JP2001316513A - 弾性を有する吸液性部材の製造方法及び弾性を有する吸液性部材 - Google Patents

弾性を有する吸液性部材の製造方法及び弾性を有する吸液性部材

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JP2001316513A
JP2001316513A JP2000136353A JP2000136353A JP2001316513A JP 2001316513 A JP2001316513 A JP 2001316513A JP 2000136353 A JP2000136353 A JP 2000136353A JP 2000136353 A JP2000136353 A JP 2000136353A JP 2001316513 A JP2001316513 A JP 2001316513A
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Yasumichi Iwase
保通 岩瀬
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 気孔の粒径および気孔率を簡単に調整できる
と共に、均一で微細な気孔を有すると共に、球体状など
の微小な形状物を容易に製造できる弾性を有する吸液性
部材の製造方法及び弾性を有する吸液性部材が提供され
る。 【解決手段】 吸液性部材形成用組成物と、糖アルコー
ル粉末とを混練した後、成形し、上記糖アルコール粉末
を水を主成分とする液体で溶解除去することにより弾性
を有する吸液性部材を製造することを特徴とする弾性を
有する吸液性部材の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弾性を有する吸液
性部材の製造方法及び弾性を有する吸液性部材に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、弾性を有する吸液性部材は、
弾性、浸透性、加工性等に優れているので、工業機械の
潤滑油供給部品、各種緩衝部材、濾過材等の工業部品、
サポータ等の医療用途、スタンプ台の印褥体、印鑑の印
面、浸透印のゴム状部材等の事務機器用インク供給部
品、筆記具のペン先、筆記具用キャップ等の筆記具用部
品等に広く用いられている。
【0003】このようなスポンジ様の部材は、従来にお
いて、原料ゴム組成物に発泡剤を混練した後、加熱して
加硫および発泡させ、連続気孔をゴム体中に生成するこ
とにより製造されていた。しかしながら、発泡剤を発泡
させて生じる気泡は、独立気泡も混在する上、連続気孔
も均一性に欠け、しかも微細な気泡の形成は非常に困難
であった。
【0004】また、特公昭39−29183号公報、特
公昭48−41936号公報等には、原料ゴム組成物に
易水溶性塩類、粉末状界面活性剤および発泡剤を混練
し、成形加硫しながら発泡させて気泡を生じさせた後、
練り込んだ該易水溶性塩類を水で溶解除去することによ
り、連続気孔を有するスポンジゴム体を製造する方法が
開示されている。
【0005】しかしながら、上記易水溶性塩類を用いる
方法は、成形加硫が終了する前に水と接触させると該塩
類が潮解してしまい、良好な気孔を有するスポンジゴム
体が得られないため、製造時に水分との接触を厳密に避
けなければならないという欠点を有している。また、易
水溶性塩類を用いるため、該塩類を除去する前の工程に
おいて、生産機器類に錆を生じやすく、また、摩耗もし
易く、機器管理にも十分注意を払わなければならないと
いう問題も有している。更に、この方法も、また、発泡
剤を用いているため、該発泡剤により生じる気泡は、易
水溶性塩類の除去により生じる気泡に比べて格段に大き
くなるため、気泡の不均一性の問題は依然として解決さ
れていないのが現状である。
【0006】更に、特開平6−107856号公報等に
は、原料ゴム組成物に混練条件下で液状又は粘ちょう液
状の非イオン性界面活性剤と水溶性塩類粉末を同時又は
順次加えて混練し、成形加硫した後、界面活性剤及び塩
