JP2001302124A - エレベータ装置 - Google Patents

エレベータ装置

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JP2001302124A
JP2001302124A JP2000119788A JP2000119788A JP2001302124A JP 2001302124 A JP2001302124 A JP 2001302124A JP 2000119788 A JP2000119788 A JP 2000119788A JP 2000119788 A JP2000119788 A JP 2000119788A JP 2001302124 A JP2001302124 A JP 2001302124A
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Kazuo Tokui
一雄 徳井
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Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エレベータ周辺の他の機器の誤動作を招くこ
となくエレベータの運転を無線信号により制御する。 【解決手段】 乗りかご12にかご側送受信部40を設
置すると共にかご側送受信部40に対して無線により制
御信号の送受信を行なう昇降路側送受信部30を昇降路
に複数設置する。乗りかご12の昇降路における位置を
検出し、かご側送受信部40に最も近い昇降路側送受信
部30を用いて制御信号を送受信する。これにより、無
線信号の送受信の際の電波強度を低く設定でき、エレベ
ータ周辺の他の機器に誤動作等の影響を与えるのを防ぐ
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータ装置に
関し、詳しくは、エレベータを運転制御するエレベータ
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のエレベータ装置として
は、機械室に設置されたアンテナと乗りかごに設置され
たアンテナとを用いてエレベータの乗りかごの運転に必
要な制御信号を無線により送受信するものが提案されて
いる(例えば、特開平63−300084号公報な
ど)。この装置では、無線により制御信号の送受信を行
なうことで制御ケーブルをなくし、制御ケーブルの保守
や配置の労力を少なくしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
たエレベータ装置では、高層ビルなど昇降路が長くなる
と、無線信号の送受信の信頼性が低下することがある。
これに対処するために無線信号の電波強度を高く設定す
ると、電波の漏洩などによりエレベータ周辺の他の機器
の制御信号にノイズが生じ、誤動作を起こす場合もあ
る。
【0004】本発明のエレベータ装置では、エレベータ
周辺の他の機器の誤動作を招くことなくエレベータの運
転を無線信号により制御することを目的とする。
【0005】
【発明を解決するための手段および作用・効果】本発明
のエレベータ装置は、上述の目的の少なくとも一部を達
成するために以下の手段を採った。
【0006】本発明の第1のエレベータ装置は、エレベ
ータを運転制御するエレベータ装置であって、乗りかご
に設置され、無線信号を送受信する乗りかご側送受信手
段と、昇降路の異なる位置に設置され、前記乗りかご側
送受信手段との間で前記無線信号を送受信可能な少なく
とも2つの昇降路側送受信手段と、前記無線信号の送受
信を制御する制御手段とを備えることを要旨とする。
【0007】この本発明の第1のエレベータ装置では、
昇降路の異なる位置に設置され無線信号を送受信可能な
少なくとも2つの昇降路側送受信手段が、乗りかごに設
置された乗りかご側送受信手段との間で無線信号を送受
信し、制御手段が、無線信号の送受信を制御する。こう
した本発明の第1のエレベータ装置によれば、乗りかご
に対して複数の昇降路側送受信手段を用いて無線信号を
送受信することができる。この結果、無線信号の電波強
度を低く設定することができ、エレベータ周辺の他の機
器に与える影響を小さくすることができる。
【0008】また、本発明の第1のエレベータ装置にお
いて、前記乗りかごの昇降位置を検出する位置検出手段
