JP2004300133A - アミン誘導体 - Google Patents

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Abstract

【課題】ソマトスタチン受容体結合阻害作用を有し、ソマトスタチンに関与する疾患等の予防・治療に有効な化合物を提供する。
【解決手段】式
【化1】
Figure 2004300133

[式中、環Aは置換基を有していてもよい芳香環を示し;
B、YおよびYaは、同一または異なって、結合手または主鎖の原子数1ないし6のスペーサーを示し;
R1およびR2は、同一または異なって、水素原子等を示し;
R3は、水素原子等を示し;
R4およびR5は、同一または異なって、水素原子等を示し;
R6は置換基を有していてもよいインドリル基を示し;
ZおよびZaは、同一または異なって、水素原子、ハロゲン原子または置換基を有していてもよい環状基を示す。]で表される化合物もしくはその塩またはそのプロドラッグ。
【選択図】なし

Description

本発明は、新規アミン誘導体に関する。さらに詳しくは、ソマトスタチン受容体結合阻害作用を有し、ソマトスタチンに関与する疾患等の予防・治療に有効な化合物に関する。
ソマトスタチン(somatostatin)は、成長ホルモン抑制因子(somatotropinrelease inhibiting factor;SRIF)として、1973年に見出された。
また、ソマトスタチンの受容体には現在までに5個のサブタイプが見出されており、それぞれSSTR1、SSTR2、SSTR3、SSTR4およびSSTR5と命名されている(例えば、非特許文献1〜3参照)。
ソマトスタチンは生体内において、種々のホルモン、増殖因子、生理活性物質の産生・分泌に対して抑制的に働くことが知られている。ソマトスタチンが抑制的に働くホルモンには、成長ホルモン(GH)、甲状腺刺激ホルモン(TSH)、プロラクチン、インスリン、グルカゴンなどがある。このためソマトスタチンは内分泌系、外分泌系、神経系などにおいて多彩な機能を有し、ソマトスタチンを標的とした医薬品の開発が進められている(例えば、非特許文献1、2参照)。
ソマトスタチンに起因する疾患としては、糖尿病などの生活習慣病、中枢神経系疾患、免疫系疾患、ホルモン依存性腫瘍などが挙げられる。ソマトスタチンそのもの、またはその類縁体を医薬品として開発する試みもなされており、例えば,ソマトスタチン受容体作動薬として知られているオクトレオタイド(octreotide)はホルモン性腫瘍の治療薬として市販されている。
ソマトスタチン受容体アンタゴニストまたはアゴニストとしては、例えば下記化合物が知られている。
1)式
Figure 2004300133
〔式中、R1はC1-10アルキル、アリール、アリール(C1−6アルキル)等を;R1aは水素原子またはC1-3アルキルを;Z1はO,CH2等を;EはSO2,CO等を;Bは4位に結合手を有する1−ピペリジニル等を;GはN,CHまたはCを;YはC(O)等を;XはNR11 (R11は水素原子、C1-8アルキル等を示す)等を;A含有環は5−10員縮合アリール、O,SおよびNから選ばれる1ないし4個のヘテロ原子を有するヘテロアリール基等を;Z2はO,CH2等を;Qは−(CH2)x−V−(CH2)y− (xおよびyは独立して0,1,2,3,4,5または6を;Vは6−12員単環もしくは2環式芳
香環等を;R8は水素原子等を;R1cは水素原子等を;Wは水素原子等を;kは0または1を示す〕で表される化合物またはその製薬上許容し得る塩(特許文献1参照)。
2)式
Figure 2004300133
〔式中、R1はC1-10アルキル、アリール、アリール(C1−6アルキル)等を;R1aは水素原子またはC1-3アルキルを;Z1はO,CH2等を;EはSO2,CO等を;Bは4位に結合手を有する1−ピペリジニル等を;GはN,CHまたはCを;YはC(O)等を;XはNR11 (R11は水素原子、C1-8アルキル等を示す)等を;A含有環は5−10員縮合アリール、O,SおよびNから選ばれる1ないし4個のヘテロ原子を有するヘテロアリール基等を;Z2はO,CH2等を;Qは−(CH2)x−V−(CH2)y− (xおよびyは独立して0,1,2,3,4,5または6を;Vは1−4のNおよび0−2のOまたはSを含む、飽和、部分飽和または芳香族C3−10単環または2環式環等を;R8は水素原子等を;R1cは水素原子等を;Wは水素原子等を;kは0または1を示す)で表される化合物またはその製薬上許容し得る塩(特許文献2参照)。
3)式
Figure 2004300133
[式中、ArはC6−10アリールまたはC1−9ヘテロアリールを;Xは結合手等を;YはNまたはCHを;Wは-N(R2)-CH2-Q-CH2-N(R4)(R5)または-N(R2’)-CH(R3)-(CH2)n-N(R4’)(R5’) [R2,R4およびR5は、独立して水素原子、1個以上のハロまたはトリフルオロメチル基で置換されていてもよいC1-6アルキル等を;QはC6−10アリール等を;R2’,R4’およびR5’は、独立して水素原子、1個以上のハロまたはトリフルオロメチル基で置換されていてもよいC1-6アルキル等を;R3は、水素原子、1個以上のハロまたはトリフルオロメチル基で置換されていてもよいC1-6アルキル等を示す]を;Zは式
Figure 2004300133
(R8は水素原子またはC1-6アルキルを示す)等を示す〕で表される化合物またはその製薬上許容し得る塩(特許文献3参照)。
4)式
Figure 2004300133
〔式中、Arは置換基を有していてもよい芳香族基;Xはメチレン、S、SO、SOまたはCO;Yは主鎖の原子数が2ないし5のスペーサー;nは1ないし5の整数;
i)RおよびRはそれぞれ水素原子または置換基を有していてもよい低級アルキル、ii)RおよびRは一緒になって隣接する窒素原子とともに置換基を有していてもよい含窒素複素環を形成、または
iii)RまたはRはB環上の構成原子と結合して−(CH)−N=とともに置換基を有していてもよいスピロ環を形成;
A環は置換基を有していてもよい芳香環;B環はさらにアルキルまたはアシルで置換されていてもよい含窒素4ないし7員非芳香環を示す。ただし、A環が置換基として式−NHCOR11(式中、R11はアルキル基、アルコキシアルキル基、アルキルチオアルキル基、シクロアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アリール基、アリールアルキル基または式−NHR12(式中、R12はアルキル基、シクロアルキル基、シクロアルキルアルキル基、アリール基またはアリールアルキル基を示す)で表される基を示す)で示される基を有する場合、XはS、SO、SOまたはCOを示す。〕で表される化合物またはその塩(特許文献4参照)。
5)式
Figure 2004300133
[式中、XおよびX’は同一または異なって水素原子、フッ素原子、塩素原子または置換基を有していてもよいアミノを、XおよびX’の少なくとも一方はフッ素原子、塩素原子または置換基を有していてもよいアミノを示し;
R1およびR2は水素原子または置換基を有していてもよいC1−6アルキルを示すか、R1とR2とは隣接する窒素原子とともに置換基を有していてもよい含窒素複素環を形成し;
YおよびQは同一または異なって結合手または主鎖の原子数1ないし6のスペーサーを示し;
・・・は単結合または二重結合を示し;
1およびT2は、それぞれ隣接する・・・が単結合であるとき、同一または異なって、C(R9) (R9は水素原子、ヒドロキシまたはC1−6アルキルを示す)またはNを、隣接する・・・が二重結合であるとき、Cを示し;
Arは置換基を有していてもよい芳香族基、置換基を有していてもよいC3−9シクロアルキル基、置換基を有していてもよい3ないし9員飽和複素環基、水素原子またはハロゲン原子を示す。]で表される化合物またはその塩(特許文献5参照)。
6)式
Figure 2004300133
[式中、XおよびX’は同一または異なって水素原子、ハロゲン原子または置換基を有していてもよいアミノを示し;
R1およびR2は水素原子または置換基を有していてもよいC1−6アルキルを示すか、R1とR2とは隣接する窒素原子とともに置換基を有していてもよい含窒素複素環を形成し;
Qは結合手または主鎖の原子数1ないし6のスペーサーを示し;
Yは結合手または−CH2−Y’−(Y’は結合手または主鎖の原子数1ないし5のスペーサーを示す)を示し;
・・・は単結合または二重結合を示し;
1およびT2は、それぞれ隣接する・・・が単結合であるとき、同一または異なって、C
(R5) (R5は水素原子、ヒドロキシまたはC1−6アルキルを示す)またはNを、隣接する・・・が二重結合であるとき、Cを示し;
R3は水素原子、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル-カルボニルまたはハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルスルホニルを示し;
R4は置換基を有していてもよい芳香族基、置換基を有していてもよいC3−9シクロアルキル基、置換基を有していてもよい3ないし9員飽和複素環基、水素原子またはハロゲン原子を示す。]で表される化合物またはその塩(特許文献6参照)。
エンドクリノロジー(Endocrinology)、136巻、3695-3697頁、1995年 トレンズ イン ファーマコロジカル サイエンシズ(Trends in Pharmacological Sciences)、87-94頁、18巻、1997年 ライフ サイエンス(Life Science)、57巻、1249-1265頁、1995年 国際公開第WO 98/44921号パンフレット 国際公開第WO 98/45285号パンフレット 欧州特許出願公開第1086947号明細書 国際公開第WO 99/52875号パンフレット 国際公開第WO 01/25228号パンフレット 国際公開第WO 02/16350号パンフレット
優れたソマトスタチン受容体結合阻害作用等を有し、かつ経口吸収性、体内動態等において、医薬品としての優れた性質を有する化合物の開発が切望されている。
本発明は、
1)式
Figure 2004300133
[式中、環Aは置換基を有していてもよい芳香環を示し;
B、YおよびYaは、同一または異なって、結合手または主鎖の原子数1ないし6のスペーサーを示し;
R1およびR2は、同一または異なって、水素原子、置換基を有していてもよい炭化水素基または置換基を有していてもよい複素環基を示すか、R1とR2とは隣接する窒素原子とともに置換基を有していてもよい含窒素複素環を形成するか、R1は環Aと結合して隣接する窒素原子およびBとともに5ないし7員含窒素複素環を形成し;
R3は、水素原子、置換基を有していてもよい炭化水素基または置換基を有していてもよい複素環基を示し;
R4およびR5は、同一または異なって、水素原子または置換基を有していてもよい炭化水素基を示すか、R4とR5とは隣接する炭素原子とともに置換基を有していてもよい環を形成し;
R6は置換基を有していてもよいインドリル基を示し;
ZおよびZaは、同一または異なって、水素原子、ハロゲン原子または置換基を有していてもよい環状基を示す。]で表される化合物またはその塩[以下、化合物(I)と略記することがある];
2)化合物(I)のプロドラッグ;
3)R3が水素原子または置換基を有していてもよいC1−6アルキルである化合物(I);4)R4およびR5の一方が水素原子であり、他方が置換基を有していてもよいC1−6アルキルである化合物(I);
5)Zが置換基を有していてもよい環状基である化合物(I);
6)環状基がピペリジニルまたはピペラジニルである前記5)記載の化合物(I);
7)Zが式:−Yd−Ara (Ydは結合手または主鎖の原子数1ないし6のスペーサーを、Araは置換基を有していてもよい単環基を示す)で示される基でそれぞれ置換されたピペリジニルまたはピペラジニルである前記5)記載の化合物(I);
8)Yaが結合手であり、Zaが水素原子である化合物(I);
9)BがC1−6アルキレンである化合物(I);
10)環Aで示される芳香環がベンゼンである化合物(I);
11)R1およびR2がC1−6アルキルである化合物(I);
12)Yが−CO−である化合物(I);
13)N-((1R,2S)-1-(((5-((ジメチルアミノ)メチル)-2-((メチルアミノ)カルボニル)フェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-(2-メチルフェニル)-1-ピペリジンカルボキサミド;
N-((1R,2S)-1-(((2-((ジメチルアミノ)カルボニル)-5-((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-(4-フルオロフェニル)-1-ピペリジンカルボキサミド;
N-((1R,2S)-1-(((5-((ジメチルアミノ)メチル)-2-メトキシフェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-(4-フルオロ-2-メチルフェニル)-3-オキソ-1-ピペラジンカルボキサミド;
N-((1R,2S)-1-(((5-((ジメチルアミノ)メチル)-2-メトキシフェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-(2-メチルフェニル)-1-ピペラジンカルボキサミド;
N-((1R,2S)-1-(((5-((ジメチルアミノ)メチル)-2-エトキシフェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-(4-フルオロフェニル)-1-ピペラジンカルボキサミド;または
N-((1R,2S)-1-(((5-((ジメチルアミノ)メチル)-2-エトキシフェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-フェニル-1-ピペリジンカルボキサミドである化合物(I);
14)化合物(I)またはそのプロドラッグを含有してなる医薬;
15)ソマトスタチン受容体結合阻害剤である前記14)記載の医薬;
16)ソマトスタチンサブタイプ2受容体結合阻害剤である前記15)記載の医薬;
17)ソマトスタチン受容体作動薬である前記14)記載の医薬;
18)ソマトスタチンサブタイプ2受容体作動薬である前記17)記載の医薬;
19)糖尿病または糖尿病合併症の予防・治療薬である前記14)記載の医薬;
20)肥満症の予防・治療薬である前記14)記載の医薬;
21)ソマトスタチン受容体結合阻害剤を製造するための、化合物(I)またはそのプロドラッグの使用;
22)哺乳動物に化合物(I)またはそのプロドラッグの有効量を投与することを特徴とする、該哺乳動物におけるソマトスタチン受容体結合阻害方法;
23)糖尿病または糖尿病合併症の予防・治療薬を製造するための、化合物(I)またはそのプロドラッグの使用;
24)哺乳動物に化合物(I)またはそのプロドラッグの有効量を投与することを特徴とする、該哺乳動物における糖尿病または糖尿病合併症の予防または治療方法;
25)肥満症の予防・治療薬を製造するための、化合物(I)またはそのプロドラッグの使用;
26)哺乳動物に化合物(I)またはそのプロドラッグの有効量を投与することを特徴とする、該哺乳動物における肥満症の予防または治療方法;
27)式
Figure 2004300133
[式中、Yは結合手または主鎖の原子数1ないし6のスペーサーを示し;
R4およびR5は、同一または異なって、水素原子または置換基を有していてもよい炭化水素基を示すか、R4とR5とは隣接する炭素原子とともに置換基を有していてもよい環を形成し;
R6は置換基を有していてもよいインドリル基を示し;
Zは水素原子、ハロゲン原子または置換基を有していてもよい環状基を示す。]で表される化合物またはその塩と、式
Figure 2004300133
[式中、環Aは置換基を有していてもよい芳香環を示し;
Bは結合手または主鎖の原子数1ないし6のスペーサーを示し;
R1およびR2は、同一または異なって、水素原子、置換基を有していてもよい炭化水素基または置換基を有していてもよい複素環基を示すか、R1とR2とは隣接する窒素原子とともに置換基を有していてもよい含窒素複素環を形成するか、R1は環Aと結合して隣接する窒素原子およびBとともに5ないし7員含窒素複素環を形成し;
R3は、水素原子、置換基を有していてもよい炭化水素基または置換基を有していてもよい複素環基を示す。]で表される化合物またはその塩とを反応させて、式
Figure 2004300133
[式中の記号は前記と同意義を示す。]で表される化合物またはその塩を製造し、所望により、該化合物またはその塩と式:L4−Ya−Za [式中、L4は脱離基を;Yaは結合手または主鎖の原子数1ないし6のスペーサーを;Zaは水素原子、ハロゲン原子または置換基を有していてもよい環状基を示す。]で表される化合物またはその塩とを反応させることを特徴とする、化合物(I)の製造方法;
28)式
Figure 2004300133
[式中、Yは結合手または主鎖の原子数1ないし6のスペーサーを示し;
R4およびR5は、同一または異なって、水素原子または置換基を有していてもよい炭化水素基を示すか、R4とR5とは隣接する炭素原子とともに置換基を有していてもよい環を形成し;
R6は置換基を有していてもよいインドリル基を示し;
Zbは式:−Yd−Ara (Ydは結合手または主鎖の原子数1ないし6のスペーサーを、Araは置換基を有していてもよい単環基を示す)で示される基でそれぞれ置換されたピペリジニルまたはピペラジニルを示す。]で表される化合物またはその塩;などに関する。
本発明化合物は、優れたソマトスタチン受容体結合阻害作用を有し、毒性も低い。
したがって、本発明化合物は、哺乳動物の細胞内情報伝達系の異常(例、過度の亢進または抑制を伴う疾患など)、細胞増殖制御の異常を伴う疾患、ホルモン、増殖因子、生理活性物質などの産生および(または)分泌の異常を伴う疾患などに有用である。
以下、式(I)中の各記号の定義について詳述する。
環Aで示される「置換基を有していてもよい芳香環」における「芳香環」としては、例えば、芳香族炭化水素、芳香族複素環などが挙げられる。
芳香族炭化水素としては、例えばC6−14芳香族炭化水素が挙げられる。該芳香族炭化水素の好適な例としては、ベンゼン、ナフタレン、インデン、フルオレン、アントラセンな
どが挙げられる。
芳香族複素環としては、例えば5または6員芳香族複素環、縮合多環式芳香族複素環などが挙げられる。
ここで、「5または6員芳香族複素環」としては、例えば、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個(好ましくは1ないし3個)含む5または6員芳香族複素環などが挙げられる。該「5または6員芳香族複素環」の好適な例としては、チオフェン、フラン、ピロール、イミダゾール、ピラゾール、チアゾール、イソチアゾール、オキサゾール、イソオキサゾール、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、ピリダジン、1,2,4−オキサジアゾール、1,3,4−オキサジアゾール、1,2,4−チアジアゾール、1,3,4−チアジアゾール、フラザン、テトラゾールなどが挙げられる。
「縮合多環式芳香族複素環」としては、例えば、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個含む9ないし14員(好ましくは9または10員)の縮合多環式(好ましくは2ないし4環式、さらに好ましくは2または3環式)芳香族複素環などが挙げられる。該「縮合多環式芳香族複素環」の好適な例としては、ベンゾフラン、ベンゾチオフェン、ベンズイミダゾール、ベンゾオキサゾール、ベンゾチアゾール、ベンズイソチアゾール、ナフト[2,3−b]チオフェン、イソキノリン、キノリン、インドール、キノキサリン、フェナントリジン、フェノチアジン、フェノキサジン、フタラジン、ナフチリジン、キナゾリン、シンノリン、カルバゾール、β−カルボリン、アクリジン、フェナジンなどが挙げられる。
環Aで示される「置換基を有していてもよい芳香環」における「芳香環」は、好ましくは、C6−14芳香族炭化水素または5または6員芳香族複素環である。なかでも、ベンゼンまたはチアゾールが好ましく、とりわけベンゼンが好ましい。
環Aは、式
Figure 2004300133
[式中の記号は前記と同意義を示す]で示される基、および式
Figure 2004300133
[式中の記号は前記と同意義を示す]で示される基以外に、置換基を有していてもよい。このような「置換基」としては、例えばハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、置換基を有していてもよい炭化水素基、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルチオ、置換基を有していてもよいC6−14アリールオキシ、置換基を有していてもよいC7−19アラルキルオキシ、アミノ、モノ−もしくはジ−C1−6アルキルアミノ(例、メチルアミノ、エチルア
ミノ、プロピルアミノ、イソプロピルアミノ、ブチルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジプロピルアミノ、ジブチルアミノ、エチルメチルアミノ)、置換基を有していてもよい5ないし7員の複素環基、アシル、アシルアミノ、アシルオキシ、C1−6アルコキシ−C1−6アルコキシ、C3−8シクロアルキル−C1−6アルコキシなどが挙げられる。
ここで、「置換基を有していてもよい炭化水素基」における「炭化水素基」としては、例えば、アルキル、アルケニル、アルキニル、シクロアルキル、シクロアルケニル、アリール、アラルキルなどが挙げられる。このうち、以下のような炭素数1ないし19個の炭化水素基などが好ましい。
a) C1−6アルキル(例、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル);
b) C2−6アルケニル(例、ビニル、アリル、イソプロペニル、2−ブテニル);
c) C2−6アルキニル(例、エチニル、プロパルギル、2−ブチニル);
d) ベンゼン環と縮合していてもよいC3−8シクロアルキル(例、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、ジヒドロインデニル);
e) ベンゼン環と縮合していてもよいC3−8シクロアルケニル(例、シクロプロペニル、シクロブテニル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、シクロヘプテニル、シクロオクテニル);
f) C6−14アリール(例、フェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、2−インデニル、2−アンスリル)、好ましくはフェニル;
g) C7−19アラルキル(例、ベンジル、フェネチル、ジフェニルメチル、トリフェニルメチル、1−ナフチルメチル、2−ナフチルメチル、2,2−ジフェニルエチル、3−フェニルプロピル、4−フェニルブチル、5−フェニルペンチル)、好ましくはベンジル。
「置換基を有していてもよい炭化水素基」における「置換基」としては、例えば、ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)、C1−3アルキレンジオキシ(例、メチレンジオキシ、エチレンジオキシ)、ニトロ、シアノ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルチオ、ヒドロキシ、アミノ、モノ−もしくはジ−C1−6アルキルアミノ(例、メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、イソプロピルアミノ、ブチルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジプロピルアミノ、ジブチルアミノ、エチルメチルアミノ)、置換基を有していてもよい5ないし7員の複素環基、ホルミル、カルボキシ、カルバモイル、チオカルバモイル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボニル、C1−6アルコキシ−カルボニル、C6−14アリール−カルボニル(例、ベンゾイル、1−ナフトイル、2−ナフトイル)、置換基を有していてもよい複素環カルボニル、C6−14アリールオキシ−カルボニル(例、フェニルオキシカルボニル、1−ナフチルオキシカルボニル、2−ナフチルオキシカルボニル)、C7−19アラルキルオキシ−カルボニル(例、ベンジルオキシカルボニル、フェネチルオキシカルボニル、ジフェニルメチルオキシカルボニル、トリフェニルメチルオキシカルボニル、1−ナフチルメチルオキシカルボニル、2−ナフチルメチルオキシカルボニル、2,2−ジフェニルエチルオキシカルボニル、3−フェニルプロピルオキシカルボニル、4−フェニルブチルオキシカルボニル、5−フェニルペンチルオキシカルボニル)、モノ−もしくはジ−C1−6アルキル−カルバモイル(例、メチルカルバモイル、エチルカルバモイル、ジメチルカルバモイル、ジエチルカルバモイル、エチルメチルカルバモイル)、C6−14アリール−カルバモイル(例、フェニルカルバモイル)、置換基を有していてもよい複素環カルバモイル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルスルホニル、C6−14アリールスルホニル(例、フェニルスルホニル、1−ナフチルスルホニル、2−ナフチルスルホニル)、ホルミルアミノ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボキサミド、C6−14アリール−カルボキサミド(例、フェニルカルボキサミド、ナフチルカルボキサミド)、C1−6アルコキシ−カルボキサミド(例、メトキシカルボキサミド、エトキシカルボキサミド、プロポキシ
カルボキサミド、ブトキシカルボキサミド)、C1−6アルキルスルホニルアミノ(例、メチルスルホニルアミノ、エチルスルホニルアミノ)、C1−6アルキル−カルボニルオキシ(例、アセトキシ、プロパノイルオキシ)、C6−14アリール−カルボニルオキシ(例、ベンゾイルオキシ、1−ナフトイルオキシ、2−ナフトイルオキシ)、C1−6アルコキシ−カルボニルオキシ(例、メトキシカルボニルオキシ、エトキシカルボニルオキシ、プロポキシカルボニルオキシ、ブトキシカルボニルオキシ)、モノ−もしくはジ−C1−6アルキル−カルバモイルオキシ(例、メチルカルバモイルオキシ、エチルカルバモイルオキシ、ジメチルカルバモイルオキシ、ジエチルカルバモイルオキシ)、C6−14アリール−カルバモイルオキシ(例、フェニルカルバモイルオキシ、ナフチルカルバモイルオキシ)、5ないし6員複素環カルボニルオキシ(例、ニコチノイルオキシ)、C6−14アリールオキシ(例、フェノキシ、ナフトキシ)などが挙げられる。置換基の数は、例えば1ないし5個、好ましくは1ないし3個である。置換基数が2個以上の場合、各置換基は同一であっても異なっていてもよい。
前記「ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ」としては、例えば、1ないし5個、好ましくは1ないし3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)を有していてもよいC1−6アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、ペンチルオキシ)などが挙げられる。具体例としては、メトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、エトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、4,4,4−トリフルオロブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシなどが挙げられる。
前記「ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルチオ」としては、例えば、1ないし5個、好ましくは1ないし3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)を有していてもよいC1−6アルキルチオ(例、メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、ブチルチオ、sec−ブチルチオ、tert−ブチルチオ)などが挙げられる。具体例としては、メチルチオ、ジフルオロメチルチオ、トリフルオロメチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、ブチルチオ、4,4,4−トリフルオロブチルチオ、ペンチルチオ、ヘキシルチオなどが挙げられる。
前記「置換基を有していてもよい5ないし7員の複素環基」における「5ないし7員の複素環基」としては、例えば炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれる1ないし4個のヘテロ原子を含む5ないし7員の複素環基などが挙げられる。
該5ないし7員の複素環基の好適な例としては、ピロリジニル(例、1−,2−または3−ピロリジニル);イミダゾリジニル(例、1−,2−,4−または5−イミダゾリジニル);イミダゾリニル(例、2−または4−イミダゾリニル);ピラゾリジニル(例、2−,3−または4−ピラゾリジニル);ピペリジニル(例、1−,2−,3−または4−ピペリジニル);ピペラジニル(例、1−または2−ピペラジニル);モルホリニル;チオモルホリニルなどの5ないし7員の非芳香族複素環基;および
チエニル(例、2−または3−チエニル);フリル(例、2−または3−フリル);ピロリル(例、1−,2−または3−ピロリル);イミダゾリル(例、1−,2−または4−イミダゾリル);チアゾリル(例、2−,4−または5−チアゾリル);オキサゾリル(例、2−,4−または5−オキサゾリル);イソチアゾリル(例、3−イソチアゾリル);イソオキサゾリル(例、3−イソオキサゾリル);ピリジル(例、2−,3−または4−ピリジル);ピラゾリル(例、1−,3−または4−ピラゾリル);ピラジニル(例、2−ピラジニル);ピリミジニル(例、2−,4−または5−ピリミジニル);ピリダジニル(例、3−または4−ピリダジニル);オキサジアゾリル(例、1,2,4−オキサジアゾール−5−イル;1,2,4−オキサジアゾール−3−イル);チアジアゾリル(例、1,2,4−チアジアゾール−5−イル;1,2,4−チアジアゾール−3−イル);トリアゾリル(例、1,2,3−トリアゾール−1−イル;1,2,3−トリアゾール−4−イル;1,2,4−トリアゾール−1−イル;1,2,4−トリアゾール−3−イル);テトラゾリル(例、1−または5−テトラゾリル)などの5ないし7員の芳香族複素環
基が挙げられる。
前記「ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボニル」としては、例えば、1ないし5個、好ましくは1ないし3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)を有していてもよいC1−6アルキル−カルボニル(例、アセチル、プロパノイル、ブタノイル、ペンタノイル、ヘキサノイル)などが挙げられる。具体例としては、アセチル、モノクロロアセチル、トリフルオロアセチル、トリクロロアセチル、プロパノイル、ブタノイル、ペンタノイル、ヘキサノイルなどが挙げられる。
前記「C1−6アルコキシ−カルボニル」としては、例えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニルなどが挙げられる。
前記「置換基を有していてもよい複素環カルボニル」における「複素環カルボニル」としては、例えば、ニコチノイル、イソニコチノイル、2−テノイル、3−テノイル、2−フロイル、3−フロイル、モルホリノカルボニル、ピペリジノカルボニル、ピロリジン−1−イルカルボニル、インドリルカルボニルなどが挙げられる。
前記「置換基を有していてもよい複素環カルバモイル」における「複素環カルバモイル」としては、例えば、モルホリノカルバモイル、ピペリジノカルバモイル、2−ピリジルカルバモイル、3−ピリジルカルバモイル、4−ピリジルカルバモイル、2−チエニルカルバモイル、3−チエニルカルバモイル、インドリルカルバモイルなどが挙げられる。
前記「ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルスルホニル」としては、例えば、1ないし5個、好ましくは1ないし3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)を有していてもよいC1−6アルキルスルホニル(例、メチルスルホニル、エチルスルホニル、プロピルスルホニル、イソプロピルスルホニル、ブチルスルホニル、sec−ブチルスルホニル、tert−ブチルスルホニル)などが挙げられる。具体例としては、メチルスルホニル、ジフルオロメチルスルホニル、トリフルオロメチルスルホニル、エチルスルホニル、プロピルスルホニル、イソプロピルスルホニル、ブチルスルホニル、4,4,4−トリフルオロブチルスルホニル、ペンチルスルホニル、ヘキシルスルホニルなどが挙げられる。
前記「ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボキサミド」としては、例えば、1ないし5個、好ましくは1ないし3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)を有していてもよいC1−6アルキル−カルボキサミド(例、アセトアミド、プロパンアミド、ブタンアミド)などが挙げられる。具体例としては、アセトアミド、トリフルオロアセトアミド、プロパンアミド、ブタンアミドなどが挙げられる。
前記「置換基を有していてもよい5ないし7員の複素環基」、「置換基を有していてもよい複素環カルボニル」および「置換基を有していてもよい複素環カルバモイル」における置換基としては、例えば、ハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)、C1−3アルキレンジオキシ(例、メチレンジオキシ、エチレンジオキシ)、ニトロ、シアノ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル、ハロゲン化されていてもよいC3−6シクロアルキル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルチオ、ヒドロキシ、アミノ、モノ−もしくはジ−C1−6アルキルアミノ(例、メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、イソプロピルアミノ、ブチルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジプロピルアミノ、ジブチルアミノ、エチルメチルアミノ)、ホルミル、カルボキシ、カルバモイル、チオカルバモイル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボニル、C1−6アルコキシ−カルボニル、モノ−もしくはジ−C1−6アルキル−カルバモイル(例、メチルカルバモイル、エチルカルバモイル、ジメチルカルバモイル、ジエチルカルバモイル、エチルメチルカルバモイル)、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルスルホニル、スルファモイル、ホルミルアミノ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボキサミド、C1−6アルコキシ−カルボキサミド(例、メトキシカルボキサミド、エトキシカルボキサミド、プロポキシカルボキサミド、ブトキシカルボキサミド)、C1−6アルキルスルホニルアミノ(例、メチルスルホニルアミノ、エチルスルホニルアミノ)、C1−6アルキル−カルボニルオキシ(例、アセトキシ、プロ
パノイルオキシ)、C1−6アルコキシ−カルボニルオキシ(例、メトキシカルボニルオキシ、エトキシカルボニルオキシ、プロポキシカルボニルオキシ、ブトキシカルボニルオキシ)、モノ−もしくはジ−C1−6アルキル−カルバモイルオキシ(例、メチルカルバモイルオキシ、エチルカルバモイルオキシ、ジメチルカルバモイルオキシ、ジエチルカルバモイルオキシ)、5または6員芳香族複素環基(例、テトラゾリル、チアゾリル、オキサゾリル)、ヒドロキシ−C1−6アルキル(例、ヒドロキシメチル)などが挙げられる。置換基の数は、例えば1ないし3個である。置換基数が2個以上の場合、各置換基は同一であっても異なっていてもよい。
ここで、前記「ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル」としては、例えば、1ないし5個、好ましくは1ないし3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)を有していてもよいC1−6アルキル(例、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル)が挙げられる。具体例としては、メチル、クロロメチル、ジフルオロメチル、トリクロロメチル、トリフルオロメチル、エチル、2−ブロモエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、ペンタフルオロエチル、プロピル、3,3,3−トリフルオロプロピル、イソプロピル、ブチル、4,4,4−トリフルオロブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、5,5,5−トリフルオロペンチル、ヘキシル、6,6,6−トリフルオロヘキシルなどが挙げられる。
前記「ハロゲン化されていてもよいC3−6シクロアルキル」としては、例えば、1ないし5個、好ましくは1ないし3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素)を有していてもよいC3−6シクロアルキル(例、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル)などが挙げられる。具体例としては、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、4,4−ジクロロシクロヘキシル、2,2,3,3−テトラフルオロシクロペンチル、4−クロロシクロヘキシルなどが挙げられる。
「ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ」、「ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルチオ」、「ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボニル」、「C1−6アルコキシ−カルボニル」、「ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルスルホニル」および「ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボキサミド」としては、それぞれ前記「置換基を有していてもよい炭化水素基」における「置換基」として例示したものが挙げられる。
環Aにおける「置換基」である「ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ」、「ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルチオ」および「置換基を有していてもよい5ないし7員の複素環基」としては、それぞれ前記「置換基を有していてもよい炭化水素基」における「置換基」として例示したものが挙げられる。
環Aにおける「置換基」である「置換基を有していてもよいC6−14アリールオキシ」における「C6−14アリールオキシ」としては、例えば、フェニルオキシ、1−ナフチルオキシ、2−ナフチルオキシなどが挙げられる。
環Aにおける「置換基」である「置換基を有していてもよいC7−19アラルキルオキシ」における「C7−19アラルキルオキシ」としては、例えば、ベンジルオキシ、フェネチルオキシ、ジフェニルメチルオキシ、トリフェニルメチルオキシ、1−ナフチルメチルオキシ、2−ナフチルメチルオキシ、2,2−ジフェニルエチルオキシ、3−フェニルプロピルオキシ、4−フェニルブチルオキシ、5−フェニルペンチルオキシなどが挙げられる。
前記「置換基を有していてもよいC6−14アリールオキシ」および「置換基を有していてもよいC7−19アラルキルオキシ」における置換基としては、前記「置換基を有していてもよい5ないし7員の複素環基」における置換基として例示したものが挙げられる。置換基の数は、例えば1ないし3個である。置換基数が2個以上の場合、各置換基は同一であっても異なっていてもよい。
環Aにおける「置換基」である「アシル」としては、例えば、式:−CO−R7、−CO−OR7、−CO−NR7R8、−CS−NR7R8、−SO2−R7a、−SO−R7a、−SO2−NR7R8 〔式中、R7は(i)水素原子、(ii)置換基を有していてもよい炭化水素基、または(iii)置換基を有していてもよい複素環基を;R7aは(i) 置換基を有していてもよい炭化水素基、または(ii)置換基を有していてもよい複素環基を;R8は水素原子またはC1−6アルキルを示し;R7とR8とは隣接する窒素原子とともに置換基を有していてもよい含窒素複素環を形成していてもよい〕で表されるアシルなどが挙げられる。
R7またはR7aで示される「置換基を有していてもよい炭化水素基」としては、環Aにおける「置換基」として例示したものが挙げられる。
R7またはR7aで示される「置換基を有していてもよい複素環基」における「複素環基」としては、例えば炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれる1ないし4個のヘテロ原子をそれぞれ含む4ないし14員の単環、2環または3環式の(i)芳香族複素環基、(ii)非芳香族複素環基、(iii)7ないし10員複素架橋環基などが挙げられる。
ここで、「芳香族複素環基」としては、例えば、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれる1ないし4個のヘテロ原子を含む4ないし14員(好ましくは4ないし10員)の芳香族複素環基などが挙げられる。該「芳香族複素環基」の好適な例としては、チエニル、フリル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、1,2,4−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、1,2,4−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、フラザニルなどの単環式芳香族複素環基;
ベンゾチオフェニル、ベンゾフラニル、ベンズイミダゾリル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンズイソチアゾリル、ナフト[2,3−b]チオフェニル、フェノキサチイニル、インドリル、イソインドリル、1H−インダゾリル、プリニル、4H−キノリジニル、イソキノリニル、キノリニル、フタラジニル、ナフチリジニル、キノキサリニル、キナゾリニル、シンノリニル、カルバゾリル、β−カルボリニル、フェナントリジニル、アクリジニル、フェナジニル、フェノチアジニル、フェノキサジニル、フタルイミドなどの縮合多環式(好ましくは2または3環式)芳香族複素環基などが挙げられる。
「非芳香族複素環基」としては、例えば、炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれる1ないし4個のヘテロ原子を含む4ないし14員(好ましくは4ないし10員)の非芳香族複素環基などが挙げられる。該「非芳香族複素環基」の好適な例としては、アゼチジニル、テトラヒドロチオフェニル、テトラヒドロフラニル、ピロリニル、ピロリジニル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、オキサゾリニル、オキサゾリジニル、ピラゾリニル、ピラゾリジニル、チアゾリニル、チアゾリジニル、テトラヒドロチアゾリル、テトラヒドロイソチアゾリル、テトラヒドロオキサゾリル、テトラヒドロイソオキサゾリル、ピペリジニル(オキソピペリジニルおよびジオキソピペリジニルを含む)、ピペラジニル(オキソピペラジニルおよびジオキソピペラジニルを含む)、テトラヒドロピリジニル、ジヒドロピリジニル、テトラヒドロピリミジニル、テトラヒドロピリダジニル、アゼパニル、モルホリニル、チオモルホリニル、ジアゼパニルなどの単環式非芳香族複素環基;
ジヒドロベンゾフラニル、ジヒドロベンズイミダゾリル、ジヒドロベンゾオキサゾリル、ジヒドロベンゾチアゾリル、ジヒドロベンズイソチアゾリル、ジヒドロナフト[2,3−b]チオフェニル、テトラヒドロイソキノリニル、テトラヒドロキノリニル、インドリニル、イソインドリニル、テトラヒドロチエノ[2,3-c]ピリジニル、テトラヒドロベンズアゼピニル、テトラヒドロキノキサリニル、テトラヒドロフェナントリジニル、ヘキサヒドロフェノチアジニル、ヘキサヒドロフェノキサジニル、テトラヒドロフタラジニル、テトラヒドロナフチリジニル、テトラヒドロキナゾリニル、テトラヒドロシンノリニル、テトラヒド
ロカルバゾリル、テトラヒドロ−β−カルボリニル、テトラヒドロアクリジニル、テトラヒドロフェナジニル、テトラヒドロチオキサンテニル、オクタヒドロイソキノリニルなどの縮合多環式(好ましくは2または3環式)非芳香族複素環基が挙げられる。
「7ないし10員複素架橋環基」の好適な例としては、キヌクリジニル、7−アザビシクロ[2.2.1]ヘプタニルなどが挙げられる。
該「置換基を有していてもよい複素環基」における「置換基」としては、前記「置換基を有していてもよい5ないし7員の複素環基」における置換基として例示したものが挙げられる。置換基の数は、例えば1ないし3個である。置換基数が2個以上の場合、各置換基は同一であっても異なっていてもよい。
R8で示される「C1−6アルキル」としては、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシルなどが挙げられる。
R7とR8とが隣接する窒素原子とともに形成する「置換基を有していてもよい含窒素複素環」における「含窒素複素環」としては、例えば、炭素原子以外に少なくとも1個の窒素原子を含み、窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれる1ないし3個のヘテロ原子をさらに含んでいてもよい3ないし8員含窒素複素環が挙げられる。具体例としては、アジリジン、アゼチジン、モルホリン、チオモルホリン、ピペリジン、ピペラジン、ピロリジン、アゼパン、アゾカン、ヘキサヒドロピリミジン、1,4−ジアゼパン;およびこれらの不飽和環状アミン(例、1,2,5,6−テトラヒドロピリジンなど)などが挙げられる。なかでもモルホリン、ピペリジン、ピペラジン、ピロリジンなどが好ましい。
「置換基を有していてもよい含窒素複素環」における「置換基」としては、前記「置換基を有していてもよい5ないし7員の複素環基」における「置換基」として例示したものが用いられる。置換基の数は、例えば1ないし3個である。また、置換基数が2個以上の場合、各置換基は同一であっても異なっていてもよい。
該「アシル」は、好ましくは、ホルミル、カルボキシ、カルバモイル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボニル(例、アセチル)、C1−6アルコキシ−カルボニル(例、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニル)、置換基を有していてもよいC6−14アリール−カルボニル(例、ベンゾイル、1−ナフトイル、2−ナフトイル)、置換基を有していてもよいC6−14アリールオキシ−カルボニル(例、フェノキシカルボニル)、置換基を有していてもよいC7−19アラルキルオキシ−カルボニル(例、ベンジルオキシカルボニル、フェネチルオキシカルボニル)、置換基を有していてもよい5ないし6員複素環カルボニル(例、ニコチノイル、イソニコチノイル、2−テノイル、3−テノイル、2−フロイル、3−フロイル、モルホリノカルボニル、ピペリジノカルボニル、ピロリジン−1−イルカルボニル)、モノ−もしくはジ−C1−6アルキル−カルバモイル(例、メチルカルバモイル、エチルカルバモイル、ジメチルカルバモイル、ジエチルカルバモイル、エチルメチルカルバモイル)、置換基を有していてもよいC6−14アリール−カルバモイル(例、フェニルカルバモイル、1−ナフチルカルバモイル、2−ナフチルカルバモイル)、置換基を有していてもよい5ないし6員複素環カルバモイル(例、2−ピリジルカルバモイル、3−ピリジルカルバモイル、4−ピリジルカルバモイル、2−チエニルカルバモイル、3−チエニルカルバモイル)、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルスルホニル(例、メチルスルホニル)、置換基を有していてもよいC6−14アリールスルホニル、スルファモイル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルスルフィニル(例、メチルスルフィニル)などである。なかでも、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボニル、C1−6アルコキシ−カルボニル、置換基を有していてもよいC6−14アリール−カルボニル、置換基を有していてもよいC6−14アリールスルホニル(例、ベンゼンスルホニル、1−ナフタレンスルホニル、2−ナフタレンスルホニル)などが好ましい。
ここで、「置換基を有していてもよいC6−14アリール−カルボニル」、「置換基を有していてもよいC6−14アリールオキシ−カルボニル」、「置換基を有していてもよいC7−19アラルキルオキシ−カルボニル」、「置換基を有していてもよい5ないし6員複素環カルボニル」、「置換基を有していてもよいC6−14アリール−カルバモイル」、「置換基を有していてもよい5ないし6員複素環カルバモイル」および「置換基を有していてもよいC6−14アリールスルホニル」における「置換基」としては、前記「置換基を有していてもよい5ないし7員の複素環基」における「置換基」として例示したものが用いられる。置換基の数は、例えば1ないし3個である。また、置換基数が2個以上の場合、各置換基は同一であっても異なっていてもよい。
環Aにおける「置換基」である「アシルアミノ」としては、例えば、前記「アシル」でモノ−もしくはジ−置換されたアミノが挙げられる。該「アシルアミノ」は、好ましくは、式:−NR9−COR10、−NR9−COOR10a、−NR9−SO2R10a、−NR9−CONR10R10b 〔式中、R9は水素原子またはC1−6アルキルを;R10は前記R7と同意義を;R10aは前記R7aと同意義を;R10bはR8と同意義を示す〕で表されるアシルアミノなどである。
R9で示される「C1−6アルキル」としては、前記R8で示される「C1−6アルキル」と同様のものが挙げられる。
該「アシルアミノ」の好適な例としては、ホルミルアミノ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボキサミド(例、アセチルアミノ)、置換基を有していてもよいC6−14アリール−カルボキサミド(例、フェニルカルボキサミド、ナフチルカルボキサミド)、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ−カルボキサミド(例、メトキシカルボキサミド、エトキシカルボキサミド、プロポキシカルボキサミド、ブトキシカルボキサミド)、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルスルホニルアミノ(例、メチルスルホニルアミノ、エチルスルホニルアミノ)などが挙げられる。
ここで、「置換基を有していてもよいC6−14アリール−カルボキサミド」における「置換基」としては、前記「置換基を有していてもよい5ないし7員の複素環基」における「置換基」として例示したものが用いられる。置換基の数は、例えば1ないし3個である。また、置換基数が2個以上の場合、各置換基は同一であっても異なっていてもよい。
環Aにおける「置換基」である「アシルオキシ」としては、例えば、前記「アシル」で置換されたヒドロキシが挙げられる。該「アシルオキシ」は、好ましくは、式:−O−COR11、−O−COOR11、−O−CONHR11 〔式中、R11は前記R7と同意義を示す〕で表されるアシルオキシなどである。
該「アシルオキシ」の好適な例としては、C1−6アルキル−カルボニルオキシ(例、アセトキシ、プロパノイルオキシ、イソブタノイルオキシ、ピバロイルオキシ)、置換基を有していてもよいC6−14アリール−カルボニルオキシ(例、ベンゾイルオキシ、1−ナフトイルオキシ、2−ナフトイルオキシ)、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ−カルボニルオキシ(例、メトキシカルボニルオキシ、トリフルオロメトキシカルボニルオキシ、エトキシカルボニルオキシ、プロポキシカルボニルオキシ、ブトキシカルボニルオキシ)、モノ−もしくはジ−C1−6アルキル−カルバモイルオキシ(例、メチルカルバモイルオキシ、エチルカルバモイルオキシ、ジメチルカルバモイルオキシ、ジエチルカルバモイルオキシ)、置換基を有していてもよいC6−14アリール−カルバモイルオキシ(例、フェニルカルバモイルオキシ、ナフチルカルバモイルオキシ)、ニコチノイルオキシなどが挙げられる。
ここで、「置換基を有していてもよいC6−14アリール−カルボニルオキシ」、「置換基を有していてもよいC6−14アリール−カルバモイルオキシ」における「置換基」としては、前記「置換基を有していてもよい5ないし7員の複素環基」における「置換基」として例示したものが用いられる。置換基の数は、例えば1ないし3個である。また、置換基数が2個以上の場合、各置換基は同一であっても異なっていてもよい。
環Aにおける「置換基」である「C1−6アルコキシ−C1−6アルコキシ」としては、例え
ばメトキシメトキシ、メトキシエトキシ、エトキシメトキシ、エトキシエトキシ、プロポキシメトキシなどが挙げられる。
環Aにおける「置換基」である「C3−8シクロアルキル−C1−6アルコキシ」としては、例えばシクロプロピルメトキシ、シクロヘキシルメトキシなどが挙げられる。
環Aにおける置換基は、好ましくはハロゲン原子、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル、置換基(好ましくはハロゲン原子、ヒドロキシ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボニルなど)を有していてもよいC6−14アリール、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルチオ、アミノ、モノ−もしくはジ−C1−6アルキルアミノ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボキサミド、カルバモイル、モノ−もしくはジ−C1−6アルキル−カルバモイル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボニル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−スルホニル、5ないし7員の非芳香族複素環基(好ましくは1−ピロリジニル)、C1−6アルコキシ−C1−6アルコキシ、5ないし6員複素環カルボニル(好ましくはピロリジン−1−イルカルボニル)、カルボキシ、C1−6アルコキシ−カルボニル、置換基(好ましくはハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルなど)を有していてもよい5ないし7員の芳香族複素環基(好ましくはチエニル、フリル、ピラゾリル)、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルスルフィニル、C3−8シクロアルキル−C1−6アルコキシなどである。
環Aは、好ましくはハロゲン原子、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル、置換基(好ましくはハロゲン原子、ヒドロキシ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボニルなど)を有していてもよいC6−14アリール、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルチオ、アミノ、モノ−もしくはジ−C1−6アルキルアミノ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボキサミド、カルバモイル、モノ−もしくはジ−C1−6アルキル−カルバモイル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボニル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−スルホニル、5ないし7員の非芳香族複素環基(好ましくは1−ピロリジニル)、C1−6アルコキシ−C1−6アルコキシ、5ないし6員複素環カルボニル(好ましくはピロリジン−1−イルカルボニル)、カルボキシ、C1−6アルコキシ−カルボニル、置換基(好ましくはハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルなど)を有していてもよい5ないし7員の芳香族複素環基(好ましくはチエニル、フリル、ピラゾリル)、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルスルフィニル、C3−8シクロアルキル−C1−6アルコキシなどから選ばれる1ないし3個の置換基をそれぞれ有していてもよいC6−14芳香族炭化水素または5または6員芳香族複素環(好ましくはベンゼンまたはチアゾール;さらに好ましくはベンゼン)である。
B、YおよびYaで示される「主鎖の原子数1ないし6のスペーサー」とは、主鎖の原子が1ないし6個連なっている間隔を意味する。ここで、「主鎖の原子数」は、主鎖の原子が最小となるように数えるものとする。
「主鎖の原子数1ないし6のスペーサー」としては、例えば−O−、−S−、−CO−、−SO−、−SO2−、−NR12−(R12は水素原子、置換基を有していてもよいC1−6アルキル、置換基を有していてもよいC1−6アルキル−カルボニル、置換基を有していてもよいC1−6アルキルスルホニル)および置換基を有していてもよい2価のC1−6非環式炭化水素基から選ばれる1ないし5個からなる2価基などが挙げられる。
ここで、「置換基を有していてもよいC1−6アルキル」における「C1−6アルキル」としては、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec
−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシルなどが挙げられる。なかでもメチル、エチル、プロピルなどが好ましく、とりわけメチルが好ましい。
「置換基を有していてもよいC1−6アルキル−カルボニル」における「C1−6アルキル−カルボニル」としては、例えばアセチル、プロパノイル、ブタノイル、ペンタノイル、ヘキサノイルなどが挙げられる。
「置換基を有していてもよいC1−6アルキルスルホニル」における「C1−6アルキルスルホニル」としては、例えばメチルスルホニル、エチルスルホニル、プロピルスルホニル、イソプロピルスルホニル、ブチルスルホニル、sec−ブチルスルホニル、tert−ブチルスルホニルなどが挙げられる。
「置換基を有していてもよい2価のC1−6非環式炭化水素基」における「2価のC1−6非環式炭化水素基」としては、例えば、
(1)C1−6アルキレン(例、−CH2−、−(CH2)2−、−(CH2)3−、−(CH2)4−、−(CH2)5−、−(CH2)6−、−CH(CH3)−、−C(CH3)2−、−CH(CH3)CH2−、−C(CH3)2CH2−、−CH(CH2CH3)CH2−、−(CH(CH3))2−、−(CH2)2C(CH3)2−、−CH2C(CH3)2CH2−、−CH(CH2CH3)(CH2)2−、−(CH2)3C(CH3)2−、−(CH2)3CH(CH3)CH2−);
(2)C2−6アルケニレン(例、−CH=CH−、−CH2−CH=CH−、−C(CH3)2−CH=CH−、−CH2−CH=CH−CH2−、−CH2−CH2−CH=CH−、−CH=CH−CH=CH−、−CH=CH−CH2−CH2−CH2−);
(3)C2−6アルキニレン(例、−C≡C−、−CH2−C≡C−、−CH2−C≡C−CH2−CH2−)などが挙げられる。
前記「置換基を有していてもよいC1−6アルキル」、「置換基を有していてもよいC1−6アルキル−カルボニル」、「置換基を有していてもよいC1−6アルキルスルホニル」および「置換基を有していてもよい2価のC1−6非環式炭化水素基」における置換基としては、例えば、ハロゲン原子、C1−3アルキレンジオキシ、ニトロ、シアノ、ハロゲン化されていてもよいC3−6シクロアルキル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルチオ、ヒドロキシ、アミノ、モノ−もしくはジ−C1−6アルキルアミノ、ホルミル、カルボキシ、カルバモイル、チオカルバモイル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボニル、C1−6アルコキシ−カルボニル、モノ−もしくはジ−C1−6アルキル−カルバモイル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルスルホニル、ホルミルアミノ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボキサミド、C1−6アルコキシ−カルボキサミド、C1−6アルキルスルホニルアミノ、C1−6アルキル−カルボニルオキシ、C1−6アルコキシ−カルボニルオキシ、モノ−もしくはジ−C1−6アルキル−カルバモイルオキシなどが挙げられる。これらの置換基としては、前記「置換基を有していてもよい炭化水素基」などにおける「置換基」として例示したものが挙げられる。なかでも、ハロゲン原子、ヒドロキシ、シアノ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシなどが好ましい。置換基の数は、例えば1ないし3個である。置換基数が2個以上の場合、各置換基は同一であっても異なっていてもよい。
「主鎖の原子数1ないし6のスペーサー」の好適な例としては、
(1)ハロゲン原子、ヒドロキシおよびシアノから選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいC1−6アルキレン(例、−CH2−、−CF2−、−CCl2−、−(CH2)2−、−(CH2)3−、−(CH2)4−、−(CH2)5−、−CH(CH3)−、−CH(CN)−、−C(CH3)2−、−CH(CF3)−、−CH(CH3)CH2−、−C(CH3)2CH2−、−(CH(CH3))2−、−CH(CH2CH3)CH2−、−(CF2)2−、−(CH2)2C(CH3)2−、−CH2C(CH3)2CH2−、−CH(CH2CH3)(CH2)2−、−(CH2)3C(CH3)2−、−(CH2)3CH(CH3)CH2−);
(2) ハロゲン原子、ヒドロキシおよびシアノから選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいC2−6アルケニレン(例、−CH=CH−、−CH2−CH=CH−、−CH2−CF=CH−、−C(CH3)2−CH=CH−、−CH2−CH=CH−CH2−、−CH2−CH2−CH=CH−、−CH=CH−CH=CH−、
−CH=CH−CH2−CH2−CH2−);
(3) ハロゲン原子、ヒドロキシおよびシアノから選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいC2−6アルキニレン(例、−C≡C−、−CH2−C≡C−、−CH2−C≡C−CH2−CH2−);
(4) 次式で示される主鎖の原子数1ないし6のスペーサー:
−alka−O−alkb−、−alka−S−alkb−、
−alka−CO−alkb−、−alka−SO−alkb −、
−alka−SO2−alkb −、−alka−NR12−alkb −;
(5) 次式で示される主鎖の原子数2ないし6のスペーサー:
−alkc−CO−alkd−NR12−alke−、−alkc−NR12−alkd−CO−alke −、
−alkc−SO2−alkd−NR12−alke−、−alkc−NR12−alkd−SO2−alke−、
−alkc−CO−alkd−O−alke−、−alkc−O−alkd−CO−alke−、
−alkc−CO−alkd−S−alke−、−alkc−S−alkd−CO−alke−;
(6) 次式で示される主鎖の原子数3ないし6のスペーサー:
−alkf−NR12CO−alkg−NR12a−alkh−、−alkf−CONR12−alkg−NR12a−alkh−、
−alkf−CONR12−alkg−O−alkh−、−alkf−CONR12−alkg−S−alkh−、
−alkf−NR12CO−alkg−O−alkh−、−alkf−NR12CO−alkg−S−alkh−、
−alkf−SO2NR12−alkg−O−alkh−、−alkf−SO2NR12−alkg−S−alkh−、
−alkf−NR12SO2−alkg−O−alkh−、−alkf−NR12SO2−alkg−S−alkh−、
−alkf−CO−alkg−CONR12−alkh−、−alkf−CO−alkg−NR12CO−alkh−。
(R12は前記と同意義を;R12aは前記R12と同意義を;alka、alkb、alkc、alkd、alke、alkf、alkgおよびalkhは、同一または異なって、ハロゲン原子、ヒドロキシ、シアノから選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいC1−6アルキレンまたは結合手を示す)などが挙げられる。
Bは、好ましくはC1−6アルキレン、さらに好ましくは−CH2−、−(CH2)2−などである。なかでも−CH2−などが好ましい。
Yは、好ましくはC1−6アルキレン、−alka−CO−alkb−、−alkc−CO−alkd−O−alke− (記号は前記と同意義を示す)など;さらに好ましくは−CH2−、−CO−、−CO−CH2−CH2−、−CO−CH2−O−などである。なかでも−CH2−、−CO−などが好ましい。Yは、特に好ましくは−CO−である。
Yaは、好ましくは結合手などである。
R1またはR2で示される「置換基を有していてもよい炭化水素基」としては、前記環Aにおける「置換基」として例示したものが挙げられる。
R1またはR2で示される「置換基を有していてもよい複素環基」としては、前記R7として例示したものが挙げられる。
R1とR2とが隣接する窒素原子とともに形成する「置換基を有していてもよい含窒素複素環」としては、前記R7とR8とが隣接する窒素原子とともに形成する「置換基を有していてもよい含窒素複素環」として例示したものが挙げられる。
R1が環Aと結合して隣接する窒素原子およびBとともに形成する「5ないし7員含窒素複素環」としては、例えば、炭素原子以外に少なくとも1個の窒素原子を含み、窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれる1ないし3個のヘテロ原子をさらに含んでいてもよい5ないし7員含窒素複素環が挙げられる。具体例としては、モルホリン、チオモルホリン、ピペリジン、ピペラジン、ピロリジン、アゼパン;およびこれらの不飽和環状アミン(例、1,2,5,6−テトラヒドロピリジン)などが挙げられる。なかでもモルホリン、ピペリジン、ピペラジン、ピロリジンなどが好ましい。
R1およびR2は、好ましくは水素原子、C1−6アルキルまたはC3−8シクロアルキル;さらに好ましくはC1−6アルキルである。なかでも、メチルが好ましい。
R3で示される「置換基を有していてもよい炭化水素基」としては、前記環Aにおける「
置換基」として例示したものが挙げられる。
R3で示される「置換基を有していてもよい複素環基」としては、前記R7として例示したものが挙げられる。
R3は、好ましくは水素原子または置換基を有していてもよいC1−6アルキルであり、さらに好ましくは水素原子である。ここで、「置換基を有していてもよいC1−6アルキル」は、好ましくはハロゲン原子、ヒドロキシおよびシアノから選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいC1−6アルキルであり、さらに好ましくはC1−6アルキル(好ましくはメチル)である。
R4またはR5で示される「置換基を有していてもよい炭化水素基」としては、前記環Aにおける「置換基」として例示したものが挙げられる。該「置換基を有していてもよい炭化水素基」は、好ましくは置換基を有していてもよいC1−6アルキル、さらに好ましくは、ハロゲン原子、ヒドロキシおよびシアノから選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいC1−6アルキルである。
R4とR5とが隣接する炭素原子とともに形成する「置換基を有していてもよい環」における「環」としては、例えばC3−6シクロアルカン、5ないし10員の非芳香族複素環などが挙げられる。
ここで、C3−6シクロアルカンとしては、例えばシクロプロパン、シクロブタン、シクロペンタン、シクロヘキサンなどが挙げられる。
5ないし10員の非芳香族複素環としては、例えば炭素原子以外に窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれる1ないし4個のヘテロ原子を含む5ないし10員の非芳香族複素環などが挙げられる。該非芳香族複素環の好適な例としては、ピロリジン、イミダゾリジン、イミダゾリン、ピラゾリジン、ピペリジン、ピペラジン、モルホリン、チオモルホリンなどが挙げられる。
「置換基を有していてもよい環」における「置換基」としては、前記「置換基を有していてもよい5ないし7員の複素環基」における「置換基」として例示したものが挙げられる。置換基の数は、例えば1ないし3個である。また、置換基数が2個以上の場合、各置換基は同一であっても異なっていてもよい。
化合物(I)において、R4およびR5の一方が水素原子であり、他方が置換基を有していてもよいC1−6アルキルであることが好ましい。該「置換基を有していてもよいC1−6アルキル」は、好ましくは、ハロゲン原子、ヒドロキシおよびシアノから選ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいC1−6アルキルであり、さらに好ましくはC1−6アルキルである。とりわけメチルが好ましい。
R6で示される「置換基を有していてもよいインドリル基」における「置換基」としては、前記「置換基を有していてもよい5ないし7員の複素環基」における「置換基」として例示したものが用いられる。該置換基は、好ましくはハロゲン原子、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルチオ、ヒドロキシ、アミノ、モノ−もしくはジ−C1−6アルキルアミノ、ホルミル、カルボキシ、カルバモイル、チオカルバモイル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボニル、C1−6アルコキシ−カルボニル、モノ−もしくはジ−C1−6アルキル−カルバモイル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルスルホニル、スルファモイル、ホルミルアミノ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボキサミド、C1−6アルコキシ−カルボキサミド、C1−6アルキルスルホニルアミノなどである。
置換基の数は、例えば1ないし3個である。また、置換基数が2個以上の場合、各置換基は同一であっても異なっていてもよい。
また、該インドリル基は、好ましくは2−インドリルまたは3−インドリルであり、さらに好ましくは3−インドリルである。
R6は好ましくは3−インドリルである。
ZおよびZaで示される「ハロゲン原子」としては、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素などが挙げられる。
ZおよびZaで示される「置換基を有していてもよい環状基」における「環状基」としては、例えば非芳香族環状炭化水素基、芳香族炭化水素基、非芳香族複素環基、芳香族複素環基などが挙げられる。
芳香族炭化水素基としては、例えば前記「置換基を有していてもよい炭化水素基」における「炭化水素基」として例示したC6−14アリールなどが挙げられる。
非芳香族環状炭化水素基としては、例えばベンゼン環と縮合していてもよいC3−8シクロアルキル、ベンゼン環と縮合していてもよいC3−8シクロアルケニルなどが挙げられる。「ベンゼン環と縮合していてもよいC3−8シクロアルキル」および「ベンゼン環と縮合していてもよいC3−8シクロアルケニル」としては、前記「置換基を有していてもよい炭化水素基」における「炭化水素基」として例示したものが挙げられる。
非芳香族複素環基および芳香族複素環基としては、前記R7で示される「置換基を有していてもよい複素環基」における「複素環基」として例示したものが挙げられる。
「環状基」は、好ましくは非芳香族複素環基であり、さらに好ましくは4ないし10員の単環式非芳香族複素環基、4ないし10員の縮合2環式非芳香族複素環基である。なかでも、ピペリジニル(オキソピペリジニルおよびジオキソピペリジニルを含む)、ピペラジニル(オキソピペラジニルおよびジオキソピペラジニルを含む)、テトラヒドロピリジニル、インドリニル、イソインドリニル、テトラヒドロイソキノリニル、テトラヒドロキノリニル、テトラヒドロチエノ[2,3-c]ピリジニル、テトラヒドロベンズアゼピニル、ピロリジニルなどが好ましい。とりわけ、ピペリジニル(オキソピペリジニルおよびジオキソピペリジニルを含む)(好ましくは1−ピペリジニル)、ピペラジニル(オキソピペラジニルおよびジオキソピペラジニルを含む)(好ましくは1−ピペラジニル)などが好ましい。
ZおよびZaで示される「置換基を有していてもよい環状基」における「置換基」としては、例えばハロゲン原子、C1−3アルキレンジオキシ、ニトロ、シアノ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルチオ、ヒドロキシ、アミノ、モノ−もしくはジ−C1−6アルキルアミノ、ホルミル、カルボキシ、カルバモイル、チオカルバモイル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボニル、C1−6アルコキシ−カルボニル、モノ−もしくはジ−C1−6アルキル−カルバモイル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルスルホニル、スルファモイル、ホルミルアミノ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボキサミド、C1−6アルコキシ−カルボキサミド、C1−6アルキルスルホニルアミノ、C1−6アルキル−カルボニルオキシ、C1−6アルコキシ−カルボニルオキシ、モノ−もしくはジ−C1−6アルキル−カルバモイルオキシなどが挙げられる。これらの置換基としては、前記「置換基を有していてもよい5ないし7員の複素環基」における置換基として例示したものが挙げられる。
置換基の数は、例えば1ないし3個である。置換基数が2個以上の場合、各置換基は同一であっても異なっていてもよい。
前記「置換基を有していてもよい環状基」における「置換基」としては、式:−Yd−Ar (Ydは結合手または主鎖の原子数1ないし6のスペーサーを、Arは置換基を有していてもよい芳香族基を示す)で示される基;式:−Yd−Ara (Ydは結合手または主鎖の原子数1ないし6のスペーサーを、Araは置換基を有していてもよい単環基を示す)で示される基なども挙げられる。
Ydで示される「主鎖の原子数1ないし6のスペーサー」としては、前記Bとして例示したものが挙げられる。
なかでも、C1−6アルキレン、−alka−O−alkb−、−alka−S−alkb−、−alka−CO−a
lkb−、−alka−SO−alkb −、−alka−SO2−alkb− (記号は前記と同意義を示す)などが好ましい。
Ydは、好ましくは、結合手、C1−6アルキレン、−alka−O−alkb−、−alka−S−alkb−、−alka−CO−alkb−、−alka−SO−alkb −、−alka−SO2−alkb−、−alkc−CO−alkd−NR12−alke− (記号は前記と同意義を示す);さらに好ましくは結合手、C1−6アルキレン、−O−、−S−、−CO−、−SO2−、−CONH−などである。
Arで示される「置換基を有していてもよい芳香族基」における「芳香族基」としては、例えば芳香族炭化水素基、芳香族複素環基などが挙げられる。
芳香族炭化水素基としては、例えば前記「置換基を有していてもよい炭化水素基」における「炭化水素基」として例示したC6−14アリールなどが挙げられる。
芳香族複素環基としては、前記R7で示される「置換基を有していてもよい複素環基」における「複素環基」として例示したものが挙げられる。
「芳香族基」は、好ましくはC6−14アリール(好ましくはフェニル)、5または6員芳香族複素環基(例、テトラゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、フリル、チエニル、ピリジル)などである。なかでも、C6−14アリール(好ましくはフェニル)が好ましい。また、「芳香族基」は、単環式芳香族基であることが好ましい。
Araで示される「置換基を有していてもよい単環基」における「単環基」としては、例えばフェニル基、C3−8シクロアルキル基、C3−8シクロアルケニル基、単環式芳香族複素環基、単環式非芳香族複素環基などが挙げられる。
ここで、C3−8シクロアルキル基としては、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、シクロオクチル、ジヒドロインデニルなどが挙げられる。
C3−8シクロアルケニル基としては、例えば、シクロプロペニル、シクロブテニル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、シクロヘプテニル、シクロオクテニルなどが挙げられる。
単環式芳香族複素環基としては、前記R7で示される「複素環基」において例示した芳香族複素環基のうち、単環式のものが挙げられる。
単環式非芳香族複素環基としては、前記R7で示される「複素環基」において例示した非芳香族複素環基のうち、単環式のものが挙げられる。
「単環基」は、好ましくはフェニル基、C3−8シクロアルキル基(好ましくはシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル)、5または6員単環式芳香族複素環基(好ましくはテトラゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、フリル、チエニル、ピリジル)などである。
Arで示される「置換基を有していてもよい芳香族基」およびAraで示される「置換基を有していてもよい単環基」における「置換基」としては、例えばハロゲン原子、C1−3アルキレンジオキシ、ニトロ、シアノ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル、ハロゲン化されていてもよいC3−6シクロアルキル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルチオ、ヒドロキシ、アミノ、モノ−もしくはジ−C1−6アルキルアミノ、ホルミル、カルボキシ、カルバモイル、チオカルバモイル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボニル、C1−6アルコキシ−カルボニル、モノ−もしくはジ−C1−6アルキル−カルバモイル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルスルホニル、スルファモイル、ホルミルアミノ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボキサミド、C1−6アルコキシ−カルボキサミド、C1−6アルキルスルホニルアミノ、C1−6アルキル−カルボニルオキシ、C1−6アルコキシ−カルボニルオキシ、モノ−もしくはジ−C1−6アルキル−カルバモイルオキシ、ヒドロキシ−C1−6アルキルなどが挙げられる。これらの置換基としては、前記「置換基を有していてもよい5ないし7員の複素環基」における置換基として例示したものが挙げら
れる。
置換基の数は、例えば1ないし3個である。置換基数が2個以上の場合、各置換基は同一であっても異なっていてもよい。
Arは、好ましくはハロゲン原子、ニトロ、シアノ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルチオ、ヒドロキシ、アミノ、モノ−もしくはジ−C1−6アルキルアミノ、ホルミル、カルボキシ、カルバモイル、チオカルバモイル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボニル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルスルホニル、スルファモイル、ヒドロキシ−C1−6アルキルなどから選ばれる1ないし3個の置換基をそれぞれ有していてもよい、
C6−14アリール(好ましくはフェニル)または5または6員芳香族複素環基(例、テトラゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、フリル、チエニル、ピリジル)[好ましくはC6−14アリール(好ましくはフェニル)]である。
Araは、好ましくはハロゲン原子、ニトロ、シアノ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルチオ、ヒドロキシ、アミノ、モノ−もしくはジ−C1−6アルキルアミノ、ホルミル、カルボキシ、カルバモイル、チオカルバモイル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボニル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルスルホニル、スルファモイル、ヒドロキシ−C1−6アルキルなどから選ばれる1ないし3個の置換基をそれぞれ有していてもよい、
フェニル基、C3−8シクロアルキル基(好ましくはシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル)または5または6員単環式芳香族複素環基(好ましくはテトラゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、フリル、チエニル、ピリジル)[好ましくはフェニル基]である。
ZおよびZaで示される「環状基」が1−ピペリジニル(オキソピペリジン−1−イルおよびジオキソピペリジン−1−イルを含む)または1−ピペラジニル(オキソピペラジン−1−イルおよびジオキソピペラジン−1−イルを含む)である場合、これらは4位に「置換基」を有していることが好ましい。
ZおよびZaで示される「置換基を有していてもよい環状基」における「置換基」は、好ましくはヒドロキシ、式:−Yd−Ar (YdおよびArは前記と同意義を示す)で示される基、および式:−Yd−Ara (YdおよびAraは前記と同意義を示す)で示される基である。
Zは、好ましくは置換基を有していてもよい環状基であり、さらに好ましくはヒドロキシ、式:−Yd−Ar (YdおよびArは前記と同意義を示す)で示される基および式:−Yd−Ara (YdおよびAraは前記と同意義を示す)で示される基から選ばれる1または2個の置換基をそれぞれ有するピペリジニル(オキソピペリジニルおよびジオキソピペリジニルを含む)またはピペラジニル(オキソピペラジニルおよびジオキソピペラジニルを含む)であり;特に好ましくは4位に式:−Yd−Ar (YdおよびArは前記と同意義を示す)で示される基または式:−Yd−Ara (YdおよびAraは前記と同意義を示す)で示される基をそれぞれ有する1−ピペリジニル(オキソピペリジン−1−イルおよびジオキソピペリジン−1−イルを含む)または1−ピペラジニル(オキソピペラジン−1−イルおよびジオキソピペラジン−1−イルを含む)である。
Zaは、好ましくは水素原子である。
化合物(I)の好適な例としては、以下の化合物が挙げられる。
[化合物A]
環Aが、ハロゲン原子、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル、置換基(好ましくはハロゲン原子、ヒドロキシ、ハロゲン化されていて
もよいC1−6アルキル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボニルなど)を有していてもよいC6−14アリール、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルチオ、アミノ、モノ−もしくはジ−C1−6アルキルアミノ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボキサミド、カルバモイル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボニル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−スルホニルなどから選ばれる1ないし3個の置換基をそれぞれ有していてもよいC6−14芳香族炭化水素または5または6員芳香族複素環(好ましくはベンゼン);
BがC1−6アルキレン(好ましくは−CH2−);
YがC1−6アルキレン(好ましくは−CH2−)または−alka−CO−alkb− (記号は前記と同意義を示す)(好ましくは−CO−);
Yaが結合手;
R1およびR2が同一または異なってC1−6アルキル(好ましくはメチル);
R3が水素原子またはC1−6アルキル;
R4およびR5の一方が水素原子であり、他方がC1−6アルキル(好ましくはメチル);
R6が3−インドリル;
Zが4位に式:−Yd−Ar [Ydは、好ましくは結合手、C1−6アルキレン、−O−、−S−、−CO−、−SO2−を;Arは、好ましくはハロゲン原子、ニトロ、シアノ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルチオ、ヒドロキシ、アミノ、モノ−もしくはジ−C1−6アルキルアミノ、ホルミル、カルボキシ、カルバモイル、チオカルバモイル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボニル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルスルホニル、スルファモイルなどから選ばれる1ないし3個の置換基を有していてもよいC6−14アリール(好ましくはフェニル)を示す]で示される基をそれぞれ有する1−ピペリジニルまたは1−ピペラジニル;かつ
Zaが水素原子である化合物。
[化合物B]
環Aが、ハロゲン原子、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル、置換基(好ましくはハロゲン原子、ヒドロキシ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボニルなど)を有していてもよいC6−14アリール、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルチオ、アミノ、モノ−もしくはジ−C1−6アルキルアミノ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボキサミド、カルバモイル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボニル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−スルホニルなどから選ばれる1ないし3個の置換基をそれぞれ有していてもよいC6−14芳香族炭化水素または5または6員芳香族複素環(好ましくはベンゼン);