類粉末を溶解除去することにより、連続気孔を有するス
ポンジゴム体を製造する方法が開示されている。しかし
ながら、上記の界面活性剤及び塩類粉末を用いる方法
は、混練後、界面活性剤が塩類粉末の周囲に均一に存在
し、かつ、塩類粉末の繋がりも界面活性剤で満たすには
過剰量の界面活性剤が必要となり、このような物を混練
しても、混練時に界面活性剤が過剰な滑剤として働くた
め、塩類粉末が均一に分散できず、塩類除去後の気孔が
不均一になるという問題を有している。また、混練工程
において裸の(未処理の)塩類粉末を使用するため、塩
類粉末の種類によっては、機器類の錆を生じやすく、ま
た、作業者が劣悪な作業環境を強いられ、機器管理に注
意を要し、加硫時に過剰な界面活性剤が滲みだし、塩類
粉末除去後も過剰な界面活性剤がゴム中に残存し、スポ
ンジ加工方法によっては、例えばレーザー加工等のよう
な発熱を伴う加工では素材が燃えてしまう等の課題を有
している。
【0007】更に、印鑑の印面、浸透印のゴム状部材等
の事務機器用インク供給部品や筆記具のペン先等の筆記
具用部品等に用いられる弾性を有する吸液性部材にあっ
ては、各々の要求仕様として調達するには、原材料の一
次加工品業者から素材となる必要な材質、空隙率、色等
で予め加工されたケ−キと云われる大きな原料を入手し
た二次加工業者によって必要な寸法、空隙率等に仕上げ
てこの二次業者から仕入れているものであった。そのた
め、球体状や異形のような形状については、加工ロスが
あったりして高価なものとなったり、空隙を保有するた
めの加工方法も困難で加工精度も期待できず、更に小径
であると加工が困難となるのが現状であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の課題等に鑑み、これを解消しようとするものであ
り、優れた吸液性能を備えた弾性を有する吸液性部材を
容易に、しかも安価で、かつ微小なものも製造すること
ができる弾性を有する吸液性部材の製造方法及び弾性を
有する吸液性部材を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意研究を重ねた結果、吸液性部材形
成用組成物と、気孔形成用の特定の粉末とを混練した
後、成形し、上記特定の粉末を水を主成分とする液体で
溶解除去することにより、上記目的の弾性を有する吸液
性部材の製造方法及び弾性を有する吸液性部材が得られ
ることを見い出し、本発明を完成するに至ったのであ
る。すなわち、本発明は、次の(1)〜(6)に存する。 (1) 吸液性部材形成用組成物と、糖アルコール粉末とを
混練した後、成形し、上記糖アルコール粉末を水を主成
分とする液体で溶解除去することにより弾性を有する吸
液性部材を製造することを特徴とする弾性を有する吸液
性部材の製造方法。 (2) 前記吸液性部材形成用組成物が熱可塑性エラストマ
ー組成物又は原料ゴム組成物からなる上記(1)記載の弾
性を有する吸液性部材の製造方法。 (3) 前記糖アルコール粉末がペンタエリスリトール、マ
ンニトール、ソルビトール、キシリトール、イノシトー
ル、トレハロースから選ばれる少なくとも1種である上
記(1)記載の弾性を有する吸液性部材の製造方法。 (4) 前記糖アルコール粉末の平均粒径が30〜500μ
mである上記(1)又は(3)記載の弾性を有する吸液性部材
の製造方法。 (5) 上記(1)〜(4)の何れか一つに記載の製造方法により
得られたことを特徴とする弾性を有する吸液性部材。 (6) 弾性を有する吸液性部材の形状が球体状である上記
(5)記載の弾性を有する吸液性部材。 なお、本発明で規定する「吸液性」とは、主に吸水性を
有することを意味し、水成分の他、用いる吸液性部材形
成用組成物により、油分、アルコールや無機溶剤、有機
溶剤などを吸着する性能を有する場合も含むものであ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を詳
しく説明する。本発明の弾性を有する吸液性部材の製造
方法は、吸液性部材形成用組成物と、糖アルコール粉末