を備え、前記制御手段は、前記位置検出手段により検出
された前記乗りかごの位置に基づいて前記少なくとも2
つの昇降路側送受信手段のうちいずれかを選択して前記
無線信号の送受信を行なう手段であるとすることもでき
る。こうすれば、乗りかごの昇降位置に基づいてより適
切な昇降路側送受信手段を選択して無線信号の送受信を
行なうことができる。この態様の本発明のエレベータ装
置では、前記制御手段は、前記乗りかごの昇降位置から
最も近い前記少なくとも2つの昇降側送受信手段のうち
のいずれかを選択して前記無線信号の送受信を行なう手
段であるとすることもできる。
【0009】本発明の第2のエレベータ装置は、隣接す
る複数のエレベータを運転制御するエレベータ装置であ
って、前記複数のエレベータは、各々前述の各態様を含
め本発明の第1のエレベータ装置が備える乗りかご側送
受信手段と昇降路側送受信手段とを有し、前記複数のエ
レベータの各々の乗りかご側送受信手段と昇降路側送受
信手段との間で送受信する無線信号を異なる周波数の搬
送波を用いて行なう送受信制御手段を備えることを要旨
とする。
【0010】この本発明の第2のエレベータ装置では、
送受信制御手段が、複数のエレベータの各々の乗りかご
側送受信手段と昇降路側送受信手段との間で送受信する
無線信号を異なる周波数の搬送波を用いて行なうように
制御する。したがって、エレベータ毎に異なった周波数
の搬送波で無線信号を送受信することができる。この結
果、各エレベータは、無線信号の送受信を的確に行なう
ことができる。
【0011】本発明の第1または第2のエレベータ装置
において、受信電波のレベルに基づいて前記無線信号の
異常を検出する信号レベル異常検出手段と、該異常が検
出されたとき、前記異常を出力する異常出力手段とを備
えるものとすることもできる。こうすれば、送受信の異
常を検出することができると共にこの異常に対して適切
に対処することができる。
【0012】更に、本発明の第1および第2のエレベー
タ装置において、受信信号のデータエラーを検出するエ
ラー検出手段と、エラー検出手段により所定回数エラー
が検出されたとき、前記エラーを出力するエラー出力手
段とを備えるものとすることもできる。こうすれば、受
信データのエラーをより確実に検出できると共にこのエ
ラーに対してより適切に対処することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を実施
例を用いて説明する。図1は本発明の一実施例であるエ
レベータ装置10の構成の概略を示す構成図である。実
施例のエレベータ装置10は、図示するように、かご内
機器18などを制御するかご上ステーション14に接続
されたかご側送受信部40を有する乗りかご12と、昇
降路に適当な間隔で複数箇所に設置されかご側送受信部
40との間で無線により制御信号の送受信を行なう昇降
路側送受信部30と、巻き上げ機24を駆動制御すると
共に巻き上げ機24により巻き上げられた乗りかご12
の巻き上げ量をエンコーダ26を介して検出して乗りか
ご12の位置を算出するかご制御盤22と、乗りかご1
2の位置に基づき各々の昇降路側送受信部30をコント
ロールするネットワークコントローラ50とを備える。
なお、実施例のエレベータ装置10では、かご制御盤2
2と各々の昇降路側送受信部30と各階の乗り場に設置
された乗り場機器16とネットワークコントローラ50
との間でネットワークが形成されている。
【0014】図2は、エレベータ装置10の一部を構成
する昇降路側送受信部30の構成の概略を示す構成図で
ある。昇降路側送受信部30は、図示するように、アン
テナ28を介してかご側送受信部40へ無線信号を送信
する送信部32と、アンテナ28を介してかご側送受信
部40からの無線信号を受信する受信部34と、受信し
た信号から搬送波を取り出すバンドパスフィルタ36
と、取り出した搬送波の電波強度を検出する信号強度検
出部38と、無線信号の送信と受信とを切り換える切り
換えスイッチ44と、信号の処理を行なうと共に切り換
えスイッチ44の制御を行なう信号処理部42と、ネッ
トワークの制御等の処理を行なうネットワーク処理部4
6とを備える。昇降路側送受信部30の設置数やその間
隔は、無線信号の電波強度や昇降路の長さなどにより決
められる。
【0015】図3は、エレベータ装置10の一部を構成
するかご側送受信部40の構成の概略を示す構成図であ