BがC1−6アルキレン(好ましくは−CH2−);
YがC1−6アルキレン(好ましくは−CH2−)または−alka−CO−alkb− (記号は前記と同意義を示す)(好ましくは−CO−);
Yaが結合手であり;
R1とR2とが隣接する窒素原子とともに、炭素原子以外に少なくとも1個の窒素原子を含み、窒素原子、硫黄原子および酸素原子から選ばれる1ないし3個のヘテロ原子をさらに含んでいてもよい3ないし8員含窒素複素環(好ましくは、モルホリン、ピペリジン、ピペラジン、ピロリジン)を形成し;
R3が水素原子またはC1−6アルキル;
R4およびR5の一方が水素原子であり、他方がC1−6アルキル(好ましくはメチル);
R6が3−インドリル;
Zが4位に式:−Yd−Ar [Ydは、好ましくは結合手、C1−6アルキレン、−O−、−S−、−CO−、−SO2−を;Arは、好ましくはハロゲン原子、ニトロ、シアノ、ハ
ロゲン化されていてもよいC1−6アルキル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルチオ、ヒドロキシ、アミノ、モノ−もしくはジ−C1−6アルキルアミノ、ホルミル、カルボキシ、カルバモイル、チオカルバモイル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボニル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルスルホニル、スルファモイルなどから選ばれる1ないし3個の置換基を有していてもよいC6−14アリール(好ましくはフェニル)を示す]で示される基をそれぞれ有する1−ピペリジニルまたは1−ピペラジニル;かつ
Zaが水素原子である化合物。
[化合物C]
環Aが、ハロゲン原子、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル、置換基(好ましくはハロゲン原子、ヒドロキシ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボニルなど)を有していてもよいC6−14アリール、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルチオ、アミノ、モノ−もしくはジ−C1−6アルキルアミノ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボキサミド、カルバモイル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボニル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−スルホニルなどから選ばれる1ないし3個の置換基をそれぞれ有していてもよいC6−14芳香族炭化水素または5または6員芳香族複素環(好ましくはベンゼン);
BがC1−6アルキレン(好ましくは−CH2−);
YがC1−6アルキレン(好ましくは−CH2−)または−alka−CO−alkb− (記号は前記と同意義を示す)(好ましくは−CO−);
Yaが結合手;
R1およびR2が同一または異なってC1−6アルキル(好ましくはメチル);
R3が水素原子またはC1−6アルキル;
R4およびR5の一方が水素原子であり、他方がC1−6アルキル(好ましくはメチル);
R6が3−インドリル;
Zがハロゲン原子、ニトロ、シアノ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルチオ、ヒドロキシなどから選ばれる1ないし3個の置換基を有していてもよい4ないし10員の縮合2環式非芳香族複素環基(好ましくは、インドリニル、イソインドリニル、テトラヒドロイソキノリニル、テトラヒドロキノリニル、テトラヒドロチエノ[2,3-c]ピリジニル、テトラヒドロベンズアゼピニル);かつ
Zaが水素原子である化合物。
[化合物D]
環Aが、ハロゲン原子、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル、置換基(好ましくはハロゲン原子、ヒドロキシ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボニルなど)を有していてもよいC6−14アリール、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルチオ、アミノ、モノ−もしくはジ−C1−6アルキルアミノ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボキサミド、カルバモイル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボニル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−スルホニル、5ないし7員の非芳香族複素環基(好ましくは1−ピロリジニル)、C1−6アルコキシ−C1−6アルコキシなどから選ばれる1ないし3個の置換基をそれぞれ有していてもよいC6−14芳香族炭化水素または5または6員芳香族複素環(好ましくはベンゼン);
BがC1−6アルキレン(好ましくは−CH2−、−(CH2)2−;さらに好ましくは−CH2−);
YがC1−6アルキレン(好ましくは−CH2−)または−alka−CO−alkb− (記号は前記と同意義を示す)(好ましくは−CO−);
Yaが結合手;
R1およびR2が同一または異なって水素原子、C1−6アルキルまたはC3−8シクロアルキル(好ましくはC1−6アルキル);
R3が水素原子またはC1−6アルキル;
R4およびR5の一方が水素原子であり、他方がC1−6アルキル(好ましくはメチル);
R6が3−インドリル;
Zが4位にヒドロキシ、ハロゲン化されていてもよいC3−6シクロアルキル(好ましくはシクロヘキシル)および式:−Yd−Ar [Ydは、好ましくは結合手、C1−6アルキレン、−O−、−S−、−CO−、−SO2−を;Arは、好ましくはハロゲン原子、ニトロ、シアノ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルチオ、ヒドロキシ、アミノ、モノ−もしくはジ−C1−6アルキルアミノ、ホルミル、カルボキシ、カルバモイル、チオカルバモイル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボニル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルスルホニル、スルファモイルなどから選ばれる1ないし3個の置換基をそれぞれ有していてもよい、C6−14アリール(好ましくはフェニル)または5または6員芳香族複素環基(例、テトラゾリル、チアゾリル、オキサゾリル)[好ましくはC6−14アリール(好ましくはフェニル)]を示す]で示される基から選ばれる1または2個の置換基をそれぞれ有する1−ピペリジニルまたは1−ピペラジニル;かつ
Zaが水素原子である化合物。
[化合物E]
環Aが、ハロゲン原子、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル、置換基(好ましくはハロゲン原子、ヒドロキシ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボニルなど)を有していてもよいC6−14アリール、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルチオ、アミノ、モノ−もしくはジ−C1−6アルキルアミノ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボキサミド、カルバモイル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボニル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−スルホニル、5ないし7員の非芳香族複素環基(好ましくは1−ピロリジニル)、C1−6アルコキシ−C1−6アルコキシなどから選ばれる1ないし3個の置換基をそれぞれ有していてもよいC6−14芳香族炭化水素または5または6員芳香族複素環(好ましくはベンゼン);
BがC1−6アルキレン(好ましくは−CH2−、−(CH2)2−;さらに好ましくは−CH2−);
YがC1−6アルキレン(好ましくは−CH2−)または−alka−CO−alkb− (記号は前記と同意義を示す)(好ましくは−CO−);
Yaが結合手であり;
R1が環Aと結合して隣接する窒素原子およびBとともに5ないし7員含窒素複素環(好ましくはピペリジン、ピロリジン、アゼパン)を形成し;
R2が水素原子、C1−6アルキルまたはC3−8シクロアルキル(好ましくはC1−6アルキル);
R3が水素原子またはC1−6アルキル;
R4およびR5の一方が水素原子であり、他方がC1−6アルキル(好ましくはメチル);
R6が3−インドリル;
Zが4位にヒドロキシ、ハロゲン化されていてもよいC3−6シクロアルキル(好ましくはシクロヘキシル)および式:−Yd−Ar [Ydは、好ましくは結合手、C1−6アルキレン、−O−、−S−、−CO−、−SO2−を;Arは、好ましくはハロゲン原子、ニトロ、シアノ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル、ハロゲン化されていてもよい
1−6アルコキシ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルチオ、ヒドロキシ、アミノ、モノ−もしくはジ−C1−6アルキルアミノ、ホルミル、カルボキシ、カルバモイル、チオカルバモイル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボニル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルスルホニル、スルファモイルなどから選ばれる1ないし3個の置換基をそれぞれ有していてもよい、C6−14アリール(好ましくはフェニル)または5または6員芳香族複素環基(例、テトラゾリル、チアゾリル、オキサゾリル)[好ましくはC6−14アリール(好ましくはフェニル)]を示す]で示される基から選ばれる1または2個の置換基をそれぞれ有する1−ピペリジニルまたは1−ピペラジニル;かつ
Zaが水素原子である化合物。
[化合物F]
環Aが、ハロゲン原子、ニトロ、シアノ、ヒドロキシ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル、置換基(好ましくはハロゲン原子、ヒドロキシ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボニルなど)を有していてもよいC6−14アリール、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルチオ、アミノ、モノ−もしくはジ−C1−6アルキルアミノ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボキサミド、カルバモイル、モノ−もしくはジ−C1−6アルキル−カルバモイル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボニル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−スルホニル、5ないし7員の非芳香族複素環基(好ましくは1−ピロリジニル)、C1−6アルコキシ−C1−6アルコキシ、5ないし6員複素環カルボニル(好ましくはピロリジン−1−イルカルボニル)、カルボキシ、C1−6アルコキシ−カルボニル、置換基(好ましくはハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルなど)を有していてもよい5ないし7員の芳香族複素環基(好ましくはチエニル、フリル、ピラゾリル)、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルスルフィニル、C3−8シクロアルキル−C1−6アルコキシなどから選ばれる1ないし3個の置換基をそれぞれ有していてもよいC6−14芳香族炭化水素または5または6員芳香族複素環(好ましくはベンゼンまたはチアゾール;さらに好ましくはベンゼン);
BがC1−6アルキレン(好ましくは−CH2−、−(CH2)2−;さらに好ましくは−CH2−);
YがC1−6アルキレン、−alka−CO−alkb−または−alkc−CO−alkd−O−alke− (記号は前記と同意義を示す)(好ましくは−CH2−、−CO−、−CO−CH2−CH2−、−CO−CH2−O−など;さらに好ましくは−CO−);
Yaが結合手;
R1およびR2が同一または異なって水素原子、C1−6アルキルまたはC3−8シクロアルキル(好ましくはC1−6アルキル);
R3が水素原子またはC1−6アルキル;
R4およびR5の一方が水素原子であり、他方がC1−6アルキル(好ましくはメチル);
R6が3−インドリル;
Zが4位に(1)ヒドロキシ、(2)式:−Yd−Ar [Ydは、好ましくは結合手、C1−6アルキレン、−O−、−S−、−CO−、−SO2−、−CONH−を;Arは、好ましくはハロゲン原子、ニトロ、シアノ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルチオ、ヒドロキシ、アミノ、モノ−もしくはジ−C1−6アルキルアミノ、ホルミル、カルボキシ、カルバモイル、チオカルバモイル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボニル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルスルホニル、スルファモイル、ヒドロキシ−C1−6アルキルなどから選ばれる1ないし3個の置換基をそれぞれ有していてもよい、C6−14アリール(好ましくはフェニル)または5または6員芳香族複素環基(例、テトラゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、フリル、チエニル、ピリジル)[好ましくはC6−14アリール(好ましくはフェニル)]を示す]で示される基、および(3)式:−Yd
−Ara [Ydは、好ましくは結合手、C1−6アルキレン、−O−、−S−、−CO−、−SO2−、−CONH−を;Araは、好ましくはハロゲン原子、ニトロ、シアノ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルチオ、ヒドロキシ、アミノ、モノ−もしくはジ−C1−6アルキルアミノ、ホルミル、カルボキシ、カルバモイル、チオカルバモイル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル−カルボニル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルスルホニル、スルファモイル、ヒドロキシ−C1−6アルキルなどから選ばれる1ないし3個の置換基をそれぞれ有していてもよい、フェニル基、C3−8シクロアルキル基(好ましくはシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル)または5または6員単環式芳香族複素環基(好ましくはテトラゾリル、チアゾリル、オキサゾリル、フリル、チエニル、ピリジル)[好ましくはフェニル基]を示す]で示される基から選ばれる1または2個の置換基をそれぞれ有する1−ピペリジニル(オキソピペリジン−1−イルおよびジオキソピペリジン−1−イルを含む)または1−ピペラジニル(オキソピペラジン−1−イルおよびジオキソピペラジン−1−イルを含む);かつ
Zaが水素原子である化合物。
[化合物G]
N-((1R,2S)-1-(((5-((ジメチルアミノ)メチル)-2-((メチルアミノ)カルボニル)フェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-(2-メチルフェニル)-1-ピペリジンカルボキサミド (実施例193);
N-((1R,2S)-1-(((2-((ジメチルアミノ)カルボニル)-5-((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-(4-フルオロフェニル)-1-ピペリジンカルボキサミド (実施例203);
N-((1R,2S)-1-(((5-((ジメチルアミノ)メチル)-2-メトキシフェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-(4-フルオロ-2-メチルフェニル)-3-オキソ-1-ピペラジンカルボキサミド (実施例179);
N-((1R,2S)-1-(((5-((ジメチルアミノ)メチル)-2-メトキシフェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-(2-メチルフェニル)-1-ピペラジンカルボキサミド (実施例75);
N-((1R,2S)-1-(((5-((ジメチルアミノ)メチル)-2-エトキシフェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-(4-フルオロフェニル)-1-ピペラジンカルボキサミド (実施例67);または
N-((1R,2S)-1-(((5-((ジメチルアミノ)メチル)-2-エトキシフェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-フェニル-1-ピペリジンカルボキサミド (実施例54)。
化合物(I)が塩である場合、該塩の具体例としては、無機塩基との塩、アンモニウム塩、有機塩基との塩、無機酸との塩、有機酸との塩、塩基性または酸性アミノ酸との塩などが挙げられる。
無機塩基との塩の好適な例としては、ナトリウム塩、カリウム塩などのアルカリ金属塩;カルシウム塩、マグネシウム塩、バリウム塩などのアルカリ土類金属塩;アルミニウム塩などが挙げられる。
有機塩基との塩の好適な例としては、トリメチルアミン、トリエチルアミン、ピリジン、ピコリン、エタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ジシクロヘキシルアミン、N,N’−ジベンジルエチレンジアミンなどとの塩が挙げられる。
無機酸との塩の好適な例としては、塩酸、臭化水素酸、硝酸、硫酸、リン酸などとの塩が挙げられる。
有機酸との塩の好適な例としては、ギ酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、フマール酸、シュウ酸、酒石酸、マレイン酸、クエン酸、コハク酸、リンゴ酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸などとの塩が挙げられる。
塩基性アミノ酸との塩の好適な例としては、アルギニン、リジン、オルニチンなどとの塩が挙げられる。
酸性アミノ酸との塩の好適な例としては、アスパラギン酸、グルタミン酸などとの塩が挙げられる。
このうち、薬学的に許容し得る塩が好ましい。
例えば、化合物(I)が酸性官能基を有する場合、化合物(I)はアルカリ金属塩(例、ナトリウム塩、カリウム塩など)、アルカリ土類金属塩(例、カルシウム塩、マグネシウム塩、バリウム塩など)などの無機塩、アンモニウム塩などであってよい。また、化合物(I)が塩基性官能基を有する場合、化合物(I)は塩酸塩、硫酸塩、リン酸塩、臭化水素酸塩などの無機塩;または、酢酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、コハク酸塩、メタンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩などの有機塩であってよい。
化合物(I)のプロドラッグとは、生体内における生理条件下で酵素や胃酸等による反応により化合物(I)に変換する化合物、すなわち酵素的に酸化、還元、加水分解等を起こして化合物(I)に変化する化合物、胃酸等により加水分解などを起こして化合物(I)に変化する化合物をいう。
化合物(I)のプロドラッグとしては、例えば化合物(I)のアミノ基がアシル化、アルキル化、りん酸化された化合物(例、化合物(I)のアミノ基がエイコサノイル化、アラニル化、ペンチルアミノカルボニル化、(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メトキシカルボニル化、テトラヒドロフラニル化、ピロリジルメチル化、ピバロイルオキシメチル化、tert−ブチル化された化合物など);
化合物(I)の水酸基がアシル化、アルキル化、りん酸化、ほう酸化された化合物(例、化合物(I)の水酸基がアセチル化、パルミトイル化、プロパノイル化、ピバロイル化、サクシニル化、フマリル化、アラニル化、ジメチルアミノメチルカルボニル化された化合物など);
化合物(I)のカルボキシル基がエステル化またはアミド化された化合物(例、化合物(I)のカルボキシル基がエチルエステル化、フェニルエステル化、カルボキシメチルエステル化、ジメチルアミノメチルエステル化、ピバロイルオキシメチルエステル化、エトキシカルボニルオキシエチルエステル化、フタリジルエステル化、(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチルエステル化、シクロヘキシルオキシカルボニルエチルエステル化、メチルアミド化された化合物など);等が挙げられる。これらのプロドラッグは自体公知の方法によって化合物(I)から製造することができる。
また、化合物(I)のプロドラッグは、広川書店1990年刊「医薬品の開発」第7巻分子設計163頁から198頁に記載されているような、生理的条件で化合物(I)に変化するものであってもよい。
以下に、化合物(I)の製造法について詳述する。
化合物(I)は、自体公知の方法、例えば以下のスキーム1または2で示される方法、あるいはこれらに準ずる方法にしたがって製造することができる。
以下のスキーム中に記載されている化合物は、塩を形成していてもよく、このような塩としては、例えば化合物(I)における塩と同様のものなどが挙げられる。
本明細書中、「室温」は、通常0ないし30℃を示す。
下記の各反応、例えばアルキル化反応、加水分解反応、アミノ化反応、エステル化反応、アミド化反応、エーテル化反応、酸化反応、還元反応、ウレア化反応などは、自体公知の方法、例えば、オーガニック・ファンクショナル・グループ・プレパレーションズ(Organic Functional Group Preparations)第2版、アカデミックプレス社(ACADEMIC PRESS,INC.)1989年刊;コンプリヘンシブ・オーガニック・トランスフォーメーションズ(Comprehensive Organic Transformations)VCH Publishers Inc.,1989年刊等に記載の方法、あるいはこれに準ずる方法にしたがって行われる。
[スキーム1]
Figure 2004300133
[式中、Rはカルボキシル基の保護基を、L1およびL4は同一または異なって脱離基を、その他の記号は前記と同意義を示す]
Rで示されるカルボキシル基の保護基としては、例えば、C1−6アルキル(例、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、tert−ブチルなど)、C7−11アラルキル(例、ベンジルなど)、フェニル、トリチル、シリル(例、トリメチルシリル、トリエチルシリル、ジメチルフェニルシリル、tert−ブチルジメチルシリル、tert−ブチルジエチルシリルなど)、C2−6アルケニル(例、1−アリルなど)などが挙げられる。これらの基は、1ないし3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)、C1−6アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシなど)またはニトロなどで置換されていてもよい。カルボキシル基の保護基は、好ましくはメチル、エチルなどである。
1またはL4で示される「脱離基」としては、例えば、(1)ハロゲン原子(例、塩素、臭素、ヨウ素など)、(2)ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルスルホニルオキシ(例、メタンスルホニルオキシ、エタンスルホニルオキシ、トリフルオロメタンスルホニルオキシなど)、(3)置換基を有していてもよいC6−10アリールスルホニルオキシ、(4)ヒドロキシ、(5)スクシンイミドオキシなどが挙げられる。
該「置換基を有していてもよいC6−10アリールスルホニルオキシ」における「置換
基」としては、例えばハロゲン原子、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシなどが挙げられる。置換基の数は、例えば1〜3個である。
「置換基を有していてもよいC6−10アリールスルホニルオキシ」の具体例としては、ベンゼンスルホニルオキシ、p−トルエンスルホニルオキシ、1−ナフタレンスルホニルオキシ、2−ナフタレンスルホニルオキシなどが挙げられる。
以下、スキーム1における各工程について詳述する。
工程1(式:−Y−Z(各記号は前記と同意義を示す)で表される基の導入)
本工程では、化合物(II)と化合物(III)またはその反応性誘導体とを反応させることによって、化合物(IV)を製造する。
化合物(III)のYにおいて、脱離基L1に隣接する官能基がCO、SOまたはSO2である場合、本工程は、アミド化反応によって行われる。
該「アミド化反応」としては、例えば下記のi)脱水縮合剤を用いる方法、ii)カルボキシの反応性誘導体を用いる方法などが挙げられる。
i)脱水縮合剤を用いる方法
化合物(II)、約1〜5当量の化合物(III)、および約1〜2当量の脱水縮合剤を、不活性溶媒中で反応させる。
該「脱水縮合剤」としては、例えば、ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド 塩酸塩(WSC)などが挙げられる。なかでも、WSCが好ましい。
「不活性溶媒」としては、例えば、ニトリル系溶媒、アミド系溶媒、ハロゲン化炭化水素系溶媒、エーテル系溶媒などが挙げられる。これらは二種以上を適宜の割合で混合して用いてもよい。なかでも、アセトニトリル、DMF、ジクロロメタン、THFなどが好ましい。
反応温度は、通常約−20℃〜約50℃、好ましくは室温である。
反応時間は、通常約10時間〜約24時間である。
本反応は、必要に応じ、約1〜1.5当量の1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(HOBt)または1−ヒドロキシ−7−アザベンゾトリアゾール(HOAt)の存在下に行ってもよい。
また、本反応は、必要に応じ、約1〜5当量の塩基の存在下に行ってもよい。
該「塩基」としては、1)例えば、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の水素化物(例、水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウム、水素化カルシウムなど)、アルカリ金属またはアルカリ土類金属のアミド類(例、リチウムアミド、ナトリウムアミド、リチウムジイソプロピルアミド、リチウムジシクロヘキシルアミド、リチウムヘキサメチルジシラジド、ナトリウムヘキサメチルジシラジド、カリウムヘキサメチルジシラジドなど)、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の低級アルコキシド(例、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウム tert−ブトキシドなど)などの強塩基;
2)例えば、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物(例、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、水酸化バリウムなど)、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の炭酸塩(例、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウムなど)、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の炭酸水素塩(例、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウムなど)などの無機塩基;および
3)例えば、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリン、ジメチルアミノピリジン、DBU(1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕ウンデス−7−エン)、DBN(1,5−ジアザビシクロ〔4.3.0〕ノン−5−エン)などのアミン類、例えばピリジン、イミダゾール、2,6−ルチジンなどの塩基性複素環化合物などの有機塩基などが挙げられる。なかでも、トリエチルアミン、4−ジメチルアミノピリジンなどが好ましい。
ii)カルボキシの反応性誘導体を用いる方法
化合物(III)の反応性誘導体と約1〜5当量(好ましくは1〜3当量)の化合物(II)とを、不活性溶媒中で反応させる。
「化合物(III)の反応性誘導体」における反応性誘導体としては、例えば酸ハライド(例、酸クロリド、酸ブロミドなど)、混合酸無水物(例、C1−6アルキル−カルボン酸、C6−10アリール−カルボン酸またはC1−6アルキル炭酸との無水物など)、活性エステル(例、置換基を有していてもよいフェノール、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール、1−ヒドロキシ−7−アザベンゾトリアゾール、1−ヒドロキシ−5−ノルボルネン−2,3−ジカルボキシイミド、N−ヒドロキシスクシンイミドとのエステルなど)が挙げられる。
該「置換基を有していてもよいフェノール」における「置換基」としては、例えばハロゲン原子、ニトロ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシなどが挙げられる。置換基の数は、例えば1ないし5個である。「置換基を有していてもよいフェノール」の具体例としては、フェノール、ペンタクロロフェノール、ペンタフルオロフェノール、p−ニトロフェノールなどが挙げられる。反応性誘導体は、好ましくは酸ハライドである。
「不活性溶媒」としては、例えば、エーテル系溶媒、ハロゲン化炭化水素系溶媒、芳香族系溶媒、ニトリル系溶媒、アミド系溶媒、ケトン系溶媒、スルホキシド系溶媒、水、エステル系溶媒などが挙げられる。これらは、二種以上を適宜の割合で混合して用いてもよい。なかでもテトラヒドロフラン(THF)、アセトニトリル、ジクロロメタン、クロロホルム、酢酸エチルなどが好ましい。
反応温度は、通常約−20℃〜50℃、好ましくは室温である。
反応時間は、通常約5分間〜40時間、好ましくは約1〜5時間である。
本反応は、必要に応じ、約1〜10当量、好ましくは約1〜3当量の塩基の存在下に行ってもよい。
該「塩基」としては、前記「脱水縮合剤を用いる方法」において例示したものが用いられる。なかでも、水素化ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、トリエチルアミン、ピリジンなどが好ましい。
また、本反応は、必要に応じ、約0.1〜1当量、好ましくは約0.1〜0.5当量の相関移動触媒の存在下に行ってもよい。
該「相関移動触媒」としては、例えば硫酸水素テトラブチルアンモニウム、塩化ベンジルトリエチルアンモニウムなどの四級アンモニウム塩が挙げられる。なかでも硫酸水素テトラブチルアンモニウムが好ましい。
また、化合物(III)のYにおいて、脱離基L1に隣接する官能基がCONR7(R7は前記と同意義)またはCOOである場合、本工程は、ウレア化反応およびカルバモイル化反応によって行われる。
該ウレア化反応およびカルバモイル化反応は、例えば化合物(II)と、式: L2−CO−L3 (VIII) [式中、L2およびL3は脱離基を示す]で表される化合物1ないし2当量とを、不活性溶媒中、室温で約0.5〜5時間反応させた後、得られる化合物と、式: H−Yb−Yc−Z (IX) [式中、YbはNR7(R7は前記と同意義)または酸素原子を、Ycは主鎖の原子数1ないし5のスペーサーを、Zは前記と同意義を示す]で表される化合物1ないし2当量とを、不活性溶媒中、室温で約0.5〜24時間反応させることによって行われる。
2およびL3で示される「脱離基」としては、前記L1として例示したものが挙げられる。なかでも、塩素またはスクシンイミドオキシが好ましく、とりわけスクシンイミドオキシが好ましい。
Ycで示される「主鎖の原子数1ないし5のスペーサー」としては、前記Yとして例示した「主鎖の原子数1ないし6のスペーサー」のうち、主鎖の原子数が1ないし5である
ものが挙げられる。
前記「不活性溶媒」としては、例えば、ニトリル系溶媒、エーテル系溶媒、ハロゲン化炭化水素系溶媒などが挙げられる。これらは、二種以上を適宜の割合で混合して用いてもよい。なかでもアセトニトリル、THF、ジクロロメタンなどが好ましい。
本反応は、必要に応じ、約1〜5当量の塩基(例、N−エチルジイソプロピルアミンなど)の存在下に行ってもよい。
また、化合物(III)のYにおいて、脱離基L1に隣接する官能基が非カルボニル炭素原子である場合、本工程は、アルキル化反応によって行われる。
該アルキル化反応は、例えば化合物(II)と、約1〜5当量(好ましくは約1〜2当量)の化合物(III)とを、塩基の存在下、不活性溶媒中で反応させることによって行われる。
「塩基」としては、前記工程1において例示したものが用いられる。なかでも、炭酸カリウム、水素化ナトリウム、水酸化カリウムなどが好ましい。塩基の使用量は、例えば化合物(II)に対して、約1〜5当量である。
「不活性溶媒」としては、例えば、アルコール系溶媒、エーテル系溶媒、ハロゲン化炭化水素系溶媒、芳香族系溶媒、ニトリル系溶媒、アミド系溶媒、ケトン系溶媒、スルホキシド系溶媒、水などが挙げられる。これらは、二種以上を適宜の割合で混合して用いてもよい。なかでもアセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)、アセトン、エタノール、ピリジン、水などが好ましい。
反応温度は、通常−20℃〜100℃、好ましくは室温〜80℃である。
反応時間は、通常0.5時間〜1日である。
さらに、化合物(III)のYにおいて、脱離基L1に隣接する官能基がメチレン基である場合、本工程は、化合物(II)と式: OHC−Yc−Z (X) [式中の記号は前記と同意義を示す]で表される化合物とを還元的アルキル化反応に付すことによっても行うことができる。
該還元的アルキル化反応は、自体公知の方法、例えば、化合物(II)と約1〜5当量(好ましくは1〜2当量)の化合物(X)とを金属水素化物の存在下、不活性溶媒中で反応させることによって行われる。
該「金属水素化物」としては、例えば、水素化アルミニウム、水素化アルミニウムリチウム、水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホウ素リチウム、シアノ水素化ホウ素ナトリウム、シアノ水素化ホウ素リチウム、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム、ボラン錯体(例、ボラン−THF錯塩、カテコールボランなど)、ジブチルアルミニウムヒドリドなどが挙げられる。これら金属水素化物は、ルイス酸(例、塩化アルミニウム、四塩化チタン、塩化コバルトなど)またはオキシ塩化リンと適宜の割合で混合して用いてもよい。金属水素化物は、好ましくはシアノ水素化ホウ素ナトリウム、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウムなどである。
金属水素化物の使用量は、例えば化合物(II)に対して、通常約1〜5当量である。
「不活性溶媒」としては、例えば、アルコール系溶媒(好ましくはエタノール)、エーテル系溶媒(好ましくはTHF)、ニトリル系溶媒(好ましくはアセトニトリル)、酢酸などが挙げられる。これらは、二種以上を適宜の割合で混合して用いてもよい。
化合物(X)の使用量は、例えば化合物(II)に対して、約1〜5当量、好ましくは1〜2当量である。
反応温度は、用いる金属水素化物の種類により異なるが、通常、約−70℃〜100℃、好ましくは室温〜80℃である。
反応時間は、通常約0.1時間〜48時間である。
前記した化合物(II)、化合物(III)、化合物(VIII)、化合物(IX)および化合物(X)は、自体公知の方法にしたがって製造することができる。例えば、化合物(II)は
、例えばテトラへドロン レターズ、39、3445(1998);テトラへドロン レターズ、39、8729(1998)などに記載の方法、あるいはこれに準ずる方法などにしたがって製造することができる。
工程2(脱保護反応)
本工程では、化合物(IV)を脱保護反応に付すことにより、化合物(V)を製造する。本反応は、カルボキシル基の保護基であるRの種類により、自体公知の方法にしたがって行われる。
このようにして得られる化合物(V)のうち、ZがZb (Zbは式:−Yd−Ara
(YdおよびAraは前記と同意義を示す)で示される基でそれぞれ置換されたピペリジニルまたはピペラジニルを示す)である化合物は新規化合物である。
工程3(アミド化反応)
本工程では、化合物(V)と化合物(VI)とを反応させることにより、化合物(Ia)を製造する。
本反応は、前記工程1におけるアミド化反応と同様にして行われる。
前記した化合物(VI)は、自体公知の方法にしたがって製造することができる。
工程4(式:−Ya−Za(各記号は前記と同意義を示す)で表される基の導入)
本工程では、化合物(Ia)と化合物(VII)とを反応させることによって、化合物(I)を製造する。
本反応は、前記工程1と同様にして行われる。
前記した化合物(VII)は、自体公知の方法にしたがって製造することができる。
[スキーム2]
Figure 2004300133
[式中、Gはアミノ基の保護基を、その他の記号は前記と同意義を示す]
Gで示されるアミノ基の保護基としては、例えば、ホルミル、C1−6アルキル−カルボニル(例、アセチル、プロピオニルなど)、C1−6アルコキシ−カルボニル(例、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニルなど)、ベンゾイル、C7−10アラルキル−カルボニル(例、ベンジルカルボニルなど)、C7−14
アラルキルオキシ−カルボニル(例、ベンジルオキシカルボニル、9−フルオレニルメトキシカルボニルなど)、トリチル、フタロイル、N,N−ジメチルアミノメチレン、シリル(例、トリメチルシリル、トリエチルシリル、ジメチルフェニルシリル、tert−ブチルジメチルシリル、tert−ブチルジエチルシリルなど)、C2−6アルケニル(例、1−アリルなど)などが挙げられる。これらの基は、1ないし3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)、C1−6アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシなど)またはニトロなどで置換されていてもよい。アミノ基の保護基は、好ましくはトリフルオロアセチル、tert−ブトキシカルボニル、9−フルオレニルメトキシカルボニルなどである。
工程1(アミド化反応)
本工程では、化合物(XI)と化合物(XII)とを反応させることによって、化合物(XIII)を製造する。
本反応は、前記スキーム1の工程1におけるアミド化反応と同様にして行われる。
工程2(脱保護反応)
本工程では、化合物(XIII)を脱保護反応に付すことにより、化合物(Ib)を製造する。本反応は、アミノ基の保護基であるGの種類により、自体公知の方法にしたがって行われる。
工程3(R1およびR2の導入)
本工程では、化合物(Ib)をアルキル化反応に付すことによって、化合物(I)を製造する。
本反応は、前記スキーム1の工程1におけるアルキル化反応または還元アルキル化反応と同様にして行われる。
R1およびR2の導入は同一の反応により行っても、またそれぞれ異なる反応を用いて行ってもよい。
前記した化合物(XII)は、自体公知の方法にしたがって製造することができる。
前記した化合物(XI)は、例えば以下のスキーム3で示される方法にしたがって製造することができる。
[スキーム3]
Figure 2004300133
[式中の記号は前記と同意義を示す]
工程1(式:−Ya−Za(各記号は前記と同意義を示す)で表される基の導入)
本工程では、化合物(IV)と化合物(VII)とを反応させることによって、化合物(XIV)を製造する。
本反応は前記スキーム1の工程1と同様にして行われる。
工程2(脱保護反応)
本工程では、化合物(XIV)を脱保護反応に付すことにより、化合物(XI)を製造する
。本反応は、カルボキシル基の保護基であるRの種類により、自体公知の方法にしたがって行われる。
かくして得られた化合物(I)において、分子内の官能基は、自体公知の化学反応を組み合わせることにより目的の官能基に変換することもできる。該化学反応の例としては、酸化反応、還元反応、アルキル化反応、加水分解反応、アミノ化反応、エステル化反応、アリールカップリング反応、脱保護反応などが挙げられる。
前記「アルコール系溶媒」としては、例えば、メタノール、エタノール、イソプロパノール、tert−ブタノールなどが挙げられる。
前記「エーテル系溶媒」としては、例えば、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン(THF)、1,4−ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどが挙げられる。
前記「ハロゲン化炭化水素系溶媒」としては、例えば、ジクロロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン、四塩化炭素などが挙げられる。
前記「芳香族系溶媒」としては、例えば、ベンゼン、トルエン、キシレン、ピリジンなどが挙げられる。
前記「アミド系溶媒」としては、例えば、N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドンなどが挙げられる。
前記「ケトン系溶媒」としては、例えば、アセトン、メチルエチルケトンなどが挙げられる。
前記「スルホキシド系溶媒」としては、例えば、ジメチルスルホキシド(DMSO)などが挙げられる。
前記「ニトリル系溶媒」としては、例えば、アセトニトリル、プロピオニトリルなどが挙げられる。
前記「エステル系溶媒」としては、例えば、酢酸エチルなどが挙げられる。
前記の各反応において、原料化合物が置換基としてアミノ基、カルボキシル基、ヒドロキシ基、カルボニル基を有する場合、これらの基にペプチド化学などで一般的に用いられるような保護基が導入されていてもよく、反応後に必要に応じて保護基を除去することにより目的化合物を得ることができる。
アミノ基の保護基としては、前記Gとして例示したものが挙げられる。
カルボキシル基の保護基としては、前記Rとして例示したものが挙げられる。
ヒドロキシ基の保護基としては、例えば、C1−6アルキル(例、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、tert−ブチルなど)、フェニル、トリチル、C7−10アラルキル(例、ベンジルなど)、ホルミル、C1−6アルキル−カルボニル(例、アセチル、プロピオニルなど)、ベンゾイル、C7−10アラルキル−カルボニル(例、ベンジルカルボニルなど)、2−テトラヒドロピラニル、2−テトラヒドロフラニル、シリル(例、トリメチルシリル、トリエチルシリル、ジメチルフェニルシリル、tert−ブチルジメチルシリル、tert−ブチルジエチルシリルなど)、C2−6アルケニル(例、1−アリルなど)などが挙げられる。これらの基は、1ないし3個のハロゲン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)、C1−6アルキル(例、メチル、エチル、プロピルなど)、C1−6アルコキシ(例、メトキシ、エトキシ、プロポキシなど)またはニトロなどで置換されていてもよい。
カルボニル基の保護基としては、例えば、環状アセタール(例、1,3−ジオキサンなど)、非環状アセタール(例、ジ−C1−6アルキルアセタールなど)などが挙げられる。
また、これらの保護基の除去方法は、自体公知の方法、例えば、プロテクティブ グループス イン オーガニック シンセシス(Protective Groups in Organic Synthesis),John Wiley and Sons 刊(1980)に記載の方法などに準じて行えばよい。例えば、
酸、塩基、紫外光、ヒドラジン、フェニルヒドラジン、N−メチルジチオカルバミン酸ナトリウム、テトラブチルアンモニウムフルオリド、酢酸パラジウム、トリアルキルシリルハライド(例、トリメチルシリルヨージド、トリメチルシリルブロミドなど)などを使用する方法、還元法などが用いられる。
化合物(I)は、公知の手段、例えば、溶媒抽出、液性変換、転溶、晶出、再結晶、クロマトグラフィーなどによって単離精製することができる。
また、化合物(I)の原料化合物(前記スキーム1、2に記載の各種化合物)は、前記と同様の公知の手段などによって単離精製することができるが、単離することなくそのまま反応混合物として次の工程の原料として供されてもよい。
また、化合物(I)は、水和物でも非水和物であってもよい。
化合物(I)が、光学異性体、立体異性体、位置異性体、回転異性体を含有する場合には、これらも化合物(I)として含有されるとともに、自体公知の合成手法、分離手法によりそれぞれを単品として得ることができる。例えば、化合物(I)に光学異性体が存在する場合には、該化合物から分割された光学異性体も化合物(I)に包含される。
光学異性体は自体公知の方法により製造することができる。具体的には、光学活性な合成中間体を用いる、または、最終物のラセミ体を常法に従って光学分割することにより光学異性体を得る。
光学分割法としては、自体公知の方法、例えば、分別再結晶法、キラルカラム法、ジアステレオマー法等が用いられる。
1)分別再結晶法
ラセミ体と光学活性な化合物(例えば、(+)−マンデル酸、(−)−マンデル酸、(+)−酒石酸、(−)−酒石酸、(+)−1−フェネチルアミン、(−)−1−フェネチルアミン、シンコニン、(−)−シンコニジン、ブルシンなど)と塩を形成させ、これを分別再結晶法によって分離し、所望により、中和工程を経てフリーの光学異性体を得る方法。
2)キラルカラム法
ラセミ体またはその塩を光学異性体分離用カラム(キラルカラム)にかけて分離する方法。例えば液体クロマトグラフィの場合、ENANTIO−OVM(トーソー社製)あるいは、ダイセル社製 CHIRALシリーズなどのキラルカラムに光学異性体の混合物を添加し、水、種々の緩衝液(例、リン酸緩衝液)、有機溶媒(例、エタノール、メタノール、イソプロパノール、アセトニトリル、トリフルオロ酢酸、ジエチルアミンなど)を単独あるいは混合した溶液として展開させることにより、光学異性体を分離する。また、例えばガスクロマトグラフィーの場合、CP−Chirasil−DeX CB(ジーエルサイエンス社製)などのキラルカラムを使用して分離する。
3)ジアステレオマー法
ラセミ体の混合物を光学活性な試薬と化学反応によってジアステレオマーの混合物とし、これを通常の分離手段(例えば、分別再結晶、クロマトグラフィー法等)などを経て単一物質とした後、加水分解反応などの化学的な処理により光学活性な試薬部位を切り離すことにより光学異性体を得る方法。例えば、化合物(I)が分子内にヒドロキシまたは1,2級アミノを有する場合、該化合物と光学活性な有機酸(例えば、MTPA〔α−メトキシ−α−(トリフルオロメチル)フェニル酢酸〕、(−)−メントキシ酢酸等)などとを縮合反応に付すことにより、それぞれエステル体またはアミド体のジアステレオマーが得られる。一方、化合物(I)がカルボン酸基を有する場合、該化合物と光学活性アミンまたはアルコール試薬とを縮合反応に付すことにより、それぞれアミド体またはエステル体のジアステレオマーが得られる。分離されたジアステレオマーは、酸加水分解あるいは塩基性加水分解反応に付すことにより、元の化合物の光学異性体に変換される。
化合物(I)は、3位に置換基:R4、R5およびR6を有するプロパノイル基における2位
および3位に光学活性中心を有し、該光学活性中心においてそれぞれ(R)体と(S)体とが存在する。このうち、(2R,3S)体が好ましい。
化合物(I)またはそのプロドラッグ[本明細書中、本発明化合物と略記することがある]は、優れたソマトスタチン受容体結合阻害作用(すなわち、ソマトスタチンのソマトスタチン受容体への結合を阻害する作用;具体的にはソマトスタチン受容体作動作用および拮抗作用)を有する。ここで、ソマトスタチン受容体としては、ソマトスタチンサブタイプ1、2、3、4、5などが挙げられる。とりわけ、本発明化合物は、選択的なソマトスタチンサブタイプ2受容体(SSTR2)結合阻害作用、なかでもソマトスタチンサブタイプ2受容体作動作用を有する。
すなわち、本発明化合物は、ソマトスタチンが関与する様々な細胞内情報伝達系を介して作用する。該「細胞内情報伝達系」としては、例えばアデニレートシクラーゼ、Kチャンネル、Ca2+チャンネル、蛋白質脱リン酸化、ホスホリパーゼC/イノシトール3−リン酸産生系、MAPキナーゼ、Na/H交換系、ホスホリパーゼA2、NF−κBなどの転写因子が関与する細胞内情報伝達系などが挙げられる。また、本発明化合物は、ソマトスタチンが関与する直接的または間接的な細胞増殖抑制作用またはアポトーシス作用も調節する。
さらに、本発明化合物は、毒性も低く、哺乳動物(例、ヒト、ウシ、ウマ、イヌ、ネコ、サル、マウス、ラットなど、特にヒト)の各ソマトスタチン受容体に作用する(例えば、拮抗作用あるいは作動作用)ことにより、様々なホルモン、増殖因子、生理活性物質などの産生および(または)分泌を亢進あるいは抑制する。
該「ホルモン」としては、例えば、成長ホルモン(GH)、成長ホルモン遊離ホルモン(GHRH)、グレリン、甲状腺刺激ホルモン(TSH)、プロラクチン、インスリン、グルカゴンなどが挙げられる。該「増殖因子」としては、例えば、インスリンライクグロースファクター1(IGF−1)および 血管内皮増殖因子(VEGF)などが挙げられる。該「生理活性物質」としては、例えば、バソアクティブインテスティナルポリペプチド(VIP);ガストリン;グルカゴン様ペプチド−1(GLP-1);グルコースディペンデントインスリノトロピックポリペプチド(GIP);アミリン;サブスタンス−P;CCK(コレシストキニン);アミラーゼ;インターロイキン−6(IL−6)、インターロイキン−1(IL−1)などのインターロイキン類;TNF−αなどのサイトカイン;カージオトロピンなどが挙げられる。
したがって、本発明化合物は、安全であり、前記細胞内情報伝達系の異常(例、過度の亢進または抑制を伴う疾患など)、細胞増殖制御の異常を伴う疾患、ホルモン、増殖因子、生理活性物質などの産生および(または)分泌の異常を伴う疾患、成長および免疫、胃腸、代謝機能などの亢進などに有用である。
例えば、本発明化合物は、(1)先端巨大症、TSH産生腫瘍、非分泌性(非機能性)下垂体腫瘍、異所性ACTH(アドレノコルチコトロビン)産生腫瘍、髄様甲状腺癌、VIP産生腫瘍、グルカゴン産生腫瘍、ガストリン産生腫瘍、インスリノーマ、カルチノイドなどの腫瘍の治療薬、(2)糖尿病(例、インスリン依存型(I型)糖尿病、インスリン非依存型(II型)糖尿病など)あるいはこれらに関連した種々の疾患、すなわち糖尿病合併症(例、糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症、糖尿病性神経障害、ドーン症候群、起立性低血圧症など)の治療薬、(3)高インスリン血症の改善または食欲の抑制などによる肥満、過食症などの治療薬、(4)急性膵炎、慢性膵炎、膵臓・腸フィステル、出血性潰瘍、消化性潰瘍、胃炎、胃酸過多症、逆流性食道炎などの治療薬、(5)ヘリコバクター・ピロリ菌感染に伴う様々な症状の改善剤(例、ガストリン分泌亢進の抑制剤など)、(6)内視鏡胆道膵管造影に伴うアミラーゼの分泌抑制剤、さらには膵臓外科手術の予後治療薬、(7)小腸の吸収能低下、分泌亢進または消化管の運動能異常に起因する下痢(例、Short bowel症候群など)、癌化学療法などの薬物に起因する下痢、先天性小
腸萎縮に起因する下痢、VIP産生腫瘍などの神経内分泌腫瘍に起因する下痢、AIDSに起因する下痢、骨髄移植などに伴う対宿主移植片反応に起因する下痢、糖尿病に起因する下痢、腹腔神経叢遮断に起因する下痢、全身性硬化症に起因する下痢、好酸球増加症に起因する下痢などの治療薬、(8)ダンピング症候群、過敏性大腸炎、クローン病、炎症性腸疾患などの治療薬、(9)腫瘍または癌(例、甲状腺癌、大腸癌、乳癌、前立腺癌、小細胞肺癌、非小細胞肺癌、膵臓癌、胃癌、胆管癌、肝臓癌、膀胱癌、卵巣癌、メラノーマ、骨肉腫、軟骨肉腫、悪性褐色細胞腫、神経芽細胞腫、脳腫瘍、胸腺腫、腎臓癌など)、白血病(例、好塩基性白血球の白血病・慢性リンパ性白血病、慢性骨髄性白血病、ホジキン病、非ホジキン性リンパ腫など)などの治療薬;該治療薬は、単独または他の制癌剤(例、タモキシフエン、LHRHアゴニスト、LHRHアンタゴニスト、インターフェロン−α、βおよびγ、インターロイキン−2など)と併用して用いることができる、(10)肥大性心筋症、動脈硬化症、心弁膜症、心筋梗塞(特に、経皮経管冠動脈形成術後の心筋梗塞)、再血管形成の予防・治療薬、(11)食道静脈癌出血、肝硬変、末梢血管疾患の治療薬、(12)免疫系に作用する生理活性物質(例、サブスタンスP、タヒキニン、サイトカインなど)の分泌の調節作用に基づき、例えば、全身性または局所性の炎症に伴う疾患(例、多発性動脈炎、リュウマチ性関節炎、乾せん、日焼け、湿疹、アレルギー(例、喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎など)など)の治療薬、(13)神経調節因子の産生・分泌に影響を及ぼすことから、例えば、痴呆症(例、アルツハイマー病、アルツハイマー型老年期痴呆、血管性・多発性痴呆など)、精神***症、てんかん、うつ病、一般不安障害、睡眠障害、多発性硬化症などの治療薬、(14)眼疾患(例、緑内障など)などの治療薬、(15)急性バクテリア髄膜炎、急性ウイルス脳炎、成人呼吸促迫症候群、バクテリア肺炎、重症全身性真菌感染症、結核、脊髄損傷、骨折、肝不全、肺炎、アルコール性肝炎、A型肝炎、B型肝炎、C型肝炎、AIDS感染症、ヒトパピローマウイルス感染症、インフルエンザ感染症、癌転移、多発性骨髄腫、骨軟化症、骨粗しょう症、骨べーチェット症、腎炎、腎不全、敗血症、敗血症ショック、高カルシウム血症、高コレステロール血症、高グリセリド血症、高脂血症、全身性エリテマトーデス、一過性脳虚血発作、アルコール性肝炎などの予防・治療薬として有用であり、(16)臓器移植、火傷、創傷、脱毛症などの治癒などにも用いられ、(17)慢性あるいは急性疼痛(例、術後疼痛、炎症性疼痛、歯痛、骨疾患(例、関節炎、リウマチ、骨粗鬆症など)にともなう疼痛)の抑制・緩和などのための鎮痛剤としても有用である。さらに、本発明化合物は、本発明化合物に直接または適当なスペーサーを介して放射性物質(例、123I、125I、111Inなど)を導入することによって、ソマトスタチン受容体を有する腫瘍のイメージングに用いることができ、本発明化合物に直接または適当なスペーサーを介して制癌剤を導入することによって、ソマトスタチン受容体を有する腫瘍のターゲッティングに用いることもできる。
さらに、ソマトスタチンは、例えば、成長ホルモン、ガストリン、グルカゴンなどのホルモンの分泌に関与しており(特にSSTR2)、本発明化合物がソマトスタチン受容体拮抗作用を有する場合、これらのホルモンの分泌を促進する目的で本発明化合物を使用することができる。したがって、本発明化合物は、成長ホルモンやIGF−1の不足に起因する疾患や症状の予防・治療に用いることができる。
該「成長ホルモンやIGF−1の不足に起因する疾患・症状の予防・治療」としては、糖尿病(例、インスリン依存型(I型)糖尿病、インスリン非依存型(II型)糖尿病など)あるいはこれらに関連した種々の疾患、すなわち糖尿病合併症(例、糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症、糖尿病性神経障害、ドーン症候群、起立性低血圧症など)の治療;糖質コルチコイドの異化副作用の防止;骨粗鬆症の予防・治療;免疫系の刺激(リンパ球などの血球の増加促進、抗菌作用や抗ウイルス作用の強化)、火傷、創傷治癒の促進;骨折治療の加速;急性または慢性腎臓疾患の治療;成人あるいは幼児期の成長ホルモン不足に伴う疾患・症状(短身、成長遅延)の治療・改善;肥満症の治療;外科手術後の回復の促進;プラーダーヴィリ症候群およびターナー症候群に関連する成長遅延の改善;子宮内成長遅
延および骨格形成異常の治療;末梢神経障害の治療;ヌーナン症候群、精神***病、うつ病などの治療;アルツハイマー病やパーキンソン病などの神経変性疾患の治療・予防;肺不全および換気依存症の治療;吸収不良症候群の治療;ガンまたはAIDSなどによる悪液質および蛋白喪失の改善;TPN(合計非経口栄養)の際の患者の体重増加や蛋白質付着の促進;高インスリン血症の治療;***誘発の促進;更年期障害の改善;高齢者に対する体質改善(例、骨量の増加;運動能力の上昇;腎機能、心機能の改善;運動能力、精神活動性の上昇など);心疾患の治療(例、心不全における心筋肥大、心機能の改善、拡張型心筋症における心筋量の増大など)などが挙げられる。
また、本発明化合物は、家畜などの哺乳動物に対して、成長の促進、ミルク生産の増加、免疫系刺激による抗菌・抗ウイルス作用の強化、羊における羊毛成長の刺激などに有用である。
本発明化合物は、とりわけ糖尿病または糖尿病合併症の予防・治療薬として有用である。
前記したように、本発明化合物は選択的なSSTR2結合阻害作用(好ましくは作動作用)を有するため、その優れたグルカゴン分泌抑制作用に基づいて、副作用のない糖尿病および糖尿病合併症(好ましくは糖尿病性腎症)の予防・治療薬として有用である。
さらに、本発明化合物は代謝安定性に優れ、持続的に薬効を発揮することができる。
本発明化合物は、各種併用用薬剤とともに用いてもよい。
このような併用用薬剤としては、例えば、「糖尿病治療薬」、「糖尿病合併症治療薬」、「抗肥満薬」、「高血圧治療薬」、「高脂血症治療薬」、「関節炎治療薬」、「抗不安薬」、「抗うつ薬」、「骨粗鬆症治療薬」、「抗てんかん薬」、「化学療法薬」、「免疫療法薬」、「抗血栓薬」、「抗痴呆薬」、「***不全改善薬」、「尿失禁・頻尿治療薬」、「排尿困難治療薬」、「非ステロイド抗炎症薬」、「局所麻酔薬」、「ビタミン類」などが挙げられる。これらの併用用薬剤は、2種以上を適宜の割合で組合わせて用いてもよい。また、これらの併用用薬剤は、低分子化合物であってもよく、また高分子の蛋白、ポリペプチド、抗体であるか、あるいはワクチン等であってもよい。
上記「糖尿病治療薬」としては、例えば、インスリン抵抗性改善薬、インスリン分泌促進薬、ビグアナイド剤、インスリン、α−グルコシダーゼ阻害薬、β3アドレナリン受容体作動薬、ジペプチジルペプチダーゼIV阻害剤、アミリンアゴニスト、ホスホチロシンホスファターゼ阻害剤、糖新生阻害剤、SGLT(sodium-glucose cotransporter)阻害剤などが挙げられる。
インスリン抵抗性改善薬としては、例えば、ピオグリタゾンまたはその塩(好ましくは塩酸塩)、ロシグリタゾンまたはその塩(好ましくはマレイン酸塩)、レグリキサン(Reglixane)(JTT-501)、GI-262570、ネトグリタゾン(Netoglitazone)(MCC-555)、YM-440、DRF-2593、BM-13.1258、KRP-297、R-119702、CS-011、FK-614、WO99/58510に記載の化合物(例えば(E)-4-[4-(5-メチル-2-フェニル-4-オキサゾリルメトキシ)ベンジルオキシイミノ]-4-フェニル酪酸)、WO01/38325に記載の化合物、テサグリタザール(Tesaglitazar)(AZ−242)、ラガグリタザール(Ragaglitazar)(NN-622)、BMS-298585、ONO-5816、LM-4156、MBX-102、LY-519818、MX-6054、LY-510929、バラグリタゾン(Balaglitazone)(NN-2344)、T-131またはその塩、THR-0921などが挙げられる。
インスリン分泌促進薬としては、例えば、スルフォニル尿素剤が挙げられる。該スルフォニル尿素剤の具体例としては、例えば,トルブタミド、クロルプロパミド、トラザミド、アセトヘキサミド、グリクロピラミドおよびそのアンモニウム塩、グリベンクラミド、グリクラジド、グリメピリド、グリピザイド、グリブゾールなどが挙げられる。
上記以外にも、インスリン分泌促進薬としては、例えば、レパグリニド、ナテグリニド、ミチグリニド(KAD−1229)、JTT−608などが挙げられる。
ビグアナイド剤としては、例えば、メトホルミン、ブホルミン、フェンホルミンなどが挙げられる。
インスリンとしては、例えば,ウシ,ブタの膵臓から抽出された動物インスリン;ブタの膵臓から抽出されたインスリンから酵素的に合成された半合成ヒトインスリン;大腸菌,イーストを用い遺伝子工学的に合成したヒトインスリンなどが挙げられる。インスリンとしては、0.45から0.9(w/w)%の亜鉛を含むインスリン亜鉛;塩化亜鉛,硫酸プロタミンおよびインスリンから製造されるプロタミンインスリン亜鉛なども用いられる。さらに、インスリンは、そのフラグメントあるいは誘導体(例、INS-1など)であってもよく、経口インスリン製剤などであってもよい。
なお、インスリンには、超速効型、速効型、二相型、中間型、持続型など種々のものが含まれるが、これらは患者の病態により適宜選択できる。
α−グルコシダーゼ阻害薬としては、例えば、アカルボース、ボグリボース、ミグリトール、エミグリテートなどが挙げられる。
β3アドレナリン受容体作動薬としては、例えば、AJ−9677、BMS−196085、SB−226552、AZ40140、CL−316243、SR−58611−A、UL−TG−307などが挙げられる。
ジペプチジルペプチダーゼIV阻害剤としては、例えば、NVP−DPP−278、PT−100、NVP−DPP−728、LAF237、P32/98、TS-021などが挙げられる。
アミリンアゴニストとしては、例えば、プラムリンチドなどが挙げられる。
ホスホチロシンホスファターゼ阻害剤としては、例えば、バナジン酸などが挙げられる。
糖新生阻害剤としては、例えば、グリコーゲンホスホリラーゼ阻害剤、グルコース−6−ホスファターゼ阻害剤、グルカゴン拮抗剤などが挙げられる。
SGLT(sodium-glucosecotransporter)阻害剤としては、例えば、T−1095などが挙げられる。
上記以外にも、「糖尿病治療薬」としては、例えば、エルゴセット、レプチン、BAY-27-9955、GLP-1、Exendine-4、GPR40アゴニスト、11β−ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ阻害薬(例、BVT-3498等)、アジポネクチンまたはその作動薬、IKK阻害薬(例、AS-2868等)、レプチン抵抗性改善薬、ソマトスタチン受容体作動薬(WO01/25228、WO03/42204記載の化合物、WO98/44921、WO98/45285、WO99/22735記載の化合物等)、グルコキナーゼ活性化薬(例、Ro-28-1675)などが挙げられる。
上記「糖尿病合併症治療薬」としては、例えば、アルドース還元酵素阻害薬、グリケーション阻害薬、プロテインキナーゼC阻害薬、神経栄養因子、神経栄養因子増加薬、神経再生促進薬などが挙げられる。
アルドース還元酵素阻害薬としては、例えば、トルレスタット;エパルレスタット;イミレスタット;ゼナレスタット;SNK−860;ゾポルレスタット;ARI−509;AS−3201などが挙げられる。
グリケーション阻害薬としては、例えば、ピマゲジン、ALT946、ピラトキサチン、N−フェナシルチアゾリウム ブロマイド(ALT766)、EXO−226などが挙げられる。
プロテインキナーゼC阻害薬としては、例えば、LY-333531などが挙げられる。
神経栄養因子としては、例えばNGF、NT−3、BDNFなどが挙げられる。
神経栄養因子増加薬としては、例えばWO01/14372に記載のニューロトロフィン産生・分泌促進剤(例えば4−(4−クロロフェニル)−2−(2−メチル−1−イミダゾリル)−5−[3−(2−メチルフェノキシ)プロピル]オキサゾールなど)等)などが挙げられる。
神経再生促進薬としては、例えば、Y−128、VX−853、プロサプチド(prosaptide)などが挙げられる。
上記以外にも、「糖尿病合併症治療薬」としては、例えば、アルプロスタジル、塩酸チアプリド、シロスタゾール、塩酸メキシレチン、イコサペント酸エチル、メマンチン(memantine)、ピマゲドリン(pimagedline;ALT-711)、AGE阻害薬(例、ALT946、ピマゲジ
ン、ピラトキサチン、N-フェナシルチアゾリウム ブロマイド(ALT766)、ALT-711、EXO-226、ピリドリン(Pyridorin)、ピリドキサミン等)、活性酸素消去薬(例、チオクト酸等)、ソマトスタチン受容体作動薬(例、BIM23190)、アポトーシスシグナルレギュレーティングキナーゼ-1(ASK-1)阻害薬などが挙げられる。
上記「抗肥満薬」としては、例えば、膵リパーゼ阻害薬、中枢性抗肥満薬、ペプチド性食欲抑制薬、コレシストキニンアゴニストなどが挙げられる。
膵リパーゼ阻害薬としては、例えば、オルリスタット、ALT-962などが挙げられる。
中枢性抗肥満薬としては、例えば、マジンドール、デキスフェンフルラミン、フルオキセチン、シブトラミン、バイアミン、フェンフルラミン、フェンテルミン、アンフェプラモン、デキサンフェタミン、フェニルプロパノールアミン、クロベンゾレックスなどが挙げられる。
ペプチド性食欲抑制薬としては、例えば、レプチン、CNTF(毛様体神経栄養因子)などが挙げられる。
コレシストキニンアゴニストとしては、例えば、リンチトリプト、FPL−15849などが挙げられる。
上記以外にも、「抗肥満薬」としては、例えば、リプスタチン、MCH受容体拮抗薬(例、SB-568849;SNAP-7941;WO01/82925およびWO01/87834に含まれる化合物等)、ニューロペプチドY拮抗薬(例、CP-422935等)、カンナビノイド受容体拮抗薬(例、SR-141716、SR-147778等)、グレリン拮抗薬、11β−ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ阻害薬(例、BVT-3498等)、β3アゴニスト(例、CL-316243、SR-58611-A、UL-TG-307、SB-226552、AJ-9677、BMS-196085、AZ40140等)、摂食抑制薬(例、P-57等)などが挙げられる。
上記「高血圧治療薬」としては、例えば、アンジオテンシン変換酵素阻害薬、カルシウム拮抗薬、カリウムチャンネル開口薬、アンジオテンシンII拮抗薬などが挙げられる。
アンジオテンシン変換酵素阻害薬としては、例えば、カプトプリル、エナラプリル、アラセプリル、(塩酸)デラプリル、リジノプリル、イミダプリル、ベナゼプリル、シラザプリル、テモカプリル、トランドラプリル、(塩酸)マニジピンなどが挙げられる。
カルシウム拮抗薬としては、例えば、ニフェジピン、アムロジピン、エホニジピン、ニカルジピンなどが挙げられる。
カリウムチャンネル開口薬としては、例えば、レブクロマカリム、L-27152、AL 0671、NIP-121などが挙げられる。
アンジオテンシンII拮抗薬としては、例えば、ロサルタン、カンデサルタンシレキセチル、バルサルタン、イルベサルタン、CS-866、E4177、1-[[2'-(2,5-ジヒドロ-5-オキソ-4H-1,2,4-オキサジアゾール-3-イル)ビフェニル-4-イル]メチル]-2-エトキシ-1H-ベンズイミダゾール-7-カルボン酸などが挙げられる。
上記「高脂血症治療薬」としては、例えば、HMG−CoA還元酵素阻害薬、フィブラート系化合物、スクアレン合成酵素阻害剤、抗酸化剤などが挙げられる。
HMG−CoA還元酵素阻害薬としては、例えば、プラバスタチン、シンバスタチン、ロバスタチン、アトルバスタチン、フルバスタチン、リパンチル、セリバスタチン、イタバスタチン、ZD−4522またはそれらの塩(例、ナトリウム塩、カルシウム塩など)などが挙げられる。
フィブラート系化合物としては、例えば、ベザフィブラート、クリノフィブラート、クロフィブラート、シンフィブラートなどが挙げられる。
スクアレン合成酵素阻害剤としては、例えば、WO97/10224に記載の化合物(例、N−[[(3R,5S)-1-(3-アセトキシ-2,2-ジメチルプロピル)-7-クロロ-5-(2,3-ジメトキシフェニル)-2-オキソ-1,2,3,5-テトラヒドロ-4,1-ベンゾオキサゼピン-3-イル]アセチル]ピペリジン-4-酢酸など)などが挙げられる。
抗酸化剤としては、例えば、リポ酸、プロブコールなどが挙げられる。
上記「関節炎治療薬」としては、例えば、イブプロフェンなどが挙げられる。
上記「抗不安薬」としては、例えば、クロルジアゼポキシド、ジアゼパム、オキサゾラム、メダゼパム、クロキサゾラム、ブロマゼパム、ロラゼパム、アルプラゾラム、フルジアゼパムなどが挙げられる。
上記「抗うつ薬」としては、例えば、フルオキセチン、フルボキサミン、イミプラミン、パロキセチン、サートラリンなどが挙げられる。
上記「骨粗鬆症治療薬」としては、例えば、ビスホスホネート系薬剤、ビタミンD製剤、カルシトニン製剤、PTH製剤、オステンなどが挙げられる。
上記「抗てんかん薬」としては、例えばギャバペンチン、ギャバペンチンMR剤、トリレプタル(Trileptal)、ケプラ(Keppra)、ゾネグラン(Zonegran)、プレギャバリン(Pregabalin)、ハーコセライド(Harkoseride)、カルバマゼピン等が挙げられる。
上記「化学療法薬」例えばアルキル化剤(例、サイクロフォスファミド、イフォスファミド等)、代謝拮抗剤(例、メソトレキセート、5−フルオロウラシルまたはその誘導体等)、抗癌性抗生物質(例、マイトマイシン、アドリアマイシン等)、植物由来抗癌剤(例、ビンクリスチン、ビンデシン、タキソール等)、シスプラチン、カルボプラチン、エトポシドなどが挙げられる。なかでも5−フルオロウラシル誘導体であるフルツロンあるいはネオフルツロンなどが好ましい。
上記「免疫療法薬」としては、例えば微生物または細菌成分(例、ムラミルジペプチド誘導体、ピシバニール等)、免疫増強活性のある多糖類(例、レンチナン、シゾフィラン、クレスチン等)、遺伝子工学的手法で得られるサイトカイン(例、インターフェロン、インターロイキン(IL)等)、コロニー刺激因子(例、顆粒球コロニー刺激因子、エリスロポエチン等)などが挙げられ、なかでもIL−1、IL−2、IL−12などのインターロイキン類が好ましい。
上記「抗血栓薬」としては、例えばヘパリン(例、ヘパリンナトリウム、ヘパリンカルシウム、ダルテパリンナトリウム(dalteparin sodium)など)、ワルファリン(例、ワルファリンカリウムなど)、抗トロンビン薬(例、アルガトロバン(aragatroban)など)、血栓溶解薬(例、ウロキナーゼ(urokinase)、チソキナーゼ(tisokinase)、アルテプラーゼ(alteplase)、ナテプラーゼ(nateplase)、モンテプラーゼ(monteplase)、パミテプラーゼ(pamiteplase)など)、血小板凝集抑制薬(例、塩酸チクロピジン(ticlopidinehydrochloride)、シロスタゾール(cilostazol)、イコサペント酸エチル、ベラプロストナトリウム(beraprost sodium)、塩酸サルポグレラート(sarpogrelatehydrochloride)など)などが挙げられる。
上記「抗痴呆薬」としては、例えばタクリン(tacrine)、ドネペジル(donepezil)、リバスチグミン(rivastigmine)、ガランタミン(galantamine)等が挙げられる。
上記「***不全改善薬」としては、例えばアポモルフィン(apomorphine)、クエン酸シルデナフィル(sildenafil citrate)等が挙げられる。
上記「尿失禁・頻尿治療薬」としては、例えば塩酸フラボキサート(flavoxate hydrochloride)、塩酸オキシブチニン(oxybutynin hydrochloride)、塩酸プロピベリン(propiverinehydrochloride)等が挙げられる。
上記「排尿困難治療薬」としては、アセチルコリンエステラーゼ阻害薬(例、ジスチグミン)等が挙げられる。
上記「非ステロイド抗炎症薬」としては、例えばアスピリン、アセトアミノフェン、インドメタシン等が挙げられる。
上記「局所麻酔薬」としては、例えばリドカイン、カプサイシン等が挙げられる。
上記「ビタミン類」としては、例えばビタミンB1、ビタミンB12等が挙げられる。
上記以外にも、併用用薬剤としては、「他の成長ホルモン分泌を促進するホルモン(例えば、GHRH)、GH、IGF−1」、「サイトカイン類あるいはサイトカイン作用増強剤」などが挙げられる。
前記した併用用薬剤の投与時期は限定されず、本発明化合物と併用用薬剤とを、投与対
象に対し、同時に投与してもよいし、時間差をおいて投与してもよい。併用用薬剤の投与量は、臨床上用いられている投与量に準ずればよく、投与対象、投与ルート、疾患、組み合わせ等により適宜選択することができる。
併用用薬剤の投与形態は、特に限定されず、投与時に、本発明化合物と併用用薬剤とが組み合わされていればよい。このような投与形態としては、例えば、1)本発明化合物と併用用薬剤とを同時に製剤化して得られる単一の製剤の投与、2)本発明化合物と併用用薬剤とを別々に製剤化して得られる2種の製剤の同一投与経路での同時投与、3)本発明化合物と併用用薬剤とを別々に製剤化して得られる2種の製剤の同一投与経路での時間差をおいての投与、4)本発明化合物と併用用薬剤とを別々に製剤化して得られる2種の製剤の異なる投与経路での同時投与、5)本発明化合物と併用用薬剤とを別々に製剤化して得られる2種の製剤の異なる投与経路での時間差をおいての投与(例えば、本発明化合物;併用用薬剤の順序での投与、あるいは逆の順序での投与)などが挙げられる。
本発明化合物と併用用薬剤との配合比は、投与対象、投与ルート、疾患等により適宜選択することができる。
また、本発明化合物を更年期障害の改善に用いる場合、例えば、ホルモン補充療法(例えば、エストロジェン剤、ラロキシフェン、タモキシフェンによる治療法)と併用することが出来る。
本発明の医薬は、自体公知の手段に従って製造することができる。該医薬は、通常、本発明化合物と薬理学的に許容される担体とを、自体公知の製剤化手段にしたがって、混合することによって製造される。
本発明の医薬の剤型としては、例えば錠剤(糖衣錠、フィルムコーティング錠、舌下錠、口腔内崩壊錠を含む)、散剤、顆粒剤、カプセル剤(ソフトカプセル、マイクロカプセルを含む)、トローチ剤、液剤(例、シロップ剤、乳剤、懸濁剤)などの経口剤;注射剤(例、皮下注射剤、静脈内注射剤、筋肉内注射剤、腹腔内注射剤、点滴剤など)、外用剤(例、経皮製剤、軟膏剤など)、坐剤(例、直腸坐剤、膣坐剤など)、ペレット、経鼻剤、経肺剤(吸入剤)、点眼剤などの非経口剤などが挙げられる。これらの製剤は、速放性製剤または徐放性製剤などの放出制御製剤(例、徐放性マイクロカプセルなど)であってもよい。
本発明化合物および本発明の医薬は、経口的または非経口的(例、局所、直腸、静脈投与等)に安全に投与することができる。
本発明の医薬中、本発明化合物の含有量は、医薬全体の0.1〜100重量%である。
本発明化合物および本発明の医薬の投与量は、投与対象、投与ルート、疾患などにより異なるが、例えば、これらを糖尿病または糖尿病合併症の治療薬として成人(約60kg)に経口投与する場合、本発明化合物として、約0.1〜500mg、好ましくは約1〜100mg、さらに好ましくは5〜100mg投与することが好ましい。これらの量は1日1〜数回に分けて投与することができる。
本発明の医薬の製造に用いられる薬理学的に許容される担体としては、製剤素材として慣用の各種有機あるいは無機担体物質が挙げられ、例えば、固形製剤における賦形剤、滑沢剤、結合剤、崩壊剤;液状製剤における溶剤、溶解補助剤、懸濁化剤、等張化剤、緩衝剤、無痛化剤などが挙げられる。また、必要に応じて、防腐剤、抗酸化剤、着色剤、甘味剤、吸着剤、湿潤剤などの添加物を用いることもできる。
賦形剤としては、例えば、乳糖、白糖、D−マンニトール、デンプン、コーンスターチ、結晶セルロース、軽質無水ケイ酸などが挙げられる。
滑沢剤としては、例えば、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、タルク、コロイドシリカなどが挙げられる。
結合剤としては、例えば、結晶セルロース、白糖、D−マンニトール、デキストリン、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルピロリドン、デンプン、ショ糖、ゼラチン、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース
ナトリウムなどが挙げられる。
崩壊剤としては、例えば、デンプン、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースカルシウム、クロスカルメロースナトリウム、カルボキシメチルスターチナトリウム、L−ヒドロキシプロピルセルロースなどが挙げられる。
溶剤としては、例えば、注射用水、アルコール、プロピレングリコール、マクロゴール、ゴマ油、トウモロコシ油などが挙げられる。
溶解補助剤としては、例えば、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、D−マンニトール、安息香酸ベンジル、エタノール、トリスアミノメタン、コレステロール、トリエタノールアミン、炭酸ナトリウム、クエン酸ナトリウムなどが挙げられる。
懸濁化剤としては、例えば、ステアリルトリエタノールアミン、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリルアミノプロピオン酸、レシチン、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、モノステアリン酸グリセリンなどの界面活性剤;例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースなどの親水性高分子などが挙げられる。
等張化剤としては、例えば、ブドウ糖、D−ソルビトール、塩化ナトリウム、グリセリン、D−マンニトールなどが挙げられる。
緩衝剤としては、例えば、リン酸塩、酢酸塩、炭酸塩、クエン酸塩などの緩衝液などが挙げられる。
無痛化剤としては、例えば、ベンジルアルコールなどが挙げられる。
防腐剤としては、例えば、パラオキシ安息香酸エステル類、クロロブタノール、ベンジルアルコール、フェネチルアルコール、デヒドロ酢酸、ソルビン酸などが挙げられる。
抗酸化剤としては、例えば、亜硫酸塩、アスコルビン酸などが挙げられる。
着色剤としては、例えば、水溶性食用タール色素(例、食用赤色2号および3号、食用黄色4号および5号、食用青色1号および2号などの食用色素)、水不溶性レーキ色素(例、前記水溶性食用タール色素のアルミニウム塩)、天然色素(例、β−カロチン、クロロフィル、ベンガラ)などが挙げられる。
甘味剤としては、例えば、サッカリンナトリウム、グリチルリチン酸二カリウム、アスパルテーム、ステビアなどが挙げられる。
本発明の医薬は、製剤技術分野において慣用の方法、例えば日本薬局方に記載の方法等により製造することができる。以下に、製剤の具体的な製造法について詳述する。
例えば、経口剤は、有効成分に、賦形剤(例、乳糖、白糖、デンプン、D−マンニトール)、崩壊剤(例、カルボキシメチルセルロースカルシウム)、結合剤(例、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニルピロリドン)または滑沢剤(例、タルク、ステアリン酸マグネシウム)などを添加して圧縮成形し、次いで必要により、味のマスキング、腸溶性あるいは持続性を目的として、コーティング基剤を用いて自体公知の方法でコーティングすることにより製造される。
該コーティング基剤としては、例えば糖衣基剤、水溶性フィルムコーティング基剤、腸溶性フィルムコーティング基剤、徐放性フィルムコーティング基剤などが挙げられる。
糖衣基剤としては、白糖が用いられ、さらに、タルク、沈降炭酸カルシウム、ゼラチン、アラビアゴム、プルラン、カルナバロウなどから選ばれる1種または2種以上を併用してもよい。
水溶性フィルムコーティング基剤としては、例えばヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、メチルヒドロキシエチルセルロースなどのセルロース系高分子;ポリビニルアセタールジエチルアミノアセテート、アミノアルキルメタアクリレートコポリマーE〔オイドラギットE(商品名)、ロームファルマ社〕、ポリビニルピロリドンなどの合成高分子;プルランなどの多糖類などが挙げられる。
腸溶性フィルムコーティング基剤としては、例えばヒドロキシプロピルメチルセルロー
ス フタレート、ヒドロキシプロピルメチルセルロース アセテートサクシネート、カルボキシメチルエチルセルロース、酢酸フタル酸セルロースなどのセルロース系高分子;メタアクリル酸コポリマーL〔オイドラギットL(商品名)、ロームファルマ社〕、メタアクリル酸コポリマーLD〔オイドラギットL−30D55(商品名)、ロームファルマ社〕、メタアクリル酸コポリマーS〔オイドラギットS(商品名)、ロームファルマ社〕などのアクリル酸系高分子;セラックなどの天然物などが挙げられる。
徐放性フィルムコーティング基剤としては、例えばエチルセルロースなどのセルロース系高分子;アミノアルキルメタアクリレートコポリマーRS〔オイドラギットRS(商品名)、ロームファルマ社〕、アクリル酸エチル・メタアクリル酸メチル共重合体懸濁液〔オイドラギットNE(商品名)、ロームファルマ社〕などのアクリル酸系高分子などが挙げられる。
上記したコーティング基剤は、その2種以上を適宜の割合で混合して用いてもよい。また、コーティングの際に、例えば酸化チタン、三二酸化鉄等のような遮光剤を用いてもよい。
注射剤は、有効成分を分散剤(例、ポリソルベート80、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60、ポリエチレングリコール、カルボキシメチルセルロース、アルギン酸ナトリウムなど)、保存剤(例、メチルパラベン、プロピルパラベン、ベンジルアルコール、クロロブタノール、フェノールなど)、等張化剤(例、塩化ナトリウム、グリセリン、D−マンニトール、D−ソルビトール、ブドウ糖など)などと共に水性溶剤(例、蒸留水、生理的食塩水、リンゲル液等)あるいは油性溶剤(例、オリーブ油、ゴマ油、綿実油、トウモロコシ油などの植物油、プロピレングリコール等)などに溶解、懸濁あるいは乳化することにより製造される。この際、所望により溶解補助剤(例、サリチル酸ナトリウム、酢酸ナトリウム等)、安定剤(例、ヒト血清アルブミン等)、無痛化剤(例、ベンジルアルコール等)等の添加物を用いてもよい。
式(I)中、R3が環Aと結合して隣接する窒素原子とともに5ないし7員含窒素複素環を形成する化合物、その塩およびそのプロドラッグも、化合物(I)と同様に製造され、化合物(I)と同様にソマトスタチン受容体結合阻害作用を有し、糖尿病などの各種疾患の予防・治療薬などとして用いられる。
ここで、塩およびプロドラッグとしては、化合物(I)について例示したものが挙げられる。
R3が環Aと結合して隣接する窒素原子とともに形成する「5ないし7員含窒素複素環」としては、R1が環Aと結合して隣接する窒素原子およびBとともに形成する「5ないし7員含窒素複素環」として例示したものが挙げられる。なかでもモルホリン、チオモルホリン、ピペリジン、ピペラジン、ピロリジンなどが好ましい。
以下の参考例、実施例中の「室温」は0ないし30℃を示し、有機層の乾燥には無水硫酸マグネシウムまたは無水硫酸ナトリウムを用いた。「%」は特記しない限り重量パーセントを意味する。また、混合溶媒を用いる場合の溶媒比は、容積比を示す。
マススペクトルは、ESIにより測定した。
本文中で用いられているその他の略号は下記の意味を示す。
s : シングレット(singlet)
d : ダブレット(doublet)
t : トリプレット(triplet)
m : マルチプレット(multiplet)
J : カップリング定数(coupling constant)
Hz : ヘルツ(Hertz)
CDCl3: 重クロロホルム
DMSO−d6: 重ジメチルスルホキシド
THF : テトラヒドロフラン
DMF : N,N−ジメチルホルムアミド
DME : 1,2−ジメトキシエタン
DBU : 1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン
WSC : 1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド 塩酸塩
HOBt: 1−ヒドロキシ−1H−ベンゾトリアゾール一水和物
IPE: ジイソプロピルエーテル
Me : メチル
Et : エチル
H−NMR :プロトン核磁気共鳴
(通常フリー体をCDCl3中で測定した。)
参考例1
(2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-(((4-フェニル-1-ピペリジニル)カルボニル)アミノ)ブタン酸メチル
Figure 2004300133
(2R,3S)-2-アミノ-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸メチル(325 mg) とジイソプロピルエチルアミン (0.293 mL) のアセトニトリル (10 mL) 溶液に、氷冷下炭酸N,N’-ジスクシンイミジル(390 mg) を添加し、1時間攪拌した。得られる溶液に4-フェニルピペリジン 塩酸塩 (332 mg) とDBU (0.252 mL) のアセトニトリル(1 mL) 溶液およびジイソプロピルエチルアミン (0.293 mL) を氷冷下添加した。反応溶液を室温で16時間攪拌し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒;酢酸エチル) で精製して、表題化合物を無色アモルファスとして得た (0.66 g, 収率100%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm:1.50 (d, J = 7.3 Hz, 3 H), 1.54- 1.69 (m, 2 H), 1.77 - 1.81 (m, 2 H), 2.57 - 2.67 (m, 1 H), 2.73 - 2.88 (m, 2H), 3.62 (s, 3 H), 3.64 - 3.71 (m, 1 H), 3.89 - 3.95 (m, 1 H), 4.01 - 4.08 (m,1 H), 4.83 (dd, J = 8.1, 5.4 Hz, 1 H), 5.01 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 7.02 (d, J = 2.4Hz, 1 H), 7.07 - 7.22 (m, 5 H), 7.27 - 7.36 (m, 3 H), 7.62 (d, J = 7.3 Hz, 1 H),8.14 (s, 1 H).
