JP4785718B2 - クリーニング装置及びこれを搭載した画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、トナー像を用紙に転写させた後、像担持体表面に残留するトナー等の付着物を除去してクリーニングするクリーニング装置に関する。また、このクリーニング装置を搭載した、複写機やプリンタに代表される電子写真方式の画像形成装置に関する。
複写機やプリンタ等の電子写真方式の画像形成装置においては、像担持体として感光体ドラムが広く用いられている。感光体ドラムを用いた一般的な画像形成動作は以下のようである。感光体ドラムの表面は帯電装置により所定電位で一様に帯電せしめられ、そこに露光装置のLED光等を照射することにより部分的に電位が光減衰して原稿画像の静電潜像が形成される。そして、この静電潜像を現像装置で現像することにより、感光体ドラム表面にトナー像が形成される。このトナー像は、感光体ドラムと転写部材とを接触、或いは近接させて構成した転写領域に用紙を挿通する時に、用紙に転写される。
このような画像形成装置においては、トナー像を用紙に転写させた後、微量のトナーが用紙に転写されずに感光体ドラム表面に付着したまま残留してしまうことがある。この感光体ドラム表面に付着した残留トナーやその他の付着物は、次の新たな画像形成の障害となるので、そのクリーニングが必要となる。このような目的で用いられるクリーニング方法としては、感光体ドラム表面に回転部材であるクリーニングローラや研磨ローラ、回転ブラシ等を押し付けることにより、回転部材に残留トナーなどの付着物を移動させて回収する方法や、感光体ドラム表面にブレードを接触させて付着物を掻き取る方法、或いはこれらの方法を組み合わせたクリーニング方法が広く知られている。
上記のような、回転部材である研磨ローラとクリーニングブレードとを用いて、用紙へのトナー像転写後の感光体ドラム表面のクリーニングを行う画像形成装置の一例を、特許文献1に見ることができる。
特開2000−276026号公報(第3頁、図3)
特許文献1に記載された画像形成装置では、研磨ローラとクリーニングブレードとを備えた感光体ドラムのクリーニング装置において、研磨ローラの下側にスクレーパを当接させることにより、その当接箇所付近にドラム研磨用のトナーを滞留させ、好適な研磨を実現するというものである。しかしながら、この構成では、感光体ドラム表面から除去したトナーなどの付着物が、その当接箇所付近に身動きが取れなくなるような形で滞留する恐れがある。そして、トナーは、研磨ローラや感光体ドラムとの摩擦により、長く滞留することで過剰な帯電状態となって感光体ドラムに悪影響を及ぼし、次回の画像形成時に微小黒点といった画像不良を発生させることが問題となる。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、像担持体表面の付着物を除去するクリーニングローラと、このクリーニングローラ表面に研磨用トナーを付着させるために設けたトナー受け部材とを備えたクリーニング装置において、トナー受け部材に貯留したトナーの過剰な帯電を防止することができ、像担持体表面に対して、次回の帯電に悪影響を及ぼすことなく、好適なクリーニング性能を保持することが可能なクリーニング装置を提供することを目的とする。また、このようなクリーニング装置を搭載した高性能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明は、像担持体に接触して回転しつつその表面の付着物を除去するクリーニングローラと、このクリーニングローラの表面に対して間隙を設けて配置され、像担持体から除去したトナーをクリーニングローラとの間に貯留するトナー受け部材とを備えたクリーニング装置において、前記トナー受け部材に、接地部材を接続することとした。
また、上記構成のクリーニング装置において、前記トナー受け部材は、前記クリーニングローラの周面に沿う樋状の部材であることとした。
また、上記構成のクリーニング装置において、前記クリーニングローラの像担持体回転方向下流側であって、上下方向下側に、像担持体に接触してその表面のトナーを掻き取るクリーニングブレードを備えることとした。
また本発明では、上記クリーニング装置を画像形成装置に搭載することとした。
