組成物; 33)前記18)、19)、22)、25)、26)、
28)、29)、30)または31)のいずれか1に記
載の化合物のプロドラッグ; 34)N−[2−(N,N-ジメチルアミノ)メチル-6-テトラリ
ニル]-(4'-メトキシビフェニル-4-イル)カルボキサ
ミド;4'-フルオロ-N-[6-[(N,N-ジメチルアミノ)メ
チル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニ
ル]-4-カルボキサミド;4'-フルオロ-N-[6-(1-ピペリジ
ニルメチル)-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフ
ェニル]-4-カルボキサミド;4'-フルオロ-N-[6-[(N,
N-ジメチルアミノ)メチル]-5,6,7,8-テトラヒドロ-2-
ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド;
(+)-4'-フルオロ-N-[6-[(N,N-ジメチルアミノ)メチ
ル]-5,6,7,8-テトラヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフ
ェニル]-4-カルボキサミド;(-)-4'-フルオロ-N-[6-
[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-5,6,7,8-テトラヒド
ロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミ
ド;4'-クロロ-N-[3-[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]
-2H-クロメン-7-イル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサ
ミド;4'-フルオロ-N-[6-(1-ピロリジニルメチル)-7,8-
ジヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボ
キサミド;N-[3-[(ジメチルアミノ)メチル]-2H-クロメ
ン-7-イル]-4'-フルオロ[1.1'-ビフェニル]-4-カルボキ
サミド;4'-クロロ-N-[3-[(ジメチルアミノ)メチル]-3,
4-ジヒドロ-2H-クロメン-7-イル][1.1'-ビフェニル]-4-
カルボキサミド;6-(4-メトキシフェニル)-N-[5-メチル
-6-(1-ピロリジニルメチル)-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレ
ニル]ニコチンアミド;4'-クロロ-N-[7-[(ジメチルアミ
ノ)メチル]-5,6-ジヒドロ-3-キノリニル][1,1'-ビフェ
ニル]-4-カルボキサミド;4-(4-クロロフェニル)-N-[6-
(1-ピロリジニルメチル)-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニ
ル]-3,6-ジヒドロ-1(2H)-ピリジンカルボキサミド;N-
[6-[(ジメチルアミノ)メチル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタ
レニル]-4-(4-フルオロフェニル)-1-ピペリジンカルボ
キサミド;4-(4-メトキシフェニル)-N-[6-(1-ピロリジ
ニルメチル)-5-メチル-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル]-
1-ピペリジンカルボキサミド;4'-フルオロ-N-[6-[2-(1
-ピロリジニル)エチル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル]
[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド;4'-クロロ-N-[6
-[2-(1-ピロリジニル)エチル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタ
レニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド;4'-クロ
ロ-N-[2-[(ジメチルアミノ)メチル]-3,4-ジヒドロ-2H-
1,4-ベンズオキサジン-6-イル][1,1'-ビフェニル]-4-カ
ルボキシアミド;4-(4-メトキシフェニル)-N-[5-メチル
-6-(1-ピロリジニルメチル)-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレ
ニル]-1-ピペリジンカルボキシアミド;4-(4-クロロフ
ェニル)-N-[6-[(4-メチル-1-ピペラジニル)メチル]-7,8
-ジヒドロ-2-ナフタレニル]-1-ピペリジンカルボキシア
ミド;4'-クロロ-N-[2-[(ジメチルアミノ)メチル]-1H-
インデン-6-イル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキシアミ
ド;4'-フルオロ-N-[2-(1-ピロリジニルメチル)-3,4-ジ
ヒドロ-2H-1,4-ベンズオキサジン-6-イル][1,1'-ビフェ
ニル]-4-カルボキシアミド;4'-フルオロ-N-[5-メチル-
6-[(4-メチル-1-ピペラジニル)メチル]-7,8-ジヒドロ-2
-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキシアミ
ド;4'-クロロ-N-[5-メチル-6-[(4-メチル-1-ピペラジ
ニル)メチル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビ
フェニル]-4-カルボキシアミド;または4-(4-クロロフ
ェニル)-N-[5-メチル-6-[(4-メチル-1-ピペラジニル)メ
チル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル]-1-ピペリジンカ
ルボキシアミド;である前記18)記載の化合物;など
に関する。
【0008】Ar1で示される「置換基を有していてもよ
い環状基」における「環状基」としては、芳香族基、非
芳香族環状炭化水素基、非芳香族複素環基などが挙げら
れる。ここで、「芳香族基」としては、例えば、単環式
芳香族基、縮合芳香族基、環集合芳香族基などが挙げら
れる。該単環式芳香族基としては、単環式芳香環から任
意の1個の水素原子を除いてできる1価基が挙げられる。
該「単環式芳香環」としては、例えばベンゼン環、5ま
たは6員芳香族複素環が挙げられる。
【0009】「5または6員芳香族複素環」としては、例
えば、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原
子から選ばれるヘテロ原子1個以上(例えば、1〜3個)を
含む5または6員芳香族複素環などが挙げられる。具体的
には、チオフェン、フラン、ピロール、イミダゾール、
ピラゾール、チアゾール、イソチアゾール、オキサゾー
ル、イソオキサゾール、ピリジン、ピラジン、ピリミジ
ン、ピリダジン、1,2,4−オキサジアゾール、1,3,4−オ
キサジアゾール、1,2,4−チアジアゾール、1,3,4−チア
ジアゾール、フラザンなどが挙げられる。
【0010】「単環式芳香族基」の具体例としては、フ
ェニル、2−または3−チエニル、2−,3−または4−ピリ
ジル、2−または3−フリル、2−,4−または5−チアゾリ
ル、2−,4−または5−オキサゾリル、1−3−または4−
ピラゾリル、2−ピラジニル、2−、4−または5−ピリミ
ジニル、1−,2−または3−ピロリル、1−,2−または4−
イミダゾリル、3−または4−ピリダジニル、3−イソチ
アゾリル、3−イソオキサゾリル、1,2,4−オキサジアゾ
ール−5−イル、1,2,4−オキサジアゾール−3−イルな
どが挙げられる。
【0011】「縮合芳香族基」としては、縮合多環式
(好ましくは2ないし4環式、さらに好ましくは2または3
環式)芳香環から任意の1個の水素原子を除いてできる1
価基を示す。該「縮合多環式芳香環」としては、縮合多
環式芳香族炭化水素、縮合多環式芳香族複素環などが挙
げられる。該「縮合多環式芳香族炭化水素」としては、
例えば、炭素数9ないし14個の縮合多環式(2または3環
式)芳香族炭化水素(例、ナフタレン、インデン、フルオ
レン、アントラセンなど)などが挙げられる。
【0012】該「縮合多環式芳香族複素環」としては、
例えば、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素
原子から選ばれるヘテロ原子を1個以上(例えば、1〜4
個)を含む9ないし14員、好ましくは9または10員の縮合
多環式芳香族複素環などが挙げられる。該「縮合多環式
芳香族複素環」の具体例としては、ベンゾフラン、ベン
ズイミダゾール、ベンズオキサゾール、ベンゾチアゾー
ル、ベンズイソチアゾール、ナフト[2,3−b]チオフェ
ン、イソキノリン、キノリン、インドール、キノキサリ
ン、フェナントリジン、フェノチアジン、フェノキサジ
ン、フタラジン、ナフチリジン、キナゾリン、シンノリ
ン、カルバゾール、β−カルボリン、アクリジン、フェ
ナジン、フタルイミド、チオキサンテンなどが挙げられ
る。
【0013】「縮合芳香族基」の具体例としては、1−
ナフチル;2−ナフチル;2−,3−,4−,5−または8−キ
ノリル;1−,3−,4−,5−,6−,7−または8−イソキノリ
ル;1−,2−,3−,4−,5−,6−または7−インドリル;1
−,2−,4−または5−イソインドリル;1−,5−または6
−フタラジニル;2−,3−または5−キノキサリニル;2
−,3−,4−,5−または6−ベンゾフラニル;2−,4−,5−
または6−ベンゾチアゾリル;1−,2−,4−,5−または6
−ベンズイミダゾリル;1−,2−,3−または4−フルオレ
ニル;チオキサンテニルなどが挙げられる。
【0014】「環集合芳香族基」は、2個以上(好ましく
は2または3個)の芳香環が単結合で直結していて、環を
直結している結合の数が環系の数より1個少ない芳香環
集合体から任意の水素原子1個を除いた基を意味する。
該芳香環集合体としては、例えば、炭素数6ないし14
の単環式または縮合多環式芳香族炭化水素(例、ベンゼ
ン、ナフタレンなど)および5ないし10員(好ましくは5
または6員)芳香族複素環から選ばれる2または3個(好ま
しくは2個)で形成される芳香環集合体などが挙げられ
る。芳香環集合体の好ましい例としては、例えばベンゼ
ン、ナフタレン、ピリジン、ピリミジン、チオフェン、
フラン、チアゾール、イソチアゾール、オキサゾール、
イソオキサゾール、1,2,4−オキサジアゾール、1,3,4−
オキサジアゾール、1,2,4−チアジアゾール、1,3,4−チ
アジアゾール、キノリン、イソキノリン、インドール、
ベンゾチオフェン、ベンズオキサゾール、ベンゾチアゾ
ール、ベンゾフランおよびピロールから選ばれる2また
は3個の芳香環からなる芳香環集合体が挙げられる。
【0015】「環集合芳香族基」の具体例としては、2
−,3−または4−ビフェニリル;3−(1−ナフチル)−1,
2,4−オキサジアゾール−5−イル;3−(2−ナフチル)−
1,2,4−オキサジアゾール−5−イル;3−(2−ベンゾフ
ラニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル;3−フェ
ニル−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル;3−(2−ベ
ンズオキサゾリル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イ
ル;3−(3−インドリル)−1,2,4−オキサジアゾール−5
−イル;3−(2−インドリル)−1,2,4−オキサジアゾー
ル−5−イル;4−フェニルチアゾール−2−イル;4−(2
−ベンゾフラニル)チアゾール−2−イル;4−フェニル
−1,3−オキサゾール−5−イル;5−フェニル−イソチ
アゾール−4−イル;5−フェニルオキサゾール−2−イ
ル;4−(2−チエニル)フェニル;4−(3−チエニル)フェ
ニル;3−(3−ピリジル)フェニル;4−(3−ピリジル)フ
ェニル;6−フェニル−3−ピリジル;5−フェニル−1,
3,4−オキサジアゾール−2−イル;4−(2−ナフチル)フ
ェニル;4−(2−ベンゾフラニル)フェニル;4,4'−テル
フェニル;5−フェニル−2−ピリジル;2−フェニル
−5−ピリミジニル;4−(4−ピリジル)フェニル;2
−フェニル−1,3−オキサゾール−5−イル;2,4−ジフ
ェニル−1,3−オキサゾール−5−イル;3−フェニル−
イソオキサゾール−5−イル;5−フェニル−2−フリ
ル;4−(2−フリル)フェニル;3−(4−ピリジル)ピ
ロリルなどが挙げられる。
【0016】前記した「芳香族基」のなかでも、「炭素
数6ないし14の単環式または縮合多環式芳香族炭化水
素基(好ましくはフェニルなど)」、「炭素数6ないし
14の単環式または縮合多環式芳香族炭化水素が2また
は3個単結合で直結した芳香環集合体から任意の水素原
子1個を除いた基(好ましくは2−,3−または4−ビフェ
ニリル;4,4'−テルフェニルなど)」および「炭素数6
ないし14の単環式または縮合多環式芳香族炭化水素と
5ないし10員芳香族複素環とが単結合で直結した芳香環
集合体から任意の水素原子1個を除いた基(好ましくは6
−フェニル−3−ピリジル、5−フェニル−2−ピリジ
ルなど)」が好ましい。
【0017】「非芳香族環状炭化水素基」としては、例
えばC3-8シクロアルキル、C3-8シクロアルケニルなどが
挙げられる。ここで、C3-8シクロアルキルの具体例とし
ては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチ
ル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル
などが挙げられる。C3-8シクロアルケニルの具体例とし
ては、シクロプロペニル、シクロブテニル、シクロペン
テニル、シクロヘキセニル、シクロヘプテニル、シクロ
オクテニルなどが挙げられる。前記した「非芳香族環状
炭化水素基」のなかでも、C3-8シクロアルキルが好まし
く、とりわけシクロヘキシルが好ましい。
【0018】「非芳香族複素環基」としては、例えば、
単環式非芳香族複素環基、縮合多環式非芳香族複素環基
などが挙げられる。該「単環式非芳香族複素環基」とし
ては、単環式非芳香族複素環から任意の1個の水素原子
を除いてできる1価基が挙げられる。該「単環式非芳香
族複素環」としては、例えば炭素原子以外に窒素原子、
硫黄原子および酸素原子から選ばれるヘテロ原子1個以
上(例えば、1〜3個)を含む5ないし8員の単環式非芳香
族複素環などが挙げられる。具体的には、テトラヒドロ
チオフェン、テトラヒドロフラン、ピロリジン、イミダ
ゾリン、イミダゾリジン、ピラゾリン、ピラゾリジン、
テトラヒドロチアゾール、テトラヒドロイソチアゾー
ル、テトラヒドロオキサゾール、テトラヒドロイソオキ
サゾール、ピペリジン、テトラヒドロピリジン、ジヒド
ロピリジン、ピペラジン、モルホリン、チオモルホリ
ン、テトラヒドロピリミジン、テトラヒドロピリダジ
ン、ヘキサメチレンイミンなどが挙げられる。「縮合多
環式非芳香族複素環基」としては、縮合多環式(好まし
くは2ないし4環式、さらに好ましくは2または3環式)非
芳香族複素環から任意の1個の水素原子を除いてできる1
価基を示す。該「縮合多環式非芳香族複素環」として
は、例えば、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および
酸素原子から選ばれるヘテロ原子を1個以上(例えば、1
〜4個)を含む9ないし14員、好ましくは9または10員の縮
合多環式非芳香族複素環などが挙げられる。具体的に
は、ジヒドロベンゾフラン、ジヒドロベンズイミダゾー
ル、ジヒドロベンズオキサゾール、ジヒドロベンゾチア
ゾール、ジヒドロベンズイソチアゾール、ジヒドロナフ
ト[2,3−b]チオフェン、テトラヒドロイソキノリン、テ
トラヒドロキノリン、インドリン、イソインドリン、テ
トラヒドロキノキサリン、テトラヒドロフェナントリジ
ン、ヘキサヒドロフェノチアジン、ヘキサヒドロフェノ
キサジン、テトラヒドロフタラジン、テトラヒドロナフ
チリジン、テトラヒドロキナゾリン、テトラヒドロシン
ノリン、テトラヒドロカルバゾール、テトラヒドロ−β
−カルボリン、テトラヒドロアクリジン、テトラヒドロ
フェナジン、テトラヒドロチオキサンテンなどが挙げら
れる。前記した「非芳香族複素環基」のなかでも、「5
ないし8員の単環式非芳香族複素環基(好ましくはピペ
リジニル;ピペラジニル;ピロリジニル;ジヒドロピリ
ジル;テトラヒドロピリジルなど)」が好ましい。
【0019】Ar1で示される「置換基を有していてもよ
い環状基」における「置換基」としては、例えばオキ
ソ、ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素な
ど)、C1-3アルキレンジオキシ(例、メチレンジオキシ、
エチレンジオキシなど)、ニトロ、シアノ、ハロゲン化
されていてもよいC1-6アルキル、ヒドロキシ−C1-6アル
キル、カルボキシ−C1-6アルキル、C1-6アルコキシ−カ
ルボニル−C1-6アルキル、C6-14アリールオキシ−C1-6
アルキル(例、フェノキシメチルなど)、C1-6アルキル−
C6-14アリール−C2-6アルケニル(例、メチルフェニルエ
テニルなど)、ハロゲン化されていてもよいC3-6シクロ
アルキル、ハロゲン化されていてもよいC1-6アルコキ
シ、ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキルチオ、置
換基を有していてもよいC7-19アラルキル、ヒドロキ
シ、置換基を有していてもよいC6-14アリールオキシ、
置換基を有していてもよいC7-19アラルキルオキシ、置
換基を有していてもよいC6-14アリール−カルバモイ
ル、アミノ、アミノ−C1-6アルキル(例、アミノメチ
ル、アミノエチル、アミノプロピル、アミノブチルな
ど)、モノ−C1- 6アルキルアミノ(例、メチルアミノ、エ
チルアミノ、プロピルアミノ、イソプロピルアミノ、ブ
チルアミノなど)、ジ−C1-6アルキルアミノ(例、ジメチ
ルアミノ、ジエチルアミノ、ジプロピルアミノ、ジブチ
ルアミノ、エチルメチルアミノなど)、モノ−C1-6アル
キルアミノ−C1-6アルキル(例、メチルアミノメチル、
エチルアミノメチル、プロピルアミノメチル、イソプロ
ピルアミノエチル、ブチルアミノエチルなど)、ジ−C
1-6アルキルアミノ−C1-6アルキル(例、ジメチルアミノ
メチル、ジエチルアミノメチル、ジプロピルアミノメチ
ル、ジイソプロピルアミノエチル、ジブチルアミノエチ
ルなど)、置換基を有していてもよい5ないし7員飽和環
状アミノ、置換基を有していてもよい5ないし7員非芳香
族複素環基、アシル、アシルアミノ、アシルオキシ、芳
香族複素環− C1-6アルコキシなどが挙げられる。Ar1
示される「環状基」は、上記置換基を、環状基の置換可
能な位置に1ないし5個、好ましくは1ないし3個有してい
てもよい。また、置換基数が2個以上である場合、各置
換基は同一であっても異なっていてもよい。
【0020】また、Ar1で示される「環状基」が非芳香
族環状炭化水素基あるいは非芳香族複素環基である場
合、該「環状基」は、置換基を有していてもよいC6-14
アリール、置換基を有していてもよい5ないし10員芳香
族複素環基などを置換基として有していてもよい。ここ
で、「置換基を有していてもよいC6-14アリール」およ
び「置換基を有していてもよい5ないし10員芳香族複素
環基」としては、後述の「置換基を有していてもよい5
ないし7員飽和環状アミノ」における「置換基」として
例示するものが挙げられる。置換基の数は、例えば1な
いし3個である。また、置換基数が2個以上である場合、
各置換基は同一であっても異なっていてもよい。
【0021】前記「ハロゲン化されていてもよいC1-6
ルキル」としては、例えば、1ないし5個、好ましくは1
ないし3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨ
ウ素など)を有していてもよいC1-6アルキル(例、メチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブ
チル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシ
ルなど)が挙げられる。具体例としては、メチル、クロ
ロメチル、ジフルオロメチル、トリクロロメチル、トリ
フルオロメチル、エチル、2−ブロモエチル、2,2,2−ト
リフルオロエチル、ペンタフルオロエチル、プロピル、
3,3,3−トリフルオロプロピル、イソプロピル、ブチ
ル、4,4,4−トリフルオロブチル、イソブチル、sec−ブ
チル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペ
ンチル、5,5,5−トリフルオロペンチル、ヘキシル、6,
6,6−トリフルオロヘキシルなどが挙げられる。前記
「ヒドロキシ−C1-6アルキル」、「カルボキシ−C1-6
ルキル」および「C1-6アルコキシ−カルボニル−C1-6
ルキル」において、C1-6アルキルとしては、前記「ハロ
ゲン化されていてもよいC1-6アルキル」におけるC1-6
ルキルが挙げられる。また、「C1-6アルコキシ−カルボ
ニル−C1-6アルキル」におけるC1-6アルコキシとして
は、例えばメトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキ
シ、ペンチルオキシなどが挙げられる。
【0022】前記「ハロゲン化されていてもよいC3-6
クロアルキル」としては、例えば、1ないし5個、好まし
くは1ないし3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素など)を有していてもよいC3-6シクロアルキ
ル(例、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチ
ル、シクロヘキシルなど)などが挙げられる。具体例と
しては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチ
ル、シクロヘキシル、4,4−ジクロロシクロヘキシル、
2,2,3,3−テトラフルオロシクロペンチル、4−クロロシ
クロヘキシルなどが挙げられる。
【0023】前記「ハロゲン化されていてもよいC1-6
ルコキシ」としては、例えば、1ないし5個、好ましくは
1ないし3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、
ヨウ素など)を有していてもよいC1-6アルコキシ(例、メ
トキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、ペンチルオ
キシなど)などが挙げられる。具体例としては、例え
ば、メトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメト
キシ、エトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、プロ
ポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、4,4,4−トリフル
オロブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、ペンチ
ルオキシ、ヘキシルオキシなどが挙げられる。
【0024】前記「ハロゲン化されていてもよいC1-6
ルキルチオ」としては、例えば、1ないし5個、好ましく
は1ないし3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭
素、ヨウ素など)を有していてもよいC1-6アルキルチオ
(例、メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプ
ロピルチオ、ブチルチオ、sec−ブチルチオ、tert−ブ
チルチオなど)などが挙げられる。具体例としては、例
えばメチルチオ、ジフルオロメチルチオ、トリフルオロ
メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプロピル
チオ、ブチルチオ、4,4,4−トリフルオロブチルチオ、
ペンチルチオ、ヘキシルチオなどが挙げられる。
【0025】前記「置換基を有していてもよいC7-19
ラルキル」における「C7-19アラルキル」としては、例
えば、ベンジル、フェネチル、ジフェニルメチル、トリ
フェニルメチル、1−ナフチルメチル、2−ナフチルメチ
ル、2,2−ジフェニルエチル、3−フェニルプロピル、4
−フェニルブチル、5−フェニルペンチルなどが挙げら
れる。なかでもベンジルなどが好ましい。
【0026】前記「置換基を有していてもよいC7-19
ラルキル」における「置換基」としては、例えば、ハロ
ゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)、C1-3
アルキレンジオキシ(例、メチレンジオキシ、エチレン
ジオキシなど)、ニトロ、シアノ、ハロゲン化されてい
てもよいC1-6アルキル、ハロゲン化されていてもよいC
3-6シクロアルキル、ハロゲン化されていてもよいC1-6
アルコキシ、ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキル
チオ、ヒドロキシ、アミノ、モノ−C1-6アルキルアミノ
(例、メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、
イソプロピルアミノ、ブチルアミノなど)、ジ−C1-6
ルキルアミノ(例、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、
ジプロピルアミノ、ジブチルアミノ、エチルメチルアミ
ノなど)、アミノ−C1-6アルキル(例、アミノメチル、ア
ミノエチル、アミノプロピル、アミノブチルなど)、モ
ノ−C1-6アルキルアミノ−C1-6アルキル(例、メチルア
ミノメチル、エチルアミノメチル、プロピルアミノメチ
ル、イソプロピルアミノエチル、ブチルアミノエチルな
ど)、ジ−C1-6アルキルアミノ−C1-6アルキル(例、ジメ
チルアミノメチル、ジエチルアミノメチル、ジプロピル
アミノメチル、ジイソプロピルアミノエチル、ジブチル
アミノエチルなど)、ホルミル、カルボキシ、カルバモ
イル、チオカルバモイル、ハロゲン化されていてもよい
C1-6アルキル−カルボニル、C1-6アルコキシ−カルボニ
ル(例、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プ
ロポキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニルな
ど)、モノ−C1-6アルキル−カルバモイル(例、メチルカ
ルバモイル、エチルカルバモイルなど)、ジ−C1-6アル
キル−カルバモイル(例、ジメチルカルバモイル、ジエ
チルカルバモイル、エチルメチルカルバモイルなど)、
ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキルスルホニル、
ホルミルアミノ、ハロゲン化されていてもよいC1-6アル
キル−カルボキサミド、C1-6アルコキシ−カルボキサミ
ド(例、メトキシカルボキサミド、エトキシカルボキサ
ミド、プロポキシカルボキサミド、ブトキシカルボキサ
ミドなど)、C1-6アルキルスルホニルアミノ(例、メチル
スルホニルアミノ、エチルスルホニルアミノなど)、C
1-6アルキル−カルボニルオキシ(例、アセトキシ、プロ
パノイルオキシなど)、C1-6アルコキシ−カルボニルオ
キシ(例、メトキシカルボニルオキシ、エトキシカルボ
ニルオキシ、プロポキシカルボニルオキシ、ブトキシカ
ルボニルオキシなど)、モノ−C1-6アルキル−カルバモ
イルオキシ(例、メチルカルバモイルオキシ、エチルカ
ルバモイルオキシなど)、ジ−C1-6アルキル−カルバモ
イルオキシ(例、ジメチルカルバモイルオキシ、ジエチ
ルカルバモイルオキシなど)などが挙げられる。置換基
の数は、例えば1ないし5個、好ましくは1ないし3個であ
る。置換基数が2個以上の場合、各置換基は同一であっ
ても異なっていてもよい。
【0027】ここで、「ハロゲン化されていてもよいC
1-6アルキル」、「ハロゲン化されていてもよいC3-6
クロアルキル」、「ハロゲン化されていてもよいC1-6
ルコキシ」、「ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキ
ルチオ」としては、それぞれ前記「置換基を有していて
もよい環状基」における「置換基」として例示したもの
が用いられる。
【0028】前記「ハロゲン化されていてもよいC1-6
ルキル−カルボニル」としては、例えば、1ないし5個、
好ましくは1ないし3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩
素、臭素、ヨウ素など)を有していてもよいC1-6アルキ
ル−カルボニル(例、アセチル、プロパノイル、ブタノ
イル、ペンタノイル、ヘキサノイルなど)などが挙げら
れる。具体例としては、例えば、アセチル、モノクロロ
アセチル、トリフルオロアセチル、トリクロロアセチ
ル、プロパノイル、ブタノイル、ペンタノイル、ヘキサ
ノイルなどが挙げられる。
【0029】前記「ハロゲン化されていてもよいC1-6
ルキルスルホニル」としては、例えば、1ないし5個、好
ましくは1ないし3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩
素、臭素、ヨウ素など)を有していてもよいC1-6アルキ
ルスルホニル(例、メチルスルホニル、エチルスルホニ
ル、プロピルスルホニル、イソプロピルスルホニル、ブ
チルスルホニル、sec−ブチルスルホニル、tert−ブチ
ルスルホニルなど)などが挙げられる。具体例として
は、例えばメチルスルホニル、ジフルオロメチルスルホ
ニル、トリフルオロメチルスルホニル、エチルスルホニ
ル、プロピルスルホニル、イソプロピルスルホニル、ブ
チルスルホニル、4,4,4−トリフルオロブチルスルホニ
ル、ペンチルスルホニル、ヘキシルスルホニルなどが挙
げられる。
【0030】前記「ハロゲン化されていてもよいC1-6
ルキル−カルボキサミド」としては、例えば、1ないし5
個、好ましくは1ないし3個のハロゲン原子(例、フッ
素、塩素、臭素、ヨウ素など)を有していてもよいC1-6
アルキル−カルボキサミド(例、アセトアミド、プロパ
ンアミド、ブタンアミドなど)などが挙げられる。具体
例としては、例えばアセトアミド、トリフルオロアセト
アミド、プロパンアミド、ブタンアミドなどが挙げられ
る。
【0031】前記「置換基を有していてもよいC6-14
リールオキシ」における「C6-14アリールオキシ」とし
ては、例えば、フェニルオキシ、1−ナフチルオキシ、2
−ナフチルオキシなどが挙げられる。前記「置換基を有
していてもよいC7-19アラルキルオキシ」における「C
7-19アラルキルオキシ」としては、例えば、ベンジルオ
キシ、フェネチルオキシ、ジフェニルメチルオキシ、ト
リフェニルメチルオキシ、1−ナフチルメチルオキシ、2
−ナフチルメチルオキシ、2,2−ジフェニルエチルオキ
シ、3−フェニルプロピルオキシ、4−フェニルブチルオ
キシ、5−フェニルペンチルオキシなどが挙げられる。
【0032】前記「置換基を有していてもよいC6-14
リール−カルバモイル」における「C6-14アリール−カ
ルバモイル」としては、例えば、フェニルカルバモイ
ル、1−ナフチルカルバモイル、2−ナフチルカルバモイ
ルなどが挙げられる。該「置換基を有していてもよいC
6-14アリールオキシ」、「置換基を有していてもよいC
7-19アラルキルオキシ」、「置換基を有していてもよい
C6-14アリール−カルバモイル」における「置換基」と
しては、前記「置換基を有していてもよいC7-19アラル
キル」における「置換基」として例示したものが用いら
れる。置換基の数は、例えば1ないし5個、好ましくは1
ないし3個である。また、置換基数が2個以上の場合、各
置換基は同一であっても異なっていてもよい。
【0033】前記「置換基を有していてもよい5ないし7
員飽和環状アミノ」における「5ないし7員飽和環状アミ
ノ」としては、例えば、モルホリノ、チオモルホリノ、
ピペラジン−1−イル、ピペリジノ、ピロリジン−1−イ
ルなどが挙げられる。該「5ないし7員飽和環状アミノ」
は、ベンゼン環と縮合していてもよい。該「置換基を有
していてもよい5ないし7員飽和環状アミノ」における
「置換基」としては、例えば、オキソ、ハロゲン化され
ていてもよいC1-6アルキル、ハロゲン化されていてもよ
いC1-6アルキル−カルボニル、ハロゲン化されていても
よいC1-6アルキルスルホニル、置換基を有していてもよ
いC6-14アリール、置換基を有していてもよいC7-19アラ
ルキル、置換基を有していてもよいC6-14アリール−カ
ルボニル、置換基を有していてもよい5ないし10員芳香
族複素環基、5ないし8員の単環式非芳香族複素環基
(例、ピペリジノ、ピペラジニル、ピロリジニル、ジヒ
ドロピリジルなど)などが挙げられる。置換基の数は、
例えば1ないし5個、好ましくは1ないし3個である。ま
た、置換基数が2個以上の場合、各置換基は同一であっ
ても異なっていてもよい。
【0034】ここで、「ハロゲン化されていてもよいC
1-6アルキル」、「置換基を有していてもよいC7-19アラ
ルキル」としては、それぞれ前記「置換基を有していて
もよい環状基」における「置換基」として例示したもの
が用いられる。「ハロゲン化されていてもよいC1-6アル
キル−カルボニル」、「ハロゲン化されていてもよいC
1-6アルキルスルホニル」としては、前記「置換基を有
していてもよいC7-19アラルキル」における「置換基」
として例示したものが用いられる。
【0035】「置換基を有していてもよいC6-14アリー
ル」における「C6-14アリール」としては、例えば、フ
ェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、2−インデニル、2
−アンスリルなどが挙げられる。なかでも、フェニルな
どが好ましい。該「置換基を有していてもよいC6-14
リール」における「置換基」としては、前記「置換基を
有していてもよいC7-19アラルキル」における「置換
基」として例示したものが用いられる。置換基の数は、
例えば1ないし5個、好ましくは1ないし3個である。置換
基数が2個以上の場合、各置換基は同一であっても異な
っていてもよい。
【0036】「置換基を有していてもよいC6-14アリー
ル−カルボニル」における「C6-14アリール−カルボニ
ル」としては、例えば、ベンゾイル、1−ナフトイル、2
−ナフトイルなどが挙げられる。該「置換基を有してい
てもよいC6-14アリール−カルボニル」における「置換
基」としては、前記「置換基を有していてもよいC7-19
アラルキル」における「置換基」として例示したものが
用いられる。置換基の数は、例えば1ないし5個、好まし
くは1ないし3個である。置換基数が2個以上の場合、各
置換基は同一であっても異なっていてもよい。
【0037】「置換基を有していてもよい5ないし10員
芳香族複素環基」における「5ないし10員芳香族複素環
基」としては、例えば、炭素原子以外に窒素原子、硫黄
原子および酸素原子から選ばれる1または2種、好ましく
は、1ないし4個のヘテロ原子を含む5ないし10員の(単環
式または2環式)芳香族複素環基が挙げられる。具体的に
は、例えば、2−または3−チエニル;2−,3−または4−
ピリジル;2−または3−フリル;2−,4−または5−チア
ゾリル;2−,4−または5−オキサゾリル;1−,3−また
は4−ピラゾリル;2−ピラジニル;2−,4−または5−ピ
リミジニル;1−,2−または3−ピロリル;1−,2−また
は4−イミダゾリル;3−または4−ピリダジニル;3−イ
ソチアゾリル;3−イソオキサゾリル;1,2,4−オキサジ
アゾール−5−イル;1,2,4−オキサジアゾール−3−イ
ル;2−,3−,4−,5−または8−キノリル;1−,3−,4−,
5−,6−,7−または8−イソキノリル;1−,2−,3−,4−,
5−,6−または7−インドリル;1−,2−,4−または5−イ
ソインドリル;1−,5−まは6−フタラジニル;2−,3−
または5−キノキサリニル;2−,3−,4−,5−または6−
ベンゾフラニル;2−,4−,5−または6−ベンゾチアゾリ
ル;1−,2−,4−,5−または6−ベンズイミダゾリルなど
が挙げられる。
【0038】該「置換基を有していてもよい5ないし10
員芳香族複素環基」における「置換基」としては、例え
ば、ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素な
ど)、C1-3アルキレンジオキシ(例、メチレンジオキシ、
エチレンジオキシなど)、ニトロ、シアノ、ハロゲン化
されていてもよいC1-6アルキル、C6-14アリールオキシ
−C1-6アルキル(例、フェノキシメチルなど)、C1-6アル
キル−C6-14アリール−C2-6アルケニル(例、メチルフェ
ニルエテニルなど)、ハロゲン化されていてもよいC3-6
シクロアルキル、ハロゲン化されていてもよいC1-6アル
コキシ、ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキルチ
オ、置換基を有していてもよいC7-19アラルキル、ヒド
ロキシ、置換基を有していてもよいC6-14アリールオキ
シ、置換基を有していてもよいC7-19アラルキルオキ
シ、アミノ、アミノ−C1-6アルキル(例、アミノメチ
ル、アミノエチル、アミノプロピル、アミノブチルな
ど)、モノ−C1-6アルキルアミノ(例、メチルアミノ、エ
チルアミノ、プロピルアミノ、イソプロピルアミノ、ブ
チルアミノなど)、ジ−C1-6アルキルアミノ(例、ジメチ
ルアミノ、ジエチルアミノ、ジプロピルアミノ、ジブチ
ルアミノ、エチルメチルアミノなど)、モノ−C1-6アル
キルアミノ−C1-6アルキル(例、メチルアミノメチル、
エチルアミノメチル、プロピルアミノメチル、イソプロ
ピルアミノエチル、ブチルアミノエチルなど)、ジ−C
1-6アルキルアミノ−C1-6アルキル(例、ジメチルアミノ
メチル、ジエチルアミノメチル、ジプロピルアミノメチ
ル、ジイソプロピルアミノエチル、ジブチルアミノエチ
ルなど)、5ないし7員飽和環状アミノ、アシル、アシル
アミノ、アシルオキシなどが挙げられる。置換基の数
は、例えば1ないし5個、好ましくは1ないし3個である。
置換基数が2個以上の場合、各置換基は同一であっても
異なっていてもよい。
【0039】ここで、「ハロゲン化されていてもよいC
1-6アルキル」、「ハロゲン化されていてもよいC3-6
クロアルキル」、「ハロゲン化されていてもよいC1-6
ルコキシ」、「ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキ
ルチオ」、「置換基を有していてもよいC7-19アラルキ
ル」、「置換基を有していてもよいC6-14アリールオキ
シ」、「置換基を有していてもよいC7-19アラルキルオ
キシ」としては、それぞれ前記「置換基を有していても
よい環状基」における「置換基」として例示したものが
用いられる。「5ないし7員飽和環状アミノ」としては、
前記「置換基を有していてもよい環状基」における「置
換基」である「置換基を有していてもよい5ないし7員飽
和環状アミノ」に関し、「5ないし7員飽和環状アミノ」
として例示したものが用いられる。
【0040】前記「アシル」としては、例えば、式:−
CO−R3、−CO−OR3、−CO−NR3R4、−CS−NR3R4、−SO2
−R3a 、−SO−R3a、−PO(−OR3)−OR4 または−PO2−R
3a〔式中、R3は(i)水素原子、(ii)置換基を有していて
もよい炭化水素基、または(iii) 置換基を有していても
よい複素環基;R3aは(i) 置換基を有していてもよい炭
化水素基、または(ii) 置換基を有していてもよい複素
環基;R4は水素原子またはC1-6アルキルを示し;R3とR4
とは隣接する窒素原子と共に置換基を有していてもよい
含窒素複素環を形成していてもよい〕で表されるアシル
などが挙げられる。
【0041】R3またはR3aで示される「置換基を有して
いてもよい炭化水素基」における「炭化水素基」として
は、例えば、鎖状または環状炭化水素基(例、アルキ
ル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、アリー
ル、アラルキルなど)などが挙げられる。このうち、以
下のような炭素数1ないし19個の鎖状または環状炭化水
素基などが好ましい。 a)C1-6アルキル(例えば、メチル、エチル、プロピル、
イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、ter
t−ブチル、ペンチル、ヘキシルなど); b)C2-6アルケニル(例えば、ビニル、アリル、イソプロ
ペニル、2−ブテニルなど); c)C2-6アルキニル(例えば、エチニル、プロパルギル、2
−ブチニルなど); d)C3-6シクロアルキル(例えば、シクロプロピル、シク
ロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルなど)、該C
3-6シクロアルキルは、1個のベンゼン環と縮合していて
もよい; e)C6-14アリール(例えば、フェニル、1−ナフチル、2−
ナフチル、2−インデニル、2−アンスリルなど)、好ま
しくはフェニル; f)C7-19アラルキル(例えば、ベンジル、フェネチル、ジ
フェニルメチル、トリフェニルメチル、1−ナフチルメ
チル、2−ナフチルメチル、2,2−ジフェニルエチル、3
−フェニルプロピル、4−フェニルブチル、5−フェニル
ペンチルなど)、好ましくはベンジル。「炭化水素基」
は、好ましくはC1-6アルキル、C6-14アリール、C7-19
ラルキルなどである。
【0042】「置換基を有していてもよい炭化水素基」
における「置換基」としては、例えば、ハロゲン原子
(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)、C1-3アルキレ
ンジオキシ(例、メチレンジオキシ、エチレンジオキシ
など)、ニトロ、シアノ、ハロゲン化されていてもよいC
1-6アルコキシ、ハロゲン化されていてもよいC1-6アル
キルチオ、ヒドロキシ、アミノ、モノ−C1-6アルキルア
ミノ(例、メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミ
ノ、イソプロピルアミノ、ブチルアミノなど)、ジ−C
1-6アルキルアミノ(例、ジメチルアミノ、ジエチルアミ
ノ、ジプロピルアミノ、ジブチルアミノ、エチルメチル
アミノなど)、ホルミル、カルボキシ、カルバモイル、
チオカルバモイル、ハロゲン化されていてもよいC1-6
ルキル−カルボニル、C1-6アルコキシ−カルボニル
(例、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロ
ポキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニルなど)、
置換基を有していてもよい5ないし10員芳香族複素環
基、置換基を有していてもよいC6-14アリール−カルボ
ニル、置換基を有していてもよいC6-14アリールオキシ
−カルボニル、置換基を有していてもよいC7-19アラル
キルオキシ−カルボニル、置換基を有していてもよい5
ないし6員複素環カルボニル、モノ−C1-6アルキル−カ
ルバモイル(例、メチルカルバモイル、エチルカルバモ
イルなど)、ジ−C1-6アルキル−カルバモイル(例、ジメ
チルカルバモイル、ジエチルカルバモイル、エチルメチ
ルカルバモイルなど)、置換基を有していてもよいC6-14
アリール−カルバモイル、置換基を有していてもよい5
ないし6員複素環カルバモイル、ハロゲン化されていて
もよいC1-6アルキルスルホニル、置換基を有していても
よいC6-14アリールスルホニル、ホルミルアミノ、C1-6
アルキル−カルボニルオキシ(例、アセトキシ、プロパ
ノイルオキシなど)、置換基を有していてもよいC6-14
リール−カルボニルオキシ、C1-6アルコキシ−カルボニ
ルオキシ(例、メトキシカルボニルオキシ、エトキシカ
ルボニルオキシ、プロポキシカルボニルオキシ、ブトキ
シカルボニルオキシなど)、モノ−C1-6アルキル−カル
バモイルオキシ(例、メチルカルバモイルオキシ、エチ
ルカルバモイルオキシなど)、ジ−C1-6アルキル−カル
バモイルオキシ(例、ジメチルカルバモイルオキシ、ジ
エチルカルバモイルオキシなど)、置換基を有していて
もよいC6-14アリール−カルバモイルオキシ、ニコチノ
イルオキシなどが挙げられる。置換基の数は、例えば1
ないし5個、好ましくは1ないし3個である。置換基数が2
個以上の場合、各置換基は同一であっても異なっていて
もよい。
【0043】ここで、「ハロゲン化されていてもよいC
1-6アルコキシ」、「ハロゲン化されていてもよいC1-6
アルキルチオ」、「置換基を有していてもよいC6-14
リール−カルバモイル」としては、それぞれ前記「置換
基を有していてもよい環状基」における「置換基」とし
て例示したものが用いられる。「ハロゲン化されていて
もよいC1-6アルキル−カルボニル」、「ハロゲン化され
ていてもよいC1-6アルキルスルホニル」としては、それ
ぞれ前記「置換基を有していてもよいC7-19アラルキ
ル」における「置換基」として例示したものが用いられ
る。
【0044】前記「置換基を有していてもよい5ないし1
0員芳香族複素環基」、「置換基を有していてもよいC
6-14アリール−カルボニル」としては、それぞれ前記
「置換基を有していてもよい5ないし7員飽和環状アミ
ノ」における「置換基」として例示したものが用いられ
る。「置換基を有していてもよいC6-14アリールオキシ
−カルボニル」における「C6-14アリールオキシ−カル
ボニル」としては、例えばフェニルオキシカルボニル、
1−ナフチルオキシカルボニル、2−ナフチルオキシカル
ボニルなどが挙げられる。
【0045】「置換基を有していてもよいC7-19アラル
キルオキシ−カルボニル」における「C7-19アラルキル
オキシ−カルボニル」としては、例えば、ベンジルオキ
シカルボニル、フェネチルオキシカルボニル、ジフェニ
ルメチルオキシカルボニル、トリフェニルメチルオキシ
カルボニル、1−ナフチルメチルオキシカルボニル、2−
ナフチルメチルオキシカルボニル、2,2−ジフェニルエ
チルオキシカルボニル、3−フェニルプロピルオキシカ
ルボニル、4−フェニルブチルオキシカルボニル、5−フ
ェニルペンチルオキシカルボニルなどが挙げられる。前
記「置換基を有していてもよい5ないし6員複素環カルボ
ニル」における「5ないし6員複素環カルボニル」として
は、例えば、ニコチノイル、イソニコチノイル、2−テ
ノイル、3−テノイル、2−フロイル、3−フロイル、モ
ルホリノカルボニル、ピペリジノカルボニル、ピロリジ
ン−1−イルカルボニルなどが挙げられる。
【0046】前記「置換基を有していてもよい5ないし6
員複素環カルバモイル」における「5ないし6員複素環カ
ルバモイル」としては、例えば、モルホリノカルバモニ
ル、ピペリジノカルバモイル、2−ピリジルカルバモイ
ル、3−ピリジルカルバモイル、4−ピリジルカルバモイ
ル、2−チエニルカルバモイル、3−チエニルカルバモイ
ルなどが挙げられる。前記「置換基を有していてもよい
C6-14アリールスルホニル」における「C6-14アリールス
ルホニル」としては、例えば、フェニルスルホニル、1
−ナフチルスルホニル、2−ナフチルスルホニルなどが
挙げられる。
【0047】前記「置換基を有していてもよいC6-14
リール−カルボニルオキシ」における「C6-14アリール
−カルボニルオキシ」としては、例えば、ベンゾイルオ
キシ、1−ナフトイルオキシ、2−ナフトイルオキシなど
が挙げられる。前記「置換基を有していてもよいC6-14
アリール−カルバモイルオキシ」における「C6-14アリ
ール−カルバモイルオキシ」としては、例えば、フェニ
ルカルバモイルオキシ、ナフチルカルバモイルオキシな
どが挙げられる。
【0048】前記した「置換基を有していてもよいC
6-14アリールオキシ−カルボニル」、「置換基を有して
いてもよいC7-19アラルキルオキシ−カルボニル」、
「置換基を有していてもよい5ないし6員複素環カルボニ
ル」、「置換基を有していてもよい5ないし6員複素環カ
ルバモイル」、「置換基を有していてもよいC6-14アリ
ールスルホニル」、「置換基を有していてもよいC6-14
アリール−カルボニルオキシ」、「置換基を有していて
もよいC6-14アリール−カルバモイルオキシ」における
「置換基」としては、前記「置換基を有していてもよい
C7-19アラルキル」における「置換基」として例示した
ものが挙げられる。置換基の数は、例えば1ないし5個、
好ましくは1ないし3個である。置換基数が2個以上の場
合、各置換基は同一であっても異なっていてもよい。
【0049】R3またはR3aで示される「置換基を有して
いてもよい複素環基」における「複素環基」としては、
例えば炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原
子から選ばれる1または2種、1ないし4個のヘテロ原子を
含む5ないし14員(単環、2環または3環式)複素環、好ま
しくは(i) 芳香族複素環、(ii)5ないし10員非芳香族複
素環または(iii)7ないし10員複素架橋環から任意の1個
の水素原子を除いてできる1価基などが挙げられる。こ
こで、「芳香族複素環」としては、例えば、炭素原子以
外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれるヘ
テロ原子1個以上(例えば、1ないし4個)を含む5ないし14
員、好ましくは5ないし10員の芳香族複素環などが挙げ
られる。具体的には、チオフェン、フラン、ピロール、
イミダゾール、ピラゾール、チアゾール、イソチアゾー
ル、オキサゾール、イソオキサゾール、ピリジン、ピラ
ジン、ピリミジン、ピリダジン、1,2,4−オキサジアゾ
ール、1,3,4−オキサジアゾール、1,2,4−チアジアゾー
ル、1,3,4−チアジアゾール、フラザン、ベンゾチオフ
ェン、ベンゾフラン、ベンズイミダゾール、ベンズオキ
サゾール、ベンゾチアゾール、ベンズイソチアゾール、
ナフト[2,3−b]チオフェン、フェノキサチイン、インド
ール、イソインドール、1H−インダゾール、プリン、4H
−キノリジン、イソキノリン、キノリン、フタラジン、
ナフチリジン、キノキサリン、キナゾリン、シンノリ
ン、カルバゾール、β−カルボリン、フェナントリジ
ン、アクリジン、フェナジンフェノチアジン、フェノキ
サジン、フタルイミドなどの芳香族複素環、またはこれ
らの環(好ましくは単環)が1ないし複数個(好ましくは1
または2個)の芳香環(例、ベンゼン環等)と縮合して形成
された環などが挙げられる。
【0050】「5ないし10員非芳香族複素環」として
は、例えば、2−または3−ピロリン、ピロリジン、2−
または3−イミダゾリン、2−オキサゾリン、オキサゾリ
ジン、2−または3−ピラゾリン、ピラゾリジン、2−チ
アゾリン、ピペリジン、ピペラジン、ヘキサメチレンイ
ミン、モルホリン、チオモルホリンなどが挙げられる。
「7ないし10員複素架橋環」としては、例えば、キヌク
リジン、7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタンなどが挙げら
れる。
【0051】該「複素環基」は、好ましくは、炭素原子
以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれる
1または2種、好ましくは、1ないし4個のヘテロ原子を含
む5ないし10員の(単環式または2環式)複素環基である。
具体的には、例えば、2−または3−チエニル;2−,3−
または4−ピリジル;2−または3−フリル;2−,4−また
は5−チアゾリル;2−,4−または5−オキサゾリル;1−
3−または4−ピラゾリル;2−ピラジニル;2−、4−ま
たは5−ピリミジニル;1−,2−または3−ピロリル;1
−,2−または4−イミダゾリル;3−または4−ピリダジ
ニル;3−イソチアゾリル;3−イソオキサゾリル;1,2,
4−オキサジアゾール−5−イル;1,2,4−オキサジアゾ
ール−3−イル;2−,3−,4−,5−または8−キノリル;1
−,3−,4−,5−,6−,7−または8−イソキノリル;1−,2
−,3−,4−,5−,6−または7−インドリル;1−,2−,4−
または5−イソインドリル;1−,5−まは6−フタラジニ
ル;2−,3−または5−キノキサリニル;2−,3−,4−,5
−または6−ベンゾフラニル;2−,3−,4−,5−または6
−ベンゾチエニル;2−,4−,5−または6−ベンゾチアゾ
リル;1−,2−,4−,5−または6−ベンズイミダゾリルな
どの芳香族複素環基;例えば、1−,2−または3−ピロリ
ジニル;1−,2−4−または5−イミダゾリジニル;2−ま
たは4−イミダゾリニル;2−,3−または4−ピラゾリジ
ニル;ピペリジノ;2−,3−または4−ピペリジル;1−
または2−ピペラジニル;モルホリノなどの非芳香族複
素環基などが挙げられる。
【0052】該「置換基を有していてもよい複素環基」
における「置換基」としては、前記「置換基を有してい
てもよい5ないし10員芳香族複素環基」における「置換
基」として例示したものが用いられる。置換基の数は、
例えば1ないし5個、好ましくは1ないし3個である。置換
基数が2個以上の場合、各置換基は同一であっても異な
っていてもよい。
【0053】R4で示される「C1-6アルキル」としては、
例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブ
チル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペン
チル、ヘキシルなどが挙げられる。
【0054】R3とR4とが隣接する窒素原子と共に形成す
る「置換基を有していてもよい含窒素複素環」における
「含窒素複素環」としては、例えば、炭素原子以外に少
なくとも1個の窒素原子を含み、窒素原子、硫黄原子お
よび酸素原子から選ばれる1ないし3個のヘテロ原子を含
んでいてもよい5ないし7員含窒素複素環などが挙げられ
る。該「含窒素複素環」は、好ましくは、ピペリジン、
モルホリン、チオモルホリン、ピペラジン、ピロリジン
などである。該「置換基を有していてもよい含窒素複素
環」における「置換基」としては、前記「置換基を有し
ていてもよい5ないし10員芳香族複素環基」における
「置換基」として例示したものが用いられる。置換基の
数は、例えば1ないし5個、好ましくは1ないし3個であ
る。置換基数が2個以上の場合、各置換基は同一であっ
ても異なっていてもよい。
【0055】該「アシル」は、好ましくは、ホルミル、
カルボキシ、カルバモイル、ハロゲン化されていてもよ
いC1-6アルキル−カルボニル(例、アセチルなど)、C
1-6アルコキシ−カルボニル(例、メトキシカルボニル、
エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、tert−ブ
トキシカルボニルなど)、置換基を有していてもよいC
6-14アリール−カルボニル(例、ベンゾイル、1−ナフ
トイル、2−ナフトイルなど)、置換基を有していても
よいC6-14アリールオキシ−カルボニル(例、フェニル
オキシカルボニル、1−ナフチルオキシカルボニル、2−
ナフチルオキシカルボニルなど)、置換基を有していて
もよいC7-19アラルキルオキシ−カルボニル(例、ベン
ジルオキシカルボニル、フェネチルオキシカルボニルな
ど)、置換基を有していてもよい5ないし6員複素環カル
ボニル(例、ニコチノイルなど)、モノ−C1-6アルキル
−カルバモイル(例、メチルカルバモイル、エチルカル
バモイルなど)、ジ−C1-6アルキル−カルバモイル(例、
ジメチルカルバモイル、ジエチルカルバモイル、エチル
メチルカルバモイルなど)、置換基を有していてもよいC
6-14アリール−カルバモイル(例、フェニルカルバモイ
ル、4−メトキシフェニルカルバモイル、3,4−ジメト
キシフェニルカルバモイルなど)、置換基を有していて
もよい芳香族複素環カルバモイル(例、2−ピリジニル
カルバモイル、2−キノリニルカルバモイルなど)、ハ
ロゲン化されていてもよいC1-6アルキルスルホニル
(例、メチルスルホニルなど)、置換基を有していても
よいC6-14アリールスルホニル(例、フェニルスルホニ
ルなど)などである。
【0056】ここで、「ハロゲン化されていてもよいC
1-6アルキル−カルボニル」、「ハロゲン化されていて
もよいC1-6アルキルスルホニル」としては、それぞれ前
記「置換基を有していてもよいC7-19アラルキル」にお
ける「置換基」として例示したものが用いられる。「置
換基を有していてもよいC6-14アリール−カルボニル」
としては、前記「置換基を有していてもよい5ないし7員
飽和環状アミノ」における「置換基」として例示したも
のが用いられる。
【0057】「置換基を有していてもよいC6-14アリー
ルオキシ−カルボニル」、「置換基を有していてもよい
C7-19アラルキルオキシ−カルボニル」、「置換基を有
していてもよい5ないし6員複素環カルボニル」、「置換
基を有していてもよい芳香族複素環カルバモイル」、
「置換基を有していてもよいC6-14アリールスルホニ
ル」としては、それぞれ前記「置換基を有していてもよ
い炭化水素基」における「置換基」として例示したもの
が用いられる。「置換基を有していてもよいC6-14アリ
ール−カルバモイル」としては、前記「置換基を有して
いてもよい環状基」における「置換基」として例示した
ものが用いられる。
【0058】前記「アシルアミノ」としては、例えば、
前記「アシル」で1ないし2個置換されたアミノが挙げら
れ、好ましくは、式:−NR5−COR6、−NR5−COOR6a
−NR5−SO2R6a、−NR5−CONR6aR6b、−PO(−OR5)−OR6
または−PO2−R6 〔式中、R5は水素原子またはC1-6
ルキル;R6は前記R3と同意義;R6aは前記R3aと同意義;
R6bはR4と同意義を示す〕で表されるアシルアミノなど
が挙げられる。R5で示される「C1-6アルキル」として
は、前記R4で示される「C1-6アルキル」と同様のものが
挙げられる。
【0059】該「アシルアミノ」は、好ましくは、ホル
ミルアミノ、ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキル
−カルボキサミド(例、メチルカルボキサミド、トリフ
ルオロメチルカルボキサミド、イソプロピルカルボキサ
ミドなど)、置換基を有していてもよいC6-14アリール
−カルボキサミド(例、フェニルカルボキサミド、2−
メトキシフェニルカルボキサミド、4−メトキシフェニ
ルカルボキサミドなど)、N−(置換基を有していても
よいC6-14アリール−カルボニル)−N−C1-6アルキル
アミノ(例、N−4−メトキシベンゾイル−N−メチル
アミノなど)、置換基を有していてもよいC7-19アラル
キル−カルボキサミド(例、ベンジルカルボキサミドな
ど)、置換基を有していてもよい芳香族複素環−カルボ
キサミド(例、ベンゾチオフェン−2−イルカルボキサ
ミドなど)、ハロゲン化されていてもよいC1-6アルコキ
シ−カルボキサミド(例、メトキシカルボキサミド、エ
トキシカルボキサミド、プロポキシカルボキサミド、ブ
トキシカルボキサミドなど)、置換基を有していてもよ
いC6-14アリールアミノカルボニルアミノ(例、フェニ
ルアミノカルボニルアミノなど)、ハロゲン化されてい
てもよいC1-6アルキルスルホニルアミノ(例、メチルス
ルホニルアミノ、トリフルオロメチルスルホニルアミ
ノ、エチルスルホニルアミノなど)、置換基を有してい
てもよいC6-14アリールスルホニルアミノ(例、4−メ
トキシフェニルスルホニルアミノなど)などである。こ
こで、「置換基を有していてもよいC6-14アリール−カ
ルボキサミド」、「N−(置換基を有していてもよいC
6-14アリール−カルボニル)−N−C1-6アルキルアミ
ノ」、「置換基を有していてもよいC7-19アラルキル−
カルボキサミド」、「置換基を有していてもよい芳香族
複素環−カルボキサミド」、「置換基を有していてもよ
いC6-14アリールアミノカルボニルアミノ」および「置
換基を有していてもよいC6-14アリールスルホニルアミ
ノ」における「置換基」としては、前記「置換基を有し
ていてもよいC7-19アラルキル」における「置換基」と
して例示したものが挙げられる。置換基の数は、例えば
1ないし5個、好ましくは1ないし3個である。置換基数が
2個以上の場合、各置換基は同一であっても異なってい
てもよい。
【0060】前記「アシルオキシ」としては、例えば、
前記「アシル」1個で置換されたオキシが挙げられ、好
ましくは、式:−O−COR7、−O−COOR7、−O−CONHR7
−PO(OH)−OR7 または−PO2−R7 〔式中、R7は前記R3
と同意義を示す〕で表されるアシルオキシなどが挙げら
れる。該「アシルオキシ」は、好ましくは、ハロゲン化
されていてもよいC1-6アルキル−カルボニルオキシ
(例、アセトキシ、プロパノイルオキシなど)、置換基を
有していてもよいC6-14アリール−カルボニルオキシ
(例、ベンゾイルオキシ、4−メトキシベンゾイルオキ
シなど)、ハロゲン化されていてもよいC1-6アルコキシ
−カルボニルオキシ(例、メトキシカルボニルオキシ、
トリフルオロメトキシカルボニルオキシ、エトキシカル
ボニルオキシ、プロポキシカルボニルオキシ、ブトキシ
カルボニルオキシなど)、モノ−C1-6アルキル−カルバ
モイルオキシ(例、メチルカルバモイルオキシ、エチル
カルバモイルオキシなど)、ジ−C1-6アルキル−カルバ
モイルオキシ(例、ジメチルカルバモイルオキシ、ジエ
チルカルバモイルオキシなど)、置換基を有していても
よいC6-14アリール−カルバモイルオキシ(例、フェニル
カルバモイルオキシ、ナフチルカルバモイルオキシな
ど)、ニコチノイルオキシなどである。
【0061】なお、「置換基を有していてもよいC6-14
アリール−カルボニルオキシ」、「置換基を有していて
もよいC6-14アリール−カルバモイルオキシ」における
「置換基」としては、前記「置換基を有していてもよい
C7-19アラルキル」における「置換基」として例示した
ものが挙げられる。置換基の数は、例えば1ないし5個、
好ましくは1ないし3個である。置換基数が2個以上の場
合、各置換基は同一であっても異なっていてもよい。
【0062】Ar1で示される「置換基を有していてもよ
い環状基」における「置換基」である「置換基を有して
いてもよい5ないし7員非芳香族複素環基」としては、例
えば4,5−ジヒドロ−1,3−オキサゾール−2−イル、4,5
−ジヒドロ−1,3−チアゾール−2−イル、4,5−ジヒド
ロ−1H−2−イミダゾリルなどが挙げられる。該「置換
基を有していてもよい5ないし7員非芳香族複素環基」に
おける「置換基」としては、前記「置換基を有していて
もよい5ないし7員飽和環状アミノ」における「置換基」
として例示したものが用いられる。Ar1で示される「置
換基を有していてもよい環状基」における「置換基」で
ある「アシル」、「アシルオキシ」、「アシルアミノ」
としては、ぞれぞれ前記「置換基を有していてもよい5
ないし10員芳香族複素環基」における「置換基」として
例示したものが用いられる。Ar1で示される「置換基を
有していてもよい環状基」における「置換基」である
「芳香族複素環− C1-6アルコキシ」に関し、「芳香族
複素環」としては、前記R3として例示したものが挙げら
れる。また、「C1-6アルコキシ」としては、例えば、メ
トキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、ペンチルオ
キシなどが挙げられる。
【0063】Ar1で示される「置換基を有していてもよ
い環状基」における「置換基」は、好ましくは、ハロゲ
ン原子(好ましくはフッ素、塩素、臭素など);ニト
ロ;C1-3アルキレンジオキシ(好ましくはメチレンジオ
キシなど);ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキル
(好ましくは、メチル、エチル、プロピル、トリフルオ
ロメチルなど);ヒドロキシ−C1-6アルキル(好ましく
は、ヒドロキシメチルなど);ハロゲン化されていても
よいC3-6シクロアルキル(好ましくは、シクロヘキシル
など);ハロゲン化されていてもよいC1-6アルコキシ
(好ましくは、メトキシ、エトキシなど);ハロゲン化
されていてもよいC1-6アルキルチオ(好ましくは、メチ
ルチオなど);ヒドロキシ;置換基(好ましくは、ハロ
ゲン原子、ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキル、
ハロゲン化されていてもよいC1-6アルコキシ、ハロゲン
化されていてもよいC1-6アルキルチオ等から選ばれる1
ないし3個)を有していてもよいC7-19アラルキルオキ
シ(好ましくはベンジルオキシ、4−メトキシベンジル
オキシ、3−メトキシベンジルオキシ、4−フルオロベ
ンジルオキシ、4−メチルチオベンジルオキシ、4−エ
チルベンジルオキシなど);置換基(好ましくは、1な
いし3個のハロゲン化されていてもよいC1-6アルコキ
シ)を有していてもよいC6-14アリールオキシ(好まし
くはフェニルオキシ、4−メトキシフェニルオキシな
ど);アミノ;モノ−C1-6アルキルアミノ(好ましく
は、メチルアミノなど);ジ−C1-6アルキルアミノ(好
ましくは、ジメチルアミノなど);置換基(好ましく
は、1ないし3個のオキソ)を有していてもよく、ベン
ゼン環と縮合していてもよい5ないし7員飽和環状アミノ
(好ましくは1,3-ジオキソ-1,3-ジヒドロ-2H-イソイン
ドール-2-イルなど);置換基を有していてもよい5ない
し7員非芳香族複素環基(好ましくは4,5−ジヒドロ−1,
3−オキサゾール−2−イルなど);ホルミル;カルボキ
シ;置換基を有していてもよいC6-14アリール−カルボ
ニル(好ましくはベンゾイルなど);置換基(好ましく
は、1ないし3個のハロゲン化されていてもよいC1-6
ルコキシ)を有していてもよいC6-14アリール−カルバ
モイル(好ましくはフェニルカルバモイル、4−メトキ
シフェニルカルバモイル、3,4−ジメトキシフェニル
カルバモイルなど);置換基を有していてもよい芳香族
複素環カルバモイル(例、2−ピリジニルカルバモイ
ル、2−キノリニルカルバモイルなど);C1-6アルコキ
シ−カルボニル(好ましくは、メトキシカルボニル、エ
トキシカルボニルなど);ハロゲン化されていてもよいC
1-6アルキル−カルボキサミド(好ましくはメチルカル
ボキサミド、トリフルオロメチルカルボキサミド、イソ
プロピルカルボキサミドなど);置換基(好ましくは、
1ないし3個のハロゲン化されていてもよいC1-6アルコ
キシ)を有していてもよいC6-14アリール−カルボキサ
ミド(好ましくはフェニルカルボキサミド、2−メトキ
シフェニルカルボキサミド、4−メトキシフェニルカル
ボキサミドなど);置換基を有していてもよいC7-19
ラルキル−カルボキサミド(好ましくはベンジルカルボ
キサミドなど);置換基を有していてもよい芳香族複素
環−カルボキサミド(好ましくはベンゾチオフェン−2
−イルカルボキサミドなど);N−(置換基(好ましく
は、1ないし3個のハロゲン化されていてもよいC1-6
ルコキシ)を有していてもよいC6-14アリール−カルボ
ニル)−N−C1-6アルキルアミノ(好ましくはN−4−
メトキシベンゾイル−N−メチルアミノなど);置換基
を有していてもよいC6-14アリールアミノカルボニルア
ミノ(好ましくはフェニルアミノカルボニルアミノな
ど);置換基(好ましくは、1ないし3個のハロゲン化
されていてもよいC1-6アルコキシ)を有していてもよい
C6-14アリールスルホニルアミノ(好ましくは4−メト
キシフェニルスルホニルアミノなど);置換基(好まし
くは、1ないし3個のハロゲン化されていてもよいC1-6
アルコキシ)を有していてもよいC6-14アリール−カル
ボニルオキシ(好ましくは4−メトキシベンゾイルオキ
シなど);オキソ;カルボキシ−C1-6アルキル(好まし
くは、カルボキシエチルなど);C1-6アルコキシ−カル
ボニル−C1-6アルキル(好ましくは、メトキシカルボニ
ルメチルなど);置換基(好ましくは、1ないし3個の
ハロゲン原子)を有していてもよいC7-19アラルキル
(好ましくはベンジル、2,4−ジクロロベンジルな
ど);芳香族複素環− C1-6アルコキシ(好ましくは2
−キノリルメトキシなど);シアノなどである。Ar1
示される「置換基を有していてもよい環状基」における
「環状基」が非芳香族環状炭化水素基または非芳香族複
素環基である場合、置換基(好ましくは、ハロゲン原
子、C1-3アルキレンジオキシ、ハロゲン化されていても
よいC1-6アルキル、ハロゲン化されていてもよいC1-6
ルコキシ等から選ばれる1ないし3個)を有していても
よいC6-14アリール(好ましくはフェニル、4−フルオ
ロフェニル、1,3−ベンゾジオキソール−5−イル、4−
クロロフェニル、4−メチルフェニル、4−メトキシフ
ェニル)、ヒドロキシ、C7-19アラルキルオキシ−カル
ボニル(好ましくはベンジルオキシカルボニル)、C
7-19アラルキル(好ましくはベンジル)なども好適な置
換基として用いられる。
【0064】Ar1は、好ましくは、ハロゲン原子(好ま
しくはフッ素、塩素、臭素など);ニトロ;C1-3アルキ
レンジオキシ(好ましくはメチレンジオキシなど);ハ
ロゲン化されていてもよいC1-6アルキル(好ましくは、
メチル、エチル、プロピル、トリフルオロメチルな
ど);ヒドロキシ−C1-6アルキル(好ましくは、ヒドロ
キシメチルなど);ハロゲン化されていてもよいC3-6
クロアルキル(好ましくは、シクロヘキシルなど);ハ
ロゲン化されていてもよいC1-6アルコキシ(好ましく
は、メトキシ、エトキシなど);ハロゲン化されていて
もよいC1-6アルキルチオ(好ましくは、メチルチオな
ど);ヒドロキシ;置換基(好ましくは、ハロゲン原
子、ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキル、ハロゲ
ン化されていてもよいC1-6アルコキシ、ハロゲン化され
ていてもよいC1-6アルキルチオ等から選ばれる1ないし
3個)を有していてもよいC7-19アラルキルオキシ(好
ましくはベンジルオキシ、4−メトキシベンジルオキ
シ、3−メトキシベンジルオキシ、4−フルオロベンジ
ルオキシ、4−メチルチオベンジルオキシ、4−エチル
ベンジルオキシなど);置換基(好ましくは、1ないし
3個のハロゲン化されていてもよいC1-6アルコキシ)を
有していてもよいC6-14アリールオキシ(好ましくはフ
ェニルオキシ、4−メトキシフェニルオキシなど);ア
ミノ;モノ−C1-6アルキルアミノ(好ましくは、メチル
アミノなど);ジ−C1-6アルキルアミノ(好ましくは、
ジメチルアミノなど);置換基(好ましくは、1ないし
3個のオキソ)を有していてもよく、ベンゼン環と縮合
していてもよい5ないし7員飽和環状アミノ(好ましくは
1,3-ジオキソ-1,3-ジヒドロ-2H-イソインドール-2-イ
ルなど);置換基を有していてもよい5ないし7員非芳香
族複素環基(好ましくは4,5−ジヒドロ−1,3−オキサゾ
ール−2−イルなど);ホルミル;カルボキシ;置換基
を有していてもよいC6-14アリール−カルボニル(好ま
しくはベンゾイルなど);置換基(好ましくは、1ない
し3個のハロゲン化されていてもよいC1-6アルコキシ)
を有していてもよいC6-14アリール−カルバモイル(好
ましくはフェニルカルバモイル、4−メトキシフェニル
カルバモイル、3,4−ジメトキシフェニルカルバモイ
ルなど);置換基を有していてもよい芳香族複素環カル
バモイル(例、2−ピリジニルカルバモイル、2−キノ
リニルカルバモイルなど);C1-6アルコキシ−カルボニ
ル(好ましくは、メトキシカルボニル、エトキシカルボ
ニルなど);ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキル
−カルボキサミド(好ましくはメチルカルボキサミド、
トリフルオロメチルカルボキサミド、イソプロピルカル
ボキサミドなど);置換基(好ましくは、1ないし3個
のハロゲン化されていてもよいC1-6アルコキシ)を有し
ていてもよいC6-14アリール−カルボキサミド(好まし
くはフェニルカルボキサミド、2−メトキシフェニルカ
ルボキサミド、4−メトキシフェニルカルボキサミドな
ど);置換基を有していてもよいC7-19アラルキル−カ
ルボキサミド(好ましくはベンジルカルボキサミドな
ど);置換基を有していてもよい芳香族複素環−カルボ
キサミド(好ましくはベンゾチオフェン−2−イルカル
ボキサミドなど);N−(置換基(好ましくは、1ない
し3個のハロゲン化されていてもよいC1-6アルコキシ)
を有していてもよいC6-14アリール−カルボニル)−N
−C1-6アルキルアミノ(好ましくはN−4−メトキシベ
ンゾイル−N−メチルアミノなど);置換基を有してい
てもよいC6-14アリールアミノカルボニルアミノ(好ま
しくはフェニルアミノカルボニルアミノなど);置換基
(好ましくは、1ないし3個のハロゲン化されていても
よいC1-6アルコキシ)を有していてもよいC6-14アリー
ルスルホニルアミノ(好ましくは4−メトキシフェニル
スルホニルアミノなど);置換基(好ましくは、1ない
し3個のハロゲン化されていてもよいC1-6アルコキシ)
を有していてもよいC6-14アリール−カルボニルオキシ
(好ましくは4−メトキシベンゾイルオキシなど);オ
キソ;カルボキシ−C1-6アルキル(好ましくは、カルボ
キシエチルなど);C1-6アルコキシ−カルボニル−C1-6
アルキル(好ましくは、メトキシカルボニルメチルな
ど);置換基(好ましくは、1ないし3個のハロゲン原
子)を有していてもよいC7-19アラルキル(好ましくは
ベンジル、2,4−ジクロロベンジルなど);芳香族複
素環− C1-6アルコキシ(好ましくは2−キノリルメト
キシなど);シアノなどから選ばれる置換基をそれぞれ
1ないし3個(好ましくは1または2個)有していても
よいフェニル、ビフェニリル(好ましくは4−ビフェニ
リル、2−ビフェニリル)、フェニル−ピリジル(好ま
しくは6−フェニル−3−ピリジル、5−フェニル−2−
ピリジル)、フェニル−フリル(好ましくは5−フェニ
ル−2−フリル)、フェニル−イソオキサゾリル(好ま
しくは3−フェニル−イソオキサゾール−5−イル)、
ジフェニル−オキサゾリル(好ましくは2,4−ジフェ
ニル−1、3−オキサゾール−5−イル)、ピリジル−
フェニル(好ましくは4−(4−ピリジル)フェニル、
4−(3−ピリジル)フェニル)、フェニル−ピリミジ
ニル(好ましくは2−フェニル−5−ピリミジニル)、
ベンゾフラニル−フェニル(好ましくは4−(2−ベン
ゾフラニル)フェニル)、フリル−フェニル(好ましく
は4−(2−フリル)フェニル)、テルフェニル(好ま
しくは4,4'−テルフェニル)、チエニル−フェニル(好
ましくは4−(2−チエニル)フェニル)、インドリル
(好ましくは2−インドリル、3−インドリル)、ナフ
チル−オキサジアゾリル(好ましくは3−(2−ナフチ
ル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)、ベンゾフ
ラニル−オキサジアゾリル(好ましくは3−(2−ベン
ゾフラニル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−イル)、
ベンゾチエニル(好ましくは2−ベンゾチエニル)、ベ
ンゾフラニル(好ましくは2−ベンフラニル)、フルオ
レニル(好ましくは2−フルオレニル)、ピリジル−ピ
ロリル(好ましくは3−(4−ピリジル)ピロリル)、
チオキサンテニルである。また、Ar1の好適な例として
は、オキソ、置換基(好ましくは、ハロゲン原子、C1-3
アルキレンジオキシ、ハロゲン化されていてもよいC1-6
アルキル、ハロゲン化されていてもよいC1-6アルコキシ
等から選ばれる1ないし3個)を有していてもよいC
6-14アリール(好ましくはフェニル、4−フルオロフェ
ニル、1,3−ベンゾジオキソール−5−イル、4−クロロ
フェニル、4−メチルフェニル、4−メトキシフェニ
ル)、ヒドロキシ、C7-19アラルキルオキシ−カルボニ
ル(好ましくはベンジルオキシカルボニル)、C7-19
ラルキル(好ましくはベンジル)から選ばれる置換基を
それぞれ1または2個有していてもよいピペリジニル
(好ましくはピペリジノ)、ピペラジニル、ピロリジニ
ル、ジヒドロピリジル、テトラヒドロピリジルなども挙
げられる。
【0065】Ar1は、さらに好ましくは、ハロゲン原子
(好ましくはフッ素、塩素、臭素など);ハロゲン化さ
れていてもよいC1-6アルキル(好ましくは、メチル、エ
チル、プロピル、トリフルオロメチルなど);ハロゲン
化されていてもよいC1-6アルコキシ(好ましくは、メト
キシ、エトキシなど);置換基(好ましくは、ハロゲン
原子、ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキル、ハロ
ゲン化されていてもよいC1-6アルコキシ、ハロゲン化さ
れていてもよいC1-6アルキルチオ等から選ばれる1ない
し3個)を有していてもよいC7-19アラルキルオキシ
(好ましくはベンジルオキシ、4−メトキシベンジルオ
キシなど);置換基(好ましくは、1ないし3個のハロ
ゲン化されていてもよいC1-6アルコキシ)を有していて
もよいC6-14アリールオキシ(好ましくはフェニルオキ
シなど);置換基を有していてもよいC6-14アリール−
カルボニル(好ましくはベンゾイルなど);置換基(好
ましくは、1ないし3個のハロゲン化されていてもよい
C1-6アルコキシ)を有していてもよいC6-14アリール−
カルバモイル(好ましくはフェニルカルバモイル、4−
メトキシフェニルカルバモイル、3,4−ジメトキシフ