参考例2
(2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-(((4-フェニル-1-ピペリジニル)カルボニル)アミノ)ブタン酸
Figure 2004300133
(2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-(((4-フェニル-1-ピペリジニル)カルボニル)アミノ)ブタン酸メチル(0.65 g) のメタノール (10 mL) 溶液に2規定水酸化ナトリウム水 (2 mL) を室温で加え、3時間攪拌した。反応液を1規定塩酸 (4 mL) で中和した後、酢酸エチルで抽出した。抽出液を乾燥(MgSO4) 後、減圧下溶媒を留去した。残渣をメタノールに溶解した後、攪拌しながら水に滴下した。生じた沈殿物をろ取、乾燥して、表題化合物を無色アモルファスとして得た(544 mg, 収率96%)。
1H NMR (300 MHz,DMSO-d6) δ ppm:1.34 (d, J= 6.9 Hz, 3 H), 1.40 - 1.53 (m, 2 H),
1.67 - 1.71 (m, 2 H), 2.62 - 2.79 (m, 3H), 3.52 - 3.62 (m, 1 H), 4.10 (t, J = 14.2 Hz, 2 H), 4.47 (t, J = 7.6 Hz, 1 H),6.28 (d, J = 8.4 Hz, 1 H), 6.96 (t, J = 6.9 Hz, 1 H), 7.04 (t, J = 7.5 Hz, 1 H),7.14 - 7.19 (m, 4 H), 7.26 - 7.33 (m, 3 H), 7.54 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 10.81(s, 1 H), 12.20 (s, 1 H).
参考例3
(2R,3S)-2-(((4-(4-フルオロフェノキシ)-1-ピペリジニル)カルボニル)アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸メチル
Figure 2004300133
参考例1と同様にして、表題化合物を製造した。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm:1.49 (d, J = 7.3 Hz, 3 H),1.65 - 1.76 (m, 2 H), 1.79 - 1.91 (m, 2 H), 3.14 - 3.29 (m, 2 H), 3.44 - 3.70(m, 5 H), 4.31- 4.38 (m, 1 H) 4.80 (dd, J = 8.3, 5.1 Hz, 1 H), 4.98 (d, J = 8.3Hz, 1 H), 6.80 - 6.85 (m, 2 H), 6.93 - 7.02 (m, 3 H), 7.07 - 7.20 (m, 2 H),7.35 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 7.61
(d, J = 7.3 Hz, 1 H), 8.11 (s, 1 H).
参考例4
(2R,3S)-2-(((4-(4-フルオロフェノキシ)-1-ピペリジニル)カルボニル)アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸
Figure 2004300133
参考例2と同様にして、表題化合物を製造した。
1H NMR (200 MHz,DMSO-d6) δ ppm:1.33 (d, J= 7.0 Hz, 3 H), 1.36 - 1.56 (m, 3 H),
1.79 - 1.90 (m, 2 H), 3.03 - 3.20 (m, 2H), 3.56 - 3.77 (m, 3 H), 4.45 (t, J = 7.7 Hz, 2 H), 6.36 (d, J = 8.4 Hz, 1 H),6.92 - 7.16 (m, 7 H), 7.32 (d, J = 7.3 Hz, 1 H), 7.54 (d, J = 7.3 Hz, 1 H),10.80 (s, 1 H), 12.12 (s, 1 H).
参考例5
(2R,3S)-2-(((4-(4-フルオロフェニル)-1-ピペラジニル)カルボニル)アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸
Figure 2004300133
参考例2と同様にして、表題化合物を製造した。
1H NMR (300 MHz,DMSO-d6) δ ppm:1.34 (d, J = 7.2 Hz, 2 H), 3.00 (m, 4 H), 3.50 (m, 6 H), 4.46 (dd, J = 8.5, 7.4 Hz, 1 H), 6.49 (d, J = 8.7 Hz, 1 H), 7.00(m, 5 H), 7.14 (d, J = 2.3 Hz, 1 H), 7.31 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 7.54 (d, J = 7.9Hz, 1 H), 10.81 (d, J = 1.5 Hz, 1 H), 12.13 (s, 1 H).
参考例6
4-エトキシ-3-ニトロ安息香酸
Figure 2004300133
4-ヒドロキシ-3-ニトロ安息香酸(48.16g、0.26mol)及び炭酸カリウム(128g、0.93mmol)にDMF(300mL)を加えた。得られた懸濁液にヨウ化エチル(100mL、1.25mol)を加え90℃で1時間攪拌した。反応液に、更にヨウ化エチル(50mL,0.63mol)を加えて終夜攪拌した後、酢酸エチル及び水を加えて抽出した。得られた有機層を1N塩酸で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、シリカゲルカラムにより精製して、4-エトキシ-3-ニトロ安息香酸エチルを得た。
4-エトキシ-3-ニトロ安息香酸エチルをTHF(300ml)とエタノール(200mL)の混合溶媒に溶解した。得られる溶液に、室温で2N水酸化ナトリウム水溶液(300mL)を加えた。反応液を室温で3日間攪拌した後、6N塩酸(120mL)を加え、溶液を減圧濃縮して有機溶媒を除去した。生成した沈殿を濾取し、水洗後、乾燥することにより、表題化合物(53.1g、収率96%)を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm : 1.52 (t, J = 7.1 Hz, 3 H), 4.28 (q, J = 7.0 Hz,
2 H), 7.14 (d, J = 9.0 Hz, 1 H), 8.25 (dd, J = 8.9, 2.1 Hz,1 H), 8.55 (d, J = 2.1 Hz, 1 H).
参考例7
4-エトキシ-3-ニトロベンジルアルコール
Figure 2004300133
1.0Mボラン-THF溶液(500mL,0.50mol)に4-エトキシ-3-ニトロ安息香酸(52.7g、0.25mol)を室温で少量ずつ加えたのち、終夜攪拌した。反応液に、更に1.0Mボラン-THF溶液(140mL,0.14mol)を加えて60℃で二時間攪拌した後、室温でメタノールを水素の生成が無くなるまで加えて濃縮した。残渣に酢酸エチル及び1N塩酸を加えて抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄した後、硫酸マグネシウムを用いて乾燥し、シリカゲル層を通して濾過し、濃縮した。得られた固形生成物をヘキサン及びジイソプロピルエーテル中で粉砕して濾過し、ヘキサンで洗浄後、乾燥することにより表題化合物(32.9g、収率67%)を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm : 1.47 (t, J = 7.0 Hz, 3 H), 1.75 (t, J = 5.8 Hz,
1 H), 4.19 (q, J = 7.0 Hz, 2 H), 4.69 (d, J = 5.7 Hz, 2 H), 7.06 (d, J = 8.7 Hz, 1 H), 7.52 (dd, J = 8.6, 2.2 Hz, 1 H), 7.83 (d, J = 2.1 Hz,1 H).
参考例8
4-エトキシ-3-ニトロベンジルクロリド
Figure 2004300133
4-エトキシ-3-ニトロベンジルアルコール(32.9g、0.17mol)のトルエン(120mL)懸濁液を塩化チオニル(30ml,0.41mol)に滴下した後、得られる混合溶液を室温で30分、60℃で終夜反応させた。反応混合物を氷水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和重曹水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、シリカゲル層を通して濾過し、濃縮した。固形残渣をヘキサン及びジイソプロピルエーテル中で粉砕して濾過し、ヘキサンで洗浄後、乾燥することにより表題化合物(27.8g、収率77%)を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm : 1.48 (t, J = 7.0 Hz, 3 H), 4.20 (q, J = 7.0 Hz,
2 H), 4.56 (s, 2 H), 7.06 (d, J = 8.7 Hz, 1 H), 7.54 (dd, J =8.7, 2.3 Hz, 1 H),
7.86 (d, J = 2.5 Hz, 1 H).
参考例9
(4-エトキシ-3-ニトロベンジル)ジメチルアミン
Figure 2004300133
4-エトキシ-3-ニトロベンジルクロリド(27.8g、0.13mol)のTHF(70mL)溶液を50%ジメチルアミン溶液(130ml)に加え、室温で2時間攪拌した。反応溶液を濃縮後、酢酸エチル及び飽和重曹水で抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥後、アミノシリカゲル層を通して濾過し、濃縮して、表題化合物(28.9g)を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm : 1.47 (t, J = 7.0 Hz, 3 H),2.23 (s, 6 H), 3.38 (s, 2 H), 4.18 (q, J = 7.0 Hz, 2 H), 7.02 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 7.46 (dd, J = 8.6,
2.2 Hz, 1 H), 7.76 (d, J = 2.1 Hz, 1 H).
参考例10
(4-エトキシ-3-アミノベンジル)ジメチルアミン
Figure 2004300133
(4-エトキシ-3-ニトロベンジル)ジメチルアミン(28.9g、0.13mol)をエタノール(130mL)に溶解後、10%パラジウム-炭素(2.89g)を加えた。得られる懸濁液にヒドラジン一水和物(19mL)を室温で40分かけて滴下し、更に20分攪拌した。触媒を濾別して母液を濃縮し、残渣を酢酸エチルに溶解した。得られる溶液から残留水を硫酸マグネシウムで乾燥除去後、アミノシリカゲル層を通して濾過し、濃縮して、表題化合物(26.5g、酢酸エチル含有物)を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm : 1.42 (t, J = 7.0 Hz, 3 H),2.21 (s, 6 H), 3.28 (s, 2 H), 3.77 (s, 2 H), 4.05 (q, J = 7.0 Hz, 2 H), 6.60(dd, J = 8.1, 1.9 Hz, 1 H), 6.71 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 6.70 (d, J = 1.9 Hz, 1H).
以下の参考例11〜23に記載の化合物は参考例1と同様にして製造した。
参考例11
(2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-{[(4-フェニルピペラジン-1-イル)カルボニル]アミノ}ブタン酸メチル
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 421 (M+H+).
参考例12
(2R,3S)-2-{[(4-ベンジルピペリジン-1-イル)カルボニル]アミノ}-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸メチル
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 434 (M+H+).
参考例13
(2R,3S)-2-{[(4-ベンジルピペラジン-1-イル)カルボニル]アミノ}-3-(1H-インドール-3-
イル)ブタン酸メチル
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 435 (M+H+).
参考例14
(2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-[({4-[2-(トリフルオロメチル)フェニル]ピペリジン-1-イル}カルボニル)アミノ]ブタン酸メチル
Figure 2004300133
1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ ppm:1.51 (d, J = 7.3 Hz, 3 H), 1.50 - 1.65 (m, 4 H), 2.77 - 2.87 (m, 2 H),3.05 (t, J = 11.6 Hz, 1 H), 3.64 (s, 3 H), 3.60 - 3.72 (m, 1 H), 3.93 - 4.05 (m,2 H), 4.85 (dd, J = 8.3, 5.4 Hz, 1 H), 5.01 (d, J = 8.3 Hz,
1 H), 7.05 (d, J =2.2 Hz, 1 H), 7.12 (dt, J = 7.2, 1.0 Hz, 1 H), 7.19 (dt, J = 7.2, 1.0 Hz, 1 H),7.28 - 7.37 (m, 3 H), 7.48 - 7.53 (m, 1 H), 7.62 (d, J = 7.3 Hz, 1 H), 7.65 (d,J = 7.8 Hz, 1 H), 8.12 (br, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 488 (M+H+).
参考例15
(2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-({[4-(2-メトキシフェニル)ピペリジン-1-イル]カルボニル}アミノ)ブタン酸メチル
Figure 2004300133
1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ ppm:1.51 (d, J = 7.3 Hz, 3 H), 1.50 - 1.65 (m, 2 H), 1.75 - 1.77 (m, 2 H),2.82 (td, J = 7.0, 2.6 Hz, 1 H), 2.02 (td, J = 7.0, 2.6 Hz,
1 H), 3.08 (tt, J =12.1, 3.4 Hz, 1 H), 3.62 (s, 3 H), 3.63 - 3.68 (m, 1 H), 3.82 (s, 3 H), 3.90 - 4.06(m, 2 H), 4.84 (dd, J = 8.6, 5.4 Hz, 1 H), 5.01 (d, J = 8.3 Hz, 1 H), 6.85 - 7.22(m, 7 H), 7.35 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 7.64 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 8.13 (brs, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 450 (M+H+).
参考例16
(2R,3S)-2-({[4-(2-フルオロフェニル)ピペリジン-1-イル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸メチル
Figure 2004300133
1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ ppm:1.51 (d, J = 7.3 Hz, 3 H), 1.50 - 1.65 (m, 2 H), 1.75 - 1.77 (m, 2 H),2.82 (td, J = 7.0, 2.6 Hz, 1 H), 2.86 (td, J = 7.0, 2.6 Hz,
1 H), 2.99 (tt, J =12.1, 3.4 Hz, 1 H), 3.62 (s, 3 H), 3.57 - 3.68 (m, 1 H), 3.90 - 4.06 (m, 2 H),4.84 (dd, J = 8.6, 5.4 Hz, 1 H), 5.01 (d, J = 8.3 Hz, 1 H), 6.85 - 7.22 (m, 7 H),7.35 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 7.64 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 8.13 (brs, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 438 (M+H+).
参考例17
(2R,3S)-2-({[4-(4-フルオロフェニル)-3,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-イル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸メチル
Figure 2004300133
1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ ppm:1.51 (d, J = 7.3 Hz, 3 H), 2.44 - 2.49 (m, 2 H), 3.49 - 3.71 (m, 3 H), 3.63(s, 3 H), 3.83 - 3.97 (m, 2 H), 4.86 (dd, J = 8.3, 5.4
Hz, 1 H), 4.99 (d, J =8.3 Hz, 1 H), 5.90 (s, 1 H), 7.00 - 7.20 (m, 5 H), 7.29 -
7.37 (m, 3 H), 7.62(d, J = 8.1 Hz, 1 H), 8.14 (s, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 436 (M+H+).
参考例18
(2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-({[4-[2-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-イル]カルボニル}アミノ)ブタン酸メチル
Figure 2004300133
1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ ppm:1.51 (d, J = 7.1 Hz, 3 H), 2.31 - 2.40 (m, 2 H), 3.48 - 3.72 (m, 3 H),3.63 (s, 3 H), 3.81 - 3.94 (m, 2 H), 4.88 (dd, J = 7.3, 5.4
Hz, 1 H), 5.00 (d,J = 8.3 Hz, 1 H), 5.52 (s, 1 H), 7.04 - 7.22 (m, 4 H), 7.34 -
7.39 (m, 2 H),7.47 - 7.51 (m, 1 H), 7.61 - 7.66 (m, 2 H), 8.21 (brs, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 486 (M+H+).
参考例19
(2R,3S)-2-{[(4-ヒドロキシ-4-フェニルピペリジン-1-イル)カルボニル]アミノ}-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸メチル
Figure 2004300133
1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ ppm:1.50 (d, J = 7.3 Hz, 3 H), 1.67 - 1.71 (m, 3 H), 1.93 (dt, J = 13.5, 4.8Hz, 2 H), 3.19 - 3.30 (m, 2 H), 3.62 (s, 3 H), 3.57 - 3.81 (m, 3 H), 4.84 (dd,J = 8.3, 5.4 Hz, 1 H), 5.03 (d, J = 8.3 Hz, 1 H), 7.03 (d, J = 2.4 Hz, 1 H), 7.09(td, J = 7.1, 1.0 Hz, 1 H), 7.17 (td, J = 7.1, 1.0 Hz, 1 H), 7.26 - 7.45 (m, 6H), 7.61 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 8.13 (s, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 436 (M+H+).
参考例20
(2R,3S)-2-({[4-(4-クロロフェニル)-4-ヒドロキシピペリジン-1-イル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸メチル
Figure 2004300133
1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ ppm:1.50 (d, J = 7.3 Hz, 3 H), 1.61 - 1.68 (m, 2 H), 1.86 (dt, J = 12.9, 4.3Hz, 1 H), 1.93 (dt, J = 12.9, 4.3 Hz, 1 H), 3.20 (dt, J =
13.2, 2.5 Hz, 1 H),3.23 (dt, J = 13.2, 2.5 Hz, 1 H), 3.63 (s, 3 H), 3.58 - 3.79
(m, 3 H), 4.83 (dd,J = 8.4, 5.4 Hz, 1 H), 5.02 (d, J = 8.3 Hz, 1 H), 7.03 (d, J
= 2.4 Hz, 1 H), 7.09(dt, J = 7.1, 1.2 Hz, 1 H), 7.17 (dt, J = 7.1, 1.2 Hz, 1 H), 7.31 - 7.37 (m, 5H), 7.61 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 8.17 (s, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 470 (M+H+).
参考例21
(2R,3S)-2-({[4-ヒドロキシ-4-(2-メチルフェニル)ピペリジン-1-イル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸メチル
Figure 2004300133
1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ ppm:1.51 (d, J = 7.3 Hz, 3 H), 1.89 - 2.10 (m, 4 H), 2.60 (s, 3 H), 3.26 - 3.36(m, 2 H), 3.58 - 3.83 (m, 3 H), 3.62 (s, 3 H), 4.84 (dd, J = 8.3, 5.4 Hz, 1 H),5.04 (d, J = 8.3 Hz, 1 H), 7.04 (d, J = 2.4 Hz, 1 H), 7.08 - 7.37 (m, 7 H),7.63 (d, J = 7.8 Hz, 1 H), 8.10 (s, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 450 (M+H+).
参考例22
(2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-({[4-(1-ナフチル)ピペリジン-1-イル]カルボニル}アミノ)ブタン酸メチル
Figure 2004300133
1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ ppm:1.52 (d, J =7.5 Hz, 3 H), 1.65 - 1.97 (m, 4 H), 2.95 (td, J = 12.6, 3.1 Hz, 1 H), 3.00 (td, J =12.7, 2.4 Hz, 1 H), 3.46(tt, J = 12.0, 3.3 Hz, 1 H), 3.58 - 3.73(m, 2 H), 3.64 (s, 3 H), 4.01 (d, J = 13.4 Hz, 1 H), 4.86 (dd, J = 8.3, 5.1 Hz,1 H), 5.05 (d, J = 8.3 Hz, 1 H), 7.05 (d, J = 2.4 Hz, 1 H), 7.12 (td, J = 7.9, 1.0 Hz, 1H), 7.18 (td, J = 7.9, 1.0 Hz, 1 H), 7.34 (dd, J = 14.4, 7.6 Hz, 2 H), 7.43 - 7.54 (m, 3 H), 7.65 (d, J = 7.6 Hz,1 H), 7.73
(d, J = 8.3 Hz, 1 H), 7.88 (d, J = 7.6 Hz, 1 H), 8.07 (d, J = 8.6Hz, 1 H), 8.13
(brs, 1 H).
LC/MS (ESI) m/z 470 (M+H+).
参考例23
(2R,3S)-2-{[(4-ベンゾイルピペラジン-1-イル)カルボニル]アミノ}-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸メチル
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 449 (M+H+).
参考例24
(2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-{[(4-フェニルピペリジン-1-イル)カルボニル]アミノ}ブタン酸エチル
Figure 2004300133
(2R,3S)-2-アミノ-3-(1H-インド−ル-3-イル)ブタン酸エチルエステルO,O’-ジアセチル-L-酒石酸塩 (7.21 g)と飽和炭酸水素ナトリウム水(35 mL)−酢酸エチル (40 mL) の混合物を室温で2時間撹拌した。有機層を分離した後、水層を酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を乾燥(MgSO4)した後、溶媒を留去して、(2R,3S)-2-アミノ-3-(1H-インド−ル-3-イル)ブタン酸エチルエステルを無色油状物として得た(3.69g, 収率100%)。
得られた油状物 (2.22 g) とN,N-ジイソプロピルエチルアミン (1.98 mL) のアセトニトリル (60 mL) 溶液に、氷冷下炭酸N,N’-ジスクシンイミジル(2.65 g) を添加し、1時間攪拌した。得られた溶液に4-フェニルピペリジン 塩酸塩 (2.25 g) とDBU (1.71 mL) のアセトニトリル(10 mL) 溶液およびN,N-ジイソプロピルエチルアミン (1.98 mL) を氷冷下添加した。反応溶液を室温で16時間攪拌し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル = 1/1 〜 1/4) で精製して、表題化合物を白色アモルファスとして得た (3.62 g, 収率93%)。
LC/MS(ESI) m/z 434 (M+H+).
以下の参考例25〜54に記載の化合物は参考例24と同様にして製造した。
参考例25
(2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-({[4-(2-メチルフェニル)ピペリジン-1-イル]カルボニル}アミノ)ブタン酸エチル
Figure 2004300133
1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ ppm:1.11 (t, J = 7.1 Hz, 3 H), 1.51 (d, J = 7.3 Hz, 3
H), 1.56 - 1.73 (m, 4 H),2.33 (s, 3 H), 2.77 - 2.89 (m, 3 H), 3.63 - 3.74 (m, 1
H), 3.93 - 4.10 (m, 2 H), 4.06 (q, J = 7.1 Hz, 2 H), 4.83 (dd, J = 8.6, 5.6 Hz,
1 H), 5.05 (d, J = 15.8Hz, 1 H), 7.03 - 7.23 (m, 6 H), 7.26 - 7.38 (m, 2 H), 7.65 (d, J = 7.8 Hz, 1 H),8.07 (brs, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 448 (M+H+).
参考例26
(2R,3S)-2-({[4-(2-エチルフェニル)ピペリジン-1-イル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸エチル
Figure 2004300133
1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ ppm:1.12 (t, J = 7.1 Hz, 3 H), 1.21 (t, J = 7.6 Hz, 3
H), 1.52 (d, J = 7.3Hz, 3 H), 1.58 - 1.72 (m, 4 H), 2.68 (q, J = 7.6 Hz, 2 H), 2.77 (m, 3 H), 3.64- 3.67 (m, 1 H), 3.94 - 4.15 (m, 2 H), 4.06 (q, J = 7.1 Hz, 2
H), 4.82 (dd, J =8.4, 5.7 Hz, 1 H), 5.07 (d, J = 8.6 Hz, 1 H), 7.05 (d, J = 2.4
Hz, 1 H), 7.09 -7.21 (m, 6 H), 7.36 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 7.65 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 8.43 (brs,1 H).
LC/MS(ESI) m/z 462 (M+H+).
参考例27
(2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-({[4-(3-メチルフェニル)ピペリジン-1-イル]カルボニル}アミノ)ブタン酸エチル
Figure 2004300133
1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ ppm:1.14 (t, J = 7.1 Hz, 3 H), 1.51 (d, J = 7.3 Hz, 3
H), 1.55 - 1.62 (m, 2 H),1.77 - 1.80 (m, 2 H), 3.40 (s, 3 H), 2.59 (tt, J = 12.2, 3.5 Hz, 1 H), 2.79 -2.87 (m, 2 H), 3.63 - 3.66 (m, 1 H), 3.91 - 4.09 (m, 2 H), 4.07 (q. J = 7.1Hz,2 H), 4.83 (dd, J = 8.5, 5.6 Hz, 1 H), 5.02 (d, J = 8.5 Hz,
1 H), 6.96 - 7.21 (m,7 H), 7.35 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 7.64 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 8.09 (brs, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 448 (M+H+).
参考例28
(2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-[({4-[3-(トリフルオロメチル)フェニル]ピペリジン-1-イル}カルボニル)アミノ]ブタン酸エチル
Figure 2004300133
1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ ppm:1.31 (t, J = 7.1 Hz, 3 H), 1.51 (d, J = 7.3 Hz, 3
H), 1.54 - 1.69 (m, 2 H),1.77 - 1.82 (m, 2 H), 2.70 (tt, J = 12.0, 2.6 Hz, 1 H), 2.80 (td, J = 13.0, 2.6Hz, 1 H), 2.85 (td, J = 13.0, 2.6 Hz, 1 H), 3.64 - 3.69
(m, 1 H), 3.94 - 4.03(m, 1 H), 4.07 (q. J = 7.1Hz, 2 H), 4.83 (dd, J = 8.4, 5.5
Hz, 1 H), 5.02 (d, J= 8.3 Hz, 1 H), 7.04 (d, J = 2.4 Hz, 2 H), 7.08 - 7.52 (m, 8 H), 7.64 (d, J = 7.0Hz, 1 H), 8.08 (brs, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 502 (M+H+).
参考例29
(2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-({[4-(3-メトキシフェニル)ピペリジン-1-イル]カルボニル}アミノ)ブタン酸エチル
Figure 2004300133
1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ ppm:1.12 (t, J = 7.1 Hz, 3 H), 1.51 (d, J = 7.3 Hz, 3
H), 1.55 - 1.64 (m, 2 H)1.78 - 1.81 (m, 2 H), 2.61 (tt, J = 12.1, 3.5 Hz, 1 H),
2.75 (td, J = 12.8, 2.5Hz, 1 H), 2.84 (td, J = 12.8, 2.5 Hz, 1 H), 3.61 - 3.69 (m, 1 H), 3.80 (s, 3 H),3.91 - 3.98 (m, 2 H), 4.06 (q, J = 7.1 Hz, 2 H), 4.83 (dd, J = 8.3, 5.6 Hz, 1 H),5.03 (d, J = 8.6 Hz, 1 H), 6.73 - 6.79 (m, 3 H), 7.04 (d, J = 2.5 Hz, 1 H),7.10 (td, J = 7.1, 1.0 Hz, 1 H), 7.12 (td, J = 7.1, 1.0 Hz, 1 H), 7.23 (t, J =7.8 Hz, 1 H), 7.35 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 7.64 (d, J = 7.8 Hz, 1 H), 8.16 (s, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 464 (M+H+).
参考例30
(2R,3S)-2-({[4-(4-クロロフェニル)-3,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-イル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸エチル
Figure 2004300133
1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ ppm: 1.12 (t, J = 7.1 Hz, 3 H), 1.53 (d, J = 7.3 Hz, 3 H), 2.40 - 2.51 (m, 2 H),3.50 - 3.68 (m, 3 H), 3.85 - 3.94 (m, 2 H), 4.06 (q, J = 7.1 Hz, 2 H), 4.84 (dd,J = 8.5, 5.5 Hz, 1 H), 5.00 (d, J = 8.3 Hz, 1 H), 5.94 - 5.97 (m, 1 H), 7.03 -7.19 (m, 3 H), 7.26 - 7.37 (m, 5 H), 7.62 (d, J = 7.3 Hz, 1 H), 8.09 (brs, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 466 (M+H+).
参考例31
(2R,3S)-2-({[4-ヒドロキシ-4-(1,3-チアゾール-2-イル)ピペリジン-1-イル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸エチル
Figure 2004300133
1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ ppm:1.13 (t, J = 7.1 Hz, 3 H), 1.50 (d, J = 7.3 Hz, 3
H), 1.80 - 1.85 (m, 2H), 2.03 - 2.12 (m, 3 H), 3.22 - 3.35 (m, 2 H), 3.62 - 3.83 (m, 3 H), 4.07 (q,J = 7.1 Hz, 2 H), 4.82 (dd, J = 8.5, 5.5 Hz, 1 H), 5.04 (d, J = 8.5 Hz, 1 H),7.03 (d, J = 2.4 Hz, 1 H), 7.08 - 7.19 (m, 2 H), 7.31 (d, J = 3.2 Hz, 1 H),7.34 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 7.63 (d, J = 7.5 Hz, 1 H), 7.73 (d, J = 3.2 Hz, 1 H),8.14 (s, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 457 (M+H+).
参考例32
(2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-({[4-(4-メチル-1,3-チアゾール-2-イル)ピペリジ
ン-1-イル]カルボニル}アミノ)ブタン酸エチル
Figure 2004300133
1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ ppm:1.12 (t, J = 7.1 Hz, 3 H), 1.50 (d, J = 7.3 Hz, 3
H), 1.63 - 1.76 (m, 2H), 2.04 - 2.07 (m, 2 H), 2.42 (s, 3 H), 2.79- 2.93 (m, 2 H), 3.11 (tt, J =11.6, 3.8 Hz, 1 H), 3.60 - 3.68 (m, 1 H), 3.95 (dd, J = 38.9, 13.3 Hz, 2 H), 4.08(q, J = 7.1 Hz, 2 H), 4.81 (dd, J = 8.4, 5.5 Hz, 1 H), 5.01 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.76 (d, J = 1.0 Hz, 1 H), 7.04 (d, J = 2.4 Hz, 1 H), 7.10 (dt, J = 8.1,1.1 Hz, 1 H), 7.17 (dt, J = 8.1, 1.1 Hz, 1 H), 7.35 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.62 (d,J = 7.6 Hz, 1 H), 8.12 (s, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 455 (M+H+).
参考例33
(2R,3S)-2-({[4-(4-フルオロフェノキシ)ピペリジン-1-イル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸エチル
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 468 (M+H+).
参考例34
(2R,3S)-2-({[4-(4-フルオロフェニル)ピペリジン-1-イル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸エチル
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 452 (M+H+).
参考例35
(2R,3S)-2-({[4-(4-クロロフェニル)ピペリジン-1-イル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸エチル
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 468 (M+H+)
参考例36
(2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-({[4-(4-メチルフェニル)ピペリジン-1-イル]カルボニル}アミノ)ブタン酸エチル
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 448 (M+H+).
参考例37
(2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-({[4-(4-メトキシフェニル)ピペリジン-1-イル]カルボニル}アミノ)ブタン酸エチル
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 464 (M+H+).
参考例38
(2R,3S)-2-({[4-(2,4-ジフルオロフェニル)ピペリジン-1-イル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸エチル
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 470 (M+H+).
参考例39
(2R,3S)-2-({[4-(3-フルオロフェニル)ピペリジン-1-イル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸エチル
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 452 (M+H+).
参考例40
(2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-({[4-(2-メチルフェニル)ピペラジン-1-イル]カルボニル}アミノ)ブタン酸エチル
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 449 (M+H+).
参考例41
(2R,3S)-2-({[4-(4-フルオロフェニル)ピペラジン-1-イル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸エチル
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 453 (M+H+).
参考例42
(2R,3S)-2-{[(4-シクロヘキシルピペラジン-1-イル)カルボニル]アミノ}-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸エチル
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 441 (M+H+).
参考例43
(2R,3S)-2-({[4-(4-フルオロベンゾイル)ピペリジン-1-イル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸エチル
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 480 (M+H+).
参考例44
(2R,3S)-2-[({4-[(4-フルオロフェニル)チオ]ピペリジン-1-イル}カルボニル)アミノ]-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸エチル
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 484 (M+H+).
参考例45
(2R,3S)-2-[({4-[(4-フルオロフェニル)スルホニル]ピペリジン-1-イル}カルボニル)アミノ]-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸エチル
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 516 (M+H+).
参考例46
(2R,3S)-2-[({4-[(4-フルオロフェニル)スルホニル]ピペラジン-1-イル}カルボニル)アミノ]-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸エチル
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 517 (M+H+).
参考例47
(2R,3S)-2-[(3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-イルカルボニル)アミノ]-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸エチル
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 406 (M+H+).
参考例48
(2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-{[(6-メチル-3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-イル)カルボニル]アミノ}ブタン酸エチル
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 420 (M+H+).
参考例49
(2R,3S)-2-{[(6-クロロ-3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-イル)カルボニル]アミノ}-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸エチル
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 440 (M+H+).
参考例50
(2R,3S)-2-{[(6-フルオロ-3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-イル)カルボニル]アミノ}-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸エチル
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 424 (M+H+).
参考例51
(2R,3S)-2-[(4,7-ジヒドロチエノ[2,3-c]ピリジン-6(5H)-イルカルボニル)アミノ]-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸エチル
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 412 (M+H+).
参考例52
(2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-[(1,2,4,5-テトラヒドロ-3H-3-ベンゾアゼピン-3-イルカルボニル)アミノ]ブタン酸エチル
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 420 (M+H+).
参考例53
(2R,3S)-2-[(1,3-ジヒドロ-2H-イソインドール-2-イルカルボニル)アミノ]-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸エチル
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 392 (M+H+).
参考例54
(2R,3S)-2-[(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イルカルボニル)アミノ]-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸エチル
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 392 (M+H+).
参考例55
(2RS,3SR)-2-({[4-(4-フルオロフェノキシ)ピペリジン-1-イル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸メチル
Figure 2004300133
(2RS,3SR)-2-アミノ-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸メチル (4.79 g) とN,N-ジイソプロピルエチルアミン(4.30 mL) のアセトニトリル (70 mL) 溶液に、氷冷下炭酸N,N’-ジスクシンイミジル (5.53 g) を添加し、1時間攪拌した。得られる溶液に4-(4-フルオロフェニル)ピペリジン塩酸塩 (5.00 g) とDBU (3.23 mL) のアセトニトリル (10 mL) 溶液およびN,N-ジイソプロピルエチルアミン (4.30 mL) を氷冷下添加した。反応溶液を室温で12時間攪拌し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;酢酸エチル) で精製して、表題化合物を淡黄色油状物として得た (8.70 g, 収率93%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm:1.49 (d, J = 7.5 Hz, 3 H), 1.60 - 1.73 (m, 2 H),
1.80- 1.90 (m, 2 H), 3.14 - 3.29 (m, 2 H), 3.45 - 3.62 (m, 6 H), 4.31 - 4.37 (m, 1H), 4.81 (dd, J = 5.4, 8.1 Hz, 1 H), 4.98 (d, J = 8.4 Hz, 1 H), 6.80 - 6.86 (m,2 H), 6.92 - 7.02 (m, 4 H), 7.07 - 7.20 (m, 2 H), 7.34 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 7.60(d, J = 7.8 Hz, 1 H), 8.14 (s, 1 H).
参考例56
(2S,3R)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-{[(4-フェニルピペリジン-1-イル)カルボニル]アミノ}ブタン酸メチル
Figure 2004300133
(2S,3R)-2-アミノ-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸メチル (1.16 g) とN,N-ジイソプロピルエチルアミン(1.05 mL) のアセトニトリル (30 mL) 溶液に、氷冷下炭酸N,N’-ジスクシンイミジル (1.39 g) を添加し、1時間攪拌した。得られる溶液に4-フェニルピペリジン(0.967 g) のアセトニトリル (5 mL) 溶液およびN,N-ジイソプロピルエチルアミン (1.05 mL) を氷冷下添加した。反応溶液を室温で16時間攪拌し、飽和炭酸水素ナトリウム溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を乾燥(MgSO4)した後、溶媒を留去した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー (溶出液:ヘキサン/酢酸エチル= 1/1〜1/4) で精製して、表題化合物を白色アモルファスとして得た (2.07 g, 収率99%)。
LC/MS(ESI) m/z 420 (M+H+).
以下の参考例57に記載の化合物は参考例56と同様にして製造した。
参考例57
(2S,3R)-2-({[4-(4-フルオロフェニル)ピペラジン-1-イル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸メチル
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 439 (M+H+).
参考例58
(2RS,3SR)-2-{[(1-ベンゾイルピペリジン-4-イル)カルボニル]アミノ}-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸メチル
Figure 2004300133
(2RS,3SR)-2-アミノ-3-(1H-インド−ル-3-イル)ブタン酸メチルエステル (4.65 g) 、 1-ベンゾイルピペリジン-4-カルボン酸(5.13 g)、WSC(5.75 g)およびHOBt(4.60 g)のテトラヒドロフラン(70 mL)混合溶液を、室温で12時間攪拌した。反応溶液を酢酸エチルで希釈した後、飽和炭酸ナトリウム水溶液を加えて抽出した。有機層を乾燥(MgSO4)した後、溶媒を留去した。残さををシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル=1/1〜酢酸エチル)で精製して、表題化合物を淡黄色油状物として得た(7.86g, 収率88%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm:1.47 (d, J = 6.9 Hz, 3 H), 1.63 - 1.83 (m, 4 H),
2.27- 2.35 (m, 1 H), 2.80 - 3.00 (m, 2 H), 3.62 - 3.78 (m, 4 H), 4.60 (brs, 1 H),4.86 - 4.96 (m, 1 H), 5.86 - 6.02 (m, 1 H), 6.99 (d, J = 3.6 Hz, 1 H), 7.08 -7.20 (m, 2 H), 7.33 - 7.40 (m, 6 H), 7.55 - 7.60 (m, 1 H), 8.22 - 8.28 (m,1 H).
参考例59
(2R,3S)-2-{[(1-ベンゾイルピペリジン-4-イル)カルボニル]アミノ}-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸メチル
Figure 2004300133
(2R,3S)-2-アミノ-3-(1H-インド−ル-3-イル)ブタン酸メチルエステル (1.28 g) 、 1-ベンゾイルピペリジン-4-カルボン酸(1.54 g)、WSC(1.58 g)およびHOBt(1.10 g)のアセトニトリル(50 mL)混合溶液を、室温で16時間攪拌した。反応溶液を酢酸エチルで希釈した後、飽和炭酸ナトリウム水溶液を加えて抽出した。抽出液をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル=1/1〜1/4〜酢酸エチル)で精製して、表題化合物を淡黄色粉末として得た(2.01g, 収率82%)。
LC/MS(ESI) m/z 448 (M+H+).
参考例60
(2RS,3SR)-2-({[4-(4-フルオロフェノキシ)ピペリジン-1-イル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸
Figure 2004300133
(2RS,3SR)-2-({[4-(4-フルオロフェノキシ)ピペリジン-1-イル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸メチル(8.70 g) のメタノール (45 mL) 溶液に2規定水酸化ナトリウム水 (22 mL) を室温で加え、2時間攪拌した。反応液を1規定塩酸 (44mL) で中和した後、酢酸エチルで抽出した。抽出液を乾燥 (MgSO4)後、減圧下溶媒を留去して、表題化合物を淡橙色アモルファスとして得た (8.00 g, 収率95%)。
LC/MS(ESI) m/z 440 (M+H+).
以下の参考例61〜64に記載の化合物は参考例60と同様にして製造した。
参考例61
(2S,3R)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-{[(4-フェニルピペリジン-1-イル)カルボニル]アミノ}ブタン酸
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 406 (M+H+).
参考例62
(2S,3R)-2-({[4-(4-フルオロフェニル)ピペラジン-1-イル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 425 (M+H+).
参考例63
(2RS,3SR)-2-{[(4-ベンゾイルピペリジン-1-イル)カルボニル]アミノ}-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 434 (M+H+).
参考例64
(2R,3S)-2-{[(1-ベンゾイルピペリジン-4-イル)カルボニル]アミノ}-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 434 (M+H+).
参考例65
(2R)-2-({[4-(4-フルオロフェノキシ)ピペリジン-1-イル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)プロパン酸メチル
Figure 2004300133
(2R)-2-アミノ-3-(1H-インドール-3-イル)プロパン酸メチル 塩酸塩 (345 mg)、DBU (0.21mL) とN,N-ジイソプロピルエチルアミン (0.293 mL) のアセトニトリル (10 mL) 溶液に、氷冷下炭酸N,N’-ジスクシンイミジル(390 mg) を添加し、1時間攪拌した。反応溶液に4-(4-フルオロフェニル)ピペリジン 塩酸塩 (390 mg) とDBU (0.252 mL) のアセトニトリル(1 mL) 溶液およびN,N-ジイソプロピルエチルアミン (0.293 mL) を氷冷下添加した。反応溶液を室温で16時間攪拌し、飽和炭酸水素ナトリウム水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー (溶出液:ヘキサン/酢酸エチル= 1/1〜1/2) で精製して、表題化合物を淡黄色アモルファスとして得た (0.52 g, 収率85%)。
LC/MS(ESI) m/z 440 (M+H+).
以下の参考例66に記載の化合物は参考例65と同様にして製造した。
参考例66
(2R)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-{[(4-フェニルピペリジン-1-イル)カルボニル]アミノ}プロパン酸メチル
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 406 (M+H+).
以下の参考例67〜68に記載の化合物は参考例2と同様にして製造した。
参考例67
(2R)-2-({[4-(4-フルオロフェノキシ)ピペリジン-1-イル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)プロパン酸
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 426 (M+H+).
参考例68
(2R)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-{[(4-フェニルピペリジン-1-イル)カルボニル]アミノ}プロパン酸
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 392 (M+H+).
参考例69
(2R,3S)-2-アミノ-3-(1H-インド−ル-3-イル)ブタン酸エチルエステル
Figure 2004300133
(2R,3S)-2-アミノ-3-(1H-インド−ル-3-イル)ブタン酸エチルエステルO,O’-ジアセチル-L-酒石酸塩 (2.88 g)と飽和炭酸水素ナトリウム水(35 mL)−酢酸エチル (40 mL) の混合物を室温で2時間撹拌した。有機層を分離した後、水層を酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を乾燥(MgSO4)した後、溶媒を留去して、表題化合物を無色油状物として得た(1.48g, 収率100%)。
1H NMR (200 MHz, CDCl3)δ ppm:1.24 (t, J = 7.1 Hz, 3 H), 1.33 (d, J = 7.0 Hz, 3
H), 3.58 - 3.76 (m, 1H), 3.90 (d, J = 4.0 Hz, 1 H), 4.18 (q, J = 7.0 Hz, 2 H), 7.05 - 7.23 (m, 3 H),7.34 - 7.42 (m, 1 H), 7.64 - 7.76 (m, 1 H), 8.06 (s, 1 H).
参考例70
(2R,3S)-2-({[4-(4-クロロフェニル)ピペラジン-1-イル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸エチル
Figure 2004300133
(2R,3S)-2-アミノ-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸エチル(739 mg, 3.00 mmol)とN,N-ジイソプロピルエチルアミン(1.03mL, 6.00 mmol)のアセトニトリル(15 mL)溶液を0℃に冷却し、そこへ炭酸N,N’-ジスクシンイミジル(845 mg, 3.30 mmol)を撹拌しながら少しずつ加えた。1時間後、1-(4-クロロフェニル)ピペラジン塩酸塩(769mg, 3.30 mmol)とN,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.567 mL, 3.30 mmol)を加え、さらに室温で3時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、水と飽和食塩水で洗浄した。有機層を乾燥(MgSO4)後、減圧濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:酢酸エチル)で精製して、表題化合物を無色アモルファス状物質として得た(1.28g,
収率91%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.13 (t, J = 7.2 Hz, 3 H), 1.51 (d, J = 7.4 Hz, 3
H), 3.01 - 3.13 (m, 4H), 3.36 - 3.52 (m, 4 H), 3.66 (dq, J = 5.4, 7.4 Hz, 1 H),
4.07 (q, J = 7.2 Hz,2 H), 4.82 (dd, J = 5.4, 8.4 Hz, 1 H), 5.02 (d, J = 8.4 Hz,
1 H), 6.78 - 6.83(m, 2 H), 7.02 (d, J = 2.3 Hz, 1 H), 7.06 - 7.12 (m, 1 H), 7.1
5 - 7.24 (m, 3H), 7.36 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 7.61 (d, J = 7.7 Hz, 1 H), 8.10 (s,
1 H).
LC/MS(ESI) m/z 469 (M+H+).
以下の参考例71〜84に記載の化合物は参考例70と同様にして製造した。
参考例71
(2R,3S)-2-({[4-(2-クロロフェニル)ピペラジン-1-イル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸エチル
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.13 (t, J = 7.2 Hz, 3 H), 1.52 (d, J = 7.2 Hz, 3
H), 2.92 - 3.03 (m, 4H), 3.40 - 3.56 (m, 4 H), 3.66 (dq, J = 5.5, 7.2 Hz, 1 H),
4.07 (q, J = 7.2 Hz,2 H), 4.83 (dd, J = 5.5, 8.3 Hz, 1 H), 5.03 (d, J = 8.3 Hz,
1 H), 6.97 - 7.04(m, 3 H), 7.08 - 7.23 (m, 3 H), 7.34 - 7.38 (m, 2 H), 7.63 (d,
J = 7.7 Hz, 1H), 8.09 (brs, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 469 (M+H+).
参考例72
(2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-({[4-(4-メチルフェニル)ピペラジン-1-イル]カルボニル}アミノ)ブタン酸エチル
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.12 (t, J = 7.2 Hz, 3 H), 1.51 (d, J = 7.2 Hz, 3
H), 2.28 (s, 3 H), 3.00- 3.12 (m, 4 H), 3.37 - 3.53 (m, 4 H), 3.65 (dq, J = 5.5, 7.2 Hz, 1 H), 4.06(q, J = 7.2 Hz, 2 H), 4.82 (dd, J = 5.5, 8.3 Hz, 1 H), 5.03 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 6.80 - 6.84 (m, 2 H), 7.02 (d, J = 2.5 Hz, 1 H), 7.06 - 7.12 (m, 3 H), 7.15- 7.20 (m, 1 H), 7.35 (d, J = 7.9 Hz, 1 H), 7.62 (d, J = 7.9 Hz,
1 H), 8.10(brs, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 449 (M+H+).
参考例73
(2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-[({4-[4-(トリフルオロメチル)フェニル]ピペラジン-1-イル}カルボニル)アミノ]ブタン酸エチル
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.14 (t, J = 7.2 Hz, 3 H), 1.51 (d, J = 7.4 Hz, 3
H), 3.17 - 3.29 (m, 4H), 3.38 - 3.54 (m, 4 H), 3.67 (dq, J = 5.4, 7.4 Hz, 1 H),
4.08 (q, J = 7.2 Hz,2 H), 4.82 (dd, J = 5.4, 8.4 Hz, 1 H), 5.01 (d, J = 8.4 Hz,
1 H), 6.85 - 6.90(m, 2 H), 7.03 (d, J = 2.3 Hz, 1 H), 7.06 - 7.11 (m, 1 H), 7.15 - 7.20 (m, 1H), 7.36 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 7.47 - 7.51 (m, 2 H), 7.61 (d, J = 7.9 Hz, 1 H),8.09 (s, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 503 (M+H+).
参考例74
(2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-({[4-(4-メトキシフェニル)ピペラジン-1-イル]カルボニル}アミノ)ブタン酸エチル
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.12 (t, J = 7.2 Hz, 3 H), 1.51 (d, J = 7.4 Hz, 3
H), 2.94 - 3.05 (m, 4H), 3.37 - 3.53 (m, 4 H), 3.65 (dq, J = 5.5, 7.4 Hz, 1 H),
3.77 (s, 3 H), 4.06(q, J = 7.2 Hz, 2 H), 4.82 (dd, J = 5.5, 8.5 Hz, 1 H), 5.03 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 6.82 - 6.91 (m, 4 H), 7.03 (d, J = 2.5 Hz, 1 H), 7.07 - 7.12 (m, 1 H), 7.15- 7.20 (m, 1 H), 7.35 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 7.61 (d, J = 8.1 Hz,
1 H), 8.09(brs, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 465 (M+H+).
参考例75
(2R,3S)-2-({[4-(2-フルオロフェニル)ピペラジン-1-イル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸エチル
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.13 (t, J = 7.1 Hz, 3 H), 1.51 (d, J = 7.4 Hz, 3
H), 2.95 - 3.07 (m, 4H), 3.40 - 3.55 (m, 4 H), 3.66 (dq, J = 5.5, 7.4 Hz, 1 H),
4.07 (q, J = 7.1 Hz,2 H), 4.82 (dd, J = 5.5, 8.4 Hz, 1 H), 5.03 (d, J = 8.4 Hz,
1 H), 6.88 - 7.13(m, 6 H), 7.15 - 7.21 (m, 1 H), 7.36 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 7.63 (d, J = 7.9 Hz,1 H), 8.09 (brs, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 453 (M+H+).
参考例76
(2R,3S)-2-({[4-(4-フルオロ-2-メチルフェニル)ピペラジン-1-イル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸エチル
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.13 (t, J = 7.2 Hz, 3 H), 1.52 (d, J = 7.2 Hz, 3
H), 2.28 (s, 3 H), 2.72- 2.84 (m, 4 H), 3.35 - 3.51 (m, 4 H), 3.66 (dq, J = 5.5, 7.2 Hz, 1 H), 4.07(q, J = 7.2 Hz, 2 H), 4.83 (dd, J = 5.5, 8.4 Hz, 1 H), 5.02 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.81 - 6.95 (m, 3 H), 7.04 (d, J = 2.5 Hz, 1 H), 7.08 - 7.13 (m, 1 H), 7.15- 7.21 (m, 1 H), 7.36 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 7.63 (d, J = 7.5 Hz,
1 H), 8.08(brs, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 467 (M+H+).
参考例77
(2R,3S)-2-({[4-(3-クロロフェニル)ピペラジン-1-イル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸エチル
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.14 (t, J = 7.2 Hz, 3 H), 1.51 (d, J = 7.4 Hz, 3
H), 3.06 - 3.18 (m, 4H), 3.36 - 3.52 (m, 4 H), 3.66 (dq, J = 5.5, 7.4 Hz, 1 H),
4.08 (q, J = 7.2 Hz,2 H), 4.82 (dd, J = 5.5, 8.3 Hz, 1 H), 5.02 (d, J = 8.3 Hz,
1 H), 6.75 (dd, J =1.9, 8.1 Hz, 1 H), 6.82 - 6.84 (m, 2 H), 7.03 (d, J = 2.5 Hz, 1 H), 7.07 - 7.12(m, 1 H), 7.14 - 7.21 (m, 2 H), 7.36 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 7.61 (d, J = 7.9 Hz,1 H), 8.10 (brs, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 469 (M+H+).
参考例78
(2R,3S)-2-({[4-(3-フルオロフェニル)ピペラジン-1-イル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸エチル
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.13 (t, J = 7.2 Hz, 3 H), 1.51 (d, J = 7.4 Hz, 3
H), 3.07 - 3.19 (m, 4H), 3.36 - 3.53 (m, 4 H), 3.66 (dq, J = 5.5, 7.4 Hz, 1 H),
4.07 (q, J = 7.2 Hz,2 H), 4.81 (dd, J = 5.5, 8.4 Hz, 1 H), 5.02 (d, J = 8.4 Hz,
1 H), 6.52 - 6.59(m, 2 H), 6.64 (ddd, J = 0.8, 2.3, 8.3 Hz, 1 H), 7.03 (d, J = 2.5 Hz, 1 H),7.06 - 7.12 (m, 1 H), 7.16 - 7.24 (m, 2 H), 7.34 - 7.37 (m, 1 H), 7.61 (d, J =7.9 Hz, 1 H), 8.10 (brs, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 453 (M+H+).
参考例79
(2R,3S)-2-({[4-(4-フルオロフェニル)-3-オキソピペラジン-1-イル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸エチル
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.17 (t, J = 7.2 Hz, 3 H), 1.50 (d, J = 7.4 Hz, 3
H), 3.63 - 3.76 (m, 5H), 3.98 (d, J = 17.1 Hz, 1 H), 4.10 (d, J = 17.1 Hz, 1 H), 4.12 (q, J = 7.2Hz, 2 H), 4.80 (dd, J = 5.4, 8.2 Hz, 1 H), 4.91 (d, J = 8.2 Hz, 1 H), 7.04 -7.14 (m, 4 H), 7.17 - 7.26 (m, 3 H), 7.37 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 7.63 (d, J = 7.7Hz, 1 H), 8.10 (brs, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 467 (M+H+).
参考例80
(2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-({[4-(2-メチルフェニル)-3-オキソピペラジン-1-イル]カルボニル}アミノ)ブタン酸エチル
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.16 (t, J = 7.2 Hz, 3 H), 1.50 (d, J = 7.4 Hz, 3
H), 2.19 (s, 3 H), 3.42- 3.53 (m, 1 H), 3.60 - 3.69 (m, 4 H), 3.98 (dd, J = 2.7, 17.0 Hz, 1 H), 4.08 -4.15 (m, 3 H), 4.81 (dd, J = 5.4, 8.1 Hz, 1 H), 4.95 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 7.04(d, J = 2.5 Hz, 1 H), 7.08 - 7.30 (m, 6 H), 7.36 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 7.63 (d,J = 7.7 Hz, 1 H), 8.14 (brs, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 463 (M+H+).
参考例81
(2R,3S)-2-({[4-(4-フルオロ-2-メチルフェニル)-3-オキソピペラジン-1-イル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸エチル
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.16 (t, J = 7.1 Hz, 3 H), 1.50 (d, J = 7.4 Hz, 3
H), 2.18 (d, J = 2.3Hz, 3 H), 3.41 - 3.51 (m, 1 H), 3.56 - 3.87 (m, 4 H), 3.97 (dd, J = 4.2, 17.2Hz, 1 H), 4.07 - 4.16 (m, 3 H), 4.81 (dd, J = 5.4, 8.1 Hz, 1 H), 4.94 (d, J =8.1 Hz, 1 H), 6.90 - 7.00 (m, 2 H), 7.04 - 7.15 (m, 3 H), 7.17 - 7.22 (m, 1 H),7.37 (d, J = 7.9 Hz, 1 H), 7.63 (d, J = 7.9 Hz, 1 H), 8.12 (brs, 1
H).
LC/MS(ESI) m/z 481 (M+H+).
参考例82
(2R,3S)-2-({[4-(4-フルオロ-2-ホルミルフェニル)ピペラジン-1-イル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸エチル
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.15 (t, J = 7.2 Hz, 3 H), 1.51 (d, J = 7.4 Hz, 3
H), 2.88 - 3.00 (m, 4H), 3.40 - 3.55 (m, 4 H), 3.67 (dq, J = 5.5, 7.4 Hz, 1 H),
4.09 (q, J = 7.2 Hz,2 H), 4.81 (dd, J = 5.5, 8.3 Hz, 1 H), 5.01 (d, J = 8.3 Hz,
1 H), 7.04 (d, J =2.3 Hz, 1 H), 7.07 - 7.13 (m, 2 H), 7.16 - 7.21 (m, 1 H), 7.22 - 7.29 (m, 1 H),7.36 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 7.50 (dd, J = 3.1, 8.4 Hz, 1 H), 7.62 (d, J = 7.9Hz, 1 H), 8.11 (brs, 1 H), 10.34 (d, J = 3.0 Hz, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 481 (M+H+).
参考例83
4-({[(1R,2S)-1-(エトキシカルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]アミノ}カルボニル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.13 (t, J = 7.2 Hz, 3 H), 1.46 (s, 9 H), 1.50 (d, J = 7.4 Hz, 3 H), 3.18- 3.42 (m, 8 H), 3.64 (dq, J = 5.5, 7.4 Hz, 1 H), 4.07 (q, J = 7.2 Hz, 2 H),4.79 (dd, J = 5.5, 8.4 Hz, 1 H), 4.96 (d, J = 8.4 Hz, 1 H), 7.02 (d, J = 2.5Hz, 1 H), 7.07 - 7.12 (m, 1 H), 7.15 - 7.21 (m, 1 H), 7.34 - 7.37 (m, 1 H),7.60 (d, J = 7.9 Hz, 1 H), 8.11 (s, H).
LC/MS(ESI) m/z 459 (M+H+).
参考例84
(2R,3S)-2-({[4-(アニリノカルボニル)ピペラジン-1-イル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸エチル
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.15 (t, J = 7.2 Hz, 3 H), 1.50 (d, J = 7.4 Hz, 3
H), 3.29 - 3.50 (m, 8H), 3.67 (dq, J = 5.4, 7.2 Hz, 1 H), 4.10 (q, J = 7.2 Hz, 2 H), 4.80 (dd, J =5.4, 8.3 Hz, 1 H), 4.96 (d, J = 8.3 Hz, 1 H), 6.37 (s, 1 H), 7.01 - 7.21 (m, 4H), 7.26 - 7.36 (m, 5 H), 7.61 (d, J = 7.9 Hz, 1 H), 8.19 (s, 1
H).
LC/MS(ESI) m/z 478 (M+H+).
以下の参考例85〜139に記載の化合物は参考例2と同様にして製造した。
参考例85
(2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-{[(4-フェニルピペラジン-1-イル)カルボニル]アミノ}ブタン酸
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 407 (M+H+).
参考例86
(2R,3S)-2-{[(4-ベンジルピペリジン-1-イル)カルボニル]アミノ}-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 420 (M+H+).
参考例87
(2R,3S)-2-{[(4-ベンジルピペラジン-1-イル)カルボニル]アミノ}-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 421 (M+H+).
参考例88
(2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-[({4-[2-(トリフルオロメチル)フェニル]ピペリジン-1-イル}カルボニル)アミノ]ブタン酸
Figure 2004300133
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm:1.34 (d, J = 7.3 Hz, 3 H), 1.44 - 1.66 (m, 4 H), 2.67 - 2.78 (m, 2 H),2.92 - 3.03 (m, 1 H), 3.58 - 3.64 (m, 1 H), 4.04 - 4.15 (m, 2 H), 4.42 - 4.46 (m,1 H), 6.21 (brs, 1 H), 6.94 - 7.15 (m, 3 H), 7.32 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 7.38 -7.67 (m, 5 H), 10.79 (s, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 474 (M+H+).
参考例89
(2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-({[4-(2-メトキシフェニル)ピペリジン-1-イル]カルボニル}アミノ)ブタン酸
Figure 2004300133
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δppm:1.34 (d, J = 7.1 Hz, 3 H), 1.36 - 1.49 (m, 2 H),
1.61 - 1.65 (m, 2 H), 2.67- 2.77 (m, 2 H), 2.99 - 3.07 (m, 1 H), 3.54 - 3.59 (m, 1 H), 3.78 (s, 3 H),4.02 - 4.14 (m, 2 H), 4.42 - 4.46 (m, 1 H), 6.26 (d, J = 8.3 Hz, 1 H), 6.88 -7.19 (m, 7 H), 7.31 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 7.54 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 10.91 (s,1 H).
LC/MS(ESI) m/z 436 (M+H+).
参考例90
(2R,3S)-2-({[4-(2-フルオロフェニル)ピペリジン-1-イル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸
Figure 2004300133
1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ ppm:1.32 (d, J = 7.0 Hz, 3 H), 1.42 - 1.57 (m, 4 H), 2.67 - 2.80 (m, 2 H),2.93 - 3.00 (m, 1 H), 3.55 - 3.59 (m, 1 H), 4.02 - 4.12 (m,
2 H), 4.37 - 4.40 (m,1 H), 6.25 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 6.93 - 7.32 (m, 8 H), 7.31 (d, J = 8.1 Hz, 1 H),7.53 (d, J = 7.8 Hz, 1 H), 10.77 (s, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 424 (M+H+).
参考例91
(2R,3S)-2-({[4-(4-フルオロフェニル)-3,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-イル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸
Figure 2004300133
1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ ppm:1.51 (d, J = 7.3 Hz, 3 H), 2.44 - 2.49 (m, 2 H), 3.49 - 3.71 (m, 3 H), 3.63(s, 3 H), 3.83 - 3.97 (m, 2 H), 4.86 (dd, J = 8.3, 5.4
Hz, 1 H), 4.99 (d, J =8.3 Hz, 1 H), 5.90 (s, 1 H), 7.00 - 7.20 (m, 5 H), 7.29 -
7.37 (m, 3 H), 7.62(d, J = 8.1 Hz, 1 H), 8.14 (s, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 436 (M+H+).
参考例92
(2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-({[4-[2-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジ
ヒドロピリジン-1(2H)-イル]カルボニル}アミノ)ブタン酸
Figure 2004300133
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm : 1.33 (d, J = 7.3 Hz, 3 H), 2.20 - 2.33 (m, 2 H), 3.46 - 3.61 (m, 3 H),3.81 - 3.98 (m, 2 H), 4.34 (t, J = 6.2 Hz, 1 H), 5.57 (s, 1 H), 6.24 (d, J =7.8 Hz, 1 H), 6.94 (t, J = 7.3 Hz, 1 H), 7.03 (t, J = 7.3 Hz, 1 H), 7.13 (d, J= 2.2 Hz, 1 H), 7.30 (d, J = 8.3 Hz, 1 H), 7.33 (d, J = 7.6 Hz, 1 H), 7.47 -7.56 (m, 2 H), 7.64 (t, J = 7.4 Hz, 1 H), 7.72 (d, J = 7.9 Hz, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 472 (M+H+).
参考例93
(2R,3S)-2-{[(4-ヒドロキシ-4-フェニルピペリジン-1-イル)カルボニル]アミノ}-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸
Figure 2004300133
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm : 1.34 (d, J = 7.3 Hz, 3 H), 1.50 - 1.80 (m, 4 H), 3.04 - 3.13 (m, 2 H), 3.54- 3.62 (m, 1 H), 3.81 - 3.90 (m, 2 H), 4.49 (dd, J = 8.6, 7.1 Hz, 1 H), 5.00(s, 1 H), 6.26 (d, J = 8.5 Hz, 1 H), 6.95 - 7.07 (m, 2 H), 7.15 (d, J = 2.2 Hz,1 H), 7.19 - 7.41 (m, 6 H), 7.55 (d, J = 7.8 Hz, 1 H), 10.83 (s, 1 H), 12.25(s, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 422 (M+H+).
参考例94
(2R,3S)-2-({[4-(4-クロロフェニル)-4-ヒドロキシピペリジン-1-イル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸
Figure 2004300133
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm : 1.34 (d, J = 7.1 Hz, 3 H), 1.47- 1.75 (m, 4 H), 3.02 - 3.11 (m, 2 H), 3.54 - 3.61 (m, 1 H), 3.81 - 4.06 (m, 2 H),4.49 (dd, J =
8.4, 7.1 Hz, 1 H), 5.12 (s, 1 H), 6.26 (d, J = 8.4 Hz, 1 H), 6.95- 7.07 (m, 2 H), 7.15 (d, J = 2.5 Hz, 1 H), 7.34 - 7.42 (m, 5 H), 7.55 (d, J =7.8 Hz, 1 H), 10
.83 (s, 1 H), 12.25 (s, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 456 (M+H+).
参考例95
(2R,3S)-2-({[4-ヒドロキシ-4-(2-メチルフェニル)ピペリジン-1-イル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸
Figure 2004300133
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm : 1.35 (d, J = 7.3 Hz, 3 H), 1.69- 1.88 (m, 4 H), 2.47 (s, 3 H), 3.00 - 3.20 (m, 2 H), 3.53 - 3.61 (m, 1 H),3.78 - 3.87 (m, 2 H), 4.43 (d, J = 7.4 Hz, 1 H), 4.88 (s, 1 H), 6.24 (d, J = 8.5Hz, 1 H), 6.93 - 7.15 (m, 6 H), 7.30 - 7.35 (m, 2 H), 7.54 (d, J = 8.1 Hz, 1 H),10.80 (s, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 436 (M+H+).
参考例96
(2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-({[4-(1-ナフチル)ピペリジン-1-イル]カルボニル}アミノ)ブタン酸
Figure 2004300133
1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ ppm:1.36 (d, J = 7.1 Hz, 3 H), 1.47- 1.65 (m, 2 H), 1.81 - 1.84 (m, 2 H), 2.90 - 3.00 (m, 2 H), 3.51 - 3.61 (m, 2 H),4.12 - 4.21 (m, 2 H), 4.49 (t, J = 7.7 Hz, 1 H), 6.34 (d, J = 8.3 Hz, 1 H), 6.95- 7.08 (m, 2 H),
7.16 (d, J = 2.2 Hz, 1 H), 7.33 (d, J = 7.3 Hz, 2 H), 7.45 - 7.58 (m, 5 H), 7.78 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 7.93 (d, J = 8.3 Hz, 1 H), 8.21 (d, J= 8.6 Hz, 1 H), 10.84 (s, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 456 (M+H+).
参考例97
(2R,3S)-2-{[(4-ベンゾイルピペラジン-1-イル)カルボニル]アミノ}-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 435 (M+H+).
参考例98
(2R,3S)-2-({[4-(4-フルオロフェニル)ピペリジン-1-イル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 424 (M+H+).
参考例99
(2R,3S)-2-({[4-(4-クロロフェニル)ピペリジン-1-イル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 440 (M+H+).
参考例100
(2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-({[4-(4-メチルフェニル)ピペリジン-1-イル]カルボニル}アミノ)ブタン酸
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 420 (M+H+).
参考例101
(2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-({[4-(4-メトキシフェニル)ピペリジン-1-イル]カルボニル}アミノ)ブタン酸
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 436 (M+H+).
参考例102
(2R,3S)-2-({[4-(2,4-ジフルオロフェニル)ピペリジン-1-イル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 442 (M+H+).
参考例103
(2R,3S)-2-({[4-(3-フルオロフェニル)ピペリジン-1-イル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 424 (M+H+).
参考例104
(2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-({[4-(3-メチルフェニル)ピペリジン-1-イル]カルボニル}アミノ)ブタン酸
Figure 2004300133
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm:1.34 (d, J = 7.3 Hz, 3 H), 1.36 - 1.76 (m, 4 H), 2.28 (s, 3 H), 2.58 -2.78 (m, 3 H), 3.55 - 3.61 (m, 1 H), 4.03 - 4.14 (m, 2 H), 4.42 - 4.47 (m, 1 H),6.27 (d, J = 8.5 Hz, 1 H), 6.94 - 7.21 (m, 8 H), 7.32 (d,
J = 7.6 Hz, 1 H),7.54 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 10.82 (s, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 420 (M+H+).
参考例105
(2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-({[4-(3-メトキシフェニル)ピペリジン-1-イル]カルボニル}アミノ)ブタン酸
Figure 2004300133
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm:1.34 (d, J = 7.1 Hz, 3 H), 1.37 - 1.77 (m, 4 H), 2.60 - 2.77 (m, 3 H),3.53 - 3.60 (m, 1 H), 3.73 (s, 3 H), 4.03 - 4.15 (m, 2 H), 4.43 - 4.48 (m, 1 H),6.29 (d, J = 8.3 Hz, 1 H), 6.74 - 6.82 (m, 4 H), 6.94 - 7.07 (m, 2 H), 7.15 -7.23 (m, 2 H), 7.32 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 7.54 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 10.83 (s,1 H).
LC/MS(ESI) m/z 436 (M+H+).
参考例106
(2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-[({4-[3-(トリフルオロメチル)フェニル]ピペリジン-1-イル}カルボニル)アミノ]ブタン酸
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 474 (M+H+).
参考例107
(2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-({[4-(2-メチルフェニル)ピペリジン-1-イル]カルボニル}アミノ)ブタン酸
Figure 2004300133
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm:1.34 (d, J = 7.1 Hz, 3 H), 1.37 - 1.71 (m, 4 H), 2.31 (s, 3 H), 2.71 -2.89 (m, 3 H), 3.55 - 3.62 (m, 1 H), 4.03 - 4.13 (m, 2 H), 4.38 - 4.42 (m, 1 H),6.24 (d, J = 8.6 Hz, 1 H), 6.96 (t, J = 7.5 Hz, 1 H), 7.08 (m, 7 H), 7.32 (d, J= 8.1 Hz, 1 H), 7.55 (d, J = 7.8 Hz, 1 H), 10.79 (s, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 420 (M+H+).
