JPH06227520A - 梱包箱のテープ封止装置 - Google Patents

梱包箱のテープ封止装置

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JPH06227520A
JPH06227520A JP3740593A JP3740593A JPH06227520A JP H06227520 A JPH06227520 A JP H06227520A JP 3740593 A JP3740593 A JP 3740593A JP 3740593 A JP3740593 A JP 3740593A JP H06227520 A JPH06227520 A JP H06227520A
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packaging box
tape
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adhesive tape
box
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Kiyoshi Kunitomo
清 国友
Teruyuki Yamamoto
照幸 山本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気的制御手段を用いることなく、適切な耳
折り状態で粘着テープを梱包箱の横側角部に貼付ける。 【構成】 前部耳折り機構Cを、梱包箱搬送経路に付勢
突入する起動レバー44が、搬送される梱包箱Wとの当
接によって経路外に移動されることに連動して、折り込
み操作部材42を作用位置に変位させるとともに、起動
レバー44が梱包箱Wとの当接から解除されて搬送経路
に付勢突入移動するのに連動して、操作部材42を後退
変位させるように構成し、後部耳折り機構Dを、起動レ
バー44が梱包箱Wとの当接から解除されて搬送経路に
付勢突入移動するのに連動して、折り込み操作部材43
を作用位置に変位させるとともに、起動レバー44が搬
送される梱包箱Wとの当接によって経路外に押圧移動さ
れることに連動して、操作部材43を非作用位置に後退
変位させるように構成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、段ボール箱などの梱包
箱を閉蓋した後に幅広の粘着テープで封止する場合に利
用する梱包箱のテープ封止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】段ボール箱は一般に、底部および上部に
それぞれ左右から折り込まれる一対の内蓋と、前後から
観音開き状に閉じられて突き合わされる一対の底蓋およ
び上蓋を備えており、この段ボール箱に梱包物を収納し
た後完全密封状態にテープ封止する場合、底部および上
部における内蓋を折り込むとともに底蓋および上蓋を閉
じ込み、底蓋対および上蓋対の突き合わせ対向辺に沿っ
て粘着テープを貼付け、更に、底蓋対および上蓋対の左
右横側に相当する角部に沿って粘着テープを回り込むよ
うに貼付け、全体としてH字状にテープ封止する(これ
をH貼りと呼称している)。このとき、段ボール箱の横
側角部に貼付ける粘着テープの前後端を体裁よく耳折り
にする〔図20参照〕。
【0003】このような形態でテープ封止を自動的に行
うに当たり、従来装置では横側角部に貼付ける粘着テー
プの前後端をエヤーシリンダ等のアクチュエータで駆動
変位される耳折り操作部材を利用していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】耳折り操作部材をアク
チュエータで駆動変位させる従来装置においては、搬送
される段ボール箱の位置をリミットスイッチや各種のセ
ンサーで電気的に検出してアクチュエータを起動させる
タイミングをとる必要があり、装置が高価なものとなる
とともに、搬送速度が変化するとタイミングがずれて仕
上がりが悪いものになりがちであり、このタイミング調
整を適切に行うためには複雑な制御手段が必要となって
いた。
【0005】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであって、複雑で高価な電気的な制御手段を用い
