JP5523443B2 - エレベータの信号伝送装置 - Google Patents

エレベータの信号伝送装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5523443B2
JP5523443B2 JP2011505821A JP2011505821A JP5523443B2 JP 5523443 B2 JP5523443 B2 JP 5523443B2 JP 2011505821 A JP2011505821 A JP 2011505821A JP 2011505821 A JP2011505821 A JP 2011505821A JP 5523443 B2 JP5523443 B2 JP 5523443B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
safety
processing unit
safety data
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011505821A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2010109748A1 (ja
Inventor
雅彦 伊川
和則 鷲尾
匡史 北山
卓也 石岡
宏之 熊澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2011505821A priority Critical patent/JP5523443B2/ja
Publication of JPWO2010109748A1 publication Critical patent/JPWO2010109748A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5523443B2 publication Critical patent/JP5523443B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B3/00Applications of devices for indicating or signalling operating conditions of elevators
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B1/00Control systems of elevators in general
    • B66B1/34Details, e.g. call counting devices, data transmission from car to control system, devices giving information to the control system
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B1/00Control systems of elevators in general
    • B66B1/34Details, e.g. call counting devices, data transmission from car to control system, devices giving information to the control system
    • B66B1/3415Control system configuration and the data transmission or communication within the control system
    • B66B1/3446Data transmission or communication within the control system
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B5/00Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B5/00Applications of checking, fault-correcting, or safety devices in elevators
    • B66B5/0006Monitoring devices or performance analysers
    • B66B5/0018Devices monitoring the operating condition of the elevator system
    • B66B5/0031Devices monitoring the operating condition of the elevator system for safety reasons
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/004Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using forward error control
    • H04L1/0045Arrangements at the receiver end
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/004Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by using forward error control
    • H04L1/0056Systems characterized by the type of code used
    • H04L1/0061Error detection codes
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/08Arrangements for detecting or preventing errors in the information received by repeating transmission, e.g. Verdan system

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
  • Indicating And Signalling Devices For Elevators (AREA)