ェニルカルバモイルなど);置換基を有していてもよい
芳香族複素環カルバモイル(例、2−ピリジニルカルバ
モイル、2−キノリニルカルバモイルなど);置換基
(好ましくは、1ないし3個のハロゲン化されていても
よいC1-6アルコキシ)を有していてもよいC6-14アリー
ル−カルボキサミド(好ましくはフェニルカルボキサミ
ド、2−メトキシフェニルカルボキサミド、4−メトキ
シフェニルカルボキサミドなど);置換基を有していて
もよいC7-19アラルキル−カルボキサミド(好ましくは
ベンジルカルボキサミドなど);芳香族複素環−カルボ
キサミド(好ましくはベンゾチオフェン−2−イルカル
ボキサミドなど);N−(置換基(好ましくは、1ない
し3個のハロゲン化されていてもよいC1-6アルコキシ)
を有していてもよいC6-14アリール−カルボニル)−N
−C1-6アルキルアミノ(好ましくはN−4−メトキシベ
ンゾイル−N−メチルアミノなど);置換基を有してい
てもよいC6-14アリールアミノカルボニルアミノ(好ま
しくはフェニルアミノカルボニルアミノなど);置換基
(好ましくは、1ないし3個のハロゲン化されていても
よいC1-6アルコキシ)を有していてもよいC6-14アリー
ルスルホニルアミノ(好ましくは4−メトキシフェニル
スルホニルアミノなど);および置換基(好ましくは、
1ないし3個のハロゲン化されていてもよいC1-6アルコ
キシ)を有していてもよいC6-14アリール−カルボニル
オキシ(好ましくは4−メトキシベンゾイルオキシな
ど)から選ばれる置換基をそれぞれ1または2個有して
いてもよいフェニル、ビフェニリル(好ましくは4−ビ
フェニリル)、フェニル−ピリジル(好ましくは6−フ
ェニル−3−ピリジル、5−フェニル−2−ピリジル)
である。また、Ar1のさらに好適な例としては、オキ
ソ、置換基[好ましくはハロゲン原子(好ましくはフッ
素、塩素、臭素など)、ハロゲン化されていてもよいC
1-6アルキル(好ましくは、メチル、エチル、プロピ
ル、トリフルオロメチルなど)またはハロゲン化されて
いてもよいC1-6アルコキシ(好ましくは、メトキシ、エ
トキシなど)]を有していてもよいC6-14アリール(好
ましくはフェニル)から選ばれる置換基をそれぞれ1ま
たは2個有していてもよいピペリジノ、ピペラジニル、
ピロリジニルなども挙げられる。
【0066】XおよびYで示される「主鎖の原子数1な
いし6のスペーサー」とは、主鎖の原子が1ないし6個
連なっている間隔を意味する。ここで、「主鎖の原子
数」は、主鎖の原子が最小となるように数えるものとす
る。例えば1,2−シクロペンチレンの原子数を2個、
1,3−シクロペンチレンの原子数を3個として数え
る。「主鎖の原子数1ないし6のスペーサー」として
は、例えば−O−、−S−、−CO−、−SO−、−SO2−、
−NR8−(R8は水素原子、ハロゲン化されていてもよいC
1-6アルキル、ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキ
ル−カルボニル、ハロゲン化されていてもよいC1-6アル
キルスルホニル)、置換されていてもよい2価のC1-6
環式炭化水素基、および2価のC5-8単環式非芳香族炭
化水素基から選ばれる1ないし3個からなる2価基などが
挙げられる。
【0067】ここで、「ハロゲン化されていてもよいC
1-6アルキル」としては、前記「置換基を有していても
よい環状基」における「置換基」として例示したものが
用いられる。「ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキ
ル−カルボニル」、「ハロゲン化されていてもよいC1-6
アルキルスルホニル」としては、それぞれ前記「置換基
を有していてもよいC7-19アラルキル」における「置換
基」として例示したものが用いられる。
【0068】「置換されていてもよい2価のC1-6非環式
炭化水素基」における「2価のC1-6非環式炭化水素基」
としては、例えば、 (1)C1-6アルキレン(例えば、−CH2−、−(CH2)2−、−
(CH2)3−、−(CH2)4−、−(CH2)5−、−(CH2)6−、−CH
(CH3)−、−C(CH3)2−、−(CH(CH3))2−、−(CH2)2 C(C
H3)2−、−(CH2)3 C(CH3)2−など); (2)C2-6アルケニレン(例えば、−CH=CH−、−CH2−CH
=CH−、−C(CH3)2−CH=CH−、−CH2−CH=CH−CH
2−、−CH2−CH2−CH=CH−、−CH=CH−CH=CH−、−C
H=CH−CH2−CH2−CH2−など); (3)C2-6アルキニレン(例えば、−C≡C−、−CH2−C≡C
−、−CH2−C≡C−CH2−CH2−など)などが挙げられ
る。該「2価のC1-6非環式炭化水素基」は、置換可能な
位置に、例えば1ないし5個、好ましくは1ないし3個の置
換基を有していてもよい。このような置換基としては、
例えばハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素
など)、ヒドロキシ、C1-6アルキル−カルボニルオキシ
(例、アセトキシなど)などが挙げられる。
【0069】該「2価のC5-8単環式非芳香族炭化水素
基」としては、例えばC5-8シクロアルカン、C5-8シク
ロアルケンから任意の2個の水素原子を除いてできる2
価基が挙げられる。具体例としては、例えば1,2−シ
クロペンチレン;1,3−シクロペンチレン;1,2−
シクロヘキシレン;1,3−シクロヘキシレン;1,4
−シクロヘキシレン;1,2−シクロヘプチレン;1,
3−シクロヘプチレン;1,4−シクロヘプチレン;3
−シクロヘキセン−1,4−イレン;3−シクロヘキセ
ン−1,2−イレン;2,5−シクロヘキサジエン−
1,4−イレンなどが挙げられる。なかでも5-8シクロ
アルキレンが好ましい。
【0070】XおよびYで示される「主鎖の原子数1な
いし6のスペーサー」は、好ましくは−O−、−S−、−
CO−、−SO−、−SO2−、−NR8−(R8は前記と同意
義)、およびハロゲン化されていてもよい2価のC1-6
環式炭化水素基から選ばれる1ないし3個からなる2価基
である。
【0071】該「主鎖の原子数1ないし6のスペーサ
ー」の好適な例としては、 (1)C1-6アルキレン(例えば、−CH2−、−(CH2)2−、−
(CH2)3−、−(CH2)4−、−(CH2)5−、−(CH2)6−、−CH
CH3−、−C(CH3)2−、−CH(CF3)−、−(CH(CH3))2−、
−(CF2)2−、−(CH2)2 C(CH3)2−、−(CH2) 3 C(CH3)2
−など); (2)C2-6アルケニレン(例えば、−CH=CH−、−CH2−CH
=CH−、−CH2−CF=CH−、−C(CH3)2−CH=CH−、−CH
2−CH=CH−CH2−、−CH2−CH2−CH=CH−、−CH=CH−
CH=CH−、−CH=CH−CH2−CH2−CH2−など); (3)C2-6アルキニレン(例えば、−C≡C−、−CH2−C≡C
−、−CH2−C≡C−CH2−CH2−など); (4) −(CH2)w1O(CH2)w2−、−(CH2)w1S(CH2)w2−、−(C
H2)w1CO(CH2)w2−、−(CH2)w1SO(CH2)w2−、−(CH2)w1S
O2(CH2)w2−、−(CH2)w1NR8(CH2)w2−; (5) −(CH2)w3CONR8(CH2)w4−、−(CH2)w3NR8CO(CH2)w4
−、−(CH2)w3SO2NR8(CH2)w4−、−(CH2)w3NR8SO2(CH2)
w4−、−(CH2)w3COO(CH2)w4−; (6) −(CH2)w5NR8CONR8b(CH2)w6−; (7) −(CH2)w7CONR8−(CH2)w8−CONR8b−(CH2)w9−;−
CH=CH−CONR8−;−CH=CH− SO2NR8−; (R8は前記と同意義を;R8bはR8と同意義を;w1およびw
2は0ないし5の整数を、かつw1+w2が0ないし5を;w
3およびw4は0ないし4の整数を、かつw3+w4が0ない
し4を;w5およびw6は0ないし3の整数を、かつw5+w6
が0ないし3を;w7、w8およびw9は0ないし2の整数
を、かつw7+w8+w9が0ないし2を示す)などが挙げら
れる。
【0072】Xで示される「主鎖の原子数1ないし6の
スペーサー」は、好ましくは−(CH2)w1O(CH2)w2
(記号は前記と同意義を示す)、−CONR8c−、−NR
8cCO−、−CH=CH−CONR8c−、−SO2NR8c
− (R8cは水素原子またはC1-6アルキルを示す)であ
り、さらに好ましくは−CONR8c−、−NR8cCO−、
−CH=CH−CONR8c−、−SO2NR8c− (R8c
前記と同意義を示す)であり、特に好ましくは−CONH
−、−NHCO−などである。Yで示される「主鎖の原子数
1ないし6のスペーサー」は、好ましくはハロゲン化さ
れていてもよい2価のC1-6非環式炭化水素基、−(CH2)w3
CONH(CH2)w4−、−(CH2)w3COO(CH2)w4− (記号は前記
と同意義を示す)であり、さらに好ましくはC1-3アルキ
レン(例えば、−CH2−、−(CH2)2−、−(CH2)3−な
ど)、−(CH2)w3CONH(CH2)w4−、−(CH2)w3COO(CH2)w4
(記号は前記と同意義を示す)、特に好ましくはC1-3
アルキレン(例えば、−CH2−、−(CH2)2−、−(CH2)3
など)などである。
【0073】Arで示される「4ないし8員非芳香環と縮合
していてもよく、さらに置換基を有していてもよい単環
式芳香環」における「置換基」および「単環式芳香環」
としては、前記Ar1で示される「置換基を有していても
よい環状基」における「置換基」および「環状基」とし
てそれぞれ例示したものが用いられる。置換基の数は、
例えば1ないし5個、好ましくは1ないし3個である。置換
基数が2個以上の場合、各置換基は同一であっても異な
っていてもよい。
【0074】該置換基は、好ましくはホルミル、ハロゲ
ン化されていてもよいC1-6アルキル−カルボニル、ハロ
ゲン化されていてもよいC1-6アルキルスルホニルなどで
ある。ここで、「ハロゲン化されていてもよいC1-6アル
キル−カルボニル」および「ハロゲン化されていてもよ
いC1-6アルキルスルホニル」としては、それぞれ前記
「置換基を有していてもよいC7-19アラルキル」におけ
る「置換基」として例示したものが用いられる。
【0075】「4ないし8員非芳香環と縮合していてもよ
く、さらに置換基を有していてもよい単環式芳香環」に
おける「4ないし8員非芳香環」としては、C4-8単環式
非芳香族炭化水素環、4ないし8員単環式非芳香族複素環
などが挙げられる。該「C4-8単環式非芳香族炭化水素
環」としては、例えばC4-8シクロアルカン、C4-8シク
ロアルケンなどが挙げられる。具体例としては、例えば
シクロブタン、シクロペンタン、シクロヘキサン、シク
ロヘプタン、シクロオクタン、シクロペンテン、シクロ
ヘキセン、シクロヘプテンなどが挙げられる。なかで
も、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘプタン
などが好ましい。該「4ないし8員単環式非芳香族複素
環」としては、例えばアゼチジン、ピロリジン、ピロリ
ン、ピラゾリジン、2−または3−ピラゾリン、イミダ
ゾリン、ピペリジン、ピペラジン、アゼピン、アゾカ
ン、オキサン、オキシン、オキセパン、オキサゾリジ
ン、2−オキサゾリン、チアゾリジン、2−チアゾリ
ン、モルホリン、チオモルホリンなどが挙げられる。前
記「4ないし8員非芳香環」は、置換可能な位置に1ない
し3個の置換基を有していてもよい。このような置換基
としては、例えばハロゲン化されていてもよいC1-6アル
キル(例、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、
ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペ
ンチル、ヘキシルなど)、シアノ、ヒドロキシなどが挙
げられる。
【0076】Arに関し、「4ないし8員非芳香環と縮合
し、さらに置換基を有していてもよい単環式芳香環」の
具体例としては、例えば
【化51】 などが挙げられる。
【0077】Arは、好ましくは、ベンゼン、ピリジン、
または式
【化52】 [式中、- - - - - は単結合または二重結合を;mおよ
びnはそれぞれ1ないし4の整数を示す]で表される環
である。Arは、さらに好ましくは、ベンゼン、ピリジ
ン、
【化53】 などである。
【0078】R1およびR2で示される「置換基を有してい
てもよい炭化水素基」としては、前記R3として例示した
ものが用いられる。該「置換基を有していてもよい炭化
水素基」は、好ましくは「置換基を有していてもよいC
1-6アルキル」である。ここで、「置換基を有していて
もよいC1-6アルキル」における「C1-6アルキル」として
は、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチ
ル、ペンチル、ヘキシルなどが挙げられる。なかでもメ
チル、エチル、プロピルなどが好ましい。また、「置換
基を有していてもよいC1-6アルキル」における「置換
基」としては、例えば、ハロゲン原子(例、フッ素、塩
素、臭素、ヨウ素など)、C1-3アルキレンジオキシ(例、
メチレンジオキシ、エチレンジオキシなど)、ニトロ、
シアノ、ハロゲン化されていてもよいC3-6シクロアルキ
ル、ハロゲン化されていてもよいC1-6アルコキシ、ハロ
ゲン化されていてもよいC1-6アルキルチオ、ヒドロキ
シ、アミノ、モノ−C1-6アルキルアミノ(例、メチルア
ミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、イソプロピルア
ミノ、ブチルアミノなど)、ジ−C1-6アルキルアミノ
(例、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジプロピルア
ミノ、ジブチルアミノ、エチルメチルアミノなど)、ホ
ルミル、カルボキシ、カルバモイル、チオカルバモイ
ル、ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキル−カルボ
ニル、C1-6アルコキシ−カルボニル(例、メトキシカル
ボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、
tert−ブトキシカルボニルなど)、モノ−C1-6アルキル
−カルバモイル(例、メチルカルバモイル、エチルカル
バモイルなど)、ジ−C1-6アルキル−カルバモイル(例、
ジメチルカルバモイル、ジエチルカルバモイル、エチル
メチルカルバモイルなど)、ハロゲン化されていてもよ
いC1-6アルキルスルホニル、ホルミルアミノ、ハロゲン
化されていてもよいC1-6アルキル−カルボキサミド、C
1-6アルコキシ−カルボキサミド(例、メトキシカルボキ
サミド、エトキシカルボキサミド、プロポキシカルボキ
サミド、ブトキシカルボキサミドなど)、C1-6アルキル
スルホニルアミノ(例、メチルスルホニルアミノ、エチ
ルスルホニルアミノなど)、C1-6アルキル−カルボニル
オキシ(例、アセトキシ、プロパノイルオキシなど)、C
1-6アルコキシ−カルボニルオキシ(例、メトキシカルボ
ニルオキシ、エトキシカルボニルオキシ、プロポキシカ
ルボニルオキシ、ブトキシカルボニルオキシなど)、モ
ノ−C1-6アルキル−カルバモイルオキシ(例、メチルカ
ルバモイルオキシ、エチルカルバモイルオキシなど)、
ジ−C1-6アルキル−カルバモイルオキシ(例、ジメチル
カルバモイルオキシ、ジエチルカルバモイルオキシな
ど)、置換基を有していてもよい芳香族基などが挙げら
れる。置換基の数は、例えば1ないし5個、好ましくは1
ないし3個である。置換基数が2個以上の場合、各置換基
は同一であっても異なっていてもよい。
【0079】ここで、「ハロゲン化されていてもよいC
3-6シクロアルキル」、「ハロゲン化されていてもよいC
1-6アルコキシ」、「ハロゲン化されていてもよいC1-6
アルキルチオ」としては、前記「置換基を有していても
よい環状基」における「置換基」として例示したものが
用いられる。「ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキ
ル−カルボニル」、「ハロゲン化されていてもよいC1-6
アルキルスルホニル」、「ハロゲン化されていてもよい
C1-6アルキル−カルボキサミド」としては、前記「置換
基を有していてもよいC7-19アラルキル」における「置
換基」として例示したものが用いられる。「置換基を有
していてもよい芳香族基」における「置換基」および
「芳香族基」としては、前記Ar1で示される「置換基を
有していてもよい環状基」において例示した「置換基」
および「芳香族基」が用いられる。置換基の数は、例え
ば1ないし5個、好ましくは1ないし3個である。置換基数
が2個以上の場合、各置換基は同一であっても異なって
いてもよい。
【0080】R1とR2とが隣接する窒素原子と共に形成す
る「置換基を有していてもよい含窒素複素環」における
「含窒素複素環」としては、例えば、炭素原子以外に少
なくとも1個の窒素原子を含み、窒素原子、硫黄原子お
よび酸素原子から選ばれる1ないし3個のヘテロ原子をさ
らに含んでいてもよい3ないし8員含窒素複素環が挙げら
れる。具体例としては、例えば、アジリジン、アゼチジ
ン、モルホリン、チオモルホリン、ピペリジン、ピペラ
ジン、ピロリジン、ヘキサメチレンイミン、ヘプタメチ
レンイミン、ヘキサヒドロピリミジン、1,4−ジアゼパ
ン、4,5−ジヒドロ−イミダゾールおよびこれらの不飽
和環状アミン(例、1,2,5,6−テトラヒドロピリジンな
ど)などが挙げられる。なかでもモルホリン、ピペリジ
ン、ピペラジン、ピロリジンなどが好ましい。該「置換
基を有していてもよい含窒素複素環」における「置換
基」としては、例えば、前記「置換基を有していてもよ
い5ないし7員飽和環状アミノ」における「置換基」とし
て例示したものが用いられる。置換基の数は、例えば1
ないし5個、好ましくは1ないし3個である。置換基数が2
個以上の場合、各置換基は同一であっても異なっていて
もよい。
【0081】R1およびR2は、好ましくは、C1-6アルキル
であり、さらに好ましくは、メチル、エチル、プロピル
などである。また、R1とR2とが隣接する窒素原子と共に
ピペリジノ、ピロリジン−1−イル、ピペラジン−1−イ
ルなどを形成する場合も好ましい。また、R1およびR2
少なくとも一方が、置換基を有していてもよいC1-6アル
キルを示す場合が好ましく、特に、R1およびR2が共に置
換基を有していてもよいC1-6アルキルを示す場合が好適
である。
【0082】R2は、Arとともにスピロ環を形成していて
もよい。例えばArが式
【化54】 (式中、nは1ないし4の整数を示す)で表される環で
あり、Yがメチレンである場合、R2はArとともにスピロ
環を形成することができ、該スピロ環としては、例えば
【化55】 (式中、k(Ar環とNとを−(CH2)k−で連結する)は
1ないし4の整数を、その他の記号は前記と同意義を示
す)などが挙げられる。
【0083】R2は隣接する窒素原子およびYとともに置
換基を有していてもよい含窒素複素環を形成していても
よい。ここで、「置換基を有していてもよい含窒素複素
環」としては、前記R1とR2とが隣接する窒素原子と共に
形成する「置換基を有していてもよい含窒素複素環」と
して例示したものが挙げられる。
【0084】式(I)において、部分構造式:Ar−Y−
N(R1)R2(式中の記号は前記と同意義を示す)の好適な
例としては、例えば
【化56】
【化57】
【化58】
【化59】 などが挙げられる。
【0085】式(I)で表される化合物のうち、Arが
それぞれ置換基を有していてもよい式
【化60】 [式中、- - - - - は単結合または二重結合を、nは1
ないし4の整数を示す]で示される環;Xが−CONR8c
−,−NR8cCO−,−CH=CH−CONR8c−または
−SO2NR8c− (R8cは水素原子またはC1-6アルキル
を示す);Yが主鎖の原子数1ないし6のスペーサー;
[ただし、Xが−SO2NH−であるとき、Arは、そ
れぞれ置換基を有していてもよい
【化61】 (式中の記号は前記と同意義を示す)で示される環であ
り;Xが−CONH−、かつArがベンゾピラン、ジヒ
ドロベンゾピラン、ジヒドロベンズオキサジン、ジヒド
ロベンズオキサゾールまたはテトラヒドロベンズオキサ
ゼピンのいずれかであるとき、Ar1は置換基を有してい
てもよいビフェニリルでない]である化合物(ただし、
N−[2−(N,N−ジメチルアミノ)メチル−6−テ
トラリニル]−4−ビフェニリルカルボキサミドを除
く)、すなわち、式(I')で表される化合物(ただ
し、N−[2−(N,N−ジメチルアミノ)メチル−6
−テトラリニル]−4−ビフェニリルカルボキサミドを
除く)は、新規化合物である。また、式(I')で表さ
れる化合物の好適な例としては、式(I'−1)、(I'
−2)、(I'−3)、(I'−4)、(I'−5)、
(I'−6)、(I'−7)、(I'−8)、(I'−9)
または(I'−10)で表される化合物などが挙げられ
る。前記式(I')、(I'−1)、(I'−2)、(I'
−3)、(I'−4)、(I'−5)、(I'−6)、
(I'−7)、(I'−8)、(I'−9)および(I'−
10)において、式
【化62】 [式中の記号は前記と同意義を示す]等で示される環
は、置換可能な位置に、さらに1ないし3個の置換基を
有していてもよい。このような置換基としては、前記Ar
において例示した「置換基」が挙げられる。なかでも、
ホルミル、ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキル−
カルボニル、ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキル
スルホニル、ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキル
(例、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチ
ル、ヘキシルなど)、シアノ、ヒドロキシなどが好まし
い。
【0086】化合物(I)または(I')の塩として
は、例えば、無機塩基との塩、アンモニウム塩、有機塩
基との塩、無機酸との塩、有機酸との塩、塩基性または
酸性アミノ酸との塩などが挙げられる。無機塩基との塩
の好適な例としては、例えば、ナトリウム塩、カリウム
塩などのアルカリ金属塩;カルシウム塩、マグネシウム
塩、バリウム塩などのアルカリ土類金属塩;アルミニウ
ム塩などが挙げられる。有機塩基との塩の好適な例とし
ては、例えば、トリメチルアミン、トリエチルアミン、
ピリジン、ピコリン、エタノールアミン、ジエタノール
アミン、トリエタノールアミン、ジシクロヘキシルアミ
ン、N,N−ジベンジルエチレンジアミンなどとの塩が挙
げられる。無機酸との塩の好適な例としては、例えば、
塩酸、臭化水素酸、硝酸、硫酸、リン酸などとの塩が挙
げられる。有機酸との塩の好適な例としては、例えば、
ギ酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、フマル酸、シュウ酸、
酒石酸、マレイン酸、クエン酸、コハク酸、リンゴ酸、
メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエン
スルホン酸、3−クロロ安息香酸などとの塩が挙げられ
る。塩基性アミノ酸との塩の好適な例としては、例え
ば、アルギニン、リジン、オルニチンなどとの塩が挙げ
られ、酸性アミノ酸との塩の好適な例としては、例え
ば、アスパラギン酸、グルタミン酸などとの塩が挙げら
れる。これらの塩のなかでも、薬学的に許容し得る塩が
好ましい。例えば、化合物(I)または(I')は、酸
性官能基を有する場合、アルカリ金属塩(例えば、ナト
リウム塩、カリウム塩など)、アルカリ土類金属塩(例え
ば、カルシウム塩、マグネシウム塩、バリウム塩など)
などの無機塩、アンモニウム塩などを形成していてもよ
い。また、化合物(I)または(I')は、塩基性官能
基を有する場合、塩酸塩、硫酸塩、リン酸塩、臭化水素
酸塩などの無機塩;または酢酸塩、マレイン酸塩、フマ
ル酸塩、コハク酸塩、メタンスルホン酸塩、p−トルエ
ンスルホン酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩などの有機塩を
形成していてもよい。
【0087】化合物(I)および(I')(以下、本発
明化合物と略記することがある)は、無水物、水和物の
いずれであってもよい。水和物の場合、0.5ないし3個の
水分子を有していてもよいさらに、本発明化合物は、同
位元素(例、3H、14C、35Sなど)で標識されていて
もよい。
【0088】本発明化合物が、光学異性体、立体異性
体、位置異性体、回転異性体を含有する場合には、これ
らも本発明化合物として含有されるとともに、自体公知
の合成手法、分離手法によりそれぞれを単品として得る
ことができる。例えば、本発明化合物に光学異性体が存
在する場合には、該化合物から分割された光学異性体も
本発明化合物に包含される。該光学異性体は、自体公知
の方法により製造することができる。具体的には、光学
活性な合成中間体を用いる、または、最終物のラセミ体
の混合物を常法に従って光学分割することにより光学異
性体を得る。
【0089】光学分割法としては、自体公知の方法、例
えば、以下に詳述する分別再結晶法、キラルカラム法、
ジアステレオマー法等が用いられる。 1)分別再結晶法 ラセミ体と光学活性な化合物(例えば、(+)−マンデル
酸、(−)−マンデル酸、(+)−酒石酸、(−)−酒石酸、
(+)−1−フェネチルアミン、(−)−1−フェネチルアミ
ン、シンコニン、(−)−シンコニジン、ブルシンなど)
と塩を形成させ、これを分別再結晶法によって分離し、
所望により、中和工程を経てフリーの光学異性体を得る
方法。
【0090】2)キラルカラム法 ラセミ体またはその塩を光学異性体分離用カラム(キラ
ルカラム)にかけて分離する方法。例えば液体クロマト
グラフィの場合、ENANTIO−OVM(トーソー社製)あるい
は、ダイセル社製 CHIRALシリーズなどのキラルカラム
に光学異性体の混合物を添加し、水、種々の緩衝液(例
えば、リン酸緩衝液)、有機溶媒(例えば、エタノール、
メタノール、イソプロパノール、アセトニトリル、トリ
フルオロ酢酸、ジエチルアミンなど)を単独あるいは混
合した溶液として展開させることにより、光学異性体を
分離する。また、例えば、ガスクロマトグラフィーの場
合、CP−Chirasil−DeX CB(ジーエルサイエンス社製)な
どのキラルカラムを使用して分離する。 3)ジアステレオマー法 ラセミ体の混合物を光学活性な試薬と化学反応によって
ジアステレオマーの混合物とし、これを通常の分離手段
(例えば、分別再結晶、クロマトグラフィ法等)などを経
て単一物質とした後、加水分解反応などの化学的な処理
により光学活性な試薬部位を切り離すことにより光学異
性体を得る方法。例えば、本発明化合物が分子内にヒド
ロキシまたは1,2級アミノを有する場合、該化合物と光
学活性な有機酸(例えば、MTPA〔α−メトキシ−α−(ト
リフルオロメチル)フェニル酢酸〕、(−)−メントキシ
酢酸等)などとを縮合反応に付すことにより、それぞれ
エステル体またはアミド体のジアステレオマーを得るこ
とができる。一方、本発明化合物がカルボン酸基を有す
る場合、該化合物と光学活性アミンまたはアルコール試
薬とを縮合反応に付すことにより、それぞれアミド体ま
たはエステル体のジアステレオマーが得られる。分離さ
れたジアステレオマーは、酸加水分解あるいは塩基性加
水分解反応に付すことにより、元の化合物の光学異性体
に変換される。
【0091】化合物(I')のプロドラッグは、生体内
における生理条件下で酵素や胃酸等による反応により化
合物(I')に変換する化合物、すなわち酵素的に酸
化、還元、加水分解等を起こして化合物(I')に変化
する化合物、胃酸等により加水分解などを起こして化合
物(I')に変化する化合物をいう。化合物(I')のプ
ロドラッグとしては、化合物(I')のアミノ基がアシ
ル化、アルキル化、りん酸化された化合物[例、化合物
(I')のアミノ基がエイコサノイル化、アラニル化、
ペンチルアミノカルボニル化、(5−メチル−2−オキ
ソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メトキシカルボ
ニル化、テトラヒドロフラニル化、ピロリジルメチル
化、ピバロイルオキシメチル化、tert−ブチル化さ
れた化合物など];化合物(I')の水酸基がアシル
化、アルキル化、りん酸化、ほう酸化された化合物
(例、化合物(I')の水酸基がアセチル化、パルミト
イル化、プロパノイル化、ピバロイル化、サクシニル
化、フマリル化、アラニル化、ジメチルアミノメチルカ
ルボニル化された化合物など);化合物(I')のカル
ボキシル基がエステル化、アミド化された化合物[例、
化合物(I')のカルボキシル基がエチルエステル化、
フェニルエステル化、カルボキシメチルエステル化、ジ
メチルアミノメチルエステル化、ピバロイルオキシメチ
ルエステル化、エトキシカルボニルオキシエチルエステ
ル化、フタリジルエステル化、(5−メチル−2−オキ
ソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチルエステル
化、シクロヘキシルオキシカルボニルエチルエステル
化、メチルアミド化された化合物など]などが挙げられ
る。これらの化合物は自体公知の方法によって化合物
(I')から製造することができる。また、化合物
(I')のプロドラッグは、広川書店1990年刊「医
薬品の開発」第7巻分子設計163頁から198頁に記
載されているような、生理的条件で化合物(I')に変
化するものであってもよい。
【0092】本発明化合物は、自体公知の方法、例えば
WO9838156、WO9532967、EP-A533266などに記載の方法、
あるいはこれに準する方法にしたがって製造することが
できる。例えば、本発明化合物は、以下に詳述する[製
造法1]ないし[製造法6]、あるいはこれに準ずる方
法によって製造することができる。なお、原料化合物と
して用いられる化合物(II)ないし(XI)は、それぞれ
塩として用いてもよい。このような塩としては、前記し
た化合物(I)または(I')の塩として例示したもの
が用いられる。
【0093】下記の[製造法1]ないし[製造法6]に
おいて、アルキル化反応、加水分解反応、アミノ化反
応、エステル化反応、アミド化反応、エステル化反応、
エーテル化反応、酸化反応、還元反応などを行う場合、
これらの反応は、自体公知の方法にしたがって行われ
る。このような方法としては、例えばオーガニック フ
ァンクショナル グループ プレパレーションズ(OR
GANIC FUNCTIONAL GROUP PR
EPARATIONS)第2版、アカデミックプレス社
(ACADEMIC PRESS, INC.)198
9年刊;コンプリヘンシブ・オーガニック・トランスフ
ォーメーション (Comprehensive Organic Transformati
ons) VCH Publishers Inc.,1989年刊等に記載の方法な
どが挙げられる。
【0094】[製造法1]式(I)においてXが−(C
H2)w3CONR8a(CH2)w4−である化合物(Ia)は、例えば
下記アミド化反応によって製造される。 (アミド化反応)
【化63】 [式中、R8aは水素原子またはハロゲン化されていても
よいC1-6アルキルを;その他の記号は前記と同意義を示
す] 該「ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキル」として
は、前記「置換基を有していてもよい環状基」における
「置換基」として例示したものが用いられる。該「アミ
ド化反応」には、下記の「脱水縮合剤を用いる方法」と
「カルボキシの反応性誘導体を用いる方法」が含まれ
る。
【0095】i) 脱水縮合剤を用いる方法 化合物(III)、1ないし5当量の化合物(II)、および1ない
し2当量の脱水縮合剤を、不活性溶媒中で反応させる。
必要に応じ、1ないし1.5当量の1−ヒドロキシベンゾト
リアゾール(HOBT)および(または)触媒量ないし5当量の
塩基の共存下に反応を行ってもよい。該「脱水縮合剤」
としては、例えばジシクロヘキシルカルボジイミド(DC
C)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カル
ボジイミド 塩酸塩(WSC)などが挙げられる。なかでもWS
Cが好ましい。「不活性溶媒」としては、例えば、ニト
リル系溶媒(好ましくはアセトニトリル)、アミド系溶媒
(好ましくはDMF)、 ハロゲン化炭化水素系溶媒(好まし
くはジクロロメタン)、エーテル系溶媒(好ましくはTHF)
などが挙げられる。これらは、二種以上を適宜の割合で
混合して用いてもよい。
【0096】「塩基」としては、例えば 1)例えばアルカリ金属またはアルカリ土類金属の水素
化物(例、水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化
カリウム、水素化カルシウムなど)、アルカリ金属また
はアルカリ土類金属のアミド類(例、リチウムアミド、
ナトリウムアミド、リチウムジイソプロピルアミド、リ
チウムジシクロヘキシルアミド、リチウムヘキサメチル
ジシラジド、ナトリウムヘキサメチルジシラジド、カリ
ウムヘキサメチルジシラジドなど)、アルカリ金属また
はアルカリ土類金属の低級アルコキシド(例、ナトリウ
ムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム te
rt−ブトキシドなど)などの強塩基; 2)例えば、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の水
酸化物(例、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸
化リチウム、水酸化バリウムなど)、アルカリ金属また
はアルカリ土類金属の炭酸塩(例、炭酸ナトリウム、炭
酸カリウム、炭酸セシウムなど)、アルカリ金属または
アルカリ土類金属の炭酸水素塩(例、炭酸水素ナトリウ
ム、炭酸水素カリウムなど)などの無機塩基;および 3)例えば、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチル
アミン、N−メチルモルホリン、ジメチルアミノピリジ
ン、DBU(1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕ウ
ンデス−7−エン)、DBN(1,5−ジアザビシクロ
〔4.3.0〕ノン−5−エン)などのアミン類;例え
ばピリジン、イミダゾール、2,6−ルチジンなどの塩
基性複素環化合物などの有機塩基などが挙げられる。上
記した塩基のなかでも、トリエチルアミン、4−ジメチ
ルアミノピリジンなどが好ましい。反応温度は、通常室
温(0ないし30℃、以下同様)である。反応時間は、例
えば10ないし24時間である。
【0097】ii)カルボキシの反応性誘導体を用いる方
法 化合物(II)の反応性誘導体と1ないし5当量(好ましくは1
ないし3当量)の化合物(III)とを、不活性溶媒中で反応
させる。必要に応じ、1ないし10当量、好ましくは1ない
し3当量の塩基の共存下に反応を行ってもよい。化合物
(II)の「反応性誘導体」としては、例えば酸ハライド
(例、酸クロリド、酸ブロミドなど)、混合酸無水物
(例、C1-6アルキル−カルボン酸、C6-10アリール−カル
ボン酸またはC1-6アルキル炭酸との酸無水物など)、活
性エステル(例、置換基を有していてもよいフェノー
ル、1−ヒドロキシベンゾトリアゾールまたはN−ヒドロ
キシスクシンイミドとのエステルなど)などが挙げられ
る。該「置換基を有していてもよいフェノール」におけ
る「置換基」としては、例えばハロゲン原子(例、フッ
素、塩素、臭素、ヨウ素など)、ニトロ、ハロゲン化さ
れていてもよいC1-6アルキル、ハロゲン化されていても
よいC1-6アルコキシが挙げられる。置換基の数は、例え
ば1ないし5個である。該「ハロゲン化されていてもよい
C1-6アルキル」、「ハロゲン化されていてもよいC1-6
ルコキシ」としては、前記「置換基を有していてもよい
環状基」における「置換基」として例示したものが用い
られる。「置換基を有していてもよいフェノール」の具
体例としては、例えばフェノール、ペンタクロロフェノ
ール、ペンタフルオロフェノール、p−ニトロフェノー
ルなどが挙げられる。反応性誘導体は、好ましくは酸ハ
ライドである。
【0098】「不活性溶媒」としては、例えばエーテル
系溶媒、ハロゲン化炭化水素系溶媒、芳香族系溶媒、ニ
トリル系溶媒、アミド系溶媒、ケトン系溶媒、スルホキ
シド系溶媒、水などが挙げられる。これらは、二種以上
を適宜の割合で混合して用いてもよい。なかでも、アセ
トニトリル、THF、ジクロロメタン、クロロホルムな
どが好ましい。「塩基」としては、前記と同様のものが
用いられる。該塩基は、好ましくは、水素化ナトリウ
ム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カ
リウム、トリエチルアミン、ピリジンなどである。反応
温度は、通常−20℃ないし50℃、好ましくは室温であ
る。反応時間は、通常5分間ないし40時間、好ましくは1
ないし18時間である。
【0099】化合物(III)は、自体公知の方法により製
造することができる。例えば、6―アミノ―2―(N,N―ジ
メチルアミノ)メチルテトラリンまたはその塩は、WO983
8156に記載の方法にしたがって製造することができる。
また、6−アミノ2,3−ジヒドロ−1−(2−ジメチルアミ
ノエチル)−1H−インドール、6−アミノ−3,4−ジヒド
ロ−4−(2−ジメチルアミノエチル)−2H−1,4−ベンゾ
オキサジンなどは、WO9532967に記載の方法にしたがっ
て製造することができる。上記「カルボキシの反応性誘
導体を用いる方法」は、式:Ar1−(CH2)w3−SO2OH
(式中の記号は前記と同意義を示す)で表されるスルホ
ン酸、または式:Ar1−(CH2)w3−SOOH (式中の基号は
前記と同意義を示す)で表されるスルフィン酸から、そ
れぞれ対応するスルホンアミド誘導体またはスルフィン
アミド誘導体を製造する場合にも適応することができ
る。
【0100】[製造法2]式(I)においてXが−(C
H2)w3COO(CH2)w4−である化合物(Ib)は、例えば下
記エステル化反応によって製造される。 (エステル化反応)
【化64】 [式中の記号は前記と同意義を示す] 化合物(II)の反応性誘導体と1ないし5当量(好ましくは1
ないし3当量)の化合物(IV)とを、不活性溶媒中で反応さ
せる。本反応は、通常、1ないし10当量、好ましくは1な
いし3当量の塩基の共存下に行われる。化合物(II)の
「反応性誘導体」としては、前記と同様のものが用いら
れる。なかでも、酸ハライドが好ましい。
【0101】「不活性溶媒」としては、例えばエーテル
系溶媒、ハロゲン化炭化水素系溶媒、芳香族系溶媒、ニ
トリル系溶媒、アミド系溶媒、ケトン系溶媒、スルホキ
シド系溶媒などが挙げられる。これらは、二種以上を適
宜の割合で混合して用いてもよい。なかでも、アセトニ
トリル、ジクロロメタン、クロロホルムなどが好まし
い。「塩基」としては、前記と同様のものが用いられ
る。該塩基は、好ましくは、水素化ナトリウム、炭酸カ
リウム、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、トリ
エチルアミン、ピリジンなどである。反応温度は、通常
−20℃ないし50℃、好ましくは室温である。反応時間
は、通常5分間ないし40時間、好ましくは1ないし18時間
である。
【0102】[製造法3]式(I)においてXが−(C
H2)w1O(CH2)w2−である化合物(Ic)は、例えば下記
エーテル化反応によって製造される。 (エーテル化反応)
【化65】 [式中、Lは脱離基を、その他の記号は前記と同意義を
示す] Lで示される「脱離基」としては、例えばハロゲン原子
(例、塩素、臭素、ヨウ素など)、ハロゲン化されてい
てもよいC1-6アルキルスルホニルオキシ(例、メタンス
ルホニルオキシ、エタンスルホニルオキシ、トリフルオ
ロメタンスルホニルオキシなど)、置換基を有していて
もよいC6-10アリールスルホニルオキシ、ヒドロキシな
どが挙げられる。該「置換基を有していてもよいC6-10
アリールスルホニルオキシ」における「置換基」として
は、例えばハロゲン原子(例、塩素、臭素、ヨウ素な
ど)、ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキルまたは
C1-6アルコキシなどが挙げられる。置換基の数は、例え
ば1ないし3個である。「置換基を有していてもよいC
6-10アリールスルホニルオキシ」の具体例としては、ベ
ンゼンスルホニルオキシ、p−トルエンスルホニルオキ
シ、1−ナフタレンスルホニルオキシ、2−ナフタレン
スルホニルオキシなどが挙げられる。該「脱離基」は、
好ましくは、ハロゲン原子(例、クロロ、ブロモ、ヨー
ドなど)、メタンスルホニルオキシ、トリフルオロメタ
ンスルホニルオキシ、p−トルエンスルホニルオキシな
どである。
【0103】化合物(IV')と約1ないし5当量(好ま
しくは1ないし2当量)の化合物(V)とを、塩基の共存
下、不活性溶媒中で反応させる。「塩基」としては、前
記と同様のものが用いられる。該塩基は、好ましくは、
炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、トリエチルアミ
ン、N−メチルモルホリン、ピリジンなどである。塩基
の使用量は、通常化合物(V)に対して約1ないし5当
量である。
【0104】「不活性溶媒」としては、例えば、アルコ
ール系溶媒、エーテル系溶媒、ハロゲン化炭化水素系溶
媒、芳香族系溶媒、ニトリル系溶媒、アミド系溶媒、ケ
トン系溶媒、スルホキシド系溶媒、水などが挙げられ
る。これらは、二種以上を適宜の割合で混合して用いて
もよい。なかでも、アセトニトリル、N,N−ジメチル
ホルムアミド(DMF)、アセトン、エタノール、ピリ
ジンなどが好ましい。反応温度は約−20℃ないし10
0℃、好ましくは室温ないし80℃である。反応時間
は、例えば約0.5時間ないし1日である。
【0105】上記製造法において、脱離基がヒドロキシ
である場合は、通常、光延反応を用いることができる。
該光延反応では、化合物(V)と0.5ないし5当量(好ましく
は1ないし1.5当量)の化合物(IV')とを、0.5ないし5当量
(好ましくは1ないし1.5当量)のアセチルジカルボン酸エ
チルの共存下に、不活性溶媒中で反応させる。不活性溶
媒としては、例えばエーテル系溶媒、ハロゲン化炭化水
素系溶媒、芳香族系溶媒、ニトリル系溶媒、アミド系溶
媒、ケトン系溶媒、スルホキシド系溶媒などが挙げられ
る。これらは、二種以上を適宜の割合で混合して用いて
もよい。なかでも、アセトニトリル、ジクロロメタン、
クロロホルムなどが好ましい。反応温度は、通常−20℃
ないし50℃、好ましくは室温である。反応時間は、通常
5分間ないし40時間、好ましくは1ないし18時間である。
【0106】化合物(IV')は、自体公知の方法により製
造することができる。例えば、3−(N,N−ジメチルアミ
ノ)メチル−1,2,3,4−テトラヒドロ−7−キノリノール,
2―(N,N―ジメチルアミノ)メチル―6―ヒドロキシテト
ラリン, 6―ヒドロキシ―2―ピペリジノメチルテトラリ
ン, 2―[2−(N,N―ジメチルアミノ)エチル]―6―ヒドロ
キシテトラリン, 2―(N,N―ジメチルアミノ)メチル―7
―ヒドロキシテトラリン,6―ヒドロキシ―2―(N―メチ
ルアミノ)メチルテトラリンなどは、WO9838156に記載さ
れた方法にしたがって製造することができる。
【0107】[製造法4]式(I)においてXが−(C
H2)w3NR8aCO(CH2)w4−である化合物(Id)は、例えば
下記アミド化反応によって製造される。 (アミド化反応)
【化66】 [式中の記号は前記と同意義を示す] 本製造法は、前記した製造法1に準じて行われる。
【0108】[製造法5]式(I)においてXが−(C
H2)w5NHCONR8a(CH2)w6−である化合物(Ie)は、例え
ば下記ウレア化反応によって製造される。 (ウレア化反応)
【化67】 [式中の記号は前記と同意義を示す]
【0109】化合物(IX)と1ないし5当量(好ましくは1な
いし1.5当量)化合物(VIII)とを、塩基の共存下、不活
性溶媒中で反応させる。「塩基」としては、前記と同様
のものが用いられる。該塩基は、好ましくは、炭酸カリ
ウム、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、トリエ
チルアミン、ピリジンなどである。「不活性溶媒」とし
ては、例えば、アルコール系溶媒、エーテル系溶媒、ハ
ロゲン化炭化水素系溶媒、芳香族系溶媒、ニトリル系溶
媒、アミド系溶媒、ケトン系溶媒、スルホキシド系溶
媒、水などが挙げられる。これらは、二種以上を適宜の
割合で混合して用いてもよい。なかでも、アセトニトリ
ル、DMF、アセトン、エタノール、ピリジンなどが好
ましい。反応温度は、通常約−20℃ないし100℃、
好ましくは室温ないし80℃である。反応時間は、例え
ば約0.5時間ないし1日である。
【0110】[製造法6]式(I)においてAr1が置換
基を有していてもよい環集合芳香族基(Ar2−Ar3)であ
る化合物(If)は、例えば下記アリールカップリング
反応によって製造することもできる。 (アリールカップリング反応)
【化68】 [式中、Ar2およびAr3は、それぞれ置換基を有していて
もよい単環式芳香族基または縮合芳香族基を;L1はヒド
ロキシあるいはC1-6アルキルを;L2はハロゲン(好まし
くは塩素、臭素)あるいはトリフルオロメタンスルホニ
ルオキシを;その他の記号は前記と同意義を示す]
【0111】Ar2およびAr3で示される「置換基を有して
いてもよい単環式芳香族基または縮合芳香族基」におい
て、「置換基」、「単環式芳香族基」、「縮合芳香族
基」としては、前記Ar1として例示したものが用いられ
る。とりわけ、Ar2およびAr3が、ともに置換基を有して
いてもよいフェニルであり、Ar2−Ar3が置換基を有して
いてもよいビフェニリルである場合が好ましい。アリー
ルカップリング反応は、自体公知の方法、例えば、アク
タ ケミカ スカンジナビア(Acta. Chemica Scandina
via),221−230頁、1993年等に記載の方
法、あるいはこれに準ずる方法に従って行うことができ
る。
【0112】化合物(X)と1ないし3当量(好ましくは1
ないし1.5当量)の化合物(XI)とを、塩基および遷移金属
触媒の存在下、不活性溶媒中で反応させる。該「塩基」
としては、前記と同様のものが用いられる。該塩基は、
好ましくは、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウムなど
である。「塩基」の使用量は、例えば化合物(XI)に対
して、約1ないし10当量である。「遷移金属触媒」と
しては、例えば、パラジウム触媒、ニッケル触媒などが
挙げられる。該「パラジウム触媒」としては、例えば、
テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム
(0)、酢酸パラジウム、ビス(トリフェニルホスフィ
ン)パラジウム(II)クロリド、パラジウム−炭素な
どが挙げられる。該「ニッケル触媒」としては、例え
ば、テトラキス(トリフェニルホスフィン)ニッケル
(0)などが挙げられる。該「遷移金属触媒」の使用量
は、化合物(XI)に対して、約0.01ないし1当量、
好ましくは約0.01ないし0.5当量である。反応温
度は、室温ないし150℃、好ましくは約80℃ないし
150℃である。反応時間は、例えば約1ないし48時
間である。該「不活性溶媒」としては、例えば、水、ア
ルコール系溶媒、芳香族系溶媒などが挙げられる。これ
らは、二種以上を適宜の割合で混合して用いてもよい。
なかでも、水、エタノール、トルエンなどの単独または
これら二種以上の混合溶媒が好ましい。
【0113】前記「アルコール系溶媒」としては、例え
ば、メタノール、エタノール、イソプロパノール、tert
−ブタノールなどが用いられる。前記「エーテル系溶
媒」としては、例えば、ジエチルエーテル、テトラヒド
ロフラン(THF)、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエ
タンなどが用いられる。前記「ハロゲン化炭化水素系溶
媒」としては、例えば、ジクロロメタン、クロロホル
ム、1,2−ジクロロエタン、四塩化炭素などが用いられ
る。前記「芳香族系溶媒」としては、例えば、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン、ピリジンなどが用いられる。
前記「炭化水素系溶媒」としては、例えば、ヘキサン、
ペンタン、シクロヘキサンなどが用いられる。前記「ア
ミド系溶媒」としては、例えば、N,N−ジメチルホルム
アミド(DMF)、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル
ピロリドンなどが用いられる。前記「ケトン系溶媒」と
しては、例えば、アセトン、メチルエチルケトンなどが
用いられる。前記「スルホキシド系溶媒」としては、例
えば、ジメチルスルホキシド(DMSO)などが用いられる。
前記「ニトリル系溶媒」としては、例えば、アセトニト
リル、プロピオニトリルなどが用いられる。
【0114】かくして得られた本発明化合物において、
分子内の官能基は、自体公知の化学反応を組み合わせる
ことにより目的の官能基に変換することもできる。該化
学反応の例としては、酸化反応、還元反応、アルキル化
反応、加水分解反応、アミノ化反応、エステル化反応、
アリールカップリング反応、脱保護反応などが挙げられ
る。
【0115】前記の各反応において、原料化合物が置換
基としてアミノ、カルボキシ、ヒドロキシ、カルボニル
を有する場合、これらの基にペプチド化学などで一般的
に用いられるような保護基が導入されていてもよく、反
応後に必要に応じて保護基を除去することにより目的化
合物を得ることができる。アミノの保護基としては、例
えば、ホルミル、C1-6アルキル−カルボニル(例、アセ
チル、プロピオニルなど)、C1-6アルコキシ−カルボニ
ル(例、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、ter
t−ブトキシカルボニルなど)、ベンゾイル、C7-10アラ
ルキル−カルボニル(例、ベンジルカルボニルなど)、C
7-14アラルキルオキシ−カルボニル(例、ベンジルオキ
シカルボニル、9−フルオレニルメトキシカルボニルな
ど)、トリチル、フタロイル、N,N−ジメチルアミノメチ
レン、シリル(例、トリメチルシリル、トリエチルシリ
ル、ジメチルフェニルシリル、tert−ブチルジメチルシ
リル、tert−ブチルジエチルシリルなど)、C2-6アルケ
ニル(例、1−アリルなど)などが用いられる。これらの
基は、1ないし3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、
臭素、ヨウ素など)、C1-6アルコキシ(例、メトキシ、エ
トキシ、プロポキシなど)またはニトロなどで置換され
ていてもよい。
【0116】カルボキシの保護基としては、例えば、C
1-6アルキル(例、メチル、エチル、プロピル、イソプロ
ピル、ブチル、tert−ブチルなど)、C7-11アラルキル
(例、ベンジルなど)、フェニル、トリチル、シリル
(例、トリメチルシリル、トリエチルシリル、ジメチル
フェニルシリル、tert−ブチルジメチルシリル、tert−
ブチルジエチルシリルなど)、C2-6アルケニル(例、1−
アリルなど)などが用いられる。これらの基は、1ないし
3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素な
ど)、C1-6アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポ
キシなど)またはニトロなどで置換されていてもよい。
【0117】ヒドロキシの保護基としては、例えば、C
1-6アルキル(例、メチル、エチル、プロピル、イソプロ
ピル、ブチル、tert−ブチルなど)、フェニル、トリチ
ル、C7-10アラルキル(例、ベンジルなど)、ホルミル、C
1-6アルキル−カルボニル(例、アセチル、プロピオニル
など)、ベンゾイル、C7-10アラルキル−カルボニル
(例、ベンジルカルボニルなど)、2−テトラヒドロピラ
ニル、2−テトラヒドロフラニル、シリル(例、トリメチ
ルシリル、トリエチルシリル、ジメチルフェニルシリ
ル、tert−ブチルジメチルシリル、tert−ブチルジエチ
ルシリルなど)、C2-6アルケニル(例、1−アリルなど)な
どが用いられる。これらの基は、1ないし3個のハロゲン
原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)、C1-6アル
キル(例、メチル、エチル、n−プロピルなど)、C1-6
ルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシなど)ま
たはニトロなどで置換されていてもよい。カルボニルの
保護基としては、例えば、環状アセタール(例、1,3−ジ
オキサンなど)、非環状アセタール(例、ジ−C1-6アルキ
ルアセタールなど)などが用いられる。
【0118】上記した保護基の除去方法は、自体公知の
方法、例えば、プロテクティブ グループス イン オー
ガニック シンセシス(Protective Groups in Organic S
ynthesis)、 John Wiley and Sons 刊(1980)に記載の方
法などに準じて行うことができる。例えば、酸、塩基、
紫外光、ヒドラジン、フェニルヒドラジン、N−メチル
ジチオカルバミン酸ナトリウム、テトラブチルアンモニ
ウムフルオリド、酢酸パラジウム、トリアルキルシリル
ハライド(例えば、トリメチルシリルヨージド、トリメ
チルシリルブロミドなど)などを使用する方法、還元法
などが用いられる。
【0119】本発明化合物は、公知の手段、例えば、溶
媒抽出、液性変換、転溶、晶出、再結晶、クロマトグラ
フィーなどによって単離精製することができる。また、
本発明化合物の原料化合物またはその塩は、前記と同様
の公知の手段などによって単離精製することができる
が、単離することなくそのまま反応混合物として次の工
程の原料として供されてもよい。
【0120】本発明化合物は、優れたMCH受容体拮抗作
用を有するため、MCHに起因する疾患の予防・治療剤とし
て有用である。 また、本発明化合物は、毒性も低く、
経口吸収性および脳内移行性に優れている。したがっ
て、本発明化合物を含有するメラニン凝集ホルモン拮抗
剤(以下、MCH拮抗剤と略記することがある)は、哺乳
動物(例えば、ラット、マウス、モルモット、ウサギ、
ヒツジ、ウマ、ブタ、ウシ、サル、ヒトなど)に対し、M
CHに起因する疾患の予防・治療剤などとして安全に投与
される。ここで、MCHに起因する疾患としては、例えば
肥満症[例、悪性肥満細胞症(malignant mastocytosi
s)、外因性肥満 (exogenous obesity)、過インシュリン
性肥満症(hyperinsulinar obesity)、過血漿性肥満(hyp
erplasmic obesity)、下垂体性肥満(hypophyseal adipo
sity)、減血漿性肥満症(hypoplasmic obesity)、甲状腺
機能低下肥満症(hypothyroid obesity)、視床下部性肥
満(hypothalamic obesity)、症候性肥満症(symptomatic
obesity)、小児肥満 (infantile obesity)、上半身肥
満(upper body obesity)、食事性肥満症 (alimentary o
besity)、性機能低下性肥満(hypogonadal obesity)、全
身性肥満細胞症(systemic mastocytosis)、単純性肥満
(simple obesity)、中心性肥満(central obesity)な
ど]、摂食亢進症(hyperphagia)、情動障害、記憶障害
(memory disorder)、痴呆(dementia)、ホルモン障害(ho
rmonal disorder)、性機能障害などが挙げられる。
【0121】本発明化合物は、糖尿病、糖尿病合併症
(例、糖尿病性網膜症、糖尿病性神経症、糖尿病性腎症
など)、動脈硬化症、膝関節炎などの生活習慣病の予防
・治療薬としても有用である。さらに、本発明化合物
は、摂食抑制薬としても有用である。本発明のMCH拮抗
剤および医薬組成物は、食事療法(例、糖尿病の食事療
法など)、運動療法と併用することもできる。
【0122】本発明のMCH拮抗剤および医薬組成物は、
それぞれ化合物(I)または(I')を、そのままある
いは薬理学的に許容される担体とともに、自体公知の手
段に従って製剤化することによって製造される。
【0123】ここで、薬理学的に許容される担体として
は、製剤素材として慣用の各種有機あるいは無機担体物
質、例えば、固形製剤における賦形剤、滑沢剤、結合
剤、崩壊剤;液状製剤における溶剤、溶解補助剤、懸濁
化剤、等張化剤、緩衝剤、無痛化剤などが挙げられる。
また、製剤化の際に、必要に応じて、防腐剤、抗酸化
剤、着色剤、甘味剤、吸着剤、湿潤剤などの添加物を用
いることもできる。賦形剤としては、例えば、乳糖、白
糖、D−マンニトール、デンプン、コーンスターチ、結
晶セルロース、軽質無水ケイ酸などが挙げられる。滑沢
剤としては、例えば、ステアリン酸マグネシウム、ステ
アリン酸カルシウム、タルク、コロイドシリカなどが挙
げられる。結合剤としては、例えば、結晶セルロース、
白糖、D−マンニトール、デキストリン、ヒドロキシプ
ロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロー
ス、ポリビニルピロリドン、デンプン、ショ糖、ゼラチ
ン、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナ
トリウムなどが挙げられる。崩壊剤としては、例えば、
デンプン、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメ
チルセルロースカルシウム、クロスカルメロースナトリ
ウム、カルボキシメチルスターチナトリウム、低置換度
ヒドロキシプロピルセルロース(L−HPC)などが挙
げられる。
【0124】溶剤としては、例えば、注射用水、アルコ
ール、プロピレングリコール、マクロゴール、ゴマ油、
トウモロコシ油などが挙げられる。溶解補助剤として
は、例えば、ポリエチレングリコール、プロピレングリ
コール、D−マンニトール、安息香酸ベンジル、エタノ
ール、トリスアミノメタン、コレステロール、トリエタ
ノールアミン、炭酸ナトリウム、クエン酸ナトリウムな
どが挙げられる。懸濁化剤としては、例えば、ステアリ
ルトリエタノールアミン、ラウリル硫酸ナトリウム、ラ
ウリルアミノプロピオン酸、レシチン、塩化ベンザルコ
ニウム、塩化ベンゼトニウム、モノステアリン酸グリセ
リンなどの界面活性剤;例えばポリビニルアルコール、
ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロースナ
トリウム、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロ
ース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルセルロースなどの親水性高分子などが挙げられる。
【0125】等張化剤としては、例えば、ブドウ糖、D
−ソルビトール、塩化ナトリウム、グリセリン、D−マ
ンニトールなどが挙げられる。緩衝剤としては、例え
ば、リン酸塩、酢酸塩、炭酸塩、クエン酸塩などの緩衝
液などが挙げられる。無痛化剤としては、例えば、ベン
ジルアルコールなどが挙げられる。防腐剤としては、例
えば、パラオキシ安息香酸エステル類、クロロブタノー
ル、ベンジルアルコール、フェネチルアルコール、デヒ
ドロ酢酸、ソルビン酸などが挙げられる。抗酸化剤とし
ては、例えば、亜硫酸塩、アスコルビン酸などが挙げら
れる。
【0126】本発明のMCH拮抗剤および医薬組成物の剤
型としては、例えば、錠剤(糖衣錠、フィルムコーティ
ング錠を含む)、散剤、顆粒剤、カプセル剤(ソフトカプ
セルを含む)、液剤などの経口剤;注射剤(例、皮下注
射剤、静脈内注射剤、筋肉内注射剤、腹腔内注射剤な
ど)、外用剤(例、経鼻投与製剤、経皮製剤、軟膏剤な
ど)、坐剤(例、直腸坐剤、膣坐剤など)、徐放剤
(例、徐放性マイクロカプセルなど)、ペレット、点滴
剤などの非経口剤などとして、経口的または非経口的
(例、局所、直腸、静脈投与等)に安全に投与すること
ができる。
【0127】本発明のMCH拮抗剤中の化合物(I)の含
有量、および本発明の医薬組成物中の化合物(I')の
含有量は、例えば、それぞれMCH拮抗剤または医薬組成
物全体の約0.1ないし100重量%である。本発明のMCH拮
抗剤および医薬組成物の投与量は、投与対象、投与ルー
ト、疾患などにより適宜選択される。例えば、本発明の
MCH拮抗剤または医薬組成物を、肥満症の成人患者(体重
約60kg)に経口投与する場合の1日当たりの投与量は、
それぞれ有効成分である化合物(I)または(I')と
して、約0.1ないし約500mg、好ましくは約1ないし約100
mg、さらに好ましくは約5ないし約100mgであり、この量
を1日1ないし数回に分けて投与することができる。
【0128】本発明のMCH拮抗剤および医薬組成物は、
例えば「肥満症の治療効果の増強」、「MCH拮抗剤の使
用量の低減」などを目的として、本発明のMCH拮抗剤お
よび医薬組成物に悪影響を及ぼさない併用用薬剤を用い
ることができる。このような併用用薬剤としては、例え
ば「糖尿病治療薬」、「糖尿病合併症治療薬」、「MCH
拮抗剤以外の抗肥満薬」、「高血圧治療薬」、「高脂血
症治療薬(動脈硬化症治療薬)」、「関節炎治療薬」、
「抗不安薬」、「抗うつ薬」などが挙げられる。これら
の併用用薬剤は、2種以上を適宜の割合で組合わせて用
いてもよい。
【0129】上記「糖尿病治療薬」としては、例えばイ
ンスリン抵抗性改善薬、インスリン分泌促進薬、ビグア
ナイド剤、インスリン、α―グルコシダーゼ阻害薬、β
3アドレナリン受容体作動薬などが挙げられる。インス
リン抵抗性改善薬としては、例えばピオグリタゾンまた
はその塩(好ましくは塩酸塩)、トログリタゾン、ロシ
グリタゾンまたはその塩(好ましくはマレイン酸塩)、
JTT−501、GI−262570、MCC−55
5、YM−440、DRF−2593、BM−13−1
258、KRP−297、R−119702などが挙げ
られる。インスリン分泌促進薬としては、例えばスルフ
ォニル尿素剤が挙げられる。該スルフォニル尿素剤の具
体例としては、例えばトルブタミド、クロルプロパミ
ド、トラザミド、アセトヘキサミド、 グリクロピラミ
ドおよびそのアンモニウム塩、グリベンクラミド、グリ
クラジド、グリメピリドなどが挙げられる。上記以外に
も、インスリン分泌促進剤としては、例えばレパグリニ
ド、ナテグリニド、ミチグリニド(KAD−122
9)、JTT−608などが挙げられる。
【0130】ビグアナイド剤としては、例えばメトホル
ミン、ブホルミン、フェンホルミンなどが挙げられる。
インスリンとしては、例えばウシ,ブタの膵臓から抽出
された動物インスリン;ブタの膵臓から抽出されたイン
スリンから酵素的に合成された半合成ヒトインスリン;
大腸菌,イーストを用い遺伝子工学的に合成したヒトイ
ンスリンなどが挙げられる。インスリンとしては、0.
45から0.9(w/w)%の亜鉛を含むインスリン亜
鉛;塩化亜鉛,硫酸プロタミンおよびインスリンから製
造されるプロタミンインスリン亜鉛なども用いられる。
さらに、インスリンは、そのフラグメントあるいは誘導
体(例、INS-1など)であってもよい。なお、インスリ
ンには、超速効型、速効型、二相型、中間型、持続型な
ど種々のものが含まれるが、これらは患者の病態により
適宜選択できる。α―グルコシダーゼ阻害薬としては、
例えばアカルボース、ボグリボース、ミグリトール、エ
ミグリテートなどが挙げられる。β3アドレナリン受容
体作動薬としては、例えばAJ−9677、BMS−1
96085、SB−226552、AZ40140など
が挙げられる。上記以外にも、「糖尿病治療薬」として
は、例えばエルゴセット、プラムリンタイド、レプチ
ン、BAY-27-9955などが挙げられる。
【0131】上記「糖尿病合併症治療薬」としては、例
えばアルドース還元酵素阻害薬、グリケーション阻害
薬、プロテインキナーゼC阻害薬などが挙げられる。ア
ルドース還元酵素阻害剤としては、例えばトルレスタッ
ト;エパルレスタット;イミレスタット;ゼナレスタッ
ト;SNK−860;ゾポルレスタット;ARI−50
9;AS−3201などが挙げられる。グリケーション
阻害薬としては、例えばピマゲジンなどが挙げられる。
プロテインキナーゼC阻害薬としては、例えばNGF、LY-
333531などが挙げられる。上記以外にも、「糖尿病合併
症治療薬」としては、例えばアルプロスタジル、塩酸チ
アプリド、シロスタゾール、塩酸メキシレチン、イコサ
ペント酸エチル、メマンチン(memantine)、ピマゲド
リン(pimagedline;ALT-711)などが挙げられる。
【0132】上記「MCH拮抗剤以外の抗肥満薬」として
は、例えばリパーゼ阻害薬、食欲抑制薬などが挙げられ
る。リパーゼ阻害薬としては、例えばオルリスタットな
どが挙げられる。食欲抑制薬としては、例えばマジンド
ール、デクスフェンフラミン、フルオキセチン、シブト
ラミン、バイアミン、(S)-シブトラミン、SR-141716、N
GD-95-1などが挙げられる。上記以外にも、「MCH拮抗剤
以外の抗肥満薬」としては、例えばリプスタチンなどが
挙げられる。
【0133】上記「高血圧治療薬」としては、例えばア
ンジオテンシン変換酵素阻害薬、カルシウム拮抗薬、カ
リウムチャンネル開口薬、アンジオテンシンII拮抗薬な
どが挙げられる。アンジオテンシン変換酵素阻害薬とし
ては、例えばカプトプリル、エナラプリル、アラセプリ
ル、(塩酸)デラプリル、リジノプリル、イミダプリ
ル、ベナゼプリル、シラザプリル、テモカプリル、トラ
ンドラプリル、(塩酸)マニジピンなどが挙げられる。
カルシウム拮抗薬としては、例えばニフェジピン、アム
ロジピン、エホニジピン、ニカルジピンなどが挙げられ
る。カリウムチャンネル開口薬としては、例えばレブク
ロマカリム、L-27152、AL0671、NIP-121などが挙げられ
る。アンジオテンシンII拮抗薬としては、例えばロサル
タン、カンデサルタンシレキシチル、バルサルタン、イ
ルベサルタン、CS-866、E4177などが挙げられる。
【0134】上記「高脂血症治療薬(動脈硬化症治療
薬)」としては、例えばHMG−CoA還元酵素阻害
薬、フィブラート系化合物などが挙げられる。HMG−
CoA還元酵素阻害薬としては、例えばプラバスタチ
ン、シンバスタチン、ロバスタチン、アトルバスタチ
ン、フルバスタチン、リパンチル、セリバスタチン、イ
タバスタチン、ZD−4522またはそれらの塩(例、
ナトリウム塩など)などが挙げられる。フィブラート系
化合物としては、例えばベザフィブラート、クリノフィ
ブラート、クロフィブラート、シンフィブラートなどが
挙げられる。
【0135】上記「関節炎治療薬」としては、例えばイ
ブプロフェンなどが挙げられる。上記「抗不安薬」とし
ては、例えばクロルジアゼポキシド、ジアゼパム、オキ
サゾラム、メダゼパム、クロキサゾラム、ブロマゼパ
ム、ロラゼパム、アルプラゾラム、フルジアゼパムなど
が挙げられる。上記「抗うつ薬」としては、例えば、フ
ルオキセチン、フルボキサミン、イミプラミン、パロキ
セチン、サートラリンなどが挙げられる。
【0136】前記した併用用薬剤の投与時期は限定され
ず、MCH拮抗剤または医薬組成物と併用用薬剤とを、投
与対象に対し、同時に投与してもよいし、時間差をおい
て投与してもよい。併用用薬剤の投与量は、臨床上用い
られている投与量に準ずればよく、投与対象、投与ルー
ト、疾患、組み合わせ等により適宜選択することができ
る。併用用薬剤の投与形態は、特に限定されず、投与時
に、MCH拮抗剤または医薬組成物と併用用薬剤とが組み
合わされていればよい。このような投与形態としては、
例えば、1)MCH拮抗剤または医薬組成物と併用用薬剤
とを同時に製剤化して得られる単一の製剤の投与、2)
MCH拮抗剤または医薬組成物と併用用薬剤とを別々に製
剤化して得られる2種の製剤の同一投与経路での同時投
与、3)MCH拮抗剤または医薬組成物と併用用薬剤とを
別々に製剤化して得られる2種の製剤の同一投与経路で
の時間差をおいての投与、4)MCH拮抗剤または医薬組
成物と併用用薬剤とを別々に製剤化して得られる2種の
製剤の異なる投与経路での同時投与、5)MCH拮抗剤ま
たは医薬組成物と併用用薬剤とを別々に製剤化して得ら
れる2種の製剤の異なる投与経路での時間差をおいての
投与(例えば、MCH拮抗剤または医薬組成物;併用用薬
剤の順序での投与、あるいは逆の順序での投与)などが
挙げられる。MCH拮抗剤または医薬組成物と併用用薬剤
との配合比は、投与対象、投与ルート、疾患等により適
宜選択することができる。
【0137】本発明は、さらに「メラニン凝集ホルモン
拮抗剤と、糖尿病治療剤、高血圧治療剤、動脈硬化症治
療剤から選ばれる少なくとも1種以上とを組み合わせて
なる医薬」に関する。ここで、「メラニン凝集ホルモン
拮抗剤」は、メラニン凝集ホルモン拮抗作用を有する化
合物であれば特に限定されず、ペプチド型化合物および
非ペプチド型化合物のいずれであってもよい。また、
「糖尿病治療剤」、「高血圧治療剤」および「動脈硬化
症治療剤」としては、前記併用用薬剤として例示したも
のが挙げられる。これらの薬剤は、前記した「本発明の
MCH拮抗剤と併用用薬剤との組み合わせ」と同様にして
用いることができる。該医薬は、各薬剤の単独使用に比
べて、「肥満症の治療効果の増強」、「MCH拮抗剤の使
用量の低減」等の優れた効果を奏する。
【0138】
【発明の実施の形態】本発明は、さらに以下の参考例、
実施例、製剤例、実験例によって詳しく説明されるが、
これらは本発明を限定するものではなく、また本発明の
範囲を逸脱しない範囲で変化させてもよい。以下の参考
例、実施例中の「室温」は0ないし30℃を示し、有機
層の乾燥には無水硫酸マグネシウムまたは無水硫酸ナト
リウムを用いた。「%」は特記しない限り重量パーセン
トを意味する。赤外吸収スペクトルは、フーリエ変換形
赤外分光光度計を用い、拡散反射法で測定した。FABMS
(pos)は、高速原子衝撃質量分析法(Fast Atom Bom
bardment MassSpectrometry)における(+)法で測定
した質量スペクトルである。
【0139】本文中で用いられているその他の略号は下
記の意味を示す。 s : シングレット(singlet) d : ダブレット(doublet) t : トリプレット(triplet) q : クァルテット(quartet) m : マルチプレット(multiplet) br : ブロード(broad) J : カップリング定数(coupling co
nstant) Hz : ヘルツ(Hertz) CDCl3: 重クロロホルム DMSO−d6:重ジメチルスルホキシド THF : テトラヒドロフラン DMF : N,N−ジメチルホルムアミド DMSO : ジメチルスルホキシド WSCD : 1−エチル−3−(3−ジメチルアミ
ノプロピル)カルボジイミド WSC : 1−エチル−3−(3−ジメチルアミノ
プロピル)カルボジイミド 塩酸塩1 H−NMR :プロトン核磁気共鳴(通常フリー体をC
DCl3中で測定した。) IR : 赤外吸収スペクトル Me : メチル Et : エチル HOBt:1−ヒドロキシ−1H−ベンゾトリアゾール IPE:ジイソプロピルエーテル DMAP : 4-ジメチルアミノピリジン
【0140】本明細書および図面において、塩基やアミ
ノ酸などを略号で表示する場合、IUPAC−IUB
Commision on Biochemical N
omenclatureによる略号あるいは当該分野に
おける慣用略号に基づくものであり、その例を下記す
る。またアミノ酸に関し光学異性体があり得る場合は、
特に明示しなければL体を示すものとする。 DNA :デオキシリボ核酸 cDNA :相補的デオキシリボ核酸 A :アデニン T :チミン G :グアニン C :シトシン RNA :リボ核酸 mRNA :メッセンジャーリボ核酸 dATP :デオキシアデノシン三リン酸 dTTP :デオキシチミジン三リン酸 dGTP :デオキシグアノシン三リン酸 dCTP :デオキシシチジン三リン酸 ATP :アデノシン三リン酸 EDTA :エチレンジアミン四酢酸 SDS :ドデシル硫酸ナトリウム EIA :エンザイムイムノアッセイ Gly :グリシン Ala :アラニン Val :バリン Leu :ロイシン Ile :イソロイシン Ser :セリン Thr :スレオニン Cys :システイン Met :メチオニン Glu :グルタミン酸 Asp :アスパラギン酸 Lys :リジン Arg :アルギニン His :ヒスチジン Phe :フェニルアラニン Tyr :チロシン Trp :トリプトファン Pro :プロリン Asn :アスパラギン Gln :グルタミン pGl :ピログルタミン酸 Me :メチル基 Et :エチル基 Bu :ブチル基 Ph :フェニル基 TC :チアゾリジン−4(R)−カルボキ
サミド基
【0141】また、本明細書中で繁用される置換基、保
護基および試薬を下記の記号で表記する。 Tos :p−トルエンスルホニル CHO :ホルミル Bzl :ベンジル Cl2Bzl :2,6−ジクロロベンジル Bom :ベンジルオキシメチル Z :ベンジルオキシカルボニル Cl−Z :2−クロロベンジルオキシカルボニ
ル Br−Z :2−ブロモベンジルオキシカルボニ
ル Boc :t−ブトキシカルボニル DNP :ジニトロフェノール Trt :トリチル Bum :t−ブトキシメチル Fmoc :N−9−フルオレニルメトキシカル
ボニル HOBt :1−ヒドロキシベンズトリアゾール HOOBt :3,4−ジヒドロ−3−ヒドロキシ
−4−オキソ−1,2,3−ベンゾトリアジン HONB :1−ヒドロキシ−5−ノルボルネン
−2,3−ジカルボジイミド DCC :N,N’−ジシクロヘキシルカルボ
ジイミド
【0142】本願明細書の配列表の配列番号は、以下の
配列を示す。 〔配列番号:1〕ラットSLC-1をコードするcDNAのスク
リーニングに使用した合成DNAを示す。 〔配列番号:2〕ラットSLC-1をコードするcDNAのスク
リーニングに使用した合成DNAを示す。 〔配列番号:3〕ラットSLC-1の全アミノ酸配列を示
す。 〔配列番号:4〕5’側にSal I認識配列が付加され、ま
た3’側にSpe I認識配列が付加されたラットSLC-1cDNA
の全塩基配列を示す。 〔配列番号:5〕ラットSLC-1発現CHO細胞の各クローン
におけるSLC-1mRNAの発現量を測定するために使用した
リボプローブ(riboprobe)を示す。 〔配列番号:6〕ヒトSLC-1をコードするcDNAを取得す
るために使用した合成DNAを示す。 〔配列番号:7〕ヒトSLC-1をコードするcDNAを2本鎖
にするために使用したプライマーを示す。 〔配列番号:8〕ヒトSLC-1をコードするcDNA全塩基配
列を示す。 〔配列番号:9〕ヒトSLC-1の全アミノ酸配列を示す。 〔配列番号:10〕ヒトSLC-1(S)をコードするcDNAのス
クリーニングに使用した合成DNAを示す。 〔配列番号:11〕ヒトSLC-1(S)をコードするcDNAのス
クリーニングに使用した合成DNAを示す。 〔配列番号:12〕ヒトSLC-1(L)をコードするcDNAのス
クリーニングに使用した合成DNAを示す。 〔配列番号:13〕ヒトSLC-1(L)をコードするcDNAのス
クリーニングに使用した合成DNAを示す。 〔配列番号:14〕5’側にSal I認識配列が付加され、
また3’側にSpe I認識配列が付加されたヒトSLC-1(S) c
DNAの全塩基配列を示す。 〔配列番号:15〕5’側にSal I認識配列が付加され、
また3’側にSpe I認識配列が付加されたヒトSLC-1(L) c
DNAの全塩基配列を示す。 〔配列番号:16〕ヒトSLC-1(S) 発現CHO細胞およびヒ
トSLC-1(L) 発現CHO細胞の各クローンにおけるSLC-1mRN
Aの発現量を測定するために使用したリボプローブ(rib
oprobe)を示す。
【0143】参考例1−6で得られた配列番号:9で表
される塩基配列をコードするDNAを含むプラスミドによ
る形質転換体 Escherichia coli DH10B/phSLC1L8は、平
成11年2月1日から通商産業省工業技術院生命工学工
業技術研究所(NIBH)に寄託番号FERM BP−
6632として、平成11年1月21日から財団法人・
発酵研究所(IFO)に寄託番号IFO 16254と
して寄託されている。
【0144】
【実施例】参考例1 2-(R)-[2-(N,N-ジメチルアミノ)エチル]-6-{4-[(4-メト
キシフェニル)カルボニルオキシ]ベンジルオキシ}テト
ラリン
【化69】 2-(R)-[2-(N,N-ジメチルアミノ)エチル]-6-ヒドロキシ
テトラリン(300 mg)、4-(ヒドロキシメチル)フェニル
4-メトキシベンゾエート(530 mg)、トリフェニルホスフ
ィン(430 mg)のTHF溶液(6 ml)に、アゾジカルボン酸ジ
エチル(40%トルエン溶液, 0.95 g)を氷冷下滴下した。
反応液を室温で2時間撹拌後濃縮した。残さをアルミナ
カラムクロマトグラフィー(展開溶媒;ヘキサン〜ヘキ
サン:酢酸エチル=10:1)で精製し、再結晶(酢酸エチル
-ヘキサン)を経て、標題化合物(320mg)を得た。 融点: 111-114℃. [α]D 20 = +44.4°(c = 0.502, メタノール).