参考例108
(2R,3S)-2-({[4-(2-エチルフェニル)ピペリジン-1-イル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸
Figure 2004300133
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm:1.06 (t, J = 7.1 Hz, 3 H), 1.24 - 1.61 (m, 4 H), 1.34 (d, J = 7.1 Hz, 3 H),2.71 - 2.88 (m, 3 H), 3.44 (q, J = 7.1 Hz, 2 H), 3.56 - 3.64 (m, 1 H), 4.09 (dd,J = 27.8, 13.2 Hz, 2 H), 4.42 - 4.46 (m, 1 H), 6.24 (d, J = 7.6 Hz, 1 H), 6.94- 7.15 (m, 8 H), 7.32 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 7.55 (d, J
= 8.1 Hz, 1 H), 10.80 (s,1 H).
LC/MS(ESI) m/z 434 (M+H+).
参考例109
(2R,3S)-2-({[4-(4-クロロフェニル)-3,6-ジヒドロピリジン-1(2H)-イル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸
Figure 2004300133
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm:1.50 (d, J = 6.4 Hz, 3 H), 2.29 (m, 2 H), 3.40 - 3.50 (m, 2 H), 3.62 -3.80 (m, 3 H), 4.71 (brs, 1 H), 5.00 (brs, 1 H), 5.72 (brs, 1 H), 6.99 - 7.31 (m,9 H), 7.60 (d, J = 7.6 Hz, 1 H), 8.48 (m, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 438 (M+H+).
参考例110
(2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-({[4-(2-メチルフェニル)ピペラジン-1-イル]カルボニル}アミノ)ブタン酸
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 421 (M+H+).
参考例111
(2R,3S)-2-{[(4-シクロヘキシルピペラジン-1-イル)カルボニル]アミノ}-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 413 (M+H+).
参考例112
(2R,3S)-2-({[4-(4-フルオロベンゾイル)ピペリジン-1-イル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 452 (M+H+).
参考例113
(2R,3S)-2-[({4-[(4-フルオロフェニル)チオ]ピペリジン-1-イル}カルボニル)アミノ]-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 456 (M+H+).
参考例114
(2R,3S)-2-[({4-[(4-フルオロフェニル)スルホニル]ピペリジン-1-イル}カルボニル)アミノ]-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 488 (M+H+).
参考例115
(2R,3S)-2-[({4-[(4-フルオロフェニル)スルホニル]ピペラジン-1-イル}カルボニル)アミノ]-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 489 (M+H+).
参考例116
(2R,3S)-2-[(3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-イルカルボニル)アミノ]-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 378 (M+H+).
参考例117
(2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-{[(6-メチル-3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-イル)カルボニル]アミノ}ブタン酸
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 392 (M+H+).
参考例118
(2R,3S)-2-{[(6-クロロ-3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-イル)カルボニル]アミノ}-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 412 (M+H+).
参考例119
(2R,3S)-2-{[(6-フルオロ-3,4-ジヒドロイソキノリン-2(1H)-イル)カルボニル]アミノ}-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 396 (M+H+).
参考例120
(2R,3S)-2-[(4,7-ジヒドロチエノ[2,3-c]ピリジン-6(5H)-イルカルボニル)アミノ]-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 384 (M+H+).
参考例121
(2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-[(1,2,4,5-テトラヒドロ-3H-3-ベンゾアゼピン-3-イルカルボニル)アミノ]ブタン酸
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.56 (d, J = 7.3 Hz, 3 H), 2.67 - 2.85 (m, 4 H),
3.29 - 3.50 (m, 4 H),3.70 - 3.83 (m, 1 H), 4.75 (dd, J = 7.7, 5.0 Hz, 1 H), 5.08
(d, J = 7.6 Hz, 1H), 6.97 - 7.22 (m, 8 H), 7.34 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 7.65 (d, J = 7.8 Hz, 1 H),8.31 (s, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 392 (M+H+).
参考例122
(2R,3S)-2-[(1,3-ジヒドロ-2H-イソインドール-2-イルカルボニル)アミノ]-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 364 (M+H+).
参考例123
(2R,3S)-2-[(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イルカルボニル)アミノ]-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 364 (M+H+).
参考例124
(2R,3S)-2-({[4-ヒドロキシ-4-(1,3-チアゾール-2-イル)ピペリジン-1-イル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸
Figure 2004300133
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm:1.33 (d, J = 7.1 Hz, 3 H), 1.64 - 2.03 (m, 4 H), 3.07 - 3.16 (m, 2 H),3.36 (br, 1 H), 3.51 - 3.59 (m, 3 H), 4.45 (t, J = 7.4 Hz, 1 H), 6.08 (br,1 H), 6.38 (d, J = 8.4 Hz, 1 H), 6.95 - 7.06 (m, 2 H), 7.15 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.33 (d, J = 7.8 Hz, 1 H), 7.54 (d, J = 8.4 Hz, 1 H), 7.59 (d, J = 3.3 Hz,1 H), 7.72 (d, J = 3.3 Hz, 1 H) 10.82 (s, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 429 (M+H+).
参考例125
(2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-({[4-(4-メチル-1,3-チアゾール-2-イル)ピペリジン-1-イル]カルボニル}アミノ)ブタン酸
Figure 2004300133
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm:1.33 (d, J = 7.3 Hz, 3 H), 1.40 - 1.55 (m, 2 H), 1.90 - 1.96 (m, 2 H),2.32 (s, 3 H), 2.76 - 2.85 (m, 2 H), 3.08 - 3.15 (m, 1 H), 3.51 - 3.59 (m, 1H), 3.99 - 4.08 (m, 2 H), 4.44 (t, J = 8.3 Hz, 1 H), 6.38 (d,
J = 8.3 Hz, 1 H),6.94 - 7.06 (m, 2 H), 7.12 (d, J = 1.0 Hz, 1 H), 7.14 (d, J = 2.2 Hz, 1 H),7.31 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 7.53 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 10.83 (s, 1 H), 12.19(br, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 427 (M+H+).
参考例126
(2R,3S)-2-({[4-(4-クロロフェニル)ピペラジン-1-イル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6)δ ppm:1.33 (d, J = 7.2 Hz, 3 H), 3.00 - 3.12 (m, 4 H), 3.37 - 3.61 (m, 5 H),4.46 (dd, J = 7.4, 8.4 Hz, 1 H), 6.52 (d, J = 8.4 Hz, 1 H), 6.93 - 6.99 (m, 3H), 7.01 - 7.07 (m, 1 H), 7.14 (d, J = 2.5 Hz, 1 H), 7.21 - 7.27 (m, 2 H), 7.31(d, J = 7.9 Hz, 1 H), 7.53 (d, J = 7.7 Hz, 1 H), 10.82 (d, J = 2.5 Hz, 1 H),12.19 (brs, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 441 (M+H+).
参考例127
(2R,3S)-2-({[4-(2-クロロフェニル)ピペラジン-1-イル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6)δ ppm: 1.34 (d, J = 7.2 Hz, 3 H), 2.83 - 2.95 (m, 4 H), 3.39 - 3.62 (m, 5 H),4.47 (dd, J = 7.2, 8.5 Hz, 1 H), 6.46 (d, J = 8.5 Hz, 1 H), 6.94 - 7.00 (m, 1H), 7.03 - 7.09 (m, 2 H), 7.13 - 7.16 (m, 2 H), 7.28 - 7.34
(m, 2 H), 7.42 (dd,J = 1.5, 7.9 Hz, 1 H), 7.54 (d, J = 7.7 Hz, 1 H), 10.83 (d, J = 2.5 Hz, 1 H),12.25 (brs, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 441 (M+H+).
参考例128
(2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-({[4-(4-メチルフェニル)ピペラジン-1-イル]カルボニル}アミノ)ブタン酸
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6)δ ppm: 1.33 (d, J = 7.2 Hz, 3 H), 2.20 (s, 3H), 2.93 - 3.05 (m, 4 H), 3.37 -3.61 (m, 5 H), 4.46 (dd, J = 7.4, 8.3 Hz, 1 H), 6.49 (d, J = 8.7 Hz, 1 H), 6.83- 6.88 (m, 2 H), 6.93 - 6.99 (m, 3 H), 7.02 - 7.07 (m, 1 H), 7.14 (d, J = 2.3Hz, 1 H), 7.31 (d, J = 7.9 Hz, 1 H), 7.53 (d, J = 7.5 Hz, 1 H), 10.82 (d, J =2.3 Hz, 1 H), 12.23 (brs, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 421 (M+H+).
参考例129
(2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-[({4-[4-(トリフルオロメチル)フェニル]ピペラジン-1-イル}カルボニル)アミノ]ブタン酸
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6)δ ppm: 1.34 (d, J = 7.2 Hz, 3 H), 3.17 - 3.29 (m, 4 H), 3.40 - 3.61 (m, 5 H),4.47 (dd, J = 7.4, 8.5 Hz, 1 H), 6.54 (d, J = 8.5 Hz, 1 H), 6.93 - 6.99 (m, 1H), 7.01 - 7.10 (m, 3 H), 7.15 (d, J = 2.3 Hz, 1 H), 7.32 (d, J = 8.1 Hz, 1 H),7.49 - 7.56 (m, 3H), 10.82 (d, J = 2.3 Hz, 1 H), 12.20 (brs,
1 H).
LC/MS(ESI) m/z 475 (M+H+).
参考例130
(2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-({[4-(4-メトキシフェニル)ピペラジン-1-イル]カルボニル}アミノ)ブタン酸
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6)δ ppm: 1.33 (d, J = 7.2 Hz, 3 H), 2.87 - 2.98 (m, 4 H), 3.37 - 3.61 (m, 5 H),3.69 (s, 3 H), 4.46 (dd, J = 7.4, 8.2 Hz, 1 H), 6.48 (d,
J = 8.7 Hz, 1 H), 6.80- 6.85 (m, 2 H), 6.89 - 6.93 (m, 3 H), 7.02 - 7.07 (m, 1 H), 7.15 (d, J = 2.3Hz, 1 H), 7.32 (d, J = 7.9 Hz, 1 H), 7.54 (d, J = 7.7 Hz, 1 H), 10.82 (d, J =2.3 Hz, 1 H), 12.22 (brs, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 437 (M+H+).
参考例131
(2R,3S)-2-({[4-(2-フルオロフェニル)ピペラジン-1-イル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6)δ ppm: 1.34 (d, J = 7.2 Hz, 3 H), 2.86 - 2.98 (m, 4 H), 3.39 - 3.61 (m, 5 H),4.47 (dd, J = 7.4, 8.5 Hz, 1 H), 6.48 (d, J = 8.5 Hz, 1 H), 6.94 - 7.07 (m, 4H), 7.09 - 7.18 (m, 3 H), 7.32 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 7.54 (d, J = 7.5 Hz, 1 H),10.83 (d, J = 1.7 Hz, 1 H), 12.24 (brs, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 425 (M+H+).
参考例132
(2R,3S)-2-({[4-(4-フルオロ-2-メチルフェニル)ピペラジン-1-イル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6)δ ppm: 1.34 (d, J = 7.2 Hz, 3 H), 2.27 (s, 3 H), 2.65
- 2.76 (m, 4 H), 3.37 -3.51 (m, 4 H), 3.57 (pentet, J = 7.2 Hz, 1 H), 4.47 (dd,
J = 7.2, 8.4 Hz, 1 H),6.44 (d, J = 8.4 Hz, 1 H), 6.92 - 7.08 (m, 5 H), 7.15 (d,
J = 2.3 Hz, 1 H),7.32 (d, J = 7.9 Hz, 1 H), 7.54 (d, J = 7.7 Hz, 1 H), 10.83 (d, J = 2.3 Hz, 1H), 12.23 (brs, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 439 (M+H+).
参考例133
(2R,3S)-2-({[4-(3-クロロフェニル)ピペラジン-1-イル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6)δ ppm: 1.34 (d, J = 7.2 Hz, 3 H), 3.05 - 3.17 (m, 4 H), 3.37 - 3.61 (m, 5 H),4.46 (dd, J = 7.4, 8.4 Hz, 1 H), 6.53 (d, J = 8.4 Hz, 1 H), 6.80 (dd, J = 1.2,7.8 Hz, 1 H), 6.89 - 6.99 (m, 3 H), 7.01 - 7.07 (m, 1 H), 7.14 (d, J = 2.3 Hz,1 H), 7.22 (t, J = 8.1 Hz, 1 H), 7.31 (d, J = 7.9 Hz, 1 H), 7.53 (d, J = 7.7Hz, 1 H), 10.82 (d, J = 2.3 Hz, 1 H), 12.22 (brs, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 441 (M+H+).
参考例134
(2R,3S)-2-({[4-(3-フルオロフェニル)ピペラジン-1-イル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6)δ ppm: 1.34 (d, J = 7.2 Hz, 3 H), 3.05 - 3.17 (m, 4 H), 3.39 - 3.61 (m, 5 H),4.46 (dd, J = 7.4, 8.5 Hz, 1 H), 6.52 - 6.59 (m, 2 H), 6.73 - 6.79 (m, 2 H),6.93 - 6.99 (m, 1 H), 7.01 - 7.07 (m, 1 H), 7.14 (d, J = 2.3
Hz, 1 H), 7.18 -7.26 (m, 1 H), 7.31 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 7.53 (d, J = 7.7 Hz, 1 H), 10.82 (d,J = 1.5 Hz, 1 H), 12.22 (brs, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 425 (M+H+).
参考例135
(2R,3S)-2-({[4-(4-フルオロフェニル)-3-オキソピペラジン-1-イル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6)δ ppm: 1.35 (d, J = 7.2 Hz, 3 H), 3.54 - 3.72 (m, 5 H), 4.03 (d, J = 17.5 Hz, 1H), 4.18 (d, J = 17.5 Hz, 1 H), 4.48 (dd, J = 7.4, 8.2
Hz, 1 H), 6.63 (d, J =8.7 Hz, 1 H), 6.94 - 7.00 (m, 1 H), 7.03 - 7.08 (m, 1 H),
7.17 (d, J = 2.3 Hz,1 H), 7.19 - 7.27 (m, 2 H), 7.31 - 7.36 (m, 3 H), 7.54 (d, J = 7.7 Hz, 1 H),10.83 (d, J = 1.7 Hz, 1 H), 12.28 (brs, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 439 (M+H+).
参考例136
(2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-({[4-(2-メチルフェニル)-3-オキソピペラジン-1-イル]カルボニル}アミノ)ブタン酸
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6)δ ppm: 1.35 (d, J = 7.2 Hz, 3 H), 2.05 (d, J = 15.1 Hz, 3 H), 3.30 - 3.43 (m, 1H), 3.50 - 3.84 (m, 4 H), 4.02 (dd, J = 7.7, 17.6 Hz, 1 H), 4.18 (dd, J = 2.5,17.6 Hz, 1 H), 4.50 (t, J = 7.7 Hz, 1 H), 6.67 (d, J = 8.7 Hz, 1 H), 6.95 -7.00 (m, 1 H), 7.03 - 7.08 (m, 1 H), 7.10 - 7.34 (m, 6 H), 7.54 (d, J = 7.7 Hz,1 H), 10.83 (s, 1 H), 12.29 (brs, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 435 (M+H+).
参考例137
(2R,3S)-2-({[4-(4-フルオロ-2-メチルフェニル)-3-オキソピペラジン-1-イル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6)δ ppm: 1.35 (d, J = 7.2 Hz, 3 H), 2.05 (d, J = 20.0 Hz, 3 H), 3.35 - 3.84 (m, 5H), 4.01 (dd, J = 8.6, 17.6 Hz, 1 H), 4.18 (d, J = 17.6 Hz, 1 H), 4.50 (t, J =7.5 Hz, 1 H), 6.67 (d, J = 8.7 Hz, 1 H), 6.95 - 7.00 (m,
1 H), 7.03 - 7.25 (m,5 H), 7.29 - 7.34 (m, 1 H), 7.54 (d, J = 7.7 Hz, 1 H), 10.82 (s, 1 H), 12.29(brs, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 453 (M+H+).
参考例138
(2R,3S)-2-({[4-(4-フルオロ-2-ホルミルフェニル)ピペラジン-1-イル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.55 (d, J = 7.4 Hz, 3 H), 2.87 - 2.99 (m, 4 H), 3.38 - 3.55 (m, 4 H),3.76 (dq, J = 4.8, 7.4 Hz, 1 H), 4.80 (dd, J = 4.8, 7.7 Hz,
1 H), 5.13 (d, J =7.7 Hz, 1 H), 7.05 - 7.18 (m, 4 H), 7.23 - 7.29 (m, 1 H), 7.35 (d, J = 8.1 Hz,1 H), 7.50 (dd, J = 3.2, 8.5 Hz, 1 H), 7.64 (d, J = 7.7 Hz, 1 H), 8.60 (brs, 1H), 10.33 (d, J = 2.8 Hz, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 453 (M+H+).
参考例139
(2R,3S)-2-({[4-(アニリノカルボニル)ピペラジン-1-イル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6)δ ppm: 1.34 (d, J = 7.4 Hz, 3 H), 3.27 - 3.42 (m, 8 H), 3.56 (pentet, J = 7.4Hz, 1 H), 4.47 (dd, J = 7.4, 8.5 Hz, 1 H), 6.48 (d, J = 8.5 Hz, 1 H), 6.91 -7.00 (m, 2 H), 7.02 - 7.07 (m, 1 H), 7.15 (d, J = 2.5 Hz, 1 H), 7.20 - 7.26 (m,2 H), 7.54 (d, J = 7.5 Hz, 1 H), 8.53 (s, 1 H), 10.83 (d, J =
2.5 Hz, 1 H),12.10 (brs, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 450 (M+H+).
参考例140
(2R,3S)-2-({[4-(シクロプロピルメチル)ピペラジン-1-イル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸エチル
Figure 2004300133
4-({[(1R,2S)-1-(エトキシカルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]アミノ}カルボニル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(2.25 g, 4.91 mmol)の酢酸エチル(20
mL)溶液に4 規定塩酸-酢酸エチル(20 mL)を加え、この混合物を室温で1時間撹拌した。反応混合物に1規定水酸化ナトリウム水溶液(150 mL)を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥(Na2SO4)した後、減圧濃縮した。
得られた残さ、(ブロモメチル)シクロプロパン(0.715 mL, 7.37 mmol)および炭酸カリウム(1.36 g, 9.82 mmol)のDMF(20mL)懸濁液を室温で3時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、水で2回、飽和食塩水で1回洗浄した。有機層を乾燥(Na2SO4)して、減圧濃縮した。残さをアミノプロピルシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:酢酸エチル)で精製して、表題化合物を無色アモルファス状物質として得た(1.15g, 収率57%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:0.02 - 0.17 (m, 2 H), 0.44 - 0.60 (m, 2 H), 0.78 - 0.91 (m, 1 H), 1.10(t, J = 7.2 Hz, 3 H), 1.50 (d, J = 7.2 Hz, 3 H), 2.25 (d, J
= 6.6 Hz, 2 H),2.40 - 2.52 (m, 4 H), 3.27 - 3.42 (m, 4 H), 3.62 (dq, J = 5.5, 7.2 Hz, 1 H),4.04 (q, J = 7.2 Hz, 2 H), 4.80 (dd, J = 5.5, 8.3 Hz, 1 H), 4.98 (d,
J = 8.3Hz, 1 H), 7.02 (d, J = 2.5 Hz, 1 H), 7.07 - 7.12 (m, 1 H), 7.15 - 7.20 (m, 1H), 7.35 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 7.61 (d, J = 7.7 Hz, 1 H), 8.09 (s, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 413 (M+H+).
参考例141
(2R,3S)-2-({[4-(シクロプロピルメチル)ピペラジン-1-イル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸
Figure 2004300133
(2R,3S)-2-({[4-(シクロプロピルメチル)ピペラジン-1-イル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸エチル(1.15g, 2.79 mmol)、1規定水酸化ナトリウム水溶液(10 mL)およびエタノール(20 mL)の混合溶液を室温で終夜撹拌した。反応混合物を水に注ぎ、1 規定塩酸(10mL)を加えて中和した。この水溶液を食塩で飽和させた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を乾燥(Na2SO4)し、減圧濃縮して、表題化合物を淡黄色アモルファス状物質として得た(0.737g, 収率69%)。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6)δ ppm: 0.30 - 0.41 (m, 2 H), 0.57 - 0.70 (m, 2 H), 1.02 - 1.14 (m, 1 H), 1.33(d, J = 7.2 Hz, 3 H), 2.55 - 3.60 (m, 11 H), 4.46 (dd, J
= 7.4, 8.4 Hz, 1 H),6.73 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 6.94 - 6.99 (m, 1 H), 7.02 - 7.07 (m, 1 H), 7.14 (d,J = 2.3 Hz, 1 H), 7.32 (d, J = 7.9 Hz, 1 H), 7.53 (d, J = 7.7 Hz, 1 H), 10.86(d, J = 1.9 Hz, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 385 (M+H+).
参考例142
(2R,3S)-2-{[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]アミノ}-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸4-メトキシベンジル
Figure 2004300133
(2R,3S)-2-{[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]アミノ}-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸(2.20g, 5.00 mmol)、塩化4-メトキシベンジル(1.02 mL, 7.50 mmol)および炭酸カリウム(1.04 g, 7.50 mmol)のDMF(25mL)懸濁液を室温で6時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、水で2回、飽和食塩水で1回洗浄した。有機層を乾燥(MgSO4)して、減圧濃縮した。残さをヘキサン/THFから再結晶して、表題化合物を無色プリズム状結晶として得た(2.19g, 収率78%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.42 (d, J = 7.4 Hz, 3 H), 3.56 - 3.65 (m, 1 H), 3.79 (s, 3 H), 4.18 (t,J = 6.9 Hz, 1 H), 4.29 - 4.41 (m, 2 H), 4.72 (dd, J = 6.0, 9.3 Hz, 1 H), 4.94(s, 2 H), 5.37 (d, J = 9.3 Hz, 1 H), 6.78 - 6.82 (m, 2 H), 6
.87 (s, 1 H), 7.04 -7.14 (m, 3 H), 7.20 (t, J = 7.4 Hz, 1 H), 7.26 - 7.42 (m, 5 H), 7.54 - 7.63 (m,3 H), 7.76 (d, J = 7.5 Hz, 2 H), 7.93 (brs, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 561 (M+H+).
参考例143
(2R,3S)-2-アミノ-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸4-メトキシベンジル
Figure 2004300133
(2R,3S)-2-{[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]アミノ}-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸4-メトキシベンジル(2.07 g, 3.70 mmol)、ピペリジン(1 mL)およびDMF(20 mL)の混合溶液を室温で1時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、水で2回、飽和食塩水で1回洗浄した。有機層を乾燥(MgSO4)して、減圧濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル= 1/1〜0/1)で精製して、表題化合物を無色油状物として得た(1.16 g, 収率93%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.29 (d, J = 7.2 Hz, 3 H), 1.38 (brs, 2 H), 3.62 (ddq, J = 0.8, 4.5, 7.2Hz, 1 H), 3.81 (s, 3 H), 3.91 (d, J = 4.5 Hz, 1 H), 5.06 (s, 2 H), 6.84 - 6.88(m, 2 H), 7.02 (d, J = 1.9 Hz, 1 H), 7.11 (ddd, J = 1.2, 7.0, 8.0 Hz, 1 H),7.17 - 7.23 (m, 3 H), 7.36 (td, J = 1.2, 8.0 Hz, 1 H), 7.66 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 8.04 (brs, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 339 (M+H+).
参考例144
(2R,3S)-2-{[(3,5-ジオキソ-4-フェニルピペラジン-1-イル)カルボニル]アミノ}-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸4-メトキシベンジル
Figure 2004300133
(2R,3S)-2-アミノ-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸 4-メトキシベンジル(1.15 g, 3.40mmol)とN,N-ジイソプロピルエチルアミン(1.17 mL, 6.80 mmol)のアセトニトリル(15 mL)溶液を0℃に冷却し、そこへ炭酸N,N’-ジスクシンイミジル(845mg, 3.30 mmol)を撹拌しながら少しずつ加えた。1時間後、2,6-ジオキソ-1-フェニルピペラジン(0.711 g, 3.74 mmol)を加え、さらに室温で18時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、1規定塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水および飽和食塩水で順次洗浄した。有機層を乾燥(MgSO4)し、減圧濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル= 1/1〜0/1)で精製して、表題化合物を無色アモルファス状物質
として得た(1.61 g, 収率85%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.43 (d, J = 7.2 Hz, 3 H), 3.69 (dq, J = 5.3, 7.2
Hz, 1 H), 3.82 (s, 3H), 4.25 (d, J = 18.1 Hz, 2 H), 4.34 (d, J = 18.1 Hz, 2 H),
4.82 (dd, J = 5.3,8.3 Hz, 1 H), 5.00 (d, J = 11.9 Hz, 1 H), 5.07 - 5.11 (m, 2 H), 6.78 (d, J =2.5 Hz, 1 H), 6.84 - 6.89 (m, 2 H), 7.05 - 7.15 (m, 3 H), 7.17 - 7.23 (m, 3 H),7.35 (d, J = 7.9 Hz, 1 H), 7.40 - 7.50 (m, 3 H), 7.59 (d, J = 7.9 Hz, 1 H),8.00 (brs, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 555 (M+H+).
参考例145
(2R,3S)-2-{[(3,5-ジオキソ-4-フェニルピペラジン-1-イル)カルボニル]アミノ}-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸
Figure 2004300133
(2R,3S)-2-{[(3,5-ジオキソ-4-フェニルピペラジン-1-イル)カルボニル]アミノ}-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸4-メトキシベンジル(1.60 g, 2.88 mmol)と5%パラジウム−炭素(1.60 g)のメタノール(50 mL)懸濁液を水素雰囲気下室温で1時間撹拌した。反応混合物をろ過し、ろ液を減圧濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:酢酸エチル)で精製して、表題化合物を淡赤色アモルファス状物質として得た(0.645g, 収率52%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.49 (d, J = 7.2 Hz, 3 H), 3.71 - 3.81 (m, 1 H), 4.09 (d, J = 18.1 Hz, 2H), 4.21 (d, J = 18.1 Hz, 2 H), 4.78 (dd, J = 5.7, 7.2 Hz, 1 H), 5.46 (d, J =7.2 Hz, 1 H), 6.90 - 6.92 (m, 2 H), 7.02 (s, 1 H), 7.11 - 7.20 (m, 2 H), 7.26(d, J = 7.4 Hz, 1 H), 7.36 - 7.39 (m, 3 H), 7.63 (d, J = 7.4 Hz, 1 H), 8.31(brs, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 435 (M+H+).
参考例146
4-(4-フルオロ-2-メチルフェニル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2004300133
ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム(0)(0.719 g, 1.25 mmol)とトリス(2-メチルフェニル)ホスフィン(0.761g, 2.50 mmol)のトルエン(150 mL)溶液にナトリウムtert-ブトキシド(3.36 g, 35.0 mmol)、2-ブロモ-5-フルオロトルエン(3.16mL, 25.0 mmol)および1-ピペラジンカルボン酸tert-ブチル(5.03 g, 27.0 mmol)を室温で加え、こ
の混合物を窒素雰囲気下100℃で20時間撹拌した。冷却後、反応混合物を水と飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)した後、減圧濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル= 9/1)で精製して、表題化合物を黄色油状物として得た(2.50 g, 収率34%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.49 (s, 9 H), 2.30 (s, 3 H), 2.77 - 2.80 (m, 4 H), 3.54 - 3.57 (m, 4 H),6.80 - 6.96 (m, 3 H).
LC/MS(ESI) m/z 295 (M+H+).
参考例147
1-(4-フルオロ-2-メチルフェニル)ピペラジン二塩酸塩
Figure 2004300133
4-(4-フルオロ-2-メチルフェニル)ピペラジン-1-カルボン酸 tert-ブチル(2.50 g, 8.50 mmol)と5%塩化水素メタノール溶液(50mL)の混合溶液を1時間加熱還流した。冷却後、反応混合物を減圧濃縮し、残さをエタノールから再結晶して、表題化合物(2.16 g, 95%)を無色プリズム状結晶として得た。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6)δ ppm:2.26 (s, 3 H), 3.00 - 3.03 (m, 4 H), 3.16 - 3.22 (m, 4 H), 6.95 - 7.09(m, 3 H), 9.38 (brs, 2 H).
LC/MS(ESI) m/z 195 (M+H+)-2HCl.
参考例148
2-クロロ-N-(4-フルオロフェニル)アセトアミド
Figure 2004300133
4-フルオロアニリン(9.47 mL, 100 mmol)、酢酸イソプロピル(100 mL)および2 規定炭酸水素カリウム水溶液(100mL)の混合物を0℃に冷却し、そこへクロロアセチルクロリド(9.56 mL, 120 mmol)を滴下して、室温で30分間撹拌した。水層を分離した後、酢酸エチルを加えて析出した結晶を溶解した。この溶液を飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)した後、減圧濃縮した。残さをヘキサン/酢酸エチルから再結晶して、表題化合物を無色プリズム状結晶として得た(17.9g, 収率95%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:4.20 (s, 2 H), 7.02 - 7.10 (m, 2 H), 7.48 - 7.55 (m, 2 H), 8.21 (brs, 1H).
LC/MS(ESI) m/z 188 (M+H+).
以下の参考例149〜151に記載の化合物は参考例148と同様にして製造した。
参考例149
2-クロロ-N-(2-メチルフェニル)アセトアミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:2.31 (s, 3 H), 4.24 (s, 2 H), 7.10 - 7.15 (m, 1 H), 7.21 - 7.27 (m, 2 H),7.88 (d, J = 8.3 Hz, 1 H), 8.23 (brs, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 184 (M+H+).
参考例150
2-クロロ-N-(4-フルオロ-2-メチルフェニル)アセトアミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:2.29 (s, 3 H), 4.24 (s, 2 H), 6.90 - 6.96 (m, 2 H), 7.72 - 7.77 (m, 1 H),8.12 (brs, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 202 (M+H+).
参考例151
N-(2-ブロモ-4-フルオロフェニル)-2-クロロアセトアミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:4.24 (s, 2 H), 7.08 (ddd, J = 2.8, 7.8, 9.1 Hz, 1
H), 7.34 (dd, J = 2.8,7.8 Hz, 1 H), 8.31 (dd, J = 5.6, 9.1 Hz, 1 H), 8.82 (brs,
1 H).
参考例152
N-(4-フルオロフェニル)-2-(2-ヒドロキシエチルアミノ)アセトアミド
Figure 2004300133
2-クロロ-N-(4-フルオロフェニル)アセトアミド(9.38 g, 50.0 mmol)、2-アミノエタノール(12.1mL, 200 mmol)および酢酸イソプロピル(50 mL)の混合物を60℃で1.5時間
撹拌した。冷却後、反応混合物を水に注ぎ、酢酸エチルで3回抽出した。有機層を乾燥(MgSO4)し、減圧濃縮した。残さを酢酸エチルで洗浄して、表題化合物を無色プリズム状結晶として得た(8.55g, 収率81%)。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6)δ ppm:2.41 (brs, 1 H), 2.61 (t, J = 5.4 Hz, 2 H), 3.28 (s, 2 H), 3.46 (q, J =5.4 Hz, 2 H), 4.63 (t, J = 5.4 Hz, 1 H), 7.10 - 7.18 (m,
2 H), 7.61 - 7.69 (m,2 H), 9.94 (brs, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 213 (M+H+).
以下の参考例153〜155に記載の化合物は参考例152と同様にして製造した。
参考例153
2-[(2-ヒドロキシエチル)アミノ]-N-(2-メチルフェニル)アセトアミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:2.10 (brs, 2 H), 2.28 (s, 3 H), 2.83 - 2.87 (m, 2
H), 3.44 (s, 2 H), 3.73- 3.77 (m, 2 H), 7.05 (dt, J = 1.0, 7.4 Hz, 1 H), 7.16 -
7.24 (m, 2 H), 8.04(d, J = 8.1 Hz, 1 H), 9.33 (brs, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 209 (M+H+).
参考例154
N-(4-フルオロ-2-メチルフェニル)-2-(2-ヒドロキシエチルアミノ)アセトアミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.92 (brs, 2 H), 2.27 (s, 3 H), 2.85 - 2.88 (m, 2
H), 3.45 (s, 2 H), 3.75- 3.78 (m, 2 H), 6.87 - 6.94 (m, 2 H), 7.90 - 7.95 (m, 1
H), 9.24 (brs, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 227 (M+H+).
参考例155
N-(2-ブロモ-4-フルオロフェニル)-2-(2-ヒドロキシエチルアミノ)アセトアミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.72 (brs, 1 H), 2.10 (brs, 1 H), 2.87 - 2.91 (m,
2 H), 3.48 (s, 2 H),3.80 - 3.83 (m, 2 H), 7.06 (ddd, J = 2.9, 7.8, 9.2 Hz, 1 H), 7.30 (dd, J = 2.9,7.8 Hz, 1 H), 8.43 (dd, J = 5.7, 9.2 Hz, 1 H), 9.88 (brs, 1 H).
参考例156
1-(4-フルオロフェニル)ピペラジン-2-オン塩酸塩
Figure 2004300133
N-(4-フルオロフェニル)-2-(2-ヒドロキシエチルアミノ)アセトアミド(4.14 g, 20.0 mmol)とトリブチルホスフィン(5.98mL, 24.0 mmol)のTHF(100 mL)溶液にアゾジカルボン酸ジ-tert-ブチル(5.08 g, 25.0 mmol)を撹拌しながら室温で少しずつ加えた。1時間後、10%塩化水素−メタノール溶液(15mL)を加え、この混合物を減圧濃縮した。残さを酢酸エチルで洗浄した後、エタノールから再結晶して、表題化合物を無色プリズム状結晶として得た(2.02 g, 収率44%)。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6)δ ppm:3.50 - 3.53 (m, 2 H), 3.84 - 3.87 (m, 4 H), 7.24 - 7.32 (m, 2 H), 7.33 -7.40 (m, 2 H), 9.81 (s, 2 H).
LC/MS(ESI) m/z 195 (M+H+)-HCl.
以下の参考例157〜158に記載の化合物は参考例156と同様にして製造した。
参考例157
1-(2-メチルフェニル)ピペラジン-2-オン塩酸塩
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6)δ ppm:2.17 (s, 3 H), 3.47 - 3.60 (m, 2 H), 3.63 - 3.70 (m, 1 H), 3.78 - 3.86(m, 2 H), 3.91 (d, J = 16.6 Hz, 1 H), 7.17 - 7.23 (m, 1 H), 7.25 - 7.33 (m, 3H), 9.90 (brs, 2 H).
LC/MS(ESI) m/z 191 (M+H+)-HCl.
参考例158
1-(4-フルオロ-2-メチルフェニル)ピペラジン-2-オン塩酸塩
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6)δ ppm:2.17 (s, 3 H), 3.47 - 3.60 (m, 2 H), 3.62 - 3.7
0 (m, 1 H), 3.75 - 3.84(m, 2 H), 3.92 (d, J = 16.6 Hz, 1 H), 7.08 - 7.20 (m, 2 H), 7.25 (dd, J = 5.7,8.7 Hz, 1 H), 9.85 (brs, 2 H).
LC/MS(ESI) m/z 209 (M+H+)-HCl.
参考例159
4-(2-ブロモ-4-フルオロフェニル)-3-オキソピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2004300133
N-(2-ブロモ-4-フルオロフェニル)-2-(2-ヒドロキシエチルアミノ)アセトアミド(12.8
g, 44.0mmol)とトリブチルホスフィン(13.2 mL, 52.8 mmol)のTHF(100 mL)溶液にアゾジカルボン酸ジイソプロピル(10.8 mL,55.0 mmol)を撹拌しながら0℃で滴下し、この混合物を60℃で1時間撹拌した。冷却後、10%塩化水素-メタノール溶液(50 mL)を加え、この混合物を減圧濃縮した。残さをヘキサン/酢酸エチルから結晶化させて、粗1-(2-ブロモ-4-フルオロフェニル)ピペラジン-2-オン塩酸塩を無色結晶として得た。
得られた塩酸塩、酢酸エチル(150 mL)および飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(150 mL)の混合物に二炭酸ジ-tert-ブチル(10.1 mL, 44.0mmol)を室温で加え、30分間撹拌した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)した後、減圧濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル = 1/1)で精製して、表題化合物を無色結晶として得た(10.7g, 収率65%)。ヘキサン/酢酸エチルから再結晶して、無色プリズム状結晶を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.50 (s, 9 H), 3.53 - 3.77 (m, 3 H), 3.90 - 3.98 (m, 1 H), 4.19 (d, J =18.5 Hz, 1 H), 4.35 (d, J = 18.5 Hz, 1 H), 7.11 (ddd, J = 2.8, 7.7, 8.7 Hz, 1H), 7.26 (dd, J = 5.5, 8.7 Hz, 1 H), 7.42 (dd, J = 2.8, 7.7 Hz, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 373 (M+H+).
参考例160
4-(2-ブロモ-4-フルオロフェニル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2004300133
4-(2-ブロモ-4-フルオロフェニル)-3-オキソピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル (10.5 g, 28.0 mmol)のTHF(100mL)溶液に1.0 Mボラン-THF溶液(100 mL, 100 mmol)を撹拌しながら0℃で滴下した。この混合物を室温で30分間撹拌した後、1 規定水酸化ナトリウム水溶液(100mL)を0℃で滴下した。この混合物を室温で1時間撹拌した後、反応混合物を減圧濃縮し、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥(Na2SO4)した後、減圧濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル= 9/1)で精製して、表題化合物を無色油状物として得た(7.96 g, 収率79%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.49 (s, 9 H), 2.90 - 2.93 (m, 4 H), 3.58 - 3.61
(m, 4 H), 6.95 - 7.04(m, 2 H), 7.33 (ddd, J = 0.9, 2.2, 8.2 Hz, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 359 (M+H+).
参考例161
4-(4-フルオロ-2-ホルミルフェニル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2004300133
4-(2-ブロモ-4-フルオロフェニル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(7.94 g, 22.1 mmol)のTHF(100mL)溶液に1.6 M n-ブチルリチウム-ヘキサン溶液(25.0 mL, 40.0 mmol)を-78℃で撹拌しながら滴下した。1時間後、DMF(3.09mL, 40.0 mmol)を滴下し、-78℃で10分間撹拌した後、1時間かけて室温まで昇温した。反応混合物を酢酸エチルで希釈し、水と飽和食塩水で洗浄した。有機層を乾燥(Na2SO4)し、減圧濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル= 10/1)で精製した後、ヘキサンから結晶化させて、表題化合物を黄色プリズム状結晶として得た(3.53 g, 収率52%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.49 (s, 9 H), 2.96 - 3.00 (m, 4 H), 3.60 - 3.64 (m, 4 H), 7.13 (dd, J =4.5, 8.9 Hz, 1 H), 7.26 (ddd, J = 3.1, 7.5, 8.9 Hz, 1 H),
7.51 (dd, J = 3.1,8.4 Hz, 1 H), 10.38 (d, J = 2.8 Hz, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 309 (M+H+).
参考例162
1-(4-フルオロ-2-ホルミルフェニル)ピペラジン二塩酸塩
Figure 2004300133
4-(4-フルオロ-2-ホルミルフェニル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(3.39 g, 11.0 mmol)のジオキサン溶液(75mL)に4 規定塩酸-ジオキサン溶液(75 mL)を加え、この混合物を60℃で4時間撹拌した。冷却後、結晶をろ取し、ジエチルエーテルで洗浄して、表題化合物を淡褐色粉末状結晶として得た(2.46g, 収率80%)。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6)δ ppm:3.19 - 3.33 (m, 8 H), 7.36 (dd, J = 4.6, 8.8 Hz, 1 H), 7.47 - 7.56 (m, 2H), 9.25 (brs, 2 H), 10.26 (d, J = 2.6 Hz, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 209 (M+H+)-2HCl.
以下の参考例163に記載の化合物は参考例162と同様にして製造した。
参考例163
N-フェニル-1-ピペラジンカルボキサミド塩酸塩
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.48 (s, 9 H), 3.03 - 3.18 (m, 4 H), 3.60 - 3.75 (m, 4 H), 6.92 - 6.98(m, 1 H), 7.21 - 7.28 (m, 2 H), 7.44 - 7.47 (m, 2 H), 8.79 (s, 1 H), 9.19 (brs,1 H).
参考例164
4-フェニルカルバモイル-1-ピペラジンカルボン酸tert-ブチル
Figure 2004300133
ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル(1.86 g, 10.0 mmol)のTHF(20 mL)溶液にイソシアン酸フェニル(1.09 mL,10.0 mmol)を撹拌しながら室温で滴下した。30分後、反応混合物を減圧濃縮し、残さをアセトンから再結晶して、表題化合物を無色プリズム状結晶として得た(2.86g, 収率94%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.48 (s, 9 H), 3.44 - 3.54 (m, 8 H), 3.65 (brs, 1
H), 7.02 - 7.08 (m, 1H), 7.26 - 7.37 (m, 4 H).
参考例165
2-クロロ-N,N-ジメチル-5-ニトロベンズアミド
Figure 2004300133
2-クロロ-5-ニトロ安息香酸 (4.03 g) 、ジメチルアミン 塩酸塩 (1.96 g)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(4.25 mL)、WSC(5.75 g)およびHOBt(3.98 g)のアセトニトリル(50 mL)混合溶液を、室温で12時間攪拌した。反応溶液を水にあけ、1時間撹拌した。生じた沈殿をろ取し、水およびヘキサンで洗浄、乾燥して、表題化合物を淡黄色粉末として得た(3.66g, 収率80%)。
1H NMR (200 MHz, CDCl3)δ ppm:2.93 (s, 3 H), 3.17 (s, 3 H), 7.58 - 7.63 (m, 1 H), 8.17 - 8.23 (m, 2 H).
以下の参考例166〜179に記載の化合物は参考例165と同様にして製造した。
参考例166
4-クロロ-N,N-ジメチル-3-ニトロベンズアミド
Figure 2004300133
1H NMR (200 MHz, CDCl3)δ ppm:2.95 - 3.18 (m, 6 H), 7.61 (s, 2 H), 7.96 (s, 1 H).
参考例167
2-フルオロ-N,N-ジメチル-5-ニトロベンズアミド
Figure 2004300133
1H NMR (200 MHz, CDCl3)δ ppm:2.96 (d, J = 1.5 Hz, 3 H), 3.16 (s, 3 H), 7.22 - 7.34 (m, 1 H), 8.24 -8.38 (m, 2 H).
参考例168
4-フルオロ-N,N-ジメチル-3-ニトロベンズアミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:2.98 - 3.17 (m, 6 H), 7.35 (dd, J = 10.5, 8.6 Hz,
1 H), 7.68 - 7.78 (m, 1H), 8.15 (dd, J = 7.1, 2.2 Hz, 1 H).
参考例169
N,N,4-トリメチル-3-ニトロベンズアミド
Figure 2004300133
1H NMR (200 MHz, CDCl3)δ ppm:2.64 (s, 3 H), 2.98 - 3.18 (m, 6 H), 7.40 (d, J =
8.2 Hz, 1 H), 7.59 (dd,J = 7.8, 2.0 Hz, 1 H), 8.05 (d, J = 1.5 Hz, 1 H).
参考例170
N,N,2-トリメチル-5-ニトロベンズアミド
Figure 2004300133
1H NMR (200 MHz, CDCl3)δ ppm:2.41 (s, 3 H), 2.87 (s, 3 H), 3.17 (s, 3 H), 7.40
(dd, J = 8.4, 0.7 Hz, 1H), 8.04 - 8.20 (m, 2 H).
参考例171
N,N-ジメチル-3-ニトロ-5-(トリフルオロメチル)ベンズアミド
Figure 2004300133
1H NMR (200 MHz, CDCl3)δ ppm:2.98 - 3.22 (m, 6 H), 8.01 - 8.08 (m, 1 H), 8.46 - 8.51 (m, 1 H), 8.52 -8.58 (m, 1 H).
参考例172
4-メトキシ-N,N-ジメチル-3-ニトロベンズアミド
Figure 2004300133
1H NMR (200 MHz, CDCl3)δ ppm:2.23 (s, 6 H), 3.40 (s, 2 H), 3.96 (s, 3 H), 7.04
(d, J = 8.4 Hz, 1 H),7.50 (dd, J = 8.4, 2.2 Hz, 1 H), 7.80 (d, J = 2.2 Hz, 1 H).
参考例173
N,N,2-トリメチル-3-ニトロベンズアミド
Figure 2004300133
1H NMR (200 MHz, CDCl3)δ ppm:2.46 (s, 3 H), 2.85 (s, 3 H), 3.17 (s, 3 H), 7.34
- 7.46 (m, 2 H), 7.84 -7.93 (m, 1 H).
参考例174
4-エトキシ-N,N-ジメチル-3-ニトロベンズアミド
Figure 2004300133
1H NMR (200 MHz, CDCl3)δ ppm:1.49 (t, J = 7.1 Hz, 3 H), 3.08 (s, 6 H), 4.23 (q, J = 7.0 Hz, 2 H), 7.10(d, J = 8.8 Hz, 1 H), 7.65 (dd, J = 8.8, 2.2 Hz, 1 H), 7.93 (d, J = 2.2 Hz, 1H).
参考例175
N,N-ジメチル-4-[(1-メチルエチル)オキシ]-3-ニトロベンズアミド
Figure 2004300133
1H NMR (200 MHz, CDCl3)δ ppm:1.42 (d, J = 5.9 Hz, 6 H), 3.08 (s, 6 H), 4.64 - 4.81 (m, 1 H), 7.10 (d,J = 8.8 Hz, 1 H), 7.63 (dd, J = 8.8, 2.2 Hz, 1 H), 7.89 (d, J = 2.2 Hz, 1 H).
参考例176
4-エチル-N,N-ジメチル-3-ニトロベンズアミド
Figure 2004300133
1H NMR (200 MHz, CDCl3)δ ppm:1.30 (t, J = 7.5 Hz, 3 H), 2.95 (q, J = 7.5 Hz, 2
H), 3.03 (s, 3 H), 3.13(s, 3 H), 7.43 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 7.61 (dd, J = 8.1, 1.8 Hz, 1 H), 7.96 (d,J = 1.8 Hz, 1 H).
参考例177
N,N-ジメチル-3-ニトロ-4-トリフルオロメトキシベンズアミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:3.04 (s, 3 H), 3.14 (s, 3 H), 7.43 - 7.59 (m, 1 H), 7.74 (dd, J = 8.5, 2.1Hz, 1 H), 8.06 (d, J = 2.1 Hz, 1 H).
参考例178
N,N-ジメチル-3-ニトロ-4-プロポキシベンズアミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.07 (t, J = 7.5 Hz, 3 H), 1.78 - 1.95 (m, 2 H), 3.07 (s, 6 H), 4.10 (t,J = 6.4 Hz, 2 H), 7.09 (d, J = 8.6 Hz, 1 H), 7.64 (dd, J = 8.6, 2.2 Hz, 1 H),7.93 (d, J = 2.2 Hz, 1 H).
参考例 179
N,N-ジメチル-3-ニトロ-4-(トリフルオロメチル)ベンズアミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:3.01 (s, 3 H), 3.15 (s, 3 H), 7.71 - 7.81 (m, 1 H), 7.90 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.94 (d, J = 0.6 Hz, 1 H).
参考例180
(2-クロロ-5-ニトロベンジル)ジメチルアミン
Figure 2004300133
1.0 M ボラン-THF溶液 (55 mL) に2-クロロ-N,N-ジメチル-5-ニトロベンズアミド (3.66 g) を加えた。反応液を6時間加熱還流後、反応液に氷冷下、水を加え、濃縮した。残さをメタノール(10 mL) に溶かし、6N塩酸 (30 mL) を加え16 時間加熱還流した。冷却後、反応液を水酸化ナトリウム水で塩基性とし、テトラヒドロフラン/酢酸エチル= 1/1 で抽出した。有機層を乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン〜ヘキサン/酢酸エチル=5/1)で精製し、標題化合物(2.90 g, 収率84%) を黄色油状物として得た。
1H NMR (200 MHz, CDCl3)δ ppm:2.33 (s, 6 H), 3.59 (s, 2 H), 7.52 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 8.06 (dd, J =8.6, 2.8 Hz, 1 H), 8.38 (d, J = 2.9 Hz, 1 H).
以下の参考例181〜194に記載の化合物は参考例180と同様にして製造した。
参考例181
(4-クロロ-3-ニトロベンジル)ジメチルアミン
Figure 2004300133
1H NMR (200 MHz, CDCl3)δ ppm:2.25 (s, 6 H), 3.45 (s, 2 H), 7.49 (d, J = 1.1 Hz, 2 H), 7.85 (s, 1 H).
参考例182
(2-フルオロ-5-ニトロベンジル)ジメチルアミン
Figure 2004300133
1H NMR (200 MHz, CDCl3)δ ppm:2.30 (s, 6 H), 3.55 (s, 2 H), 7.18 (t, J = 8.8 Hz, 1 H), 8.10 - 8.22 (m, 1H), 8.35 (dd, J = 6.2, 2.9 Hz, 1 H).
参考例183
(4-フルオロ-3-ニトロベンジル)ジメチルアミン
Figure 2004300133
1H NMR (200 MHz, CDCl3)δ ppm:2.25 (s, 6 H), 3.45 (s, 2 H), 7.17 - 7.30 (m, 1 H), 7.54 - 7.67 (m, 1 H),8.02 (dd, J = 7.3, 2.2 Hz, 1 H).
参考例184
ジメチル(2-メチル-5-ニトロベンジル)アミン
Figure 2004300133
1H NMR (200 MHz, CDCl3)δ ppm:2.26 (s, 6 H), 2.45 (s, 3 H), 3.43 (s, 2 H), 7.29
(d, J = 8.4 Hz, 1 H),8.02 (dd, J = 8.2, 2.4 Hz, 1 H), 8.17 (d, J = 2.2 Hz, 1 H).
参考例185
ジメチル(4-メチル-3-ニトロベンジル)アミン
Figure 2004300133
1H NMR (200 MHz, CDCl3)δ ppm:2.25 (s, 6 H), 2.58 (s, 3 H), 3.45 (s, 2 H), 7.25
- 7.34 (m, 1 H), 7.47(dd, J = 7.9, 1.7 Hz, 1 H), 7.92 (d, J = 1.8 Hz, 1 H).
参考例186
ジメチル[3-ニトロ-5-(トリフルオロメチル)ベンジル]アミン
Figure 2004300133
1H NMR (200 MHz, CDCl3)δ ppm:2.28 (s, 6 H), 3.57 (s, 2 H), 7.95 (s, 1 H), 8.38
(s, 2 H).
参考例187
(4-メトキシ-3-ニトロベンジル)ジメチルアミン
Figure 2004300133
1H NMR (200 MHz, CDCl3)δ ppm:2.23 (s, 6 H), 3.40 (s, 2 H), 3.96 (s, 3 H), 7.04
(d, J = 8.4 Hz, 1 H),7.50 (dd, J = 8.4, 2.2 Hz, 1 H), 7.80 (d, J = 2.2 Hz, 1 H).
参考例188
ジメチル(2-メチル-3-ニトロベンジル)アミン
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:2.24 (s, 6 H), 2.47 (s, 3 H), 3.43 (s, 2 H), 7.21
- 7.29 (m, 1 H), 7.47(dd, J = 7.7, 0.9 Hz, 1 H), 7.65 (dd, J = 8.1, 1.2 Hz, 1 H).
参考例189
(4-エチル-3-ニトロベンジル)ジメチルアミン
Figure 2004300133
1H NMR (200 MHz, CDCl3)δ ppm:1.28 (t, J = 7.5 Hz, 3 H), 2.25 (s, 6 H), 2.90 (q, J = 7.3 Hz, 2 H), 3.44(s, 2 H), 7.31 (d, J = 7.7 Hz, 1 H), 7.48 (dd, J = 7.7, 1.8 Hz, 1 H), 7.82 (d,J = 1.8 Hz, 1 H).
参考例190
(4-エトキシ-3-ニトロベンジル)ジメチルアミン
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.46 (t, J = 6.7 Hz, 3 H), 2.23 (s, 6 H), 3.38 (s, 2 H), 4.17 (q, J = 7.0Hz, 2 H), 7.01 (d, J = 8.6 Hz, 1 H), 7.45 (dd, J = 8.6, 2.2 Hz, 1 H), 7.74 (d,J = 2.2 Hz, 1 H).
参考例191
(4-イソプロポキシ-3-ニトロベンジル)ジメチルアミン
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.39 (d, J = 6.1 Hz, 6 H), 2.23 (s, 6 H), 3.37 (s, 2 H), 4.57 - 4.71 (m, 1H), 7.01 (d, J = 8.6 Hz, 1 H), 7.43 (dd, J = 8.6, 2.2 Hz, 1 H), 7.70 (d, J =2.2 Hz, 1 H).
参考例192
ジメチル[3-ニトロ-4-(トリフルオロメトキシ)ベンジル]アミン
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:2.26 (s, 6 H), 3.48 (s, 2 H), 7.39 (dd, J = 8.5, 1.3 Hz, 1 H), 7.62 (dd,J = 8.4, 2.2 Hz, 1 H), 7.96 (d, J = 2.1 Hz, 1 H).
参考例193
(4-プロポキシ-3-ニトロベンジル)ジメチルアミン
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.06 (t, J = 7.4 Hz, 3 H), 1.77 - 1.93 (m, 2 H), 2.23 (s, 6 H), 3.38 (s, 2H), 4.06 (t, J = 6.4 Hz, 2 H), 7.01 (d, J = 8.5 Hz, 1 H), 7.46 (dd, J = 8.6, 2.2Hz, 1 H), 7.76 (d, J = 2.1 Hz, 1 H).
参考例194
ジメチル[3-ニトロ-4-(トリフルオロメチル)ベンジル]アミン
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:2.27 (s, 6 H), 3.54 (s, 2 H), 7.67 (d, J = 5.1 Hz, 1 H), 7.77 (d, J = 5.1Hz, 1 H), 7.88 (s, 1 H).
参考例195
(5-アミノ-2-クロロベンジル)ジメチルアミン
Figure 2004300133
(2-クロロ-5-ニトロベンジル)ジメチルアミン (2.90 g)、還元鉄 (3.63 g)、塩化カルシウム (144mg) の80% エタノール混合物を4時間加熱還流した。冷却後、不溶物をセライトろ過により除いた後、ろ液を濃縮した。得られた残さをジイソプロピルエーテル−ヘキサンから再結晶して、表題化合物を得た(1.47 g, 収率59%)。
1H NMR (200 MHz, CDCl3)δ ppm:2.29 (s, 6 H), 3.45 (s, 2 H), 3.63 (s, 2 H), 6.52
(dd, J = 8.4, 2.9 Hz, 1H), 6.78 (d, J = 2.9 Hz, 1 H), 7.10 (d, J = 8.4 Hz, 1 H).
以下の参考例196〜199に記載の化合物は参考例195と同様にして製造した。
参考例196
(5-アミノ-2-フルオロベンジル)ジメチルアミン
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:2.26 (s, 6 H), 3.40 (d, J = 1.2 Hz, 2 H), 3.52 (s, 2 H), 6.47 - 6.58 (m, 1H), 6.66 (dd, J = 6.1, 2.9 Hz, 1 H), 6.76 - 6.87 (m, 1 H).
参考例197
(3-アミノ-4-メチルベンジル)ジメチルアミン
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:2.14 (s, 3 H), 2.22 (s, 6 H), 3.31 (s, 2 H), 3.56
(s, 2 H), 6.57 - 6.68 (m,2 H), 6.97 (d, J = 7.6 Hz, 1 H).
参考例198
[3-アミノ-4-(トリフルオロメトキシ)ベンジル]ジメチルアミン
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:2.23 (s, 6 H), 3.31 (s, 2 H), 3.83 (s, 2 H), 6.65
(dd, J = 8.3, 1.9 Hz, 1H), 6.79 (d, J = 1.9 Hz, 1 H), 7.06 (dd, J = 8.3, 1.5 Hz, 1 H).
参考例199
(3-アミノ-2-メチルベンジル)ジメチルアミン
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:2.17 (s, 3 H), 2.22 (s, 6 H), 3.35 (s, 2 H), 3.60
(s, 2 H), 6.63 (d, J =7.7 Hz, 1 H), 6.68 (d, J = 7.0 Hz, 1 H), 6.96 (t, J = 7.6
Hz, 1 H).
参考例200
(5-アミノ-2-メチルベンジル)ジメチルアミン・2塩酸塩
Figure 2004300133
2HCl
ジメチル(2-メチル-5-ニトロベンジル)アミン (1.17 g)、還元鉄 (1.68 g)、塩化カルシウム (67 mg)の80% エタノール(30 mL) 混合物を4時間加熱還流した。冷却後、不溶物をセライトろ過により除いた後、ろ液を濃縮した。得られた残さをアミノプロピルシリカゲルクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル= 5/1〜1/1)で精製して、橙色油状物を得た。得られた残さを酢酸エチル (15 mL) に溶解し、4規定塩酸−酢酸エチル溶液 (5 mL) を加えた。得られた沈殿をエタノール−酢酸エチルで洗浄、乾燥して、表題化合物を得た(1.99 g, 収率99%)。
1H NMR (200 MHz, CDCl3)δ ppm:2.22 (s, 3 H), 2.25 (s, 6 H), 3.30 (s, 2 H), 3.51
(s, 2 H), 6.52 (dd, J =8.1, 2.6 Hz, 1 H), 6.68 (d, J = 2.6 Hz, 1 H), 6.93 (d, J
= 8.1 Hz, 1 H).
以下の参考例201〜204に記載の化合物は参考例200と同様にして製造した。
参考例201
(3-アミノ-4-クロロベンジル)ジメチルアミン2塩酸塩
Figure 2004300133
2HCl
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6)δ ppm:2.66 (d, J = 4.9 Hz, 6 H), 4.14 (d, J = 5.6 Hz,
2 H), 6.13 (s, 3 H), 6.91(dd, J = 8.3, 2.0 Hz, 1 H), 7.00 (d, J = 2.0 Hz, 1 H),
7.30 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 10.92 (s, 1 H).
参考例202
(3-アミノ-4-フルオロベンジル)ジメチルアミン2塩酸塩
Figure 2004300133
2HCl
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6)δ ppm:2.66 (d, J = 4.6 Hz, 6 H), 4.21 (d, J = 5.1 Hz,
2 H), 7.20 - 7.38 (m, 3H), 8.10 (s, 3 H), 11.08 (s, 1 H).
参考例203
[3-アミノ-5-(トリフルオロメチル)ベンジル]ジメチルアミン2塩酸塩
Figure 2004300133
2HCl
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6)δ ppm:2.69 (d, J = 4.9 Hz, 6 H), 4.25 (d, J = 5.4 Hz,
2 H), 5.60 (s, 3 H), 7.14(s, 2 H), 7.32 (s, 1 H), 10.83 (s, 1 H).
参考例204
{[3-アミノ-4-(メチルオキシ)フェニル]メチル}ジメチルアミン2塩酸塩
Figure 2004300133
2HCl
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6)δ ppm:2.64 (d, J = 3.7 Hz, 6 H), 3.88 (s, 3 H), 4.19 (d, J = 3.9 Hz, 2 H), 7.19(d, J = 8.3 Hz, 1 H), 7.38 - 7.51 (m, 2 H).
参考例205
(3-アミノ-4-エチルベンジル)ジメチルアミン2塩酸塩
Figure 2004300133
2HCl
(4-エチル-3-ニトロベンジル)ジメチルアミン (1.60 g)と10%パラジウム−炭素 (0.25 g)、エタノール (20 mL)の懸濁液にヒドラジン一水和物 (1.02 mL) を室温でゆっくり加え、1時間撹拌した。パラジウムをろ過により除いた後、ろ液を濃縮して、淡黄色油状物を得た。得られた残さを酢酸エチル(15 mL) に溶解し、4規定塩酸−酢酸エチル溶液 (5 mL) を加えた。得られた沈殿をエタノール−酢酸エチルで洗浄、乾燥して、表題化合物を得た(0.94 g, 収率49%)。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6)δ ppm:1.21 (t, J = 7.5 Hz, 3 H), 2.68 (d, J = 2.7 Hz,
6 H), 2.74 (q, J = 7.6 Hz,2 H), 4.26 (d, J = 3.7 Hz, 2 H), 7.38 (d, J = 8.1 Hz,
1 H), 7.46 (s, 1 H), 7.52(dd, J = 8.1, 1.0 Hz, 1 H), 10.98 (s, 1 H).
以下の参考例206〜209に記載の化合物は参考例205と同様にして製造した。
参考例206
(3-アミノ-4-エトキシベンジル)ジメチルアミン2塩酸塩
Figure 2004300133
2HCl
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6)δ ppm:1.39 (t, J = 7.0 Hz, 3 H), 2.65 (d, J = 2.9 Hz,
6 H), 4.17 (q, J = 6.9 Hz,2 H), 4.21 (s, 2 H), 7.20 (d, J = 8.3 Hz, 1 H), 7.43 - 7.54 (m, 2 H), 10.97 (s,1 H).
参考例207
(3-アミノ-4-イソプロポキシベンジル)ジメチルアミン2塩酸塩
Figure 2004300133
2HCl
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6)δ ppm:1.33 (d, J = 5.9 Hz, 6 H), 2.66 (d, J = 3.7 Hz,
6 H), 4.20 (d, J = 4.2 Hz,2 H), 4.68 - 4.83 (m, 1 H), 7.22 (d, J = 9.3 Hz, 1 H), 7.44 - 7.54 (m, 2 H),10.96 (s, 1 H).
参考例208
4-[(ジメチルアミノ)メチル]-N1,N1-ジメチルベンゼン-1,2-ジアミン3塩酸塩
Figure 2004300133
3HCl
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6)δ ppm:2.68 (d, J = 4.7 Hz, 6 H), 3.03 (s, 6 H), 4.18 (d, J = 5.5 Hz, 2 H), 7.03(d, J = 1.5 Hz, 1 H), 7.11 (dd, J = 8.5, 1.5 Hz, 1 H),
7.58 (d, J = 8.5 Hz, 1H), 10.98 (s, 1 H).
参考例209
(3-アミノ-4-ピロリジン-1-イルベンジル)ジメチルアミン3塩酸塩
Figure 2004300133
3HCl
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6)δ ppm:2.03 - 2.16 (m, 4 H), 2.67 (d, J = 4.9 Hz, 6 H), 3.54 (s, 4 H), 4.17 (d,J = 5.3 Hz, 2 H), 7.05 - 7.25 (m, 2 H), 7.37 (d, J = 8.3 Hz, 1 H), 10.95 (s, 1H).
参考例210
(3-アミノ-4-プロポキシベンジル)ジメチルアミン
Figure 2004300133
(4-プロポキシ-3-ニトロベンジル)ジメチルアミン (1.13 g) と10%パラジウム−炭素 (0.15 g)、エタノール(20 mL) の懸濁液にヒドラジン一水和物 (0.728 mL) を室温でゆっくり加え、2時間撹拌した。パラジウムをろ過により除いた後、ろ液を濃縮して、表題化
合物を得た(0.54 g, 収率55%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.05 (t, J = 7.4 Hz, 3 H), 1.74 - 1.93 (m, 2 H), 2.21 (s, 6 H), 3.77 (s, 2H), 3.93 (q, J = 6.3 Hz, 2 H), 6.47 - 6.64 (m, 2 H), 6.64 - 6.74 (m, 2 H).
以下の参考例211に記載の化合物は参考例210と同様にして製造した。
参考例211
5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-(トリフルオロメチル)アニリン
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:2.24 (s, 6 H), 3.35 (s, 2 H), 4.13 (s, 2 H), 6.63
- 6.77 (m, 2 H), 7.36(d, J = 7.9 Hz, 1 H).
参考例212
(3-アミノベンジル)ジエチルアミン2塩酸塩
Figure 2004300133
2HCl
3-ニトロベンジルクロリド (5.0 g)、ジエチルアミン (9.0 mL) のTHF (50 mL) 混合物を60℃で12時間撹拌した、反応混合物を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機層を1規定塩酸で洗浄した。水層を2規定水酸化ナトリウム水で塩基性とした後、酢酸エチルで抽出、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去して、橙色油状物を得た。得られた残さと10%パラジウム−炭素(0.5 g)、エタノール (50 mL) の懸濁液にヒドラジン一水和物 (2.91 mL) を室温でゆっくり加え、1時間撹拌した。パラジウムをろ過により除いた後、ろ液を濃縮した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル= 10/1〜酢酸エチル)で精製して、淡黄色油状物を得た。得られた残さを酢酸エチル (50 mL) に溶解し、4規定塩酸−酢酸エチル溶液 (20 mL) を加えた。得られた沈殿をメタノール−酢酸エチルで洗浄、乾燥して、表題化合物を白色粉末として得た(4.01 g, 収率55%)。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6)δ ppm:1.19 - 1.32 (m, 6 H), 2.92 - 3.12 (m, 4 H), 4.32 (d, J = 4.3 Hz, 2 H),7.41 (d, J = 8.4 Hz, 1 H), 7.46 - 7.63 (m, 2 H), 7.68 (d,
J = 7.7 Hz, 1 H),11.03 (s, 1 H).
参考例213
4-(2-メトキシエトキシ)-3-ニトロ安息香酸メチル
Figure 2004300133
水素化ナトリウム (60%油状物、1.80 g) のDMF (45 mL) 懸濁液に 4-(2-ヒドロキシエトキシ)安息香酸メチル (7.85 g) を室温で加え、15分間撹拌した。反応混合物にヨウ化メチル(6.25 g) を加え、80℃で12時間撹拌した。冷却後、反応混合物を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)した後、溶媒を留去した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル= 9/1〜1/1〜1/4)で精製して、白色粉末を得た (6.81 g, 収率81%)。
得られた粉末の無水酢酸溶液 (40 mL) に濃硝酸 (6.0 mL) を0℃で加え、室温で16時間撹拌した。反応混合物を氷水中にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機層を乾燥(MgSO4)した後、溶媒を留去した。得られた残さシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル= 20/1〜1/1)で精製して、表題化合物を淡黄色粉末として得た (5.23 g, 収率50%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:3.46 (s, 3 H), 3.76 - 3.86 (m, 2 H), 3.93 (s, 3 H), 4.24 - 4.39 (m, 2 H),7.16 (d, J = 8.9 Hz, 1 H), 8.20 (dd, J = 8.9, 2.1 Hz, 1 H), 8.51 (d, J = 2.3 Hz,1 H).
参考例214
4-(クロロメチル)-1-(2-メトキシエトキシ)-2-ニトロベンゼン
Figure 2004300133
4-(2-メトキシエトキシ)-3-ニトロ安息香酸メチル (5.23 g) のTHF (200 mL) 溶液に、水素化ホウ素リチウム(2.18 g) を0℃で加え、室温で16時間撹拌した。反応混合物に1規定塩酸を加えた後、酢酸エチルで抽出した。有機層を乾燥(MgSO4)した後、溶媒を留去して淡黄色油状物を得た。得られた残さを塩化チオニル(20 mL) にゆっくり加え、室温で2時間撹拌した。過剰の塩化チオニルを留去した後、残さを飽和炭酸水素ナトリウム水−酢酸エチルで抽出した。有機層を乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル= 10/3〜1/1)で精製して、表題化合物を淡黄色粉末として得た (3.68 g, 収率86%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:3.46 (s, 3 H), 3.72 - 3.84 (m, 2 H), 4.20 - 4.33 (m, 2 H), 4.57 (s, 2 H),7.12 (d, J = 8.5 Hz, 1 H), 7.55 (dd, J = 8.7, 2.5 Hz, 1 H), 7.88 (d, J = 2.3 Hz,1 H).
参考例215
1-[3-アミノ-4-(2-メトキシエトキシ)-フェニル]-N,N-ジメチルメタンアミン2塩酸塩
Figure 2004300133
2HCl
4-(クロロメチル)-1-(2-メトキシエトキシ)-2-ニトロベンゼン(3.68 g)のTHF(5 mL)溶液を50%ジメチルアミン溶液(25mL)に加え、室温で3日間攪拌した。反応溶液を飽和炭酸水素ナトリウム水にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機層を乾燥(MgSO4)した後
、溶媒を留去した。得られた残さと10%パラジウム−炭素 (0.5g)、エタノール (45 mL)の懸濁液にヒドラジン一水和物 (1.43 mL) を室温でゆっくり加え、2時間撹拌した。パラジウムをろ過により除いた後、ろ液を濃縮した。残さをアミノプロピルシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル= 20/1〜1/1)で精製して、淡黄色油状物を得た。得られた残さを酢酸エチル (30 mL) に溶解し、4規定塩酸−酢酸エチル溶液 (10 mL) を加えた。得られた沈殿をエタノール−酢酸エチルで洗浄、乾燥して、表題化合物を得た(3.07 g, 収率69%)。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6)δ ppm:2.67 (d, J = 4.5 Hz, 6 H), 3.34 (s, 3 H), 3.66 - 3.83 (m, 2 H), 4.09 -4.30 (m, 4 H), 7.10 - 7.24 (m, 1 H), 7.29 - 7.45 (m, 2 H), 10.70 (s, 1 H).
参考例216
[3-ニトロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル]メタノール
Figure 2004300133
3-ニトロ-(4-トリフルオロメトキシ)安息香酸 (4.65 g) を1.0 Mボラン-THF溶液 (50
mL)に室温で加え、16時間撹拌した。反応混合物に水素の生成が無くなるまで水を加えて濃縮した。残さに飽和炭酸水素ナトリウム水と酢酸エチルを加えて抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄した後、乾燥(MgSO4)し、溶媒を留去した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル= 4/1〜1/1)で精製し、表題化合物(3.76 g, 収率86%)を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.93 (t, J = 5.5 Hz, 1 H), 4.81 (d, J = 5.1 Hz, 2
H), 7.44 (dd, J = 8.4,1.3 Hz, 1 H), 7.60 - 7.70 (m, 1 H), 8.00 (d, J = 2.0 Hz, 1 H).
参考例217
4-(クロロメチル)-2-ニトロ-1-(トリフルオロメトキシ)ベンゼン
Figure 2004300133
[3-ニトロ-4-(トリフルオロメトキシ)フェニル]メタノール (3.76 g) を塩化チオニル (50 mL) にゆっくり加え、50℃で3時間撹拌した。過剰の塩化チオニルを留去した後、残さを飽和炭酸水素ナトリウム水−酢酸エチルで抽出した。有機層を乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル= 10/1〜2/1)で精製して、表題化合物を黄色油状物として得た (3.64 g, 収率90%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:4.62 (s, 2 H), 7.39 - 7.49 (m, 1 H), 7.68 (dd, J = 8.6, 2.2 Hz, 1 H),8.02 (d, J = 2.4 Hz, 1 H).
参考例218
{4-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-ニトロフェニル}ジメチルアミン
Figure 2004300133
4-(クロロメチル)-2-ニトロ-1-(トリフルオロメトキシ)ベンゼン (3.64 g) のTHF(5 mL)溶液を50%ジメチルアミン溶液(25mL)に加え、室温で16時間攪拌した。反応液を飽和炭酸水素ナトリウム水にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機層を乾燥(MgSO4)した後、溶媒を留去した。得られた残さをアミノプロピルシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル= 4/1〜1/4)で精製して、表題化合物を橙色油状物として得た(2.46 g, 収率78%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:2.23 (s, 6 H), 2.88 (s, 6 H), 3.35 (s, 2 H), 6.99
(d, J = 8.7 Hz, 1 H),7.37 (dd, J = 8.7, 2.1 Hz, 1 H), 7.70 (d, J = 2.1 Hz, 1 H).
参考例219
N,N-ジメチル-1-(3-ニトロ-4-ピロリジン-1-イルフェニル)メタンアミン
Figure 2004300133
ジメチル[3-ニトロ-4-(トリフルオロメトキシ)ベンジル]アミン (2.86 g)、ピロリジン
(1.67 mL)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(3.48 mL) およびDMF(25 mL)混合物を80℃で16時間攪拌した。反応液を飽和炭酸水素ナトリウム水にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機層を乾燥(MgSO4)した後、溶媒を留去した。得られた残さをアミノプロピルシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル= 95/5〜2/1)で精製して、表題化合物を黄色油状物として得た(1.06 g, 収率39%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.91 - 2.02 (m, 4 H), 2.23 (s, 6 H), 3.16 - 3.26 (m, 4 H), 3.34 (s, 2 H),6.87 (d, J = 8.9 Hz, 1 H), 7.34 (dd, J = 8.7, 2.1 Hz, 1 H), 7.66 (d, J = 2.1 Hz,1 H).
