JP2003146546A - エレベーターの通信システムおよび通信方法 - Google Patents
エレベーターの通信システムおよび通信方法Info
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- JP2003146546A JP2003146546A JP2001348169A JP2001348169A JP2003146546A JP 2003146546 A JP2003146546 A JP 2003146546A JP 2001348169 A JP2001348169 A JP 2001348169A JP 2001348169 A JP2001348169 A JP 2001348169A JP 2003146546 A JP2003146546 A JP 2003146546A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ホール用無線端末の階床設定を自動化する。
【解決手段】各階エレベーターホールに設けられる複数
のホール用端末（２０〜２３）とかご用無線端末（３
１）との間で無線通信を行い、通信エリア内（１〜６）
に位置するホール用端末を検出し、検出結果に基づい
て、ホール用無線端末に階床番号を設定する。 【効果】階床設定を自動化できるので、設定作業が簡素
化されたり、誤設定が防止されたりする。
のホール用端末（２０〜２３）とかご用無線端末（３
１）との間で無線通信を行い、通信エリア内（１〜６）
に位置するホール用端末を検出し、検出結果に基づい
て、ホール用無線端末に階床番号を設定する。 【効果】階床設定を自動化できるので、設定作業が簡素
化されたり、誤設定が防止されたりする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はエレベーターの通信
システムおよび通信方法に関する。
システムおよび通信方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】エレベーターは、主に各階床に設置され
たホール呼び釦とかご内に設置された行き先登録釦の情
報を元に運行する。これらの情報はエレベーターを制御
する制御装置に集められる。なお、各階床のホール呼び
釦と、かご内の行き先登録釦は各階床及びかごに設けら
れたホール用端末、かご用端末でそれぞれ管理され、各
釦の状態は逐次、各端末から制御装置（ホスト）へ送ら
れる。
たホール呼び釦とかご内に設置された行き先登録釦の情
報を元に運行する。これらの情報はエレベーターを制御
する制御装置に集められる。なお、各階床のホール呼び
釦と、かご内の行き先登録釦は各階床及びかごに設けら
れたホール用端末、かご用端末でそれぞれ管理され、各
釦の状態は逐次、各端末から制御装置（ホスト）へ送ら
れる。
【０００３】ホストとホール用端末間、またはホストと
かご用端末間は、電気信号を伝送するケーブルで接続さ
れ、有線通信で情報が伝送される。ホストとかご用端末
及びホール用端末をケーブルで接続する技術は、エレベ
ーターを設置するビルの高さに比例してケーブルが長く
なることから、ケーブルの据付けが大変な作業となる。
また、ビルの階床が高い場合、伝送能力の不足から中継
局の設置や複数の伝送系統を設けなければならない。さ
らにかごの昇降に合わせてホストとかご用端末間のケー
ブルは常に上下するため定期的な検査も必要である。
かご用端末間は、電気信号を伝送するケーブルで接続さ
れ、有線通信で情報が伝送される。ホストとかご用端末
及びホール用端末をケーブルで接続する技術は、エレベ
ーターを設置するビルの高さに比例してケーブルが長く
なることから、ケーブルの据付けが大変な作業となる。
また、ビルの階床が高い場合、伝送能力の不足から中継
局の設置や複数の伝送系統を設けなければならない。さ
らにかごの昇降に合わせてホストとかご用端末間のケー
ブルは常に上下するため定期的な検査も必要である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】無線通信を用いれば、
ホストとかご端末およびホール端末間のケーブルを省く
ことができるが、各ホール用端末が何階床の端末である
かをホール用端末とホストに認識させる必要がある。そ
の一手段としてＤＩＰスイッチ等を用いて、エレベータ
ー設置時に階床番号を手動で設定することができる。し
かし、ＤＩＰスイッチを手動で設定する場合には、現地
