JP2001333519A - 回路体および該回路体を収容したジャンクションボックス - Google Patents

回路体および該回路体を収容したジャンクションボックス

Info

Publication number
JP2001333519A
JP2001333519A JP2000151002A JP2000151002A JP2001333519A JP 2001333519 A JP2001333519 A JP 2001333519A JP 2000151002 A JP2000151002 A JP 2000151002A JP 2000151002 A JP2000151002 A JP 2000151002A JP 2001333519 A JP2001333519 A JP 2001333519A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit body
circuit
junction box
conductive
bus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000151002A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Sugiyama
政司 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2000151002A priority Critical patent/JP2001333519A/ja
Publication of JP2001333519A publication Critical patent/JP2001333519A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connection Or Junction Boxes (AREA)
  • Fuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 自動車用のジャンクションボックスにおいて
は、その内部回路として、導電性金属板を所要の回路形
状に打ち抜き加工して形成したバスバーが主として用い
られる。また、電線と該電線に圧接端子を圧接接続させ
たものが用いられる場合もあり、かつ、前記バスバー方
式と後記圧接方式とを併用する場合もある。これらバス
バー方式と圧接方式の問題点を解消した新規な回路体お
よび該回路体を収容したジャンクションボックスを提供
する。 【解決手段】 バスバー形状の所要回路を構成する導電
板20を高導電性樹脂で成形し、該導電板の所要箇所に
穴20aをあけ、該穴に端子金具21の基部21bを圧
入固定している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回路体および該回
路体を収容したジャンクションボックスに関し、特に、
自動車用ワイヤハーネスに接続されるシャンクションボ
ックスにおいて好適に用いられるものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用のジャンクションボックスにお
いては、その内部回路として、導電性金属板を所要の回
路形状に打ち抜き加工して形成したバスバーが主として
用いられる。また、電線と該電線に圧接端子を圧接接続
させたものが用いられる場合もあり、かつ、前記バスバ
ー方式と後記圧接方式とを併用する場合もある。
【0003】一方、後記圧接方式の場合、図4または図
5に示すように、ジャンクションボックス4のアッパー
ケース6内面、ロアケース内面、あるいはケース内部に
収容する絶縁板1に、布線ガイド部1aを設け、該布線
ガイド部1aに沿って電線(単芯線の場合が多い)wを
布線ロボットを用いて一筆書きで布線し、その後、布線
された電線wに端子金具の圧接端子2を打ちこんで、他
の内部回路あるいは外部回路との接続部を形成してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記バスバー方式の場
合、導電性金属板を展開形状で打ち抜いて、所要位置で
折り曲げ加工してタブを形成しているため、展開形状で
タブの位置が重なる場合には、別の層にタブを突設した
バスバーを設ける必要があり、バスバー層数が増加しが
ちとなる問題がある。
【0005】また、後記圧接方式の場合、配索効率は上
がるが、大型で複雑な自動圧接設備を必要とし設備費が
かかる問題があり、かつ、布線ロボットによる布線工程
と、さらに、圧接端子の打ち込み工程が必要となる。ま
た、電線を所定位置に保持するために、絶縁板に布線ガ
イド部を設ける必要があるため、回路の変更が生じると
絶縁板も回路変更に追従した形状のものに変更する必要
がある。よって、絶縁板用の金型も変更する必要があ
り、この面でもコスト高になる問題がある。また、バス
バー方式と圧接方式とを併用し、バスバー層と、電線と
圧接端子とからなる層を層分して配置し、夫々外部回路
と接続している場合もあるが、この併用方式とした場合
も上記コストがかかり、量販車で低コストを狙いとする
車型には採用しにくい問題がある。
【0006】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、従来のバスバー方式および圧接方式の問題点を解消
した新規な回路体および該回路体を収容したジャンクシ
ョンボックスを提供することを課題としている。即ち、
ジャンクションボックスの内部回路を高密度配索を可能
としながら、上記バスバーおよび電線と圧接端子とから
なる回路に変えて、あるいは、併用することによりバス
バー等の減少を図り、上記問題を低減して、量販に適し
た低コストの回路体および該回路体を収容したジャンク
ションボックスを提供することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、ジャンクションボックスの内部に収容さ
れる回路体であって、バスバー形状の所要回路を構成す
る導電板を高導電性樹脂で成形し、該導電板の所要箇所
に穴をあけ、該穴に端子金具の基部を圧入固定している
ことを特徴とする回路体を提供している。
【0008】即ち、導電性金属板を打ち抜き加工して形
成していたバスバーと同様な形状の導電板を、高導電性
樹脂を用いて金型成形している。該導電板は、細幅長尺
な板状で、回路の形状に応じて屈曲させている。
【0009】上記回路体では、導電板の所要箇所に穴を
設け、該穴に端子金具の基部を圧入固定して一体化して
いる。該構成とすると、隣接する回路体の近接位置に端
子部を設けることができ、その結果、従来のバスバーと
比較して、回路体の層数増加を抑制することができる。
また、端子金具として、オス端子、メス端子のいずれで
も回路体と絶縁板とを一体化できるため、ジャンクショ
ンボックスに搭載するコネクタ、ヒューズあるいはリレ
ーのタブからなるオス端子と中継端子を用いずに直接的
に接続できる。
【0010】また、本発明は、上記回路体をジャンクシ
ョンボックスのロアケース上面あるいは、ロアケースと
アッパーケースで構成されるボックス内部に配置する絶
縁板上に配置しているジャンクションボックスを提供し
ている。
【0011】従来の電線と圧接端子とからなる圧接方式
の場合は、ケース内面や絶縁板に布線ガイド部を成形し
ておく必要があったが、本発明の回路体は形状保持能力
を有するため、位置決め保持用のガイド部を設ける必要
