JP2017039576A - 安全装置及び昇降機システム - Google Patents

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Abstract

【課題】高い安全性を有する安全装置及び昇降機システムを提供する。
【解決手段】一実施形態に係る安全装置は、無線通信部と、印加部と、を備える。無線通信部は、カゴの異常の検知結果を無線で受信する。印加部は、検知結果に応じた検知信号を電気線に印加する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、安全装置及び昇降機システムに関する。
昇降機(エレベータ)システムは、重大な事故を防止するための安全装置を備えている。一般に、昇降機システムの安全装置は、機械的安全装置と、電気的安全装置と、の2種類に分類される。
カゴが所定位置に到着していないときに乗場ドアが開かないようにするインターロックスイッチは、機械的安全装置の一例である。また、カゴドア及び各乗場ドアが開いているときにカゴが走行しないように制御する戸開走行防止装置は、電気的安全装置の一例である。
従来の戸開走行防止装置は、カゴドア及び乗場ドアに設置された複数の検知装置を備える。各検知装置は、設置されたドアの開閉状態と連動するリレーを有する。各検知装置のリレーは、直列に接続されており、リレー回路を構成している。カゴドアに設置された検知装置は、テールコードにより他の検知装置と接続されている。すなわち、リレー回路の一部は、カゴに接続されたテールコードにより構成されている。また、リレー回路の一端は、制御装置に接続され、他端は電源に接続されている。
このリレー回路は、全てのドアが閉じている場合のみ開放又は短絡する。したがって、制御装置は、リレー回路に電流が流れているかを検出することにより、全てのドアが閉じているか確認することができる。
一方で、テールコードを備えない昇降機システムが提案されている。この昇降機システムでは、テールコードによりカゴドアに設置された検知装置を接続できない。このため、戸開走行防止装置を構成するために、無線技術を利用する必要がある。
近年、全ての検知装置を無線化し、トークンリングを利用して、各ドアの戸開状態をやりとりする戸開走行防止装置が提案されている。しかしながら、トークンリングを利用した戸開走行防止装置では、検知頻度や通信の信頼性の向上が困難であり、安全性を十分に確保できないという問題があった。
特開2011−143981号公報 特開2009−215024号公報 米国登録第6467585号明細書
高い安全性を有する安全装置及び昇降機システムを提供する。
一実施形態に係る安全装置は、無線通信部と、印加部と、を備える。無線通信部は、カゴの異常の検知結果を無線で受信する。印加部は、検知結果に応じた検知信号を電気線に印加する。
第1実施形態に係る昇降機システムの一例を示す図。 図1のカゴ安全装置の一例を示す図。 図1の安全装置の一例を示す図。 図3の印加部の一例を示す図。 図3の印加部の他の例を示す図。 図3の印加部の他の例を示す図。 第1実施形態に係る昇降機システムの他の例を示す図。 第1実施形態に係る昇降機システムの動作を示すフローチャート。 第2実施形態に係る安全装置3の一例を示す図。 図9の保持部のリセット方法の一例を示す図。 図9の保持部のリセット方法の他の例を示す図。 第2実施形態における安全装置の他の例を示す図。 第3実施形態における周波数の割当て方法の一例を示す図。 制御装置の一例を示す図。 第3実施形態における周波数の割当て方法の他の例を示す図。 制御装置の他の例を示す図。 制御装置の他の例を示す図。 制御装置の他の例を示す図。 第4実施形態に係る昇降機システムの一例を示す図。 第4実施形態に係る昇降機システムの他の例を示す図。
まず、トークンリングを利用した従来の戸開走行防止装置について説明する。従来の戸開走行防止装置は、カゴドア及び各乗場ドアに、ドアの開閉状態を検知する検知装置を備える。各検知装置は、無線機を備え、トークンを取得すると、検知結果を無線で制御装置に送信する。
したがって、制御装置が、あるドアで生じた異常(戸開)を検知するのは、検知装置が戸開を検知し、戸開を検知した検知装置がトークンを取得し、トークンを取得した検知装置が検知結果を無線で送信し、送信された検知結果を制御装置が受信したときとなる。
このように、従来の戸開走行防止装置では、異常の検知頻度は、トークンの頻度に依存する。異常の検知頻度を向上させるためには、トークンの頻度を上げればよい。トークンの頻度は、トークンの速度を速めるか、使用するトークンを増やすことにより向上させることができる。
しかしながら、トークンの速度は、検知装置が備える無線機の処理速度により制限される。また、トークンの数は、使用できるチャネルやフレーム長により制限される。