作業が増大したり、誤設定が発生したりする。
ホストとかご端末およびホール端末間のケーブルを省く
ことができるが、各ホール用端末が何階床の端末である
かをホール用端末とホストに認識させる必要がある。そ
の一手段としてＤＩＰスイッチ等を用いて、エレベータ
ー設置時に階床番号を手動で設定することができる。し
かし、ＤＩＰスイッチを手動で設定する場合には、現地
作業が増大したり、誤設定が発生したりする。
【０００５】本発明の目的は、前記従来技術を考慮し、
無線通信によってホール用端末の階床番号設定できるエ
レベーターの通信システムおよび通信方法を提供する。
無線通信によってホール用端末の階床番号設定できるエ
レベーターの通信システムおよび通信方法を提供する。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明によるエレベータ
ーの通信システムにおいて、かごにはかご用無線端末が
設けられ、各階エレベーターホールには、かご用無線端
末と無線通信を行う複数のホール用無線端末が設けられ
る。かご用無線端末は、かごが上昇または下降する間
に、複数のホール用無線端末の内、無線通信の通信エリ
ア内に位置するものを検出する。検出の結果に基づい
て、複数のホール用無線端末に階床番号が設定される。
ーの通信システムにおいて、かごにはかご用無線端末が
設けられ、各階エレベーターホールには、かご用無線端
末と無線通信を行う複数のホール用無線端末が設けられ
る。かご用無線端末は、かごが上昇または下降する間
に、複数のホール用無線端末の内、無線通信の通信エリ
ア内に位置するものを検出する。検出の結果に基づい
て、複数のホール用無線端末に階床番号が設定される。
【０００７】さらに、本発明によるエレベーターの通信
方法には次のステップが含まれる。１．各階エレベータ
ーホールに設けられる複数のホール用端末とかごとの間
で無線通信を行い、複数のホール用無線端末の内、無線
通信の通信エリア内に位置するものを検出する第１のス
テップ。２．第１ステップの検出結果に基づいて、複数
のホール用無線端末に階床番号を設定する第２のステッ
プ。本発明によるエレベーターの通信システムまたは通
信方法によれば、かごとホール用端末間の無線通信を用
いることにより、ホール用無線端末の階床番号を自動で
設定できるようになる。
方法には次のステップが含まれる。１．各階エレベータ
ーホールに設けられる複数のホール用端末とかごとの間
で無線通信を行い、複数のホール用無線端末の内、無線
通信の通信エリア内に位置するものを検出する第１のス
テップ。２．第１ステップの検出結果に基づいて、複数
のホール用無線端末に階床番号を設定する第２のステッ
プ。本発明によるエレベーターの通信システムまたは通
信方法によれば、かごとホール用端末間の無線通信を用
いることにより、ホール用無線端末の階床番号を自動で
設定できるようになる。
【０００８】好ましくは、通信エリア内に位置するホー
ル用無線端末を検出するときに、複数のホール用無線端
末が通信エリアに出入りする順番を検出しても良いし、
通信エリア内に１個のホール用無線端末が位置するよう
にして検出しても良い。また、無線通信としては、通信
エリアが半径略１０ｍ以内あるいは１〜２階床分程度の
近距離無線が好ましい。なお、無線通信には、電波，
光，音波など各種の通信媒体を用いることができる。
ル用無線端末を検出するときに、複数のホール用無線端
末が通信エリアに出入りする順番を検出しても良いし、
通信エリア内に１個のホール用無線端末が位置するよう
にして検出しても良い。また、無線通信としては、通信
エリアが半径略１０ｍ以内あるいは１〜２階床分程度の
近距離無線が好ましい。なお、無線通信には、電波，
光，音波など各種の通信媒体を用いることができる。
【０００９】本発明による通信システムおよび通信方法
の他の特徴は、以下の記載より明らかになるであろう。
の他の特徴は、以下の記載より明らかになるであろう。
【００１０】
【発明の実施の形態】図１は、本発明の第１の実施例で
あるエレベーターの通信システムを示す。本図は階床数
が４の場合を示す。図１において、２０〜２３は各階の
ホール用無線端末であり、それぞれ固有コードＤ〜Ａを
保持する。また３１はかご用無線端末、１０はホスト用
無線端末である。かご用無線端末３１が設けられるかご
３０と釣合い錘４０は、ロープ１００によって吊られ
る。ロープ１００は、綱車５０と反らせ車６０に巻き掛
