JP2002002636A - 箱体の切開方法及び装置 - Google Patents

箱体の切開方法及び装置

Info

Publication number
JP2002002636A
JP2002002636A JP2000178641A JP2000178641A JP2002002636A JP 2002002636 A JP2002002636 A JP 2002002636A JP 2000178641 A JP2000178641 A JP 2000178641A JP 2000178641 A JP2000178641 A JP 2000178641A JP 2002002636 A JP2002002636 A JP 2002002636A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
box
cutter
cutting
cut
section
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000178641A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Maejima
泰 前島
Kazuo Yoshioka
和夫 吉岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MAEJIMA KOGYO KK
Original Assignee
MAEJIMA KOGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MAEJIMA KOGYO KK filed Critical MAEJIMA KOGYO KK
Priority to JP2000178641A priority Critical patent/JP2002002636A/ja
Publication of JP2002002636A publication Critical patent/JP2002002636A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Nonmetal Cutting Devices (AREA)
  • Control And Other Processes For Unpacking Of Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 無理な抵抗を与えたり大きな変形等を伴うこ
となく精度よく簡単に切開すると共に、装置全体の構成
を簡潔にして廉価にすることができる箱体の切開方法及
び装置を提供する。 【解決手段】 搬送部4に位置決めした箱体Wの周囲を
切開するに、箱体Wを搬送方向の前後の側辺を切断した
のち、左右の側辺を切断することにより、蓋部Fを箱本
体に対し切開させる。位置決め部に対し切開部3を昇降
可能に設けると共に、切開部3の昇降フレーム30に支
持杆31を横設し、前カッター部6aを有する支持台3
2と、左カッター部6c及び右カッター部6d並びに後
カッター部6bを有する支持台32aを、架装し、前カ
ッター部6aを支持台32に横移動させて箱体Wの前側
辺を切断すると共に、後カッター部6bを支持台32a
に横移動させて箱体Wの後側辺を切断し、支持台32a
を前側に移動させて左カッター部6cと右カッター部6
dで箱体Wの左右の側辺を切断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物品を収容して荷
姿にした箱体を、蓋部側と箱本体側とに切開する箱体の
切開方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、野菜や果物並びに食品等各種物
品を収容する立方体のダンボール箱は、箱本体の上面
(上蓋)と下面(底蓋)に相対向して折り畳み両開き可
能な中蓋と外蓋を備えていると共に、両中蓋に重ねた両
外蓋を接着テープ類や止め金具等の適宜な止め具で蓋部
を閉止することによって荷姿に梱包される。従来、この
ような箱体を搬送部上に載置しカッターで蓋部を切開す
る切開装置は、例えば特開昭63−11297号公報に
示される方式のものが既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然し、上記公報のよう
な構成による切開装置は、搬送部で搬送される箱体を左
右のカッターで両側コーナー部を切断したのち、別の搬
送部に箱体を移替えて向きを変えたのち、別の左右一対
のカッターで他方の両側コーナー部を切断することによ
り蓋部を切開するようにしているので、装置の構成が複
雑になったり大型化する欠点があると共に、箱体を搬送
しながら両側をカッターで同時切断するので、切断時の
抵抗によって箱体の変形を伴い易く精度よく綺麗な切断
が困難になる等の問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記従来の問題点を解消
するために本発明による箱体の切開方法は、第1に、搬
送部4に位置決めした箱体Wの周囲を切開するに、箱体
Wを搬送方向の前後の側辺を切断したのち、左右の側辺
を切断することにより、蓋部Fを箱本体に対し切開させ
ることを特徴としている。
【0005】第2に、左右の側辺を切断するに、前後側
から左右のカッターKによって前切りし中途部で切断停
止させた状態において、前後側の側辺を切断することを
特徴としている。
【0006】第3に、搬送部4上において箱体Wを、停
止ガイド50と左右の側辺を切断するカッターKによっ
て位置決め支持することを特徴としている。
【0007】第4に、物品を収容し中蓋Nに外蓋Mを重
ね蓋部Fを閉鎖して荷姿にした箱体Wを、搬送部4上に
該蓋部Fが下側になるように反転させた状態で載置し、
上向きにした底部側のコーナー部をカッターKで切開す
ることを特徴としている。
【0008】また本発明による箱体の切開装置は、第1
