JP2001301569A - ウェビング巻取装置及び車両 - Google Patents

ウェビング巻取装置及び車両

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JP2001301569A
JP2001301569A JP2000123159A JP2000123159A JP2001301569A JP 2001301569 A JP2001301569 A JP 2001301569A JP 2000123159 A JP2000123159 A JP 2000123159A JP 2000123159 A JP2000123159 A JP 2000123159A JP 2001301569 A JP2001301569 A JP 2001301569A
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cutting
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JP2000123159A
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Tomonori Nagata
智紀 永田
Akira Kadoyashiki
晃 角屋敷
Shinji Mori
信二 森
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Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R22/00Safety belts or body harnesses in vehicles
    • B60R22/34Belt retractors, e.g. reels
    • B60R22/341Belt retractors, e.g. reels comprising energy-absorbing means
    • B60R22/3413Belt retractors, e.g. reels comprising energy-absorbing means operating between belt reel and retractor frame

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
  • Air Bags (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡単で、かつ任意のタイミングで異な
るフォースリミッタ荷重を選択できるウェビング巻取装
置及び車両を得る。 【解決手段】 スプール14には、一端部がロックベー
ス16に固定されたワイヤ28が挿入されているため、
ロックベースの回転が阻止されると、トーションバー2
4の捩り荷重及びワイヤ28のしごき荷重がフォースリ
ミッタ荷重としてウェビング26に作用する。また、ス
プール14とロックベース16との間には切断歯車30
が配置されており、任意のタイミングで切断歯車30が
回転されると、ワイヤ28が切断される。これにより、
フォースリミッタ荷重がトーションバー24の捩り荷重
のみに低減される。このため、簡単な構造で、かつ任意
のタイミングで異なるフォースリミッタ荷重を選択でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両急減速時にウ
ェビングを乗員拘束方向へ緊張させるウェビング巻取装
置に係り、特にウェビングの引出しを阻止するときに、
ウェビングの引出しを許容してエネルギを吸収すること
ができるウェビング巻取装置に関する。
【0002】また、本発明は、このウェビング巻取装置
を備えた車両に関する。
【0003】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ウェビ
ング巻取装置では、スプール(巻取軸)のウェビング引
出方向の回転が車両急減速時にロックされて、ウェビン
グの引き出しが阻止される。このロック機構としては、
スプールの一端側の装置フレーム近傍にロック手段が配
置されており、車両急減速時にはこのロック手段が作動
されることで、スプールのウェビング引出方向の回転が
阻止される構成である。
【0004】また、このようなウェビング巻取装置にお
いて、ウェビングの引き出しを阻止する際に、ウェビン
グの引き出しを所定量許容して、エネルギーの吸収を図
ることが行われている。このエネルギー吸収機構として
は、例えばスプールとこれと同軸的にトーションバーを
