JP2001353945A - 孔版印刷装置 - Google Patents

孔版印刷装置

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JP2001353945A
JP2001353945A JP2000178657A JP2000178657A JP2001353945A JP 2001353945 A JP2001353945 A JP 2001353945A JP 2000178657 A JP2000178657 A JP 2000178657A JP 2000178657 A JP2000178657 A JP 2000178657A JP 2001353945 A JP2001353945 A JP 2001353945A
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JP
Japan
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press roll
plate cylinder
press
coil spring
stencil
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JP2000178657A
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English (en)
Inventor
Eiichi Yanagibashi
栄一 柳橋
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Riso Kagaku Corp
Original Assignee
Riso Kagaku Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コイルバネの振動による画像への悪影響を防
止する。 【解決手段】 版胴26と、コイルバネ65のバネ力を
利用してプレスロール35を版胴26の外周面に圧接さ
せたり、コイルバネ65のバネ力に抗してプレスロール
35を版胴26の外周面から離間させたりするプレスロ
ール移動手段36とを有し、版胴26の回転に同期して
印刷用紙が版胴26とプレスロール35との間に給紙さ
れると共に、この給紙された印刷用紙が版胴26とプレ
スロール35との間を搬送される過程でプレスロール3
5を圧接位置に位置させ、給紙された印刷用紙が版胴2
6とプレスロール35との間を搬送されない過程でプレ
スロール35が離間位置に位置させるようにプレスロー
ル移動手段36を駆動する孔版印刷装置において、コイ
ルバネ65の外周に、スポンジ材又はゴム材から成る円
筒状の振動防止部材66を密着状態で装着した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、製版された孔版原
紙を版胴に巻き付けて装着し、回転される版胴に印刷媒
体をプレスロールで圧接させつつ搬送することによって
印刷を行う孔版印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の孔版印刷装置として図4に示す
ものがあり、図4は孔版印刷装置の一部概略構成図であ
る。この孔版印刷装置の装置本体内には多孔構造のイン
ク通過性の周壁を円筒状に形成した版胴100が回転自
在に設けられ、この版胴100の外周箇所には孔版原紙
101をクランプする原紙クランプ部102が突設され
ている。版胴100の外周面にはバネ103を利用して
スクリーン104が張設されており、このスクリーン1
04はインクの通過を許容する例えばメッシュ構造体で
形成されている。版胴100の内部にはインク供給部が
配置され、このインク供給部より版胴100にインクが
供給されるようになっている。又、版胴100の下方に
はプレスロール105が配置されており、このプレスロ
ール105は版胴100の外周面に圧接する圧接位置と
版胴100の外周面より離間する離間位置との間をプレ
スロール移動手段106によって移動される。
【0003】プレスロール移動手段106は、装置本体
に回転自在に支持されたプレス軸107を有し、このプ
レス軸107にはアーム部108の基端部とプレスレバ
ー109の中央部とがそれぞれ固定されている。アーム
部108の先端にはプレスロール105が回転自在に支