本発明の構成によれば、像担持体に接触して回転しつつその表面の付着物を除去するクリーニングローラと、このクリーニングローラの表面に対して間隙を設けて配置され、像担持体から除去したトナーをクリーニングローラとの間に貯留するトナー受け部材とを備えたクリーニング装置において、トナー受け部材に、接地部材を接続することとしたので、クリーニングローラ表面に付着させるためにトナー受け部材に貯留したトナーから、トナー受け部材を介して電荷を除去することができる。これにより、トナーを長期間にわたって貯留させた場合であっても、トナーの過剰な帯電を防止することが可能である。したがって、像担持体表面に対して、次回の帯電に悪影響を及ぶのを予防することができ、好適なクリーニング性能を保持することが可能なクリーニング装置を提供することができる。
また、前記トナー受け部材は、クリーニングローラの周面に沿う樋状の部材であることとしたので、トナーを貯留する空間が一層小さくなり、クリーニングローラの周囲から圧力を加えて、像担持体表面から除去したトナーをクリーニングローラ表面に付着させることができる。これにより、クリーニングローラ表面からトナーが簡単に離れてしまうのを防止することが可能となる。したがって、クリーニングローラ表面に好適なトナー層を形成することができ、クリーニングローラによる像担持体表面の研磨を効果的に遂行することができる。その結果、トナーの過剰な帯電の防止に加えて、像担持体表面に対するクリーニング性能をより一層高めることが可能になる。
また、前記クリーニングローラの像担持体回転方向下流側であって、上下方向下側に、像担持体に接触してその表面のトナーを掻き取るクリーニングブレードを備えることとしたので、像担持体表面から掻き取ったトナーが、クリーニングローラに付着することなく、すぐ下方に落下するのを、トナー受け部材で防止することができる。したがって、クリーニング装置のハウジング内上部にクリーニングローラが設けられ、このクリーニングローラの下方にクリーニングブレードが設けられた構造であっても、接地部材を接続したトナー受け部材の作用で、トナーの電荷を除去して過剰に帯電するのを防止しながら、クリーニングローラによる像担持体表面の研磨を効果的に遂行することが可能となる。
また本発明では、上記クリーニング装置を画像形成装置に搭載することとしたので、トナー受け部材に貯留したトナーの過剰な帯電を防止することができ、像担持体表面に対して、次回の帯電に悪影響を及ぼすことなく、好適なクリーニング性能を保持することが可能な高性能な画像形成装置を得ることができる。
以下、本発明の実施形態を図1〜図4に基づき説明する。
最初に、本発明の実施形態に係るクリーニング装置を搭載した画像形成装置について、図1を用いてその構造の概略を説明しつつ、画像出力動作を説明する。図1は、画像形成装置の模型的垂直断面正面図である。この画像形成装置は、中間転写ベルトを用いてトナー像を用紙に転写するカラー印刷タイプのものである。
図1に示すように、画像形成装置1の本体2の内部下方には、用紙カセット3が配置されている。用紙カセット3は、その内部に、印刷前のカットペーパー等の用紙Pを積載して収容している。そして、この用紙Pは、図1において用紙カセット3の左上方に向けて、1枚ずつ分離されて送り出される。用紙カセット3は、本体2の前面側から水平に引き出すことが可能である。
本体2の内部であって、用紙カセット3の左方には、第1用紙搬送部4が備えられている。第1用紙搬送部4は、本体2の左側面に沿って略垂直に形設されている。そして、第1用紙搬送部4は、用紙カセット3から送り出された用紙Pを受け取り、本体2の左側面に沿って垂直上方に二次転写部40まで搬送する。
用紙カセット3の上方であって、第1用紙搬送部4が形設された本体2の左側面とは反対側の側面である右側面の箇所には、手差し給紙部5が備えられている。手差し給紙部5には、用紙カセット3に入っていないサイズの用紙Pや、厚紙、OHPシートのように1枚ずつ送り込みたいものが載置される。
手差し給紙部5の左方には、第2用紙搬送部6が備えられている。第2用紙搬送部6は、用紙カセット3のすぐ上方にあって、手差し給紙部5から第1用紙搬送部4まで略水平に延び、第1用紙搬送部4に合流している。そして、第2用紙搬送部6は、手差し給紙部5から送り出された用紙P等を受け取り、略水平に第1用紙搬送部4まで搬送する。