配置した構成のものがある。一般的にトーションバー
は、一端部をスプールに、他端部をロック手段に接続さ
れたロックベースに、それぞれ相対回転しないように連
結されている。通常は、スプールとロックベースとはト
ーションバーを介して一体に回転するが、車両急減速時
にロックベースのウェビング引出方向の回転が阻止され
た状態では、スプールが、ウェビング引張力により、ロ
ックベースに対してウェビング引出方向へ回転する。こ
のとき、トーションバーが捩じられてエネルギが吸収さ
れ、スプールの所定量の回転が許容される構成である。
このような吸収エネルギは、ウェビングに付加される荷
重(フォースリミッタ荷重)とウェビング引出量(スプ
ール回転量)の積で決まるものであり、ウェビング巻取
装置では、フォースリミッタ荷重及びスプールの許容回
転量(トーションバーの捩り限界)が与えられている。
【0005】しかしながら、このような従来のウェビン
グ巻取装置では、エネルギ吸収時のフォースリミッタ荷
重はトーションバーの材料物性値及び寸法形状に支配さ
れ、例えば、乗員の体重、体格及び衝突時の車両速度等
をパラメータとする衝突エネルギ等の乗員の慣性エネル
ギに拘わらず一定の値しか採ることができなかった。ま
た、エネルギ吸収の開始から終了までの間においても一
定の値しか与えることができなかった。すなわち、従来
のウェビング巻取装置では、車両急減速前及びエネルギ
吸収過程の何れにおいても、異なるフォースリミッタ荷
重を選択することができなかった。
【0006】ところで、エネルギ吸収過程において適当
なタイミングでフォースリミッタ荷重を低減させる(小
さなフォースリミッタ荷重を選択する)ことができれ
ば、車両急減速の初期には大きなフォースリミッタ荷重
を作用させてスプール回転量(ウェビング引出量)当り
のエネルギ吸収量を大きくすることにより、ウェビング
引出量(乗員の移動量)を抑えることができる。一方、
所定のエネルギ吸収後は、フォースリミッタ荷重を低減
させることにより、乗員に作用する負荷(荷重)を低減
することができる。
【0007】特に、エアバッグ装置を備えた車両におい
ては、エアバッグと乗員との接触直前にフォースリミッ
タ荷重を低減することによって乗員に作用する総荷重を
減じることが可能で乗員の傷害をさらに軽減することが
できる。
【0008】そこで、乗員の慣性エネルギに応じて異な
るフォースリミッタ荷重を選択できるウェビング巻取装
置が考えられているが、このような従来のウェビング巻
取装置では、フォースリミッタ荷重を変更可能とするた
めに例えば、トーションバーを複数本備えエネルギを吸
収するトーションバー若しくはその組合せを変更する、
または、異径のトーションバーを同軸的に組合せてその
エネルギ吸収位置を変更する、構成であるため、構造が
複雑であった。
【0009】本発明は係る事実を考慮し、構造が簡単
で、かつ任意のタイミングで異なるフォースリミッタ荷
重を選択できるウェビング巻取装置を得ることが第1の
目的である。
【0010】また、本発明は、上記のウェビング巻取装
置及びエアバッグ装置を備え、乗員に作用する荷重を減
じることができる車両を得ることが第2の目的である。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記第1の課題を解決す
るために、請求項1の発明に係るウェビング巻取装置
は、ウェビングが巻取り引出しされる筒状のスプール
と、前記スプールの一端側に前記スプールと同軸的でか
つ相対回転可能に設けられたロックベースと、前記ロッ
クベースに接続して設けられ、所定の加速度が検知され
た際にフレームに係合して前記ロックベースのウェビン
グ引出方向回転を阻止するロック手段と、前記スプール
内に前記スプールと同軸的に設けられ、一端が前記スプ
ールに連結されると共に他端が前記ロックベースに連結
され、通常は前記スプールと前記ロックベースとを一体
に回転させ、前記ロック手段による前記ロックベースの
ウェビング引出方向回転阻止状態ではウェビング引張力
により捩じれながら前記スプールを前記ロックベースに
対してウェビング引出方向へ相対回転させるトーション
バーと、を備えたウェビング巻取装置において、一端部
が前記ロックベースに固定されると共に他端部及び中間
部が前記スプール内に挿入され、前記ロックベースに対
して前記スプールが相対回転する際に前記スプールから
の抜出しに伴なう抵抗力を発生するワイヤと、前記ワイ
ヤを任意のタイミングで切断可能な切断手段と、を備え
たことを特徴としている。
【0012】なお、請求項1に記載したワイヤとは、容