持されている。プレスレバー109の一端にはカムフォ
ロア110が支持されており、このカムフォロア110
は版胴100の回転に同期して回転するプレスカム11
1に干渉自在に設けられている。プレスカム111の外
周カム面は、回転中心からの距離が大径エリアと小径エ
リアとに連続的に変化するように形成されている。プレ
スレバー109の他端にはコイルバネ112のバネ力が
作用されており、このコイルバネ112のバネ力によっ
てプレスロール105が圧接位置側に付勢されている。
【0004】そして、プレスカム111の大径エリアが
カムフォロア110に対向する回転位置ではカムフォロ
ア110を押圧し、カムフォロア110が押圧される
と、コイルバネ112のバネ力に抗してプレスレバー1
09が回転してプレスロール105が離間位置に位置さ
れ、又、プレスカム111の小径エリアがカムフォロア
110に対向する回転位置ではカムフォロア110を押
圧せず、カムフォロア110が押圧されないと、コイル
バネ112のバネ力によってプレスロール105が圧接
位置に位置する。この圧接位置ではコイルバネ112の
バネ力によって版胴100を押圧し、コイルバネ112
のバネ力を調整することによって印刷圧を容易に調整で
きるものである。
【0005】又、給紙部113は、複数の印刷用紙11
4を載置する給紙台115と、積層された最上位置の印
刷用紙114を1枚のみ搬送する1次給紙ロール116
と、この1次給紙ロール116より搬送された印刷用紙
114を版胴100の回転に同期して版胴100とプレ
スロール105との間に給紙する2次給紙ロール117
とを備えている。
【0006】上記構成において、製版された孔版原紙1
01が外周面に巻き付けて装着された版胴100が回転
すると、この回転に同期して給紙部113より印刷用紙
114が版胴100とプレスロール105との間に給紙
される。又、版胴100の回転に同期してプレスカム1
11が回転され、このプレスカム111の回転位置に応
じてプレスロール105の位置が離間位置と圧接位置と
の間で可変される。具体的には、給紙された印刷用紙1
14の先端が版胴100とプレスロール105との間に
入ると、プレスロール105が離間位置から圧接位置に
移動され、印刷用紙114の後端が版胴100とプレス
ロール105との間を抜ける直前にプレスロール105
が圧接位置から離間位置に移動され、この動作が印刷用
紙114が給紙される毎に繰り返される。
【0007】つまり、印刷用紙114が版胴100とプ
レスロール105との間を搬送される過程ではプレスロ
ール105が圧接位置に位置して印刷圧を付与し、印刷
用紙114が版胴100とプレスロール105との間を
搬送されない過程ではプレスロール105が離間位置に
位置される。印刷用紙114が版胴100とプレスロー
ル105との間を搬送されないタイミング期間は、原紙
クランプ部102及びバネ103がプレスロール105
に対向するタイミング期間に一致し、このタイミング期
間ではプレスロール105を離間位置に位置させること
によって、プレスロール105が原紙クランプ部102
等に干渉するのを回避している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プレス
ロール105の離間位置から圧接位置への移動は、コイ
ルバネ112のバネ力によって版胴100に突き当たる
移動であるため、プレスロール105には圧接位置へ移
動する毎に版胴100から反力を受ける。この版胴10
0からの周期的な反力は、アーム部108とプレス軸1
07とプレスレバー109とを伝ってコイルバネ112
にも伝達されるため、コイルバネ112が固有振動数で
振動する。このコイルバネ112が振動すると、この振
動が上記の伝達ルートを伝ってプレスロール105に伝
達され、印刷圧に振動成分が乗ることによって画像に悪
影響(画像むら)を及ぼすという問題がある。
【0009】そこで、本発明は、前記した課題を解決す
べくなされたものであり、コイルバネの振動による画像
への悪影響を防止した孔版印刷装置を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、製版
された孔版原紙を外周面に巻き付けて装着する版胴と、
この版胴の外周面に圧接する圧接位置と前記版胴の外周
面から離間する離間位置との間で変移自在であるプレス
ロールと、このプレスロールを圧接位置側に付勢するコ