【0145】参考例2 N-フェニル-4-{[2-(2-ピペリジノエチル)-6-テトラリニ
ル]オキシメチル}ベンズアミド
【化70】 4-{[2-(2-ピペリジノエチル)-6-テトラリニル]オキシ
メチル}安息香酸(300mg)のTHF懸濁液(3 ml)にトリエチ
ルアミン(0.11 ml)を加え、塩化トリメチルアセチル(92
mg)のTHF溶液(0.5 ml)を氷冷下滴下し、30分間撹拌し
た。反応液を室温まで昇温し、1時間撹拌後、氷冷下、
アニリン(85 mg)のTHF溶液(0.5 ml)を滴下し、1時間撹
拌した。更に、反応液を室温で24時間撹拌後、飽和重曹
水を加え、酢酸エチルとTHFの混合液で抽出した。有機
層を水、飽和食塩水で洗浄し、乾燥後濃縮した。残さを
THF-メタノール-IPEより再結晶し,標題化合物(150 mg)
を得た。 融点: 183−185℃.
【0146】参考例3 4-{[2-(2-ピペリジノエチル)-6-テトラリニル]オキシメ
チル}-N-(2-ピリジニル)ベンズアミド
【化71】 4-{[2-(2-ピペリジノエチル)-6-テトラリニル]オキシ
メチル}安息香酸(300mg)のTHF懸濁液(6 ml)にトリエチ
ルアミン(0.11 ml)を加えた。得られる懸濁液に、塩化
トリメチルアセチル(0.095 ml)を氷冷下滴下し、30分間
撹拌した。反応液を室温まで昇温し、1時間撹拌後、2-
アミノピリジン(110 mg)のTHF溶液(1.0 ml)を氷冷下滴
下し、1時間撹拌した。さらに、反応液を室温で6時間、
60℃で12時間撹拌し、6時間加熱還流した。反応液に飽
和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、
飽和食塩水で洗浄し、乾燥後濃縮した。残さをアルミナ
カラムクロマトグラフィー(展開溶媒;THF)で精製し、
再結晶(酢酸エチル-IPE)を経て、標題化合物(30 mg)を
得た。 融点: 139-143℃.
【0147】参考例4 4-{[2-(2-ピペリジノエチル)-6-テトラリニル]オキシメ
チル}-N-(2-キノリニル)ベンズアミド
【化72】 4-{[2-(2-ピペリジノエチル)-6-テトラリニル]オキシ
メチル}安息香酸(300mg)のTHF懸濁液(6 ml)にトリエチ
ルアミン(0.22 ml)を加え、塩化トリメチルアセチル(0.
095 ml)を氷冷下滴下し、30分間撹拌した。反応液を室
温まで昇温し、1時間撹拌後、2-アミノキノリン(170 m
g)のTHF溶液(1.0 ml)を氷冷下滴下し、室温で12時間撹
拌した。反応液に飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出
した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、乾燥後濃縮し
た。残さをアルミナカラムクロマトグラフィー(展開溶
媒;THF)で精製し、再結晶(酢酸エチル-ジイソプロピル
エーテル)を経て、標題化合物(45 mg)を得た。 融点: 135-138℃.
【0148】参考例5 N-(4-メトキシフェニル)-4-{[2-(2-ピペリジノエチル)-
6-テトラリニル]オキシメチル}ベンズアミド
【化73】 4-{[2-(2-ピペリジノエチル)-6-テトラリニル]オキシ
メチル}安息香酸(170mg) 、4-メトキシアニリン(53 m
g)、HOBt(70 mg)およびDMAP(60 mg)のDMF溶液(2ml)に、
WSCD(0.11 ml)を室温で加え、12時間撹拌した。反応液
に10%炭酸カリウム水溶液および水を加え、THFと酢酸エ
チルの混合液で抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗
浄し、乾燥後濃縮した。残さをアルミナカラムクロマト
グラフィー(展開溶媒;THF)で精製後、再結晶(THF-IPE)
を経て、標題化合物(140 mg)を得た。 融点: 193-196℃
【0149】参考例6 N-(3,4-ジメトキシフェニル)-4-{[2-(2-ピペリジノエチ
ル)-6-テトラリニル]オキシメチル}ベンズアミド
【化74】 4-{[2-(2-ピペリジノエチル)-6-テトラリニル]オキシ
メチル}安息香酸(300mg)、3,4-ジメトキシアニリン(120
mg)、HOBt(120 mg)およびDMAP(100 mg)のDMF溶液(3 m
l)のに、WSCD(フリー体、0.2 ml)を室温で加え、12時間
撹拌した。反応液に10%炭酸カリウム水溶液を加え、生
じた結晶をろ取し、結晶を水で洗浄後乾燥した。結晶を
アルミナカラムクロマトグラフィー(展開溶媒;THF)で
精製後、再結晶(THF-IPE)を経て、標題化合物(330 mg)
を得た。融点: 178-180℃.
【0150】参考例7 6-[4-(ベンゾイルアミノ)ベンジルオキシ]-2-(2-ピペ
リジノエチル)テトラリン
【化75】 6-ヒドロキシ-2-(2-ピペリジノエチル)テトラリン(500
mg)のDMF溶液(5 ml)に、水素化ナトリウム(60%油状, 85
mg)を室温で加え、1時間撹拌した。反応液にN-[4-(ブ
ロモメチル)フェニル]ベンズアミド(670 mg)を室温で加
え、1時間撹拌した。反応液に水を加えて、酢酸エチル
で抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、乾燥後
濃縮した。残さをアルミナカラムクロマトグラフィー
(展開溶媒;THF)で精製後、再結晶(酢酸エチル)を経
て、標題化合物(200 mg)を得た。融点: 176-179℃.
【0151】参考例8 2-[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-6-テトラリニル 4-ビ
フェニリルカルボキシレート
【化76】 2-[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-6-ヒドロキシテトラ
リン(300 mg)のピリジン溶液(6 ml)に、4-ビフェニリル
カルボン酸(580 mg)およびWSC(560 mg)を加え、室温で3
6時間撹拌した。反応液に飽和重曹水および水を加え、
酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄
し、乾燥後濃縮した。残さをアルミナカラムクロマトグ
ラフィー(展開溶媒;ヘキサン〜ヘキサン:酢酸エチル=
10:1)で精製後、再結晶(ヘキサン)を経て、標題化合物
(300 mg)を得た。 融点: 85-86℃.
【0152】参考例9 2-[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-6-{4-[(4-メトキシフ
ェニル)カルボニルオキシ]ベンジルオキシ}テトラリン
【化77】 2-[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-6-ヒドロキシテトラ
リン(150 mg)、4-(ヒドロキシメチル)フェニル 4-メト
キシベンゾエート(570 mg)、トリフェニルホスフィン(5
74 mg)のTHF溶液(3 ml)に、アゾジカルボン酸ジエチル
(40%トルエン溶液, 950 mg)を室温で滴下し、3時間撹拌
した。反応液を濃縮し、残さをアルミナカラムクロマト
グラフィー(展開溶媒;ヘキサン〜ヘキサン:酢酸エチ
ル=6:1)で精製し、再結晶(酢酸エチル-ヘキサン)を経
て、標題化合物(175 mg)を得た。融点: 119-121℃.
【0153】参考例10 2-[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-6-{4-[(4-メトキシベ
ンジル)オキシ]ベンジルオキシ}テトラリン
【化78】 2-[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-6-ヒドロキシテトラ
リン(300 mg)、4-[(4-メトキシベンジル)オキシ]ベンジ
ルアルコール(1.07 g)、トリフェニルホスフィン(1.15
g)のTHF溶液(6 ml)に、アゾジカルボン酸ジエチル(40%
トルエン溶液, 1.91 g)を室温下滴下し12時間撹拌し
た。反応液を濃縮し、残さをアルミナカラムクロマトグ
ラフィー(展開溶媒;ヘキサン〜ヘキサン:酢酸エチル=
10:1)で精製し、再結晶(酢酸エチル-ヘキサン)を経
て、標題化合物(260 mg)を得た。 融点: 106-111℃.
【0154】参考例11 6-{4-[(1-ベンゾチオフェン-2-イル)カルボニルアミノ]
ベンジルオキシ}-2-[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]テト
ラリン
【化79】 1-ベンゾチオフェン-2-カルボン酸(230 mg)のTHF溶液(4
ml)にDMFを1滴加え、オキサリルクロリド(0.23 ml)を
氷冷下加え、室温で30分間撹拌した。反応液を濃縮後TH
F(1 ml)に溶解し、6-(4-アミノベンジルオキシ)-2-[(N,
N-ジメチルアミノ)メチル]テトラリン(300 mg)のピリジ
ン溶液(6 ml)に氷冷下滴下し、15分間撹拌した。更に、
反応液を室温で15分間撹拌後、10%炭酸カリウム水溶液
を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩
水で洗浄し、乾燥後濃縮した。残さをアルミナカラムク
ロマトグラフィー(展開溶媒;酢酸エチル)で精製し、再
結晶(THF-IPE)を経て、標題化合物(250 mg)を得た。融
点: 165-169℃.
【0155】参考例12 2-[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-6-{4-[(4-メトキシフ
ェニル)スルホニルアミノ]ベンジルオキシ}テトラリン
【化80】 6-[(4-アミノベンジル)オキシ]-2-[(N,N-ジメチルアミ
ノ)メチル]テトラリン(300 mg)のピリジン溶液(6 ml)に
塩化4-メトキシベンゼンスルホニル(270 mg)のTHF溶液
(1 ml)を氷冷下滴下し、15分間撹拌した。更に、反応液
を室温で、15分間撹拌後、10%炭酸カリウム水溶液を加
え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で
洗浄し、乾燥後濃縮した。残さをアルミナカラムクロマ
トグラフィー(展開溶媒;酢酸エチル)で精製し、再結晶
(酢酸エチル-IPE)を経て、標題化合物(260 mg)を得た。 融点: 137-140℃.
【0156】参考例13 6-[4-(ベンジルカルボニルアミノ)ベンジルオキシ]-2-
[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]テトラリン
【化81】 6-[(4-アミノベンジル)オキシ]-2-[(N,N-ジメチルアミ
ノ)メチル]テトラリン(300 mg)のピリジン溶液(6 ml)に
塩化フェニルアセチル(200 mg)のTHF溶液(1 ml)を氷冷
下滴下し、15分間撹拌した。更に、反応液を室温で、15
分間撹拌後、飽和重曹水を加え、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、乾燥後濃縮し
た。残さをアルミナカラムクロマトグラフィー(展開溶
媒;ヘキサン〜ヘキサン:酢酸エチル=2:1)で精製後、
再結晶(酢酸エチル-ヘキサン)を経て、標題化合物(175
mg)を得た。 融点: 130-135℃.
【0157】参考例14 6-[4-(ベンゾイルアミノ)ベンジルオキシ]-2-[(N,N-ジ
メチルアミノ)メチル]テトラリン
【化82】 6-[(4-アミノベンジル)オキシ]-2-[(N,N-ジメチルアミ
ノ)メチル]テトラリン(300 mg)のピリジン溶液(6 ml)に
塩化ベンゾイル(0.14 ml)を氷冷下滴下し、室温で30分
間撹拌した。反応液に10%炭酸カリウム水溶液を加え、
酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄
し、乾燥後濃縮した。残さをアルミナカラムクロマトグ
ラフィー(展開溶媒;酢酸エチル)で精製後、再結晶(THF
-IPE)を経て、標題化合物(240 mg)を得た。 融点: 128-133℃.
【0158】参考例15 2-[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-6-{4-[(4-メトキシベ
ンゾイル)アミノ]ベンジルオキシ}テトラリン
【化83】 6-[(4-アミノベンジル)オキシ]-2-[(N,N-ジメチルアミ
ノ)メチル]テトラリン(300 mg)のピリジン溶液(6 ml)に
塩化p-アニソイル(0.20 ml)を氷冷下滴下し、室温で30
分間撹拌した。反応液に10%炭酸カリウム水溶液を加
え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で
洗浄し、乾燥後濃縮した。残さをアルミナカラムクロマ
トグラフィー(展開溶媒;酢酸エチル)で精製後、再結晶
(THF-IPE)を経て、標題化合物(300 mg)を得た。 融点: 155-159℃.
【0159】参考例16 2-[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-6-{4-[(2-メトキシベ
ンゾイル)アミノ]ベンジルオキシ}テトラリン
【化84】 6-[(4-アミノベンジル)オキシ]-2-[(N,N-ジメチルアミ
ノ)メチル]テトラリン(200 mg)のピリジン溶液(4 ml)
に、o-アニソイルクロリド(0.15 ml)を氷冷下滴下し、
室温で30分間撹拌した。反応液に10%炭酸カリウム水溶
液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食
塩水で洗浄し、乾燥後濃縮した。残さをアルミナカラム
クロマトグラフィー(展開溶媒;THF)で精製後、再結晶
(酢酸エチル-ヘキサン)を経て、標題化合物(200 mg)を
得た。 融点: 106-108℃.
【0160】参考例17 6−{4−[N−(4−メトキシベンゾイル)-N-メチル
アミノ]ベンジルオキシ}-2-[ (N,N-ジメチルアミノ)メ
チル]テトラリン
【化85】 2-[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-6-ヒドロキシテトラ
リン(150 mg)、N-[4-(ヒドロキシメチル)フェニル]-4-
メトキシ-N-メチルベンズアミド(600 mg)、トリフェニ
ルホスフィン(570 mg)のTHF溶液(3 ml)に、アゾジカル
ボン酸ジエチル(40%トルエン溶液, 960 mg)を室温下滴
下し、12時間撹拌した。反応液を濃縮し、残さをシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー (展開溶媒;ヘキサン〜
酢酸エチル〜酢酸エチル:メタノール=1:2)で精製した
後 アルミナカラムクロマトグラフィー(展開溶媒;ヘキ
サン〜ヘキサン:酢酸エチル=2:1)で精製し、標題化合
物(185 mg)を得た。1 H-NMR (CDCl3)δ:1.20-1.50(1H, m), 1.80-2.46(5H,
m), 2.25(6H, s), 2.68-2.86(3H, m), 3.47(3H, s), 3.
74(3H, s), 4.95(2H, s), 6.52-6.76(4H, m), 6.84-7.1
4(3H, m), 7.22-7.38(4H, m).
【0161】参考例18 N-[4-({[2-(ジエチルアミノ)エチル]アミノ}カルボニ
ル)フェニル] 4-ビフェニリルカルボキサミド
【化86】 4-ビフェニリルカルボン酸(0.879g)のTHF(15ml)溶
液に氷冷下、オキサリルクロリド(0.46ml)およびD
MF(1滴)を加えた。反応液を室温で30分間撹拌後濃
縮した。残さをTHF(10ml)に溶解し、プロカインアミ
ド塩酸塩(1.078g)とトリエチルアミン(1.4ml)のTHF
(20ml)懸濁液に0℃で滴下した。0℃で30分間撹拌
後、反応液に10%炭酸カリウム水溶液を加え、酢酸エチ
ルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥後、
濃縮した。残さをメタノールから再結晶し、標題化合物
(1.147g)を得た。 融点:237−240℃(分解).
【0162】参考例19 4-(4-ビフェニリル)メトキシ)-N-[2-(イソプロピルアミ
ノ)エチル]ベンズアミド
【化87】 4-(4-ビフェニリルメトキシ)安息香酸(1.007g)のTHF(30
ml)およびアセトニトリル (30 ml)の混合溶液にWSC(0.
708 g)、HOBt(0.521g)、N-イソプロピルエチレンジアミ
ン(0.353g)およびトリエチルアミン(1 ml)を加えた。室
温で18時間撹拌後、反応液に水を加え、酢酸エチルで抽
出した。有機層を10%炭酸カリウム水溶液および飽和食
塩水で洗浄し、乾燥後濃縮した。残さをエタノールから
再結晶して、標題化合物(0.806 g)を得た。 融点:150-154℃.
【0163】参考例20 2-(N,N−ジエチルアミノ)エチル 4-[(4-ビフェニリ
ル)カルボニルアミノ]ベンゾエート
【化88】 4-ビフェニリルカルボン酸(1.091g)のTHF(15ml)溶
液に氷冷下、オキサリルクロリド(0.39ml)およびD
MF(1滴)を加えた。反応液を室温で30分間撹拌後濃
縮した。残さをTHF(10ml)に溶解し、プロカイン塩酸
塩(1.091g)とトリエチルアミン(0.67ml)のTHF(30m
l)懸濁液に0℃で滴下した。0℃で30分間撹拌後、反
応液に10%炭酸カリウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽
出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥後、濃縮し
た。残さを酢酸エチル/ヘキサンから再結晶し、標題化
合物(0.728g)を得た。 融点:146−149℃.
【0164】参考例21 N-[4-({[2-(ジメチルアミノ)エチル]アミノ}カルボニ
ル)フェニル] 4-ビフェニリルカルボキサミド
【化89】 4-(4-ビフェニリルカルボニルアミノ)安息香酸(0.323g)
のTHF(15 ml)およびアセトニトリル (15 ml)の混合溶液
にWSC(0.248 g)、HOBt(0.156g)、N,N-ジメチルエチレン
ジアミン(0.097g)およびトリエチルアミン(0.21 ml)を
加えた。室温で18時間撹拌後、反応液に水を加え、酢酸
エチルで抽出した。有機層を10%炭酸カリウム水溶液お
よび飽和食塩水で洗浄し、乾燥後濃縮した。残さをメタ
ノール/ジエチルエーテルから再結晶して、標題化合物
(0.100 g)を得た。融点:261−264℃(分解)
【0165】以下の参考例22ないし25に記載の化合
物は、参考例21と同様にして製造した。 参考例22 N-[4-{[2-(ピペリジノエチル)アミノ]カルボニル}フェ
ニル] 4-ビフェニリルカルボキサミド
【化90】 融点;247−252℃(分解) 参考例23 N-[4-{[2-(1−ピロリジニル)エチル]アミノ}カルボニ
ル}フェニル] 4-ビフェニリルカルボキサミド
【化91】 融点:241−245℃(分解)
【0166】参考例24 N−[2−(N,N−ジメチルアミノ)メチル−6−テトラリニ
ル]−4−ビフェニリルカルボキサミド
【化92】 融点:164−166℃. 参考例25 N−[2−(N,N−ジメチルアミノ)メチル−6−テトラリニ
ル]−4−ビフェニリルカルボキサミド 塩酸塩
【化93】 融点:>250℃1 H-NMR;δ:1.24-1.54 (1H,m), 1.84-2.10 (2H, m), 2.2
0-2.50 (3H, m), 2.26 (6H, s), 2.79-3.01 (3H, m),
7.10 (1H, d, J=8Hz), 7.28-7.54 (5H, m), 7.60-7.82
(5H, m), 7.94 (2H, d, J=8Hz) IR(KBr) 3028, 2910, 2640, 1658, 1538, 1417, 746,
701 cm-1
【0167】参考例26 N-{3-[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-1,2,3,4-テトラヒ
ドロ-7-キノリニル}-4-ビフェニリルカルボキサミド
【化94】 4-ビフェニリルカルボン酸(145 mg)のTHF溶液(3 ml)にD
MFを1滴加え、氷冷下オキサリルクロリド(0.1 ml)を滴
下し、室温で30分間撹拌した。反応液を濃縮後THF(1 m
l)に溶解し、7-アミノ-3-[(N,N-ジメチルアミノ)メチ
ル]-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン(150 mg)のピリジン
溶液(1.5 ml)に氷冷下滴下し、30分間撹拌した。反応液
を室温に昇温した後、10%炭酸カリウム水溶液を加え、T
HFと酢酸エチルの混合液で抽出した。有機層を水、飽和
食塩水で洗浄し、乾燥後濃縮した。残さをTHF-IPEより
再結晶し、標題化合物(180 mg)を得た。 融点: 206-211℃.
【0168】参考例27 4-{N-[(ベンジルオキシ)カルボニル]-N-メチルアミノ}-
N-{3-[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-1,2,3,4-テトラヒ
ドロ-7-キノリニル}ベンズアミド
【化95】 4-{N-[(ベンジルオキシ)カルボニル]-N-メチルアミノ}
安息香酸(210 mg)のTHF溶液(2 ml)にDMFを1滴加え、氷
冷下オキサリルクロリド(0.1 ml)を滴下し、室温で30分
間撹拌した。反応液を濃縮後THF(1 ml)に溶解し、7-ア
ミノ-3-[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-1,2,3,4-テトラ
ヒドロキノリン(150 mg)のピリジン溶液(1.5 ml)に氷冷
下滴下し、30分間撹拌した。反応液を室温に昇温した
後、10%炭酸カリウム水溶液を加え、THFと酢酸エチルの
混合液で抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、
乾燥後濃縮した。残さをTHF-IPEより再結晶し、標題化
合物(220 mg)を得た。 融点: 167-172℃.
【0169】参考例28 N-{3-[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-1-ホルミル-1,2,
3,4-テトラヒドロ-7-キノリニル}-4-ビフェニリルカル
ボキサミド
【化96】 ギ酸(1 ml)に無水酢酸(0.1 ml)を加え、55℃で2時間撹
拌した。反応液に、N-{3-[(N,N-ジメチルアミノ)メチ
ル]-1,2,3,4-テトラヒドロ-7-キノリニル}-4-ビフェニ
リルカルボキサミド(80 mg)を氷冷下加え、室温で72間
撹拌した。反応液に10%炭酸カリウム水溶液を加えてア
ルカリ性とし、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽
和食塩水で洗浄し、乾燥後濃縮した。残さをTHF-IPEよ
り再結晶し、標題化合物(80 mg)を得た。 融点: 134-138℃.
【0170】参考例29 N-{1-アセチル-3-[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-1,2,
3,4-テトラヒドロ-7-キノリニル}-4-ビフェニリルカル
ボキサミド
【化97】 N-{3-[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-1,2,3,4-テトラヒ
ドロ-7-キノリニル}-4-ビフェニリルカルボキサミド(80
mg)のピリジン溶液(1 ml)に、塩化アセチル(0.02 ml)
を氷冷下加え、15分間撹拌後、室温で15分間撹拌した。
反応液に10%炭酸カリウム水溶液を加え、酢酸エチルで
抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、乾燥後濃
縮した。残さをTHF-IPEより再結晶し、標題化合物(64 m
g)を得た。 融点: 167-173℃.
【0171】参考例30 N-{3-[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-1-メチルスルホニ
ル-1,2,3,4-テトラヒドロ-7-キノリニル}-4-ビフェニリ
ルカルボキサミド
【化98】 N-{3-[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-1,2,3,4-テトラヒ
ドロ-7-キノリニル}-4-ビフェニリルカルボキサミド(80
mg)のピリジン溶液(1 ml)に、塩化メタンスルホニル
(0.02 ml)を氷冷下加え、室温で1時間撹拌した。更に、
反応液に塩化メタンスルホニル(0.02 ml)を氷冷下加
え、室温で12時間撹拌した。反応液に10%炭酸カリウム
水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽
和食塩水で洗浄し、乾燥後濃縮した。残さをTHF-IPEよ
り再結晶し、標題化合物(64 mg)を得た。 融点: 184-188℃.
【0172】参考例31 2-(R)-[2-(N,N-ジメチルアミノ)エチル]-6-(4-ヒドロキ
シフェニル)メトキシテトラリン
【化99】 水素化リチウムアルミニウム(60 mg)のTHF懸濁液(4 ml)
に、氷冷下、2-(R)-[2-(N,N-ジメチルアミノ)エチル]-6
-[4-(4-メトキシフェニルカルボニルオキシ)フェニルメ
トキシ]テトラリン(330 mg)のTHF溶液(2 ml)を滴下し
た。反応液に1N水酸化ナトリウム水溶液を加えて塩基性
とし、沈殿物をセライトろ過して除いた。ろ液を濃縮
し、残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開
溶媒;酢酸エチル〜メタノール)で精製し、再結晶(酢酸
エチル-ヘキサン)を経て、標題化合物(70 mg)を得た。 融点: 132-135℃. [α]D 20 = +56.9°(c = 0.505, メタノール).
【0173】参考例32 2-(6-メトキシ-2-テトラリニル)-1-ピペリジノ-1-エタ
ノン
【化100】 2-(6-メトキシ-2-テトラリニル)酢酸(8.8 g)をTHF(150
ml)とアセトニトリル(50 ml)の混合液に溶解し、ピペリ
ジン(5.2 g)、WSC(12 g)、HOBt(6.0 g)およびトリエチ
ルアミン(17 ml)を加え、室温で12時間撹拌した。反応
液に水を加えて、酢酸エチルで抽出し、有機層を1N塩
酸、水、飽和重曹水、水、飽和食塩水で洗浄し、乾燥後
濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(展開溶媒;酢酸エチル)で精製し、標題化合物(10.3 g)
を得た。ヘキサンより再結晶した結晶は以下の融点を示
した。 融点: 59-61℃.
【0174】参考例33 6-メトキシ-2-(2-ピペリジノエチル)テトラリン 塩酸塩
【化101】 水素化リチウムアルミニウム(1.94 g)のTHF懸濁液(100
ml)に、2-(6-メトキシ-2-テトラリニル)-1-ピペリジノ-
1-エタノン(9.80 g)のTHF溶液(50 ml)を氷冷下滴下し
た。反応液を30分間かけて60℃まで昇温し、30分間撹拌
した。反応液を室温まで冷却後、1N水酸化ナトリウム水
溶液を加えて塩基性とし、沈殿物をセライトろ過して除
いた。ろ液を濃縮し、残さを塩酸塩とし、エタノール-I
PEより再結晶し、標題化合物(9.80 g)を得た。 融点: 189-191℃.
【0175】参考例34 6-ヒドロキシ-2-(2-ピペリジノエチル)テトラリン
【化102】 48%臭化水素酸(50 ml)に6-メトキシ-2-(2-ピペリジノエ
チル)テトラリン 塩酸塩(9.3 g)を加え、4時間加熱還流
した。反応液を減圧下濃縮後、残さに飽和重曹水を加え
て、水層をアルカリ性とし、水層をTHFと酢酸エチルの
混合液で抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、
乾燥後濃縮した。生じた結晶をIPEで洗浄し、標題化合
物(5.8 g)を得た。 融点: 154-157℃.
【0176】参考例35 4-{[2-(2-ピペリジノエチル)-6-テトラリニル]オキシ
メチル}安息香酸メチル 塩酸塩
【化103】 6-ヒドロキシ-2-(2-ピペリジノエチル)テトラリン(1.50
g)、4-(ヒドロキシメチル)安息香酸メチル(1.44 g)、
トリフェニルホスフィン(2.60 g)のTHF溶液(15ml)に、
アゾジカルボン酸ジエチル(40%トルエン溶液, 5.10 g)
を室温で滴下し、12時間撹拌後、濃縮した。残さをアル
ミナカラムクロマトグラフィー(展開溶媒;ヘキサン〜
ヘキサン:酢酸エチル=15:1)で精製後、塩酸塩とし、
再結晶(メタノール-IPE)を経て、標題化合物(1.36 g)を
得た。 融点: 190-193℃.
【0177】参考例36 4-{[2-(2-ピペリジノエチル)-6-テトラリニル]オキシメ
チル}安息香酸
【化104】 4-{[2-(2-ピペリジノエチル)-6-テトラリニル]オキシ
メチル}安息香酸メチル 塩酸塩(1.06 g)のメタノール
溶液(20 ml)に、3N水酸化ナトリウム水溶液(1.8 ml)を
加え、6時間加熱還流した。反応液を濃縮後、水を加
え、さらに1N塩酸を加え、液性を約pH=7とした。生じた
結晶をろ取し、標題化合物(0.93 g)を得た。エタノール
より再結晶した結晶は以下の融点を示した。 融点: 105-108℃.
【0178】参考例37 4-[N-(4-メトキシベンゾイル)-N-メチルアミノ]安息香
【化105】 4-(メチルアミノ)安息香酸(5.0 g)のTHF溶液(50 ml)に
炭酸ナトリウム(23 g)の水溶液(50 ml)を加え、p-アニ
ソイルクロリド(5.6 g)を氷冷下滴下し、15分間撹拌
後、室温で30分間撹拌した。反応液に氷冷下濃塩酸を加
えて水層を酸性とし、酢酸エチルで抽出した。有機層を
水、飽和食塩水で洗浄し、乾燥後濃縮した。残さをシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒;ヘキサン
〜ヘキサン:酢酸エチル=1:2)で精製後、再結晶(酢酸
エチル-ヘキサン)を経て、標題化合物(4.8 g)を得た。 融点: 157-160℃.
【0179】参考例38 N-[4-(ヒドロキシメチル)フェニル]-4-メトキシ-N-メチ
ルベンズアミド
【化106】 4-[N-(4-メトキシベンゾイル)-N-メチルアミノ]安息香
酸(1.14 g)のTHF溶液(10 ml)にボランのTHF溶液(1M, 16
ml)を氷冷下滴下し、15分間撹拌後、室温で1時間撹拌
した。反応液に水を加えた後、1N塩酸を加え、酢酸エチ
ルで抽出した。有機層を水、飽和重曹水、飽和食塩水で
洗浄し、乾燥後濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(展開溶媒;ヘキサン〜ヘキサン:酢酸
エチル=1:2)で精製後、再結晶(酢酸エチル-ヘキサン)
を経て、標題化合物(770 mg)を得た。 融点: 85-90℃.
【0180】参考例39 4-(4-ビフェニリルカルボニルアミノ)安息香酸メチル
【化107】 4-ビフェニリルカルボン酸(2.184g)のTHF(30ml)溶
液に氷冷下、オキサリルクロリド(1.2ml)およびD
MF(0.04ml)を加えた。反応液を室温で30分間撹拌後
濃縮した。残さをTHF(15ml)に溶かし、4-アミノ安息
香酸メチル(1.512g)とトリエチルアミン(2.1ml)のT
HF(30ml)溶液に0℃で滴下した。0℃で30分間撹拌
後、反応液に10%クエン酸水溶液を加え、酢酸エチルで
抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄し、乾燥
後、濃縮した。得られた粗結晶をジエチルエーテルで洗
浄し、標題化合物(2.179g)を得た。 融点:247−251℃.
【0181】参考例40 4-(4-ビフェニリルカルボニルアミノ)安息香酸
【化108】 4-(4-ビフェニリルカルボニルアミノ)安息香酸メチル
(1.998g)のTHF(60ml)およびメタノール(20ml)の
混合溶液に1N水酸化ナトリウム水溶液(8ml)を加え、
室温で18時間撹拌した。反応液に1N塩酸(10ml)を加
え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩
水で洗浄し、乾燥後、濃縮した。得られた粗結晶をジエ
チルエーテルで洗浄し、標題化合物(1.760g)を得た。 融点:>320℃.1 HNMR(DMSO−d6);δ:7.37-7.57 (3H,m), 7.77 (2
H,d), 7.85 (2H,d), 7.95(4H,s), 8.08 (2H,d), 10.56
(1H,s)
【0182】参考例41 2-[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-6-(4-ニトロベンジル
オキシ)テトラリン
【化109】 2-[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-6-ヒドロキシテトラ
リン(1.5 g)、4-ニトロベンジルアルコール(3.35 g)、
トリフェニルホスフィン(5.74 g)のTHF溶液(15 ml)に、
アゾジカルボン酸ジエチル(40%トルエン溶液, 9.53 g)
を室温で滴下し、24時間撹拌した。反応液を濃縮し、残
さをアルミナカラムクロマトグラフィー(展開溶媒;ヘ
キサン〜ヘキサン:酢酸エチル=8:1)で精製し、再結晶
(酢酸エチル-ヘキサン)を経て、標題化合物(1.29 g)を
得た。 融点: 83-89℃.
【0183】参考例42 6-(4-アミノベンジルオキシ)-2-[(N,N-ジメチルアミノ)
メチル]テトラリン
【化110】 2-[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-6-(4-ニトロベンジル
オキシ)テトラリン(1.91 g)のTHF溶液(12 ml)に、氷冷
下酢酸(6 ml)を加えた後、亜鉛粉末(3.67 g)を加え、6
時間撹拌した。反応液をろ過し、ろ液を濃縮した。残さ
に10%炭酸カリウム水溶液および酢酸エチルを加え、析
出物をセライトろ過して除き、ろ液を酢酸エチルで抽出
した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、乾燥濃縮し
た。残さをアルミナカラムクロマトグラフィー(展開溶
媒;ヘキサン〜ヘキサン:酢酸エチル=4:1)で精製し、
標題化合物(1.05 g)を得た。 非晶状粉末: 1H-NMR (CDCl3) δ:1.18−1.50
(1H, m), 1.70−2.50(5H,
m), 2.24(6H, s), 2.72−2.8
6(3H, m), 3.68(2H, brs),
4.88(2H, s), 6.58−6.82(4
H, m),6.99(1H, s), 7.14−
7.30(2H, m).
【0184】参考例43 4−アニリノカルボニル安息香酸メチル
【化111】 4−メトキシカルボニル安息香酸(540 mg)、アニリン(0.
27 ml)、WSC(863 mg)、およびトリエチルアミン(0.84 m
l)をTHF(20 ml)に加えた。反応液を室温で20時間撹拌
後、水にあけ、酢酸エチル−THF(1:1)で抽出した。有機
層を水、飽和重曹水および飽和食塩水で洗浄し、乾燥
後、濃縮した。得られた粗結晶を酢酸エチル−ヘキサン
で再結晶し、標題化合物(659 mg)を得た。 融点:189−190 ℃.
【0185】参考例44 4−アニリノカルボニル安息香酸
【化112】 4−アニリノカルボニル安息香酸メチル(511 mg)のメタ
ノール(16 ml)−THF(6ml)溶液に、8 mol 水酸化ナトリ
ウム水溶液(8 ml)を加え、室温で1時間撹拌した。反応
溶液に1 mol 塩酸を加え、pH=5にした後、酢酸エチル−
THF(1:1)で抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄
し、乾燥後、濃縮して得られた残さをヘキサンで洗浄
し、標題化合物(480 mg)を得た。 融点:305−307 ℃.
【0186】参考例45 4−(2−ベンゾ[b]フラニル)安息香酸
【化113】 4−ブロモ安息香酸エチル(2.3 g)のトルエン(40 ml)−
エタノール(10 ml)溶液に、ベンゾフラニル−2−ボロン
酸(2.1 g)、テトラトリフェニルホスフィンパラジウム
(200 mg)、および2M 炭酸ナトリウム水溶液を加え、ア
ルゴン雰囲気下、80 ℃で5時間還流させた。反応液を水
で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食
塩水で洗浄し、乾燥後、濃縮した。得られた残さをシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーで精製した(展開溶
媒;酢酸エチル:ヘキサン=1:4)。精製物を濃縮後、
メタノール(10 ml)−THF(10 ml)に溶解した。得られる
溶液に、室温で、8 mol 水酸化ナトリウム水溶液(8 ml)
を加え、2時間撹拌した。反応溶液に1 mol 塩酸を加え
て酸性にした後、酢酸エチル−THF(1:1)で抽出した。有
機層を水、飽和食塩水で洗浄し、乾燥後、濃縮した。得
られた残さをヘキサンで洗浄し、標題化合物(2.272 g)
を得た。 融点:292−294 ℃.
【0187】参考例46 3'−アセチルアミノ−4−ビフェニリルカルボン酸
【化114】 参考例45と同様にして標題化合物を製造した。 融点:300−301 ℃.
【0188】参考例47 N−[2−[(E)−(ジメチルアミノ)メチリデン]-1
-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-5-イル]アセトアミ
【化115】 5-アセトアミド-1-インダノン (2.5g, 13.2mmol) にジ
メチルホルムアミドジメチルアセタールを加え、100
℃で3.5時間攪拌した後、室温にまで冷却した。析出
した粗生成物を集め酢酸エチルで洗浄して、表題化合物
(2.73g) を得た。1 H NMR (DMSO-d6) δ: 2.08 (3H, s), 3.13 (6H, s),
3.87 (2H, s), 7.31 (1H,s), 7.52 (2H, m), 7.86 (1H,
s), 10.16 (1H, s). 参考例48 N-[2-[(ジメチルアミノ)メチル]-2,3-ジヒドロ-1H-イン
デン-5-イル]アセトアミド
【化116】 参考例47で得たN-[2-[(E)-(ジメチルアミノ)メチリデ
ン]-1-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-5-イル]アセ
トアミド (2.70g, 12.3mmol) と10% パラジウム−炭素
(0.3g) を、メタノ−ル (60ml) と酢酸 (6ml) 混合溶液
に加え、水素雰囲気下において40℃で1日間攪拌した
後、触媒をろ過し、ろ液を減圧下留去した。反応液に1
規定塩酸 (15ml) を加え、酢酸エチルで洗浄した後、炭
酸カリウムを加えて酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽
和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒
を減圧下留去した。得られた残査をアルミナカラムクロ
マトグラフィー (展開溶媒;酢酸エチル) により精製し
て、表題化合物 (48.9mg) を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 2.15 (3H, s), 2.25 (6H, s), 2.2
8 (2H, m), 2.61 (3H, m), 3.02 (2H, m), 7.11 (2H,
m), 7.26 (1H, s), 7.39 (1H, s).
【0189】参考例49 N-[6-[(E)-(ジメチルアミノ)メチリデン]-5-オキソ-6,
7,8,9-テトラヒドロ-5H-ベンゾ[a]シクロヘプテン-2-イ
ル]アセトアミド
【化117】 N-(5-オキソ-6,7,8,9-テトラヒドロ-5H-ベンゾ[a]シク
ロヘプテン-2-イル)アセトアミドを用いて、参考例47
と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.78-1.90 (2H, m), 2.17 (3H,
s), 2.34 (2H, t, J = 6.6Hz), 2.74 (2H, t, J = 6.8
Hz), 3.11 (6H, s), 7.21 (1H, d, J = 8.1 Hz),7.48-
7.63 (3H, m), 7.73 (1H, s). 融点: 177-180℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ジエ
チルエーテル) 参考例50 8-[(ジメチルアミノ)メチル]-6,7-ジヒドロ-5H-ベンゾ
[a]シクロヘプテン-3-アミン
【化118】 参考例49で得たN-[6-[(E)-(ジメチルアミノ)メチリデ
ン]-5-オキソ-6,7,8,9-テトラヒドロ-5H-ベンゾ[a]シク
ロヘプテン-2-イル]アセトアミドを用いて、実施例41
の2)と同様の操作を行うことにより、表題化合物を油
状物として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.90-2.01 (2H, m), 2.22 (6H,
s), 2.35 (2H, t, J = 6.3Hz), 2.72 (2H, t, J = 5.4
Hz), 2.91 (2H, s), 3.7 (2H, br, NH2), 6.28 (1H,
s), 6.40-6.50 (2H, m), 6.94 (1H, d, J = 7.8 Hz).
【0190】参考例51 6-[(ジメチルアミノ)メチル]-6,7,8,9-テトラヒドロ-5H
-ベンゾ[a]シクロヘプテン-2-アミン
【化119】 参考例50で得た8-[(ジメチルアミノ)メチル]-6,7-ジ
ヒドロ-5H-ベンゾ[a]シクロヘプテン-3-アミンを用い
て、参考例48と同様の操作を行うことにより、表題化
合物を油状物として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.30-1.63 (3H, m), 1.65-2.22 (1
0H, m), 2.44-2.80 (4H,m), 3.5 (2H, br, NH2), 6.35-
6.48 (2H, m), 6.92 (1H, d, J = 7.8 Hz). 参考例52 6-(1-ピペリジニルメチル)-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレン
アミン
【化120】 1) 実施例41の1)で得た6-アセトアミド-2-(N,N-
ジメチルアミノメチリデン)-1-テトラロン (11 g)とピ
ペリジン (100 ml)の混合物を、24時間加熱還流した。
過剰のピペリジンを減圧下に留去した後、得られた残さ
をテトラヒドロフラン−イソプロピルエーテルから結晶
化して6-アセトアミド-2-(1-ピペリジニルメチリデン)-
1-テトラロン (7 g)を淡黄色粉末として得た。 2) 上記1)で得た6-アセトアミド-2-(1-ピペリジニ
ルメチリデン)-1-テトラロンを用いて、実施例41の
2)と同様の操作を行うことにより、表題化合物を非晶
状粉末として得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 1.44-1.57 (6H, m), 2.25-2.34 (6
H, m), 2.72 (2H, t, J=8.0 Hz), 2.98 (2H, s), 3.59
(2H, s), 6.23 (1H, s), 6.45-6.47 (2H, m), 6.81 (1
H, d, J=8.7 Hz).
【0191】参考例53 6-(1-ピペリジニルメチル)-5,6,7,8-テトラヒドロ-2-ナ
フタレンアミン
【化121】 参考例52で得た6-(1-ピペリジニルメチル)-7,8-ジヒ
ドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、参考例48と同様
の操作を行うことにより、表題化合物を非晶状粉末とし
て得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 1.25-2.82 (19H, m), 3.36 (2H, b
s), 6.44-6.49 (2H, m),6.88 (1H, d, J=8.1 Hz). 参考例54 6-(1-ピロリジニルメチル)-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレン
アミン
【化122】 実施例41の1)で得た6-アセトアミド-2-(N,N-ジメチ
ルアミノメチリデン)-1-テトラロンを用いて、参考例5
2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を非晶状
粉末として得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 1.76-1.80 (4H, m), 2.30 (2H, t
, J = 7.8 Hz), 2.47-2.49 (4H, m), 2.74 (2H, t, J
= 7.8 Hz), 3.13 (2H, s), 3.59 (2H, brs),6.26 (1
H, s), 6.45-6.47 (2H, m), 6.82 (1H, d, J = 8.6Hz).
【0192】参考例55 6-(1-ピロリジニルメチル)-5,6,7,8-テトラヒドロ-2-ナ
フタレンアミン
【化123】 参考例54で得た6-(1-ピロリジニルメチル)-7,8-ジヒ
ドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、参考例48と同様
の操作を行うことにより、表題化合物を非晶状粉末とし
て得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 1.45-1.90 (1H,m), 1.55-2.80 (1
6H, m), 3.48 (2H, brs), 6.44 (1H, s), 6.47 (2H,
d, J = 8.1 Hz), 6.88 (2H, d, J = 8.1 Hz). 参考例56 4'-クロロ-N-[6-(クロロメチル)-7,8-ジヒドロ-2-ナフ
タレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
【化124】 実施例41で得た4'-クロロ-N-[6-[(ジメチルアミノ)メ
チル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニ
ル]-4-カルボキサミド (750mg)のテトラヒドロフラン
(30 ml)溶液に、-78℃で 1-クロロエチル クロロホル
メート (0.23 ml)を加えた後、30分かけて室温まで昇
温した。溶媒を減圧下に留去して得られた残さを、テト
ラヒドロフラン−n-ヘキサンから結晶化して表題化合物
(600 mg)を得た。 融点: 179-181 ℃ (結晶化溶媒: テトラヒドロフ
ラン−n-ヘキサン)
【0193】参考例57 6-(4-モルホリニルメチル)-5,6,7,8-テトラヒドロ-2-ナ
フタレンアミン
【化125】 実施例41の1)で得た6-アセトアミド-2-(N,N-ジメチ
ルアミノメチリデン)-1-テトラロンを用いて、参考例5
2、参考例48と同様の操作を順次行うことにより、表
題化合物を非晶状粉末として得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 1.22-1.41 (1H, m), 1.80-1.82 (2
H, m), 2.22-2.34 (10H,m), 3.50 (2H, s), 3.69-3.72
(1H, m), 6.40 (1H, s), 6.44 (1H, d, J = 8.1Hz), 6.
85 (1H, d, J = 8.1 Hz). 参考例58 N-[6-(クロロメチル)-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル]
[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
【化126】 実施例47で得たN-[6-[(ジメチルアミノ)メチル]-7,8-
ジヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボ
キサミドを用いて、参考例56と同様の操作を行うこと
により、表題化合物を得た。 融点: 163-165 ℃ (結晶化溶媒: テトラヒドロフ
ラン−n-ヘキサン)
【0194】参考例59 3-[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-2H-クロメン-7-アミ
【化127】 7−アセチルアミノ−3,4−ジヒドロクロメン−4−オン
を用いて、実施例41の1)および実施例41の2)と
同様の操作を順次行うことにより、表題化合物を得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.20 (6H, s), 2.94 (2H, s),
3.66 (2H, brs), 4.71 (2H, s), 6.16-6.21 (2H, m),
6.76 (1H, d, J = 7.8 Hz).
【0195】参考例60 6-[(ジメチルアミノ)メチル]-7,8-ジヒドロ-1-ナフタレ
ンアミン
【化128】 1) 文献既知の方法 (シンセテック コミュニケーション
ズ, 26(18), 3443 (1996))により合成した4-(2-アミノ
フェニル)ブタン酸メチル 塩酸塩 (7.20 g, 0.037 mol)
およびトリエチルアミン (5.06 g, 0.05 mol)を、テト
ラヒドロフラン (60ml)に溶解し、塩化アセチル (3.51
g, 0.045 mol)を滴下した。室温で30分間撹拌し、反応
液に酢酸エチル、1規定塩酸を加え抽出した。有機層を
水洗、濃縮乾固し、残留物に酢酸エチル−n-へキサン
(1:1)の混合液を加え、晶出物をろ取し、4-(2-アセ
チルアミノフェニル)ブタン酸メチル 6.40gを白色粉末
として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.77-1.86 (2H, m), 2.29 (3H,
s), 2.41-2.45 (2H, m), 2.59-2.62 (2H, m), 3.74 (3
H, s), 7.03 (1H, t, J=7.3 Hz), 7.11-7.12 (1H, m),
7.22 (1H, t, J=7.3 Hz), 8.08 (1H, d, J=8.1 Hz), 8.
33 (1H, s). 2)ポリリン酸 100gを130℃に加熱し、撹拌下に1)で得
られた4-(2-アセチルアミノフェニル)ブタン酸メチル
6.40g (0.027mol)を加えた。1時間撹拌後、反応液を氷
水にあけ、酢酸エチル、水を加えて抽出した。有機層を
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、食塩水で洗浄、濃縮
し、残留物に酢酸エチル-n-へキサン=1:1の混合液
を加え、晶出物をろ取し、5-アセチルアミノ-1-テトラ
ロン 2.80gを白色粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ:2.10-2.19 (2H, m), 2.24 (3H, s),
2.66 (2H, t, J=6.3 Hz), 2.84 (2H, t, J=5.7 Hz),
7.06 (1H, brs), 7.34 (1H, t, J=7.5 Hz), 7.82(1H,
d, J=7.5 Hz), 7.95 (1H, d, J=7.5 Hz). 3)得られた5-アセチルアミノ-1-テトラロン 0.6g (3.
0mmol)をジメチルホルムアミド ジエチルアセタール 20
mlに溶解し、4時間加熱還流した。晶出物をろ取し、酢
酸エチルで洗浄して、5-アセチルアミノ-2-(ジメチルア
ミノ)メチリデン-1-テトラロン 0.58gを黄色粉末として
得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.21 (3H, s), 2.68-2.72 (2H,
m), 2.86-2.90 (2H, m),3.11 (6H, s), 7.26-7.31 (2H,
m), 7.62 (1H, m), 7.69 (1H, s), 7.92 (1H, m).4)
トリアセトキシヒドロほう酸ナトリウム 424mg (2.0mmo
l)を、氷冷下、酢酸 5mlとテトラヒドロフラン 1mlの
混合溶液に溶解し、3)で得られた5-アセチルアミノ-2-
ジメチルアミノメチリデン-1-テトラロン 129mg (0.5mm
ol)を加え、15分間撹拌した。反応液を濃縮し、残留物
にメタノール 10mlを加え、氷冷下、水素化ホウ素ナト
リウム 38mg (1mmol)を加えた。1時間撹拌後、反応液
を濃縮し、残留物に5規定塩酸、酢酸エチルを加え抽出
し、水層を2時間加熱還流した。反応液に4規定水酸化
ナトリウム水溶液、酢酸エチルを加え抽出し、有機層を
水洗後、濃縮し、残留物をアルミナカラムクロマトグラ
フィー(展開溶媒; 酢酸エチル:n-へキサン=1:1)にて精
製し、表題化合物 80mgを無色油状物として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.24(6H, s), 2.37(2H, t, J=8.1
Hz), 2.63(2H, t, J=8.1Hz), 2.97(2H, s), 3.58(2H, b
rs), 6.29(1H, s,), 6.53(1H, d, J=8.1 Hz), 6.57 (1
H, d, J=8.1 Hz), 6.97(1H, t, J=8.1 Hz).
【0196】参考例61 7-[(ジメチルアミノ)メチル]-5,6-ジヒドロ-2-ナフタレ
ンアミン
【化129】 1) 7-ニトロ-1-テトラロン 8.32g (0.044mol)、濃塩
酸 24ml (0.29mol)をメタノール 100mlに溶解し、鉄粉
7.30g (0.13mol)を1時間かけて徐々に加えた。1時間撹
拌後、反応液を濃縮し、残留物に4規定水酸化ナトリウ
ム水溶液、酢酸エチルを加えて抽出した。有機層を乾燥
後、濃縮し、残留物にテトラヒドロフラン 100ml、ト
リエチルアミン 5.05g (0.05mol)を加えた。氷冷下、塩
化アセチル 3.92g (0.05mol)を加え、30分間撹拌後、酢
酸エチル、1規定塩酸を加えて抽出した。有機層を濃縮
し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展
開溶媒:酢酸エチル)にて精製し、7-アセチルアミノ-1-
テトラロン 7.52gを白色粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.09-2.18 (2H, m), 2.21(3H, s),
2.65 (2H, t, J=6.3 Hz), 2.94 (2H, t, J=6.3 Hz),
7.24 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.82 (1H, s), 7.98 (1H, br
s), 8.15 (1H, d, J=7.5 Hz). 2) 1)で得られた7-アセチルアミノ-1-テトラロン
3.00g (0.0148mol)を用いて、参考例60の3)と同様の
方法により 7-アセチルアミノ-2-(ジメチルアミノ)メチ
リデン-1-テトラロン 2.95gを白色粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.17 (3H, s), 2.78-2.82 (2H,
m), 2.88-2.93 (2H, m), 3.14 (6H, s), 7.14 (1H, d,
J=8.1 Hz), 7.74 (1H, s), 7.76 (1H, s), 8.09-8.12
(1H, m), 8.24 (1H, s). 3) 2)で得られた5-アセチルアミノ-2-ジメチルア
ミノメチレン-1-テトラロン 628mg (2.43mmol)を用い
て、参考例60の4)と同様の方法により表題化合物300m
gを無色油状物として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.23 (6H, s), 2.29 (2H, t, J=8.
4 Hz), 2.71 (2H, t, J=8.4 Hz), 2.97 (2H, s), 3.52
(2H, brs), 6.24 (1H, s,), 6.41 (1H, s,), 6.46 (1
H, d, J=7.8 Hz), 6.90 (1H, d, J=7.8 Hz).
【0197】参考例62 N,N-ジメチル-N-[(7-アミノ-2,3-ジヒドロ-1,4-ベンゾ
ジオキシン-2-イル)メチル]アミン
【化130】 1) 1,2-ジヒドロキシ-4-ニトロベンゼン 5.00g (0.0
32mol)、炭酸カリウム9.67g (0.07mol)、エピブロモヒ
ドリン 5.30g (0.039mol)をジメチルホルムアミド 100m
lに溶解し、100℃で1時間撹拌した。水を加え、酢酸エ
チルで抽出した。有機層を水洗後、濃縮し、残留物をア
ルミナカラムクロマトグラフィー(展開溶媒;酢酸エチ
ル)にて精製し、溶出物を酢酸エチル−n-へキサン(1:
1)の混合溶液で洗浄し、(7-ニトロ-2,3-ジヒドロ-1,4-
ベンゾジオキシン-2-イル)メタノール 3.31gを白色粉末
として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.95-1.99 (1H, m), 3.89-3.97 (2
H, m), 4.19-4.29 (2H,m), 4.41-4.45 (1H, m), 6.96
(1H, d, J=8.6 Hz), 7.78-7.81 (2H, m). 2) 1)で得られた(7-ニトロ-2,3-ジヒドロ-1,4-ベン
ゾジオキシン-2-イル)メタノール 1.00g (4.74mmol)と
トリエチルアミン 719mg (7.10mmol)をジメチルホルム
アミド 30mlに溶解し、メタンスルホニルクロリド 651m
g (5.68mmol)を加えて、室温で30分間撹拌した。ジメチ
ルアミン水溶液を加え60℃で5時間撹拌した。水を加
え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水洗後、濃縮し、
残留物をアルミナカラムクロマトグラフィー(展開溶
媒;酢酸エチル:n-ヘキサン=3:7)にて精製し、N,N-ジメ
チル-N-[(7-ニトロ-2,3-ジヒドロ-1,4-ベンゾジオキシ
ン-2-イル)メチル]アミン 802mgを無色油状物として得
た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.34 (6H, s), 2.50-2.68 (2H,
m), 4.02-4.09 (2H, m), 4.30-4.36 (1H, m), 4.39-4.4
4 (2H, m), 6.94 (1H, d, J=8.9Hz), 7.76-7.84 (2H,
m). 3) 2)で得られたN,N-ジメチル-N-[(7-ニトロ-2,3-ジ
ヒドロ-1,4-ベンゾジオキシン-2-イル)メチル]アミン 8
02mg (3.37mmol)と濃塩酸 3mlをメタノール 10mlに溶解
し、鉄粉 0.80g (14mmol)を1時間かけて静かに加えた。
1時間撹拌後、反応液を濃縮し、残留物に4規定水酸化
ナトリウム水溶液、酢酸エチルを加えて抽出した。有機
層を乾燥後、濃縮し、残留物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(展開溶媒:酢酸エチル-n-ヘキサン=3:7)
にて精製し、表題化合物 514mgを無色油状物として得
た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.32 (6H, s), 2.43-2.64 (2H,
m), 3.40 (2H, s), 3.86-3.93 (1H, m), 4.19-4.27 (2
H, m), 6.18-6.22 (1H, m), 6.29 (1H, s), 6.67 (1H,
d, J=8.7 Hz).
【0198】参考例63 N,N-ジメチル-N-[(6-アミノ-2,3-ジヒドロ-1,4-ベンゾ
ジオキシン-2-イル)メチル]アミン
【化131】 1) 1,2-ジヒドロキシ-4-ニトロベンゼン 4.65g (0.0
30mol)、炭酸カリウム8.71g (0.063mol)、メトキシメチ
ルクロリド 2.42g (0.030mol)をジメチルホルムアミド
50mlに溶解し、40℃で30分間撹拌した。エピブロモヒド
リン 7.20g (0.045mol)を加え60℃で80分間撹拌した。
水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水洗後、濃
縮し、残留物をアルミナカラムクロマトグラフィー (展
開溶媒:酢酸エチル-n-へキサン=1:4)にて精製し、2
-[[2-(メトキシメトキシ)-5-ニトロフェノキシ]メチル]
オキシラン 2.61gを白色粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.79-2.81 (1H, m), 2.93-2.96 (1
H, m), 3.41 (1H, m), 3.53 (3H, s), 4.01-4.07 (1H,
m), 4.40-4.45 (1H, m), 5.32 (2H, s), 7.22 (1H, d,
J=9.0 Hz), 7.82-7.91 (2H, m). 2) 1)で得られた2-[[2-(メトキシメトキシ)-5-ニト
ロフェノキシ]メチル]オキシラン 4.00g (0.016mol)を
メタノール 50mlに溶解し、10%塩酸メタノール溶液 10m
lを加えて、室温で30分間撹拌した。溶媒を濃縮し、残
留物にメタノール 30ml、炭酸カリウム 6.50g (0.047m0
l)を加え、60℃で1時間撹拌した。溶媒を濃縮し、水を
加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を水洗後、濃縮
し、残留物をアルミナカラムクロマトグラフィー (展開
溶媒;酢酸エチル)にて精製し、(6-ニトロ-2,3-ジヒド
ロ-1,4-ベンゾジオキシン-2-イル)メタノール 2.12gを
白色粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.90-1.94 (1H, m), 3.89-3.97 (2
H, m), 4.19-4.28 (2H,m), 4.41-4.45 (1H, m), 6.97
(1H, d, J=8.6 Hz), 7.78-7.82 (2H, m). 3) 2)で得られた(6-ニトロ-2,3-ジヒドロ-1,4-ベン
ゾジオキシン-2-イル)メタノール 1.00g (4.74mmol)を
用いて、参考例62の2)と同様の方法で、N,N-ジメチル
-N-[(6-ニトロ-2,3-ジヒドロ-1,4-ベンゾジオキシン-2-
イル)メチル]アミン 910mgを無色油状物として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.35 (6H, s), 2.52-2.70 (2H,
m), 3.98-4.05 (2H, m), 4.35-4.39 (3H, m), 6.95-6.9
8 (1H, m), 7.77-7.80 (2H, m). 4) 3)で得られたN,N-ジメチル-N-[(6-ニトロ-2,3-ジ
ヒドロ-1,4-ベンゾジオキシン-2-イル)メチル]アミン 9
10mg (3.82mmol)を用いて、参考例62の3)と同様の方
法で、表題化合物 750mgを無色油状物として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.32 (6H, s), 2.43-2.64 (2H,
m), 3.40 (2H, s), 3.86-3.92 (1H, m), 4.13-4.27 (2
H, m), 6.19-6.28 (2H, m), 6.67-6.70 (1H, m).
【0199】参考例64 1-[(6-アミノ-2,3-ジヒドロ-1,4-ベンゾジオキシン-2-
イル)メチル]ピロリジン
【化132】 1) (6-ニトロ-2,3-ジヒドロ-1,4-ベンゾジオキシン-
2-イル)メタノール1.12g (5.30mmol)とピロリジン 10ml
を用いて、参考例62の2)と同様の方法で1-[(6-ニトロ
-2,3-ジヒドロ-1,4-ベンゾジオキシン-2-イル)メチル]
ピロリジン1.30gを無色油状物として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.79-1.83 (4H, m), 2.60-2.62 (4
H, m), 2.78 (2H, d, J=5.9 Hz), 4.00-4.07 (1H, m),
4.38-4.42 (2H, m), 6.95-6.98 (1H, m), 7.76-7.80
(2H, m). 2) 1)で得た1-[(6-ニトロ-2,3-ジヒドロ-1,4-ベン
ゾジオキシン-2-イル)メチル]ピロリジン 1.30g (4.92m
mol)を用いて、参考例62の3)と同様の方法で表題化合
物 1.03gを無色油状物として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.74-1.83 (4H, m), 2.54-2.63 (4
H, m), 2.69-2.72 (2H,m), 3.40 (2H, s), 3.91-3.97
(1H, m), 4.18-4.30 (2H, m), 6.18-6.25 (2H, m), 6.7
0 (1H, d, J=8.4 Hz).
【0200】参考例65 N-[(7-アミノ-3,4-ジヒドロ-2H-クロメン-3-イル)メチ
ル]-N,Nジメチルアミン
【化133】 参考例59で得た3-[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-2H-
クロメン-7-アミン150mg (0.73mmol)、1規定塩酸 0.5m
l、10%パラジウム炭素 40mgをメタノール 5mlに溶解
し、常温常圧で接触水素添加した。触媒をろ去後、ろ液
を濃縮し、残留物をアルミナカラムクロマトグラフィー
(展開溶媒;酢酸エチル:n-へキサン=3:7)にて精製し、
表題化合物 15mgを無色油状物として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.20-2.24 (3H, m), 2.24(6H, m),
2.30-2.40 (1H, m), 2.75-2.80 (1H, m), 3.60 (1H,
m), 3.75-3.80 (2H, m), 4.20-4.25 (1H, m), 6.20 (1
H, m), 6.21-6.25 (1H, m), 6.82 (1H, d, J=7.8 Hz). 参考例66 6-[(ジメチルアミノ)メチル]-5-メチル-7,8-ジヒドロ-2
-ナフタレンアミン
【化134】 1) 6-アセチルアミノ-1-テトラロン 5.5g (0.027mo
l)とジメチルメチレンアンモニウムクロリド 6.3g (0.0
68mol)をアセトニトリル 100mlとテトラヒドロフラン 1
00mlの混合溶液に溶解し、48時間撹拌した。晶出物をろ
取し、テトラヒドロフランで洗浄後、酢酸エチルに溶解
し、0.5規定水酸化ナトリウム水溶液を加えて分液し
た。有機層を濃縮し、6-アセチルアミノ-2-(ジメチルア
ミノ)メチル-1-テトラロン 4.48gを無色油状物として得
た。 2) 得られた6-アセチルアミノ-2-(ジメチルアミノ)
メチル-1-テトラロン260mg (1.00mmol)をテトラヒドロ
フラン 10mlに溶解し、氷冷下、1Mメチルマグネシウム
ブロミド テトラヒドロフラン溶液 3ml (3.00mmol)を加
えて、室温下、16時間撹拌した。塩化アンモニウム水溶
液を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を濃縮後、残
留物に5規定塩酸、酢酸エチルを加えて分液し、水層に
濃塩酸を加えて4時間還流した。反応液を濃縮し、1規
定水酸化ナトリウム水溶液、酢酸エチルを加えて抽出
し、有機層を濃縮し、残留物をアルミナカラムクロマト
グラフィー(展開溶媒;酢酸エチル:n-へキサン=3:7)に
て精製し、表題化合物 83mgを無色油状物として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.04 (3H, s), 2.24 (6H, s), 2.2
8 (2H, t, J=7.4 Hz), 2.66 (2H, t, J=7.4 Hz), 3.04
(2H, s), 3.62 (2H, s), 6.49 (1H, s), 6.51-6.55 (1
H, m), 7.10 (1H, d, J=8.1 Hz).
【0201】参考例67 6-[(ジメチルアミノ)メチル]-5-エチル-7,8-ジヒドロ-2
-ナフタレンアミン
【化135】 参考例66の1)で得た6-アセチルアミノ-2-(ジメチル
アミノ)メチル-1-テトラロンとエチルマグネシウムブロ
ミドを用いて、参考例66の2)と同様にして表題化合
物を無色油状物として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.06 (3H, t, J=7.5 Hz), 2.24 (6
H, s), 2.27 (2H, m), 2.52-2.66 (4H, m), 3.04 (2H,
s), 3.61 (2H, s), 6.51 (1H, s), 6.51-6.55 (1H, m),
7.11 (1H, d, J=8.1 Hz). 参考例68 6-[(ジメチルアミノ)メチル]-5-イソブチル-7,8-ジヒド
ロ-2-ナフタレンアミン
【化136】 参考例66の1)で得た6-アセチルアミノ-2-(ジメチル
アミノ)メチル-1-テトラロンとイソブチルマグネシウム
ブロミドを使用し、参考例66の2)と同様にして表題
化合物を無色油状物として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 0.88 (6H, d, J=6.7 Hz), 1.73-1.
79 (1H, m), 2.21 (6H,s), 2.28 (2H, t, J=7.0 Hz),
2.44 (2H, d, J=7.3 Hz), 2.63 (2H, t, J=7.0 Hz), 3.
09 (2H, s), 3.60 (2H, s), 6.49 (1H, s), 6.51-6.53
(1H, m), 7.08 (1H, d, J=7.8 Hz).
【0202】参考例69 5-メチル-6- (1-ピロリジニルメチル)- 7,8-ジヒドロ-2
-ナフタレンアミン
【化137】 1) 実施例41の1)で得られた6-アセチルアミノ-2-(ジ
メチルアミノ)メチリデン-1-テトラロン 4.90g (0.017m
ol)をピロリジン 25mlに懸濁し、2時間加熱還流した。
晶出物をろ取し、酢酸エチル-n-へキサン(1:1)の混合溶
液で洗浄し、6-アセチルアミノ-2-ピロリジニルメチリ
デン-1-テトラロン 5.03gを黄色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.75-2.00 (4H, m), 2.19 (3H,
s), 2.70-3.00 (4H, m), 3.50-3.70 (4H, m), 7.20-7.2
5 (1H, m), 7.67 (1H, s), 7.70-7.90 (2H, m), 7.97(1
H, d, J=8.4 Hz). 2) 酢酸 50mlとテトラヒドロフラン 12.5mlの混合溶
液に、氷冷下、トリアセトキシヒドロほう酸ナトリウム
3.18g (0.015mol)を溶解し、1)で得た6-アセチルア
ミノ-2-ピロリジニルメチリデン-1-テトラロン 2.84g
(0.01mol)を加えた。1時間撹拌後、反応液を濃縮し、残
留物に、1規定水酸化ナトリウム水溶液、酢酸エチルを
加えて撹拌した。晶出物をろ取し、酢酸エチル-n-へキ
サン(1:1)の混合溶液で洗浄して、6-アセチルアミノ-2-
ピロリジニルメチル-1-テトラロン 2.65gを白色粉末と
して得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.78 (4H, m), 1.90-2.02 (1H,
m), 2.20 (3H, s), 2.35-2.98 (10H, m), 7.20-7.23 (1
H, m), 7.57 (1H, s), 7.66 (1H, m), 7.97 (1H, d, J=
8.4 Hz). 3) 2)で得られた6-アセチルアミノ-2-ピロリジニ
ルメチル-1-テトラロンを用いて、参考例66の2)と
同様にして表題化合物を得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.73-1.79 (4H, m), 2.04 (3H,
s), 2.31 (2H, t, J=7.4 Hz), 2.49-2.54 (4H, m), 2.6
5 (2H, t, J=7.8 Hz), 3.24 (2H, s), 3.60 (2H, brs),
6.48-6.54 (2H, m), 7.09 (1H, d, J=8.1 Hz).
【0203】参考例70 6-アミノ-2-(1-ピロリジニルメチル)-3,4-ジヒドロ-1-
ナフタレンカルボニトリル
【化138】 参考例69の2)で得た6-アセチルアミノ-2-ピロリジ
ニルメチル-1-テトラロン (1.00g, 3.49mmol) のジクロ
ロエタン溶液 (9ml) にトリメチルシリルニトリル (1.0
2ml, 7.68mmol) とよう化亜鉛 (22mg, 0.0698mmol) を
加え、室温で2日間撹拌した後、溶媒を減圧下留去し
た。得られた油状物に酢酸エチルを加え、飽和食塩水で
洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留
去した。得られた残査をアルミナカラムクロマトグラフ
ィー (展開溶媒;酢酸エチル) により精製し、トリメチ
ルシリルシアノヒドリン体 (1.21g) を油状物として得
た。この油状物 (978mg, 2.73mmol) に2.5規定塩酸を加
え、100℃で1.5時間撹拌した。得られた水溶液を
酢酸エチルで洗浄した後、水層に炭酸カリウムを加えて
塩基性にし、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩
水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧
下留去した。得られた油状物をアルミナカラムクロマト
グラフィー (展開溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=5:
1) により精製して、表題化合物 (358mg) を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 1.80 (4H, m), 2.56 (6H, m), 3.7
3 (2H, m), 3.50 (2H, s), 3.77 (2H, br), 6.46 (1H,
s), 6.55 (1H, d, J = 8.1 Hz), 7.26 (1H, d, J= 8.1
Hz).
【0204】参考例71 6-アセトアミド-2-テトラロン
【化139】 1) 6-アセトアミド-1-テトラロン (5.00g, 24.6mmo
l) のメタノ-ル溶液(60ml)に氷冷下で水素化ホウ素ナ
トリウム (931mg, 24.6mmol) を加え、室温で1時間撹
拌した。反応液に酢酸エチルを加え、飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去し
た。得られたアルコ−ル体 (5.05g, 24.6mmol) にp-ト
ルエンスルホン酸 (468mg, 2.46mmol) とトルエン(120
ml)を加え、100℃で1時間撹拌した。溶媒を減圧下に
留去し、残査に酢酸エチルを加え、飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去し
た。得られた油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー (展開溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=1:1) によ
り精製し、ヘキサンで粉末とすることによりN-(7,8-ジ
ヒドロ-2-ナフタレニル)アセトアミド(3.17g) を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 2.16 (3H, s), 2.29 (2H, m), 2.2
8 (2H, m), 5.97 (1H, m), 6.42 (2H, d, J=9.6 Hz),
6.97 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.14 (1H, br), 7.20 (1H,
m), 7.32 (1H, s). 2) 1)で得られたN-(7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニ
ル)アセトアミド (3.00g, 16.0mmol) のクロロホルム溶
液(80ml)に氷冷下でm-クロロ過安息香酸 (5.13g, 20.