ることなく、適切な耳折り状態で粘着テープを梱包箱の
横側角部に貼付けることができる梱包箱のテープ封止装
置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次のような構成を採る。すなわち、本発明
に係る梱包箱のテープ封止装置は、一定経路の沿って梱
包箱を強制搬送する搬送機構と、搬送される梱包箱の横
側角部における一側辺に沿って所定長さの粘着テープの
半幅部分を貼付けるとともに、テープ前端部および後端
部の半幅部分を箱前面および箱後面に回り込んで貼付け
る粘着テープ貼付け機構と、テープ前端部における張出
し部分を耳折り状に折り込む前部耳折り機構と、テープ
後端部における張出し部分を耳折り状に折り込む後部耳
折り機構と、前後の耳折り部の間におけるテープ張出し
部分を梱包箱角部に沿って折り込んで箱側面に貼付ける
粘着テープ折り貼り機構と、を備え、前記前部耳折り機
構は、梱包箱搬送経路に付勢突入する起動レバーが搬送
される梱包箱との当接によって経路外に押圧移動される
ことに連動して、折り込み操作部材を折り込み作用位置
に強制変位させるとともに、起動レバーが梱包箱との当
接から解除されて梱包箱搬送経路に付勢突入移動するの
に連動して、折り込み操作部材を非作用位置に後退変位
させるように構成してあり、前記後部耳折り機構は、前
記起動レバーが梱包箱との当接から解除されて梱包箱搬
送経路に付勢突入移動するのに連動して、折り込み操作
部材を折り込み作用位置に強制変位させるとともに、起
動レバーが搬送される梱包箱との当接によって経路外に
押圧移動されることに連動して、折り込み操作部材を非
作用位置に後退変位させるように構成してあり、前記粘
着テープ折り貼り機構は、前部耳折り機構の下手箇所に
おいてテープ張出し部分を梱包箱の前進移動に伴って前
端側から徐々に梱包箱側面に折り込んでゆくテープ押付
けガイド部材を設置して構成してある。
【0007】
【作用】上記構成によると、一定経路に沿って梱包箱が
搬送されてくると、先ず、粘着テープ貼付け機構が作動
して搬送される梱包箱の横側角部における一側辺に沿っ
て所定長さの粘着テープの半幅部分を貼付けるととも
に、テープ前端部および後端部の半幅部分を箱前面およ
び箱後面に回り込んで貼付ける〔図17参照〕。
【0008】次に、梱包箱の前進に伴って起動レバーが
搬送される梱包箱との当接によって経路外に押圧移動さ
れ、これに連動して前部耳折り機構の折り込み操作部材
が折り込み作用位置に強制変位され、テープ前端部にお
ける張出し部分を耳折り状に折り込む〔図18参照〕。
【0009】更に梱包箱が前進して、起動レバーが搬送
される梱包箱の後端から外れると、起動レバーが梱包箱
との当接から解除されて梱包箱搬送経路に付勢突入移動
し、これに連動して後部耳折り機構の折り込み操作部材
が折り込み作用位置に移動して、テープ後端部における
張出し部分を耳折り状に折り込む〔図19参照〕。
【0010】更に梱包箱が前進すると、粘着テープ折り
貼り機構のテープ押付けガイド部材がテープ張出し部分
を梱包箱の前進移動に伴って前端側から徐々に梱包箱側
面に折り込んで貼付けてゆき、粘着テープは梱包箱の横
側角部にその前後端が耳折りされた状態で貼付けられる
〔図20参照〕。
【0011】
【実施例】図1ないし図3に本発明を段ボール箱のテー
プ封止装置に適用した実施例の全体が示されている。こ
の装置は、基本的には一定の直線水平経路に沿って段ボ
ール箱(梱包箱)Wを強制搬送する搬送機構Aと、搬送
される段ボール箱Wの横側角部に沿って所定長さの粘着
テープTの半幅部分を貼付けるとともに、テープ前端部
および後端部の半幅部分を箱前面および箱後面に回り込
んで貼付ける粘着テープ貼付け機構Bと、テープ前端部
における張出し部分を耳折り状に折り込む前部耳折り機
構Cと、テープ後端部における張出し部分を耳折り状に
折り込む後部耳折り機構Dと、前後の耳折り部の間にお
けるテープ張出し部分を梱包箱角部に沿って折り込んで
箱側面に貼付ける粘着テープ折り貼り機構Eと、からな
る4組の貼付けユニットを、段ボール箱B搬送経路の上
下左右部位に対応して配備して構成されており、以下に
各部を詳細に説明する。
【0012】搬送機構Aは、中央の複列遊転ローラコン