る。かご側送受信部40は、図示するように、信号強度
検出部38とネットワーク処理部46とを備えない点を
除いて昇降路側送受信部30と同様の構成をしている。
【0016】ネットワークコントローラ50は、CPU
52を中心としたマイクロプロセッサとして構成されて
おり、処理プログラムを記憶したROM54と、一時的
にデータを記憶するRAM56と、通信ポート(図示せ
ず)とを備える。ネットワークコントローラ50は、か
ご制御盤22や各々の昇降路側送受信部30、各階に設
置された乗り場機器16との間で通信ポートを介して通
信できるようになっている。
【0017】乗り場機器16は、図1に示していない
が、現在の乗りかご12の位置などを表示する乗り場イ
ンジケータや乗りかご12を呼び出す呼び出しスイッチ
などを有する乗り場操作盤、ネットワークコントローラ
50やかご制御盤22などとの間で通信可能な通信装置
などを備えている。
【0018】次に、こうして構成された実施例のエレベ
ータ装置10の動作について説明する。図4は、ネット
ワークコントローラ50により実行される昇降路側送受
信部選択処理ルーチンの一例を示すフローチャートであ
る。このルーチンは所定時間毎(例えば、20mse
c)に繰り返し実行される。
【0019】この昇降路側送受信部選択処理ルーチンが
実行されると、ネットワークコントローラ50のCPU
52は、まず、エレベータの乗りかご12の位置を読み
込む処理を行ない(ステップS100)、この読み込ま
れた乗りかご12の位置から最も近い昇降路側送受信部
30を決定する(ステップS102)。この昇降路側送
受信部30の決定は、実施例では、予め乗りかご12の
位置と各々の昇降路側送受信部30で無線信号の送受信
が可能な範囲とを求めてマップとしてROM54に記憶
しておき、乗りかご12の位置が与えられると、マップ
に対応した昇降路側送受信部30を導出するものとし
た。このマップの一例を図5に示す。図中の領域A,
B,C,Dは、それぞれ昇降路側送受信部30A,30
B,30C,30Dがかご側送受信部40に対して無線
信号の送受信が可能な乗りかご12の位置の範囲を示
す。例えば、図示するように、乗りかご12が領域Bの
範囲に位置するとき、かご側送受信部40に対して行な
う制御信号の送受信には、昇降路側送受信部30Bが選
択される。
【0020】このようにして昇降路側送受信部30が決
定されると、この決定された昇降路側送受信部30に対
してかご側送受信部40との間の制御信号の送受信を指
示する制御信号を発し(ステップS104)、本ルーチ
ンを終了する。これにより、乗りかご12の位置に最も
近い昇降路側送受信部30を用いてかご側送受信部40
に対して制御信号を送受信することができる。
【0021】次に、ネットワークコントローラ50によ
り制御信号の送受信の指示がなされた場合における昇降
路側送受信部30およびかご側送受信部40により行な
われる送受信の処理について説明する。図6〜図8は、
昇降路側送受信部30とかご側送受信部40との間で実
行される送受信処理の一例を示す説明図である。昇降路
側送受信部30における処理は、ネットワークコントロ
ーラ50により制御信号の送受信の指示がなされたとき
に実行され、かご側送受信部40における処理は、エレ
ベータが運転している間繰り返し実行される。
【0022】この処理が実行されると、昇降路側送受信
部30は、まず、切り換えスイッチ44により送信モー
ドに設定し(ステップS200)、かご側送受信部40
に対して受信処理を要求する信号を送信する(ステップ
S202)。そして、かご制御盤22から制御信号(例
えば、乗りかご12のドアを所定のタイミングで開閉す
るように指示する戸開閉指令信号や乗りかご12の位置
を示す乗りかご位置信号など)を読み込んで(ステップ
S204)、この読み込んだ制御信号を搬送波にのせて
かご側送受信部40へ送信する(ステップS206)。
【0023】一方、かご側送受信部40は、切り換えス
イッチ44により受信モードに設定し(ステップS30
0)、昇降路側送受信部30から送信処理の要求または
受信処理の要求があったか否かを判定して(ステップS
302)、いずれかの要求があるまで待機する。昇降路
側送受信部30から受信処理の要求があると、その昇降
路側送受信部30から送信された制御信号を受信すると
共に(ステップS304)受信した制御信号をかご上ス