8mmol) を加え、室温で2時間撹拌した。反応液に酢酸
エチルを加え、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と飽和食
塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減
圧下留去した。得られた油状物をアルミナBのカラムク
ロマトグラフィー (展開溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=
1:1) により精製した。得られた油状物 (3.20g, 8.8
9mmol) のメタノ−ル溶液(100ml)に氷冷下で1規定水
酸化ナトリウム水溶液 (10.7ml) を加え、室温で30分
間撹拌した。溶媒を減圧下留去し、残査に酢酸エチルを
加え、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥
後、溶媒を減圧下留去した。得られた油状物をアルミナ
Bのカラムクロマトグラフィー (展開溶媒;酢酸エチ
ル:メタノ−ル=10:1) により精製した。得られた
ジオール (596mg, 2.62mmol) にp-トルエンスルホン酸
(50mg, 0.262mmol) とトルエン(26ml)を加え、120℃
で3時間撹拌した。溶媒を減圧下留去し、残査に酢酸エ
チルを加え、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム
で乾燥後、溶媒を減圧下留去した。得られた油状物をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィー (展開溶媒;ヘキサ
ン:酢酸エチル=1:3) により精製し、ジイソプロピ
ルエーテルで粉末とすることにより表題化合物 (231mg)
を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 2.18 (3H, s), 2.54 (2H, m), 3.0
4 (2H, m), 3.76 (2H, s), 7.06 (1H, d, J=8.1 Hz),
7.21 (1H, dd, J=8.1, 2.0 Hz), 7.31 (1H, br),7.61
(1H, d, J=2.0 Hz).
【0205】参考例72 N-(6-オキソ-5,6,7,8-テトラヒドロ-2-ナフタレニル)
[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
【化140】 参考例71で得られた6-アセトアミド-2-テトラロン
(20mg, 0.098mmol) に濃塩酸 (1.5ml) を加え、100
℃で1時間撹拌した後、溶媒を減圧下留去した。残査に
酢酸エチルを加え炭酸カリウム水溶液と飽和食塩水で洗
浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去
した。得られた油状物とトリエチルアミン (0.014ml,
0.098mmol) のジメチルホルムアミド溶液 (0.5ml) に氷
冷下で、塩化[1,1'-ビフェニル]-4-カルボニル (21.3m
g, 0.098mmol) を加え、室温で1時間撹拌した。反応液
に酢酸エチルを加え1規定塩酸、炭酸カリウム水溶液と
飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶
媒を減圧下に留去した。得られた残査をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー (展開溶媒;ヘキサン:酢酸エチ
ル=1:1) により精製して、表題化合物 (10mg) を得
た。1 H NMR (CDCl3) δ: 2.56 (2H, t, J=6.6 Hz), 3.08 (2
H, t, J=6.6 Hz), 3.57(2H, s), 7.11 (1H, d, J=8.1 H
z), 7.43 (4H, m), 7.64 (2H, m), 7.72 (3H, m), 7.96
(3H, m). 参考例73 (E)-3-[4-[([1,1'-ビフェニル]-4-イルカルボニル)アミ
ノ]フェニル]-2-プロペン酸
【化141】 4-アミノ桂皮酸 (1.51g, 9.23mmol) と炭酸水素ナトリ
ウム (2.33g, 27.7mmol) の水−ジエチルエーテル混合
溶液に、塩化4-フェニルベンゾイル (2.00g, 9.23mmol)
を氷冷下で加えた後、5時間撹拌した。反応液を分離
後、水層に5N塩酸を加え析出した粗生成物を水と酢酸
エチルで洗浄することにより表題化合物 (1.34g) を得
た。1 H NMR (DMSO-d6) δ: 6.84 (1H, d, J = 16.0 Hz), 7.
43-7.93 (12H, m), 8.09(2H, d, J = 8.4 Hz), 10.51
(1H, s).
【0206】参考例74 N-[4-[(E)-3-アミノ-3-オキソ-1-プロペニル]フェニル]
[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキシアミド
【化142】 参考例73で得られた(E)-3-[4-[([1,1'-ビフェニル]-4
-イルカルボニル)アミノ]フェニル]-2-プロペン酸 (1.0
0g, 2.91mmol) とトリエチルアミン (0.527ml,3.79mmo
l) のジメチルホルムアミド懸濁液に、塩化炭酸イソブ
チル (0.453ml,3.49mmol) を氷冷下で加えた後、30分
間撹拌した。溶媒を減圧下留去した後、炭酸水素ナトリ
ウム水溶液を加え、析出した粗生成物を水とアセトニト
リルで洗浄することにより表題化合物 (936mg) を得
た。1 H NMR (DMSO-d6) δ: 6.56 (1H, d, J = 15.6 Hz), 7.
05 (1H, br), 7.52 (7H,m), 7.86 (6H, m), 8.08 (2H,
d, J = 7.6 Hz). 参考例75 N-[4-[(E)-2-シアノエテニル]フェニル][1,1'-ビフェニ
ル]-4-カルボキシアミド
【化143】 参考例74で得られた(E)-3-[4-[([1,1'-ビフェニル]-4
-イルカルボニル)アミノ]フェニル]-2-プロペン酸 (900
mg, 2.63mmol) のジメチルホルムアミド懸濁液に、塩化
シアヌル (727mg, 3.94mmol) を室温で加えた後、1時間
撹拌した。溶媒を減圧下留去した後、クロロホルムに溶
解、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥
後、溶媒を減圧下留去した。得られた残査をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー (展開溶媒;クロロホルム:
酢酸エチル=20:1) により精製して、ジエチルジエ
チルエーテルから表題化合物 (561mg) を無色粉末とし
て得た。1 H NMR (DMSO-d6) δ: 6.37 (1H, d, J = 16.4 Hz), 7.
43-7.51 (4H, m), 7.65-7.93 (8H, m), 8.08 (2H, d, J
= 8.6 Hz).
【0207】参考例76 2-[4-[(1-アセチル-3-ピペリジニル)カルボニル]フェニ
ル]-1H-イソインドール-1,3(2H)-ジオン
【化144】 1)1-アセチル-3-ピペリジンカルボン酸 (5.00g, 29.2
mmol) のフルオロベンゼン溶液 (20ml) に塩化チオニル
(2.12ml, 32.1mmol) を氷冷下で加えた後、30分間室温
で撹拌した。この溶液に塩化アルミニウム (9.74g, 73.
0mmol) を加えた後、90℃で1時間攪拌した。反応液を氷
に注ぎ酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水、飽
和炭酸水素ナトリウム水溶液、再度飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去し
た。得られた油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー (展開溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=1:1) によ
り精製することにより(1-アセチル-3-ピペリジニル)(4-
フルオロフェニル)メタノン (4.93g) を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 1.61 (2H, m), 1.80 (2H, m), 2.1
1 and 2.15 (3H, s ands), 2.71 (1H, m), 3.11 and 3.
42 (2H, m), 3.87 (1H, m), 4.53 and 4.83 (1H, m),
7.18 (2H, m), 8.02 (2H, m). 2) 1)で得られた(1-アセチル-3-ピペリジニル)(4-
フルオロフェニル)メタノン (4.92g, 19.7mmol) とフタ
ルイミドカリウム (3.66g, 19.7mmol) のジメチルホル
ムアミド溶液 (50ml) を、窒素雰囲気下に100℃で12時
間攪拌した後、不溶物をろ去し、溶媒を減圧下留去し
た。残査に酢酸エチルを加え、1規定塩酸と飽和食塩水
で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下
留去した。得られた油状物をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー (展開溶媒;酢酸エチル) により精製して、
酢酸エチル−ジイソプロピルエーテル(1:5)から、
表題化合物 (4.18g) を無色粉末として得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 1.66 (2H, m), 1.86 (2H, m), 2.1
3 and 2.15 (3H, s ands), 2.74 (1H, m), 3.11 and 3.
43 (2H, m), 3.88 (1H, m), 4.54 and 4.85 (1H, m),
7.66 (2H, m), 7.82 (2H, m), 7.99 (2H, m), 8.10 (2
H, m).
【0208】参考例77 tert-ブチル 3-(4-アミノベンゾイル)-1-ピペリジンカ
ルボキシレート
【化145】 1)参考例76で得られた2-[4-[(1-アセチル-3-ピペリ
ジニル)カルボニル]フェニル]-1H-イソインドール-1,3
(2H)-ジオン (4.00g, 10.6mmol) に濃塩酸 (53ml) を加
え、100℃で16時間攪拌した後、不溶物をろ去した。ろ
液に炭酸カリウムを加えて塩基性にした後、酢酸エチル
で抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。得られた残
査をジイソプロピルエーテルで粉末とすることにより(4
-アミノフェニル)(3-ピペリジニル)メタノン (1.69g)
を得た。1 H NMR (CD3OD) δ:1.59-1.85 (4H, m), 2.68-2.72 (2
H, m), 3.30 (2H, m), 3.45 (1H, m), 6.62 (2H, m),
7.74 (2H, m). 2) 1)で得られた(4-アミノフェニル)(3-ピペリジ
ニル)メタノン (500mg,2.45mmol) のテトラヒドロフラ
ン溶液 (12ml) に、氷冷下、二炭酸-t-ブチル (0.562m
l, 2.45mmol) を加え、1.5時間攪拌した。反応液に酢酸
エチルを加え、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と飽和食
塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減
圧下留去した。得られた油状物をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー (展開溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=
1:1) により精製することにより表題化合物 (831mg)
を得た。1 H NMR (CDCl3) δ1.47 (9H, s), 1.47-1.52 (2H, m),
1.67-1.74 (2H, m), 2.00 (1H, m), 2.72 (1H, m), 2.9
0 (1H, m), 3.32 (1H, m), 4.13 (3H, m), 6.66(2H, d,
J=8.4Hz), 7.84 (2H, d, J=8.4Hz).
【0209】参考例78 tert-ブチル 3-[[4-[[(4'-クロロ[1,1'-ビフェニル]-4-
イル)カルボニル]アミノ]フェニル](ヒドロキシ)メチ
ル]-1-ピペリジンカルボキシレート
【化146】 実施例127の1)で得られたtert-ブチル 3-[4-[[(4'
-クロロ[1,1'-ビフェニル]-4-イル)カルボニル]アミノ]
ベンゾイル]-1-ピペリジンカルボキシレート(506mg, 0.
975mmol) を、メタノ-ル-テトラヒドロフラン混合溶液
(1:1)(10ml)に溶解し、氷冷下で水素化ホウ素ナ
トリウム (73.8mg, 1.95mmol) を加え、室温で1時間攪
拌した。反応液に酢酸エチルを加え、飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去し
た。得られた残査にジイソプロピルエーテルを加え、表
題化合物 (488mg) を無色粉末として得た。 FABMS(pos) 521.2 [M+H]+ 参考例79 tert-ブチル 3-(4-アミノベンジル)-1-ピペリジンカル
ボキシレート
【化147】 参考例77で得られたtert-ブチル 3-(4-アミノベンゾ
イル)-1-ピペリジンカルボキシレート (1.74g, 5.73mmo
l) のメタノ-ル溶液(25ml)に、氷冷下で水素化ホウ素
ナトリウム (433mg, 11.5mmol) を加え、室温で1時間
攪拌した。反応液に酢酸エチルを加え、飽和食塩水で洗
浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去
した。得られた油状物をアルミナBのカラムクロマトグ
ラフィー(展開溶媒;酢酸エチル) により精製すること
によりアルコ-ル体を得た。得られたアルコ-ル体 (1.00
g, 3.26mmol) のメタノ-ル溶液(300ml)に1規定塩酸
(9.79ml)と10% パラジウム炭素(200mg)を加え、水
素雰囲気下に16時間攪拌した。触媒をろ去し、ろ液に炭
酸カリウムを加えて塩基性とした後、溶媒を減圧下留去
した。残査に酢酸エチルを加え、飽和食塩水で洗浄し、
無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。
得られた油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(展開溶媒;ヘキサン−酢酸エチル=1:1) により精
製することにより表題化合物 (813mg) を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 1.46-1.76 (14H, m), 2.25-2.80
(2H, m), 3.14 (2H, m),3.76 (4H, m), 6.64 (2H, m),
7.01 (2H, m).
【0210】参考例80 tert-ブチル 3-[4-[([1,1'-ビフェニル]-4-イルカルボ
ニル)アミノ]ベンジル]-1-ピペリジンカルボキシレート
【化148】 参考例79で得られたtert-ブチル 3-(4-アミノベンジ
ル)-1-ピペリジンカルボキシレートと[1,1'-ビフェニ
ル]-4-カルボン酸を用いて、実施例1と同様の操作を行
うことにより、表題化合物を得た。 元素分析値 C30H34N2O3・0.5H2Oとして 計算値:C, 75.13; H, 7.36; N, 5.84. 実験値:C, 74.83; H, 7.25; N, 5.65. 融点: 135-137 ℃ 参考例81 tert-ブチル 3-[4-[[(4'-フルオロ[1,1'-ビフェニル]-4
-イル)カルボニル]アミノ]ベンジル]-1-ピペリジンカル
ボキシレート
【化149】 参考例80で得られたtert-ブチル 3-(4-アミノベンジ
ル)-1-ピペリジンカルボキシレートと4'-フルオロ[1,1'
-ビフェニル]-4-カルボン酸を用いて、実施例1と同様
の操作を行うことにより、表題化合物を得た。 元素分析値 C30H33FN2O3・0.5H2Oとして 計算値:C, 72.41; H, 6.89; N, 5.63. 実験値:C, 72.30; H, 7.07; N, 5.60. 融点: 138-141 ℃
【0211】参考例82 tert-ブチル 3-[4-[[(4'-クロロ[1,1'-ビフェニル]-4-
イル)カルボニル]アミノ]ベンジル]-1-ピペリジンカル
ボキシレート
【化150】 参考例80で得られたtert-ブチル 3-(4-アミノベンジ
ル)-1-ピペリジンカルボキシレートと4'-クロロ[1,1'-
ビフェニル]-4-カルボン酸を用いて、実施例1と同様の
操作を行うことにより、表題化合物を得た。 元素分析値 C30H33ClN2O3・0.5H2Oとして 計算値:C, 70.09; H, 6.67; N, 5.45. 実験値:C, 70.29; H, 6.50; N, 5.38. 融点: 173-176 ℃ 参考例83 N-(5,6,7,8-テトラヒドロ-3-キノリニル)アセトアミド
【化151】 1)1−メチル−2−ピリドン (20.7g, 190mmol) の濃
硫酸溶液 (200ml) に、発煙硝酸 (100ml) を100℃で滴
下した後、16時間攪拌した。反応液を氷に注ぎ、生じた
沈殿物を集め、水洗することにより1-メチル-3,5-ジニ
トロ-2(1H)-ピリジノン (3.0g) を得た。1 H NMR (DMSO-d6) δ: 3.68 (3H, s), 9.01 (1H, d, J=
3.0 Hz), 9.61 (1H, d,J=3.0 Hz). 2) 1)で得られた1-メチル-3,5-ジニトロ-2(1H)-ピ
リジノン (3.00g, 15.1mmol) と1−モルホリノ−1−
シクロヘキセン (3.88ml, 22.6mmol) の1規定メタノ−
ル性アンモニア溶液 (300ml) を70℃で3時間攪拌した。
溶媒を減圧下留去した後、得られた残査をアルミナカラ
ムクロマトグラフィー (展開溶媒;酢酸エチル) により
精製して、メタノ−ル-水(1:4)から3-ニトロ-5,6,
7,8-テトラヒドロキノリン (2.42g) を粉末として得
た。1 H NMR (DMSO-d6) δ: 1.87 (4H, m), 2.90 (4H, m),
8.15 (1H, s), 9.16 (1H,s). 3) 2)で得られた3-ニトロ-5,6,7,8-テトラヒドロ
キノリン (2.41g, 13.5mmol) のメタノ−ル溶液 (68ml)
に10% パラジウム−炭素 (200mg) を加え、水素雰囲気
下で16時間攪拌した。触媒をろ去した後、溶媒を減圧下
留去した。得られた残査をピリジン (35ml) に溶かし、
無水酢酸 (1.91ml, 20.3mmol) を加え、室温で1時間攪
拌した。反応終了後、溶媒を減圧下留去した後、得られ
た残査にジイソプロピルエーテルn-ヘキサン(1:8)
を加え、表題化合物 (2.48g) を無色粉末として得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 1.80-1.87 (4H, m), 2.18 (3H,
s), 2.77 (2H, m), 2.87 (2H, m), 7.72 (1H, br), 7.9
4 (1H, s), 8.24 (1H, s).
【0212】参考例84 N-(8-オキソ-5,6,7,8-テトラヒドロ-3-キノリニル)アセ
トアミド
【化152】 1) 参考例83で得られたN-(5,6,7,8-テトラヒドロ-
3-キノリニル)アセトアミド (2.46g, 12.9mmol) のクロ
ロホルム溶液 (65ml) に、氷冷下、m-クロロ過安息香酸
(3.83g, 15.5mmol) を加え、室温で16時間攪拌し
た。溶媒を減圧下留去した後、酢酸エチルにより粉末と
してN-(1-オキシド-5,6,7,8-テトラヒドロ-3-キノリニ
ル)アセトアミド (2.00g) を得た。1 H NMR (DMSO-d6) δ: 1.64 (2H, m), 1.75 (2H, m),
2.04 (3H, s), 2.66 (4H,m), 7.13 (1H, s), 8.56 (1H,
s), 10.12 (1H, s). 2) 1)で得られたN-(1-オキシド-5,6,7,8-テトラヒ
ドロ-3-キノリニル)アセトアミド (1.99g, 9.65mmol)
に無水酢酸 (30ml) を加え、80℃で3時間攪拌した。
反応液を室温まで冷却した後、溶媒を減圧下留去し、得
られた残査をアルミナカラムクロマトグラフィー (展開
溶媒;酢酸エチル) により精製した。得られた油状物を
メタノ−ル (110ml) に溶かし、氷冷下で1規定水酸化
ナトリウム (21.5ml) を加え、室温で1時間攪拌した。
溶媒を減圧下に留去し、クロロホルムを加え炭酸カリウ
ム水溶液と飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで
乾燥後、溶媒を減圧下留去した。得られた残査をアルミ
ナカラムクロマトグラフィー (展開溶媒;酢酸エチル:
メタノ−ル=5:1) により精製して、酢酸エチルとジ
イソプロピルエーテルからN-(8-ヒドロキシ-5,6,7,8-テ
トラヒドロ-3-キノリニル)アセトアミド (1.08g) を粉
末として得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 1.79 (2H, m), 1.96 (1H, m), 2.2
2 (3H, s), 2.24 (1H, m), 2.82 (2H, m), 4.69 (1H,
m), 7.49 (1H, br), 7.92 (1H, s), 8.30 (1H, s). 3) 2)で得られたN-(8-ヒドロキシ-5,6,7,8-テトラ
ヒドロ-3-キノリニル)アセトアミド (1.06g, 5.14mmol)
のクロロホルム (26ml) 溶液に二酸化マンガン (4.47
g, 51.4mmol) を加え、室温で一日間攪拌した。反応終
了後、不溶物をろ去し、ろ液を減圧下濃縮した。得られ
た残査にジイソプロピルエーテルとヘキサンを加え、表
題化合物 (858mg) を無色粉末として得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 2.20 (2H, m),
2.26 (3H, s), 2.77 (2H,
m), 3.03 (2H, m), 8.10 (1
H, br), 8.39 (1H, s), 8.4
2 (1H, s).
【0213】参考例85 N−[7−[(ジメチルアミノ)メチリデン]-8-オキソ-
5,6,7,8-テトラヒドロ-3-キノリニル]アセトアミド
【化153】 参考例84で得られたN-(8-オキソ-5,6,7,8-テトラヒド
ロ-3-キノリニル)アセトアミドを用いて、参考例47と
同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 2.09 (3H, s), 2.78 (2H, m), 2.8
5 (2H, m), 3.10 (6H, s), 7.55 (1H, s), 8.01 (1H,
s), 8.56 (1H, s). 参考例86 N-[(3-アミノ-5,6-ジヒドロ-7-キノリニル)メチル]-N,N
-ジメチルアミン
【化154】 実施例85で得られたN-[7-[(ジメチルアミノ)メチリデ
ン]-8-オキソ-5,6,7,8-テトラヒドロ-3-キノリニル]ア
セトアミドを用いて、実施例41の2)と同様の操作を
行うことにより、表題化合物を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 2.23 (6H, s), 2.33 (2H, t, J=8.
1 Hz), 2.78 (2H, t, J=8.1 Hz), 2.99 (2H, s), 3.59
(2H, br), 6.43 (1H, s), 6.74 (1H, d, J=2.5 Hz), 7.
84 (1H, d, J=2.5 Hz).
【0214】参考例87 3-(1-ピロリジニルメチル)-2H-クロメン-7-アミン
【化155】 7-アセチルアミノ-3,4-ジヒドロクロメン-4-オンを用い
て、実施例41の1)、参考例52、および実施例41
の2)と同様の操作を順次行うことにより、表題化合物
を油状物として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.77-179 (4H, m), 2.45-2.47 (4
H, m), 3.11 (2H, s), 3.66 (2H, s), 4.74 (2H, s),
6.14-6.21 (3H, m), 6.75 (1H, d, J = 7.8 Hz). 参考例88 6-[(N-ベンジル-N-メチルアミノ)メチル]-7,8-ジヒドロ
-2-ナフタレンアミン
【化156】 実施例41の1)で得た6-アセトアミド-2-(N,N-ジメチ
ルアミノメチリデン)-1-テトラロンを用いて、参考例5
2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を油状物
として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.17 (3H, s), 2.35 (2H, t, J =
8.1 Hz), 2.73 (2H, t,J = 8.1 Hz), 3.04 (2H, s), 3.
48 (2H, s), 3.58 (2H, s), 6.29 (1H, s), 6.44 -6.46
(2H, m), 6.82 (1H, d, J = 8.1 Hz), 7.03-7.45 (5H,
m).
【0215】参考例89 4'-クロロ-N-[4-(4-ピペリジニル)フェニル][1,1'-ビ
フェニル]-4-カルボキサミド
【化157】 tert-ブチル 4-(4-ニトロフェニル)-1-ピペリジンカル
ボキシレート1.7gのエタノール 30ml溶液を、10%パラ
ジウム炭素 0.2gを触媒として、常温常圧で接触水素添
加した。触媒をろ去後、ろ液を濃縮して、tert-ブチル
4-(4-アミノフェニル)-1-ピペリジンカルボキシレー
トを粘ちゅうな油状物として得た。得られた油状物と、
4'-クロロ[1,1'-ビフェニル]-4-カルボン酸1.43gを用い
て、実施例1と同様な操作を行うことにより、表題化合
物 2.2gを無色結晶として得た。1 H-NMR (CDCl3+ DMSO-d6) δ: 1.05-1.32 (11H, m), 1.
38-1.50 (2H, m), 2.20-2.50 (3H, m), 3.75-3.90 (2H,
m), 6.81 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.07 (2H, d, J=8.4 H
z), 7.20-7.36 (6H, m), 7.69 (2H, d, J=8.1Hz), 9.44
(1H, s). 融点: 232-233 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル) 参考例90 2−[4−[[(ベンジルオキシ)カルボニル]アミノ]フェニ
ル]酢酸
【化158】 4−アミノフェニル酢酸(10 g)の酢酸エチル(100 ml)懸
濁液に、飽和重曹水(100 ml)を加え、さらに、氷冷下で
ベンジルオキシカルボニルクロライド(12.3 ml)滴下し
た。1時間撹拌後、反応液に塩酸を加えて酸性にし、酢
酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄
し、乾燥後、濃縮した。残さを酢酸エチル−ヘキサンよ
り再結晶し、標題化合物(17.3 g)を得た。 融点:148−149 ℃.
【0216】参考例91 2−(4−アミノフェニル)−N−[2−(ジメチルアミノ)エ
チル]アセトアミド
【化159】 ベンジル 4−[2−[[2−(ジメチルアミノ)エチル]アミ
ノ]−2−オキソエチル]フェニルカルバメート (10 g)の
メタノール (140 ml)溶液に、Pd−C (1 g)を加え水素雰
囲気下で1時間撹拌した。Pd−Cを除去し、ろ液を濃縮
し、残さをアルミナカラムクロマトグラフィー(展開溶
媒;酢酸エチル:ヘキサン=1:1)で精製し、標題化合物
(6.63 g)を油状物として得た。1 H−NMR(CDCl3) δ: 2.16 (6H, s), 2.05 (3H, s), 2.
30−2.36 (2H, t, J=6.2 Hz), 3.23−3.32 (2H, dd, J
=11.4, 6.2 Hz), 3.44 (2H, s), 6.00 (1H, s),6.63−
6.67 (2H, m), 7.00−7.07 (2H, m). 参考例92 N-メチル-N-(5-オキソ-5,6,7,8-テトラヒドロ-2-ナフタ
レニル)アセトアミド
【化160】 6-アセトアミド-1-テトラロン (10.0 g, 49.2 mmol) を
テトラヒドロフラン (100 ml)に溶解し、水素化ナトリ
ウム(油性、3.0 g)を加え窒素雰囲気下2時間加熱還
流した。放冷後、ヨウ化メチル(30 ml)を加え、窒素
雰囲気下2時間加熱還流した。反応液を濃縮し、残査に
酢酸エチル、水を加えて抽出した。酢酸エチル層を濃縮
し、残査をアルミナカラムクロマトグラフィー (展開溶
媒;酢酸エチル:n-ヘキサン=33:67〜50:50) にて精製し
た。減圧下で濃縮し、残渣を酢酸エチル−ジイソプロピ
ルエーテルにて再結晶して、表題化合物(4.3 g)を得
た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.96 (3H, brs), 2.18 (2H, m),
2.69 (2H, t, J=6.1 Hz),2.99 (2H, t, J=5.9 Hz), 3.2
9 (3H, s), 7.01-7.15 (2H, m), 8.08 (1H, d, J=8.1 H
z).
【0217】参考例93 N-[6-[(ジメチルアミノ)メチリデン]-5-オキソ-5,6,7,8
-テトラヒドロ-2-ナフタレニル]-N-メチルアセトアミド
【化161】 参考例92で得たN-メチル-N-(5-オキソ-5,6,7,8-テト
ラヒドロ-2-ナフタレニル)アセトアミド(4.3 g, 19.8 m
mol) をN,N-ジメチルホルムアミドジメチルアセタール
(50 ml)に溶解し、窒素雰囲気下で15時間加熱還流し
た。反応液を濃縮し、残査を酢酸エチル−ジイソプロピ
ルエーテルで洗浄して、表題化合物(3.9 g )を得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.93 (3H, brs), 2.84 (2H, dd, J
=7.5, 5.6 Hz), 2.95 (2H, dd, J=7.5, 5.6 Hz), 3.16
(6H, s), 3.28 (3H, s), 6.99 (1H, s), 7.10 (1H, dd,
J=8.1, 2.0 Hz), 7.75 (1H, s), 8.07 (1H, d, J=8.1
Hz). 参考例94 N-メチル-N-[5-オキソ-6-[1-ピロリジニルメチリデン]-
5,6,7,8-テトラヒドロ-2-ナフタレニル]アセトアミド
【化162】 参考例93で得たN-{6-[(ジメチルアミノ)メチリデン]-
5-オキソ-5,6,7,8-テトラヒドロ-2-ナフタレニル}-N-メ
チルアセトアミド (5.7 g, 20.9 mmol) をピロリジン
(50 ml)に溶解し、窒素雰囲気下で3.5時間加熱還流し
た。その後、反応液に酢酸エチル、水を加えて抽出し
た。酢酸エチル層を濃縮し、残渣を酢酸エチル−ジイソ
プロピルエーテルにて再結晶して、表題化合物(4.0 g、
収率64%)を得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.94 (7H, m), 2.84 (2H, dd, J=
7.0, 5.6 Hz), 2.97 (2H,dd, J=7.0, 5.6 Hz), 3.28 (3
H, s), 3.63 (4H, m), 6.98 (1H, s), 7.10 (1H,dd, J=
8.1, 2.0 Hz), 7.95 (1H, s), 8.08 (1H, d, J=8.1 H
z).
【0218】参考例95 N-メチル-6-(1-ピロリジニルメチル)-7,8-ジヒドロ-2-
ナフタレンアミン 二塩酸塩
【化163】 参考例94で得たN-メチル-N-[5-オキソ-6-[1-ピロリジ
ニルメチリデン]-5,6,7,8-テトラヒドロ-2-ナフタレニ
ル]アセトアミド (4.0 g, 13.4 mmol) をメタノール-酢
酸(10:1, 220 ml)に溶解し、10%パラジウム炭素(50%
含水、0.4g)を加え氷冷した。水素雰囲気下で撹拌を始
め、徐々に室温に戻しながら2日間撹拌した。触媒をろ
去し、減圧下で濃縮後酢酸エチルに溶解した。1N塩酸で
抽出し、4N水酸化ナトリウム溶液で塩基性とした後、酢
酸エチルにて抽出した。減圧下で濃縮後、テトラヒドロ
フラン(100ml)、5N塩酸(100ml)に溶解し、13時間加
熱還流した。反応液を濃縮し、残査に酢酸エチル、飽和
炭酸ナトリウム水を加えて抽出した。酢酸エチル層を濃
縮し、得られた油状物に4N塩化水素-酢酸エチル溶液を
加え濃縮し、残渣をメタノール−酢酸エチルにて再結晶
して、表題化合物 (2.8g 収率66%)を得た。1 H-NMR (DMSO-d6) δ: 1.98 (4H, m), 2.45 (4H, m),
2.81 (5H, m), 3.01 (2H,brd), 3.44 (2H, brd), 3.86
(2H, d, J=5.0 Hz), 7.02-7.10 (3H, m), 10.89(1H, br
s).
【0219】参考例96 6-アミノ-3,4-ジヒドロ-1(2H)-ナフタレノン
【化164】 6-アセトアミド-1-テトラロン(20.0 g, 98.4 mmol)に
濃塩酸(250 ml)を加え、100 ℃で1時間攪拌した
後、溶媒を減圧下留去した。残査に酢酸エチルを加え炭
酸カリウム水溶液と飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナト
リウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣を酢酸エ
チルとイソプロピルエーテルで粉末とすることにより表
題化合物 (14.5 g) を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 2.07 (2H, m), 2.57 (2H, m), 2.8
3 (2H, m), 4.10 (2H, br), 6.42 (1H, d, J=2.2 Hz),
6.53 (1H, dd, J=2.2, 8.4Hz), 7.89 (1H, d, J=8.4 H
z). 参考例97 4-(4-フルオロフェニル)-N-(5-オキソ-5,6,7,8-テトラ
ヒドロ-2-ナフタレニル)-1-ピペリジンカルボキサミド
【化165】 参考例96で得られた6-アミノ-3,4-ジヒドロ-1(2H)-ナ
フタレノン(9.92 g,61.5 mmol)のテトラヒドロフラン
(300 ml)溶液にピリジン(9.95 ml, 123 mmol)とク
ロロぎ酸4-ニトロフェニル(12.4 g, 61.5 mmol)を加
え、室温で3時間攪拌した後、溶媒を減圧下留去した。
残査に1規定塩酸を加えて粉末とし、エタノールで洗浄
した。得られた4-ニトロフェニル-5-オキソ-5,6,7,8-テ
トラヒドロ-2-ナフタレニルカルバメート(2.20 g, 6.7
4 mmol)と4-(4-フルオロフェニル)ピペリジン塩酸塩
(1.60 g, 7.42 mmol)のジメチルスルホキシド(33 m
l)溶液に4規定水酸化ナトリウム水溶液を加え、室温で
1時間攪拌した。反応液に酢酸エチルを加え1規定塩酸、
炭酸水素ナトリウム水溶液と飽和食塩水で洗浄し、無水
硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。得ら
れた残査をアルミナBのカラムクロマトグラフィー (展
開溶媒;酢酸エチル) により精製し、イソプロピルエー
テルとヘキサンで粉末とすることにより表題化合物 (1.
89 g) を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 1.72 (2H, m), 1.92 (2H, m), 2.1
1 (2H, m), 2.61 (2H, m), 2.72 (1H, m), 2.93 (2H,
m), 3.01 (2H, m), 4.23 (2H, m), 6.67 (1H, s),7.00
(2H, m), 7.12 (3H, m), 7.61 (1H, s), 7.97 (1H, d,
J=8.4 Hz).
【0220】参考例98 [6-(アセチルアミノ)-1-オキソ-3,4-ジヒドロ-2(1H)-ナ
フタレニリデン]酢酸
【化166】 6-アセトアミド-1-テトラロン (5.00 g, 24.6 mmol) と
グリオキシル酸(9.05g, 98.5 mmol)の水溶液(60 ml)
に氷冷下で0.5規定水酸化ナトリウム水溶液 (190 ml)
を加え、60℃で16時間攪拌した。放冷後、反応液に濃塩
酸を加え、析出した結晶を集め、水洗することにより表
題化合物 (3.73 g) を得た。1 H NMR (DMSO-d6) δ: 2.10 (3H, s), 2.95 (2H, m),
3.28 (2H, m), 6.63 (1H,s), 7.53 (1H, d, J=8.7Hz),
7.67 (1H, s), 7.91 (1H, d, J=8.7Hz), 10.32 (1H,
s), 12.89 (1H, br). 参考例99 [6-(アセチルアミノ)-1-オキソ-1,2,3,4-テトラヒドロ-
2-ナフタレニル]酢酸
【化167】 参考例98で得られた[6-(アセチルアミノ)-1-オキソ-
3,4-ジヒドロ-2(1H)-ナフタレニリデン]酢酸 (3.50 g,
13.5 mmol) と亜鉛粉末 (2.1 g)の70%酢酸水溶液 (35
ml)を100℃で30分間攪拌した。放冷後、亜鉛粉末をろ過
した。ろ液に酢酸エチルを加え、飽和食塩水で洗浄し、
無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。
得られた油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(展開溶媒;酢酸エチル:メタノール=10:1) によ
り精製し、酢酸エチルとイソプロピルエーテルで粉末と
することにより表題化合物 (2.51 g) を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 1.85-2.15 (2H, m), 2.08 (3H,
s), 2.38 (1H, m), 2.71 (1H, m), 2.88 (2H, m), 3.05
(1H, m), 7.46 (1H, d, J=8.7Hz), 7.60 (1H, s),7.80
(1H, d, J=8.7Hz), 10.21 (1H, s), 12.09 (1H, br).
【0221】参考例100 メチル [6-(アセチルアミノ)-1-オキソ-1,2,3,4-テトラ
ヒドロ-2-ナフタレニル]アセテート
【化168】 参考例99で得られた[6-(アセチルアミノ)-1-オキソ-
1,2,3,4-テトラヒドロ-2-ナフタレニル]酢酸 (500 mg,
1.91 mmol) と炭酸カリウム (529 mg, 3.82 mmol)のジ
メチルホルムアミド溶液(10 ml)にヨウ化メチル (0.1
8 ml, 2.87 mmol)を加え室温で16時間攪拌した。反応液
に酢酸エチルを加え、チオ硫酸ナトリウム水溶液と飽和
食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を
減圧下留去した。得られた油状物をアルミナBのカラム
クロマトグラフィー (展開溶媒;酢酸エチル) により
精製することにより表題化合物 (527 mg) を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 1.98 (1H, m), 2.20 (3H, s), 2.2
3 (1H, m), 2.47 (1H, m), 3.30 (4H, m), 3.73 (3H,
s), 7.21 (1H, d, J=8.7Hz), 7.50-7.80 (2H, m),7.97
(1H, d, J=8.7Hz). 参考例101 メチル [6-(アセチルアミノ)-3,4-ジヒドロ-2--ナフタ
レニル]アセテート
【化169】 参考例100で得られたメチル [6-(アセチルアミノ)-1
-オキソ-1,2,3,4-テトラヒドロ-2-ナフタレニル]アセテ
ート (527 mg, 1.91 mmol) のメタノール溶液(10ml)
に水素化ホウ素ナトリウム (72.4 mg, 1.91 mmol)を氷
冷下に加え、1時間攪拌した。反応液に酢酸エチルを加
え、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥
後、溶媒を減圧下留去した。得られた油状物をアルミナ
Bのカラムクロマトグラフィー (展開溶媒;酢酸エチ
ル) により精製した。このアルコール体(404 mg, 1.46
mmol) の酢酸溶液(7 ml)に濃硫酸(0.14 ml)を加え、
40℃で5時間攪拌した。溶媒を減圧下留去後、残渣に酢
酸エチルを加え、炭酸カリウム水溶液と飽和食塩水で洗
浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去
した。得られた油状物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー (展開溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=1:1) に
より精製することにより表題化合物 (251 mg) を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 2.16 (3H, s), 2.32 (2H, t, J=8.
1Hz) , 2.82 (2H, t, J=8.1Hz), 3.21 (2H, s), 3.71
(3H, s), 6.30 (1H, s), 6.93 (1H, d, J=8.1Hz),7.19
(2H, m) , 7.33 (1H, s).
【0222】参考例102 N-[6-(2-ヒドロキシエチル)-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレ
ニル]アセトアミド
【化170】 参考例101で得られたメチル [6-(アセチルアミノ)-
3,4-ジヒドロ-2--ナフタレニル]アセテート (827 mg,
3.19 mmol) のテトラヒドロフラン溶液(16 ml)に氷冷
下で水素化リチウムアルミニウム (242 mg, 6.38 mmol)
を加え、室温で1時間攪拌した。反応液に酢酸エチル
を加え、1規定塩酸と飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナ
トリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去し、イソプロピル
エーテルで粉末とすることにより表題化合物 (364 mg)
を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 1.43 (1H, m), 2.16 (3H, s), 2.2
6 (2H, t, J=8.1Hz) , 2.46 (2H, t, J=6.3Hz) , 2.81
(2H, t, J=8.1Hz), 3.78 (2H, m), 6.28 (1H, s), 6.94
(1H, d, J=8.1Hz), 7.08 (1H, br), 7.17 (1H, d, J=
8.1Hz), 7.35 (1H,s). 参考例103 N-[6-[2-(1-ピロリジニル)エチル]-7,8-ジヒドロ-2-ナ
フタレニル]アセトアミド
【化171】 参考例102で得られたN-[6-(2-ヒドロキシエチル)-7,
8-ジヒドロ-2-ナフタレニル]アセトアミド (355 mg, 1.
53 mmol) とトリエチルアミン (0.235 ml, 1.69 mmol)
のジメチルホルムアミド溶液 (7 ml) に塩化メタンスル
ホニル (0.131ml, 1.69 mmol) を氷冷下で加え、30分
間攪拌した。反応液にピロリジン(0.384 ml, 4.60 mmo
l)を加え、60℃で4時間攪拌した後、溶媒を減圧下留
去した。残渣に酢酸エチルを加え、1規定塩酸で抽出し
た後、炭酸カリウムを加え塩基性にして酢酸エチルで抽
出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。得られた残査を
アルミナカラムクロマトグラフィー (展開溶媒;酢酸エ
チル) により精製して、表題化合物 (294 mg) を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 1.79 (4H, m), 2.16 (3H, s), 2.2
5 (2H, m), 2.41 (2H, m), 2.55 (4H, m), 2.62 (2H,
m), 2.78 (2H, m), 6.20 (1H, s), 6.91 (1H, d,J=8.1H
z), 7.18 (1H, d, J=7.8Hz), 7.32 (2H, m).
【0223】参考例104 N-[6-[2-(ジメチルアミノ)エチル]-7,8-ジヒドロ-2-ナ
フタレニル]アセトアミド
【化172】 参考例102で得られたN-[6-(2-ヒドロキシエチル)-7,
8-ジヒドロ-2-ナフタレニル]アセトアミド (102 mg, 0.
426 mmol) とトリエチルアミン (0.0652 ml,0.469 mmo
l) のジメチルホルムアミド溶液 (2 ml) に塩化メタン
スルホニル (0.0393 ml, 0.469 mmol) を氷冷下で加
え、30分間攪拌した。反応液に2規定ジメチルアミン
のテトラヒドロフラン溶液 (0.64 ml) を加え、60℃
で5時間攪拌した後、溶媒を減圧下留去した。残渣に酢
酸エチルを加え、1規定塩酸で抽出した後、炭酸カリウ
ムを加え塩基性にして酢酸エチルで抽出した。抽出液を
飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶
媒を減圧下留去した。得られた残査をアルミナカラムク
ロマトグラフィー (展開溶媒;酢酸エチル) により精製
して、表題化合物 (57.5 mg) を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 2.15 (3H, s), 2.24 (2H, m), 2.2
9 (6H, s), 2.36 (2H, m), 2.48 (2H, m), 2.78 (2H,
m), 6.20 (1H, s), 6.90 (1H, d, J=8.1Hz), 7.20(1H,
d, J=8.1Hz), 7.35 (1H, s), 7.76 (1H, br).
【0224】参考例105 6-アミノ-2-(ジメチルアミノ)メチル-1,4-ベンゾオキサ
ジン
【化173】 1) 文献既知の方法(ジャーナル オブ ヘテロサイ
クリックケミストリー19(5) p1189 (1982))により得ら
れた2-エトキシカルボニル-6-ニトロ-1,4-ベンゾオキサ
ジン 7.20g (0.029 mol)をメタノール 50 mlに溶解し、
水素化ホウ素ナトリウム 1.08 g (0.029 mol)を加えて2
時間攪拌した。反応液を濃縮し、残留物に酢酸エチル、
炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて抽出した。有機層を
水洗後、濃縮し、残留物に酢酸エチル:n-ヘキサン=1:5
の混液を加えて晶出し、晶出物をろ取して、2-ヒドロキ
シメチル-6-ニトロ-1,4-ベンゾオキサジン (3.10 g)を
赤色粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.96 (1H, m), 3.34-3.49 (2H,
m), 3.80-3.90 (2H, m), 4.09 (1H, brs), 4.30-4.40
(1H, m), 6.86 (1H, d, J=8.6 Hz), 7.50 (1H, d, J=2.
8 Hz), 7.59 (1H, dd, J=2.8, 8.6 Hz). 2) 1)で得られた2-ヒドロキシメチル-6-ニトロ-1,4-
ベンゾオキサジン1.00g (4.76 mmol)、トリエチルアミ
ン708 mg (7.00 mmol)をDMF 30 mlに溶解し、メタンス
ルホニルクロリド 545 mg (4.76 mmol)を加えて、30分
間攪拌した。50%ジメチルアミン水溶液 3 mlを加え、70
℃で4時間攪拌後、酢酸エチル、水を加えて抽出した。
有機層を水洗後、濃縮し、残留物をアルミナカラムクロ
マトグラフィーに付し、酢酸エチル:n-ヘキサン(40:6
0)で溶出し、2-(ジメチルアミノ)メチル-6-ニトロ-1,4-
ベンゾオキサジン (790 mg)を無色油状物として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.33 (6H, s), 2.47-2.67 (2H,
m), 3.19-3.25 (1H, m), 3.46-3.52 (1H, m), 4.09 (1
H, brs), 4.30-4.35 (1H, m), 6.86 (1H, d, J=8.9Hz),
7.48 (1H, d, J=2.8 Hz), 7.57 (1H, dd, J=2.8, 8.9
Hz). 3) 2)で得られた2-(ジメチルアミノ)メチル-6-ニト
ロ-1,4-ベンゾオキサジン 760 mg (3.2 mmol)をメタノ
ール10mlに溶解し、濃塩酸 3 ml、鉄粉0.80 gを加えて
2時間攪拌した。反応液を濃縮し、残留物に1規定水酸
化ナトリウム水溶液、酢酸エチルを加えて抽出した。有
機層を濃縮し、残留物をアルミナカラムクロマトグラフ
ィーに付し、酢酸エチル:n-ヘキサン(20:80)で溶出
し、表題化合物 (430 mg)を無色油状物として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.31 (6H, s), 2.41-2.62 (2H,
m), 3.12-3.17 (1H, m), 3.36-3.41 (1H, m), 3.30-3.5
0 (2H, brs), 3.67 (1H, brs), 4.12-4.21 (1H, m), 5.
99 (1H, d, J=2.5 Hz), 6.03 (1H, dd, J=2.5, 8.4 H
z), 6.65 (1H, d, J=8.4 Hz).
【0225】参考例106 6-[(4-メチル-1-ピペラジニル)メチル]-7,8-ジヒドロ-2
-ナフタレンアミン
【化174】 実施例41の1)で得られた6-アセトアミド-2-(N,N-ジメチ
ルアミノメチリデン)-1-テトラロンを用いて、参考例5
2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 2.27 (2H, t, J=8.1 Hz), 2.29 (3
H, s), 2.45 (8H, bs),2.72 (2H, t, J=8.1 Hz), 3.03
(2H, s), 3.60 (2H, s), 6.26 (1H, s), 6.45-6.47 (2
H, m), 6.80-6.83 (1H, m). 参考例107 4-メチル-3-(1-ピロリジニルメチル)-2H-クロメン-7-ア
ミン
【化175】 1-アセチルアミノ-3,4-ジヒドロクロメン-1-オンを用い
て、実施例41の1)および参考例69と同様の操作を順
次行うことにより、表題化合物を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 1.73-1.83 (4H, m), 1.99 (3H,
s), 2.46-2.51 (4H, m), 3.22 (2H, s), 3.70 (2H, b
s), 4.66 (2H, s), 6.18 (1H, d, J=2.2 Hz), 6.26 (1
H, dd, J=2.2 Hz, 8.1 Hz), 7.00 (1H, d, J=8.1 Hz).
【0226】参考例108 4-メチル-3-(4-モルホリニルメチル)-2H-クロメン-7-ア
ミン
【化176】 1-アセチルアミノ-3,4-ジヒドロクロメン-1-オンを用い
て、実施例41の1)および参考例69と同様の操作を順
次行うことにより、表題化合物を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 1.98 (3H, s), 2.41-2.44 (4H,
m), 3.08 (2H, s), 3.66-3.69 (6H, m), 4.62 (2H, s),
6.18 (1H, d, J=2.2 Hz), 6.26 (1H, dd, J=2.2 Hz,
8.1 Hz), 7.00 (1H, d, J=8.1 Hz). 参考例109 6-(4-モルホリニルメチル)-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレン
アミン
【化177】 実施例41の1)で得られた6-アセトアミド-2-(N,N-ジメチ
ルアミノメチリデン)-1-テトラロンを用いて、参考例5
2と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.28 (2H, t, J=7.8 Hz), 2.42 (4
H, t, J=4.4 Hz), 2.72(2H, t, J=7.8 Hz), 3.01 (2H,
s), 3.60 (2H, brs.), 3.70 (4H, t, J=4.4 Hz), 6.26
(1H, s), 6.46 (2H, m), 6.82 (1H, d, J=8.7 Hz).
【0227】参考例110 N-メチル-N-(5-オキソ-5,6,7,8-テトラヒドロ-2-ナフタ
レニル)アセトアミド
【化178】 6-アセトアミド-1-テトラロン (13.7g, 67.4 mmol) を
テトラヒドロフラン(40ml)に溶解し、水素化ナトリウム
(油性)(2.40g,101 mmol)を加え、2.5時間加熱
還流した。放冷後、ヨウ化メチル(20 ml)を加え、40
℃で15時間攪拌した。反応液を冷水中にあけ、酢酸エ
チルで抽出し、1N塩酸、1N水酸化ナトリウム水溶液で
洗浄した。酢酸エチル層を濃縮し、残査をアルミナカラ
ムクロマトグラフィー (展開溶媒;酢酸エチル:n-ヘキ
サン=50:50〜100:0) にて精製した。溶出液を減圧下で
濃縮し、得られた残渣を酢酸エチル−ジイソプロピルエ
ーテルにて再結晶して、表題化合物(8.3g)を得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.96 (3H, s), 2.19(2H, m), 2.69
(2H, t, J=6.2 Hz), 2.99 (2H, t, J=5.9 Hz), 3.29
(3H, s), 7.10-7.15 (2H, m), 8.09 (1H, d, J=8.4 H
z). 参考例111 N-[6-[(E)-(ジメチルアミノ)メチリデン]-5-オキソ-5,
6,7,8-テトラヒドロ-2-ナフタレニル]-N-メチルアセト
アミド
【化179】 参考例110で得たN-メチル-N-(5-オキソ-5,6,7,8-テ
トラヒドロ-2-ナフタレニル)アセトアミド(4.3g, 19.8
mmol) をN,N-ジメチルホルムアミドジメチルアセタール
(50 ml)に溶解し、窒素雰囲気下、15時間加熱還流
した。反応液を減圧下で濃縮し、得られた残渣を酢酸エ
チル−ジイソプロピルエーテルにて洗浄して、表題化合
物(3.9g)を得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.93 (3H, s), 2.86 (2H, t, J=7.
3 Hz), 2.95 (2H, t, J=7.3 Hz), 3.16 (6H, s), 3.28
(3H, s), 6.99 (1H, s), 7.09 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.7
5 (1H, s), 8.07 (1H, d, J=8.1 Hz).
【0228】参考例112 N-メチル-N-[5-オキソ-6-[(E)-1-ピロリジニルメチリデ
ン]-5,6,7,8-テトラヒドロ-2-ナフタレニル]アセトアミ
【化180】 参考例111で得たN-[6-[(E)-(ジメチルアミノ)メチリ
デン]-5-オキソ-5,6,7,8-テトラヒドロ-2-ナフタレニ
ル]-N-メチルアセトアミド(5.7g, 20.9 mmol) をピロリ
ジン(50 ml)に溶解し、窒素雰囲気下、3.5時間加
熱還流した。反応液を冷水中にあけ、酢酸エチルで抽出
した。酢酸エチル層を濃縮し、得られた残渣を酢酸エチ
ル−ジイソプロピルエーテルにて再結晶して、表題化合
物(4.0g)を得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.93-1.96 (7H, m), 2.85 (2H, t,
J=6.7 Hz), 2.96 (2H,t, J=6.7 Hz), 3.28 (3H, s),
3.63 (4H, m), 6.99 (1H, s), 7.10 (1H, dd, J=8.4,
2.0 Hz), 7.95 (1H, s), 8.08 (1H, d, J=8.4 Hz). 参考例113 N-メチル-6-(1-ピロリジニルメチル)-7,8ジヒドロ-2-ナ
フタレンアミン 二塩酸塩
【化181】 参考例112で得たN-メチル-N-[5-オキソ-6-[(E)-1-ピ
ロリジニルメチリデン]-5,6,7,8-テトラヒドロ-2-ナフ
タレニル]アセトアミド(4.0g, 13.4 mmol) をメタノー
ル−酢酸(10:1 220 ml)に溶解し,10%パラジウム−活
性炭素(0.4 g)を加え、水素雰囲気下で48時間攪拌し
た。触媒をろ去し、反応液を減圧下で濃縮後、酢酸エチ
ルと1N塩酸を加え抽出した。水層を4N水酸化ナトリウ
ム水溶液で塩基性とした後、酢酸エチルで抽出した。酢
酸エチル層を濃縮し、得られた残渣にテトラヒドロフラ
ン−5N塩酸(50:50 200 ml)を加え、13時間加熱還流
した。反応液を濃縮し、酢酸エチルと飽和炭酸ナトリウ
ム水溶液を加え抽出した。酢酸エチル層に4N塩化水素
酢酸エチル溶液を加え、減圧下で濃縮した。得られた残
渣をメタノール−酢酸エチルにて再結晶して、表題化合
物(2.8g)を得た。1 H-NMR (DMSO-d6) δ: 1.98 (4H, m), 2.45 (4H, m),
2.81 (5H, m), 3.01 (2H,m), 3.44 (2H, m), 3.85 (1H,
s), 3.86 (1H, s), 6.67 (1H, s), 7.02-7.10 (3H,
m), 10.90 (1H, brs.).
【0229】参考例114 6-(1-ピペリジニルメチル)-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレン
アミン 2塩酸塩
【化182】 参考例41の1)で得られた6-アセトアミド-2-(N,N-ジ
メチルアミノメチリデン)-1-テトラロンを用いて、参考
例52と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得
た。1 H-NMR (DMSO-d6) δ: 1.39 (1H, m), 1.80 (5H, m),
2.50 (5H, m), 2.83 (4H,m), 3.35-3.38 (2H, m), 3.79
(2H, s), 6.70 (1H, s), 7.05-7.13 (3H, m), 10.40
(1H, brs). 参考例115 5-メチル-6-[(4-メチル-1-ピペラジニル)メチル]-7,8-
ジヒドロ-2-ナフタレンアミン
【化183】 参考例41の1)で得られた6-アセトアミド-2-(N,N-ジ
メチルアミノメチリデン)-1-テトラロンを用いて、実施
例69と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得
た。1 H NMR (CDCl3) δ: 2.02 (3H, s), 2.27 (2H, t, J=8.
1 Hz), 2.27 (3H, s), 2.44 (8H, bs), 2.63 (2H, t, J
=8.1 Hz), 3.12 (2H, s), 3.61 (2H, s), 6.48-6.54 (2
H, m), 7.08 (1H, d, J=7.8 Hz).
【0230】参考例116 2-[(ジメチルアミノ)メチル]-1H-インデン-6-アミン
【化184】 参考例47で得られたN-[2-[(E)-(ジメチルアミノ)メチ
リデン]-1-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-5-イル]
アセトアミドを用いて、実施例41-2)と同様の操作を行
うことにより、表題化合物を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 2.24 (6H, s), 3.26 (2H, s), 3.3
3 (2H, s), ca.3.5 (2H,br), 6.58 (2H, m), 6.81 (1H,
s), 7.08 (1H, d, J=8.1 Hz). 参考例117 6-アミノ-2-ピロリジニルメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-
ベンゾオキサジン
【化185】 参考例105の1)で得られた2-ヒドロキシメチル-6-
ニトロ-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジンとピロ
リジンを用いて、参考例105の2)と同様にして6-ニ
トロ-2-ピロリジニルメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベン
ゾオキサジンと4-(メチルスルホニル)- 6-ニトロ-2-ピ
ロリジニルメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサ
ジンの混合物を得た。得られた混合物を用いて、参考例
105の3)と同様にして表題化合物を得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.76-1.81 (4H, m), 2.50-2.70 (4
H, m), 2.70 (2H, d, J=6.3Hz), 3.13-3.20 (1H, m),
3.20-3.40 (2H, brs), 3.39-3.43 (1H, m), 3.66(1H, b
rs), 4.11-4.21 (1H, m), 5.99 (1H, d, J=2.7Hz), 6.0
3 (1H, dd, J=2.7, 8.4 Hz), 6.64 (1H, d, J=8.4 Hz).
【0231】参考例118 6-アミノ-4-(メチルスルホニル)-2-ピロリジニルメチル
-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン
【化186】 参考例117で得られた6-ニトロ-2-ピロリジニルメチ
ル-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジンと4-(メチル
スルホニル)- 6-ニトロ-2-ピロリジニルメチル-3,4-ジ
ヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジンを用いて、参考例10
5の3)と同様にして表題化合物を得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.70-1.80 (4H, m), 2.50-2.70 (4
H, m), 2.73 (2H, d,J=6.0Hz), 2.95 (3H, s), 3.21-3.
29 (1H, m), 2.80-3.10 (2H, brs), 4.10-4.21 (1H,
m), 4.26-4.32 (1H, m), 6.43 (1H, dd, J=2.7, 8.4 H
z), 6.77 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.11 (1H, d, J=2.7Hz).
【0232】実施例1 N−[2−(N,N-ジメチルアミノ)メチル-6-テトラリニル]-
(4'-メトキシビフェニル-4-イル)カルボキサミド
【化187】 6-アミノ-2−(N,N-ジメチルアミノ)メチルテトラリン
(0.139g)および4-(4-メトキシフェニル)安息香酸(0.118
g)のDMF溶液(3ml)に、2M HOBtのDMF溶液(0.25ml)、
2M WSCDのDMF溶液(0.30ml)、トリエチルアミン(0.14
ml)およびDMAP(0.132g)を加えた。反応液を室温で12
時間撹拌した後、10%炭酸カリウム水溶液を加え、酢酸
エチルで抽出した。有機層を水および飽和食塩水で洗浄
し、乾燥後、濃縮した。得られた粗結晶をジエチルエー
テルで洗浄後、酢酸エチル-ヘキサンより再結晶して、
標題化合物(0.124 g) を得た。融点:170−175℃.
【0233】以下の実施例2および3に記載の化合物
は、実施例1と同様にして製造した。 実施例2 4-ベンゾイル-N-[2-(N,N-ジメチルアミノ)メチル-6-テ
トラリニル]ベンズアミド
【化188】 融点:193−196℃(再結晶溶媒:酢酸エチル-ヘキサ
ン). 実施例3 N-[2-(N,N-ジメチルアミノ)メチル-6-テトラリニル]-4-
(1,3-ジオキソ-1,3-ジヒドロ-2H-イソインドール-2-イ
ル)ベンズアミド
【化189】 融点:235−240℃(ジエチルエーテルで洗浄).
【0234】実施例4 4−(ベンゾイルアミノ)−N−[2−(N,N−ジメ
チルアミノ)メチル−6−テトラリニル]ベンズアミド
【化190】 6−アミノ−2−(N,N−ジメチルアミノ)メチルテトラリ
ン塩酸塩(139 mg)、4−ベンゾイルアミノ安息香酸(121
mg), WSCD(0.13 ml)、HOBt(92 mg)、トリエチルアミン
(0.14 ml)、およびDMAP(61 mg)をDMF(4 ml)に加えた。
反応液を室温で振とう機を用いて20時間振とう後、水に
あけ、酢酸エチル−THF(1:1)で抽出した。有機層を水、
飽和重曹水および飽和食塩水で洗浄し、乾燥後、濃縮し
た。得られた粗結晶をヘキサンで洗浄し、標題化合物(1
81 mg)を得た。 融点: 241−242 ℃. 洗浄溶媒:ヘキサン.
【0235】以下の実施例5ないし14に記載の化合物
は、実施例4と同様にして製造した。 実施例5 4−(ベンジルオキシ)−N−[2−(N,N−ジメチ
ルアミノ)メチル−6−テトラリニル]ベンズアミド
【化191】 融点:135−136 ℃ 洗浄溶媒:ヘキサン. 実施例6 N−[2−(N,N−ジメチルアミノ)メチル−6−テ
トラリニル]−9−オキソ−9H−フルオレン−2−カルボ
キサミド
【化192】 融点:224−226 ℃. 洗浄溶媒:ヘキサン.
【0236】実施例7 N−[2−(N,N−ジメチルアミノ)メチル−6−テ
トラリニル]−9,10,10−トリオキソ−9,10−ジヒドロ
−10l6−チオキサンテン−3−カルボキサミド
【化193】 融点:222−223 ℃(分解). 洗浄溶媒:ヘキサン. 実施例8 (4−アニリノカルボニル)アミノ−N−[2−(N,
N−ジメチルアミノ)メチル−6−テトラリニル]ベン
ズアミド
【化194】 融点:216−217 ℃(分解). 洗浄溶媒:ヘキサン.
【0237】実施例9 N−[2−(N,N−ジメチルアミノ)メチル−6−テ
トラリニル]−4−フェノキシベンズアミド
【化195】 融点:137−139 ℃. 洗浄溶媒:ヘキサン. 実施例10 N1−[2−(N,N−ジメチルアミノ)メチル−6−
テトラリニル]−N4−フェニルテレフタルアミド
【化196】 融点:238−240 ℃(分解). 洗浄溶媒:ヘキサン.
【0238】実施例11 (4'-エチルビフェニル-4-イル)−N-[2-(N,N-ジメチ
ルアミノ)メチル-6-テトラリニル]カルボキサミド
【化197】 融点:137−138 ℃. 洗浄溶媒:ヘキサン. 実施例12 (4'-クロロビフェニル-4-イル)−N−[2−(N,N-ジメ
チルアミノ)メチル-6-テトラリニル]カルボキサミド
【化198】 融点:187−189 ℃. 洗浄溶媒:ヘキサン.
【0239】実施例13 (4'-アセチルアミノビフェニル-4-イル)−N−[2−
(N,N-ジメチルアミノ)メチル-6-テトラリニル]カルボキ
サミド
【化199】 融点:183−186 ℃. 洗浄溶媒:ヘキサン 実施例14 4-(1,3−ベンゾジオキソール−5−イル)−N-[2-(N,N
-ジメチルアミノ)メチル-6-テトラリニル]ベンズアミド
【化200】 融点:174−176 ℃. 洗浄溶媒:ヘキサン.'
【0240】実施例15 4-ブロモ-N-[6-[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-5,6,7,8
-テトラヒドロ-2-ナフタレニル]ベンズアミド
【化201】 実施例1と同様の方法で表題化合物を白色粉末として得
た。 融点:141-143 ℃ (洗浄溶媒:n-ヘキサン) 実施例16 3',4'-ジクロロ-N-[6-[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-
5,6,7,8-テトラヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニ
ル]-4-カルボキサミド
【化202】 実施例15で得た4-ブロモ-N-[6-[(N,N-ジメチルアミノ)
メチル]-5,6,7,8-テトラヒドロ-2-ナフタレニル]ベンズ
アミド (400 mg, 1.03 mmol) 、3, 4-ジクロロフェニル
ボロン酸 (50wt% THF-H2O溶液, 0.473 ml, 1.24 mmo
l) 、2N炭酸ナトリウム水溶液 (1.03 ml, 2.07 mmol)
をジメトキシエタン50mlに溶解し、テトラキストリフ
ェニルホスフィンパラジウム (35.8 mg, 0.031 mmol)
を窒素雰囲気下加え、90℃で15時間攪拌した。反応
液に酢酸エチルを加え飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残査をア
ルミナカラムクロマトグラフィー (展開溶媒;n-ヘキサ
ン:酢酸エチル=3:1) にて精製し、n-ヘキサンで粉
末化することにより表題化合物 (204 mg) を白色粉末と
して得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.41 (1H, m), 1.95 (2H, m), 2.2
6 (6H, s), 2.26-2.45 (3H, m), 2.83-2.99 (3H, m),
7.10 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.26-7.77 (8H, m), 7.94 (2
H, d, J=8.4 Hz). 元素分析値 C26H26Cl2N2O・0.1H2Oとして 計算値:C, 68.60; H, 5.80; N, 6.15. 実験値:C, 68.42; H, 5.60; N, 5.92. 融点: 143-145 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ヘキ
サン)
【0241】実施例17 N-[6-[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-5,6,7,8-テトラヒ
ドロ-2-ナフタレニル]-4'-フェニル[1,1'-ビフェニル]-
4-カルボキサミド 塩酸塩
【化203】 実施例15で得た4-ブロモ-N-[6-[(N,N-ジメチルアミノ)
メチル]-5,6,7,8-テトラヒドロ-2-ナフタレニル]ベンズ
アミド (400 mg, 1.03 mmol)、4-ビフェニルボロン酸
(1.25 g, 1.25 mmol)を用い、実施例16と同様にして表
題化合物のフリー塩基体(35 mg)を得た。得られたフリ
ー塩基体(30 mg)をメタノ−ル10mlに溶解し1N塩酸100
mlを加え攪拌した。反応液を濃縮しジエチルエーテルで
粉末化し表題化合物(35.3 mg)を白色粉末として得た。1 H-NMR (DMSO-d6, フリー塩基) δ: 1.32 (1H, m), 1.9
3 (2H, m), 2.15 (6H, s), 2.15-2.36 (3H, m), 2.74-
2.94 (3H, m), 7.05 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.40-7.55 (5
H, m), 7.73-7.91 (8H, m), 8.07 (2H, d, J=8.4 Hz),
10.14 (1H, s). 元素分析値 C32H32N2O・HCl・2H2Oとして 計算値:C, 72.10; H, 7.00; N, 5.25. 実験値:C, 71.81; H, 6.57; N, 5.08. 融点: 220 ℃ (分解)(結晶化溶媒:メタノ−ル−
ジエチルエーテル) 実施例18 N-[6-[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-5,6,7,8-テトラヒ
ドロ-2-ナフタレニル]-2'-メトキシ[1,1'-ビフェニル]-
4-カルボキサミド
【化204】 実施例15で得た4-ブロモ-N-[6-[(N,N-ジメチルアミノ)
メチル]-5,6,7,8-テトラヒドロ-2-ナフタレニル]ベンズ
アミド (250 mg, 0.645 mmol) 2-メトキシフェニルボ
ロン酸 (118 mg,0.775 mmol)を用い、実施例16と同様の
方法で表題化合物(208 mg)を白色粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.42 (1H, m), 1.96 (2H, m), 2.2
3 (6H, s), 2.23-2.47 (3H, m), 2.85 (3H, m), 3.83
(3H, s), 7.05 (3H, m), 7.34 (3H, m), 7.47 (1H, s),
7.64 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.79 (1H, s), 7.90 (2H,
d, J=8.4 Hz). 元素分析値 C27H30N2O2・0.1H2Oとして 計算値:C, 77.89; H, 7.31; N, 6.73. 実験値:C, 77.86; H, 7.18; N, 6.79. 融点: 155-157 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ヘキ
サン)
【0242】実施例19 N-[6-[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-5,6,7,8-テトラヒ
ドロ-2-ナフタレニル]-4'-オキシ[1,1'-ビフェニル]-4-
カルボキサミド ナトリウム塩
【化205】 実施例15で得た4-ブロモ-N-[6-[(N,N-ジメチルアミノ)
メチル]-5,6,7,8-テトラヒドロ-2-ナフタレニル]ベンズ
アミド (250 mg, 0.645 mmol)、4-ヒドロキシフェニル
ボロン酸 (107 mg, 0.775 mmol)を用い、実施例16と同
様の方法で表題化合物 (117 mg)を白色粉末として得
た。1 H-NMR (DMSO-d6) δ: 1.36 (1H, m), 1.89 (2H, m),
2.15 (6H, s), 2.15-2.35(3H, m), 2.77 (3H, m), 6.88
(2H, d, J=8.4 Hz), 7.02 (1H, d, J=8.4 Hz),7.48 (1
H, d, J=8.4 Hz), 7.53 (1H, s), 7.59 (2H, d, J=8.4
Hz), 7.73 (2H,d, J=8.4 Hz), 8.00 (2H, d, J=8.4 H
z), 10.07 (1H, s). 元素分析値 C26H27N2O2Na・0.2H2Oとして 計算値:C, 73.29; H, 6.48; N, 6.59. 実験値:C, 73.25; H, 6.18; N, 6.36. 融点: 246-248 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ジエ
チルエーテル) 実施例20 N-[6-[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-5,6,7,8-テトラヒ
ドロ-2-ナフタレニル]-4'-ホルミル[1,1'-ビフェニル]-
4-カルボキサミド
【化206】 実施例15で得た4-ブロモ-N-[6-[(N,N-ジメチルアミノ)
メチル]-5,6,7,8-テトラヒドロ-2-ナフタレニル]ベンズ
アミド (250 mg, 0.645 mmol)、4-ホルミルフェニルボ
ロン酸 (145 mg, 0.968 mml)を用い、実施例16と同様の
方法で表題化合物(205 mg)を白色粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ :1.41 (1H, m), 1.95 (2H, m), 2.2
6 (6H, s), 2.26-2.42 (3H, m), 2.85-2.94 (3H, m),
7.09 (2H, d, J=8.1 Hz), 7.32 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.
47 (1H, m), 7.63-7.94 (3H, m), 7.87-7.99 (4H, m),
8.13 (1H, s), 10.11 (1H, s). 元素分析値 C27H28N2O2・0.2H2Oとして 計算値:C, 77.93; H, 6.88; N, 6.73. 実験値:C, 77.89; H, 6.75; N, 6.71. 融点: 130-132 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ジエ
チルエーテル)
【0243】実施例21 N-[6-[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-5,6,7,8-テトラヒ
ドロ-2-ナフタレニル]-4'-(ヒドロキシメチル)[1,1'-ビ
フェニル]-4-カルボキサミド
【化207】 実施例20で得たN-[6-[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-5,
6,7,8-テトラヒドロ-2-ナフタレニル]-4'-ホルミル[1,
1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド (100 mg, 0.242 mmo
l) をテトラヒドロフラン−メタノール(1:1)溶液 (2.4
ml)に溶解し、水素化ホウ素ナトリウム (18.3 mg, 0.48
5 mmol) を加え、2時間攪拌した。反応液に酢酸エチル
を加え飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾
燥後、溶媒を減圧下留去した。残査をエーテル−n-ヘキ
サンにより粉末化し、表題化合物(86 mg) を白色粉末と
して得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.39 (1H, m), 1.94 (2H, m), 2.2
5 (6H, s), 2.25-2.44 (3H, m), 2.82-2.95 (3H, m),
4.78 (2H, s), 7.07 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.31 (1H, d,
J=8.4 Hz), 7.38-7.56 (4H, m), 7.64-7.70 (3H, m),
7.85 (1H, s), 7.93 (2H, d, J=8.4 Hz). 元素分析値 C27H30N2O2・0.2H2Oとして 計算値:C, 77.56; H, 7.33; N, 6.70. 実験値:C, 77.53; H, 7.27; N, 6.55. 融点: 138-139 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ジエ
チルエーテル) 実施例22 N-[6-[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-5,6,7,8-テトラヒ
ドロ-2-ナフタレニル]-4'-プロピル[1,1'-ビフェニル]-
4-カルボキサミド
【化208】 N-[(6-アミノ-1,2,3,4-テトラヒドロ-2-ナフタレニル)
メチル]-N,N-ジメチルアミン (102 mg,0.499 mmol)、4-
(4-プロピル)安息香酸 (144 mg,0.599 mmol)を用い、実
施例1と同様の方法で表題化合物(158 mg)を白色粉末と
して得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 0.98 (3H, t, J=7.5 Hz), 1.40 (1
H, m), 1.69 (2H, m), 1.94 (2H, m), 2.25 (6H, s),
2.25-2.45 (3H, m), 2.64 (2H, t, J=7.5 Hz), 2.85 (3
H, m), 7.08 (1H, d, J=7.8 Hz), 7.26 (3H, m), 7.46
(1H, s), 7.54 (2H, d, J=8.1 Hz), 7.67 (2H, d, J=8.