に、搬送部4の位置決め部5に対し切開部3を昇降可能
に設けると共に、該切開部3の昇降フレーム30に支持
杆31を横設し、該支持杆31の前後側に前カッター部
6aを有する支持台32と、左カッター部6c及び右カ
ッター部6d並びに後カッター部6bを有する支持台3
2aを、切断方向に移動可能に架装し、前カッター部6
aを支持台32に横移動させて箱体Wの前側辺を切断す
ると共に、後カッター部6bを支持台32aに横移動さ
せて箱体Wの後側辺を切断し、支持台32aを前側に移
動させて左カッター部6cと右カッター部6dで箱体W
の左右の側辺を切断するように構成したことを特徴とし
ている。
【0009】第2に、支持台32aに支持した後カッタ
ー部6bに対し、左カッター部6cと右カッター部6d
とを前切り距離Lを有して支持すると共に、支持台32
aの移動により、箱体Wの左右の側辺を前切りした状態
で後側辺を切断させるように構成したことを特徴として
いる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図面に基づ
いて説明する。先ず図1〜図9を参照し本発明に係わる
切開装置1について説明する。この切開装置1は、前後
の中蓋Nに左右の外蓋Mを重ねて荷姿にしたダンボール
等からなる箱体Wを、後述する搬送部4の位置決め部5
に位置決め固定した状態において、先ず中蓋Nを有する
前後の側壁を切断したのち、外蓋Mを有する左右の側壁
を切断することにより、箱体Wの側壁全周を切断し中蓋
Nと外蓋Mを有する蓋部Fを、箱本体に対し能率よく簡
単に切離し可能な切開作業を行うことができるようにし
ている。
【0011】上記切開装置1は、縦横のフレームを枠組
みした機体2の前後左右にガイド軸20を垂設し、この
ガイド軸20に後述する切開部3を水平状に支持した状
態で、箱体高さに適応させて昇降可能に設けていると共
に、切開部3の下方に箱体Wを移送するローラ方式のコ
ンベア等からなる搬送部4を設置し、箱体Wを後側の機
外に形成した供給部から前側の機外に形成した排出部に
向けて搬送することができるようにしている。また搬送
部4の中途部で切開部3の下方位置には、箱体Wを切開
待機姿勢に位置決め固定する位置決め部5を設けてお
り、該位置決め部5に固定した箱体Wに対し、該箱体W
の各側壁に個別に対応させた複数のカッター部6を有す
る切開部3を、昇降機構7を介して所定の切開位置に下
降停止させた状態において、上記各カッター部6を各側
壁に沿わせて作動し、箱体Wの蓋部Fを箱本体と切離し
可能とするように切開作業を行うようにしている。
【0012】そして、上記各作動部は、搬送体4の下方
に設置した制御盤10及び機体前面に設けた操作盤11
によって、図3,図8に示すように配置したエアーシリ
ンダ及びモータ等の各アクチェタ類を、設定されたモー
ド及びタイミング並びに後述するセンサ類の位置検出等
に基づいて作動させることにより、搬送部4に載置され
位置決めされて切開姿勢にある箱体Wを、その上側の前
後側辺と左右側辺を、図8,図9で示すように、切開部
3に備えた各カッター部6(前カッター部6a,後カッ
ター部6b,左カッター部6c,右カッター部6d)が
有するカッターKで切断し、箱体Wの全周を能率よく的
確に切断するようにしている。
【0013】尚、この図示例の切開装置1で切開処理す
る箱体Wは、野菜や食品等の各種の物品が収容された状
態の直方体形状のダンボール箱を示しており、上側部と
底側部の中蓋Nと外蓋Mとからなる蓋部Fを、一般的な
蓋閉止手段としてのガムテープ等の止め具Tを用いて貼
着封鎖したものを示しているが、その他立方体形状の箱
体であれば本発明で対応できること勿論である。また上
記のようなダンボール箱(箱体W)は、外蓋Mと中蓋N
が内側に折り込まれるとき、その基部の内面に凹溝状の
折り込み部Sが形成される傾向にあるが、図示例のカッ
ターKによる切断形態は、箱体Wの側壁上部を外側から
所定の後退角を有する刃先を斜め上向きの切断傾斜角を
有するカッターKによって、該刃先を上記折り込み部S
内に突入させて臨む位置で切断するようにしている。
【0014】これにより、箱体Wの側壁の全周を切断し
蓋部Fを切開したとき、側壁の切開面は内側を高くした
綺麗な斜面で切り残しなく確実に切開すると共に、閉止
部材Tによって一体的に閉止した状態の蓋部Fを、箱本
体に対し簡単に取り外すことができるようにしている。
また箱体Wの上部内のコーナー部に位置する物品や物品
を包装している袋等を刃先で切損することのないように
している。そして切開装置1は、上記箱体Wを搬送部4
上に縦長又は横長の何れの姿勢でも供給可能にしている
が、外蓋Mと中蓋Nとが共に重合している側、即ち中蓋
Nを有する側壁を搬送方向と一致させるように前後に位
置させて搬送体4上に載置供給するとよく、この場合に
は、切開作業時に各カッターKが横方向に切断移動する
際の切断抵抗に伴う箱体Wの変形を具合よく防止すると
共に、装置全体の構成を簡潔なものにしながら、精度の
よい切断を能率よく良好に行うことができるようになる
ものである。
【0015】次に上記各部の詳細な構成について説明す
る。先ず切開部3は図1〜図3に示すように、各ガイド
軸20にスライドメタル部を介し略水平姿勢に枢支され
て昇降機構7の作動によって昇降する昇降フレーム30
を、平面視で前後方向に長い方形状とし、その内部の左
右に支持杆31を横設し、両支持杆31の前後側に前カ
ッター部6aを有する支持台32と、左カッター部6c
及び右カッター部6d並びに後カッター部6bを有する
支持台32aを、軸方向(切断方向)にスライド可能に
軸装している。尚、切断方向に移動可能に架装する手段
は、上記のものに限ることなくスライドレール支持構造
等によってもよいものである。上記支持台32は、その
前後移動を機体2の前側に設けたエアシリンダ33で行
うと共に、支持台32aの前後移動は、該支持台32a
に設置したスライドモータ35のピニオンギヤ35a
を、支持杆31,31の間で略平行状に沿設しているラ