とを混練した後、成形し、上記糖アルコール粉末を水を
主成分とする液体で溶解除去することにより弾性を有す
る吸液性部材を製造することを特徴とするものである。
【0011】本発明で用いられる吸液性形成用組成物と
しては、例えば、熱可塑性エラストマー組成物、原料ゴ
ム組成物などが挙げられる。熱可塑性エラストマー組成
物としては、例えば、熱可塑性エラストマーと成形性の
向上、吸液性部材の物性の調整等の目的で非架橋性エラ
ストマー、熱可塑性樹脂、充填剤、軟化剤、可塑剤、ブ
レンドオイル、各種添加剤等が挙げられ、これらに用い
る各成分の配合や添加量については、所望の弾性を有す
る吸液性部材に応じて適宜選択すればよい。
【0012】熱可塑性エラストマーとしては、広い温度
範囲でゴム的性質を示す一方、加熱することで溶融し、
熱可塑性樹脂としての流動特性を有するものであれば、
特に限定されず、例えば、オレフィン系、ポリエステル
系、塩化ビニル系、スチレン系、ポリアミド系、ウレタ
ン系、1,2−ポリブタジエン系などが挙げられ、これ
らから選ばれる少なくとも1種以上のいずれでも良い
が、耐薬品性、耐溶剤性、成形容易性、コストなどを考
慮するとオレフィン系エラストマーの使用がより好まし
い。具体的には、三菱化学社製のサーモラン3551
N、三井化学社製のミラストマー5030N、住友化学
社製の住友TPE3570、日本ポリオレフィン社製の
オレフレックスP100G、P132G(以上、オレフ
ィン系エラストマー)、クラレ社製のスチレン系熱可塑
性エラストマーであるセプトンCJ001、CJ002
などが挙げられる。
【0013】非架橋性エラストマーとしては、例えば、
EPDM、EPR、ポリイソブチレン、IIR、SB
R、NR、CR、IR等が挙げられる。熱可塑性樹脂と
しては、例えば、PP、PE、EVA、EP共重合体等
が挙げられる。充填剤、補強剤としては、例えば、炭酸
カルシウム、コロイド粘土、軟質ヒドロキシ炭酸マグネ
シウム、硅藻土、二酸化珪素、カーボンブラック、リト
ポン、硫酸バリウム等が挙げられる。
【0014】加工性を向上させるための軟化剤、可塑剤
としては、例えば、芳香族系、脂肪酸系、DOP系可塑
剤等が挙げられる。その他に、無定型ポリマー等の改質
剤、酸化防止剤、発泡剤、導電剤、着色剤、バインダー
目的ために流動パラフィン等のブレンドオイルが選択さ
れる。これらの熱可塑性エラスマー組成物に用いられる
上記各成分の使用比率は、特に限定されないが、所望の
弾性を有する吸液性部材に応じて適宜選択すれば良い。
【0015】また、原料ゴム組成物としては、例えば、
原料ゴム、加硫剤、填料等を含有するものが挙げられ、
これらに用いられる各成分や他の添加剤については、所
望の弾性を有する吸液性部材に応じて適宜選択すれば良
い。
【0016】原料ゴムとしては、天然ゴム(NR)及び
/又は合成ゴムから選ばれる少なくとも1種以上の何れ
でもよく、具体的には、生ゴム(CR)、スチレン−ブ
タジエンゴム(SBR)、エチレン−プロピレン−ジエ
ン三元共重合体(EPDM)、アクリロニトリル−ブタ
ジエンゴム(NBR)、シリコーンゴム(Q)、アクリ
ルゴム(ACM)等が挙げられる。
【0017】加硫剤としては、硫黄やその同族元素(セ
レン,テルル)の他に、一般に使用されるている、例え
ば,含硫黄有機化合物、有機過酸化物(ジクミルパーオ
キシド、ジtert-ブチルパーオキシド等)、金属酸化物
〔酸化マグネシウム(MgO),酸化鉛(PbO),酸
化亜鉛(ZnO)等〕、有機多価アミン、変性フェノー
ル樹脂、イソシアナート類等が挙げられる。
【0018】填料としては、ゴム体を製造する際に慣用
されている添加剤であれば良く、加硫促進剤(アルデヒ
ド・アンモニア類,アルデヒド・アミン類,グアニジン
類,チオウレア類,チアゾール類,チウラム類,スルフ
ェンアミド類,ジチオカルバミン酸塩類,キサントゲン
酸塩類等)、促進助剤(例えば、水酸化ナトリウム,酸
化カルシウム,マグネシア,亜鉛華,酸化第一鉛等)、
補強剤(炭酸カルシウム,コロイド粘土,軽質ヒドロキ