また、複数の検知装置間で検知結果を中継すると、無線通信のトラフィックが増大し、トークンの頻度が低下する。検知装置から制御装置に直接送信すれば、トークンの頻度の低下を抑制できるが、昇降路の高さによっては、検知装置から制御装置に直接送信できない場合も想定される。
このように、従来の戸開走行防止装置は、トークンの頻度を向上させることが困難であった。結果として、異常の検知頻度を向上させることが困難であった。
また、一般に、安全装置では、安全性を向上させるために、冗長設計が必要である。従来の戸開走行防止装置では、複数のアンテナや、同一周波数帯の複数チャネルを用いることにより、通信の冗長化が可能である。しかしながら、これらの冗長化方法は、カゴが不感地帯に入っている場合、高い効果を発揮するとはいえず、効果が限定的である。
このように、従来の戸開走行防止装置は、通信の冗長化が困難であった。結果として、通信の信頼性を向上させることが困難であった。
以上のように、従来の戸開走行防止装置は、異常の検知頻度や通信の信頼性を向上させることが困難なため、十分な安全性を確保できなかった。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
第1実施形態に係る昇降機システムについて、図1〜図8を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る昇降機システムの一例を示す図である。図1に示すように、この昇降機システムは、カゴ1と、カゴ安全装置2と、複数の安全装置3と、電気線4と、制御装置5と、を備える。
カゴ1は、カゴドア11を備え、昇降路内を走行(昇降)する。本実施形態において、カゴ1は、テールコードを備えなくてもよい。
カゴ安全装置2は、カゴ1に設けられた電気的安全装置である。カゴ安全装置2は、カゴ1の異常の検知結果を安全装置3に無線で送信する。検知結果には、カゴの異常、正常、異常の種類などが含まれる。図2は、カゴ安全装置2の一例を示す図である。図2に示すように、カゴ安全装置2は、異常検知部21と、無線通信部22と、を備える。
異常検知部21は、カゴ安全装置2が設置されたカゴ1に生じた異常を検知する。異常には、例えば、カゴドア11の戸開や、カゴ1が乗場の床面から所定距離以上移動したことなどが含まれる。
異常検知部21は、カゴ1の異常の検知結果を出力する。例えば、異常検知部21は、異常が検知されなかった場合、カゴ1は正常という検知結果を出力する。また、異常検知部21は、異常が検知された場合、カゴ1は異常という検知結果を出力する。この際、検知結果には、検知された異常の種類が含まれてもよい。なお、異常検知部21は、異常の有無にかかわらず、カゴ1の位置を出力してもよい。
無線通信部22は、異常検知部21が出力した検知結果を、複数の安全装置3に対して無線で送信する。無線通信部22の通信方式は、複数の安全装置3を宛先に指定して情報を送信するマルチキャスト通信であってもよいし、宛先を指定せずに全ての安全装置3に対して情報を送信するブロードキャスト通信であってもよい。
本実施形態において、無線通信部22の通信方式は、ブロードキャスト通信であるのが好ましい。これは、ブロードキャスト通信は、マルチキャスト通信と異なり、肯定応答(ACK)が不要なためである。ACKを利用しないことにより、無線通信のトラフィックを減少させることができる。
無線通信部22は、検知結果を所定の時間間隔で送信してもよいし、異常検知部21が異常を検知したタイミングで送信してもよい。検知結果の送信間隔は、例えば、1ms(ミリ秒)以下である。
なお、異常検知部21は、カゴ1の異常を検知するために、カゴ制御装置に接続されてもよい。カゴ制御装置とは、カゴ1に設けられ、カゴ1を個別に制御する制御装置のことである。カゴ制御装置は、カゴドア11の開閉や表示パネルの表示などを制御する。異常検知部21は、カゴ制御装置の制御信号などに基づいて、異常を検知することができる。
また、カゴ1は、カゴ安全装置2以外の安全装置を、更に備えてもよい。カゴ安全装置2以外の安全装置は、無線通信機能を備えてもよいし、備えなくてもよい。
さらに、無線通信部22は、外部装置から無線で情報を受信可能であってもよい。無線通信部22は、例えば、カゴ1の制御信号などを無線で受信してもよい。
安全装置3は、カゴ1以外の所定の場所に設けられた電気的安全装置である。安全装置3は、例えば、カゴ1が走行する昇降路内や、カゴ1の制御盤が設置された機械室に設けられる。安全装置3は、各階床の乗場ドアに設けられてもよい。
安全装置3は、電気線4を介して制御装置5に有線で接続されている。安全装置3は、電気線4に信号を印加することにより、制御装置5に信号を入力する。なお、図1の例では、昇降機システムは、安全装置3を4つ備えるが、安全装置3の数は任意である。
図3は、安全装置3の一例を示す図である。図3に示すように、安全装置3は、無線通信部31と、異常検知部32と、印加部33と、を備える。