ックギヤ35bに噛合させ、上記スライドモータ35の
正逆回転によって行うようにしている。
【0016】また前カッター部6aは、支持台32の下
側で搬送方向と直交する方向に一体的に横設した横支持
杆31aに、往復移動可能に支持していると共に、これ
に沿設したロッドレスシリンダ等からなる作動杆36の
作動ブロック36aと連結し、該作動ブロック36aの
作動によって、図3,図5に示す切開作業の待機姿勢か
ら矢印方向に切り移動させることにより切断姿勢にする
ようにしている。また後カッター部6bは、上記のもの
と同様に支持台32aの下側に一体的に横設した横支持
杆31aに往復移動可能に支持していると共に、これに
沿設したロッドレスシリンダ等による作動杆36の作動
ブロック36aと連結し、この作動によって図3,図7
に示す待機姿勢から矢印方向に切り移動することができ
るようにしている。
【0017】また左カッター部6c及び右カッター部6
dは、支持台32aの下側に横設した横支持杆31aの
両側に、各別に往復移動可能に支持していると共に、支
持台32aの上部に相対向する方向に設置した2本の巾
決めシリンダ37の作動ブロック37aと連結し、この
作動によって図3,図6に示す待機姿勢から各矢印方向
に同時移動させて、両者のカッターKを箱体Wの後方か
ら所定の切断深さに差し込んだのち、一時停止させてそ
の後再び切り移動させるようにしている。即ちこの実施
形態において、支持台32aに支持した後カッター部6
bに対し、左カッター部6cと右カッター部6dとを前
方側に所定量だけ偏位させた前切り距離Lを有して支持
すると共に、支持台32aの移動により、箱体Wの左右
の側辺を前切りした状態で後側辺を切断させるように構
成している。尚、支持台32aの下面には左右のカッタ
ー部6c,6dの略中央部において、箱体Wの上面に押
接しながら転動するローラ32Rを複数設けており、こ
れにより切断時の抵抗に伴う箱脹らみ等の変形を規制す
るようにしている。
【0018】そして、上記のような支持構造で各アクチ
ェータによって作動される各カッター部6は、この実施
形態においては以下のような順序及びタイミングによっ
て作動させることにより、箱体Wに無理な力を与えたり
これに伴う変形を生じさせることなく、蓋部Fを能率よ
く的確に切開することができるようにしている。即ち、
搬送部4上で位置決め部5に位置決めされた箱体Wの大
きさ(図3,図4の点線)に対し切開部3は、先ず前カ
ッター部6aを支持台32を介して後方移動させ、その
カッターKを箱体Wの側方において所定の切断深さとな
る位置(図9のA図点線)に待機姿勢にさせると共に、
これと略同時に左カッター部6c及び右カッター部6d
を、巾決めシリンダ37の作動によって、箱体Wの巾に
対応させた所定の切断深さに両カッターKを位置決めし
た状態で、図9(B)で示すように、支持台32aを前
方移動させながら両カッターKを箱体Wに差し込み突入
させ、且つ後カッター部6bを前カッター部6aと同様
に箱体Wの側方に所定の切断深さに位置させた切開待機
姿勢にする。
【0019】このようにして図9(A)で示すように、
前カッター部6aを切開方向に移動させて箱体Wの前側
の中蓋N基部の前辺或いは側壁等の前側辺を切断し、次
いで図9(C)で示すように、後カッター部6bを移動
させて後側の中蓋N基部の後側辺を切断したのち、図9
(D)に示すように左カッター部6c及び右カッター部
6dを前方移動させて箱体Wの両側辺を切断することに
より、箱体Wの蓋部Fの切開を円滑に完了することがで
きるようにしている。
【0020】次に、上記構成からなる切開部3を昇降動
作させる昇降機構7について、図1,図2,図8を参照
し説明する。この昇降機構7は、機体2の上部の前後で
左右端にスプロケット70aを有する昇降軸70を軸支
しており、各スプロケット70aに巻き掛けたチェーン
71は、その一端を昇降フレーム30に止着し、他端を
ガイド軸20の下方でスライド可能に設けたウェイト7
2に止着することにより、切開部3の自重をウェイト7
2で相殺するようにし、上記昇降軸70を昇降モータ7
3で正逆回転可能に駆動するようにしている。これによ
り切開部3の昇降移動を小型の昇降モータ73によって
も円滑に行うことができるようにしている。また切開部
3は図1の実線で示す待機姿勢から下降すると、搬送部
4の位置決め部5で位置決め固定し切開待機姿勢にある
箱体Wを、図6で示す箱体検出センサ75が高さ検出を
して昇降モータ73を停止させることにより、各カッタ
ー部6を所定の切断高さ位置に駆動停止する。
【0021】次に、搬送部4及びその中途部に設置され
る位置決め部5等について説明すると、図1,図2に示
すように搬送部4は、機体2の中途部に前後に突出する
長さの搬送フレーム40を略水平状に横設していると共
に、この搬送フレーム40に図示しないコンベアモータ
で駆動される搬送ローラ41を複数列設し、搬送部4の
中途部の切開位置に供給搬送される箱体Wを、位置決め
固定する位置決め部5を設置している。上記位置決め部
5は、搬送方向下手側で箱体Wの停止位置の位置決めを
行う停止ガイド50と、停止された箱体Wの下部側を両
側から挟持することにより左右方向の位置決めを行う挟
持ガイド51とからなる。尚、この挟持ガイド51の搬
送方向上手側には、次位に供給搬送される箱体Wを待機
状態に搬送停止させる停止ガイド52を設けている。
【0022】図示例の停止ガイド50,52は、いずれ
も搬送フレーム40に取付固定された停止シリンダ53
によって、図示しない箱体通過位置検出センサの指令に
基づき、搬送部4の搬送経路に出没作動可能に支持して
いる。また挟持ガイド51,51は、搬送フレーム40
に直交する方向に横架した、前後の支持杆55にスライ
ド可能に支持した状態で、その中途部にラックギヤを内
向きに形成した作動杆56を設け、両作動杆56のラッ
クギヤを対向させた状態で巾決めモータ57が有するピ
ニオンギヤ58に各噛合させている。これにより、巾検