ベア1、左右の単列遊転ローラコンベア2a,2b、左
右独立にモータMによって同調駆動されるベルトコンベ
ア3a,3bとからなり、ローラコンベア1および2
a,2bに段ボール箱Wを横向きにして載置するととも
に、段ボール箱Wを左右からベルトコンベア3a,3b
で挟持して強制的に搬送するように構成されている。
【0013】左右の単列遊転ローラコンベア2a,2b
および左右のベルトコンベア3a,3bは、それぞれ左
右の可動フレーム4a,4bに装備されるとともに、各
可動フレーム4a,4bが、左右の主フレーム5間に架
設された前後一対のガイド軸6にスライド軸受け7a,
7bを介して左右に平行移動可能に支持されている。そ
して、左右のスライド軸受け7a,7bが横向きに巻回
されたチェーン8の往路と復路にそれぞれ連結支持され
るとともに、一方のスライド軸受け7aがハンドル9に
よって回転操作されるネジ軸10によって左右にネジ送
りされるように構成されている。また、前後のチェーン
8はそれぞれ左右の支軸11で同調作動するようになっ
ている。従って、ハンドル9を回転操作して前後のチェ
ーン8を同調回動することで、左右のスライド軸受け7
a,7bを互いに逆方向に横移動させ、段ボール箱Wの
横幅に応じた位置に左右の単列遊転ローラコンベア2
a,2bおよび左右のベルトコンベア3a,3bを位置
調節できるようになっている。因みに、図3は最大幅に
調節した状態を示している。
【0014】4組の貼付けユニットは全て同一の構造と
なっており、ここでは手前上側のものを代表にして説明
する。
【0015】図1、図4、および図8〜図11に示すよ
うに、粘着テープ貼付け機構Bは、粘着テープTを巻回
した原反ロールRT、ガイドローラ20、搬送経路の前
後に位置する前部貼付けローラ21と後部貼付けローラ
22、および、テープカッタ23、等を備えている。
【0016】前部貼付けローラ21および後部貼付けロ
ーラ22は、支点P1 およびP2 を中心に上下揺動可能
にフレーム板24aに支持された揺動アーム25および
26の遊端にそれぞれ遊転自在に装備されている。テー
プカッタ23は、前記フレーム24aに一定間隔をもっ
て対向連結したフレーム板24bに支点P3 を中心に上
下揺動可能に支持された揺動アーム27の遊端部にカッ
タホルダ28を介して取り付けられている。
【0017】そして、両揺動アーム25および26がリ
ンク29で連動連結されて、互いに逆回転で同調上下動
するとともに、フレーム板24aと揺動アーム26とに
亘って張設したバネ30によって両揺動アーム25およ
び26を、その遊端が段ボール箱Wの横側角部が移動す
る経路に突入するように付勢されている。揺動アーム2
5の遊端近くにはガイドローラ20で案内されてきた粘
着テープTを挟持するガイドローラ31とバネ片32、
および、粘着テープTを挿通して左右位置決めする左右
のガイド板33が装備され、粘着テープTの先端を、そ
の粘着面が搬送経路の上手(図4では右方)に向かう姿
勢で前部貼付けローラ21の前面に案内支持している。
また、揺動アーム27もフレーム板24bとに亘って張
設したバネ34によってその遊端が段ボール箱Bの横側
角部が移動する経路に突入するように付勢され、かつ、
先端を波形刃に構成したテープカッタ23が粘着テープ
Tの全幅に対向するように、その左右位置が設定されて
いる。
【0018】この粘着テープ貼付け機構Bの作動は次の
ようである。 (1) 図4に示すように、段ボール箱Wが到達しない
初期状態では粘着テープTを支持した前部貼付けローラ
21、後部貼付けローラ22、および、テープカッタ2
3はそれぞれ段ボール箱Wの移動経路に突入した位置に
ある。なお、この時に下降限界は、揺動アーム26およ
び27がそれぞれストッパ35a,35bに当接支持さ
れることによって規制されている。
【0019】(2) 段ボール箱Wが前部貼付けローラ
21に当接すると、粘着テープTの先端部taにおける
半幅部分が段ボール箱Wの前面に貼付けられながら前部
貼付けローラ21がバネ30に抗して上方に後退する。
また、これに伴って後部貼付けローラ22も上昇後退す
る。
【0020】(3) 段ボール箱Wがさらに前進する
と、図5に示すように、前部貼付けローラ21が段ボー
ル箱W上に乗り上がって粘着テープTの半幅部分を貼付
