JP4278832B2 - ウエビング巻取装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ウエビング巻取装置に係り、特にウエビングの引出しを阻止するときに、ウエビングの引出しを許容してエネルギを吸収することができるウエビング巻取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ウエビング巻取装置では、スプール(巻取軸)のウエビング引出方向の回転が車両急減速時にロックされて、ウエビングの引き出しが阻止される。このロック機構としては、スプールの一端側の装置フレーム近傍にロック手段が配置されており、車両急減速時にはこのロック手段が作動されることで、スプールのウエビング引出方向の回転が阻止される構成である。
【0003】
また、このようなウエビング巻取装置において、ウエビングの引き出しを阻止する際に、ウエビングの引き出しを所定量許容して、エネルギの吸収を図ることが行われている。このエネルギ吸収機構としては、例えば、スプールとこれと同軸的にトーションバーを配置した構成のものがある。一般的にトーションバーは、一端部をスプールに、他端部をロック手段に接続されたシャフト・センサに、それぞれ相対回転しないように連結されている。通常は、スプールとシャフト・センサとはトーションバーを介して一体に回転するが、車両急減速時にシャフト・センサのウエビング引出方向の回転が阻止された状態では、スプールが、ウエビング引張力により、シャフト・センサに対してウエビング引出方向へ回転する。このとき、トーションバーが捩じられてエネルギが吸収され、スプールの所定量の回転が許容される構成である。このような吸収エネルギは、ウエビングに付加される荷重(フォースリミッタ荷重)とウエビング引出量(スプール回転量)の積で決まるものであり、ウエビング巻取装置では、フォースリミッタ荷重及びスプールの許容回転量(トーションバーの捩り限界)が与えられている。
【0004】
しかしながら、このような従来のウエビング巻取装置では、エネルギ吸収時のフォースリミッタ荷重はトーションバーの材料物性値及び寸法形状等に一義的に支配され、その作動開始から終了時点まで一定の値しか採ることができなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事実を考慮し、簡単な構造により所定のタイミングでフォースリミッタ荷重を変更することができ、乗員の慣性エネルギを更に好適に吸収することができるウエビング巻取装置を得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明のウエビング巻取装置は、ウエビングが巻取り引出しされる筒状のスプールと、前記スプールの一端側に前記スプールと同軸的でかつ相対回転可能に設けられたシャフト・センサと、前記シャフト・センサに接続して設けられ、所定の加速度が検知された際にフレームに係合して前記シャフト・センサのウエビング引出方向回転を阻止するロック手段と、前記スプール内に前記スプールと同軸的に設けられ、一端が前記スプールに連結されると共に他端が前記シャフト・センサに連結され、通常は前記スプールと前記シャフト・センサとを一体に回転させ、前記ロック手段による前記シャフト・センサのウエビング引出方向回転阻止状態ではウエビング引張力により捩じれながら前記スプールを前記シャフト・センサに対してウエビング引出方向へ相対回転させるトーションバーと、を備えたウエビング巻取装置において、前記シャフト・センサに設けられ、前記スプールの前記シャフト・センサに対する相対回転方向へ向けて次第に浅く形成された溝と、前記スプールに係止された状態で前記溝内に収容されたピン・スロテッドと、で構成されて、前記シャフト・センサと前記スプールとの間に連携して設けられ、前記ロック手段による前記シャフト・センサのウエビング引出方向回転阻止状態では前記スプールの前記シャフト・センサに対する相対回転が所定量に達するまでの間だけ前記ピン・スロテッドが前記溝内での移動により変形されて前記相対回転に抗する荷重を付与する荷重付与手段を備えたことを特徴としている。
【0007】
請求項1記載のウエビング巻取装置では、スプールとシャフト・センサとはトーションバーを介して連結されており、通常は、これらが一体に回転してウエビングの巻取り引出しが自由とされる。
【0008】
ここで、例えば、車両衝突時等の車両急減速時に所定の加速度(減速度)が検知されると、ロック手段が作動してシャフト・センサのウエビング引出方向の回転が阻止される。このとき、ウエビング引張力がスプールを介してトーションバーにウエビング引出し方向の回転力として作用する。このため、トーションバーが捩れ、ウエビング(乗員)に作用する荷重を一定に保ちながら(一定のフォースリミッタ荷重が作用しながら)スプールがシャフト・センサに対してウエビング引出方向へ回転されてウエビングが引出され、トーションバーによるエネルギ吸収が果たされる。