出指令に伴い巾決めモータ57が正逆回転駆動すると、
挟持ガイド51,51は同時作動し、図2の待機姿勢か
ら図3,図8に示すように、挟持ガイド51,51よっ
て箱体Wを搬送部4の中央部において両側から挟持固定
することにより、箱体Wの位置決めを簡単且つ的確に行
うことができるものである。尚、上記のような巾決め手
段はこれに限定されるものではない。
【0023】次に、上記のように構成した切開装置1に
用いるカッター部6について説明する。このカッター部
6は図10〜図14に示す構成からなり、これと略同様
な構成によって前カッター部6aと後カッター部6b及
び左カッター部6cと右カッター部6dとを構成してい
ると共に、これらはいずれもナイフ状のカッターKを既
述の切断姿勢で切開移動方向に向けて取付固定してお
り、これにより各カッターKを箱体Wの各対応する側壁
上辺に沿わせ、倣い移動させて適切に切断することがで
きるようにしているものである。
【0024】即ち、カッター部6はそのスライド本体6
0を、支持杆31aにスライド移動可能に嵌挿支持し、
各スライド本体60を前記作動杆36の作動ブロック3
6aに係脱可能に係合させるか、或いは作動ブロック3
7aに連結することにより、各軸方向に往復移動させる
ことができるようにしている。またスライド本体60
は、その両側にブラケット61を下向きに取付固定し、
正面視で下向きコ字状のカッター部本体を形成してお
り、両側のブラケット61に支持杆31aと同方向の支
持軸62を設け、該支持軸62にガイド部材8及びカッ
ターホルダ9等を有するカッター支持枠63を回動可能
に取付支持していると共に、該カッター支持枠63とブ
ラケット61に設けた引っ張りスプリング65によっ
て、支持軸62を中心にガイド部材8側を下向きに回動
付勢することにより、ガイド部材8の上部ガイドローラ
80を箱体Wのコーナー部の上面を倣い移動させて、カ
ッターKによる切断位置を上面から所定の位置を連続的
に切断することができる上面倣い切断構造にしている。
【0025】図示例におけるガイド部材8は、箱体Wの
コーナー部の上面(外蓋M)に沿って転接させる上部ガ
イドローラ80と、該上部ガイドローラ80に直交状に
近接してコーナー部の側面(側壁)に転接させる側部ガ
イドローラ81とからなり、図10,図12,図13に
示すように構成している。即ち、カッター支持枠63
は、筺枠状に形成しその前面にガイド部材8としての上
部ガイドローラ80を軸支していると共に、筺枠の内部
に支持軸62と略直交する方向に2本のスライド軸66
を軸支し、該スライド軸66に後述するカッターホルダ
9をスライド可能に支持し、且つカッターホルダ9をカ
ッター支持枠63に設けたスプリング67によって前側
(深切り方向)に引っ張り付勢することにより、ガイド
部材8の側部ガイドローラ81を箱体Wのコーナー部の
側面を倣い移動させて、カッターKによる切断位置を側
面から所定の位置を連続的に切断することができる側面
倣い切断構造にしている。
【0026】80aは上部ガイドローラ80に隣接し切
断方向側に設けた補助ガイドローラ(補助ガイド部)で
あり、この補助ガイドローラ80aはカッター部6の待
機姿勢から切断移動してガイドローラ80が上面(外蓋
M)に乗り上げる前に、予め該上面に乗り上げさせてカ
ッター支持枠63を適正切断姿勢にさせることができ、
これによりカッターKによる初期の切断位置を、上部ガ
イドローラ80のみによって行わせることによる倣い遅
れを伴うことなく、これに先立って適正位置からの切断
を良好に開始することができるようにしているものであ
る。
【0027】またカッターホルダ9は、その下側面の中
央部にナイフ状のカッターKを取付ネジ90によって、
着脱交換可能で且つ取付け位置調節可能に取着している
と共に、カッターKの取付け位置の側方から延設した取
付アーム91の先端に、前記上部ガイドローラ80と対
になる、他側方の側面のガイド部材8としての側部ガイ
ドローラ81を、縦軸92を介して箱体Wの側面に沿っ
て転接可能に軸支している。また上記のように構成して
なるカッター部6は、カッターKと上部ガイドローラ8
0及び側部ガイドローラ81との関係を以下のようにし
ている。
【0028】即ち、カッターKは、既述の適正切断角に
傾斜させた刃先を、一側のブラケット61側の前方で箱
体Wの折り込み部Sに臨むように位置させており、この
位置を保持させる位置に、上部ガイドローラ80と側部
ガイドローラ81の中心周面を、図10,図13に示す
ように、箱体Wの外蓋M(上面)と側壁(側面)とに転
接可能な略直交状に設け、カッターKの刃先をガイドロ
ーラ80と側部ガイドローラ81との直交面の略中間部
に位置させながら、その高さ位置を支持軸62と略同高
さにし(図12)、上部ガイドローラ80と側部ガイド
ローラ81の回転中心を刃先と略同一線上に揃えている
と共に、刃先が切断移動する方向と略直交する線上に一
致させている。
【0029】これにより、カッター部6が切断方向へ移
動するとき、前記上面倣い切断構造によって上部ガイド
ローラ80は、支持軸62を中心にスプリング65によ
って外蓋Mを押接しながら倣い転動するので、カッター
支持枠63を上部ガイドローラ80が外蓋Mを追動する
動作に伴わせ、支持軸62を中心に自由に揺動させるこ
とができ、カッターKの高さ方向の切断位置を一定にす
ることができる。またカッターKはその刃先が、支持軸
62の略水平な軸線の近傍で上下揺動するので、上向き
切断角を大きく変動することなく所定の切断を良好に行
うことができる等の特徴がある。
【0030】また側部ガイドローラ81は既述の側面倣
い切断構造によって、上向き傾斜でスプリング67によ
ってスライド可能に支持されたカッターホルダ9を介
し、箱体Wの側壁を押接しながら倣い転動するので、カ
ッターホルダ9を側部ガイドローラ81が、側壁の凹凸
等の状況に倣ってスライド軸66に進退スライドさせる
ことができ、カッターKの深さ方向の切断位置を一定に