無線通信部31は、カゴ安全装置2の無線通信部22が無線で送信した検知結果を受信し、受信した検知結果を出力する。無線通信部31が出力した検知結果は、印加部33に入力される。
異常検知部32は、安全装置3が設置された昇降路内に生じた異常を検知する。異常には、乗場ドアの戸開や、昇降路内の人がいることなどが含まれる。また、異常には、無線通信部31が所定時間以内に無線通信部22から無線信号を受信できないことが含まれてもよい。これは、無線通信部32が一定間隔で無線信号を受信する(無線通信部22が一定間隔で無線信号を送信する)ことを想定しているためである。
異常検知部32は、昇降路内の異常の検知結果を出力する。検知結果には、異常、正常、異常の種類などが含まれる。また、異常検知部32は、異常の有無にかかわらず、安全装置3の位置を出力してもよい。異常検知部32が出力した検知結果は、印加部33に入力される。
印加部33は、無線通信部31からカゴ1の異常の検知結果を入力され、異常検知部32から昇降路内の異常の検知結果を入力される。すなわち、印加部33には、昇降機システムの異常の検知結果が入力される。
印加部33は、入力された検知結果に応じた検知信号を生成し、電気線4に印加する。検知信号は、各検知結果に割り当てられた電圧値、電流値、又は周波数を有し、異常の検知結果を示す信号である。以下では、検知信号は、検知結果に応じた周波数を有する周波数信号であるものとする。なお、検知結果に対する周波数の割当て方法について、詳しくは後述する。
図4は、印加部33の一例を示す図である。図4の印加部33は、電源331と、周波数変換器332と、加算器333と、を備える。
電源331は、周波数変換器332に所定の電力を供給する。電源331は、複数の安全装置3に共通の電源(例えば、後述する制御装置5の電源51)であってもよいし、各安全装置3にそれぞれ設けられた個別の電源であってもよい。
周波数変換器332は、電源331から供給された電力を、印加部33が入力された検知結果に応じた周波数に変換し、検知信号を生成する。
加算器333は、周波数変換器332が生成した検知信号を、電気線4に印加された基準信号に加算する。基準信号とは、電気線4に常時印加されている信号である。これにより、検知信号は、電気線4に印加され、制御装置5に入力される。
図5は、印加部33の他の例を示す図である。図5の印加部33は、電源331と、周波数変換器332と、乗算器334と、周波数フィルタ335と、を備える。電源331及び周波数変換器332は、図4と同様である。
乗算器334は、周波数変換器332が生成した検知信号を、電気線4に印加された基準信号に乗算する。これにより、検知信号は、電気線4に印加され、制御装置5に入力される。
周波数フィルタ335は、乗算器334の出力側、すなわち、乗算器334と制御装置5との間に接続される。周波数フィルタ335は、基準信号への検知信号の乗算により生じた、所望の周波数以外の周波数成分を減衰させる。各検知結果の周波数は、減衰させる周波数と、所望の周波数と、が一致しないように割当てられるのが好ましい。これにより、周波数フィルタ335による検知信号の減衰を抑制することができる。
図6は、印加部33の他の例を示す図である。図6の印加部33は、逆フーリエ変換器336と、加算器333と、を備える。加算器333は、図4と同様である。
逆フーリエ変換器336は、印加部33に入力された検知結果に応じた周波数を逆フーリエ変換し、検知信号を生成する。逆フーリエ変換器336は、例えば、マイコンであるが、これに限られない。
加算器333は、逆フーリエ変換器336が生成した検知信号を、基準信号に加算する。これにより、検知信号は、電気線4に印加され、制御装置5に入力される。なお、図6の印加部33は、加算器333の代わりに、乗算器334と、周波数フィルタ335と、を備えてもよい。
電気線4は、各安全装置3と、制御装置5と、の間を接続する配線である。電気線4として、検知信号を印加可能な任意の配線が利用可能である。電気線4は、電源線であってもよいし、信号線であってもよいし、昇降機システムに設けられたリレー回路であってもよい。
図1の例では、電気線4は、1つの配線であり、一端が制御装置5の復調部52に接続され、他端が制御装置5の電源51に接続されている。複数の安全装置3は、電気線4上に直列に接続されている。この場合、各安全装置3は、同一の電気線4を介して、制御装置5にそれぞれ検知信号を入力する。
図7は、本実施形態に係る昇降機システムの他の例を示す図である。図7の例では、昇降機システムは、複数の電気線4を備える。各電気線4は、各安全装置3と、制御装置5と、の間にそれぞれ接続されている。また、各電気線4の一端は、図1と同様に、制御装置5の復調部52に接続されている。各電気線4の他端は、電源51に接続されてもよいし、安全装置3の個別の電源に接続されてもよい。この場合、各安全装置3は、それぞれ異なる電気線4を介して、制御装置5に検知信号を入力する。
