JP2001349371A - 磁気回路構造及びギャップ制御装置 - Google Patents

磁気回路構造及びギャップ制御装置

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JP2001349371A
JP2001349371A JP2000165521A JP2000165521A JP2001349371A JP 2001349371 A JP2001349371 A JP 2001349371A JP 2000165521 A JP2000165521 A JP 2000165521A JP 2000165521 A JP2000165521 A JP 2000165521A JP 2001349371 A JP2001349371 A JP 2001349371A
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magnetic circuit
path forming
gap
magnetic path
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Hiroshi Morita
洋 森田
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁路の形成を工夫することにより、ギャップ
の変化に対して吸引力の変化割合を大きくとれるように
した磁気回路構造を提供する。 【解決手段】 永久磁石14A、14Bを組み込んだマ
グネットアッセンブリ11と被磁気吸引体としてのター
ゲット2とをギャップG1を挟んで対向配置し、永久磁
石14A、14Bの発生する磁力によってマグネットア
ッセンブリ11とターゲット2間にギャップGを通過す
る磁路18を有する磁気回路17を形成することによ
り、マグネットアッセンブリ11とターゲット2間に吸
引力を発生させる。この場合に、前記1つの磁気回路1
7中の磁力線が前記ギャップG1を少なくとも2往復す
るように磁路18を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気浮上装置やア
クティブサスペンション等に適用可能な磁気回路構造、
及びこの磁気回路構造を利用したギャップ制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】磁力、或いは磁気吸引力を利用した動作
機構は非接触で精密な駆動が可能なため、半導体、液晶
などのクリーン環境が要求される製造装置や精密駆動装
置への応用が期待されている。特に、永久磁石を利用し
た動作機構は電磁石のように発熱したりしないため応用
範囲が広く、例えば磁気浮上装置やリニアモータの案内
装置等に実際に適用されている。
【0003】これらの装置においては、磁石と磁性体、
あるいは磁石同士の距離(ギャップ)の制御を、高速、
高分解能、高剛性で行わなければならない。そのため、
例えば磁気浮上装置等においては、高応答性を確保する
ためにこのギャップの管理に圧電素子を利用することが
多い。
【0004】図9は磁気位置決め装置(アクティブサス
ペンション)に利用される従来の磁気回路構造の例を示
している。
【0005】図示の磁気回路構造において、1はマグネ
ットアッセンブリ(2つの部材のうちの一方の部材)、
2は磁性体で構成された被磁気吸引体(被位置決め体)
としてのターゲット(他方の部材)、3は圧電素子(駆
動手段)である。
【0006】マグネットアッセンブリ1は、図10に斜
視図で示すように、永久磁石4と、その両磁極(N極、
S極)に結合されたコア5、5とからなり、全体が断面
コ字状に構成されている。
【0007】ターゲット2は、図示せぬ付勢手段(マグ
ネットアッセンブリ1側から見て離反手段)によって図
の上方に向けた付勢力(離反力)を常に受けている。
【0008】圧電素子3は、マグネットアッセンブリ1
を微駆動して、マグネットアッセンブリ1とターゲット
2間のギャップGの大きさを調節する。
【0009】この磁気回路構造においては、マグネット
アッセンブリ1のコ字形の両先端面1T、1Tが、ギャ
ップGを挟んでターゲット2と対向配置される。その結
果、永久磁石4の発生する磁力によってマグネットアッ
センブリ1とターゲット2間に、ギャップGを通過する
磁路8を有する磁気回路7が形成され、マグネットアッ
センブリ1とターゲット2間に吸引力が発生するように
なっている。