参考例220
4-[(1-メチルエチル)オキシ]-3-ニトロ安息香酸
Figure 2004300133
4-[(1-メチルエチル)オキシ]安息香酸 (5.41 g) の無水酢酸溶液 (35 mL) に濃硝酸 (5.0mL) を0℃で加え、室温で16時間撹拌した。反応混合物を氷水中にあけ、生じた沈殿をろ取、乾燥して、表題化合物を淡黄色粉末として得た (5.51 g, 収率82%)。
1H NMR (200 MHz, CDCl3)δ ppm:1.45 (d, J = 5.9 Hz, 6 H), 4.71 - 4.91 (m, 1 H), 7.14 (d, J = 9.2 Hz, 1H), 8.23 (dd, J = 8.8, 2.2 Hz, 1 H), 8.51 (d, J = 1.8 Hz, 1 H).
以下の参考例221に記載の化合物は参考例220と同様にして製造した。
参考例221
4-エトキシ-3-ニトロ安息香酸
Figure 2004300133
1H NMR (200 MHz, CDCl3)δ ppm:1.52 (t, J = 7.0 Hz, 3 H), 4.28 (q, J = 7.0 Hz, 2
H), 7.14 (d, J = 8.8 Hz,1 H), 8.25 (dd, J = 9.0, 2.0 Hz, 1 H), 8.55 (d, J = 2.2
Hz, 1 H).
参考例222
4-エチル-3-ニトロ安息香酸
Figure 2004300133
4-エチル安息香酸 (1.50 g) の濃硫酸溶液 (8 mL) に、濃硝酸 (4 mL) を0℃でゆっくり加え、1.5時間撹拌した。反応混合物を氷水中にあけ、生じた沈殿をろ取、乾燥して、表題化合物を淡黄色粉末として得た(1.87 g, 収率96%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.33 (t, J = 7.5 Hz, 3 H), 3.00 (q, J = 7.4 Hz, 2
H), 7.51 (d, J = 8.1 Hz,1 H), 8.23 (dd, J = 8.1, 1.7 Hz, 1 H), 8.59 (d, J = 1.2
Hz, 1 H).
以下の参考例223〜224に記載の化合物は参考例222と同様にして製造した。
参考例223
3-ニトロ-4-トリフルオロメトキシ安息香酸
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:7.56 - 7.63 (m, 1 H), 8.39 (dd, J = 8.7, 2.3 Hz, 1 H), 8.70 (d, J = 2.3Hz, 1 H).
参考例224
3-ニトロ-4-(プロピルオキシ)安息香酸
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.09 (t, J = 7.4 Hz, 3 H), 1.81 - 1.99 (m, 2 H), 4.16 (t, J = 6.4 Hz, 2H), 7.14 (d, J = 8.9 Hz, 1 H), 8.25 (dd, J = 8.9, 2.1 Hz, 1 H), 8.56 (d, J = 2.3Hz, 1 H).
参考例225
N-メチル-1-(3-ニトロフェニル)メタンアミン
Figure 2004300133
3-ニトロベンズアルデヒド (1.50 g)、メチルアミン塩酸塩 (1.35 g)、テトライソプロポキシチタン(5.90 mL)、トリエチルアミン (2.79 mL) のエタノール (15 mL) 混合物を室温で12時間撹拌した。反応混合物に水素化ホウ素ナトリウム(0.57 g) を加え、室温で12時間撹拌した。反応混合物に、2M アンモニア水を加えた。生じた無機塩をろ過により除いた後、ジクロロメタンで洗浄した。有機層を分離した後、水層をジクロロメタンで抽出した。有機層を併せた後、1規定塩酸で洗浄した。水層を2規定水酸化ナトリウム水で塩基性とした後、ジクロロメタンで抽出、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去して、表題化合物を得た (1.11 g, 収率67%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:2.47 (s, 3 H), 3.86 (s, 2 H), 7.49 (t, J = 7.8 Hz, 1 H), 7.62 - 7.71 (m, 1H), 8.06 - 8.15 (m, 1 H), 8.20 (t, J = 1.7 Hz, 1 H).
以下の参考例226に記載の化合物は参考例225と同様にして製造した。
参考例226
N-[(3-ニトロフェニル)メチル]シクロプロパンアミン
Figure 2004300133
1H NMR (200 MHz, CDCl3)δ ppm:0.33 - 0.50 (m, 4 H), 2.08 - 2.22 (m, 1 H), 3.95 (s, 2 H), 7.48 (t, J =7.9 Hz, 1 H), 7.66 (d, J = 7.7 Hz, 1 H), 8.05 - 8.15 (m, 1
H), 8.17 - 8.22 (m, 1H).
参考例227
(3-アミノベンジル)メチルカルバミン酸tert-ブチル
Figure 2004300133
N-メチル-1-(3-ニトロフェニル)メタンアミン (1.11 g)、二炭酸ジ-tert-ブチル (1.53
g) のアセトニトリル(15 mL) 混合物を室温で12時間撹拌した。溶媒を留去した後、残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル = 10/1〜5/1)で精製して、淡黄色油状物を得た。得られた残さと10%パラジウム−炭素(0.2 g)、エタノール (15 mL) の懸濁液にヒドラジン一水和物 (1.07 mL) を室温でゆっくり加え、30分間撹拌した。パラジウムをろ過により除いた後、ろ液を濃縮して、表題化合物を淡黄色油状物として得た(1.58 g, 収率100%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.48 (s, 9 H), 2.81 (s, 3 H), 3.65 (s, 2 H), 4.33
(s, 2 H), 6.38 - 6.71 (m,3 H), 7.09 (t, J = 7.8 Hz, 1 H).
以下の参考例228に記載の化合物は参考例227と同様にして製造した。
参考例228
(3-アミノベンジル)シクロプロピルカルバミン酸tert-ブチル
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:0.58 - 0.77 (m, 4 H), 1.46 (s, 9 H), 2.46 (s, 1 H), 3.63 (s, 2 H), 4.33 (s,2 H), 6.56 (dd, J = 4.5, 1.6 Hz, 2 H), 6.62 (d, J = 7.6 Hz, 1 H), 7.08 (dd, J =8.4, 7.7 Hz, 1 H).
参考例229
2-(トリフルオロアセチル)イソインドリン-5-アミン
Figure 2004300133
5-ニトロイソインドリン (1.06 g) とトリエチルアミン (0.976 mL) のジクロロメタン溶液に、無水トリフルオロ酢酸(0.989 mL) を0℃で加え、室温で12時間撹拌した。反応混合物を飽和炭酸水素ナトリウム水にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機層を乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去した。得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル= 5/1〜1/1)で精製して淡黄色油状物を得た。得られた残さと10%パ
ラジウム−炭素 (0.25 g)、エタノール (20 mL) の懸濁液にヒドラジン一水和物(1.02 mL) を室温でゆっくり加え、2時間撹拌した。パラジウムをろ過により除いた後、ろ液を濃縮した。残さをアミノプロピルシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル= 2/1)で精製して、表題化合物を白色固体として得た (0.98 g, 収率65%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:3.13 (t, J = 8.0 Hz, 2 H), 3.74 (s, 2 H), 4.18 - 4.31 (m, 2 H), 6.48 (dd,J = 8.0, 2.2 Hz, 1 H), 7.02 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 7.63 (d, J = 2.1 Hz, 1 H).
以下の参考例230〜231に記載の化合物は参考例229と同様にして製造した。
参考例230
2-(トリフルオロアセチル)-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-アミン
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6)δ ppm:2.91 (q, J = 6.4 Hz, 2 H), 3.61 (s, 2 H), 3.77 - 3.88 (m, 2 H), 4.71 -4.83 (m, 2 H), 7.07 - 7.21 (m, 2 H), 7.28 (d, J = 7.9 Hz,
1 H).
参考例231
3-(トリフルオロアセチル)-2,3,4,5-テトラヒドロ-1H-3-ベンゾアゼピン-7-アミン
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:2.81 - 2.92 (m, 4 H), 3.54 - 3.80 (m, 6 H), 6.45 - 6.54 (m, 2 H), 6.93(t, J = 7.8 Hz, 1 H).
参考例232
4-(ヒドロキシメチル)-2-ニトロ安息香酸メチル
Figure 2004300133
4-(メトキシカルボニル)-3-ニトロ安息香酸(25.0 g, 111 mmol)のTHF(250 mL)溶液に、氷冷下、オキサリルクロリド(11.5mL、133 mmol)を加えた。反応溶液に、DMF (3 mL) を加え、氷冷下1時間撹拌した。減圧濃縮して有機溶媒を除去し、DME(150 mL)に溶解した。この溶液を、氷冷下、水素化ホウ素ナトリウム(16.8g, 444 mmol)のDME(100 mL)懸濁液に加え4時間撹拌した。反応混合物に、1規定塩酸を注ぎ酢酸エチルで抽出した
。有機層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残さをカラムクロマトグラフィーで精製し、表題化合物を無色油状として得た(23.4g, 収率99%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:3.92 (s, 3 H), 4.82 (d, J = 6.0 Hz, 2 H), 7.60 - 7.71 (m, 2 H), 7.86 (s, 1H).
参考例233
4-({[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)-2-ニトロ安息香酸メチル
Figure 2004300133
4-(ヒドロキシメチル)-2-ニトロ安息香酸メチル(23.4 g, 110 mmol)をDMF (500 mL) に溶解し、tert-ブチル(ジメチル)シリルクロリド(16.6 g, 110 mmol) とイミダゾール (7.5 g, 110 mmol) を加え、室温で14時間撹拌した。反応溶液を水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)した後、溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して表題化合物を得た(28.8g,収率81%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:0.10 (s, 6 H), 0.94 (s, 9 H), 3.90 (s, 3 H), 4.81
(s, 2 H), 7.58 (dd, J =1.2, 8.1 Hz, 1 H), 7.70 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 7.83 (d, J
= 1.2 Hz, 1 H).
参考例234
2-アミノ-4-[(ジメチルアミノ)メチル]ベンズアミド
1) 4-({[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)-2-ニトロ安息香酸
Figure 2004300133
4-({[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)-2-ニトロ安息香酸メチル(19.5g, 60.0 mmol)のTHF (50mL)−メタノール (50 mL) 溶液に、1規定 水酸化ナトリウム水溶液 (100 mL) を加え、室温で14時間撹拌した。反応液に1規定 塩酸を注ぎ酸性にした後、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)した後、減圧下溶媒を留去した。残留物をジイソプロピルエーテルからで結晶化して、4-({[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)-2-ニトロ安息香酸を白色結晶として得た(18.0g,収率96%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:0.09 (s, 6 H), 0.92 (s, 9 H), 4.80 (s, 2 H), 7.58
(dd, J = 1.2, 8.1 Hz, 1H), 7.73 (d, J = 1.2 Hz, 1 H), 7.83 (d, J = 8.1 Hz, 1 H).
2) 4-({[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)-2-ニトロベンズアミド
Figure 2004300133
4-({[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)-2-ニトロ安息香酸 (7.0 g, 22.5 mmol)のDMF (200mL) 溶液に、WSC (5.2 g, 27 mmol)、1-ヒドロキシ-1H-ベンゾトリアゾールアンモニウム塩 (4.1 g, 27 mmol)を加え、室温で12時間撹拌した。反応液に水を注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を1規定 塩酸および飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)した後、減圧下濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、4-({[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)-2-ニトロベンズアミドを白色結晶として得た(5.6g, 収率80%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:0. 11 (s, 6 H), 0.93 (s, 9 H), 4.79 (s, 2 H), 6.09(br, 1 H), 6.32(br, 1H),7.51 (dd, J = 1.2, 7.8 Hz, 1 H), 7.61 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.95 (d, J = 1.2 Hz,1H).
3) 4-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-ニトロベンズアミド
Figure 2004300133
4-({[tert-ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}メチル)-2-ニトロベンズアミド(3.0 g, 9.5 mmol) のTHF(30mL)溶液に1.0 Mテトラブチルアンモニウムフルオリド-THF溶液 (14 mL, 14 mmol) を加え、室温で1時間撹拌した。反応液に水を注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)した後、減圧下濃縮した。残留物をトルエン (10 mL) に溶解し、塩化チオニル(1.4 mL, 19 mmol) を加え、30分加熱還流した。反応溶液を室温まで冷却し、反応液に水を注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)した後、減圧下濃縮した。残留物に、2.0 M ジメチルアミン-THF溶液(7 mL, 14 mmol) を加え、50℃で6時間撹拌した。反応液に水を注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)した後、減圧下濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、4-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-ニトロベンズアミドを白色結晶として得た(2.1 g, 収率89%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:2.25 (s, 6 H), 3.51 (s, 2 H), 5.88 (br, 2 H), 7.52 (d, J = 7.8 Hz, 1 H),7.63 (dd, J = 1.2, 7.8 Hz, 1 H), 8.02 (d, J = 1.2 Hz, 1 H).
4) 2-アミノ-4-[(ジメチルアミノ)メチル]ベンズアミド
Figure 2004300133
4-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-ニトロベンズアミド (0.7 g, 3.1 mmol) のエタノール
(5 mL)溶液に5%パラジウム−炭素(70 mg) を加え、氷冷下、ヒドラジン一水和物 (0.5
mL, 9.5 mmol) をゆっくり滴下した。徐々に室温まで昇温し、3時間撹拌した。ろ過によってパラジウム炭素を除去した。ろ液を濃縮し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、2-アミノ-4-[(ジメチルアミノ)メチル]ベンズアミドを白色結晶として得た(0.39 g, 収率65%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:2.23 (s, 6 H), 3.32 (s, 2 H), 5.69 (br, 2 H), 6.61 (dd, J = 1.2, 8.1 Hz, 1H), 6.65 (d, J = 1.2 Hz, 1 H), 7.30 (d, J = 8.1 Hz, 1 H).
以下の参考例235〜238に記載の化合物は参考例234と同様にして製造した。
参考例235
2-アミノ-4-[(ジメチルアミノ)メチル]-N-メチルベンズアミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:2.22 (s, 6 H), 2.95 (dd, J = 2.1, 4.8 Hz, 3 H), 3.30 (s, 2 H), 5.50(br, 2H), 6.05 (br, 1 H), 6.58 (dd, J = 1.8, 8.1 Hz, 1 H), 6.64 (d, J = 1.8 Hz, 1 H),7.23 (d, J = 8.1 Hz, 1 H).
参考例236
2-アミノ-4-[(ジメチルアミノ)メチル]-N-エチルベンズアミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.13 (t, J = 7.2 Hz, 3 H), 2.22 (s, 6 H), 3.31 (s, 2 H), 3.45(q, J = 7.2Hz, 2 H), 5.49(br, 2 H), 6.00(br, 1 H), 6.58 (dd, J
= 1.5, 8.1 Hz, 1 H), 6.64 (d,J = 1.5 Hz, 1 H), 7.24 (d, J = 8.1 Hz, 1 H).
参考例237
2-アミノ-4-[(ジメチルアミノ)メチル]-N,N-ジメチルベンズアミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:2.19 (s, 6 H), 3.01 (s, 6 H), 3.28 (s, 2 H), 4.31
(br, 2 H), 6.60 (dd, J= 1.2, 7.8 Hz, 1 H), 6.65 (d, J = 1.2 Hz, 1 H), 7.00 (d,
J = 7.8 Hz, 1 H).
参考例238
[3-アミノ-4-(ピロリジン-1-イルカルボニル)ベンジル]ジメチルアミン
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.81 - 1.93 (m, 4 H), 2.23 (s, 6 H), 3.31 (s, 2 H), 3.42 - 3.68(m, 4 H), 4.62(br,2 H), 6.62 (dd, J = 1.2, 7.8 Hz, 1 H), 6.67 (d, J = 1.2 Hz, 1 H), 7.15 (d, J = 7.8Hz, 1 H).
参考例239
4-(クロロメチル)-2-ニトロ安息香酸メチル
Figure 2004300133
4-(ヒドロキシメチル)-2-ニトロ安息香酸メチル (7.11 g)、ピリジン (0.456 g)、塩化チオニル(4.92 g) のジエチルエーテル (200 mL)−THF (50 mL) 混合物を室温で16時間撹拌した。反応混合物を1規定塩酸および飽和炭酸水素ナトリウム水で洗浄、乾燥(MgSO4)した後、溶媒を留去した。得られた残さをイソプロピルエーテル−ヘキサンで洗浄して、表題化合物を白色粉末として得た(6.94g, 収率90%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:3.93 (s, 3 H), 4.65 (s, 2 H), 7.70 (dd, J = 7.8, 1.5 Hz, 1 H), 7.76 (d, J= 7.8 Hz, 1 H), 7.94 (d, J = 1.32 Hz, 1 H).
以下の参考例240に記載の化合物は参考例9と同様にして製造した。
参考例240
4-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-ニトロ安息香酸メチル
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:2.21 (s, 6 H), 3.47 (s, 2 H), 3.87 (s, 3 H), 7.55
(dd, J = 1.0, 8.2 Hz, 1H), 7.66 (d, J = 8.2 Hz, 1 H), 7.81 (d, J = 1.0 Hz, 1 H).
以下の参考例241に記載の化合物は参考例10と同様にして製造した。
参考例241
4-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-ニトロ安息香酸メチル
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:2.65 (3H, s) 2.67 (3H, s) 3.47 (2H, s) 3.78 (3H,
s) 4.12(2H, d, J =6.0Hz) 6.73 (1H, dd, J = 1.2, 7.5Hz) 6.84 (1H, d, J = 1.2 Hz)
7.73 (1H, d, J = 7.5Hz).
参考例242
トリフルオロメタンスルホン酸 4-(1,3-ジオキソラン-2-イル)-2-ニトロフェニル
Figure 2004300133
4-ヒドロキシ-3-ニトロベンズアルデヒド (15g, 90 mmol) とトリエチルアミン (15 mL, 110 mmol) のジクロロメタン溶液(150 mL) に氷冷下、トリフルオロメタンスルホン酸無水物 (31 g, 110 mmol) を10分かけて滴下した。0℃で30分撹拌後、反応溶液に水を加えて酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)した後、減圧下溶媒を留去した。残留物をトルエンに溶解し、エチレングリコール(56 g, 890 mmol)
とメタンスルホン酸 (0.2 mL, 2 mmol) を加え、Dean-Starkトラップを用いて14時間加熱還流した。反応液を酢酸エチルと飽和炭酸水素ナトリウム水とに分離し、有機層を飽和炭酸水素ナトリウム水(50 mL)、次いで飽和食塩水 (50 mL) で洗浄し、乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、表題化合物を淡黄色結晶として得た(30.0 g, 収率99%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:4.05 - 4.15 (m, 4 H), 5.89 (s, 1 H), 7.46 (d, J =
8.7 Hz, 1 H), 7.84 (dd,J = 2.4, 8.7 Hz, 1 H), 8.28 (d, J = 2.5 Hz, 1 H).
参考例243
2-[3-ニトロ-4-(2-チエニル)フェニル]-1,3-ジオキソラン
Figure 2004300133
トリフルオロメタンスルホン酸 4-(1,3-ジオキソラン-2-イル)-2-ニトロフェニル (3.4
g, 10 mmol)、炭酸水素ナトリウム (2.5 g, 30mmol) および2-チエニルボロン酸 (3.8 g
, 30 mmol) をDME (100 mL)−水 (10 mL) に溶解した。反応溶液に、テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム(550 mg, 0.5 mmol) を加えアルゴン雰囲気下40℃で13時間撹拌した。反応溶液に水を加えて酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)した後、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、表題化合物を淡黄色油状として得た(2.0 g, 収率72%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:4.05 - 4.18 (m, 4 H), 5.89 (s, 1 H), 7.06 - 7.12 (m, 2 H), 7.42 (dd, J = 6.0,1.8 Hz, 1 H), 7.57 (d, J = 7.2 Hz, 1 H), 7.66 (dd, J
= 1.2, 7.2 Hz, 1 H), 7.88(d, J = 1.2 Hz, 1 H).
参考例244
N,N-ジメチル-1-[3-ニトロ-4-(2-チエニル)フェニル]メタンアミン
1) 3-ニトロ-4-(2-チエニル)ベンズアルデヒド
Figure 2004300133
2-[3-ニトロ-4-(2-チエニル)フェニル]-1,3-ジオキソラン (2.0 g, 7.2 mmol)をTHF (10 mL)−1規定塩酸(10 mL) に溶解し、室温で12時間撹拌した。反応溶液に水を加えて酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)した後、減圧下溶媒を留去して、3-ニトロ-4-(2-チエニル)ベンズアルデヒドを淡黄色結晶として得た(1.65g, 収率98%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:7.10 (dd, J = 3.6, 4.8 Hz, 1 H), 7.18 (dd, J = 1.2, 3.6 Hz, 1 H), 7.50 (dd,J = 7.2, 1.2 Hz, 1 H), 7.74 (d, J = 7.8 Hz, 1 H), 8.05
(dd, J = 7.8, 1.5 Hz, 1 H),8.18 (d, J = 1.5 Hz, 1 H), 10.05 (s, 1 H).
2) N,N-ジメチル-1-[3-ニトロ-4-(2-チエニル)フェニル]メタンアミン
Figure 2004300133
3-ニトロ-4-(2-チエニル)ベンズアルデヒド (1.6 g, 7.0 mmol) のTHF (5 mL)溶液に2.0 M ジメチルアミン-THF溶液(5 mL, 10 mmol) を加え室温で撹拌した。30分後、反応溶液にトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム (1.8 g, 8.4 mmol)を加えさらに30分撹拌した。反応溶液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えて酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)した後、減圧下溶媒を留去して、N,N-ジメチル-1-[3-ニトロ-4-(2-チエニル)フェニル]メタンアミンを淡黄色油状として得た(1.69 g, 収率92%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:2.27 (s, 6 H), 3.48 (s, 2 H), 7.04 - 7.08 (m, 2 H), 7.37 - 7.41 (m, 1 H),7.46 - 7.55 (m, 2 H), 7.71 - 7.72 (m, 1 H).
参考例245
[3-アミノ-4-(2-チエニル)ベンジル]ジメチルアミン2塩酸塩
Figure 2004300133
N,N-ジメチル-1-[3-ニトロ-4-(2-チエニル)フェニル]メタンアミン(1.6 g, 6.0 mmol) のエタノール (50mL) 溶液に5%パラジウム−炭素 (160 mg) を加えた。反応溶液にヒドラジン一水和物 (0.85 mL, 18 mmol)をゆっくり滴下し、滴下終了後70℃で2時間撹拌した。反応溶液を室温まで冷却後、パラジウム炭素を除去し、ろ液を濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、4規定塩酸−酢酸エチル溶液で結晶化させることで、表題化合物を淡黄色結晶として得た(0.86 g, 収率46%)。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6)δ ppm:2.46 (s, 6 H), 3.98 (s, 2 H), 6.93 - 6.98 (m, 3
H), 7.15 - 7.21 (m, 2 H),7.41 - 7.43 (m, 1 H).
以下の参考例246に記載の化合物は参考例243と同様にして製造した。
参考例246
4-[4-(1,3-ジオキソラン-2-イル)-2-ニトロフェニル]-1H-ピラゾール
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:4.05 - 4.18 (m, 4 H), 5.89 (s, 1 H), 7.52 (d, J =
7.8 Hz, 1 H), 7.67 (dd,J = 1.8, 7.8 Hz, 1 H), 7.76 (s, 2 H), 7.88 (d, J = 1.8 Hz, 1 H).
参考例247
4-[4-(1,3-ジオキソラン-2-イル)-2-ニトロフェニル]-1-メチル-1H-ピラゾール
Figure 2004300133
18-クラウン-6(160 mg, 0.6 mmol)のジエチルエーテル (5 mL) 溶液にカリウムtert-ブトキシド (810mg, 0.72 mmol)を加え室温で90分撹拌した。4-[4-(1,3-ジオキソラン-2-イル)-2-ニトロフェニル]-1H-ピラゾール (1.6 g,6.1 mmol) とヨードメタン (0.45 mL, 7.2 mmol) を加え、室温で3時間撹拌した。反応溶液に水を加えて酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)した後、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、表題化合物を淡黄色結晶として得た(1.1 g, 収率66%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:3.94 (s, 3 H), 4.04 - 4.16 (m, 4 H), 5.87 (s, 1 H), 7.49 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.54 (s, 1 H), 7.60 (d, J = 1.0 Hz, 1 H), 7.63 (dd,
J = 1.0, 7.8 Hz, 1 H),7.83 (dd, J = 1.0 Hz, 1 H).
以下の参考例248に記載の化合物は参考例244と同様にして製造した。
参考例248
N,N-ジメチル-1-[4-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3-ニトロフェニル]メタンアミン
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:2.26 (s, 6 H), 3.48 (s, 2 H), 3.93 (s, 3 H), 7.04
- 7.08 (m, 2 H), 7.41 (d,J = 7.8 Hz, 1 H), 7.50 (dd, J = 1.8, 7.8 Hz, 1 H), 7.53 (s, 1 H), 7.60 (s, 1 H),7.67 (d, J = 1.8 Hz, 1 H).
以下の参考例249に記載の化合物は参考例245と同様にして製造した。
参考例249
[3-アミノ-4-(2-チエニル)ベンジル]ジメチルアミン2塩酸塩
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6)δ ppm:2.48 (s, 6 H), 2.69 (s, 3 H), 3.89 (s, 2 H), 6.93 - 6.98 (m, 3 H), 7.13 -7.47 (m, 3 H), 7.81 - 7.83 (m, 1 H), 8.14 - 8.16 (m, 1
H).
以下の参考例250に記載の化合物は参考例243と同様にして得られた化合物に対して、参考例244の第1項と同様の操作を行うことにより製造した。
参考例250
3-ニトロ-4-(2-フリル)ベンズアルデヒド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:6.56 (dd, J = 1.8, 3.6 Hz, 1 H), 6.85 (dd, J = 0.9, 3.6 Hz, 1 H), 7.59 (dd,J = 0.9, 1.8 Hz, 1 H), 7.94 (d, J = 8.4 Hz, 1 H), 8.06
(dd, J = 8.4, 1.5 Hz, 1 H),8.11 (d, J = 1.5 Hz, 1 H), 10.03 (s, 1 H).
以下の参考例251に記載の化合物は参考例244の第2項と同様にして製造した。
参考例251
N,N-ジメチル-1-[3-ニトロ-4-(2-フリル)フェニル]メタンアミン
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:2.22 (s, 6 H), 3.44 (s, 2 H), 6.45 (dd, J = 2.7, 4.8 Hz, 1 H), 6.60 (d, J= 4.8 Hz, 1 H), 7.46 - 7.52 (m, 2 H), 7.59 - 7.64 (m, 2 H).
以下の参考例252に記載の化合物は参考例245と同様にして製造した。
参考例252
[3-アミノ-4-(2-フリル)ベンジル]ジメチルアミン2塩酸塩
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6)δ ppm:2.46 (s, 6 H), 4.13 (s, 2 H), 6.61 - 6.63 (m, 1
H), 6.84 - 6.99 (m, 3 H),7.51 - 7.57 (m, 1 H), 7.76 - 7.77 (m, 1 H).
以下の参考例253に記載の化合物は参考例243と同様にして製造した。
参考例253
2-[3-ニトロ-4-(3-チエニル)フェニル]-1,3-ジオキソラン
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:4.05 - 4.18 (m, 4 H), 5.89 (s, 1 H), 7.06 (dd, J = 1.5, 8.1 Hz, 2 H), 7.33(dd, J = 1.5, 9.0 Hz, 1 H), 7.38 (dd, J = 4.8 , 3.0 Hz,
1 H), 7.50 (d, J = 7.8Hz, 1 H), 7.67 (ddd, J = 0.6, 8.1, 1.5 Hz, 1 H), 7.91 (d,
J = 1.8 Hz, 1 H).
以下の参考例254に記載の化合物は参考例244と同様にして製造した。
参考例254
N,N-ジメチル-1-[3-ニトロ-4-(3-チエニル)フェニル]メタンアミン
1) 3-ニトロ-4-(3-チエニル)ベンズアルデヒド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:7.11 (dd, J = 1.8, 4.8 Hz, 1 H), 7.42 - 7.46 (m, 2 H), 7.70 (d, J = 8.1 Hz,1 H), 8.09 (dd, J = 8.1, 1.8 Hz, 1 H), 8.26 (d, J = 1.8 Hz, 1 H), 10.08 (s, 1H).
2)N,N-ジメチル-1-[3-ニトロ-4-(3-チエニル)フェニル]メタンアミン
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:2.28 (s, 6 H), 3.49 (s, 2 H), 7.07 (dd, J = 1.5, 4.8 Hz, 1 H), 7.31 (dd,J = 1.5, 3.0 Hz, 1 H), 7.37 (dd, J = 3.0, 4.8 Hz, 1 H), 7.43 (d, J = 8.1 Hz, 1 H),7.53 (dd, J = 1.8, 8.1 Hz, 1 H), 7.75 (d, J = 1.8 Hz, 1
H).
以下の参考例255に記載の化合物は参考例10と同様にして製造した。
参考例255
[3-アミノ-4-(3-チエニル)ベンジル]ジメチルアミン
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:2.27 (s, 6 H), 3.36 (s, 2 H), 6.70 - 6.75 (m, 2 H), 7.14 (d, J = 7.5 Hz, 1H), 7.24 - 7.26 (m, 1 H), 7.35 - 7.37 (m, 1 H), 7.39 - 7.42 (m, 1 H).
参考例256
2-[4-(メチルチオ)-3-ニトロフェニル]-1,3-ジオキソラン
Figure 2004300133
トリフルオロメタンスルホン酸 4-(1,3-ジオキソラン-2-イル)-2-ニトロフェニル (3.4
g, 10 mmol) のエタノール溶液 (50 mL) にナトリウムメタンチオラート(1.1 g, 15 mmol) を加え、20分間加熱還流した。反応溶液を室温まで冷却し、水を加えて酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)した後、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、表題化合物を黄色結晶として得た(2.3 g, 収率95%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:2.52 (s, 3 H), 4.01 - 4.17 (m, 4 H), 5.85 (s, 1 H), 7.38 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.68 (dd, J = 2.1, 8.1 Hz, 1 H), 8.38 (d, J = 2.1 Hz, 1 H) .
以下の参考例257に記載の化合物は参考例244第1項と同様にして製造した。
参考例257
4-(メチルチオ)-3-ニトロベンズアルデヒド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:2.59 (s, 3 H), 7.53 (d, J = 7.8 Hz, 1 H), 8.07 (dd, J = 1.5, 7.8 Hz, 1 H),8.72 (d, J = 1.5 Hz, 1 H), 10.01 (s, 1 H).
以下の参考例258に記載の化合物は参考例244第2項と同様にして製造した。
参考例258
N,N-ジメチル-1-[4-(メチルチオ)-3-ニトロフェニル]メタンアミン
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:2.21 (s, 6 H), 3.41 (s, 2 H), 7.28 (d, J = 8.4 Hz, 1 H), 7.37 - 7.41 (m, 1H), 7.52 (dd, J = 2.7, 8.4 Hz, 1 H), 8.14 (d, J = 2.7 Hz, 1 H).
以下の参考例259に記載の化合物は参考例10と同様にして製造した。
参考例259
[3-アミノ-4-(メチルチオ)ベンジル]ジメチルアミン
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:2.18 (s, 6 H), 2.29 (s, 3 H), 3.26 (s, 2 H), 4.20
(br, 2 H), 6.59 (dd, J= 1.8, 8.4 Hz, 1 H), 6.65 (d, J = 1.8 Hz, 1 H), 7.24 (d, J = 8.4 Hz, 1H).
参考例260
[3-アミノ-4-(メチルスルフィニル)ベンジル]ジメチルアミンおよび[3-アミノ-4-(メチルスルホニル)ベンジル]ジメチルアミン
Figure 2004300133
[3-アミノ-4-(メチルチオ)ベンジル]ジメチルアミン (1.5 g, 7.6 mmol) のジクロロメタン (100 mL) 溶液に氷冷下m-クロロ過安息香酸(5.6 g, 22.9 mmol) を加え2時間撹拌した。反応溶液を室温まで昇温後、亜硫酸ナトリウム水溶液を加え30分撹拌した。反応溶液を酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄、乾燥(MgSO4)した後、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製することで、[3-アミノ-4-(メチルスルフィニル)ベンジル]ジメチルアミン(0.2 g, 収率12%) および[3-アミノ-4-(メチルスルホニル)ベンジル]ジメチルアミン (0.8 g, 収率46%) をそれぞれ得た。[3-アミノ-4-(メチルスルフィニル)ベンジル]ジメチルアミン
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm: 2.19 (s, 6 H), 2.87 (s, 3 H), 3.29 (s, 2 H), 4.97 (br, 2 H), 6.62 - 6.66(m, 2 H), 7.12 (d, J = 8.4 Hz, 1 H).
[3-アミノ-4-(メチルスルホニル)ベンジル]ジメチルアミン
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm: 2.20 (s, 6 H), 3.01 (s, 3 H), 3.17 (s, 2 H), 4.97 (br, 2 H), 6.67 - 6.74(m, 2 H), 7.62 (d, J = 8.4 Hz, 1 H).
以下の参考例261に記載の化合物は参考例256と同様にして製造した。
参考例261
2-[4-(イソプロピルチオ)-3-ニトロフェニル]-1,3-ジオキソラン
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.39 (d, J = 6.6 Hz, 6 H), 3.59 (sep, J = 6.6 Hz,
1 H), 4.04 - 4.15 (m, 4H), 5.83 (s, 1 H), 7.46 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 7.62 (dd, J = 1.8, 8.1 Hz, 1 H), 8.23(d, J = 1.8 Hz, 1 H).
以下の参考例262に記載の化合物は参考例244と同様にして製造した。
参考例262
N,N-ジメチル-1-[4-(イソプロピルチオ)-3-ニトロフェニル]メタンアミン
1) 4-(イソプロピルチオ)-3-ニトロベンズアルデヒド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm: 1.26 (d, J = 6.6 Hz, 6 H), 3.66 (sep, J = 6.6 Hz, 1 H), 7.59 (d, J = 7.8Hz, 1 H), 8.02 (dd, J = 1.5, 7.8 Hz, 1 H), 8.63 (d, J = 1.5 Hz, 1 H), 9.99 (s,1 H).
2) N,N-ジメチル-1-[4-(イソプロピルチオ)-3-ニトロフェニル]メタンアミン
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.38 (d, J = 6.6 Hz, 6 H), 2.25 (s, 6 H), 3.44 (s, 2 H), 3.58 (sep, J = 6.6Hz, 1 H), 7.41 (d, J = 8.4 Hz, 1 H), 7.50 (dd, J = 2.1, 8.4 Hz, 1 H), 8.04 (d,J = 2.1 Hz, 1 H).
以下の参考例263に記載の化合物は参考例10と同様にして製造した。
参考例263
[3-アミノ-4-(イソプロピルチオ)ベンジル]ジメチルアミン
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm: 1.22 (d, J = 6.6 Hz, 6 H), 2.24 (s, 6 H), 3.26 (s, 2 H), 3.17 (sep,J = 6.6 Hz, 1 H), 3.30 (s, 2 H), 4.35 (br, 2 H), 6.61 (dd, J
= 1.8, 8.4 Hz, 1 H),6.71 (d, J = 1.8 Hz, 1 H), 7.29 (d, J = 8.4 Hz, 1 H).
参考例264
3-オキソ-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-カルボン酸
Figure 2004300133
3-アミノ-4-ヒドロキシ安息香酸 (10 g, 66 mmol) のTHF溶液 (25 mL) に炭酸カリウム
(14.0 g,100 mmol) と水 (50 mL) を加えた後、クロロアセチルクロリド (8.0 mL, 100 mL) を加え、室温で3時間撹拌した。反応溶液に濃塩酸を加えて酸性にし、析出した結晶をろ取した。得られた結晶を水とジイソプロピルエーテルで洗浄し、減圧乾燥して、表題
化合物を茶色結晶として得た(9.4g, 収率74%)。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6)δ ppm:4.65 (s, 2 H), 7.00 (d, J = 8.4 Hz, 1 H), 7.48 - 7.52 (m, 2 H), 10.87 (s,1 H), 12.77 (br, 1 H).
参考例265
N,N-ジメチル-3-オキソ-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-カルボキサミド
Figure 2004300133
3-オキソ-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-カルボン酸 (3.8 g, 20 mmol) のDMF (100mL) 溶液に、WSC (5.7 g, 30 mmol)、HOBt (5.1 g, 30 mmol) および2.0 M ジメチルアミン-THF溶液 (15mL, 30 mmol) を加え、室温で12時間撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水を注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を1 規定 塩酸および飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)した後、減圧下濃縮した。残留物をジイソプロピルエーテルで結晶化することで、表題化合物(3.8 g, 収率87%) を淡黄色結晶として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:3.05 (br, 6 H), 4.63 (s, 2 H), 6.95 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 7.02 (dd, J = 1.8,8.1 Hz, 1 H), 7.08 (d, J = 1.8 Hz, 1 H), 8.85 (s, 1 H).
参考例266
(3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-イルメチル)ジメチルアミン2塩酸塩
Figure 2004300133
2HCl
N,N-ジメチル-3-オキソ-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-カルボキサミド (2.0 g, 9.1 mmol) を1.1Mボラン-THF溶液 (60 mL, 66 mmol) に溶解し、12時間加熱還流した。反応液にメタノール (30 mL) をゆっくり加え、さらに16時間加熱還流した。減圧下溶媒を留去し、残留物を4規定塩酸-酢酸エチル溶液で結晶化させて、表題化合物を白色結晶として得た(1.88 g, 収率78%)。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6)δ ppm:2.45 (s, 3 H), 2.47 (s, 3 H), 3.12 (s, 2 H), 3.85 - 3.87 (m, 2 H), 3.95 -3.98 (m, 2 H), 6.55 - 6.59 (m, 3 H), 10.07 (br, 1 H).
参考例267
4-[(2-エトキシ-2-オキソエチル)チオ]-3-ニトロ安息香酸
Figure 2004300133
4-クロロ-3-ニトロ安息香酸 (15 g, 74 mmol) のピリジン溶液 (50 mL) にメルカプト酢酸エチル(10.8 g, 90 mmol) 加えた後15時間加熱還流した。反応溶液を室温まで冷却後、濃塩酸を加えて酸性にし、析出した結晶をろ取した。得られた結晶を水で洗浄し、減圧乾燥して、表題化合物を燈色結晶として得た(1.88 g, 収率78%)。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6)δ ppm:1.18 (t, J = 7.2 Hz, 3 H), 4.15 (q, J = 7.2 Hz,
2 H), 4.21 (s, 2 H), 7.69(d, J = 8.7 Hz, 1 H), 8.15 (dd, J = 8.7, 1.8 Hz, 1 H),
8.63 (d, J = 1.8 Hz, 1 H).
参考例268
4-[(2-エトキシ-2-オキソエチル)チオ]-3-ニトロ安息香酸エチル
Figure 2004300133
4-[(2-エトキシ-2-オキソエチル)チオ]-3-ニトロ安息香酸 (16.5 g, 58 mmol)のエタノール溶液(200 mL) に硫酸 (30 mL) を加えた後、80℃で15時間撹拌した。反応溶液を室温まで冷却し、水を加えて酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)した後、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、表題化合物を黄色結晶として得た(12.1 g, 収率67%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.27 (t, J = 7.2 Hz, 3 H), 1.42 (t, J = 7.2 Hz, 3
H), 3.79 (s, 2 H), 4.22(q, J = 7.2 Hz, 2 H), 4.43 (q, J = 7.2 Hz, 2 H), 7.57 (d, J = 8.4 Hz, 1 H), 8.20(dd, J = 8.4, 2.7 Hz, 1 H), 8.87 (d, J = 2.7 Hz, 1 H).
参考例269
3-オキソ-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾチアジン-6-カルボン酸エチル
Figure 2004300133
4-[(2-エトキシ-2-オキソエチル)チオ]-3-ニトロ安息香酸エチル (12.6 g, 40 mmol) のエタノール溶液(120 mL) に5%パラジウム−炭素 (1.3 g) を加え、水素雰囲気下(0.5MPa)50℃で7時間撹拌した。パラジウム炭素をろ取し、ろ液を濃縮した。残留物をエタノール(100 mL) に溶解し、トリエチルアミン (7 mL, 50 mmol) を加えて60℃で12時間撹拌
した。反応溶液を減圧下濃縮し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、表題化合物を淡黄色結晶として得た(5.12 g, 収率54%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.37 (t, J = 7.2 Hz, 3 H), 3.43 (s, 2 H), 4.35 (q, J = 7.2 Hz, 2 H), 7.34(d, J = 8.0 Hz, 1 H), 7.50 (d, J = 1.8 Hz, 1 H), 7.64 (J
= 8.0, 1.8 Hz, 1 H),8.22 (br, 1 H).
参考例270
3-オキソ-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾチアジン-6-カルボン酸
Figure 2004300133
3-オキソ-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾチアジン-6-カルボン酸エチル (5.1 g, 21 mmol) のTHF溶液(30 mL) に、1規定水酸化ナトリウム水溶液 (100 mL) を加え、室温で3時間撹拌した。反応液に1規定塩酸を注ぎ酸性にした後、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)した後、減圧下溶媒を留去した。残留物をジイソプロピルエーテルで結晶化して、表題化合物を白色結晶として得た(3.65g, 収率83%)。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6)δ ppm:3.26 (br, 1 H), 3.48 (s, 2 H), 7.34 - 7.51 (m, 3 H), 10.69 (br, 1 H).
参考例271
N,N-ジメチル-3-オキソ-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾチアジン-6-カルボキサミド
Figure 2004300133
3-オキソ-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾチアジン-6-カルボン酸 (3.6 g, 17 mmol) のDMF(50 mL) 溶液に、WSC (3.8 g, 20 mmol)、HOBt (3.1 g, 20 mmol) および2.0 M ジメチルアミン-THF溶液(12.5 mL, 25 mmol) を加え、室温で12時間撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水を注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を1 規定塩酸および飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)した後、減圧下濃縮した。残留物をジイソプロピルエーテルで結晶化して、表題化合物を淡黄色結晶として得た(3.6g, 収率90%)。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6)δ ppm:2.91 (br, 6 H), 3.49 (s, 2 H), 6.96 - 7.00 (m, 2 H), 7.35 (d, J = 8.4 Hz,1 H).
参考例272
(3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾチアジン-6-イルメチル)ジメチルアミン
Figure 2004300133
N,N-ジメチル-3-オキソ-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾチアジン-6-カルボキサミド (3.6
g, 15mmol) を 1.0 Mボラン-THF溶液(150 mL, 150 mmol) に加え、12時間加熱還流した。反応液にメタノール (50 mL) をゆっくり加え、さらに16時間加熱還流した。減圧下溶媒を留去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、表題化合物を無色油状として得た(3.1g, 収率99%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:2.21 (s, 6 H), 3.03 - 3.06 (m, 2 H), 322H3 333.25
(s, 2 H), 3.59 - 3.64 (m, 2 H), 3.95 (br, 1 H), 6.44 (d, J = 1.5Hz, 1 H), 6.53 (dd, J = 1.5, 7.5 Hz, 1 H), 6.91 (d, J = 7.5 Hz, 1 H).
参考例273
3-[4-(クロロアセチル)フェニル]プロパン酸エチル
Figure 2004300133
3-フェニルプロパン酸エチル (10 g, 56 mmol) およびクロロアセチルクロリド(9.5 g,
84mmol) のジクロロメタン溶液 (50 mL) に、氷冷下、塩化アルミニウム (22 g, 165 mmol) をゆっくり加え、3時間撹拌した。氷冷下、反応溶液に水をゆっくり加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)した後、減圧下濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィーで精製して、表題化合物を淡黄色結晶として得た(14.4g, 収率99%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.22 (t, J = 7.2 Hz, 3 H), 2.64 (t, J = 7.5 Hz, 2
H), 3.01 (t, J = 7.5Hz, 2 H), 4.11 (q, J = 7.2 Hz, 2 H), 4.68 (s, 2 H), 7.32 (d, J = 8.4 Hz, 2 H), 7.88(d, J = 8.4 Hz, 2 H).
参考例274
4-(2-カルボキシエチル)-3-ニトロ安息香酸
Figure 2004300133
3-[4-(クロロアセチル)フェニル]プロパン酸エチル (14.4 g, 56 mmol)を硫酸 (120 mL) に溶解し、氷冷下、発煙硝酸(d=1.52)(5.5 mL) を滴下し、2時間撹拌した。氷冷下、反応溶液に水をゆっくり加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、乾
燥(MgSO4)した後、減圧下濃縮した。残留物をカラムクロマトグラフィーで精製して、表題化合物を淡黄色結晶として得た(13.0g, 収率97%)。
1H NMR (300 MHz, DMSO−d6)δ ppm:2.61 (t, J = 7.2 Hz, 2 H), 3.12 (t, J = 7.2 Hz, 2 H), 7.67 (d, J = 8.4Hz, 1 H), 8.12 (dd, J = 1.8, 8.4 Hz, 1 H), 8.36 (d, J = 1.8 Hz, 1 H).
参考例275
4-(3-エトキシ-3-オキソプロピル)-3-ニトロ安息香酸エチル
Figure 2004300133
4-(2-カルボキシエチル)-3-ニトロ安息香酸 (13.0 g, 54 mmol) のエタノール溶液 (200mL) に硫酸 (30 mL) を加えた後、80℃で15時間撹拌した。反応溶液を室温まで冷却し、水を加えて酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)した後、減圧下溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、表題化合物を黄色結晶として得た(14.5g, 収率90%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.22 (t, J = 7.2 Hz, 3 H), 1.40 (t, J = 7.2 Hz, 3
H), 2.72 (t, J = 7.2Hz, 2 H), 3.26 (t, J = 7.2 Hz, 2 H), 4.12 (q, J = 7.2 Hz, 2
H), 4.38 (H, q, J =7.2 Hz), 7.50 (1H, d, J = 8.1 Hz), 8.17 (dd, J = 8.1, 1.8 Hz, 1 H), 8.56(d, J = 1.8 Hz, 1 H).
参考例276
2-オキソ-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-7-カルボン酸エチル
Figure 2004300133
4-(3-エトキシ-3-オキソプロピル)-3-ニトロ安息香酸エチル (14.5 g, 49 mmol) のエタノール溶液(150 mL) に5%パラジウム−炭素 (1.3 g) を加え、水素雰囲気下(1気圧)50℃で18時間撹拌した。パラジウム炭素をろ取し、ろ液を濃縮した。残留物をエタノール(100 mL) に溶解し、トリエチルアミン (7 mL, 50 mmol) を加えて60℃で12時間撹拌した。反応溶液を減圧下濃縮し、残留物をジイソプロピルエーテルで結晶化して、表題化合物を白色結晶として得た(5.6g, 収率52%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.39 (t, J = 7.2 Hz, 3 H), 2.66 (t, J = 7.2 Hz, 2
H), 3.02 (t, J = 7.2Hz, 2 H), 4.47 (q, J = 7.2 Hz, 2 H), 7.23 (d, J = 8.1Hz, 1 H), 7.47 (d, J = 1.8Hz, 1 H), 7.67 (dd, J = 8.1, 1.8 Hz, 1 H), 8.36 (br, 1 H).
参考例277
2-オキソ-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-7-カルボン酸
Figure 2004300133
2-オキソ-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-7-カルボン酸エチル(5.6 g, 25 mmol) のTHF溶液(30 mL) に、1規定水酸化ナトリウム水溶液 (30 mL) を加え、室温で3時間撹拌した。反応液に1規定塩酸を注ぎ酸性にし、析出した結晶をろ取した。得られた結晶を、水およびTHFで洗浄、減圧下乾燥して、表題化合物を白色結晶として得た(4.6g,収率97%)。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6)δ ppm:2.46 (t, J = 7.2 Hz, 2 H), 2.92 (t, J = 7.2 Hz,
2 H), 7.25 (d, J = 7.8Hz, 1 H), 7.43 - 7.48 (m, 2 H), 10.21 (s, 1 H), 12.83 (br, 1 H).
参考例278
N,N-ジメチル-2-オキソ-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-7-カルボキサミド
Figure 2004300133
2-オキソ-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-7-カルボン酸 (4.6 g, 24 mmol) のDMF (50mL) 溶液に、WSC (5.8 g, 30 mmol)、HOBt (4.6 g, 30 mmol) および2.0 Mジメチルアミン-THF溶液 (15mL, 30 mmol) を加え、室温で12時間撹拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水を注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を1 規定塩酸および飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)した後、減圧下濃縮した。残留物をジイソプロピルエーテルで結晶化して、表題化合物を淡黄色結晶として得た(4.0g, 収率73%)。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6)δ ppm:2.47 (t, J = 7.2 Hz, 2 H), 2.85 (t, J = 7.2 Hz,
2 H), 2.90 (s, 6 H), 6.84(s, 1 H), 6.90 (d, J = 7.8 Hz, 1 H), 7.18 (d, J = 7.8 Hz, 1 H).
参考例279
N,N-ジメチル-1-(1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-7-イル)メタンアミン2塩酸塩
Figure 2004300133
2HCl
N,N-ジメチル-2-オキソ-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-7-カルボキサミド(4.0 g, 18mmol) を1.0 Mボラン-THF溶液 (200 mL, 200 mmol) に溶解し、12時間加熱還流した。反応液にメタノール (50 mL) をゆっくり加え、さらに16時間加熱還流した。減圧下溶媒を留去し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、4規定塩酸-酢酸エチル溶液を加えて結晶化して、表題化合物を白色結晶として得た(3.67 g, 収率77%)。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6)δ ppm:1.86 - 1.91 (m, 2 H), 2.64 (s, 6 H), 2.72 - 2.77 (m, 2 H), 3.22 - 3.26(m, 2 H), 4.14 - 4.17 (m, 2 H), 7.00 - 7.15 (m, 3 H), 10.86 (br, 1 H).
参考例280
メタンスルホン酸 1-(3-ニトロフェニル)エチル
Figure 2004300133
3−ニトロアセトフェノン (2.4 g, 15 mmol) のエタノール (50 mL) 溶液に水素化ホウ素ナトリウム (0.8 g, 20 mmol) を加え、室温で30分撹拌した。反応液に1規定塩酸を注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)した後、減圧下濃縮した。残留物をDMF (30 mL) に溶解し、トリエチルアミン(2.8 mL, 20 mmol) およびメタンスルホニルクロリド (1.6 mL, 20 mmol) を加え室温で4時間撹拌した。反応液に水を注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)した後、減圧下濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、表題化合物を無色油状として得た(3.1 g, 収率83%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.75 (d, J = 6.6 Hz, 3 H), 2.94 (s, 3 H), 2.72 - 2.77 (m, 2 H), 5.83 (q, J= 6.6 Hz, 1 H), 7.57 - 7.62 (m, 1 H), 7.72 - 7.76 (m, 1
H), 8.18 - 8.27 (m, 2 H).
参考例281
N,N-ジメチル-1-(3-ニトロフェニル)エタンアミン
Figure 2004300133
メタンスルホン酸 1-(3-ニトロフェニル)エチル (3.0 g, 12 mmol) のTHF (5 mL) 溶液に、2.0 M ジメチルアミン-THF溶液(10 mL, 20 mmol) を加え、50℃で16時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して表題化合物を無色油状として得た(1.5 g, 収率66%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.34 (d, J = 6.6 Hz, 3 H), 2.16 (s, 3 H), 3.34 (q, J = 6.6 Hz, 1 H), 7.39- 7.46 (m, 1 H), 7.60 - 7.65 (m, 1 H), 8.03 - 8.08 (m, 1
H), 8.21 - 8.25 (m, 1 H).
以下の参考例282に記載の化合物は参考例10と同様にして製造した。
参考例282
[1-(3-アミノフェニル)エチル]ジメチルアミン
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.34 (d, J = 6.6 Hz, 3 H), 2.20 (s, 3 H), 3.11 (q, J = 6.6 Hz, 1 H), 3.63(br, 2 H), 6.55 - 6.58 (m, 1 H), 6.65 - 6.68 (m, 2 H), 7.05 - 7.11 (m, 1 H).
参考例283
4-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-アミン塩酸塩
Figure 2004300133
1,3-ジクロロアセトン (25 g, 200 mmol) のアセトン (100 mL) 溶液に、チオ尿素 (15
g,200 mmol) のアセトン溶液 (500 mL) を滴下し、室温で2時間撹拌した。反応液を減圧下濃縮し、エタノール (200 mL) を加えさらに2時間撹拌した。析出した結晶を除去し、ろ液にヘキサン、ジイソプロピルエーテルを加えた。析出した結晶をろ取し、減圧乾燥して、表題化合物を白色結晶として得た(16.4g,収率45%)。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6)δ ppm:4.66 (s, 2 H), 6.96 (s, 1 H), 9.29 (br, 3 H).
参考例284
4-[(ジメチルアミノ)メチル]-1,3-チアゾール-2-アミン
Figure 2004300133
4-(クロロメチル)-1,3-チアゾール-2-アミン塩酸塩 (8.2 g, 37 mmol) を水 (5 mL) に溶解し、氷冷下50%ジメチルアミン水溶液(50 mL) を滴下した。1時間撹拌し、反応液に水を注ぎ、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)した後、減圧下濃縮した。残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、表題化合物を白色結晶として得た(3.05g, 収率53%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:2.26 (s, 6 H), 3.31 (s, 2 H), 4.91 (br, 2 H), 6.30 (s, 1 H).
参考例285
[4-(シクロプロピルメトキシ)-3-ニトロベンジル]ジメチルアミン
Figure 2004300133
4-ヒドロキシ-3-ニトロベンズアルデヒド(10.0 g, 59.8 mmol)、シクロプロピルメチルブロミド(6.96mL, 71.8 mmol)と炭酸カリウム(16.5 g, 120 mmol)のアセトニトリル (150 mL)−ジメチルホルムアミド(150 mL)溶液を60℃で16時間攪拌した。反応液を減圧下濃縮後、残さを酢酸エチルに溶解した。この溶液を炭酸カリウム水溶液、次いで飽和食塩水で順次洗浄し、乾燥(Na2SO4)した。溶媒を減圧下濃縮後、得られた残さをアルミナカラムクロマトグラフィー(溶出液;酢酸エチル) により精製した。得られた油状物(8.54 g, 38.6 mmol)と2.0 M ジメチルアミン-THF溶液(23.2 mL)のTHF(100mL)溶液に、0℃でトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(9.82 g, 46.3 mmol)を加え、室温で2時間攪拌した。反応液を減圧下濃縮後、残さを1規定塩酸に溶解し、ジエチルエーテルで洗浄した。水層に炭酸カリウムを加え塩基性とし、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、乾燥(Na2SO4)した。溶媒を減圧下濃縮後、得られた残さをアミノプロピルシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液;酢酸エチル) により精製して表題化合物を得た(8.52 g)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:0.36 - 0.41 (m, 2 H), 0.62 - 0.68 (m, 2 H), 1.24 - 1.31 (m, 1 H), 2.23 (s,6 H), 3.38 (s, 2 H), 3.96 (d, J = 6.6 Hz, 2 H), 7.01 (d, J = 8.7 Hz, 1 H), 7.44(dd, J = 8.1, 2.1 Hz, 1 H), 6.69 (d, J = 2.1 Hz, 1 H).
参考例286
[3-アミノ-4-(シクロプロピルメトキシ)ベンジル]ジメチルアミン
Figure 2004300133
[4-(シクロプロピルメトキシ)-3-ニトロベンジル] ジメチルアミン(8.50 g, 34.0 mmol)と10% パラジウム−炭素(850mg)のエタノール(34 mL)溶液にヒドラジン一水和物(4.94 mL, 102 mmol)を室温で滴下し、80℃で2時間攪拌した。パラジウム−炭素をろ過し、溶媒を減圧下留去した。残さを酢酸エチルに溶かし、飽和食塩水で洗浄し、乾燥(Na2SO4)した。溶媒を減圧下濃縮後、得られた残さをアミノプロピルシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル=17/3) により精製して表題化合物を得た(4.86 g)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:0.31 - 0.36 (m, 2 H), 0.58 - 0.65 (m, 2 H), 1.24 - 1.28 (m, 1 H), 2.21 (s,6 H), 3.28 (s, 2 H), 3.80 - 3.82 (m, 4 H), 6.59 (d, J =
8.1Hz, 1 H), 6.67 -6.71 (m, 2 H).
参考例287
1-[4-(ヒドロキシメチル)-2-ニトロフェニル]エタノン
Figure 2004300133
4-フルオロ-3-ニトロベンジルアルコール(10.1 g, 59.2 mmol)とニトロエタン(18.6
mL,245 mmol)の酢酸エチル(120 mL)溶液にDBU(25.7 mL, 177 mmol)を加え、室温で16時間攪拌した。反応液を濃縮後、メタノール(100mL)に溶かし、30%過酸化水素水(30
mL)と10%炭酸水素ナトリウム水(30 mL)を加え、室温で16時間攪拌した。反応液を減圧下濃縮後、残さを酢酸エチルに溶解した。この溶液を1規定塩酸で洗浄後、飽和食塩水で洗浄し、乾燥(Na2SO4)した。溶媒を減圧下濃縮後、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル=3/1〜2/1) により精製して、表題化合物を得た(3.74 g)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:2.05 - 2.07 (m, 1 H), 2.55 (s, 3 H), 4.84 (d, J =
5.4 Hz, 2 H), 7.43 (d,J = 7.8 Hz, 1 H), 7.69 (d, J = 7.8 Hz, 1 H), 8.09 (s, 1 H).
参考例288
1-[2-アミノ-4-(ヒドロキシメチル)フェニル]エタノン
Figure 2004300133
1-[4-(ヒドロキシメチル)-2-ニトロフェニル]エタノン(3.74 g, 19.2 mmol)、ギ酸アンモニウム(6.04g, 95.8 mmol)と10%パラジウム−炭素(1.2 g)のメタノール(70 mL)溶液を60℃で6時間攪拌後、室温で6時間攪拌した。パラジウム−炭素をろ過した後、溶媒を減圧下留去した。残さを酢酸エチルに溶かし、炭酸カリウム水溶液で洗浄後、飽和食塩水で洗浄し、乾燥(Na2SO4)した。溶媒を減圧下濃縮後、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル=1/1) により精製し、ジイソプロピルエーテルとヘキサンで粉末にすることにより、表題化合物を得た(1.75 g)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.91 (t, J = 6.0 Hz, 1 H), 2.56 (s, 3 H), 4.63 (d, J = 6.0 Hz, 2 H), 6.31(br, 2 H), 6.61 (d, J = 8.4 Hz, 1 H), 6.66 (s, 1 H), 7.69 (d, J = 8.4 Hz, 1 H).
参考例289
1-[2-アミノ-4-(クロロメチル)フェニル]エタノン塩酸塩
Figure 2004300133
1-[2-アミノ-4-(ヒドロキシメチル)フェニル]エタノン(1.54 g, 9.32 mmol)を塩化チオニル(30mL)に0℃で加え、室温で3時間攪拌した。反応液を減圧下濃縮し、得られた残さをジイソプロピルエーテルで粉末にすることにより、表題化合物を得た(1.45 g)。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6)δ ppm:2.50 (s, 3 H), 4.64 (s, 2 H), 6.59 (dd, J = 1.8, 8.1 Hz, 1 H), 6.81 (d, J= 1.8 Hz, 1 H), 7.74 (d, J = 8.1 Hz, 1 H).
参考例290
1-{2-アミノ-4-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}エタノン
Figure 2004300133
1-[2-アミノ-4-(クロロメチル)フェニル]エタノン 塩酸塩(1.45 g, 6.59 mmol)のクロロホルム(15mL)溶液に50%ジメチルアミン水溶液(1.78 mL, 19.8 mmol)を加え、室温で16時間攪拌した。反応液を減圧下濃縮後、残さを酢酸エチルに溶解した。この溶液を炭酸カリウム水溶液で洗浄後、飽和食塩水で洗浄し、乾燥(Na2SO4)した。溶媒を減圧下濃縮後、得られた残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:酢酸エチル/メタノール=2/1) により精製後、アミノプロピルシリカゲルカラムクロマトグラフィー (溶出液:ヘキサン/酢酸エチル=3/1) により精製することにより、表題化合物を得た(424mg)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:2.24 (s, 6 H), 2.56 (s, 3 H), 3.32 (s, 2 H), 6.27
(br, 2 Hr), 6.59 (d, J= 9.0 Hz, 1 H), 6.62 (s, 1 H), 7.66 (d, J = 9.0 Hz, 1 H).
参考例291
N-メトキシ-N-メチル-4-フェニルシクロヘキサンカルボキサミド
Figure 2004300133
4-フェニルシクロへキシルカルボン酸 (2.3 g, 10 mmol) とN,O-ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩(1.07 g, 11 mmol) をDMF (30 mL) に懸濁し、0 ℃に冷却した。これにシアノリン酸ジエチル (1.7 mL, 1.1 mmol) とトリエチルアミン(3.1 mL, 2.2 mmol) を順に添加し、同温下にて1時間、室温にて13時間攪拌した。反応液に1M-硫酸水素カリウム水溶液を添加し、酢酸エチルを用いて抽出した。抽出液を食塩水にて洗浄、乾燥(MgSO4)した後、濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトに付して表題化合物をアモルファスとして得た(1.85 g, 収率68%)。
1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ ppm:1.47 - 1.77 (m, 4 H), 1.89 - 2.03 (m, 4 H), 2.58 (tt, J = 12.1, 3.3 Hz, 1H), 2.70 - 2.84 (m, 1 H), 3.21 (s, 3 H), 3.73 - 3.74 (m,
3 H), 7.12 - 7.40 (m,5 H).
LC/MS(ESI) m/z : 248 (M+H+).
実施例292
4-フェニルシクロヘキサンカルバルデヒド
Figure 2004300133
0℃に冷却したN-メトキシ-N-メチル-4-フェニルシクロヘキサンカルボキサミド (190 mg, 0.77mmol)のTHF (5 mL) 溶液に水素化リチウムアルミニウム(37 mg, 0.96 mmol) を添加して0℃にて2時間攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を添加し、不溶物をデカンテーションにより除去した。有機層を濃縮し、残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル=4/1)で精製して、表題化合物を油状物として得た(130 mg, 収率90%)。
1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ ppm:1.27 - 1.58 (m, 4 H), 2.02 - 2.15 (m, 4 H), 2.23 - 2.41 (m, 1 H), 2.50(tt, J = 12.1, 3.3 Hz, 1 H), 7.16 - 7.33 (m, 5 H), 9.68 (s,
1 H).
参考例293
1-フェニルピペリジン-4-カルボン酸エチル
Figure 2004300133
テトラキスジベンジリデンアセトンジパラジウム (Pd2(dba)3) (173 mg, 0.36 mmol)、BINAP (560 mg,0.9 mmol )およびナトリウムtert-ブトキシド (1.3 g, 13.5 mmol) のトルエン (dry, 20 mL) 溶液にブロモベンゼン (1.6g, 10 mmol) とイソニペコチン酸エチル (1.7 g, 11 mmol) を添加し、85℃にて15時間攪拌した。反応液にジエチルエーテル (20mL) を添加し、不溶物をセライトろ過した後、母液を濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、表題化合物を微黄色油状物として得た(1.7 g,収率72%)。
1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ ppm:1.27 (t, J = 7.1 Hz, 3 H), 1.82 - 1.93 (m, 2 H), 2.00 - 2.05 (m, 2 H), 2.36- 2.47 (tt, J = 10.9, 3.9 Hz, 1 H), 2.78 (tt, J = 12.1, 2.2 Hz, 2 H), 3.62 -3.67 (m, 2 H), 4.16 (q, J = 7.1 Hz, 2 H), 6.82 - 6.95 (m, 3 H), 7.23 - 7.28 (m,2 H).
LC/MS(ESI) m/z 234 (M+H+).
参考例294
(1-フェニル-ピペリジン-4-イル)-メタノール
Figure 2004300133
0℃に冷却した1-フェニルピペリジン-4-カルボン酸エチル (2.6 g, 6.86 mmol) のTHF (32mL) 溶液に水素化リチウムアルミニウム(325 mg, 8.58 mmol) を添加して0℃にて2時間攪拌した。反応液に飽和塩化アンモニウム水溶液を添加し、不溶物をデカンテーションにより除去した。有機層を無水硫酸マグネシウムを用いて乾燥した後、濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル=4/1)で精製し、表題化合物を無色固体として得た(1.3 g, 99%)。
1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ ppm:1.25 - 1.46 (m, 3 H), 1.62 - 1.69 (m, 1 H), 1.83 - 1.88 (m, 2 H), 2.72 (td,J = 12.2, 2.4 Hz, 1 H), 3.55 (t, J = 5.8 Hz, 2 H), 3.69 - 3.74 (m, 2 H), 6.81 -6.96 (m, 3 H), 7.23 - 7.28 (m, 2 H).
参考例295
1-フェニルピペリジン-4-カルバルデヒド
Figure 2004300133
(1-フェニル-ピペリジン-4-イル)-メタノール (0.81 g, 4.23 mmol) とDBU (1.29 g,8.46 mmol) を脱水ジクロロメタン (17 mL) に溶解し、-78℃に冷却した。これに塩化 N-tert-ブチルフェニルスルフィンイミドイル(1.0 g/) のジクロロメタン (5 mL) 溶液を添加して-60℃以下を保って1時間攪拌した。反応液に水を添加してジエチルエーテルで抽出した。抽出液を乾燥(MgSO4)し、濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル=4/1)で精製して、表題化合物を得た(720mg, 収率90%)。
1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ ppm:1.75 - 1.85 (m, 2 H), 2.00 - 2.06 (m, 2 H), 2.36 - 2.46 (m, 1 H), 2.83 -2.90 (m, 2 H), 3.61 (t, J = 3.8 Hz, 1 H), 3.64 (t, J = 3.8 Hz, 1 H), 6.84 -6.96 (m, 3 H), 7.23 - 7.29 (m, 2 H), 9.71 (s, 1 H).
以下の参考例296に記載の化合物は参考例24と同様にして製造した。
参考例296
(2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-{[(3-オキソ-4-フェニルピペラジン-1-イル)カルボニル]アミノ}ブタン酸エチル
Figure 2004300133
1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ ppm:1.16 (t, J = 7.2 Hz, 2 H), 1.50 (d, J = 7.3 Hz, 3
H), 3.60 - 3.81 (m, 5H), 3.96 - 4.19 (m, 2 H), 4.07 - 4.16 (m, 2 H), 4.81 (dd, J = 8.1, 5.4 Hz, 1 H),4.92 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 7.01 - 7.46 (m, 9 H), 7.63 (d, J = 8.1 Hz, 1 H),8.11 (s, 1 H).
以下の参考例297に記載の化合物は参考例2と同様にして製造した。
参考例297
(2R,3S)-2-({[4-(tert-ブトキシカルボニル)ピペラジン-1-イル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸
Figure 2004300133
1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ ppm:1.46 (s, 9 H), 1.53 (d, J = 7.3 Hz, 3 H), 3.16 - 3.44 (m, 8 H), 3.67 - 3.74(m, 1 H), 4.70 (dd, J = 7.6, 5.3 Hz, 1 H), 5.04 (d, J = 7.6 Hz, 1 H), 7.05 -7.33 (m, 4 H), 7.60 (d, J = 7.8 Hz, 1 H), 8.50 (s, 1 H), 10.10 (brs, 1,H).
参考例298
2-[(2-ヒドロキシエチル)アミノ]-N-フェニルアセトアミド
Figure 2004300133
0℃に冷却したアニリン (9.8 g, 104 mmol), 20%炭酸水素カリウム水溶液 (150 mL)、酢酸エチル(150 mL) の混合液にクロロアセチルクロリド (14 g, 126 mmol) を30分間かけて滴下した。10分間攪拌した後、有機層を分離して、乾燥(MgSO4)した。これに2-ヒドロキシエチルアミン (21.5 g, 352mmol) を添加し、60℃にて2時間攪拌した。反応液を
氷冷し、析出した結晶を水洗後、減圧乾燥して表題化合物を無色結晶として得た (14.5 g, 収率72%)。
1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ ppm:2.12 (s, 2 H), 2.82 - 2.86 (m, 2 H), 3.41 (s, 2 H), 3.72 - 3.77 (m, 1 H),7.08 - 7.12 (m, 1H), 7.28 - 7.36 (m, 2 H), 7.47 - 7.68 (m, 2 H), 9.34 (s,1 H).
参考例299
1-フェニルピペラジン-2-オン
Figure 2004300133
2-[(2-ヒドロキシエチル)アミノ]-N-フェニルアセトアミド (1.94 g, 10 mmol)とトリブチルホスフィン(3.5 mL) の酢酸エチル (20 mL) 混合液を0℃に冷却し、1,1’-(アゾカルボニル)ジピペリジン (3.2 g, 12.5 mmol) を添加した。同温下、30分間攪拌した後、40℃に加温して2時間攪拌した。反応液をろ過し、ろ液を濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し(溶出液:酢酸エチル/エタノール=20/1)、表題化合物を無色結晶として得た(550mg, 収率31%)。
1H NMR (400 MHz, CDCl3)δ ppm:3.20 - 3.25 (m, 2 H), 3.37 - 3.42 (m, 2 H), 3.67 - 3.72 (m, 3 H), 7.14 -7.60 (m, 5 H).
参考例300
(2R,3S)-2-({[(2-アニリノエチル)(カルボキシメチル)アミノ]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸
Figure 2004300133
(2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-{[(3-オキソ-4-フェニルピペラジン-1-イル)カルボニル]アミノ}ブタン酸エチル(300 mg, 0.67 mmol) をエタノール (8 mL) に溶解し、2規定水酸化ナトリウム水溶液 (4 mL) を添加して40℃にて2時間攪拌した。反応液を濃縮し、残さに10%-クエン酸水溶液(10 mL) を添加して析出した結晶をろ取した。水洗後、減圧下乾燥し、表題化合物を無色結晶として得た (160 mg,収率55%)。
1H NMR (400 MHz, DMSO-d6)δ ppm:1.27 (d, J = 7.1 Hz, 3 H), 2.45 - 2.57 (m, 3 H), 3.14 (t, J = 6.5 Hz, 2H), 3.25 - 3.55 (m, 2 H), 3.91 - 4.06 (m, 1 H), 4.44 (d,
J = 8.1 Hz, 1 H), 6.27(d, J = 8.6 Hz, 1 H), 6.46 - 6.62 (m, 3 H), 6.87 - 7.16 (
m, 5 H), 7.32 (d, J =7.8 Hz, 1 H), 7.52 (d, J = 7.8 Hz, 1 H), 10.82 (d, J = 1.7 Hz, 1 H), 12.3 (brs,1H).
LC/MS(ESI) m/z 439 (M+H+).
参考例301
(2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-{[(2-フェニルピロリジン-1-イル)カルボニル]アミノ}ブタン酸
Figure 2004300133
(2R,3S)-2-アミノ-3-(1H-インド−ル-3-イル)ブタン酸エチルエステル メタンスルホン酸塩 (500mg)とトリエチルアミン (0.233 mL) のアセトニトリル (8 mL) 溶液に、氷冷下炭酸N,N’-ジスクシンイミジル (0.429 mg) を添加し、1時間攪拌した。得られた溶液に2-フェニルピロリジン(247 mg) のアセトニトリル (1 mL) 溶液を氷冷下添加した。反応溶液を室温で16時間攪拌し、1規定塩酸を加えて酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和炭酸カリウム溶液と飽和食塩水で洗浄し、乾燥(Na2SO4)した。減圧下溶媒を留去後、残さをアミノプロピルシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:酢酸エチル)で精製した(546mg, 収率89%)。得られた (2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-{[(2-フェニルピロリジン-1-イル)カルボニル]アミノ}ブタン酸メチル (546 mg) のメタノール (11mL) 溶液に2規定水酸化ナトリウム水 (2.02 mL) を室温で加え、16時間攪拌した。反応液に1規定塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を乾燥(Na2SO4)後、減圧下溶媒を留去して、表題化合物をアモルファスとして得た (436mg, 収率83%)。
LC/MS(ESI) m/z 392 (M+H+).