すると共に、カッターKの刃先位置を大きく変動させる
ことなく良好に切断することができる等の特徴がある。
【0031】従って、上記三者の配置構成によって、上
部ガイドローラ80と側部ガイドローラ81が箱体Wの
コーナー部の上面及び側面の形状に沿って転動し、切断
方向へのカッター部6の移動を大きな抵抗を伴うことな
く円滑に行わせることができると共に、カッターKの刃
先をコーナー部の形状に沿わせて的確に倣い移動させる
ことができるので、蓋部Fを所定の切断位置で適正な切
断深さに切断することができる等の利点がある。
【0032】次に以上のように構成した切開装置1によ
る箱体の切開方法及び使用態様等について説明する。先
ず、切開部3が上昇し停止ガイド52が搬送ローラ41
から没入した退避状態で、且つ各カッター部6等が待機
状態にある切開装置1の搬送部4に、箱体Wを供給載置
し装置を作動させると、箱体Wは搬送部4の搬送ローラ
41の作動によって位置決め部5に搬送され、ここで停
止ガイド50及び挟持ガイド51によって位置決め停止
し固定される。
【0033】次いで、上記のように位置決め固定された
箱体Wに対し、切開部3が昇降モータ73の作動及び箱
体検出センサ75の指令によって、蓋部Fの所定切断位
置にまで下降して停止し、既述の支持構造と各アクチェ
ータによって作動されるカッター部6が、本発明の切開
方法によって蓋部Fを簡単且つ的確に切開する。またこ
の実施形態において、各カッター部6を次のような順序
及びタイミングによって作動させることにより、箱体W
の蓋部Fを該箱体Wに無理な力を与えたり、これに伴う
変形を生じさせることなく、良好に切断することができ
るものである。
【0034】即ちこの箱体Wの切開は、図3,図4で示
すカッター部6の待機状態から、図9(A)に示すよう
に、先ず前カッター部6aを支持台32を介して後方移
動させて、そのカッターKを箱体Wの前側側方で所定の
切断深さ位置に停止させた前側辺の切断待機姿勢にした
のち、前カッター部6aを支持杆31aに沿わせて切断
方向に移動させ、カッターKによる箱体Wの前側辺の切
断を行うことで、中蓋Nと外蓋Mが重合している前側辺
切断工程(重合蓋側切断)を完了したのち、前カッター
部6aは箱体Wから離間した左外側方に停止し位置す
る。
【0035】次いで、これと略同時に箱体Wの左右外側
に待機している左カッター部6cと右カッター部6d
を、巾決めシリンダ37,37の作動によって共に、同
図(B)に示すように、内側に向けて所定の切断深さ位
置に移動停止させた両側辺の切断待機姿勢にした状態に
すると共に、この姿勢を維持しながら支持台32aを前
方移動させて、両者のカッターK,Kで既述の前切り距
離L分の切断を行いながら、後カッター部6bのカッタ
ーKを所定の切断深さ位置に移動停止させた後側辺の切
断待機姿勢にする。そして、こののち同図(C)で示す
ように、後カッター部6bをその支持杆31aに沿って
左方に向けて切断移動することにより、箱体Wの中蓋N
と外蓋Mが重合している後側辺切断工程を完了させて、
該後カッター部6bを箱体Wの左外側方に停止させる。
【0036】このとき、箱体Wの蓋部Fは前カッター部
6aによって前側辺が既に切断されているので、その分
箱体剛性は失われて弱くなり変形を伴い易い状態になっ
ていたり、中蓋Nの前側基部が切断されたことに伴い、
両側の外蓋Mが蓋開き方向に持ち上がり変形をしようと
しているが、左カッター部6c及び右カッター部6dの
前切り距離Lを切断していることにより、箱体Wの後部
上方両側は両者のカッターK,Kの切断中途停止によっ
て支持した状態になっているので、カッターKの切り込
みでこの部の変形を防止しながら安定支持されることに
なる。従って、後カッター部6bのカッターKが一側か
ら他側に向けて切断移動をするとき、この切断抵抗によ
って箱体Wのズレや変形を防止した状態で、後側辺の切
断を的確且つ円滑に行うことができる等の特徴がある。
【0037】そして、上記のように前カッター部6aと
後カッター部6bとによる、前側辺切断工程と後側辺切
断工程との重合蓋側切断を行ったのちは、スライドモー
タ35の駆動によって支持台32aが前方へ移動するこ
とにより、左カッター部6c及び右カッター部6dのカ
ッターK,Kが、同図(D)で示すように、予め切り始
めている切断中途位置から、左右の外蓋Mの基部側壁を
全長にわたって切断して側辺切断工程(非重合蓋側切
断)を円滑に行うことができるものである。
【0038】従って、この両側辺の切断工程において
は、箱体Wの蓋部Fは前カッター部6a及び後カッター
部6bによって前側辺及び後側辺が既に切断されている
ので、その分箱体剛性は失われて弱くなり変形を伴い易
い状態になっているが、予め前切り距離L分だけの初期
切断を行っていることにより、再び切り始める際に切断
抵抗を大きく衝撃的に発生させたり、切り始め位置に狂
いを生じさせることを良好に防止することができて、そ
のまま箱体Wの非重合蓋側切断を全長にわたって円滑に
行うことができる等の利点がある。
【0039】またこのとき、蓋部Fの中央部はローラ3
2Rで押接しているので、蓋部Fが上方に変形しようと
しても、これが的確に防止されるのでカッターK,Kが
側壁を浅く切ったり波型に切ることなく、精度よく綺麗
に切断することができるものである。以上のように箱体
Wを、前カッター部6aによる前側辺切断工程で前側の
重合蓋側切断と、後カッター部6bによる後側辺切断工
程で後側の重合蓋側切断を行ったのち、左カッター部6
c及び右カッター部6dによる側辺の非重合蓋側切断を
行う切開工程及び方法にしたことにより、中蓋Nと外蓋
Mが重合するような荷姿のダンボール箱等の周囲を、そ
の前後並びに外蓋M側の側壁を共に適切に切断すること
ができるので、箱体Wの蓋部Fはその全周の切断を良好
に行われて簡単に切開することができることになる。
【0040】次いで、上記のような箱体Wの蓋部Fの切
開工程が完了すると、切開部3は各カッター部6を切断
完了姿勢で上昇し、且つ各カッター部6を元の切断待機