【0010】ギャップGの大きさが変化すると磁気回路
7の磁路8における磁力線の強さが変化する。この特性
を利用して、ギャップGの大きさを検出してこれを一定
に維持するように圧電素子3を駆動する電流をフィード
バック制御すると、結果としてマグネットアッセンブリ
1とターゲット2間に働く吸引力が一定に制御され、タ
ーゲット2を所定の位置に吸引・維持することができ
る。
【0011】なお、図9、10のそれぞれの上下を逆に
すると、ターゲット2を(重力に逆らって)吸引・浮上
させる磁気浮上装置として機能させることができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、圧電素子3
は駆動部3Aの変位量が小さいために、ギャップGを制
御する際のストロークが大きくとれず、そのため、マグ
ネットアッセンブリ1とターゲット2間の吸引力の変化
を大きくできないという問題がある。
【0013】一般に圧電素子は複数個を積層することに
より、ある程度ストロークを大きくすることができる
が、大型化してしまうという問題がある。そこで、スト
ロークを大きくするために、機械的なテコを応用して変
位量を拡大する試みもなされているが、機構が複雑にな
る上、剛性が低下し、又、慣性質量が大きくなるため、
応答性やハンチングの問題が新たに発生することにな
る。
【0014】本発明は、上記事情を考慮し、磁路の形成
を工夫することにより、ギャップの変化に対して吸引力
の変化割合を大きくとれるようにし、装置全体の複雑化
や大型化を回避すると共に、高剛性、高安定性を実現す
ることのできる磁気回路構造を提供することを目的とす
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、2つ
の部材をギャップを挟んで対向配置すると共に、該2つ
の部材間に前記ギャップを通過する磁路を有する磁気回
路を形成し、この2つの部材間に所定の吸引力を発生さ
せる磁気回路構造において、前記磁気回路を、該磁気回
路中の磁路が前記2つの部材間のギャップを少なくとも
2往復するように形成したことにより、前記課題を解決
したものである。
【0016】ここで、2つの部材は、前記磁気回路を形
成するために、その一方のみに磁石を含ませ、他方は単
なる磁性体だけで構成することもできるし、双方に磁石
を含ませた構成とすることもできる。
【0017】この発明の磁気回路構造では、1つの磁気
回路中の磁力線がギャップを少なくとも2回以上往復す
るようにしているので、ギャップを通過する回数分だ
け、吸引力自体は低下するが、ギャップの変動に対する
吸引力の変化量を増大させることができる。即ち、少な
いギャップ変化量で、大きな吸引力変化を得ることがで
きる。言い換えると、ギャップ変化を指標として吸引力
を変化させる制御を行う場合に、同じギャップ変化に対
し高ゲインの応答が可能となり、制御性を向上させるこ
とができる。従って、例えば圧電素子によって微小なギ
ャップ変化量しか与えることができなくても、磁気浮上
制御等に関与する吸引力の変動量を大きくとることがで
き、ギャップ制御等の確実化ないしは容易化を図ること
ができる。
【0018】なお、全体の吸引力の低下については、組
み込む永久磁石の磁力を大きくすることにより対処でき
るため、特に大きな問題は生じない。又、てこ等の機械
的なゲイン増幅機構を持たないため、系の慣性質量増大
による応答性の低下やハンチングの発生等の問題も生じ
ない。
【0019】ここで、「2つの部材間のギャップを2回
以上往復する」とは、必ずしも単一のギャップを磁路が
2回以上往復する必要はなく、例えば片道、或いは一往
復のみ磁路が通過するようなギャップを複数有するよう
な構成であっても良い。要は、「2つの部材間に存在す
る(単一又は複数の)ギャップを、結果として磁路が2
回以上往復・通過するようにして単一の磁気回路が形成
される」構成となっていれば足りる。
【0020】この具体的な構成としては、例えば、前記
2つの部材のうちの少なくとも一方側の部材に、非磁性
体を間に介在させることによって互いに磁気遮蔽した2
以上の磁路形成部を配置すると共に、前記2以上の磁路
形成部それぞれの両端面を前記2つの部材のうちの他方
側の部材に対しギャップを挟んで対向させ、前記磁気回
路によって発生する磁力線が該他方側の部材と前記2以
上の磁路形成部それぞれの両端面との間を順次直列に結
んだ経路を巡るように、該磁気回路の磁路を形成する構
成が採用できる(請求項2)。