イルバネと、このコイルバネのバネ力によって前記プレ
スロールを圧接位置に位置させると共に該コイルバネの
バネ力に抗して前記プレスロールを離間位置に位置させ
るプレスロール移動手段と、を有し、前記版胴の回転に
同期して印刷媒体が前記版胴と前記プレスロールとの間
に給紙されると共に、この給紙された前記印刷媒体が前
記版胴と前記プレスロールとの間を搬送される過程で前
記プレスロールを圧接位置に位置させ、給紙された前記
印刷媒体が前記版胴と前記プレスロールとの間を搬送さ
れない過程で前記プレスロールを離間位置に位置させる
ように前記プレスロール移動手段を駆動するようにした
孔版印刷装置において、前記コイルバネに、振動を防止
する振動防止部材を装着したことを特徴とする。
【0011】この孔版印刷装置では、プレスロールが離
間位置から圧接位置への移動を繰り返すと、版胴から周
期的な反力を受け、この反力が伝達部材を介してコイル
バネに伝達されてコイルバネが固有振動数で振動しよう
とするが、この振動が振動防止部材で抑えられる。
【0012】請求項2の発明は、請求項1記載の孔版印
刷装置であって、前記振動防止部材は前記コイルバネの
外周を密着状態で覆う円筒状の振動吸収部材であること
を特徴とする。
【0013】この孔版印刷装置では、請求項1の発明の
作用に加え、コイルバネの外周に円筒状の振動防止部材
を被覆すれば良い。
【0014】請求項3の発明は、請求項2記載の孔版印
刷装置であって、前記円筒状の振動吸収部材をスポンジ
材で形成したことを特徴とする。
【0015】この孔版印刷装置では、請求項2の発明の
作用に加え、振動吸収部材は円筒状の形状を保持し、且
つ、コイルバネとの摺動抵抗が少ないことからコイルバ
ネの外周への被覆が容易である。
【0016】請求項4の発明は、請求項2記載の孔版印
刷装置であって、前記円筒状の振動吸収部材をゴム材で
形成したことを特徴とする。
【0017】この孔版印刷装置では、請求項2の発明と
同様の作用が得られる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0019】図1〜図3は本発明の一実施形態を示し、
図1は孔版印刷装置の全体概略構成図、図2はプレスロ
ール移動手段の側面図、図3はプレスロール移動手段の
分解斜視図である。
【0020】図1に示すように、孔版印刷装置は、原稿
読み取り部1と、製版部2と、印刷部3と、給紙部4
と、排紙部5と、排版部6とから大略構成されている。
【0021】原稿読み取り部1は、印刷すべき原稿が載
置される原稿セット台10と、この原稿セット台10上
の原稿の有無を検出する反射型の原稿センサ11,12
と、原稿セット台10の原稿を搬送する原稿搬送ロール
対13,14と、この原稿搬送ロール対13,14を回
転駆動させるステッピングモータ15と、原稿搬送ロー
ル対13,14によって搬送される原稿の画像データを
光学的に読み取り、これを電気信号に変換する密着型の
イメージセンサ16と、原稿セット台10より排出され
る原稿を載置する原稿排出トレー17とを有する。そし
て、原稿セット台10に載置された原稿が原稿搬送ロー
ル対13,14によって搬送され、この搬送される原稿
の画像データをイメージセンサ16が読み取る。
【0022】製版部2は、ロールされた長尺状の孔版原
紙18を収容する原紙収容部19と、この原紙収容部1
9の孔版原紙18の搬送下流に配置されたサーマルヘッ
ド20と、このサーマルヘッド20の対向位置に配置さ
れたプラテンロール21と、このプラテンロール21及
びサーマルヘッド20の孔版原紙18の搬送下流に配置
された一対の原紙送りロール22,22と、プラテンロ
ール21及び原紙送りロール22を回転駆動させるライ
トパルスモータ23と、一対の原紙送りロール22,2
2の孔版原紙18の搬送下流に配置された原紙カッタ2
4とを有する。そして、プラテンロール21と原紙送り
ロール22の回転により長尺状の孔版原紙18を搬送
し、イメージセンサ16で読み取った画像データに基づ
きサーマルヘッド20の各点状発熱体が選択的に発熱動
作することにより、孔版原紙18に感熱穿孔して製版
し、この製版された孔版原紙18を原紙カッタ24で切
断して所定長さの孔版原紙18を作製する。
【0023】印刷部3は多孔構造のインク通過性の周壁
を円筒形にし、その外周面にインク通過性のスクリーン