なお、本実施形態において、電気線4上には、安全装置3以外の安全装置が、更に設けられていてもよい。安全装置3以外の安全装置は、無線通信機能を備えてもよいし、備えなくてもよい。
制御装置5は、各安全装置3から電気線4を介して入力された検知信号に基づいて、カゴ1の走行を制御する。制御装置5は、昇降機システムの制御盤と同一の制御回路により構成されてもよいが、制御盤とは独立した制御回路として構成されるのが好ましい。これにより、制御盤が故障した場合であっても、制御装置5によるカゴ1の制御が可能となり、昇降機システムの安全性を高めることができる。制御装置5は、電源51と、復調部52と、判定部53と、制御部54と、を備える。
電源51は、昇降機システムに電力を供給する電源である。電源51は、カゴ1の走行のための電力を、巻上げ機のモータなどに供給する。図1の例では、電源51は、電気線4の他端に接続されており、電気線4に所定の電力を供給している。この場合、電源51が供給した電力が、電気線4に印加される基準信号となる。なお、電源51は、制御装置5とは別に設けられてもよい。
復調部52は、電気線4の一端に接続され、電気線4に印加された信号を入力される。すなわち、復調部52は、検知信号が重畳された基準信号を入力される。
復調部52は、電気線4に印加された信号を所定の時間間隔でサンプリングし、サンプリングした信号を復調する。これにより、電気線4に印加された信号から、印加部33が印加した検知信号が復調される。復調部52は、例えば、1つ又は複数の周波数弁別器により構成される。周波数弁別器は、例えば、フィルタやフーリエ変換器であるが、これに限られない。復調部52は、復調した検知信号を、判定部53に入力する。
判定部53は、復調部52から入力された検知信号に基づいて、昇降機システムの異常を判定する。昇降機システムの異常には、カゴ1の異常と、安全装置3が検知する昇降路内の異常と、が含まれる。
判定部53は、昇降機システムの異常を判定するために、制御盤からカゴ1の走行状態に関する情報を収集してもよい。これにより、判定部53は、戸開走行などの異常を判定することができる。判定部53は、判定結果を制御部54に入力する。判定結果には、カゴ1及び昇降路内の異常、正常、異常の種類などが含まれる。
制御部54は、判定部53から入力された判定結果に基づいて、カゴ1の走行を制御する。制御部54は、昇降機システムは正常という判定結果を入力された場合、カゴ1の走行を継続させる。また、制御部54は、昇降機システムは異常という判定結果を入力された場合、カゴ1の走行を停止させる。
ここで、本実施形態に係る昇降機システムの動作について、図8を参照して説明する。図8は、昇降機システムの動作を示すフローチャートである。
まず、カゴ安全装置2の異常検知部21が、カゴ制御装置からカゴ1の情報を収集し、収集した情報に基づいて、カゴ1の異常を検知する。異常検知部21は、検知結果を無線通信部22に入力する。無線通信部22は、入力された検知結果を、複数の安全装置3に対して無線で送信する(ステップS1)。
送信された検知結果は、安全装置3の無線通信部31により受信される(ステップS2)。検知結果を受信した無線通信部31は、受信した検知結果を印加部33に入力する。
次に、安全装置3の異常検知部32が、昇降路内の異常を検知する(ステップS3)。なお、異常検知部32による異常の検知は、任意のタイミングで可能である。異常検知部32は、検知結果を印加部33に入力する。
印加部33は、無線通信部31及び異常検知部32から入力された検知結果に応じた検知信号を生成する。印加部33は、生成した検知信号を基準信号に重畳することにより、電気線4に印加する(ステップS4)。印加部33は、検知信号を印加するタイミングで、無線通信部31又は異常検知部32からの検知結果しか入力されていない場合には、入力された検知結果のみに応じた検知信号を生成し、電気線4に印加する。
なお、印加部33は、カゴ1は正常という検知結果を入力された場合、カゴ1の正常を示す検知信号を電気線4に印加してもよいし、しなくてもよい。また、カゴ安全装置2が送信した検知結果を受信できなかった安全装置3は、検知結果を受信できなかったことを示す信号を、電気線4に印加してもよいし、しなくてもよい。
電気線4に印加された検知信号は、復調部52に入力される。復調部52は、入力された信号から検知信号を復調する(ステップS5)。復調部52は、復調した検知信号を判定部53に入力する。
判定部53は、復調部52が復調した検知信号に基づいて、カゴ1の異常を判定する(ステップS6)。判定部53は、検知信号のみからカゴ1の異常を判定してもよいし、検知結果及びカゴ1の走行状態からカゴ1の異常を判定してもよい。判定部53は、判定結果を制御部54に入力する。