以下の参考例302に記載の化合物は参考例301と同様にして製造した。
参考例302
(2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-{[(2-ベンジルピロリジン-1-イル)カルボニル]アミノ}ブタン酸
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 406 (M+H+).
参考例303
N-(3-アミノベンジル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド
Figure 2004300133
3-(アミノメチル)アニリン(2.0 g, 16 mmol)をメタノール (5.0 mL) に溶かし、トリフルオロ酢酸エチル(1.8mL, 15 mmol)を室温で加え終夜攪拌した。反応溶液を濃縮した後、残さを酢酸エチルに溶かし、アルミナ層を通してろ過した。母液を濃縮した後、減圧乾燥して表題化合物を得た3.4 g, quant.)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:3.74 (s, 2 H), 4.43 (d, J = 5.7 Hz, 2 H), 6.52 - 6.57 (m, 1 H), 6.58 -6.61 (m, 1 H), 6.63 - 6.72 (m, 2 H), 7.15 (t, J = 7.8 Hz, 1
H).
以下の参考例304〜305に記載の化合物は参考例303と同様にして製造した。
参考例304
N-(2-アミノベンジル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:4.02 (s, 2 H), 4.47 (d, J = 6.2 Hz, 2 H), 6.64 - 6.79 (m, 3 H), 7.09 (dd,J = 7.5, 1.5 Hz, 1 H), 7.17 (td, J = 7.7, 1.6 Hz, 1 H).
参考例305
N-(4-アミノベンジル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:3.74 (s, 1 H), 4.39 (d, J = 5.6 Hz, 2 H), 6.57 (s, 1 H), 6.66 (d, J = 8.6Hz, 2 H), 7.08 (d, J = 8.6 Hz, 2 H).
参考例306
(3-アミノベンジル)カルバミン酸tert-ブチル
Figure 2004300133
3-(アミノメチル)アニリン(1.3 g, 11 mmol)をアセトニトリル (3.0 mL) に溶かし、二炭酸tert-ブチル(2.2g,10 mmol)のアセトニトリル溶液(3.0 mL)を室温でゆっくり滴下した。反応溶液を終夜攪拌した後、酢酸エチルを用いて希釈し、シリカゲル層を通してろ過した。母液を濃縮した後、減圧乾燥して、表題化合物(2.3g,quant.)を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.46 (s, 9 H), 3.67 (s, 2 H), 4.22 (d, J = 5.9 Hz, 2 H), 4.82 (s, 1 H),6.56 - 6.63 (m, 2 H), 6.66 (d, J = 7.6 Hz, 1 H), 7.11 (t, J = 7.9 Hz, 1 H).
参考例307
(4-アミノベンジル)カルバミン酸tert-ブチル
Figure 2004300133
4-(アミノメチル)アニリン(1.3 g, 11 mmol)をアセトニトリル(3.0 mL)に溶かし、二炭酸ジ-tert-ブチル(2.2g, 10 mmol)のアセトニトリル溶液(3.0 mL)を室温でゆっくり滴下した。反応溶液を終夜攪拌した後、酢酸エチルを用いて希釈し、シリカゲル層を通してろ過した。 母液を濃縮した後、残さをヘキサンおよび酢酸エチルを用いて固形化させた。得られた固体粉末をろ取し、ヘキサンで洗浄後、減圧下乾燥して表題化合物を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.45 (s, 9 H), 3.65 (s, 2 H), 4.19 (d, J = 5.6 Hz, 2 H), 4.72 (s, 1 H),6.64 (d, J = 8.5 Hz, 2 H), 7.07 (d, J = 8.2 Hz, 2 H).
以下の参考例308に記載の化合物は参考例307と同様にして製造した。
参考例308
(2-アミノベンジル)カルバミン酸tert-ブチル
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.45 (s, 9 H), 4.15 - 4.26 (br, 2 H), 4.25 (d, J = 6.2 Hz, 2 H), 4.78 (s,1 H), 6.63 - 6.71 (m, 2 H), 7.03 (dd, J = 7.7, 1.4 Hz, 1
H), 7.10 (td, J = 7.7,1.5 Hz, 1 H).
参考例309
[4-(メチルアミノ)ベンジル]カルバミン酸tert-ブチル
Figure 2004300133
(4-アミノベンジル)カルバミン酸 tert-ブチル(0.92 g, 4.2 mmol)とベンゾトリアゾール(0.50g, 4.2 mmol) をエタノール (4.0 mL) に溶かし、室温でホルムアルデヒド水溶液 (37%, 0.30 mL, 4.0 mmol) を加え終夜攪拌した後、溶媒を留去した。残さをTHF(4.0 mL) に溶かし、室温で水素化ホウ素ナトリウム (0.18 g, 4.7 mmol) を加えて4時間攪拌した。更に水素化ホウ素ナトリウム(0.065 g, 1.8 mmol) を加え3時間攪拌した後、飽和炭酸水素ナトリウム水と酢酸エチルを加えて抽出した。有機層を乾燥(Na2SO4)後、減圧下濃縮した。残さをシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(0.42g, 収率44%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.46 (s, 9 H), 2.83 (s, 3 H), 3.71 (s, 1 H), 4.19
(d, J = 5.7 Hz, 2 H),4.70 (s, 1 H), 6.55 - 6.60 (m, 2 H), 7.11 (d, J=8.4 Hz, 2 H).
参考例310
[3-(メチルアミノ)ベンジル]カルバミン酸tert-ブチル
Figure 2004300133
(3-アミノベンジル)カルバミン酸 tert-ブチル(0.92 g, 4.2 mmol)とベンゾトリアゾール(0.50g, 4.2 mmol)をエタノール (4.0 mL) に溶かし、室温でホルムアルデヒド水溶液 (37%, 0.30 mL, 4.0 mmol) を加え終夜攪拌した後、溶媒を留去した。残さをTHF (4.0
mL) に溶かし、室温で水素化ホウ素ナトリウム (0.18 g, 4.7 mmol) を加えて4時間攪拌した。更に水素化ホウ素ナトリウム(0.065 g, 1.8 mmol) を加え3時間攪拌した後、飽和炭酸水素ナトリウム水と酢酸エチルを加えて抽出した。有機層を乾燥(Na2SO4)後、減圧下濃縮した。残さをシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、表題化合物を得た(0.42g, 収率44%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.46 (s, 9 H), 2.83 (s, 3 H), 3.70 - 3.77 (m, 1 H), 4.24 (d, J = 5.7 Hz,2 H), 4.76 - 4.84 (m, 1 H), 6.49 - 6.55 (m, 2 H), 6.62 (d, J = 7.6 Hz, 1 H),7.11 - 7.18 (m, 1 H).
参考例311
2,2,2-トリフルオロ-N-[3-(メチルアミノ)ベンジル]アセトアミド
Figure 2004300133
[3-(メチルアミノ)ベンジル]カルバミン酸 tert-ブチル(0.22 g, 0.91 mmol)に4規定塩酸-ジオキサン溶液(4.0mL)を室温で加え終夜攪拌した。懸濁反応溶液を減圧下濃縮し、残さをメタノール(2.0 mL)に溶解した。この溶液にDBU (0.27 mL, 1.81mmol) およびトリフルオロ酢酸エチル (0.11 mL, 0.92 mmol) を室温で加え3時間撹拌した。反応溶液を濃縮した後、酢酸エチルで希釈してシリカゲル層に通してろ過した。母液を濃縮して表題化合物を得た(0.21g, 収率99%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:2.84 (s, 3 H), 4.45 (d, J = 5.7 Hz, 2 H), 6.49 - 6.53 (m, 1 H), 6.53 -6.64 (m, 3 H), 7.18 (t, J = 7.8 Hz, 1 H).
以下の参考例312に記載の化合物は参考例311と同様にして製造した。
参考例312
2,2,2-トリフルオロ-N-[4-(メチルアミノ)ベンジル]アセトアミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:2.84 (s, 3 H), 4.41 (d, J = 5.4 Hz, 2 H), 6.59 (d, J = 8.6 Hz, 2 H), 7.12(d, J = 8.6 Hz, 2 H).
参考例313
N-[2-(3-アミノフェニル)エチル]-2,2,2-トリフルオロアセトアミド
Figure 2004300133
(3-ニトロフェニル)アセトニトリル(1.6 g, 10 mmol)をエタノール (10 mL) に溶かし、10%パラジウム-炭素(0.17g)を加えた。反応懸濁液に室温でヒドラジン一水和物(1.5g, 30 mmol)を反応熱により溶媒が還流する速度で滴下した後、室温で5時間攪拌した。パラジウム-炭素をろ別して反応溶液を濃縮した。残さをエタノール(10 mL) に溶かし、ラネーニッケルを加えた懸濁液に、50℃でヒドラジン一水和物(2.0 g, 4.0 mmol)をゆっくり滴下し、50℃で4時間攪拌した。 更に50℃でヒドラジン一水和物(2.0g, 4.0
mmol)をゆっくり滴下した後、ラネーニッケルを追加して50℃で終夜攪拌した。ラネーニッケルをセライトろ過により取り除き、母液を濃縮した後、残さをメタノール(10 mL) に溶解した。この溶液にトリフルオロ酢酸エチル (1.3 mL, 0.92 mmol) を室温で加え2日間攪拌した後、反応溶液を濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、表題化合物を得た(1.3g, 収率54%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:2.78 (t, J = 6.8 Hz, 2 H), 3.59 (q, J = 6.8 Hz, 2
H), 3.69 (brs, 2 H), 6.32(brs, 1 H), 6.47 - 6.51 (m, 1 H), 6.53 - 6.61 (m, 2 H), 7.11 (t, J = 7.7 Hz, 1H).
参考例314
1-(3-ニトロベンジル)ピロリジン
Figure 2004300133
1-(クロロメチル)-3-ニトロベンゼン(1.0 g, 5.9 mmol)を THF (5.0 mL) に溶解し、ピロリジン(0.58mL, 6.95 mmol)を室温で加え、終夜攪拌した。反応溶液に飽和炭酸水素ナトリウム水と酢酸エチルを加えて抽出した。有機層を乾燥(Na2SO4)後、濃縮した。残さをシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、表題化合物を得た(0.62g, 収率51%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.71 - 1.90 (m, 4 H), 2.46 - 2.58 (m, 4 H), 3.70 (s, 2 H), 7.47 (t, J = 7.8Hz, 1 H), 7.64 - 7.71 (m, 1 H), 8.06 - 8.12 (m, 1 H), 8.20 (t, J = 1.7 Hz, 1 H).
以下の参考例315〜317に記載の化合物は参考例314と同様にして製造した。
参考例315
1-(3-ニトロベンジル)ピペリジン
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.39 - 1.50 (m, 2 H), 1.53 - 1.66 (m, 6 H), 2.34 - 2.43 (m, 4 H), 3.54(s, 2 H), 7.46 (t, J = 7.8 Hz, 1 H), 7.66 (d, J = 7.8 Hz, 1
H), 8.05 - 8.12 (m,1 H), 8.18 (t, J = 1.7 Hz, 1 H).
参考例316
4-(3-ニトロベンジル)モルホリン
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:2.43 - 2.49 (m, 4 H), 3.58 (s, 2 H), 3.69 - 3.75 (m, 4 H), 7.48 (t, J = 7.9Hz, 1 H), 7.67 (d, J = 8.3 Hz, 1 H), 8.08 - 8.14 (m, 1
H), 8.21 (t, J = 1.7 Hz,1 H).
参考例317
4-(3-ニトロベンジル)-1-ピペラジンカルボン酸tert-ブチル
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.46 (s, 9 H), 2.37 - 2.43 (m, 4 H), 3.41 - 3.47 (m, 4 H), 3.59 (s, 2 H),7.48 (t, J = 7.8 Hz, 1 H), 7.63 - 7.69 (m, 1 H), 8.08 - 8.14 (m, 1 H), 8.20 (t,J = 1.7 Hz, 1 H).
参考例318
3-(1-ピロリジニルメチル)アニリン
Figure 2004300133
1-(3-ニトロベンジル)ピロリジン(0.62 g, 3.0 mmol)をエタノール (3.0 mL) に溶解し、10%パラジウム-炭素(0.068g)を加えた。反応懸濁液に室温でヒドラジン一水和物(0.44 mL, 9.0 mmol)を反応熱により溶媒が還流する速度で滴下した後、室温で15分間攪拌した。パラジウム-炭素をろ別して反応溶液を濃縮した。残さに飽和炭酸水素ナトリウム水と酢酸エチルを加えて抽出し、有機層を乾燥(Na2SO4)後、濃縮することにより表題化合物を得た(0.47 g, 収率89%)。
1H NMR (200 MHz, CDCl3)δ ppm:1.70 - 1.86 (m, 4 H), 2.45 - 2.56 (m, 4 H), 3.52 (s, 2 H), 3.62 (s, 2 H),6.52 - 6.61 (m, 1 H), 6.67 - 6.75 (m, 2 H), 7.09 (t, J =
7.9 Hz, 1 H).
以下の参考例319〜321に記載の化合物は参考例318と同様にして製造した。
参考例319
3-(1-ピペリジニルメチル)アニリン
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.37 - 1.47 (m, 2 H), 1.51 - 1.62 (m, 4 H), 2.30 - 2.43 (m, 4 H), 3.38(s, 2 H), 3.62 (s, 2 H), 6.54 - 6.60 (m, 1 H), 6.67 - 6.72 (m, 2 H), 7.08 (t, J= 7.8 Hz, 1 H).
参考例320
3-(4-モルホリニルメチル)アニリン
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:2.38 - 2.50 (m, 4 H), 3.41 (s, 2 H), 3.64 (s, 2 H), 3.67 - 3.75 (m, 4 H),6.56 - 6.62 (m, 1 H), 6.67 - 6.74 (m, 2 H), 7.09 (t, J =
8.0 Hz, 1 H).
参考例321
4-(3-アミノベンジル)-1-ピペラジンカルボン酸tert-ブチル
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.45 (s, 9 H), 2.33 - 2.41 (m, 4 H), 3.38 - 3.45 (m, 6 H), 3.64 (s, 2 H),6.55 - 6.61 (m, 1 H), 6.65 - 6.70 (m, 2 H), 7.08 (t, J =
7.9 Hz, 1 H).
以下の参考例322に記載の化合物は参考例303と同様にして製造した。
参考例322
N-[2-(4-アミノフェニル)エチル]-2,2,2-トリフルオロアセトアミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:2.76 (t, J = 7.0 Hz, 2 H), 3.55 (q, J = 6.5 Hz, 2
H), 3.63 (s, 2 H), 6.32(s, 1 H), 6.65 (d, J = 8.5 Hz, 2 H), 6.96 (d, J = 8.5 Hz, 2 H).
参考例323
2-(2-ニトロフェニル)アセトアミド
Figure 2004300133
(2-ニトロフェニル)酢酸(3.6 g, 20 mmol)をジクロロメタン (20 mL) に溶かし、室温で塩化オキザリル(3.5 mL, 40 mmol) および触媒量の DMF を加えて室温で4時間攪拌した。 反応溶液を濃縮した後、残さを THF (5.0 mL) に溶かした。この溶液を25%アンモニア水溶液(50 mL) に室温で滴下した。得られた懸濁液を室温で30分間攪拌した後、沈殿生成物をろ取、水で洗浄、減圧下乾燥した。粗精製物にエタノールを加えて攪拌し、ろ過、エタノールで洗浄、減圧下乾燥して、表題化合物を得た(2.7 g, 収率74%)。
1H NMR (200 MHz, CDCl3)δ ppm:3.89 (s, 2 H), 5.50 (brs, 1 H), 5.78 (brs, 1 H), 7.40 - 7.54 (m, 2 H),7.56 - 7.68 (m, 1 H), 8.06 (d, J = 8.1 Hz, 1 H).
参考例324
2,2,2-トリフルオロ-N-[2-(2-ニトロフェニル)エチル]アセトアミド
Figure 2004300133
1.0 Mボラン-THF溶液(50 mL)に2-(2-ニトロフェニル)アセトアミド(2.7 g, 15 mmol)の粉末を少量ずつ加えた後、反応溶液を3日間還流した。温度を室温まで下げ、反応溶液にメタノール(50 mL) を滴下した後、5時間還流した。反応溶液を濃縮し、残さをメタノール (50 mL) に溶解した。この溶液にトリフルオロ酢酸エチル (2.7mL, 23 mmol) を室温で加え、終夜攪拌した。更にトリフルオロ酢酸エチル (2.7 mL, 23 mmol) を加えて、室温で終夜攪拌した。溶液を濃縮し、酢酸エチルを加えると不溶物が沈殿したため、不溶物をろ別した。母液を濃縮した後、残さをシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して表題化合物を得た(2.2g, 収率56%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:3.17 (t, J = 7.0 Hz, 2 H), 3.74 (q, J = 6.7 Hz, 2
H), 6.75 (s, 1 H), 7.35- 7.47 (m, 2 H), 7.59 (dt, J = 7.5, 1.3 Hz, 1 H), 7.97 (dd, J = 8.2, 1.3 Hz, 1H).
参考例325
N-[2-(2-アミノフェニル)エチル]-2,2,2-トリフルオロアセトアミド
Figure 2004300133
2,2,2-トリフルオロ-N-[2-(2-ニトロフェニル)エチル]アセトアミド (2.2 g, 8.4mmol) をエタノール (10 mL) に溶かし、10%パラジウム-炭素(0.40g)を加え、水素雰囲気下2日間攪拌した。パラジウム-炭素をろ別して、母液を濃縮した。得られた固体生成物を減圧下乾燥して、表題化合物を得た(1.9g, 収率96%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:2.82 (t, J = 7.0 Hz, 2 H), 3.54 - 3.62 (m, 2 H), 3.78 (s, 2 H), 6.73 (dd,J = 7.8, 1.0 Hz, 1 H), 6.78 (dt, J = 7.4, 1.2 Hz, 1 H), 7.02 (dd, J = 7.6, 1.7Hz, 1 H), 7.10 (dt, J = 7.6, 1.5 Hz, 1 H), 7.20 (s, 1 H).
参考例326
N-[3-(3-アミノフェニル)プロピル]-2,2,2-トリフルオロアセトアミド
Figure 2004300133
3-(3-ニトロフェニル)アクリル酸(3.9 g, 20 mmol)をジクロロメタン (20 mL) に溶
かし、室温で塩化オキザリル(3.5 mL, 40 mmol) および触媒量のDMFを加えて室温で4時間攪拌した。反応溶液を濃縮した後、残さを THF (10 mL) に溶かした。この溶液を25%アンモニア水溶液(50 mL) に室温で滴下した。得られた懸濁液を室温で2時間攪拌した後、反応溶液を水で希釈した。生じた沈殿生成物をろ取、水で洗浄、減圧下乾燥した。粗精製物をエタノール(20 mL) および THF (20 mL) に溶かし、10%パラジウム-炭素(0.41g)を加え、水素雰囲気下60℃で終夜攪拌した。パラジウム-炭素をろ別して、母液を濃縮し、減圧下乾燥した。得られた残さに1.0Mボラン-THF溶液(60 mL)をゆっくり加え、終夜還流した。反応溶液を室温まで冷やした後、メタノール (50 mL) を加えて更に5時間還流した。反応混合物を再び室温に戻し、トリフルオロ酢酸エチル(2.8mL, 23 mmol)を加えて室温で2日間攪拌した。溶液を濃縮して、残さをシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、表題化合物を得た(1.1 g, 収率23%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.85 - 1.98 (m, 2 H), 2.60 (t, J = 7.4 Hz, 2 H), 3.39 (q, J = 6.7 Hz, 2H), 3.64 (s, 2 H), 6.18 (s, 1 H), 6.49 - 6.61 (m, 3 H), 7.09 (t, J = 7.7 Hz, 1H).
参考例327
2,2,2-トリフルオロ-N-[2-(4-メトキシ-3-ニトロフェニル)エチル]アセトアミド
Figure 2004300133
(4-ヒドロキシ-3-ニトロフェニル)酢酸(1.3 g, 6.6 mmol)をジクロロメタン (10mL) に溶かし、室温で塩化オキザリル(3.5 mL, 40 mmol) および触媒量の DMF を加えて室温で30分間攪拌した。反応溶液を濃縮した後、残さをTHFに溶かし、再び濃縮した。残さに25%アンモニア水溶液(10 mL) および THF (5 mL) を加え、室温で20分間攪拌した。得られた懸濁液を水で希釈し、THFを減圧下留去した。沈殿生成物をろ取、水で洗浄、減圧下乾燥した。粗精製物および炭酸カリウム(1.1 g, 8.0 mmol) をアセトニトリル (20 mL) に懸濁し、室温でヨウ化メチル(0.44 mL, 7.1 mmol)を加えて3時間攪拌した。アセトニトリルを減圧下留去し、残さにDMF (5.0 mL) およびヨウ化メチル (0.44 mL, 7.1 mmol)を加えて、室温で終夜攪拌した。反応溶液に水を加えて得られた沈殿生成物をろ過、水で洗浄し、窒素気流下乾燥した。得られた生成物をジクロロメタンに溶かし、溶液を乾燥(MgSO4)し、濃縮した。残さに1.0 Mボラン-THF溶液(15 mL)を室温でゆっくり加え、終夜還流した。反応溶液を室温まで冷やした後、メタノール(15 mL) を加えて更に5時間還流した。反応混合物を濃縮し、メタノール (5.0 mL) に溶解した。反応溶液にトリフルオロ酢酸エチル(0.65 mL,5.4 mmol)を加えて室温で2時間攪拌した。更にトリフルオロ酢酸エチル(2.0 mL, 16 mmol)を加えて室温で終夜攪拌した後、溶液を濃縮した。残さをシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(0.39g, 収率25%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:2.91 (t, J = 7.2 Hz, 2 H), 3.62 (q, J = 7.0 Hz, 2
H), 3.96 (s, 3 H), 6.38(s, 1 H), 7.07 (d, J = 8.7 Hz, 1 H), 7.38 (dd, J = 8.7, 2.3 Hz, 1 H), 7.70 (d,J = 2.3 Hz, 1 H).
以下の参考例328に記載の化合物は参考例325と同様にして製造した。
参考例328
N-[2-(3-アミノ-4-メトキシフェニル)エチル]-2,2,2-トリフルオロアセトアミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:2.74 (t, J = 6.8 Hz, 2 H), 3.57 (q, J = 6.6 Hz, 2
H), 3.82 (s, 2 H), 3.84(s, 3 H), 6.25 (s, 1 H), 6.49 - 6.57 (m, 2 H), 6.73 (d, J = 7.7 Hz, 1 H).
参考例329
4-エトキシ-3-ニトロベンズアルデヒド
Figure 2004300133
4-ヒドロキシ-3-ニトロベンズアルデヒド (10 g, 61 mmol) および炭酸カリウム (13 g, 92mmol) の混合物に DMF (60 mL) およびヨウ化エチル(10 mL, 125 mmol)を室温で加えた後、70℃で終夜、室温で2日間攪拌した。反応溶液に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を1規定塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水で順次洗浄後、乾燥(MgSO4)し、シリカゲル層を通してろ過した。母液を濃縮して、表題化合物を得た(12g, 収率99%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.53 (t, J = 7.0 Hz, 3 H), 4.30 (q, J = 7.1 Hz, 2
H), 7.21 (d, J = 8.7Hz, 1 H), 8.06 (dd, J = 8.7, 2.1 Hz, 1 H), 8.33 (d, J = 2.1
Hz, 1 H), 9.93 (s,1 H).
参考例330
N-(3-アミノ-4-エトキシベンジル)-2,2,2-トリフルオロ-N-メチルアセトアミド
Figure 2004300133
4-エトキシ-3-ニトロベンズアルデヒド (4.1 g, 21 mmol) を THF (10 mL) に溶かし、2.0Mメチルアミン-THF溶液 (11 mL) を加え、終夜攪拌した。溶液を濃縮した後、残さをエタノール (20 mL) に溶かし、水素化ホウ素ナトリウム(0.78 g, 20 mmol) を室温で加え2日間攪拌した。反応溶液に2規定塩酸水溶液 (40 mL) を加えて3時間攪拌し、更に8規定水酸化ナトリウム水溶液(10 mL) を加えた。混合物をジクロロメタンで抽出し、有機層を乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残さに過剰のトリフルオロ酢酸エチル(6.0mL, 50 mmol)およびジエチルエーテル (2 mL) を加えて、3日間攪拌した。反応溶液を濃縮し、シリカゲルクロマトグラフィーにより精製した。得られた不純物を含む粗精製物をジイソプロピルエーテルとヘキサンにより懸濁させ、ろ過し、ヘキサンで洗浄、乾燥した。この粗精
製物(1.6 g, 約5.1 mmol)をエタノール (20 mL) に溶かし、10%パラジウム-炭素(0.16g)を加えた。この懸濁液に、ヒドラジン一水和物(0.74 mL, 15 mmol) を室温で15分かけて滴下し、室温で1時間攪拌した。パラジウム-炭素をろ別して、母液を濃縮した。残さに水と酢酸エチルを加えて抽出し、有機層を乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残さをシリカゲルクロマトグラフィーにより精製して表題化合物を得た(1.3g)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.44 (td, J = 7.0, 2.1 Hz, 3 H), 2.88 (s, 1 H), 3.01 (d, J = 1.5 Hz, 2H), 3.85 (s, 2 H), 4.06 (qd, J = 7.0, 2.3 Hz, 2 H), 4.45 - 4.50 (m, 2 H), 6.51- 6.64 (m, 2 H), 6.69 - 6.75 (m, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 277 (M+H+).
参考例331
N-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-6-イルメチル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド
Figure 2004300133
1H-インドール-6-カルボン酸 (1.0 g, 6.3 mmol)、1-ヒドロキシ-1H-ベンゾトリアゾールアンモニウム塩(1.3 g, 8.5 mmol) および WSC (1.6 g, 8.2 mmol) の混合物にアセトニトリル (12 mL) を加え、懸濁液を室温で30分間攪拌した。反応懸濁液にDMF (6.0 mL) を加えて、室温で2日間攪拌した後、反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水と酢酸エチルを加え抽出した。有機層を1規定塩酸水溶液および水で洗浄し、乾燥(MgSO4)した。母液をシリカゲル層に通してろ過し、減圧下濃縮した。残さに1.0Mボラン-THF溶液 (25 mL) を室温で滴下し、終夜還流した。反応液を室温に戻し、気体発生がなくなるまで過剰のメタノール(約25 mL)を室温で加え、更に終夜還流した。反応液を減圧下濃縮し、残さをメタノール(5.0 mL) に溶解した。この溶液に室温でトリフルオロ酢酸エチル (0.55 mL, 4.6 mmol)を加え、室温で3日間攪拌した。溶液を減圧下濃縮し、残さをシリカゲルクロマトグラフィーにより精製し、表題化合物を得た(0.13g, 収率12%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:3.02 (t, J = 8.4 Hz, 2 H), 3.58 (t, J = 8.4 Hz, 2
H), 4.41 (d, J = 5.7Hz, 2 H), 6.47 (s, 1 H), 6.55 (s, 1 H), 6.60 (dd, J = 7.4, 1.4 Hz, 1 H), 7.08(d, J = 7.3 Hz, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 245 (M+H+).
参考例332
N,N-ジメチル-1H-インドール-6-カルボキサミド
Figure 2004300133
1H-インドール-6-カルボン酸 (2.6 g, 16 mmol)、WSC(3.9 g, 20 mmol)およびHOBt(3.1 g, 20 mmol)の混合物に2.0 Mジメチルアミン-THF溶液 (20 mL) とアセトニトリル (10 mL) を加え、室温で5時間攪拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水と酢酸エチルを加え抽出した。有機層をシリカゲル層に通してろ過し、減圧下濃縮した。残さに酢酸エ
チル-ジイソプロピルエーテル-ジエチルエーテルの混合溶媒を加えて生成物を固体化させた。得られた固体粉末をろ過、ジエチルエーテルで洗浄後、減圧下乾燥して表題化合物を得た(2.6g, 収率86%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:3.08 (s, 6 H), 6.52 - 6.57 (m, 1 H), 7.15 (dd, J = 8.1, 1.3 Hz, 1 H),7.24 - 7.30 (m, 1 H), 7.51 (s, 1 H), 7.62 (d, J = 8.3 Hz, 1 H), 8.81 (s, 1 H).
参考例333
1-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-6-イル)-N,N-ジメチルメタンアミン二塩酸塩
Figure 2004300133
N,N-ジメチル-1H-インドール-6-カルボキサミド (0.72 g, 3.8 mmol) を酢酸 (4.0 mL)に溶かし、室温で水素化シアノホウ素ナトリウム (0.57 g, 9.1 mmol) を加え、4時間攪拌した。 反応液に水を加え、8規定水酸化ナトリウム水溶液で液性を塩基性にした後、ジクロロメタンを加えて抽出した。有機層を乾燥(MgSO4)し、濃縮した。残さに1.0 Mボラン-THF溶液 (20 mL) を室温で加え、65℃で終夜攪拌した後、メタノール(20 mL) を滴下し、3日間還流した。反応液を濃縮し、酢酸エチルに溶解した。この溶液をアミノシリカゲル層に通してろ過し、母液を濃縮した。残さを酢酸(4.0 mL) に溶かして、室温でゆっくり5規定塩酸-酢酸エチル溶液 (5.0 mL) を加えた。しばらく攪拌して得られた懸濁液を酢酸エチルで希釈した。生じた沈殿生成物をろ過、窒素気流下で酢酸エチルおよび酢酸エチルと少量のエタノール混合溶媒で洗浄した後、窒素気流で乾燥して、表題化合物を得た(0.74g, 収率78%)。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6)δ ppm:2.67 (d, J = 4.3 Hz, 6 H), 3.16 (t, J = 7.6 Hz,
2 H), 3.67 (t, J = 8.0Hz, 2 H), 4.28 (d, J = 3.6 Hz, 2 H), 7.33 - 7.47 (m, 3 H), 10.80 (s, 1 H).
LC/MS(ESI) m/z 177 (M+H+)-2HCl.
参考例334
[4-(ブロモメチル)ピリジン-2-イル]カルバミン酸tert-ブチル
Figure 2004300133
[4-(ヒドロキシメチル)ピリジン-2-イル]カルバミン酸 tert-ブチル (1.94 g)、四臭化炭素 (4.71 g)、トリフェニルホスフィン(2.41 g) のジクロロメタン (55 mL) 混合物を室温で5時間撹拌した。溶媒を留去した後、残さにアセトニトリルを加えた。生じた沈殿をろ取、アセトニトリルで洗浄、乾燥して表題化合物を白色結晶として得た(1.86g, 収率75%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.54 (s, 9 H), 4.38 (s, 2 H), 6.99 (dd, J = 5.2,
1.6 Hz, 1 H), 8.00 (s, 1H), 8.12 (s, 1 H), 8.24 (d, J = 5.3 Hz, 1 H).
参考例335
{4-[(ジメチルアミノ)メチル]ピリジン-2-イル}カルバミン酸tert-ブチル
Figure 2004300133
[4-(ブロモメチル)ピリジン-2-イル]カルバミン酸 tert-ブチル(1.86 g)のTHF(5 mL)溶液を50%ジメチルアミン溶液(15mL)に加え、室温で12時間攪拌した。反応溶液を飽和炭酸水素ナトリウム水にあけ、酢酸エチルで抽出した。有機層を乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去した。得られた残さをジエチルエーテルで洗浄して、表題化合物を白色粉末として得た(0.91g, 収率56%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3)δ ppm:1.53 (s, 9 H), 2.25 (s, 6 H), 3.42 (s, 2 H), 6.99
(dd, J = 5.2, 1.4 Hz, 1H), 7.89 (s, 1 H), 8.09 (s, 1 H), 8.21 (d, J = 5.3 Hz, 1
H).
参考例336
4-[(ジメチルアミノ)メチル]ピリジン-2-アミン2塩酸塩
Figure 2004300133
2HCl
{4-[(ジメチルアミノ)メチル]ピリジン-2-イル}カルバミン酸 tert-ブチル (0.91 g) と4規定塩酸-酢酸エチル(20 mL)の 混合物を50℃で2時間撹拌した。冷却後、溶媒を留去した。得られた残さを酢酸エチルで洗浄して、表題化合物を淡黄色粉末として得た(0.63
g,収率78%)。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6)δ ppm:2.73 (s, 6 H), 4.33 (s, 2 H), 7.09 (s, 1 H), 7.18 (d, J = 6.4 Hz, 1 H),8.03 (d, J = 6.6 Hz, 1 H), 8.36 (s, 2 H).
LC/MS(ESI) m/z 152 (M+H+)-2HCl.
参考例337
N-[(1R,2S)-1-({6-[(ジメチルアミノ)メチル]-2,3-ジヒドロ-4H-1,4-ベンゾオキサジン-4-イル}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-フェニル-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
(2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-{[(4-フェニル-1-ピペリジニル)カルボニル]アミノ}ブタン酸(0.11 g, 0.27 mmol)と(3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-イルメチル)ジメチルアミン2塩酸塩 (0.070 g, 0.26mmol)およびO-(7-アザベンゾトリアゾール-1-イル)-1,1,3,3-テトラメチルウロミウム ヘキサフルオロホスフェイト(HATU) (0.15 g,0.39 mmol)を DMF (1.0 mL) に溶かし、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.18 mL, 1.0
mmol)を加え室温で終夜撹拌した。 反応溶液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液と酢酸エチルを加えて抽出し、有機層をアミノシリカゲル層に通してろ過した。母液を濃縮した後、HPLC(アセトニトリル/水 = 10/90〜100/0、0.1%トリフルオロ酢酸含有)により精製した。目的物のフラクションを濃縮後、飽和炭酸水素ナトリウム水で中和して、表題化合物を得た。
LC/MS(ESI) m/z 580 (M+H+).
以下の参考例338〜357に記載の化合物は参考例337と同様にして製造した。
参考例338
N-[(1R,2S)-1-({6-[(ジメチルアミノ)メチル]-2,3-ジヒドロ-4H-1,4-ベンゾオキサジン-4-イル}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロフェニル)-1-ピペラジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 599 (M+H+).
参考例339
N-[(1R,2S)-1-({6-[(ジメチルアミノ)メチル]-2,3-ジヒドロ-4H-1,4-ベンゾオキサジン-4-イル}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-フェニルピペラジン-1-カル
ボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 581 (M+H+).
参考例340
N-[(1R,2S)-1-({6-[(ジメチルアミノ)メチル]-2,3-ジヒドロ-4H-1,4-ベンゾオキサジン-4-イル}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロフェニル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 599 (M+H+).
参考例341
N-[(1R,2S)-1-({6-[(ジメチルアミノ)メチル]-2,3-ジヒドロ-4H-1,4-ベンゾオキサジン-4-イル}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(2-メチルフェニル)ピペリジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 594 (M+H+).
参考例342
N-[(1R,2S)-1-({6-[(ジメチルアミノ)メチル]-2,3-ジヒドロ-4H-1,4-ベンゾオキサジン-4-イル}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロフェノキシ)ピペリジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 614 (M+H+).
参考例343
4-ベンジル-N-[(1R,2S)-1-({6-[(ジメチルアミノ)メチル]-2,3-ジヒドロ-4H-1,4-ベンゾオキサジン-4-イル}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]ピペリジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 594 (M+H+).
参考例344
4-ベンジル-N-[(1R,2S)-1-({6-[(ジメチルアミノ)メチル]-2,3-ジヒドロ-4H-1,4-ベンゾオキサジン-4-イル}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 595 (M+H+).
参考例345
4-ベンゾイル-N-[(1R,2S)-1-({6-[(ジメチルアミノ)メチル]-2,3-ジヒドロ-4H-1,4-ベンゾオキサジン-4-イル}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 608 (M+H+).
参考例346
N-[(1R,2S)-1-({6-[(ジメチルアミノ)メチル]-2,3-ジヒドロ-4H-1,4-ベンゾチアジン-4-イル}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-フェニルピペリジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 596 (M+H+).
参考例347
N-[(1R,2S)-1-({6-[(ジメチルアミノ)メチル]-2,3-ジヒドロ-4H-1,4-ベンゾチアジン-4-イル}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-フェニルピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 597 (M+H+).
参考例348
N-[(1R,2S)-1-({6-[(ジメチルアミノ)メチル]-2,3-ジヒドロ-4H-1,4-ベンゾチアジン-4-イル}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロフェニル)ピペリジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 614 (M+H+).
参考例349
N-[(1R,2S)-1-({6-[(ジメチルアミノ)メチル]-2,3-ジヒドロ-4H-1,4-ベンゾチアジン-4-イル}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロフェニル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 615 (M+H+).
参考例350
N-[(1R,2S)-1-({6-[(ジメチルアミノ)メチル]-2,3-ジヒドロ-4H-1,4-ベンゾチアジン-4-イル}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(2-メチルフェニル)ピペリジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 610 (M+H+).
参考例351
N-[(1R,2S)-1-({6-[(ジメチルアミノ)メチル]-2,3-ジヒドロ-4H-1,4-ベンゾチアジン-4-イル}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(2-メチルフェニル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 611 (M+H+).
参考例352
N-[(1R,2S)-1-({6-[(ジメチルアミノ)メチル]-2,3-ジヒドロ-4H-1,4-ベンゾチアジン-4-イル}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロ-2-メチルフェニル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 629 (M+H+).
参考例353
N-[(1R,2S)-1-{[7-[(ジメチルアミノ)メチル]-3,4-ジヒドロキノリン-1(2H)-イル]カルボニル}-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-フェニルピペリジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 578 (M+H+).
参考例354
N-[(1R,2S)-1-{[7-[(ジメチルアミノ)メチル]-3,4-ジヒドロキノリン-1(2H)-イル]カルボニル}-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロフェニル)ピペリジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 596 (M+H+).
参考例355
N-[(1R,2S)-1-{[7-[(ジメチルアミノ)メチル]-3,4-ジヒドロキノリン-1(2H)-イル]カルボニル}-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロフェニル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 597 (M+H+).
参考例356
N-[(1R,2S)-1-{[7-[(ジメチルアミノ)メチル]-3,4-ジヒドロキノリン-1(2H)-イル]カルボニル}-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(2-メチルフェニル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 593 (M+H+).
参考例357
N-[(1R,2S)-1-{[7-[(ジメチルアミノ)メチル]-3,4-ジヒドロキノリン-1(2H)-イル]カルボニル}-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロフェノキシ)ピペリジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 612 (M+H+).
参考例358
N-[(1R,2S)-1-{[6-(アミノメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル]カルボニル}-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-フェニル-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
(2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-{[(4-フェニル-1-ピペリジニル)カルボニル]アミノ}ブタン酸(0.082 g, 0.20 mmol)とN-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-6-イルメチル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド (0.049 g,0.20 mmol)およびO-(7-アザベンゾトリアゾール-1-イル)-1,1,3,3-テトラメチルウロミウム ヘキサフルオロホスフェイト(HATU)(0.13g,0.33mmol)を DMF (1.0 mL) に溶かし、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(0.06 mL, 0.35 mmol)を加え室温で3日間撹拌した。反応溶液に1規定塩酸水溶液と酢酸エチルを加えて抽出し、有機層をシリカゲル層に通してろ過した。母液を濃縮した後、残さをメタノール(6.0 mL) に溶かし、室温で10%炭酸カリウム水溶液 (2.0 mL) を加え、終夜攪拌した。反応液を減圧下でメタノールを留去して得られた懸濁液に水を加えた。生じた沈殿生成物をろ取、水で洗浄、減圧下濃縮することにより表題化合物を得た(0.12 g, 99%)。HPLC (アセトニトリル/水 = 10/90〜100/0、0.1%トリフルオロ酢酸含有)により精製した。目的物のフラクションを濃縮後、飽和炭酸水素ナトリウム水で中和して、表題化合物を得た。LC/MS(ESI) m/z 536 (M+H+).
以下の参考例359に記載の化合物は参考例358と同様にして製造した
参考例359
N-[(1R,2S)-1-{[6-(アミノメチル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル]カルボニル}-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロ-2-メチルフェニル)-1-ピペラジンカル
ボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 569 (M+H+).
以下の参考例360〜361に記載の化合物は実施例285と同様にして製造した。
参考例360
N-[(1R,2S)-1-({6-[(ジメチルアミノ)メチル]-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロ-2-メチルフェニル)-1-ピペラジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 597 (M+H+).
参考例361
N-[(1R,2S)-1-({6-[(ジメチルアミノ)メチル]-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-フェニル-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 597 (M+H+).
以下の参考例362〜366に記載の化合物は参考例337と同様にして製造した。
参考例362
N-[(1R,2S)-1-({6-[(ジメチルアミノ)メチル]-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロフェニル)-1-ピペラジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 583 (M+H+).
参考例363
N-[(1R,2S)-1-({6-[(ジメチルアミノ)メチル]-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(2-メチルフェニル)-1-ピペラジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 579 (M+H+).
参考例364
N-[(1R,2S)-1-({6-[(ジメチルアミノ)メチル]-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロフェニル)-3-オキソ-1-ピペラジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 597 (M+H+).
参考例365
N-[(1R,2S)-1-({6-[(ジメチルアミノ)メチル]-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロ-2-メチルフェニル)-3-オキソ-1-ピペラジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 611 (M+H+).
参考例366
N-[(1R,2S)-1-({6-[(ジメチルアミノ)メチル]-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロ-2-ホルミルフェニル)-1-ピペラジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS(ESI) m/z 611 (M+H+).
参考例367
N-[(1R,2S)-1-({6-[(ジメチルアミノ)メチル]-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-[4-フルオロ-2-(ヒドロキシメチル)フェニル]-1-ピペラジンカルボキサミド
Figure 2004300133
N-[(1R,2S)-1-({6-[(ジメチルアミノ)メチル]-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロ-2-ホルミルフェニル)-1-ピペラジンカルボキサミド(0.10g, 0.17 mmol) をエタノール (1.0 mL) に溶かし、室温で水素化ホウ素ナトリウム(0.011 g, 0.29 mmol)を加え、終夜攪拌した。 反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水および水を加えて得られた懸濁液を、ろ過、生成物を水で洗浄した後、乾燥することにより表題化合物を得た(0.083g,収率80%)。
LC/MS(ESI) m/z 613 (M+H+).
以下の参考例368〜370において、H−NMRスペクトルは、内部基準としてテトラメチルシランを用いてブルッカーDPX 300(300MHz)型スペクトルメーターまたはJNM−AL400型核磁気共鳴装置(日本電子社製)で測定した全δ値をppmで示す。また、鏡像体過剰率(%ee)およびジアステレオマー過剰率(%de)は下記条件での高速液体クロマトグラフィーにより測定した。
[高速液体クロマトグラフィー条件]
カラム :CHIRALCEL OJ−R (150mmL×4.6mm ID)(ダイセル化学工業株式会社製)
移動相 :0.05M KHPO (pH6.5)/MeCN (75:25)
流速 :0.5ml/min
検出 :UV(254nm)
温度 :15℃
参考例368
(2R,3S)−2−アミノ−3−(1H−インドール−3−イル)ブタン酸エチルエステル O,O’−ジアセチル−L−酒石酸塩
(2RS,3SR)−2−アミノ−3−(1H−インドール−3−イル)ブタン酸エチルエステル(1400g)、イソプロピルアルコール(25L)、水(2.8L)およびO,O’−ジアセチル−L−酒石酸(1331g)を室温で溶解した。種晶を添加した後、同温度で2時間撹拌した。氷冷して4時間撹拌した後、同温度で20時間静置した。晶出結晶を分離、イソプロピルアルコール(6L)で洗浄し、減圧乾燥して白色結晶の表題化合物(1005g)を得た。収率37%。高速液体クロマトグラフィー分析の結果、ジアステレオマー過剰率は74%deであった。
H−NMR(300MHz,DMSO−d):δ 11.01(s,1H),7.51(d,J=7.8Hz,1H),7.37(d,J=8.0Hz,1H),7.19(d,J=2.4Hz,1H),7.09(d,J=7.5Hz,1H),7.00(d,J=7.4Hz,1H),5.32(s,2H),4.03(d,J=6.5Hz,1H),3.96(q,J=7.1Hz,2H),3.58−3.49(m,1H),2.0
4(s,6H),1.40(d,J=7.1Hz,3H),0.96(t,J=7.1Hz,3H).
参考例369
(2R,3S)−2−アミノ−3−(1H−インドール−3−イル)ブタン酸エチルエステル O,O’−ジアセチル−L−酒石酸塩
(2R,3S)−2−アミノ−3−(1H−インドール−3−イル)ブタン酸エチルエステル O,O’−ジアセチル−L−酒石酸塩(50.0g、78%de)、イソプロピルアルコ−ル(150mL)および水(50mL)を50℃で30分懸濁撹拌した後、室温に放冷して1時間撹拌した。イソプロピルアルコール(300mL)を滴下した後、同温度で2時間撹拌した。結晶を濾取、イソプロピルアルコール(100mL)で洗浄し、減圧乾燥して白色結晶の表題化合物(38.9g)を得た。収率78%。高速液体クロマトグラフィー分析の結果、ジアステレオマー過剰率は95%deであった。
参考例370
(2R,3S)−2−アミノ−3−(1H−インドール−3−イル)ブタン酸エチルエステル メタンスルホン酸塩
トルエン(50mL)と2N水酸化ナトリウム水溶液(50ml)混液を0〜5℃に冷却した。(2R,3S)−2−アミノ−3−(1H−インドール−3−イル)ブタン酸エチルエステル O,O’−ジアセチル−L−酒石酸塩(10g、79.8%de)を加えて0〜10℃で1時間攪拌した。静置後分液し、有機層を水(50mL×2)で洗浄した。有機層を減圧濃縮し、酢酸エチル(50mL)を加えて再度減圧濃縮した。残渣を酢酸エチル(135mL)とエタノール(15mL)混液に溶解し、メタンスルホン酸(2.1g)を20〜30℃で滴下した。種晶を添加して20〜30℃で2時間攪拌した。晶出した結晶を濾取し、酢酸エチル(20mL)で洗浄した。50℃で減圧乾燥して白色結晶の表題化合物(4.79g)を得た。収率67%。高速液体クロマトグラフィー分析の結果、鏡像体過剰率は99.0%eeであった。
実施例1
N-((1R,2S)-1-(((3-((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-フェニル-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
(2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-(((4-フェニル-1-ピペリジニル)カルボニル)アミノ)ブタン酸(95 mg), 3-((ジメチルアミノ)メチル)アニリン・2塩酸塩(50 mg)および WSC(65 mg)、HOBt(45 mg)のアセトニトリル(1mL)− THF(1 mL)混合溶液にトリエチルアミン(0.062 mL)を加え、室温で16時間攪拌した。反応溶液を10 %炭酸ナトリ
ウム溶液 (1.5 mL)に加え、酢酸エチル (3 mL) で抽出した。抽出液を乾燥(MgSO4)後、減圧下溶媒を留去した。残渣をカラムクロマトグラフィー(アミノプロピルシリカゲル、溶出液:ヘキサン/酢酸エチル= 5/1 〜 1/1 〜 1/4 〜 酢酸エチル)で精製した。得られた残渣を酢酸エチル/IPEで洗浄し、表題化合物を白色結晶として得た(48 mg, 収率40%)。
1H NMR (300 MHz,CDCl3) δ ppm:1.57 (d, J =7.2 Hz, 3 H), 1.62 - 1.68 (m, 2 H), 1.83 (d, J = 12.0 Hz, 2 H), 2.20 (s, 6 H),2.60 - 2.70 (m, 1 H), 2.78 - 2.94 (m, 2
H), 3.30 (s, 2 H), 3.54 - 3.64 (m, 1H), 4.03 (d, J = 13.7 Hz, 1 H), 4.15 (d, J = 12.7 Hz, 1 H), 4.82 (t, J = 8.4Hz, 1 H), 5.48 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 6.93 (d, J
= 7.3 Hz, 1 H), 6.99 - 7.03 (m,2 H), 7.08 - 7.23 (m, 6 H), 7.27 - 7.34 (m, 4 H), 7.72 (s, 1 H), 7.76 (d, J =1.8 Hz, 1 H), 8.39 (m, 1 H).
LC/MS (ESI) m/z538 (M+H+).
以下の実施例2〜88に記載の化合物は実施例1と同様にして製造した。
実施例2
N-((1R,2S)-1-(((3-((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-(4-フルオロフェノキシ)-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz,DMSO-d6) δ ppm:1.30 (d, J= 7.1 Hz, 3 H), 1.35 - 1.55 (m, 2 H),
1.78-1.93 (m, 2 H), 2.13 (s, 6 H), 3.04 -3.22 (m, 2 H), 3.33 (s, 2 H), 3.53 - 3.64 (m, 1 H), 3.64 - 3.80 (s, 2 H), 4.40- 4.53 (m, 1 H), 4.61 (t, J = 8.7 Hz, 1 H), 6.54 (d, J = 8.8 Hz, 1 H), 6.84 -7.03 (m, 4 H), 7.04 - 7.17 (m, 3 H), 7.22 -
7.29 (m, 2 H), 7.31 - 7.40 (m, 2H), 7.58 (d, J = 7.8 Hz, 1 H), 9.81 (s, 1 H), 10.75 - 10.82 (m, 1 H).
LC/MS (ESI) m/z572 (M+H+).
実施例3
4-ベンジル-N-((1R,2S)-1-(((3-((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-1-ピペラジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 553(M+H+).
実施例4
4-ベンジル-N-((1R,2S)-1-(((3-((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 552(M+H+).
実施例5
N-((1R,2S)-1-(((3-((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-フェニル-1-ピペラジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 539(M+H+).
実施例6
N-((1R,2S)-1-(((4-クロロ-3-((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-(4-フルオロフェノキシ)-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z606 (M+H+).
実施例7
N-((1R,2S)-1-(((2-クロロ-5-((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-(4-フルオロフェノキシ)-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z606 (M+H+).
実施例8
N-((1R,2S)-1-(((3-((ジメチルアミノ)メチル)-4-メチルフェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-(4-フルオロフェノキシ)-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 586(M+H+).
実施例9
N-((1R,2S)-1-(((5-((ジメチルアミノ)メチル)-2-メチルフェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-(4-フルオロフェノキシ)-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 586(M+H+).
実施例10
N-((1R,2S)-1-(((3-((ジメチルアミノ)メチル)-4-フルオロフェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-(4-フルオロフェノキシ)-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 590(M+H+).
実施例11
N-((1R,2S)-1-(((5-((ジメチルアミノ)メチル)-2-フルオロフェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-(4-フルオロフェノキシ)-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 590(M+H+).
実施例12
N-((1R,2S)-1-(((3-((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-(4-フルオロフェニル)-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 556(M+H+).
実施例13
4-(4-クロロフェニル)-N-((1R,2S)-1-(((3-((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z572 (M+H+).
実施例14
N-((1R,2S)-1-(((3-((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-(4-メチルフェニル)-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 552(M+H+).
実施例15
N-((1R,2S)-1-(((3-((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-(4-メトキシフェニル)-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 568(M+H+).
実施例16
N-((1R)-2-((3-((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)アミノ)-1-(1H-インドール-3-イルメチル)-2-オキソエチル)-4-フェニル-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 524(M+H+).
実施例17
N-((1R)-2-((3-((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)アミノ)-1-(1H-インドール-3-イルメチル)-2-オキソエチル)-4-(4-フルオロフェノキシ)-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 558(M+H+).
実施例18
tert-ブチル 4-((((1R,2S)-1-(((3-((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)アミノ)カルボニル)-1-ピペラジンカルボキシラート
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 563(M+H+).
実施例19
N-((1R,2S)-2-(1H-インドール-3-イル)-1-(((3-(1-ピロリジニルメチル)フェニル)アミノ)カルボニル)プロピル)-4-フェニル-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 564(M+H+).
実施例20
4-(4-フルオロフェニル)-N-((1R,2S)-2-(1H-インドール-3-イル)-1-(((3-(1-ピロリジニルメチル)フェニル)アミノ)カルボニル)プロピル)-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 582(M+H+).
実施例21
4-(4-フルオロフェノキシ)-N-((1R,2S)-2-(1H-インドール-3-イル)-1-(((3-(1-ピロリジニルメチル)フェニル)アミノ)カルボニル)プロピル)-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 598(M+H+).
実施例22
N-((1R,2S)-1-(((3-((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-(3-フルオロフェニル)-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 556(M+H+).
実施例23
4-(2,4-ジフルオロフェニル)-N-((1R,2S)-1-(((3-((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z574 (M+H+).
実施例24
N-((1R,2S)-1-(((3-((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-((4-フルオロフェニル)チオ)-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 588(M+H+).
実施例25
N-((1R,2S)-1-(((3-((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 620(M+H+).
実施例26
N-((1R,2S)-1-(((3-((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-(4-フルオロベンゾイル)-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 584(M+H+).
実施例27
N-((1R,2S)-1-(((3-((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-((4-フルオロフェニル)スルホニル)-1-ピペラジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 621(M+H+).
実施例28
N-((1R,2S)-2-(1H-インドール-3-イル)-1-(((3-(1-ピペリジニルメチル)フェニル)アミノ)カルボニル)プロピル)-4-フェニル-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z578 (M+H+).
実施例29
N-((1R,2S)-2-(1H-インドール-3-イル)-1-(((3-(4-モルフォリニルメチル)フェニル)アミノ)カルボニル)プロピル)-4-フェニル-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 580(M+H+).
実施例30
N-((1R,2S)-1-(((3-((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-3,4-ジヒドロ-2(1H)-イソキノリンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 510(M+H+).
実施例31
N-((1R,2S)-1-(((3-((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-6-メチル-3,4-ジヒドロ-2(1H)-イソキノリンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 524(M+H+).
実施例32
6-クロロ-N-((1R,2S)-1-(((3-((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-3,4-ジヒドロ-2(1H)-イソキノリンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 544(M+H+).
実施例33
N-((1R,2S)-1-(((3-((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4,7-ジヒドロチエノ[2,3-c]ピリジン-6(5H)-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 516(M+H+).
実施例34
N-((1R,2S)-1-(((3-((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-6-フルオロ-3,4-ジヒドロ-2(1H)-イソキノリンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 528(M+H+).
実施例35
N-((1R,2S)-1-(((3-((ジメチルアミノ)メチル)-5-(トリフルオロメチル)フェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-フェニル-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 606(M+H+).
実施例36
N-((1R,2S)-1-(((2-クロロ-5-((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-フェニル-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z572 (M+H+).
実施例37
N-((1R,2S)-1-(((5-((ジメチルアミノ)メチル)-2-メトキシフェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-フェニル-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm:1.57 (d, J = 7.2 Hz, 3 H), 1.60- 1.70 (m, 2 H), 1.82 - 1.87 (m, 2 H), 2.20 (s, 6 H), 2.61 - 2.72 (m, 1 H), 2.81- 2.95 (m, 2 H), 3.31 (s, 2 H), 3.50 - 3.61 (m, 4 H), 4.04 - 4.17 (m, 2 H), 4.94(t, J = 8.0 Hz, 1
H), 5.38 - 5.41 (m, 1 H), 6.65 (d, J = 8.5 Hz, 1 H), 6.91(dd, J = 8.4, 2.1 Hz, 1 H), 7.08 (d, J = 2.4 Hz, 1 H), 7.10 - 7.24 (m, 5 H) 7.29- 7.34 (m, 3 H), 7.78 - 7.81 (m, 2 H), 8.10 - 8.13 (m, 2 H).
LC/MS (ESI) m/z 568(M+H+).
実施例38
N-((1R,2S)-1-(((5-((ジメチルアミノ)メチル)-2-フルオロフェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-フェニル-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 556(M+H+).
実施例39
N-((1R,2S)-1-(((5-((ジメチルアミノ)メチル)-2-メチルフェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-フェニル-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 552(M+H+).
実施例40
N-((1R,2S)-1-(((3-((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-(2-メチルフェニル)-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
1H NMR (400 MHz,DMSO-d6) δ ppm:1.33 (d, J= 6.8 Hz, 3 H), 1.37 - 1.51 (m, 2 H),
1.60 (m, 2 H), 2.14 (s, 6 H), 2.31 (s, 3 H),2.74 - 2.92 (m, 3 H), 3.30 (s, 2 H), 3.60 - 3.65 (m, 1 H), 4.16 (dd, J = 22.8,14.0 Hz, 2H), 4.66 (t, J = 8.4 Hz, 1 H), 6.45 (d, J = 8.5 Hz, 1 H), 6.89 - 7.18(m, 8 H), 7.26 - 7.29 (m, 2 H), 7.37 -
7.39 (m, 1 H), 7.42 (s, 1 H), 7.62 (d, J= 7.8 Hz, 1 H), 9.81 (s, 1 H), 10.80 (d, J = 2.0 Hz, 1 H).
LC/MS (ESI) m/z552 (M+H+).
実施例41
4-(4-クロロフェニル)-N-((1R,2S)-1-(((3-((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-3,6-ジヒドロ-1(2H)-ピリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z570 (M+H+).
実施例42
N-((1R,2S)-1-(((3-((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-(3-(トリフルオロメチル)フェニル)-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 606(M+H+).
実施例43
4-(4-クロロフェニル)-N-((1R,2S)-1-(((3-((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-ヒドロキシ-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
1H NMR (400 MHz,CDCl3) δ ppm:1.58 (d, J =7.1 Hz, 3 H), 1.65 - 2.04 (m, 5 H), 2.32 (s, 6 H), 3.19 - 3.34 (m, 2 H), 3.46(s, 2 H), 3.54 - 3.63 (m, 1 H), 3.78 - 3.93 (m, 2 H), 4.81 (t, J = 8.4 Hz, 1 H),5.54 (brd, J = 7.6 Hz, 1 H), 6.96 (d, J = 6.9 Hz, 1 H), 7.03 (s, 1 H), 7.07 - 7.18(m, 5 H), 7.30 - 7.37 (m, 5 H), 7.73 (brs, 1 H), 7.77 (d, J = 7.8 Hz, 1 H),8.65 (brs, 1 H).
LC/MS (ESI) m/z588 (M+H+).
実施例44
N-((1R,2S)-1-(((3-((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-ヒドロキシ-4-フェニル-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
1H NMR (400 MHz,CDCl3) δ ppm:1.57 (d, J =7.1 Hz, 3 H), 1.64 - 1.74 (m, 3 H), 1.91 (td, J = 12.9, 4.6 Hz, 1 H), 2.02 (td,J = 12.9, 4.6 Hz, 1 H), 2.19 (s, 6 H),
3.26 (td, J = 12.9, 2.2 Hz, 1 H), 3.30(s, 2 H), 3.34 (td, J = 12.9, 2.2 Hz, 1 H), 3.56 - 3.64 (m, 1 H), 3.82 (brd, J= 12.9 Hz, 1 H), 3.93 (brd, J = 12.9 Hz, 1 H), 4.83 (t, J = 8.3 Hz, 1 H), 5.52(brd, J = 7.6 Hz, 1 H), 6.94 (d, J = 7.6 Hz, 1 H), 7.01 (s, 1 H), 7.09 - 7.45 (m,11 H), 7.68 (brs, 1 H), 7.79 (d, J = 7.8 Hz,
1 H), 8.39 (brs, 1 H).
LC/MS (ESI) m/z554 (M+H+).
実施例45
N-((1R,2S)-1-(((3-((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-(3-メチルフェニル)-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 552(M+H+).
実施例46
N-((1R,2S)-1-(((3-((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-(3-メトキシフェニル)-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 568(M+H+).
実施例47
N-((1R,2S)-1-(((3-((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-1-インドリンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 496(M+H+).
実施例48
N-((1R,2S)-1-(((3-((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-1,3-ジヒドロ-2H-イソインドール-2-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 496(M+H+).
実施例49
N-((1R,2S)-1-(((3-((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-(1-ナフチル)-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 588(M+H+).
実施例50
N-((1R,2S)-1-(((3-((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-(4-フルオロフェニル)-3,6-ジヒドロ-1(2H)-ピリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 554(M+H+).
実施例51
N-((1R,2S)-1-(((3-((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-(2-フルオロフェニル)-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 556(M+H+).
実施例52
N-((1R,2S)-1-(((3-((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-(2-(トリフルオロメチル)フェニル)-3,6-ジヒドロ-1(2H)-ピリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 604(M+H+).
実施例53
N-((1R,2S)-1-(((3-((ジエチルアミノ)メチル)フェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-フェニル-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z566 (M+H+).
実施例54
N-((1R,2S)-1-(((5-((ジメチルアミノ)メチル)-2-エトキシフェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-フェニル-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz,CDCl3) δ ppm:1.23 (t, J =7.0 Hz, 3 H), 1.52 - 1.73 (m, 5 H), 1.80 - 1.84 (m, 2 H), 2.20 (s, 6 H), 2.64(tt, J = 12.0, 3.5 Hz, 1 H), 2.77 - 2.93
(m, 2 H), 3.32 (s, 2 H), 3.65 (dq, J =7.5, 7.3 Hz, 1 H), 3.81 - 3.93 (m, 2 H), 3.98 - 4.03 (m, 1 H), 4.10 - 4.14 (m, 1H), 4.89 (t, J = 7.5 Hz, 1 H), 5.31 (d, J
= 7.8 Hz, 1 H), 6.68 (d, J = 8.3 Hz,1 H), 6.91, (dd, J = 2.2, 8.3 Hz, 1 H), 7.05 - 7.17 (m, 5 H), 7.20 - 7.33 (m, 4H), 7.75 (d, J = 7.6 Hz, 1 H), 7.96 (s, 1 H), 8.05 (s, 1 H), 8.18 (d, J = 2.0Hz, 1 H).
LC/MS (ESI) m/z582 (M+H+).
実施例55
N-((1R,2S)-1-(((5-((ジメチルアミノ)メチル)-2-イソプロポキシフェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-フェニル-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z596 (M+H+).
実施例56
N-((1R,2S)-1-(((5-((ジメチルアミノ)メチル)-2-エチルフェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-フェニル-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z566 (M+H+).
実施例57
N-((1R,2S)-1-(((3-((ジメチルアミノ)メチル)-2-メチルフェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-フェニル-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z552 (M+H+).
実施例58
N-((1R,2S)-1-(((3-((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-1,2,4,5-テトラヒドロ-3H-3-ベンゾアゼピン-3-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z524 (M+H+).
実施例59
N-((1R,2S)-1-(((5-((ジメチルアミノ)メチル)-2-プロポキシフェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-フェニル-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z596 (M+H+).
実施例60
N-((1R,2S)-1-(((5-((ジメチルアミノ)メチル)-2-(トリフルオロメトキシ)フェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-フェニル-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z622 (M+H+).
実施例61
N-((1R,2S)-1-(((5-((ジメチルアミノ)メチル)-2-(2-メトキシエトキシ)フェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-フェニル-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z612 (M+H+).
実施例62
N-((1R,2S)-1-(((3-((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-(2-メチルフェニル)-1-ピペラジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z553 (M+H+).
実施例63
N-((1R,2S)-1-(((5-((ジメチルアミノ)メチル)-2-メトキシフェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-(2-メチルフェニル)-1-ピペラジンカルボキサミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz,CDCl3) δ ppm:1.58 (d, J = 7.2Hz, 3 H), 1.69 (s, 1 H), 2.20 (s,
6 H), 2.31 (s, 3 H), 2.88 (t, J = 4.5 Hz, 4H), 3.31 (s, 2 H) 3.46 - 3.61 (m, 7 H), 4.95 (t, J = 8.1 Hz, 1 H), 5.41 (d, J =8.1 Hz, 1 H), 6.66 (d, J = 8.3 Hz, 1 H), 6.91 - 7.04 (m, 3 H), 7.07 - 7.21 (m,5 H), 7.33 (d, J = 7.5 Hz, 1 H), 7.72 (s, 1 H), 7.80 (d, J = 7.5 Hz, 1 H), 8.07(s, 1 H), 8.13 (d, J = 1.9 Hz, 1 H).
LC/MS (ESI) m/z583 (M+H+).
実施例64
N-((1R,2S)-1-(((5-((ジメチルアミノ)メチル)-2-エトキシフェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-(2-メチルフェニル)-1-ピペラジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z597 (M+H+).
実施例65
N-((1R,2S)-1-(((3-((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-(4-フルオロフェニル)-1-ピペラジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z557 (M+H+).
実施例66
N-((1R,2S)-1-(((5-((ジメチルアミノ)メチル)-2-メトキシフェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-(4-フルオロフェニル)-1-ピペラジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z587 (M+H+).
実施例67
N-((1R,2S)-1-(((5-((ジメチルアミノ)メチル)-2-エトキシフェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-(4-フルオロフェニル)-1-ピペラジンカルボキサミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz,CDCl3) δ ppm:1.23 (t, J =7.0 Hz, 3 H), 1.58 (d, J = 7.4 Hz, 3 H), 2.39 (s, 6 H), 3.00 - 3.09 (m, 4 H),3.43 - 3.66 (m, 6 H), 3.79 - 3.93 (m, 2 H), 4.86 (t, J = 7.5 Hz, 1 H), 5.35 (d,J = 7.7 Hz, 1 H), 6.71 (d, J = 8.3 Hz, 1 H), 6.84 - 6.90 (m, 2 H), 6.95 - 7.01(m, 3 H), 7.05 - 7.17 (m, 3 H), 7.32 (d, J = 7.9 Hz, 4 H), 7.73 (d, J = 7.7 Hz,1 H), 7.88 (s, 1 H), 8.19 - 8.20 (m, 2 H).
LC/MS (ESI) m/z601 (M+H+).
実施例68
N-((1R,2S)-1-(((2-(ジメチルアミノ)-5-((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-フェニル-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z581 (M+H+).
実施例69
N-((1S,2R)-1-(((3-((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-フェニル-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z538 (M+H+).
実施例70
N-((1S,2R)-1-(((5-((ジメチルアミノ)メチル)-2-エトキシフェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-フェニル-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z582 (M+H+).
実施例71
N-((1R,2S)-1-(((5-((ジメチルアミノ)メチル)-2-(トリフルオロメチル)フェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-フェニル-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z606 (M+H+).
実施例72
N-((1R,2S)-1-(((5-((ジメチルアミノ)メチル)-2-(1-ピロリジニル)フェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-フェニル-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z607 (M+H+).
実施例73
N-((1R,2S)-1-(((5-((ジメチルアミノ)メチル)-2-メトキシフェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-フェニル-1-ピペラジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z569 (M+H+).
実施例74
N-((1R,2S)-1-(((5-((ジメチルアミノ)メチル)-2-エトキシフェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-フェニル-1-ピペラジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z583 (M+H+).
実施例75
N-((1R,2S)-1-(((5-((ジメチルアミノ)メチル)-2-メトキシフェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-(2-メチルフェニル)-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z582 (M+H+).
実施例76
N-((1R,2S)-1-(((5-((ジメチルアミノ)メチル)-2-メトキシフェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-ヒドロキシ-4-フェニル-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z584 (M+H+).
実施例77
4-(4-クロロフェニル)-N-((1R,2S)-1-(((5-((ジメチルアミノ)メチル)-2-メトキシフェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-ヒドロキシ-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z618 (M+H+).
実施例78
N-((1R,2S)-1-(((5-((ジメチルアミノ)メチル)-2-エトキシフェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-(2-メチルフェニル)-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z596 (M+H+).
実施例79
N-((1R,2S)-1-(((5-((ジメチルアミノ)メチル)-2-イソプロポキシフェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-(2-メチルフェニル)-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z610 (M+H+).
実施例80
N-((1R,2S)-1-(((5-((ジメチルアミノ)メチル)-2-エチルフェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-(2-メチルフェニル)-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z580 (M+H+).
実施例81
4-シクロヘキシル-N-((1R,2S)-1-(((5-((ジメチルアミノ)メチル)-2-メトキシフェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-1-ピペラジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z575 (M+H+).
実施例82
4-シクロヘキシル-N-((1R,2S)-1-(((5-((ジメチルアミノ)メチル)-2-エトキシフェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-1-ピペラジンカルボキサミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz,CDCl3) δ ppm : 1.01-1.30(m, 6 H), 1.22 (t, J=6.97 Hz, 3 H), 1.56 (d, J=7.35 Hz, 3 H), 1.74-1.90 (m, 4H), 2.20 (s, 6 H), 2.21-2.29 (m, 1 H), 2.42-2.57 (m, 4 H), 3.24-3.46 (m, 6 H),3.55-3.69 (m, 1 H), 3.74-3.96 (m, 2 H), 4.87
(t, J=7.44 Hz, 1 H), 5.27 (d,J=7.72 Hz, 1 H), 6.69 (d, J=8.29 Hz, 1 H), 6.92 (dd, J=8.29, 2.07 Hz, 1 H),7.01-7.20 (m, 3 H), 7.31 (d, J=7.91 Hz, 1 H), 7.74 (d, J=7.72 Hz, 1 H), 7.92(s, 1 H), 8.04 (s, 1 H), 8.17 (d, J=1.88 Hz, 1 H).
LC/MS (ESI) m/z589 (M+H+).
実施例83
N-((1R,2S)-1-(((3-((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-(2-(トリフルオロメチル)フェニル)-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
1H NMR (400 MHz,CDCl3) δ ppm : 1.58 (d, J =8.1 Hz, 3H), 1.66 - 1.78 (m, 4H), 2.20 (s, 6H), 2.85 - 2.96 (m, 2H), 3.06 -3.09 (m, 1H), 3.30 (s, 2H), 3.54 - 3.62 (m, 1H), 4.02 - 4.17 (m, 2H), 4.85 (t,J = 8.3 Hz, 1H), 5.36 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.96 - 7.37 (m, 9H), 7.48 - 7.52 (m,2H), 7.63 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.81 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 8.19 (s, 1H).
LC/MS (ESI) m/z :606 (M+H+)
実施例84
N-((1R,2S)-1-(((3-((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-イン
ドール-3-イル)プロピル)-4-(2-メトキシフェニル)-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
1H-NMR (400 MHz,CDCl3) δ ppm : 1.50 (d, J =7.3 Hz, 3H), 1.57 (s, 6H), 1.89 - 2.09 (m, 4H), 2.60 (s, 3H), 2.58 - 2.64 (m,1H) 3.26 - 3.36 (m, 2H), 3.58 - 3.83 (m, 3H), 3.62 (s, 2H), 4.84 (dd, J = 8.3,5.4 Hz, 1H), 5.04 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 7.04 - 7.37 (m, 13H), 7.63 (d, J = 7.8Hz, 1H), 8.10 (s, 1H).
LC/MS (ESI) m/z :568 (M+H+)
実施例85
N-((1R,2S)-1-(((3-((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-ヒドロキシ-4-(2-メチルフェニル)-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
1H NMR (400 MHz,CDCl3) δ ppm : 1.56 (d, J =7.1 Hz, 3H), 1.92 - 2.14 (m, 4H), 2.18 (s, 6H), 2.60 (s, 3H), 3.16 - 3.42 (m,5H), 3.55 - 3.62 (m, 1H), 3.86 (dd, J =
44.6, 12.8 Hz, 2H), 4.83 (t, J = 8.3Hz, 1H), 5.47 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 6.94 - 7.26 (m, 9H), 7.31 - 7.35 (m, 2H),7.62 (s, 1H), 7.78 (d, J = 7.8 Hz, 2H), 8.32 (s, 1H).
LC/MS (ESI) m/z :568 (M+H+)
実施例86
N-((1R,2S)-1-(((3-((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-(2-エチルフェニル)-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
1H-NMR (400 MHz,CDCl3) δ ppm : 1.22 (t, J =7.6 Hz, 3H), 1.58 (d, J = 7.1 Hz, 3H), 1.61 - 1.72 (m, 4H), 2.20 (s, 6H), 2.69 (q,J = 7.4 Hz, 2H), 2.82 - 2.96 (m, 3H), 3.30 (s, 2H), 3.58 - 3.63 (m, 1H), 4.02 -4.19 (m, 2H), 4.84 (t, J = 8.2 Hz, 1H), 5.42 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 6.95 - 7.21 (m,11H), 7.35 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 7.61 (s, 1H), 7.80 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 8.30 (s,1H).
