JP2001320986A5 - - Google Patents
Download PDFInfo
- Publication number
- JP2001320986A5 JP2001320986A5 JP2000144626A JP2000144626A JP2001320986A5 JP 2001320986 A5 JP2001320986 A5 JP 2001320986A5 JP 2000144626 A JP2000144626 A JP 2000144626A JP 2000144626 A JP2000144626 A JP 2000144626A JP 2001320986 A5 JP2001320986 A5 JP 2001320986A5
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- density
- polyethylene
- weight
- parts
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Description
【請求項1】
メタロセン系オレフィン重合用触媒の存在下に、エチレンと炭素原子数4〜12のα- オレフィンとを共重合して得られ、密度が0.880〜0.930g/cm 3 である直鎖状低密度ポリエチレン(A)と、ハイドロタルサイト類(B)と、防曇剤(C)とを含有するエチレン系共重合体組成物(1)から形成される層[1]を有してなり、該組成物(1)中に、直鎖状低密度ポリエチレン(A)とハイドロタルサイト類(B)との合計量100重量部に対して、直鎖状低密度ポリエチレン(A)が60重量部以上かつ80重量部未満の量で含まれ、ハイドロタルサイト類(B)が20重量部を超え、かつ40重量部以下の量で含まれ、防曇剤(C)が直鎖状低密度ポリエチレン(A)とハイドロタルサイト類(B)との合計量100重量部に対して0.5〜5重量部の量で含まれていることを特徴とする防曇性フィルム。
メタロセン系オレフィン重合用触媒の存在下に、エチレンと炭素原子数4〜12のα- オレフィンとを共重合して得られ、密度が0.880〜0.930g/cm 3 である直鎖状低密度ポリエチレン(A)と、ハイドロタルサイト類(B)と、防曇剤(C)とを含有するエチレン系共重合体組成物(1)から形成される層[1]を有してなり、該組成物(1)中に、直鎖状低密度ポリエチレン(A)とハイドロタルサイト類(B)との合計量100重量部に対して、直鎖状低密度ポリエチレン(A)が60重量部以上かつ80重量部未満の量で含まれ、ハイドロタルサイト類(B)が20重量部を超え、かつ40重量部以下の量で含まれ、防曇剤(C)が直鎖状低密度ポリエチレン(A)とハイドロタルサイト類(B)との合計量100重量部に対して0.5〜5重量部の量で含まれていることを特徴とする防曇性フィルム。
【請求項4】
前記層[1]の片面に、密度が0.925〜0.945g/cm 3 のポリエチレン(E)からなる外層[2]が積層されてなる2層フィルムであり、該2層フィルム全体の厚みに対する前記層[1]の厚みの比率が50%以上であることを特徴とする防曇性フィルム。
前記層[1]の片面に、密度が0.925〜0.945g/cm 3 のポリエチレン(E)からなる外層[2]が積層されてなる2層フィルムであり、該2層フィルム全体の厚みに対する前記層[1]の厚みの比率が50%以上であることを特徴とする防曇性フィルム。
【請求項5】
前記層[1]の片面に、密度が0.925〜0.945g/cm 3 のポリエチレン(E)からなる外層[2]が積層され、かつ、層[1]の他方の片面に、防曇剤(C)を0.5〜5重量%含むポリオレフィン系樹脂(F)からなる内層[3]が積層されてなる3層フィルムであり、該3層フィルム全体の厚みに対する前記層[1]の厚みの比率が50%
以上であることを特徴とする防曇性フィルム。
前記層[1]の片面に、密度が0.925〜0.945g/cm 3 のポリエチレン(E)からなる外層[2]が積層され、かつ、層[1]の他方の片面に、防曇剤(C)を0.5〜5重量%含むポリオレフィン系樹脂(F)からなる内層[3]が積層されてなる3層フィルムであり、該3層フィルム全体の厚みに対する前記層[1]の厚みの比率が50%
以上であることを特徴とする防曇性フィルム。
【0013】
【発明の概要】
本発明に係る防曇性フィルムは、メタロセン系オレフィン重合用触媒の存在下に、エチレンと炭素原子数4〜12のα- オレフィンとを共重合して得られ、密度が0.880〜0.930g/cm 3 である直鎖状低密度ポリエチレン(A)と、ハイドロタルサイト類(B)と、防曇剤(C)とを含有するエチレン系共重合体組成物(1)から形成される層[1]を有してなり、該組成物(1)中に、直鎖状低密度ポリエチレン(A)とハイドロタルサイト類(B)との合計量100重量部に対して、直鎖状低密度ポリエチレン(A)が60重量部以上かつ80重量部未満の量で含まれ、ハイドロタルサイト類(B)が20重量部を超え、かつ40重量部以下の量で含まれ、防曇剤(C)が直鎖状低密度ポリエチレン(A)とハイドロタルサイト類(B)との合計量100重量部に対して0.5〜5重量部の量で含まれていることを特徴としている。
【発明の概要】
本発明に係る防曇性フィルムは、メタロセン系オレフィン重合用触媒の存在下に、エチレンと炭素原子数4〜12のα- オレフィンとを共重合して得られ、密度が0.880〜0.930g/cm 3 である直鎖状低密度ポリエチレン(A)と、ハイドロタルサイト類(B)と、防曇剤(C)とを含有するエチレン系共重合体組成物(1)から形成される層[1]を有してなり、該組成物(1)中に、直鎖状低密度ポリエチレン(A)とハイドロタルサイト類(B)との合計量100重量部に対して、直鎖状低密度ポリエチレン(A)が60重量部以上かつ80重量部未満の量で含まれ、ハイドロタルサイト類(B)が20重量部を超え、かつ40重量部以下の量で含まれ、防曇剤(C)が直鎖状低密度ポリエチレン(A)とハイドロタルサイト類(B)との合計量100重量部に対して0.5〜5重量部の量で含まれていることを特徴としている。