制御部54は、判定部53から入力された判定結果に基づいて、カゴ1を制御する。制御部54は、カゴ1は正常という判定結果を入力された場合(ステップS7のNO)、処理は終了する。これにより、カゴ1は、走行を継続する。
一方、制御部54は、カゴ1は異常という判定結果を入力された場合(ステップS7のYES)、カゴ1の走行を停止させる(ステップS8)。
制御部54は、カゴ1の巻上げ機のモータを停止させることによりカゴ1を停止させてもよいが、複数の独立したブレーキにより巻上げ機を停止させるのが好ましい。これにより、いずれかのブレーキが故障した場合であっても、カゴ1を安全に停止させることができる。
昇降機システムは、以上の処理を、所定の時間間隔で実行する。所定の時間間隔は、例えば、1ms以下である。
以上説明した通り、本実施形態に係る昇降機システムは、カゴ安全装置2が送信したカゴ1の異常の検知結果に基づいて、カゴ1の走行を制御することができる。
カゴ安全装置2による送信頻度を増加させると、カゴ1の異常の検知頻度が向上する。そして、カゴ安全装置2による送信頻度は、トークンの頻度よりも容易に増やすことができる。このため、本実施形態に係る昇降機システムは、従来の昇降機システムより、異常の検知頻度を向上させることができる。一般に、無線通信における送信間隔は、ミリ秒オーダーで制御可能である。したがって、本実施形態では、異常の検知間隔をミリ秒オーダーとすることができる。
また、本実施形態に係る昇降機システムは、カゴ安全装置2が複数の安全装置3に対して検知結果を無線で送信する。そして、安全装置3のいずれか1つでも検知結果を受信できれば、カゴ1の異常の検知結果に応じた制御が可能となる。したがって、無線通信を容易に冗長化できる。
このように、本実施形態に係る昇降機システムは、カゴ1の異常の検知頻度を向上させ、無線通信を冗長化することができる。これにより、異常検知の信頼性を向上させ、従来の昇降機システムより高い安全性を有する昇降機システムを実現できる。
また、カゴ1の異常の検知結果は無線で送信されるため、テールコードのない昇降機システムを実現できる。
さらに、本実施形態に係る昇降機システムは、複数の安全装置3を備えるため、カゴ安全装置2の通信可能範囲を容易に広げることができる。これにより、設計の柔軟性を向上させることができる。
また、本実施形態に係る昇降機システムでは、カゴ安全装置2は常に送信側であり、安全装置3は常に受信側となる。一般に、無線機は、送受信の切り替えの際に一定の時間を要するが、本実施形態ではこのような切り替え時間が不要となる。したがって、異常を検知する際の処理遅延を抑制したり、電気線4に接続可能な安全装置3の数を増やしたりすることができる。
さらに、安全装置3は、異常の有無を信号のオン及びオフで示す従来のリレー回路と異なり、検知結果に割当てられた所定の周波数などを有する検知信号によって制御装置5に入力する。したがって、検知結果に対する周波数などの割り当てを増やすことにより、安全装置3は、各種の情報を制御装置5に入力することができる。
なお、本実施形態において、安全装置3は、印加部33として、異常検知部32が異常を検知した場合に電気線4を遮断するリレースイッチを備えてもよい。この場合、制御回路5には、検知信号として、基準信号のオン又はオフが入力される。制御回路5は、基準信号がオフになった場合に、カゴ1を停止させればよい。
(第2実施形態)
第2実施形態に係る昇降機システムについて、図9〜図12を参照して説明する。図9は、本実施形態に係る安全装置3の一例を示す図である。図9に示すように、安全装置3は、保持部34を備える。他の構成は、第1実施形態と同様である。
保持部34は、無線通信部31から検知結果を入力され、入力された検知結果を所定時間だけ保持する。保持部34は、保持した検知結果を印加部33に入力する。保持部34は、例えば、フリップフロップ回路により構成される。印加部33は、保持部34から入力された検知結果に応じた検知信号を電気線4に印加する。
このような構成により、印加部33が検知信号を印加する時間が長くなるため、復調部52によるカゴ1の異常の検知結果に応じた検知信号の復調精度を向上させることができる。
本実施形態において、保持部34は、保持した検知結果を、所定時間毎にリセットされる。これは、保持部34がリセットされないと、無線環境の変化により、安全装置3がカゴ安全装置2から検知結果を受信できなくなった場合、保持部34に保持された過去の検知結果に応じた検知信号が電気線4に印加され続けるためである。
図10は、保持部34のリセット方法の一例を示す図である。以下では、カゴ1の異常の検知結果は、「異常」及び「正常」の2種類であるものとする。図10は、保持部34に保持された検知結果を「正常」にリセットするリセット方法を示している。