Description

この発明は、エレベータ装置等の安全システムに使用される信号伝送装置に係り、特にマスタノードとスレーブノード間でシステムの安全性に関わるデータのデータ伝送を行う信号伝送装置に関するものである。
従来の信号伝送装置として、エレベータの安全に関するデータとそれ以外のデータとに伝送データを分割し、少なくとも安全に関するデータを含む複数のデータを組み合わせたパケットを生成して送信するものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、上述した安全に関するデータ(以下、安全データと呼ぶ)にCRC(Cyclic Redundancy Code;巡回冗長符号)を付与し、CRCにより受信側で伝送エラーを検知して、送信側に対し再送を要求することによって、エレベータの安全データを確実かつ迅速に伝送できる。
特開2004−48474号公報
しかしながら、特許文献1に開示されるような従来の信号伝送装置では、受信側からの再送要求によってCPUが再送処理を行う。このCPUは、受信した安全データの処理も兼ねている。このため、安全データの送信間隔が短い場合等のように、安全データの送信において許容される遅延時間が短い場合、安全データの処理も行うCPUが、安全データを確実に送信するために再送を行っていると、処理負荷から次に送信する安全データを遅延させ、許容遅延時間を超過させる可能性があるという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、安全データの連続送信(連送)と安全データの処理とをそれぞれ独立に行うことにより、安全データを迅速に伝送できるエレベータの信号伝送装置を得ることを目的とする。
この発明に係るエレベータの信号伝送装置は、エレベータの安全制御に関するスイッチ又はセンサの状態を示す情報が入力される入出力ノードと、エレベータの動作を制御する制御盤ノードとを備え、当該エレベータの安全に関するデータを、通信ネットワークを介して入出力ノード及び制御盤ノードのいずれか一方のノードが送信して他方のノードが受信する構成において、入出力ノード及び制御盤ノードは、異なるハードウェア上で並列に動作する安全データ処理部と通信処理部とをそれぞれ有し、安全データ処理部は、送信する場合には、安全に関するデータを取得するとともに、所定の誤り見逃し率を達成可能な誤り検出符号とランニング番号を付与して第1のデータを生成して通信処理部へ出力し、受信する場合には、通信処理部が受信した第1のデータを一定時間毎に取得するとともに、取得した第1のデータの誤り検出符号の正誤を検査して、誤りが検出されなかった第1のデータから取得した安全に関するデータに基づいてエレベータの安全に関する状態を解析し、通信処理部は、送信する場合には、安全データ処理部から出力された第1のデータを含む第2のデータを生成して、当該第2のデータを通信ネットワークを介して所定の複数回送信し、受信する場合には、同一内容の1つ以上の第2のデータが正常に受信されると、これら1つ以上の第2のデータのいずれか1つを有効な第2のデータとして保存するとともに、入出力ノードの安全データ処理部は、通信処理部から入力した第1のデータの誤り検出符号によって誤りを検出した場合、又は第1のデータを一定時間受信できなかった場合、安全に関するデータの送信を停止させ、制御盤ノードの安全データ処理部は、通信処理部から取得した第1のデータの誤り検出符号によって誤りを検出した場合、又は第1のデータを一定時間取得できなかった場合、エレベータを停止させるものである。
この発明によれば、上記のように構成することで、安全データ処理とは独立して安全データの連送処理を行うことができ、従来と比べてより短い間隔で安全データの連送処理が可能となり、より短い許容応答時間が求められる安全データであっても確実に伝送することができるという従来にない顕著な効果が得られる。
この発明の実施の形態1によるエレベータの信号伝送装置の構成を示すブロック図である。 実施の形態1によるエレベータの信号伝送装置におけるノードのハードウェア構成を示す図である。 図1中の安全データ処理部の構成を示すブロック図である。 図1中の高信頼通信部の構成を示すブロック図である。 実施の形態1によるエレベータの信号伝送装置でやり取りされる通信データパケットの構成を示す図である。 実施の形態1の入出力ノードの安全データ処理部による動作の流れを示すフローチャートである。 実施の形態1の制御盤ノードの安全データ処理部による動作の流れを示すフローチャートである。 実施の形態1の入出力ノードの高信頼通信部による動作の流れを示すフローチャートである。 実施の形態1の制御盤ノードの高信頼通信部による動作の流れを示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2による安全データ処理部の構成を示すブロック図である。 実施の形態2の入出力ノードの安全データ処理部による動作の流れを示すフローチャートである。 実施の形態2の制御盤ノードの安全データ処理部による動作の流れを示すフローチャートである。 この発明の実施の形態3による安全データ処理部の構成を示すブロック図である。 実施の形態3によるエレベータの信号伝送装置でやり取りされる通信データパケットの構成を示す図である。 実施の形態3の入出力ノードの安全データ処理部による動作の流れを示すフローチャートである。 この発明の実施の形態4による安全データ処理部及び高信頼通信部の構成を示すブロック図である。 実施の形態4の入出力ノードの安全データ処理部による動作の流れを示すフローチャートである。 実施の形態4の入出力ノードの高信頼通信部による動作の流れを示すフローチャートである。 この発明の実施の形態5による高信頼通信部の構成を示すブロック図である。 実施の形態1によるエレベータの信号伝送装置の送受信処理の動作の流れを示すシーケンス図である。 実施の形態5によるエレベータの信号伝送装置の送受信処理の動作の流れを示すシーケンス図である。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
以降、この発明の信号伝送装置についてエレベータを例として実施の形態を記述する。
図1は、この発明の実施の形態1によるエレベータの信号伝送装置の構成を示すブロック図である。図1において、実施の形態1によるエレベータの信号伝送装置1は、マスタノードとして、エレベータ制御装置に設けられた制御盤ノード2、スレーブノードとして、昇降路や乗り場や乗りカゴに少なくとも1つ設けられた入出力ノード3、各ノード2,3を通信接続する安全ネットワーク(通信ネットワーク)4、センサ・スイッチ類5、及びエレベータ停止装置6を備える。実施の形態1によるエレベータの信号伝送装置1において、制御盤ノード2と入出力ノード3との間で安全ネットワーク4を介してエレベータの安全に関するデータ(以下、安全データと呼ぶ)の伝送が行われる。安全ネットワーク4は、安全データを伝送する媒体となる有線若しくは無線の通信網から構成される。
センサ・スイッチ類5は、昇降路や乗り場や乗りカゴに設けられる。ここで、センサ・スイッチ類とは、非常止めスイッチ、ゲートスイッチ、ドアゾーンセンサ、リレベル(床合わせ)ゾーンセンサ、終点スイッチ、ファイナルリミットスイッチ、調速機エンコーダーや巻上機エンコーダー等のエレベータの状態を表すセンサやスイッチである。センサ・スイッチ類5が出力するセンサやスイッチの状態信号は、一般的には入力信号のオンオフあるいはアナログ量をデジタル化した数値データによって表されるが、センサやスイッチの接続方法や信号の入力方法はエレベータシステムにより様々なものが考えられる。エレベータ停止装置6は、エレベータ制御装置の制御盤ノードからの制御に従って、エレベータの動作を停止する装置であり、ブレーキやその駆動装置及び巻上機の動力を遮断する装置から構成される。
各ノード2,3は、安全データ処理部7及び高信頼通信部(通信処理部)8を備える。安全データ処理部7は、安全データの伝送処理とは独立して安全データを処理する構成要素である。ここで、安全データとは、エレベータの乗客あるいは保守員の安全に関するデータであり、センサ・スイッチ類5を構成するセンサやスイッチ類のうち、その状態によってはエレベータの事故に繋がる可能性があるものの状態情報をデジタルデータで表現したものである。すなわち、安全データは、入力データやその生成処理の健全性が確認されたデータであり、異常値になると、エレベータの乗客あるいは保守員の安全が損なわれる危険な状態になったことを認識することができる。
高信頼通信部8は、安全データの送受信処理を行う構成要素であり、安全データの通信の信頼性に関わる機能を有する。高信頼通信部8では、安全データ自体の処理とは独立して、ノード間での安全データの伝送処理を実行する。伝送処理としては、同一内容の安全データを所定の回数、連続して送信する(以下、連送と呼ぶ)。高信頼通信部8は、安全データ自体の処理とは独立して伝送処理のみを実行するため、安全データ処理も兼ねたCPUが実行する場合と比べて連送間隔を短くすることができる。このように、データの信頼性を確保する連送処理を、安全データ処理を行うCPUとは別のハードウェアで行うことで、より短い許容応答時間が求められる安全データであっても、確実な伝送を実現できるという効果が得られる。
図2は、実施の形態1によるエレベータの信号伝送装置におけるノードのハードウェア構成を示す図であり、安全データ処理部7となるハードウェア構成が2系統ある場合を示している。図2において、ノード2,3は、通信チップ8a、CPU9−1(CPU9−2)、安全データ処理用プログラム等を格納したROM10−1(ROM10−2)、RAM11−1(RAM11−2)、DPRAM13、入力回路14−1,14−2及び出力回路15−1,15−2がバス12を介してそれぞれ接続されて構成されている。
安全データ処理部7は、CPU9−1(CPU9−2)、ROM10−1(ROM10−2)及びRAM11−1(RAM11−2)で構成され、CPU9−1(CPU9−2)が、ROM10−1(ROM10−2)の安全データ処理用プログラムを実行することにより、ハードウェアとソフトウェアとが協働した手段として実現される。DPRAM13は、2つの安全データ処理部7のCPU9−1,9−2間でデータをやり取りする際の共用メモリとなる。
通信チップ8aは、安全ネットワーク4を介した安全データの伝送処理を実行する高信頼通信部8を構成するチップであり、安全データ処理部7のCPU9−1,9−2とは独立して伝送処理に関する演算処理を行う演算部を備える。安全データ処理部7は、通信チップ8aが受信した安全データを、バス12を介して取得し処理を行うとともに、入力回路14−1,14−2及び出力回路15−1,15−2を介して接続する後続の装置との間でデータのやり取りを行う。
このように、この実施の形態1によるノード2,3では、安全データ処理部7と高信頼通信部8とがそれぞれ別個の演算部を有して、安全データ処理とその連送処理とが独立して実行される。このため、処理負荷が集中することがないことから、従来と比べて、より短い間隔で安全データの連送処理を行うことが可能であり、より短い許容応答時間が求められる安全データであっても、確実に伝送することができる。つまり、データの信頼性を確保する連送処理を、安全データ処理を行うCPUとは別のハードウェアで行うことで、より短い許容応答時間が求められる安全データであっても、確実な伝送を実現できる。
図3は、図1中の安全データ処理部の構成を示すブロック図である。図3において、安全データ処理部7は、安全データ生成部16、安全データパケット生成部(第1のデータ生成部)17、安全データパケットチェック部(第1のデータチェック部)18及び安全データ解析部(解析部)19を備える。安全データ生成部16は、センサ・スイッチ類5から入力したセンサやスイッチ類(状態によってエレベータの事故に繋がる可能性があるセンサやスイッチ類)の状態情報から安全データを生成する手段である。安全データ生成部16では、複数のセンサやスイッチ類の状態情報を予め定義された所定のフォーマットでデジタル化することにより、安全データが生成される。安全データパケット生成部17は、安全データ生成部16で生成された安全データにランニング番号及び誤り検出符号を付与して安全データパケットを生成する手段である。
安全データパケットチェック部18は、高信頼通信部8で通信データパケットが受信されたか否かの確認をするとともに、高信頼通信部8で受信された安全データパケットの誤り検出符号とランニング番号とをチェックすることにより、受信データパケットの誤りや欠落を検出する手段である。安全データ解析部19は、安全データパケットチェック部18で正常に受信されたと判断された安全データパケットの安全データを解読してエレベータの安全に関する状態を解析し、解析結果に基づいてエレベータの危険判断等を実行する手段である。
安全データ処理部で処理されるデータは、CPU、ROM、RAMといった主たる演算回路を多重化し、それぞれの入出力データ及び演算結果を照合することで、当該安全データや機器の健全性を診断する。