本発明に係る好ましい多層構造の防曇性フィルムは、前記層[1]の片面に、密度が0.925〜0.945g/cm 3 のポリエチレン(E)からなる外層[2]が積層されてなる2層フィルムであり、該2層フィルム全体の厚みに対する前記層[1]の厚みの比率が50%以上である。
また、本発明に係る特に好ましい多層構造の防曇性フィルムは、前記層[1]の片面に、密度が0.925〜0.945g/cm 3 のポリエチレン(E)からなる外層[2]が積層され、かつ、層[1]の他方の片面に、防曇剤(C)を0.5〜5重量%含むポリオレフィン系樹脂(F)からなる内層[3]が積層されてなる3層フィルムであり、該3層フィルム全体の厚みに対する前記層[1]の厚みの比率が50%以上である。
また、本発明で用いられる直鎖状低密度ポリエチレン(A)は、密度が0.880〜0
.930g/cm 3 、好ましくは0.890〜0.925g/cm 3 、さらに好ましくは0.895〜0.920g/cm 3 、特に好ましくは0.900〜0.915g/cm 3 の範囲にある。なお、密度は、190℃における2.16kg荷重でのメルトフローレート(MFR)測定時に得られるストランドを120℃で1時間熱処理し、1時間かけて室温まで徐冷したのち、密度勾配管で測定する。
.930g/cm 3 、好ましくは0.890〜0.925g/cm 3 、さらに好ましくは0.895〜0.920g/cm 3 、特に好ましくは0.900〜0.915g/cm 3 の範囲にある。なお、密度は、190℃における2.16kg荷重でのメルトフローレート(MFR)測定時に得られるストランドを120℃で1時間熱処理し、1時間かけて室温まで徐冷したのち、密度勾配管で測定する。
変性ワックスは、酸価が通常1〜60KOH mg/gであり、分子量(Mv)が通常1,000〜5,000である。
[高圧法低密度ポリエチレン(D)]
本発明で用いられるエチレン系共重合体組成物(1)を構成することがある高圧法低密度ポリエチレン(D)は、メルトフローレート(MFR;ASTM D 1238,190℃、荷重2.16kg)が0.1〜100g/10分、密度が0.915〜0.935g/cm 3 、スウェル
比が60%以下であることが好ましい。
[高圧法低密度ポリエチレン(D)]
本発明で用いられるエチレン系共重合体組成物(1)を構成することがある高圧法低密度ポリエチレン(D)は、メルトフローレート(MFR;ASTM D 1238,190℃、荷重2.16kg)が0.1〜100g/10分、密度が0.915〜0.935g/cm 3 、スウェル
比が60%以下であることが好ましい。
外 層[2]
上記2層または3層フィルムを構成する外層[2]は、密度が0.925〜0.945g/cm 3 のポリエチレン(E)、またはポリエチレン(E)の他に、必要に応じてハイドロタルサイト類(B)、防曇剤(C)を含有するポリエチレン組成物(2)から形成されている。
上記2層または3層フィルムを構成する外層[2]は、密度が0.925〜0.945g/cm 3 のポリエチレン(E)、またはポリエチレン(E)の他に、必要に応じてハイドロタルサイト類(B)、防曇剤(C)を含有するポリエチレン組成物(2)から形成されている。
[ポリエチレン(E)]
本発明で用いられるポリエチレン(E)は、密度が0.925〜0.945g/cm 3
であれば、どのようなポリエチレンでもよい。たとえばエチレン単独重合体、エチレン・α- オレフィン共重合体、直鎖状ポリエチレンなどが挙げられる。
本発明で用いられるポリエチレン(E)は、密度が0.925〜0.945g/cm 3
であれば、どのようなポリエチレンでもよい。たとえばエチレン単独重合体、エチレン・α- オレフィン共重合体、直鎖状ポリエチレンなどが挙げられる。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000144626A JP2001320986A (ja) | 2000-05-12 | 2000-05-12 | 防曇性フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000144626A JP2001320986A (ja) | 2000-05-12 | 2000-05-12 | 防曇性フィルム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001320986A JP2001320986A (ja) | 2001-11-20 |
JP2001320986A5 true JP2001320986A5 (ja) | 2006-06-22 |
Family
ID=18651256
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000144626A Pending JP2001320986A (ja) | 2000-05-12 | 2000-05-12 | 防曇性フィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001320986A (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030015882A (ko) * | 2000-06-22 | 2003-02-25 | 엑손모빌 케미칼 패턴츠 인코포레이티드 | 극저밀도 폴리에틸렌 및 고밀도 폴리에틸렌 블렌드 |