けてゆく。この際、上昇後退した後部貼付けローラ22
は段ボール箱Wの移動経路上にあり、また、段ボール箱
Wによって揺動アーム27が押し上げられてテープカッ
タ23が粘着テープTの上方に退避される。
【0021】(4) 段ボール箱Wがさらに前進して前
部貼付けローラ21が段ボール箱Wの後端から外れて
も、後部貼付けローラ22が未だ段ボール箱W上に位置
している間は前部貼付けローラ21は上昇位置に保持さ
れ、段ボール箱W後端からはみだした粘着テープTは緊
張状態にある。ここで、揺動アーム27が段ボール箱W
から外れると、バネ34によってテープカッタ23が下
降して、上記のように緊張されている粘着テープTを切
断する。
【0022】(5) 段ボール箱Wがさらに前進するこ
とで、図7に示すように、下降付勢されている後部貼付
けローラ22が段ボール箱Wの上面から後面に亘って押
圧接触しながら相対移動して、粘着テープTの後端部t
bの半幅部分を段ボール箱W後面に周り込んで貼付けて
ゆく。
【0023】以上で、1回の粘着テープ貼付け作動が完
了して初期状態に戻り、次の箱到達に備える。なお、こ
の粘着テープ貼付け作動のタイミングを上側のものと下
側のものとで少しずらすことで、負荷を分散して段ボー
ル箱Wをスリップなく確実に搬送することができる。
【0024】上下左右の角部で上記粘着テープ貼付けが
行われることで、段ボール箱Wの上面および底面に、図
17に示すように、H形に粘着テープが貼付けられる。
なお、H形の中央部分T0 は、閉じ合わされた前後の上
蓋Wa(および底蓋)の突き合わせ線に沿って予め別の
行程で貼付けられた粘着テープである。
【0025】図12〜図15に示すように、前部耳折り
機構Cは、支持ブラケット40に縦軸支点P4 を中心に
揺動可能に装着した揺動アーム41の一端に折り込み操
作部材42を連結固定して構成されている。また、後部
耳折り機構Dは、前記揺動アーム41の他端に縦軸支点
P5 を中心に揺動可能に折り込み操作部材43を回動可
能に枢支連結して構成されるとともに、折り込み操作部
材43が枢支部に装着したねじりバネ(図示せず)によ
って図13中で反時計方向に自転付勢されている。
【0026】また、支持ブラケット40の前部には、縦
軸支点P6 を中心に揺動可能に起動レバー44が装着さ
れるとともに、この起動レバー44の支軸44aと前記
揺動アーム41の支軸41aとが、図14に示すよう
に、各支軸44a,41aの上端に備えた連係アーム4
4b,41bおよびロッド45を介して連動連結され、
起動レバー44と揺動アーム41とが互いに反対方向に
揺動するように連係されている。かつ、連係アーム41
b遊端と支持ブラケット40間に架設したバネ46によ
って揺動アーム41が反時計方向に、また、起動レバー
44が時計方向にそれぞれ付勢揺動されている。
【0027】そして、起動レバー44は付勢揺動された
初期状態において、遊転ローラ47を備えたレバー先端
が段ボール箱Wの搬送経路中に側方から突入されてお
り、搬送される段ボール箱Wとの当接によって起動レバ
ー44が外側方に押圧移動されることによって、図13
に示すように、前部耳折り機構Cの折り込み操作部材4
2が段ボール箱W横側面に近接する折り込み作用位置に
移動し、これに対して後部耳折り機構Dの折り込み操作
部材43は段ボール箱Wの搬送経路から離れた非作用位
置に後退するように構成されている。
【0028】粘着テープ折り貼り機構Eは、前部耳折り
機構Cの下手箇所においてフレーム50に前後方向軸心
P7 周りに回動可能、かつ、バネ51によって下方に回
動付勢された前部テープ押付けガイド部材52と、縦軸
心P8 周りに回動可能、かつ、バネ53によって段ボー
ル箱Wの搬送経路側に回動付勢された後部テープ押付け
ガイド部材54とを備えて構成されており、段ボール箱
Wの横側角部の上面に半幅部分が貼付けられた粘着テー
プTの張出し部分tcを段ボール箱Wの前進移動に伴っ
て前端側から徐々に段ボール箱側面に皺にならいように
2段階に順次折り込んでゆくように構成されている。
【0029】以下に、上記前部耳折り機構C、後部耳折
り機構D、および、粘着テープ折り貼り機構Eによる一
連の貼付け動作を順次的に説明する。 (1) 上記したように、粘着テープ貼付け機構Bで粘
着テープTの半幅部分が前後端を折り回した状態で横側