シ炭酸マグネシウム,珪藻土,二酸化ケイ素,カーボン
ブラック,リトボン,硫酸バリウム等)、老化防止剤
(芳香族アミン類,ヒドロキノン,アルデヒドアミン縮
合物等)等や、その他の添加剤が使用できる。
【0019】これら原料ゴム組成物に用いられる上記加
硫剤及び填料の各成分の使用比率は特に限定されない
が、所望の弾性を有する吸液性部材に応じて適宜選択す
れば良い。
【0020】本発明で用いられる糖アルコール粉末は、
粉末状であり、気孔形成材料として使用されるものであ
り、混練、成形条件下で溶融、あるいは分解ガス化せ
ず、水又は水を主成分とする液体に溶解し得る糖アルコ
ール類(粉末)であれば特に限定されないが、例えば、
ペンタエリスリトール、マンニトール、ソルビトール、
キシリトール、イノシトール、トレハロースから選ばれ
る少なくとも1種(単独で、又は2種以上の混合物)が
挙げられる。好ましくは、吸湿せず、取り扱い性、コス
トなどを勘案すれば、ペンタエリスリトール、マンニト
ール、ソルビトールが望ましい。これらの糖アルコール
粉末は、水を主成分とする液体で容易に溶解されるもの
である。好ましくは(50℃以上の)熱水が用いられ
る。また、該糖アルコール粉末は、糖アルコール粉末を
溶解除去する際の水、好ましくは熱水に、溶解除去を効
率的に行うために界面活性剤やアルコール等の有機溶剤
を混合しても良い。上記糖アルコール粉末は、平均粒径
が30〜500μm、好ましくは、50〜100μmの
微粉末状のものが挙げられる。糖アルコール粉末の平均
粒径が30μm未満であると、均一な分散が難しくなる
と共に、閉気孔の割合も増えるものとなり、また、平均
粒径が500μmを超えると、気孔が粗くなり、しか
も、分散状態が不均一となり、好ましくない。
【0021】また、糖アルコール粉末の使用量は、弾性
を有する吸液性部材の所望の気孔率によって適宜決定す
れば良く、吸液性部材形成用組成物として熱可塑性エラ
ストマー組成物を用いた場合は、その配合比は体積比で
熱可塑性エラストマー組成物/糖アルコール粉末=40
/60〜20/80、好ましくは、35/65〜25/
75がより望ましく、吸液性部材形成用組成物として原
料ゴム組成物を用いた場合は、原料ゴム組成物100重
量部に対して、60〜80重量部、好ましく、65〜7
5重量部がより好ましい。糖アルコール粉末の使用量が
60vol%未満又は60重量部未満であると、充分な
連続気孔が得られず、また、使用量が80vol%又は
80重量部を越えると、吸液性部材の引裂強さ、耐摩耗
性、耐屈曲性などの物理的強度が低くなり、好ましくな
い。また、吸液性部材形成用組成物として熱可塑性エラ
ストマー組成物を用いた場合の成形した後行われる延伸
は、一軸あるいは二軸延伸のいずれでも良いが、所望の
弾性を有する吸液性部材の所望の特性により適宜選択す
ればよい。延伸の操作は、気孔率を効果的に増加させる
ばかりでなく、糖アルコール粉末を水等に溶解させると
きに、その水等の通り道となる微細孔をも形成し、効果
的に糖アルコール粉末を溶解することを可能にする。こ
れら熱可塑性エラストマー組成物からなる吸液性部材の
成形物を軟化点温度以下、更には、所定延伸倍率及び延
伸速度で切断しない最低温度付近で延伸することが望ま
しい。延伸倍率は、面積延伸倍率で1〜5倍程度延伸す
ればよい。
【0022】本発明の製造方法は、例えば、下記の方法
により行うことができる。吸液性部材形成用組成物とし
て熱可塑性エラストマー組成物を用いた場合には、上記
熱可塑性エラスマー、各種配合剤を含有する熱可塑性エ
ラスマー組成物をバンバリーミキサー、ローラー等の混
練加工機で混練し、糖アルコール粉末を前記したような
混練加工機で混練した後、射出成形(例えば、東芝社製
IS−100EN)などにより成形し、必要に応じて
延伸した後、熱固定し、次いで、水等で前記糖アルコー
ル粉末を溶解除去することにより、目的の弾性を有する
吸液性部材を製造することができる。また、吸液性部材
形成用組成物として原料ゴム組成物を用いた場合には、
上記原料ゴム、加硫剤及び填料を含有する原料ゴム組成