はなく、略平板形状の絶縁板を共用して用いることがで
きる。
【0012】上記高導電性樹脂は、特開平10−237
331号、特開平11−342522号に開示されてい
るように、熱可塑性樹脂中で、銅、ニッケル、鉄等から
なる金属繊維を混入させたものと、鉛フリーハンダ(低
融点半田)とCu粉等の低融点合金を分散させた導電性
樹脂組成物からなる。
【0013】導電性の金属繊維が配合される熱可塑性樹
脂としては、プロピレン、ポリエチレン、ポリスチレ
ン、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹脂、変
性ポリフェニレンオキサイド樹脂、ポリブチレンテレフ
タレート樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリ
アミド樹脂、芳香族ポリアミド樹脂、ポリフェニレンサ
ルファイド樹脂、液晶ポリマー、ポリエーテルイミド、
ポリベンゾイミダゾール、ポリエーテルケトン、ポリエ
ーテルサルフォン等の樹脂を単独あるいはブレンドして
用いることが可能であり、特にアクリロニトリル・ブタ
ジエン・スチレン樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹
脂が好適に用いられる。
【0014】上記熱可塑性樹脂に混合して分散させると
共にネットワーク状に接合させる低融点合金は、融点が
100℃以上、好ましくは200℃以上で、射出成形時
に溶融する合金を使用され、Sn−Pb系、Sn−Ag
−Pb系、Sn−Bi系、Sn−Bi−In系、Bi−
Pb系、Bi−Sn系、Sn−Cu系、Sn−Cu−N
i−Pb系、Sn−Ag系、Sn−Bi−Pb系、Sn
−In系のものが挙げられる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1および図2は本発明の実施形態
を示し、ジャンクションボックスのロアケース10の内
面に第1回路体11Aを配置すると共に、その上面に絶
縁板12を積層し、該絶縁板12の上面に第2回路体1
1Bを配置し、その上部にアッパーケース13を被せて
構成している。
【0016】上記第1回路体11A、第2回路体11B
を構成する回路体11は、図2に示すように、高導電性
樹脂を用いて金型成形した導電板20と、該導電板20
に予め設けている穴20aに圧入固定する端子金具21
とからなる。
【0017】上記導電板20は、従来の金属板を打抜加
工したバスバーと同様な形状としており、細幅長尺且つ
薄肉として、回路形状に応じて屈折させている。勿論、
回路形状によっては屈折させていないものもある。
【0018】端子金具21は、従来と同様に金属板を屈
折加工して形成しており、一側にタブ形状のオス端子部
21aを設けると共に他端に段状に小径化した圧入部2
1bを設けている。なお、オス端子部21aに代えて、
図3に示すようにメス端子部21a’を設けてもよい。
【0019】端子金具21の基部21bは導電板20の
穴20aより若干大径として、穴20aに基部21bを
圧入で固定されるようにしている。
【0020】上記導電板20と端子金具21とからなる
回路体11を用いて、ジャンクションボックスを組み立
てる場合、まず、ロアケース10の上面に導電板20を
セットする。ついで、導電板20の穴20aに端子金具
21の基部21bを圧入固定して第1回路体11Aを形
成する。
【0021】上記第1回路体11Aの上面に絶縁板12
を配置する。該絶縁板12には、第1回路体11Aの端
子金具21を貫通させる開口部12aが設けられてい
る。ついで、絶縁板12の上面に導電板20をセットす
ると共に、該導電板20の穴20aに端子金具21の基
部を圧入固定し、第2回路体11Bを形成する。上記第
2回路体11Bを形成した後、アッパーケース13を被
せている。このアッパーケース13に設けたコネクタ収
容部13aの端子穴13bに上記回路体11の端子金具
21のオス端子部21aが突出しており、コネクタ収容
部に嵌合するコネクタ(図示せず)の端子と嵌合接続さ
れる。
【0022】なお、回路体を更に設ける場合には、絶縁
板と回路体とを交互に積層していく。回路体を一層とす
る場合には、ロアケース10上に回路体11を設けた後
に、アッパーケース13を被せている。
【0023】また、導電板の穴に端子金具を圧入固定し
て予め回路体を形成しておき、この回路体をケース内面
あるいは絶縁板上に配置しても良いことは言うまでもな
い。
【0024】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の回路体では、バスバー状の所要回路を有する導電体を
高導電性樹脂で成形し、該導電体に端子金具を圧入固定
して設けているため、近接位置にも端子金具を設けるこ
とができる。よって、従来のバスバーのように端子位置
の関係でバスバーを層分けする必要がなくなり、ジャン
クションボックスの大型化を防ぐことを防止できる。
【0025】また、本発明の回路体を用いると、電線を
布線して内部回路を形成する場合に必要であった大型設
備が不要となり、設備費を軽減できる。かつ、回路体を
配置するケース内面や絶縁板に布線ガイド等を設ける必
要がなく、ケースおよび絶縁板の形状を簡単なものとす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)は本発明の実施形態のジャンクション
ボックスの断面図、(B)は導電板と端子金具の固定部
分の拡大断面図である。である。
【図2】 回路体の分解斜視図である。
【図3】 端子金具の他の実施例を示す斜視図である。
【図4】 従来の圧接方式での組み立て手順を示す概略
斜視図である。
【図5】 図4におけるA−A拡大断面図である。
【符号の説明】
10 ロアケース 11(11A、11B)回路体 12 絶縁板 13 アッパーケース 20 導電板 20a 穴 21 端子金具 21a 基部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジャンクションボックスの内部に収容さ
    れる回路体であって、バスバー形状の所要回路を構成す
    る導電板を高導電性樹脂で成形し、該導電板の所要箇所
    に穴をあけ、該穴に端子金具の基部を圧入固定している
    ことを特徴とする回路体。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の回路体をジャンクショ
    ンボックスのロアケース上面あるいは、ロアケースとア
    ッパーケースで構成されるボックス内部に収容する絶縁
    板上に配置しているジャンクションボックス。
JP2000151002A 2000-05-23 2000-05-23 回路体および該回路体を収容したジャンクションボックス Withdrawn JP2001333519A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000151002A JP2001333519A (ja) 2000-05-23 2000-05-23 回路体および該回路体を収容したジャンクションボックス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000151002A JP2001333519A (ja) 2000-05-23 2000-05-23 回路体および該回路体を収容したジャンクションボックス