なお、安全データ処理部によって実現される安全性とは、通信されたデータが誤っていた場合に、その誤りを検出できない場合や、安全データ処理を実行する機器が故障した場合に、その故障を検出できない場合など、エレベータを停止させるべき時に停止できない可能性がある状態(危険側故障)の発生件数を、1時間当たりの発生頻度で示した値(故障見逃し率)によって表される。
ある安全システムが故障見逃し率として満たさなければならない値については、国際安全規格IEC61508に示されており、例えばFA用工作機械やエレベータに適用されるSIL3と呼ばれる安全度水準を満足するためには、故障見逃し率として10-7/h(10,000,000時間に1回)未満を達成する必要がある。
このように、安全データ処理部では安全性を高めるために、機器の自己診断やデータの誤り検出といった負荷の大きい処理を行っている。
なお、前記安全データ処理部で付与する誤り検出符号は、この故障見逃し率を達成するように設計される。この単位時間当たりの故障見逃し率Λは、以下の式で算出される。
Λ=3600×R(p)×v×(m−1)
ここで、vは1秒当たりのメッセージ数、mは送信装置を含めた接続台数を指す。
R(p)は、伝送路のビット誤り率pの時の1メッセージ当たりの伝送誤り未検出確率を指し、通常は以下の式によって算出される。
R(p)
=Σ(e=d to n){A(n,e)×p^e×(1−p)^(n−e)}
Σ(e=d to n)は後に続く中括弧内の計算式について、eの値がdからnまでの総和を意味する。ここで、dは誤り検出符号の最小ハミング距離を指す。
A(n,e)は、二項計算式を表し、下記計算式となる。
A(n,e)=n!×e!/(n−e)!
nはメッセージ長、n!はnの階乗を指す。p^eはpのe乗を指す。
また、R(p)には、CRCのような誤り検出符号の特性を考慮した値を使用することもできる。このとき、通信処理部のビット誤り率を実際の値ではなく、十分に悪い値(例えば1.0×10−2など)で計算することにより、伝送路の品質が保証できない場合であっても常に高い安全性を保証することができる。
図4は、図1中の高信頼通信部の構成を示すブロック図である。図4において、高信頼通信部8は、通信データパケット生成部(第2のデータ生成部)20、連送制御部21、通信データパケットチェック部(第2のデータチェック部)22及び重複チェック部23を備える。通信データパケット生成部20は、エレベータ制御装置の制御盤ノード2と入出力ノード3との間における通信データの信頼性を確保するため、安全データ処理部7から入力した安全データパケットにパケット番号と誤り検出符号を付与して通信データパケットを生成する手段である。連送制御部21は、通信データパケット生成部20で生成された通信データパケットを、安全ネットワーク4を介して所定の回数、連送する手段である。
通信データパケットチェック部22は、安全ネットワーク4を介して受信した通信データパケットの誤り検出符号をチェックし、誤りを検出すると当該受信データパケットを破棄する手段である。重複チェック部23は、少なくとも1回以上、同一のパケット番号が付与された通信データパケットが正常受信された場合、これら通信データパケットのうちのいずれか1つのみを有効と判断する、あるいは正常受信された通信データパケットが1つのみの場合、当該通信データパケットを有効とする手段である。
また、実施の形態1によるエレベータの信号伝送装置1における通信処理に関する信頼性とは、機器が正常に動作する確率を示す指標であり、エレベータにおいては、機器の故障検知や通信誤り検知による非常停止発生件数を、単位時間当りの頻度で示した値で表される。
図5は、実施の形態1によるエレベータの信号伝送装置でやり取りされる通信データパケットの構成を示す図である。図5に示すように、安全データ生成部16で生成された安全データ24は、安全データパケット生成部17によりデータ部251に格納され、ランニング番号250及び誤り検出符号252が付与されて安全データパケット(第1のデータ)25となる。また、高信頼通信部8の通信データパケット生成部20は、安全データパケット25をデータ部261に格納し、パケット番号260及び誤り検出符号262を付与した通信データパケット(第2のデータ)26を生成する。
次に動作について説明する。
(1)入出力ノード3の安全データ処理部7の動作
図6は、実施の形態1の入出力ノードの安全データ処理部による動作の流れを示すフローチャートである。先ず、入出力ノード3の安全データ生成部16は、センサ・スイッチ類5から入力したセンサやスイッチ類(状態によってエレベータの事故に繋がる可能性があるセンサやスイッチ類)の状態情報から安全データを生成する(ステップST1)。安全データパケット生成部17は、安全データ生成部16から安全データを入力すると、当該安全データにランニング番号及び誤り検出符号を付与して安全データパケットを生成する(ステップST2)。
なお、この実施の形態1では、誤り検出符号として例えばCRCを用い、ランニング番号は、0から順に送信毎に1インクリメントした値(最大値を超えた場合は0に戻る)を利用する。安全データパケット生成部17は、安全データパケットを生成すると、高信頼通信部8に対して当該安全データパケットの送信を要求する(ステップST3)。送信要求が完了すると、入出力ノード3の安全データ処理部7は、ステップST1に戻って同様の処理を繰り返す。
また、上記の説明では、入出力ノード3の安全データ処理部7が、制御盤ノード2へ送信する安全データパケットを生成し、その送信要求を行う場合について示したが、制御盤ノード2の安全データ処理部7が、入出力ノード3へ送信する安全データパケットを生成しその送信要求をする場合も同様の手順で処理される。
(2)制御盤ノード2の安全データ処理部7の動作
図7は、実施の形態1の制御盤ノードの安全データ処理部による動作の流れを示すフローチャートである。先ず、制御盤ノード2の安全データパケットチェック部18は、自身に内蔵された通信データパケットの受信間隔を監視するタイマ18aのカウント(初期状態はカウント0)を開始するとともに、制御盤ノード2の高信頼通信部8が通信データパケットを正常に受信したか否かを確認する(ステップST1a)。高信頼通信部8では誤りが検出された通信データパケットが破棄されるので、安全データパケットチェック部18は、高信頼通信部8で受信データパケットがメモリ23aに保存されているか否かをチェックすることにより、正常な通信データパケットの受信を確認することができる。このチェックは、安全データパケットチェック部18が高信頼通信部8のメモリ23aに直接アクセスするか、安全データパケットチェック部18からの問い合わせに高信頼通信部8がメモリ23aをチェックして応答を返すようなインタフェースを提供することで行う。
正常な通信データパケットが受信されている場合(ステップST1a;YES)、安全データパケットチェック部18は、高信頼通信部8から当該通信データパケットを入力して、当該通信データパケットのデータ部から安全データパケットを取得し、誤り検出符号の検査で誤り検出処理を行うとともに、ランニング番号によってメッセージの抜けや重複がないことを確認する(ステップST2a)。
誤り検出符号の検査で誤りが検出されず、ランニング番号が正しい場合(ステップST2a;YES)、安全データパケットチェック部18は、当該通信データパケットのデータ部から取得した安全データパケットが有効であると判断し、安全データ解析部19へ出力する(ステップST3a)。安全データ解析部19では、入力した安全データパケットのデータ部から安全データを取得し、当該安全データを解析してエレベータが危険状態にあるか否かを判定する(ステップST4a)。
このとき、危険状態でなければ(ステップST4a;NO)、安全データ解析部19は、その旨を安全データパケットチェック部18へ通知する。この通知を受けると、安全データパケットチェック部18は、タイマ18aをリセットする(ステップST5a)。この後、制御盤ノード2の安全データ処理部7は、ステップST1aに戻って同様の処理を行う。
一方、高信頼通信部8で正常な通信データパケットが受信されていない場合(ステップST1a;NO)、安全データパケットチェック部18は、タイマ18aがタイムアウトしているか否か、すなわち、所定の受信間隔を超過しているか否かを判定する(ステップST6a)。ここで、タイムアウトしていなければ(ステップST6a;NO)、ステップST1aに戻って同様の処理を行う。
また、タイマ18aがタイムアウトしている場合(ステップST6a;YES)又は、通信データパケットに誤りが検出されるか、ランニング番号が誤っている場合(ステップST2a;NO)、若しくは、安全データの解析で危険状態であると判定された場合(ステップST4a;YES)、制御盤ノード2の安全データ解析部19は、エレベータ停止装置6を制御してエレベータを非常制動させる(ステップST7a)。つまり、安全データが所定の受信間隔で送信されなかった場合、安全データを含む通信データパケットに誤りがある場合、一連のランニング番号が付与された安全データパケットを受信すべきときに当該ランニング番号に抜けがあった場合に、エレベータは非常制動される。
なお、上記の説明では、制御盤ノード2の安全データ処理部7が、入出力ノード3から受信した通信データパケットを処理する場合について示したが、入出力ノード3の安全データ処理部7が、制御盤ノード2から受信した通信データパケットを処理する場合も同様の手順で処理される。
ただし、入出力ノード3の安全データ処理部7(安全データ解析部19)は、制御盤ノード2の安全データ処理部7と異なり、安全データからエレベータが危険状態にあるか否かを判断しない。入出力ノード3の安全データ解析部19は、自身の安全データ処理部7にある安全データ生成部16が生成した安全データに基づき自己診断に異常を検出したり、高信頼通信部8側で通信異常を検出すると、高信頼通信部8を介して制御盤ノード2へエラー通知するか、通信を停止させる。エラー通知は、上記段落0024及び段落0025に示したのと同様の手順で安全データパケットを送信することで行うが、安全データの内容はエラーを示すもの(例えば、エラーを意味する特定のビットをオンする)とする。これらを制御盤ノード2の安全データ処理部7が検出することにより、エレベータが危険状態にある旨を判断させる。
(3)入出力ノード3の高信頼通信部8の動作
図8は、実施の形態1の入出力ノードの高信頼通信部による動作の流れを示すフローチャートである。先ず、入出力ノード3の通信データパケット生成部20は、入出力ノード3の安全データ処理部7からの送信要求が存在するか否かを確認する(ステップST1b)。送信要求が存在する場合(ステップST1b;YES)、通信データパケット生成部20は、当該送信要求に対応する安全データパケットを安全データ処理部7から入力し、当該安全データパケットがデータ部に格納され、パケット番号及び誤り検出符号を付与した通信データパケットを生成する(ステップST2b)。
なお、誤り検出符号として、例えば安全データ処理部7とは別のCRCを用い、パケット番号は、0から順に送信毎に1インクリメントした値(最大値を超えた場合は0に戻る)を利用する。
入出力ノード3の連送制御部21は、通信データパケット生成部20で生成された通信データパケットを入力し、安全ネットワーク4を介して、エレベータ制御装置の制御盤ノード2に対して、当該通信データパケットを予め設定された送信回数だけ連送処理する(ステップST3b、ステップST4b)。所定の送信回数の連送が完了すると、入出力ノード3の高信頼通信部8は、ステップST1bに戻って同様の処理を行う。なお、上述の動作では、連送回数を予め設定する場合を示したが、安全データ処理部7が指定するようにしてもよい(例えば、送信要求時に連送回数も通知する)。
また、上記の説明では、入出力ノード3の高信頼通信部8が、制御盤ノード2へ通信データパケットを送信する場合について示したが、制御盤ノード2の高信頼通信部8が、入出力ノード3へ通信データパケットを送信する場合も同様の手順で処理される。
(4)制御盤ノード2の高信頼通信部8の動作
図9は、実施の形態1の制御盤ノードの高信頼通信部による動作の流れを示すフローチャートである。先ず、制御盤ノード2の通信データパケットチェック部22は、入出力ノード3から通信データパケットを受信したか否かを確認する(ステップST1c)。ここで、通信データパケットを受信していなければ(ステップST1c;NO)、受信されるまでステップST1cの処理を繰り返し、通信データパケットを受信していた場合(ステップST1c;YES)、通信データパケットチェック部22は、当該通信データパケットに付与されている誤り検出符号を基に、受信した通信データパケットが誤りなく正常であるか否かを検査する(ステップST2c)。
通信データパケットが誤りなく正常であると(ステップST2c;YES)、通信データパケットチェック部22は、当該通信データパケットのデータ部から取得した安全データパケットを重複チェック部23へ出力する。重複チェック部23では、入力した安全データパケットに付与されているパケット番号と、メモリ23aに記憶してある安全データパケットのパケット番号(直近の前回に受信されてメモリ23aに記憶された安全データパケットのパケット番号)とを比較し、両パケット番号が一致するか否かを判定する(ステップST3c)。
両パケット番号が一致しなければ(ステップST3c;NO)、重複チェック部23は、通信データパケットチェック部22から今回入力した安全データパケットとパケット番号とをメモリ23aに保存する(ステップST4c)。