テーション14に出力して(ステップS306)、かご
側送受信部40における受信処理を終了する。これによ
り、かご上ステーション14は、乗りかご12の制御、
例えば、前述の戸開閉指令信号に基づいて乗りかご12
のドアを適切なタイミングで開閉したり、乗りかご位置
信号に基づいてかご内機器18に備えるインジケータに
乗りかご12の位置を表示する等の制御を行なう。な
お、ステップS302で送信処理の要求があったときの
処理については後述する。
【0024】次に、昇降路側送受信部30は、かご側送
受信部40に対して送信処理を要求する信号を送信する
と共に(ステップS208)受信モードに設定を切り換
える処理を行なう(ステップS210)。この処理に伴
って、送信処理か受信処理かのいずれかの要求があるま
で待機しているかご側送受信部40は、送信モードに設
定を切り換え(ステップS308)、かご上ステーショ
ン14から制御信号(例えば、乗りかご12のドアの開
閉状態を示す戸開閉ゲート状態信号やかご内機器18に
備える行き先ボタンからの行き先ボタン信号など)を読
み込むと共に(ステップS310)この読み込んだ制御
信号を昇降路側送受信部30へ送信して(ステップS3
12)、かご側送受信部40における送信処理を終了す
る。なお、ステップS310において昇降路側送受信部
30へ送信すべき制御信号がないときには、その旨を表
わす信号が送信される。
【0025】昇降路側送受信部30は、こうしてかご側
送受信部40から送信される制御信号を受信し(ステッ
プS212)、この制御信号の異常を判定する処理(図
7)を行なう。この異常を判定する処理は、まず、受信
した搬送波の電波強度を検出して、その電波強度が所定
のレベル以上であるか否かを判定する(ステップS21
4)。この判定は、予めアンテナ28の感度やかご側送
受信部40から送信する信号の電波強度、かご側送受信
部40と昇降路側送受信部30との距離などに基づいて
基準となる電波強度を設定し、この基準の電波強度と昇
降路側送受信部30が受信した信号の電波強度とを比較
することにより行なう。
【0026】電波強度が所定のレベル以上でないと判断
されると、かご制御盤22に対してエレベータの運転停
止を指示する制御信号を発すると共に(ステップS21
6)、電波強度の異常を出力する(ステップS21
8)。これにより、かご制御盤22は、巻き上げ機24
を駆動制御してエレベータの運転を停止する。なお、電
波強度の異常の出力は、図示していないが、通信装置に
より電話回線を介してエレベータの管理を行なう管理セ
ンターへ信号を送信すること等によっても行なわれる。
【0027】一方、電波強度が所定のレベル以上である
と判断されると、次に、受信した制御信号のデータにエ
ラーがないか否かを判定する(ステップS220)。こ
の判定は、コード化された制御信号のデータにビットを
余分に設け、これに基づいてエラーを判定するチェック
ビット処理等により行なわれる。この判定の結果、デー
タにエラーがないと判断されたときには、正常に無線信
号の受信が行なわれたものとしてかご側送受信部40か
ら受信した制御信号をかご制御盤22に出力する(ステ
ップS222)。これにより、かご制御盤22は、前述
の戸開閉ゲート状態信号や行き先ボタン信号等に基づい
て巻き上げ機24を駆動制御してエレベータを運転制御
する。データにエラーが発生しているときには、そのデ
ータのエラーが所定回数(例えば、3回)連続して発生
しているか否かを判定する(ステップS224)。この
判定は、制御信号のデータにエラーが発生しているとき
であっても直ちに無線信号の異常と判断せずに、後述す
るように制御信号の再送を要求してデータのエラーを判
定する処理を所定回数繰り返すことを意味する。
【0028】データのエラーの発生が所定回数に達して
いなければ、送信モードに設定を切り換えて(ステップ
S226)、ステップS208の送信処理を要求する処
理に戻る。このとき、かご側送受信部40は、受信モー
ドに設定して待機しているから、この制御信号の再送を
要求する信号を受け取ると、直ちに、送信モードに切り
換えて(ステップS308)、制御信号を再送する処理
を行なう(ステップS310,312)。
【0029】この処理を繰り返したにも拘わらずデータ
のエラーの発生が所定回数に達したときには、かご制御
盤22に対してエレベータの運転停止を指示すると共に