【0021】この場合、ギャップを挟んで対向する部分
以外の場所での磁路の短絡が起きないように、ギャップ
を形成する端面以外の部分と他方の部材と間の距離や非
磁性体の厚み等をギャップの大きさに対し十分に大きく
する必要がある。
【0022】なお、磁路形成部の全てに磁石を含ませて
もよいし(請求項3)、磁石を含まない磁路形成部があ
ってもよい(請求項4)。
【0023】全ての磁路形成部に磁石を含ませた場合
は、磁気回路全体の磁力をそれだけ増大させることがで
き、吸引力の増大が図れる。又、1つの磁路形成部に2
個以上の磁石を組み込んでももちろん良く、その場合は
一層吸引力の増大が図れる。
【0024】ここで、「磁路形成部に磁石を含ませる」
とは、磁性体よりなるコアの中に磁石を埋め込む構成と
する場合や、磁石の片極や両極にコアを結合する構成と
する場合のほか、1個の磁路形成部の全体を1個の磁石
とする構成とする場合等を含む。即ち、磁路形成部自体
が、コアの有る無しに拘わらず、1個の磁石としての機
能を果たす構成をも含むものとする。
【0025】一方、磁石を含まない磁路形成部を設けた
場合は、当該磁路形成部は、他の磁路形成部に含まれる
磁石の磁力線を通す磁性体としての機能のみを果たすこ
とになるが、磁石を含まない分だけ、コンパクトに形成
できる上、形状の自由度などが増し、コストダウンも図
れる。即ち、形状的あるいは寸法的に磁石を組み込めな
い場所に、このような磁石を含まない磁路形成部を配置
し、形状的あるいは寸法的に余裕のある場所に、磁石を
含む磁路形成部を配置することにより、当該磁気回路構
造を設計する際の自由度を増大させることができる。
【0026】請求項5〜請求項7は、前記一方の部材の
形状的な特徴面から本発明の磁気回路構造を捉えたもの
であり、請求項5の発明は、前記磁路形成部として、第
1の磁路形成部と第2の磁路形成部とを、間に前記非磁
性体を挟んでそれぞれ断面コ字形に形成すると共に、こ
の順にこれら3者を積層一体化することにより全体が断
面コ字状の前記一方側の部材を構成し、このコ字形の先
端面を前記他方側の部材に対してギャップを挟んで対向
配置したことにより、前記課題を解決したものである。
【0027】請求項6の発明は、請求項5の発明を更に
具体化したものであり、前記第1の磁路形成部と非磁性
体と第2の磁路形成部とを大きさを順次変えて半径断面
コ字状のリング体として形成し、この順にこれら三者を
嵌合して積層一体化することにより全体が半径断面コ字
状のリング形とされた「一方側の部材」を構成したこと
を特徴としている。
【0028】なお、リング形の一方側の部材の中心孔を
何らかの部材により塞いで、全体を円盤状にしたものも
この発明に含まれる。
【0029】又、請求項7の発明は、請求項5の発明を
他の手法で具体化したものであり、前記第1の磁路形成
部と非磁性体と第2の磁路形成部とを同じ大きさでそれ
ぞれ断面コ字状に形成すると共に、この順にこれら三者
を横に並べて積層一体化することにより全体が断面コ字
状とされた前記一方側の部材を構成したことを特徴とし
ている。
【0030】なお、本磁気回路構造において磁気回路を
形成するための磁石としては、電磁石を用いることもで
きるが、永久磁石を用いると、発熱の影響を受けずに、
ギャップ制御を精度良く行うことができる。又、発熱の
影響を嫌う場所へも適用することができることになるた
め、応用範囲がより広がる。
【0031】請求項8の発明は、本発明を2つの部材の
ギャップ制御装置に応用したもので、請求項1〜7のい
ずれかに記載の磁気回路構造を備え、且つ、前記2つの
部材間のギャップの大きさを指標として該2つの部材の
うちのいずれかを(相手側部材に対し)フィードバック
駆動することにより両部材間の磁気吸引力を所定の値に
制御し、以て前記ギャップの大きさを一定に維持し得る
駆動手段を備える。
【0032】駆動手段としては、例えば圧電素子を利用
することができ、この駆動手段によりギャップの大きさ
を変えることにより、2つの部材間に働く吸引力を変化
させることができる。その際、前述したように、磁気回
路中の磁路がギャップを2往復以上していることから、
ギャップ調整のストローク変化に敏感に応じた吸引力変
化を得ることができ、制御性をそれだけ向上させること
ができる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0034】図1は本発明の第1実施形態の磁気回路構
造を示す断面図、図2は同磁気回路構造を構成するマグ