一方、通信データパケットに誤りが検出されるか(ステップST2c;NO)、若しくは、今回と前回のパケット番号が一致する場合(ステップST3c;YES)、重複チェック部23は、今回受信された安全データパケットを破棄する(ステップST5c)。ステップST4c又はステップST5cの処理が完了すると、制御盤ノード2の高信頼通信部8は、ステップST1cに戻って同様の処理を行う。
なお、上記の説明では、制御盤ノード2の高信頼通信部8が、入出力ノード3から受信した通信データパケットの受信処理をする場合について示したが、入出力ノード3の高信頼通信部8が、制御盤ノード2から受信した通信データパケットの受信処理をする場合も同様の手順で処理される。
また、上記実施の形態1では、安全データパケットの受信確認を安全データ処理部7側で行う場合を示したが、高信頼通信部8が、安全データ処理部7に対して安全データパケットの受信を通知するようにしてもよい。
以上のように、この実施の形態1によれば、制御盤ノード2及び入出力ノード3が、安全データ処理部7と高信頼通信部8とをそれぞれ有し、安全データ処理部7が、送信する場合には、安全に関するデータを含む安全データパケットを生成して高信頼通信部8へ出力し、高信頼通信部8が、送信する場合には、安全データ処理部7から出力された安全データパケットを含む通信データパケットを生成して、当該通信データパケットを通信ネットワークを介して所定の複数回送信し、受信する場合には、同一内容の1つ以上の通信データパケットが正常に受信された場合、これら1つ以上の通信データパケットのいずれか1つを有効な通信データパケットとして、当該通信データパケットから取得した安全データパケットを安全データ処理部7に出力し、安全データ処理部7が、受信する場合には、高信頼通信部8から出力された安全データパケットから取得した安全に関するデータに基づいて、エレベータの安全に関する状態を解析する。
従来では、安全データを伝送する通信手段として、安全データ処理部としても機能するCPUにより動作する汎用の通信回路を用いていたために、処理負荷が増大し、データの送信時間間隔が長くなっていた。しかし、上記のように構成することで、従来の安全データ処理部で行われていた再送や連送という安全データ通信の高信頼化のための処理を、専用の通信手段である高信頼通信部8が安全データ処理部7の処理とは独立して行うことができる。これにより、データをより短い時間間隔で送信することが可能となり、安全データを許容遅延時間内の短い間隔で連送することができる。
なお、上述のように連送を行うことにより、受信側のノードでは、同一の安全データを複数回受信することになるが、高信頼通信部8が、受信データパケットのパケット番号から受信データの同一性を確認し、重複して受信されたメッセージのいずれか1つを残して残りを破棄する。これにより、安全データ処理部7に通知されるメッセージは、同一内容については1つのデータとなるため、安全データ処理部7の処理量を低減でき、安全データの処理に要するCPUの処理負荷を軽減することができる。
また、通信信頼性に関する機能を高信頼通信部8に任せることにより、安全データ処理部7が連送する場合に比べて、安全データ処理部7が扱うデータ量を実質的に低減でき、単位時間当たりの誤り検出の診断件数が少なくなるので、安全性を示す指標である故障見逃し率を改善できるという効果も得られる。
なお、上記実施の形態1では、エレベータを例として、その構成と動作について記述したが、本発明による信号伝送装置は、自動車や電車の機器等、複数の機器間で安全データをやりとりするシステムへの適用が可能である。
実施の形態2.
図10は、この発明の実施の形態2による安全データ処理部の構成を示すブロック図である。図10において、実施の形態2による安全データ処理部7Aは、上記実施の形態1で図3を用いて示した構成に加え、安全データパケット連送部(連送処理部)27及び連送パケット同一チェック部(連送チェック部)28を備える。なお、図10において、安全データパケット連送部27及び連送パケット同一チェック部28以外の構成は、図3と同一又はこれに相当する構成要素であるので説明を省略する。
安全データパケット連送部27は、同一内容の安全データパケットを所定の回数、高信頼通信部8へ連送する手段である。連送パケット同一チェック部28は、安全データパケット連送部27によって複数回送信された同一のランニング番号の安全データパケットのメッセージを複数回受信し、かつ同一内容である場合にのみ、当該安全データパケットのメッセージが有効であると判断する手段である。つまり、安全データパケット連送部27の連送処理は、高信頼通信部8による連送処理とは異なり、所定の複数回送信されるデータが全て正常であり、かつ同一内容である場合のみ有効とみなされる。
なお、この実施の形態2によるノード2,3においても、安全データ処理部7Aと高信頼通信部8とがそれぞれ別個の演算部を有して、安全データ処理とその連送処理とが独立して実行される。このため、従来と比べて、より短い間隔で安全データの連送処理を行うことが可能であり、より短い許容応答時間が求められる安全データであっても、確実に伝送することができる。
次に動作について説明する。
(1)入出力ノード3の安全データ処理部7Aの動作
図11は、実施の形態2の入出力ノードの安全データ処理部による動作の流れを示すフローチャートである。先ず、入出力ノード3の安全データ生成部16は、センサ・スイッチ類5から入力したセンサやスイッチ類(状態によってエレベータの事故に繋がる可能性があるセンサやスイッチ類)の状態情報から安全データを生成する(ステップST1d)。安全データパケット生成部17は、安全データ生成部16から安全データを入力すると、当該安全データにランニング番号及び誤り検出符号を付与して安全データパケットを生成する(ステップST2d)。
なお、この実施の形態2においても、誤り検出符号として例えばCRCを用い、ランニング番号は0から順に送信毎に1インクリメントした値(最大値を超えた場合は0に戻る)を利用する。安全データパケット生成部17は、安全データパケットを生成すると、安全データパケット連送部27へ出力する。
安全データパケット連送部27は、高信頼通信部8に対して、安全データパケット生成部17から入力した安全データパケットを、予め設定された送信回数だけ、送信するよう送信要求を行う(ステップST3d、ステップST4d)。送信要求が完了すると、入出力ノード3の安全データ処理部7Aは、ステップST1dに戻って同様の処理を繰り返す。
また、上記の説明では、入出力ノード3の安全データ処理部7Aが、制御盤ノード2へ送信する安全データパケットを生成し、その送信要求を行う場合について示したが、制御盤ノード2の安全データ処理部7Aが、入出力ノード3へ送信する安全データパケットを生成しその送信要求をする場合も同様の手順で処理される。
(2)制御盤ノード2の安全データ処理部7Aの動作
図12は、実施の形態2の制御盤ノードの安全データ処理部による動作の流れを示すフローチャートである。先ず、制御盤ノード2の安全データパケットチェック部18は、自身に内蔵された通信データパケットの受信間隔を監視するタイマ18aのカウント(初期状態はカウント0)を開始するとともに、制御盤ノード2の高信頼通信部8が通信データパケットを正常に受信したか否かを確認する(ステップST1e)。なお、安全データパケットチェック部18は、高信頼通信部8に受信データパケットが保存されているか否かをチェックすることにより、正常な通信データパケットの受信を確認することができる。
正常な通信データパケットが受信されている場合(ステップST1e;YES)、安全データパケットチェック部18は、高信頼通信部8から当該通信データパケットを入力して、当該通信データパケットのデータ部から安全データパケットを取得し、誤り検出符号の検査で誤り検出処理を行うとともに、ランニング番号によってメッセージの抜けや重複がないことを確認する(ステップST2e)。
誤り検出符号の検査で誤りが検出されず、ランニング番号が正しい場合(ステップST2e;YES)、安全データパケットチェック部18は、当該通信データパケットのデータ部から取得した安全データパケットが有効であると判断し、連送パケット同一チェック部28へ出力する。
連送パケット同一チェック部28では、安全データパケットチェック部18から安全データパケットを入力すると、メモリ28aに安全データパケットが記憶されているか否かを判定する(ステップST3e)。ここで、メモリ28aに安全データパケットが記憶されていなければ(ステップST3e;NO)、連送パケット同一チェック部28は、安全データパケットチェック部18から今回入力した安全データパケットをメモリ28aに記憶する(ステップST4e)。この後、ステップST1eへ戻って同様の処理を行う。
一方、メモリ28aに安全データパケットが記憶されている場合(ステップST3e;YES)、連送パケット同一チェック部28は、今回受信された安全データパケットと、メモリ28aに記憶されていた安全データパケットとを比較し(例えば、データ部に格納される安全データの値やランニング番号を比較する)、両パケットが同一であるか否かを判定する(ステップST5e)。
連送パケット同一チェック部28は、両パケットが同一である場合(ステップST5e;YES)、今回受信された安全データパケットが、同一内容のものが所定の連送回数分だけ送信され、当該所定の連送回数分だけステップST5eのチェックを行ったか否かを判定する(ステップST6e)。所定の連送回数分だけステップST5eのチェックを行っていた場合(ステップST6e;YES)、連送パケット同一チェック部28は、新たに受信された安全データパケットが、所定の複数回送信されても全て正常に受信されており、かつ同一内容であると判断し、当該安全データパケットを有効と判断して、当該安全データパケット1つのみ安全データ解析部19へ出力する(ステップST7e)。
安全データ解析部19では、入力した安全データパケットのデータ部から安全データを取得し、当該安全データを解析してエレベータが危険状態にあるか否かを判定する(ステップST8e)。このとき、危険状態でなければ(ステップST8e;NO)、安全データ解析部19は、その旨を安全データパケットチェック部18及び連送パケット同一チェック部28へ通知する。この通知を受けると、安全データパケットチェック部18は、タイマ18aをリセットし、連送パケット同一チェック部28は、メモリ28aに記憶してある安全データパケットを破棄する(ステップST9e)。この後、制御盤ノード2の安全データ処理部7Aは、ステップST1eに戻って同様の処理を行う。
高信頼通信部8で正常な通信データパケットが受信されていない場合(ステップST1e;NO)、安全データパケットチェック部18は、タイマ18aがタイムアウトしているか否か、すなわち、所定の受信間隔を超過しているか否かを判定する(ステップST10e)。ここで、タイムアウトしていなければ(ステップST10e;NO)、ステップST1eに戻って同様の処理を行う。
また、タイマ18aがタイムアウトしている場合(ステップST10e;YES)又は、通信データパケットに誤りが検出されるか、ランニング番号が誤っている場合(ステップST2e;NO)、今回受信された安全データパケットとメモリ28aに記憶されていた安全データパケットとが同一でない場合(ステップST5e;NO)、若しくは、安全データの解析で危険状態であると判定された場合(ステップST8e;YES)、制御盤ノード2の安全データ解析部19は、直ちにエレベータ停止装置6を制御してエレベータを非常制動させる(ステップST11e)。
なお、上記の説明では、制御盤ノード2の安全データ処理部7Aが、入出力ノード3から受信した通信データパケットを処理する場合について示したが、入出力ノード3の安全データ処理部7Aが、制御盤ノード2から受信した通信データパケットを処理する場合も同様の手順で処理される。
ただし、入出力ノード3の安全データ処理部7A(安全データ解析部19)は、制御盤ノード2の安全データ処理部7Aと異なり、安全データからエレベータが危険状態にあるか否かを判断しない。入出力ノード3の安全データ解析部19は、自身の安全データ処理部7にある安全データ生成部16が生成した安全データに基づき自己診断に異常を検出したり、高信頼通信部8側で通信異常を検出すると、高信頼通信部8を介して制御盤ノード2へエラー通知するか、通信を停止させる。これらを制御盤ノード2の安全データ処理部7Aが検出することにより、エレベータが危険状態にある旨を判断させる。
以上のように、この実施の形態2によれば、安全データ処理部7Aが、高信頼通信部8に対して、安全データパケット生成部17で生成された安全データパケットを所定の複数回伝送するよう要求する安全データパケット連送部27と、高信頼通信部8で所定の複数回分の通信データパケットが全て正常に受信され、これら複数の通信データパケットから取得した安全データパケットの全てが同一内容であると、当該安全データパケットを有効なデータとする連送パケット同一チェック部28とを備え、連送パケット同一チェック部28で有効とされた安全データパケットから取得した安全データに基づいて、エレベータの安全に関する状態を解析する。