けられる。綱車５０がモータ５１によって回転すること
により、ロープ１００が駆動される。これによって、か
ご３０と釣合い錘４０は、互いに上下反対方向に上昇ま
たは下降する。ホール用無線端末に階床番号（１〜４
（階））を設定する場合には、かご３０を、１階に停止
している状態から、モータ５１により上昇させる。この
時かご用無線端末３１の通信エリアは、１〜６のように
移動する。通信エリアの移動により、各階のホール用無
線端末が、順に通信エリアに出入りする。この順番をも
とに、各階床のホール用無線端末に階床番号を設定す
る。
あるエレベーターの通信システムを示す。本図は階床数
が４の場合を示す。図１において、２０〜２３は各階の
ホール用無線端末であり、それぞれ固有コードＤ〜Ａを
保持する。また３１はかご用無線端末、１０はホスト用
無線端末である。かご用無線端末３１が設けられるかご
３０と釣合い錘４０は、ロープ１００によって吊られ
る。ロープ１００は、綱車５０と反らせ車６０に巻き掛
けられる。綱車５０がモータ５１によって回転すること
により、ロープ１００が駆動される。これによって、か
ご３０と釣合い錘４０は、互いに上下反対方向に上昇ま
たは下降する。ホール用無線端末に階床番号（１〜４
（階））を設定する場合には、かご３０を、１階に停止
している状態から、モータ５１により上昇させる。この
時かご用無線端末３１の通信エリアは、１〜６のように
移動する。通信エリアの移動により、各階のホール用無
線端末が、順に通信エリアに出入りする。この順番をも
とに、各階床のホール用無線端末に階床番号を設定す
る。
【００１１】図２は、各ホール用無線端末の並び順を認
識するためのかご用無線端末の動作フローを示す。まず
かご用無線端末は、通信エリア内に存在するホール用無
線端末を検出する。検出の結果、通信エリア内にホール
用無線端末が存在することが判明したら、応答した全て
のホール用無線端末の固有コードを取得する。次に、こ
の検出結果と前回の検出結果を比べ、前回から削除され
た固有コードの有無を調べ、削除された固有コードがあ
れば、そのコードを、かご用無線端末が備えるスタック
１，２の内のスタック１に格納する。さらに、今回の検
出結果と前回の検出結果を比較し、追加された固有コー
ドの有無を調べ、追加された固有コードがあれば、その
コードをスタック２に格納する。
識するためのかご用無線端末の動作フローを示す。まず
かご用無線端末は、通信エリア内に存在するホール用無
線端末を検出する。検出の結果、通信エリア内にホール
用無線端末が存在することが判明したら、応答した全て
のホール用無線端末の固有コードを取得する。次に、こ
の検出結果と前回の検出結果を比べ、前回から削除され
た固有コードの有無を調べ、削除された固有コードがあ
れば、そのコードを、かご用無線端末が備えるスタック
１，２の内のスタック１に格納する。さらに、今回の検
出結果と前回の検出結果を比較し、追加された固有コー
ドの有無を調べ、追加された固有コードがあれば、その
コードをスタック２に格納する。
【００１２】本動作を実施することにより、各スタック
に固有コードの並び順が決定できる。図３により、図
１，図２の実施例における固有コードの並び順を判定す
る方法を説明する。
に固有コードの並び順が決定できる。図３により、図
１，図２の実施例における固有コードの並び順を判定す
る方法を説明する。
【００１３】図１のように、かご３０が初期状態として
１階にあり、かご用無線端末の通信エリアが１の場合、
通信エリア内のホール用無線端末は固有コードＡのもの
とＢのものが存在する。このとき、スタック１，２は初
期状態であり、各スタックにおいて、固有コードは格納
されていない（図３（ａ））。
１階にあり、かご用無線端末の通信エリアが１の場合、
通信エリア内のホール用無線端末は固有コードＡのもの
とＢのものが存在する。このとき、スタック１，２は初
期状態であり、各スタックにおいて、固有コードは格納
されていない（図３（ａ））。
【００１４】次にかご３０を上昇させ通信エリアが２に
移動した場合、通信エリア内に存在する端末は、固有コ
ードがＢのもののみとなり、前回に比べ固有コードＡの
端末がなくなっている。したがって固有コードＡをスタ
ック１に格納する(図３(ｂ))。
移動した場合、通信エリア内に存在する端末は、固有コ
ードがＢのもののみとなり、前回に比べ固有コードＡの
端末がなくなっている。したがって固有コードＡをスタ
ック１に格納する(図３(ｂ))。