(ステップS228)制御信号のデータの異常を出力す
る(ステップS230)。これにより、電波強度に異常
があったときと同様に、かご制御盤22は、巻き上げ機
24を駆動制御してエレベータの運転を停止し、通信装
置は、電話回線などを介して信号をエレベータ管理セン
ターへ送信する。
【0030】以上説明した実施例のエレベータ装置10
によれば、かご側送受信部40に対する無線信号の送受
信を複数の昇降路側送受信部30を用いて行なうから、
無線信号の電波強度を低く設定できる。この結果、電波
漏洩などによりエレベータ周辺の他の機器が誤動作を起
こすのを防ぐことができる。また、乗りかごの位置に基
づいて最適な昇降路側送受信部30を選択して無線信号
の送受信を行なうから、信号の送受信の信頼性を高くす
ることができる。更に、無線信号に異常が発生した場合
には、その異常を出力すると共にエレベータを停止させ
るから、異常に対して適切に対処でき、エレベータの利
用者の安全を確保することができる。
【0031】実施例のエレベータ装置10では、乗りか
ごの位置に最も近い昇降路側送受信部30を選択して無
線信号の送受信を行なうものとしたが、乗りかごに近い
昇降路側送受信部30を複数選択してこれらにより無線
信号の送受信を行なうものとしてもよいし、乗りかごの
位置に拘わらず昇降路に設置されたすべての昇降路側送
受信部30を用いて無線信号の送受信を行なうものとし
てもよい。
【0032】また、実施例のエレベータ装置10では、
受信した制御信号の電波強度と制御信号のデータのエラ
ーを検出して無線信号の異常を判断するものとしたが、
いずれか一方により異常を判断するものとしてもよい
し、異常を判断しないものであっても構わない。また、
実施例のエレベータ制御システム10では、データのエ
ラーの判定を3回行なうものとしたが、それ以外の回数
であってもよい。
【0033】さらに、実施例のエレベータ装置10で
は、無線信号に異常が生じた場合、電話回線により遠隔
の管理センターにその異常を送信するものとしたが、乗
り場機器16に備える乗り場インジケータなどに異常を
出力するものであってもよい。
【0034】次に、本発明の第2の実施例としてのエレ
ベータ装置110について説明する。図9は、第2実施
例のエレベータ装置110の構成の概略を示す構成図で
ある。第2の実施例のエレベータ装置110は、第1実
施例のエレベータ装置10のうちネットワークコントロ
ーラ50を除いた部分を備えるエレベータ装置10A,
10B,10Cと、これらの装置毎に行なう無線信号の
送受信を並行処理により制御すると共に各装置に対して
無線信号にのせる搬送波の周波数の割当てを行なうネッ
トワークコントローラ150とを備える。したがって、
第2の実施例のエレベータ装置110のうち第1実施例
のエレベータ装置10の構成と同一の構成については同
一の符号を付し、その説明は省略する。
【0035】ネットワークコントローラ150は、ネッ
トワークコントローラ50とほぼ同様の構成であり、エ
レベータ装置10A,10B,10C毎に行なわれる無
線信号の送受信の制御を並行に処理すると共にこれら装
置毎で送受信する無線信号に用いられる搬送波の周波数
をそれぞれ異なるように割当てを行なっている。すなわ
ち、エレベータ装置10A,10B,10Cの各昇降路
側送受信部30とかご側送受信部40とで行なわれる送
受信を異なる周波数の搬送波を割り当てて、上述の図6
〜図8の各処理を並行処理により行なっているのであ
る。
【0036】以上説明した第2実施例のエレベータ装置
110によれば、各々のエレベータで送受信される無線
信号に用いる搬送波の周波数を異なるようにするから、
各エレベータが的確に無線信号を送受信することがで
き、各エレベータ相互間で誤動作などの影響を与えるこ
とを防ぐことができる。
【0037】第2実施例のエレベータ装置110では、
3台のエレベータが隣接している場合における無線信号
の搬送周波数の制御を行なったが、2台以上であれば、
例えば、4台または5台のエレベータが隣接した場合で
あってもよい。
【0038】以上、本発明の実施の形態について実施例
を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内に
おいて、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例であるエレベータ装置10
