JP2001310729A - センタバルブ型マスタシリンダ - Google Patents

センタバルブ型マスタシリンダ

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和久 平
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Abstract

(57)【要約】 【課題】弁ばねであるコイルばね53自体を利用するこ
とにより、液圧室と作動液リザーバ側との連絡のための
液通路を確保する。 【解決手段】コイルの巻き線の終端に、コイルばね53
の径方向に横断する横断部538を設ける。その横断部
538によって、ポペット弁体の液圧室側への最大移動
量を規制する。それにより、ポペット弁体のヘッド部側
の端面528が横断部538に当たるとき、コイルばね
53の巻き線間に所定以上のスペースを確保する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両等の液圧式
ブレーキ、またはクラッチシステムに用いられるセンタ
バルブ型マスタシリンダに関し、特に、シリンダ本体の
内部の液圧室と作動液リザーバ側との連絡のための液通
路を十分に確保する上で有効な技術に関する。
【0002】
【発明の背景】一般に、マスタシリンダには、シリンダ
本体の内部の液圧室と外部の作動液リザーバとの間を連
通、遮断するバルブ機構が不可欠である。センタバルブ
型マスタシリンダにおいては、液圧室に臨むピストンの
一端側に凹所があり、その凹所に筒型のリテーナが組み
付けられ、それらリテーナおよび凹所が区画する空間の
中心部にバルブ機構が位置する。バルブ機構は、通例、
たとえば特開平10−95328号の公報が示すよう
に、シリンダ本体の軸線方向に移動可能なポペット弁体
と、凹所の底部側にあり、ポペット弁体が離、着座する
弁座と、ポペット弁体を弁座に向けて付勢するコイルば
ねとを含んでいる。ここで、弁ばねであるコイルばね
は、一方の端部がポペット弁体に支持されているのに対
し、他方の端部は筒型のリテーナの内壁から径方向内側
に突出した突出部に支持されている。
【0003】ところで、この種のマスタシリンダの軸線
方向の長さを短縮するような場合、内部部品であるセン
タバルブ機構の各構成要素も必然的に小型化される。そ
の結果、ペダルを踏み込んだマスタシリンダの作動状態
から、ペダルを急に解放しマスタシリンダを非作動状態
にするようなとき、作動液リザーバから液圧室への液補
給性が悪くなるという問題が生じることがある。特開平
10−226329号公報は、弁ばねであるコイルばね
の巻き線間のスペースを狭めることが、その液補給性の
問題の一因であるとしている。マスタシリンダの作動状
態では、ポペット弁体は弁座に着座しているため、コイ
ルばねは自然長に近い状態にあり、巻き線間には比較的
充分なスペースが確保される。しかし、ペダルを解放す
る当初、液圧室に負圧が生じるため、ポペット弁体は、
その負圧と作動液リザーバ側の大気圧との差圧によって
コイルばねを圧縮するように動く。それにより、液圧室
と作動液リザーバ側とを連通する通路の一部となるコイ
ルばねの巻き線間のスペースが狭まり、液の流れの抵抗
を大きくしている、と解析している。それに基づき、同
公報は、コイルばねの巻き線間の通路をバイパスするバ
イパス通路を設ける技術を提案している。
【0004】
【解決しようとする課題】既提案のバイパス通路を設け
る技術では、そのための新たな加工が必要であるため、
より簡便な解決策が望まれる。そこで、液圧室と作動液
リザーバ側との液補給性、あるいは液通路の確保につい
てさらに検討したところ、新たな事項が判明した。第1
には、マスタシリンダを低温の環境下で使用するとき、
作動液の粘性が高くなるため、そのような液補給性の問
題が特に顕著であり、液通路の十分な確保が重要になる
ことである。また第2には、コイルばねの圧縮に伴い、
巻き線間のスペースが狭まるほか、ポペット弁体がリテ
ーナ内部の液通路を塞ぐような事態が生じるおそれがあ
ることである。第2の事項についてもう少し具体的に説
明しよう。より大きな液通路を確保するため、コイルば