【００１５】次に通信エリアが３に移動した場合、通信
エリア内のホール用無線端末は固有コードＢとＣの端末
である。前回に比べ固有コードＣの端末が追加されてい
る。したがって固有コードＣをスタック２に格納する
（図３（ｃ））。
エリア内のホール用無線端末は固有コードＢとＣの端末
である。前回に比べ固有コードＣの端末が追加されてい
る。したがって固有コードＣをスタック２に格納する
（図３（ｃ））。
【００１６】次に通信エリアが４に移動した場合、通信
エリア内のホール用無線端末は固有コードがＣの端末の
みである。前回に比べ固有コードＢの端末がなくなって
いる。したがって固有コードＢをスタック１に格納する
（図３（ｄ））。
エリア内のホール用無線端末は固有コードがＣの端末の
みである。前回に比べ固有コードＢの端末がなくなって
いる。したがって固有コードＢをスタック１に格納する
（図３（ｄ））。
【００１７】次に通信エリアが５に移動した場合、通信
エリア内のホール用無線端末は固有コードＣとＤの端末
である。前回に比べ固有コードＤの端末が追加されてい
る。したがって固有コードＤをスタック２に格納する
（図３（ｅ））。
エリア内のホール用無線端末は固有コードＣとＤの端末
である。前回に比べ固有コードＤの端末が追加されてい
る。したがって固有コードＤをスタック２に格納する
（図３（ｅ））。
【００１８】次に通信エリアが６に移動した場合、通信
エリア内のホール用無線端末は固有コードＤの端末のみ
である。前回に比べ固有コードＣの端末がなくなってい
る。したがって固有コードＣをスタック１に格納する
（図３（ｆ））。
エリア内のホール用無線端末は固有コードＤの端末のみ
である。前回に比べ固有コードＣの端末がなくなってい
る。したがって固有コードＣをスタック１に格納する
（図３（ｆ））。
【００１９】以上のかご用無線端末の動作により、スタ
ック１には最下階（本例では１階）からの順にホール用
無線端末の固有コードが格納される。またスタック２に
は最上階（本例では４階）からの逆順にホール用無線端
末の固有コードが格納される。これにより、図４に示す
固有コードと階床設定の対応のように、１階から順に
Ａ，Ｂ，Ｃ、４階から逆順にＤ，Ｃの順序でホール用無
線端末が配置されていることが検出される。本検出結果
をホスト用無線端末およびホール用無線端末に伝送する
ことにより、各ホール用無線端末の階床番号設定を自動
的に行う。
ック１には最下階（本例では１階）からの順にホール用
無線端末の固有コードが格納される。またスタック２に
は最上階（本例では４階）からの逆順にホール用無線端
末の固有コードが格納される。これにより、図４に示す
固有コードと階床設定の対応のように、１階から順に
Ａ，Ｂ，Ｃ、４階から逆順にＤ，Ｃの順序でホール用無
線端末が配置されていることが検出される。本検出結果
をホスト用無線端末およびホール用無線端末に伝送する
ことにより、各ホール用無線端末の階床番号設定を自動
的に行う。
【００２０】なお本実施例ではかご３０を最下階（１
階）から最上階（４階）へ上昇させる場合を例に説明し
たが、かご３０を最上階から最下階に下降させる場合に
も同様に階床番号の設定が行えることは明らかである。
階）から最上階（４階）へ上昇させる場合を例に説明し
たが、かご３０を最上階から最下階に下降させる場合に
も同様に階床番号の設定が行えることは明らかである。
【００２１】以上、本実施例によれば各ホール用無線端
末の階床番号の設定を自動化できるので、エレベーター
設置作業が簡素化できる。さらに、手動設定による誤設
定を防ぐことができる。
末の階床番号の設定を自動化できるので、エレベーター
設置作業が簡素化できる。さらに、手動設定による誤設
定を防ぐことができる。
【００２２】図５は本発明の第２の実施例であるエレベ
ーターの通信システムを示し、図６は本実施例における
かご用無線端末の動作を表すフローを示す。本実施例で
は、かご３０を各階床で停止させると同時に、かご用無
線端末３１に図６に示す動作を行わせる。まず、停止階
において、かご用無線端末３１はホール用無線端末を検
出する。応答する端末がない場合（図５の通信エリア
１）、かご用無線端末３１の無線通信の出力を増加さ
せ、かご用無線端末３１の通信エリア内にホール用無線
端末が存在するような（図５の通信エリア２）出力値に
かご用無線端末の出力を調整する。また、通信エリア内
に複数のホール用無線端末が存在した場合（図５の通信