このように構成することで、制御盤ノード2の安全データ処理部7Aと入出力ノード3の安全データ処理部7Aとの間で同一内容の安全データパケットが複数回通信され、通信データパケットのいずれかが誤り、かつ安全データパケットチェック部18がその誤りを検出できなかった場合(誤りを見逃した場合)でも、他で正常に受信した安全データパケットとの比較によって誤りを検出することが可能となる。これにより、エレベータの安全性を高めることが可能となる。
実施の形態3.
図13は、この発明の実施の形態3による安全データ処理部の構成を示すブロック図である。図13に示すように、実施の形態3による安全データ処理部7Bは、上記実施の形態1で図3を用いて示した構成に加え、送信データ数制御部16Ba及び送信データ結合部17Baを備える。なお、図13において、送信データ数制御部16Ba及び送信データ結合部17Ba以外の構成は、図3と同一又はこれに相当する構成要素であるので説明を省略する。
図13において、安全データ処理部7Bの、安全データ生成部16Bは、1周期の間に複数の安全データを生成する。安全データの入力であるセンサ・スイッチ類5は、入力されるセンサの種別やデータの種類に応じて、いくつかの優先度に分類され、同一優先度のデータが一つの安全データとして生成される。
安全データ生成部16Bは、送信データ数制御部16Baを有し、送信データ数制御部16Baは、1回の周期で生成する安全データの総データサイズが、高信頼通信部8Bのパケットサイズを超えないようにその個数を制御する。
送信データ量を制御する方法としては、予め高信頼通信部8Bのパケットサイズを超えないサイズとなるよう安全データを設計してもよいし、データの総量がパケットサイズを超える場合には、前記優先度に応じて、送信する頻度(何周期に1回送信するか)を調整するような優先度制御部を別途設けるようにしてもよい。
安全データパケット生成部17Bは、安全データ生成部16Bから通知された複数の安全データのそれぞれに対して、ランニング番号や誤り検出符号を付与し、送信データ結合部に渡す。送信データ結合部17Baは安全データパケット生成部によって生成された複数の安全データパケットをメモリ17Baa上で連結する手段であって、その周期で送信すべき全ての安全データパケットが生成されたタイミングで連結したデータを高信頼通信部8Bに入力する。
図14は、実施の形態3によるエレベータの信号伝送装置でやり取りされる通信データパケットの構成を示す図である。図14に示すように、安全データパケット生成部17Bにより生成された安全データパケット(第1のデータ)25A,25Bはそれぞれ、高信頼通信部8Bの通信データパケット生成部20によって生成される通信データパケット(第2のデータ)26Aのデータ部261Aに格納される。
次に安全データ処理部の動作について説明する。
(1)入出力ノード3の安全データ処理部7Bの動作
図15は、実施の形態3の入出力ノードの安全データ処理部の1周期分の動作の流れを示すフローチャートである。前述した全ての優先度に対して以下の動作を繰り返す(ステップST2f)。
まず、安全データ生成部16Bの送信データ数制御部16Baは、その優先度のデータが今回送信すべき安全データであるかを判断する(ステップST3f)。送信可否を判断する方法としては、例えば各優先度毎に送信カウンタを用意し、送信間隔数で初期化して、送信判断毎に送信カウンタをデクリメントして0以下となった場合に送信すべきと判断し、1以上の場合は送信不要と判断する方法がある。
判断の結果、送信不要な場合は、次の優先度について処理を行い、送信必要と判断された場合は、その優先度に属するセンサ・スイッチ類から状態情報を取得し、安全データを生成する(ステップST4f)。安全データパケット生成部17Bは、安全データ生成部16Bから安全データを入力すると、当該安全データにランニング番号及び誤り検出符号を付与して安全データパケットを生成する(ステップST5f)。生成された安全データパケットは、送信データ結合部に渡され、送信用メモリに順次格納し(ステップST6f)、ステップST7f経由でステップST2fに戻って、次の優先度に対して同様の処理を繰り返す。
なお、ステップST2fで全ての優先度について処理を完了した場合は、送信用メモリのデータの健全性を確認(ステップST8f)した後、高信頼通信部に対して送信用メモリに格納された安全データパケット群の送信を要求し(ステップST9f)、この周期の処理を終了し、ステップST1fに戻って、次の周期の処理を繰り返す。
(2)制御盤ノード2の安全データ処理部7Bの動作
実施の形態3による制御盤ノード2の安全データ処理部7Bの動作においては、高信頼通信部8Bから入力されるデータが複数の安全データパケットを含んでいることが異なるのみであり、個々の安全データパケットの処理については、図8の処理と同等であるため省略する。
以上のように、この実施の形態3によれば、複数の安全データを連結し、単一の通信データパケットとして送信可能なため、安全データ種別が複数存在し、ここの安全データのサイズが安全ネットワークで伝送可能な最小サイズよりも小さい場合でも、より短い間隔で安全データの連送処理を行うことが可能であり、より短い許容応答時間が求められる安全データであっても、確実に伝送することができる。
実施の形態4.
図16は、この発明の実施の形態4による高信頼通信部と安全データ処理部の構成を示すブロック図である。図16において、実施の形態4による安全データ処理部7Cは、上記実施の形態1で図3を用いて示した構成に加え、送信データ数制御部16Ca及び出力完了通知部17Caを備え、高信頼通信部8Cは、上記実施の形態1で図4を用いて示した構成に加え、送信データ結合部20Caを備える。なお、図16において、送信データ数制御部16Ca及び出力完了通知部17Caと送信データ結合部以外の構成は、図3及び図4と同一又はこれに相当する構成要素であるので説明を省略する。また、図16において、安全データ処理部7Cの、安全データ生成部16Cは、図13における安全データ生成部16Bと同一であるので説明を省略する。
安全データパケット生成部17Cは、安全データ生成部16Cから通知された複数の安全データのそれぞれに対して、ランニング番号や誤り検出符号を付与し、高信頼通信部8Cに送信を要求する手段である。また、安全データパケット生成部17Cは、出力完了通知部17Caを有し、出力完了通知部17Caは、1周期の間に送信する安全データの全ての送信要求が完了した時点で、高信頼通信部8Cに対して、データの送信を指示する手段である。
一方、高信頼通信部8Cの送信データ結合部20Caは、安全データ処理部7Cから送信要求された複数の安全データパケットをメモリ20Caa上で連結する手段であって、安全データ処理部7Cの出力完了通知部17Caからの出力完了通知を受信したタイミングで連結したデータを連送制御部21に入力する。
次に動作について説明する。
(1)入出力ノード3の安全データ処理部7Cの動作
図17は、実施の形態4の入出力ノードの安全データ処理部の1周期分の動作の流れを示すフローチャートである。前述した全ての優先度に対して以下の動作を繰り返す(ステップST2g)。
まず、安全データ生成部16Cの送信データ数制御部16Caは、その優先度のデータが今回送信すべき安全データであるかを判断する(ステップST3g)。判断の結果、送信不要な場合は、次の優先度について処理を行い、送信必要と判断された場合は、その優先度に属するセンサ・スイッチ類から状態情報を取得し、安全データを生成する(ステップST4g)。
安全データパケット生成部17Cは、安全データ生成部16Cから安全データを入力すると、当該安全データにランニング番号及び誤り検出符号を付与して安全データパケットを生成する(ステップST5g)。安全データパケットを生成すると、安全データパケット生成部17Cは、当該安全データパケットの健全性確認を行い(ステップST6g)、高信頼通信部8Cに対して送信を要求する(ステップST7g)。
送信要求が完了すると、入出力ノード3の安全データ処理部7Cは、ステップST8g経由でステップST2gに戻って次の優先度に対して同様の処理を繰り返す。なお、ステップST2gで全ての優先度について処理を完了した場合は、出力完了通知部17Caが、高信頼通信部8Cに対して出力完了通知を通知し(ステップST9g)、この周期の処理を終了して、ステップST1gに戻り、次の周期の処理を繰り返す。
(2)制御盤ノード2の安全データ処理部7Cの動作
実施の形態3による制御盤ノード2の安全データ処理部7Cの動作においては、高信頼通信部8Cから入力されるデータが複数の安全データパケットを含んでことが異なるのみであり、個々の安全データパケットの処理については、図8の処理と同等であるため省略する。
(3)入出力ノード3の高信頼通信部8Cの動作
図18は、実施の形態4の入出力ノードの高信頼通信部の1周期分の動作の流れを示すフローチャートである。
先ず、送信データ結合部20Caは、安全データ処理部7Cからの出力完了通知が存在するか否かを確認する(ステップST1h)。出力完了通知が存在しない場合(ステップST1h;NO)、安全データ処理部7Cからの送信要求が存在するか否かを確認する(ステップST2h)。送信要求が存在する場合(ステップST2h;YES)、送信データ結合部20Caは、当該送信要求に対応する安全データパケットを安全データ処理部7Cから入力し、送信用メモリ20Caaに順に格納し(ステップST3h)、ステップST1hに戻って処理を継続する。
一方、出力完了通知が存在する場合(ステップST1h;YES)は、通信データパケット生成部20Cが、送信用メモリ上の連結・蓄積した安全データパケット群をデータ部とした通信データパケットを生成する(ステップST4h)。以後の動作は、図8のステップST3b以降と同一なので省略する。
(4)制御盤ノード2の高信頼通信部8Cの動作
実施の形態4における制御盤ノード2の高信頼通信部8Cの動作は、実施の形態1の高信頼通信部8の動作と同一であるため省略する。
以上のように、この実施の形態4によれば、複数の安全データを連結し、単一の通信データパケットとして送信可能なため、安全データ種別が複数存在し、ここの安全データのサイズが安全ネットワークで伝送可能な最小サイズよりも小さい場合でも、より短い間隔で安全データの連送処理を行うことが可能であり、より短い許容応答時間が求められる安全データであっても、確実に伝送することができる。
また、処理の安全性を担保するため、アクセス速度が遅いCPU外部のメモリを使用しなければならない安全データ処理部側ではなく、アクセス速度が高速なCPU内部メモリを利用することができる高信頼通信部側で連結処理を行うことで、連結処理の際に必要となるコピーの処理を高速化することが可能となり、安全データの処理に要する処理負荷を全体として軽減することができる。また多重化が必要となる安全データ処理部のメモリ量の削減が可能となるといった効果も得られる。
実施の形態5.
図19は、この発明の実施の形態5による高信頼通信部の構成を示すブロック図である。図19に示すように、実施の形態5による高信頼通信部8Dは、上記実施の形態1で図3を用いて示した構成に加え、通信メモリ更新管理部29を備える。なお、図19において、通信メモリ更新管理部29以外の構成は、図4と同一又はこれに相当する構成要素であるので説明を省略する。
図19において、高信頼通信部8Dの、通信メモリ更新管理部29は、安全データ処理部7に対して所定の間隔をあけて通信データパケットの到着を通知するための機能構成部であって、所定の間隔で重複チェック手段23に対して通信データパケットの受信確認を行い、受信データを自身のメモリにコピーするとともに、安全データ処理部7からの通信データパケット受信確認に対して、自身の通知メモリ29aの更新状況を応答する。
図20及び図21は、それぞれ実施の形態1及び実施の形態5の構成による送受信処理の動作の流れを示すシーケンス図である。連送処理によって、高信頼通信部8Dの重複チェック部のメモリが更新されるタイミングは、処理周期内の前後にばらつく。このため、図19に示す構成では、安全データ処理部7からの更新確認が、最後に連送されるデータの受信タイミングと次の最初の連送データの受信タイミングとの間の周期/連送回数時間内に行われなければ、図20に示すように前回の更新確認以降に新たな正常データを受信しない場合(未更新)や、前回更新確認以降に複数個新たな正常データを受信してしまう場合(多重更新)が発生し、安全データ処理部で異常を検出してしまう。
そこで、実施の形態5では、図21に示すように受信側の高信頼通信部8Dの通信メモリ更新管理部29が、通知メモリ29aの更新間隔が一定間隔となるように制御する。これにより、安全データ処理部7は、通知メモリ29aの更新間隔(1周期)の間のいずれかのタイミングで更新確認を行えばよいため、安全データ処理部7の周期がより短い場合においても、未更新や多重更新を起こすことなく、安全データ処理を行うことができる。
この発明に係るエレベータの信号伝送装置は、安全データ処理とは独立して安全データの連送処理を行うことができ、従来と比べてより短い間隔で安全データの連送処理が可能となり、より短い許容応答時間が求められる安全データであっても確実に伝送することができるので、エレベータ装置等の安全システムに好適である。