一方、画像形成装置1は、外部コンピュータ(図示せず)から原稿画像データを受信する。この画像データの情報は、第2用紙搬送部6の上方に配置された露光手段であるレーザ照射部7に送られる。レーザ照射部7により、画像データに基づいて制御されたレーザ光Lが、画像形成部20に向かって照射される。
レーザ照射部7の上方には計4台の画像形成部20が、さらにそれら各画像形成部20の上方には中間転写体を無端ベルトの形で用いた中間転写ベルト8が備えられている。中間転写ベルト8は、複数のローラに巻き掛けられて支持され、図示しない駆動装置により図1において時計方向に回転する。
4台の画像形成部20は、図1に示すように、中間転写ベルト8の回転方向に沿って、回転方向上流側から下流側に向けて一列にして配置された所謂タンデム方式である。4台の画像形成部20とは、上流側から順に、マゼンタ用の画像形成部20M、シアン用の画像形成部20C、イエロー用の画像形成部20Y、及びブラック用の画像形成部20Bである。これらの画像形成部20には、各色に対応する現像剤供給容器及び搬送手段(図示せず)により、現像剤(トナー)が補給される。なお、以下の説明において、特に限定する必要がある場合を除き、「M」「C」「Y」「B」の識別記号は省略するものとする。
各画像形成部20では、露光手段であるレーザ照射部7によって照射されたレーザ光Lにより原稿画像の静電潜像が形成され、この静電潜像からトナー像が現像される。トナー像は、各画像形成部20の上方に備えられた一次転写部30で、中間転写ベルト8表面に一次転写される。そして、中間転写ベルト8の回転とともに、所定のタイミングで各画像形成部20のトナー像が中間転写ベルト8に転写されることにより、中間転写ベルト8表面にはマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの4色のトナー像が重ね合わされたカラートナー像が形成される。
中間転写ベルト8が用紙搬送路に懸かる箇所には、二次転写ローラ41を備えた二次転写部40が配置されている。中間転写ベルト8表面のカラートナー像は、第1用紙搬送部4によって同期をとって送られてきた用紙Pに、中間転写ベルト8と二次転写ローラ41とが圧接して形成される二次転写ニップ部にて転写される。
二次転写後、中間転写ベルト8表面に残留するトナーなどの付着物は、中間転写ベルト8に対してマゼンタ用の画像形成部20Mの回転方向上流側に設けられた中間転写ベルト8用のクリーニング装置9によってクリーニング、回収される。
二次転写部40の上方には、定着部10が備えられている。二次転写部40にて未定着トナー像を担持した用紙Pは、定着部10へと送られ、熱ローラと加圧ローラとによりトナー像が加熱、加圧されて定着される。
定着部10の上方には、分岐部11が備えられている。定着部10から排出された用紙Pは、両面印刷を行わない場合、分岐部11から画像形成装置1の上部に設けられた用紙排出部12に排出される。
分岐部11から用紙排出部12に向かって用紙Pが排出されるその排出口部分は、スイッチバック部13としての機能を果たす。両面印刷を行う場合には、このスイッチバック部13において、定着部10から排出された用紙Pの搬送方向が切り替えられる。そして、用紙Pは、分岐部11、定着部10の左方、及び二次転写部40の左方を通って下方に送られ、再度第1用紙搬送部4を経て二次転写部40へと送られる。
続いて、画像形成装置1の画像形成部20周辺の詳細な構成について、図2〜図4を用いて説明する。図2は画像形成部周辺を示す垂直断面部分拡大図、図3は感光体ドラムとクリーニング装置の内部とを示す斜視図、図4はトナー受け部材の斜視図である。なお、4色の各画像形成部20は構造が共通するので、前述のように「M」「C」「Y」「B」の識別記号は省略するものとする。
図2に示すように、画像形成部20には、その中心に像担持体である感光体ドラム21が備えられている。そして、感光体ドラム21の近傍には、その回転方向に沿って順に、帯電装置50、現像装置60、除電装置70、及びドラム用のクリーニング装置80が配置されている。一次転写部30は、感光体ドラム21の回転方向に沿って、現像装置60と除電装置70との間に設けられている。