ねの他方のばね受けとなるリテーナの内部の突出部の径
方向内側に大きな中心孔がある。その中心孔にポペット
弁体の端部が入り込もうとし、中心孔による流路面積を
小さくし、液の流れを損なうおそれがある。
【0005】この発明は、以上のような新たな判明事項
をも考慮し、液圧室と作動液リザーバ側との連絡のため
の液通路を十分な大きさで確実に確保することができる
技術を提供することを目的とする。また、この発明は、
既存のものをわずかに変形することにより、液圧室と作
動液リザーバ側との連絡のための液通路を確保すること
ができる技術を提供することを他の目的とする。さら
に、この発明は、弁ばねであるコイルばね自体を利用す
ることにより、液圧室と作動液リザーバ側との連絡のた
めの液通路を確保することができる技術を提供すること
をさらに他の目的とする。
【0006】
【発明の手段】この発明では、弁ばねであるコイルばね
の特定の形態あるいは形状を利用することにより、問題
の解決を図る。コイルばねの変更のみによって、液圧室
と作動液リザーバ側との連絡のための液通路を有効に確
保することができる。この発明による特徴的な構成は、
次のとおりである。 A.前記コイルばねの他方の端部を支持する前記突出部
の径方向内側に、前記液圧室と作動液リザーバ側とを連
絡する連絡孔がある。 B.前記コイルばねの他方の端部に、コイルの巻き線の
終端がコイルバネの径方向に横断する横断部がある。 C.前記コイルばねをたわめ、前記液圧室に臨む前記ポ
ペット弁体の端面が、前記コイルばねの横断部に当たる
とき、前記コイルばねの巻き線間に隙間が残るようにな
っている。
【0007】Aにおける連絡孔は、加工を有利にするた
めには中心に一つ設けるのが好ましい。しかし、中心孔
のほか、その周辺にも複数の周辺孔を設けるようにする
こともできる。また、Bにおけるコイルばねとしては、
円錐台形状、円筒形状、つつみ形状などのいろいろな形
状のものを適用することができるが、ポペット弁体が安
定して動くという点からすると、液圧室側に向かって径
が大きくなる円錐台形状が最も好ましい。そして、コイ
ルの巻き線の終端の横断部は、ポペット弁体の端面を完
全に横断するよう、径方向に全体に横断するようにする
のが好ましいが、弁座から離座し液圧室側へ移動しよう
とするポペット弁体に対し、ストッパとして機能し、し
かも、弁ばねとしてのばね特性に悪影響を生じない限
り、その終端の形状を少し短くすることもできるし、あ
るいは直線だけでなく曲線形状にすることもできる。さ
らに、Cにおけるコイルばねの横断部は、ポペット弁体
と連絡穴との間に挟まりスペーサとして機能し、ポペッ
ト弁体の端面の部分に確実に液の流路を確保する。そう
したスペーサ機能のほか、横断部は、ポペット弁体に対
するストッパとして機能し、コイルばねの巻き線間に必
要最低限の隙間(液の流路あるいはスペース)を確保す
ることになる。
【0008】なお、この発明は、センタバルブ機構を含
む各種のマスタシリンダに適用することができる。マス
タシリンダは、クラッチ用、ブレーキ用、また、シング
ル型、タンデム型のいずれでも良い。タンデム型の場
合、プライマリ側あるいはセカンダリ側の少なくとも一
方に、この発明を適用することができる。また、この発
明は、たとえば、特許第3050805号におけるよう
な自動制御ブレーキ用、つまり、運転者がペダル操作を
することによって液圧室の液圧を立ち上げる通常のブレ
ーキ作動に加え、そうした人的なペダル操作がない状態
でポンプ装置が自動的に液圧室の液圧を立ち上げる自動
ブレーキ作動を含むものにも適用することができること
は勿論である。
【0009】
【実施例】図1は、この発明の一実施例である、タンデ
ム型のブレーキマスタシリンダを示す全体的な断面図で
ある。タンデム型のマスタシリンダ10は、プライマリ
部分100とセカンダリ部分200との両方のバルブ機
構がセンタバルブである。マスタシリンダ10は、内径
が一様なシリンダ孔12を形成したシリンダ本体14を
含む。シリンダ本体14の前端14fは閉じ、その閉じ
た側からセカンダリピストン復帰ばね162、セカンダ
リピストン202、プライマリピストン復帰ばね161
およびプライマリピストン201が順次配列されてお