Claims (5)

  1. エレベータの安全制御に関するスイッチ又はセンサの状態を示す情報が入力される入出力ノードと、前記エレベータの動作を制御する制御盤ノードとを備え、当該エレベータの安全に関するデータを、通信ネットワークを介して前記入出力ノード及び前記制御盤ノードのいずれか一方のノードが送信して他方のノードが受信するエレベータの信号伝送装置において、
    前記入出力ノード及び前記制御盤ノードは、異なるハードウェア上で並列に動作する安全データ処理部と通信処理部とをそれぞれ有し、
    前記安全データ処理部は、送信する場合には、前記安全に関するデータを取得するとともに、所定の誤り見逃し率を達成可能な誤り検出符号とランニング番号を付与して第1のデータを生成して前記通信処理部へ出力し、受信する場合には、前記通信処理部が受信した前記第1のデータを一定時間毎に取得するとともに、取得した前記第1のデータの前記誤り検出符号の正誤を検査して、誤りが検出されなかった第1のデータから取得した前記安全に関するデータに基づいて前記エレベータの安全に関する状態を解析し、
    前記通信処理部は、送信する場合には、前記安全データ処理部から出力された前記第1のデータを含む第2のデータを生成して、当該第2のデータを前記通信ネットワークを介して所定の複数回送信し、受信する場合には、同一内容の1つ以上の前記第2のデータが正常に受信されると、これら1つ以上の第2のデータのいずれか1つを有効な第2のデータとして保存するとともに、
    前記入出力ノードの安全データ処理部は、通信処理部から入力した第1のデータの誤り検出符号によって誤りを検出した場合、又は前記第1のデータを一定時間受信できなかった場合、前記安全に関するデータの送信を停止させ、
    前記制御盤ノードの安全データ処理部は、通信処理部から取得した第1のデータの誤り検出符号によって誤りを検出した場合、又は前記第1のデータを一定時間取得できなかった場合、エレベータを停止させる
    ことを特徴とするエレベータの信号伝送装置。
  2. エレベータの安全制御に関するスイッチ又はセンサの状態を示す情報が入力される入出力ノードと、前記エレベータの動作を制御する制御盤ノードとを備え、当該エレベータの安全に関するデータを、通信ネットワークを介して前記入出力ノード及び前記制御盤ノードのいずれか一方のノードが送信して他方のノードが受信するエレベータの信号伝送装置において、
    前記入出力ノード及び前記制御盤ノードは、異なるハードウェア上で並列に動作する安全データ処理部と通信処理部とをそれぞれ有し、
    前記安全データ処理部は、同一の安全データ処理を行う複数の演算回路を有し、それぞれの入出力データ及び演算結果を照合することにより、安全データ又は機器の健全性を診断するとともに、送信する場合には、前記安全に関するデータを取得するとともに、所定の誤り見逃し率を達成可能な誤り検出符号とランニング番号を付与して第1のデータを生成して前記通信処理部へ出力し、受信する場合には、前記通信処理部が受信した前記第1のデータを一定時間毎に取得するとともに、取得した前記第1のデータの前記誤り検出符号の正誤を検査して、誤りが検出されなかった第1のデータから取得した前記安全に関するデータに基づいて前記エレベータの安全に関する状態を解析し、
    前記通信処理部は、送信する場合には、前記安全データ処理部から出力された前記第1のデータを含む第2のデータを生成して、当該第2のデータを前記通信ネットワークを介して所定の複数回送信し、受信する場合には、同一内容の1つ以上の前記第2のデータが正常に受信されると、これら1つ以上の第2のデータのいずれか1つを有効な第2のデータとして保存するとともに、
    前記安全データ処理部は、前記安全に関わるデータが複数存在する場合、前記第1のデータ生成部によって、前記安全に関わるデータのそれぞれに誤り検出符号とランニング番号を付与した前記複数の第1のデータを生成して前記通信処理部に順次出力するとともに、1回の周期で送信する全てのデータを出力した場合に、前記通信処理部に対して出力完了を通知する出力完了通知部を備え、
    前記通信処理部は、前記複数の第1のデータを結合する送信データ結合部と、前記安全データ処理部の前記出力完了通知部から出力完了通知を受信したタイミングで、前記結合されたデータから前記第2のデータを生成して送信する送信制御部とを備えるとともに、
    前記制御盤ノードの安全データ処理部は、通信処理部から取得した第1のデータの誤り検出符号によって誤りを検出した場合、又は前記第1のデータを一定時間取得できなかった場合、エレベータを停止させる
    ことを特徴とするエレベータの信号伝送装置。
  3. 前記安全データ処理部が出力完了通知を行うまでに前記通信処理部にデータを渡す個数が、前記通信処理部のパケットサイズ以下となるように送信データ数を制御する送信データ数制御部を備えたことを特徴とする請求項2記載のエレベータの信号伝送装置。
  4. 前記送信データ数制御部は、情報の種別に応じて、通信層に渡す頻度を決定する優先度制御部を備えたことを特徴とする請求項3記載のエレベータの信号伝送装置。
  5. エレベータの安全制御に関するスイッチ又はセンサの状態を示す情報が入力される入出力ノードと、前記エレベータの動作を制御する制御盤ノードとを備え、当該エレベータの安全に関するデータを、通信ネットワークを介して前記入出力ノード及び前記制御盤ノードのいずれか一方のノードが送信して他方のノードが受信するエレベータの信号伝送装置において、
    前記入出力ノード及び前記制御盤ノードは、異なるハードウェア上で並列に動作する安全データ処理部と通信処理部とをそれぞれ有し、
    前記安全データ処理部は、送信する場合には、前記安全に関するデータを取得するとともに、所定の誤り見逃し率を達成可能な誤り検出符号とランニング番号を付与して第1のデータを生成して前記通信処理部へ出力し、受信する場合には、前記通信処理部が受信した前記第1のデータを一定時間毎に取得するとともに、取得した前記第1のデータの前記誤り検出符号の正誤を検査して、誤りが検出されなかった第1のデータから取得した前記安全に関するデータに基づいて前記エレベータの安全に関する状態を解析し、
    前記通信処理部は、送信する場合には、前記安全データ処理部から出力された前記第1のデータを含む第2のデータを生成して、当該第2のデータを前記通信ネットワークを介して所定の複数回送信し、受信する場合には、正常受信したデータを前記安全データ処理部に通知するための通知メモリと前記通知メモリの更新をタイミングを管理する通信メモリ更新管理部とを備え、同一内容の1つ以上の前記第2のデータが正常に受信されると、これら1つ以上の第2のデータのいずれか1つを有効な第2のデータとして、前回の更新から前記安全データ処理部の実行周期をあけて前記通知メモリに保存するとともに、
    前記制御盤ノードの安全データ処理部は、通信処理部から取得した第1のデータの誤り検出符号によって誤りを検出した場合、又は前記第1のデータを一定時間取得できなかった場合、エレベータを停止させる
    ことを特徴とするエレベータの信号伝送装置。
JP2011505821A 2009-03-25 2010-02-08 エレベータの信号伝送装置 Active JP5523443B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011505821A JP5523443B2 (ja) 2009-03-25 2010-02-08 エレベータの信号伝送装置