エリア３）、かご用無線端末３１の出力を減少させ、か
ご用無線端末３１の通信エリア内にホール用無線端末が
１個存在するように（図５の通信エリア２）かご用無線
端末の出力を調整する。この時応答したホール用無線端
末の固有コードに停止階の階床番号を設定する。本動作
を各階床で実施することにより、各ホール用無線端末の
固有コードに階床番号を設定することができる。なお、
かご用無線端末の出力は、停止階において通信エリア内
にホール用無線端末が１個存在するような出力値に固定
されていても良い。
ーターの通信システムを示し、図６は本実施例における
かご用無線端末の動作を表すフローを示す。本実施例で
は、かご３０を各階床で停止させると同時に、かご用無
線端末３１に図６に示す動作を行わせる。まず、停止階
において、かご用無線端末３１はホール用無線端末を検
出する。応答する端末がない場合（図５の通信エリア
１）、かご用無線端末３１の無線通信の出力を増加さ
せ、かご用無線端末３１の通信エリア内にホール用無線
端末が存在するような（図５の通信エリア２）出力値に
かご用無線端末の出力を調整する。また、通信エリア内
に複数のホール用無線端末が存在した場合（図５の通信
エリア３）、かご用無線端末３１の出力を減少させ、か
ご用無線端末３１の通信エリア内にホール用無線端末が
１個存在するように（図５の通信エリア２）かご用無線
端末の出力を調整する。この時応答したホール用無線端
末の固有コードに停止階の階床番号を設定する。本動作
を各階床で実施することにより、各ホール用無線端末の
固有コードに階床番号を設定することができる。なお、
かご用無線端末の出力は、停止階において通信エリア内
にホール用無線端末が１個存在するような出力値に固定
されていても良い。
【００２３】以上、第２の実施例によれば簡単なアルゴ
リズムで各ホール用無線端末の階床番号の設定を自動化
できる。
リズムで各ホール用無線端末の階床番号の設定を自動化
できる。
【００２４】図７は、上記第１および第２の実施例にお
ける各無線端末の構成を示したものである。２０１はア
ンテナ、２０２は送受信器、２０３はマイクロコンピュ
ータのような演算処理装置、２０４は不揮発メモリであ
る。上記各実施例において、図３のスタックはかご用無
線端末が持つ不揮発メモリ２０４内に有り、図２，図６
の動作は、かご用無線端末の演算処理装置２０３によっ
て制御される。すなわち、演算処理装置２０３が送受信
器２０２や不揮発メモリ２０４を制御することによっ
て、他の端末との無線通信，ホール用無線端末の検出，
固有コードの格納や無線通信の出力の調整が行われる。
かご用無線端末３１の送受信器２０２から無線通信によ
って送信されるホール用無線端末の固有コードと階床番
号を設定するための情報は、ホスト用およびホール用無
線端末において、送受信器２０２によって受信され、演
算処理装置２０３により不揮発メモリ２０４に書き込ま
れる。このため、停電が発生した場合でも、ホール端末
の固有コードと階床番号を設定するための情報は不揮発
メモリ２０４に格納されているので、再度設定のために
エレベーターを動作させる必要はない。なお、不揮発メ
モリ２０４は、演算処理装置２０３に内蔵されていても
良い。このような無線端末により、上記各実施例におい
ては、自動的にホール用無線端末に階床番号を自動的に
設定できる。
ける各無線端末の構成を示したものである。２０１はア
ンテナ、２０２は送受信器、２０３はマイクロコンピュ
ータのような演算処理装置、２０４は不揮発メモリであ
る。上記各実施例において、図３のスタックはかご用無
線端末が持つ不揮発メモリ２０４内に有り、図２，図６
の動作は、かご用無線端末の演算処理装置２０３によっ
て制御される。すなわち、演算処理装置２０３が送受信
器２０２や不揮発メモリ２０４を制御することによっ
て、他の端末との無線通信，ホール用無線端末の検出，
固有コードの格納や無線通信の出力の調整が行われる。
かご用無線端末３１の送受信器２０２から無線通信によ
って送信されるホール用無線端末の固有コードと階床番
号を設定するための情報は、ホスト用およびホール用無
線端末において、送受信器２０２によって受信され、演
算処理装置２０３により不揮発メモリ２０４に書き込ま
れる。このため、停電が発生した場合でも、ホール端末
の固有コードと階床番号を設定するための情報は不揮発
メモリ２０４に格納されているので、再度設定のために
エレベーターを動作させる必要はない。なお、不揮発メ