物をバンバリーミキサー、ローラー等の混練加工機で素
練り捏和した練り生地と、糖アルコール粉末とを前記し
たような混練加工機で混練した後、成形加硫し、次い
で、水で前記糖アルコール粉末を溶解除去することによ
り、目的の弾性を有する吸液性部材を製造することがで
きる。また、本発明では、弾性を有する吸液性部材の使
用用途等に応じて、任意の形状に、好適には、真球体
状、楕円球体状などの球体状として、または、円柱状な
どの異形状として成形できることとなる。なお、糖アル
コール粉末を溶解除去した後、弾性を有する吸液性部材
には洗浄及び/又は乾燥操作が通常施される。
【0023】このようにして得られた本発明の弾性を有
する吸液性部材は、気泡が均一で、しかも微細であり、
弾性、吸液性、加工性等に優れているので、例えば、工
業機械の潤滑油供給部品、各種緩衝部材、濾過材等の工
業部品、サポータ等の医療用途、スタンプ台の印褥体、
印鑑の印面、浸透印のゴム状部材等の事務機器用インク
供給部品、筆記具のペン芯などのペン先、筆記具用キャ
ップ等の筆記具用部品等に広く用いることができる。
【0024】以下に、吸液性部材を筆記具用キャップに
使用した場合の具体例を示しながら説明する。図1及び
図2は、弾性を有する吸液性部材を有する筆記具用キャ
ップの各例を示す図面である。図1に示す筆記具用キャ
ップは、細字、太字のペン芯10,20を備えたツイン
タイプのサインペン態様の筆記具に用いられるものであ
る。インキの流出は、インキを吸蔵した中綿11,21
から毛細管作用等により各ペン芯10,20に流出する
構成となっている。太字側のキャップAと細字側のキャ
ップBの内部には、上述の射出成形加工により得られた
各直径3mm、4mmの弾性を有する吸液性部材22,
12が嵌着され、夫々ペン芯10,20の先端と当接す
る構造となっている。また、図2の筆記具用キャップ
は、ペン芯30,40を備えたツインタイプの筆記具に
用いられるものである。インキの流出は、インキを吸蔵
した中綿31から毛細管作用等により各ペン芯30,4
0に流出する構成となっている。各キャップC,Dの内
部には、上述の射出成形加工により得られた各φ7ラ7
mm、φ10ラ10mmの弾性を有する吸液性部材3
2,42が嵌着され、夫々ペン芯30,40の先端と当
接する構造となっている。これらの筆記具用キャップA
〜Dでは、ペン芯などのペン先を保護すると共に、顔料
インキを使用した筆記具ではペン先での顔料粒子の沈降
・乾燥を防止することができるものとなる。なお、上記
各例では、吸液性部材とペン芯の先端とを当接する構造
としたが、当接しない構造であってもよく、また、上記
各例では吸液性部材をキャップに嵌着する構造とした
が、吸液性部材とキャップとを二種成形(異材質成形)
により一体成形することにより、吸液性部材の嵌着工程
を省略してもよいものである。
【0025】また、本発明の弾性を有する吸液性部材の
製造方法を行う際に、粒径が異なる糖アルコール粉末
や、成分の組成が異なる熱可塑性エラスマー組成物又は
原料ゴム組成物を用いて混練成形し、生地を貼り合わせ
ることにより、互いに異なる複数の層を有する弾性を有
する吸液性部材を製造することもできる。このような複
数の層を有する吸液性部材は、例えば、小さい気孔と比
較的大きい気孔を併せもつインク供給体や濾過材等とし
て使用できる。
【0026】更に、本発明において、糖アルコール粉末
を使用した場合には、下記のような効果を奏するものと
なる。 (1)混練時には、糖アルコール粉末は、熱可塑性エラス
マー組成物又は原料ゴム組成物などの吸液性部材形成用
組成物に対して親和性があるため、多量の糖アルコール
粉末を均一に練り込み易く、特に、塩類を使用した場合
等は製造機器類の錆及び摩耗に対する配慮をする必要が
ない。 (3)糖アルコール粉末を除去する際に、該糖アルコール
粉末が水、特に熱水によく溶解するので、アルコール等
の有機溶剤を使用しなくても連続気孔形成材である糖ア
ルコール粉末を容易に除去できる。
【0027】また、本発明の製造方法により得られる吸