【0009】
また、トーションバーが捩れてスプールがシャフト・センサに対して相対回転する際には、荷重付与手段がスプールの相対回転が所定量に達するまでの間だけこの相対回転に抗する荷重を付与する。したがって、前述のトーションバーの捩り荷重に加えて荷重付与手段による荷重がフォースリミッタ荷重としてウエビング(乗員)に作用する。すなわち、トーションバーの捩り荷重のみによって得られるフォースリミッタ荷重よりも大きなフォースリミッタ荷重が得られ、ウエビング引出速度(スプール回転速度)を低く押さえて適切なエネルギ吸収が果たされる。
【0010】
さらに、スプールのシャフト・センサに対する相対回転が所定量に達すると、荷重付与手段による荷重の付与が解除される。このため、前述のトーションバーの捩り荷重のみがフォースリミッタ荷重としてウエビング(乗員)に作用する。すなわち、エネルギ吸収が開始された当初のフォースリミッタ荷重よりもフォースリミッタ荷重が減少する。
【0011】
このように、請求項1に係る発明のウエビング巻取装置では、所定のタイミングでフォースリミッタ荷重を変更することができる。すなわち、車両急減速の初期には荷重付与手段により荷重を付加して時間当りのエネルギ吸収量を大きくしてウエビングの引出量(乗員の移動量)を抑え、所定のエネルギ吸収後は時間当りのエネルギ吸収量を小さくすることによって乗員への負荷を軽減することができるため、望ましい特性である。特に、エアバッグ装置を備えた車両においては、エアバッグと乗員との接触直前にフォースリミッタ荷重を減少することによって乗員に作用する荷重を減じることが可能で乗員の傷害をさらに軽減することができる。また、エアバッグ装置を備えない車両においても、ステアリングホイールやインストルメントパネル(ダッシュボード)等の車内物と乗員との接触直前にフォースリミッタ荷重を減少することによって乗員に作用する荷重を減じることが可能で乗員の傷害を軽減することができる。
【0012】
このように、請求項1に係る発明のウエビング巻取装置では、簡単な構造により所定のタイミングでフォースリミッタ荷重を変更することができ、乗員の慣性エネルギを更に好適に吸収することができる。
【0014】
また、トーションバーが捩れてスプールがシャフト・センサに対して相対回転する際には、ピン・スロテッドがスプールと共に回転されてシャフト・センサに設けられた溝内を移動する。溝はスプールの相対回転方向へ向けて次第に浅く形成されているため、ピン・スロテッドは変形されながら移動され、これにより、スプールの相対回転に抗する荷重を付与する。
【0015】
したがって、前述のトーションバーの捩り荷重に加えてピン・スロテッドの変形による荷重がフォースリミッタ荷重としてウエビング(乗員)に作用する。すなわち、トーションバーの捩り荷重のみによって得られるフォースリミッタ荷重よりも大きなフォースリミッタ荷重が得られ、ウエビング引出速度(スプール回転速度)を低く押さえて適切なエネルギ吸収が果たされる。
【0016】
さらに、スプールがピン・スロテッドと共にシャフト・センサに対して一回転すると、前記ピン・スロテッドの変形が終了しピン・スロテッドの変形による荷重の付与が解除される。このため、前述のトーションバーの捩り荷重のみがフォースリミッタ荷重としてウエビング(乗員)に作用する。すなわち、エネルギ吸収が開始された当初のフォースリミッタ荷重よりもフォースリミッタ荷重が減少する。
【0017】
このように、請求項1に係る発明のウエビング巻取装置では、簡単な構造により所定のタイミングでフォースリミッタ荷重を変更することができ、乗員の慣性エネルギを更に好適に吸収することができる。
【0018】
請求項2に係る発明のウエビング巻取装置は、ウエビングが巻取り引出しされる筒状のスプールと、前記スプールの一端側に前記スプールと同軸的でかつ相対回転可能に設けられたシャフト・センサと、前記シャフト・センサに接続して設けられ、所定の加速度が検知された際にフレームに係合して前記シャフト・センサのウエビング引出方向回転を阻止するロック手段と、前記スプール内に前記スプールと同軸的に設けられ、一端が前記スプールに連結されると共に他端が前記シャフト・センサに連結され、通常は前記スプールと前記シャフト・センサとを一体に回転させ、前記ロック手段による前記シャフト・センサのウエビング引出方向回転阻止状態ではウエビング引張力により捩じれながら前記スプールを前記シャフト・センサに対してウエビング引出方向へ相対回転させるトーションバーと、を備えたウエビング巻取装置において、前記シャフト・センサと前記スプールとの間に掛け渡されると共に前記スプール内に移動可能に挿入して配置されたワイヤによって構成されて、前記シャフト・センサと前記スプールとの間に連携して設けられ、前記ロック手段による前記シャフト・センサのウエビング引出方向回転阻止状態では前記スプールの前記シャフト・センサに対する相対回転で前記ワイヤが前記スプールから抜け出すまでの間前記ワイヤがしごかれて前記相対回転に抗する荷重を付与する荷重付与手段を備えたことを特徴としている。