で張設され、メインモータ25の駆動力によって図1の
矢印A方向に回転する版胴26と、この版胴26の外周
面に突設され、孔版原紙18の先端をクランプする原紙
クランプ部27と、版胴26の検出片28aを検出する
ことによって版胴26の外周面に孔版原紙18が巻き付
け装着されているか否かを検出する原紙確認センサ28
と、版胴26の検出片29を検出することによって版胴
26の基準位置を検出する基準位置検出センサ30と、
メインモータ25の回転を検出するロータリエンコーダ
31とを有する。基準位置検出センサ30の検出出力を
基にロータリエンコーダ31の出力パルスを検出するこ
とによって版胴26の回転位置を検出することができ
る。
【0024】又、印刷部3は、版胴26の内部に配置さ
れたスキージロール32と、このスキージロール32に
近接配置されたドクターロール33とを有し、スキージ
ロール32とドクターロール33とで囲まれた外周スペ
ースにインク34が溜められている。回転するスキージ
ロール32の外周に付着するインク34がドクターロー
ル33との隙間を通ることでスキージロール32には所
定膜厚のインク34のみが付着され、この所定膜厚のイ
ンク34が版胴26のスクリーンの内周面に供給され
る。又、スキージロール32の対向位置で、且つ、版胴
26の外側位置にはプレスロール35が設けられ、この
プレスロール35はプレスロール移動手段36によって
版胴26の外周面に押圧する押圧位置と、版胴26の外
周面から離間する待機位置との間で変移自在に構成され
ている。
【0025】そして、製版部2から搬送される孔版原紙
18の先端を原紙クランプ部27でクランプし、このク
ランプした状態で版胴26が回転されて孔版原紙18が
版胴26の外周面に巻き付け装着され、版胴26の回転
に同期して給紙部4より搬送されてくる印刷媒体である
印刷用紙37をプレスロール35で版胴26の孔版原紙
18に押圧することによって印刷用紙37に孔版原紙1
8の穿孔部からインクが転写されて画像が印刷される。
【0026】給紙部4は、印刷媒体である印刷用紙37
が積層される給紙台38と、この給紙台38から最上位
置の印刷用紙37のみを搬送させる1次給紙ロール3
9,40と、この1次給紙ロール39,40によって搬
送された印刷用紙37を版胴26の回転に同期して版胴
26とプレスロール35間に搬送する一対の2次給紙ロ
ール41,41と、この一対の2次給紙ロール41,4
1間に印刷用紙37が搬送されたか否かを検出する給紙
センサ42とを有する。1次給紙ロール39,40には
給紙クラッチ43を介してメインモータ25の回転が選
択的に伝達されるように構成されている。
【0027】排紙部5は、印刷処理された印刷用紙37
を版胴26から分離する用紙分離爪44と、この用紙分
離爪44により版胴26から離間された印刷用紙37が
搬送される搬送通路45と、この搬送通路45より排紙
される印刷用紙37が載置される排紙台46とを有す
る。
【0028】排版部6は、版胴26より使用済みの孔版
原紙18を引き剥がしながら搬送する一対の排版搬送ロ
ール47,47と、この一対の排版搬送ロール47,4
7を回転駆動する排版モータ48と、一対の排版搬送ロ
ール47,47により搬送されて来る孔版原紙18を収
納する排版ボックス49と、一対の排版搬送ロール4
7,47により孔版原紙18が排版ボックス49に搬送
されたか否かを検出する排版センサ50とを有する。
【0029】次に、プレスロール移動手段36の構成を
説明する。図2及び図3に示すように、プレスロール移
動手段36は、装置本体に回転自在に支持されたプレス
軸60を有し、このプレス軸60にはブラケット70に
対してアーム部61の中心部に固定された軸71が図に
て矢印方向に揺動自在に支持されており、このアーム部
61の両端部に上記したプレスロール35が回転自在に
支持されている。プレスロール35は、アーム部61が
プレス軸60に揺動自在に支持されていることから版胴
26に対してどの位置でも均一な押圧力で押圧する。
【0030】又、プレス軸60にはプレスレバー62の
中央部が固定されている。このプレスレバー62の一端
にはカムフォロア63が支持されており、このカムフォ
ロア63は版胴26の回転に同期して回転するプレスカ
ム64に干渉可能に設けられている。プレスカム64の
外周カム面は、回転中心Oからの距離が大径エリアと小
径エリアとに連続的に変化するように形成されている。