液性部材の気孔率は、糖アルコール粉末の添加量で調整
でき、ゴム硬度もカーボンブラック等の添加剤、即ち、
充填剤の添加量でも調整できる、という効果を奏する。
【0028】以上述べたように、本発明の製造方法は、
糖アルコール粉末を用いているため、従来における液状
界面活性剤を微粉末状塩類粉末と共に練り込むことによ
り微粉末状塩類粉末の巨大化を防ぎ、また、微粉末状塩
類除去時に、先に適当な溶媒で界面活性剤を除去し、次
いで界面活性剤の抜けた隙間を利用して、微粉末状塩類
粉末の除去を容易にする方法や、原料ゴムに易水溶性塩
類粉末を混練する際にナフタレンスルホン酸ナトリウム
−ホルマリン縮合物等の粉末状界面活性剤を練り込み、
これによりゴムとの混練時に易水溶性塩類粉末の微粒子
同士の合体巨大化を防止し、そして該塩類粉末の水洗除
去の際にゴム内部への水分の浸透を容易にする方法とは
技術思想が全く相違するものである。更に、吸液性部材
形成用組成物として熱可塑性エラストマーを用いるもの
では、加硫工程等を必要とせず、一般的な成形機、射出
成形機、で容易に弾性を有する吸液性部材が得られるこ
ととなる。
【0029】
【実施例】以下に、実施例及び比較例を挙げて本発明を
更に詳細に説明するが、本発明は下記実施例によって何
ら限定されるものではない。
【0030】 (実施例1) オレフィン系熱可塑性エラストマー: ハイブラーVS−1(クラレ社製) 30重量部 ペンタエリスルトール(三菱ガス化学社製) 70重量部 (平均粒径30μm) 予めペンタエリスルトールとオレフィン系熱可塑性エラ
ストマーを混練加工機で混練し、次いで、射出成形機
(東芝社製IS−100EN)で成形し、球体状となる
吸液性部材の基体を得た。次に、得られたスポンジゴム
体の基体を水に浸漬して、ペンタエリスリトールを溶出
後、乾燥させて目的となる弾性を有する吸液性部材を得
た。得られた吸液性部材の形状は、直径3mm、直径
3.5mmの球体状で、気孔率は約70%、ゴム硬度は
約30ーのものであった。
【0031】 (実施例2) オレフィン系熱可塑性エラストマー: ハイブラーVS−1(クラレ社製) 35重量部 ペンタエリスルトール(三菱ガス化学社製) 65重量部 (平均粒径30μm) 上記配合組成で実施例1と同様にして、気孔率約65
%、ゴム硬度35ーの目的の吸液性部材が得られた。
【0032】 (実施例3) オレフィン系熱可塑性エラストマー: セプトンCJ001(クラレ社製) 30重量部 ペンタエリスルトール(三菱ガス化学社製) 70重量部 (平均粒径30μm) 上記配合組成で実施例1と同様に混合、成形後、一軸方
向に延伸倍率2倍で延伸し、吸液性部材の基体を得た。
次に、得られた基体を水に浸漬して、ペンタエリスリト
ールを溶出後、乾燥させて目的となる吸液性部材を得
た。得られた吸液性部材の形状は、直径3mm、直径
3.5mmの球体状で、気孔率は約70%、ゴム硬度約
40ーのものであった。
【0033】(実施例4)上記実施例1において、ペン
タエリスリトールの代わりに、マンニトールを用いた以
外は、実施例1と同様にして、気孔率約60%、ゴム硬
度約40°の目的の吸液性部材を得た。なお、上記同様
にソルビトール、キシリトール、イノシトール、トレハ
ロースを使用した場合も上記と同様に、目的の吸液性部
材が得られた。
【0034】(比較例1)上記実施例1において、ペン
タエリスリトールの代わりに塩化ナトリウム(平均粒径
30μm)を用いた以外は実施例1と同様にして、吸液
性部材の基体を得た。その結果水によるNaClの溶解
除去に長時間要し、(実施例1に対して約2倍)、しか
も完全にはNaClの溶解除去ができなかった。これ
は、NaClが混練を充分にしても、不均一にしか熱可
塑性エラストマーに分散できず、更に、熱可塑性エラス
トマーに包み込まれた状態のNaClが多く存在するこ
とに起因し、水との接触が不確実で、連続気孔の形成が
不完全になったことによるものである。