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001333519A true JP2001333519A (ja) 2001-11-30

Family

ID=18656625

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000151002A Withdrawn JP2001333519A (ja) 2000-05-23 2000-05-23 回路体および該回路体を収容したジャンクションボックス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001333519A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007244112A (ja) * 2006-03-09 2007-09-20 Fujikura Ltd 自動車用電気接続箱
WO2014010374A1 (ja) * 2012-07-10 2014-01-16 矢崎総業株式会社 ヒューズホルダとヒューズカバーとの固定構造

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007244112A (ja) * 2006-03-09 2007-09-20 Fujikura Ltd 自動車用電気接続箱
WO2014010374A1 (ja) * 2012-07-10 2014-01-16 矢崎総業株式会社 ヒューズホルダとヒューズカバーとの固定構造
US9954310B2 (en) 2012-07-10 2018-04-24 Yazaki Corporation Fixing structure for fuse holder and fuse cover

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2962160B2 (ja) 電気接続箱
US6325640B1 (en) Electrical junction box having a bus bar
US5423474A (en) Electric wire joining method
JP2008011677A (ja) 電気接続箱
JP2001307559A (ja) 配線材および該配線材の接続構造
JP2001333519A (ja) 回路体および該回路体を収容したジャンクションボックス
JP2000077111A (ja) バスバーの接続構造
JP3976627B2 (ja) 電気接続箱の製造方法
JP3562431B2 (ja) 大型バスバーの製造方法
JPH11220823A (ja) 電気接続箱のバスバー構造
JP2000201419A (ja) 電気回路材および該電気回路材を備えた電気接続箱
JP2002315153A (ja) ジャンクションボックスとワイヤハーネスの接続構造
JP2000209742A (ja) 電気回路材および該電気回路材を備えた電気接続箱
JP2001245421A (ja) 回路体および該回路体を収容したジャンクションボックス
JP3303801B2 (ja) 回路板、該回路板を備えた電気接続箱および回路板の製造方法
JP2010226912A (ja) 電気接続箱
JP4016608B2 (ja) 回路体および該回路体を備えた自動車用ジャンクションボックス
JP3339831B2 (ja) 配線板および該配線板を備えた電気接続箱
JP2004135495A (ja) 回路体および該回路体を収容したジャンクションボックス
KR19980084199A (ko) 전기 접속단자 제조방법
JPH069063U (ja) 電気接続箱内導電体の接続構造
JP3506093B2 (ja) ジャンクションボックス内の回路接続構造
JPH0617326U (ja) ブスバー配線板
JPH06260738A (ja) 端子固定回路基板
JP2011228175A (ja) 基板用端子

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070807