り、このプライマリピストン201の後方に図示しない
プッシュロッドが配置される。プライマリおよびセカン
ダリの各ピストン201,202には、前後方向に隔て
た個所にそれぞれリップ型のシールリング31a,31
b;32a,32bがある。これらの各シールリング
は、シリンダ本体14の内周面と各ピストン201,2
02との間を密封しており、それにより、セカンダリピ
ストン202の前方に第2の液圧室42、プライマリピ
ストン201の前方に第1の圧力室41を区画してい
る。
【0010】プライマリ側のバルブ50機構およびセカ
ンダリ側のバルブ機構70は、第1あるいは第2の各液
圧室41,42と、シリンダ本体14の上部の作動液リ
ザーバ(図示省略)との間を連通、遮断するものであ
る。今、図示しないプッシュロッドを介してプライマリ
ピストン201を押すと、プライマリピストン201の
バルブ機構50が遮断状態となり、第1の液圧室41に
液圧を発生する。すると、この第1の液圧室41の液圧
によってセカンダリピストン202が動き、セカンダリ
側のバルブ機構70の遮断機能により第2の液圧室42
に液圧を発生する。
【0011】両バルブ機構50,70は、各液圧室4
1,42に臨む各ピストン201,202の端部に設け
た凹所300、およびその凹所300に組み付けた筒型
のリテーナ91,92の内部の内部にある。図2がプラ
イマリ側のバルブ機構50、図3がセカンダリ側のバル
ブ機構70をそれぞれ明示している。それらの図から分
かるように、各バルブ機構50,70自体の構成は、ほ
ぼ同じであるため、対応する構成部分に同じ符号を付け
る。なお、プライマリ側のリテーナ91は、プライマリ
ピストン201とケージ部材210との間に挟まる外向
きフランジ91fを備えているのに対し、セカンダリ側
のリテーナ92は、全体が凹所300の中に入り込んで
いる。ここで、セカンダリ側のリテーナ92に注目され
たい。このリテーナ92には、凹所300の開口近くの
複数の溝300dに対応し、外周部分に爪部92cがあ
る。それら爪部92cが溝300dにはまり合うことに
よって、リテーナ92はセカンダリピストン202に組
み付けられる。特に、それら爪部92cが溝300dに
適正にはまり合うとき、リテーナ92の端面とセカンダ
リピストン202の端面とが面一になるように設定され
ている。そこで、たとえ、組立て時に爪部92cが溝3
00dの中に適正にはまり合っていないような場合で
も、組立て後にセカンダリピストン202をシリンダ本
体14の前端14fに底打ちさせることによって、爪部
92cと溝300dとのはまり合いを適正化させること
ができる。
【0012】凹所300はシリンダ本体14の軸線に沿
い、その内径は開口部の一部が大きく、他はほぼ一様で
ある。凹所300の底部は、ピストン201,202の
中心孔301およびそれに続く中間孔303、さらにピ
ストン201,202外周の側周孔305を通して、作
動液リザーバの内部へと通じている。なお、中間孔30
3は、開弁手段としての軸部材を受け入れる孔であり、
それ自体はピストン201,202を貫通している。セ
カンダリ側の軸部材3072が、シリンダ本体14に固
定されているのに対し、プライマリ側の軸部材3071
は、ガイド部材を介してピストン201に支持されてい
る。各軸部材3071,3072は、マスタシリンダ1
0が非作動のとき、各バルブ機構50,70を開弁状態
に保持するためのストッパとして機能することはいうま
でもない。
【0013】さて、凹所300の中に位置するセンタバ
ルブ機構50,70の部分に着目する。ポペット弁体5
2は、ヘッド部52hおよびそのヘッド部52hから延
びるロッド部52rを含み、ロッド部52rがピストン
201,202の中心孔301にはまり、軸線に沿う方
向に移動可能である。ポペット弁体52のヘッド部52
hに、弁ばねである円錐コイルばね53があり、ポペッ
ト弁体52を軸部材3071,3072に向けて押して
いる。ピストン201,202の中心孔301の開口部
を取り囲む部分が、ポペット弁体52が着座する弁座6
0を構成する。弁座60は、ゴムからなる弁座スリーブ
630の内周側の一端に位置する。弁座スリーブ630