なお、請求項2に記載したワイヤとは、容易に変形しない(例えば、自重や人力によっては変形しない)棒状の部材を含むものである。
【0019】
請求項2記載のウエビング巻取装置では、スプールとシャフト・センサとはトーションバーを介して連結されており、通常は、これらが一体に回転してウエビングの巻取り引出しが自由とされる。
【0020】
ここで、例えば、車両衝突時等の車両急減速時に所定の加速度(減速度)が検知されると、ロック手段が作動してシャフト・センサのウエビング引出方向の回転が阻止される。このとき、ウエビング引張力がスプールを介してトーションバーにウエビング引出し方向の回転力として作用する。このため、トーションバーが捩れ、ウエビング(乗員)に作用する荷重を一定に保ちながら(一定のフォースリミッタ荷重が作用しながら)スプールがシャフト・センサに対してウエビング引出方向へ回転されてウエビングが引出され、トーションバーによるエネルギ吸収が果たされる。
【0021】
また、トーションバーが捩れてスプールがシャフト・センサに対して相対回転する際には、荷重付与手段がスプールの相対回転でワイヤがスプールから抜け出すまでの間この相対回転に抗する荷重を付与する。したがって、前述のトーションバーの捩り荷重に加えて荷重付与手段による荷重がフォースリミッタ荷重としてウエビング(乗員)に作用する。すなわち、トーションバーの捩り荷重のみによって得られるフォースリミッタ荷重よりも大きなフォースリミッタ荷重が得られ、ウエビング引出速度(スプール回転速度)を低く押さえて適切なエネルギ吸収が果たされる。
【0022】
さらに、スプールのシャフト・センサに対する相対回転でワイヤがスプールから抜け出すと、荷重付与手段による荷重の付与が解除される。このため、前述のトーションバーの捩り荷重のみがフォースリミッタ荷重としてウエビング(乗員)に作用する。すなわち、エネルギ吸収が開始された当初のフォースリミッタ荷重よりもフォースリミッタ荷重が減少する。
【0023】
このように、請求項2に係る発明のウエビング巻取装置では、所定のタイミングでフォースリミッタ荷重を変更することができる。すなわち、車両急減速の初期には荷重付与手段により荷重を付加して時間当りのエネルギ吸収量を大きくしてウエビングの引出量(乗員の移動量)を抑え、所定のエネルギ吸収後は時間当りのエネルギ吸収量を小さくすることによって乗員への負荷を軽減することができるため、望ましい特性である。特に、エアバッグ装置を備えた車両においては、エアバッグと乗員との接触直前にフォースリミッタ荷重を減少することによって乗員に作用する荷重を減じることが可能で乗員の傷害をさらに軽減することができる。また、エアバッグ装置を備えない車両においても、ステアリングホイールやインストルメントパネル(ダッシュボード)等の車内物と乗員との接触直前にフォースリミッタ荷重を減少することによって乗員に作用する荷重を減じることが可能で乗員の傷害を軽減することができる。
【0024】
このように、請求項2に係る発明のウエビング巻取装置では、簡単な構造により所定のタイミングでフォースリミッタ荷重を変更することができ、乗員の慣性エネルギを更に好適に吸収することができる。
【0025】
また、トーションバーが捩れてスプールがシャフト・センサに対して相対回転する際には、ワイヤがスプールの回転に伴ってスプール出口部においてしごかれ、スプール側面に巻き取られながらスプールが回転する。
【0026】
したがって、前述のトーションバーの捩り荷重に加えてワイヤのしごき荷重がフォースリミッタ荷重としてウエビング(乗員)に作用する。すなわち、トーションバーの捩り荷重のみによって得られるフォースリミッタ荷重よりも大きなフォースリミッタ荷重が得られ、ウエビング引出速度(スプール回転速度)を低く押さえて適切なエネルギ吸収が果たされる。
【0027】
さらに、スプールがシャフト・センサに対して回転して、シャフト・センサとスプールとの間に掛け渡されたワイヤスプールから抜け出し(巻き取られ)、このワイヤのしごきによる荷重の付与が解除される。このため、前述のトーションバーの捩り荷重のみがフォースリミッタ荷重としてウエビング(乗員)に作用する。すなわち、エネルギ吸収が開始された当初のフォースリミッタ荷重よりもフォースリミッタ荷重が減少する。
【0028】
このように、請求項2に係る発明のウエビング巻取装置では、簡単な構造により所定のタイミングでフォースリミッタ荷重を変更することができ、乗員の慣性エネルギを更に好適に吸収することができる。
【0029】