プレスレバー62の他端にはコイルバネ65のバネ力が
作用されており、このコイルバネ65のバネ力によって
プレスロール35が圧接位置側に付勢されている。つま
り、プレスレバー62とプレス軸60とブラケット70
及びアーム部61は、コイルバネ65のバネ力をプレス
ロール35に伝達する伝達部材として構成されている。
【0031】又、コイルバネ65の外周には密着状態で
円筒状の振動防止部材66が装着されている。この円筒
状の振動防止部材66はコイルバネ65の振動を吸収す
ることによって振動を防止する振動吸収部材にて形成さ
れ、この実施形態では振動吸収部材として円筒状のスポ
ンジ材が使用されている。
【0032】そして、プレスカム64の大径エリアがカ
ムフォロア63に対向する回転位置ではカムフォロア6
3を押圧し、カムフォロア63が押圧されると、コイル
バネ65のバネ力に抗してプレスレバー62が回転して
プレスロール35が版胴26と離間する離間位置に位置
し(図2の仮想線位置)、又、プレスカム64の小径エ
リアがカムフォロア63に対向する回転位置ではカムフ
ォロア63を押圧せず、カムフォロア63が押圧されな
いと、コイルバネ65のバネ力によってプレスロール3
5が版胴26と圧接する圧接位置に位置する(図2の実
線位置)。圧接位置ではコイルバネ65のバネ力によっ
て版胴26を押圧し、コイルバネ65のバネ力を調整す
ることによって印刷圧を容易に調整できる。
【0033】上記構成において、印刷動作を説明する。
製版された孔版原紙18が外周面に巻き付け装着された
版胴26が回転すると、この回転に同期して給紙部4よ
り印刷用紙37が版胴26とプレスロール35との間に
給紙される。又、版胴26の回転に同期してプレスカム
64が回転され、このプレスカム64の回転位置に応じ
てプレスロール35の位置が版胴26との離間位置と圧
接位置との間で可変される。具体的には、給紙された印
刷用紙37の先端が版胴26とプレスロール35との間
に入ると、プレスロール35が離間位置から圧接位置に
移動され、印刷用紙37の後端が版胴26とプレスロー
ル35との間を抜ける直前にプレスロール35が圧接位
置から離間位置に移動され、この動作が印刷用紙37が
給紙される毎に繰り返される。つまり、印刷用紙37が
版胴26とプレスロール35との間を搬送される過程で
はプレスロール35が圧接位置に位置して印刷圧を付与
し、印刷用紙37が版胴26とプレスロール35との間
を搬送されない過程ではプレスロール35が離間位置に
位置してプレスロール35が原紙クランプ部27等に干
渉するのを回避している。印刷処理された印刷用紙37
は、排紙部5に排紙されて排紙台46に積層される。
【0034】上記プレスロール35の動作にあって、プ
レスロール35の版胴26に対して離間位置から圧接位
置への移動は、コイルバネ65のバネ力によって版胴2
6に突き当たる移動であるため、プレスロール35には
圧接位置へ移動する毎に版胴26から反力を受ける。こ
の版胴26からの周期的な反力は、アーム部61とプレ
ス軸60とブラケット70とプレスレバー62とを伝っ
てコイルバネ65にも伝達されるため、コイルバネ65
が固有振動数で振動しようとするが、この振動が円筒状
の振動防止部材66で抑えられる。従って、コイルバネ
65からの振動がプレスレバー62とプレス軸60とブ
ラケット70及びアーム部61を介して伝達されること
がなく、コイルバネ65の振動による画像への悪影響を
防止できる。
【0035】この実施形態では、振動防止部材66をコ
イルバネ65の外周を密着状態で覆う円筒状のスポンジ
材(振動吸収部材)で形成したので、コイルバネ65の
外周に円筒状の振動防止部材66を被覆すれば良く、装
着作業が容易である。
【0036】このように、振動防止部材66を成す円筒
状の振動吸収部材をスポンジ材で形成したので、スポン
ジ材は円筒状の形状を保持し、且つ、コイルバネ65と
の摺動抵抗が少ないことからコイルバネ65の外周への
被覆が容易となり、装着作業がさらに容易である。更
に、振動防止部材66は、コイルバネ65の振動を防止
できるものであれば良く、ゴム材等の振動吸収部材で形
成しても良い。
【0037】尚、前記実施形態では、振動防止部材66
をコイルバネ65の外周に密着状態で被覆することで装
着したが、コイルバネ65の内周に密着状態で挿入する
ことによって装着しても良い。又、場合によっては、コ