ネットアッセンブリの斜視図である。
【0035】この磁気回路構造は、永久磁石14A、1
4Bが組み込まれたマグネットアッセンブリ(一方の部
材)11と、磁性材料よりなる被磁気吸引体としてのタ
ーゲット(他方の部材)2と、圧電素子(駆動手段)3
とを備える。
【0036】マグネットアッセンブリ11は、側断面形
状がコ字状に形成されており、その2つの先端面11T
が、ターゲット2に対しギャップG1を挟んで対向配置
されている。
【0037】ターゲット2は、図示せぬ付勢手段(或い
は吸引手段)によって図の上方に向けた付勢力(吸引
力)を常に受けている。
【0038】圧電素子3は、マグネットアッセンブリ1
を微駆動して、マグネットアッセンブリ1とターゲット
2間のギャップG1の大きさを調節する。
【0039】この磁気回路構造においては、前述したよ
うに、マグネットアッセンブリ1のコ字形の両先端面1
T、1Tが、ギャップG1を挟んでターゲット2と対向
配置される。その結果、永久磁石14A、14Bの発生
する磁力によって、マグネットアッセンブリ11とター
ゲット2間に、ギャップG1を通過する磁路18を有す
る1つの磁気回路17が形成され、それにより、マグネ
ットアッセンブリ11とターゲット2間に吸引力が発生
するようになっている。
【0040】なお、マグネットアッセンブリ11は、圧
電素子3の駆動部3Aに固定されている。
【0041】図2に示すように、マグネットアッセンブ
リ11は、第1及び第2の2つの磁路形成体(磁路形成
部)16A、16Bと、それらの間に挟まれて両磁路形
成体16A、16B間を磁気遮蔽する非磁性体製のスペ
ーサ19とから構成されている。
【0042】各磁路形成体16A、16Bは、磁性体材
料よりなるコア15A、15Bと永久磁石14A、14
Bとから構成されており、永久磁石14A、14Bの両
極(N極、S極)にコア15A、15Bが結合されてい
る。
【0043】第1の磁路形成体16Aとスペーサ19と
第2の磁路形成体16Bは、大きさを順次小さくした断
面コ字状に形成されており、この順にこれら三者を外側
から内側へ入れ子式に積層一体化することで、断面コ字
状のマグネットアッセンブリ11が構成されている。
【0044】即ち、マグネットアッセンブリ11の先端
面11Tにおいて、スペーサ19の端面19Tを挟んで
並ぶ一対の磁路形成体16A、16Bの各端面16A
T、16BTが、ターゲット2に対しギャップG1を挟
んで対向していることになる。
【0045】永久磁石14A、14Bの極性は、第1、
第2の磁路形成体16A、16Bで逆向きに設定されて
いる。これにより、磁気回路17の磁路18が、ギャッ
プG1を2回往復するように形成される。つまり、磁気
回路17によって発生する磁力線が、ターゲット2と磁
路形成体16A、16Bのそれぞれの両端面16AT、
16BTとの間を順次直列に結んだ経路を巡るように、
該磁気回路17の磁路18が形成されている。
【0046】なお、磁路の短絡が起きないように、マグ
ネットアッセンブリ11の凹部11Dの大きさやスペー
サ19の厚みは、ターゲット2とマグネットアッセンブ
リ11間のギャップG1に対して十分大きくなるよう設
定されている。
【0047】次に作用を説明する。
【0048】一般に、磁石の吸引力は磁路上の磁気抵抗
で決まる。又、空気の磁気抵抗は磁性体の磁気抵抗に比
べて十分に大きい。従って、磁路上にエアギャップ(本
明細書では単に「ギャップ」と呼んでいる)がある場
合、発生する吸引力はエアギャップの大きさによってほ
ぼ決まると言ってよい。
【0049】図9、図10に示した従来の磁気回路構造
では、磁気回路7中にあるギャップG1は2箇所だけ
で、磁路8はマグネットアッセンブリ1とターゲット2
の間を1回往復するだけであったが、上述した本実施形
態の磁気回路構造では、磁気回路17中にギャップG1
が計4箇所あり、磁路18がマグネットアッセンブリ1
1とターゲット2の間を2回往復する。即ち、磁路18
が磁気回路17を一巡する間にギャップG1を4回通過
することになる。
【0050】このため、圧電素子3によりマグネットア
ッセンブリ11とターゲット2間のギャップG1の大き
さを変化させたとき、ギャップG1での磁気抵抗が従来
方式の約2倍変化する。従って、同じ駆動ストロークの
圧電素子3であっても、大きな磁気抵抗の変化を生じさ
せることができ、マグネットアッセンブリ11とターゲ
ット2間に大きな吸引力の変化を取り出すことができ
る。この結果、高ゲイン、高応答性のギャップ制御(吸