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009074276 2009-03-25
JP2009074276 2009-03-25
PCT/JP2010/000746 WO2010109748A1 (ja) 2009-03-25 2010-02-08 信号伝送装置
JP2011505821A JP5523443B2 (ja) 2009-03-25 2010-02-08 エレベータの信号伝送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2010109748A1 JPWO2010109748A1 (ja) 2012-09-27
JP5523443B2 true JP5523443B2 (ja) 2014-06-18

Family

ID=42780449

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011505821A Active JP5523443B2 (ja) 2009-03-25 2010-02-08 エレベータの信号伝送装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US8959405B2 (ja)
JP (1) JP5523443B2 (ja)
KR (1) KR101250729B1 (ja)
CN (1) CN102361810B (ja)
DE (1) DE112010001370B4 (ja)
WO (1) WO2010109748A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108861911A (zh) * 2017-05-09 2018-11-23 通力股份公司 电梯数据通信布置件
DE112017006914B4 (de) 2017-02-28 2023-05-25 Mitsubishi Electric Corporation Drahtloskommunikationsvorrichtung und drahtloskommunikationsverfahren

Families Citing this family (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5876881B2 (ja) * 2010-09-13 2016-03-02 オーチス エレベータ カンパニーOtis Elevator Company エレベータ安全システムおよび方法
FI122474B (fi) * 2010-12-01 2012-02-15 Kone Corp Hissin turvakytkentä sekä menetelmä hissin turvakytkennän toiminnallisen poikkeaman tunnistamiseksi
CN103648950B (zh) * 2011-08-11 2016-04-13 因温特奥股份公司 安全元件的功能监测
DE112012005930B4 (de) * 2012-02-24 2021-03-25 Mitsubishi Electric Corporation Kommunikationssteuervorrichtung und Kommunikationssteuerverfahren
JP5894516B2 (ja) * 2012-10-05 2016-03-30 株式会社日立製作所 制御システム
BR112015009944A2 (pt) * 2012-11-08 2017-10-03 Q Factor Communications Corp Aparelhos de transmissão de pacotes, sistema de comunicação para transmitir ou receber pacote, métodos para transferir confiavelmente dados de fonte de dados a receptor de dados, algoritmo e método para transmitir blocos de dados.
EP2918032A4 (en) 2012-11-08 2016-05-11 Factor Comm Corp Q METHOD AND APPARATUS FOR IMPROVING THE PERFORMANCE OF TCP AND OTHER NETWORK PROTOCOLS IN A COMMUNICATIONS NETWORK USING PROXY SERVERS
EP2774884A1 (en) * 2013-03-07 2014-09-10 Inventio AG Elevator component communication
DE102014110017A1 (de) * 2014-07-16 2016-01-21 Phoenix Contact Gmbh & Co. Kg Steuer- und Datenübertragungssystem, Gateway-Modul, E/A-Modul und Verfahren zur Prozesssteuerung
DE102014017486A1 (de) 2014-11-27 2016-06-02 Thyssenkrupp Ag Aufzuganlage mit einer Mehrzahl von Fahrkörben sowie einem dezentralen Sicherheitssystem
MY185020A (en) 2014-12-10 2021-04-30 Inventio Ag Elevator system comprising with a safety monitoring system with a master/slave hierarchy
EP3034445A1 (en) * 2014-12-18 2016-06-22 Kone Corporation A configuration apparatus and main safety circuit for an elevator system and an elevator system
US10647543B2 (en) * 2015-02-05 2020-05-12 Otis Elevator Company Multi-car elevator control
WO2016203513A1 (ja) * 2015-06-15 2016-12-22 三菱電機株式会社 エレベータ安全システム
JP6612194B2 (ja) * 2016-07-26 2019-11-27 株式会社日立製作所 エレベータ装置及びエレベータ装置の遠隔監視システム
JP6638857B2 (ja) * 2017-03-02 2020-01-29 三菱電機株式会社 監視システム
JP2018148337A (ja) * 2017-03-03 2018-09-20 ファナック株式会社 通信システム
JP6366764B2 (ja) * 2017-03-22 2018-08-01 三菱電機株式会社 エレベータシステム
JP6543307B2 (ja) * 2017-08-08 2019-07-10 東芝エレベータ株式会社 エレベータシステム
JP6909389B2 (ja) * 2017-10-30 2021-07-28 株式会社Jvcケンウッド 無線通信装置
EP3533741B1 (en) * 2018-03-01 2021-01-06 KONE Corporation A communication system for transmitting safety information in an elevator system
EP3539913B1 (en) * 2018-03-16 2021-04-28 Otis Elevator Company Automatic rescue operation in an elevator system
AT520189B1 (de) * 2018-04-17 2019-02-15 Weigl Liftsysteme Gmbh Aufzugssicherheitseinrichtung
JP7132025B2 (ja) * 2018-08-10 2022-09-06 株式会社日立製作所 判定システム及び方法
CN113614016B (zh) * 2019-03-18 2023-05-05 因温特奥股份公司 用于结合于建筑物的人员运送设施的安全装置
CN113661665B (zh) * 2019-04-16 2023-12-19 三菱电机株式会社 安全通信装置、安全通信***、安全通信方法及计算机可读取的记录介质
CN110562817B (zh) * 2019-08-29 2021-08-31 日立楼宇技术(广州)有限公司 电梯故障的监控方法、装置、计算机设备和存储介质
EP3904257A1 (en) * 2020-04-30 2021-11-03 KONE Corporation Elevator communication system and method for setting up such elevator communication system
EP3905606A1 (en) * 2020-04-30 2021-11-03 KONE Corporation Safety communication in an elevator communication system
EP3988489A1 (en) * 2020-10-21 2022-04-27 KONE Corporation Elevator communication system
CN113703346B (zh) * 2020-05-21 2023-03-14 北京机械设备研究所 一种基于低压电力载波通信的车控***
CN116670059A (zh) 2020-12-22 2023-08-29 因温特奥股份公司 电梯以及用于控制电梯的方法
DE102022107049A1 (de) 2022-03-25 2023-09-28 Tk Elevator Innovation And Operations Gmbh Aufzugsystem mit modular abrufbaren Funktionsmodulen sowie Computerprogrammprodukt, Verwendung und Verfahren