1 Hz), 7.81 (1H, s), 7.91 (2H, d, J=8.4Hz). 元素分析値 C29H34N2Oとして 計算値:C, 81.65; H, 8.03; N, 6.57. 実験値:C, 81.30; H, 7.94; N, 6.40. 融点: 186-188 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ジエ
チルエーテル)
【0244】実施例23 4-ブロモ-2-クロロ-N-[6-[(N,N-ジメチルアミノ)メチ
ル]-5,6,7,8-テトラヒドロ-2-ナフタレニル]ベンズアミ
【化209】 N-[(6-アミノ-1,2,3,4-テトラヒドロ-2-ナフタレニル)
メチル]-N,N-ジメチルアミン (300 mg, 1.47 mmol)、4-
ブロモ-2-クロロ安息香酸 (415 mg, 1.76 mmol)を用
い、実施例1と同様の方法で表題化合物(483 mg)を白色
粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ:1.40 (1H, m), 1.94 (2H, m), 2.25
(6H, s), 2.25-2.44 (3H, m), 2.94 (3H, m), 7.08 (1
H, d, J=8.4 Hz), 7.28 (1H, m), 7.41 (1H, s),7.50
(1H, m), 7.61 (2H, m), 7.81 (1H, s). 元素分析値 C20H22BrClN2Oとして 計算値:C, 56.96; H, 5.26; N, 6.64. 実験値:C, 57.09; H, 5.37; N, 6.55. 融点: 130-132 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ヘキ
サン) 実施例24 4-ブロモ-N-[6-[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-5,6,7,8
-テトラヒドロ-2-ナフタレニル]-2-メチルベンズアミド
【化210】 N-[(6-アミノ-1,2,3,4-テトラヒドロ-2-ナフタレニル)
メチル]-N,N-ジメチルアミン (293 mg, 1.43 mmol)、4-
ブロモ-2-メチル安息香酸 (370 mg, 1.72 mmol)を用
い、実施例1と同様の方法で表題化合物(418 mg)を白色
粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.40 (1H, m), 2.04 (2H, m), 2.2
5 (6H, s), 2.25-2.40 (3H, m), 2.46 (3H, s), 2.88
(3H, m), 7.07 (1H, d, J=7.8 Hz), 7.21-7.41 (6H,
m). 元素分析値 C21H25BrN2Oとして 計算値:C, 62.85; H, 6.28; N,
6.98. 実験値:C, 63.10; H, 6.11; N,
6.97. 融点: 140-142 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ヘキ
サン)
【0245】実施例25 4-ブロモ-N-[6-[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-5,6,7,8
-テトラヒドロ-2-ナフタレニル]-3-メチルベンズアミド
【化211】 N-[(6-アミノ-1,2,3,4-テトラヒドロ-2-ナフタレニル)
メチル]-N,N-ジメチルアミン (300 mg, 1.47 mmol)、4-
ブロモ-3-メチル安息香酸 (379 mg,1.76 mmol)を用い、
実施例1と同様の方法で表題化合物(434 mg)を白色粉末
として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.40 (1H, m), 1.93 (2H, m), 2.2
5 (6H, s), 2.25-2.40 (3H, m), 2.46 (3H, s), 2.87
(3H, m), 7.07 (1H, d, J=7.8 Hz), 7.29 (1H, m), 7.4
0 (1H, s), 7.49 (1H, m), 7.61 (1H, d, J=8.1 Hz),
7.72 (2H, s-like). 元素分析値 C21H25BrN2Oとして 計算値:C, 62.85; H, 6.28; N, 6.98. 実験値:C, 62.84; H, 6.05; N, 6.93. 融点: 154-155 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ヘキ
サン) 実施例26 3,4'-ジクロロ-N-[6-[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-5,
6,7,8-テトラヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニ
ル]-4-カルボキサミド
【化212】 実施例23で得た4-ブロモ-2-クロロ-N-[6-[(N,N-ジメチ
ルアミノ)メチル]-5,6,7,8-テトラヒドロ-2-ナフタレニ
ル]ベンズアミド (250 mg, 0.607 mmol)、4-クロロフェ
ニルボロン酸 (114 mg, 0.729 mmol)を用い、実施例16
と同様の方法で表題化合物(122 mg)を白色粉末として得
た。1 H-NMR (CDCl3) δ:1.41 (1H, m), 1.95 (2H, m), 2.26
(6H, s), 2.26-2.42 (3H, m), 2.85 (3H, m), 7.10 (1
H, d, J=8.4 Hz), 7.31 (1H, m), 7.43-7.63 (8H, m),
7.87 (1H, d, J=8.1 Hz). 元素分析値 C26H26Cl2N2Oとして 計算値:C, 68.87; H, 5.78; N, 6.18. 実験値:C, 68.61; H, 5.49; N, 6.10. 融点: 177-179 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ジエ
チルエーテル)
【0246】実施例27 4'-クロロ-N-[6-[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-5,6,7,
8-テトラヒドロ-2-ナフタレニル]-3-メチル[1,1'-ビフ
ェニル]-4-カルボキサミド
【化213】 実施例24で得た 4-ブロモ-N-[6-[(N,N-ジメチルアミノ)
メチル]-5,6,7,8-テトラヒドロ-2-ナフタレニル]-2-メ
チルベンズアミド (250 mg, 0.623 mmol)、4-クロロフ
ェニルボロン酸 (117 mg, 0.747 mmol)を用い、実施例1
6と同様の方法で表題化合物(129 mg)を白色粉末として
得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.42 (1H, m), 1.96 (2H, m), 2.3
7 (6H, s), 2.37-2.47 (3H, m), 2.56 (3H, s), 2.90
(3H, m), 7.08 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.26 (1H, m), 7.4
1 (6H, m), 7.53 (3H, m). 元素分析値 C27H29ClN2O・H2Oとして 計算値:C, 71.90; H, 6.93; N, 6.21. 実験値:C, 71.92; H, 6.52; N, 5.92. 融点: 163-165 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ジエ
チルエーテル) 実施例28 4'-クロロ-N-[6-[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-5,6,7,
8-テトラヒドロ-2-ナフタレニル]-2-メチル[1,1'-ビフ
ェニル]-4-カルボキサミド
【化214】 実施例25で得た4-ブロモ-N-[6-[(N,N-ジメチルアミノ)
メチル]-5,6,7,8-テトラヒドロ-2-ナフタレニル]-3-メ
チルベンズアミド (250 mg, 0.623 mmol)、4-クロロフ
ェニルボロン酸 (117 mg, 0.747 mmol)を用い、実施例1
6と同様の方法で表題化合物(168 mg)を白色粉末として
得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.41 (1H, m), 1.95 (2H, m), 2.2
6 (6H, s), 2.24-2.42 (3H, m), 2.33 (3H, s), 2.85
(3H, m), 7.09 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.26 (4H, m), 7.4
3 (3H, m), 7.73 (3H, m). 元素分析値 C27H29ClN2O・0.2H2Oとして 計算値:C, 74.28; H, 6.79; N, 6.42. 実験値:C, 74.27; H, 6.73; N, 6.27. 融点: 193-195 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ジエ
チルエーテル)
【0247】実施例29 N-[6-[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-5,6,7,8-テトラヒ
ドロ-2-ナフタレニル]-4'-(トリフルオロメチル)[1,1'-
ビフェニル]-4-カルボキサミド
【化215】 実施例15で得た4-ブロモ-N-[6-[(N,N-ジメチルアミノ)
メチル]-5,6,7,8-テトラヒドロ-2-ナフタレニル]ベンズ
アミド (250 mg, 0.645 mmol)、4-トリフルオロメチル
フェニルボロン酸 (147 mg, 0.775 mmol)を用い、実施
例16と同様の方法で表題化合物(194 mg)を白色粉末とし
て得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.41 (1H, m), 1.95 (2H, m), 2.2
5 (6H, s), 2.25-2.45 (3H, m), 2.89 (3H, m), 7.09
(1H, d, J=8.1 Hz), 7.31 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.46 (1
H, s), 7.70 (6H, m), 7.80 (1H, m), 7.96 (2H, d, J=
8.4 Hz). 元素分析値 C27H27F3N2Oとして 計算値:C, 71.66; H, 6.01; N, 6.19. 実験値:C, 71.44; H, 6.05; N, 6.09. 融点: 205-206 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ジイ
ソプロピルエーテル) 実施例30 N-[6-[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-5,6,7,8-テトラヒ
ドロ-2-ナフタレニル]-4-(3-ピリジニル)ベンズアミド
【化216】 実施例15で得た4-ブロモ-N-[6-[(N,N-ジメチルアミノ)
メチル]-5,6,7,8-テトラヒドロ-2-ナフタレニル]ベンズ
アミド (250 mg, 0.645 mmol)、2-(3-ピリジル)-1,3,2,
-ジオキサボリナン (126 mg, 0.775 mmol)を用い、実施
例16と同様の方法で表題化合物(194 mg)を白色粉末とし
て得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.41 (1H, m), 1.95 (2H, m), 2.2
6 (6H, s), 2.26-2.42 (3H, m), 2.85 (3H, m), 7.09
(1H, d, J=7.8 Hz), 7.30-7.47 (3H, m), 7.69 (2H, d,
J=8.4 Hz), 7.86-7.99 (4H, m), 8.64 (1H, m), 8.87
(1H, m). 元素分析値 C25H27N3O・0.1H2Oとして 計算値:C, 77.53; H, 7.08; N, 10.85. 実験値:C, 77.42; H, 7.05; N, 10.58. 融点: 177-178 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ジイ
ソプロピルエーテル)
【0248】実施例31 N-[6-[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-5,6,7,8-テトラヒ
ドロ-2-ナフタレニル]-4'-[(トリフルオロアセチル)ア
ミノ][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
【化217】 実施例15で得た4-ブロモ-N-[6-[(N,N-ジメチルアミノ)
メチル]-5,6,7,8-テトラヒドロ-2-ナフタレニル]ベンズ
アミド(1.00g,2.58mmol)、4-トリフルオロアセトアミド
フェニルボロン酸 (722 mg, 3.10 mmol)を用い、実施例
16と同様の方法で表題化合物(1.02 g)を白色粉末として
得た。1 H-NMR (CDCl3) δ:1.41 (1H, m), 2.05 (2H, m), 2.26
(6H, s), 2.26-2.42 (3H, m), 2.89 (3H, m), 7.09 (1
H, d, J=8.4 Hz), 7.29 (2H, m), 7.46 (1H, s),7.69
(7H, m), 7.94 (2H, d, J=8.1 Hz). 元素分析値 C28H28F3N3O2として 計算値:C, 67.87; H, 5.70; N, 8.48. 実験値:C, 67.70; H, 5.53; N, 8.42. 融点: 235-237 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ジイ
ソプロピルエーテル) 実施例32 N-[6-[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-5,6,7,8-テトラヒ
ドロ-2-ナフタレニル]-4'-(4,4-ジメチル-4,5-ジヒドロ
-1,3-オキサゾール-2-イル)[1,1'-ビフェニル]-4-カル
ボキサミド
【化218】 実施例15で得た4-ブロモ-N-[6-[(N,N-ジメチルアミノ)
メチル]-5,6,7,8-テトラヒドロ-2-ナフタレニル]ベンズ
アミド (250 mg, 0.645 mmol)、4-(4, 4-ジメチル-4,5-
ジヒドロ-1,3-オキサゾール-2-イル)フェニルボロン酸
(170 mg, 0.775mmol)を用い、実施例16と同様の方法で
表題化合物(238 mg)を白色粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.41 (7H, m), 1.94 (2H, m), 2.2
5 (6H, s), 2.25-2.41 (3H, m), 2.84 (3H, m), 4.14
(2H, s), 7.08 (1H, d, J=7.8 Hz), 7.30 (1H, m), 7.4
6 (1H, s), 7.68 (5H, m), 7.94 (2H, d, J=8.4 Hz),
8.03 (2H, d, J=8.4Hz). 元素分析値 C31H35N3O2・0.2H2Oとして 計算値:C, 76.74; H, 7.35; N, 8.66. 実験値:C, 76.70; H, 7.19; N, 8.49. 融点: 185-187 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ジイ
ソプロピルエーテル)
【0249】実施例33 4'-アミノ-N-[6-[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-5,6,7,
8-テトラヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-
カルボキサミド
【化219】 実施例31で得た N-[6-[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-
5,6,7,8-テトラヒドロ-2-ナフタレニル]-4'-[(トリフル
オロアセチル)アミノ][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサ
ミド (850 mg, 1.72 mmol) をメタノ−ル (8 ml) とテ
トラヒドロフラン (4 ml) の混合液に懸濁させ、1N水
酸化ナトリウム (3.4 ml) を加え、50℃で16時間攪
拌した。溶媒を減圧下留去し、残査を水で粉末化し表題
化合物 (685 mg) を白色粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.31 (1H, m), 1.89 (2H, m), 2.1
5 (6H, s), 2.15-2.34 (3H, m), 2.83 (3H, m), 5.36
(2H, s), 6.67 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.03 (1H, d,J=8.1
Hz), 7.48 (4H, m), 7.68 (2H, d, J=8.1 Hz), 7.96
(2H, d, J=8.4 Hz), 10.02 (1H, s). 元素分析値 C26H29N3O・1.1H2Oとして 計算値:C, 74.47; H, 7.50; N, 10.02. 実験値:C, 74.39; H, 7.41; N, 9.82. 融点: 148-150 ℃ (結晶化溶媒:メタノ−ル−水) 実施例34 N-[6-[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-5,6,7,8-テトラヒ
ドロ-2-ナフタレニル]-4-(2-チエニル)ベンズアミド
【化220】 実施例15で得た4-ブロモ-N-[6-[(N,N-ジメチルアミノ)
メチル]-5,6,7,8-テトラヒドロ-2-ナフタレニル]ベンズ
アミド (250 mg, 0.645 mmol)、2-チエニルボロン酸 (9
9.1 mg, 0.775 mmol)を用い、実施例16と同様の方法で
表題化合物(70mg)を白色粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.41 (1H, m), 1.94 (2H, m), 2.2
5 (6H, s), 2.25-2.45 (3H, m), 2.89 (3H, m), 7.11
(2H, m), 7.29-7.45 (4H, m), 7.71 (3H, m), 7.87 (2
H, d, J=8.4 Hz). 元素分析値 C24H26N2OSとして 計算値:C, 73.81; H, 6.71; N, 7.17. 実験値:C, 73.49; H, 6.59; N, 7.14. 融点: 165-166 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ジイ
ソプロピルエーテル)
【0250】実施例35 エチル 4'-[[[6-[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-5,6,
7,8-テトラヒドロ-2-ナフタレニル]アミノ]カルボニル]
[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキシレート
【化221】 実施例15で得た4-ブロモ-N-[6-[(N,N-ジメチルアミノ)
メチル]-5,6,7,8-テトラヒドロ-2-ナフタレニル]ベンズ
アミド (250 mg, 0.645 mmol)、4-エトキシカルボニル
フェニルボロン酸 (150 mg, 0.775 mmol)を用い、実施
例16と同様の方法で表題化合物(202 mg)を白色粉末とし
て得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.42 (4H, m), 1.95 (2H, m), 2.2
6 (6H, s), 2.26-2.42 (3H, m), 2.89 (3H, m), 4.41
(2H, q, J=7.2 Hz), 7.09 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.31 (1
H, d, J=8.4 Hz), 7.47 (1H, s), 7.70 (4H, m), 7.80
(1H, s), 7.96 (2H, d, J=8.4 Hz), 8.14 (2H, d, J=8.
4 Hz). 元素分析値 C29H32N2O3として 計算値:C, 76.29; H, 7.06; N, 6.14. 実験値:C, 76.25; H, 7.07; N, 6.09. 融点: 156-158 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ジイ
ソプロピルエーテル) 実施例36 N-[6-[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-5,6,7,8-テトラヒ
ドロ-2-ナフタレニル]-4'-(メチルスルファニル)[1,1'-
ビフェニル]-4-カルボキサミド
【化222】 実施例15で得た4-ブロモ-N-[6-[(N,N-ジメチルアミノ)
メチル]-5,6,7,8-テトラヒドロ-2-ナフタレニル]ベンズ
アミド (500 mg, 1.29 mmol)、4-メチルチオフェニルボ
ロン酸 (260 mg, 1.55 mmol)を用い、実施例16と同様の
方法で表題化合物(360 mg)を白色粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.41 (1H, m), 1.94 (2H, m), 2.2
6 (6H, s), 2.26-2.42 (3H, m), 2.53 (3H, s), 2.94
(3H, m), 7.09 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.29-7.36 (3H,
m), 7.46 (1H, s), 7.56 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.67 (2
H, d, J=8.1 Hz), 7.78 (1H, m), 7.92 (2H, d, J=9.0
Hz). 元素分析値 C27H30N2OS・0.2H2Oとして 計算値:C, 74.69; H, 7.04; N, 6.45. 実験値:C, 74.63; H, 7.03; N, 6.11. 融点: 178-180 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ジイ
ソプロピルエーテル)
【0251】実施例37 4'-(N,N-ジメチルアミノ)-N-[6-[(N,N-ジメチルアミノ)
メチル]-5,6,7,8-テトラヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-
ビフェニル]-4-カルボキサミド
【化223】 実施例33で得た4'-アミノ-N-[6-[(N,N-ジメチルアミノ)
メチル]-5,6,7,8-テトラヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-
ビフェニル]-4-カルボキサミド (150 mg, 0.375 mmol)
、パラホルムアルデヒド (45.1 mg, 1.50 mmol) をメ
タノ−ル (1 ml)とテトラヒドロフラン (1 ml)の混合液
に懸濁させ、シアノヒドロほう酸ナトリウム (94.4 m
g, 1.50 mmol) を加え、40℃で18時間攪拌した。反
応液に酢酸エチルを加え飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸
マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残査を
アルミナカラムクロマトグラフィー (展開溶媒;酢酸エ
チル) にて精製後、イソプロピルエーテルで粉末化し表
題化合物 (13 mg) を白色粉末として得た。1 H-NMR (DMSO-d6) δ: 1.32 (1H, m), 1.90 (2H, m),
2.15 (6H, s), 2.15-2.35(3H, m), 2.77 (3H, m), 2.97
(6H, s), 6.82 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.03 (1H,d, J=8.
4 Hz), 7.48 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.53 (1H, s), 7.63
(2H, d, J=8.7 Hz), 7.74 (2H, d, J=7.8 Hz), 7.98 (2
H, d, J=8.4 Hz), 10.04 (1H, s). FABMS(pos) 428.2[M+H]+ 融点: 212-213 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ジイ
ソプロピルエーテル) 実施例38 N-[6-[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-5,6,7,8-テトラヒ
ドロ-2-ナフタレニル]-4'-(メチルアミノ)[1,1'-ビフェ
ニル]-4-カルボキサミド
【化224】 実施例33で得た4'-アミノ-N-[6-[(N,N-ジメチルアミノ)
メチル]-5,6,7,8-テトラヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-
ビフェニル]-4-カルボキサミド (150 mg, 0.375 mmol)
、パラホルムアルデヒド (15.0 mg, 0.50 mmol)、 シ
アノヒドロほう酸ナトリウム (31.5 mg, 0.50 mmol) を
用い、実施例37と同様の方法で表題化合物を白色粉末と
して得た。1 H-NMR (DMSO-d6) δ: 1.32 (1H, m), 1.89 (2H, m),
2.15 (6H, s), 2.15-2.31(3H, m), 2.72 (7H, m), 5.94
(1H, m), 6.64 (2H, d, J=9.0 Hz), 7.03 (1H,d, J=8.
7 Hz), 7.49 (4H, m), 7.70 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.97
(2H, d, J=8.4 Hz), 10.02 (1H, s). FABMS(pos) 414.3[M+H]+ 融点: 163-165 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ジイ
ソプロピルエーテル)
【0252】実施例39 N-[6-[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-5,6,7,8-テトラヒ
ドロ-2-ナフタレニル]-4-(2-フリル)ベンズアミド
【化225】 実施例15で得た4-ブロモ-N-[6-[(N,N-ジメチルアミノ)
メチル]-5,6,7,8-テトラヒドロ-2-ナフタレニル]ベンズ
アミド (250 mg, 0.645 mmol)、2-フリルボロン酸 (86.
7 mg, 0.775 mmol)を用い、実施例16と同様の方法で表
題化合物 (67 mg) を白色粉末として得た。1 H-NMR (DMSO-d6) δ: 1.40 (1H, m), 1.94 (2H, m),
2.25 (6H, s), 2.25-2.45(3H, m), 2.88 (3H, m), 7.08
(1H, d, J=8.1 Hz), 7.26 (4H, m), 7.41 (1H,m), 7.6
0-7.74 (5H, m). FABMS(pos) 375.2[M+H]+ 実施例40 4'-[[[6-[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-5,6,7,8-テト
ラヒドロ-2-ナフタレニル]アミノ]カルボニル][1,1'-ビ
フェニル]-4-カルボン酸
【化226】 実施例35で得たエチル4'-[[[6-[(N,N-ジメチルアミノ)
メチル]-5,6,7,8-テトラヒドロ-2-ナフタレニル]アミ
ノ]カルボニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキシレート
(100 mg, 0.219 mmol) をエタノール (3 ml) と水 (0.
5 ml) の混合溶液に溶解し、1N水酸化ナトリウム水溶
液 (0.329 ml) を室温で加え、90℃で5時間攪拌し
た。溶媒を減圧下留去し、水を加えた後1N塩酸 (0.32
9 ml) を加えて攪拌した。析出した粗生成物を濾取し水
洗し、表題化合物 (89 mg) を白色粉末として得た。1 H-NMR (DMSO-d6) δ:1.34 (1H, m), 1.91 (2H, m), 2.
24 (6H, s), 2.24-2.30(3H, m), 2.81 (3H, m), 7.05
(1H, d, J=8.4 Hz), 7.49 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.55 (1
H, s), 7.89 (4H, m), 8.07 (4H, m), 10.18 (1H, s). 元素分析値 C27H28N2O3・2H2Oとして 計算値:C, 69.81; H, 6.94; N, 6.03. 実験値:C, 69.57; H, 7.01; N, 5.93. 融点: 143 ℃ (分解)(結晶化溶媒:水)
【0253】実施例41 4'-クロロ-N-[6-[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-7,8
-ジヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カル
ボキサミド
【化227】 1) 文献既知の方法 (ジャーナル オブ オーガニックケ
ミストリー 27, 70(1962)) に従って合成した6-アセト
アミド-1-テトラロン (5.0 g, 0.0246 mol)をDMFジ
エチルアセタール50mlに溶解し110℃で2時間攪拌し
た。析出物を濾取し、酢酸エチルで洗浄し6-アセトアミ
ド-2-(N,N-ジメチルアミノメチリデン)-1-テトラロン
(4.98 g)を黄色粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ:2.19 (3H, s), 2.79-2.83 (2H, m),
2.88-2.92 (2H, m), 3.11 (6H, s), 7.14-7.17 (1H,
m), 7.68 (1H, s), 7.69 (1H, s), 7.95 (1H, d,J=8.1H
z), 7.96 (1H, s). 融点: 207-210 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル) 2) 得られた6-アセトアミド-2-(N,N-ジメチルアミノ
メチリデン)-1-テトラロン (4.50 g, 0.0173 mol)をメ
タノ−ル(50 ml)に溶解し,氷冷下水素化ホウ素ナトリウ
ム (6.56 g, 0.173 mol)を加え、2時間攪拌した。反応
液を濃縮し、残査に酢酸エチル、炭酸水素ナトリウム水
溶液を加えて抽出した。酢酸エチル層を濃縮し、残査に
テトラヒドロフラン30ml,2N塩酸30mlを加え16時間加熱
還流した。反応液を濃縮し、酢酸エチル、2N水酸化ナ
トリウム水溶液を加えて抽出した。酢酸エチル層を濃縮
し、残査をアルミナカラムクロマトグラフィー (展開溶
媒;酢酸エチル:n-ヘキサン=30:70) にて精製し、6-
[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフ
タレンアミン (1.60 g)を無色油状物として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ:2.23 (6H, s), 2.28 (2H, t, J=8.4
Hz), 2.74 (2H, t, J=8.4Hz), 2.95 (2H, s), 3.57-3.7
2 (2H, m), 6.25 (1H, s), 6.46-6.48 (2H, m),6.83 (1
H, d, J=8.7Hz). 3) 得られた6-[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-7,8-
ジヒドロ-2-ナフタレンアミン (1.00 g, 0.005 mol)、4
-クロロビフェニルカルボン酸(2.31 g, 0.01 mol)を用
い、実施例1と同様の方法で表題化合物(1.12 g)を白色
粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ:2.25 (6H, s), 2.34 (2H, t, J=7.8
Hz), 2.86 (2H, t, J=7.8Hz), 2.99 (2H, s), 6.34 (1
H, s), 7.03 (1H, d, J=8.7Hz), 7.39 (1H, d, J=8.1 H
z), 7.45 (2H, d,J=8.7), 7.48 (1H, s), 7.56 (2H, d,
J=8.4 Hz), 7.67(2H, d, J=8.4 Hz), 7.78 (1H, s),
7.94 (2H, d, J=8.4 Hz). 元素分析値 C26H25ClN2Oとして 計算値:C, 74.90; H, 6.04; N, 6.72. 実験値:C, 74.64; H, 6.14; N, 6.56. 融点: 204-207 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−n-ヘ
キサン)
【0254】実施例42 4'-フルオロ-N-[6-[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-
7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カ
ルボキサミド
【化228】 実施例41の2)で得た6-[(N,N-ジメチルアミノ)メチ
ル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレンアミン (936 mg, 4.62
mmol)、4-フルオロビフェニルカルボン酸 (1.00g, 4.62
mmol)を用い、実施例1と同様の方法で表題化合物(990
mg)を白色粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ:2.25 (6H, s), 2.34 (2H, t, J=8.1
Hz), 2.85 (2H, t, J=8.1Hz), 2.99 (2H, s), 6.34 (1
H, s), 7.02 (1H, d, J=8.1Hz), 7.13-7.19 (2H,m), 7.
38-7.41 (1H, m), 7.48 (1H, s), 7.56-7.61 (2H, m ),
7.65 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.80 (1H, s), 7.93 (2H,
d, J=8.5Hz). 元素分析値 C26H25FN2Oとして 計算値:C, 77.97; H, 6.29; N, 6.99. 実験値:C, 77.90; H, 6.23; N, 6.58. 融点: 190-193 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−n-ヘ
キサン)'
【0255】実施例43 4'-クロロ-N-[2-[(ジメチルアミノ)メチル]-2,3-ジヒド
ロ-1H-インデン-5-イル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキ
サミド
【化229】 参考例48で得たN-[2-[(ジメチルアミノ)メチル]-2,3-ジ
ヒドロ-1H-インデン-5-イル]アセトアミド (48.9mg, 0.
210mmol) に濃塩酸 (1ml) を加え、110℃で2時間攪
拌した後、溶媒を減圧下留去した。残さに酢酸エチルを
加え、炭酸カリウム水溶液と飽和食塩水で洗浄し、無水
硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。得ら
れた油状物を用いて、実施例1と同様の操作を行うこと
により、表題化合物 (30mg)を得た。1 H NMR (DMSO-d6) δ: 2.16 (6H, s), 2.22 (2H, d, J
= 6.7 Hz), 2.61 (4H, m), 2.97 (1H, m), 7.15 (1H,
d, J = 8.1 Hz), 7.47 (1H, d, J = 8.1 Hz), 7.56 (2
H, d, J = 8.4 Hz), 8.05 (2H, d, J = 8.4 Hz), 10.17
(1H, s). FAB(pos) 405.1 [M+H]+ 融点:192-194℃(結晶化溶媒:酢酸エチル−ジイソプ
ロピルエーテル) 実施例44 4'-クロロ-N-[8-[(ジメチルアミノ)メチル]-6,7-ジヒド
ロ-5H-ベンゾ[a]シクロヘプテン-3-イル][1,1'-ビフェ
ニル]-4-カルボキサミド
【化230】 参考例50で得た8-[(ジメチルアミノ)メチル]-6,7-ジ
ヒドロ-5H-ベンゾ[a]シクロヘプテン-3-アミンを用い
て、実施例1と同様の操作を行うことにより、表題化合
物を得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.96-2.10 (2H, m), 2.25 (6H,
s), 2.39 (2H, t, J = 6.4Hz), 2.79-2.85 (2H, m), 2.
96 (2H, s), 6.40 (1H, s), 7.15 (1H , d, J = 8.6H
z), 7.40-7.52 (4H, m), 7.56 (2H, d, J = 8.4Hz), 7.
67 (2H, d, J = 8.1Hz), 7.81 (1H, s), 7.94 (2H, d,
J = 8.1 Hz). 融点: 183-185℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ジエチ
ルエーテル)
【0256】実施例45 4'-フルオロ-N-[6-[(ジメチルアミノ)メチル]-6,7,8,9-
テトラヒドロ-5H-ベンゾ[a]シクロヘプテン- 2-イル]
[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
【化231】 参考例51で得た6-[(ジメチルアミノ)メチル]-6,7,8,9
-テトラヒドロ-5H-ベンゾ[a]シクロヘプテン-2-アミン
を用いて、実施例1と同様の操作を行うことにより、表
題化合物を得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.40-1.68 (3H, m), 1.85-2.20 (1
0H, m), 2.55-2.92 (4H,m), 7.13-7.20 (3H ,m), 7.35-
7.43 (2H, m), 7.56-7.67 (4H, m), 7.77 (1H,s), 7.93
(2H, d, J=8.4 Hz). 元素分析値 C27H29FN2Oとして 計算値:C, 77.85; H, 7.02; N, 6.73. 実験値:C, 78.18; H, 7.09; N, 6.74. 融点: 167-169℃ (結晶化溶媒:ジエチルエーテ
ル) 実施例46 4'-クロロ- N-[6-[(ジメチルアミノ)メチル]-6,7,8,9-
テトラヒドロ-5H-ベンゾ[a]シクロヘプテン- 2-イル]
[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
【化232】 参考例51で得た6-[(ジメチルアミノ)メチル]-6,7,8,9
-テトラヒドロ-5H-ベンゾ[a]シクロヘプテン-2-アミン
を用いて、実施例1と同様の操作を行うことにより、表
題化合物を得た。1 H-NMR (CDCl3) δ:1.40-1.67 (3H, m), 1.85-2.20 (10
H, m), 2.55-2.92 (4H,m), 7.15 (1H , d, J = 8.1 H
z), 7.35-7.46 (4H, m), 7.56 (2H, d, J = 8.4 Hz),
7.66 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.77 (1H, s), 7.93 (2H,
d, J = 8.4 Hz). 元素分析値 C27H29ClN2Oとして 計算値:C, 74.90; H, 6.75; N, 6.47. 実験値:C, 74.77; H, 6.65; N, 6.43. 融点: 173-175℃ (結晶化溶媒:ジエチルエーテル)
【0257】実施例47 N-[6-[(ジメチルアミノ)メチル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフ
タレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
【化233】 実施例41の2)で得た6-[(N,N-ジメチルアミノ)メチ
ル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施
例1と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得
た。1 H NMR (CDCl3) δ: 2.25 (6H, s), 2.33 (2H, t, J =
5.4 Hz), 2.84 (2H, t,J = 5.4 Hz), 2.98 (2H, s), 6.
34 (1H, s), 7.01 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.32-7.94 (1
2H, m). 元素分析値 C26H26N2O として 計算値:C, 81.64; H, 6.85; N, 7.32. 実験値:C, 81.65; H, 6.79; N, 6.91. 融点: 173-175 ℃ (結晶化溶媒: テトラヒドロフ
ラン−n-ヘキサン) 実施例48 N-[6-(1-ピペリジニルメチル)-7,8-ジヒドロ-2-ナフタ
レニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
【化234】 参考例52で得た6-(1-ピペリジニルメチル)-7,8-ジヒ
ドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施例1と同様の
操作を行うことにより、表題化合物を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 1.46−1.59 (6H,
m), 2.31−2.36 (6H, m),
2.84 (2H, t, J= 8.0 Hz),
3.02 (2H, s), 6.34 (1H,
s), 7.02 (1H, d, J = 8.1
Hz), 7.37−7.50 (4H, m),
7.63 (2H, d, J = 6.9 Hz),
7.71 (2H, d, J = 8.1 H
z), 7.79 (1H, s), 7.94 (2
H, d, J = 8.1 Hz). 融点: 156−158 ℃ (結晶化溶媒: テトラ
ヒドロフラン−n-ヘキサン)
【0258】実施例49 N-[6-[(ジメチルアミノ)メチル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフ
タレニル]-4'-トリフルオロメチル[1,1'-ビフェニル]-4
-カルボキサミド
【化235】 実施例41の2)で得た6-[(N,N-ジメチルアミノ)メチ
ル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施
例1と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得
た。1 H NMR (CDCl3) δ: 2.25 (6H, s), 2.34 (d, J = 5.1
Hz), 2.86 (2H, d, J =5.1 Hz), 2.99 (2H, s), 6.35
(1H, s), 7.04 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.40 (1H,d, J =
3.3 Hz), 7.49 (1H, s), 7.70-7.79 (6H, m), 7.87 (2
H, d, J = 8.4 Hz). 融点: 214-216 ℃ (結晶化溶媒: 酢酸エチル−ジ
イソプロピルエーテル) 実施例50 2'-クロロ-N-[6-[(ジメチルアミノ)メチル]-7,8-ジヒド
ロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミ
【化236】 実施例41の2)で得た6-[(N,N-ジメチルアミノ)メチ
ル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施
例1と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得
た。1 H NMR (CDCl3) δ: 2.25 (6H, s), 2.34 (d, J = 5.1
Hz), 2.85 (2H, d, J =5.1 Hz), 3.00 (2H, s), 6.34
(1H, s), 6.69 (1H, s), 7.02 (1H, d, J = 8.4Hz), 7.
31-7.57 (8H, m), 7.85 (1H, s), 7.92 (2H, d, J = 7.
8 Hz). 元素分析値 C26H25ClN2O として 計算値:C, 74.90; H, 6.04; N, 6.72 実験値:C, 74.49; H, 5.65; N, 6.06. 融点: 145-147 ℃ (結晶化溶媒: 酢酸エチル− n-
ヘキサン)
【0259】実施例51 4'-クロロ-N-[6-(1-ピペリジニルメチル)-7,8-ジヒドロ
-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
【化237】 参考例56で得た4'-クロロ-N-[6-(クロロメチル)-7,8-
ジヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボ
キサミド (225 mg)、ピペリジン (0.16 ml)とジイソプ
ロピルエチルアミン (0.282 ml)のN,N-ジメチルホルム
アミド溶液 (5 ml)を室温で15時間撹拌した後、120℃で
2時間加熱した。反応液を濃縮して得られた残さを水−
酢酸エチルに溶解し、酢酸エチルで抽出した。抽出液を
飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、
溶媒を減圧下に留去した。得られた残査をアルミナカラ
ムクロマトグラフィー (展開溶媒;テトラヒドロフラ
ン:n-ヘキサン=1:5) にて精製し、テトラヒドロフラ
ン−n-ヘキサンから結晶化して表題化合物 (110 mg)を
得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 1.26−1.61 (6H,
m), 2.30−2.36 (6H, m),
2.83 (2H, t, J= 8.4 Hz),
3.02 (2H, s), 6.33 (1H,
s), 7.01 (1H, d, J = 8.1
Hz), 7.36−7.49 (4H, m),
7.55 (2H, d, J = 8.4 Hz),
7.66 (2H, d, J = 8.4 H
z), 7.81 (1H, s), 7.93 (2
H, d, J = 8.1 Hz). 融点: 209−211 ℃ (結晶化溶媒: テトラ
ヒドロフラン−n-ヘキサン) 実施例52 4'-フルオロ-N-[6-(1-ピペリジニルメチル)-7,8-ジヒド
ロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミ
【化238】 参考例52で得た6-(1-ピペリジニルメチル)-7,8-ジヒ
ドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施例1と同様の
操作を行うことにより、表題化合物を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 1.45-1.58 (6H, m), 2.29-2.37 (6
H, m), 2.82 (2H, t, J= 8.0 Hz), 3.01 (2H, s), 6.33
(1H, s), 6.98-7.93 (12H, m). 融点: 190-192 ℃ (結晶化溶媒: テトラヒドロフ
ラン−n-ヘキサン)
【0260】実施例53 N-[6-(1-ピペリジニルメチル)-5,6,7,8-テトラヒドロ-2
-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
【化239】 参考例53で得た6-(1-ピペリジニルメチル)-5,6,7,8-
テトラヒドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施例1
と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 1.37-1.60 (8H, m), 1.96-2.00 (2
H, m), 2.24-2.44 (5H,m), 2.82-2.93 (3H, m), 7.09
(1H, d, J = 8.3 Hz), 7.30-7.33 (1H, m), 7.38-7.65
(6H, m), 7.70 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.76 (1H, s),
7.93 (2H, d, J =8.4 Hz). 融点: 161-162 ℃ (結晶化溶媒:テトラヒドロフラ
ン−n-ヘキサン) 実施例54 4'-フルオロ-N-[6-(1-ピペリジニルメチル)-5,6,7,8-テ
トラヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カル
ボキサミド
【化240】 参考例53で得た6-(1-ピペリジニルメチル)-5,6,7,8-
テトラヒドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施例1
と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 1.36-1.52 (8H, m), 2.29-2.31 (2
H, m), 2.24-2.45 (6H,m), 2.82-2.93 (3H, m), 7.08-
7.33 (4H, m), 7.44 (1H, s), 7.57-7.66 (4H, m), 7.7
4 (1H, s), 7.92 (2H, J = 8.1 Hz). 元素分析値 C29H31FN2Oとして 計算値:C, 78.70; H, 7.08; N, 6.33. 実験値:C, 78.40; H, 7.09; N, 6.09. 融点: 179-181 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル)
【0261】実施例55 4'-クロロ-N-[6-(1-ピペリジニルメチル)-5,6,7,8-テト
ラヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボ
キサミド
【化241】 参考例53で得た6-(1-ピペリジニルメチル)-5,6,7,8-
テトラヒドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施例1
と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 1.25-1.71 (8H, m), 1.95-2.00 (2
H, m), 2.25-2.45 (6H,m), 2.83-2.93 (3H, m), 7.09
(1H, d, J = 8.3 Hz), 7.30-7.32 (1H, m), 7.43- 7.45
(3H, m), 7.55 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.65 (2H, d, J
= 8.4 Hz), 7.77(1H, s), 7.93 (2H, d, J = 8.1 Hz). 融点: 202-203 ℃ (結晶化溶媒:テトラヒドロフラ
ン−n-ヘキサン) 実施例56 5-オキソ-1-フェニル-N-[6-(1-ピペリジニルメチル)-5,
6,7,8-テトラヒドロ-2-ナフタレニル]-3-ピロリジンカ
ルボキサミド
【化242】 参考例53で得た6-(1-ピペリジニルメチル)-5,6,7,8-
テトラヒドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施例1
と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 1.03-3.33(22H, m), 3.97 (1H, t,
J = 8.4 Hz), 4.21 (1H, dd, J = 6.8, 7.1 Hz), 6.91
-7.63 (9H, m). 元素分析値 C27H33N3O2 として 計算値:C, 75.14; H, 7.71; N, 9.74. 実験値:C, 75.01; H, 7.33; N, 9.43. 融点: 162-164 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル)
【0262】実施例57 6-(4-クロロフェニル)-N-[6-(1-ピペリジニルメチル)-
5,6,7,8-テトラヒドロ-2-ナフタレニル]ニコチンアミド
【化243】 参考例53で得た6-(1-ピペリジニルメチル)-5,6,7,8-
テトラヒドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施例1
と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 1.30-2.40 (16H, m), 2.82-2.92
(3H, m), 7.09 (1H, d, J= 8.1 Hz), 7.26-7.48 (4H,
m), 7.80 (2H, d, J = 8.7 Hz), 7.99 (2H, d, J= 8.7
Hz), 8.23 (d, 1H, J = 6.3 Hz), 9.11 (1H, s). 融点: 193-195 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル) 実施例58 5-(4-クロロフェニル)-N-[6-(1-ピペリジニルメチル)-
5,6,7,8-テトラヒドロ-2-ナフタレニル]-2-フラミド
【化244】 参考例53で得た6-(1-ピペリジニルメチル)-5,6,7,8-
テトラヒドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施例1
と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 1.23-1.61 (7H, m), 1.96-2.00 (2
H, m), 2.24-2.43 (7H,m), 2.80-2.92 (3H, m), 6.75
(1H, d, J = 3.6 Hz), 7.07 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.2
7 (1H, d, J = 3.6 Hz), 7.32-7.42 (4H, m), 7.66 (2
H, d, J = 8.4 Hz), 8.32 (1H, s).
【0263】実施例59 N-[6-(1-ピペリジニルメチル)-5,6,7,8-テトラヒドロ-2
-ナフタレニル]-3-(2,4,5-トリエトキシフェニル)-5-イ
ソキサゾールカルボキサミド
【化245】 参考例53で得た6-(1-ピペリジニルメチル)-5,6,7,8-
テトラヒドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施例1
と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 1.42-1.60 (18H, m), 1.97-2.36
(7H, m), 2.80-2.95 (3H,m), 4.06-4.18 (6H, m), 6.58
(1H, s), 7.09 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.35 (1H, d, J
= 8.1 Hz), 7.44 (1H, s), 7.50 (1H, s), 7.55 (1H,
s), 8.16 (1H, s). 実施例60 4-(4-クロロフェニル)-2-フェニル-N-[6-(1-ピペリジニ
ルメチル)-5,6,7,8-テトラヒドロ-2-ナフタレニル]-1,3
-オキサゾール-5-カルボキサミド
【化246】 参考例53で得た6-(1-ピペリジニルメチル)-5,6,7,8-
テトラヒドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施例1
と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 1.26-1.58 (7H, m), 1.90-2.00 (2
H, m), 2.22-2.35 (7H,m), 2.70-2.95 (3H, m), 7.06
(1H, d, J = 8.1 Hz), 7.25-7.51 (7H, m), 8.04-8.32
(5H, m).
【0264】実施例61 4'-クロロ-N-[6-(1-ピロリジニルメチル)-7,8-ジヒドロ
-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
【化247】 参考例56で得た4'-クロロ-N-[6-(クロロメチル)-7,8-
ジヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボ
キサミドを用いて、実施例51と同様の操作を行うこと
により、表題化合物を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 1.83 (4H, s), 2.35 (2H, t, J =
8.1 Hz), 2.52 (4H, s),2.84 (2H, t, J = 8.1 Hz), 3.
18 (2H, s), 6.36 (1H, s), 7.02 (1H, d, J =8.4 Hz),
7.39-7.56 (6H, m), 7.66 (2H, d, J = 7.5 Hz), 7.82
(1H, s), 7.93(2H, d, J = 7.5 Hz). 融点: 185-187 ℃ (結晶化溶媒: テトラヒドロフ
ラン−n-ヘキサン) 実施例62 5-(4-クロロフェニル)-N-[6-(1-ピロリジニルメチル)-
7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル]-2-ピリジンカルボキサ
ミド
【化248】 参考例56で得た4'-クロロ-N-[6-(クロロメチル)-7,8-
ジヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボ
キサミドを用いて、実施例51と同様の操作を行うこと
により、表題化合物を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 1.80 (6H, s), 2.37 (2H, t, J =
8.1 Hz), 2.52 (4H, s),2.87 (2H, t, J = 8.1 Hz), 3.
18 (2H, s), 6.37 (1H, s), 7.03 (1H, d, J =7.8 Hz),
7.48-7.61 (6H, m), 8.04 (1H, dd, J = 8.1, 2.1 H
z), 8.35 (1H, d,J = 8.1 Hz), 8.78 (1H, s), 9.95 (1
H, s).
【0265】実施例63 4-(4-ピリジニル)-N-[6-(1-ピロリジニルメチル)-7,8-
ジヒドロ-2-ナフタレニル]ベンズアミド
【化249】 参考例54で得た6-(1-ピロリジニルメチル)-7,8-ジヒ
ドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施例1と同様の
操作を行うことにより、表題化合物を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 1.79-1.83 (6H, m), 2.35 (2H,t,
J = 8.1 Hz), 2.53 (4H,s), 2.73 (2H, t, J = 8.1 H
z), 3.18 (2H, s), 6.36 (1H, s), 7.02 (1H, d,J = 7.
8 Hz), 7.38 (1H, d, J = 8.1 Hz), 7.48 (1H, s), 7.7
1-7.78 (4H, m),7.89 (1H, s), 7.99 (1H, d, J = 8.4
Hz), 8.32 (2H, d, J = 8.4 Hz). 実施例64 4'-クロロ-N-[6-[(4-フェニル-1-ピペリジニル)メチル]
-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-
カルボキサミド
【化250】 参考例56で得た4'-クロロ-N-[6-(クロロメチル)-7,8-
ジヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボ
キサミドを用いて、実施例51と同様の操作を行うこと
により、表題化合物を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 1.83-2.10 (6H, m), 2.37 (2H, t,
J = 8.1 Hz), 2.47-2.54 (1H, m), 2.86 (2H, t, J =
8.1 Hz), 3.03-3.10 (2H, m), 3.10 (2H, s), 6.37 (1
H, s), 7.03 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.19-7.57 (11H,
m), 7.66 (2H, d, J= 8.4 Hz), 7.81 (1H, s), 7.94 (2
H, d, J = 8.4 Hz). 融点: 228-230 ℃ (結晶化溶媒: テトラヒドロフ
ラン−n-ヘキサン)
【0266】実施例65 4'-クロロ-N-[6-(4-モルホリニルメチル)-7,8-ジヒドロ
-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
【化251】 参考例56で得た4'-クロロ-N-[6-(クロロメチル)-7,8-
ジヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボ
キサミドを用いて、実施例51と同様の操作を行うこと
により、表題化合物を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 2.34 (2H, t, J = 7.8 Hz), 2.45
(4H, s), 2.84 (2H, t,J = 7.8 Hz), 3.06 (2H, s), 3.
73 (4H, s), 6.36 (1H, s), 7.02 (1H, d, J =8.1 Hz),
7.36-7.57 (6H, m), 7.67 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.80
(1H, s), 7.94(2H, d, J = 8.4 Hz). 融点: 194-196 ℃ (結晶化溶媒: テトラヒドロフ
ラン−n-ヘキサン) 実施例66 4'-クロロ-N-(6-[[メチル(2-フェニルエチル)アミノ]メ
チル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル)[1,1'-ビフェニ
ル]-4-カルボキサミド
【化252】 参考例56で得た4'-クロロ-N-[6-(クロロメチル)-7,8-
ジヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボ
キサミドを用いて、実施例51と同様の操作を行うこと
により、表題化合物を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 2.25-2.32 (2H, m), 2.32 (3H,
s), 2.60-2.66 (2H, m), 2.77-2.83 (4H, m), 3.10 (2
H, s), 6.32 (1H, s), 6.93-7.95 (16H, m). 融点: 173-175 ℃ (結晶化溶媒: テトラヒドロフ
ラン−n-ヘキサン)
【0267】実施例67 4'-クロロ-N-[6-[(メチルアニリノ)メチル]-7,8-ジヒド
ロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミ
【化253】 参考例56で得た4'-クロロ-N-[6-(クロロメチル)-7,8-
ジヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボ
キサミドを用いて、実施例51と同様の操作を行うこと
により、表題化合物を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 2.20-2.30 (2H, m), 2.25 (3H,
s), 2.85-2.90 (2H, m), 3.00 (2H, s), 6.30 (1H, s),
6.74-7.95 (146H, m). 融点: 177-179 ℃ (結晶化溶媒: テトラヒドロフ
ラン−n-ヘキサン) 実施例68 4'-クロロ-N-[6-[(4-フェニル-1-ピペラジニル)メチル]
-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-
カルボキサミド
【化254】 参考例56で得た4'-クロロ-N-[6-(クロロメチル)-7,8-
ジヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボ
キサミドを用いて、実施例51と同様の操作を行うこと
により、表題化合物を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 2.37 (2H, t, J = 8.1 Hz), 2.62
(4h, S), 2.86 (2H, t,J = 8.4 Hz), 3.13 (2H, s), 3.
22 (4H, s), 6.39 (1H, s), 6.85-7.95 (16H, m). 融点: 228-230 ℃ (結晶化溶媒: テトラヒドロフ
ラン−n-ヘキサン)
【0268】実施例69 4'-クロロ-N-[6-[[[2-(ジメチルアミノ)エチル](メチ
ル)アミノ]メチル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル][1,
1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
【化255】 参考例56で得た4'-クロロ-N-[6-(クロロメチル)-7,8-
ジヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボ
キサミドを用いて、実施例51と同様の操作を行うこと
により、表題化合物を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 2.25 (6H, s),
2.26 (3H, s), 2.33 (2H,
t, J = 8.1 Hz),2.44−2.50
(4H, m), 2.84 (2H, t, J =
8.1 Hz), 3.07 (2H, s),
6.35 (1H, s), 7.02 (1H,
d, J = 8.4 Hz), 7.37−7.57
(6H, m), 7.67 (2H, d, J
= 8.1 Hz),7.80 (1H, s),
7.94 (2H, d, J = 8.4 Hz). 融点: 156−158 ℃ (結晶化溶媒: テトラ
ヒドロフラン−n-ヘキサン) 実施例70 4'-フルオロ-N-[6-(4-モルホリニルメチル)-5,6,7,8-テ
トラヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カル
ボキサミド
【化256】 参考例57で得た6-(4-モルホリニルメチル)-5,6,7,8-
テトラヒドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施例1
と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 1.40-1.50 (1H, m), 1.90-2.10 (2
H, m), 2.29-2.45 (7H,m), 2.80-2.92 (3H, m), 3.72-
3.75 (4H, m), 7.07-7.33 (4H, m), 7.46 (1H, s), 7.5
6-7.66 (4H, m), 7.78 (1H, s), 7.92 (2H, d, J = 8.1
Hz). 融点: 188-190 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル)
【0269】実施例71 4'-クロロ-N-[6-(4-モルホリニルメチル)-5,6,7,8-テト
ラヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボ
キサミド
【化257】 参考例57で得た6-(4-モルホリニルメチル)-5,6,7,8-
テトラヒドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施例1
と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 1.40-1.50 (1H, m), 1.90-2.10 (2
H, m), 2.32-2.45 (7H,m), 2.80-2.90 (3H, m), 3.70-
3.80 (4H, m), 7.10-7.92 (12H, m). 融点: 216-218 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル) 実施例72 4-クロロ-N-[6-(4-モルホリニルメチル)-5,6,7,8-テト
ラヒドロ-2-ナフタレニル]-2-フェニル-5-ピリミジンカ
ルボキサミド
【化258】 参考例57で得た6-(4-モルホリニルメチル)-5,6,7,8-
テトラヒドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施例1
と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 1.40-1.50 (1H, m), 1.95-2.05 (2
H, m), 2.29-2.45 (7H,m), 2.80-2.95 (3H, m), 3.73
(4H, t, J = 4.5 Hz), 7.10 (1H, d, J = 8.1 Hz), 7.3
2 (1H, d, J = 8.1 Hz), 7.42 (1H, s), 7.49-7.56 (3
H, m), 8.25 (1H,s), 8.48 (2H, d, J = 6.6 Hz), 9.20
(1H, s)
【0270】実施例73 N-[6-(4-モルホリニルメチル)-5,6,7,8-テトラヒドロ-2
-ナフタレニル]-2-フェニル-5-ピリミジンカルボキサミ
【化259】 実施例72で得た4-クロロ-N-[6-(4-モルホリニルメチ
ル)-5,6,7,8-テトラヒドロ-2-ナフタレニル]-2-フェニ
ル-5-ピリミジンカルボキサミドを用いて、参考例48
と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 1.21-1.30 (1H, m), 1.93-2.03 (2
H, m), 2.28 -2.44 (7H,m), 2.80-2.90 (3H, m), 3.73
(4H, t, J = 4.8 Hz), 7.07 (1H, d, J = 8.1 Hz), 7.2
6 -7.30 (1H, m), 7.39 (1H, s), 7.51-7.53 (3H, m),
8.00 (1H, s), 8.50 (2H, dd, J = 8.1, 2.4 Hz), 9.21
(2H, s) 実施例74 N-[6-[(ジエチルアミノ)メチル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフ
タレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
【化260】 参考例58で得たN-[6-(クロロメチル)-7,8-ジヒドロ-2
-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミドを
用いて、実施例51と同様の操作を行うことにより、表
題化合物を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 1.24 (6H, t, J = 7.2 Hz), 2.33
(2H, t, J = 5.1 Hz), 2.53 (4H, q, J = 7.2 Hz), 2.8
4 (2H, t, J = 5.1 Hz), 3.11 (2H, s), 6.36 (1H, s),
7.02 (1H, d, J = 8.1 Hz), 7.37-7.50 (5H, m), 7.63
(2H, d, J = 8.7Hz), 7.71 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.7
9 (1H, s), 7.93 (2H, d, J = 8.4 Hz). 融点: 153-155 ℃ (結晶化溶媒: テトラヒドロフ
ラン−n-ヘキサン)
【0271】実施例75 4−(2−ベンゾ[b]フラニル)−N−[2−(N,N-ジメチルア
ミノ)メチル-6-テトラリニル]ベンズアミド
【化261】 6−アミノ−2−(N,N−ジメチルアミノ)メチルテトラリ
ン塩酸塩を用いて、実施例4と同様の操作を行うことに
より、表題化合物を得た。 融点:192-194 ℃( 結晶化溶媒:テトラヒドロフラン
-イソプロピルエーテル) 実施例76 4−(3−メトキシベンジルオキシ)−N−[2−(N,N-ジメチ
ルアミノ)メチル-6-テトラリニル]ベンズアミド
【化262】 6−アミノ−2−(N,N−ジメチルアミノ)メチルテトラリ
ン塩酸塩を用いて、実施例4と同様の操作を行うことに
より、表題化合物を得た。 融点:102-104 ℃(結晶化溶媒:イソプロピルエーテ
ル)
【0272】実施例77 4−(4−フルオロベンジルオキシ)−N−[2−(N,N-ジメチ
ルアミノ)メチル-6-テトラリニル]ベンズアミド
【化263】 6−アミノ−2−(N,N−ジメチルアミノ)メチルテトラリ
ン塩酸塩を用いて、実施例4と同様の操作を行うことに
より、表題化合物を得た。 融点:165-167 ℃(結晶化溶媒:テトラヒドロフラン-
ヘキサン) 実施例78 4−[4−(メチルスルファニル)ベンジルオキシ]−N−[2
−(N,N-ジメチルアミノ)メチル-6-テトラリニル]ベンズ
アミド
【化264】 6−アミノ−2−(N,N−ジメチルアミノ)メチルテトラリ
ン塩酸塩を用いて、実施例4と同様の操作を行うことに
より、表題化合物を得た。 融点:162-163 ℃(結晶化溶媒:テトラヒドロフラン-
ヘキサン)
【0273】実施例79 4−(4−エチルベンジルオキシ)−N−[2−(N,N-ジメチル
アミノ)メチル-6-テトラリニル]ベンズアミド
【化265】 6−アミノ−2−(N,N−ジメチルアミノ)メチルテトラリ
ン塩酸塩を用いて、実施例4と同様の操作を行うことに
より、表題化合物を得た。 融点:120-122 ℃(結晶化溶媒:テトラヒドロフラン-
イソプロピルエーテル) 実施例80 (4'-メチルビフェニル-4-イル)−N−[2−(N,N-ジメ
チルアミノ)メチル-6-テトラリニル]カルボキサミド
【化266】 6−アミノ−2−(N,N−ジメチルアミノ)メチルテトラリ
ン塩酸塩を用いて、実施例4と同様の操作を行うことに
より、表題化合物を得た。 融点:181-182 ℃(結晶化溶媒:酢酸エチル-ヘキサ
ン)
【0274】実施例81 (2',4'-ジクロロビフェニル-4-イル)−N−[2−(N,N
-ジメチルアミノ)メチル-6-テトラリニル]カルボキサミ
【化267】 6−アミノ−2−(N,N−ジメチルアミノ)メチルテトラリ
ン塩酸塩を用いて、実施例4と同様の操作を行うことに
より、表題化合物を得た。 融点:188-189 ℃(結晶化溶媒:テトラヒドロフラン-
ヘキサン) 実施例82 4−(5−クロロ−2−チエニル)−N−[2−(N,N-ジメチ
ルアミノ)メチル-6-テトラリニル]ベンズアミド
【化268】 6−アミノ−2−(N,N−ジメチルアミノ)メチルテトラリ
ン塩酸塩を用いて、実施例4と同様の操作を行うことに
より、表題化合物を得た。 融点:167-169 ℃(結晶化溶媒:酢酸エチル-ヘキサ
ン)
【0275】実施例83 (3'-クロロビフェニル-4-イル)−N−[2−(N,N-ジメ
チルアミノ)メチル-6-テトラリニル]カルボキサミド
【化269】 6−アミノ−2−(N,N−ジメチルアミノ)メチルテトラリ
ン塩酸塩を用いて、実施例4と同様の操作を行うことに
より、表題化合物を得た。 融点:138-139 ℃(結晶化溶媒:テトラヒドロフラン-
イソプロピルエーテル) 実施例84 (2'-クロロビフェニル-4-イル)−N−[2−(N,N-ジメ
チルアミノ)メチル-6-テトラリニル]カルボキサミド
【化270】 6−アミノ−2−(N,N−ジメチルアミノ)メチルテトラリ
ン塩酸塩を用いて、実施例4と同様の操作を行うことに
より、表題化合物を得た。 融点:176-177 ℃(結晶化溶媒:テトラヒドロフラン-
ヘキサン)
【0276】実施例85 4'-メチル-N-[6-[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-7,8
-ジヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カル
ボキサミド
【化271】 実施例41の2)で得た6-[(N,N-ジメチルアミノ)メ
チル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実
施例1と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得
た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.25 (6H,s), 2.33 (2H, t, J =
8.1 Hz), 2.41 (3H, s),2.84 (2H, t, J = 8.1 Hz), 2.
98 (2H, s), 6.33 (1H, s), 7.01 (1H, d, J = 7.8 H
z), 7.39 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.48 (1H, s), 7.52
(2H, d, J = 7.8 Hz), 7.67 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.8
4 (1H, s), 7.91 (2H, d, J = 8.1 Hz). 元素分析値 C27H28N2Oとして 計算値:C, 81.78; H, 7.12; N, 7.06 実験値:C, 81.51; H, 7.22; N, 6.93 融点: 195-196 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ジイ
ソプロピルエーテル) 実施例86 4-シクロヘキシル-N-[6-[(N,N-ジメチルアミノ)メチ
ル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル]ベンズアミド
【化272】 実施例41の2)で得た6-[(N,N-ジメチルアミノ)メ
チル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実
施例1と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得
た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.20-1.52 (4H,m), 1.71-1.96 (6
H, m), 2.25 (6H, s), 2.33 (2H, t, J = 8.1 Hz), 2.5
0-2.62 (1H, m), 2.84 (2H, t, J = 8.1 Hz), 2.99 (2
H, s), 6.33 (1H, s), 7.00 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.3
1 (2H, d, J = 8.1Hz), 7.36 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.
46 (1H, brs), 7.75 (1H, s), 7.78 (2H,d, J = 8.1
Hz). 融点: 179-181 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ジイ
ソプロピルエーテル)
【0277】実施例87 6-(2,4-ジフルオロフェニル)-N-[6-[(1-ピロリジニル)
メチル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル]ニコチンアミド
【化273】 参考例54で得た6-(1-ピロリジニルメチル)-7,8-ジヒ
ドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施例1と同様の
操作を行うことにより、表題化合物を得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.81 (4H, m), 2.37 (2
H, t, J = 8.1 Hz), 2.54
(4H, m), 2.86 (2H, t, J =
8.1 Hz), 3.18 (2H, s),
6.37 (1H, s), 6.93 (1H,
m), 7.04 (2H, m), 7.38 (1
H, m), 7.47 (1H, s), 7.77
(1H, s), 7.91 (1H, m),
8.13 (1H, m), 8.24 (1H,
m), 9.16 (1H, s). 元素分析値 C2726Oとして 計算値:C, 72.79; H, 5.66; N, 9.43 実験値:C, 72.65; H, 5.52; N, 9.73 融点: 169-170 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ジイ
ソプロピルエーテル) 実施例88 4'-フルオロ-N-[6-[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-
5,6,7,8-テトラヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニ
ル]-4-カルボキサミド
【化274】 6−アミノ−2−(N,N−ジメチルアミノ)メチルテトラリ
ン塩酸塩を用いて、実施例4と同様の操作を行うことに
より、表題化合物を得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.41 (1H, m), 1.95 (2H, m), 2.2
5-2.45 (3H, m),2.36 (6H, s), 2.85-2.94 (3H, m),
7.13 (3H, m), 7.30 (1H, m), 7.46 (1H, s),7.59 (2
H, m), 7.65 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.74 (1H, s), 7.9
3 (2H, d, J = 8.1Hz). 元素分析値 C26H27FN2Oとして 計算値:C, 77.58; H, 6.76; N, 6.96 実験値:C, 77.72; H, 6.49; N, 6.79 融点: 184-186 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ジイ
ソプロピルエーテル)
【0278】実施例89 (+)-4'-フルオロ-N-[6-[(N,N-ジメチルアミノ)メチ
ル]-5,6,7,8-テトラヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフ
ェニル]-4-カルボキサミド および(-)-4'-フルオロ-N
-[6-[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-5,6,7,8-テトラ
ヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキ
サミド 実施例88で得た4'-フルオロ-N-[6-[(N,N-ジメチル
アミノ)メチル]-5,6,7,8-テトラヒドロ-2-ナフタレニ
ル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド (2.00g) をキ
ラルカラム(ダイセル社CHIRALCEL OD 50mmD×500mmL;
移動相 n-ヘキサン:エタノール=85:15)を用いた分取HP
LCにて光学分割を行い、(+)体 (1.00g; 99.8%ee)、およ
び(-)体 (0.89g; >99.9%ee)を粉末として得た。得られ
た粉末を、それぞれ酢酸エチル-ジイソプロピルエーテ
ルより再結晶して、表題化合物の(+)体 (855mg)および
(-)体 (754mg)を得た。両化合物の比旋光度は以下のと
おりである。 (+)-4'-フルオロ-N-[6-[(N,N-ジメチルアミノ)メチ
ル]-5,6,7,8-テトラヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフ
ェニル]-4-カルボキサミド 比旋光度:[α]D=+50.8°C=0.494%(メタノール) (-)-4'-フルオロ-N-[6-[(N,N-ジメチルアミノ)メチ
ル]-5,6,7,8-テトラヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフ
ェニル]-4-カルボキサミド 比旋光度:[α]D=-51.2°C=0.492%(メタノール) 実施例90 4'-クロロ-N-[3-[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-2H-
クロメン-7-イル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
【化275】 参考例59で得た3-[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-2H-
クロメン-7-アミンを用いて、実施例1と同様の操作を
行うことにより、表題化合物を得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.23 (6H,s), 2.97 (2H, s), 4.
79 (2H, s), 6.30 (1H,s), 6.96 (1H, d, J = 8.1 H
z), 7.13 (1H, s), 7.20 (1H, d, J = 8.1 Hz),7.45
(2H, d, J = 8.6 Hz), 7.56 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.
66 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.74 (1H, brs), 7.93 (2
H, d, J = 8.4 Hz). 融点: 199-208 ℃ (結晶化溶媒:ジイソプロピルエ
ーテル)
【0279】実施例91 2',4'-ジフルオロ-N-[3-[(N,N-ジメチルアミノ)メチ
ル]-2H-クロメン-7-イル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボ
キサミド
【化276】 参考例59で得た3-[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-2H-
クロメン-7-アミンを用いて、実施例1と同様の操作を
行うことにより、表題化合物を得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.23 (6H, s), 2.97 (2H, s), 4.7
8 (2H, s), 6.29 (1H, s), 6.80-7.10 (2H, m), 6.96
(1H, d, J = 8.1 Hz), 7.13 (1H, s), 7.20 (1H,d, J =
8.1 Hz), 7.40-7.50 (1H, m), 7.62 (2H, d, J = 8.4
Hz), 7.76 (1H, brs), 7.92 (2H, d, J = 8.4 Hz). 融点: 200-204 ℃ (結晶化溶媒:ジイソプロピルエ
ーテル)
【0280】実施例92 4'-クロロ-N-[6-[(ジメチルアミノ)メチル]-7,8-ジヒド
ロ-1-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミ
【化277】 参考例60で得られた6-[(ジメチルアミノ)メチル]-7,8
-ジヒドロ-1-ナフタレンアミンを用いて、実施例1と同
様にして表題化合物を得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.34 (6H, s), 2.36 (2H, t, J=8.
1 Hz), 2.80 (2H, t, J=8.1 Hz), 3.00 (2H, s), 6.38
(1H, s), 6.94 (1H, d, J=7.8 Hz), 7.21 (1H,t, J=7.
8 Hz), 7.45 (2H, d, J=8.6 Hz), 7.56 (2H, d, J=8.6
Hz), 7.61 (2H,m), 7.68 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.97 (2
H, d, J=8.4 Hz). 融点:193-195 ℃ (結晶化溶媒:ジイソプロピルエーテ
ル) 実施例93 4'-クロロ-N-[7-[(ジメチルアミノ)メチル]-5,6-ジヒド
ロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミ
【化278】 参考例61で得られた7-[(ジメチルアミノ)メチル]-5,6
-ジヒドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施例1と同
様の方法により表題化合物を白色粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.25 (6H, s), 2.34 (2H, t, J=8.
1 Hz), 2.82 (2H, t, J=8.1 Hz), 3.00 (2H, s), 6.36
(1H, s), 7.11 (1H, d, J=7.5 Hz), 7.34 (1H, d, J=8.
1 Hz), 7.38 (1H, s), 7.44 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.56
(2H, d, J=8.4 Hz), 7.66 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.78
(1H, brs), 7.97(2H, d, J=8.4 Hz). 融点:167-169 ℃ (結晶化溶媒:ジイソプロピルエーテ
ル)
【0281】実施例94 N-[6-(1-ピロリジニルメチル)-7,8-ジヒドロ-2-ナフタ
レニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
【化279】 参考例54で得られた6-(1-ピロリジニルメチル)-7,8-ジ
ヒドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施例1と同様
にして表題化合物を白色粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.75-1.90 (4H, m), 2.34 (2H, t,
J=8.1 Hz), 2.45-2.60(4H, m), 2.85 (2H, t, J=8.1
Hz), 3.18 (2H, s), 6.36 (1H, s), 7.02 (1H,d, J=8.1
Hz), 7.27-7.55 (5H, m), 7.63 (2H, d, J=7.3 Hz),
7.70 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.82 (1H, s), 7.94 (2H, d,
J=8.1 Hz). 元素分析値 C28H28N2Oとして 計算値:C, 82.32; H, 6.91; N, 6.86. 実験値:C, 81.99; H, 6.69; N, 6.91. 融点:176-177 ℃ (結晶化溶媒:ジイソプロピルエーテ
ル) 実施例95 4'-フルオロ-N-[6-(1-ピロリジニルメチル)-7,8-ジヒド
ロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミ
【化280】 参考例54で得られた6-(1-ピロリジニルメチル)-7,8-ジ
ヒドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施例1と同様
にして表題化合物を白色粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.75-1.90 (4H, m), 2.35 (2H, t,
J=8.2 Hz), 2.45-2.60(4H, m), 2.84 (2H, t, J=8.2
Hz), 3.18 (2H, s), 6.36 (1H, s), 7.01(1H, d, J=8.1
Hz), 7.16 (2H, t, J=8.1 Hz), 7.38 (1H, d, J=8.1 H
z), 7.48 (1H, brs), 7.56-7.61 (2H, m), 7.64 (2H,
d, J=8.4 Hz), 7.83 (1H, s), 7.93 (2H,d, J=8.4 Hz). 元素分析値 C28H27FN2Oとして 計算値:C, 78.85; H, 6.38; N, 6.57. 実験値:C, 78.75; H, 6.39; N, 6.45. 融点:189-192 ℃ (結晶化溶媒:ジイソプロピルエーテ
ル)
【0282】実施例96 N-[6-(1-ピロリジニルメチル)-5,6,7,8-テトラヒドロ-2
-ナフタレニル][1,1'-ヒ゛フェニル]-4-カルボキサミド
【化281】 参考例55で得られた6-(1-ピロリジニルメチル)-5,6,
7,8-テトラヒドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施
例1と同様の方法で表題化合物を白色粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.40-1.50 (1H, m), 1.80 (4H,
m), 1.80-2.10 (1H, m), 1.80-2.20 (8H, m), 3.30-4.0
0 (3H, m), 7.29 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.25-7.30 (1H,
m), 7.30-7.55 (4H, m), 6.43 (2H, d, J=7.0 Hz), 7.
70 (2H, t, J=8.4 Hz), 7.75 (1H, s), 7.94 (2H, d, J
=8.4 Hz). 元素分析値 C28H30N2Oとして 計算値:C, 81.91; H, 7.37; N, 6.82. 実験値:C, 81.53; H, 7.25; N, 6.86. 融点:144-146 ℃ (結晶化溶媒:ジイソプロピルエーテ
ル) 実施例97 4'-フルオロ-N-[6-(1-ピロリジニルメチル)-5,6,7,8-テ
トラヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カル
ボキサミド
【化282】 参考例55で得られた6-(1-ピロリジニルメチル)-5,6,
7,8-テトラヒドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施
例1と同様の方法で表題化合物を白色粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.40-1.50 (1H, m), 1.80 (4H,
m), 1.80-2.10 (1H, m), 1.80-2.20 (8H, m), 3.30-4.0
0 (3H, m), 7.08 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.15 (2H, t, J
=8.4 Hz), 7.30 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.44 (1H, brs),
7.56-7.61 (2H, m),7.62 (2H, d, J=8.1 Hz), 7.85 (1
H, s), 7.92 (2H, d, J=8.1 Hz). 元素分析値 C28H29FN2Oとして 計算値:C, 78.48; H, 6.82; N, 6.54. 実験値:C, 78.18; H, 6.60; N, 6.60. 融点:185-189 ℃ (結晶化溶媒:ジイソプロピルエーテ
ル)
【0283】実施例98 4'-クロロ-N-[6-(1-ピロリジニルメチル)-5,6,7,8-テト
ラヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボ
キサミド
【化283】 参考例55で得られた6-(1-ピロリジニルメチル)-5,6,
7,8-テトラヒドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施
例1と同様の方法で表題化合物を白色粉末として得た1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.40-1.50 (1H, m), 1.80 (4H,
m), 1.80-2.10 (1H, m), 1.80-2.20 (8H, m), 3.30-4.0
0 (3H, m), 7.08 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.31 (1H, d, J
=8.4 Hz), 7.43 (2H, d, J=8.7 Hz), 7.45 (1H, s), 7.
54 (2H, d, J=8.7 Hz), 7.64 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.80
(1H, s), 7.93 (2H, d, J=8.4 Hz). 元素分析値 C28H29ClN2Oとして 計算値:C, 75.57; H, 6.57; N, 6.30. 実験値:C, 75.26; H, 6.68; N, 6.15. 融点:206-209 ℃ (結晶化溶媒:ジイソプロピルエーテ
ル) 実施例99 4-(4-フルオロフェニル)-N-[6-(1-ピペリジニルメチル)
-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル]-1-ピペリジンカルボキ
サミド
【化284】 参考例54で得られた6-(1-ピロリジニルメチル)-7,8-ジ
ヒドロ-2-ナフタレンアミン 50mg (0.22mmol)、ピリジ
ン 35mg (0.44mmol)をテトラヒドロフラン 3mlに溶解
し、氷冷下、クロロ炭酸フェニル 38mg (0.24mol)を加
えた。10分間撹拌後、反応液を濃縮し、残留物にジメチ
ルスルホキシド5mlを加えた。室温下、撹拌しながら4-
フルオロフェニルピペリジン塩酸塩 57mg (0.26mmol)、
4規定水酸化ナトリウム水溶液 0.066ml (0.26mmol)を加
え、30分間撹拌した。酢酸エチル、水を加え抽出し、有
機層を水洗後、濃縮し、残留物にジイソプロピルエーテ
ルを加えた。晶出物をろ取し、ジイソプロピルエーテル
で洗浄して4-(4-フルオロフェニル)-N-[6-(1-ピペリジ
ニルメチル)-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル]-1-ピペリ
ジンカルボキサミド 48mgを白色粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.60-1.70 (2H, m), 1.79 (4H,
m), 1.80-1.90 (2H, m), 2.33 (2H, t, J=7.8 Hz), 2.5
1 (4H, m), 2.60-2.70 (1H, m), 2.80 (2H, t, J=7.8 H
z), 2.90-3.10 (2H, m), 3.16 (2H, s), 4.18-4.23 (2
H, m), 6.32 (1H, s), 6.32 (1H, s), 6.92-7.09 (4H,
m), 7.15-7.20 (3H, m). 融点:182-185 ℃ (結晶化溶媒:ジイソプロピルエーテ
ル)
【0284】実施例100 4-(4-フルオロフェニル)-N-[6-(1-ピロリジニルメチル)
-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル]-1-ピペラジンカルボキ
サミド
【化285】 参考例54で得られた6-(1-ピロリジニルメチル)-7,8-ジ
ヒドロ-2-ナフタレンアミンと4-フルオロフェニルピペ
ラジンを用いて、実施例99と同様にして表題化合物を
白色粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.79 (4H, m), 2.32 (2H, t, J=7.
8 Hz), 2.51(4H, m), 2.80 (2H, t, J=7.8 Hz), 3.13-
3.16 (4H, m), 3.16 (2H, s), 3.63-3.66 (4H, m), 6.3
0 (1H, s), 6.32 (1H, s), 6.88-7.08 (6H, m), 7.19
(1H, s). 元素分析値 C26H31FN4Oとして 計算値:C, 71.86; H, 7.19; N, 12.89. 実験値:C, 71.68; H, 7.35; N, 12.65. 融点:179-181 ℃ (結晶化溶媒:ジイソプロピルエーテ
ル)
【0285】実施例101 N-(4-ブロモフェニル)-6-[(ジメチルアミノ)メチル]-7,
8-ジヒドロ-2-ナフタレンカルボキサミド
【化286】 1) 文献既知の方法 (シンセテック コミュニケーション
ズ, 23(21), 2965 (1993))により合成した6-シアノ-1-
テトラロン 1.30g (7.59mmol)を、濃塩酸 10mlと酢酸 2
0mlの混合溶液に溶解し、120℃で16時間撹拌した。反応
液を濃縮し、残留物に酢酸エチルと水を加えて抽出し、
有機層を水洗後、濃縮し、残留物を酢酸エチル-n-へキ
サン(1:1)で洗浄して、5-オキソ-5,6,7,8-テトラヒ
ドロ-2-ナフタレンカルボン酸 1.10gを白色粉末として
得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.15-2.23 (2H, m), 2.70-2.75 (2
H, m), 3.04-3.07 (2H,m), 8.01-8.03 (1H, m), 8.03
(1H, s), 8.13 (1H, d, J=8.7 Hz). 2) 1)で得られた5-オキソ-5,6,7,8-テトラヒドロ-2-
ナフタレンカルボン酸1.00g (5.26mmol)と4-ブロモアニ
リン 0.90g (5.26mmol) を用いて、実施例1と同様にし
てN-(4-ブロモフェニル)-5-オキソ-5,6,7,8-テトラヒド
ロ-2-ナフタレンカルボキサミド 1.21gを白色粉末とし
て得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.14-2.23 (2H, m), 2.69-2.73 (2
H, m), 3.03-3.07 (2H,m), 7.48-7.58 (4H, m), 7.71
(1H, d, J=8.1 Hz), 7.79(1H, s), 7.86 (1H, s), 8.12
(1H, d, J=8.1 Hz). 3) 2)で得られたN-(4-ブロモフェニル)-5-オキソ-5,
6,7,8-テトラヒドロ-2-ナフタレンカルボキサミド 1.10
g (3.19mmol)をジメチルホルムアミドジエチルアセター
ル 30mlに溶解し、4時間加熱還流した。晶出物をろ取
し、酢酸エチルで洗浄して、N-(4-ブロモフェニル)-6-
[(ジメチルアミノ)メチリデン]-5-オキソ-5,6,7,8-テト
ラヒドロ-2-ナフタレンカルボキサミド 1.21gを黄色粉
末として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.80-2.87 (4H, m), 3.07 (6H,
m), 7.46-7.72 (7H, m), 7.91 (1H, d, J=8.4 Hz), 8.5
3 (1H, s). 4)トリアセトキシヒドロほう酸ナトリウム 398mg (1.87
mmol)を、氷冷下、酢酸40mlとテトラヒドロフラン 10ml
の混合溶液に溶解し、3)で得られたN-(4-ブロモフェニ
ル)-6-[(ジメチルアミノ)メチリデン]-5-オキソ-5,6,7,
8-テトラヒドロ-2-ナフタレンカルボキサミド 500mg
(1.25mmol)を加え、1時間撹拌した。反応液を室温下、
減圧濃縮し、残留物に2-プロパノール 50mlを加え、氷
冷下、水素化ホウ素ナトリウム 142mg (3.75mmol)を加
えた。2時間撹拌後、反応液を濃縮し、残留物に炭酸水
素ナトリウム水溶液、酢酸エチルを加え分液し、有機層
を濃縮した。残留物を酢酸 20mlと濃塩酸 20mlの混合溶
液に溶解し、70℃で5時間撹拌した。反応液を濃縮し、
残留物に4規定水酸化ナトリウム水溶液、酢酸エチルを
加え抽出し、有機層を水洗後、濃縮し、残留物をアルミ
ナカラムクロマトグラフィー(展開溶媒:酢酸エチル)に
て精製し、溶出物をジイソプロピルエーテルで洗浄し、
表題化合物 234mgを白色粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.26 (6H, s), 2.38 (2H, t, J=8.