引力制御)を実現することが可能となる。
【0051】次に本発明の第2実施形態を説明する。
【0052】図3は第2実施形態の磁気回路構造におけ
るマグネットアッセンブリ21の構成を示す断面図であ
る。
【0053】このマグネットアッセンブリ21は、前記
第1実施形態のマグネットアッセンブリ11のコ字状断
面を中心軸Lを軸にして回転させ、全体をリング形状に
構成している。即ち、このリング状のマグネットアッセ
ンブリ21は、側面視した場合の半径断面がコ字状に形
成されており、中心部と外周部にターゲット2とギャッ
プG2を挟んで対向する端面21Tが形成され、この端
面21Tがターゲット2に対して対向配置されている。
【0054】マグネットアッセンブリ21とターゲット
2間には、ギャップG2を通過する磁路28を有する磁
気回路27が全周に亘って同心円状に形成され、それに
より、マグネットアッセンブリ21とターゲット2間に
吸引力が発生するようになっている。
【0055】前記マグネットアッセンブリ21は、第1
及び第2の2つの磁路形成体(磁路形成部)26A、2
6Bと、それらの間に挟まれて両磁路形成体26A、2
6B間を磁気遮蔽する非磁性体製のスペーサ29とから
構成されている。
【0056】各磁路形成体26A、26Bは、永久磁石
24A、24Bと、その両磁極に結合されたコア25
A、25Bとから構成されている。又、第1の磁路形成
体26Aとスペーサ29と第2の磁路形成体26Bは大
きさを順次小さくした半径断面コ字状のリング体として
形成されており、この順にこれら三者を外側から内側に
入れ子式に嵌合して積層一体化することにより、半径断
面コ字状のリング形のマグネットアッセンブリ21が構
成されている。従って、コア25A、25B、永久磁石
24A、24Bも単独ではリング状に形成されている。
【0057】マグネットアッセンブリ21の端面21T
においては、スペーサ29の端面29Tを挟んで並ぶ一
対の磁路形成体26A、26Bの各端面26AT、26
BTが、ターゲット2に対しギャップG2を挟んで対向
している。又、半径方向に着磁された永久磁石24A、
24Bの極性は、第1、第2の磁路形成体26A、26
Bで逆向きに設定されている。これにより、この場合も
磁気回路27によって発生する磁力線が、ターゲット2
と磁路形成体26A、26Bのそれぞれの両端面26A
T、26BTとの間を順次直列に結んだ経路を巡るよう
に、該磁気回路17の磁路18が形成されることとな
り、磁気回路27の磁路28がギャップG2を2往復す
る。従って前記第1実施形態と同様の作用効果を得るこ
とができる。
【0058】次に本発明の第3実施形態を説明する。
【0059】図4は第3実施形態の磁気回路構造を示す
断面図、図5は図4のV−V矢視図である。
【0060】本実施形態の磁気回路構造におけるマグネ
ットアッセンブリ31は、図3に示した第2実施形態に
おけるリング状のマグネットアッセンブリ21を変形し
たものである。即ち、図3のマグネットアッセンブリ2
1の二点鎖線枠IVで示す中心部の第1の磁路形成体2
6A部分を円柱形の(大型且つ強力な)永久磁石34で
置き換え、他の箇所の永久磁石(24A、24B)を無
くしたもので、形状的には、中心部に1個の円柱状の永
久磁石34を組み込んだ円盤状のものである。従ってこ
の場合のマグネットアッセンブリ31は、リング状のマ
グネットアッセンブリの中心部を埋めて円盤状としたも
のであると、ここでは考えることができる。
【0061】このマグネットアッセンブリ31は、第1
及び第2の2つの磁路形成体(磁路形成部)36A、3
6Bと、それらの間に挟まれて両磁路形成体36A、3
6B間を磁気遮蔽する非磁性体製のスペーサ39とから
構成されている。ここで、一方の磁路形成体36Aは、
永久磁石34と、その一方の磁極に結合されたコア35
Aとから構成されている。又、他方の磁路形成体36B
は、磁石を含まない磁性体のみによって構成されてい
る。
【0062】この磁気回路構造においては、永久磁石3
4の発生する磁力によって、マグネットアッセンブリ3
1とターゲット2間に、ギャップG3を通過する磁路3
8を有する磁気回路37が形成され、それにより、マグ
ネットアッセンブリ31とターゲット2間に吸引力が発
生する。
【0063】マグネットアッセンブリ31の端面31T
においては、スペーサ39の端面39Tを挟んで同心円
状に並ぶ一対の磁路形成体36A、36Bの各端面36
AT、36BTが、ターゲット2に対し前記ギャップG