モリ２０４は、演算処理装置２０３に内蔵されていても
良い。このような無線端末により、上記各実施例におい
ては、自動的にホール用無線端末に階床番号を自動的に
設定できる。
【００２５】上記各実施例においては、階床数が４階で
あるが、他の複数階床数の場合や地下階が有る場合でも
本発明を適用できる。また、エレベーターの駆動方法や
無線端末の構成も、種々の変形が可能である。
あるが、他の複数階床数の場合や地下階が有る場合でも
本発明を適用できる。また、エレベーターの駆動方法や
無線端末の構成も、種々の変形が可能である。
【００２６】
【発明の効果】本発明によれば、ホール用無線端末の階
床設定を自動化できる。
床設定を自動化できる。
【図１】本発明の第１の実施例であるエレベーターの通
信システム。
信システム。
【図２】第１の実施例におけるかご用無線端末の動作フ
ロー。
ロー。
【図３】固有コードの並び順を判定する方法を説明する
ための図。
ための図。
【図４】固有コードと階床設定の対応。
【図５】本発明の第２の実施例であるエレベーターの通
信システム。
信システム。
【図６】第２の実施例におけるかご用無線端末の動作フ
ロー。
ロー。
【図７】無線端末の構成を示す図。
１〜６…かご用無線端末の通信エリア、１０…ホスト用
無線端末、２０〜２３…ホール用無線端末、３０…乗り
かご、３１…かご用無線端末、４０…釣合い錘、５０…
鋼車、５１…モータ、６０…反らせ車、１００…ロー
プ、２０１…アンテナ、２０２…送受信器、２０３…演
算処理装置、２０４…不揮発メモリ。
無線端末、２０〜２３…ホール用無線端末、３０…乗り
かご、３１…かご用無線端末、４０…釣合い錘、５０…
鋼車、５１…モータ、６０…反らせ車、１００…ロー
プ、２０１…アンテナ、２０２…送受信器、２０３…演
算処理装置、２０４…不揮発メモリ。
Claims (6)
- 【請求項１】エレベーターのかごに設けられるかご用無
線端末と、各階エレベーターホールに設けられ、前記か
ごに設けた前記かご用無線端末と無線通信を行う複数の
ホール用無線端末と、を備え、 前記かご用無線端末は、前記かごが上昇または下降する
間に、前記複数のホール用無線端末の内、前記無線通信
の通信エリア内に位置するものを検出し、 前記検出の結果に基づいて、前記複数のホール用無線端
末に階床番号が設定されるエレベータの通信システム。 - 【請求項２】請求項１において、 前記かご用無線端末は、前記かごの移動に伴って、前記
複数のホール用無線端末が前記通信エリアから出て行く
順番と、前記複数のホール用無線端末が前記通信エリア
に入ってくる順番を検出し、 前記検出された前記各順番に基づいて、前記複数のホー
ル用無線端末に前記階床番号が設定されるエレベーター
の通信システム。 - 【請求項３】請求項１において、 前記かご用無線端末の前記無線通信出力は、停止階にお
いて、前記通信エリア内に位置する前記ホール用無線端
末の数が１となるような出力値を有し、 前記出力において、前記通信エリア内に位置する前記ホ
ール用無線端末に、前記停止階の階床番号が設定される
エレベーターの通信システム。 - 【請求項４】請求項３において、前記かご用無線端末の
前記無線通信出力は、前記かご用無線端末の前記無線通
信出力が前記出力値になるように、前記停止階において
調整されるエレベーターの通信システム。 - 【請求項５】請求項１〜４のいずれか１項において、前
記無線通信が、前記通信エリアが半径略１０ｍ以内の近
距離無線であるエレベーターの通信システム。 - 【請求項６】エレベーターのかごを上昇または下降する
間に、各階エレベーターホールに設けられる複数のホー
ル用端末とかごとの間で無線通信を行い、前記複数のホ
ール用無線端末の内、前記無線通信の通信エリア内に位
置するものを検出する第１のステップと、 前記検出の結果に基づいて、前記複数のホール用無線端
末に階床番号を設定する第２のステップと、 を含むエレベーターの通信方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001348169A JP2003146546A (ja) | 2001-11-14 | 2001-11-14 | エレベーターの通信システムおよび通信方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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