は、ゴムに比べて剛性の高い、たとえば金属からなる内
周リテーナ610の外周に装着されている。
【0014】コイルばね53に押されるポペット弁体5
2は、ブレーキ操作のない通常時には、ロッド部52r
の後方端が軸部材3071,3072によって動きを制
限され、ヘッド部52hを弁座から離し開弁状態を保
つ。また、ブレーキ操作に伴って各ピストン201,2
02がシリンダ本体14の前端14fの側に移動すると
き、ポペット弁体52は、軸部材3071,3072か
らの制限を解除されて弁座60に着座することになり、
それによって閉弁状態になる。ポペット弁体52が着離
座するとき、弁体52は軸線方向に動くので、ロッド部
52rをガイドするためのガイド部材80が凹所300
の一番奥に設けられている。ガイド部材80は環状であ
り、中心部分にロッド部52rが入り込むガイド孔8
2、そのガイド孔82の径方向外側に、作動液の流路と
なる液通路孔84をそれぞれ含む。したがって、ポペッ
ト弁体52のロッド部52rの周りには、内周リテーナ
610との間の環状の流路、ガイド部材80の液通路孔
84などの十分な流路面積をもつ液通路がある。そのた
め、ポペット弁体52のロッド部52rの端部からヘッ
ド部52hに至る間については、作動液を常にスムーズ
に流すことができる。そのことは、ポペット弁体52
が、ヘッド部52rが弁座60から離れた開弁状態(図
示の状態)のとき、ヘッド部52rが弁座60に着座す
る閉弁状態のとき、あるいはまた、前記したように、踏
み込んだペダルを急に解放することに応じてポペット弁
体52がコイルばね53を圧縮するとき、のいずれの場
合でも同じである。
【0015】それに対し、コイルばね53の一端を支持
するヘッド部52hの段部から、コイルばね53の他端
を支持するリテーナ91,92の突出部93に至る間に
ついては、話しが別である。コイルばね53は、ポペッ
ト弁体52の動きに応じて巻き線間のスペースを変化す
る。今までのようにポペット弁体52の軸線方向の動き
に制限がなければ、隣り合う巻き線同士が密着し、その
間のスペースをゼロにすることもありうる。その点、こ
の発明では、図4に示すように、リテーナ91,92に
支持される側のコイルの巻き線の終端に、コイルばね5
3の径方向に横断する横断部538を設け、その横断部
538によって、ポペット弁体52の液圧室側への最大
移動量を規制するようにしている。それにより、ポペッ
ト弁体52のヘッド部52r側の端面528が横断部5
38に当たるとき、コイルばね53の巻き線間に所定以
上のスペースを確保するようにする。
【0016】コイルばね53の横断部538は、コイル
ばね53の一方の終端を延長した形態である。横断部5
38は、ポペット弁体52のヘッド部52r側の端面5
28を完全に横断し、しかも、その両端部538a,5
38bがリテーナ91,92の突出部93の上に載るよ
うにするのが好ましい。それによって、ポペット弁体5
2から力を受けるとき、横断部538の姿勢を軸線方向
に対して常に直交状態に維持することができる。また、
たとえポペット弁体52のヘッド部52r側の端面52
8が横断部538に当たったとしても、ヘッド部52r
側の端面528とリテーナ91,92の突出部93との
間にはコイルばね53の線径だけの距離の隔たりがあ
る。そのため、ポペット弁体52のヘッド部52rが突
出部53の内周の中心孔95を塞ぐことはなく、コイル
ばね53の巻き線間のスペースから中心孔95を通る液
の流路を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例であるマスタシリンダの一
例を示す側断面図である。
【図2】図1の円2で囲んだ部分を拡大して示す図であ
る。
【図3】図1のセカンダリ部分の部分拡大図である。
【図4】図3の4−4線に沿う断面図である。
【符号の説明】