姿勢に復帰動作させ、これと略同時に位置決め部5は停
止ガイド50,52が搬送面から退動し、搬送部4の駆
動によって、切開済の箱体Wを前方に排出搬送しなが
ら、次位の箱体Wを位置決め部5に搬送し、停止ガイド
50の突出及び挟持ガイド51の挟持作動によって再び
次位の箱体Wを位置決め固定し、上述の切開工程を再び
繰り返すので、大量の箱体切開作業を能率よく連続的に
行うことができるものである。
【0041】このようにして切開作業を行う切開装置1
は、箱体Wの各側辺に対応させて各別に切断作動するカ
ッター部6を備えて切断するようにしたことにより、切
開作業時の切断抵抗を可及的に低減しながら、的確に切
断することができると共に、各切断時に箱体Wに大きな
変形を生じさせることがないから、内部の物品に損傷を
与えることなく箱体Wの全周を精度よく切開することが
できると共に、作動杆36,巾決めシリンダ37等のア
クチェータ類を同時的に一挙に作動させることなく各切
断工程を行うので、コンプレッサや油圧機器或いはモー
ター類を大型化させないで可及的小型化を図ることが可
能になり、装置全体の構成を簡潔にして廉価にすること
ができる等の特徴がある。
【0042】そして、上記のように切開作業が完了され
る箱体Wは、既述の図10〜図14によるカッター部6
の構成によって、カッターKの刃先が折り込み部Sに向
けて切断するので、内部の物品やその包装等に損傷を与
えることを良好に防止することができる等の利点があ
る。また切開作業を完了した箱体Wは、箱本体に全周を
切断された蓋部Fが載置された状態にあるので、該蓋部
Fを簡単に除去することができるから、内部の物品の取
り出しを容易に行うことができるものである。
【0043】さらに、本発明による図示例では、箱体W
は、その上面側の蓋部Fを切開する例について説明した
が、これに限ることなく本発明による箱体の切開方法及
び装置によれば、物品が収容された箱体Wを反転させた
状態で搬送部4に載置すると共に、該箱体Wの底部とな
る蓋部Fを上向きの上面側にしてこれを切開するように
してもよいものであり、この場合には、例えば箱体Wの
内部にお菓子類や他の物品を収容した袋がぎっしりと入
っているような場合に、該袋の底部の耳部は一般的には
屈折したり押しつぶされた状態にあることから、これが
箱体Wが反転されると、袋底部の耳部を蓋部Fの内面か
ら確実に離間させることができるので、この耳部が折り
込み部S内に入り込んだり、このコーナー部直近に位置
して接触することを防止することができるから、折り込
み部S或いはその直近等を移動するカッターKの刃先
が、切断時にこれらに接触することを確実に防止し、袋
や物品を切損することがないものである。
【0044】また上記のような切断方法によれば、箱体
W内で物品を上面側の蓋部F及びコーナー部から簡単且
つ確実に離間させることができるから、カッターKを図
示例の如く折り込み部Sに臨ませたり上向き傾斜させて
切断することなく、例えばカッターKを略水平状態のま
までコーナー部の近傍を所望に切断しても、物品に損傷
を与えることを簡単に回避することができるようになる
から、切断作業を能率よく簡単に行うことができると共
に、装置の構成を簡単にすることができる等の新たな利
点がある。
【0045】尚、上記のような切開作業の何れにおいて
も、箱体Wは蓋部Fの全周を切断することなく、そのコ
ーナーの一部或いは側壁の一部を非切断のまま蓋部Fと
接続状態で残して切るようにしてもよく、この場合に
は、切開した箱体Wを運搬したりそのまま展示する際
に、蓋部Fの漏落等を防止しながら内部の物品の保護を
良好に行うことができるものである。また本発明による
箱体の切開方法及び装置は、上述のようにコーナー部分
のみの切断に限ることなく、箱体Wの側壁の中途部を切
断するようにしてもよいものであると共に、箱体Wは上
記のように中蓋N及び外蓋Mを構成した蓋部Fを有する
ものに限るものではない。
【0046】
【発明の効果】本発明は以上のような箱体の切開方法に
したことにより、次のような効果を奏することができる
ものである。搬送部に位置決めした箱体を、前後の側辺
を切断したのち、左右の側辺を切断するようにしたか
ら、箱体に無理な抵抗を与えたり大きな変形等を伴うこ
となく精度よく簡単に切開することができる。
【0047】また箱体の側辺を、カッターによって前切
りし中途部で切断停止させることにより、箱体をカッタ
ーで安定よく支持しながら、側辺の切断を良好に行うこ
とができる。
【0048】また搬送部の停止ガイドと左右の側辺を切
断するカッターによって、箱体を位置決め支持すること
により、箱体の固定を的確に行うことができると共に、
カッターによる切断を円滑に行うことができる。
【0049】さらに、物品を収容した箱体を反転させた
状態で搬送部に載置すると共に、該箱体の底部を上向き
にしてコーナー部を切開するようにしたことにより、底
部と物品とを離間させてカッターによる切断を良好且つ
簡単に行うことができる。
【0050】また本発明は上記のような箱体の切開装置
にしたことにより、次のような効果を奏することができ
るものである。搬送部の位置決め部に切開部を昇降可能
に設けると共に、その昇降フレームに横設した支持杆の
前後側に、前カッター部を有する支持台と、左カッター
部及び右カッター部並びに後カッター部を有する支持台
を切断方向に装架し、前カッター部の横移動で箱体の前
側辺を切断し、後カッター部の横移動させて後側辺を切
断し、支持台を前側に移動させて左カッター部と右カッ
ター部での左右の側辺を切断するようにしたことによ
り、切開作業時に各側辺の切断抵抗を低減させながら的
確に切断すると共に、各切断時に箱体に大きな変形等を
生じさせることなく良好に切断することができるもので
ある。また各カッター部は同時に切断移動させないの
で、装置全体の構成を簡潔にして廉価にすることができ
る。
【0051】また支持台に支持した後カッター部に対
し、左カッター部と右カッター部とを前切り距離を有し