図10の例では、保持部34は、時間t,tに、無線通信部31から検知結果として「異常」を入力されている。また、保持部34は、時間R1,R2に、保持した検知結果を「正常」にリセットされている。
図10のようなリセット方法により、過去の検知結果に応じた検知信号が電気線4に印加され続けることを防ぐことができる。
ただし、このリセット方法では、リセットの瞬間に、無線通信部31から検知結果として「異常」を入力された場合、この検知結果が保持部34に保持されず、カゴ1の異常を見逃す恐れがある。そこで、カゴ1の異常を見逃さないリセット方法として、以下の方法が考えられる。
図11は、保持部34のリセット方法の他の例を示す図である。図11は、保持部34に保持された検知結果を「異常」にリセットする方法を示している。
図11の例では、保持部34は、時間t,tに、無線通信部31から検知結果として「正常」を入力されている。また、保持部34は、時間R1,R2に、保持した検知結果を「異常」にリセットされている。
図11のようなリセット方法により、リセットの瞬間に、無線通信部31から検知結果として「異常」を入力され、この検知結果が保持部34に保持されなかったとしても、保持部34が保持した検知結果は「異常」にリセットされている。結果として、カゴ1の異常は見逃されない。すなわち、このリセット方法により、フェールセーフな安全装置3を構成することができる。
ただし、このリセット方法では、検知結果が「正常」の期間であっても、リセットの瞬間にカゴ1の異常を示す検知信号が電気線4に印加され、制御装置5によってカゴ1が停止されてしまう。そこで、リセットの瞬間にカゴ1の異常を示す検知信号が電気線4に印加されない安全装置3について以下で説明する。
図12は、本実施形態に係る安全装置3の他の例を示す図である。図12に示すように、安全装置3は、遅延素子35と、保持部36と、論理回路37と、を備える。図13の安全装置3では、保持部34が保持した検知結果は、論理回路37に入力される。他の構成は、図10と同様である。
遅延素子35は、無線通信部31から検知結果を入力され、入力された検知結果を所定の遅延時間だけ遅延させて出力する。遅延素子35は、例えば、多段に接続されたフリップフロップ回路により構成される。遅延素子35は、遅延させた検知結果を保持部36に入力する。
保持部36は、保持部34と同様の構成である。保持部36は、遅延素子35が出力した検知結果を入力され、入力された検知結果を所定時間だけ保持する。保持部36は、保持した検知結果を論理回路37に入力する。保持部36は、保持した検知結果を、保持部34のリセットのタイミングより、遅延素子35の遅延時間以上ずれたタイミングでリセットされる。
論理回路37は、保持部34が保持した検知結果と、保持部36が保持した検知結果と、を入力される。すなわち、論理回路37は、最新の検知結果と、遅延回路35の遅延時間前の検知結果と、を入力される。論理回路37は、保持部34及び保持部36から検知結果として「異常」を入力された場合「異常」を出力し、それ以外の場合「正常」を出力する。図10のリセット方法を利用する場合、論理回路37としてOR回路を利用し、図11のリセット方法を利用する場合、論理回路37としてAND回路を利用すればよい。
このような構成により、検知結果が「正常」の期間に、保持部34がリセットされ、保持部23が保持した検知結果が「異常」になったとしても、保持部36が保持した検知結果は「正常」となるため、論理回路37は検知結果として「正常」を出力する。同様に、検知結果が「正常」の期間に、保持部36がリセットされ、保持部36が保持した検知結果が「異常」になったとしても、保持部34が保持した検知結果は「正常」となるため、論理回路37は検知結果として「正常」を出力する。したがって、保持部34,36のリセットの際に、カゴ1が停止することを防ぐことができる。
なお、図10の安全装置3を用いて上記の効果を得る方法として、判定部53が、入力された検知信号を記憶する記憶部を備え、安全装置3から所定回数又は所定時間以上連続して、カゴ1の異常を示す検知信号を入力された場合に、カゴ1は異常と判定する方法も考えられる。
また、本実施形態において、安全装置3は、異常検知部31が出力した検知結果を保持する保持部を備えてもよい。このような構成により、印加部33が検知信号を印加する時間が長くなるため、復調部52による昇降路内の異常の検知結果に応じた検知信号の復調精度を向上させることができる。
(第3実施形態)
第3実施形態に係る昇降機システムについて、図13〜図18を参照して説明する。本実施形態では、検知結果に対する周波数の割当て方法について説明する。なお、検知信号が所定の電圧値や電流値を有する信号の場合にも、同様の割当て方法が可能である。
図13は、周波数の割当て方法の一例を示す図である。
図13の割当て方法では、周波数は、安全装置3毎に割当てられている。すなわち、各安全装置3に周波数帯域が割当てられ、各検知結果は周波数帯域内の周波数を割当てられている。