易に変形しない(例えば、自重や人力によっては変形し
ない)棒状の部材を含むものである。
【0013】請求項1に記載のウェビング巻取装置で
は、スプールとロックベースとはトーションバーを介し
て連結されており、通常はこれらが一体に回転する。こ
のため、通常は、ウェビングの巻取り引出しが自由とさ
れる。
【0014】車両が急減速状態に至ると、ロック手段が
作動されロックベースのウェビング引出方向の回転が阻
止される。このとき、乗員の慣性移動に伴うウェビング
引張力がスプールを介してトーションバーにウェビング
引出し方向の回転力として作用する。このため、トーシ
ョンバーが捩られながらスプールがロックベースに対し
て相対回転する。また、スプールがロックベースに対し
て相対回転を始めると、この回転に伴ってワイヤがスプ
ール出口部でしごかれながらスプールから抜き出され、
ロックベース側面に巻き取られる。これにより、トーシ
ョンバーの捩り荷重及びワイヤのしごき荷重が一定のフ
ォースリミッタ荷重としてウェビング(乗員)に作用し
ながらスプールがロックベースに対してウェビング引出
方向へ回転されてウェビングが引出され、エネルギ吸収
が果たされる。
【0015】また、上記のエネルギ吸収過程における任
意のタイミングで切断手段を作動させると、この切断手
段によってワイヤが切断される。これにより、トーショ
ンバーの捩り荷重のみがフォースリミッタ荷重としてウ
ェビングに作用することとなり、任意のタイミングでフ
ォースリミッタ荷重が低減される。
【0016】したがって、車両急減速の初期には大きな
フォースリミッタ荷重を作用させてスプール回転量(ウ
ェビング引出量)当りのエネルギ吸収量を大きくするこ
とにより、ウェビング引出量(乗員の移動量)を抑える
ことができる。一方、所定のエネルギ吸収後は、フォー
スリミッタ荷重を低減させることにより、乗員に作用す
る負荷(荷重)を低減することができる。
【0017】さらに、切断手段を作動させない場合はエ
ネルギ吸収の全過程において大きなフォースリミッタ荷
重が維持され、車両急減速直前に切断手段を作動させる
場合は車両急減速の初期から小さなフォースリミッタ荷
重が付与される。このため、乗員の体格及び衝突形態に
基づいた乗員の慣性エネルギに応じて異なる二のフォー
スリミッタ荷重を切替えることもできる。
【0018】このように、請求項1に係る発明のウェビ
ング巻取装置では、構造が簡単で、かつ任意のタイミン
グで異なるフォースリミッタ荷重を選択することができ
る。
【0019】一方、請求項2の発明に係るウェビング巻
取装置は、請求項1記載のウェビング巻取装置におい
て、前記切断手段を、外周部に噛合い歯を有する円盤状
に形成されると共に円盤側面に切断孔を有し、前記切断
孔に前記ワイヤを挿通させた状態で前記スプールと前記
ロックベースとの間に前記スプールと同軸的でかつ回転
自在に設置された切断歯車と、前記切断歯車の前記噛合
い歯と噛合い可能な駆動歯を有し、通常は前記切断歯車
を回転自在状態とし、作動されることで前記駆動歯を前
記切断歯車の前記噛合い歯と噛合わせながら移動させ、
前記切断歯車を前記スプール及び前記ロックベースに対
して強制回転させる駆動手段と、を有する構成としたこ
とを特徴としている。
【0020】請求項2記載のウェビング巻取装置では、
スプールとロックベースとの間に回転自在に設けられた
切断歯車の円盤側面に設けられた切断孔にワイヤが挿通
されており、このワイヤは一端部がロックベース固定さ
れ中間部及び他端部がスプールに挿入されているため、
通常は、切断歯車とトーションバーを介して連結された
スプール及びロックベースとはワイヤを介して一体に回
転する。このため、通常は、ワイヤが切断されることは
ない。
【0021】任意のタイミングで駆動手段が作動される
と、駆動手段の駆動歯が切断歯車の噛合い歯と噛合いな
がら移動されることにより切断歯車が強制回転される。
切断歯車はスプールとロックベースとの間でワイヤを円
盤面に設けられた切断孔に挿通させた状態で設置されて
いるため、切断歯車がスプール及びロックベースに対し
て強制回転されると、この切断歯車に設けられた切断孔
によりワイヤが切断される。
【0022】したがって、任意のタイミングでフォース
リミッタ荷重を低減することができる。
【0023】このように、請求項2に記載のウェビング
巻取装置では、構造が一層簡単で、かつ任意のタイミン
グで異なるフォースリミッタ荷重を確実に選択すること
ができる。
【0024】上記第2の課題を解決するために、請求項
3の発明に係る車両は、請求項1または請求項2記載の
ウェビング巻取装置と、エアバッグ装置と、前記エアバ