の構成の概略を示す構成図である。
【図2】 エレベータ装置10の一部を構成する昇降路
側送受信部30の構成の概略を示す構成図である。
【図3】 エレベータ装置10の一部を構成するかご側
送受信部40の構成の概略を示す構成図である。
【図4】 エレベータ装置10のネットワークコントロ
ーラ50により実行される昇降路側送受信部選択処理ル
ーチンの一例を示すフローチャートである。
【図5】 乗りかご12の位置と昇降路側送受信部30
A,30B,30C,30Dの送受信可能範囲との関係
を表わすマップである。
【図6】 エレベータ装置10の昇降路側送受信部30
により実行される昇降路側送受信処理の一例を示す説明
図の前段部である。
【図7】 エレベータ装置10の昇降路側送受信部30
により実行される昇降路側送受信処理の一例を示す説明
図の後段部である。
【図8】 エレベータ装置10のかご側送受信部40に
より実行されるかご側送受信処理の一例を示す説明図で
ある。
【図9】 第2実施例のエレベータ装置110の構成の
概略を示す構成図である。
【符号の説明】
10, 10A,10B,10C, 110 エレベータ装
置、12 乗りかご、14 かご上ステーション、16
乗り場機器、18 かご内機器、22 かご制御盤、
24 巻き上げ機、26 エンコーダ、28 アンテ
ナ、30 昇降路側送受信部、32 送信部、34 受
信部、36 バンドパスフィルタ、38信号強度検出
部、40 かご側送受信部、42 信号処理部、44
切り換えスイッチ、46 ネットワーク処理部、50,
150 ネットワークコントローラ、52, 152 C
PU、54, 154 ROM、56, 156 RAM。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータを運転制御するエレベータ装
    置であって、 乗りかごに設置され、無線信号を送受信する乗りかご側
    送受信手段と、 昇降路の異なる位置に設置され、前記乗りかご側送受信
    手段との間で前記無線信号を送受信可能な少なくとも2
    つの昇降路側送受信手段と、 前記無線信号の送受信を制御する制御手段とを備えるエ
    レベータ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のエレベータ装置であっ
    て、 前記乗りかごの昇降位置を検出する位置検出手段を備
    え、 前記制御手段は、前記位置検出手段により検出された前
    記乗りかごの昇降位置に基づいて前記少なくとも2つの
    昇降路側送受信手段のうちいずれかを選択して前記無線
    信号の送受信を行なう手段であるエレベータ装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記乗りかごの昇降位
    置から最も近い前記少なくとも2つの昇降側送受信手段
    のうちのいずれかを選択して前記無線信号の送受信を行
    なう手段である請求項2記載のエレベータ装置。
  4. 【請求項4】 隣接する複数のエレベータを運転制御す
    るエレベータ装置であって、 前記複数のエレベータは、各々請求項1ないし3いずれ
    か記載の乗りかご側送受信手段と昇降路側送受信手段と
    を有し、 前記複数のエレベータの各々の乗りかご側送受信手段と
    昇降路側送受信手段とが異なる周波数の搬送波を用いた
    無線信号を送受信するよう制御する送受信制御手段を備
    えるエレベータ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4いずれか記載のエレベ
    ータ装置であって、 受信電波のレベルに基づいて前記無線信号の異常を検出
    する信号レベル異常検出手段と、 該異常が検出されたとき、前記異常を出力する異常出力
    手段とを備えるエレベータ装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし4いずれか記載のエレベ
    ータ装置であって、 受信信号のデータエラーを検出するエラー検出手段と、 エラー検出手段により所定回数エラーが検出されたと
    き、前記エラーを出力するエラー出力手段とを備えるエ
    レベータ装置。
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