1 Hz), 2.89 (2H, t, J=8.1 Hz), 3.02 (2H, s), 6.42
(1H, s), 7.10 (1H, d, J=8.6 Hz), 7.47 (2H, d, J=8.
9 Hz), 7.55 (2H, d J=8.9 Hz), 7.61 (1H, s), 7.62
(1H, d, J=6.7 Hz), 7.76 (1H, s). 元素分析値 C20H21BrN2Oとして 計算値:C, 62.35; H, 5.49; N, 7.27. 実験値:C, 61.98; H, 5.43;
N, 7.07. 融点:175−179 ℃ (結晶化溶媒:ジイソプロピ
ルエーテル)
【0286】実施例102 6-[(ジメチルアミノ)メチル]-N-(4'-フルオロ[1,1'-ビ
フェニル]-4-イル)-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレンカルボ
キサミド
【化287】 実施例101で得られたN-(4-ブロモフェニル)-6-[(ジ
メチルアミノ)メチル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレンカル
ボキサミド 170mg (0.44mmol)と4-フルオロフェニルボ
ロン酸 74mg (0.53mmol) を用いて、実施例16と同様の
方法により、表題化合物 24mgを白色粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.27 (6H, s), 2.39 (2H, t, J=8.
4 Hz), 2.91(2H, t, J=8.4 Hz), 3.02 (2H, s), 6.43
(1H, s), 7.09-7.16 (3H, m), 7.52-7.73 (8H, m), 7.8
1 (1H, s). 融点:200-204 ℃ (結晶化溶媒:ジイソプロピルエーテ
ル) 実施例103 2',4'-ジフルオロ-N-[6-(1-ピロリジニルメチル)-7,8-
ジヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボ
キサミド
【化288】 参考例54で得られた6-(1-ピロリジニルメチル)-7,8-ジ
ヒドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施例1と同様
の方法で表題化合物を白色粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.75-1.90 (4H, m), 2.36 (2H, t,
J=8.1 Hz), 2.45-2.60(4H, m), 2.85 (2H, t, J=8.1
Hz), 3.18 (2H, s), 6.36 (1H, s), 6.92-7.03(3H, m),
7.36-7.45 (2H, m), 7.48 (1H, s), 7.62 (2H, d, J=
8.4 Hz), 7.78 (1H, s), 7.94 (2H, d, J=8.4 Hz). 元素分析値 C28H26F2N2Oとして 計算値:C, 75.66; H, 5.90; N, 6.30. 実験値:C, 75.36; H, 5.92; N, 6.10. 融点:165-167 ℃ (結晶化溶媒:ジイソプロピルエーテ
ル)
【0287】実施例104 N-[3-[(ジメチルアミノ)メチル]-2,3-ジヒドロ-1,4-ベ
ンゾジオキシン-6-イル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキ
サミド
【化289】 参考例62で得られたN,N-ジメチル-N-[(7-アミノ-2,3-
ジヒドロ-1,4-ベンゾジオキシン-2-イル)メチル]アミン
を用いて、実施例1と同様の方法で表題化合物を白色粉
末として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.33 (6H, s), 2.48-2.66 (2H,
m), 3.93-3.99 (1H, m), 4.27-4.31 (2H, m), 6.86(1H,
d, J=8.6 Hz), 7.03-7.07 (1H, m), 7.31-7.32 (1H,
m), 7.37-7.49 (3H, m), 7.62 (2H, d, J=7.0 Hz), 7.6
8 (2H, d, J=8.4Hz), 7.76 (1H, s), 7.91 (2H, d, J=
8.4 Hz). 元素分析値 C24H24N2O3として 計算値:C, 74.21; H, 6.23; N, 7.21. 実験値:C, 74.17; H, 6.23; N, 7.01. 融点:124-126 ℃ (結晶化溶媒:ジイソプロピルエーテ
ル) 実施例105 4'-クロロ-N-[3-[(ジメチルアミノ)メチル]-2,3-ジヒド
ロ-1,4-ベンゾジオキシン-6-イル][1,1'-ビフェニル]-4
-カルボキサミド
【化290】 参考例62で得られたN,N-ジメチル-N-[(7-アミノ-2,3-
ジヒドロ-1,4-ベンゾジオキシン-2-イル)メチル]アミン
を用いて、実施例1と同様の方法で表題化合物を白色粉
末として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.33 (6H, s), 2.50-2.67 (2H,
m), 3.94-4.01 (1H, m), 4.28-4.31 (2H, m), 6.86 (1
H, d, J=8.7 Hz), 7.03-7.06 (1H, m), 7.31 (1H, m),
7.44 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.55 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.
65 (2H, d, J=8.1 Hz), 7.67 (1H, s), 7.91 (2H, d, J
=8.1 Hz). 融点:158-159 ℃ (結晶化溶媒:ジイソプロピ
ルエーテル)
【0288】実施例106 4'-クロロ-N-[2-[(ジメチルアミノ)メチル]-2,3-ジヒド
ロ-1,4-ベンゾジオキシン-6-イル][1,1'-ビフェニル]-4
-カルボキサミド
【化291】 参考例63で得られたN,N-ジメチル-N-[(6-アミノ-2,3-
ジヒドロ-1,4-ベンゾジオキシン-2-イル)メチル]アミン
を用いて、実施例1と同様の方法で表題化合物を白色粉
末として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.34 (6H, s), 2.46-2.67 (2H,
m), 3.94-4.01 (1H, m), 4.28-4.34 (2H, m), 6.91 (1
H, d, J=8.6 Hz), 7.02-7.05 (1H, m), 7.30 (1H, m),
7.44 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.55 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.
66 (2H, d, J=8.1 Hz), 7.70 (1H, s), 7.92 (2H, d, J
=8.1 Hz). 元素分析値 C24H23ClN2O3として 計算値:C, 68.16; H, 5.48; N, 6.62. 実験値:C, 68.09; H, 5.29; N, 6.57. 融点:215-217 ℃ (結晶化溶媒:ジイソプロピ
ルエーテル) 実施例107 2',4'-ジフルオロ-N-[2-[(ジメチルアミノ)メチル]-2,3
-ジヒドロ-1,4-ベンゾジオキシン-6-イル][1,1'-ビフェ
ニル]-4-カルボキサミド
【化292】 参考例63で得られたN,N-ジメチル-N-[(6-アミノ-2,3-
ジヒドロ-1,4-ベンゾジオキシン-2-イル)メチル]アミン
を用いて、実施例1と同様の方法で表題化合物を白色粉
末として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.34 (6H, s), 2.50-2.63 (2H,
m), 3.94-4.01 (1H, m), 4.28-4.34 (2H, m), 6.91 (1
H, d, J=8.6 Hz), 6.91-7.03 (3H, m), 7.30 (1H, m),
7.40-7.50 (1H, m), 7.61 (2H, d, J=8.1 Hz), 7.69 (1
H, s), 7.92 (2H, d,J=8.1 Hz). 元素分析値 C24H22F2N2O3として 計算値:C, 67.91; H, 5.22; N, 6.60. 実験値:C, 67.75; H, 5.09; N, 6.48. 融点:209-210 ℃ (結晶化溶媒:ジイソプロピ
ルエーテル)
【0289】実施例108 6-(4-クロロフェニル)-N-[2-(1-ピロリジニルメチル)-
2,3-ジヒドロ-1,4-ベンゾジオキシン-6-イル]ニコチン
アミド
【化293】 参考例64で得られた1-[(6-アミノ-2,3-ジヒドロ-1,4-
ベンゾジオキシン-2-イル)メチル]ピロリジンを用い
て、実施例1と同様の方法で表題化合物を白色粉末とし
て得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.81 (4H, m), 2.50-2.63 (4H,
m), 2.75-2.77 (2H, m), 3.90-4.10 (1H, m), 4.30-4.3
6 (2H, m), 6.91 (1H, d, J=8.6 Hz), 7.00-7.10 (1H,
m), 7.26 (1H, m), 7.48 (2H, d, J=8.6 Hz), 7.72 (1
H, s), 7.81 (1H, d, J=7.8 Hz), 8.01 (2H, d, J=8.6
Hz), 8.20-8.25 (1H, m), 9.10 (1H, s). 元素分析値 C25H24ClN3O3として 計算値:C, 66.74; H, 5.38; N, 9.34. 実験値:C, 66.66; H, 5.46; N, 9.11. 融点:218-220 ℃ (結晶化溶媒:ジイソプロピ
ルエーテル) 実施例109 N-[3-[(ジメチルアミノ)メチル]-2H-クロメン-7-イル]
-4'-フルオロ[1.1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
【化294】 参考例59で得た3-[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-2H-
クロメン-7-アミンを用いて、実施例1と同様の操作を行
うことにより、表題化合物を得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.23 (6H, s), 2.97 (2H, s), 4.7
9 (2H, s), 6.30 (1H, s), 6.96 (1H, d, J=8.1 Hz),
7.13-7.22 (4H, m), 7.56-7.61(2H, m), 7.65 (2H, d,
J=8.4 Hz), 7.78 (1H, s), 7.92 (2H, d, J=8.4 Hz). 元素分析値 C25H23FN2O2として 計算値:C, 74.61; H, 5.76;
N, 6.96. 実験値:C, 74.35; H, 5.68;
N, 6.74. 融点:192-195 ℃ (結晶化溶媒:ジイソプロピ
ルエーテル)
【0290】実施例110 4'-クロロ-N-[3-[(ジメチルアミノ)メチル]-3,4-ジヒド
ロ-2H-クロメン-7-イル][1.1'-ビフェニル]-4-カルボキ
サミド
【化295】 参考例65で得られたN-[(7-アミノ-3,4-ジヒドロ-2H-
クロメン-3-イル)メチル]-N,Nジメチルアミンを用い
て、実施例1と同様の操作を行うことにより、表題化合
物を得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.26 (6H, s), 2.27 (3H, m), 2.4
7-2.51 (1H, m), 2.83-2.89 (1H, m), 3.82-3.86 (1H,
m), 4.28-4.32 (1H, m), 7.04 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.1
2-7.18 (2H, m), 7.44 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.56 (2H,
d, J=8.4 Hz), 7.67 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.71 (1H,
s), 7.93 (2H, d, J=8.4 Hz). 実施例111 4'-クロロ-N-[6-[(ジメチルアミノ)メチル]-5-メチル-
7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カ
ルボキサミド
【化296】 参考例66で得られた6-[(ジメチルアミノ)メチル]-5-
メチル-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実
施例1と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得
た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.09 (3H, s), 2.27 (6H, s), 2.3
1-2.37 (2H, m), 2.74-2.79 (2H, m), 3.08 (2H, s),
7.27-7.30 (1H, m), 7.44-7.48 (4H, m), 7.56 (2H, d,
J=8.6 Hz), 7.67 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.79 (1H, s),
7.95 (2H, d, J=8.4 Hz). 元素分析値 C27H27ClN2Oとして 計算値:C, 75.25; H, 6.31; N, 6.50. 実験値:C, 74.86; H, 6.20; N, 6.42. 融点:199-204 ℃ (結晶化溶媒:ジイソプロピ
ルエーテル)
【0291】実施例112 4'-クロロ-N-[6-[(ジメチルアミノ)メチル]-5-エチル-
7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カ
ルボキサミド
【化297】 参考例67で得られた6-[(ジメチルアミノ)メチル]-5-
エチル-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実
施例1と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得
た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.09 (3H, t, J=7.5 Hz), 2.27 (6
H, s), 2.31-2.37 (2H,m), 2.60-2.63 (2H, m), 2.71-
2.76 (2H, m), 3.08 (2H, s), 7.31 (1H, d, J=9.2 H
z), 7.43-7.49 (4H, m), 7.56 (2H, d, J=8.7 Hz), 7.6
7 (2H, d, J=8.6 Hz), 7.80 (1H, s), 7.94 (2H, d, J
=8.6 Hz). 元素分析値 C28H29ClN2Oとして 計算値:C, 75.57; H, 6.57; N, 6.30. 実験値:C, 75.41; H, 6.34; N, 6.23. 融点:201-204 ℃ (結晶化溶媒:ジイソプロピ
ルエーテル) 実施例113 4'-クロロ-N-[6-[(ジメチルアミノ)メチル]-5-イソブチ
ル-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4
-カルボキサミド
【化298】 参考例68で得られた6-[(ジメチルアミノ)メチル]-5-
イソブチル-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレンアミンを用い
て、実施例1と同様の操作を行うことにより、表題化合
物を得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 0.90 (6H, d, J=6.4 Hz), 1.73-1.
78 (1H, m), 2.23 (6H,s), 2.34 (2H, m), 2.50 (2H,
d, J=7.3 Hz), 2.74 (2H, m), 3.13 (2H, s), 7.26-7.3
0 (1H, m), 7.45-7.48 (4H, m), 7.56 (2H, d, J=8.7 H
z), 7.67 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.79 (1H, s), 7.94 (2
H, d, J=8.4 Hz). 元素分析値 C30H33ClN2Oとして 計算値:C, 76.17; H, 7.03; N, 5.92. 実験値:C, 75.91; H, 7.19; N, 5.72. 融点:159-162 ℃ (結晶化溶媒:ジイソプロピ
ルエーテル)
【0292】実施例114 4'-クロロ-N-[5-メチル-6-(1-ピロリジニルメチル)-7,8
-ジヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カル
ボキサミド
【化299】 参考例69で得られた5-メチル-6- (1-ピロリジニルメ
チル)- 7,8-ジヒドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実
施例1と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得
た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.79 (4H, m), 2.11 (3H, s), 2.
30-2.40 (2H, m), 2.54(4H, m), 2.74-2.79 (2H, m),
3.28 (2H, s), 7.26-7.30 (1H, m), 7.45-7.48(4H, m),
7.56 (2H, d, J=8.6 Hz), 7.67 (2H, d, J=8.4 Hz),
7.81 (1H, s),7.95 (2H, d, J=8.4 Hz). 融点:190-192 ℃ (結晶化溶媒:ジイソプロピ
ルエーテル) 実施例115 N-[5-メチル-6-(1-ピロリジニルメチル)-7,8-ジヒドロ-
2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
【化300】 参考例69で得られた5-メチル-6- (1-ピロリジニルメ
チル)- 7,8-ジヒドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実
施例1と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得
た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.78 (4H, m), 2.10 (3H, s), 2.3
5-2.40 (2H, m), 2.53 (4H, m), 2.70-2.78 (2H, m),
3.28 (2H, s), 7.26-7.28 (1H, m), 7.40-7.50 (5H,
m), 7.62 (2H, d, J=7.0 Hz), 7.70 (2H, d, J=8.4 H
z), 7.87 (1H, s), 7.94 (2H, d, J=8.4 Hz). 融点:169-170 ℃ (結晶化溶媒:ジイソプロピ
ルエーテル)
【0293】実施例116 6-(4-メトキシフェニル)-N-[5-メチル-6-(1-ピロリジニ
ルメチル)-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル]ニコチンアミ
【化301】 参考例69で得られた5-メチル-6- (1-ピロリジニルメ
チル)- 7,8-ジヒドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実
施例1と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得
た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.78 (4H, m), 2.09 (3H, s), 2.3
5-2.40 (2H, m), 2.53 (4H, m), 2.70-2.77 (2H, m),
3.27 (2H, s), 3.88 (3H, s), 7.01 (2H, d, J=8.9 H
z), 7.26 (1H, d, J=8.9 Hz), 7.45-7.47 (2H, m), 7.
75 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.95 (1H, s), 8.01 (2H, d,
J=8.9 Hz), 8.18-8.21 (1H, m), 9.09 (1H,m). 元素分析値 C29H31N3O2として 計算値:C, 76.79; H, 6.89; N, 9.26. 実験値:C, 76.46; H, 6.64; N, 9.09. 融点:165-167 ℃ (結晶化溶媒:ジイソプロピ
ルエーテル) 実施例117 4'-クロロ-N-[5-シアノ-6-(1-ピロリジニルメチル)-7,8
-ジヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カル
ボキサミド
【化302】 参考例70で得られた6-アミノ-2-(1-ピロリジニルメチ
ル)-3,4-ジヒドロ-1-ナフタレンカルボニトリルと4'-ク
ロロ[1,1'-ビフェニル]-4-カルボン酸を用いて、実施例
1と同様の操作を行うことにより、表題化合物を無色粉
末として得た。1 H NMR (DMSO-d6) δ1.73 (4H, m), 2.50 (4H, m), 2.5
6 (2H, m), 2.82 (2H, m), 3.49 (2H, s), 7.32 (1H,
d, J = 9.0 Hz), 7.57 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.56-7.8
7 (6H, m), 8.07 (2H, d, J = 8.4 Hz), 10.40 (1H,
s). FABMS(pos) 468.2 [M+H]+ 融点:191-192 ℃ (結晶化溶媒:ジイソプロピ
ルエーテル)
【0294】実施例118 N-[5-シアノ-6-(1-ピロリジニルメチル)-7,8-ジヒドロ-
2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
【化303】 参考例70で得られた6-アミノ-2-(1-ピロリジニルメチ
ル)-3,4-ジヒドロ-1-ナフタレンカルボニトリルと[1,1'
-ビフェニル]-4-カルボン酸を用いて、実施例1と同様
の操作を行うことにより、表題化合物を無色粉末として
得た。1 H NMR (DMSO-d6) δ1.81 (4H, m), 2.62 (6H, m), 2.8
8 (2H, m), 3.56 (2H, s), 7.41 (2H, m), 7.46 (3H,
m), 7.64 (2H, d, J = 6.9 Hz), 7.73 (3H, m), 7.88
(1H, s), 7.95 (2H, d, J = 8.1 Hz). FABMS(pos) 434.2 [M+H]+ 融点:168-170 ℃ (結晶化溶媒:ジイソプロピ
ルエーテル) 実施例119 3-ブロモ-N-[6-[(ジメチルアミノ)メチル]-5,6,7,8-テ
トラヒドロ-2-ナフタレニル]ベンズアミド
【化304】 6-アミノ-2-(N,N-ジメチルアミノ)メチルテトラリンと
3−ブロモ安息香酸を用いて、実施例1と同様の操作を
行うことにより、表題化合物を得た。1 H NMR (DMSO-d6) δ: 1.31 (1H, m), 1.89 (2H, m),
2.17 (6H, s), 2.17-2.35(3H, m), 2.77 (3H, m), 7.04
(1H, d, J=8.4 Hz), 7.49 (3H, m), 7.79 (1H,d, J=8.
1 Hz), 7.94 (1H, d, J=7.8 Hz), 8.13 (1H, s), 10.20
(1H, s).
【0295】実施例120 N-[6-[(ジメチルアミノ)メチル]-5,6,7,8-テトラヒドロ
-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-3-カルボキサミド
【化305】 実施例119で得られた3-ブロモ-N-[6-[(ジメチルアミ
ノ)メチル]-5,6,7,8-テトラヒドロ-2-ナフタレニル]ベ
ンズアミドとフェニルボロン酸を用いて、実施例16と
同様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。1 H NMR (DMSO-d6) δ: 1.43 (1H, m), 2.02 (1H, m),
2.21 (1H, m), 2.42 (1H,m), 2.81 (6H, s), 2.88 (3H,
m), 3.09 (2H, m), 7.06 (1H, m), 7.42-7.65 (6H,
m), 7.78-7.95 (4H, m), 8.22 (1H, s), 10.27 (1H,
s). FABMS(pos) 385.2 [M+H]+ 融点:145-148 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ジ
イソプロピルエーテル) 実施例121 N-[6-[(ジメチルアミノ)メチル]-5,6,7,8-テトラヒドロ
-2-ナフタレニル]-2',4'-ジフルオロ[1,1'-ビフェニル]
-4-カルボキサミド
【化306】 6-アミノ-2-(N,N-ジメチルアミノ)メチルテトラリンと
2', 4'-ジフルオロ[1,1'-ビフェニル]-4-カルボン酸を
用いて、実施例1と同様の操作を行うことにより、表題
化合物を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 1.41 (1H, m), 1.94 (2H, m), 2.2
5 (6H, s), 2.23-2.30 (3H, m), 2.86 (3H, m), 6.96
(2H, m), 7.09 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.30 (1H, m), 7.4
3 (2H, m), 7.61 (2H, m), 7.76 (1H, s), 7.93 (2H,
m). 融点:162-163 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ジ
イソプロピルエーテル)
【0296】実施例122 N-[6-[(ジメチルアミノ)メチル]-5,6,7,8-テトラヒドロ
-2-ナフタレニル]-1H-インドール-2-カルボキサミド
【化307】 6-アミノ-2-(N,N-ジメチルアミノ)メチルテトラリンと1
H-インドール-2-カルボン酸を用いて、実施例1と同様
の操作を行うことにより、表題化合物を得た。1 H NMR (DMSO-d6) δ: 1.32 (1H, m), 1.91 (2H, m),
2.16 (6H, s), 2.16-2.35(3H, m), 2.78 (3H, m), 7.06
(2H, m), 7.21 (1H, m), 7.44 (4H, m), 7.66 (1H, d,
J=8.1 Hz), 10.05 (1H, s), 11.68 (1H, s). FABMS(pos) 348.2 [M+H]+ 融点:190-192 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ジ
イソプロピルエーテル) 実施例123 N-[6-(ジメチルアミノ)-5,6,7,8-テトラヒドロ-2-ナフ
タレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
【化308】 参考例72で得られたN-(6-オキソ-5,6,7,8-テトラヒド
ロ-2-ナフタレニル)[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミ
ド (10mg, 0.029mmol)と、2規定ジメチルアミンのテト
ラヒドロフラン溶液 (0.146ml, 0.293mmol)を、酢酸−
テトラヒドロフラン(1:1)溶液(0.5ml)に加え、5
0℃で15分間撹拌した。反応液を室温に冷却した後、
トリアセトキシヒドロホウ酸ナトリウム (31mg, 0.146m
mol) を加え、50℃で2時間撹拌した。反応液に1規定
塩酸を加え、酢酸エチルで洗浄した。水層に炭酸ナトリ
ウムを加え、塩基性にした後、酢酸エチルで抽出した。
抽出液を、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで
乾燥後、溶媒を減圧下留去した。得られた残査をアルミ
ナBのカラムクロマトグラフィー (展開溶媒;酢酸エチ
ル) により精製して、表題化合物 (1.6mg) を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 1.68 (1H, m), 2.27 (1H, m), 2.4
0 (6H, s), 2.78 (5H, m), 7.11 (1H, d, J=8.1 Hz),
7.32-7.50 (5H, m), 7.62 (2H, m), 7.72 (2H, d,J=8.4
Hz), 7.78 (1H, br), 7.94 (2H, d, J=8.4 Hz). FABMS(pos) 371.2 [M+H]+
【0297】実施例124 N-[4-[(E)-2-(4,5-ジヒドロ-1H-イミダゾール-2-イル)
エテニル]フェニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキシア
ミド 塩酸塩
【化309】 参考例75で得られたN-[4-[(E)-2-シアノエテニル]フ
ェニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキシアミド (250m
g, 0.771mmol) のエタノール懸濁液に、10.1N塩化水素
−エタノール溶液 (30ml) を室温で加え、16時間撹拌
した。溶媒を減圧下留去した後、エタノールを再度加
え、エチレンジアミン (0.155ml, 2.31mmol) を室温で
加え、16時間撹拌した。炭酸水素ナトリウム水溶液を
加えて析出した粗生成物を、水とクロロホルムで洗浄し
た。これをメタノ−ルに溶解し1N塩酸 (4ml) を加え
た後、溶媒を減圧下留去した。得られた残査に少量の水
を加え、表題化合物 (124mg)を無色粉末として得た。1 H NMR (DMSO-d6,フリー塩基) δ: 3.33 (4H, m), 6.6
1 (1H, d, J = 16.8 Hz), 7.15 (1H, d, J = 16.8 Hz),
7.52 (5H, m), 7.83 (6H, m), 8.07 (2H, d, J= 8.4 H
z). 元素分析値 C24H21N3O・HCl・1.5H2Oとして 計算値:C, 66.89; H, 5.85; N, 9.75. 実験値:C, 67.16; H, 6.10; N, 10.03. 実施例125 N-[4-[2-(4,5-ジヒドロ-1H-イミダゾール-2-イル)エテ
ニル]フェニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキシアミド
塩酸塩
【化310】 実施例124で得られたN-[4-[(E)-2-(4,5-ジヒドロ-1H
-イミダゾール-2-イル)エテニル]フェニル][1,1'-ビフ
ェニル]-4-カルボキシアミド 塩酸塩 (80mg, 0.198mmo
l) のメタノール懸濁液に、10% パラジウム−炭素 (200
mg) を加え、水素雰囲気下60℃で2時間撹拌した。触
媒をろ去した後、溶媒を減圧下留去し、得られた残査に
ジエチルエーテルを加え、表題化合物 (52mg) を無色粉
末として得た。1 H NMR (DMSO-d6) δ: 2.73-2.97 (4H, m), 3.37 (4H,
s), 7.24 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.46 (3H, m), 7.76
(6H, m), 8.08 (2H, d, J = 8.4 Hz). FABMS(pos) 370[M+H]+
【0298】実施例126 4-クロロ-N-[2-[[6-[(ジメチルアミノ)メチル]-7,8-ジ
ヒドロ-2-ナフタレニル]アミノ]-2-オキソエチル]ベン
ズアミド
【化311】 実施例41の2)で得られた6- [(N,N-ジメチルアミノ)
メチル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレンアミンと4-クロロ
ベンゾイルグリシンを用いて、実施例1と同様の操作を
行うことにより、表題化合物を得た。1 H NMR (DMSO-d6) δ: 2.18 (6H, s), 2.21 (2H, m),
2.71 (2H, m), 2.91 (2H,s), 4.05 (2H, d, J=5.6 Hz),
6.30 (1H, s), 6.98 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.36(2H,
m), 7.58 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.92 (2H, d, J=8.4 H
z), 8.94 (1H, t, J=5.6 Hz), 10.00 (1H, s). FABMS(pos) 398 [M+H]+ 融点:168-171 ℃ (結晶化溶媒:ジイソプロピル
エーテル)
【0299】実施例127 4'-クロロ-N-[4-(3-ピペリジニルカルボニル)フェニル]
[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド 塩酸塩
【化312】 1) 参考例77で得られたtert-ブチル 3-(4-アミノ
ベンゾイル)-1-ピペリジンカルボキシレートと4'-クロ
ロ[1,1'-ビフェニル]-4-カルボン酸を用いて、実施例1
と同様の操作を行うことにより、tert-ブチル 3-[4-
[[(4'-クロロ[1,1'-ビフェニル]-4-イル)カルボニル]ア
ミノ]ベンゾイル]-1-ピペリジンカルボキシレートを得
た。 FABMS(pos) 519.2 [M+H]+ 2)1)で得られたtert-ブチル 3-[4-[[(4'-クロロ[1,
1'-ビフェニル]-4-イル)カルボニル]アミノ]ベンゾイ
ル]-1-ピペリジンカルボキシレート (100mg, 0.193mmo
l) に4規定塩化水素−酢酸エチル (1ml) を加え、1時
間後に溶媒を減圧下留去した。残査にジイソプロピルエ
ーテルを加え、表題化合物 (73.3mg) を無色粉末として
得た。1 H NMR (DMSO-d6) δ1.56 (1H, m), 1.82 (2H, m), 2.0
2 (1H, m), 2.89 (1H, m), 3.05 (1H, m), 3.33 (2H,
m), 3.90 (1H, m), 7.58 (2H, d, J=8.1Hz), 7.81(2H,
d, J=8.1Hz), 7.88 (2H, d, J=8.1Hz), 8.03 (4H, m),
8.11 (2H, d, J=8.1Hz), 9.04 (2H, br), 10.73 (1H,
s). FABMS(pos) 419.2 [M+H]+ 融点: 222-225 ℃ (分解)
【0300】実施例128 4'-クロロ-N-[4-[ヒドロキシ(3-ピペリジニル)メチル]
フェニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド 塩酸
【化313】 参考例78で得られた tert-ブチル 3-[[4-[[(4'-クロ
ロ[1,1'-ビフェニル]-4-イル)カルボニル]アミノ]フェ
ニル](ヒドロキシ)メチル]-1-ピペリジンカルボキシレ
ート (100mg, 0.192mmol) に4規定塩化水素−酢酸エチ
ル (1ml) を加え、1時間後に溶媒を減圧下留去した。
残査にジイソプロピルエーテルを加え、表題化合物 (7
9.8mg) を無色粉末として得た。 FABMSMS(pos) 421.2 [M+H]+ 融点: 195 ℃ (分解) 実施例129 [4-[[(4'-クロロ[1,1'-ビフェニル]-4-イル)カルボニ
ル]アミノ]フェニル](3-ピペリジニル)メチル アセテー
【化314】 実施例128で得られたtert-ブチル 3-[[4-[[(4'-クロ
ロ[1,1'-ビフェニル]-4-イル)カルボニル]アミノ]フェ
ニル](ヒドロキシ)メチル]-1-ピペリジンカルボキシレ
ート (366mg, 0.702mmol) の酢酸溶液(3.5ml)に濃硫
酸 (0.0562ml) を加え、室温で16時間攪拌した。反応
液に酢酸エチルを加え、炭酸水素カリウム水溶液と飽和
食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を
減圧下留去した。得られた油状物をアルミナBのカラム
クロマトグラフィー (展開溶媒;酢酸エチル−メタノ-
ル=3:1) により精製して、ジイソプロピルエーテル
で粉末とすることにより表題化合物 (210mg) を得た。 FABMS(pos) 403.2 [M+H]+ 融点: 200-203 ℃
【0301】実施例130 N-[4-(3-ピペリジニルメチル)フェニル][1,1'-ビフェニ
ル]-4-カルボキサミド塩酸塩
【化315】 参考例80で得られたtert-ブチル 3-[4-[([1,1'-ビフ
ェニル]-4-イルカルボニル)アミノ]ベンジル]-1-ピペリ
ジンカルボキシレート (100mg, 0.212mmol) に4規定塩
化水素−酢酸エチル (2ml) を加え、2時間後に溶媒を減
圧下留去した。残査にジイソプロピルエーテルを加え、
粉末にすることにより表題化合物 (79mg) を得た。 FABMS(pos) 371.3 [M+H]+ 融点: 218-220 ℃ (分解) 実施例131 4'-フルオロ-N-[4-(3-ピペリジニルメチル)フェニル]
[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド 塩酸塩
【化316】 参考例81で得られたtert-ブチル 3-[4-[[(4'-フルオ
ロ[1,1'-ビフェニル]-4-イル)カルボニル]アミノ]ベン
ジル]-1-ピペリジンカルボキシレート (150mg, 0.307mm
ol) に4規定塩化水素−酢酸エチル (3ml) を加え、2時
間後に溶媒を減圧下留去した。残査にジイソプロピルエ
ーテルを加え、表題化合物 (115mg) を無色粉末として
得た。 FABMS(pos) 389.3 [M+H]+ 融点: 205 ℃ (分解)
【0302】実施例132 4'-クロロ-N-[4-(3-ピペリジニルメチル)フェニル][1,
1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド 塩酸塩
【化317】 参考例82で得られた tert-ブチル 3-[4-[[(4'-クロロ
[1,1'-ビフェニル]-4-イル)カルボニル]アミノ]]ベンジ
ル]-1-ピペリジンカルボキシレート (150mg, 0.297mmo
l) に4規定塩化水素−酢酸エチル (3ml) を加え、2時
間後に溶媒を減圧下留去した。残査にジイソプロピルエ
ーテルを加え、表題化合物 (73.3mg) を無色粉末として
得た。 FABMS(pos) 405.2 [M+H]+ 融点: 200 ℃ (分解) 実施例133 N-[7-[(ジメチルアミノ)メチル]-5,6-ジヒドロ-3-キノ
リニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
【化318】 参考例86で得られたN-[(3-アミノ-5,6-ジヒドロ-7-キ
ノリニル)メチル]-N,N-ジメチルアミンと[1,1'-ビフェ
ニル]-4-カルボン酸を用いて、実施例1と同様の操作を
行うことにより、表題化合物を得た。1 H NMR (DMSO-d6) δ2.16 (6H, s), 2.29 (2H, t, J=8.
1 Hz), 2.84 (2H, t, J=8.1 Hz), 2.98 (2H, s), 6.40
(1H, s), 7.42 (1H, m), 7.51 (2H, m), 7.76 (2H, d,
J=7.2 Hz), 7.84 (2H, d, J=8.1 Hz), 7.97 (1H, s),
8.06 (2H, d, J=8.4 Hz), 8.65 (1H, s), 10.39 (1H,
s). FABMS(pos) 384.2 [M+H]+ 融点:202-203 ℃
【0303】実施例134 4'-クロロ-N-[7-[(ジメチルアミノ)メチル]-5,6-ジヒド
ロ-3-キノリニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
【化319】 参考例86で得られたN-[(3-アミノ-5,6-ジヒドロ-7-キ
ノリニル)メチル]-N,N-ジメチルアミンと4'-クロロ[1,
1'-ビフェニル]-4-カルボン酸を用いて、実施例1と同
様の操作を行うことにより、表題化合物を得た。1 H NMR (DMSO-d6) δ: 2.17 (6H, s), 2.31 (2H, t, J=
8.1 Hz), 2.85 (2H, t,J=8.1 Hz), 2.99 (2H, s), 6.41
(1H, s), 7.57 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.81 (2H,d, J=8.
4 Hz), 7.86 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.98 (1H, s), 8.08
(2H, d, J=8.4Hz), 8.66 (1H, s), 10.41 (1H, s). FABMS(pos) 418.2 [M+H]+ 融点: 220-222 ℃ 実施例135 4'-クロロ-N-[6-[(4-メチル-1-ピペラジニル)メチル]-
7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カ
ルボキサミド
【化320】 参考例56で得た4'-クロロ-N-[6-(クロロメチル)-7,8-
ジヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボ
キサミドを用いて、実施例51と同様の操作を行うこと
により、表題化合物を得た。 1H-NMR (CDCl3) δ : 2.30 (3H, s), 2.25-2.50 (10H,
m), 2.83 (2H, t, J = 8.1 Hz), 3.07 (2H, s), 6.35
(1H, s), 7.01 (1H, d, J = 8.1 Hz), 7.36 (1H,d, J =
7.8 Hz), 7.44 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.51 (1H, s),
7.55 (2H, d, J =8.4 Hz), 7.66 (2H, d, J = 8.4 Hz),
7.84 (1H, s), 7.93 (2H, d, J = 8.4 Hz). 融点: 220-222 ℃ (結晶化溶媒: テトラヒドロフ
ラン−n-ヘキサン)
【0304】実施例136 4'-クロロ-N-[6-[[メチル[2-(1-ピペリジニル)エチル]
アミノ]メチル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-
ビフェニル]-4-カルボキサミド
【化321】 参考例56で得た4'-クロロ-N-[6-(クロロメチル)-7,8-
ジヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボ
キサミドを用いて、実施例51と同様の操作を行うこと
により、表題化合物を得た。1 H-NMR (CDCl3) δ : 1.72-1.77 (6H, m), 2.25-2.36
(2H, m), 2.27 (3H, s),2.52-2.63 (8H, m), 2.84 (2H,
t, J = 8.0 Hz), 3.08 (2H, s), 6.35 (1H, s),7.01
(1H, d, J = 8.1 Hz), 7.38 (1H, d, J = 8.1 Hz), 7.4
4 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.49 (1H, s), 7.55 (2H, d,
J = 8.4 Hz), 7.66 (2H, d, J = 8.4 Hz),7.83 (1H,
s), 7.93 (2H, d, J = 8.4 Hz). 融点: 165-167 ℃ (結晶化溶媒: テトラヒドロフ
ラン−n-ヘキサン) 実施例137 4'-クロロ-N-[6-[[メトキシ(メチル)アミノ]メチル]-7,
8-ジヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カル
ボキサミド
【化322】 参考例56で得た4'-クロロ-N-[6-(クロロメチル)-7,8-
ジヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボ
キサミドを用いて、実施例51と同様の操作を行うこと
により、表題化合物を得た。1 H-NMR (CDCl3) δ : 2.41 (2H, t, J = 8.1 Hz), 2.61
(3H, s), 2.86 (2H, t,J = 8.1 Hz), 3.37 (2H, s),
3.52 (3H, s), 6.39 (1H, s), 7.03 (1H, d J =8.1 H
z), 7.36 (1H, d, J = 8.1 Hz), 7.44 (2H, d, J = 8.4
Hz), 7.53 (1H, s), 7.55 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.66
(2H, d, J = 8.4 Hz), 7.83 (1H, s), 7.93 (2H, d, J
= 8.4 Hz). 融点: 190-192 ℃ (結晶化溶媒: 酢酸エチル−n-
ヘキサン)
【0305】実施例138 4'-クロロ-N-[6-[[4-(1-ピペリジニル)-1-ピペリジニ
ル]メチル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフ
ェニル]-4-カルボキサミド
【化323】 参考例56で得た4'-クロロ-N-[6-(クロロメチル)-7,8-
ジヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボ
キサミドを用いて、実施例51と同様の操作を行うこと
により、表題化合物を得た。1 H-NMR (CDCl3) δ : 1.45-1.96 (12H, m), 2.29-2.34
(3H, m), 2.57 (4H, s),2.83 (2H, t, J = 8.1 Hz), 2.
96-3.03 (4H, m), 6.32 (1H, s), 7.00 (1H, d,J = 8.1
Hz), 7.38 (1H, d, J = 8.1 Hz), 7.44 (2H, d, J =
8.4 Hz), 7.50 (1H, s), 7.55 (2H, d, J = 8.4 Hz),
7.66 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.86 (1H, s), 7.93 (2H,
d, J = 8.4 Hz). 融点: 232-234 ℃ (結晶化溶媒: 酢酸エチル−n-
ヘキサン) 実施例139 6-(4-フルオロフェニル)-N-[3-(1-ピロリジニルメチル)
-2H-クロメン-7-イル]ニコチンアミド
【化324】 参考例87で得た3-(1-ピロリジニルメチル)-2H-クロメ
ン-7-アミンを用いて、実施例1と同様の操作を行うこ
とにより、表題化合物を得た。1 H-NMR (CDCl3) δ : 1.70(4H,s), 2.43 (4H, s), 3.12
(2H, s), 4.73 (2H, s), 6.37 (1H, s), 7.03 (1H, d,
J = 7.8 Hz), 7.29-7.40 (4H, m), 8.15 (1H, d, J =
8.4 Hz), 8.22-8.39 (3H , m), 9.15 (1H, s), 10.40
(1H, s). 融点: 233-235 ℃ (結晶化溶媒: テトラヒドロフ
ラン− n-ヘキサン)
【0306】実施例140 4-ブロモ-N-[6-(1-ピロリジニルメチル)-7,8-ジヒドロ-
2-ナフタレニル]ベンズアミド
【化325】 参考例54で得た6-(1-ピロリジニルメチル)-7,8-ジヒド
ロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施例1と同様の操
作を行うことにより、表題化合物を得た。1 H-NMR (CDCl3) δ : 1.79 (4H, s), 2.35 (2H, t, J =
8.1 Hz), 2.52 (4H, s), 2.83 (2H, t, J = 8.1 Hz),
3.17 (2H, s), 6.35 (1H, s), 6.99 (1H, d, J =8.1 H
z), 7.34 (1H, d, J = 8.1 Hz), 7.43 (1H, s), 7.60
(2H, d, J = 8.4 Hz), 7.72 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.7
6 (1H, s). 融点: 135-137 ℃ (結晶化溶媒: 酢酸エチル−n-
ヘキサン) 実施例141 6-(4-メトキシフェニル)-N-[3-(1-ピロリジニルメチル)
-2H-クロメン-7-イル]ニコチンアミド
【化326】 参考例87で得た3-(1-ピロリジニルメチル)-2H-クロメ
ン-7-アミンを用いて、実施例1と同様の操作を行うこ
とにより、表題化合物を得た。1 H-NMR (CDCl3) δ : 1.70 (4H, s), 2.44 (4H, s), 3.
12 (2H, s), 3.84 (3H,s), 4.73 (2H, s), 6.37 (1H,
s), 7.03 (1H, d, J = 8.1 Hz), 7.09 (2H, t, J= 8.7
Hz), 7.29 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.31 (1H, s), 8.07
(1H, d, J = 8.7Hz), 8.16 (2H, d, J = 8.7 Hz), 8.32
(1H, d, J = 8.4 Hz), 9.12 (1H, s),10.34 (1H, s). 元素分析値 C27H27N3O3 として 計算値:C, 73.45; H, 6.16; N, 9.52. 実験値:C, 73.02; H, 6.27; N, 9.33. 融点: 243-245 ℃ (結晶化溶媒: テトラヒドロフ
ラン− n-ヘキサン)
【0307】実施例142 4-(4-フルオロフェニル)-N-[3-(1-ピロリジニルメチル)
-2H-クロメン-7-イル]-1-ピペリジンカルボキサミド
【化327】 参考例87で得た3-(1-ピロリジニルメチル)-2H-クロメ
ン-7-アミンを用いて、実施例99と同様の操作を行う
ことにより、表題化合物を得た。1 H-NMR (CDCl3) δ : 1.69- 1.91 (8H, m), 2.49 (4H,
s), 2.70 (1H, t, J = 12.0 Hz), 2.97 (2H, t, J = 1
2.0 Hz), 3.12 (2H, s), 4.19 (2H, d, J = 13.0Hz),
4.76 (2H, s), 6.26 (1H, s), 6.37 (1H, s), 6.82-7.0
3 (5H, m), 7.16 (2H, dd, J = 5.4, 8.4 Hz). 融点: 176-178 ℃ (結晶化溶媒: 酢酸エチル−ジ
イソプロピルエーテル) 実施例143 N-[3-(1-ピロリジニルメチル)-2H-クロメン-7-イル][1,
1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
【化328】 参考例87で得た3-(1-ピロリジニルメチル)-2H-クロメ
ン-7-アミンを用いて、実施例1と同様の操作を行うこ
とにより、表題化合物を得た。1 H-NMR (CDCl3) δ : 1.79 (4H, s), 2.50 (4H, s), 3.
15 (2H, s), 4.81 (2H,s), 6.30 (1H, s), 6.95 (1H,
d, J = 8.1 Hz), 7.13 (1H, s), 7.20 (1H, d, J= 8.1
Hz), 7.39-7.50 (3H, m), 7.61-7.70 (4H, m), 7.82 (1
H, s), 7.92 (2H, d, J = 8.1 Hz). 融点: 198-200 ℃ (結晶化溶媒: 酢酸エチル)
【0308】実施例144 N-[6-[(N-ベンジル-N-メチルアミノ)メチル]-7,8-ジヒ
ドロ-2-ナフタレニル]-4'-フルオロ[1,1'-ビフェニル]-
4-カルボキサミド
【化329】 参考例88で得た6-[(N-ベンジル-N-メチルアミノ)メチ
ル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施
例1と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得
た。1 H-NMR (CDCl3) δ : 2.20 (3H, s), 2.38 (2H, t, J =
8.1 Hz), 2.85 (2H, t,J = 8.1 Hz), 3.09 (2H, s),
3.52 (2H, s), 6.39 (1H, s), 7.02 (1H, d, J =8.1 H
z), 7.13-7.66 (13H, m), 7.84 (1H, s), 7.93 (2H, d,
J = 8.4 Hz). 融点: 143-145 ℃ (結晶化溶媒: 酢酸エチル−n-
ヘキサン) 実施例145 4'-イソブチリルアミノ-N-[6-(1-ピロリジニルメチル)-
7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カ
ルボキサミド
【化330】 参考例54で得た6-(1-ピロリジニルメチル)-7,8-ジヒド
ロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施例1と同様の操
作を行うことにより、表題化合物を非晶状粉末として得
た。 MS m/z 494.4 (MH+).
【0309】実施例146 4'-[[[6-(1-ピロリジニルメチル)-7,8-ジヒドロ-2-ナフ
タレニル]アミノ]カルボニル][1,1'-ビフェニル]-3-カ
ルボン酸エチル
【化331】 参考例54で得た6-(1-ピロリジニルメチル)-7,8-ジヒド
ロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施例1と同様の操
作を行うことにより、表題化合物を非晶状粉末として得
た。 MS m/z 481.4 (MH+). 実施例147 3-[4'-[[[6-(1-ピロリジニルメチル)-7,8-ジヒドロ-2-
ナフタレニル]アミノ]カルボニル][1,1'-ビフェニル]-4
-イル]プロピオン酸
【化332】 参考例54で得た6-(1-ピロリジニルメチル)-7,8-ジヒド
ロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施例1と同様の操
作を行うことにより、表題化合物を粉末として得た。 MS m/z 481.4 (MH+).
【0310】実施例148 4'-メトキシ-N-[6-(1-ピロリジニルメチル)-7,8-ジヒド
ロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミ
【化333】 参考例54で得た6-(1-ピロリジニルメチル)-7,8-ジヒド
ロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施例1と同様の操
作を行うことにより、表題化合物を得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.80 (4H, m), 2.36 (2H, t, J=7.
8 Hz), 2.52 (4H, m),2.86 (2H, t, J=7.8 Hz), 3.18
(2H, s), 3.87 (3H, s), 6.36 (1H, s), 7.00-7.03 (3
H, m), 7.26 (1H, m), 7.38 (1H, d, J=8.3 Hz), 7.49
(1H, s), 7.58 (2H, d, J=8.6 Hz), 7.67 (1H, d, J=8.
2 Hz), 7.78 (1H, s), 7.90 (2H, d, J=8.2 Hz). 元素分析値 C29H30N2O2として 計算値:C, 79.42; H, 6.89; N, 6.39. 実験値:C, 79.21; H, 6.88; N, 6.35. 融点: 187-188 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ジイ
ソプロピルエーテル) 実施例149 6-(4-フルオロフェニル)-N-[6-[(1-ピロリジニル)メチ
ル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル]ニコチンアミド
【化334】 参考例54で得た6-(1-ピロリジニルメチル)-7,8-ジヒド
ロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施例1と同様の操
作を行うことにより、表題化合物を得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.81 (4H, m), 2.36 (2H, t, J=
8.1 Hz), 2.53 (4H, m),2.86 (2H, t, J=8.1 Hz), 3.18
(2H, s), 6.37 (1H, s), 7.03 (1H, d, J=7.8 Hz), 7.
16-7.30 (3H, m), 7.47 (1H, s), 7.77-7.82 (2H, m),
8.06 (2H, dd, J=8.9, 5.3 Hz), 8.25 (1H, dd, J=8.4,
2.2 Hz), 9.11 (1H, d, J=2.0 Hz). 元素分析値 C27H26FN3Oとして 計算値:C, 75.85; H, 6.13; N, 9.83. 実験値:C, 75.71; H, 5.93; N, 9.75. 融点: 225-227 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ジイ
ソプロピルエーテル)
【0311】実施例150 6-(4-メチルフェニル)-N-[6-[(1-ピロリジニル)メチ
ル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル]ニコチンアミド
【化335】 参考例54で得た6-(1-ピロリジニルメチル)-7,8-ジヒド
ロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施例1と同様の操
作を行うことにより、表題化合物を得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.81 (4H, m), 2.36 (2H, t, J=
7.8 Hz), 2.43 (3H, s),2.53 (4H, m), 2.86 (2H, t, J
=7.8 Hz), 3.19 (2H, s), 6.37 (1H, s), 7.02(1H, d,
J=8.7 Hz), 7.25-7.39 (3H, m), 7.47 (1H, s), 7.82
(2H, m), 7.96 (2H, d, J=8.1 Hz), 8.23 (1H, dd, J=
8.1, 2.3 Hz), 9.12 (1H, d, J=2.3 Hz). 融点: 235-236 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ジイ
ソプロピルエーテル) 実施例151 N-[6-[(ジメチルアミノ)メチル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフ
タレニル]-6-(4-フルオロフェノキシ)ニコチンアミド
【化336】 参考例41の2)で得た6-[(N,N-ジメチルアミノ)メチ
ル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施
例1と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得
た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.25 (6H, s), 2.34 (2H, t, J=
8.1 Hz), 2.86 (2H, t, J=8.1 Hz), 2.99 (2H, s), 6.3
5 (1H, s), 7.03 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.17 (2H,m), 7.
26 (1H, m), 7.39 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.47 (1H, s),
7.78 (1H, d, J=7.2 Hz), 7.83 (1H, s), 8.06 (1H, d
d, J=8.4, 6.7 Hz), 8.25 (1H, d, J=6.7 Hz), 9.12 (1
H, s). 元素分析値 C25H24FN3Oとして 計算値:C, 74.79; H, 6.03; N, 10.47. 実験値:C, 74.74; H, 5.95; N, 10.24. 融点: 216-219 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ジイ
ソプロピルエーテル)
【0312】実施例152 6-(2,4-ジフルオロフェニル)-N-[6-[(ジメチルアミノ)
メチル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル]ニコチンアミド
【化337】 参考例41の2)で得た6-[(N,N-ジメチルアミノ)メチ
ル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施
例1と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得
た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.25 (6H, s), 2.34 (2H, t, J=8.
1 Hz), 2.85 (2H, t, J=8.1 Hz), 3.00 (2H, s), 6.35
(1H, s), 6.90-7.06 (3H, m), 7.39 (1H, d, J=7.8 H
z), 7.47 (1H, s), 7.80-7.90 (2H, m), 8.10 (1H, dd,
J=15.3, 8.8 Hz),8.23 (1H, dd, J=8.4, 2.3 Hz), 9.1
5 (1H, d, J=1.7 Hz). 元素分析値 C25H23F2N3Oとして 計算値:C, 71.58; H, 5.53; N, 10.02. 実験値:C, 71.50; H, 5.49; N, 9.61. 融点: 162-163 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ジイ
ソプロピルエーテル) 実施例153 6-フェニル-N-[6-(1-ピロリジニルメチル)-7,8-ジヒド
ロ-2-ナフタレニル]ニコチンアミド
【化338】 参考例54で得た6-(1-ピロリジニルメチル)-7,8-ジヒド
ロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施例1と同様の操
作を行うことにより、表題化合物を得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.81 (4H, m), 2.36 (2H, t, J=8.
1 Hz), 2.53 (4H, m),2.85 (2H, t, J=8.1 Hz), 3.18
(2H, s), 6.37 (1H, s), 7.02 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.3
7-7.53 (5H, m), 7.83 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.86 (1H,
d, J=6.2 Hz), 8.04 (1H, s), 8.06 (1H, d, J=1.7 H
z), 8.24 (1H, dd, J=8.4, 2.4 Hz), 9.13(1H, d, J=2.
2 Hz). 元素分析値 C27H27N3Oとして 計算値:C, 79.19; H, 6.65; N, 10.26. 実験値:C, 78.93; H, 6.65; N, 10.19. 融点: 186-187 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ジイ
ソプロピルエーテル)
【0313】実施例154 6-(4-メトキシフェニル)-N-[6-(1-ピロリジニルメチル)
-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル]ニコチンアミド
【化339】 参考例54で得た6-(1-ピロリジニルメチル)-7,8-ジヒド
ロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施例1と同様の操
作を行うことにより、表題化合物を得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.80 (4H, m), 2.36 (2H, t, J=8.
1 Hz), 2.52 (4H, m),2.84 (2H, t, J=8.1 Hz), 3.18
(2H, s), 3.88 (3H, s), 6.36 (1H, s), 7.02 (3H, m),
7.37 (1H, d, J=7.5 Hz), 7.47 (1H, s), 7.78 (1H,
d, J=8.1 Hz), 7.79 (1H, s), 8.03 (2H, d, J=8.5 H
z), 8.20 (1H, d, J=8.1 Hz), 9.08 (1H, s). 融点: 219-220 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ジイ
ソプロピルエーテル) 実施例155 4-(4-メチルフェニル)-N-[6-(1-ピロリジニルメチル)-
7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル]-1-ピペリジンカルボキ
サミド
【化340】 参考例54で得た6-(1-ピロリジニルメチル)-7,8-ジヒド
ロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施例99と同様の
操作を行うことにより、表題化合物を得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.64-1.92 (8H, m), 2.29 (2H,
m), 2.32 (3H, s), 2.51(4H, m), 2.64 (1H, m), 2.80
(2H, t, J=7.8 Hz), 2.97 (2H, dd, J=13.1, 10.7 H
z), 3.15 (2H, s), 4.19 (2H, d, J=13.1 Hz), 6.32 (1
H, s), 6.35 (1H, s), 6.42 (1H, d, J=7.8 Hz), 7.06-
7.20 (6H, m) 元素分析値 C28H35N3O・0.5H2Oとして 計算値:C, 76.67; H, 8.27; N, 9.58. 実験値:C, 76.72; H, 8.03; N, 9.36. 融点: 197-198 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ジイ
ソプロピルエーテル)
【0314】実施例156 4-フェニル-N-[6-(1-ピロリジニルメチル)-7,8-ジヒド
ロ-2-ナフタレニル]-1-ピペリジンカルボキサミド
【化341】 参考例54で得た6-(1-ピロリジニルメチル)-7,8-ジヒド
ロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施例99と同様の
操作を行うことにより、表題化合物を得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.72−1.94 (8H,
m), 2.32 (2H, t, J=8.1 H
z), 2.50 (4H,m), 2.72 (1
H, m), 2.80 (2H, t, J=8.1
Hz), 2.99 (2H, dd, J=13.
4, 10.6 Hz), 3.16 (2H,
s), 4.21 (2H, d, J=13.4 H
z), 6.32 (1H, s), 6.34 (1
H, s), 6.93 (1H, d, J=8.4
Hz), 7.07 (1H, d, J=8.1
Hz), 7.20−7.35 (6H, m). 融点: 184−186 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチ
ル−ジイソプロピルエーテル) 実施例157 4-(1,3-ベンゾジオキソール-5-イル)-N-[6-(1-ピロリジ
ニルメチル)-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル]-1-ピペリ
ジンカルボキサミド
【化342】 参考例54で得た6-(1-ピロリジニルメチル)-7,8-ジヒド
ロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施例99と同様の
操作を行うことにより、表題化合物を得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.61-1.88 (8H, m), 2.31 (2H, t,
J=8.1 Hz), 2.51 (4H,m), 2.59 (1H, m), 2.62 (2H,
t, J=8.1 Hz), 2.94 (2H, dd, J=13.1, 11.2 Hz), 3.15
(2H, s), 4.18 (2H, d, J=13.1 Hz), 5.93 (2H, s),
6.31 (1H, s), 6.44 (1H, s), 6.64-6.77 (3H, m), 6.9
2 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.07 (1H, d, J=8.1Hz), 7.19
(1H, s). 融点: 149-150 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ジイ
ソプロピルエーテル)
【0315】実施例158 4-(4-フルオロフェニル)-N-[6-(1-ピロリジニルメチル)
-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル]-3,6-ジヒドロ-1(2H)-
ピリジンカルボキサミド
【化343】 参考例54で得た6-(1-ピロリジニルメチル)-7,8-ジヒド
ロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施例99と同様の
操作を行うことにより、表題化合物を得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.79 (4H, m), 2.32 (2H, t, J=8.
1 Hz), 2.50 (4H, m), 2.59 (2H, brt), 2.80 (2H, t,
J=8.1 Hz), 3.17 (2H, s), 3.74 (2H, t, J=5.7Hz), 4.
15 (2H, d, J=2.5 Hz), 6.00 (1H, brt), 6.32 (1H,
s), 6.32 (1H, s),6.94 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.00-7.32
(6H, m). 元素分析値 C27H30FN3Oとして 計算値:C, 75.15; H, 7.01; N, 9.74. 実験値:C, 75.09; H, 6.93; N, 9.77. 融点: 206-207 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ジイ
ソプロピルエーテル) 実施例159 4-(4-クロロフェニル)-N-[6-(1-ピロリジニルメチル)-
7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル]-3,6-ジヒドロ-1(2H)-ピ
リジンカルボキサミド
【化344】 参考例54で得た6-(1-ピロリジニルメチル)-7,8-ジヒド
ロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施例99と同様の
操作を行うことにより、表題化合物を得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.79 (4H, m), 2.32 (2H, t, J=8.
1 Hz), 2.50 (4H, m), 2.59 (2H, brt), 2.80 (2H, t,
J=8.1 Hz), 3.16 (2H, s), 3.73 (2H, t, J=5.6Hz), 4.
15 (2H, d, J=2.8 Hz), 6.06 (1H, brt), 6.30 (1H,
s), 6.32 (1H, s),6.93 (1H, d, J=7.8 Hz), 7.09 (1H,
d, J=7.8 Hz), 7.21-7.31 (5H, m). 元素分析値 C27H30ClN3Oとして 計算値:C, 72.39; H, 6.75; N, 9.38. 実験値:C, 72.19; H, 6.75; N, 9.19. 融点: 217-218 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ジイ
ソプロピルエーテル)
【0316】実施例160 4-(4-クロロフェニル)-4-ヒドロキシ-N-[6-(1-ピロリジ
ニルメチル)-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル]-1-ピペリ
ジンカルボキサミド
【化345】 参考例54で得た6-(1-ピロリジニルメチル)-7,8-ジヒド
ロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施例99と同様の
操作を行うことにより、表題化合物を得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.79 (4H, m), 1.80 (2H, m), 2.0
4 (1H, dd, J=13.1, 10.8 Hz), 2.06 (1H, dd, J=13.1,
10.8 Hz), 2.31 (2H, t, J=7.8 Hz), 2.50 (1H,brs),
2.51 (4H,m), 2.79 (2H, t, J=7.8 Hz), 3.15 (2H, s),
3.41 (2H, dd,J=12.6, 10.8 Hz), 4.00 (2H, d, J=12.
6 Hz), 6.32 (1H, s), 6.37 (1H, s), 6.93 (1H, d, J=
8.1 Hz), 7.05-7.42 (6H, m). 融点: 181-182 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ジイ
ソプロピルエーテル) 実施例161 4-(4-メチルフェニル)-N-[6-(1-ピロリジニルメチル)-
7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル]-3,6-ジヒドロ-1(2H)-ピ
リジンカルボキサミド
【化346】 参考例54で得た6-(1-ピロリジニルメチル)-7,8-ジヒド
ロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施例99と同様の
操作を行うことにより、表題化合物を得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.79 (4H, m), 2.32 (2H, t, J=7.
8 Hz), 2.35 (3H, s), 2.50 (4H, m), 2.61 (2H, brt),
2.80 (2H, t, J=7.8 Hz), 3.16 (2H, s), 3.73(2H, t,
J=5.7 Hz), 4.15 (2H, d, J=2.8 Hz), 6.03 (1H, s),
6.29 (1H, s), 6.32 (1H, s), 6.93 (1H, d, J=8.1 H
z), 7.07-7.30 (6H, m). 融点: 199-202 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ジイ
ソプロピルエーテル)
【0317】実施例162 6-(4-クロロフェニル)-N-[6-(1-ピロリジニルメチル)-
7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル]ニコチンアミド
【化347】 参考例54で得た6-(1-ピロリジニルメチル)-7,8-ジヒド
ロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施例1と同様の操
作を行うことにより、表題化合物を得た。1 H-NMR (CDCl3+DMSO-d6) δ: 1.80 (4H, m), 2.32-2.58
(6H, m), 2.85 (2H, t,J=8.0 Hz), 3.18 (2H, s), 6.3
6 (1H, s), 7.01 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.48 (2H, d, J=
8.4 Hz), 7.49 (1H, m), 7.59 (1H, s), 7.83 (1H, d,
J=8.4 Hz), 8.04(2H, d, J=8.4 Hz), 8.35 (1H, dd, J=
8.4, 2.2 Hz), 9.25 (1H, d, J=2.2 Hz), 9.42 (1H,
s). 元素分析値 C27H26ClN3Oとして 計算値:C, 73.04; H, 5.90; N, 9.46. 実験値:C, 73.11; H, 5.71; N, 9.20. 融点: 252-253 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ジイ
ソプロピルエーテル) 実施例163 N-[6-[(ジメチルアミノ)メチル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフ
タレニル]-6-(4-メチルフェニル)ニコチンアミド
【化348】 参考例41の2)で得た6-[(N,N-ジメチルアミノ)メチ
ル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施
例1と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得
た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.25 (6H, s), 2.34 (2H, t, J=
8.1 Hz), 2.43 (3H, s),2.85 (2H, t, J=8.1 Hz), 2.99
(2H, s), 6.34 (1H, s), 7.02 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.
31 (2H, d, J=8.1 Hz), 7.39 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.46
(1H, s), 7.81 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.87 (1H, s), 7.
96 (2H, d, J=8.1 Hz), 8.22 (1H, dd, J=8.4, 2.3 H
z), 9.11 (1H, d, J=2.3 Hz). 融点: 228-230 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ジイ
ソプロピルエーテル)
【0318】実施例164 6-(4-クロロフェニル)-N-[6-[(ジメチルアミノ)メチル]
-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル]ニコチンアミド
【化349】 参考例41の2)で得た6-[(N,N-ジメチルアミノ)メチ
ル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施
例1と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得
た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.25 (6H, s), 2.35 (2H, t, J=8.
1 Hz), 2.86 (2H, t, J=8.1 Hz), 2.99 (2H, s), 6.35
(1H, s), 7.04 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.40 (1H, d, J=8.
4 Hz), 7.49 (1H, brs), 7.49 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.7
8 (1H, s), 7.84(1H, d, J=8.4 Hz), 8.02 (2H, d, J=
8.4 Hz), 8.26 (1H, dd, J=8.1, 2.2 Hz),9.13 (1H, d,
J=2.2 Hz). 元素分析値 C25H24ClN3Oとして 計算値:C, 71.85; H, 5.79; N, 10.05. 実験値:C, 71.88; H, 5.67; N, 9.86. 融点: 248-249 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ジイ
ソプロピルエーテル) 実施例165 4-(4-クロロフェニル)-N-[6-(1-ピロリジニルメチル)-
7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル]-1-ピペリジンカルボキ
サミド
【化350】 参考例54で得た6-(1-ピロリジニルメチル)-7,8-ジヒド
ロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施例99と同様の
操作を行うことにより、表題化合物を得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.66-1.91 (8H, m), 2.32 (2H, t,
J=8.1 Hz), 2.50 (4H,m), 2.70 (1H, m), 2.80 (2H,
t, J=8.1 Hz), 2.98 (2H, dd, J=13.7, 12.0 Hz), 3.16
(2H, s), 4.20 (2H, d, J=13.7 Hz), 6.32 (1H, s),
6.32 (1H, s), 6.93 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.05-7.30 (6
H, m). 元素分析値 C27H32ClN3Oとして 計算値:C, 72.06; H, 7.17; N, 9.34. 実験値:C, 72.08; H, 7.23; N, 9.15. 融点: 194-195 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ジイ
ソプロピルエーテル)
【0319】実施例166 N-[6-[(ジメチルアミノ)メチル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフ
タレニル]-4-(4-フルオロフェニル)-1-ピペリジンカル
ボキサミド
【化351】 参考例41の2)で得た6-[(N,N-ジメチルアミノ)メチ
ル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施
例99と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得
た。1H-NMR (CDCl3) δ: 1.65-1.75 (2H, m), 1.89 (2
H, d, J=11.4 Hz),2.23 (6H, s), 2.30 (2H, t, J=8.1
Hz), 2.70 (1H, m), 2.80 (2H, t, J=8.1Hz), 2.94-3.0
1 (4H, m), 4.20 (2H, d, J=13.4 Hz), 6.30 (1H, s),
6.35 (1H,s), 6.92-7.20 (7H, m). 融点: 187-188 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ジイ
ソプロピルエーテル) 実施例167 N-[6-[(ジメチルアミノ)メチル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフ
タレニル]-4-(4-メチルフェニル)-1-ピペリジンカルボ
キサミド
【化352】 参考例41の2)で得た6-[(N,N-ジメチルアミノ)メチ
ル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施
例99と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得
た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.66-1.74 (2H, m), 1.89 (2H, d,
J=11.7 Hz), 2.28 (6H,s), 2.30 (2H, t, J=8.1 Hz),
2.38 (3H, s), 2.68 (1H, m), 2.80 (2H, t, J=8.1 H
z), 2.94-3.02 (4H, m), 4.19 (2H, d, J=12.8 Hz), 6.
30 (1H, s), 6.35(1H, s), 6.93 (1H, d, J=8.1 Hz),
7.07-7.20 (6H, m). 元素分析値 C26H33N3O・0.5H2Oとして 計算値:C, 75.69; H, 8.31; N, 10.18 実験値:C, 75.44; H, 8.16; N, 10.05 融点: 200-202 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ジイ
ソプロピルエーテル)
【0320】実施例168 N-[6-[(ジメチルアミノ)メチル]-5,6,7,8-テトラヒドロ
-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-2-カルボキサミド
塩酸塩
【化353】 6-アミノ-2-(N,N-ジメチルアミノ)メチルテトラリン
塩酸塩を用いて、実施例1と同様の操作を行うことによ
り、表題化合物を得た。1 H-NMR (DMSO-d6) δ: 1.39 (1H, m), 1.99 (1H, m),
2,17 (1H, m), 2.42 (1H,dd, J=16.2, 10.1 Hz), 2.78
(6H, s), 2.88 (1H, dd, J=16.2, 4.5 Hz), 3.06(2H,
t, J=5.7 Hz), 3.38 (2H, s), 6.94-7.62 (11H, m), 7.
64 (1H, d, J=1.7Hz), 10.11 (1H, brs), 10.18 (1H,
s). 融点: 196-197 ℃ (結晶化溶媒:メタノール−酢酸
エチル) 実施例169 N-[6-[(ジメチルアミノ)メチル]-5,6,7,8-テトラヒドロ
-2-ナフタレニル]-4'-フルオロ[1,1'-ビフェニル]-4-カ
ルボキサミド 塩酸塩
【化354】 実施例42で合成した4'-フルオロ-N-[6-[(N,N-ジメチ
ルアミノ)メチル]-5,6,7,8-テトラヒドロ-2-ナフタレニ
ル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミドを酢酸エチル
に溶解し、過剰量の4N塩酸-酢酸エチル溶液を加え、減
圧下で濃縮した。得られた残渣をメタノール-酢酸エチ
ルより再結晶し表題化合物を得た。1 H-NMR (DMSO-d6) δ: 1.43 (1H, m),
2.06 (1H, m), 2.21 (1H,
m), 2.45 (1H,m), 2.79 (6
H, s), 2.92 (1H, dd, J=1
6.2, 4.2 Hz), 3.08 (2H,
d, J=6.4 Hz), 3.33 (2H,
s), 7.05 (1H, d, J=8.4 H
z), 7.34 (2H, dd, J=8.9,
8.9 Hz), 7.53 (1H, d, J=
8.4 Hz), 7.59 (1H, s), 7.
80 (4H, m), 8.06 (2H, d,
J=8.1 Hz), 10.02 (1H,
s), 10.03 (1H, brs). 融点: 240−245 ℃ (結晶化溶媒:メタノー
ル−酢酸エチル)
【0321】実施例170 6-(4-フルオロフェニル)-N-[6-(1-ピロリジニルメチル)
-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル]ニコチンアミド 塩酸
【化355】 参考例54で得た6-(1-ピロリジニルメチル)-7,8-ジヒド
ロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施例1と同様の操
作を行うことにより、表題化合物を得た。1 H-NMR (DMSO-d6) δ: 1.70 (4H, m), 2.26 (2H, t, J=
8.1 Hz), 2.44 (4H, m),2.76 (2H, t, J=8.1 Hz), 3.12
(2H, s), 3.34 (1H, s), 6.36 (1H, s), 7.03(1H, d,
J=7.8 Hz), 7.37 (2H, dd, J=8.4, 7.0 Hz), 7.57 (1H,
d, J=8.4 Hz),7.59 (1H, s), 8.13-8.42 (4H, m), 9.1
9 (1H, s), 10.43 (1H,s). 融点: 229-231 ℃ (結晶化溶媒:メタノール−酢酸
エチル) 実施例171 6-(4-フルオロフェニル)-N-[6-(1-ピロリジニルメチル)
-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル]ニコチンアミド 二塩
酸塩
【化356】 参考例54で得た6-(1-ピロリジニルメチル)-7,8-ジヒド
ロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施例1と同様の操
作を行うことにより、表題化合物を得た。1 H-NMR (DMSO-d6) δ: 2.00 (4H, m), 2.45 (4H, m),
2.83 (2H, t, J=8.1 Hz),3.05 (2H, m), 3.47 (2H, m),
3.88 (1H, s), 6.69 (1H, s), 7.13 (1H, d, J=8.1 H
z), 7.38 (2H, dd, J=8.9, 8.6 Hz), 7.64 (1H, d, J=1
0.6 Hz), 7.66 (1H, s), 8.14-8.42 (4H, m), 9.19 (1
H, s), 10.52 (1H, s), 10.60 (1H,brs). 融点: 245-248 ℃ (結晶化溶媒:メタノール−酢酸
エチル)
【0322】実施例172 N-{6-[(ジメチルニトロイル)メチル]-5,6,7,8-テトラヒ
ドロ-2-ナフタレニル}-4'-フルオロ[1,1'-ビフェニル]-
4-カルボキサミド 3-クロロ安息香酸塩
【化357】 実施例42で得た4'-フルオロ-N-[6-[(N,N-ジメチルア
ミノ)メチル]-5,6,7,8-テトラヒドロ-2-ナフタレニル]
[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド 100mgをアセトン
10mlに溶解し、氷冷下撹拌した。3-クロロ過安息香酸
(純度50%)86mgを加え、氷冷下1時間撹拌した。減圧
下で濃縮し、残渣をジイソプロピルエーテルで洗浄して
表題化合物 158mgを得た。1 H-NMR (DMSO-d6) δ: 1.57 (1H, m), 2.07 (1H, m),
2.61 (1H, m), 2.82 (2H,m), 3.04 (1H, m), 3.33 (1H,
m), 3.48 (6H, s), 3.56-3.67 (2H, m), 6.55 (1H,
s), 7.03 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.30-7.56 (6H, m), 7.7
8-7.85 (6H, m), 8.04 (2H, d, J=8.4 Hz), 10.17 (1H,
s). FABMS(pos) 419.1 [M+H]+ 実施例173 N-[6-[(ジメチルアミノ)メチル]-5,6,7,8-テトラヒドロ
-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-スルホンアミド
塩酸塩
【化358】 実施例41の2)で得た6-[(N,N-ジメチルアミノ)メチ
ル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレンアミン (200 mg, 0.72
mmol) をアセトニトリル(30 ml)に溶解し,氷冷下トリエ
チルアミン(0.401 ml, 2.88 mmol), [1,1'-ビフェニル]
-4-スルホニルクロリド (200 mg, 0.79 mmol)を加え、
3時間撹拌した。反応液を濃縮し、残査に酢酸エチル、
水を加えて抽出した。酢酸エチル層を濃縮し、残査をア
ルミナカラムクロマトグラフィー (展開溶媒;酢酸エチ
ル:n-ヘキサン=33:67) にて精製した。得られた油状物
に4N塩化水素-酢酸エチル溶液を加え濃縮し、残渣をメ
タノール−酢酸エチルにて再結晶して、表題化合物(194
mg)を得た。1 H-NMR (DMSO-d6) δ: 1.32 (1H, m), 1.96 (1H, m),
2.11 (1H, m), 2.35 (1H,d, J=15.9, 10.0 Hz), 2.74
(2H, m), 2.78 (7H, m), 3.02 (2H, m), 6.89 (2H, d,
J=10.6 Hz), 6.91 (1H, m), 7.40-7.51 (3H, m), 7.70
(2H, d, J=6.7 Hz), 7.85 (4H, m), 9.92 (1H, brs),
10.23 (1H, s). 融点: 168-170 ℃ (結晶化溶媒:メタノール−酢酸
エチル) FABMS(pos) 421.1 [M+H]+
【0323】実施例174 4'-クロロ-N-[4-(4-ピペリジニル)フェニル][1,1'-ビ
フェニル]-4-カルボキサミド
【化359】 参考例89で得た4'-クロロ-N-[4-(4-ピペリジニル)フ
ェニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミドを用い
て、実施例127の2)と同様な操作を行うことによ
り、表題化合物を無色粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3+ DMSO-d6) δ: 1.40-1.90 (4H, m), 2.6
0-2.90 (3H, m), 3.18-3.28 (2H, m), 7.19 (2H, d, J=
8.1 Hz), 7.49 (2H, d, J=7.0 Hz), 7.67-7.75 (6H,
m), 8.07-8.10 (3H, m), 10.16 (1H, s). 融点: 276-281 ℃ (分解) (結晶化溶媒:酢酸エチ
ル) 実施例175 4'-クロロ-N-[4-(1-メチル-4-ピペリジニル)フェニル]
[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
【化360】 実施例174で得た4'-クロロ-N-[4-(4-ピペリジニル)
フェニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド 0.17
g、37% ホルムアルデヒド水溶液 0.05mlおよびギ酸 0.5
mlの混合物を、100℃で4時間加熱した。室温まで冷却
後、水を加え、8規定水酸化ナトリウム水溶液で塩基性
にし、酢酸エチル−テトラヒドロフラン(1:1)混合溶液
で抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥し、減圧下に溶媒を留去した。得られ
た固体を酢酸エチルで洗浄し、減圧下に乾燥して、表題
化合物 90mgを得た。1 H-NMR (CDCl3+ DMSO-d6) δ: 1.55-1.80 (2H, m), 1.9
0-2.10 (2H, m), 2.22 (3H, s), 2.30-2.45 (1H, m),
2.80-3.20 (4H, m), 7.11 (2H, d, J=8.1 Hz), 7.36 (2
H, d, J=8.1 Hz), 7.50-7.63 (6H, m), 7.97 (2H, d, J
=8.4 Hz), 9.79 (1H, s). 融点: 273-277 ℃ (分解) (洗浄溶媒:酢酸エチ
ル)
【0324】実施例176 ベンジル 4−[2−[[2−(ジメチルアミノ)エチル]アミ
ノ]−2−オキソエチル]フェニルカルバメート
【化361】 参考例90で得た2−[4−[[(ベンジルオキシ)カルボニ
ル]アミノ]フェニル]酢酸 (1.5 g)のテトラヒドロフラ
ン (50 ml)溶液に、N,N−ジメチルエチレンジアミン
(0.64 ml)、WSC (1.31 g)、HOBt (1.05 g)、およびトリ
エチルアミン (2.4ml)を加えた。20時間撹拌後、反応液
を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和
重曹水、飽和食塩水で洗浄し、乾燥後、濃縮した。残さ
を酢酸エチル−ヘキサンより再結晶し、標題化合物 (1.