ッグ装置の袋体と乗員との距離を検出可能なセンサと、
前記切断手段及び前記センサに電気的に接続され、前記
センサの検出結果に基づいて前記袋体と前記乗員とが接
触直前であると判断した際に前記切断手段を作動可能な
制御手段と、を備えたことを特徴としている。
【0025】なお、請求項3に記載したセンサとは、袋
体と乗員との距離を直接検知するセンサのみならず、車
両が有する既存のセンサ(例えば、シート荷重センサ、
加速度センサ、ウェビング巻取量センサ、またはこれら
の組合せ)の検出結果に基づいて袋体と乗員との距離を
計算可能な間接的なセンサシステム(プログラム)を含
むものである。
【0026】請求項3記載の車両では、エアバッグ装置
が作動されると、センサが袋体と乗員との距離を検出
し、この検出結果を制御手段へ出力する。センサでの検
出結果が入力された制御手段は、この検出結果に基づい
て袋体と乗員とが接触直前であることを判断すると、切
断手段を作動させる。
【0027】これにより、袋体と乗員との接触直前にフ
ォースリミッタ荷重が減少するため、袋体と乗員との接
触前においては、大きなフォースリミッタ荷重を付加し
て時間当りのエネルギ吸収量を大きくしてウェビング引
出量(乗員の移動量)を抑えることができる。一方、袋
体と乗員との接触後は、より小さいフォースリミッタ荷
重を付加して外部から人体に作用する力を軽減すること
により、乗員の傷害をさらに軽減することができる。
【0028】また、乗員の体格及び衝突形態に応じて、
例えば、乗員の慣性エネルギが大きい場合は切断手段を
作動させず、袋体と乗員との接触後においても大きなフ
ォースリミッタ荷重を付与することもできる。一方、乗
員の慣性エネルギが小さい場合はエアバッグ装置作動前
に切断手段を作動させ、袋体と乗員との接触前から小さ
なフォースリミッタ荷重を付与することもできる。
【0029】このように、請求項3記載の車両は、上記
のウェビング巻取装置及びエアバッグ装置を備え、乗員
に作用する荷重を減じることができる。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態に係るウェビ
ング巻取装置10について図1及び図2に基づいて説明
する。
【0031】図1には、本実施の形態に係るウェビング
巻取装置10の全体構成が断面図によって示されてい
る。また、図2には、図1のA−A方向から見たウェビ
ング巻取装置10が側面断面図にて示されている。
【0032】図1に示す如く、ウェビング巻取装置10
は、フレーム12を備えている。フレーム12は、対向
する一対の脚片12A、脚片12Bと各脚片を連結する
背片12Cとを有し、略コ字型に形成されている。背片
12Cは下方に延出されており、その下端部が車体にボ
ルト止めされて固定されている。
【0033】フレーム12の対向する脚片12A、12
Bの間には、軸方向が脚片12A、12Bの対向方向と
された筒状のスプール14が設けられている。このスプ
ール14にはウェビング26の一端が係止され、スプー
ル14の回転により、ウェビング26がスプール14に
対して巻取り引出し自在となる。
【0034】スプール14の筒内には、脚片12B側の
端部にロックベース16が配置されている。ロックベー
ス16は、フレーム12の脚片12Bの開口部にスプー
ル14と同軸的でかつ回転自在に支持されている。ロッ
クベース16にはロック手段を構成するロックプレート
18が接続され、図示しない加速度センサが所定の加速
度(減速度)を検知した場合にロックプレート18がフ
レーム12の脚片12Bに噛込むことによりロックベー
ス16の回転を阻止する構成となっている。
【0035】また、ロックベース16には、スプール1
4の筒内軸心部分に配置されたトーションバー24の六
角部が挿入されており、ロックベース16が常にトーシ
ョンバー24の一端側六角部と一体に回転するように構
成されている。
【0036】一方、スプール14筒内の脚片12A側端
部には、スリーブ20が配置されている。スリーブ20
は、スプライン状の歯22が嵌合することでスプール1
4と一体に連結されると共に、脚片12Aの開口部にス
プール14と同軸的でかつ回転自在に支持されている。
また、スリーブ20の先端部は脚片から外方へ突出して
おり、その突出部端にはぜんまいばね(図示省略)が設
けられている。これにより、スリーブ18は常にウェビ
ング26を巻取る方向に回転付勢されている。
【0037】さらに、このスリーブ20は、前述したト
ーションバー24の他端六角部が挿入されることによ
り、ロックベース16と連結されている。これにより、