て支持すると共に、支持台の移動により箱体の左右側辺
を前切りした状態で後側辺を切断させるように構成した
ことにより、左右のカッターで箱体を支持した状態で変
形を防止しながら、後側辺の切断を的確且つ円滑に行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の切開装置の構成を示す側面図。
【図2】図1の平面図。
【図3】切開部の構成を示す平面図。
【図4】図3の側面図。
【図5】前カッター部の構成を示す正面図。
【図6】左カッター部と右カッター部の構成を示す正面
図。
【図7】後カッター部の構成を示す正面図。
【図8】切開装置の切開作業を示す斜視図。
【図9】箱体切開作業の工程を示し、(A)は前カッタ
ー部による切断工程図。(B)は後カッター部及び左カ
ッター部と右カッター部の切断開始工程図。(C)は後
カッター部による切断工程図。(D)は左カッター部と
右カッター部による切断工程図。
【図10】カッター部の正面図。
【図11】図10の背面図。
【図12】図10の側面図。
【図13】図10の底面図。
【図14】図10のA−A線断面図。
【符号の説明】
1 切開装置 2 機体 3 切開部 4 搬送体 5 位置決め部 6 カッター部 6a 前カッター部 6b 後カッター部 6c 左カッター部 6d 右カッター部 7 昇降機構 8 ガイド部材 9 カッターホルダ 30 昇降フレーム 31,31a 支持杆 32,32a 支持台 50 停止ガイド K カッター L 前切り距離 M 外蓋 N 中蓋 W 箱体

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送部(4)に位置決めした箱体(W)
    の周囲を切開するに、箱体(W)を搬送方向の前後の側
    辺を切断したのち、左右の側辺を切断することにより、
    蓋部(F)を箱本体に対し切開させる箱体の切開方法。
  2. 【請求項2】 左右の側辺を切断するに、前後側から左
    右のカッター(K)によって前切りし中途部で切断停止
    させた状態において、前後側の側辺を切断する請求項1
    の箱体の切開方法。
  3. 【請求項3】 搬送部(4)上において箱体(W)を、
    停止ガイド(50)と左右の側辺を切断するカッター
    (K)によって位置決め支持する請求項1又は2の箱体
    の切開方法。
  4. 【請求項4】 物品を収容し中蓋(N)に外蓋(M)を
    重ね蓋部(F)を閉鎖して荷姿にした箱体(W)を、搬
    送部(4)上に該蓋部(F)が下側になるように反転さ
    せた状態で載置し、上向きにした底部側のコーナー部を
    カッター(K)で切開する請求項1又は2又は3の箱体
    の切開方法。
  5. 【請求項5】 搬送部(4)の位置決め部5に対し切開
    部(3)を昇降可能に設けると共に、該切開部(3)の
    昇降フレーム(30)に支持杆(31)を横設し、該支
    持杆(31)の前後側に前カッター部(6a)を有する
    支持台(32)と、左カッター部(6c)及び右カッタ
    ー部(6d)並びに後カッター部(6b)を有する支持
    台(32a)を、切断方向に移動可能に架装し、前カッ
    ター部(6a)を支持台(32)に横移動させて箱体
    (W)の前側辺を切断すると共に、後カッター部(6
    b)を支持台(32a)に横移動させて箱体(W)の後
    側辺を切断し、支持台(32a)を前側に移動させて左
    カッター部(6c)と右カッター部(6d)で箱体
    (W)の左右の側辺を切断するように構成した箱体の切
    開装置。
  6. 【請求項6】 支持台(32a)に支持した後カッター
    部(6b)に対し、左カッター部(6c)と右カッター
    部(6d)とを前切り距離(L)を有して支持すると共
    に、支持台(32a)の移動により、箱体(W)の左右
    の側辺を前切りした状態で後側辺を切断させるように構
    成した請求項5の箱体の切開装置。
JP2000178641A 2000-06-14 2000-06-14 箱体の切開方法及び装置 Withdrawn JP2002002636A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000178641A JP2002002636A (ja) 2000-06-14 2000-06-14 箱体の切開方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000178641A JP2002002636A (ja) 2000-06-14 2000-06-14 箱体の切開方法及び装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002002636A true JP2002002636A (ja) 2002-01-09

Family

ID=18680042

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000178641A Withdrawn JP2002002636A (ja) 2000-06-14 2000-06-14 箱体の切開方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002002636A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1958112A2 (en) * 2005-12-09 2008-08-20 Cornerstone Automation System, Inc. Automated box opening apparatus
EP2767372A1 (de) * 2013-02-18 2014-08-20 Heinz Mayer GmbH Verfahren und Vorrichtung zum Öffnen von Kartons