例えば、図13の例では、安全装置3aの検知結果1は、安全装置3aに割当てられた周波数帯域内の周波数f1を割当てられている。安全装置3aは、検知結果1に応じた検知信号として、周波数f1を有する検知信号を電気線4に印加する。
図14は、図13の割り当て方法を使用する場合における、制御装置5の一例を示す図である。図14において、電源51及び制御部54は、省略されている。図14に示すように、復調部52は、安全装置3毎に設けられた1段目の周波数弁別器55と、検知結果毎に設けられた2段目の周波数弁別器56と、の2段構成となっている。
1段目の周波数弁別器55により検知信号を出力した安全装置3が弁別され、2段目の周波数弁別器56により検知結果の種類が弁別される。判定部53は、2段目の周波数弁別器56の弁別結果を取得することにより、どの安全装置3からどの検知結果を出力したか知ることができる。このような構成により、復調部52の設計を容易にし、周波数弁別器の数を削減することができる。
図15は、周波数の割当て方法の他の例を示す図である。
図15の割当て方法では、周波数は、検知結果毎に割当てられている。すなわち、各検知結果に周波数帯域が割当てられ、各安全装置3は周波数帯域内の周波数を割当てられる。
例えば、図15の例では、安全装置3aの検知結果1は、検知結果1に割当てられた周波数帯域内の周波数f2を割当てられている。安全装置3aは、検知結果1に応じた検知信号として、周波数f2を有する検知信号を電気線4に印加する。
図16は、図15の割り当て方法を使用する場合における、制御装置5の一例を示す図である。図16において、電源51及び制御部54は、省略されている。図16に示すように、復調部52は、検知結果毎に設けられた1段目の周波数弁別器55と、安全装置毎に設けられた2段目の周波数弁別器56と、の2段構成となっている。
1段目の周波数弁別器55により検知信号の種類が弁別され、2段目の周波数弁別器56により検知信号を出力した安全装置3が弁別される。判定部53は、2段目の周波数弁別器56の弁別結果を取得することにより、どの安全装置3からどの検知結果を出力したか知ることができる。このような構成により、復調部52の設計を容易にし、周波数弁別器の数を削減することができる。
図17は、周波数の割当て方法の他の例を示す図である。
図17の割当て方法は、図13の割当て方法と、図15の割当て方法と、を組み合わせた割当て方法である。すなわち、一部の安全装置3と、各検知結果と、に周波数帯域が割当てられている。例えば、図17の例では、安全装置3aと、検知結果1,2と、に周波数帯域が割当てられている。図17の割当て方法の場合、昇降機システムの異常を検知する可能性が高い安全装置3に周波数帯域を割当てるのが好ましい。これは、安全装置3が異常を検知した場合、周波数帯域全体のレベルが上昇し、判定部53が異常を検出しやすくなるためである。
なお、以上の説明では、復調部52は、2段構成であったが、1段構成とすることも可能である。復調部52を1段の周波数弁別器により構成する場合、図15の割当て方法を利用するのが好ましい。これは、図15の割当て方法では、安全装置3が複数の検知信号を出力した場合であっても、各検知信号が干渉しにくいためである。
また、復調部52が2段構成の場合には、図18に示すように、1段目の周波数弁別器55の後段に、周波数変換器57と、周波数フィルタ58と、がそれぞれ設けられるのが好ましい。周波数変換器57は、例えば、周波数を低下させるダウンコンバータである。周波数フィルタ58は、例えば、周波数変換器57により生じた不要な周波数成分を除去する帯域制限フィルタである。このような構成により、電気線4に印加された信号のサンプリング周波数を低下させることができる。
(第4実施形態)
第4実施形態に係る昇降機システムについて、図19及び図20を参照して説明する。本実施形態では、複数の電気線4を備える昇降機システムについて説明する。図19は、本実施形態に係る昇降機システムの一例を示す図である。図19において、昇降機システムは、電気線41を備える。他の構成は第1実施形態と同様である。
電気線41は、図19に示すように、電気線4から分岐しており、一端及び他端が、電気線4上の接続点でそれぞれ電気線4に接続している。電気線41上には、複数の安全装置3が設けられている。
このような構成の場合、電気線41は、電気線4と同様、電源51から基準信号を入力される。安全装置3が電気線41に印加した検知信号は、基準信号に重畳され、復調部52に入力される。
このような構成により、第1実施形態と同様の効果を得ることが可能である。また、電気線4を分岐させることにより、設計の柔軟性を向上させることができる。
なお、電気線41上の安全装置3は、電気線4上の安全装置3とは異なるカゴ安全装置2から検知結果を受信することも可能である。これにより、複数のカゴ1を、1つの制御装置5により制御することが可能となる。