イルバネ65の外周と内周の両側に密着状態で装着して
も良い。このようにすれば、さらに振動防止に効果的で
ある。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、バネ力によりプレスロールを版胴の外周面に圧
接させるコイルバネに、振動を防止する振動防止部材を
装着したので、プレスロールが離間位置から圧接位置へ
の移動を繰り返すと、版胴から周期的な反力を受け、こ
の反力が伝達部材を介してコイルバネに伝達されてコイ
ルバネが固有振動数で振動しようとするが、この振動が
振動防止部材で抑えられるため、コイルバネの振動によ
る画像への悪影響を防止できる。
【0039】請求項2の発明によれば、振動防止部材と
してコイルバネの外周を密着状態で覆う円筒状の振動吸
収部材を用いたので、コイルバネの外周に円筒状の振動
防止部材を被覆すれば良く、装着作業が容易である。
【0040】請求項3の発明によれば、振動防止部材を
成す振動吸収部材としてスポンジ材を用いたので、この
スポンジ材は円筒状の形状を保持し、且つ、コイルバネ
との摺動抵抗が少ないことからコイルバネの外周への被
覆が容易となり、装着作業がさらに容易である。
【0041】請求項4の発明は、振動防止部材を成す振
動吸収部材としてゴム材を用いたので、このゴム材は円
筒状の形状を保持し、且つ、コイルバネとの摺動抵抗が
少ないことからコイルバネの外周への被覆が容易とな
り、装着作業がさらに容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示し、孔版印刷装置の全
体の概略構成図である。
【図2】本発明の一実施形態を示し、プレスロール移動
手段の側面図である。
【図3】本発明の一実施形態を示し、プレスロール移動
手段の分解斜視図である。
【図4】従来例の孔版印刷装置の一部概略構成図であ
る。
【符号の説明】
18 孔版原紙 26 版胴 35 プレスロール 36 プレスロール移動手段 37 印刷用紙(印刷媒体) 60 プレス軸(伝達部材) 61 アーム部(伝達部材) 62 プレスレバー(伝達部材) 65 コイルバネ 66 振動吸収部材(振動防止部材) 70 ブラケット(伝達部材)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製版された孔版原紙を外周面に巻き付け
    て装着する版胴と、この版胴の外周面に圧接する圧接位
    置と前記版胴の外周面から離間する離間位置との間で変
    移自在であるプレスロールと、このプレスロールを圧接
    位置側に付勢するコイルバネと、このコイルバネのバネ
    力によって前記プレスロールを圧接位置に位置させると
    共に該コイルバネのバネ力に抗して前記プレスロールを
    離間位置に位置させるプレスロール移動手段と、を有
    し、前記版胴の回転に同期して印刷媒体が前記版胴と前
    記プレスロールとの間に給紙されると共に、この給紙さ
    れた前記印刷媒体が前記版胴と前記プレスロールとの間
    を搬送される過程で前記プレスロールを圧接位置に位置
    させ、給紙された前記印刷媒体が前記版胴と前記プレス
    ロールとの間を搬送されない過程で前記プレスロールを
    離間位置に位置させるように前記プレスロール移動手段
    を駆動するようにした孔版印刷装置において、 前記コイルバネに、振動を防止する振動防止部材を装着
    したことを特徴とする孔版印刷装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の孔版印刷装置であって、 前記振動防止部材は前記コイルバネの外周を密着状態で
    覆う円筒状の振動吸収部材であることを特徴とする孔版
    印刷装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の孔版印刷装置であって、 前記円筒状の振動吸収部材をスポンジ材で形成したこと
    を特徴とする孔版印刷装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の孔版印刷装置であって、 前記円筒状の振動吸収部材をゴム材で形成したことを特
    徴とする孔版印刷装置。
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