通常は、スプール14、スリーブ20、トーションバー
24、及びロックベース16は一体に回転するよう構成
されている。
【0038】ここで、ロックベース16とスプール14
との間には、切断手段を構成する切断歯車30がスプー
ル14と同軸的に設けられている。切断歯車30の中心
部には孔30Cが設けられ、この孔30Cにロックベー
ス16のスプール52に挿入されていない部分が、例え
ば、図示しないベアリング等を介して挿入されている。
これにより、切断歯車30がスプール14及びロックベ
ース16に対して回転自在に支持されている。また、切
断歯車30の外周部には、噛合い歯30Aが設けられて
いる。さらに、歯車30の側面の回転軸から偏心した位
置には切断孔30Bが設けられており、この切断孔30
Bには、棒状に形成されたワイヤ28が抜き出し自在に
挿通されている。
【0039】ワイヤ28の一端部は、ロックベース16
にその回転軸と偏心した位置に回転軸と平行に設けられ
た孔に挿通され、ロックベース16の脚片12B外側に
設けられたプッシュナット29によりロックベース16
に固定されている。
【0040】一方、ワイヤ28の中間部及び他端部は、
スプール14にトーションバー24等が挿入される中心
孔と干渉しないように設けられた孔14Aに抜き出し自
在に挿入されている。
【0041】これにより、通常は、切断歯車30がワイ
ヤ28を介してスプール14及びロックベース16と一
体に回転すると共に、ワイヤ28がスプール14の孔1
4Aに挿入された状態が保持される構成となっている。
【0042】また、切断歯車30の下方には、駆動手段
を構成する切断歯車駆動装置32が設けられている。
【0043】切断歯車駆動装置32は、脚片12Bの切
断歯車30下方に固定されたシリンダ34を備えてい
る。図2に示される如く、シリンダ34は、上部が一部
開口された円筒状に形成され、開口部には切断歯車30
の噛合い歯30Aの一部が挿入されている。
【0044】また、シリンダ34内には、ピストン36
がシリンダ34内をスライド移動可能に設けられてい
る。また、ピストン36には切断歯車30の噛合い歯3
0Aと噛合い可能なラック36Aが形成されている。
【0045】さらに、シリンダ34には、ガス供給装置
38が接続され、また、ガス供給装置38には制御装置
40が接続されている。ガス供給装置38は、制御装置
40の指令に基づいてシリンダ34内にガスを供給する
ように構成されている。
【0046】これにより、制御装置40の指令に基づい
てガス供給装置38がシリンダ34内にガスを供給する
と、このガス圧力によりピストン36がシリンダ34内
を図2に示す矢印A方向へスライド移動されるようにな
っている。また、このピストン36のスライド移動に伴
って、ラック36Aと切断歯車30の噛合い歯30Aと
が噛合わされ、切断歯車30がスプール14及びロック
ベース16に対して高速で回転される構成となってい
る。
【0047】次に、本実施の形態に係るウェビング巻取
装置10の作用を説明する。
【0048】上記構成のウェビング巻取装置10では、
スプール14とロックベース16とはトーションバー2
4によって連結されているので、通常は、これらが一体
に回転する。また、回転自在に設けられた切断歯車30
の側面に設けられた切断孔30Bにワイヤ28が挿通さ
れており、このワイヤ28は一端部がロックベース16
固定され中間部及び他端部がスプール14の孔14Aに
挿入されているため、通常は、切断歯車30とトーショ
ンバー24を介して連結されたスプール14及びロック
ベース16とはワイヤ28を介して一体に回転する。こ
のため、通常は、ウェビング26の巻取り引出しが自由
とされると共に、ワイヤ28が切断されることはない。
【0049】車両が急減速状態に至ると、ロックプレー
ト18がフレーム12の脚片12Bに噛込むことにより
ロックベース16のウェビング引出方向の回転が阻止さ
れる。このとき、乗員の慣性移動に伴うウェビング引張
力がスプール14を介してトーションバー24にウェビ
ング引出し方向の回転力として作用する。このため、ト
ーションバー24が捩られながらスプール14がロック
ベース16に対して相対回転する。
【0050】また、スプール14がロックベース16に
対して相対回転を始めると、この回転に伴ってワイヤ2
8がスプール14の出口部でしごかれながらスプール1
4から抜き出され、ロックベース16の側面に巻き取ら
れる。
【0051】これにより、トーションバー24の捩り荷
重及びワイヤ28のしごき荷重が一定のフォースリミッ
タ荷重としてウェビング26(乗員)に作用しながらス