【0035】 (比較例2) NBR(日本合成ゴム社製 JSR N236L) 15.4重量部 酸化亜鉛 0.5重量部 ステアリン酸 0.03重量部 カーボンブラック 11.6重量部 ジオクチルフタレート 0.8重量部 加硫促進剤 0.3重量部 硫黄 0.02重量部 NaCl(平均粒径60μm) 80.9重量部 NaCl以外の成分を混練加工機で素練りした練り生地
と、NaClを同様の混練加工機で混練し、次いで、圧
縮成形した後、150℃、150kgf/cm2で10分
間加硫して吸液性部材の基体を得た。その結果、NaC
lの除去が不十分で、しかも連続気孔の形成が不完全な
ゴム状部材が得られた。更に、長期間スタンプ用のイン
クに浸しておくと、ゴムの劣化が生じた。
【0036】下記に実施例5及び6で用いた各成分及び
その使用比率を下記表1に示す。
【表1】
【0037】〔実施例5及び6〕上記表1に示した成分
のうち、ペンタエリスルトール(平均粒径30μm)の
以外の成分を混練加工機で素練り捏和した練り生地と、
該ペンタエリスリトールとを、同様の混練加工機で混練
し、次いで、圧縮成形した後、150℃、150kgf
/cm2で10分間加流して、平面状の吸液性部材の基
体を得た。次に、得られた基体を水に浸漬した後、乾燥
させて目的の吸液性部材(10××10×5mm)を得
た。得られた吸液性部材の気孔率は、実施例5のものが
約50%、実施例6のものが約50%であり、また、吸
液性部材のゴム硬度は実施例5のものが50°、実施例
6のものが60°であった。
【0038】〔比較例3〕上記実施例6において、ペン
タエリスリトールの代わりに、塩化ナトリウムを用いた
以外は実施例6と同様にして吸液性部材を得た。その結
果、水による塩化ナトリウムの溶解除去に長時間要し
(実施例5に対して2倍)、しかも、完全には塩化ナト
リウムが溶解除去できなかった。これは、塩化ナトリウ
ムが混練を充分にしても、不均一にしかゴム組成物に分
散できず、更に、ゴム組成物に包み込まれた状態の塩化
ナトリウムが多く存在することにより、水と接触でき
ず、連続気孔の形成が不完全になったことによるもので
ある。
【0039】〔試験例1〕上記実施例1〜6及び比較例
1〜3で得られた吸液性部材について、下記試験方法に
より吸液性能、復元性、コスト性及び組立性について評
価を行った。これらの結果を下記表2に示す。
【0040】(吸液性能の評価方法)蒸留水(アルコー
ルを含む)への浸漬による吸液状況及びペン先よりの吸
い上げ状況の確認、すなわち、吸液性部材としての目的
達成度合いを下記評価基準で評価した。 評価基準: ◎:吸液が良好である。 ○:若干撥水状況があるが吸液している。 △:撥水のため吸液が不充分である。 ×:全く吸液しない。
【0041】(復元性の評価方法)ペン先を押し付け、
離した際の復元状況、すなわち、常にペン先に吸液性部
材が接触するかどうかを下記評価基準で評価した。 評価基準: ◎:復元状況が充分である。 ○:復元傾向はあるが完全ではない。 △:押し付けられたままで復元しない。 ×:復元もせず、割れの発生がある。
【0042】(コスト性の評価方法)調達のためのコス
ト概算、すなわち、現状評価との対応比較を下記評価基
準で評価した。 評価基準: ◎:現行価格に対し減額が想定。 ○:現行価格とほぼ同等。 △:現行価格に対し僅かに上昇。 ×:現行価格に対し相当上昇。
【0043】(組立性の評価方法)キャップ内にセット
する際の組立性(作業性)、すなわち、機械組立機の改
造費用の予測を下記評価基準で評価した。 評価基準: ◎:改造費総額で50万円以内。 ○:改造費総額で100万円程度 △:改造費総額で200万円程度 ×:改造費総額の予想が付きにくい。
【0044】
【表2】
【0045】上記表2の結果から明らかなように、本発
明範囲となる実施例1〜6は、本発明の範囲外となる比
較例1〜3に較べ、吸液性能、復元性、コスト性及び組
立性に優れていることが判明し、キャップ内部に設置さ
れる吸液性部材としての必要性能は満足できるものであ
った。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、従来のように発泡剤を