3を挟んで対向しており、磁気回路37中の点線で示す
磁力線38が、ギャップG3を2回往復するように磁路
28が形成されている。
【0064】この場合も、図3の例と同じく、磁路38
がギャップG3を2往復するので、前記第1実施形態と
同様の作用効果を得ることができる。
【0065】又、この第3実施形態におけるマグネット
アッセンブリ31の場合は、1個の円柱状永久磁石34
をリングの中心部に配置するだけで、他には永久磁石を
配置しないので、構成が簡単でコンパクト且つ低コスト
に作ることができる。
【0066】又、円柱状の永久磁石34を用いるので、
図3のように半径方向に着磁した特殊な永久磁石24
A、24Bを用いる構造に比べて、より強力な永久磁石
を簡単且つ安価に入手することができる。
【0067】次に本発明の第4実施形態を説明する。
【0068】図6は第4実施形態の磁気回路構造を示す
斜視図、図7は同磁気回路構造を構成するマグネットア
ッセンブリの斜視図である。
【0069】図1に示した第1実施形態のマグネットア
ッセンブリ11の場合は、大きさを順次違えて断面コ字
状に形成した第1の磁路形成体16Aとスペーサ19と
第2の磁路形成体16Bとを、この順に外側から内側へ
向かって重ねて積層一体化していたが、本第4実施形態
のマグネットアッセンブリ41の場合は、第1の磁路形
成体(磁路形成部)46Aと非磁性体製のスペーサ49
と第2の磁路形成体(磁路形成部)46Bとを同じ大き
さの断面コ字状に形成し、この順にこれら三者を横に平
行に並べて積層一体化し、断面コ字状のマグネットアッ
センブリ41を構成している。
【0070】各磁路形成体46A、46Bは、磁性体材
料よりなるコア45A、45Bと永久磁石44A、44
Bとから構成されており、永久磁石44A、44Bの両
極(N極、S極)にコア45A、45Bが結合されてい
る。
【0071】又、断面コ字状に形成されたマグネットア
ッセンブリ41の2つの先端面41Tが、ターゲット4
2に対しギャップG4を挟んで対向配置されている。こ
の結果、永久磁石44A、44Bの発生する磁力によっ
て、マグネットアッセンブリ41とターゲット42間
に、ギャップG4を通過する磁路48を有する単一の磁
気回路47が形成され、それによりマグネットアッセン
ブリ41とターゲット42間に吸引力が発生するように
なっている。
【0072】断面コ字状のマグネットアッセンブリ41
の両先端面41Tにおいては、スペーサ49の端面49
Tを挟んで並ぶ一対の磁路形成体46A、46Bの各端
面46AT、46BTが、ターゲット42に対しギャッ
プG4を挟んで対向している。
【0073】一方、ターゲット42側は、磁性材料で形
成した2つの磁路形成体42A、42Bと、それらの間
に挟まれて両磁路形成体42A、42Bを磁気遮蔽する
非磁性体製のスペーサ43とから構成されている。両側
の磁路形成体42A、42B及びスペーサ43は側面視
コ字状に形成されており、マグネットアッセンブリ41
に対向する面に凹部42Dが設けられている。この凹部
42Dは磁気回路47の磁路48の短絡を防止するため
のものである。
【0074】マグネットアッセンブリ41の磁路形成体
46A、46Bと、ターゲット42の磁路形成体42
A、42Bは90度、方向をずらした(回転した)対応
関係にあり、マグネットアッセンブリ41の2つの先端
面41T、41Tが、ターゲット42側の磁路形成体4
2A、42Bに対面している。
【0075】又、永久磁石44A、44Bの極性が、第
1、第2の磁路形成体46A、46Bで逆向きに設定さ
れており、これにより、磁気回路47によって発生する
磁力線が、ターゲット42と磁路形成体46A、46B
のそれぞれの両端面46AT、46BTとの間を順次直
列に結んだ経路を巡るように、該磁気回路47の磁路4
8が形成されることとなり、磁気回路47の磁路48が
ギャップG4を2往復する。従って前記第1実施形態と
同様の作用効果を得ることができる。
【0076】なお、上記第1〜第4の実施形態では、磁
気回路中の磁路が、ギャップを2往復する場合を示した
が、より多数回往復するように構成してもよい。
【0077】図8の第5実施形態の磁気回路構造では、
1つの磁気回路57中の磁路58がギャップGを3往復
するように磁路を構成している。
【0078】この第5実施形態の場合、マグネットアッ
センブリ51を、第1〜第3の3つの磁路形成体(磁路
形成部)56A、56B、56Cと、それらを互いに磁