10 マスタシリンダ 12 シリンダ孔 14 シリンダ本体 201,202 ピストン 300 凹所 300d 溝 41,42 液圧室 50,70 バルブ機構 52 ポペット弁体 53 コイルばね(弁ばね) 538 横断部 60 弁座 91,92 リテーナ 92c 爪部 93 突出部 95 中心孔(連絡孔)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平 和久 神奈川県横須賀市浦郷町5丁目2931番地 ボッシュ ブレーキ システム株式会社内 (72)発明者 市川 孔貴 神奈川県横須賀市浦郷町5丁目2931番地 ボッシュ ブレーキ システム株式会社内 Fターム(参考) 3D047 BB11 BB38 CC10 CC19 CC28 CC35 JJ01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に軸線方向に沿うシリンダ孔を有す
    るシリンダ本体と、前記シリンダ孔内に摺動自在に挿入
    され、前記シリンダ本体と相俟って前記シリンダ孔内に
    液圧室を区画するピストンと、そのピストンが前記軸線
    方向に移動することに応じて、前記液圧室と作動液リザ
    ーバ側とを連通、遮断するバルブ機構とを備え、前記ピ
    ストンには、前記液圧室に臨む一端側に前記軸線方向に
    延びる凹所があり、その凹所に筒型のリテーナが組み付
    けられ、それらリテーナおよび凹所が区画する空間の中
    心部に前記バルブ機構が位置するセンタバルブ型マスタ
    シリンダであって、 前記バルブ機構が、前記シリンダ本体の軸線方向に移動
    可能なポペット弁体と、前記凹所の底部側にあり、前記
    ポペット弁体が離、着座する弁座と、前記ポペット弁体
    を前記弁座に向けて付勢するコイルばねとを含み、その
    コイルばねの一方の端部は前記ポペット弁体に支持さ
    れ、他方の端部は前記リテーナの内壁から径方向内側に
    突出した突出部に支持されたものにおいて、 次の各構成により、前記液圧室と作動液リザーバ側との
    間の連絡のための液通路を確保するようにしたことを特
    徴とするセンタバルブ型のマスタシリンダ。 A.前記コイルばねの他方の端部を支持する前記突出部
    の径方向内側に、前記液圧室と作動液リザーバ側とを連
    絡する連絡孔がある。 B.前記コイルばねの他方の端部に、コイルの巻き線の
    終端がコイルばねの径方向に横断する横断部がある。 C.前記コイルばねをたわめ、前記液圧室に臨む前記ポ
    ペット弁体の端面が、前記コイルばねの横断部に当たる
    とき、前記コイルばねの巻き線間に隙間が残るようにな
    っている。
  2. 【請求項2】 前記コイルばね自体が、前記ポペット弁
    体が前記弁座から離座する方向への最大移動量を制限す
    る、請求項1のマスタシリンダ。
  3. 【請求項3】 前記ポペット弁体の端面が、前記コイル
    ばねの横断部に当たるとき、そのポペット弁体の端面と
    前記連絡孔との間に、前記横断部を構成するコイルばね
    の線径相当だけの距離の隔たりがある、請求項2のマス
    タシリンダ。
  4. 【請求項4】 前記連絡孔は中心部の一つだけであり、
    前記液圧室側からその連絡孔を通して前記ポペット弁体
    側を見るとき、前記横断部がそのポペット弁体の端面を
    完全に横断している、請求項1のマスタシリンダ。
  5. 【請求項5】 前記ピストンの凹所の開口近く、ならび
    に、その凹所にはまり合う前記リテーナの外周の一方に
    は、周方向の複数の部分に溝があり、他方には、それら
    の溝にはまり合う爪部があり、それら爪部と溝とのはま
    り合いによって、前記リテーナを前記ピストンの凹所に
    組み付ける、請求項1のマスタシリンダ。
  6. 【請求項6】 前記溝と爪部とが適正にはまり合うと
    き、前記凹所の開口端に位置する前記ピストンの端面と
    前記リテーナの端面とは、面一になる、請求項5のマス
    タシリンダ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011106528A (ja) * 2009-11-13 2011-06-02 Tlv Co Ltd 逆止弁
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