LC/MS (ESI) m/z :566 (M+H+)
実施例87
N-((1R,2S)-1-(((3-((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-ヒドロキシ-4-(1,3-チアゾール-2-イル)-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
1H NMR (400 MHz,DMSO-d6) δ ppm : 1.33 (d,J = 7.1 Hz, 3H), 1.64 - 2.03 (m, 4H), 3.07 - 3.16 (m, 2H),3.36 (br, 1H), 3.51 -3.59 (m, 3H), 4.45 (t, J = 7.4 Hz, 1H),
6.08 (br, 1H), 6.38 (d, J = 8.4 Hz,1H), 6.95 - 7.06 (m, 2H), 7.15 (d, J = 2.0 Hz, 1H), 7.33 (d, J = 7.8 Hz, 1H),7.54 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 7.59 (d, J = 3.3 Hz, 1H), 7.72 (d, J = 3.3 Hz, 1H)10.82 (s, 1H).
LC/MS (ESI) m/z :429 (M+H+)
実施例88
N-((1R,2S)-1-(((3-((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-(4-メチル-1,3-チアゾール-2-イル)-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
1H-NMR (400 MHz,CDCl3) δ ppm : 1.59 (d, J =6.8 Hz, 3H), 1.72 -1.85 (m, 2H), 2.17 (s, 6H), 2.04 - 2.24 (m, 2H), 3.30 - 3.36(m, 5H), 3.67 - 3.72 (m, 1H), 3.82 - 3.88 (m, 2H), 4.78 - 4.83 (m, 1H), 5.98 (br,1H), 6.81 - 6.87 (m, 2H), 7.00 - 7.28 (m, 7H), 7.71 (d, J = 3.2 Hz, 1H), 7.77 (d,J = 7.8 Hz, 1H), 8.20 (brs 1H), 9.05 (brs, 1H).
LC/MS (ESI) m/z :561 (M+H+)
実施例89
N-((1R,2S)-2-(1H-インドール-3-イル)-1-(((2-(トリフルオロアセチル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-7-イソキノリニル)アミノ)カルボニル)プロピル)-4-フェニル-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
(2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-(((4-フェニル-1-ピペリジニル)カルボニル)アミノ)ブタン酸(304 mg)、 2-(トリフルオロアセチル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-7-イソキノリンアミン(105.7 mg)、 WSC(220 mg)およびHOBt(150mg)のアセトニトリル(2 mL)− THF(2 mL)混合溶液を、室温で16時間攪拌した。反応溶液を酢酸エチル (2 mL)で希釈した後、飽和炭酸ナトリウム水溶液(2 mL)−水(2 mL) を加えて抽出した。抽出液をカラムクロマトグラフィー(アミノプロピルシリカゲル:5 g、溶出液:酢酸エチル)で精製した。得られた残渣をメガボンドエルート(商品名、SiO2, 5g、溶出液:ヘキサン/酢酸エチル=10/1〜1/1)で精製して、表題化合物を白色アモルファスとして得た(350mg, 収率79%)。
LC/MS (ESI) m/z 632(M+H+).
以下の実施例90〜91に記載の化合物は実施例89と同様にして製造した。
実施例90
N-((1R,2S)-2-(1H-インドール-3-イル)-1-(((2-(トリフルオロアセチル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-7-イソキノリニル)アミノ)カルボニル)プロピル)-4-(2-メチルフェニル)-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z :646 (M+H+)
実施例91
4-(4-フルオロフェニル)-N-((1R,2S)-2-(1H-インドール-3-イル)-1-(((2-(トリフルオロアセチル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-7-イソキノリニル)アミノ)カルボニル)プロピル)-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z :650(M+H+)
実施例92
N-((1R,2S)-2-(1H-インドール-3-イル)-1-((1,2,3,4-テトラヒドロ-7-イソキノリニルアミノ)カルボニル)プロピル)-4-フェニル-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
N-((1R,2S)-2-(1H-インドール-3-イル)-1-(((2-(トリフルオロアセチル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-7-イソキノリニル)アミノ)カルボニル)プロピル)-4-フェニル-1-ピペリジンカルボキサミド(304 mg)のメタノール(15 mL)溶液に、10% 炭酸カリウム水溶液 (6 mL)
を室温で加え,16時間攪拌した。反応終了後、メタノールを留去した。残渣に水を加え、生じた沈殿をろ過により集め、水洗後、乾燥して、表題化合物を白色粉末として得た(282mg, 収率95%)。
LC/MS (ESI) m/z 536(M+H+).
以下の実施例93〜94に記載の化合物は実施例92と同様にして製造した。
実施例93
N-((1R,2S)-2-(1H-インドール-3-イル)-1-((1,2,3,4-テトラヒドロ-7-イソキノリニルアミノ)カルボニル)プロピル)-4-(2-メチルフェニル)-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
1H-NMR (400 MHz,CDCl3) δ ppm : 1.57 (d, J= 7.1 Hz, 3H), 1.62 - 1.76 (m, 2H), 2.14 - 2.19 (m, 2H), 2.34 (s, 3H), 2.66 (t,J = 5.6 Hz, 2H), 2.82 - 2.93 (m, 3H), 3.00 - 3.11 (m, 3H), 3.51 - 3.59 (m, 1H),3.75 - 3.84 (m, 2H), 4.03 (dt, J = 13.0 Hz, 1H), 4.17 (d, J = 13.0 Hz, 1H),4.87 (t, J = 8.3 Hz, 1H), 5.43 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 6.71 - 6.73 (m, 2H), 6.84 (d,J = 8.5 Hz, 1H), 7.08 - 7.21 (m, 7H), 7.35 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 7.78 - 7.80 (m,2H), 8.33 (br, 1H).
LC/MS (ESI) m/z :550 (M+H+)
実施例94
4-(4-フルオロフェニル)-N-((1R,2S)-2-(1H-インドール-3-イル)-1-((1,2,3,4-テトラヒドロ-7-イソキノリニルアミノ)カルボニル)プロピル)-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
1H-NMR (400 MHz,CDCl3) δ ppm : 1.48 - 1.83(m, 4H), 1.57 (d, J = 7.3 Hz, 3H), 2.61 - 2.68 (m, 3H), 2.81 - 2.94 (m, 3H),3.06 (t, J = 6.0 Hz, 2H), 3.47 - 3.55 (m,
1H), 3.84 (s, 2H), 4.01 - 4.47 (m, 2H),4.84 (t, J = 8.3 Hz, 1H), 5.36 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 6.67 - 6.72 (m, 2H), 6.87 (d,J = 8.1 Hz, 1H), 6.96 - 7.02 (m, 2H), 7.10 - 7.30 (m, 5H), 7.36 (d, J = 8.1 Hz,2H), 7.80 (d, J = 7.8 Hz, 1H), 8.10 (s, 1H).
LC/MS (ESI) m/z :554 (M+H+)
実施例95
N-((1R,2S)-1-(((5-(2-アミノエチル)-2-メトキシフェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-フェニル-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
(2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-(((4-フェニル-1-ピペリジニル)カルボニル)アミノ)ブタン酸(164 mg), N-[2-(3-アミノ-4-メトキシフェニル)エチル]-2,2,2-トリフルオロアセトアミド(98 mg)、 WSC(102 mg)およびHOBt(86mg)のアセトニトリル(0.8 mL)− THF(0.8 mL)混合溶液を室温で2日間攪拌した。反応溶液を飽和重曹水に加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液をシリカゲル層を通して濾過し、濃縮した。
残渣をTHF(6.0mL)に溶解し、10%炭酸カリウム水溶液(2.0mL)を加えて、室温で終夜攪拌した。反応溶液を濃縮して有機溶媒を留去した。得られる沈殿物を濾過し、水洗後、乾燥することによって表記化合物を得た。(205mg, 収率93%)。
1H-NMR (300 MHz,CDCl3) δ ppm : 1.43 - 1.75(m, 4 H), 1.57 (d, J = 7.2 Hz, 3 H),
1.78 - 1.90 (m, 2 H), 2.58 - 2.73 (m, 3 H),2.80 - 2.97 (m, 4 H), 3.50 - 3.65 (m,
1 H), 3.54 (s, 3 H), 4.01 - 4.19 (m, 2 H),4.94 (t, J = 7.9 Hz, 1 H), 5.33 - 5.43 (m, 1 H), 6.63 (d, J = 8.3 Hz, 1 H), 6.75- 6.80 (m, 1 H), 7.03 - 7.25 (m, 6 H), 7.31 (t, J = 7.3 Hz, 3 H), 7.77 - 7.85(m, 2 H), 8.07 (s, 1 H), 8.19 (s, 1 H).
LC/MS (ESI) m/z :554 (M+H+)
実施例96
N-((1R,2S)-1-(((5-(2-アミノエチル)-2-メトキシフェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-(2-メチルフェニル)-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
実施例95と同様にして表題化合物を製造した。
LC/MS (ESI) m/z :568 (M+H+)
以下の実施例97〜100に記載の化合物は実施例1と同様にして製造した。
実施例97
{3-[((2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-{[(4-フェニルピペリジン-1-イル)カルボニル]アミノ}ブタノイル)アミノ]ベンジル}メチルカルバミン酸tert-ブチル
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 624(M+H+).
実施例98
シクロプロピル{3-[((2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-{[(4-フェニルピペリジン-1-イル)カルボニル]アミノ}ブタノイル)アミノ]ベンジル}カルバミン酸tert-ブチル
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 650(M+H+).
実施例99
N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-メトキシフェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロフェノキシ)ピペリジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 602(M+H+).
実施例100
N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-エトキシフェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロフェノキシ)ピペリジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 616(M+H+).
実施例101
N-{(1R,2S)-2-(1H-インドール-3-イル)-1-[(2,3,4,5-テトラヒドロ-1H-3-ベンゾアゼピン-7-イルアミノ)カルボニル]プロピル}-4-フェニルピペリジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
(2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-{[(4-フェニルピペリジン-1-イル)カルボニル]アミノ}ブタン酸(426 mg), 3-(トリフルオロアセチル)-2,3,4,5-テトラヒドロ-1H-3-ベンゾアゼピン-7-アミン(258 mg)および WSC(297mg)、HOBt(207 mg)のアセトニトリル(2 mL)− THF(2 mL)混合溶液を室温で16時間攪拌した。反応溶液に飽和炭酸ナトリウム水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を乾燥(MgSO4)後、減圧下溶媒を留去した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル= 7/3 〜 2/3 〜 1/4)で精製した。得られた残さのメタノール(25 mL)溶液に、10% 炭酸カリウム水溶液 (9 mL) を室温で加え,16時間攪拌した。反応終了後、メタノールを留去した。残さに水を加え、生じた沈殿をろ過により集め、水洗後、乾燥して、表題化合物を白色粉末として得た(339mg, 収率62%)。
LC/MS (ESI) m/z 550(M+H+).
以下の実施例102〜107に記載の化合物は実施例101と同様にして製造した。
実施例102
N-{(1R,2S)-2-(1H-インドール-3-イル)-1-[(1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-イルアミノ)カルボニル]プロピル}-4-フェニルピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 537(M+H+).
実施例103
4-ベンゾイル-N-{(1R,2S)-2-(1H-インドール-3-イル)-1-[(1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-イルアミノ)カルボニル]プロピル}ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 565(M+H+).
実施例104
1-ベンゾイル-N-{(1R,2S)-2-(1H-インドール-3-イル)-1-[(1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-イルアミノ)カルボニル]プロピル}ピペリジン-4-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 564(M+H+).
実施例105
4-(4-フルオロフェノキシ)-N-{(1R,2S)-2-(1H-インドール-3-イル)-1-[(1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-イルアミノ)カルボニル]プロピル}ピペリジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 570(M+H+).
実施例106
N-{(1R,2S)-2-(1H-インドール-3-イル)-1-[(1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-イルアミノ)カルボニル]プロピル}-4-フェニルシクロヘキサンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 535(M+H+).
実施例107
N-[(1R,2S)-1-[(2,3-ジヒドロ-1H-イソインドール-5-イルアミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-フェニルピペリジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 522(M+H+).
実施例108
N-((1R,2S)-2-(1H-インドール-3-イル)-1-{[(2-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-イル)アミノ]カルボニル}プロピル)-4-フェニルピペリジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
N-{(1R,2S)-2-(1H-インドール-3-イル)-1-[(1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-イルアミノ)カルボニル]プロピル}-4-フェニルピペリジン-1-カルボキサミド(134mg)のエタノール(1.5 mL)溶液に、30%ホルムアルデヒド水溶液(24 mg)を室温で加え、10分間撹拌した。次いでトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(64mg) を室温で加え,1時間攪拌した。反応終了後、飽和炭酸水素ナトリウム水にあけ、酢酸エチルで抽出した。抽出液をシリカゲル層に通してろ過し、濃縮した。得られた残さをジイソプロピルエーテル-ヘキサンで洗浄、乾燥して、表題化合物を得た(114mg, 収率83%)。
LC/MS (ESI) m/z 550(M+H+).
以下の実施例109〜115に記載の化合物は実施例108と同様にして製造した。
実施例109
N-((1R,2S)-2-(1H-インドール-3-イル)-1-{[(2-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-イル)アミノ]カルボニル}プロピル)-4-(2-メチルフェニル)ピペリジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 564(M+H+).
実施例110
N-((1R,2S)-2-(1H-インドール-3-イル)-1-{[(2-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-イル)アミノ]カルボニル}プロピル)-4-フェニルピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 551(M+H+).
実施例111
4-ベンゾイル-N-((1R,2S)-2-(1H-インドール-3-イル)-1-{[(2-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-イル)アミノ]カルボニル}プロピル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 579(M+H+).
実施例112
1-ベンゾイル-N-((1R,2S)-2-(1H-インドール-3-イル)-1-{[(2-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-イル)アミノ]カルボニル}プロピル)ピペリジン-4-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 578(M+H+).
実施例113
4-(4-フルオロフェノキシ)-N-((1R,2S)-2-(1H-インドール-3-イル)-1-{[(2-メチル-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン-7-イル)アミノ]カルボニル}プロピル)ピペリジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 584(M+H+).
実施例114
N-((1R,2S)-2-(1H-インドール-3-イル)-1-{[(3-メチル-2,3,4,5-テトラヒドロ-1H-3-ベンゾアゼピン-7-イル)アミノ]カルボニル}プロピル)-4-フェニルピペリジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 564(M+H+).
実施例115
N-((1R,2S)-2-(1H-インドール-3-イル)-1-{[(2-メチル-2,3-ジヒドロ-1H-イソインドール-5-イル)アミノ]カルボニル}プロピル)-4-フェニルピペリジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 536(M+H+).
実施例116
N-{(1R,2S)-2-(1H-インドール-3-イル)-1-[({3-[(メチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]プロピル}-4-フェニルピペリジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
{3-[((2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-{[(4-フェニルピペリジン-1-イル)カルボニル]アミノ}ブタノイル)アミノ]ベンジル}メチルカルバミン酸tert-ブチル (0.63 g) のジオキサン (2 mL) 溶液に4規定塩酸−ジオキサン溶液 (1mL) を室温で加え、2時間撹拌した。溶媒を減圧下で留去した後、残留物をHPLC(アセトニトリル/水 = 10/90〜100/0、0.1%トリフルオロ酢酸含有)により精製した。得られたフラクションを濃縮した後、残さをアセトニトリルに溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム水を加えた。生じた沈殿をろ過した後、減圧乾燥して、表題化合物を得た(39.5mg, 収率7.5%)。
LC/MS (ESI) m/z 524(M+H+).
以下の実施例117に記載の化合物は実施例116と同様にして製造した。
実施例117
N-[(1R,2S)-1-[({3-[(シクロプロピルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-フェニルピペリジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 550(M+H+).
実施例118
N-[(1R,2S)-1-[({3-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-1-フェニルピペリジン-4-カルボキサミド
Figure 2004300133
(2R,3S)-2-アミノ-N-{3-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}-3-(1H-インドール-3-イル)ブタンアミド2塩酸塩(42 mg) 、 1-フェニルピペリジン-4-カルボン酸(25 mg)、トリエチルアミン (0.033 mL)、 WSC(35 mg)およびHOBt(24 mg)のアセトニトリル(0.5
mL)− THF(0.5 mL)混合溶液を、室温で16時間攪拌した。反応溶液を酢酸エチルで希釈した後、飽和炭酸ナトリウム水を加えて抽出した。抽出液をカラムクロマトグラフィー(アミノプロピルシリカゲル、溶出液:ヘキサン/酢酸エチル=1/1〜1/4)で精製した。得られた残さをジクロロメタン−ジエチルエーテルで洗浄して、表題化合物を白色粉末として得た(17mg, 収率27%)。
LC/MS (ESI) m/z 538(M+H+).
以下の実施例119〜120に記載の化合物は実施例118と同様にして製造した。
実施例119
trans-N-[(1R,2S)-1-[({3-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-フェニルシクロヘキサンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 537(M+H+).
実施例120
N-[(1R,2S)-1-[({3-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]ビフェニル-4-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 531(M+H+).
実施例121
(2R,3S)-N-[3-(アミノメチル)フェニル]-2-{[3-(1-ベンゾイルピペリジン-4-イル)プロパノイル]アミノ}-3-(1H-インドール-3-イル)ブタンアミド
Figure 2004300133
(3-{[(2R,3S)-2-アミノ-3-(1H-インドール-3-イル)ブタノイル]アミノ}ベンジル)カルバミン酸tert-ブチル(110 mg, 0.26 mmol)と3-(1-ベンゾイルピペリジン-4-イル)プロパン酸 (65 mg)、WSC (72 mg) 及びHOBt (50 mg) の混合物にTHF (1.0 mL) とアセトニトリル (1.0 mL) を室温で加え、16時間攪拌した。 反応溶液に飽和炭酸水素ナトリウム水と酢酸エチルを加えて抽出し、有機層をアミノプロピルシリカゲル層に通してろ過し、減圧下濃縮して、(3-{[(2R,3S)-2-{[3-(1-ベンゾイルピペリジン-4-イル)プロパノイル]アミノ}-3-(1H-インドール-3-イル)ブタノイル]アミノ}ベンジル)カルバミン酸tert-ブチルを得た (150 mg)。得られた残さ (145 mg) をジオキサン (1.0 mL) に溶かし、室温で4規定塩酸-ジオキサン溶液 (1.0mL) を加えて30分攪拌した。反応溶液を酢酸エチルで希釈して、生じた沈殿をろ取した。残さをHPLC (アセトニトリル/水 =10/90〜100/0、0.1%トリフルオロ酢酸含有)により精製し、表題化合物を淡黄色粉末として得た(47mg, 収率38%)。
LC/MS (ESI) m/z 566(M+H+).
実施例122
(2R,3S)-2-{[3-(1-ベンゾイルピペリジン-4-イル)プロパノイル]アミノ}-N-{3-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}-3-(1H-インドール-3-イル)ブタンアミド
Figure 2004300133
(2R,3S)-N-[3-(アミノメチル)フェニル]-2-{[3-(1-ベンゾイルピペリジン-4-イル)プロパノイル]アミノ}-3-(1H-インドール-3-イル)ブタンアミド(27 mg) と30%ホルムアルデヒド水溶液 (9 mg) のメタノール (0.5 mL) 混合物に、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム (22 mg) を室温で加え、4時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水(
0.5 mL) を加えた後、水で希釈した。生じた沈殿をろ取、乾燥して、表題化合物を淡黄色粉末として得た (20 mg, 収率72%)。
LC/MS (ESI) m/z 594(M+H+).
実施例123
(2R,3S)-N-{3-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}-3-(1H-インドール-3-イル)-2-{[(4-フェニルシクロヘキシル)メチル]アミノ}ブタンアミド
Figure 2004300133
(2R,3S)-2-アミノ-N-{3-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}-3-(1H-インドール-3-イル)ブタンアミド(175 mg)、4-フェニルシクロヘキサンカルバルデヒド (104 mg) のエタノール (2 mL) 混合液を室温下で1時間攪拌後、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(127 mg)を同温下で添加して12時間攪拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水を添加して濃縮した。残さを酢酸エチルで抽出し、乾燥(MgSO4)後、濃縮した。残さをアミノプロピルシリカゲルカラムクロマトに付して(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル=1/1)表題化合物を無色アモルファス として得た (110 mg, 収率46%)。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm:0.70- 1.77 (m, 9 H), 1.33 (d, J = 6.8 Hz, 3 H), 2.14 - 2.32 (m, 3 H), 2.27 (s, 6H), 3.39 - 3.48 (m, 2 H), 3.65 (d, J = 3.7 Hz, 1
H), 3.95 - 4.01 (m, 1 H), 7.07- 7.30 (m, 9 H), 7.33 (d, J = 7.6 Hz, 1 H), 7.38 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 7.50 (s,1 H), 7.68 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 7.87 (d, J = 7.6 Hz, 1 H), 8.09 (s, 1 H), 9.59(s, 1 H).
LC/MS (ESI) m/z 523(M+H+).
以下の実施例124に記載の化合物は実施例123と同様にして製造した。
実施例124
(2R,3S)-N-{3-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}-3-(1H-インドール-3-イル)-2-{[(1-フェニルピペリジン-4-イル)メチル]アミノ}ブタンアミド
Figure 2004300133
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm:0.70- 1.45 (m, 4 H), 1.33 (d, J = 7.1 Hz, 3 H), 2.09 (dt, J = 12.0, 2.6 Hz, 1 H), 2.19- 2.34 (m, 4 H), 2.27 (s, 6 H), 2.45 (dt, J = 12.0, 2.6 Hz, 1 H), 3.33 - 3.50(m, 4 H), 3.67 (d, J = 3.7 Hz, 1 H), 3.95 - 4.02 (m, 1 H), 6.78 - 6.83 (m, 3 H),7.05 - 7.09 (m, 2 H), 7.14 - 7.23 (m, 4 H), 7.31 (t, J = 7.8 Hz, 1 H), 7.39 (d,J = 8.1 Hz, 1 H), 7.48 (s, 1 H), 7.67 (dd, J =
8.1, 2.0 Hz, 1 H), 7.85 (d, J =7.8 Hz, 1 H), 8.09 (s, 1 H), 9.51 (s, 1 H).
LC/MS (ESI) m/z 524(M+H+).
以下の実施例125〜126に記載の化合物は実施例1と同様にして製造した。
実施例125
4-({[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-エトキシフェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]アミノ}カルボニル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2004300133
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm:1.23(t, J = 7.0 Hz, 3 H), 1.47 (s, 9 H), 1.56 (d, J = 7.3 Hz, 3 H), 2.20 (s, 6 H),3.21 - 3.47 (m, 11 H), 3.56 - 3.67 (m, 1 H), 3.79 - 3.96 (m, 1 H), 4.86 (dd, J =7.5 Hz, 1 H), 5.29 (d, J = 7.8 Hz, 1 H), 6.69 (d, J = 8.3 Hz, 1 H), 6.93 (dd, J= 8.3, 2.0 Hz, 1 H), 7.04 - 7.35 (m, 4 H), 7.72
(d, J = 7.8 Hz, 1 H), 7.86 (s,1 H), 8.04 (s, 1 H), 8.17 (d, J = 2.2 Hz, 1 H).
実施例126
4-({[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-メトキシフェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]アミノ}カルボニル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル
Figure 2004300133
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm:1.47(s, 9 H), 1.55 (d, J = 7.3 Hz, 3 H), 2.21 (s, 6 H), 3.29 - 3.57 (m, 11 H), 3.54(s, 3 H), 4.90 (t, J = 8.1 Hz, 1 H), 5.38 (d,
J = 8.1 Hz, 1 H), 6.65 (d, J = 8.3Hz, 1 H), 6.92 (dd, J = 8.3, 2.0 Hz, 1 H), 7.02 - 7.19 (m, 3 H), 7.32 (d, J = 8.1Hz, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.76 (d, J = 7.8 Hz, 1 H), 8.10 (d, J = 2.2 Hz, 1 H),8.20 (s, 1 H).
実施例127
N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-エトキシフェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
4-({[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-エトキシフェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]アミノ}カルボニル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル (1.1 g) をトリフルオロ酢酸 (15 mL) と混合し、室温下にて12時間攪拌した。反応液を濃縮し、残さを飽和炭酸水素ナトリウム水と混合した後、酢酸エチルにて抽出した。抽出液を乾燥(MgSO4)した後、減圧下、濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し表題化合物を無色結晶として得た(250mg, 収率27%)。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm:1.23(t, J = 7.0 Hz, 3 H), 1.57 (d, J = 7.3 Hz, 3
H), 2.30 (s, 6 H), 2.77 - 2.88 (m,4 H), 3.22 - 3.40 (m, 4 H), 3.45 (s, 2 H), 3.56 - 3.67 (m, 1 H), 3.78 - 3.95(m, 2 H), 4.86 (t, J = 7.5 Hz, 1 H), 5.26 (d, J =
7.8 Hz, 1 H), 6.70 (d, J =8.3 Hz, 1 H), 6.96 (dd, J = 8.4, 2.1 Hz, 1 H), 7.03 -
7.11 (m, 4 H), 7.15 (t, J= 7.6 Hz, 1 H), 7.32 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 7.73 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 7.91 (s,1 H), 8.08 (s, 1 H), 8.19 (d, J = 2.0 Hz, 1 H).
LC/MS (ESI) m/z 507(M+H+).
実施例128
N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-メトキシフェニル}アミノ)カルボニル]
-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]ピペラジン-1-カルボキサミド2塩酸塩
Figure 2004300133
2HCl
4-({[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-メトキシフェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]アミノ}カルボニル)ピペラジン-1-カルボン酸tert-ブチル (710 mg)を酢酸エチル (6 mL) に溶解し、室温下にて4規定塩酸−酢酸エチル溶液を添加して30分間攪拌した。生じた沈殿をろ取し、減圧下乾燥して表題化合物を無色結晶として得た(680mg, 収率100%)。
LC/MS (ESI) m/z 493(M+H+)-2HCl.
実施例129
N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-エトキシフェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロベンゾイル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-エトキシフェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]ピペラジン-1-カルボキサミド (80 mg, 0.157 mmol) 、4-フルオロ安息香酸 (26 mg, 0.188mmol) をTHF (0.5 mL)−アセトニトリル (0.5
mL) 混合溶液に溶解し、WSC (41 mg, 0.21 mmol) および HOBt (34mg,0.22 mmol) を添加して室温下にて12時間攪拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水を添加して酢酸エチルにて抽出した。抽出液を乾燥(MgSO4)した後、減圧下、濃縮した。残さをメガボンドエルート(商品名)(NH2)を用いて精製(酢酸エチル/エタノール=20/1)し、表題化合物をアモルファスとして得た(80mg, 収率81%)。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm:1.23(t, J = 6.4 Hz, 3 H), 1.56 (d, J = 6.6 Hz, 3
H), 2.20 (s, 6 H), 3.32 - 3.65 (m,12 H), 3.84 - 3.91 (m, 2 H), 4.85 (t, J = 7.5
Hz, 1 H), 5.43 (d, J = 6.8 Hz, 1H), 6.69 (d, J = 7.8 Hz, 1 H), 6.92 (d, J = 7.6
Hz, 1 H), 7.02 - 7.40, (m, 8 H),7.70 (d, J = 7.1 Hz, 1 H), 7.85 (s, 1 H), 8.17 (s, 1 H), 8.31 (s, 1 H).
LC/MS (ESI) m/z 629(M+H+).
以下の実施例130〜131に記載の化合物は実施例129と同様にして製造した。
実施例130
N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-エトキシフェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(ピリジン-3-イルカルボニル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm:1.23(t, J = 7.0 Hz, 3 H), 1.56 (d, J = 7.1 Hz, 3
H), 2.20 (s, 6 H), 3.32 - 3.93 (m,13 H), 4.85 (t, J = 7.5 Hz, 1 H), 5.43 (d, J = 7.5 Hz, 1 H), 6.69 (d, J = 8.3Hz, 1 H), 6.92 - 7.40 (m, 6 H), 6.68 - 7.76 (m, 2 H), 7.87 (s, 1 H), 8.16 (s, 1H), 8.31 (s, 1 H), 8.65 - 8.69 (m, 2H).
LC/MS (ESI) m/z 612(M+H+).
実施例131
N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-エトキシフェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(2-フロイル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm:1.23(t, J = 7.0 Hz, 3 H), 1.57 (d, J = 7.3 Hz, 3
H), 2.21 (s, 6 H), 3.26 - 3.97 (m,13 H), 4.87 (t, J = 7.5 Hz, 1 H), 5.39 (d, J = 7.6 Hz, 1 H), 6.50 (dd, J = 3.4,1.7 Hz, 1 H), 6.70 (d, J = 8.3 Hz, 1 H), 6.93 (dd, J = 8.3, 2.0 Hz, 1 H), 6.99- 7.21 (m, 6 H), 7.31 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 7.50
(s, 1 H), 7.72 (d, J = 7.8 Hz,1 H), 7.88 (s, 1 H).
LC/MS (ESI) m/z 601(M+H+).
実施例132
N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-メトキシフェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロベンゾイル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-メトキシフェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]ピペラジン-1-カルボキサミド2塩酸塩(120 mg, 0.26 mmol) 、4-フルオロ安息香酸 (40 mg, 0.28 mmol)、トリエチルアミン (0.1 mL) をTHF (1.0mL)−アセトニトリル (1.0 mL) 混合溶液に溶解し、WSC (67 mg, 0.35 mmol) および HOBt (55 mg, 0.36 mmol)を添加して室温下にて12時間攪拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水を添加して酢酸エチルにて抽出した。抽出液を乾燥(MgSO4)した後、減圧下、濃縮した。残さをメガボンドエルート(商品名)(NH2)を用いて精製(溶出液:酢酸エチル/エタノール= 20/1)し、表題化合物をアモルファスとして得た(55 mg, 収率35%)。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm:1.56(d, J = 7.1 Hz, 3 H), 2.20 (s, 6 H), 3.22 - 3.88 (m, 14 H), 4.90 (t, J = 8.1Hz, 2 H), 5.43 (s, 2 H), 6.66 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 6.93 (d, J = 8.3 Hz, 1 H),7.03 - 7.36 (m, 5 H), 7.42 (dd, J = 8.1, 5.6 Hz, 2
H), 7.65 (s, 1 H), 7.76 (d,J = 7.8 Hz, 1 H), 8.05 - 8.17 (m, J = 2.0 Hz, 2 H).
LC/MS (ESI) m/z 615(M+H+).
以下の実施例133〜134に記載の化合物は実施例132と同様にして製造した。
実施例133
N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-メトキシフェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(ピリジン-3-イルカルボニル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm:1.56(d, J = 7.3 Hz, 3 H), 2.20 (s, 6 H), 3.24 - 3.93 (m, 14 H), 4.90 (t, J = 8.1Hz, 1 H), 5.43 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 6.66 (d, J = 8.3 Hz, 1 H), 6.93 (dd, J =8.4, 1.8 Hz, 1 H), 7.03 - 7.36 (m, 5 H), 7.39 (dd, J = 7.6, 4.6 Hz, 1 H), 7.65(s, 1 H), 7.72 - 7.79 (m, 2 H), 8.11 (d, J = 2.0 Hz, 1 H), 8.61 - 8.74 (m, 2 H).
LC/MS (ESI) m/z 598(M+H+).
実施例134
N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-メトキシフェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(2-フロイル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm:1.57(d, J = 7.1 Hz, 3 H), 2.19 - 2.20 (m, 6 H), 3.31 (s, 2 H), 3.40 - 3.58 (m, 9 H),3.81 (s, 3 H), 4.92 (t, J = 8.1 Hz, 1 H), 5.39 (d, J = 7.8 Hz, 1 H), 6.50 (dd,J = 3.4, 1.7 Hz, 1 H), 6.66 (d, J = 8.3 Hz, 1 H), 6.93 (dd, J = 8.3, 2.0 Hz, 1H), 7.02 - 7.31 (m, 5 H), 7.34 (d, J = 8.1 Hz, 1
H), 7.51 (d, J = 1.2 Hz, 1 H),7.67 (s, 1 H), 7.77 (d, J = 7.8 Hz, 1 H), 8.05 (s, 1 H), 8.12 (d, J = 2.2 Hz, 1H).
LC/MS (ESI) m/z 587(M+H+).
実施例135
N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-エトキシフェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-3-オキソ-4-フェニルピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-エトキシアニリン2塩酸塩(58 mg, 0.216 mmol) をTHF (1.0 mL)−アセトニトリル (1.0 mL) 混合溶液に溶解し、トリエチルアミン (0.07 mL) を加えて室温下、30分間攪拌した。反応液に(2R,3S)-2-({[(2-アニリノエチル)(カルボキシメチル)アミノ]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸 (100 mg,0.238 mmol)、WSC (52 mg, 0.27 mmol) およびHOBt (43 mg, 0.28 mmol) を添加して室温下にて12時間攪拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水を添加して酢酸エチルにて抽出した。抽出液を乾燥(MgSO4)した後、減圧下、濃縮した。残さをメガボンドエルート(商品名)(NH2)を用いて精製(溶出液:クロロホルム/エタノール= 9/1)し、表題化合物を無色結晶として得た(10 mg, 収率7%)。
1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ ppm:1.25(t, J = 7.0 Hz, 3 H), 1.57 (d, J = 7.1 Hz, 3
H), 2.21 (s, 6 H), 3.33 (s, 2 H),3.60 - 3.99 (m, 7 H), 4.10 (d, J = 12.9 Hz, 1 H), 4.21 (d, J = 12.9 Hz, 1 H),4.86 (t, J = 7.5 Hz, 1 H), 5.35 (d, J = 7.6 Hz, 1
H), 6.70 (d, J = 8.3 Hz, 1 H),6.94 (dd, J = 8.3, 2.0 Hz, 1 H), 7.00 - 7.21 (m, 3 H), 7.23 - 7.46 (m, 6 H),7.73 (d, J = 7.8 Hz, 1 H), 7.92 (s, 1 H), 8.13 - 8.27
(m, 2 H).
LC/MS (ESI) m/z 597(M+H+).
実施例136
4-(4-クロロフェニル)-N-[(1R,2S)-1-[({3-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
(2R,3S)-2-({[4-(4-クロロフェニル)ピペラジン-1-イル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸(220mg, 0.500 mmol)、3-ジメチルアミノメチルアニリン(9
0.1 mg, 0.600 mmol)、WSC(115 mg, 0.600 mmol)、HOBt(91.9mg, 0.600 mmol)、THF(1 mL)およびアセトニトリル(1 mL)の混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物に飽和炭酸水素ナトリウム水(5mL)と水(10 mL)を加え、さらに10分間撹拌した。結晶をろ取し、乾燥した後、THFに溶かした。得られる溶液をアミノプロピルシリカゲル層に通した後、減圧濃縮した。残さをTHFから再結晶して、表題化合物を無色粉末状結晶として得た(229mg, 収率80%)。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm:1.32(d, J = 7.2 Hz, 3 H), 2.11 (s, 6 H), 3.02 - 3.14 (m, 4 H), 3.28 (s, 2 H), 3.42 -3.66 (m, 5 H), 4.64 (t, J = 8.7 Hz, 1 H), 6.65 (d, J = 8.7 Hz, 1 H), 6.88 (d, J= 7.5 Hz, 1 H), 6.91 - 7.04 (m, 4 H), 7.13 (t, J = 7.8 Hz, 1 H), 7.22 - 7.29(m, 4 H), 7.33 - 7.39 (m, 2 H), 7.60 (d, J = 7.5 Hz, 1 H), 9.81 (s, 1 H), 10.80(d, J = 1.9 Hz, 1 H).
LC/MS (ESI) m/z573 (M+H+).
以下の実施例137〜158に記載の化合物は実施例136と同様にして製造した。
実施例137
4-(2-クロロフェニル)-N-[(1R,2S)-1-[({3-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm:1.33(d, J = 7.0 Hz, 3 H), 2.10 (s, 6 H), 2.84 - 2.96 (m, 4 H), 3.27 (s, 2 H), 3.43 -3.56 (m, 4 H), 3.58 - 3.67 (m, 1 H), 4.65 (t, J = 8.6 Hz, 1 H), 6.59 (d, J =8.6 Hz, 1 H), 6.89 (d, J = 7.4 Hz, 1 H), 6.93 - 6.98 (m, 1 H), 7.00 - 7.16 (m,4 H), 7.25 - 7.44 (m, 6 H), 7.61 (d, J = 7.7 Hz,
1 H), 9.81 (s, 1 H), 10.81 (d,J = 1.3 Hz, 1 H).
LC/MS (ESI) m/z573 (M+H+).
実施例138
4-(2-クロロフェニル)-N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-エトキシフェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm:1.23(t, J = 7.0 Hz, 3 H), 1.58 (d, J = 7.2 Hz, 3
H), 2.21 (s, 6 H), 2.93 - 3.05 (m,4 H), 3.32 (s, 2 H), 3.45 - 3.69 (m, 5 H), 3.80 - 3.96 (m, 2 H), 4.90 (t, J =7.4 Hz, 1 H), 5.36 (d, J = 7.7 Hz, 1 H), 6.69 (d, J = 8.3 Hz, 1 H), 6.93 (dd, J= 2.1, 8.3 Hz, 1 H), 6.97 - 7.03 (m, 2 H), 7.06 -
7.09 (m, 2 H), 7.13 - 7.18(m, 1 H), 7.20 - 7.26 (m, 1 H), 7.32 (d, J = 7.5 Hz, 1 H), 7.37 (dd, J = 1.6,8.2 Hz, 1 H), 7.75 (d, J = 7.7 Hz, 1 H), 7.91 (s, 1 H), 8.06 (brs, 1H), 8.18(d, J = 1.9 Hz, 1 H).
LC/MS (ESI) m/z617 (M+H+).
実施例139
N-[(1R,2S)-1-[({3-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-メチルフェニル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm:1.32(d, J = 7.2 Hz, 3 H), 2.10 (s, 6 H), 2.20 (s, 3 H), 2.95 - 3.07 (m, 4 H), 3.26 (s,2 H), 3.41 - 3.66 (m, 5 H), 4.64 (t, J =
8.6 Hz, 1 H), 6.63 (d, J = 8.6 Hz, 1H), 6.84 - 7.06 (m, 7 H), 7.13 (t, J = 7.7 Hz, 1 H), 7.26 (d, J = 7.9 Hz, 1 H),7.29 (d, J = 2.3 Hz, 1 H), 7.33 - 7.38 (m, 2
H), 7.60 (d, J = 7.7 Hz, 1 H),9.81 (s, 1 H), 10.79 (d, J = 2.3 Hz, 1 H).
LC/MS (ESI) m/z553 (M+H+).
実施例140
N-[(1R,2S)-1-[({3-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-[4-(トリフルオロメチル)フェニル]ピペラジン-1-カルボキ
サミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm:1.32(d, J = 7.0 Hz, 3 H), 2.11 (s, 6 H), 3.19 - 3.31 (m, 6 H), 3.44 - 3.67 (m, 5H), 4.65 (t, J = 8.7 Hz, 1 H), 6.67 (d, J = 8.7 Hz, 1 H), 6.87 - 7.04 (m, 3 H),7.06 - 7.16 (m, 3 H), 7.26 (d, J = 7.9 Hz, 1 H), 7.29 (d, J = 2.3 Hz, 1 H),7.34 - 7.38 (m, 2 H), 7.49 - 7.53 (m, 2 H), 7.60 (d,
J = 7.7 Hz, 1 H), 9.82 (s,1 H), 10.79 (d, J = 2.3 Hz, 1 H).
LC/MS (ESI) m/z607 (M+H+).
実施例141
N-[(1R,2S)-1-[({3-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-メトキシフェニル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm:1.32(d, J = 7.2 Hz, 1 H), 2.10 (s, 6 H), 2.89 - 3.00 (m, 4 H), 3.26 (s, 2 H), 3.41 -3.66 (m, 5 H), 3.69 (s, 3 H), 4.64 (t, J =
8.7 Hz, 1 H), 6.62 (d, J = 8.7 Hz, 1H), 6.80 - 6.85 (m, 2 H), 6.87 - 6.97 (m, 4
H), 6.99 - 7.04 (m, 1 H), 7.13 (t,J = 7.8 Hz, 1 H), 7.26 (d, J = 7.9 Hz, 1 H), 7.29 (d, J = 2.3 Hz, 1 H), 7.33 -7.38 (m, 2 H), 7.60 (d, J = 7.7 Hz, 1 H), 9.81 (s, 1 H), 10.80 (d, J = 2.3 Hz,1 H).
LC/MS (ESI) m/z569 (M+H+).
実施例142
N-[(1R,2S)-1-[({3-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(2-フルオロフェニル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm:1.32(d, J = 7.0 Hz, 3 H), 2.10 (s, 6 H), 2.88 - 3.00 (m, 4 H), 3.27 (s, 2 H), 3.43 -3.67 (m, 5 H), 4.65 (t, J = 8.5 Hz, 1 H), 6.61 (d, J = 8.5 Hz, 1 H), 6.87 -7.18 (m, 8 H), 7.26 (d, J = 7.9 Hz, 1 H), 7.30 (d, J = 2.3 Hz, 1 H), 7.35 -7.38 (m, 2 H), 7.61 (d, J = 7.7 Hz, 1 H), 9.81 (s, 1
H), 10.80 (d, J = 2.3 Hz,1 H).
LC/MS (ESI) m/z557 (M+H+).
実施例143
N-[(1R,2S)-1-[({3-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロ-2-メチルフェニル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm:1.58(d, J = 7.0 Hz, 3 H), 2.19 (s, 6 H), 2.29 (s, 3 H), 2.72 - 2.85 (m, 4 H), 3.24 -3.33 (m,2 H), 3.43 - 3.62 (m, 5 H), 4.83 (t,
J = 8.5 Hz, 1 H), 5.53 (d, J = 8.1Hz, 1 H), 6.81 - 6.98 (m, 6 H), 7.08 - 7.15 (m, 3 H), 7.16 - 7.21 (m, 1 H),7.35 (d, J = 7.9 Hz, 1 H), 7.56 (brs, 1 H), 7.78 (d, J = 7.5 Hz, 1 H), 8.39(brs, 1 H).
LC/MS (ESI) m/z571 (M+H+).
実施例144
4-(3-クロロフェニル)-N-[(1R,2S)-1-[({3-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm:1.32(d, J = 7.2 Hz, 3 H), 2.10 (s, 6 H), 3.07 - 3.19 (m, 4 H), 3.26 (s, 2 H), 3.41 -3.56 (m, 4 H), 3.56 - 3.67 (m, 1 H), 4.64 (t, J = 8.6 Hz, 1 H), 6.66 (d, J =8.6 Hz, 1 H), 6.80 (dd, J = 1.2, 7.8 Hz, 1 H),
6.87 - 7.04 (m, 5 H), 7.13 (t, J= 7.8 Hz, 1 H), 7.19 - 7.29 (m, 3 H), 7.33 - 7.38 (m, 2 H), 7.60 (d, J = 7.7Hz, 1 H), 9.81 (s, 1 H), 10.80 (d, J = 1.7 Hz, 1 H).
LC/MS (ESI) m/z573 (M+H+).
実施例145
4-(3-クロロフェニル)-N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-エトキシフェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm:1.23(t, J = 7.0 Hz, 3 H), 1.58 (d, J = 7.4 Hz, 3
H), 2.20 (s, 6 H), 3.08 - 3.20 (m,4 H), 3.32 (s, 2 H), 3.41 - 3.68 (m, 5 H), 3.79 - 3.96 (m, 2 H), 4.88 (t, J =7.5 Hz, 1 H), 5.37 (d, J = 7.9 Hz, 1 H), 6.69 (d, J = 8.4 Hz, 1 H), 6.76 (ddd,J = 0.9, 2.2, 8.4 Hz, 1 H), 6.82 - 6.86 (m, 2 H), 6.93 (dd, J = 2.2, 8.4 Hz, 1H), 7.05 - 7.21 (m, 4 H), 7.32 (d, J = 7.9 Hz, 1 H),
7.73 (d, J = 7.9 Hz, 1 H),7.87 (s, 1 H), 8.06 (brs, 1 H), 8.17 (d, J = 2.1 Hz, 1 H).
LC/MS (ESI) m/z617 (M+H+).
実施例146
N-[(1R,2S)-1-[({3-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(3-フルオロフェニル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm:1.32(d, J = 7.2 Hz, 1 H), 2.15 (s, 6 H), 3.08 - 3.20 (m, 4 H), 3.32 (s, 2 H), 3.42 -3.67 (m, 5 H), 4.64 (t, J = 8.6 Hz, 1 H), 6.53 - 6.59 (m, 1 H), 6.67 (d, J =8.9 Hz, 1 H), 6.74 - 6.80 (m, 2 H), 6.89 - 6.97 (m, 2 H), 6.98 - 7.04 (m, 1 H),7.12 - 7.29 (m, 4 H), 7.35 (d, J = 8.3 Hz, 1 H), 7.40 (s, 1 H), 7.60 (d, J =7.5 Hz, 1 H), 9.83 (s, 1 H), 10.80 (d, J = 1.9 Hz, 1 H).
LC/MS (ESI) m/z557 (M+H+).
実施例147
N-[(1R,2S)-1-[({3-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロ-2-ホルミルフェニル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm:1.33(d, J = 7.0 Hz, 3 H), 2.15 (s, 6 H), 2.90 - 2.98 (m, 4 H), 3.33 (s, 2 H), 3.48 -3.67 (m, 5 H), 4.65 (t, J = 8.7 Hz, 1 H), 6.65 (d, J = 8.5 Hz, 1 H), 6.89 -7.04 (m, 3 H), 7.15 (t, J = 7.7 Hz, 1 H), 7.25 - 7.53 (m, 7 H), 7.61 (d, J =7.5 Hz, 1 H), 9.83 (s, 1 H), 10.27 (d, J = 3.0 Hz, 1 H), 10.80 (d, J = 2.1 Hz,1 H).
LC/MS (ESI) m/z585 (M+H+).
実施例148
4-(シクロプロピルメチル)-N-[(1R,2S)-1-[({3-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm:0.04- 0.09 (m, 2 H), 0.43 - 0.48 (m, 2 H), 0.75 - 0.88 (m, 1 H), 1.30 (d, J = 7.0Hz, 3 H), 2.10 (s, 6 H), 2.16 (d, J = 6.4 Hz,
2 H), 2.30 - 2.42 (m, 4 H), 3.27 -3.40 (m, 6 H), 3.54 - 3.64 (m, 1 H), 4.61 (t,
J = 8.5 Hz, 1 H), 6.44 (d, J =8.7 Hz, 1 H), 6.88 (d, J = 7.5 Hz, 1 H), 6.92 - 6.96 (m, 1 H), 6.99 - 7.04 (m,1 H), 7.13 (t, J = 7.6 Hz, 1 H), 7.25 - 7.28 (m, 2 H), 7.34 - 7.37 (m, 2 H),7.59 (d, J = 7.7 Hz, 1 H), 9.78 (s, 1 H), 10.79 (d, J =
1.7 Hz, 1 H).
LC/MS (ESI) m/z517 (M+H+).
実施例149
4-(シクロプロピルメチル)-N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-エトキシフェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm:0.08- 0.13 (m, 2 H), 0.50 - 0.56 (m, 2 H), 0.78 - 0.92 (m, 1 H), 1.12 (t, J = 7.2Hz, 3 H), 1.56 (d, J = 7.4 Hz, 3 H), 2.20 (s, 6
H), 2.25 (d, J = 6.6 Hz, 2 H),2.41 - 2.54 (m, 4 H), 3.32 - 3.47 (m, 6 H), 3.57 - 3.66 (m, 1 H), 3.78 - 3.95(m, 2 H), 4.87 (t, J = 7.4 Hz, 1 H), 5.29 (d, J = 7.7 Hz, 1 H), 6.68 (d, J =8.3 Hz, 1 H), 6.92 (dd, J = 1.9, 8.3 Hz, 1 H), 7.05 - 7.
17 (m, 3 H), 7.31 (d, J= 8.1 Hz, 1 H), 7.73 (d, J = 7.7 Hz, 1 H), 7.91 (s, 1 H),
8.07 (s, 1 H), 8.17(d, J = 1.9 Hz, 1 H).
LC/MS (ESI) m/z561 (M+H+).
実施例150
N-[(1R,2S)-1-[({3-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-N'-フェニルピペラジン-1,4-ジカルボキサミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm:1.32(t, J = 7.2 Hz, 3 H), 2.12 (s, 6 H), 3.29 (s, 2 H), 3.33 - 3.49 (m, 8 H), 3.56 -3.66 (m, 1 H), 4.64 (t, J = 8.7 Hz, 1 H), 6.62 (d, J = 8.7 Hz, 1 H), 6.87 -7.04 (m, 4 H), 7.14 (d, J = 7.8 Hz, 1 H), 7.20 - 7.30 (m, 4 H), 7.34 - 7.39 (m,2 H), 7.44 - 7.48 (m, 2 H), 7.60 (d, J = 7.9 Hz,
1 H), 8.54 (s, 1 H), 9.83 (s,1 H), 10.82 (d, J = 2.1 Hz, 1 H).
LC/MS (ESI) m/z582 (M+H+).
実施例151
N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-エトキシフェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-N'-フェニルピペラジン-1,4-ジカルボキサミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm:1.24(t, J = 7.0 Hz, 3 H), 1.56 (t, J = 7.4 Hz, 3
H), 2.20 (s, 6 H), 3.27 - 3.54 (m,11 H), 3.61 - 3.70 (m, 1 H), 3.81 - 3.97 (m, 2 H), 4.85 (t, J = 7.6 Hz, 1 H),5.36 (d, J = 7.6 Hz, 1 H), 6.43 (s, 1 H), 6.70 (d, J = 8.5 Hz, 1 H), 6.93 (dd,J = 2.1, 8.3 Hz, 1 H), 7.02 - 7.17 (m, 4 H), 7.26 - 7.37 (m, 5 H), 7.71 (d, J =7.7 Hz, 1 H), 7.93 (s, 1 H), 8.18 (d, J = 2.1 Hz, 1
H), 8.24 (brs, 1 H).
LC/MS (ESI) m/z626 (M+H+).
実施例152
N-[(1R,2S)-1-[({3-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロフェニル)-3-オキソピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm:1.32(d, J = 7.2 Hz, 3 H), 2.10 (s, 6 H), 3.27 (s, 2 H), 3.59 - 3.76 (m, 5 H), 4.08(d, J = 17.5 Hz, 1 H), 4.22 (d, J = 17.5 Hz,
1 H), 4.66 (t, J = 8.5 Hz, 1 H),6.74 (d, J = 8.7 Hz, 1 H), 6.89 (d, J = 7.7 Hz,
1 H), 6.92 - 6.98 (m, 1 H),7.00 - 7.05 (m, 1 H), 7.14 (d, J = 7.7 Hz, 1 H), 7.20 - 7.39 (m, 8 H), 7.62 (d,J = 7.7 Hz, 1 H), 9.82 (s, 1 H), 10.81 (d, J = 1.7 Hz, 1 H).
LC/MS (ESI) m/z571 (M+H+).
実施例153
N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-エトキシフェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロフェニル)-3-オキソピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm:1.25(t, J = 6.9 Hz, 3 H), 1.57 (d, J = 7.4 Hz, 3
H), 2.21 (s, 6 H), 3.32 (s, 2 H),3.61 - 3.97 (m, 7 H), 4.09 (d, J = 17.3 Hz, 1
H), 4.21 (d, J = 17.3 Hz, 1 H),4.86 (t, J = 7.5 Hz, 1 H), 5.32 (d, J = 7.7 Hz, 1
H), 6.70 (d, J = 8.4 Hz, 1H), 6.94 (dd, J = 2.1, 8.4 Hz, 1 H), 7.05 - 7.19 (m, 5 H), 7.21 - 7.27 (m, 2H), 7.31 - 7.34 (m, 1 H), 7.73 (d, J = 7.7 Hz, 1 H), 7.87
(s, 1 H), 8.11 (brs,1 H), 8.18 (d, J = 2.1 Hz, 1 H).
LC/MS (ESI) m/z615 (M+H+).
実施例154
N-[(1R,2S)-1-[({3-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(2-メチルフェニル)-3-オキソピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm:1.34(d, J = 7.0 Hz, 3 H), 2.06 (d, J = 8.3 Hz,
3 H), 2.11 (s, 6 H), 3.27 (s, 2 H),3.32 - 3.46 (m, 1 H), 3.53 - 3.88 (m, 4 H), 4.07 (dd, J = 11.6, 17.5 Hz, 1 H),4.22 (dd, J = 7.1, 17.5 Hz, 1 H), 4.67 (t, J =
8.6 Hz, 1 H), 6.78 - 6.82 (m, 1H), 6.89 (d, J = 7.7 Hz, 1 H), 6.93 - 6.98 (m, 1
H), 6.99 - 7.04 (m, 1 H), 7.12- 7.38 (m, 9 H), 7.62 (d, J = 7.7 Hz, 1 H), 9.83 (s, 1 H), 10.81 (s, 1 H).
LC/MS (ESI) m/z567 (M+H+).
実施例155
N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-エトキシフェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(2-メチルフェニル)-3-オキソピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm:1.25(t, J = 7.0 Hz, 3 H), 1.57 (d, J = 7.2 Hz, 3
H), 2.21 (s, 9 H), 3.33 (s, 2 H),3.47 - 3.56 (m, 1 H), 3.62 - 3.97 (m, 6 H), 4.10 (d, J = 17.1 Hz, 1 H), 4.22(dd, J = 2.5, 17.1 Hz), 4.87 (t, J = 7.4 Hz, 1 H),
5.32 (d, J = 7.7 Hz, 1 H),6.70 (d, J = 8.3 Hz, 1 H), 6.94 (dd, J = 2.0, 8.3 Hz,
1 H), 7.08 - 7.19 (m, 4H), 7.23 - 7.29 (m, 3 H), 7.33 (d, J = 7.9 Hz, 1 H), 7.74 (d, J = 7.5 Hz, 1 H),7.90 (s, 1 H), 8.10 (brs, 1 H), 8.18 (d, J = 2.1 Hz, 1 H).
LC/MS (ESI) m/z611 (M+H+).
実施例156
N-[(1R,2S)-1-[({3-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロ-2-メチルフェニル)-3-オキソピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm:1.34(d, J = 7.2 Hz, 3 H), 2.05 (d, J = 12.1 Hz, 3 H), 2.11 (s, 6 H), 3.27 (s, 2 H),3.30 - 3.86 (m, 5 H), 4.06 (dd, J = 10.8, 17.6 Hz, 1 H), 4.22 (dd, J = 2.9,17.6 Hz, 1 H), 4.67 (t, J = 8.5 Hz, 1 H), 6.78 -
6.82 (m, 1 H), 6.88 - 7.38 (m,11 H), 7.62 (d, J = 7.9 Hz, 1 H), 9.83 (d, J = 2.3 Hz, 1 H), 10.80 (s, 1 H).
LC/MS (ESI) m/z585 (M+H+).
実施例157
N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-エトキシフェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロ-2-メチルフェニル)-3-オキソピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm:1.25(t, J = 7.0 Hz, 3 H), 1.57 (d, J = 7.4 Hz, 3
H), 2.19 (d, J = 1.7 Hz, 3 H),2.21 (s, 6 H), 3.33 (s, 2 H), 3.44 - 3.53 (m, 1 H), 3.58 - 3.75 (m, 3 H), 3.78 -3.97 (m, 3 H), 4.10 (dd, J = 1.5, 17.3 Hz, 1 H), 4.21 (dd, J = 4.1, 17.3 Hz, 1H), 4.87 (t, J = 7.4 Hz, 1 H), 5.34 (d, J = 7.9 Hz,
1 H), 6.70 (d, J = 8.5 Hz,1 H), 6.91 - 7.01 (m, 3 H), 7.05 - 7.12 (m, 3 H), 7.14 - 7.19 (m, 1 H), 7.33(d, J = 7.7 Hz, 1 H), 7.73 (d, J = 7.7 Hz, 1 H), 7.87 (s,
1 H), 8.09 (brs, 1H), 8.18 (d, J = 2.1 Hz, 1 H).
LC/MS (ESI) m/z629 (M+H+).
実施例158
N-[(1R,2S)-1-[({3-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-3,5-ジオキソ-4-フェニルピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm:1.32(d, J = 7.2 Hz, 3 H), 2.11 (s, 6 H), 3.29 (s, 2 H), 3.58 - 3.68 (m, 1 H), 4.47(d, J = 17.9 Hz, 2 H), 4.54 (d, J = 17.9 Hz,
2 H), 4.67 (t, J = 8.6 Hz, 1 H),6.89 (d, J = 7.5 Hz, 1 H), 6.93 - 7.00 (m, 1 H), 7.03 - 7.09 (m, 3 H), 7.12 -7.17 (m, 1 H), 7.26 (d, J = 7.7 Hz, 1 H), 7.31 (d,
J = 2.3 Hz, 1 H), 7.34 -7.45 (m, 6 H), 7.62 (d, J = 7.9 Hz, 1 H), 9.88 (s, 1 H), 10.82 (d, J = 1.9 Hz,1 H).
LC/MS (ESI) m/z567 (M+H+).
実施例159
4-(4-クロロフェニル)-N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-メトキシフェニ
ル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
(2R,3S)-2-({[4-(4-クロロフェニル)ピペラジン-1-イル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸(220mg, 0.500 mmol)、5-ジメチルアミノメチル-2-メトキシアニリン二塩酸塩(152 mg, 0.600 mmol)、WSC(115 mg,0.600 mmol)、HOBt(91.9 mg,
0.600 mmol)、トリエチルアミン(0.167 mL, 2.40 mmol)、THF(1 mL)およびアセトニトリル(1mL)の混合物を室温で2時間撹拌した。反応混合物に酢酸エチル(5 mL)と飽和炭酸水素ナトリウム水(5 mL)を加え、さらに10分間撹拌した。有機層を乾燥(MgSO4)し、アミノプロピルシリカゲル層に通した後、減圧濃縮した。残さをヘキサン/酢酸エチルから結晶化させて、表題化合物を無色粉末状結晶として得た(189mg, 収率65%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm:1.57(d, J = 7.2 Hz, 3 H), 2.19 (s, 6 H), 3.06 - 3.18 (m, 4 H), 3.30 (s, 2 H), 3.46 -3.61 (m, 8 H), 4.93 (t, J = 8.1 Hz, 1 H), 5.43 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 6.65 (d, J= 8.3 Hz, 1 H), 6.80 - 6.85 (m, 2 H), 6.92 (dd, J = 2.1, 8.3 Hz, 1 H), 7.07 -7.25 (m, 5 H), 7.32 (d, J = 7.7 Hz, 1 H), 7.68 (s, 1 H), 7.78 (d, J = 7.7 Hz, 1H), 8.05 (brs, 1 H), 8.11 (d, J = 2.1 Hz, 1 H).
LC/MS (ESI) m/z603 (M+H+).
以下の実施例160〜180に記載の化合物は実施例159と同様にして製造した。
実施例160
4-(4-クロロフェニル)-N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-エトキシフェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm:1.23(t, J = 7.0 Hz, 3 H), 1.58 (d, J = 7.2 Hz, 3
H), 2.20 (s, 6 H), 3.03 - 3.15 (m,4 H), 3.32 (s, 2 H), 3.42 - 3.67 (m, 5 H), 3.79 - 3.96 (m, 2 H), 4.89 (dd, J =7.2, 7.9 Hz, 1 H), 5.38 (d, J = 7.9 Hz, 1 H), 6.70 (d, J = 8.3 Hz, 1 H), 6.79 -6.84 (m, 2 H), 6.93 (dd, J = 2.1, 8.3 Hz, 1 H), 7.04 - 7.10 (m, 2 H), 7.12 -7.17 (m, 1 H), 7.19 - 7.24 (m, 2 H), 7.31 (d, J = 7.9 Hz, 1 H), 7.73 (d, J =7.7 Hz, 1 H), 7.86 (s, 1 H), 8.07 (brs. 1 H), 8.17 (d, J
= 2.1 Hz, 1 H).
LC/MS (ESI) m/z617 (M+H+).
実施例161
4-(2-クロロフェニル)-N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-メトキシフェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm:1.57(d, J = 7.2 Hz, 3 H), 2.19 (s, 6 H), 2.95 - 3.07 (m, 4 H), 3.31 (s, 2 H), 3.50 -3.64 (m, 8 H), 4.94 (t, J = 8.1 Hz, 1 H), 5.41 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 6.65 (d, J= 8.3 Hz, 1 H), 6.92 (dd, J = 2.1, 8.3 Hz, 1 H), 6.97 - 7.03 (m, 2 H), 7.07 -7.23 (m, 4 H), 7.31 - 7.34 (m, 1 H), 7.38 (dd, J
= 1.5, 8.3 Hz, 1 H), 7.72 (s,1 H), 7.79 (d, J = 7.5 Hz, 1 H), 8.06 (brs, 1 H), 8.12 (d, J = 1.9 Hz, 1 H).
LC/MS (ESI) m/z603 (M+H+).
実施例162
N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-メトキシフェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-メチルフェニル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm:1.57(d, J = 7.4 Hz, 3 H), 2.19 (s, 6 H), 2.28 (s, 3 H), 3.04 - 3.16 (m, 4 H), 3.30 (s,2 H), 3.46 - 3.61 (m, 8 H), 4.93 (t, J = 8.1 Hz, 1 H), 5.42 (d, J = 8.1 Hz, 1H), 6.65 (d, J = 8.3 Hz, 1 H), 6.81 - 6.86 (m, 2 H), 6.92 (dd, J = 2.1, 8.3 Hz,1 H), 7.06 - 7.19 (m, 5 H), 7.32 (d, J = 7.5 Hz, 1 H), 7.71 (s, 1 H), 7.76 (d,J = 7.7 Hz, 1 H), 8.08 (brs, 1 H), 8.12 (d, J = 2.1 Hz, 1 H).
LC/MS (ESI) m/z583 (M+H+).
実施例163
N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-エトキシフェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-メチルフェニル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm:1.23(t, J = 7.0 Hz, 3 H), 1.58 (d, J = 7.2 Hz, 3
H), 2.20 (s, 6 H), 2.28 (s, 3 H),3.02 - 3.13 (m, 4 H), 3.32 (s, 2 H), 3.42 - 3.68 (m, 5 H), 3.79 - 3.95 (m, 2H), 4.89 (t, J = 7.4 Hz, 1 H), 5.35 (d, J = 7.7 Hz, 1 H), 6.69 (d, J = 8.3 Hz,1 H), 6.81 - 6.85 (m, 2 H), 6.93 (dd, J = 2.1, 8.3 Hz, 1 H), 7.06 - 7.17 (m, 5H), 7.31 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 7.74 (d, J = 7.7 Hz, 1
H), 7.90 (s, 1 H), 8.05(brs. 1 H), 8.18 (d, J = 2.1 Hz, 1 H).
LC/MS (ESI) m/z597 (M+H+).
実施例164
N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-メトキシフェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-[4-(トリフルオロメチル)フェニル]ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm:1.57(d, J = 7.2 Hz, 3 H), 2.19 (s, 6 H), 3.21 - 3.34 (m, 6 H), 3.48 - 3.63 (m, 8H), 4.93 (t, J = 8.1 Hz, 1 H), 5.45 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 6.65 (d, J = 8.5 Hz,1 H), 6.88 - 6.94 (m, 3 H), 7.07 - 7.12 (m, 2 H), 7.14 - 7.19 (m, 1 H), 7.33(d, J = 7.7 Hz, 1 H), 7.47 - 7.52 (m, 2 H), 7.67 (s, 1
H), 7.78 (d, J = 7.9 Hz,1 H), 8.08 (brs, 1 H), 8.11 (d, J = 2.1 Hz, 1 H).
LC/MS (ESI) m/z637 (M+H+).
実施例165
N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-エトキシフェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-[4-(トリフルオロメチル)フェニル]ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm:1.23(t, J = 7.0 Hz, 3 H), 1.58 (d, J = 7.2 Hz, 3
H), 2.20 (s, 6 H), 3.19 - 3.31 (m,4 H), 3.32 (s, 2 H), 3.44 - 3.67 (m, 5 H), 3.
79 - 3.96 (m, 2 H), 4.89 (dd, J =7.2, 7.9 Hz, 1 H), 5.38 (d, J = 7.9 Hz, 1 H), 6.69 (d, J = 8.3 Hz, 1 H), 6.87 -6.95 (m, 3 H), 7.04 - 7.10 (m, 2 H), 7.12 - 7.17
(m, 1 H), 7.32 (d, J = 7.9 Hz,1 H), 7.47 - 7.51 (m, 2 H), 7.73 (d, J = 7.9 Hz, 1 H), 7.85 (s, 1 H), 8.05(brs, 1 H), 8.17 (d, J = 2.1 Hz, 1 H).
LC/MS (ESI) m/z651 (M+H+).
実施例166
N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-メトキシフェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-メトキシフェニル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm:1.57(d, J = 7.2 Hz, 3 H), 2.19 (s, 6 H), 2.97 - 3.09 (m, 4 H), 3.30 (s, 2 H), 3.46 -3.61 (m, 8 H), 3.78 (s, 3 H), 4.93 (t, J = 8.1 Hz, 1 H), 5.41 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 6.65 (d, J = 8.3 Hz, 1 H), 6.82 - 6.94 (m, 5 H), 7.07 (d, J = 2.6 Hz, 1 H),7.10 - 7.19 (m, 2 H), 7.32 (d, J = 7.5 Hz, 1 H), 7.71 (s, 1 H), 7.78 (d, J =7.5 Hz, 1 H), 8.07 (brs, 1 H), 8.12 (d, J = 2.1 Hz, 1 H).
LC/MS (ESI) m/z599 (M+H+).
実施例167
N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-エトキシフェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-メトキシフェニル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm:1.22(t, J = 7.0 Hz, 3 H), 1.58 (d, J = 7.2 Hz, 3
H), 2.20 (s, 6 H), 2.95 - 3.07 (m,4 H), 3.32 (s, 2 H), 3.42 - 3.71 (m, 5 H), 3.78 (s, 3 H), 3.80 - 3.95 (m, 2 H),4.89 (t, J = 7.4 Hz, 1 H), 5.36 (d, J = 7.9 Hz, 1 H), 6.69 (d, J = 8.3 Hz, 1H), 6.82 - 6.94 (m, 5 H), 7.05 - 7.10 (m, 2 H), 7.12 - 7.17 (m, 1 H), 7.31 (d,J = 7.7 Hz, 1 H), 7.74 (d, J = 7.9 Hz, 1 H), 7.90 (s, 1 H), 8.07 (brs, 1 H),8.18 (d, J = 2.1 Hz, 1 H).
LC/MS (ESI) m/z613 (M+H+).
実施例168
N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-メトキシフェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(2-フルオロフェニル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm:1.57(d, J = 7.2 Hz, 3 H), 2.19 (s, 6H), 2.99 - 3.10 (m, 4 H), 3.30 (s, 2 H), 3.49 -3.63 (m, 8 H), 4.94 (t, J = 8.0 Hz, 1 H), 5.42 (d, J = 8.0 Hz, 1 H), 6.65 (d, J= 8.3 Hz, 1 H), 6.90 - 7.19 (m, 8 H), 7.31 - 7.34 (m, 1 H), 7.72 (s, 1 H), 7.79(d, J = 7.7 Hz, 1 H), 8.08 (brs, 1 H), 8.12 (d,
J = 2.1 Hz, 1 H).
LC/MS (ESI) m/z587 (M+H+).
実施例169
N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-エトキシフェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(2-フルオロフェニル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm:1.23(t, J = 7.0 Hz, 3 H), 1.58 (d, J = 7.2 Hz, 3
H), 2.20 (s, 6 H), 2.96 - 3.08 (m,4 H), 3.32 (s, 2 H), 3.44 - 3.68 (m, 5 H), 3.79 - 3.96 (m, 2 H), 4.89 (t, J =7.4 Hz, 1 H), 5.36 (d, J = 7.7 Hz, 1 H), 6.69 (d, J = 8.5 Hz, 1 H), 6.89 - 7.18(m, 8 H), 7.30 - 7.33 (m, 1 H), 7.74 (d, J = 7.7 Hz, 1 H), 7.90 (s, 1 H), 8.06(brs, 1 H), 8.18 (d, J = 2.1 Hz, 1 H).
LC/MS (ESI) m/z601 (M+H+).
実施例170
N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-メトキシフェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロ-2-メチルフェニル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm:1.58(d, J = 7.2 Hz, 3 H), 2.20 (s, 6 H), 2.30 (s, 3 H), 2.75 - 2.87 (m, 4 H), 3.31 (s,2 H), 3.44 - 3.59 (m, 8 H), 4.94 (t, J = 8.0 Hz, 1 H), 5.41 (d, J = 8.0 Hz, 1H), 6.66 (d, J = 8.5 Hz, 1 H), 6.81 - 6.96 (m, 4 H), 7.07 - 7.20 (m, 3 H), 7.31- 7.34 (m, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.80 (d, J = 7.4 Hz, 1 H), 8.03 (brs, 1 H),8.12 (d, J = 2.1 Hz, 1 H).
LC/MS (ESI) m/z601 (M+H+).
実施例171
N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-エトキシフェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロ-2-メチルフェニル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm:1.23(t, J = 7.1 Hz, 3 H), 1.58 (d, J = 7.2 Hz, 3
H), 2.21 (s, 6 H), 2.29 (s, 3 H),2.73 - 2.85 (m, 4 H), 3.32 (s, 2 H), 3.40 - 3.57 (m, 4 H), 3.59 - 3.68 (m, 1H), 3.79 - 3.96 (m, 2 H), 4.90 (t, J = 7.5 Hz, 1 H), 5.36 (d, J = 7.9 Hz, 1 H),6.69 (d, J = 8.3 Hz, 1 H), 6.81 - 6.95 (m, 4 H), 7.07 - 7.18 (m, 3 H), 7.32 (d,J = 7.9 Hz, 1 H), 7.75 (d, J = 7.7 Hz, 1 H), 7.89 (s, 1 H), 8.03 (brs, 1 H),8.18 (d, J = 2.1 Hz, 1 H).
LC/MS (ESI) m/z615 (M+H+).
実施例172
4-(3-クロロフェニル)-N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-メトキシフェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm:1.57(d, J = 7.4 Hz, 3 H), 2.19 (s, 6 H), 3.10 - 3.22 (m, 4 H), 3.30 (s, 2 H), 3.45 -3.61 (m, 8 H), 4.92 (t, J = 8.1 Hz, 1 H), 5.44 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 6.65 (d, J= 8.3 Hz, 1 H), 6.75 - 6.78 (m, 1 H), 6.83 - 6.87 (m, 2 H), 6.92 (dd, J = 2.1,8.3 Hz, 1 H), 7.07 (d, J = 2.5 Hz, 1 H), 7.09 -
7.20 (m, 3 H), 7.31 - 7.34 (m,1 H), 7.69 (s, 1 H), 7.78 (d, J = 7.7 Hz, 1 H), 8.10 (brs, 1 H), 8.11 (d, J =2.1 Hz, 1 H).
LC/MS (ESI) m/z603 (M+H+).
実施例173
N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-メトキシフェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(3-フルオロフェニル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm:1.57(d, J = 7.2 Hz, 3 H), 2.23 (s, 6 H), 3.11 - 3.23 (m, 4 H), 3.35 (s, 2 H), 3.46 -3.61 (m, 8 H), 4.92 (t, J = 8.0 Hz, 1 H), 5.42 (d, J = 8.0 Hz, 1 H), 6.53 -6.60 (m, 2 H), 6.64 - 6.68 (m, 2 H), 6.95 (dd, J = 2.0, 8.4 Hz, 1 H), 7.07 -7.24 (m, 4 H), 7.33 (d, J = 7.5 Hz, 1 H), 7.69 (s, 1 H), 7.77 (d, J = 7.9 Hz, 1H), 8.09 (brs, 1 H), 8.11 (d, J = 1.9 Hz, 1 H).
LC/MS (ESI) m/z587 (M+H+).
実施例174
N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-エトキシフェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(3-フルオロフェニル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm:1.23(t, J = 7.0 Hz, 3 H), 1.58 (d, J = 7.4 Hz, 3
H), 2.23 (s, 6 H), 3.09 - 3.21 (m,4 H), 3.35 (s, 2 H), 3.42 - 3.68 (m, 5 H), 3.80 - 3.96 (m, 2 H), 4.88 (t, J =7.6 Hz, 1 H), 5.37 (d, J = 7.6 Hz, 1 H), 6.53 - 6.59 (m, 2 H), 6.63 - 6.67 (m,1 H), 6.70 (d, J = 8.4 Hz, 1 H), 6.95 (dd, J = 2.0, 8.4 Hz, 1 H), 7.04 - 7.24(m, 4 H), 7.32 (d, J = 7.9 Hz, 1 H), 7.73 (d, J = 7.7
Hz, 1 H), 7.88 (s, 1 H),8.11 (brs, 1 H), 8.17 (d, J = 2.1 Hz, 1 H).