72 g)を得た。 融点:126−127 ℃. 実施例177 N−[4−[2−[[2−(ジメチルアミノ)エチル]アミノ]−2
−オキソエチル]フェニル][1,1'−ビフェニル−4−カル
ボキサミド 塩酸塩
【化362】 4−ビフェニルカルボン酸 (1.01 g)のテトラヒドロフラ
ン (45 ml)溶液に、氷冷下でオキザリルクロライド(0.5
6 ml)を滴下し、DMFを9滴加えた後、室温に昇温し、40
分間撹拌した。反応液を濃縮乾固させた。残さのテトラ
ヒドロフラン (50 ml)溶液を、参考例91で得た2−(4
−アミノフェニル)−N−[2−(ジメチルアミノ)エチル]
アセトアミド (939 mg)のテトラヒドロフラン (45 ml)
溶液に氷冷下で滴下した。滴下後室温に昇温し、2時間
攪拌した。反応液に飽和重曹水を加え酢酸エチルで抽出
した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウ
ムで乾燥後、濃縮した。残さをテトラヒドロフランに溶
かし、4N塩酸−酢酸エチルを加え濃縮し、残さをメタノ
ール−ジイソプロピルエーテルより再結晶し、標題化合
物 (750 mg)を得た。 融点:216−217 ℃. 上記のN−[4−(2−{[2−(ジメチルアミノ)エチル]アミ
ノ}−2−オキソエチル)フェニル][1,1'−ビフェニル−4
−カルボキシアミド 塩酸塩 (100 mg)を飽和重曹水に溶
かし、テトラヒドロフラン−酢酸エチル (1:1)で抽出し
た。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾
燥後、濃縮した。残さをメタノール−ジイソプロピルエ
ーテルから再結晶し、標題化合物のフリー塩基体 (56 m
g)を得た。 融点:228−229 ℃.
【0325】実施例178 ベンジル 4−[[4−[2−[[2−(ジメチルアミノ)エチル]
アミノ]−2−オキソエチル]アニリノ]カルボニル−1−
ピペリジンカルボキシレート
【化363】 1−[(ベンジルオキシ)カルボニル]−4−ピペリジンカル
ボン酸 (290 mg)のテトラヒドロフラン (10 ml)溶液
に、2−(4−アミノフェニル)−N−[2−(ジメチルアミ
ノ)エチル]アセトアミド (221 mg)、WSC (249 mg)、1−
ヒドロキシベンゾトリアゾール (199 mg)、トリエチル
アミン (0.4 ml)、およびジメチルアミノピリジン (244
mg)を加え20時間撹拌した。反応液を水にあけ、酢酸エ
チルで抽出し、有機層を水、飽和重曹水、飽和食塩水で
洗浄した。硫酸ナトリウムで乾燥後、濃縮し、残さをメ
タノール−ジイソプロピルエーテルより再結晶し、標題
化合物(230 mg)を得た。 融点:169−170 ℃. 実施例179 N−[4−[2−[[2−(ジメチルアミノ)エチル]アミノ]−2
−オキソエチル]フェニル]−3−[3−(2−ナフチル)−1,
2,4−オキサジアゾール−5−イル]プロパンアミド
【化364】 3−[3−(2−ナフチル)−1,2,4−オキサジアゾール−5−
イル]プロパン酸(268mg)のDMF (5 ml)溶液に、2−(4−
アミノフェニル)−N−[2−(ジメチルアミノ)エチル]ア
セトアミド (221 mg)、WSC (249 mg)、1−ヒドロキシベ
ンゾトリアゾール (199 mg)、トリエチルアミン (0.4 m
l)、およびジメチルアミノピリジン (244 mg)を加え5時
間撹拌した。反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出し、
有機層を水、飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄した。硫酸
ナトリウムで乾燥後、濃縮し、残さをメタノールより再
結晶し、標題化合物 (166 mg)を得た。 融点:173−174 ℃.
【0326】実施例180 N−[4−[2−[[2−(ジメチルアミノ)エチル]アミノ]−2
−オキソエチル]フェニル]−2−(4−ニトロフェニル)ア
セトアミド
【化365】 4−ニトロフェニル酢酸 (181 mg)のDMF (5 ml)溶液に、
2−(4−アミノフェニル)−N−[2−(ジメチルアミノ)エ
チル]アセトアミド (221 mg)、WSC (フリー体;0.23 m
l)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール (199 mg)、およ
びジメチルアミノピリジン (244 mg)を加え4時間撹拌し
た。反応液を水にあけ、酢酸エチルで抽出し、有機層を
水、飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄した。硫酸ナトリウ
ムで乾燥後、濃縮し、残さをメタノールより再結晶し、
標題化合物 (80 mg)を得た。 融点:160−162 ℃. 実施例181 (E)−N−[4−[2−[[2−(ジメチルアミノ)エチル]ア
ミノ]−2−オキソエチル]フェニル]−3−[4−(4−メト
キシフェノキシ)フェニル]−2−プロパンアミド
【化366】 (E)−3−[4−(4−メトキシフェノキシ)フェニル]−2−
プロペン酸 (270 mg)のDMF (5 ml)溶液に、2−(4−アミ
ノフェニル)−N−[2−(ジメチルアミノ)エチル]アセト
アミド (221 mg)、WSC (フリー体;0.23 ml)、1−ヒド
ロキシベンゾトリアゾール (199 mg)、トリエチルアミ
ン (0.14 ml)およびジメチルアミノピリジン (122 mg)
を加え24時間撹拌した。反応液を水にあけ、酢酸エチル
−テトラヒドロフラン (1:1)で抽出し、有機層を水、飽
和重曹水、飽和食塩水で洗浄した。硫酸ナトリウムで乾
燥後、濃縮し、得られた粗結晶をジイソプロピルエーテ
ルで洗浄し、標題化合物 (227 mg)を得た。 融点:175−177 ℃ (分解).
【0327】以下の実施例182ないし198に記載の
化合物は、実施例181と同様にして製造した。 実施例182 4−[3−(1−ベンゾフラン−2−イル)−1,2,4−オキサジ
アゾール−5−イル]−N−[4−[2−[[2−(ジメチルアミ
ノ)エチル]アミノ]−2−オキソエチル]フェニル]ブタン
アミド
【化367】 融点:161−163 ℃. 洗浄溶媒:ジイソプロピルエーテル. 実施例183 N−[4−[2−[[2−(ジメチルアミノ)エチル]アミノ]−2
−オキソエチル]フェニル]−3−メトキシ−4−(2−キノ
リニルメトキシ)ベンズアミド
【化368】 融点:209−210 ℃(分解). 洗浄溶媒:ジイソプロピルエーテル. 実施例184 3−[1−(2,4−ジクロロベンジル)−1H−インドール−3
−イル]−N−[4−[2−[[2−(ジメチルアミノ)エチル]ア
ミノ]−2−オキソエチル]フェニル]プロパンアミド
【化369】 融点:123−125 ℃ (分解). 洗浄溶媒:ジイソプロピルエーテル.
【0328】実施例185 N−[4−[2−[[2−(ジメチルアミノ)エチル]アミノ]−2
−オキソエチル]フェニル]−1−ベンゾチオフェン−2−
カルボキサミド
【化370】 融点:186−187 ℃ (分解). 洗浄溶媒:ジイソプロピルエーテル. 実施例186 2−(2−ベンジルフェニル)−N−[4−[2−[[2−(ジメチ
ルアミノ)エチル]アミノ]−2−オキソエチル]フェニル]
アセトアミド
【化371】 融点:115−117 ℃. 洗浄溶媒:ジイソプロピルエーテル. 実施例187 2−(3,4−ジメトキシフェニル)−N−[4−[2−[[2−(ジ
メチルアミノ)エチル]アミノ]−2−オキソエチル]フェ
ニル]アセトアミド
【化372】 融点:123−124 ℃. 再結晶溶媒:メタノール−ジイソプロピルエーテル.
【0329】実施例188 N−[4−[2−[[2−(ジメチルアミノ)エチル]アミノ]−2
−オキソエチル]フェニル]−2−(5−メトキシ−2−メチ
ル−1H−インドール−3−イル)アセトアミド
【化373】 融点:125−126 ℃. 再結晶溶媒:メタノール−ジイソプロピルエーテル. 実施例189 N−[4−[2−[[2−(ジメチルアミノ)エチル]アミノ]−2
−オキソエチル]フェニル]−4−(1H−インドール−3−
イル)ブタンアミド
【化374】 融点:132−133 ℃. 洗浄溶媒:ジイソプロピルエーテル. 実施例190 N−[4−[2−[[2−(ジメチルアミノ)エチル]アミノ]−2
−オキソエチル]フェニル]フロ[2,3−f][1,3]ベンゾジ
オキソール−6−カルボキサミド
【化375】 融点:173−175 ℃ (分解). 洗浄溶媒:ジイソプロピルエーテル.
【0330】実施例191 4−([1,1'−ビフェニル]−4−イルメトキシ)−N−[4−
[2−[[2−(ジメチルアミノ)エチル]アミノ]−2−オキソ
エチル]フェニル]ベンズアミド
【化376】 融点:204−208 ℃. 洗浄溶媒:ジイソプロピルエーテル. 実施例192 4−(ベンゾイルアミノ)−N−[4−[2−[[2−(ジメチルア
ミノ)エチル]アミノ]−2−オキソエチル]フェニル]ベン
ズアミド
【化377】 融点:220−221 ℃. 洗浄溶媒:ジイソプロピルエーテル. 実施例193 N−[4−[2−[[2−(ジメチルアミノ)エチル]アミノ]−2
−オキソエチル]フェニル]−4'−メトキシ[1,1'−ビフ
ェニル]−4−カルボキサミド
【化378】 融点:196−198 ℃ (分解). 洗浄溶媒:ジイソプロピルエーテル.
【0331】実施例194 N−[4−[2−[[2−(ジメチルアミノ)エチル]アミノ]−2
−オキソエチル]フェニル]−9,10,10−トリオキソ−9,1
0−ジヒドロ−10λ6−チオキサンテン−3−カルボキサ
ミド
【化379】 融点:162−163 ℃ (分解). 洗浄溶媒:ジイソプロピルエーテル. 実施例195 (ベンジルオキシ)−N−[4−[2−[[2−(ジメチルアミノ)
エチル]アミノ]−2−オキソエチル]フェニル]ベンズア
ミド
【化380】 融点:190−192 ℃ (分解). 洗浄溶媒:ジイソプロピルエーテル. 実施例196 4−ベンゾイル−N−[4−[2−[[2−(ジメチルアミノ)エ
チル]アミノ]−2−オキソエチル]フェニル]ベンズアミ
【化381】 融点:173−175 ℃ (分解). 洗浄溶媒:ジイソプロピルエーテル.
【0332】実施例197 N−[4−[2−[[2−(ジメチルアミノ)エチル]アミノ]−2
−オキソエチル]フェニル]−5−メチル−3−(4−ピリジ
ニル)−1H−ピロール−2−カルボキサミド
【化382】 融点:215−218 ℃ (分解). 洗浄溶媒:ジイソプロピルエーテル. 実施例198 1−(3,4−ジクロロベンジル)−N−[4−[2−[[2−(ジメ
チルアミノ)エチル]アミノ]−2−オキソエチル]フェニ
ル]−4−ピペリジンカルボキサミド
【化383】 融点:182−183 ℃ (分解). 洗浄溶媒:ジイソプロピルエーテル.
【0333】実施例199 4-(4-メトキシフェニル)-N-[6-(1-ピロリジニルメチル)
-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル]-1-ピペリジンカルボキ
サミド
【化384】 参考例54で得た6-(1-ピロリジニルメチル)-7,8-ジヒド
ロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施例99と同様の
操作を行うことにより、表題化合物を得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.61-1.91 (8H, m), 2.31 (2H, t,
J=8.1 Hz), 2.54 (4H,m), 2.73-2.81 (3H, m), 2.98
(2H, t, J=7.8 Hz), 3.16 (2H, s), 3.79 (3H,s), 4.20
(2H, d, J=13.1 Hz), 6.31 (1H, s), 6.36 (1H, s),
6.86 (2H, d, J=8.6 Hz), 7.06-7.20 (5H, m). 融点: 175-176 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ジイ
ソプロピルエーテル) 実施例200 4'-メトキシ-N-[6-(1-ピロリジニルメチル)-5-メチル-
7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カ
ルボキサミド
【化385】 参考例69で得られた5-メチル-6- (1-ピロリジニルメ
チル)- 7,8-ジヒドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実
施例1と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得
た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.78 (4H, m), 2.10 (3H, s), 2.3
7 (2H, t, J=8.1 Hz), 2.53 (4H, m), 2.76 (2H, t, J=
8.1 Hz), 3.28 (2H, s), 3.87 (3H, s), 7.01 (2H, d,
J=8.6 Hz), 7.27 (1H, d, J=7.8 Hz), 7.46 (1H, d, J=
7.8 Hz), 7.48 (1H, s), 7.57 (2H, d, J=8.6 Hz), 7.6
6 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.81 (1H, s), 7.92 (2H, d, J=
8.4 Hz). 元素分析値 C30H32N2O2として 計算値:C, 79.61; H, 7.13; N, 6.19 実験値:C, 79.35; H, 7.28; N, 6.24 融点: 179-180 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ジイ
ソプロピルエーテル)
【0334】実施例201 4-(4-メトキシフェニル)-N-[6-(1-ピロリジニルメチル)
-5-メチル-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル]-1-ピペリジ
ンカルボキサミド
【化386】 参考例69で得られた5-メチル-6- (1-ピロリジニルメ
チル)- 7,8-ジヒドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実
施例99と同様の操作を行うことにより、表題化合物を
得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.67 (2H, dd, J=13.4, 4.0 Hz),
1.78 (4H, m), 1.89 (2H, d, J=11.4 Hz), 2.07 (3H,
s), 2.34 (2H, t, J=7.5 Hz), 2.52 (4H,m), 2.68-2.73
(3H, m), 2.98 (2H, t, J=7.5 Hz), 3.26 (2H, s), 3.
80 (3H, s), 4.20(2H, d, J=13.4 Hz), 6.36 (1H, s),
6.86 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.12-7.20 (5H,m). 元素分析値 C28H37N3O2として 計算値:C, 75.13; H, 8.33; N, 9.39 実験値:C, 74.96; H, 8.14; N, 9.10 融点: 163-164 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ジイ
ソプロピルエーテル) 実施例202 4'-フルオロ-N-メチル-N-[6-(1-ピロリジニルメチル)-
7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カ
ルボキサミド 塩酸塩
【化387】 参考例95で得られたN-メチル-6-(1-ピロリジニルメチ
ル)-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレンアミン 二塩酸塩を用
いて、実施例1と同様の操作を行うことにより、表題化
合物を得た。1 H-NMR (DMSO-d6) δ: 1.92-1.98 (4H, m), 2.39 (2H,
t, J=8.1 Hz), 2.73 (2H, t, J=8.1 Hz), 3.00 (2H,
m), 3.35 (3H, m), 3.44 (2H, m), 3.83 (2H, d, J=5.6
Hz), 6.62 (1H, s), 6.92-7.01 (2H, m), 7.11 (1H,
s), 7.26 (2H, dd, J=8.9, 5.6 Hz), 7.38 (2H, d, J=
8.1 Hz), 7.55 (2H, d, J=8.1 Hz), 7.69 (2H,dd, J=8.
9, 5.6 Hz), 10.60 (1H, brs). FABMS(pos) 441.2 [M+H]+
【0335】実施例203 N-[6-[(ジメチルアミノ)メチル]-5-ヒドロキシ-5,6,7,8
-テトラヒドロ-2-ナフタレニル]-4-(4-フルオロフェニ
ル)-1-ピペリジンカルボキサミド
【化388】 参考例97で得られた4-(4-フルオロフェニル)-N-(5-オ
キソ-5,6,7,8-テトラヒドロ-2-ナフタレニル)-1-ピペリ
ジンカルボキサミド(1.00 g, 2.73 mmol)のテトラヒ
ドロフラン(10 ml)とアセトニトリル(10 ml)混合溶
液にN,N−ジメチルメチレンアンモニウムクロリド(63
8 mg, 6.82 mmol)を加え、室温で1日間攪拌した後、溶
媒を減圧下留去した。残査に酢酸エチルを加え炭酸カリ
ウム水溶液と飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム
で乾燥後、溶媒を減圧下留去した。得られた油状物をメ
タノール(15ml)に溶かし、氷冷下で水素化ホウ素ナト
リウム(103 mg, 2.73 mmol)を加えて1時間攪拌した
後、溶媒を減圧下留去した。残渣に1規定塩酸を加え、
酢酸エチルで洗浄した後、水層に4規定水酸化ナトリウ
ムを加えて塩基性にした。これを酢酸エチルで抽出し、
飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶
媒を減圧下留去した。得られた残査をアルミナBのカラ
ムクロマトグラフィー (展開溶媒;酢酸エチル) により
精製し、ヘキサンで粉末とすることにより表題化合物
(231 mg) を得た。 融点: 160-163 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−n-ヘ
キサン) FAB(pos) 426.3 [M+H]+ 実施例204 N-[6-[2-(1-ピロリジニル)エチル]-7,8-ジヒドロ -2-ナ
フタレニル ][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
【化389】 参考例103で得られたN-[6-[2-(1-ピロリジニル)エチ
ル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル]アセトアミド (98.0
mg, 0.345 mmol) に濃塩酸 (2 ml) を加え、100℃
で16時間攪拌した後、溶媒を減圧下留去した。残査に
酢酸エチルを加え炭酸カリウム水溶液と飽和食塩水で洗
浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去
した。得られた油状物 (79.0 mg, 0.326 mmol)、[1,1'-
ビフェニル]-4-カルボン酸 (64.6 mg, 0.326 mmol) とD
MAP (39.8 mg, 0.326 mmol) のジメチルホルムアミド溶
液 (1.5ml) に氷冷下でWSC (62.5 mg, 0.326 mmol) を
加え、室温で1日間攪拌した。反応液に酢酸エチルを加
え炭酸カリウム水溶液と飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸
ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。得られた
残査をアルミナカラムクロマトグラフィー (展開溶媒;
酢酸エチル) により精製して、酢酸エチルとイソプロピ
ルエーテル(1:5)により粉末として、表題化合物
(36.8 mg) を得た。1 H NMR (DMSO-d6) δ: 1.67 (4H, m), 2.23 (2H, m),
2.34 (2H, m), 2.46 (4H,m), 2.57 (2H, m), 2.75 (2H,
m), 6.24 (1H, s), 6.98 (1H, d, J = 8.1 Hz),7.40-
7.59 (5H, m), 7.76 (2H, d, J = 7.5 Hz), 7.82 (2H,
d, J=8.4 Hz), 8.05 (2H, d, J = 8.4 Hz), 10.19 (1H,
s). 融点: 184-186 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−イソ
プロピルエーテル) FAB(pos) 423.2 [M+H]+
【0336】実施例205 4'-フルオロ-N-[6-[2-(1-ピロリジニル)エチル]-7,8-ジ
ヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキ
サミド
【化390】 参考例103で得られたN-[6-[2-(1-ピロリジニル)エチ
ル]-7,8-ジヒドロ -2-ナフタレニル]アセトアミド (98.
0 mg, 0.345 mmol) に濃塩酸 (2 ml) を加え、100℃
で16時間攪拌した後、溶媒を減圧下留去した。残査に
酢酸エチルを加え炭酸カリウム水溶液と飽和食塩水で洗
浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去
した。得られた油状物 (79.0 mg, 0.326 mmol)、4'-フ
ルオロ[1,1'-ビフェニル]-4-カルボン酸 (64.6 mg, 0.3
26 mmol) とDMAP (39.8 mg, 0.326mmol) のジメチルホ
ルムアミド溶液 (1.5 ml) に氷冷下でWSC (62.5 mg, 0.
326mmol) を加え、室温で1日間攪拌した。反応液に酢
酸エチルを加え炭酸カリウム水溶液と飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去し
た。得られた残査をアルミナカラムクロマトグラフィー
(展開溶媒;酢酸エチル) により精製して、酢酸エチル
とイソプロピルエーテル(1:5)により粉末として、
表題化合物 (75.1 mg) を得た。1 H NMR (DMSO-d6) δ: 1.68 (4H, m), 2.23 (2H, m),
2.35 (2H, m), 2.50 (4H,m), 2.59 (2H, m), 2.75 (2H,
m), 6.24 (1H, s), 6.98 (1H, d, J = 8.1 Hz),7.34
(2H, m), 7.56 (2H, m), 7.81 (4H, m), 8.04 (2H, d,
J = 8.4 Hz), 10.19 (1H, s). 融点: 187-189℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−イソプ
ロピルエーテル) FAB (pos) 441.3 [M+H]+ 実施例206 4’−クロロ-N-[6-[2-(1-ピロリジニル)エチル]-7,8-
ジヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボ
キサミド
【化391】 参考例103で得られたN-[6-[2-(1-ピロリジニル)エチ
ル]-7,8-ジヒドロ -2-ナフタレニル]アセトアミド (98.
0 mg, 0.345 mmol) に濃塩酸 (2 ml) を加え、100℃
で16時間攪拌した後、溶媒を減圧下留去した。残査に
酢酸エチルを加え炭酸カリウム水溶液と飽和食塩水で洗
浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去
した。得られた油状物 (79.0 mg, 0.326 mmol)、4'-ク
ロロ[1,1'-ビフェニル]-4-カルボン酸 (64.6 mg, 0.326
mmol) とDMAP (39.8 mg, 0.326 mmol) のジメチルホル
ムアミド溶液 (1.5 ml) に氷冷下でWSC (62.5 mg, 0.32
6 mmol) を加え、室温で1日間攪拌した。反応液に酢酸
エチルを加え炭酸カリウム水溶液と飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去し
た。得られた残査をアルミナカラムクロマトグラフィー
(展開溶媒;酢酸エチル) により精製して、酢酸エチル
とイソプロピルエーテル(1:5)により粉末として、
表題化合物 (78.4 mg) を得た。1 H NMR (DMSO-d6) δ: 1.67 (4H, m), 2.23 (2H, m),
2.34 (2H, m), 2.45 (4H,m), 2.57 (2H, m), 2.75 (2H,
m), 6.24 (1H, s), 6.98 (1H, d, J = 8.1 Hz),7.55
(4H, m), 7.80 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.84 (2H, d, J=8.
4 Hz), 8.05 (2H,d, J = 8.7 Hz), 10.20 (1H, s). 融点: 207-209℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−イソプ
ロピルエーテル) FAB (pos) 457.2 [M+H]+
【0337】実施例207 4'-シアノ-N-[6-[(ジメチルアミノ)メチル]-5,6,7,8-テ
トラヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カル
ボキサミド
【化392】 N-[(6-アミノ-1,2,3,4-テトラヒドロ-2-ナフタレニル)
メチル]-N,N-ジメチルアミンと4'-シアノ[1,1'-ビフェ
ニル]-4-カルボン酸を用いて、実施例1)と同様の操作
を行うことにより、表題化合物を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 1.42 (1H, m), 1.95 (2H, m), 2.2
6 (6H, s), 2.24-2.46 (3H, m), 2.84-2.95 (3H, m),
7.10 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.30 (1H, m), 7.46 (1H,
s), 7.74 (7H, m), 7.98 (2H, d, J=8.4 Hz). 融点: 183-185℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−イソプ
ロピルエーテル) FAB (pos) 410.2 [M+H]+ 実施例208 N-[6-[2-(ジメチルアミノ) エチル]-7,8-ジヒドロ-2-ナ
フタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド
【化393】 参考例104で得られたN-[6-[2-(ジメチルアミノ)エチ
ル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル]アセトアミド (57.5
mg, 0.223 mmol) に濃塩酸 (1.5 ml) を加え、100
℃で1時間攪拌した後、溶媒を減圧下留去した。残査に
酢酸エチルを加え炭酸カリウム水溶液と飽和食塩水で洗
浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去
した。得られた油状物 (30 mg, 0.139 mmol)、[1,1'-ビ
フェニル]-4-カルボン酸 (30.2 mg, 0.139 mmol) とDMA
P (16.9 mg, 0.139 mmol) のジメチルホルムアミド溶液
(0.7 ml) に氷冷下で WSC (29.2 mg, 0.139 mmol) を
加え、室温で16時間攪拌した。反応液に酢酸エチルを
加え炭酸カリウム水溶液と飽和食塩水で洗浄し、無水硫
酸ナトリウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。得られ
た残査をアルミナカラムクロマトグラフィー (展開溶
媒;酢酸エチル) により精製して、酢酸エチルとイソプ
ロピルエーテル(1:5)により粉末として、表題化合
物 (12.4mg) を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 2.29 (8H, m), 2.41 (2H, m), 2.4
6 (2H, m), 2.84 (2H, t, J = 8.1 Hz), 6.24 (1H, s),
6.98 (1H, d, J = 8.4 Hz), 7.34 (1H, m), 7.41 (1H,
d, J = 6.9 Hz), 7.46 (3H, m), 7.63 (2H, d, J = 7.
2 Hz), 7.71 (2H,d, J = 8.4 Hz), 7.77 (1H, br), 7.9
4 (2H, d, J = 8.4 Hz). 融点: 148-150℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−イソプ
ロピルエーテル) FAB (pos) 397.2 [M+H]+
【0338】実施例209 N-[6-[2-(ジメチルアミノ) エチル]-5,6,7,8-テトラヒ
ドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサ
ミド
【化394】 実施例208で得られたN-[6-[2-(ジメチルアミノ) エ
チル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニ
ル]-4-カルボキサミド (20 mg, 0.050 mmol)とパラジウ
ム−炭素 (10 mg) のメタノール溶液(5 ml)を水素雰
囲気下で4時間攪拌した。触媒をろ過した後、ろ液を減
圧下濃縮した。得られた残査をアルミナBのカラムクロ
マトグラフィー (展開溶媒;酢酸エチル) により精製し
て、酢酸エチルとヘキサン(1:3)により粉末として、
表題化合物 (4.0 mg) を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 1.60 (4H, m), 1.92 (1H, m), 2.2
6 (6H, s), 2.42 (3H, m), 2.84 (3H, m), 7.06 (1H,
d, J=8.1Hz), 7.32 (1H, m), 7.46 (4H, m), 7.63(2H,
d, J=6.9Hz), 7.72 (3H, m), 7.94 (2H, d, J=8.1Hz). 融点: 112-114℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−イソプ
ロピルエーテル) FAB(pos) 399.2 [M+H]+ 実施例210 4'-クロロ-N-[2-[(ジメチルアミノ)メチル]-3,4-ジヒド
ロ-2H-1,4-ベンズオキサジン-6-イル][1,1'-ビフェニ
ル]-4-カルボキシアミド
【化395】 参考例105で得られた6-アミノ-2-(ジメチルアミノ)
メチル-1,4-ベンゾオキサジンを用いて、実施例1と同
様の方法で表題化合物を白色粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.33 (6H, s), 2.44-2.65 (2H,
m), 3.15-3.21 (1H, m), 3.41-3.46 (1H, m), 3.87 (1
H, brs), 4.24-4.26 (1H, m), 6.61 (1H, dd, J=2.5,
8.6 Hz), 6.81 (1H, d, J=8.6 Hz), 7.28 (1H, d, J=2.
5 Hz), 7.43 (2H, d,J=6.5 Hz), 7.54 (2H, d, J=6.5 H
z), 7.64 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.71 (1H, s),7.90 (2H,
d, J=8.4 Hz). 融点:227-230 ℃ (結晶化溶媒:ジイソプロピルエー
テル)
【0339】実施例211 4'-メトキシ-N-[6-[(4-メチル-1-ピペラジニル)メチル]
-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-
カルボキシアミド
【化396】 参考例106で得た6-[(4-メチル-1-ピペラジニル)メチ
ル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施
例1と同様の操作を行うことにより、表題化合物を無色
粉末として得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 2.31 (3H, s), 2.33 (2H, t, J=8.
1 Hz), 2.49 (8H, bs),2.84 (2H, t, J=8.1 Hz), 3.07
(2H, s), 3.87 (3H, s), 6.36 (1H, s), 7.00-7.03 (3
H, m), 7.36 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.51 (1H, s), 7.58
(2H, d, J=8.4 Hz), 7.67 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.78 (1
H, s), 7.91 (2H, d, J=8.4 Hz). 融点: 208-210 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル) 実施例212 6-(4-メトキシフェニル)-N-[6-[(4-メチル-1-ピペラジ
ニル)メチル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル]ニコチン
アミド
【化397】 参考例106で得た6-[(4-メチル-1-ピペラジニル)メチ
ル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施
例1と同様の操作を行うことにより、表題化合物を無色
粉末として得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 2.30 (3H, s),
2.33 (2H, t, J=8.1 Hz),
2.47 (8H, bs),2.84 (2H,
t, J=8.1 Hz), 3.07 (2H,
s), 3.89 (3H, s), 6.36 (1
H, s), 7.01−7.04 (3H, m),
7.37 (1H, d, J=8.1 Hz),
7.49 (1H, s), 7.78−7.81
(2H, m), 8.03 (2H, d, J=
8.4 Hz), 8.21 (1H, dd, J=
2.1 Hz, 8.7 Hz), 9.09 (1
H, s). 融点: 235−237 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチ
ル)
【0340】実施例213 N-[4-メチル-3-(1-ピロリジニルメチル)-2H-クロメン-7
-イル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキシアミド
【化398】 参考例107で得た4-メチル-3-(1-ピロリジニルメチ
ル)-2H-クロメン-7-アミンを用いて、実施例1と同様の
操作を行うことにより、表題化合物を無色粉末として得
た。1 H NMR (CDCl3) δ: 1.77 (4H, s), 2.05 (3H, s), 2.5
1 (4H, s), 3.25 (2H, s), 4.74 (2H, s), 7.14-7.50
(6H, m), 7.63 (2H, d, J=7.2 Hz), 7.71 (2H, d,J=8.4
Hz), 7.79 (1H, s), 7.94 (2H, d, J=8.4 Hz). 融点: 176-178 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ジイ
ソプロピルエーテル) 実施例214 4'-メトキシ-N-[4-メチル-3-(1-ピロリジニルメチル)-2
H-クロメン-7-イル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキシア
ミド
【化399】 参考例107で得た4-メチル-3-(1-ピロリジニルメチ
ル)-2H-クロメン-7-アミンを用いて、実施例1と同様の
操作を行うことにより、表題化合物を無色粉末として得
た。1 H NMR (CDCl3) δ: 1.77 (4H, s), 2.05 (3H, s), 2.5
1 (4H, s), 3.25 (2H, s), 3.87 (3H, s), 4.74 (2H,
s), 7.01 (2H, d, J=8.7 Hz), 7.14-7.31 (3H, m), 7.5
7 (2H, d, J=8.7 Hz), 7.66 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.89
(1H, s), 7.91 (2H, d, J=8.4 Hz). 融点: 195-197 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ジイ
ソプロピルエーテル)
【0341】実施例215 N-[4-メチル-3-(1-ピロリジニルメチル)-2H-クロメン-7
-イル]-6-フェニルニコチンアミド
【化400】 参考例107で得た4-メチル-3-(1-ピロリジニルメチ
ル)-2H-クロメン-7-アミンを用いて、実施例1と同様の
操作を行うことにより、表題化合物を無色粉末として得
た。1 H NMR (CDCl3) δ: 1.77 (4H, s), 2.05 (3H, s), 2.5
1 (4H, s), 3.25 (2H, s), 4.74 (2H, s), 7.14-7.28
(3H, m), 7.47-7.54 (3H, m), 7.81-7.87 (2H, m), 8.0
6 (2H, d, J=8.4 Hz), 8.27 (1H, d, J=8.4 Hz), 9.13
(1H, s). 融点: 192-193 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル) 実施例216 6-(4-メトキシフェニル)-N-[4-メチル-3-(1-ピロリジニ
ルメチル)-2H-クロメン-7-イル] ニコチンアミド
【化401】 参考例107で得た4-メチル-3-(1-ピロリジニルメチ
ル)-2H-クロメン-7-アミンを用いて、実施例1と同様の
操作を行うことにより、表題化合物を無色粉末として得
た。1 H NMR (CDCl3) δ: 1.77 (4H, s), 2.05 (3H, s), 2.5
1 (4H, s), 3.25 (2H, s), 3.89 (3H, s), 4.74 (2H,
s), 7.03 (2H, d, J=8.7 Hz), 7.14-7.26 (3H, m), 7.7
5-7.81 (2H, m), 8.03 (2H, d, J=8.7 Hz), 8.21 (1H,
d, J=6.6 Hz), 9.09 (1H, s). 融点: 201-203 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル)
【0342】実施例217 N-[4-メチル-3-(1-ピロリジニルメチル)-2H-クロメン-7
-イル]-4-フェニル-1-ピペリジンカルボキシアミド
【化402】 参考例107で得た4-メチル-3-(1-ピロリジニルメチ
ル)-2H-クロメン-7-アミンを用いて、実施例99と同様
の操作を行うことにより、表題化合物を無色粉末として
得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 1.72-1.95 (8H, m), 2.03 (3H,
s), 2.54 (4H, s),2.63-2.76 (1H, m), 2.95-3.00 (2H,
m), 3.27 (2H, s), 4.19-4.23 (2H, m), 4.70 (2H,
s), 6.39 (1H, s), 6.83 (1H, s), 7.01-7.32 (7H, m). 融点: 125-127 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチルージイ
ソプロピルエーテル) 実施例218 4-(4-メトキシフェニル)-N-[4-メチル-3-(1-ピロリジニ
ルメチル)-2H-クロメン-7-イル]-1-ピペリジンカルボキ
シアミド
【化403】 参考例107で得た4-メチル-3-(1-ピロリジニルメチ
ル)-2H-クロメン-7-アミンを用いて、実施例99と同様
の操作を行うことにより、表題化合物を無色粉末として
得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 1.63-1.91 (8H, m), 2.02 (3H,
s), 2.49 (4H, s),2.61-2.71 (1H, m), 2.93-3.01 (2H,
m), 3.23 (2H, s), 3.79 (3H, s), 4.16-4.21 (2H,
m), 4.69 (2H, s), 6.34 (1H, s), 6.82-6.91 (3H, m),
6.99-7.02 (1H, m),7.10-7.15 (3H, m). 融点: 144-146 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−n-ヘ
キサン)
【0343】実施例219 N-[4-メチル-3-(4-モルホリニルメチル)-2H-クロメン-7
-イル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキシアミド
【化404】 参考例108で得た4-メチル-3-(4-モルホリニルメチ
ル)-2H-クロメン-7-アミンを用いて、実施例1と同様の
操作を行うことにより、表題化合物を無色粉末として得
た。1 H NMR (DMSO-d6) δ: 2.01 (3H, s), 2.37 (4H, s),
3.32 (2H, s), 3.57 (4H,s), 4.63 (2H, s), 7.23 (1H,
d, J=8.1 Hz), 7.38-7.54 (5H, m), 7.76 (2H,d, J=7.
5 Hz), 7.84 (2H, d, J=8.1 Hz), 8.04 (2H, d, J=8.1
Hz), 10.27 (1H,s). 融点: 162-164 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ジイ
ソプロピルエーテル) 実施例220 4'-メトキシ-N-[4-メチル-3-(4-モルホリニルメチル)-2
H-クロメン-7-イル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキシア
ミド
【化405】 参考例108で得た4-メチル-3-(4-モルホリニルメチ
ル)-2H-クロメン-7-アミンを用いて、実施例1と同様の
操作を行うことにより、表題化合物を無色粉末として得
た。1 H NMR (DMSO-d6) δ: 2.00 (3H, s), 2.37 (4H, s),
3.11 (2H, s), 3.57 (4H,s), 3.82 (3H, s), 4.63 (2H,
s),7.07 (2H, d, J=8.7 Hz), 7.23 (1H, d, J=8.1 H
z), 7.38-7.40 (2H, m), 7.72 (2H, d, J=8.7 Hz), 7.7
9 (2H, d, J=8.4 Hz), 8.01 (2H, d, J=8.4 Hz), 10.23
(1H, s). 融点: 198-200 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ジイ
ソプロピルエーテル
【0344】実施例221 N-[6-(4-モルホリニルメチル)-7,8-ジヒドロ-2-ナフタ
レニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキシアミド
【化406】 参考例109で得た6-(4-モルホリニルメチル)-7,8-ジ
ヒドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施例1と同様
の操作を行うことにより、表題化合物を無色粉末として
得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.34 (2H, t, J=8.4 Hz), 2.45 (4
H, m), 2.85 (2H, t, J=8.4 Hz), 3.06 (2H, s), 3.73
(4H, t, J=4.7 Hz), 6.36 (1H, s), 7.02 (1H, d, J=8.
1 Hz), 7.36-7.78 (10H, m), 7.93 (2H, d, J=8.1 Hz). 融点:180-181 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル-ジイソ
プロピルエーテル) 実施例222 6-(4-メチルフェニル)-N-[6-(4-モルホリニルメチル)-
7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル]ニコチンアミド
【化407】 参考例109で得た6-(4-モルホリニルメチル)-7,8-ジ
ヒドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施例1と同様
の操作を行うことにより、表題化合物を無色粉末として
得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.39 (2H, t, J
=8.4 Hz), 2.43 (7H, m),
2.85 (2H, t, J=8.4 Hz),
3.06 (2H, s), 3.73 (4H,
t, J=4.5 Hz), 6.36 (1H,
s), 7.03 (1H, d, J=8.1 H
z), 7.30−7.38 (3H, m), 7.
50 (1H, s), 7.76 (1H, s),
7.84 (1H, d,J=8.1 Hz),
7.97 (2H, d, J=8.1 Hz),
8.24 (1H, dd, J=8.4, 2.3
Hz), 9.12 (1H, s). 融点:233−234 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル
-ジイソプロピルエーテル)
【0345】実施例223 4-(4-メチルフェニル)-N-[6-(4-モルホリニルメチル)-
7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル]-1-ピペリジンカルボキ
シアミド
【化408】 参考例109で得た6-(4-モルホリニルメチル)-7,8-ジ
ヒドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施例99と同
様の操作を行うことにより、表題化合物を無色粉末とし
て得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.65-1.75 (4H, m), 1.90 (2H,
m), 2.27-2.43 (7H, m), 2.72 (1H, m), 2.79 (2H, t,
J=7.5 Hz), 2.93-3.04 (4H, m), 3.72 (4H, m), 4.20
(2H, d, J=11.7 Hz), 6.31 (1H, s), 6.39 (1H, s), 6.
92 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.05-7.26 (6H, m). 融点:231-214 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル-ジイソ
プロピルエーテル) 実施例224 4'-メチル-N-[6-(4-モルホリニルメチル)-7,8-ジヒドロ
-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキシアミ
【化409】 参考例109で得た6-(4-モルホリニルメチル)-7,8-ジ
ヒドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施例1と同様
の操作を行うことにより、表題化合物を無色粉末として
得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 2.33 (2H, t, J=8.1 Hz), 2.42-2.
44 (7H, m), 2.84 (2H,t, J=8.1 Hz), 3.06 (2H, s),
3.72 (4H, t, J=4.2 Hz), 6.36 (1H, s), 7.01 (1H, d,
J=8.1 Hz), 7.25-7.29 (2H, m), 7.37 (1H, d, J=8.1
Hz), 7.51-7.54 (3H, m), 7.68 (2H, d, J=8.1 Hz), 7.
85 (1H, s), 7.92 (2H, d, J=8.1 Hz). 融点:196-197 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル-ジイソ
プロピルエーテル)
【0346】実施例225 2'-メチル-N-[6-(1-ピロリジニルメチル)-7,8-ジヒドロ
-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキシアミ
【化410】 参考例54で得た6-(1-ピロリジニルメチル)-7,8-ジヒ
ドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施例1と同様の
操作を行うことにより、表題化合物を無色粉末として得
た。 融点:177-178 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル-ジイソ
プロピルエーテル) 実施例226 4'-フルオロ-N-メチル-N-[6-(1-ピロリジニルメチル)-
7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カ
ルボキシアミド 塩酸塩
【化411】 参考例113で得たN-メチル-6-(1-ピロリジニルメチ
ル)-7,8ジヒドロ-2-ナフタレンアミン 二塩酸塩 (315 m
g, 1.0 mmol) をN,N-ジメチルホルムアミド(25ml)に
溶解し、4−ブロモ安息香酸 (402 mg,2.0 mmol)、W
SC (383 mg,2.0mmol)、 HOBt(270 mg, 2.0 mmo
l)、DMAP (244mg, 2.0 mmol)を加え、室温で16時間攪
拌した。反応液に酢酸エチルと水を加え抽出した。酢酸
エチル層を減圧下で濃縮し、残査をアルミナカラムクロ
マトグラフィー (展開溶媒;酢酸エチル:n-ヘキサン=3
3:67) にて精製した。溶出液を減圧下で濃縮し、ジメト
キシエタン−テトラヒドロフラン(10:1 5.5 ml)に
溶解し、4-フルオロフェニルほう酸(73 mg, 0.52 mmo
l)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウ
ム錯体(15 mg, 0.013 mmol)、2N 炭酸ナトリウム水
溶液(0.433 ml)を加え、窒素雰囲気下、90℃で5.5時
間加熱還流した。反応液を冷水中にあけ、酢酸エチルで
抽出した。酢酸エチル層を濃縮し、残査をアルミナカラ
ムクロマトグラフィー (展開溶媒;酢酸エチル) にて精
製した。溶出液に4N塩化水素 酢酸エチル溶液を加え、
減圧下で濃縮した。得られた残渣をメタノール−酢酸エ
チルにて再結晶して、表題化合物(108 mg)を得た。1 H-NMR (DMSO-d6) δ: 1.92-1.98 (4H, m), 2.39 (2H,
t, J=8.1 Hz), 2.73 (2H, t, J=8.1 Hz), 3.00 (2H,
m), 3.35 (3H, m), 3.44 (2H, m), 3.83 (2H, d, J=5.6
Hz), 6.62 (1H, s), 6.92-7.01 (2H, m), 7.11 (1H,
s), 7.26 (2H, dd, J=8.9, 5.6 Hz), 7.38 (2H, d, J=
8.1 Hz), 7.55 (2H, d, J=8.1 Hz), 7.69 (2H,dd, J=8.
9, 5.6 Hz), 10.60 (1H, brs.). 融点:201-203 ℃ (結晶化溶媒:メタノール-ジイソ
プロピルエーテル) FAB(pos) 441.2 [M+H]+
【0347】実施例227 (E)-3-(4-クロロフェニル)-N-[6-[(ジメチルアミノ) メ
チル]-5,6,7,8-テトラヒドロ-2-ナフタレニル]-2-プロ
ペンアミド 塩酸塩
【化412】 実施例4と同様の操作を行うことにより、表題化合物を
無色粉末として得た。 融点:243-245 ℃ (結晶化溶媒:メタノール-ジイソ
プロピルエーテル) 実施例228 6-(4-メチルフェニル)-N-[5-メチル-6-(1-ピロリジニル
メチル)-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル]ニコチンアミド
【化413】 参考例69で得た5-メチル-6-(1-ピロリジニルメチル)-
7,8-ジヒドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施例1
と同様の操作を行うことにより、表題化合物を無色粉末
として得た。 融点:175-176 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル-ジイソ
プロピルエーテル) 元素分析値 C29H30N3Oとして 計算値:C, 79.78; H, 6.93; N, 9.63 実験値:C, 79.66; H, 6.97; N, 9.68
【0348】実施例229 4'-フルオロ-N-[5-メチル-6-(1-ピロリジニルメチル)-
7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カ
ルボキシアミド
【化414】 参考例69で得た5-メチル-6-(1-ピロリジニルメチル)-
7,8-ジヒドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施例1
と同様の操作を行うことにより、表題化合物を無色粉末
として得た。 融点:199-201 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル-ジイソ
プロピルエーテル) 元素分析値 C29H30FN2Oとして 計算値:C, 79.06; H, 6.63; N, 6.36 実験値:C, 79.01; H, 6.81; N, 6.45 実施例230 6-(4-フルオロフェニル)-N-[5メチル-6-(1-ピロリジニ
ルメチル)-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル]ニコチンアミ
【化415】 参考例69で得た5-メチル-6-(1-ピロリジニルメチル)-
7,8-ジヒドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施例1
と同様の操作を行うことにより、表題化合物を無色粉末
として得た。 融点:204-205 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル-ジイソ
プロピルエーテル) 元素分析値 C28H28FN3Oとして 計算値:C, 76.17; H, 6.39; N, 9.52 実験値:C, 76.03; H, 6.44; N,
9.62
【0349】実施例231 4−(4−フルオロフェニル)-N-[5-メチル-6-(1-ピロ
リジニルメチル)-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル]-1-ピ
ペリジンカルボキシアミド
【化416】 参考例69で得た5-メチル-6-(1-ピロリジニルメチル)-
7,8-ジヒドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施例9
9と同様の操作を行うことにより、表題化合物を無色粉
末として得た。 融点:172-173 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル-ジイソ
プロピルエーテル) 実施例232 4'-メチル-N-[6-(1-ピロリジニルメチル)-7,8-ジヒドロ
-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキシアミ
【化417】 参考例54で得た6-(1-ピロリジニルメチル)- 7,8-ジヒ
ドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施例1と同様の
操作を行うことにより、表題化合物を無色粉末として得
た。 融点:176-177 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル-ジイソ
プロピルエーテル)
【0350】実施例233 N-[5-メチル-6-(1-ピロリジニルメチル)-7,8-ジヒドロ-
2-ナフタレニル]-6-フェニルニコチンアミド
【化418】 参考例69で得た5-メチル-6-(1-ピロリジニルメチル)-
7,8-ジヒドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施例1
と同様の操作を行うことにより、表題化合物を無色粉末
として得た。 融点:178-179 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル-ジイソ
プロピルエーテル) 元素分析値 C28H29N3Oとして 計算値:C, 79.40; H, 6.90; N, 9.92 実験値:C, 79.13; H, 6.82; N, 10.03 実施例234 4'-メトキシ-N-[5-メチル-6-(1-ピロリジニルメチル)-
7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カ
ルボキシアミド
【化419】 参考例69で得た5-メチル-6-(1-ピロリジニルメチル)-
7,8-ジヒドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施例1
と同様の操作を行うことにより、表題化合物を無色粉末
として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.78 (4H,m), 2.10(3H,s), 2.37
(2H, t, J=8.1 Hz), 2.53(4H, m), 2.76 (2H, t, J=8.1
Hz), 3.28(2H,s), 3.87 (3H, s), 7.01 (1H, d,J=8.6
Hz), 7.27 (2H, d, J=7.8 Hz), 7.46 (1H, d, J=7.8 H
z), 7.48 (1H, s), 7.57 (2H, d, J=8.6 Hz), 7.66 (2
H, d, J=8.6 Hz), 7.81 (1H, s), 7.92 (2H, d, J=7.8
Hz). 融点:179-180 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル-ジイソ
プロピルエーテル) 元素分析値 C30H32N2O2として 計算値:C, 79.61; H, 7.13; N, 6.19 実験値:C, 79.35; H, 7.28; N, 6.24
【0351】実施例235 4-(4-メトキシフェニル)-N-[5-メチル-6-(1-ピロリジニ
ルメチル)-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル]-1-ピペリジ
ンカルボキシアミド
【化420】 参考例69で得た5-メチル-6-(1-ピロリジニルメチル)-
7,8-ジヒドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施例9
9と同様の操作を行うことにより、表題化合物を無色粉
末として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.67 (2H, dd, J=13.4, 4.0 Hz),
1.78 (4H, m), 1.89 (2H, d, J=11.4 Hz), 2.07 (3H,
s), 2.34 (2H, t, J=7.5 Hz), 2.52 (4H, m), 2.68-2.7
3 (3H, m), 2.98 (2H, t, J=7.5 Hz), 3.26 (2H, s),
3.80 (3H, s), 4.20(2H, d, J=13.4 Hz), 6.36 (1H,
s), 6.86 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.12-7.20 (5H, m). 融点:163-164 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル-ジイソ
プロピルエーテル) 元素分析値 C28H37N3O2として 計算値:C, 75.13; H, 8.33; N, 9.39 実験値:C, 74.96; H, 8.14; N,
9.10 実施例236 4−(4−メトキシフェニル)-N-[6-(1-ピロリジニルメ
チル)-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル]-1-ピペリジンカ
ルボキシアミド
【化421】 参考例54で得た6-(1-ピロリジニルメチル)- 7,8-ジヒ
ドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施例1と同様の
操作を行うことにより、表題化合物を無色粉末として得
た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.61-1.91 (8H, m), 2.31 (2H, t,
J=8.1 Hz), 2.54 (4H,m), 2.73-2.81 (3H, m), 2.98
(2H, t, J=7.8 Hz), 3.16 (2H, s), 3.79 (3H, s), 4.2
0 (2H, d, J=13.1 Hz), 6.31 (1H, s), 6.36 (1H, s),
6.86 (2H, d, J=8.6 Hz), 7.06-7.20 (5H, m). 融点:175-176 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル-ジイソ
プロピルエーテル)
【0352】実施例237 4-(ベンジルオキシ)-N-[6-(1-ピロリジニルメチル)-7,8
-ジヒドロ-2-ナフタレニル]ベンズアミド
【化422】 参考例54で得た6-(1-ピロリジニルメチル)- 7,8-ジヒ
ドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施例1と同様の
操作を行うことにより、表題化合物を無色粉末として得
た。 融点:174-175 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル-ジイソ
プロピルエーテル) 元素分析値 C28H30N2O2として 計算値:C, 78.84; H, 7.09; N, 6.87 実験値:C, 79.06; H, 6.99; N, 6.41
【0353】実施例238 4-(4-メチルフェニル)-N-[5-メチル-6-(1-ピロリジニル
メチル)-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル]-1-ピペリジン
カルボキシアミド
【化423】 参考例69で得られた5-メチル-6-(1-ピロリジニルメチ
ル)-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、実施
例99と同様の操作を行うことにより、表題化合物を得
た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.65-1.78 (6H, m), 1.90 (2H,
d, J=12.9 Hz), 2.07 (3H, s), 2.33-2.37 (5H, m), 2.
53 (4H, m), 2.68-2.74 (3H, m), 2.99 (2H, m),3.27(2
H,s), 4.21 (2H, d, J=13.2 Hz), 6.37 (1H, s), 7.09-
7.21 (7H, m). 融点:159-160 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ジイソ
プロピルエーテル) FAB(pos) 444.3 [M+H]+ 実施例239 4-(4-フルオロフェニル)-N-[6-(1-ピペリジニルメチル)
-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル]-1-ピペリジンカルボキ
シアミド
【化424】 参考例114で得られた6-(1-ピペリジニルメチル)-7,8
-ジヒドロ-2-ナフタレンアミン 2塩酸塩を用いて、実
施例99と同様の操作を行うことにより、表題化合物を
得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.43 (2H, m), 1.56-1.75 (6H,
m), 1.89 (2H, d, J=12.3Hz), 2.27-2.36 (6H, m), 2.7
0 (1H, m), 2.78 (2H, t, J=7.5 Hz), 2.88-3.00(4H,
m), 4.20 (2H, d, J=13.2 Hz), 6.29 (1H, s), 6.38 (1
H, s), 6.91-7.08(4H, m), 7.14-7.20 (3H, m). 融点:194-195 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ジイソ
プロピルエーテル)
【0354】実施例240 4-(4-メチルフェニル)-N-[6-(1-ピペリジニルメチル)-
7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル]-1-ピペリジンカルボキ
シアミド
【化425】 参考例114で得られた6-(1-ピペリジニルメチル)-7,8
-ジヒドロ-2-ナフタレンアミン 2塩酸塩を用いて、実
施例99と同様の操作を行うことにより、表題化合物を
得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.43 (2H, m),
1.56−1.74 (6H, m), 1.90
(2H, d, J=12.0Hz), 2.27−
2.36 (9H, m), 2.69 (1H,
m), 2.79 (2H, t, J=8.1 H
z), 2.94−3.01(4H, m), 4.1
9 (2H, d, J=13.2 Hz), 6.2
9 (1H, s), 6.35 (1H, s),
6.93(2H, d, J=8.1 Hz), 7.
05−7.26 (5H, m). 融点: 209−210 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチ
ル−ジイソプロピルエーテル) 実施例241 4-(4-メチルフェニル)-N-[6-[(4-メチル-1-ピペラジニ
ル)メチル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル]-1-ピペリジ
ンカルボキシアミド
【化426】 参考例106で得られた6-[(4-メチル-1-ピペラジニル)
メチル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、
実施例99と同様の操作を行うことにより、表題化合物
を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 1.62-1.77 (2H, m), 1.90 (2H, d,
J=12.0 Hz), 2.28 (2H,t, J=8.1 Hz), 2.29 (3H, s),
2.33 (3H, s), 2.46 (8H, bs), 2.64-2.73 (1H,m), 2.7
9 (2H, t, J=8.1 Hz), 2.96 (2H, d, J=10.5 Hz), 3.05
(2H, s), 4.19(2H, d, J=13.5 Hz), 6.31 (1H, s), 6.
34 (1H, s), 6.93 (1H, d, J=8.4 Hz),7.04-7.16 (5H,
m), 7.23 (1H, s). 元素分析値 C29H38N4O として 計算値:C, 75.94; H, 8.35; N, 12.22. 実験値:C, 75.67; H, 8.47; N, 12.27. 融点: 214-216 ℃ (結晶化溶媒:テトラヒドロフラ
ン − n-ヘキサン)
【0355】実施例242 4-(4-メトキシフェニル)-N-[6-[(4-メチル-1-ピペラジ
ニル)メチル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル]-1-ピペリ
ジンカルボキシアミド
【化427】 参考例106で得られた6-[(4-メチル-1-ピペラジニル)
メチル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、
実施例99と同様の操作を行うことにより、表題化合物
を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 1.68-1.76 (2H, m), 1.89 (2H, d,
J=11.1 Hz), 2.29 (2H,t, J=8.1 Hz), 2.29 (3H, s),
2.46 (8H, bs), 2.64-2.71 (1H, m), 2.79 (2H,t, J=8.
1 Hz), 2.82-3.03 (2H, m), 3.05 (2H, s), 3.80 (3H,
s), 4.19 (2H,d, J=12.6 Hz), 6.31 (1H, s), 6.34 (1
H, s), 6.87 (2H, d, J=8.7 Hz), 6.93(1H, d, J=8.4 H
z), 7.06 (1H, dd, J=8.1, 2.1 Hz), 7.14 (2H, d, J=
8.7 Hz),7.23 (1H, s). 元素分析値 C29H38N4O2 として 計算値:C, 73.38; H, 8.07; N, 11.80. 実験値:C, 73.04; H, 7.95; N, 11.67. 融点: 198-200 ℃ (結晶化溶媒:THF−n-ヘキサ
ン) 実施例243 4-(4-クロロフェニル)-N-[6-[(4-メチル-1-ピペラジニ
ル)メチル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル]-1-ピペリジ
ンカルボキシアミド
【化428】 参考例106で得られた6-[(4-メチル-1-ピペラジニル)
メチル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、
実施例99と同様の操作を行うことにより、表題化合物
を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 1.64-1.76 (2H, m), 1.90 (2H, d,
J=11.1 Hz), 2.29 (2H,t, J=8.1 Hz), 2.29 (3H, s),
2.46 (8H, bs), 2.66-2.72 (1H, m), 2.79 (2H,t, J=8.
1 Hz), 2.81-3.03 (2H, m), 3.05 (2H, s), 4.20 (2H,
d, J=12.6 Hz),6.31 (1H, s), 6.34 (1H, s), 6.93 (1
H, d, J=7.8 Hz), 7.04-7.07 (1H, m),7.14 (2H, d, J=
8.4 Hz), 7.22 (1H, s), 7.28 (2H, d, J=8.4 Hz). 融点: 201-203 ℃ (結晶化溶媒:テトラヒドロフラ
ン − n-ヘキサン)
【0356】実施例244 N-[2-[(ジメチルアミノ)メチル]-1H-インデン-6-イル]
[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキシアミド
【化429】 参考例116で得られた2-[(ジメチルアミノ)メチル]-1
H-インデン-6-アミンを用いて、実施例1と同様の操作
を行うことにより、表題化合物を得た。 元素分析値 C25H24N2O・0.5H2Oとして 計算値:C,79.55; H,6.68; N,7.42. 実験値:C,79.38; H,6.76; N,7.34. FAB(pos) 369.2 [M+H]+ 融点: 187-189 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ジイ
ソプロピルエーテル) 実施例245 N-[2-[(ジメチルアミノ)メチル]-1H-インデン-6-イル]-
4'-フルオロ[1,1'-ビフェニル]-4-カルボキシアミド
【化430】 参考例116で得られた2-[(ジメチルアミノ)メチル]-1
H-インデン-6-アミンを用いて、実施例1と同様の操作
を行うことにより、表題化合物を得た。 FAB(pos) 387.2 [M+H]+ 融点: 209-211 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ジイ
ソプロピルエーテル)
【0357】実施例246 4'-クロロ-N-[2-[(ジメチルアミノ)メチル]-1H-インデ
ン-6-イル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキシアミド
【化431】 参考例116で得られた2-[(ジメチルアミノ)メチル]-1
H-インデン-6-アミンを用いて、実施例1と同様の操作
を行うことにより、表題化合物を得た。 融点: 218-220 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−ジイ
ソプロピルエーテル) FAB(pos) 403.2 [M+H]+ 実施例247 4'-クロロ-N-[2-(1-ピロリジニルメチル)-3,4-ジヒドロ
-2H-1,4-ベンズオキサジン-6-イル][1,1'-ビフェニル]-
4-カルボキシアミド
【化432】 参考例117で得られた6-アミノ-2-ピロリジニルメチ
ル-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジンを用いて、
実施例1と同様の方法で表題化合物を白色粉末として得
た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.70-1.90 (4H, m), 2.50-2.70
(4H, m), 2.73 (2H, d, J=6.0Hz), 3.18-3.24 (1H, m),
3.45-3.49 (1H, m), 3.87 (1H, brs), 4.26-4.28(1H,
m), 6.61 (1H, dd, J=2.7, 8.4 Hz), 6.80 (1H, d, J=
8.4 Hz), 7.26 (1H, d, J=2.7 Hz), 7.44 (2H, d, J=8.
4 Hz), 7.55 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.64 (2H, d, J=8.1
Hz), 7.71 (1H, s), 7.91 (2H, d, J=8.1 Hz). 融点:221-222 ℃ (結晶化溶媒:ジイソプロピルエー
テル)
【0358】実施例248 4'-フルオロ-N-[2-(1-ピロリジニルメチル)-3,4-ジヒド
ロ-2H-1,4-ベンズオキサジン-6-イル][1,1'-ビフェニ
ル]-4-カルボキシアミド
【化433】 参考例117で得られた6-アミノ-2-ピロリジニルメチ
ル-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジンを用いて、
実施例1と同様の方法で表題化合物を白色粉末として得
た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.70-1.90 (4H, m), 2.50-2.70 (4
H, m), 2.73 (2H, d,J =6.3Hz), 3.18-3.24 (1H, m),
3.45-3.49 (1H, m), 3.88(1H, brs), 4.24-4.30 (1H,
m), 6.62 (1H, dd, J=2.7, 8.4 Hz), 6.80 (1H, d, J=
8.4 Hz), 7.13-7.19 (2H, m), 7.26 (1H, d, J=2.7 H
z), 7.56-7.60 (2H, m), 7.63 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.7
1 (1H, s), 7.90 (2H, d, J=8.4 Hz). 融点:204-206 ℃ (結晶化溶媒:ジイソプロピルエー
テル) 実施例249 6-(4-メチルフェニル)-N-[2-(1-ピロリジニルメチル)-
3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンズオキサジン-6-イル]ニコチ
ンアミド
【化434】 参考例117で得られた6-アミノ-2-ピロリジニルメチ
ル-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジンを用いて、
実施例1と同様の方法で表題化合物を白色粉末として得
た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.70-1.85 (4H, m), 2.43 (3H,
s), 2.50-2.70 (4H, m),2.74 (2H, d, J=6.3Hz), 3.19-
3.25 (1H, m), 3.45-3.49 (1H, m), 3.90 (1H,brs), 4.
27-4.29 (1H, m), 6.63 (1H, dd, J=2.4, 8.7 Hz), 6.8
1 (1H, d, J=8.7 Hz), 7.26 (1H, d, J=2.7 Hz), 7.31
(2H, d, J=8.1 Hz), 7.67 (1H, s), 7.81 (1H, d, J=8.
1 Hz), 7.93 (2H, d, J=7.8Hz), 8.21 (1H, dd, J=2.4,
8.4 Hz), 9.09 (1H, d, J=2.4 Hz). 融点:207-208 ℃ (結晶化溶媒:ジイソプロピルエー
テル)
【0359】実施例250 4-(4-フルオロフェニル)-N-[2-(1-ピロリジニルメチル)
-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンズオキサジン-6-イル]1-ピ
ペリジンカルボキシアミド
【化435】 参考例117で得られた6-アミノ-2-ピロリジニルメチ
ル-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジンを用いて、
実施例1と同様の方法で表題化合物を白色粉末として得
た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.60-1.90 (8H, m), 2.50-2.70 (5
H, m), 2.71 (2H, d, J=6.3Hz), 2.91-3.00 (2H, m),
3.15-3.21 (1H, brs), 3.42-3.45 (1H, m), 3.77(1H, b
rs), 4.15-4.25 (3H, m), 6.20 (1H, s), 6.38 (1H, d
d, J=2.1, 8.4 Hz), 6.73 (1H, d, J=8.4 Hz), 6.91 (1
H, d, J=2.1 Hz), 6.97-7.03 (2H, m), 7.14-7.19 (2H,
m). 融点:192-195 ℃ (結晶化溶媒:ジイソプロピルエー
テル) 実施例251 4'-クロロ-N-[4-(メチルスルホニル)-2-(1-ピロリジニ
ルメチル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンズオキサジン-6-
イル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキシアミド
【化436】 参考例118で得られた6-アミノ-4-(メチルスルホニ
ル)-2-ピロリジニルメチル-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベン
ゾオキサジンを用いて、実施例1と同様の方法で表題化
合物を白色粉末として得た。1 H-NMR (CDCl3) δ: 1.75-1.85 (4H, m), 2.55-2.70 (4
H, m), 2.78 (2H, d, J=6.0Hz), 3.04 (3H, s), 3.27-
3.34 (1H, m), 4.24-4.31 (1H, m), 4.31-4.35 (1H,
m), 6.98 (1H, d, J=8.7 Hz), 7.45 (2H, d, J=9.0 H
z), 7.50-7.60 (1H, m), 7.53 (2H, d, J=9.0 Hz), 7.6
7 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.84 (1H, s), 7.84 (1H, brs),
7.94 (2H, d, J=8.4 Hz). 融点:203-204 ℃ (結晶化溶媒:ジイソプロピルエー
テル)
【0360】実施例252 N-[6-[(4-メチル-1-ピペラジニル)メチル]-7,8-ジヒド
ロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキシア
ミド
【化437】 参考例106で得られた6-[(4-メチル-1-ピペラジニル)
メチル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレンアミンを用いて、
実施例1と同様の操作を行うことにより、表題化合物を
得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 2.31 (3H, s), 2.33 (2H, t, J=8.
1 Hz), 2.49 (8H, bs),2.84 (2H, t, J=8.1 Hz), 3.07
(2H, s), 6.36 (1H, s), 7.02 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.3
5-7.52 (5H, m), 7.63 (2H, d, J=8.1 Hz), 7.71 (2H,
d, J=8.1 Hz), 7.80 (1H, s), 7.94 (2H, d, J=8.1 H
z). 融点: 196-198 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル) 実施例253 4'-メチル-N-[5-メチル-6-[(4-メチル-1-ピペラジニル)
メチル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニ
ル]-4-カルボキシアミド
【化438】 参考例115で得られた5-メチル-6-[(4-メチル-1-ピペ
ラジニル)メチル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレンアミンを
用いて、実施例1と同様の操作を行うことにより、表題
化合物を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 2.08 (3H, s), 2.29 (3H, s), 2.3
4 (2H, t, J=7.8 Hz), 2.42 (3H, s), 2.45 (8H, bs),
2.75 (2H, t, J=7.8 Hz), 3.16 (2H, s), 7.26-7.30 (3
H, m), 7.44 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.53-7.55 (3H, m),
7.70 (2H, d, J=8.4 Hz), 8.00 (1H, s), 7.93 (2H, d,
J=8.4 Hz). 融点: 212-214 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル)
【0361】実施例254 4'-メトキシ-N-[5-メチル-6-[(4-メチル-1-ピペラジニ
ル)メチル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフ
ェニル]-4-カルボキシアミド
【化439】 参考例115で得られた5-メチル-6-[(4-メチル-1-ピペ
ラジニル)メチル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレンアミンを
用いて、実施例1と同様の操作を行うことにより、表題
化合物を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 2.08 (3H, s), 2.29 (3H, s), 2.3
4 (2H, t, J=7.8 Hz), 2.45 (8H, bs), 2.75 (2H, t, J
=7.8 Hz), 3.16 (2H, s), 3.87 (3H, s), 7.01 (2H, d,
J=8.1 Hz), 7.27 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.44 (1H, d, J
=8.4 Hz), 7.51 (1H, s), 7.58 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.
67 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.81 (1H, s), 7.92 (2H, d, J
=8.4 Hz). 融点: 215-217 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル) 実施例255 4'-フルオロ-N-[5-メチル-6-[(4-メチル-1-ピペラジニ
ル)メチル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフ
ェニル]-4-カルボキシアミド
【化440】 参考例115で得られた5-メチル-6-[(4-メチル-1-ピペ
ラジニル)メチル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレンアミンを
用いて、実施例1と同様の操作を行うことにより、表題
化合物を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 2.08 (3H, s), 2.29 (3H, s), 2.3
4 (2H, t, J=7.8 Hz), 2.46 (8H, bs), 2.75 (2H, t, J
=7.8 Hz), 3.16 (2H, s), 7.17 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.
28 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.44 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.51
(1H, s), 7.57-7.62 (2H, m), 7.66 (2H, d, J=8.4 H
z), 7.82 (1H, s), 7.94 (2H, d, J=8.4 Hz). 融点: 233-235 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル)
【0362】実施例256 4'-クロロ-N-[5-メチル-6-[(4-メチル-1-ピペラジニル)
メチル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニ
ル]-4-カルボキシアミド
【化441】 参考例115で得られた5-メチル-6-[(4-メチル-1-ピペ
ラジニル)メチル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレンアミンを
用いて、実施例1と同様の操作を行うことにより、表題
化合物を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 2.08 (3H, s), 2.29 (3H, s), 2.3
4 (2H, t, J=7.8 Hz), 2.46 (8H, bs), 2.75 (2H, t, J
=7.8 Hz), 3.16 (2H, s), 7.28 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.
43-7.47 (3H, m), 7.51 (1H, s), 7.56 (2H, d, J=8.4
Hz), 7.67 (2H, d, J=8.4 Hz), 7.80 (1H, s), 7.94 (2
H, d, J=8.4 Hz). 融点: 216-218 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル) 実施例257 6-(4-クロロフェニル)-N-[5-メチル-6-[(4-メチル-1-ピ
ペラジニル)メチル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル]ニ
コチンアミド
【化442】 参考例115で得られた5-メチル-6-[(4-メチル-1-ピペ
ラジニル)メチル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレンアミンを
用いて、実施例1と同様の操作を行うことにより、表題
化合物を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 2.09 (3H, s), 2.29 (3H, s), 2.3
5 (2H, t, J=8.1 Hz), 2.46 (8H, bs), 2.75 (2H, t, J
=8.1 Hz), 3.16 (2H, s), 7.28 (1H, d, J=8.4 Hz), 7.
43-7.50 (4H, m), 7.83 (2H, d, J=8.4 Hz), 8.01 (2H,
d, J=8.4 Hz), 8.27 (1H, d, J=8.4 Hz), 9.13 (1H,
s). 融点: 219-221 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル)
【0363】実施例258 5-(4-クロロフェニル)-N-[5-メチル-6-[(4-メチル-1-ピ
ペラジニル)メチル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル]-2-
ピリジンカルボキシアミド
【化443】 参考例115で得られた5-メチル-6-[(4-メチル-1-ピペ
ラジニル)メチル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレンアミンを
用いて、実施例1と同様の操作を行うことにより、表題
化合物を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 2.09 (3H, s), 2.29 (3H, s), 2.3
5 (2H, t, J=8.1 Hz), 2.45 (8H, bs), 2.77 (2H, t, J
=8.1 Hz), 3.16 (2H, s), 7.30 (1H, d, J=8.1 Hz), 7.
49-7.63 (6H, m), 8.05 (1H, dd, J=2.4 Hz, 8.4 Hz),
8.36 (1H, d, J=8.1 Hz), 8.79 (1H, d, J=1.2 Hz), 9.
97 (1H, s). 融点: 177-179 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル) 実施例259 N-[5-メチル-6-[(4-メチル-1-ピペラジニル)メチル]-7,
8-ジヒドロ-2-ナフタレニル]-4-(4-メチルフェニル)-1-
ピペリジンカルボキシアミド
【化444】 参考例115で得られた5-メチル-6-[(4-メチル-1-ピペ
ラジニル)メチル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレンアミンを
用いて、実施例99と同様の操作を行うことにより、表
題化合物を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 1.60-1.78 (4H, m), 2.05 (3H,
s), 2.28 (3H, s), 2.29 (2H, t, J=8.1 Hz), 2.33 (3
H, s), 2.46 (8H, bs), 2.65-2.72 (3H, m), 2.93-3.03
(2H, m), 3.13 (2H, s), 4.18-4.23 (2H, m), 6.40 (1
H, s), 7.09-7.24 (7H, m). 融点: 176-178 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−n-ヘ
キサン)
【0364】実施例260 4-(4-メトキシフェニル)-N-[5-メチル-6-[(4-メチル-1-
ピペラジニル)メチル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル]-
1-ピペリジンカルボキシアミド
【化445】 参考例115で得られた5-メチル-6-[(4-メチル-1-ピペ
ラジニル)メチル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレンアミンを
用いて、実施例99と同様の操作を行うことにより、表
題化合物を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 1.68-1.92 (4H, m), 2.05 (3H,
s), 2.28 (3H, s), 2.29 (2H, t, J=8.1 Hz), 2.45 (8
H, bs), 2.67-2.72 (3H, m), 2.95-3.02 (2H, m), 3.14
(2H, s), 3.80 (3H, s), 4.18-4.22 (2H, m), 6.36 (1
H, s), 6.87 (2H, d,J=8.4 Hz), 7.12-7.21 (5H, m). 融点: 175-177 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル) 実施例261 4-(4-クロロフェニル)-N-[5-メチル-6-[(4-メチル-1-ピ
ペラジニル)メチル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル]-1-
ピペリジンカルボキシアミド
【化446】 参考例115で得られた5-メチル-6-[(4-メチル-1-ピペ
ラジニル)メチル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレンアミンを
用いて、実施例99と同様の操作を行うことにより、表
題化合物を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 1.67-1.92 (4H, m), 2.05 (3H,
s), 2.28 (3H, s), 2.29 (2H, t, J=8.1 Hz), 2.45 (8
H, bs), 2.67-2.72 (3H, m), 2.95-3.02 (2H, m), 3.14
(2H, s), 4.18-4.23 (2H, m), 6.36 (1H, s), 7.13-7.