感光体ドラム21は、画像形成装置1内の用紙搬送方向と直角をなす用紙幅方向、すなわち図2の紙面奥行き方向に延び、その軸線方向を水平にして配置されている。感光体ドラム21は、アルミニウム等により構成される導電性ローラ状基体の外側に、真空蒸着等によって無機光導電性材料であるアモルファスシリコンの感光層を設けた無機感光体のドラムで、直径が30mmである。感光体ドラム21は、図示しない駆動装置によって、その周速度が用紙搬送速度(150mm/s)とほぼ同じになるように回転せしめられている。
帯電装置50は、そのハウジング51の内部に、感光体ドラム21に接触する帯電ローラ52を備えている。帯電ローラ52は、所定の圧力で感光体ドラム21に圧接し、感光体ドラム21の回転に従って回転する。この帯電ローラ52により、感光体ドラム21の表面が所定の極性及び電位で一様に帯電せしめられる。このときの帯電電位は、通常は200〜1000V程度である。なお、ハウジング51内には、感光体ドラム21に対して帯電ローラ52を隔てた位置にクリーニングブラシ53が備えられ、このクリーニングブラシ53により帯電ローラ52表面がクリーニングされる。
現像装置60は、そのハウジング61の内部に、現像ローラ62と、供給スクリュー63とを備えている。現像ローラ62は、現像方式が接触、或いは非接触であって、感光体ドラム21の近傍に設けられている。現像ローラ62には、感光体ドラム21の帯電極性と同極性のバイアスが印加される。この現像ローラ62により、現像剤であるトナーが帯電せしめられるとともに、感光体ドラム21の表面の静電潜像に移動せしめられ、静電潜像が現像される。
現像装置60は、現像剤として、磁性キャリアと非磁性トナーとを混合してなる二成分系トナーを使用するが、磁性或いは非磁性の一成分系トナーを使用するタイプのものであっても構わない。また、感光体ドラム21表面を研磨するようにしてクリーニングするために、微量の酸化チタン、アルミナ等の粉末を研磨剤としてトナーに混入している。トナーは、トナー供給容器(図示せず)に収容され、現像装置60の箇所まで図示しない搬送手段により搬送されて、供給スクリュー63によりハウジング61の内部に補給される。
一次転写部30には、中間転写ベルト8を介して感光体ドラム21に接触する一次転写ローラ31が設けられている。一次転写ローラ31は、駆動装置を有することなく、中間転写ベルト8に接触することによって、中間転写ベルト8の回転に従って回転する。また、一次転写ローラ31には、必要に応じて、感光体ドラム21やトナーの帯電極性とは異なる極性であって、マイナス500〜マイナス1000Vの一次転写バイアスが印加される。
なお、中間転写ベルト8は、図1に示すように、複数のローラに巻き掛けられ、支持されている。中間転写ベルト8は、合成樹脂からなる基層表面にゴム層を積層した弾性ベルトで構成される。材質としては、基層にポリフッ化ビニリデン(PVDF)とクロロプレンゴム(CR)、コーティングにシリコンとウレタン、及びポリテトラフルオロエチレン(PTFE)とウレタンを使用している。
除電装置70は、感光体ドラム21の回転方向に沿って、一次転写部30の下流側に配置されている。除電装置70は、LED(発光ダイオード)71と、反射板72とで構成されている。LED71は、クリーニング装置80のハウジング81の上面に取り付けられている。LED71の代わりに、EL(エレクトロルミネッセンス)光源、蛍光灯等を用いることもできる。反射板72は、LED71の上方に、LED71をカバーするように設けられている。除電装置70は、LED71の除電光を感光体ドラム21に照射することにより、その表面の帯電電荷を除去し、次回の画像形成動作時における帯電工程のための準備を整える。
クリーニング装置80は、感光体ドラム21の回転方向に沿って、一次転写部30、除電装置70のさらに下流側に配置されている。クリーニング装置80は、図2及び図3に示すように、そのハウジング81の内部に、回転部材であるクリーニングローラ82、クリーニングブレード83、トナー受け部材84、接地部材85、及び排出スクリュー86を備えている。
クリーニングローラ82は、ハウジング81内の上部において、その軸部の両端に備えられた図示しない付勢手段により、感光体ドラム21に対して所定の力で押し付けられて設けられている。クリーニングローラ82は、芯金の周りにエチレンプロピレンゴム(EPDM)を設けた形で構成され、直径が16mmであり、感光体ドラム21とほぼ同じ軸線方向長さを有している(図3参照)。