角部に貼付けられた段ボール箱Wが起動レバー44を外
側方に押圧移動させることで、図13に示すように、前
部耳折り機構Cの折り込み操作部材42が折り込み作用
位置に移動するとともに、後部耳折り機構Eの折り込み
操作部材43は非作用位置に後退し、この状態で段ボー
ル箱Wの前端が前部耳折り機構Cに接近する。
【0030】(2) 粘着テープTの張出部分tcの前
端は、前部耳折り機構Cの折り込み操作部材42によっ
て相対的に後方に押され、図18に示すように、耳折り
されて段ボール箱Wの横側面に貼付けられる。
【0031】(3) 段ボール箱Wが前進して起動レバ
ー44が段ボール箱後端から外れると、起動レバー44
が自由になることで揺動アーム41が反時計方向に付勢
回動し、前部耳折り機構Dの折り込み操作部材42が非
作用位置に後退するとともに、後部耳折り機構Eの折り
込み操作部材43が折り込み作用位置に移動し、この折
り込み操作部材43は段ボール箱側面に沿う姿勢に自転
し、これによって、粘着テープTの張出部分tcの後端
は、図19に示すように、耳折りされて段ボール箱Wの
横側面に貼付けられる。
【0032】(4) このように、粘着テープTの張出
部分tcの前後端が耳折りされ貼付けられた状態で段ボ
ール箱Wが粘着テープ折り貼り機構Eに達すると、先
ず、下方に回動付勢された前部テープ押付けガイド部材
52によって粘着テープTの張出部分tcがその前部か
ら徐々に下方に押し伸ばされながら下方に折り曲げら
れ、引き続き、箱側に回動付勢された後部テープ押付け
ガイド部材54によって粘着テープTの張出部分tcが
直角に折り曲げられ、図20に示すように、段ボール箱
Wの横側面に体裁よく貼付けられる。
【0033】なお、以上の動作は段ボール箱Wの上下左
右の横側角部で同時に行われ、1回の通過によって、段
ボール箱Wのテープ封止が完了する。
【0034】段ボール箱Wの上下左右に位置する4組の
貼付けユニット(粘着テープ貼付け機構B、前部耳折り
機構C、後部耳折り機構D、粘着テープ折り貼り機構
E)は、次のようにして、段ボール箱Wの高さ、および
横幅に対応させることができるようになっている。
【0035】つまり、図1および図3に示すように、主
フレーム5から立設した支柱60に沿って上下動可能な
可動フレーム61に、上側の左右2組の貼付けユニット
が装備され、支柱60の上端と可動フレーム61とに亘
って連結したチェーン62をガイドローラ63およびス
プロケット64に屈曲巻回するとともに、スプロケット
64をハンドル65によって操作されるウオーム減速機
構66で回動するように構成し、チェーン62を巻き上
げ、あるいは、巻き降ろしすることで可動フレーム61
を任意の高さに調節できるように構成されている。
【0036】また、この可動フレーム61に左右移動不
能、回転のみ可能に水平支持されるとともにチエーン7
0で巻き掛け連動した前後一対のネジ軸67をハンドル
68によって回転操作可能に構成するとともに、このネ
ジ軸67の左右に刻設した逆向きのネジ部に左右の可動
フレーム69a,69bを螺合装着し、各可動フレーム
69a,69bに上側左右の貼付けユニットをそれぞれ
装備し、もって、上側左右の貼付けユニットを段ボール
箱Wの横幅に応じて調節できるようになっている。
【0037】また、下側の2組の貼付けユニットは左右
調節可能な前記スライド軸受け7a,7bにそれぞれ装
備されており、単列遊転ローラコンベア2a,2bおよ
び左右のベルトコンベア3a,3bの調節と同時に下側
2組の貼付けユニットの左右位置調節を行うことができ
るようになっている。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る梱包箱のテープ封止装置によれば、搬送される梱
包箱自体の移動を利用して前後の耳折り操作部材を駆動
変位させるので、電気的制御手段を利用していた従来装
置に比較して安価に実施できるようになった。しかも、
耳折り操作部材の作動タイミングは梱包箱との当接およ
び解除によって移動する起動レバーに連動されるので、
梱包箱の搬送速度が変化しても作動タイミングがずれる
ことが少なく、常に安定した耳折り動作による仕上がり