LC/MS (ESI) m/z601 (M+H+).
実施例175
4-(シクロプロピルメチル)-N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-メトキシフェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm:0.08- 0.13 (m, 2 H), 0.50 - 0.56 (m, 2 H), 0.79 - 0.92 (m, 1 H), 1.55 (d, J = 7.2Hz, 3 H), 2.19 (s, 6 H), 2.26 (d, J = 6.4 Hz, 2
H), 2.44 - 2.55 (m, 4 H), 3.30 -3.55 (m, 10 H), 4.91 (t, J = 8.1 Hz, 1 H), 5.35
(d, J = 8.1 Hz, 1 H), 6.65 (d,J = 8.3 Hz, 1 H), 6.91 (dd, J = 2.1, 8.3 Hz, 1 H), 7.05 - 7.19 (m, 3 H), 7.31(d, J = 7.5 Hz, 1 H), 7.72 (s, 1 H), 7.78 (d, J = 7.7 Hz, 1 H), 8.08 (s, 1 H),8.10 (d, J = 1.9 Hz, 1 H).
LC/MS (ESI) m/z547 (M+H+).
実施例176
N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-メトキシフェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-N'-フェニルピペラジン-1,4-ジカルボキサミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm:1.56(t, J = 7.2 Hz, 3 H), 2.19 (s, 6 H), 3.29 (s, 2 H), 3.37 - 3.61 (m, 12 H), 4.90(t, J = 8.0 Hz, 1 H), 5.44 (d, J = 8.0 Hz, 1 H), 6.44 (s, 1 H), 6.66 (d, J =8.3 Hz, 1 H), 6.92 (dd, J = 2.1, 8.3 Hz, 1 H), 7.02 - 7.19 (m, 4 H), 7.27 -7.39 (m, 5 H), 7.72 (s, 1 H), 7.75 (d, J = 7.7 Hz, 1 H), 8.12 (d, J = 2.1 Hz, 1H), 8.21 (brs, 1 H).
LC/MS (ESI) m/z612 (M+H+).
実施例177
N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-メトキシフェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロフェニル)-3-オキソピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm:1.57(d, J = 7.2 Hz, 3 H), 2.20 (s, 6 H), 3.31 (s, 2 H), 3.51 - 3.60 (m, 4 H), 3.65 -3.85 (m, 4 H), 4.15 (d, J = 17.3 Hz, 1 H), 4.23 (d, J = 17.3 Hz, 1 H), 4.90 (t,J = 8.1 Hz, 1 H), 5.40 (d, J = 7.9 Hz, 1 H), 6.66 (d, J = 8.4 Hz, 1 H), 6.92(dd, J = 1.9, 8.4 Hz, 1 H), 7.06 - 7.20 (m, 5 H),
7.21 - 7.27 (m, 2 H), 7.33(d, J = 7.7 Hz, 1 H), 7.70 (s, 1 H), 7.77 (d, J = 7.7
Hz, 1 H), 8.11 (d, J =1.9 Hz, 1 H), 8.14 (brs, 1 H).
LC/MS (ESI) m/z601 (M+H+).
実施例178
N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-メトキシフェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(2-メチルフェニル)-3-オキソピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm:1.57(d, J = 7.2 Hz, 3 H), 2.20 (s, 6 H), 2.21 (s, 3 H), 3.31 (s, 2 H), 3.48 - 3.95(m, 8 H), 4.16 (d, J = 17.1 Hz, 1 H), 4.25 (dd, J = 2.8, 17.1 Hz, 1 H), 4.92(t, J = 8.1 Hz, 1 H), 5.42 (d, J = 7.9 Hz, 1 H), 6.66 (d, J = 8.3 Hz, 1 H),6.92 (dd, J = 2.1, 8.3 Hz, 1 H), 7.08 - 7.20 (m, 4 H), 7.23 - 7.29 (m, 3 H),7.31 - 7.34 (m, 1 H), 7.72 (s, 1 H), 7.78 (d, J = 7.5 Hz, 1
H), 8.12 (d, J =2.1 Hz, 1 H), 8.16 (s, 1 H).
LC/MS (ESI) m/z597 (M+H+).
実施例179
N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-メトキシフェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロ-2-メチルフェニル)-3-オキソピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm:1.58(d, J = 7.2 Hz, 3 H), 2.20 (s, 9 H), 3.31 (s, 2 H), 3.45 - 3.94 (m, 8 H), 4.11 -4.28 (m, 2 H), 4.91 (t, J = 8.1 Hz, 1 H), 5.43 (d, J = 7.9 Hz, 1 H), 6.66 (d, J= 8.3 Hz, 1 H), 6.91 - 7.01 (m, 3 H), 7.06 - 7.20 (m, 4 H), 7.33 (d, J = 7.7Hz, 1 H), 7.69 (s, 1 H), 7.77 (d, J = 7.7 Hz, 1 H), 8.11 (d, J = 2.1 Hz, 1 H),8.13 (s, 1 H).
LC/MS (ESI) m/z615 (M+H+).
実施例180
N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-エトキシフェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-3,5-ジオキソ-4-フェニルピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm:1.25(t, J = 7.0 Hz, 3 H), 1.58 (d, J = 7.2 Hz, 3
H), 2.21 (s, 6 H), 3.33 (s, 2 H),3.60 - 3.69 (m, 1 H), 3.80 - 3.98 (m, 2 H), 4.33 (d, J = 18.1 Hz, 2 H), 4.46(d, J = 18.1 Hz, 2 H), 4.85 (t, J = 7.7 Hz, 1 H),
5.65 (d, J = 7.7 Hz, 1 H),6.70 (d, J = 8.3 Hz, 1 H), 6.93 (dd, J = 2.0, 8.3 Hz, 1 H), 7.05 - 7.11 (m, 4H), 7.13 - 7.19 (m, 1 H), 7.32 (d, J = 7.9 Hz, 1 H), 7.40
- 7.50 (m, 3 H), 7.70(d, J = 7.7 Hz, 1 H), 7.81 (s, 1 H), 8.16 (d, J = 1.7 Hz, 1 H), 8.17 (brs, 1H).
LC/MS (ESI) m/z611 (M+H+).
実施例181
N-[(1R,2S)-1-[({3-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-[4-フルオロ-2-(ヒドロキシメチル)フェニル]ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
N-[(1R,2S)-1-[({3-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロ-2-ホルミルフェニル)ピペラジン-1-カルボキサミド(292mg, 0.500 mmol)、THF(5 mL)およびメタノール(5 mL)の混合物に水素化ホウ素ナトリウム(37.8 mg, 1.00 mmol)を撹拌しながら室温で加えた。30分後、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、水と飽和食塩水で洗浄した。有機層を乾燥(MgSO4)し、アミノプロピルシリカゲル層に通した後、減圧濃縮した。残さをTHFから再結晶して、表題化合物を無色粉末状結晶として得た(222mg, 収率76%)。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm:1.32(d, J = 7.2 Hz, 3 H), 2.12 (s, 6 H), 2.68 - 2.78 (m, 4 H), 3.29 (s, 2 H), 3.39 -3.54 (m, 4 H), 3.57 - 3.67 (m, 1 H), 4.57 (d, J = 5.6 Hz, 2 H), 4.65 (t, J =8.5 Hz, 1 H), 5.23 (t, J = 5.6 Hz, 1 H), 6.57 (d, J = 8.5 Hz, 1 H), 6.89 (d, J= 7.7 Hz, 1 H), 6.92 - 7.10 (m, 4 H), 7.15 (t, J
= 7.7 Hz, 1 H), 7.22 (dd, J =3.0, 10.0 Hz, 1 H), 7.25 - 7.29 (m, 2 H), 7.35 - 7.39 (m, 2 H), 7.61 (d, J =7.7 Hz, 1 H), 9.81 (s, 1 H), 10.80 (d, J = 1.9 Hz, 1 H).
LC/MS (ESI) m/z587 (M+H+).
実施例182
N-[(1R,2S)-1-[({3-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-[4-フルオロ-2-(1,3-オキサゾール-5-イル)フェニル]ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
N-[(1R,2S)-1-[({3-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロ-2-ホルミルフェニル)ピペラジン-1-カルボキサミド(205mg, 0.350 mmol)、p-トルエンスルホニルメチルイソシアニド(83.0 mg, 0.425 mmol)および炭酸カリウム(72.6 mg,0.525 mmol)のメタノール(3 mL)懸濁液を撹拌しながら30分間加熱還流した。冷却後、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナトリウム水と飽和食塩水で洗浄した。有機層を乾燥(MgSO4)し、アミノプロピルシリカゲル層に通した後、減圧濃縮した。残さをヘキサン/THFから再結晶して、表題化合物を淡黄色粉末状結晶として得た(107mg, 収率49%)。
1H NMR (300 MHz, DMSO-d6) δ ppm:1.33(d, J = 7.0 Hz, 3 H), 2.11 (s, 6 H), 2.71 - 2.82 (m, 4 H), 3.28 (s, 2 H), 3.47 -3.67 (m, 5 H), 4.66 (t, J = 8.5 Hz, 1 H), 6.59 (d, J = 8.5 Hz, 1 H), 6.89 (d, J= 7.5 Hz, 1 H), 6.93 - 6.98 (m, 1 H), 7.00 - 7.05 (m, 1 H), 7.12 - 7.40 (m, 7 H),7.48 (dd, J = 2.9, 9.9 Hz, 1 H), 7.61 (d, J = 7.7 Hz, 1 H), 7.96 (s, 1 H), 8.49(s, 1 H), 9.82 (s, 1 H), 10.80 (d, J = 1.5 Hz, 1 H).
LC/MS (ESI) m/z624 (M+H+).
実施例183
N-[(1R,2S)-1-[({2-(アミノカルボニル)-5-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-フェニルピペリジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
(2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-{[(4-フェニルピペリジン-1-イル)カルボニル]ア
ミノ}ブタン酸(101 mg, 0.25 mmol) と2-アミノ-4-[(ジメチルアミノ)メチル]ベンズアミド(52 mg, 0.27 mmol) のDMF(5 mL)溶液にO-(7-アザベンゾトリアゾール-1-イル)-1,1,3,3-テトラメチルウロミウムヘキサフルオロホスフェイト(HATU) (114 mg, 0.3 mmol) を加え16時間撹拌した。反応溶液に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液 (5 mL) とジクロロメタン(5 mL) を加え、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)チューブを用いて有機層のみをろ過した。ろ液を濃縮し、残さをHPLC (アセトニトリル/水= 10/90〜100/0、0.1%トリフルオロ酢酸含有)により精製した。目的物のフラクションを濃縮後、飽和炭酸水素ナトリウム水で中和することで、表題化合物を白色結晶として得た(125mg,収率86%)。
LC/MS (ESI) m/z 581(M+H+).
以下の実施例184〜216に記載の化合物は実施例183と同様にして製造した。
実施例184
N-[(1R,2S)-1-[({2-(アミノカルボニル)-5-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-フェニルピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 582(M+H+).
実施例185
N-[(1R,2S)-1-[({2-(アミノカルボニル)-5-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロフェニル)ピペリジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm:1.40- 1.50 (m, 1 H), 1.53 (d, J = 7.2 Hz, 3 H), 1.58 - 1.69 (m, 1 H), 1.70 - 1.80 (m,4 H), 2.43 (s, 6 H), 2.54 - 2.70 (m, 1 H), 2.73 - 2.98 (m, 2 H), 3.56 - 3.81 (m,3 H), 4.03 (dd, J = 25.6, 13.8 Hz, 2 H), 4.73 (t, J = 6.4 Hz, 1 H), 5.23 (d, J= 7.0 Hz, 1 H), 6.92 - 7.02 (m, 2 H), 7.04 (d, J = 7.4 Hz, 1 H), 7.07 - 7.16 (m,5 H), 7.30 (d, J = 7.9 Hz, 1 H), 7.44 (d, J =
8.1 Hz, 1 H), 7.67 (d, J = 7.9 Hz,1 H), 8.41 (s, 1 H), 8.52 (s, 1 H), 11.32 (s,
1 H).
LC/MS (ESI) m/z 599(M+H+).
実施例186
N-[(1R,2S)-1-[({2-(アミノカルボニル)-5-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロフェニル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 600(M+H+).
実施例187
N-[(1R,2S)-1-[({2-(アミノカルボニル)-5-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(2-メチルフェニル)ピペリジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 595(M+H+).
実施例188
N-[(1R,2S)-1-[({2-(アミノカルボニル)-5-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロ-2-メチルフェニル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz,CDCl3) δ ppm:1.55(d, J = 7.2 Hz, 3 H), 2.26 (s, 6 H), 2.28 (s,
3 H), 2.68 - 2.85 (m, 4 H), 3.36- 3.59 (m, 6 H), 3.70 - 3.82 (m, 1 H), 4.80 (dd, J = 7.1, 6.3 Hz, 1 H), 5.25(d, J = 7.4 Hz, 1 H), 6.79 - 6.94 (m, 3 H), 7.00 - 7.15 (m, 4 H), 7.30 (d, J =7.9 Hz, 1 H), 7.40 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 7.68 (d, J =
7.9 Hz, 1 H), 8.32 (s, 1H), 8.43 (d, J = 1.3 Hz, 1 H), 11.32 (s, 1 H).
LC/MS (ESI) m/z 614(M+H+).
実施例189
N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-[(メチルアミノ)カルボニル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-フェニルピペリジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 595(M+H+).
実施例190
N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-[(メチルアミノ)カルボニル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-フェニルピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 596(M+H+).
実施例191
N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-[(メチルアミノ)カルボニル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロフェニル)ピペリジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 613(M+H+).
実施例192
N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-[(メチルアミノ)カルボニル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロフェニル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 614(M+H+).
実施例193
N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-[(メチルアミノ)カルボニル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(2-メチルフェニル)ピペリジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 609(M+H+).
実施例194
N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-[(メチルアミノ)カルボニル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロ-2-メチルフェニル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 628(M+H+).
実施例195
N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-[(エチルアミノ)カルボニル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-フェニルピペリジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 609(M+H+).
実施例196
N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-[(エチルアミノ)カルボニル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-フェニルピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 610(M+H+).
実施例197
N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-[(エチルアミノ)カルボニル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロフェニル)ピペリジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 627(M+H+).
実施例198
N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-[(エチルアミノ)カルボニル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロフェニル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 628(M+H+).
実施例199
N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-[(エチルアミノ)カルボニル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(2-メチルフェニル)ピペリジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 623(M+H+).
実施例200
N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-[(エチルアミノ)カルボニル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロ-2-メチルフェニル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 642(M+H+).
実施例201
N-[(1R,2S)-1-[({2-[(ジメチルアミノ)カルボニル]-5-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-フェニルピペリジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 609(M+H+).
実施例202
N-[(1R,2S)-1-[({2-[(ジメチルアミノ)カルボニル]-5-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-フェニルピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 610(M+H+).
実施例203
N-[(1R,2S)-1-[({2-[(ジメチルアミノ)カルボニル]-5-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロフェニル)ピペリジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
1H NMR (300 MHz,CDCl3) δ ppm:1.34- 1.48 (m, 1 H), 1.55 (d, J = 7.4 Hz, 3 H), 1.75 (s, 2 H), 2.24 (s, 6 H), 2.53- 2.68 (m, 1 H), 2.72 - 3.04 (m, 8 H), 3.33 - 3.45 (m, 2 H), 3.73 - 3.85 (m, 1H), 3.90 - 4.14 (m, 2 H), 4.78 (dd, J = 7.1, 5.9 Hz, 1 H), 5.15 (d, J = 7.2 Hz,1 H), 6.93 - 7.02 (m, 2 H), 7.03 - 7.20 (m, 8 H), 7.28 - 7.36 (m, 1 H), 7.72(d, J = 7.2 Hz, 1 H), 8.01 (s, 1 H), 8.10 (s, 1 H), 9.18 (s. 1 H).
LC/MS (ESI) m/z 627(M+H+).
実施例204
N-[(1R,2S)-1-[({2-[(ジメチルアミノ)カルボニル]-5-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロフェニル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 628(M+H+).
実施例205
N-[(1R,2S)-1-[({2-[(ジメチルアミノ)カルボニル]-5-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(2-メチルフェニル)ピペリジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 623(M+H+).
実施例206
N-[(1R,2S)-1-[({2-[(ジメチルアミノ)カルボニル]-5-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロ-2-メチルフェニル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 642(M+H+).
実施例207
N-[(1R,2S)-1-({[5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-(ピロリジン-1-イルカルボニル)フェニル]アミノ}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-フェニルピペリジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 634(M+H+).
実施例208
N-[(1R,2S)-1-({[5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-(ピロリジン-1-イルカルボニル)フェニル]アミノ}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-フェニルピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 635(M+H+).
実施例209
N-[(1R,2S)-1-({[5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-(ピロリジン-1-イルカルボニル)フェニル]アミノ}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロフェニル)ピペリジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 652(M+H+).
実施例210
N-[(1R,2S)-1-({[5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-(ピロリジン-1-イルカルボニル)フェニル]アミノ}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロフェニル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 653(M+H+).
実施例211
N-[(1R,2S)-1-({[5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-(ピロリジン-1-イルカルボニル)フェニル]アミノ}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(2-メチルフェニル)ピペリジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 649(M+H+).
実施例212
N-[(1R,2S)-1-({[5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-(ピロリジン-1-イルカルボニル)フェニル]アミノ}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(2-メチルフェニル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 650(M+H+).
実施例213
N-[(1R,2S)-1-({[5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-(ピロリジン-1-イルカルボニル)フェニル]アミノ}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロ-2-メチルフェニル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 668(M+H+).
実施例214
4-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-[((2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-{[(4-フェニルピペリジン-1-イル)カルボニル]アミノ}ブタノイル)アミノ]安息香酸メチル
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 596(M+H+).
実施例215
4-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-{[(2R,3S)-2-({[4-(4-フルオロフェニル)ピペラジン-1-イル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタノイル]アミノ}安息香酸メチル
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 615(M+H+).
実施例216
4-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-{[(2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-({[4-(2-メチルフェニル)ピペリジン-1-イル]カルボニル}アミノ)ブタノイル]アミノ}安息香酸メチル
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 610(M+H+).
実施例217
4-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-[((2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-{[(4-フェニルピペリジン-1-イル)カルボニル]アミノ}ブタノイル)アミノ]安息香酸
Figure 2004300133
4-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-[((2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-{[(4-フェニルピペリジン-1-イル)カルボニル]アミノ}ブタノイル)アミノ]安息香酸メチル(150mg、0.25 mmol)のTHF (1 mL)−メタノール (1 mL) 溶液に、1規定 水酸化ナトリウム水溶液(1
mL) を加え、室温で8時間撹拌した。反応液に1規定 塩酸を注ぎ酸性にした後、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、乾燥(MgSO4)後、減圧下溶媒を留去した。残留物をジイソプロピルエーテルで結晶化することにより、表題化合物を白色結晶として得た(143mg, 収率96%)。
LC/MS (ESI) m/z 582(M+H+).
以下の実施例218〜258に記載の化合物は実施例183と同様にして製造した。
実施例218
N-[(1R,2S)-1-({[5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-(2-チエニル)フェニル]アミノ}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-フェニルピペリジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 620(M+H+).
実施例219
N-[(1R,2S)-1-({[5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-(2-チエニル)フェニル]アミノ}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-フェニルピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 621(M+H+).
実施例220
N-[(1R,2S)-1-({[5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-(2-チエニル)フェニル]アミノ}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロフェニル)ピペリジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 638(M+H+).
実施例221
N-[(1R,2S)-1-({[5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-(2-チエニル)フェニル]アミノ}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(2-メチルフェニル)ピペリジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 634(M+H+).
実施例222
N-[(1R,2S)-1-({[5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-(3-チエニル)フェニル]アミノ}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-フェニルピペリジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 620(M+H+).
実施例223
N-[(1R,2S)-1-({[5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-(3-チエニル)フェニル]アミノ}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-フェニルピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 621(M+H+).
実施例224
N-[(1R,2S)-1-({[5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-(3-チエニル)フェニル]アミノ}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロフェニル)ピペリジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 638(M+H+).
実施例225
N-[(1R,2S)-1-({[5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-(3-チエニル)フェニル]アミノ}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロフェニル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 639(M+H+).
実施例226
N-[(1R,2S)-1-({[5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-(3-チエニル)フェニル]アミノ}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(2-メチルフェニル)ピペリジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 634(M+H+).
実施例227
N-[(1R,2S)-1-({[5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)フェニル]アミノ}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-フェニルピペリジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 618(M+H+).
実施例228
N-[(1R,2S)-1-({[5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)フェニル]アミノ}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-フェニルピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 619(M+H+).
実施例229
N-[(1R,2S)-1-({[5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)フェニル]アミノ}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロフェニル)ピペリジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 636(M+H+).
実施例230
N-[(1R,2S)-1-({[5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)フェニル]アミノ}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(2-メチルフェニル)ピペリジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 632(M+H+).
実施例231
N-[(1R,2S)-1-({[5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-(2-フリル)フェニル]アミノ}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-フェニルピペリジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 604(M+H+).
実施例232
N-[(1R,2S)-1-({[5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-(2-フリル)フェニル]アミノ}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロフェニル)ピペリジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 623(M+H+).
実施例233
N-[(1R,2S)-1-({[5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-(メチルチオ)フェニル]アミノ}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-フェニルピペリジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 584(M+H+).
実施例234
N-[(1R,2S)-1-({[5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-(メチルチオ)フェニル]アミノ}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-フェニルピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 585(M+H+).
実施例235
N-[(1R,2S)-1-({[5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-(メチルチオ)フェニル]アミノ}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロフェニル)ピペリジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 602(M+H+).
実施例236
N-[(1R,2S)-1-({[5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-(メチルチオ)フェニル]アミノ}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロフェニル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 603(M+H+).
実施例237
N-[(1R,2S)-1-({[5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-(メチルチオ)フェニル]アミノ}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(2-メチルフェニル)ピペリジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 598(M+H+).
実施例238
N-[(1R,2S)-1-({[5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-(メチルチオ)フェニル]アミノ}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロ-2-メチルフェニル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 617(M+H+).
実施例239
N-[(1R,2S)-1-({[5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-(メチルスルフィニル)フェニル]アミノ}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-フェニルピペリジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 600(M+H+).
実施例240
N-[(1R,2S)-1-({[5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-(メチルスルフィニル)フェニル]アミノ}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(2-メチルフェニル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 615(M+H+).
実施例241
N-[(1R,2S)-1-({[5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-(メチルスルフィニル)フェニル]アミノ}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロ-2-メチルフェニル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 633(M+H+).
実施例242
N-[(1R,2S)-1-({[5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-(メチルスルホニル)フェニル]アミノ}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-フェニルピペリジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 616(M+H+).
実施例243
N-[(1R,2S)-1-({[5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-(メチルスルホニル)フェニル]アミノ}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-フェニルピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 617(M+H+).
実施例244
N-[(1R,2S)-1-({[5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-(メチルスルホニル)フェニル]アミノ}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロフェニル)ピペリジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 634(M+H+).
実施例245
N-[(1R,2S)-1-({[5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-(メチルスルホニル)フェニル]アミノ}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロフェニル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 635(M+H+).
実施例246
N-[(1R,2S)-1-({[5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-(メチルスルホニル)フェニル]アミノ}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(2-メチルフェニル)ピペリジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 630(M+H+).
実施例247
N-[(1R,2S)-1-({[5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-(メチルスルホニル)フェニル]アミノ}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(2-メチルフェニル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 631(M+H+).
実施例248
N-[(1R,2S)-1-({[5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-(メチルスルホニル)フェニル]アミノ}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロ-2-メチルフェニル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 649(M+H+).
実施例249
N-[(1R,2S)-1-({[5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-(イソプロピルチオ)フェニル]アミノ}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロフェニル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 631(M+H+).
実施例250
N-[(1R,2S)-1-({[5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-(イソプロピルチオ)フェニル]アミノ}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロ-2-メチルフェニル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 645(M+H+).
実施例251
N-[(1R,2S)-1-[({3-[1-(ジメチルアミノ)エチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-フェニルピペリジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 552(M+H+).
実施例252
N-[(1R,2S)-1-[({4-[(ジメチルアミノ)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-フェニルピペリジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 545(M+H+).
実施例253
N-[(1R,2S)-1-[({4-[(ジメチルアミノ)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-フェニルピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 546(M+H+).
実施例254
N-[(1R,2S)-1-[({4-[(ジメチルアミノ)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロフェニル)ピペリジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 563(M+H+).
実施例255
N-[(1R,2S)-1-[({4-[(ジメチルアミノ)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロフェニル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 564(M+H+).
実施例256
N-[(1R,2S)-1-[({4-[(ジメチルアミノ)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(2-メチルフェニル)ピペリジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 559(M+H+).
実施例257
N-[(1R,2S)-1-[({4-[(ジメチルアミノ)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(2-メチルフェニル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 560(M+H+).
実施例258
N-[(1R,2S)-1-[({4-[(ジメチルアミノ)メチル]-1,3-チアゾール-2-イル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロ-2-メチルフェニル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 578(M+H+).
以下の実施例259〜272に記載の化合物は実施例1と同様にして製造した。
実施例259
N-[(1R,2S)-1-[({2-(シクロプロピルメトキシ)-5-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロフェニル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 627(M+H+).
実施例260
N-[(1R,2S)-1-[({2-(シクロプロピルメトキシ)-5-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロ-2-メチルフェニル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 641(M+H+).
実施例261
N-[(1R,2S)-1-[({2-(シクロプロピルメトキシ)-5-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-メチルフェニル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 623(M+H+).
実施例262
4-(4-クロロフェニル)-N-[(1R,2S)-1-[({2-(シクロプロピルメトキシ)-5-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 643(M+H+).
実施例263
N-[(1R,2S)-1-[({2-(シクロプロピルメトキシ)-5-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-メトキシフェニル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 639(M+H+).
実施例264
N-[(1R,2S)-1-[({2-(シクロプロピルメトキシ)-5-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(2-フルオロフェニル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 627(M+H+).
実施例265
4-シクロヘキシル-N-[(1R,2S)-1-[({2-(シクロプロピルメトキシ)-5-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 615(M+H+).
実施例266
N-[(1R,2S)-1-[({2-アセチル-5-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-フェニルピペリジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 580(M+H+).
実施例267
N-[(1R,2S)-1-[({2-アセチル-5-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロフェニル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 599(M+H+).
実施例268
N-[(1R,2S)-1-[({2-アセチル-5-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(2-メチルフェニル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 595(M+H+).
実施例269
N-[(1R,2S)-1-[({2-アセチル-5-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロ-2-メチルフェニル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 613(M+H+).
実施例270
N-[(1RS,2RS)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-エトキシフェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロフェニル)ピペラジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 601(M+H+).
実施例271
N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-エトキシフェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-2-フェニルピロリジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 568(M+H+).
実施例272
N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-エトキシフェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-2-ベンジルピロリジン-1-カルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 582(M+H+).
実施例273
N-[(1RS,2SR)-1-({[3-(アミノメチル)フェニル]アミノ}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロフェノキシ)-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
N-(3-アミノベンジル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド(0.18g,約0.82 mmol)と(2RS,3SR)-2-({[4-(4-フルオロフェノキシ)-1-ピペリジニル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸(0.35 g, 0.80 mmol)、WSC(0.18 g, 0.95 mmol)およびHOBt(0.14 g, 0.91 mmol)の混合物に THF(1.0 mL) とアセトニトリル (1.0 mL) を室温で加え、終夜攪拌した。 反応溶液を酢酸エチルで希釈し、アルミナ層を通してろ過した。母液を濃縮した後、残さをメタノール(3.0 mL) に溶かし、10%炭酸カリウム水溶液 (1.0 mL) を室温で加えて終夜攪拌した。反応溶液を濃縮した後、水と酢酸エチルを加えて抽出した。有機層を乾燥(Na2SO4) し、減圧下濃縮した。残さをジエチルエーテルと少量のジクロロメタンを用いて固化させた。得られた懸濁液をろ過、生成物をジエチルエーテルとジクロロメタン混合液で洗浄し、減圧下乾燥することにより、表題化合物を得た(0.23 g, 収率54%)。
LC/MS (ESI) m/z 544(M+H+).
以下の実施例274に記載の化合物は実施例273と同様にして製造した。
実施例274
N-[(1RS,2SR)-1-({[4-(アミノメチル)フェニル]アミノ}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロフェノキシ)-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 544(M+H+).
実施例275
4-(4-フルオロフェノキシ)-N-((1RS,2SR)-2-(1H-インドール-3-イル)-1-{[(2-{[(トリフルオロアセチル)アミノ]メチル}フェニル)アミノ]カルボニル}プロピル)-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
N-(2-アミノベンジル)-2,2,2-トリフルオロアセトアミド(0.17g, 約0.78 mmol)と(2RS,3SR)-2-({[4-(4-フルオロフェノキシ)-1-ピペリジニル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸(0.34 g, 0.76 mmol)、WSC(0.18 g, 0.91 mmol)および HOBt(0.13 g, 0.86 mmol)の混合物にTHF(1.0 mL) とアセトニトリル (1.0 mL) を室温で加え、終夜攪拌した。反応溶液を酢酸エチルで希釈し、アルミナ層を通してろ過した。母液を濃縮した後、残さをアルミナカラムクロマトグラフィーで精製し、表題化合物を得た(0.26 g, 収率54%)。
LC/MS (ESI) m/z 640(M+H+).
実施例276
N-[(1RS,2SR)-1-({[2-(アミノメチル)フェニル]アミノ}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロフェノキシ)-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
4-(4-フルオロフェノキシ)-N-((1RS,2SR)-2-(1H-インドール-3-イル)-1-{[(2-{[(トリフルオロアセチル)アミノ]メチル}フェニル)アミノ]カルボニル}プロピル)-1-ピペリジンカルボキサミド(0.26 g, 0.41 mmol) をメタノール (3.0 mL) に溶かし、10%炭酸カリウム水溶液 (1.0 mL) を室温で加えて終夜攪拌した。反応溶液を濃縮した後、水と酢酸エチルを加えて抽出し、有機層を乾燥(Na2SO4) 、減圧下濃縮した。残さをアルミナカラムク
ロマトグラフィーで精製し、表題化合物を得た (0.061g, 収率27%)。
LC/MS (ESI) m/z 544(M+H+).
実施例277
N-[(1RS,2SR)-1-[({2-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロフェノキシ)-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
N-[(1RS,2SR)-1-({[2-(アミノメチル)フェニル]アミノ}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロフェノキシ)-1-ピペリジンカルボキサミド(0.043 g, 0.079 mmol) をエタノール (1.0 mL) に溶かし、室温で37%ホルムアルデヒト水溶液 (0.025
g,0.31mmol) およびトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム (0.042 g, 0.20 mmol) を加え、室温で終夜攪拌した。反応液に飽和重曹水および水を加えて1時間攪拌した。得られた沈殿生成物をろ取し、水で洗浄、減圧下乾燥して表題化合物を得た。(0.031g, 収率80%)
LC/MS (ESI) m/z 572(M+H+).
以下の実施例278に記載の化合物は実施例277と同様にして製造した。
実施例278
N-[(1RS,2SR)-1-[({4-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロフェノキシ)-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 572(M+H+).
実施例279
{2-[[(2RS,3SR)-2-({[4-(4-フルオロフェノキシ)-1-ピペリジニル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタノイル](メチル)アミノ]ベンジル}カルバミン酸tert-ブチル
Figure 2004300133
(2-アミノベンジル)カルバミン酸tert-ブチル(0.92 g, 4.2 mmol)とベンゾトリアゾール(0.49 g, 4.1 mmol)をエタノール (4.0 mL) に溶かし、室温で37%ホルムアルデヒド水溶液(0.30 mL, 4.0 mmol) を加え終夜攪拌した後、減圧下溶媒を留去した。残さを THF
(4.0 mL) に溶かし、室温で水素化ホウ素ナトリウム(0.17 g, 4.6 mmol) を加えて4時間攪拌した。更に水素化ホウ素ナトリウム (0.065 g, 1.8 mmol) を加え3時間攪拌した後、飽和炭酸水素ナトリウム水と酢酸エチルを加えて抽出し、有機層を乾燥(Na2SO4) し、減圧下濃縮した。 残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、約60%の純度で副生成物との混合物として[2-(メチルアミノ)ベンジル]カルバミン酸tert-ブチルを得た (0.69 g)。
得られた粗精製物(0.29g,約0.74 mmol)と(2RS,3SR)-2-({[4-(4-フルオロフェノキシ)-1-ピペリジニル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸(0.35 g, 0.80 mmol)、WSC(0.18 g, 0.93 mmol)およびHOBt(0.14 g, 0.91 mmol) の混合物に THF(1.0
mL) とアセトニトリル (1.0 mL) を室温で加え、終夜攪拌した。反応溶液に飽和炭酸水素ナトリウム水と酢酸エチルを加えて抽出し、有機層を乾燥(Na2SO4) し、減圧下濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(0.30g, 収率57%)。
LC/MS (ESI) m/z 658(M+H+).
実施例280
4-(4-フルオロフェノキシ)-N-((1RS,2SR)-2-(1H-インドール-3-イル)-1-{[メチル(3-{[(トリフルオロアセチル)アミノ]メチル}フェニル)アミノ]カルボニル}プロピル)-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
2,2,2-トリフルオロ-N-[3-(メチルアミノ)ベンジル]アセトアミド(0.36g, 約0.82 mmol)と(2RS,3SR)-2-({[4-(4-フルオロフェノキシ)-1-ピペリジニル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸(0.36 g, 0.82 mmol)、WSC(0.19 g, 0.99 mmol)およびHOBt(0.14 g, 0.91 mmol)の混合物に THF(1.0 mL) とアセトニトリル (1.0 mL) を室温で加え、終夜攪拌した。反応溶液に飽和炭酸水素ナトリウム水と酢酸エチルを加えて抽出し、有機層を乾燥(Na2SO4) し、減圧下濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して、表題化合物を得た(0.50 g, 収率93%)。
LC/MS (ESI) m/z 654(M+H+).
以下の実施例281に記載の化合物は実施例280と同様にして製造した。
実施例281
4-(4-フルオロフェノキシ)-N-((1RS,2SR)-2-(1H-インドール-3-イル)-1-{[メチル(4-{[(トリフルオロアセチル)アミノ]メチル}フェニル)アミノ]カルボニル}プロピル)-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 654(M+H+).
実施例282
N-[(1RS,2SR)-1-{[[2-(アミノメチル)フェニル](メチル)アミノ]カルボニル}-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロフェノキシ)-1-ピペリジンカルボキサミド塩酸塩
Figure 2004300133
{2-[[(2RS,3SR)-2-({[4-(4-フルオロフェノキシ)-1-ピペリジニル]カルボニル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタノイル](メチル)アミノ]ベンジル}カルバミン酸tert-ブチル (0.30 g, 0.46 mmol) に4規定塩酸-ジオキサン溶液を室温で加え1時間攪拌した後、反応混合液を減圧下濃縮した。残さに2-プロパノールおよびジエチルエーテルを加え、得られた懸濁液を室温で終夜放置した。得られた沈殿物をろ過し、2-プロパノールとジエチルエーテル混合液で洗浄、減圧下乾燥して、表題化合物を吸湿性固体として得た(0.21 g,
収率75%)。
LC/MS (ESI) m/z 558(M+H+)-HCl.
実施例283
N-[(1RS,2SR)-1-{[[3-(アミノメチル)フェニル](メチル)アミノ]カルボニル}-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロフェノキシ)-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
4-(4-フルオロフェノキシ)-N-((1RS,2SR)-2-(1H-インドール-3-イル)-1-{[メチル(3-{[(トリフルオロアセチル)アミノ]メチル}フェニル)アミノ]カルボニル}プロピル)-1-ピペリジンカルボキサミド(0.49 g, 0.75 mmol) をメタノール (5.0 mL) に溶かし、10%炭酸カリウム水溶液 (2.0 mL) を室温で加え、2日間撹拌した。反応溶液を減圧下でメタノールを留去することにより生成物が沈殿し、更に水を加えて得られた懸濁液をろ過、生成物を水で洗浄し、減圧下乾燥して、表題化合物を得た(0.34 g, 収率82%)。
LC/MS (ESI) m/z 558(M+H+).
以下の実施例284に記載の化合物は実施例283と同様にして製造した。
実施例284
N-[(1RS,2SR)-1-{[[4-(アミノメチル)フェニル](メチル)アミノ]カルボニル}-2-(1H-イン
ドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロフェノキシ)-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 558(M+H+).
実施例285
N-[(1RS,2SR)-1-{[{2-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}(メチル)アミノ]カルボニル}-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロフェノキシ)-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
N-[(1RS,2SR)-1-{[[2-(アミノメチル)フェニル](メチル)アミノ]カルボニル}-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロフェノキシ)-1-ピペリジンカルボキサミド塩酸塩(0.099 g, 0.17 mmol)をエタノール (1.0 mL) に溶かし、室温で30%ホルムアルデヒド水溶液(0.035 mL, 0.47mmol)を加えしばらく攪拌した後、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(0.12 g, 0.56 mmol)を加えて終夜撹拌した。反応溶液に飽和炭酸水素ナトリウム水および水を加えて2時間攪拌した。得られる沈殿物をろ取し、水で洗浄後、減圧下乾燥して、表題化合物を得た(0.086g, 収率86%)。
LC/MS (ESI) m/z 586(M+H+).
以下の実施例286〜287に記載の化合物は実施例285と同様にして製造した。
実施例286
N-[(1RS,2SR)-1-{[{3-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}(メチル)アミノ]カルボニル}-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロフェノキシ)-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 586(M+H+).
実施例287
N-[(1RS,2SR)-1-{[{4-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}(メチル)アミノ]カルボニル}-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロフェノキシ)-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 586(M+H+).
実施例288
{(3-{[(2R,3S)-2-アミノ-3-(1H-インドール-3-イル)ブタノイル]アミノ}ベンジル)カルバミン酸tert-ブチル
Figure 2004300133
(3-アミノベンジル)カルバミン酸tert-ブチル(0.65 g, 2.9 mmol)、(2R,3S)-2-{[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]アミノ}-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸(1
.4 g, 3.2 mmol)、WSC(0.65 g, 3.4 mmol)およびHOBt(0.52 g, 3.4 mmol)の混合物に
THF (3.0mL) とアセトニトリル (3.0 mL) を室温で加え、終夜攪拌した。反応溶液に飽和炭酸水素ナトリウム水と酢酸エチルを加えて抽出し、有機層を乾燥 (Na2SO4)し、減圧下濃縮した。残さをメタノール (40 mL) に溶かし、室温でピペリジン (4.0 mL) を加えて終夜攪拌した。反応溶液を濃縮した後シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、更にジイソプロピルエーテル、ジクロロメタン、ジエチルエーテル、ヘキサンの混合溶媒を用いて固化させた。 固体生成物をろ過後、ジクロロメタン、ヘキサンの混合溶媒で洗浄、減圧下乾燥して表題化合物を得た(0.82 g, 収率66%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3) δ ppm:1.31(d, J = 7.1 Hz, 3 H), 1.47 (s, 9 H), 3.95 (d, J = 3.4 Hz, 1 H), 4.07 (d, 1 H),4.31 (d, J = 6.1 Hz, 2 H), 4.88 (s, 1 H), 7.04
(d, J = 8.1 Hz, 1 H), 7.07 (d, J= 1.5 Hz, 1 H), 7.11 - 7.18 (m, 1 H), 7.19 - 7.24 (m, 1 H), 7.26 - 7.34 (m, 1H), 7.39 (d, J = 8.1 Hz, 1 H), 7.50 - 7.56 (m, 2 H), 7.78 (d, J = 7.6 Hz, 1 H),8.17 (s, 1 H), 9.51 (s, 1 H).
実施例289
N-[(1R,2S)-1-({[3-(アミノメチル)フェニル]アミノ}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-1-ベンゾイル-4-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
(3-{[(2R,3S)-2-アミノ-3-(1H-インドール-3-イル)ブタノイル]アミノ}ベンジル)カルバミン酸tert-ブチル(0.20 g, 0.47 mmol)と1-ベンゾイルピペリジン-4-カルボン酸 (0.12 g, 0.53 mmol)、WSC(0.11g, 0.58 mmol)およびHOBt(0.088 g, 0.57 mmol)の混合物に THF (1.0 mL) とアセトニトリル (1.0 mL) を室温で加え、終夜攪拌した。反応溶液に飽和炭酸水素ナトリウム水と酢酸エチルを加えて抽出し、有機層をシリカゲル層に通してろ過し、減圧下濃縮した。 残さをジオキサン(1.0 mL) に溶かし、室温で4規定塩酸-ジオキサン溶液 (1.0 mL) を加えて30分攪拌した。反応溶液を飽和炭酸水素ナトリウム水と酢酸エチル-ジクロロメタン混合溶媒を加えて抽出し、有機層を乾燥(MgSO4) し、減圧下濃縮した。残さをHPLC (アセトニトリル/水 = 10/90〜100/0、0.1%トリフルオロ酢酸含有)により精製した。目的物のフラクションを濃縮後、飽和炭酸水素ナトリウム水で中和して、表題化合物を得た(0.084 g, 収率33%)。
LC/MS (ESI) m/z 538(M+H+).
実施例290
(2R,3S)-N-[3-(アミノメチル)フェニル]-2-{[(1-ベンゾイル-4-ピペリジニル)メチル]アミノ}-3-(1H-インドール-3-イル)ブタンアミド
Figure 2004300133
(3-{[(2R,3S)-2-アミノ-3-(1H-インドール-3-イル)ブタノイル]アミノ}ベンジル)カルバミン酸tert-ブチル (0.21 g, 0.49 mmol)と1-ベンゾイルピペリジン-4-カルバルデヒド
(0.12 mL, 0.57 mmol)をエタノール(2.0 mL) に溶かし、室温で20分攪拌した後、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(0.13 g, 0.60 mmol)を加えて終夜撹拌した。反応溶液を飽和炭酸水素ナトリウム水と酢酸エチルを加えて抽出し、有機層を乾燥(MgSO4) し、減圧下濃縮した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製して得られた粗精製物をジオキサン (1.0 mL)に溶かし、室温で4規定塩酸-ジオキサン溶液 (2.0 mL) を加えて2時間攪拌した。反応溶液を濃縮後、残さに炭酸水素ナトリウム水溶液を加えた。得られた懸濁液をろ過、生成物を水で洗浄し減圧下乾燥して、表題化合物を得た(0.17g, 収率65%)。
LC/MS (ESI) m/z 524(M+H+).
実施例291
(2R,3S)-2-{[(1-ベンゾイル-4-ピペリジニル)メチル]アミノ}-N-{3-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}-3-(1H-インドール-3-イル)ブタンアミド
Figure 2004300133
3-((ジメチルアミノ)メチル)アニリン・2塩酸塩(0.10g, 0.45 mmol)と(2R,3S)-2-{[(9H-フルオレン-9-イルメトキシ)カルボニル]アミノ}-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸(0.21 g, 0.47 mmol)、WSC(0.10 g, 0.52 mmol)およびHOBt(0.088 g, 0.57 mmol)の混合物に THF(1.0 mL) とアセトニトリル (1.0 mL) を室温で加え、更にトリエチルアミン(0.15 mL, 1.1 mmol)を加え終夜攪拌した。反応溶液に飽和炭酸水素ナトリウム水と酢酸エチルを加えて抽出し、有機層をアルミナ層に通してろ過、濃縮した。残さをメタノール(2.0 mL) に溶かし、室温でピペリジン (0.4 mL) を加えて終夜攪拌した。反応溶液を濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製した。粗精製物および1-ベン
ゾイル-4-ピペリジンカルバルデヒド(0.043g, 0.20 mmol)をエタノール (1.5 mL) に溶かし、室温で15分間攪拌した。反応溶液にトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(0.062g, 0.29 mmol)を加えて終夜撹拌した。反応溶液に飽和炭酸水素ナトリウム水および水を加えて攪拌することにより得られた沈殿物を、ろ過、水で洗浄、減圧下乾燥した。HPLC(アセトニトリル/水 = 10/90〜100/0、0.1%トリフルオロ酢酸含有)により精製した。目的物のフラクションを濃縮後、飽和炭酸水素ナトリウム水で中和して、表題化合物を得た(0.023 g, 収率9%)。
LC/MS (ESI) m/z 552(M+H+).
以下の実施例292に記載の化合物は実施例1と同様にして製造した。
実施例292
4-ベンゾイル-N-[(1R,2S)-1-[({3-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-1-ピペラジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 567(M+H+).
以下の実施例293〜296に記載の化合物は実施例273と同様にして製造した。
実施例293
N-[(1R,2S)-1-({[3-(アミノメチル)フェニル]アミノ}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-ベンゾイル-1-ピペラジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 539(M+H+).
実施例294
N-[(1R,2S)-1-({[3-(2-アミノエチル)フェニル]アミノ}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロフェノキシ)-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 558(M+H+).
実施例295
N-[(1R,2S)-1-({[3-(2-アミノエチル)フェニル]アミノ}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-ベンゾイル-1-ピペラジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 553(M+H+).
実施例296
N-[(1R,2S)-1-({[3-(2-アミノエチル)フェニル]アミノ}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-1-ベンゾイル-4-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 552(M+H+).
以下の実施例297〜299に記載の化合物は実施例277と同様にして製造した。
実施例297
N-[(1R,2S)-1-[({3-[2-(ジメチルアミノ)エチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロフェノキシ)-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 586(M+H+).
実施例298
4-ベンゾイル-N-[(1R,2S)-1-[({3-[2-(ジメチルアミノ)エチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-1-ピペラジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 581(M+H+).
実施例299
1-ベンゾイル-N-[(1R,2S)-1-[({3-[2-(ジメチルアミノ)エチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 580(M+H+).
以下の実施例300〜301に記載の化合物は実施例289と同様にして製造した。
実施例300
N-[(1R,2S)-1-({[3-(アミノメチル)フェニル]アミノ}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-1-[(1-メチル-1H-インドール-2-イル)カルボニル]-4-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 591(M+H+).
実施例301
(2R,3S)-N-[3-(アミノメチル)フェニル]-2-({[(1-ベンゾイル-4-ピペリジニル)オキシ]アセチル}アミノ)-3-(1H-インドール-3-イル)ブタンアミド塩酸塩
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 568(M+H+)-HCl.
以下の実施例302〜303に記載の化合物は実施例277と同様にして製造した。
実施例302
N-[(1R,2S)-1-[({3-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-1-[(1-メチル-1H-インドール-2-イル)カルボニル]-4-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 619(M+H+).
実施例303
(2R,3S)-2-({[(1-ベンゾイル-4-ピペリジニル)オキシ]アセチル}アミノ)-N-{3-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}-3-(1H-インドール-3-イル)ブタンアミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 596(M+H+).
実施例304
N-[(1R,2S)-1-[({3-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-1-ピペラジンカルボキサミド
Figure 2004300133
4-({[(1R,2S)-1-[({3-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]アミノ}カルボニル)-1-ピペラジンカルボン酸tert-ブチル (2.3 g, 4.1 mmol) のジオキサン (10 mL) 懸濁液に、4規定塩酸-ジオキサン溶液 (10 mL) を室温で加え1時間攪拌した。反応溶液に飽和炭酸水素ナトリウム水と酢酸エチルを加えて抽出した。有機層を乾燥(MgSO4) し、濃縮した。残さにトリフルオロ酢酸 (10 mL) を室温で加えて3時間攪拌した。反応溶液を濃縮した後、飽和炭酸水素ナトリウム水と酢酸エチルを加えて抽出した。有機層を乾燥(MgSO4) し、濃縮した。残さをエタノールとジエチルエーテルによって固化させ、固体生成物をろ過後、ジエチルエーテルで洗浄し、減圧下乾燥して、表題化合物を得た(0.85g, 収率45%)。
LC/MS (ESI) m/z 463(M+H+).
実施例305
4-(シクロヘキシルカルボニル)-N-[(1R,2S)-1-[({3-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-1-ピペラジンカルボキサミド
Figure 2004300133
N-[(1R,2S)-1-[({3-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-1-ピペラジンカルボキサミド(0.10 g, 0.22 mmol)、シクロヘキサンカルボン酸 (0.038 g, 0.30 mmol)、WSC(0.056 g, 0.29 mmol)およびHOBt(0.045g, 0.29 mmol)の混合物に THF (0.5 mL) とアセトニトリル (0.5 mL) を室温で加え、終夜攪拌した。反応溶液に飽和炭酸水素ナトリウム水と酢酸エチルを加えて抽出し、有機層をアミノプロピルシリカゲル層に通してろ過し、減圧下濃縮した。残さをジクロロメタンとジエチルエーテルにより固化させ、得られた固体生成物をろ過、ジエチルエーテルで洗浄し減圧下乾燥して、表題化合物を得た(0.069g, 収率55%)。
LC/MS (ESI) m/z 573(M+H+).
以下の実施例306〜309に記載の化合物は実施例305と同様にして製造した。
実施例306
N-[(1R,2S)-1-[({3-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロベンゾイル)-1-ピペラジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 585(M+H+).
実施例307
N-[(1R,2S)-1-[({3-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(2-ナフトイル)-1-ピペラジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 617(M+H+).
実施例308
N-[(1R,2S)-1-[({3-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(3-ピリジニルカルボニル)-1-ピペラジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 568(M+H+).
実施例309
N-[(1R,2S)-1-[({3-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(2-フロイル)-1-ピペラジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 557(M+H+).
以下の実施例310に記載の化合物は実施例1と同様にして製造した。
実施例310
4-{3-[((2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-{[(4-フェニル-1-ピペリジニル)カルボニル]アミノ}ブタノイル)アミノ]ベンジル}-1-ピペラジンカルボン酸tert-ブチル
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 679(M+H+).
実施例311
N-[(1R,2S)-2-(1H-インドール-3-イル)-1-({[3-(1-ピペラジニルメチル)フェニル]アミノ}カルボニル)プロピル]-4-フェニル-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
4-{3-[((2R,3S)-3-(1H-インドール-3-イル)-2-{[(4-フェニル-1-ピペリジニル)カルボニル]アミノ}ブタノイル)アミノ]ベンジル}-1-ピペラジンカルボン酸tert-ブチル(0.34 g, 0.50 mmol)をジオキサン(1.0 mL)に溶かし、室温で4規定塩酸-ジオキサン溶液(1.0 mL)を加えた。30分間攪拌後、更に4規定塩酸-ジオキサン溶液(1.0mL)を加え、室温で1時間攪拌した。反応溶液にジエチルエーテルと水を加えて抽出した。分離した水層に飽和炭酸水素ナトリウム水と酢酸エチルを加え再抽出した。有機層を乾燥(MgSO4) 後、減圧下濃縮した。残さをアミノプロピルシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し表題化合物を得た(0.12g, 収率43%)。
LC/MS (ESI) m/z 579(M+H+).
以下の実施例312に記載の化合物は実施例273と同様にして製造した。
実施例312
N-[(1R,2S)-1-({[3-(2-アミノエチル)フェニル]アミノ}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-フェニル-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 524(M+H+).
以下の実施例313〜314に記載の化合物は実施例277と同様にして製造した。
実施例313
N-{(1R,2S)-2-(1H-インドール-3-イル)-1-[({3-[(4-メチル-1-ピペラジニル)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]プロピル}-4-フェニル-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 593(M+H+).
実施例314
N-[(1R,2S)-1-[({3-[2-(ジメチルアミノ)エチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-フェニル-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 552(M+H+).
以下の実施例315に記載の化合物は実施例273と同様にして製造した。
実施例315
N-[(1R,2S)-1-({[4-(2-アミノエチル)フェニル]アミノ}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-フェニル-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 524(M+H+).
実施例316
4-シクロヘキシル-N-[(1R,2S)-1-[({3-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-1-ピペラジンカルボキサミド
Figure 2004300133
N-[(1R,2S)-1-[({3-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-1-ピペラジンカルボキサミド(0.10g, 0.22 mmol)とシクロヘキサノン(0.034 mL, 0.32 mmol)をエタノール (1.0 mL) に溶かし、室温で15分間攪拌した後、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(0.11g, 0.50 mmol)を加えて終夜撹拌した。さらにトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(0.088 g, 0.41 mmol)および酢酸 (0.03mL) を加えて60℃で3時間、70℃で終夜攪拌した。反応溶液に飽和炭酸水素ナトリウム水および酢酸エチルを加えて抽出した。有機層をアミノプロピルシリカゲル層に通してろ過し、母液を濃縮した。残さに酢酸エチルとヘキサンを加えて生成物を固化させ、得られた固体生成物をろ過し、ヘキサンで洗浄した後、減圧下乾燥して表題化合物を得た(0.030g, 収率25%)。
LC/MS (ESI) m/z 545(M+H+).
以下の実施例317に記載の化合物は実施例277と同様にして製造した。
実施例317
N-[(1R,2S)-1-[({4-[2-(ジメチルアミノ)エチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-フェニル-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 552(M+H+).
以下の実施例318に記載の化合物は実施例273と同様にして製造した。
実施例318
N-[(1R,2S)-1-({[2-(2-アミノエチル)フェニル]アミノ}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-フェニル-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 524(M+H+).
以下の実施例319に記載の化合物は実施例277と同様にして製造した。
実施例319
N-[(1R,2S)-1-[({2-[2-(ジメチルアミノ)エチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-フェニル-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 552(M+H+).
以下の実施例320に記載の化合物は実施例273と同様にして製造した。
実施例320
N-[(1R,2S)-1-({[3-(3-アミノプロピル)フェニル]アミノ}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-フェニル-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 538(M+H+).
以下の実施例321に記載の化合物は実施例277と同様にして製造した。
実施例321
N-[(1R,2S)-1-[({3-[3-(ジメチルアミノ)プロピル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-フェニル-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 566(M+H+).
以下の実施例322に記載の化合物は実施例273と同様にして製造した。
実施例322
N-[(1R,2S)-1-({[5-(2-アミノエチル)-2-メトキシフェニル]アミノ}カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロフェノキシ)-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 588(M+H+).
以下の実施例323〜325に記載の化合物は実施例1と同様にして製造した。
実施例323
N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-メトキシフェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロフェニル)-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 586(M+H+).
実施例324
N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-エトキシフェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロフェニル)-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 600(M+H+).
実施例325
N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-エトキシフェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-ヒドロキシ-4-フェニル-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 598(M+H+).
以下の実施例326〜328に記載の化合物は実施例273と同様にして製造した。
実施例326
N-[(1R,2S)-1-[({2-エトキシ-5-[(メチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-フェニル-1-ピペリジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 568(M+H+).
実施例327
N-[(1R,2S)-1-[({2-エトキシ-5-[(メチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロフェニル)-1-ピペラジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 587(M+H+).
実施例328
N-[(1R,2S)-1-[({2-エトキシ-5-[(メチルアミノ)メチル]フェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-4-(4-フルオロ-2-メチルフェニル)-1-ピペラジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 601(M+H+).
以下の実施例329に記載の化合物は実施例1と同様にして製造した。
実施例329
4-({[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-エトキシフェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]アミノ}カルボニル)-1-ピペラジンカルボン酸tert-ブチル
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 607(M+H+).
実施例330
4-(シクロプロピルカルボニル)-N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-エトキシフェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-1-ピペラジンカルボキサミド
Figure 2004300133
4-({[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-エトキシフェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]アミノ}カルボニル)-1-ピペラジンカルボン酸tert-ブチル(0.18 g, 0.3 mmol)を酢酸エチル (1.0 mL) に溶かし、4規定塩酸-酢酸エチル溶液 (2.0 mL) を室温で加え、20分間攪拌した。得られた懸濁液を濃縮し、減圧下乾燥した後、THF(1.0 mL)、アセトニトリル (1.0 mL)、トリエチルアミン (1.0 mL) に溶解した。得られる溶液にシクロプロパンカルボン酸 (0.060mL, 0.75 mmol)、WSC(0.12 g, 0.64 mmol)およびHOBt(0.092 g, 0.60 mmol)を加え、室温で終夜攪拌した。反応液に飽和炭酸水素ナトリウム水および酢酸エチルを加えて抽出した。有機層を乾燥(Na2SO4) 後、濃縮した。残さをHPLC (アセトニトリル/水 = 10/90〜100/0、0.1%トリフルオロ酢酸含有)により精製した。目的物のフラクションを濃縮後、飽和炭酸水素ナトリウム水で中和して、表題化合物(0.040 g, 収率23%)および副生成物として4-アセチル-N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-エトキシフェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-1-ピペラジンカルボキサミド(実施例331)を得た(0.044g, 収率27%)。
LC/MS (ESI) m/z 575(M+H+).
以下の実施例331に記載の化合物は実施例330と同様にして製造した。
実施例331
4-アセチル-N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-エトキシフェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-1-ピペラジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 549(M+H+).
実施例332
4-シクロブチル-N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-エトキシフェニル}ア
ミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-1-ピペラジンカルボキサミド
Figure 2004300133
4-({[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-エトキシフェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]アミノ}カルボニル)-1-ピペラジンカルボン酸tert-ブチル(0.18 g, 0.3 mmol)を酢酸エチル (1.0 mL) に溶かし、4規定塩酸-ジオキサン溶液 (1.0 mL) を室温で加え、30分間攪拌した。得られた懸濁液を濃縮し、減圧下乾燥した後、エタノール(1.0 mL) に溶かし、シクロブタノン (0.030 mL, 0.4 mmol) を室温で加えて15分間攪拌した。反応溶液にトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(0.26 g, 1.2 mmol)を加えて終夜攪拌した。反応溶液にシクロブタノン (0.060 mL, 0.8 mmol)およびトリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(0.21g, 0.95 mmol)を加え、室温で3時間攪拌した。反応溶液に飽和炭酸水素ナトリウム水および酢酸エチルを加えて抽出し、有機層を乾燥 (Na2SO4)後、濃縮した。残さをHPLC (アセトニトリル/水 = 10/90〜100/0、0.1%トリフルオロ酢酸含有) により精製した。目的物のフラクションを濃縮後、飽和炭酸水素ナトリウム水で中和して、表題化合物を得た(0.072 g, 収率43%)。
LC/MS (ESI) m/z 561(M+H+).
以下の実施例333に記載の化合物は実施例332と同様にして製造した。
実施例333
4-シクロペンチル-N-[(1R,2S)-1-[({5-[(ジメチルアミノ)メチル]-2-エトキシフェニル}アミノ)カルボニル]-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル]-1-ピペラジンカルボキサミド
Figure 2004300133
LC/MS (ESI) m/z 575(M+H+).
実施例334
(2R,3S)-2-アミノ-N-{3-[(ジメチルアミノ)メチル]フェニル}-3-(1H-インドール-3-イル)ブタンアミド2塩酸塩
Figure 2004300133
(2R,3S)-2-[(tert-ブトキシカルボニル)アミノ]-3-(1H-インドール-3-イル)ブタン酸(637 mg, 2.00 mmol) と(3-アミノベンジル)ジメチルアミン2塩酸塩 (442 mg, 1.98 mmol)、WSC (575 mg,3.00 mmol)、 HOBt(398 mg, 2.60 mmol)およびトリエチルアミン (0.588 mL, 4.00 mmol) のTHF (5.0mL)−アセトニトリル (5.0 mL) 混合物を室温で16時間攪拌した。反応溶液に飽和炭酸ナトリウム水と酢酸エチルを加えて抽出し、有機層を乾燥(MgSO4)後、溶媒を留去した。残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:ヘキサン/酢酸エチル= 5/1〜1/1)で精製して、淡黄色アモルファスを得た。
得られた生成物のジオキサン溶液 (50 mL) に、4規定塩酸−ジオキサン溶液 (1.0 mL) を室温で加え、30分間撹拌した。溶媒を留去した後、残さに酢酸エチル−ジエチルエーテルを加えて懸濁した。生じた沈殿をろ取し、乾燥して表題化合物を淡茶色粉末として得た(558mg, 収率67%)。
LC/MS (ESI) m/z 351(M+H+)-2HCl.
製剤例1
(1)実施例1で得られた化合物 50.0mg
(2)ラクトース 34.0mg
(3)トウモロコシ澱粉 10.6mg
(4)トウモロコシ澱粉(のり状) 5.0mg
(5)ステアリン酸マグネシウム 0.4mg
(6)カルボキシメチルセルロースカルシウム 20.0mg
計 120.0mg
常法に従い、上記(1)〜(6)を混合後、錠剤機により打錠し、錠剤を得る。
実験例1 125I−ソマトスタチン結合阻害率の測定
WO02/16350に記載のヒト・ソマトスタチンレセプター2発現CHO細胞株、SSTR2−HS5−9を用いて、被検化合物の受容体結合阻害率(%)を求めた。
まず、SSTR2−HS5−9(1×10個)を5 mM EDTAを添加したリン酸緩衝生理食塩水(PBS−EDTA)に浮遊させ遠心した。細胞のペレットに細胞用ホモジネートバッファー(10mM NaHCO、5 mM EDTA、pH7.5)を10ml加え、ポリトロンホモジナイザーを用いてホモジネートした。400×gで15分間遠心して得られた上清をさらに100,000×gで1時間遠心し、膜画分の沈澱物を得た。この沈澱物を2mlのアッセイバッファー[25 mM Tris−HCl、1 mM EDTA(エチレンジアミン四酢酸)、0.1% BSA(ウシ血清アルブミン)、0.25 mM PMSF(フェニルメチルスルホニルフルオライド)、1μg/mlペプスタチン、20μg/ml ロイペプチン、10μg/ml フォスフォラミドン、pH7.5]に懸濁し、100,000×gで1時間遠心した。沈澱物として回収された膜画分を再び20mlのアッセイバッファーに懸濁し、分注して、−80℃で保存し、使用の都度解凍して用いた。
このようにして得られたSSTR2−HS5−9細胞の膜画分をアッセイ用バッファー[25 mM Tris−HCl、1 mM EDTA(エチレンジアミン四酢酸)、0.1%
BSA(ウシ血清アルブミン)、0.25 mM PMSF(フェニルメチルスルホニルフルオライド)、1μg/mlペプスタチン、20μg/ml ロイペプチン、10μg/ml フォスフォラミドン、pH7.5]で希釈して3μg/mlとし、チューブに173μlずつ分注した。被検化合物を溶解したDMSO溶液2μlと、200pMの放射標識化ソマトスタチン−14(125I−ソマトスタチン−14:アマシャム社製)25μlとを同時に添加した。最大結合量を測定するために、DMSO2μlと200 pMの125I−ソマトスタチン25μlとを添加した反応液を調製した。また、非特異的結合を測定するために、100μMのソマトスタチンのDMSO溶液2μlと200 pMの125I−ソマトスタチン−14の溶液25μlとを添加した反応液も同時に調製した。25℃で60分間反応させた後、ポリエチレンイミン処理したワットマングラスフィルター(GF−B)を用いて反応液を吸引ろ過した。ろ過後、γ−カウンターを用いてろ紙上に残った125I−ソマトスタチン−14の放射活性を測定した。下式により、各被検化合物(10-6M)の結合阻害率(%)を求めた。結果を[表1]に示す。
(TB−SB)/(TB−NSB)×100
SB:被検化合物を加えたときの放射活性
TB:最大結合放射活性
NSB:非特異結合放射活性
Figure 2004300133
これより、本発明の化合物(I)は、ソマトスタチン受容体結合阻害作用を有することがわかる。
実験例2 グルカゴン分泌抑制作用試験(ラット)
一晩絶食後のSDラット(雄性、7週齢)に被検化合物(3mg/kg体重)を含む0.5%メチルセルロース懸濁液(化合物投与群)または0.5%メチルセルロース懸濁液(化合物非投与群)を経口投与し、120分後にインスリン(2U/kg体重、ノボノルディスク社)を皮下投与した。インスリン投与30分後にキャピラリーを用いてラット眼底静脈より採血し、遠心分離により血漿を分離した。得られた血漿中のグルカゴン濃度を、第一グルカゴンキット(第一アイソトープ)を用いて、ラジオイムノアッセイ法により測定した。また、無処置群として、化合物非投与群にインスリンを投与しない場合のラット血漿中のグルカゴン濃度を上記と同様にして測定した。
化合物非投与群および化合物投与群のグルカゴン濃度と無処置群のグルカゴン濃度との差をそれぞれ算出し、「化合物非投与群のグルカゴン濃度と無処置群のグルカゴン濃度との差」を100%とした場合の「化合物投与群のグルカゴン濃度と無処置群のグルカゴン濃度との差」の百分率を「グルカゴン分泌(% of control)」として求めた。結果を[表2]に示す。
Figure 2004300133
これより、本発明の化合物(I)は、グルカゴン分泌抑制作用を有することがわかる。

Claims (28)


  1. Figure 2004300133

    [式中、環Aは置換基を有していてもよい芳香環を示し;
    B、YおよびYaは、同一または異なって、結合手または主鎖の原子数1ないし6のスペーサーを示し;
    R1およびR2は、同一または異なって、水素原子、置換基を有していてもよい炭化水素基または置換基を有していてもよい複素環基を示すか、R1とR2とは隣接する窒素原子とともに置換基を有していてもよい含窒素複素環を形成するか、R1は環Aと結合して隣接する窒素原子およびBとともに5ないし7員含窒素複素環を形成し;
    R3は、水素原子、置換基を有していてもよい炭化水素基または置換基を有していてもよい複素環基を示し;
    R4およびR5は、同一または異なって、水素原子または置換基を有していてもよい炭化水素基を示すか、R4とR5とは隣接する炭素原子とともに置換基を有していてもよい環を形成し;
    R6は置換基を有していてもよいインドリル基を示し;
    ZおよびZaは、同一または異なって、水素原子、ハロゲン原子または置換基を有していてもよい環状基を示す。]で表される化合物またはその塩。
  2. 請求項1記載の化合物またはその塩のプロドラッグ。
  3. R3が水素原子または置換基を有していてもよいC1−6アルキルである請求項1記載の化合物。
  4. R4およびR5の一方が水素原子であり、他方が置換基を有していてもよいC1−6アルキルである請求項1記載の化合物。
  5. Zが置換基を有していてもよい環状基である請求項1記載の化合物。
  6. 環状基がピペリジニルまたはピペラジニルである請求項5記載の化合物。
  7. Zが式:−Yd−Ara (Ydは結合手または主鎖の原子数1ないし6のスペーサーを、Araは置換基を有していてもよい単環基を示す)で示される基でそれぞれ置換されたピペリジニルまたはピペラジニルである請求項5記載の化合物。
  8. Yaが結合手であり、Zaが水素原子である請求項1記載の化合物。
  9. BがC1−6アルキレンである請求項1記載の化合物。
  10. 環Aで示される芳香環がベンゼンである請求項1記載の化合物。
  11. R1およびR2がC1−6アルキルである請求項1記載の化合物。
  12. Yが−CO−である請求項1記載の化合物。
  13. N-((1R,2S)-1-(((5-((ジメチルアミノ)メチル)-2-((メチルアミノ)カルボニル)フェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-(2-メチルフェニル)-1-ピペリジンカルボキサミド;
    N-((1R,2S)-1-(((2-((ジメチルアミノ)カルボニル)-5-((ジメチルアミノ)メチル)フェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-(4-フルオロフェニル)-1-ピペリジンカルボキサミド;
    N-((1R,2S)-1-(((5-((ジメチルアミノ)メチル)-2-メトキシフェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-(4-フルオロ-2-メチルフェニル)-3-オキソ-1-ピペラジンカルボキサミド;
    N-((1R,2S)-1-(((5-((ジメチルアミノ)メチル)-2-メトキシフェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-(2-メチルフェニル)-1-ピペラジンカルボキサミド;
    N-((1R,2S)-1-(((5-((ジメチルアミノ)メチル)-2-エトキシフェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-(4-フルオロフェニル)-1-ピペラジンカルボキサミド;または
    N-((1R,2S)-1-(((5-((ジメチルアミノ)メチル)-2-エトキシフェニル)アミノ)カルボニル)-2-(1H-インドール-3-イル)プロピル)-4-フェニル-1-ピペリジンカルボキサミドである請求項1記載の化合物。
  14. 請求項1記載の化合物もしくはその塩またはそのプロドラッグを含有してなる医薬。
  15. ソマトスタチン受容体結合阻害剤である請求項14記載の医薬。
  16. ソマトスタチンサブタイプ2受容体結合阻害剤である請求項15記載の医薬。
  17. ソマトスタチン受容体作動薬である請求項14記載の医薬。
  18. ソマトスタチンサブタイプ2受容体作動薬である請求項17記載の医薬。
  19. 糖尿病または糖尿病合併症の予防・治療薬である請求項14記載の医薬。
  20. 肥満症の予防・治療薬である請求項14記載の医薬。
  21. ソマトスタチン受容体結合阻害剤を製造するための、請求項1記載の化合物もしくはその塩またはそのプロドラッグの使用。
  22. 哺乳動物に請求項1記載の化合物もしくはその塩またはそのプロドラッグの有効量を投与することを特徴とする、該哺乳動物におけるソマトスタチン受容体結合阻害方法。
  23. 糖尿病または糖尿病合併症の予防・治療薬を製造するための、請求項1記載の化合物もしくはその塩またはそのプロドラッグの使用。
  24. 哺乳動物に請求項1記載の化合物もしくはその塩またはそのプロドラッグの有効量を投与することを特徴とする、該哺乳動物における糖尿病または糖尿病合併症の予防または治
    療方法。
  25. 肥満症の予防・治療薬を製造するための、請求項1記載の化合物もしくはその塩またはそのプロドラッグの使用。
  26. 哺乳動物に請求項1記載の化合物もしくはその塩またはそのプロドラッグの有効量を投与することを特徴とする、該哺乳動物における肥満症の予防または治療方法。

  27. Figure 2004300133

    [式中、Yは結合手または主鎖の原子数1ないし6のスペーサーを示し;
    R4およびR5は、同一または異なって、水素原子または置換基を有していてもよい炭化水素基を示すか、R4とR5とは隣接する炭素原子とともに置換基を有していてもよい環を形成し;
    R6は置換基を有していてもよいインドリル基を示し;
    Zは水素原子、ハロゲン原子または置換基を有していてもよい環状基を示す。]で表される化合物またはその塩と、式
    Figure 2004300133

    [式中、環Aは置換基を有していてもよい芳香環を示し;
    Bは結合手または主鎖の原子数1ないし6のスペーサーを示し;
    R1およびR2は、同一または異なって、水素原子、置換基を有していてもよい炭化水素基または置換基を有していてもよい複素環基を示すか、R1とR2とは隣接する窒素原子とともに置換基を有していてもよい含窒素複素環を形成するか、R1は環Aと結合して隣接する窒素原子およびBとともに5ないし7員含窒素複素環を形成し;
    R3は、水素原子、置換基を有していてもよい炭化水素基または置換基を有していてもよい複素環基を示す。]で表される化合物またはその塩とを反応させて、式
    Figure 2004300133

    [式中の記号は前記と同意義を示す。]で表される化合物またはその塩を製造し、所望により、該化合物またはその塩と式:L4−Ya−Za [式中、L4は脱離基を;Yaは結合手または主鎖の原子数1ないし6のスペーサーを;Zaは水素原子、ハロゲン原子または置換基を有していてもよい環状基を示す。]で表される化合物またはその塩とを反応させることを特徴とする、請求項1記載の化合物またはその塩の製造方法。

  28. Figure 2004300133

    [式中、Yは結合手または主鎖の原子数1ないし6のスペーサーを示し;
    R4およびR5は、同一または異なって、水素原子または置換基を有していてもよい炭化水素基を示すか、R4とR5とは隣接する炭素原子とともに置換基を有していてもよい環を形成し;
    R6は置換基を有していてもよいインドリル基を示し;
    Zbは式:−Yd−Ara (Ydは結合手または主鎖の原子数1ないし6のスペーサーを、Araは置換基を有していてもよい単環基を示す)で示される基でそれぞれ置換されたピペリジニルまたはピペラジニルを示す。]で表される化合物またはその塩。
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