プール14がロックベース16に対してウェビング引出
方向へ回転されてウェビング26が引出され、エネルギ
吸収が果たされる。
【0052】このときのウェビング引張力とスプール1
4の回転量は、図3の実線で示される関係となり、所定
のフォースリミッタ荷重(図3のF2)がウェビング2
6に作用する。ここで、スプール14の回転に伴ってス
プール14からワイヤ28が全長に亘って抜き出される
と(図3に示すスプール回転量D)、ワイヤ28のしご
き荷重が作用しなくなり、図3に示すF1のフォースリ
ミッタ荷重が作用する。なお、スプール14の許容回転
量に対してワイヤ28を長くすれば、エネルギ吸収の全
過程において図3に示すF2のフォースリミッタ荷重が
維持される。
【0053】一方、上記のエネルギ吸収過程における任
意のタイミング(図3に示すスプール回転量Xのタイミ
ング)で制御装置40がガス供給装置38を作動させる
と、シリンダ34内にガスが供給され、このガス圧力に
よりピストン36が図2に示す矢印A方向へスライド移
動される。ピストン36がスライド移動されると、ピス
トン36に設けられたラック36Aが切断歯車30の噛
合い歯30Aと噛合いながら移動されることにより切断
歯車30がスプール14及びロックベース16に対して
強制的に高速回転される。
【0054】切断歯車30はその側面に設けられた切断
孔30Bにワイヤ28を挿通させた状態で設置されてい
るため、切断歯車30がスプール14及びロックベース
16に対して高速回転されると、切断歯車30に設けら
れた切断孔30Bによりワイヤ28が切断される。これ
により、トーションバー24の捩り荷重のみがフォース
リミッタ荷重としてウェビング26に作用することとな
り、任意のタイミングでフォースリミッタ荷重が低減さ
れる。
【0055】このときのウェビング引張力とスプール1
4の回転量は、図3の一点鎖線で示される関係となり、
任意のタイミングXでフォースリミッタ荷重が図3に示
すF2からF1へ減少される。
【0056】したがって、車両急減速の初期には大きな
フォースリミッタ荷重を作用させてスプール14の回転
量(ウェビング26の引出量)当りのエネルギ吸収量を
大きくすることにより、ウェビング26の引出量(乗員
70の移動量)を抑えることができる(図3に示す領域
A)。一方、所定のエネルギ吸収後は、フォースリミッ
タ荷重を低減させることにより、乗員70に作用する負
荷(荷重)を低減することができる(図3に示す領域
B)。
【0057】また、ガス供給装置38を作動させない場
合はエネルギ吸収の全過程において大きなフォースリミ
ッタ荷重が維持され、車両急減速直前にガス供給装置3
8を作動させる場合は車両急減速の初期から小さなフォ
ースリミッタ荷重が付与される。このため、乗員の体格
及び衝突形態に基づいた乗員の慣性エネルギに応じて異
なる二のフォースリミッタ荷重を切替えることもでき
る。
【0058】なお、上記の実施の形態では、スプール1
4に設けた孔14Aが直線である構成としたが、本発明
はこれに限られず、例えば、スプール14の軸線に沿っ
た直線状であってもスプール14の軸線に対して螺旋状
であってもその他の曲線状であっても良い。
【0059】また、上記の実施の形態では、孔14A、
ワイヤ28及び孔30Bがそれぞれ1つである構成とし
たが、本発明はこれに限られず、孔14A、ワイヤ28
及び孔30Bは複数設けても良い。
【0060】さらに、上記の実施の形態では、駆動手段
としてラック&ピニオン構造を採用したが、本発明はこ
れに限られず、例えば、ローレットとしても良く、切断
歯車30に常時噛合い通常は回転自在な第二の歯車を設
け、任意のタイミングで回転力を伝達する構成としても
良い。また、駆動手段の駆動源としてはガス供給装置に
限られず、例えば、ソレノイド等の電磁アクチェータで
あっても、モータ等の回転機であっても良い。
【0061】このように、本実施の形態に係るウェビン
グ巻取装置10は、構造が簡単で、かつ任意のタイミン
グで異なるフォースリミッタ荷重を選択することができ
る。
【0062】次に、図4に基づいて、本発明の他の実施
の形態に係り、上記実施の形態に係るウェビング巻取装
置10を適用した車両50について説明する。
【0063】図4には、車両50に対するウェビング巻
取装置10の適用例として、車両50の助手席52周辺
が断面図により示されている。
【0064】車両50は、助手席52を備え、助手席5
2にウェビング巻取装置10を適用している。また、助
手席52前方のインストルメントパネル54にはエアバ
ッグ装置60が配置されている。エアバッグ装置60