気遮蔽するスペーサ(非磁性体)59とで構成してい
る。各磁路形成体56A、56B、56Cは、コア55
A、55B、55Cと永久磁石54A、54B、54C
とで構成されている。なお、第1の磁路形成体56Aに
は、永久磁石54Aが直列に2個配置されている。
【0079】マグネットアッセンブリ51には、凹部5
1Dを挟んで3つの端面51Tが形成され、各端面51
Tにおいてスペーサ59の端面59Tを挟んで並ぶ一対
の磁路形成体56A、56B、56Cの各端面56A
T、56BT、56CTが、ターゲット2に対しギャッ
プG5を挟んで対向している。
【0080】又、永久磁石54A、54B、54Cの極
性が、外側の第1の磁路形成体56Aと、内側の第2、
第3の磁路形成体56B、56Cとで逆向きに設定され
ており、これにより、マグネットアッセンブリ51とタ
ーゲット2間で形成される磁気回路57中の点線で示す
磁路58が、ギャップG5を3回往復するように磁路が
形成されている。即ち、ターゲット2とギャップG5を
挟んで対向された第1、第2、第3の磁路形成体56
A、56B、56Cのそれぞれの両端面56AT、56
BT、56CTとの間を順次直列に結んだ経路を巡るよ
うに、(単一の)磁気回路47の磁路58が形成されて
いることになる。
【0081】この磁気回路構造においては、永久磁石5
4A〜54Cの発生する磁力によって、マグネットアッ
センブリ51とターゲット2間に、ギャップG5を通過
する前記磁路58を有する磁気回路57が形成され、そ
れにより、マグネットアッセンブリ51とターゲット2
間に吸引力が発生する。
【0082】この場合、磁気回路57中にギャップG5
が6箇所あり、磁路58がマグネットアッセンブリ51
とターゲット2の間を3回往復する。つまり、磁路58
が磁気回路57を一巡する間にギャップG5を6回通過
することになるため、図示しない圧電素子によりマグネ
ットアッセンブリ51とターゲット2間のギャップG5
の大きさ変化させたとき、磁気回路57中の磁気抵抗が
従来方式の約3倍変化することになり、従って、同じ駆
動ストロークの圧電素子であっても、マグネットアッセ
ンブリ51とターゲット2との間の吸引力を大きく変化
させることができる。
【0083】なお、この例でも必ずしも全部の磁路形成
体に永久磁石を配置しなくてもよい。
【0084】又、上記各実施形態では磁石として永久磁
石を組み込んだ場合を説明したが、永久磁石の代わりに
電磁石を配置してもよい。
【0085】又、上記実施形態では、ターゲット2、4
2側は磁石を含まない磁性体のみで構成していたが、タ
ーゲット側にも磁石を組み込んで、マグネットアッセン
ブリ側とターゲット側の双方の磁石同士で吸引力を発生
させるようにしてもよく、ターゲット側にのみ磁石を組
込むようにしてもよい。いずれの場合も1つの磁気回路
において、磁石が直列に並ぶように磁石の極性を配置
し、1つの磁気回路中の磁力線がギャップを2回以上往
復するように磁路を形成すれば本発明を実現できる。
【0086】これらの磁気回路構造は、従来と同様に磁
気浮上装置や磁気位置決め装置のギャップ制御装置に応
用することができる。即ち、これらの磁気回路構造にお
けるそれぞれのギャップの大きさを指標として、圧電素
子のような駆動手段によって2つの部材のうちのいずれ
かを(相手側部材に対し)フィードバック駆動するよう
にすれば、両部材間の磁気吸引力を高ゲインで所定の値
に制御することができることから、結果としてギャップ
の大きさを安定して一定に維持することのできるギャッ
プ制御装置が得られることになる。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
1つの磁気回路中の磁力線がギャップを2回以上往復す
るように2つの部材間に磁路を形成したので、ギャップ
の変化に対して吸引力の変化量を大きくとることができ
る。そのため、同じギャップ変化に対し、高ゲインの応
答が可能となり、制御性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の磁気回路構造の断面図
【図2】図1の磁気回路構造を構成するマグネットアッ
センブリの斜視図
【図3】本発明の第2実施形態の磁気回路構造を構成す
るマグネットアッセンブリの断面図
【図4】本発明の第3実施形態の磁気回路構造の断面図
【図5】図4のV−V矢視図
【図6】本発明の第4実施形態の磁気回路構造の断面図
【図7】図6の磁気回路構造を構成するマグネットアッ
センブリの斜視図