30 (7H, m). 融点: 141-143 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル)
【0365】実施例262 4-[(4-クロロフェニル)(フェニル)メチル]-N-[4-メチル
-3-(1-ピロリジニルメチル)-2H-クロメン-7-イル]-1-ピ
ペラジンカルボキシアミド
【化447】 参考例107で得た4-メチル-3-(1-ピロリジニルメチ
ル)-2H-クロメン-7-アミンを用いて、実施例99と同様
の操作を行うことにより、表題化合物を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 1.76 (4H, s),
2.01 (3H, s), 2.42 (4H,
t, J=5.1 Hz), 2.49 (4H,
s), 3.22 (2H, s), 3.48 (4
H, t, J=5.1 Hz), 4.24 (1
H, s), 4.68 (2H, s), 6.23
(1H, s), 6.77 (1H, s),
6.96 (1H, d, J=8.7 Hz),
7.09 (1H, d,J=8.7 Hz), 7.
19−7.61 (9H, m). 融点: 104−106 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチ
ル−n-ヘキサン) 実施例263 N-(2,2-ジフェニルエチル)-N'-[4-メチル-3-(1-ピロリ
ジニルメチル)-2H-クロメン-7-イル]ウレア
【化448】 参考例107で得た4-メチル-3-(1-ピロリジニルメチ
ル)-2H-クロメン-7-アミンを用いて、実施例99と同様
の操作を行うことにより、表題化合物を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 1.76 (4H, s), 1.99 (3H, s), 2.4
9 (4H, s), 3.22 (2H, s), 3.83 (2H, t, J=7.8 Hz),
4.18 (1H, t, J=7.8 Hz), 4.66 (2H, s), 4.96 (1H,
s), 6.48 (1H, s), 6.57 (1H, s), 6.69 (1H, d, J=8.1
Hz), 6.98 (1H, d,J=8.1 Hz), 7.20-7.30 (10H, m). 融点: 166-168 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−n-ヘ
キサン)
【0366】実施例264 N-[4-メチル-3-(1-ピロリジニルメチル)-2H-クロメン-7
-イル]-3,4-ジヒドロ-2(1H)-イソキノリンカルボキシア
ミド
【化449】 参考例107で得た4-メチル-3-(1-ピロリジニルメチ
ル)-2H-クロメン-7-アミンを用いて、実施例99と同様
の操作を行うことにより、表題化合物を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 1.76 (4H, s), 2.02 (3H, s), 2.4
9 (4H, s), 2.92 (2H, t, J=6.0 Hz), 3.23 (2H, s),
3.71 (2H, t, J=6.0Hz), 4.65 (2H, s), 4.68 (2H, s),
6.43 (1H, s), 6.86 (1H, d, J=1.8 Hz), 7.02-7.22
(6H, m). 融点: 135-137 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−n-ヘ
キサン) 実施例265 N-[4-メチル-3-(1-ピロリジニルメチル)-2H-クロメン-7
-イル]-4-(1-ピペリジニル)-1-ピペリジンカルボキシア
ミド
【化450】 参考例107で得た4-メチル-3-(1-ピロリジニルメチ
ル)-2H-クロメン-7-アミンを用いて、実施例99と同様
の操作を行うことにより、表題化合物を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 1.27-1.89 (14H, m), 2.02 (3H,
s), 2.49-2.51 (9H, m),2.83-2.90 (2H, m), 3.23 (2H,
s), 4.08-4.12 (2H, m), 4.68 (2H, s), 6.31(1H, s),
6.80 (1H, d, J=2.4 Hz), 6.98 (1H, dd, J=2.4 Hz,
8.4 Hz), 7.09 (1H, d, J=8.4 Hz). 融点: 98-100 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−n-ヘ
キサン)
【0367】実施例266 2-(4-メチル-6-オキソ-2-フェニル-1,6-ジヒドロ-5-ピ
リミジニル)-N-[4-メチル-3-(1-ピロリジニルメチル)-2
H-クロメン-7-イル]アセトアミド
【化451】 参考例107で得た4-メチル-3-(1-ピロリジニルメチ
ル)-2H-クロメン-7-アミンを用いて、実施例1と同様の
操作を行うことにより、表題化合物を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 1.76 (4H, s), 1.98 (3H, s), 2.4
9 (4H, s), 2.61 (3H, s), 3.22 (2H, s), 3.65 (2H,
s), 4.65 (2H, s), 6.86-7.00 (4H, m), 7.54 (3H, s),
8.01 (2H, s), 8.87 (1H,s). 融点: 255-257 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−n-ヘ
キサン) 実施例267 ベンジル 2-[[4-メチル-3-(1-ピロリジニルメチル)-2H-
クロメン-7-イル]アミノ]-2-オキソエチルカルバメート
【化452】 参考例107で得た4-メチル-3-(1-ピロリジニルメチ
ル)-2H-クロメン-7-アミンを用いて、実施例1と同様の
操作を行うことにより、表題化合物を得た。1 H NMR (CDCl3) δ: 1.78 (4H, s), 2.03 (3H, s), 2.5
3 (4H, s), 3.26 (2H, s), 3.99 (2H, d, J=4.8 Hz),
4.71 (2H, s), 5.17 (2H, s), 5.50 (1H, bs), 7.00-7.
14 (4H, m), 7.36 (5H, s), 7.80 (1H, bs). 融点: 143-145 ℃ (結晶化溶媒:酢酸エチル−n-ヘ
キサン)
【0368】 製剤例1 (1)参考例25で得られた化合物 50mg (2)ラクトース 34mg (3)トウモロコシ澱粉 10.6mg (4)トウモロコシ澱粉(のり状) 5mg (5)ステアリン酸マグネシウム 0.4mg(6)カルボキシメチル セルロースカルシウム 2 0mg 計 120mg 常法に従い上記(1)〜(6)を混合し、錠剤機を用いて
打錠することにより、錠剤が得られる。
【0369】 製剤例2 (1)実施例1で得られた化合物 50mg (2)ラクトース 34mg (3)トウモロコシ澱粉 10.6mg (4)トウモロコシ澱粉(のり状) 5mg (5)ステアリン酸マグネシウム 0.4mg(6)カルボキシメチル セルロースカルシウム 2 0mg 計 120mg 常法に従い上記(1)〜(6)を混合し、錠剤機を用いて
打錠することにより、錠剤が得られる。
【0370】参考例1−1 ラット脳由来cDNAを用いた
PCR法によるラットSLC-1 受容体cDNAの増幅 ラット脳由来poly (A) +RNA(クローンテック社)を鋳
型とし、ランダムプライマーを用いて逆転写反応を行な
った。逆転写反応は、タカラRNA PCR ver. 2キットの試
薬を使用した。次にこの逆転写生成物を鋳型として用
い、配列番号:1および2の合成DNAプライマーを用い
てPCR法による増幅を行なった。合成DNAプライマーは受
容体蛋白に翻訳される領域の遺伝子が増幅されるように
構築したが、その際に遺伝子の5’側に制限酵素Sal Iの
認識する塩基配列が付加され、また3’側に制限酵素Spe
Iの認識する塩基配列が付加されるように、5’側およ
び3’側にそれぞれの制限酵素の認識配列を付加した。
反応液の組成は、cDNA鋳型5 μl、合成DNAプライマー各
0.4μM、0.25 mM dNTPs、pfu (ストラタジーン社) DNA
ポリメラーゼ0.5 μlおよび酵素に付属のバッファー
で、総反応量は50 μlとした。増幅のためのサイクルは
サーマルサイクラー(パーキンエルマー社)を用い、94
℃・60秒の加熱の後、94℃・60秒、60℃・30秒、72℃・
150秒のサイクルを35回繰り返し、最後に72℃で10分間反
応させた。増幅産物の確認は、0.8%アガロースゲル電
気泳動の後、エチジウムブロマイド染色によって行なっ
た。
【0371】参考例1−2 PCR産物のプラスミドベク
ターへのサブクローニングおよび挿入cDNA部分の塩基配
列の解読による増幅cDNA配列の確認 参考例1−1で行なったPCR後の反応産物は0.8 %の低
融点アガロースゲルを用いて分離し、バンドの部分をカ
ミソリで切り出した後、細片化、フェノール抽出、フェ
ノール・クロロホルム抽出、エタノール沈殿を行なって
DNAを回収した。PCR-ScriptTM Amp SK(+)クローニング
キット(ストラタジーン社)の処方に従い、回収したDN
AをプラスミドベクターpCR-Script Amp SK(+)へサブク
ローニングした。これをエシェリヒア コリ(Esch eric
hia coli)XL-1 Blue(ストラタジーン)に導入して形
質転換した後、cDNA挿入断片を持つクローンをアンピシ
リンおよびX-galを含むLB寒天培地中で選択し、白色を
呈するクローンのみを滅菌したつま楊枝を用いて分離
し、形質転換体E. coli XL-1 Blue/ラットSLC-1を得
た。個々のクローンをアンピシリンを含むLB培地で一晩
培養し、QIA prep8 miniprep(キアゲン社)を用いてプ
ラスミドDNAを調製した。調製したDNAの一部を用いて制
限酵素Sal IおよびSpe Iによる切断を行ない、挿入され
ている受容体cDNA断片の大きさを確認した。塩基配列の
決定のための反応はDyeDeoxy Terminator Cycle Sequen
ce Kit(パーキンエルマー社)を用いて行ない、蛍光式
自動シーケンサーを用いて解読した。得られた3クロー
ンの配列を解析し全ての配列が報告されているラットSL
C-1タンパク質(配列番号:3)をコードするcDNA配列
(Lakaye, B. et al. Biochim. Biophys. Acta, Vol. 1
401, pp. 216-220 (1998),accession No. AF08650)の
5’側にSal I認識配列が付加し、3’側にSpe I認識配列
が付加した遺伝子配列と一致することを確認した(配列
番号:4)。
【0372】参考例1−3 ラットSLC-1発現CHO細胞の
作製 参考例1−2で配列が確認されたラット脳由来のSLC-1
の全長アミノ酸配列をコードし、5’側にSal I認識配列
が付加し、また3’側にSpe I認識配列を付加した遺伝子
が導入されたプラスミドによって形質転換されたE. col
iのクローンよりPlasmid Midi Kit(キアゲン社)を用
いてプラスミドを調製し、制限酵素SalIおよびSpe Iで
切断してインサート部分を切り出した。インサートDNA
は電気泳動後、アガロースゲルからカミソリで切り出
し、次に細片化、フェノール抽出、フェノール・クロロ
ホルム抽出、エタノール沈殿を行なって回収した。この
インサートDNAをSal IおよびSpe Iで切断した動物細胞
発現用ベクタープラスミドpAKKO-111H(Hinuma, S. et
al. Biochim. Biophys. Acta, Vol. 1219, pp. 251-259
(1994)記載のpAKKO1.11Hと同一のベクタープラスミ
ド)に加え、T4ライゲース(宝酒造)を用いてライゲー
ションを行ない、蛋白発現用プラスミドpAKKO- SLC-1を
構築した。pAKKO- SLC-1で形質転換したE. coli DH5
(トーヨーボー)を培養後、PlasmidMidi Kit(キアゲ
ン社)を用いてpAKKO- SLC-1のプラスミドDNAを調製し
た。これをCellPhect Transfection Kit(アマシャムフ
ァルマシアバイオテク社)を用い添付のプロトコルに従
ってCHO dhfr-細胞に導入した。10 μgのDNAをリン酸カ
ルシウムとの共沈懸濁液とし、24時間前に5 x 105また
は1 x 106個のCHO dhfr-細胞を播種した10 cmシャーレ
に添加した。10%ウシ胎児血清を含むMEMα培地で1日間
培養した後、継代し、選択培地である10%透析ウシ胎児
血清を含む核酸不含MEMα培地で培養した。選択培地中
で増殖してくるSLC-1発現CHO細胞である形質転換細胞の
コロニー56クローンを選択した。
【0373】参考例1−4 全長ラットSLC-1レセプタ
ー蛋白質mRNAの発現量の高いCHO/ SLC-1細胞株の選択 参考例1−3で樹立されたCHO/ SLC-1株56クローンの全
長ラットSLC-1レセプター蛋白質mRNAの発現量をCytosta
r T Plate(アマシャムファルマシアバイオテク社)を
用い、添付のプロトコルに従って以下のように測定し
た。CHO/ SLC-1株の各クローンをCytostar T Plateの各
wellに2.5 x 104個ずつ播種して24時間培養した後、10
%ホルマリンによって細胞を固定した。各wellに0.25%
Triton X-100を添加して細胞の透過性をあげた後、35S
ラベルした配列番号:5のriboprobeを加えてハイブリ
ダイズさせた。20 mg/mlのRNaseAを各wellに加えて遊離
のriboprobeを消化し、プレートをよく洗浄した後、ハ
イブリダイズしたriboprobeの放射活性をTopcounterで
測定した。放射活性の高い株がmRNA発現量が高い。mRNA
発現量の高い3クローンの中から、特にクローン番号44
を主に用いた。
【0374】参考例1−5 ヒトSLC-1 cDNAを含むプラ
スミドの単離 ヒト胎児脳由来cDNA library (SUPERSCRIPTTM cDNA Lib
rary;GIBCOBRL社)を、Genetrapper cDNA positive sele
ction system (GIBCOBRL社)のマニュアルに従って 、フ
ァージ F1 エンドヌクレアーゼを用いて、DNAにnickを
入れた後、エシェリヒア コリ エキソヌクレアーゼ I
IIで消化することにより、1本鎖ヒト胎児脳由来cDNA li
braryを調製した。Kolakowski Jr.ら(Kolakowski Jr.,
et al (1996) FEBS Lett. Vol. 398, pp. 253-258)の
報告に基づいて作製した配列番号:6の合成オリゴヌク
レオチド(accession No. U71092の1434-1451に相当)
の3’末端にbiotin-14-dCTPをTerminal Deoxynucleotid
yl Transferaseを用いて付加し、biotin化オリゴヌクレ
オチドを調製した。反応液の組成、反応時間はマニュア
ルに従った。1本鎖ヒト胎児脳由来cDNA library 4μgを
95℃で1分保温した後、氷上で急冷し、biotin化オリゴ
ヌクレオチド20 ngを加え、37℃で1時間、添付ハイブリ
ダイゼーションバッファーでハイブリダイズした。スト
レプトアビジンビーズを加え、MAGNA-SEP Magnetic Par
ticle Separator (GIBCOBRL社)を用いて、biotin化オリ
ゴヌクレオチドにハイブリダイズした1本鎖ヒト胎児脳
由来cDNAを単離し、Kolakowski Jr.らの報告(Kolakows
ki Jr., et al (1996) FEBS Lett. Vol. 398, pp. 253-
258)に基づいて作製した配列番号:7の合成オリゴヌ
クレオチド(accession No. U71092の1011-1028に相
当)50ngをプライマーにしてマニュアルに従って相補鎖
を合成し、2本鎖プラスミドとした。
【0375】参考例1−6 単離したヒトSLC-1 cDNAを
含むプラスミドの塩基配列の決定 参考例1−5で得られたプラスミドをELECTROMAXTMDH10
BTMCellsにエレクトロポレーション法で導入して形質転
換した後、cDNA挿入断片を持つクローンをアンピシリン
及びX-galを含むLB寒天培地中で選択し、白色を呈する
クローンのみを滅菌したつま楊枝でつついて分離し、形
質転換体E. coli. DH10B/hSLC-1を得た。個々のクロー
ンをアンピシリンを含むLB培地で一晩培養し、QIA prep
8 mini prep (キアゲン社)を用いてプラスミドDNAを精
製した。塩基配列決定のための反応は、DyeDeoxy Termi
nator Cycle Sequence Kit (パーキンエルマー社)を
用いて行ない、蛍光式自動シーケンサーを用いて解読し
た。その結果、配列番号:8に示す配列が得られた。こ
こに得られた塩基配列がコードするアミノ酸配列(配列
番号:9)は、Lakayeらの報告(Lakaye, B. et al. (1
998) Biochem. Biophys. Acta, vol. 1401, pp. 216-22
0)において、ヒトSLC-1の配列を含むヒト染色体DNA配
列(accession number:Z86090)をもとにしてラットSLC
-1から類推された配列として推定されていたヒトSLC-1
アミノ酸配列とは異なっており、推定配列のさらに69及
び64アミノ酸上流に開始コドンであるATGがmRNA上で存
在することを示している。この配列をコードするDNAを
含むプラスミドによる形質転換体Escherichia coli DH1
0B/phSLC1L8をIFOおよびNIBHに寄託した。
【0376】参考例1−7 ヒト胎児脳由来cDNAを用い
たPCR法によるヒトSLC-1cDNAの増幅 ジーントラップ法によりクローニングされたヒトSLC-1
DNA配列を含むプラスミドを鋳型とし、配列番号:1
0および11の合成DNAプライマーと配列番号:12お
よび13の合成DNAプライマーを用いてPCR法による増幅
をそれぞれ行なった。前者の増幅DNAをヒトSLC-1(S)
と、後者の増幅DNAをヒトSLC-1(L)と命名した。合成
DNAプライマーは受容体蛋白に翻訳される領域の遺伝子
が増幅されるように構築したが、その際に遺伝子の5’
側に制限酵素Sal Iの認識する塩基配列が付加され、ま
た3’側に制限酵素Spe Iの認識する塩基配列が付加され
るように、5’側および3’側にそれぞれの制限酵素の認
識配列を付加した。ヒトSLC-1(S)増幅の反応液の組成
は、ヒトSLC-1DNA配列を含むプラスミド鋳型5 μl、
合成DNAプライマー各0.4μM、0.2 mM dNTPs、pfuDNAポ
リメラーゼ0.5 μlおよび酵素に付属のバッファーで、
総反応量は50 μlとした。増幅のためのサイクルはサー
マルサイクラー(パーキンエルマー社)を用い、94℃・
60秒の加熱の後、94℃・60秒、57℃・60秒、72℃・150
秒のサイクルを25回繰り返し、最後に72℃・10分保温し
た。また、ヒトSLC-1(L)増幅の反応液の組成は、ヒトSL
C-1DNA配列を含むプラスミド鋳型5 μl、合成DNAプ
ライマー各0.4μM、0.2 mM dNTPs、pfuDNAポリメラーゼ
0.5 μlおよび酵素に付属のバッファーで、総反応量は5
0 μlとした。増幅のためのサイクルはサーマルサイク
ラー(パーキンエルマー社)を用い、94℃・60秒の加熱
の後、94℃・60秒、60℃・60秒、72℃・3分のサイクル
を25回繰り返し、最後に72℃・10分保温した。増幅産物
の確認は、0.8%アガロースゲル電気泳動の後、エチジ
ウムブロマイド染色によって行なった。
【0377】参考例1−8 PCR産物のプラスミドベク
ターへのサブクローニングおよび挿入cDNA部分の塩基配
列の解読による増幅cDNA配列の確認 参考例1−7で行なったPCR後の反応産物は0.8 %の低
融点アガロースゲルを用いて分離し、バンドの部分をカ
ミソリで切り出した後、細片化、フェノール抽出、フェ
ノール・クロロホルム抽出、エタノール沈殿を行なって
DNAを回収した。PCR-ScriptTM Amp SK(+)クローニング
キット(ストラタジーン社)の処方に従い、回収したDN
AをプラスミドベクターpCR-Script Amp SK(+)へサブク
ローニングした。これをエシェリヒア コリ(Esch eric
hia coli)DH5αcompetent cell(トーヨーボー)に導
入して形質転換した後、cDNA挿入断片を持つクローンを
アンピシリンおよびX-galを含むLB寒天培地中で選択
し、白色を呈するクローンのみを滅菌したつま楊枝を用
いて分離し、ヒトSLC-1 (S)の形質転換体E. coli DH5α
/hSLC-1(S)とヒトSLC-1 (L)の形質転換体E. coli DH5α
/hSLC-1(L)を得た。個々のクローンをアンピシリンを含
むLB培地で一晩培養し、QIA prep8 mini prep(キアゲ
ン社)を用いてプラスミドDNAを調製した。調製したDNA
の一部を用いて制限酵素Sal IおよびSpe Iによる切断を
行ない、挿入されている受容体cDNA断片の大きさを確認
した。塩基配列の決定のための反応はDyeDeoxy Termina
tor Cycle Sequence Kit(パーキンエルマー社)を用い
て行ない、蛍光式自動シーケンサーを用いて解読した。
得られたクローンの配列は、ヒトSLC-1遺伝子を鋳型と
して配列番号:10および11の合成DNAプライマーで
増幅されるべきDNA配列(配列番号:14)およびヒ
トSLC-1遺伝子を鋳型として配列番号:12および13
の合成DNAプライマーで増幅されるべきDNA配列(配
列番号:15)にそれぞれ一致した。
【0378】参考例1−9 ヒトSLC-1(S)発現CHO細胞
およびヒトSLC-1(L)発現CHO細胞の作製 参考例1−8で配列が確認されたヒトSLC-1(S)と、ヒト
SLC-1(L)が導入されたプラスミドによって形質転換され
E. coliのクローンよりPlasmid Midi Kit(キアゲン
社)を用いてプラスミドを調製し、制限酵素Sal Iおよ
びSpe Iで切断してインサート部分を切り出した。イン
サートDNAは電気泳動後、アガロースゲルからカミソリ
で切り出し、次に細片化、フェノール抽出、フェノール
・クロロホルム抽出、エタノール沈殿を行なって回収し
た。このインサートDNAをSal IおよびSpe Iで切断した
動物細胞発現用ベクタープラスミドpAKKO-111H(Hinum
a, S.et al. Biochim. Biophys. Acta, Vol. 1219, pp.
251-259 (1994)記載のpAKKO1.11Hと同一のベクタープ
ラスミド)に加え、T4ライゲース(宝酒造)を用いてラ
イゲーションを行ない、蛋白発現用プラスミドpAKKO-hS
LC-1(S)とpAKKO-hSLC-1(L)を構築した。pAKKO-hSLC-1
(S)およびpAKKO-hSLC-1(L)で形質転換したE. coli DH5
α(トーヨーボー)を培養後、Plasmid Midi Kit(キア
ゲン社)を用いてpAKKO-hSLC-1(S)とpAKKO-hSLC-1(L)の
プラスミドDNAを調製した。これをCellPhect Transfect
ion Kit(アマシャムファルマシアバイオテク社)を用
い添付のプロトコルに従ってCHO dhfr-細胞に導入し
た。10 μgのDNAをリン酸カルシウムとの共沈懸濁液と
し、24時間前に5 x 105または1 x 106個のCHO dhfr-
胞を播種した10 cmシャーレに添加した。10%ウシ胎児
血清を含むMEMα培地で1日間培養した後、継代し、選択
培地である10%透析ウシ胎児血清を含む核酸不含MEMα
培地で培養した。選択培地中で増殖してくるヒトSLC-1
(S) 遺伝子導入CHO細胞である形質転換細胞のコロニー5
6クローンおよび、ヒトSLC-1(L) 遺伝子導入CHO細胞で
ある形質転換細胞のコロニー61クローンを選択した。
【0379】参考例1−10 ヒトSLC-1(S)およびヒト
SLC-1(L) mRNAの発現量の高い遺伝子導入細胞株の選択 参考例1−9で樹立されたCHO/hSLC-1(S)株56クローン
およびCHO/hSLC-1(L)株61クローンのmRNAの発現量をCyt
ostar T Plate(アマシャムファルマシアバイオテク
社)を用い、添付のプロトコルに従って以下のように測
定した。CHO/hSLC-1(S)株およびCHO/hSLC-1(L) 株の各
クローンをCytostar T Plateの各wellに2.5x 104個ずつ
播種して24時間培養した後、10%ホルマリンによって細
胞を固定した。各wellに0.25% Triton X-100を添加し
て細胞の透過性をあげた後、35Sラベルした配列番号:
16のriboprobeを加えてハイブリダイズさせた。20 mg
/mlのRNaseAを各wellに加えて遊離のriboprobeを消化
し、プレートをよく洗浄した後、ハイブリダイズしたri
boprobeの放射活性をTopcounterで測定した。放射活性
の高い株がmRNA発現量が高い。 mRNA発現量の高い7ク
ローンの中から、特にクローン番号57を主に用いた。
【0380】実験例1 被験化合物のGTPγSバインディ
ングアッセイを用いたアンタゴニスト活性の測定 参考例1−10で得られたヒトSLC-1発現CHO細胞クロー
ン57および参考例1−4で得られたラットSLC-1発現CHO
細胞クローン44を用いて、以下の方法により膜画分を調
製した。5 mM EDTA(エチレンジアミン四酢酸)を添加し
たリン酸緩衝生理食塩水(pH 7.4)にヒト、およびラッ
トSLC-1発現CHO細胞(1x108個)を浮遊させ、遠心した。
細胞のペレットにホモジネートバッファー(10 mM NaHCO
3 、5 mMEDTA、pH 7.5)を10 ml加え、ポリトロンホモジ
ナイザーを用いてホモジネートした。400×gで15分間遠
心して得られた上清をさらに100,000×gで1時間遠心
し、膜画分の沈澱物を得た。この沈澱物を2 mlのアッセ
イバッファー[50 mM Tris-HCl(pH 7.5)、1 mM EDTA、0.
1% BSA(ウシ血清アルブミン)、10 mM MgCl2、100mM Na
Cl、1μM GDP(グアノシン5’-二リン酸)、0.25 mM PM
SF(フェニルメチルスルホニルフルオライド)、1mg/ml
ペプスタチン、20 mg/ml ロイペプチン、10mg/ml フォ
スフォラミドン]に懸濁し、100,000×gで1時間遠心し
た。沈澱物として回収された膜画分を再び20 mlのアッ
セイ バッファーに懸濁し、分注後 -80゜Cで保存し、使
用の都度解凍して用いた。被験化合物のアンタゴニスト
活性の測定は以下の通り実施した。ポリプロピレン製の
96穴プレートに、アッセイバッファーで希釈したSLC-1
発現CHO細胞膜画分171μlを分注した後、DMSO溶液で希
釈した3x10-10M MCH 2μl、種々の濃度に希釈した被験
化合物溶液2μl、および[35S]-Guanosine5’-(γ-thio)
triphosphate(第一化学薬品 社製) 25μlを、それぞれ
添加した(細胞膜終濃度:20μg/ml、[35S]-Guanosine
5’-(γ-thio)triphosphate終濃度:0.33nM)。この反応
液を25℃で1時間、攪拌しながら反応させた後、グラス
フィルター(GF-C)を用いて吸引ろ過し、さらに洗浄液
(50mM Tris-HCl緩衝液 pH7.5)300μlで3回洗浄した。
グラスフィルターに液体シンチレーターを50 ml添加
し、残った放射活性を液体シンチレーションカウンター
で測定した。結合阻害率(%)=(化合物と MCHを添加し
たときの放射活性−DMSO溶液を添加したときの放射活
性)/(MCHを添加したときの放射活性−DMSO溶液を添加
したときの放射活性)x100として、 結合阻害率(%)
から化合物のIC50値を算出した。
【0381】結果を以下に示す。
【0382】
【発明の効果】化合物(I)、(I')およびそれらの
塩は、優れたMCH受容体拮抗作用を有しており、肥満
症などの予防・治療剤として有用である。
【0383】
【配列表】 [SEQUENCE LISTING] <110> Takeda Chemical Industries, Ltd. <120> Melanin Concentrating Hormone Antagonist <130> B00261 <150> JP 11-266298 <151> 1999-09-20 <150> JP 11-357889 <151> 1999-12-16 <150> JP 2000-126272 <151> 2000-04-20 <160> 16 <210> 1 <211> 32 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> <400> 1 GTCGACATGG ATCTGCAAAC CTCGTTGCTG TG 32 <210> 2 <211> 32 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> <400> 2 ACTAGTTCAG GTGCCTTTGC TTTCTGTCCT CT 32 <210> 3 <211> 353 <212> PRT <213> Rat <400> 3 Met Asp Leu Gln Thr Ser Leu Leu Ser Thr Gly Pro Asn Ala Ser Asn 1 5 10 15 Ile Ser Asp Gly Gln Asp Asn Leu Thr Leu Pro Gly Ser Pro Pro Arg 20 25 30 Thr Gly Ser Val Ser Tyr Ile Asn Ile Ile Met Pro Ser Val Phe Gly 35 40 45 Thr Ile Cys Leu Leu Gly Ile Val Gly Asn Ser Thr Val Ile Phe Ala 50 55 60 Val Val Lys Lys Ser Lys Leu His Trp Cys Ser Asn Val Pro Asp Ile 65 70 75 80 Phe Ile Ile Asn Leu Ser Val Val Asp Leu Leu Phe Leu Leu Gly Met 85 90 95 Pro Phe Met Ile His Gln Leu Met Gly Asn Gly Val Trp His Phe Gly 100 105 110 Glu Thr Met Cys Thr Leu Ile Thr Ala Met Asp Ala Asn Ser Gln Phe 115 120 125 Thr Ser Thr Tyr Ile Leu Thr Ala Met Thr Ile Asp Arg Tyr Leu Ala 130 135 140 Thr Val His Pro Ile Ser Ser Thr Lys Phe Arg Lys Pro Ser Met Ala 145 150 155 160 Thr Leu Val Ile Cys Leu Leu Trp Ala Leu Ser Phe Ile Ser Ile Thr 165 170 175 Pro Val Trp Leu Tyr Ala Arg Leu Ile Pro Phe Pro Gly Gly Ala Val 180 185 190 Gly Cys Gly Ile Arg Leu Pro Asn Pro Asp Thr Asp Leu Tyr Trp Phe 195 200 205 Thr Leu Tyr Gln Phe Phe Leu Ala Phe Ala Leu Pro Phe Val Val Ile 210 215 220 Thr Ala Ala Tyr Val Lys Ile Leu Gln Arg Met Thr Ser Ser Val Ala 225 230 235 240 Pro Ala Ser Gln Arg Ser Ile Arg Leu Arg Thr Lys Arg Val Thr Arg 245 250 255 Thr Ala Ile Ala Ile Cys Leu Val Phe Phe Val Cys Trp Ala Pro Tyr 260 265 270 Tyr Val Leu Gln Leu Thr Gln Leu Ser Ile Ser Arg Pro Thr Leu Thr 275 280 285 Phe Val Tyr Leu Tyr Asn Ala Ala Ile Ser Leu Gly Tyr Ala Asn Ser 290 295 300 Cys Leu Asn Pro Phe Val Tyr Ile Val Leu Cys Glu Thr Phe Arg Lys 305 310 315 320 Arg Leu Val Leu Ser Val Lys Pro Ala Ala Gln Gly Gln Leu Arg Thr 325 330 335 Val Ser Asn Ala Gln Thr Ala Asp Glu Glu Arg Thr Glu Ser Lys Gly 340 345 350 Thr <210> 4 <211> 1074 <212> DNA <213> Rat <400> 4 GTCGACATGG ATCTGCAAAC CTCGTTGCTG TCCACTGGCC CCAATGCCAG CAACATCTCC 60 GATGGCCAGG ATAATCTCAC ATTGCCGGGG TCACCTCCTC GCACAGGGAG TGTCTCCTAC 120 ATCAACATCA TTATGCCTTC CGTGTTTGGT ACCATCTGTC TCCTGGGCAT CGTGGGAAAC 180 TCCACGGTCA TCTTTGCTGT GGTGAAGAAG TCCAAGCTAC ACTGGTGCAG CAACGTCCCC 240 GACATCTTCA TCATCAACCT CTCTGTGGTG GATCTGCTCT TCCTGCTGGG CATGCCTTTC 300 ATGATCCACC AGCTCATGGG GAACGGCGTC TGGCACTTTG GGGAAACCAT GTGCACCCTC 360 ATCACAGCCA TGGACGCCAA CAGTCAGTTC ACTAGCACCT ACATCCTGAC TGCCATGACC 420 ATTGACCGCT ACTTGGCCAC CGTCCACCCC ATCTCCTCCA CCAAGTTCCG GAAGCCCTCC 480 ATGGCCACCC TGGTGATCTG CCTCCTGTGG GCGCTCTCCT TCATCAGTAT CACCCCTGTG 540 TGGCTCTACG CCAGGCTCAT TCCCTTCCCA GGGGGTGCTG TGGGCTGTGG CATCCGCCTG 600 CCAAACCCGG ACACTGACCT CTACTGGTTC ACTCTGTACC AGTTTTTCCT GGCCTTTGCC 660 CTTCCGTTTG TGGTCATTAC CGCCGCATAC GTGAAAATAC TACAGCGCAT GACGTCTTCG 720 GTGGCCCCAG CCTCCCAACG CAGCATCCGG CTTCGGACAA AGAGGGTGAC CCGCACGGCC 780 ATTGCCATCT GTCTGGTCTT CTTTGTGTGC TGGGCACCCT ACTATGTGCT GCAGCTGACC 840 CAGCTGTCCA TCAGCCGCCC GACCCTCACG TTTGTCTACT TGTACAACGC GGCCATCAGC 900 TTGGGCTATG CTAACAGCTG CCTGAACCCC TTTGTGTACA TAGTGCTCTG TGAGACCTTT 960 CGAAAACGCT TGGTGTTGTC AGTGAAGCCT GCAGCCCAGG GGCAGCTCCG CACGGTCAGC 1020 AACGCTCAGA CAGCTGATGA GGAGAGGACA GAAAGCAAAG GCACCTGAAC TAGT 1074 <210> 5 <211> 262 <212> RNA <213> Rat <400> 5 GCGAAUUGGG UACCGGGCCC CCCCUCGAGG UCGACGGUAU CGAUAAGCUU GAUAUCGAAU 60 UCCUGCAGCC CGGGGGAUCC GCCCACUAGU UCAGGUGCCU UUGCUUUCUG UCCUCUCCUC 120 AUCAGCUGUC UGAGCGUUGC UGACCGUGCG GAGCUGCCCC UGGGCUGCAG GCUUCACUGA 180 CAACACCAAG CGUUUUCGAA AGGUCUCACA GAGCACUAUG UACACAAAGG GGUUCAGGCA 240 GCUGUUAGCA UAGCCCAAGC UG 262 <210> 6 <211> 18 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> <400> 6 CAACAGCTGC CTCAACCC 18 <210> 7 <211> 18 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> <400> 7 CCTGGTGATC TGCCTCCT 18 <210> 8 <211> 1275 <212> DNA <213> Human <400> 8 TAGGTGATGT CAGTGGGAGC CATGAAGAAG GGAGTGGGGA GGGCAGTTGG GCTTGGAGGC 60 GGCAGCGGCT GCCAGGCTAC GGAGGAAGAC CCCCTTCCCA ACTGCGGGGC TTGCGCTCCG 120 GGACAAGGTG GCAGGCGCTG GAGGCTGCCG CAGCCTGCGT GGGTGGAGGG GAGCTCAGCT 180 CGGTTGTGGG AGCAGGCGAC CGGCACTGGC TGGATGGACC TGGAAGCCTC GCTGCTGCCC 240 ACTGGTCCCA ACGCCAGCAA CACCTCTGAT GGCCCCGATA ACCTCACTTC GGCAGGATCA 300 CCTCCTCGCA CGGGGAGCAT CTCCTACATC AACATCATCA TGCCTTCGGT GTTCGGCACC 360 ATCTGCCTCC TGGGCATCAT CGGGAACTCC ACGGTCATCT TCGCGGTCGT GAAGAAGTCC 420 AAGCTGCACT GGTGCAACAA CGTCCCCGAC ATCTTCATCA TCAACCTCTC GGTAGTAGAT 480 CTCCTCTTTC TCCTGGGCAT GCCCTTCATG ATCCACCAGC TCATGGGCAA TGGGGTGTGG 540 CACTTTGGGG AGACCATGTG CACCCTCATC ACGGCCATGG ATGCCAATAG TCAGTTCACC 600 AGCACCTACA TCCTGACCGC CATGGCCATT GACCGCTACC TGGCCACTGT CCACCCCATC 660 TCTTCCACGA AGTTCCGGAA GCCCTCTGTG GCCACCCTGG TGATCTGCCT CCTGTGGGCC 720 CTCTCCTTCA TCAGCATCAC CCCTGTGTGG CTGTATGCCA GACTCATCCC CTTCCCAGGA 780 GGTGCAGTGG GCTGCGGCAT ACGCCTGCCC AACCCAGACA CTGACCTCTA CTGGTTCACC 840 CTGTACCAGT TTTTCCTGGC CTTTGCCCTG CCTTTTGTGG TCATCACAGC CGCATACGTG 900 AGGATCCTGC AGCGCATGAC GTCCTCAGTG GCCCCCGCCT CCCAGCGCAG CATCCGGCTG 960 CGGACAAAGA GGGTGACCCG CACAGCCATC GCCATCTGTC TGGTCTTCTT TGTGTGCTGG 1020 GCACCCTACT ATGTGCTACA GCTGACCCAG TTGTCCATCA GCCGCCCGAC CCTCACCTTT 1080 GTCTACTTAT ACAATGCGGC CATCAGCTTG GGCTATGCCA ACAGCTGCCT CAACCCCTTT 1140 GTGTACATCG TGCTCTGTGA GACGTTCCGC AAACGCTTGG TCCTGTCGGT GAAGCCTGCA 1200 GCCCAGGGGC AGCTTCGCGC TGTCAGCAAC GCTCAGACGG CTGACGAGGA GAGGACAGAA 1260 AGCAAAGGCA CCTGA 1275 <210> 9 <211> 422 <212> PRT <213> Human <400> 9 MeT Ser Val Gly Ala MeT Lys Lys Gly Val Gly Arg Ala Val Gly Leu 1 5 10 15 Gly Gly Gly Ser Gly Cys Gln Ala Thr Glu Glu Asp Pro Leu Pro Asn 20 25 30 Cys Gly Ala Cys Ala Pro Gly Gln Gly Gly Arg Arg Trp Arg Leu Pro 35 40 45 Gln Pro Ala Trp Val Glu Gly Ser Ser Ala Arg Leu Trp Glu Gln Ala 50 55 60 Thr Gly Thr Gly Trp MeT Asp Leu Glu Ala Ser Leu Leu Pro Thr Gly 65 70 75 80 Pro Asn Ala Ser Asn Thr Ser Asp Gly Pro Asp Asn Leu Thr Ser Ala 85 90 95 Gly Ser Pro Pro Arg Thr Gly Ser Ile Ser Tyr Ile Asn Ile Ile MeT 100 105 110 Pro Ser Val Phe Gly Thr Ile Cys Leu Leu Gly Ile Ile Gly Asn Ser 115 120 125 Thr Val Ile Phe Ala Val Val Lys Lys Ser Lys Leu His Trp Cys Asn 130 135 140 Asn Val Pro Asp Ile Phe Ile Ile Asn Leu Ser Val Val Asp Leu Leu 145 150 155 160 Phe Leu Leu Gly MeT Pro Phe MeT Ile His Gln Leu MeT Gly Asn Gly 165 170 175 Val Trp His Phe Gly Glu Thr MeT Cys Thr Leu Ile Thr Ala MeT Asp 180 185 190 Ala Asn Ser Gln Phe Thr Ser Thr Tyr Ile Leu Thr Ala MeT Ala Ile 195 200 205 Asp Arg Tyr Leu Ala Thr Val His Pro Ile Ser Ser Thr Lys Phe Arg 210 215 220 Lys Pro Ser Val Ala Thr Leu Val Ile Cys Leu Leu Trp Ala Leu Ser 225 230 235 240 Phe Ile Ser Ile Thr Pro Val Trp Leu Tyr Ala Arg Leu Ile Pro Phe 245 250 255 Pro Gly Gly Ala Val Gly Cys Gly Ile Arg Leu Pro Asn Pro Asp Thr 260 265 270 Asp Leu Tyr Trp Phe Thr Leu Tyr Gln Phe Phe Leu Ala Phe Ala Leu 275 280 285 Pro Phe Val Val Ile Thr Ala Ala Tyr Val Arg Ile Leu Gln Arg MeT 290 295 300 Thr Ser Ser Val Ala Pro Ala Ser Gln Arg Ser Ile Arg Leu Arg Thr 305 310 315 320 Lys Arg Val Thr Arg Thr Ala Ile Ala Ile Cys Leu Val Phe Phe Val 325 330 335 Cys Trp Ala Pro Tyr Tyr Val Leu Gln Leu Thr Gln Leu Ser Ile Ser 340 345 350 Arg Pro Thr Leu Thr Phe Val Tyr Leu Tyr Asn Ala Ala Ile Ser Leu 355 360 365 Gly Tyr Ala Asn Ser Cys Leu Asn Pro Phe Val Tyr Ile Val Leu Cys 370 375 380 Glu Thr Phe Arg Lys Arg Leu Val Leu Ser Val Lys Pro Ala Ala Gln 385 390 395 400 Gly Gln Leu Arg Ala Val Ser Asn Ala Gln Thr Ala Asp Glu Glu Arg 405 410 415 Thr Glu Ser Lys Gly Thr 420 <210> 10 <211> 31 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> <400> 10 GTCGACATGG ACCTGGAAGC CTCGCTGCTG C 31 <210> 11 <211> 31 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> <400> 11 ACTAGTTCAG GTGCCTTTGC TTTCTGTCCT C 31 <210> 12 <211> 33 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> <400> 12 AGTCGACATG TCAGTGGGAG CCATGAAGAA GGG 33 <210> 13 <211> 33 <212> DNA <213> Artificial Sequence <220> <223> <400> 13 AACTAGTTCA GGTGCCTTTG CTTTCTGTCC TCT 33 <210> 14 <211> 1074 <212> DNA <213> Human <400> 14 GTCGACATGG ACCTGGAAGC CTCGCTGCTG CCCACTGGTC CCAACGCCAG CAACACCTCT 60 GATGGCCCCG ATAACCTCAC TTCGGCAGGA TCACCTCCTC GCACGGGGAG CATCTCCTAC 120 ATCAACATCA TCATGCCTTC GGTGTTCGGC ACCATCTGCC TCCTGGGCAT CATCGGGAAC 180 TCCACGGTCA TCTTCGCGGT CGTGAAGAAG TCCAAGCTGC ACTGGTGCAA CAACGTCCCC 240 GACATCTTCA TCATCAACCT CTCGGTAGTA GATCTCCTCT TTCTCCTGGG CATGCCCTTC 300 ATGATCCACC AGCTCATGGG CAATGGGGTG TGGCACTTTG GGGAGACCAT GTGCACCCTC 360 ATCACGGCCA TGGATGCCAA TAGTCAGTTC ACCAGCACCT ACATCCTGAC CGCCATGGCC 420 ATTGACCGCT ACCTGGCCAC TGTCCACCCC ATCTCTTCCA CGAAGTTCCG GAAGCCCTCT 480 GTGGCCACCC TGGTGATCTG CCTCCTGTGG GCCCTCTCCT TCATCAGCAT CACCCCTGTG 540 TGGCTGTATG CCAGACTCAT CCCCTTCCCA GGAGGTGCAG TGGGCTGCGG CATACGCCTG 600 CCCAACCCAG ACACTGACCT CTACTGGTTC ACCCTGTACC AGTTTTTCCT GGCCTTTGCC 660 CTGCCTTTTG TGGTCATCAC AGCCGCATAC GTGAGGATCC TGCAGCGCAT GACGTCCTCA 720 GTGGCCCCCG CCTCCCAGCG CAGCATCCGG CTGCGGACAA AGAGGGTGAC CCGCACAGCC 780 ATCGCCATCT GTCTGGTCTT CTTTGTGTGC TGGGCACCCT ACTATGTGCT ACAGCTGACC 840 CAGTTGTCCA TCAGCCGCCC GACCCTCACC TTTGTCTACT TATACAATGC GGCCATCAGC 900 TTGGGCTATG CCAACAGCTG CCTCAACCCC TTTGTGTACA TCGTGCTCTG TGAGACGTTC 960 CGCAAACGCT TGGTCCTGTC GGTGAAGCCT GCAGCCCAGG GGCAGCTTCG CGCTGTCAGC 1020 AACGCTCAGA CGGCTGACGA GGAGAGGACA GAAAGCAAAG GCACCTGAAC TAGT 1074 <210> 15 <211> 1283 <212> DNA <213> Human <400> 15 AGTCGACATG TCAGTGGGAG CCATGAAGAA GGGAGTGGGG AGGGCAGTTG GGCTTGGAGG 60 CGGCAGCGGC TGCCAGGCTA CGGAGGAAGA CCCCCTTCCC AACTGCGGGG CTTGCGCTCC 120 GGGACAAGGT GGCAGGCGCT GGAGGCTGCC GCAGCCTGCG TGGGTGGAGG GGAGCTCAGC 180 TCGGTTGTGG GAGCAGGCGA CCGGCACTGG CTGGATGGAC CTGGAAGCCT CGCTGCTGCC 240 CACTGGTCCC AACGCCAGCA ACACCTCTGA TGGCCCCGAT AACCTCACTT CGGCAGGATC 300 ACCTCCTCGC ACGGGGAGCA TCTCCTACAT CAACATCATC ATGCCTTCGG TGTTCGGCAC 360 CATCTGCCTC CTGGGCATCA TCGGGAACTC CACGGTCATC TTCGCGGTCG TGAAGAAGTC 420 CAAGCTGCAC TGGTGCAACA ACGTCCCCGA CATCTTCATC ATCAACCTCT CGGTAGTAGA 480 TCTCCTCTTT CTCCTGGGCA TGCCCTTCAT GATCCACCAG CTCATGGGCA ATGGGGTGTG 540 GCACTTTGGG GAGACCATGT GCACCCTCAT CACGGCCATG GATGCCAATA GTCAGTTCAC 600 CAGCACCTAC ATCCTGACCG CCATGGCCAT TGACCGCTAC CTGGCCACTG TCCACCCCAT 660 CTCTTCCACG AAGTTCCGGA AGCCCTCTGT GGCCACCCTG GTGATCTGCC TCCTGTGGGC 720 CCTCTCCTTC ATCAGCATCA CCCCTGTGTG GCTGTATGCC AGACTCATCC CCTTCCCAGG 780 AGGTGCAGTG GGCTGCGGCA TACGCCTGCC CAACCCAGAC ACTGACCTCT ACTGGTTCAC 840 CCTGTACCAG TTTTTCCTGG CCTTTGCCCT GCCTTTTGTG GTCATCACAG CCGCATACGT 900 GAGGATCCTG CAGCGCATGA CGTCCTCAGT GGCCCCCGCC TCCCAGCGCA GCATCCGGCT 960 GCGGACAAAG AGGGTGACCC GCACAGCCAT CGCCATCTGT CTGGTCTTCT TTGTGTGCTG 1020 GGCACCCTAC TATGTGCTAC AGCTGACCCA GTTGTCCATC AGCCGCCCGA CCCTCACCTT 1080 TGTCTACTTA TACAATGCGG CCATCAGCTT GGGCTATGCC AACAGCTGCC TCAACCCCTT 1140 TGTGTACATC GTGCTCTGTG AGACGTTCCG CAAACGCTTG GTCCTGTCGG TGAAGCCTGC 1200 AGCCCAGGGG CAGCTTCGCG CTGTCAGCAA CGCTCAGACG GCTGACGAGG AGAGGACAGA 1260 AAGCAAAGGC ACCTGAACTA GTT 12
83 <210> 16 <211> 420 <212> RNA <213> Human <400> 16 CAAAAGCUGG AGCUCCACCG CGGUGGCGGC CGC
UCUAGCC CACUAGUUCA GGUGCCUUUG 60 CUUUCUGUCC UCUCCUCGUC AGCCGUCUGA GCG
UUGCUGA CAGCGCGAAG CUGCCCCUGG 120 GCUGCAGGCU UCACCGACAG GACCAAGCGU UUG
CGGAACG UCUCACAGAG CACGAUGUAC 180 ACAAAGGGGU UGAGGCAGCU GUUGGCAUAG CCC
AAGCUGA UGGCCGCAUU GUAUAAGUAG 240 ACAAAGGUGA GGGUCGGGCG GCUGAUGGAC AAC
UGGGUCA GCUGUAGCAC AUAGUAGGGU 300 GCCCAGCACA CAAAGAAGAC CAGACAGAUG GCG
AUGGCUG UGCGGGUCAC CCUCUUUGUC 360 CGCAGCCGGA UGCUGCGCUG GGAGGCGGGG GCC
ACUGAGG ACGUCAUGCG CUGCAGGAUC 420
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/445 A61K 31/445 4C086 31/4453 31/4453 4C206 31/4458 31/4458 4H006 31/451 31/451 31/454 31/454 31/4545 31/4545 31/47 31/47 31/496 31/496 31/5375 31/5375 31/538 31/538 A61P 3/04 A61P 3/04 3/10 3/10 9/10 101 9/10 101 15/00 15/00 19/02 19/02 25/28 25/28 43/00 111 43/00 111 C07C 233/44 C07C 233/44 233/80 233/80 235/42 235/42 235/56 235/56 235/84 235/84 237/22 237/22 237/42 237/42 237/48 237/48 255/56 255/56 271/28 271/28 275/42 275/42 311/21 311/21 323/19 323/19 323/62 323/62 C07D 211/14 C07D 211/14 211/16 211/16 211/18 211/18 211/22 211/22 211/26 211/26 211/30 211/30 211/34 211/34 211/52 211/52 211/58 211/58 211/62 211/62 211/70 211/70 213/82 213/82 215/38 215/38 265/36 265/36 295/12 295/12 Z 311/04 311/04 (72)発明者 鈴木 伸宏 茨城県つくば市大字谷田部1077番地50 (72)発明者 下村 行生 茨城県つくば市松代3丁目12番地1 武田 薬品松代レジデンス410号 (72)発明者 竹河 志郎 茨城県つくば市梅園2丁目5番地3 梅園 スクエアB棟305号 (72)発明者 石原 雄二 茨城県つくば市二の宮1丁目12番30号 エ ミネンス二の宮305 Fターム(参考) 4C031 JA07 4C054 AA02 AA05 CC03 CC04 DD01 EE01 FF05 FF08 FF11 FF12 FF30 4C055 AA01 BA01 BA02 BA05 BA08 BA13 BA16 BB01 BB02 CA02 CA08 CA34 CA58 CB04 CB10 DA01 DA08 DA34 DB04 DB10 4C056 AA02 AB01 AC03 AD02 AE01 BA03 BA07 BA13 BB01 BC01 EA06 EB01 EC01 4C062 EE99 FF03 4C086 AA01 AA02 AA03 BA03 BA05 BA08 BA13 BA15 BB01 BB02 BC08 BC11 BC13 BC17 BC21 BC28 BC38 BC42 BC50 BC69 BC71 BC73 BC74 GA02 GA07 MA01 MA04 NA14 ZA15 ZA45 ZA70 ZA81 ZA96 ZC02 4C206 AA01 AA02 AA03 GA07 GA31 HA28 MA01 MA04 NA14 ZA15 ZA45 ZA70 ZA81 ZA96 ZC02 ZC42 4H006 AA01 AB27 BJ50 BM10 BM30 BM71 BM72 BM73 BN10 BN30 BP30 BP60 BQ30 BR60 BS30 BT32 BU26 BU32 BU36 BU46 BV25 BV53 BV55 BV71 BV72 BV74 QN30 RA36 RB34 TA04 TB34

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式 【化1】 [式中、Ar1は置換基を有していてもよい環状基を;X
    は主鎖の原子数1ないし6のスペーサーを;Yは結合手
    または主鎖の原子数1ないし6のスペーサーを;Arは4
    ないし8員非芳香環と縮合していてもよく、さらに置換
    基を有していてもよい単環式芳香環を;R1およびR2は同
    一または異なって水素原子または置換基を有していても
    よい炭化水素基を示すか、R1とR2とは隣接する窒素原子
    ともに置換基を有していてもよい含窒素複素環を形成し
    ていてもよく、R2はArとともにスピロ環を形成するか、
    R2は隣接する窒素原子およびYとともに置換基を有して
    いてもよい含窒素複素環を形成していてもよい]で表さ
    れる化合物またはその塩を含有してなるメラニン凝集ホ
    ルモン拮抗剤。
  2. 【請求項2】Yが主鎖の原子数1ないし6のスペーサー
    であり、R1およびR2が同一または異なって水素原子また
    は置換基を有していてもよい炭化水素基を示すか、R1
    R2とが隣接する窒素原子ともに置換基を有していてもよ
    い含窒素複素環を形成し、R2がArとともにスピロ環を形
    成していてもよい請求項1記載の剤。
  3. 【請求項3】Ar1が置換基を有していてもよい芳香族基
    であり、R1およびR2で示される置換基を有していてもよ
    い炭化水素基が置換基を有していてもよいC1-6アルキル
    である請求項2記載の剤。
  4. 【請求項4】Ar1で示される環状基が、炭素数6ないし
    14の単環式または縮合多環式芳香族炭化水素基である
    請求項1記載の剤。
  5. 【請求項5】Ar1で示される環状基が、炭素数6ないし
    14の単環式または縮合多環式芳香族炭化水素が2また
    は3個単結合で直結した芳香環集合体から任意の水素原
    子1個を除いた基である請求項1記載の剤。
  6. 【請求項6】Ar1で示される環状基が、炭素数6ないし
    14の単環式または縮合多環式芳香族炭化水素と5ない
    し10員芳香族複素環とが単結合で直結した芳香環集合体
    から任意の水素原子1個を除いた基である請求項1記載
    の剤。
  7. 【請求項7】Ar1が、ハロゲン原子;ニトロ;C1-3アル
    キレンジオキシ;ハロゲン化されていてもよいC1-6アル
    キル;ヒドロキシ−C1-6アルキル;ハロゲン化されてい
    てもよいC3-6シクロアルキル;ハロゲン化されていても
    よいC1-6アルコキシ;ハロゲン化されていてもよいC1-6
    アルキルチオ;ヒドロキシ;置換基を有していてもよい
    C7-19アラルキルオキシ;置換基を有していてもよいC
    6-14アリールオキシ;アミノ;モノ−C1-6アルキルアミ
    ノ;ジ−C1-6アルキルアミノ;置換基を有していてもよ
    く、ベンゼン環と縮合していてもよい5ないし7員飽和環
    状アミノ;置換基を有していてもよい5ないし7員非芳香
    族複素環基;ホルミル;カルボキシ;置換基を有してい
    てもよいC6-14アリール−カルボニル;置換基を有して
    いてもよいC6-14アリール−カルバモイル;置換基を有
    していてもよい芳香族複素環カルバモイル;C1-6アルコ
    キシ−カルボニル;ハロゲン化されていてもよいC1-6
    ルキル−カルボキサミド;置換基を有していてもよいC
    6-14アリール−カルボキサミド;置換基を有していても
    よいC7-19アラルキル−カルボキサミド;置換基を有し
    ていてもよい芳香族複素環−カルボキサミド;N−(置
    換基を有していてもよいC6-14アリール−カルボニル)
    −N−C1-6アルキルアミノ;置換基を有していてもよい
    C6-14アリールアミノカルボニルアミノ;置換基を有し
    ていてもよいC6-14アリールスルホニルアミノ;置換基
    を有していてもよいC6-14アリール−カルボニルオキ
    シ;オキソ;カルボキシ−C1-6アルキル;C1-6アルコキ
    シ−カルボニル−C1-6アルキル;置換基を有していても
    よいC7-19アラルキル;芳香族複素環− C1-6アルコキ
    シ;およびシアノから選ばれる置換基をそれぞれ1ない
    し3個有していてもよいフェニル、ビフェニリル、フェ
    ニル−ピリジル、フェニル−フリル、フェニル−イソオ
    キサゾリル、ジフェニル−オキサゾリル、ピリジル−フ
    ェニル、フェニル−ピリミジニル、ベンゾフラニル−フ
    ェニル、フリル−フェニル、テルフェニル、チエニル−
    フェニル、インドリル、ナフチル−オキサジアゾリル、
    ベンゾフラニル−オキサジアゾリル、ベンゾチエニル、
    ベンゾフラニル、フルオレニル、ピリジル−ピロリルま
    たはチオキサンテニルである請求項1記載の剤。
  8. 【請求項8】Ar1が、オキソ、置換基を有していてもよ
    いC6-14アリール、ヒドロキシ、C7-19アラルキルオキシ
    −カルボニルおよびC7-19アラルキルから選ばれる置換
    基をそれぞれ1または2個有していてもよいピペリジニ
    ル、ピペラジニル、ピロリジニル、ジヒドロピリジルま
    たはテトラヒドロピリジルである請求項1記載の剤。
  9. 【請求項9】XおよびYで示される主鎖の原子数1ない
    し6のスペーサーが、−O−、−S−、−CO−、−SO−、
    −SO2−、−NR8−(R8は水素原子、ハロゲン化されてい
    てもよいC1-6アルキル、ハロゲン化されていてもよいC
    1-6アルキル−カルボニル、ハロゲン化されていてもよ
    いC1-6アルキルスルホニル)および置換されていてもよ
    い2価のC1-6非環式炭化水素基から選ばれる1ないし3個
    からなる2価基である請求項1記載の剤。
  10. 【請求項10】Xが−CONR8c−、−NR8cCO−、−
    CH=CH−CONR8c−または−SO2NR8c− (R8c
    は水素原子またはC1-6アルキルを示す)である請求項1
    記載の剤。
  11. 【請求項11】Yがハロゲン化されていてもよい2価のC
    1-6非環式炭化水素基である請求項1記載の剤。
  12. 【請求項12】Arが式 【化2】 [式中、- - - - - は単結合または二重結合を、nは1
    ないし4の整数を示す]で示される環である請求項1記
    載の剤。
  13. 【請求項13】R1およびR2が水素原子または置換基を有
    していてもよいC1-6アルキルであるか、R1とR2とが隣接
    する窒素原子ともに3ないし8員含窒素複素環を形成す
    る請求項1記載の剤。
  14. 【請求項14】メラニン凝集ホルモンに起因する疾患の
    予防・治療剤である請求項1記載の剤。
  15. 【請求項15】肥満症の予防・治療剤である請求項1記
    載の剤。
  16. 【請求項16】摂食抑制剤である請求項1記載の剤。
  17. 【請求項17】メラニン凝集ホルモン拮抗剤と、糖尿病
    治療剤、高血圧治療剤および動脈硬化症治療剤から選ば
    れる少なくとも1種以上とを組み合わせてなる医薬。
  18. 【請求項18】式 【化3】 [式中、Ar1は置換基を有していてもよい環状基を;A
    r´はそれぞれ置換基を有していてもよい式 【化4】 [式中、- - - - - は単結合または二重結合を、nは1
    ないし4の整数を示す]で示される環を;X´は−CO
    NR8c−,−NR8cCO−,−CH=CH−CONR8c
    または−SO2NR8c− (R8cは水素原子またはC1-6
    ルキルを示す)を;Yは主鎖の原子数1ないし6のスペ
    ーサーを;R1およびR2は同一または異なって水素原子ま
    たは置換基を有していてもよい炭化水素基を示すか、R1
    とR2とは隣接する窒素原子ともに置換基を有していても
    よい含窒素複素環を形成していてもよく、R2は隣接する
    窒素原子およびYとともに置換基を有していてもよい含
    窒素複素環を形成していてもよい。ただし、X´が−S
    2NH−であるとき、Ar´は、それぞれ置換基を有
    していてもよい 【化5】 (式中の記号は前記と同意義を示す)で示される環であ
    り;X´が−CONH−、かつAr´がベンゾピラン、
    ジヒドロベンゾピラン、ジヒドロベンズオキサジン、ジ
    ヒドロベンズオキサゾールまたはテトラヒドロベンズオ
    キサゼピンのいずれかであるとき、Ar1は置換基を有し
    ていてもよいビフェニリルでない]で表される化合物
    (ただし、N−[2−(N,N−ジメチルアミノ)メチ
    ル−6−テトラリニル]−4−ビフェニリルカルボキサ
    ミドを除く)またはその塩。
  19. 【請求項19】式 【化6】 [式中、Ar1は置換基を有していてもよい環状基を;- -
    - - - は単結合または二重結合を;nは1ないし4の
    整数を;X´は−CONR8c−,−NR8cCO−または−
    CH=CH−CONR8c− (R8cは水素原子またはC1-6
    アルキルを示す)を;Yは主鎖の原子数1ないし6のス
    ペーサーを;R1およびR2は同一または異なって水素原子
    または置換基を有していてもよい炭化水素基を示すか、
    R1とR2とは隣接する窒素原子ともに置換基を有していて
    もよい含窒素複素環を形成していてもよく、R2は隣接す
    る窒素原子およびYとともに置換基を有していてもよい
    含窒素複素環を形成していてもよい。また、式 【化7】 (式中の記号は前記と同意義を示す)で表される環は、
    さらに置換基を有していてもよい]で表される化合物
    (ただし、N−[2−(N,N−ジメチルアミノ)メチ
    ル−6−テトラリニル]−4−ビフェニリルカルボキサ
    ミドを除く)またはその塩。
  20. 【請求項20】式 【化8】 [式中、R1およびR2は同一または異なって水素原子また
    は置換基を有していてもよい炭化水素基を示すか、R1
    R2とは隣接する窒素原子ともに置換基を有していてもよ
    い含窒素複素環を形成していてもよい。その他の記号は
    請求項19と同意義を示す。]で表される請求項19記
    載の化合物。
  21. 【請求項21】Ar1が置換基を有していてもよい芳香族
    基であり、R1およびR2で示される置換基を有していても
    よい炭化水素基が置換基を有していてもよいC1-6アルキ
    ルである請求項20記載の化合物。
  22. 【請求項22】式 【化9】 [式中、Ar1は置換基を有していてもよい環状基を;n
    は1ないし4の整数を;X´は−CONR8c−,−NR8c
    CO−または−CH=CH−CONR8c− (R8c
    水素原子またはC1−6アルキルを示す)を;Yは主鎖
    の原子数1ないし6のスペーサーを;R1およびR2は同一
    または異なって水素原子または置換基を有していてもよ
    い炭化水素基を示すか、R1とR2とは隣接する窒素原子と
    もに置換基を有していてもよい含窒素複素環を形成して
    いてもよく、R2は隣接する窒素原子およびYとともに置
    換基を有していてもよい含窒素複素環を形成していても
    よい。また、式 【化10】 (nは前記と同意義を示す)で表される環は、さらに置
    換基を有していてもよい]で表される化合物(ただし、
    N−[2−(N,N−ジメチルアミノ)メチル−6−テ
    トラリニル]−4−ビフェニリルカルボキサミドを除
    く)またはその塩。
  23. 【請求項23】式 【化11】 [式中、R1およびR2は同一または異なって水素原子また
    は置換基を有していてもよい炭化水素基を示すか、R1
    R2とは隣接する窒素原子ともに置換基を有していてもよ
    い含窒素複素環を形成していてもよい。その他の記号は
    請求項22と同意義を示す。]で表される請求項22記
    載の化合物。
  24. 【請求項24】Ar1が置換基を有していてもよい芳香族
    基であり、R1およびR2で示される置換基を有していても
    よい炭化水素基が置換基を有していてもよいC1-6アルキ
    ルである請求項23記載の化合物。
  25. 【請求項25】式 【化12】 [式中、Ar1は置換基を有していてもよい環状基を;X
    ´は−CONR8c−,−NR8cCO−または−CH=CH
    −CONR8c− (R8cは水素原子またはC1-6アルキルを
    示す)を;Yは主鎖の原子数1ないし6のスペーサー
    を;R1およびR2は同一または異なって水素原子または置
    換基を有していてもよい炭化水素基を示すか、R1とR2
    は隣接する窒素原子ともに置換基を有していてもよい含
    窒素複素環を形成していてもよく、R2は隣接する窒素原
    子およびYとともに置換基を有していてもよい含窒素複
    素環を形成していてもよい。また、式 【化13】 で表される環は、さらに置換基を有していてもよい]で
    表される化合物またはその塩。
  26. 【請求項26】式 【化14】 [式中、R1およびR2は同一または異なって水素原子また
    は置換基を有していてもよい炭化水素基を示すか、R1
    R2とは隣接する窒素原子ともに置換基を有していてもよ
    い含窒素複素環を形成していてもよい。その他の記号は
    請求項25と同意義を示す。]で表される請求項25記
    載の化合物。
  27. 【請求項27】Ar1が置換基を有していてもよい芳香族
    基であり、R1およびR2で示される置換基を有していても
    よい炭化水素基が置換基を有していてもよいC1-6アルキ
    ルである請求項26記載の化合物。
  28. 【請求項28】式 【化15】 [式中、Ar1は置換基を有していてもよい環状基を;X
    ´は−CONR8c−,−NR8cCO−,−CH=CH−C
    ONR8c−または−SO2NR8c− (R8cは水素原子また
    はC1-6アルキルを示す)を;Yは主鎖の原子数1ないし
    6のスペーサーを;R1およびR2は同一または異なって水
    素原子または置換基を有していてもよい炭化水素基を示
    すか、R1とR2とは隣接する窒素原子ともに置換基を有し
    ていてもよい含窒素複素環を形成していてもよく、R2
    隣接する窒素原子およびYとともに置換基を有していて
    もよい含窒素複素環を形成していてもよい。また、式 【化16】 で表される環は、さらに置換基を有していてもよい。た
    だし、X´が−CONH−であるとき、Ar1は置換基を
    有していてもよいビフェニリルでない]で表される化合
    物またはその塩。
  29. 【請求項29】式 【化17】 [式中、Ar1は置換基を有していてもよい環状基を;X
    ´は−CONR8c−,−NR8cCO−,−CH=CH−C
    ONR8c−または−SO2NR8c− (R8cは水素原子また
    はC1-6アルキルを示す)を;Yは主鎖の原子数1ないし
    6のスペーサーを;R1およびR2は同一または異なって水
    素原子または置換基を有していてもよい炭化水素基を示
    すか、R1とR2とは隣接する窒素原子ともに置換基を有し
    ていてもよい含窒素複素環を形成していてもよく、R2
    隣接する窒素原子およびYとともに置換基を有していて
    もよい含窒素複素環を形成していてもよい。また、式 【化18】 で表される環は、さらに置換基を有していてもよい]で
    表される化合物またはその塩。
  30. 【請求項30】式 【化19】 [式中、Ar1は置換基を有していてもよい環状基を;X
    ´は−CONR8c−,−NR8cCO−,−CH=CH−C
    ONR8c−または−SO2NR8c− (R8cは水素原子また
    はC1-6アルキルを示す)を;Yは主鎖の原子数1ないし
    6のスペーサーを;R1およびR2は同一または異なって水
    素原子または置換基を有していてもよい炭化水素基を示
    すか、R1とR2とは隣接する窒素原子ともに置換基を有し
    ていてもよい含窒素複素環を形成していてもよく、R2
    隣接する窒素原子およびYとともに置換基を有していて
    もよい含窒素複素環を形成していてもよい。また、式 【化20】 で表される環は、さらに置換基を有していてもよい]で
    表される化合物またはその塩。
  31. 【請求項31】式 【化21】 [式中、Ar1は置換基を有していてもよい環状基を;X
    ´は−CONR8c−,−NR8cCO−,−CH=CH−C
    ONR8c−または−SO2NR8c− (R8cは水素原子また
    はC1-6アルキルを示す)を;Yは主鎖の原子数1ないし
    6のスペーサーを;R1およびR2は同一または異なって
    水素原子または置換基を有していてもよい炭化水素基を
    示すか、R1とR2とは隣接する窒素原子ともに置換基を有
    していてもよい含窒素複素環を形成していてもよく、R2
    は隣接する窒素原子およびYとともに置換基を有してい
    てもよい含窒素複素環を形成していてもよい。また、式 【化22】 で表される環は、さらに置換基を有していてもよい。た
    だし、X´が−CONH−であるとき、Ar1は置換基を
    有していてもよいビフェニリルでない]で表される化合
    物またはその塩。
  32. 【請求項32】請求項18、19、22、25、26、
    28、29、30または31のいずれか1に記載の化合
    物を含有してなる医薬組成物。
  33. 【請求項33】請求項18、19、22、25、26、
    28、29、30または31のいずれか1に記載の化合
    物のプロドラッグ。
  34. 【請求項34】N−[2−(N,N-ジメチルアミノ)メチル-6-
    テトラリニル]-(4'-メトキシビフェニル-4-イル)カ
    ルボキサミド;4'-フルオロ-N-[6-[(N,N-ジメチルア
    ミノ)メチル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビ
    フェニル]-4-カルボキサミド;4'-フルオロ-N-[6-(1-ピ
    ペリジニルメチル)-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル][1,
    1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド;4'-フルオロ-N-[6
    -[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-5,6,7,8-テトラヒド
    ロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミ
    ド;(+)-4'-フルオロ-N-[6-[(N,N-ジメチルアミノ)
    メチル]-5,6,7,8-テトラヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-
    ビフェニル]-4-カルボキサミド;(-)-4'-フルオロ-N-
    [6-[(N,N-ジメチルアミノ)メチル]-5,6,7,8-テトラヒ
    ドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサ
    ミド;4'-クロロ-N-[3-[(N,N-ジメチルアミノ)メチ
    ル]-2H-クロメン-7-イル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボ
    キサミド;4'-フルオロ-N-[6-(1-ピロリジニルメチル)-
    7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カ
    ルボキサミド;N-[3-[(ジメチルアミノ)メチル]-2H-ク
    ロメン-7-イル]-4'-フルオロ[1.1'-ビフェニル]-4-カル
    ボキサミド;4'-クロロ-N-[3-[(ジメチルアミノ)メチ
    ル]-3,4-ジヒドロ-2H-クロメン-7-イル][1.1'-ビフェニ
    ル]-4-カルボキサミド;6-(4-メトキシフェニル)-N-[5-
    メチル-6-(1-ピロリジニルメチル)-7,8-ジヒドロ-2-ナ
    フタレニル]ニコチンアミド;4'-クロロ-N-[7-[(ジメチ
    ルアミノ)メチル]-5,6-ジヒドロ-3-キノリニル][1,1'-
    ビフェニル]-4-カルボキサミド;4-(4-クロロフェニル)
    -N-[6-(1-ピロリジニルメチル)-7,8-ジヒドロ-2-ナフタ
    レニル]-3,6-ジヒドロ-1(2H)-ピリジンカルボキサミ
    ド;N-[6-[(ジメチルアミノ)メチル]-7,8-ジヒドロ-2-
    ナフタレニル]-4-(4-フルオロフェニル)-1-ピペリジン
    カルボキサミド;4-(4-メトキシフェニル)-N-[6-(1-ピ
    ロリジニルメチル)-5-メチル-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレ
    ニル]-1-ピペリジンカルボキサミド;4'-フルオロ-N-[6
    -[2-(1-ピロリジニル)エチル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタ
    レニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド;4'-クロ
    ロ-N-[6-[2-(1-ピロリジニル)エチル]-7,8-ジヒドロ-2-
    ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カルボキサミド;
    4'-クロロ-N-[2-[(ジメチルアミノ)メチル]-3,4-ジヒド
    ロ-2H-1,4-ベンズオキサジン-6-イル][1,1'-ビフェニ
    ル]-4-カルボキシアミド;4-(4-メトキシフェニル)-N-
    [5-メチル-6-(1-ピロリジニルメチル)-7,8-ジヒドロ-2-
    ナフタレニル]-1-ピペリジンカルボキシアミド;4-(4-
    クロロフェニル)-N-[6-[(4-メチル-1-ピペラジニル)メ
    チル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル]-1-ピペリジンカ
    ルボキシアミド;4'-クロロ-N-[2-[(ジメチルアミノ)メ
    チル]-1H-インデン-6-イル][1,1'-ビフェニル]-4-カル
    ボキシアミド;4'-フルオロ-N-[2-(1-ピロリジニルメチ
    ル)-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンズオキサジン-6-イル]
    [1,1'-ビフェニル]-4-カルボキシアミド;4'-フルオロ-
    N-[5-メチル-6-[(4-メチル-1-ピペラジニル)メチル]-7,
    8-ジヒドロ-2-ナフタレニル][1,1'-ビフェニル]-4-カル
    ボキシアミド;4'-クロロ-N-[5-メチル-6-[(4-メチル-1
    -ピペラジニル)メチル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル]
    [1,1'-ビフェニル]-4-カルボキシアミド;または4-(4-
    クロロフェニル)-N-[5-メチル-6-[(4-メチル-1-ピペラ
    ジニル)メチル]-7,8-ジヒドロ-2-ナフタレニル]-1-ピペ
    リジンカルボキシアミド;である請求項18記載の化合
    物。
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