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62116035A (ja) * 1985-11-15 1987-05-27 Nippon Signal Co Ltd:The 2重系マイクロプロセツサのデ−タ伝送方式
JPH04103296A (ja) * 1990-08-22 1992-04-06 Mitsubishi Electric Corp 遠方監視装置の誤り制御方式
JPH05213549A (ja) * 1992-02-06 1993-08-24 Hitachi Ltd エレベーターの制御装置
JPH0723030A (ja) * 1993-06-24 1995-01-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 直列データ通信装置
JP2001302124A (ja) * 2000-04-20 2001-10-31 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd エレベータ装置
JP2002179350A (ja) * 2000-12-18 2002-06-26 Hitachi Building Systems Co Ltd エレベータデータ伝送装置
JP2004007799A (ja) * 2003-07-24 2004-01-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd データ伝送方法およびデータ処理方法
JP2004048474A (ja) * 2002-07-12 2004-02-12 Hitachi Building Systems Co Ltd エレベータのデータ伝送装置
JP2005104705A (ja) * 2003-10-02 2005-04-21 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータの信号伝送システム
JP2007143146A (ja) * 2005-11-16 2007-06-07 Samsung Electronics Co Ltd 無線ネットワークでのパケット伝送装置及び方法

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4422067A (en) * 1981-10-05 1983-12-20 Honeywell Inc. Dynamic self-checking safety circuit means
JP2862403B2 (ja) 1991-06-18 1999-03-03 沖電気工業株式会社 データ伝送方法
JPH05160815A (ja) 1991-12-06 1993-06-25 Fujitsu Ltd 連送方式における誤り回復処理方法
JP3194878B2 (ja) 1996-12-26 2001-08-06 松下電器産業株式会社 データ伝送方法及びデータ伝送システム
US6173814B1 (en) * 1999-03-04 2001-01-16 Otis Elevator Company Electronic safety system for elevators having a dual redundant safety bus
JP2001188638A (ja) * 2000-01-05 2001-07-10 Mitsubishi Electric Corp 双方向バス回路
JP4334346B2 (ja) 2001-09-18 2009-09-30 インベンテイオ・アクテイエンゲゼルシヤフト エレベータドア用安全回路
JP4283589B2 (ja) * 2003-03-25 2009-06-24 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 通信装置、通信制御方法及びプログラム
JP4355624B2 (ja) 2004-06-29 2009-11-04 中国電力株式会社 配電線遠方監視制御システム
US8598991B2 (en) * 2005-08-24 2013-12-03 Cooper Technologies Company Electrical control system
JP2007104423A (ja) 2005-10-05 2007-04-19 Oki Electric Ind Co Ltd 連送方式による誤り訂正方法、通信システム及び受信装置
EP1850554A3 (en) * 2006-04-21 2010-03-17 LONMARK Deutschland e.V. Safe communications in a network
CN101202607A (zh) * 2006-12-14 2008-06-18 北京三星通信技术研究有限公司 带***合并的重传***的增强的多天线信号干扰抵消器

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62116035A (ja) * 1985-11-15 1987-05-27 Nippon Signal Co Ltd:The 2重系マイクロプロセツサのデ−タ伝送方式
JPH04103296A (ja) * 1990-08-22 1992-04-06 Mitsubishi Electric Corp 遠方監視装置の誤り制御方式
JPH05213549A (ja) * 1992-02-06 1993-08-24 Hitachi Ltd エレベーターの制御装置
JPH0723030A (ja) * 1993-06-24 1995-01-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 直列データ通信装置
JP2001302124A (ja) * 2000-04-20 2001-10-31 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd エレベータ装置
JP2002179350A (ja) * 2000-12-18 2002-06-26 Hitachi Building Systems Co Ltd エレベータデータ伝送装置
JP2004048474A (ja) * 2002-07-12 2004-02-12 Hitachi Building Systems Co Ltd エレベータのデータ伝送装置
JP2004007799A (ja) * 2003-07-24 2004-01-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd データ伝送方法およびデータ処理方法
JP2005104705A (ja) * 2003-10-02 2005-04-21 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータの信号伝送システム
JP2007143146A (ja) * 2005-11-16 2007-06-07 Samsung Electronics Co Ltd 無線ネットワークでのパケット伝送装置及び方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112017006914B4 (de) 2017-02-28 2023-05-25 Mitsubishi Electric Corporation Drahtloskommunikationsvorrichtung und drahtloskommunikationsverfahren
CN108861911A (zh) * 2017-05-09 2018-11-23 通力股份公司 电梯数据通信布置件

Also Published As

Publication number Publication date
KR101250729B1 (ko) 2013-04-03
KR20110127693A (ko) 2011-11-25
US8959405B2 (en) 2015-02-17
CN102361810B (zh) 2014-05-07
DE112010001370T5 (de) 2012-09-06
CN102361810A (zh) 2012-02-22
WO2010109748A1 (ja) 2010-09-30
JPWO2010109748A1 (ja) 2012-09-27
DE112010001370B4 (de) 2015-12-03
US20110302466A1 (en) 2011-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5523443B2 (ja) エレベータの信号伝送装置
JP5999178B2 (ja) 車両用ネットワークの通信管理装置及び通信管理方法
CN107531250B (zh) 车辆安全电子控制***
JP6433951B2 (ja) ネットワーク監視装置およびプログラム
US7697538B2 (en) Data transfer method and automation system used in said data transfer method
US20140081508A1 (en) Automotive Control Unit and Automotive Control System
US10732594B2 (en) Method for operating safety control in an automation network, and automation network having such safety control allowing mixed safety integrity levels
JP2007038904A (ja) 車載ゲートウェイ装置及び同装置におけるメッセージ中継方法
EP2454864A2 (de) Vermeidung von maskerade durch verwendung von kennungssequenzen
JP7206410B2 (ja) 安全システムおよび安全システムの作動方法
KR101334017B1 (ko) 차량 네트워크의 메시지 무결성 체크 시스템 및 방법
US6934874B2 (en) Method and apparatus for ensuring integrity of transmitted data in a distributed control system
US20060187932A1 (en) Method and system for transmitting telegrams
CN111094164B (zh) 与建筑物相关的人员运送***的现场设备的状态检查
JP5517432B2 (ja) エレベータ安全システム
JP6410914B1 (ja) シリアル通信システム
US11290881B2 (en) Method for functionally secure connection identification
EP4231595A1 (en) Relay device, communication network system, and communication control method
JP2020061655A (ja) 通信システム
CN118318418A (zh) 用于具有主控制单元和数据传输路径的车辆的辅助控制单元
JPH04243784A (ja) エレベーターの信号伝送装置
Biswal et al. Research Article IoT-Based Response Time Analysis of Messages for Smart Autonomous Collision Avoidance System Using Controller Area Network
JP2022067012A (ja) 中継装置、通信ネットワークシステム及び通信制御方法
CN116405156A (zh) 通信故障诊断方法、装置、控制单元以及车辆
JP2006121498A (ja) ネットワークシステム及びネットワークシステムの故障診断方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130212

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130328

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130827

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130909

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140311

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140408

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5523443

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250