【図8】本発明の第5実施形態の磁気回路構造の断面図
【図9】従来の磁気回路構造の断面図
【図10】図9の磁気回路構造を構成するマグネットア
ッセンブリの斜視図
【符号の説明】
G1〜G5…ギャップ 2、42…ターゲット(他方の部材) 3…圧電素子(駆動手段) 11、21、31、41、51…マグネットアッセンブ
リ(一方の部材) 11T、21T、31T、41T、51T…先端面 14A,14B、24A、24B、34A、34B、4
4A、44B、54A、54B、54C…永久磁石 15A,15B、25A、25B、35A、35B、4
5A、45B、55A、55B、55C…コア 16A,16B、26A、26B、36A、36B、4
6A、46B、56A、56B、56C…磁路形成体
(磁路形成部) 16AT,16BT、26AT、26BT、36AT、
36BT、46AT、46BT、56AT、56BT、
56CT…端面 17、27、37、47、57…磁気回路 18、28、38、48、58…磁路 19、29、39、49、59…スペーサ(非磁性体) 19T、29T、39T、49T、59T…端面

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2つの部材をギャップを挟んで対向配置す
    ると共に、該2つの部材間に前記ギャップを通過する磁
    路を有する磁気回路を形成し、この2つの部材間に所定
    の吸引力を発生させる磁気回路構造において、 前記磁気回路を、該磁気回路中の磁路が前記2つの部材
    間のギャップを少なくとも2往復するように形成したこ
    とを特徴とする磁気回路構造。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記2つの部材のうちの少なくとも一方側の部材に、非
    磁性体を間に介在させることによって互いに磁気遮蔽し
    た2以上の磁路形成部を配置すると共に、 前記2以上の磁路形成部それぞれの両端面を前記2つの
    部材のうちの他方側の部材に対しギャップを挟んで対向
    させ、 前記磁気回路によって発生する磁力線が該他方側の部材
    と前記2以上の磁路形成部それぞれの両端面との間を順
    次直列に結んだ経路を巡るように、該磁気回路の磁路を
    形成したことを特徴とする磁気回路構造。
  3. 【請求項3】請求項2において、 前記2以上の磁路形成部それぞれに、磁石が含まれるこ
    とを特徴とする磁気回路構造。
  4. 【請求項4】請求項2において、 前記2以上の磁路形成部の少なくとも1つが、自身に磁
    石を含まないことを特徴とする磁気回路構造。
  5. 【請求項5】請求項2〜4のいずれかにおいて、 前記磁路形成部として、第1の磁路形成部と第2の磁路
    形成部とを、間に前記非磁性体を挟んでそれぞれ断面コ
    字形に形成すると共に、この順にこれら3者を積層一体
    化することにより全体が断面コ字状の前記一方側の部材
    を構成し、このコ字形の先端面を前記他方側の部材に対
    してギャップを挟んで対向配置したことを特徴とする磁
    気回路構造。
  6. 【請求項6】請求項5において、 前記第1の磁路形成部と非磁性体と第2の磁路形成部と
    を大きさを順次変えて半径断面コ字状のリング体として
    形成し、この順にこれら三者を嵌合して積層一体化する
    ことにより全体が半径断面コ字状のリング形とされた前
    記一方側の部材を構成したことを特徴とする磁気回路構
    造。
  7. 【請求項7】請求項5において、 前記第1の磁路形成部と非磁性体と第2の磁路形成部と
    を同じ大きさでそれぞれ断面コ字状に形成すると共に、
    この順にこれら三者を横に並べて積層一体化することに
    より全体が断面コ字状とされた前記一方側の部材を構成
    したことを特徴とする磁気回路構造。
  8. 【請求項8】請求項1〜7のいずれかに記載の磁気回路
    構造を備え、且つ、 前記2つの部材間のギャップの大きさを指標として該2
    つの部材のうちのいずれかをフィードバック駆動するこ
    とにより両部材間の磁気吸引力を所定の値に制御し、以
    て前記ギャップの大きさを一定に維持し得る駆動手段を
    備えたことを特徴とする2つの部材間のギャップ制御装
    置。
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