JP5117301B2 (ja) * | 2008-07-02 | 2013-01-16 | 住友化学株式会社 | 積層フィルムおよび農園芸用施設 |
KR101772398B1 (ko) | 2010-07-23 | 2017-08-29 | 산테라 가부시키가이샤 | 복사선 차단성 폴리올레핀계 수지 필름 |
JP6025548B2 (ja) * | 2012-03-02 | 2016-11-16 | 松本油脂製薬株式会社 | 熱可塑性樹脂用帯電防止剤およびそれを含む熱可塑性樹脂組成物 |
JP5962864B2 (ja) * | 2013-09-27 | 2016-08-03 | Dic株式会社 | 防曇性多層フィルム、これを用いる積層体、及び包装材 |
JP5804339B2 (ja) * | 2013-09-27 | 2015-11-04 | Dic株式会社 | 防曇性多層フィルム、これを用いる積層体、及び包装材 |
US10300685B2 (en) * | 2015-04-29 | 2019-05-28 | Dow Quimica Mexicana S.A. De C.V. | Multi-layer film and articles made therefrom |
CN106633319B (zh) * | 2015-10-28 | 2019-03-26 | 中国石油化工股份有限公司 | 一种聚乙烯组合物以及防雾滴薄膜 |
WO2017070925A1 (en) * | 2015-10-30 | 2017-05-04 | Dow Global Technologies Llc | Infrared absorbing, heat retaining film |
MX2020002464A (es) * | 2017-09-14 | 2020-07-13 | Svensson Ludvig Ab | Pantalla para invernadero. |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3795196B2 (ja) * | 1996-08-27 | 2006-07-12 | 三井化学株式会社 | 農業用フィルムおよびその製造方法 |
JPH11166059A (ja) * | 1997-09-29 | 1999-06-22 | Mitsui Chem Inc | 防曇性成形体 |
JP3982904B2 (ja) * | 1998-04-28 | 2007-09-26 | 三井化学株式会社 | 農業用フィルム |
-
2000
- 2000-05-12 JP JP2000144626A patent/JP2001320986A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2558005C (en) | Film layers made from polymer formulations | |
ES2264080T3 (es) | Pelicula retractil de union de elementos. | |
EP2501346B1 (en) | Noise dampening film | |
JP2004517199A5 (ja) | ||
AU2010322258B2 (en) | Radio frequency sealable film | |
JP6220884B2 (ja) | 超硬共押出収縮フィルム | |
ES2843904T3 (es) | Películas moldeadas multicapa con bloqueo reducido y métodos de fabricación de las mismas | |
CN107801385B (zh) | 沿机器方向定向的多层薄膜和包括所述薄膜的物品 | |
EP2483334A1 (en) | Polyolefin compositions and products made therefrom | |
JP2001320986A5 (ja) | ||
ES2797541T3 (es) | Películas multicapa que contienen composiciones funcionales de polímero basado en etileno | |
JP2004531584A5 (ja) | ||
CA2479738A1 (en) | Collation shrink | |
JPH06102375B2 (ja) | ポリエチレン系多層フィルム | |
WO2004085522A1 (ja) | 包装用ポリエチレンフィルム | |
JPH01500101A (ja) | 封止可能なフィルム | |
JP2001320977A5 (ja) | ||
JPH10168244A (ja) | バッグインボックス用シーラントフィルム | |
WO2012027884A1 (en) | Ostomy pouch and film for making same | |
JP3982862B2 (ja) | シール用樹脂組成物 | |
JP4598689B2 (ja) | ポリオレフィン系多層フィルム | |
JP2002273842A (ja) | レトルト包装用多層フィルム | |
JP4611149B2 (ja) | 樹脂組成物およびこれから得られるフィルム | |
JP6842840B2 (ja) | ストレッチフード包装用フィルム | |
JP2004168860A (ja) | 組成物、該組成物からなる床材用シート、および床材 |