CN105173278A (zh) * 2015-09-01 2015-12-23 上海大学 一种基于工业机器人的自动拆箱***
CN108177176A (zh) * 2018-02-09 2018-06-19 江苏正军装饰材料有限公司 一种平切塑料地板的裁切装置
US11981023B2 (en) 2020-01-17 2024-05-14 Robotica, Inc. Tote handling system with integrated hand and method of using same
US11981507B2 (en) 2020-06-03 2024-05-14 Robotica, Inc. Tote handling system with tote handler and method of using same

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1958112A2 (en) * 2005-12-09 2008-08-20 Cornerstone Automation System, Inc. Automated box opening apparatus
EP1958112A4 (en) * 2005-12-09 2010-02-17 Cornerstone Automation System AUTOMATED CONTAINER OPENING DEVICE
US7720567B2 (en) 2005-12-09 2010-05-18 Cornerstone Automation Systems, Inc. Automated box opening apparatus
US8463428B2 (en) 2005-12-09 2013-06-11 Cornerstone Automation Systems, Llc Automated box opening apparatus
EP2767372A1 (de) * 2013-02-18 2014-08-20 Heinz Mayer GmbH Verfahren und Vorrichtung zum Öffnen von Kartons
CN105173278A (zh) * 2015-09-01 2015-12-23 上海大学 一种基于工业机器人的自动拆箱***
CN108177176A (zh) * 2018-02-09 2018-06-19 江苏正军装饰材料有限公司 一种平切塑料地板的裁切装置
US11981023B2 (en) 2020-01-17 2024-05-14 Robotica, Inc. Tote handling system with integrated hand and method of using same
US11981507B2 (en) 2020-06-03 2024-05-14 Robotica, Inc. Tote handling system with tote handler and method of using same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5016275B2 (ja) 手袋包装装置
JP3992886B2 (ja) 物品または積重ね体を包装するための装置
JP6112191B2 (ja) 梱包装置および梱包方法
JP2011512302A (ja) (チューブ)袋を段ボール箱に入れる方法と装置
KR20200067894A (ko) 선적용 박스의 높이를 최적화하기 위한 시스템 및 방법
JP2002002636A (ja) 箱体の切開方法及び装置
US5255490A (en) Sealing and delivery device for double-layered carton sealing machine
US5150562A (en) Method and apparatus for packaging resiliently deformable articles
JP2001293796A (ja) 袋敷設装置
JP2002002637A (ja) 箱体切開装置のカッター部構造
JP2011131901A (ja) 箱詰めシステム、及び箱詰め方法
US6612100B1 (en) Sheet package production system
JP3961282B2 (ja) 箱体切開装置のカッター部構造
JP4180821B2 (ja) ダンボール箱切開用昇降作業装置のウエィト構造
JP2538833B2 (ja) ダンボ―ルケ―ス包装の内袋嵌込装置
JPH0611179Y2 (ja) 開口ケ−スへのシ−ト挿入装置
JPH10114316A (ja) 袋押込み式敷設装置
JP2593278B2 (ja) 包装機のシート供給装置
JP6047277B2 (ja) ピロー包装機
JP4377668B2 (ja) 包装機の折り込み装置
JPH10297602A (ja) 包装体敷設装置
JP2503424Y2 (ja) フイルム包装装置の搬入コンベヤ構造
JPH0232916A (ja) 包装装置
JPH06227520A (ja) 梱包箱のテープ封止装置
JPH1053221A (ja) 袋折込み式敷設装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070605

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090817

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090825

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091026

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20091111