は、図示しない加速度センサが所定の加速度を検知した
際に作動され、助手席52上に着座している乗員70に
向けて袋体62を展開させるように構成されている。
【0065】袋体62の乗員70側先端部には、センサ
64が設けられており、このセンサ64は、乗員70と
の距離を検出するようになっている。また、センサ64
は、制御装置40へ電気的に接続されており、検出結果
を制御装置40へ出力するように構成されている。
【0066】制御装置40は、上述の通り、ガス供給装
置38へ接続されており、センサ64の検出結果に基づ
いて袋体62と乗員70とが接触直前であると判断する
と、ガス供給装置38を作動させるようになっている。
【0067】次にウェビング巻取装置10を適用した車
両50の作用について説明する。
【0068】車両50が急減速に至ると、ウェビング巻
取装置10のロックプレート18が脚片12Bに噛込
み、ロックベース16のウェビング引出方向の回転が阻
止される。このとき、助手席52に着座している乗員7
0の上体は、車両50の急減速に伴う慣性力により車両
前方(図4に示す矢印A方向)へ移動される。この乗員
70の移動に伴って、ウェビングに引張力が作用する
と、トーションバー24の捩り荷重及びワイヤ28のし
ごき荷重が図4に示すF方向のフォースリミッタ荷重と
して乗員70に作用し、乗員70の慣性エネルギが吸収
される。
【0069】一方、車両50の急減速に伴う加速度がさ
らに大きい場合、ウェビング巻取装置10によるエネル
ギ吸収と同時にエアバッグ装置60が作動される。エア
バッグ装置60が作動されると、センサ64が袋体62
と乗員70との距離を検出し、この検出結果を制御手段
40へ出力する。センサ64での検出結果が入力された
制御手段40は、この検出結果に基づいて袋体62と乗
員70とが接触直前であることを判断すると、ガス供給
装置38を作動させる。
【0070】ガス供給装置38が作動されると、ワイヤ
28が切断され、フォースリミッタ荷重は図2に示すF
2からF1へと低減される。
【0071】これにより、袋体62と乗員70との接触
直前にフォースリミッタ荷重が減少するため、袋体62
と乗員70との接触前においては、大きなフォースリミ
ッタ荷重を付加して時間当りのエネルギ吸収量を大きく
してウェビング引出量(乗員の移動量)を抑えることが
できる。一方、袋体62と乗員70との接触後は、より
小さいフォースリミッタ荷重を付加して外部から乗員7
0に作用する力(フォースリミッタ荷重及び袋体62接
触に伴う荷重)を軽減することにより、乗員70の傷害
をさらに軽減することができる。
【0072】なお、車両50では、例えば、助手席52
の座面内に設けた荷重センサアレイ等の乗員70の体格
(体重)を検出可能なセンサを備え、乗員70の体格が
大きい場合(慣性エネルギが大きい場合)にはガス供給
装置38を作動させず袋体62衝突後も大きなフォース
リミッタ荷重を維持し、乗員70の体格が小さい場合
(慣性エネルギが小さい場合)には袋体62衝突前から
ガス供給装置38を作動させエネルギ吸収の初期から小
さなフォースリミッタ荷重を付与することも可能であ
る。また、乗員70の体格のみならず、例えば、車両5
0の衝突形態(急減速時の加速度やその方向等)をガス
供給装置38の作動時期を判断するパラメータとするこ
ともできる。
【0073】また、上記の車両50では、助手席52に
ウェビング巻取装置10を適用した構成としたが、本発
明はこれに限られず、例えば、運転席や後部座席に適用
しても良く、エアバッグ装置を備えない座席に適用して
も良い。
【0074】さらに、上記の車両50では、センサ64
を袋体62の先端に備えた構成としたが、本発明はこれ
に限られず、例えば、センサは車両50のルーフ56や
ステアリング(運転席の場合)に設置しても良い。ま
た、乗員との距離等を直接検知するセンサを備えた構成
に代えて、乗員の体重、シート位置、衝突形態、ウェビ
ング巻き込み量等を既存のセンサ等から入力し、これに
基づいて袋体62と乗員70との衝突時期を計算可能な
プログラム(間接的なセンサシステム)を制御装置40
に備えた構成としても良い。
【0075】このように、上記実施の形態に係るウェビ
ング巻取装置10を適用し、エアバッグ装置を備えた車
両は、乗員に作用する荷重を減じることができる。
【0076】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係るウェビ
ング巻取装置は、構造が簡単で、かつ任意のタイミング
で異なるフォースリミッタ荷重を選択することができる
という優れた効果を有する。