クリーニングローラ82は、モータ等で構成される図示しない駆動手段により回転せしめられる。感光体ドラム21表面の研磨を効率良く実施するためには、クリーニングローラ82を所定の周速度で回転させる必要がある。これにより、クリーニングローラ82を、感光体ドラム21との接触箇所における表面が感光体ドラム21表面と同じ方向に移動する向きに回転させ、クリーニングローラ82の周速度は感光体ドラム21のそれの1.2倍に設定している。クリーニングローラ82は、感光体ドラム21表面から残留トナーなどの付着物を回収するとともに、クリーニングローラ82表面に付着した研磨剤を含有するトナーによって感光体ドラム21表面を研磨するようにしてクリーニングする役割を果たす。
クリーニングブレード83は、クリーニングローラ82の感光体ドラム21回転方向下流側であって、ハウジング81内におけるクリーニングローラ82に対して、上下方向下側に配置されている。クリーニングブレード83は、図示しない付勢手段により感光体ドラム21に対して所定の力で押し付けられて設けられている。そして、クリーニングブレード83は、ウレタンゴムで構成された、ドラム軸線方向に延びる板のような直方体形状の部材であって、感光体ドラム21とほぼ同じ軸線方向長さを有している。クリーニングブレード83は、感光体ドラム21表面に残留したトナーなどの付着物を掻き取るようにクリーニングする役割を果たす。
トナー受け部材84は、図2及び図3に示すように、クリーニングローラ82のすぐ下方であって、クリーニングブレード83と排出スクリュー86との間に配置されている。トナー受け部材84は、図4に示すようなステンレス(SUS)製の薄い板状の部材を折り曲げるなどして構成され、クリーニングブレード83近傍からクリーニングローラ82回転方向の下流側に向かって、クリーニングローラ82の周面に沿って延びる樋状をなし、クリーニングローラ82の軸線方向長さとほぼ同じ長さを有している。
そして、このトナー受け部材84は、その上部の箇所を残して、ハウジング81内において、クリーニングローラ82及びクリーニングブレード83が配置された空間と、排出スクリュー86が設けられた空間とを仕切り、感光体ドラム21表面から除去したトナーをクリーニングローラ82の周面近傍の空間に貯留し易くなるような形にして設けられている。
このトナー受け部材84には、図2に示すように、アース線のような接地部材85が接続されている。接地部材85の他端は、ハウジング81の外に出て、画像形成装置1の本体2などに接続されている。接地部材85は、トナー受け部材84自体と、トナー受け部材84の内側に貯留されたトナーから電荷を除去する役割を果たす。
排出スクリュー86は、ハウジング81内において、クリーニングローラ82の下方に設けられている。排出スクリュー86は、ハウジング81の内部から画像形成部20の外部に設けられた廃トナー回収容器(図示せず)まで延びている。排出スクリュー86は、感光体ドラム21表面から除去され、クリーニングに使用されたハウジング81内の廃トナーなどをハウジング81の外へ、すなわち廃トナー回収容器へ排出する役割を果たす。
上記のようなクリーニング装置80は、感光体ドラム21表面のトナー像が中間転写ベルト8に転写された後、クリーニングローラ82とクリーニングブレード83とを用いて、感光体ドラム21表面に残留したトナーなどの付着物を除去してクリーニングする。
このようにして、像担持体である感光体ドラム21に接触して回転しつつその表面の付着物を除去するクリーニングローラ82と、このクリーニングローラ82の表面に対して間隙を設けて配置され、感光体ドラム21から除去したトナーをクリーニングローラ82との間に貯留するトナー受け部材84とを備えたクリーニング装置80において、トナー受け部材84に、接地部材85を接続したので、クリーニングローラ82表面に付着させるためにトナー受け部材84に貯留したトナーから、トナー受け部材84を介して電荷を除去することができる。これにより、トナーを長期間にわたって貯留させた場合であっても、トナーの過剰な帯電を防止することが可能である。したがって、感光体ドラム21表面に対して、次回の帯電に悪影響を及ぶのを予防することができ、好適なクリーニング性能を保持することが可能なクリーニング装置80を提供することができる。