の良好なテープ封止が行えるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る梱包箱のテープ封止装置を示す全
体側面図である。
【図2】梱包箱のテープ封止装置を示す概略平面図であ
る。
【図3】梱包箱のテープ封止装置を示す正面図である。
【図4】粘着テープ貼付け機構の初期状態を示す側面図
である。
【図5】粘着テープ貼付け機構の貼付け開始状態を示す
側面図である。
【図6】粘着テープ貼付け機構の貼付け終了近くの状態
を示す側面図である。
【図7】粘着テープ貼付け機構の貼付け終了直前状態を
示す側面図である。
【図8】粘着テープ貼付け機構の前部貼付けローラ付近
を示す正面図である。
【図9】粘着テープ貼付け機構におけるテープ案内手段
を示す平面図である。
【図10】粘着テープ貼付け機構におけるカッター部分
を示す正面図である。
【図11】粘着テープ貼付け機構における後部貼付けロ
ーラ付近を示す正面図である。
【図12】前後の耳折り機構および粘着テープ折り貼り
機構を示す側面図である。
【図13】前後の耳折り機構および粘着テープ折り貼り
機構を示す平面図である。
【図14】前後の耳折り機構における一部を示す平面図
である。
【図15】前後の耳折り機構における起動レバー付近を
示す正面図である。
【図16】後部耳折り機構の作動状態を示す平面図であ
る。
【図17】横側角部における粘着テープ貼付け工程の初
期状態を示す斜視図である。
【図18】横側角部における粘着テープ貼付け工程の前
部耳折り状態を示す斜視図である。
【図19】横側角部における粘着テープ貼付け工程の後
部耳折り状態を示す斜視図である。
【図20】粘着テープ貼付けの完了した状態を示す斜視
図である。
【符号の説明】 42 折り込み操作部材 43 折り込み操作部材 44 起動レバー 52 テープ押付けガイド部材 54 テープ押付けガイド部材 A 搬送機構 B 粘着テープ貼付け機構 C 前部耳折り機構 D 後部耳折り機構 E 粘着テープ折り貼り機構 T 粘着テープ W 梱包箱(段ボール箱)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定経路に沿って梱包箱を強制搬送する
    搬送機構と、 搬送される梱包箱の横側角部における一側辺に沿って所
    定長さの粘着テープの半幅部分を貼付けるとともに、テ
    ープ前端部および後端部の半幅部分を箱前面および箱後
    面に回り込んで貼付ける粘着テープ貼付け機構と、 テープ前端部における張出し部分を耳折り状に折り込む
    前部耳折り機構と、 テープ後端部における張出し部分を耳折り状に折り込む
    後部耳折り機構と、 前後の耳折り部の間におけるテープ張出し部分を梱包箱
    角部に沿って折り込んで箱側面に貼付ける粘着テープ折
    り貼り機構と、を備え、 前記前部耳折り機構は、梱包箱搬送経路に付勢突入する
    起動レバーが搬送される梱包箱との当接によって経路外
    に押圧移動されることに連動して、折り込み操作部材を
    折り込み作用位置に強制変位させるとともに、起動レバ
    ーが梱包箱との当接から解除されて梱包箱搬送経路に付
    勢突入移動するのに連動して、折り込み操作部材を非作
    用位置に後退変位させるように構成してあり、 前記後部耳折り機構は、前記起動レバーが梱包箱との当
    接から解除されて梱包箱搬送経路に付勢突入移動するの
    に連動して、折り込み操作部材を折り込み作用位置に強
    制変位させるとともに、起動レバーが搬送される梱包箱
    との当接によって経路外に押圧移動されることに連動し
    て、折り込み操作部材を非作用位置に後退変位させるよ
    うに構成してあり、 前記粘着テープ折り貼り機構は、前部耳折り機構の下手
    箇所においてテープ張出し部分を梱包箱の前進移動に伴
    って前端側から徐々に梱包箱側面に折り込んでゆくテー
    プ押付けガイド部材を設置して構成してある、 ことを特徴とする梱包箱のテープ封止装置。
JP03740593A 1993-02-02 1993-02-02 梱包箱のテープ封止装置 Expired - Lifetime JP3429020B2 (ja)

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