【0077】さらに、本発明に係る車両は、上記のウェ
ビング巻取装置及びエアバッグ装置を備え、乗員に作用
する荷重を減じることができるという優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るウェビング巻取装置
の全体構成を示す断面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るウェビング巻取装置
を示す図1のA−A方向から見た側面断面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るウェビング巻取装置
のウェビング引張力(フォースリミッタ荷重)とスプー
ルのウェビング引出方向回転量との関係を示す線図であ
る。
【図4】本発明の実施の形態に係るウェビング巻取装置
を備えた車両の一部を示す側面断面図である。
【符号の説明】
10 ウェビング巻取装置 12 フレーム 14 スプール 16 ロックベース 18 ロックプレート(ロック手段) 24 トーションバー 26 ウェビング 28 ワイヤ 30 切断歯車(切断手段) 30A 噛合い歯 30B 切断孔 32 切断歯車駆動装置(切断手段、駆動手段) 34 シリンダ(駆動手段) 36 ピストン(駆動手段) 36A ラック(駆動歯) 38 ガス供給装置(駆動手段) 40 制御装置(制御手段) 50 車両 60 エアバッグ装置 62 袋体 64 センサ 70 乗員
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 信二 愛知県丹羽郡大口町豊田三丁目260番地 株式会社東海理化電機製作所内 Fターム(参考) 3D018 DA07 HC05 MA03 3D054 AA03 AA14 EE36 FF16

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェビングが巻取り引出しされる筒状の
    スプールと、 前記スプールの一端側に前記スプールと同軸的でかつ相
    対回転可能に設けられたロックベースと、 前記ロックベースに接続して設けられ、所定の加速度が
    検知された際にフレームに係合して前記ロックベースの
    ウェビング引出方向回転を阻止するロック手段と、 前記スプール内に前記スプールと同軸的に設けられ、一
    端が前記スプールに連結されると共に他端が前記ロック
    ベースに連結され、通常は前記スプールと前記ロックベ
    ースとを一体に回転させ、前記ロック手段による前記ロ
    ックベースのウェビング引出方向回転阻止状態ではウェ
    ビング引張力により捩じれながら前記スプールを前記ロ
    ックベースに対してウェビング引出方向へ相対回転させ
    るトーションバーと、 を備えたウェビング巻取装置において、 一端部が前記ロックベースに固定されると共に他端部及
    び中間部が前記スプール内に挿入され、前記ロックベー
    スに対して前記スプールが相対回転する際に前記スプー
    ルからの抜出しに伴なう抵抗力を発生するワイヤと、 前記ワイヤを任意のタイミングで切断可能な切断手段
    と、 を備えたことを特徴とするウェビング巻取装置。
  2. 【請求項2】 前記切断手段を、 外周部に噛合い歯を有する円盤状に形成されると共に円
    盤側面に切断孔を有し、前記切断孔に前記ワイヤを挿通
    させた状態で前記スプールと前記ロックベースとの間に
    前記スプールと同軸的でかつ回転自在に設置された切断
    歯車と、 前記切断歯車の前記噛合い歯と噛合い可能な駆動歯を有
    し、通常は前記切断歯車を回転自在状態とし、作動され
    ることで前記駆動歯を前記切断歯車の前記噛合い歯と噛
    合わせながら移動させ、前記切断歯車を前記スプール及
    び前記ロックベースに対して強制回転させる駆動手段
    と、 を有する構成としたことを特徴とする請求項1記載のウ
    ェビング巻取装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載のウェビン
    グ巻取装置と、 エアバッグ装置と、 前記エアバッグ装置の袋体と乗員との距離を検出可能な
    センサと、 前記切断手段及び前記センサに電気的に接続され、前記
    センサの検出結果に基づいて前記袋体と前記乗員とが接
    触直前であると判断した際に前記切断手段を作動可能な
    制御手段と、 を備えたことを特徴とする車両。
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