図20は、本実施形態に係る昇降機システムの他の例を示す図である。図20の例では、電気線41は、一端及び他端が、電気線4上に設けられた安全装置3aに接続されている。安全装置3aは、電気線41に印加された信号をそのまま電気線4に印加してもよい。
また、安全装置3aは、電気線41に印加された信号から検知信号を復調し、復調した検知信号を電気線4に印加してもよい。この場合、安全装置3aは、制御装置5の復調部52と同様の復調部を備えてもよい。このような構成により、設計の柔軟性をさらに向上させることが可能である。
なお、本発明は上記各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって種々の発明を形成できる。また例えば、各実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除した構成も考えられる。さらに、異なる実施形態に記載した構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1:カゴ、2:カゴ安全装置、3:安全装置、4:電気線、5:制御装置、11:カゴドア、21:異常検知部、22:無線通信部、31:無線通信部、32:異常検知部、33:印加部、34:保持部、35:遅延素子、36:保持部、37:論理回路、41:電気線、51:電源、52:復調部、53:判定部、54:制御部、55,56:周波数弁別器、57:周波数変換器、58:周波数フィルタ、331:電源、332:周波数変換器、333:加算器、334:乗算器、335:周波数フィルタ、336:逆フーリエ変換器

Claims (14)

  1. カゴの異常の検知結果を無線で受信する無線通信部と、
    前記検知結果に応じた検知信号を電気線に印加する印加部と、
    を備える安全装置。
  2. 前記検知信号は、前記検知結果に応じた電圧値、電流値、又は周波数を有する
    請求項1に記載の安全装置。
  3. 前記カゴが走行する昇降路内に設けられた
    請求項1又は請求項2に記載の安全装置。
  4. 前記昇降路内の異常を検知する異常検知部を備える
    請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の安全装置。
  5. 前記検知結果を保持する保持部を備え、
    前記印加部は、前記保持部が保持した前記検知結果に応じた前記検知信号を前記電気線に印加する
    請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の安全装置。
  6. 前記保持部は、保持した前記検知結果を、所定の時間間隔でリセットされる
    請求項5に記載の安全装置。
  7. 前記カゴに設けられ、前記検知結果を無線で送信するカゴ安全装置と、
    請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の安全装置と、
    前記検知信号に基づいて前記カゴを制御する制御装置と、
    前記安全装置と前記制御装置とを接続する前記電気線と、
    を備える昇降機システム。
  8. 前記電気線は、一端が電源に接続され、他端が前記制御装置に接続される
    請求項7に記載の昇降機システム。
  9. 1つの前記電気線上に接続された複数の前記安全装置を備える
    請求項7又は請求項8に記載の昇降機システム。
  10. 前記カゴ安全装置は、前記検知結果を、複数の前記安全装置に対して送信する
    請求項7乃至請求項9のいずれか1項に記載の昇降機システム。
  11. 前記カゴ安全装置の通信方式は、ブロードキャスト通信又はマルチキャスト通信である
    請求項7乃至請求項10のいずれか1項に記載の昇降機システム。
  12. 前記カゴ安全装置は、
    前記カゴの異常を検知し、検知結果を出力する異常検知部と、
    前記検知結果を無線で送信する無線通信部と、
    を備える請求項7乃至請求項11のいずれか1項に記載の昇降機システム。
  13. 前記制御装置は、前記カゴが異常と判定した場合、前記カゴの走行を停止させる
    請求項7乃至請求項12のいずれか1項に記載の昇降機システム。
  14. 前記制御装置は、
    前記電気線に印加された信号から、前記検知信号を復調する復調部と、
    復調された前記検知信号に基づいて、前記カゴの異常を判定し、判定結果を出力する判定部と、
    前記判定結果に基づいて、前記カゴを制御する制御部と、
    を備える請求項7乃至請求項13のいずれか1項に記載の昇降機システム。
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