用いて気泡を形成するものや、塩類粉末と界面活性剤を
用いて気泡を形成するものでないため、気孔の粒径およ
び気孔率は簡単に調整できると共に、均一で微細な気孔
を有すると共に、球体状などの微小な形状物を容易に製
造できる弾性を有する吸液性部材の製造方法及び弾性を
有する吸液性部材が提供される。また、ゴム状部材形成
用組成物として熱可塑性エラスマーを用いるものにあっ
ては、加硫工程などの必要がなく、更に容易に気孔を有
する弾性を有する吸液性部材の製造方法が提供される。
更に、本発明の製造方法により得られる吸液性部材は、
緩衝材、濾過材、サポータ等の医療用途、スタンプ台の
印褥体等の事務機器用インク供給部品、筆記具用吸液性
部材、いわゆる浸透印のゴム印材等に好適に、かつ、広
範に適用されるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法により得られる弾性を有する吸液性
部材を筆記具用キャップに使用した場合の一例を示す断
面図である。
【図2】本発明方法により得られる弾性を有する吸液性
部材を筆記具用キャップに使用した場合の他例を示す断
面図である。
【符号の説明】
A 筆記具用キャップ 13 弾性を有する吸液性部材 23 弾性を有する吸液性部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01J 20/26 B01J 20/26 D 20/28 20/28 A B41K 1/02 B41K 1/02 B 1/50 1/50 A 1/54 1/54 B // B43K 1/00 B43K 1/00 23/08 C08L 21:00 C08L 21:00 B43K 9/00 Z Fターム(参考) 2C350 GA04 HA16 KF05 NC02 NC21 NC28 NE01 4D019 AA03 BA12 BA13 BB07 BD04 BD10 CB06 4F074 AA05 AA12 AA25 AC21 AD02 AD04 AD09 AD11 AG02 CB03 CB16 DA02 DA33 DA43 DA45 DA53 4G066 AB06A AB06D AB26D AC10A AC10B AC13A AC13C AE11A BA09 BA22 BA25 BA50 CA43 DA07 FA02 FA11 FA25

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸液性部材形成用組成物と、糖アルコー
    ル粉末とを混練した後、成形し、上記糖アルコール粉末
    を水を主成分とする液体で溶解除去することにより弾性
    を有する吸液性部材を製造することを特徴とする弾性を
    有する吸液性部材の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記吸液性部材形成用組成物が熱可塑性
    エラストマー組成物又は原料ゴム組成物からなる請求項
    1記載の弾性を有する吸液性部材の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記糖アルコール粉末がペンタエリスリ
    トール、マンニトール、ソルビトール、キシリトール、
    イノシトール、トレハロースから選ばれる少なくとも1
    種である請求項1記載の弾性を有する吸液性部材の製造
    方法。
  4. 【請求項4】 前記糖アルコール粉末の平均粒径が30
    〜500μmである請求項1又は3記載の弾性を有する
    吸液性部材の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4の何れか一つに記載の製造
    方法により得られたことを特徴とする弾性を有する吸液
    性部材。
  6. 【請求項6】 弾性を有する吸液性部材の形状が球体状
    である請求項5記載の弾性を有する吸液性部材。
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