また、トナー受け部材84は、クリーニングローラ82の周面に沿う樋状の部材であるので、トナーを貯留する空間が一層小さくなり、クリーニングローラ82の周囲から圧力を加えて、感光体ドラム21表面から除去したトナーをクリーニングローラ82表面に付着させることができる。これにより、クリーニングローラ82表面からトナーが簡単に離れてしまうのを防止することが可能となる。したがって、クリーニングローラ82表面に好適なトナー層を形成することができ、クリーニングローラ82による感光体ドラム21表面の研磨を効果的に遂行することができる。その結果、トナーの過剰な帯電の防止に加えて、感光体ドラム21表面に対するクリーニング性能をより一層高めることが可能になる。
さらに、クリーニングローラ82の感光体ドラム21回転方向下流側であって、上下方向下側に、感光体ドラム21に接触してその表面のトナーを掻き取るクリーニングブレード83を備えているので、感光体ドラム21表面から掻き取ったトナーが、クリーニングローラ82に付着することなく、すぐ下方に落下するのを、トナー受け部材84で防止することができる。したがって、クリーニング装置80のハウジング81内上部にクリーニングローラ82が設けられ、このクリーニングローラ82の下方にクリーニングブレード83が設けられた構造であっても、接地部材85を接続したトナー受け部材84の作用で、トナーの電荷を除去して過剰に帯電するのを防止しながら、クリーニングローラ82による感光体ドラム21表面の研磨を効果的に遂行することが可能となる。
また本発明では、上記クリーニング装置80を画像形成装置1に搭載したので、トナー受け部材84に貯留したトナーの過剰な帯電を防止することができ、感光体ドラム21表面に対して、次回の帯電に悪影響を及ぼすことなく、好適なクリーニング性能を保持することが可能な高性能な画像形成装置1を得ることができる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
例えば、本発明の実施形態においては、クリーニングブレード83が、回転部材であるクリーニングローラ82に対して上下方向下側に配置された構造であるが、クリーニングローラ82に対して上下方向上側に配置された構造であっても構わない。そのような構造であっても、トナー受け部材84に接地部材85を接続することにより、本実施形態と同様の作用、効果を得ることができる。
また、画像形成装置1を、中間転写ベルト8を用いてトナー像を用紙Pに転写するカラー印刷タイプのものとしたが、画像形成装置の種類はこれに限定されるものではなく、中間転写ベルトを用いない機種や、モノクロ印刷用の機種であっても構わない。
本発明は、トナー像を用紙に転写させた後、像担持体表面に残留するトナー等の付着物を除去してクリーニングするクリーニング装置全般において利用可能である。
本発明の実施形態に係るクリーニング装置を搭載した画像形成装置の模型的垂直断面正面図である。 図1の画像形成部周辺を示す垂直断面部分拡大図である。 感光体ドラムとクリーニング装置の内部とを示す斜視図である。 トナー受け部材の斜視図である。
符号の説明
1 画像形成装置
8 中間転写ベルト
20 画像形成部
21 感光体ドラム(像担持体)
80 クリーニング装置
81 ハウジング
82 クリーニングローラ
83 クリーニングブレード
84 トナー受け部材
85 接地部材

Claims (4)

  1. 像担持体に接触して回転しつつその表面の付着物を除去するクリーニングローラと、このクリーニングローラの表面に対して間隙を設けて配置され、像担持体から除去したトナーをクリーニングローラとの間に貯留するトナー受け部材とを備えたクリーニング装置において、
    前記トナー受け部材に、接地部材を接続したことを特徴とするクリーニング装置。
  2. 前記トナー受け部材は、前記クリーニングローラの周面に沿う樋状の部材であることを特徴とする請求項1に記載のクリーニング装置。
  3. 前記クリーニングローラの像担持体回転方向下流側であって、上下方向下側に、像担持体に接触してその表面のトナーを掻き取るクリーニングブレードを備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のクリーニング装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のクリーニング装置を搭載したことを特徴とする画像形成装置。
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