請求項3に係る発明のウエビング巻取装置は、請求項2記載のウエビング巻取装置において、前記スプールの前記シャフト・センサに対する相対回転の際に前記ワイヤが付与する前記荷重を、前記ワイヤが前記スプール内から全量抜け出す直前において徐々に減少させる除変手段を設けたことを特徴としている。
【0030】
請求項3記載のウエビング巻取装置では、スプールがシャフト・センサに対して相対回転する際にワイヤのしごきにより付与される荷重は、除変手段によって、このワイヤがスプール内から全量抜け出す直前において徐々に減少される。
【0031】
ここで、例えばエアバッグ装置を備えた車両においては、エアバッグと乗員との接触直前にフォースリミッタ荷重を減少することによって乗員に作用する荷重を減じることが可能で乗員の傷害をさらに軽減することができるが、前述の如きワイヤのしごきによる荷重付与の解除が瞬間的に行なわれると、仮に組付け誤差等に起因して、フォースリミッタ荷重が減少する以前にエアバッグが展開してしまう可能性がある。
【0032】
これに対し、請求項3記載のウエビング巻取装置では、ワイヤのしごきにより付与される荷重は、除変手段によって、このワイヤがスプール内から全量抜け出す直前において徐々に減少されるため、ワイヤのしごきによる荷重の付与が全て解除される以前に仮に組付け誤差等に起因してエアバッグが展開してしても、フォースリミッタ荷重を減少させて乗員に作用する荷重を減じることができ乗員の傷害を一層確実に軽減することができる。
【0033】
このように、請求項3に係る発明のウエビング巻取装置では、簡単な構造により所定のタイミングでフォースリミッタ荷重を変更することができ、乗員の慣性エネルギを更に好適に吸収することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
図1には、第1の実施の形態に係るウエビング巻取装置10の構成が示されている。
【0035】
ウエビング巻取装置10は、フレーム12を備えている。フレーム12は略コ字型であり、対向する一対の脚片及び各脚片を連結する背片から成り、背片部において車体に固定されている。
【0036】
フレーム12の対向する一対の脚片の間には、軸方向が脚片の対向方向とされた筒状のスプール14が設けられている。このスプール14にはウエビング34の一端が係止され、スプール14の回転により、ウエビング34がスプール14に対して巻取り引出し自在となる。
【0037】
スプール14の筒内には、一端(図1の左側端)部にシャフト・センサ16が配置されている。シャフト・センサ16は、フレーム12の脚片開口部にスプール14と同軸的でかつ回転自在に支持されている。シャフト・センサ16にはロック手段を構成するロックプレート36が接続され、図示しない加速度センサが所定の加速度(減速度)を検知した場合にロックプレート36がフレーム12に噛込むことによりシャフト・センサ16の回転を阻止する構成となっている。
【0038】
また、シャフト・センサ16には、スプール14の筒内軸心部分に配置されたトーションバー20の一端部が連結されており、シャフト・センサ16が常にトーションバー20の一端部と一体に回転するように構成されている。
【0039】
一方、スプール14の筒内他端(図1の右側端)部には、スリーブ18が配置されている。スリーブ18は、スプライン状の歯(図示省略)が嵌合することでスプール14と一体に連結されると共に、フレーム12の脚片開口部にスプール14と同軸的でかつ回転自在に支持されている。スリーブ18の先端部は脚片から外方へ突出しており、さらに、その突出部端にはぜんまいばね(図示省略)が設けられている。これにより、スリーブ18は常にウエビング34を巻取る方向に回転付勢されている。
【0040】
さらに、このスリーブ18は、前述したトーションバー20の他端部が連結されることにより、シャフト・センサ16と連結されている。これにより、通常は、スプール14、スリーブ18、トーションバー20、及びシャフト・センサ16は一体に回転するよう構成されている。
【0041】
また、前記シャフト・センサ16には、荷重付与手段を構成する溝22が形成されている。図2に示す如く、この溝22は、スプール14のウエビング34引出し方向(シャフト・センサ16に対する相対回転方向)へ向けて次第に浅く形成されている。
【0042】
さらに、溝22内には、同様に荷重付与手段を構成するピン・スロテッド24が配置されている。このピン・スロテッド24は、スプール14に係止された状態で溝22内に収容されており、常にスプール14と一体に回転する。
【0043】
次に本第1の実施の形態の作用を説明する。
【0044】
上記構成のウエビング巻取装置10では、スプール14とシャフト・センサ16とはトーションバー20によって連結されており、通常は、これらが一体に回転してウエビング34の引出し巻取りが自由とされる。
【0045】
ここで、例えば、車両衝突時等の車両急減速時に所定の加速度(減速度)が検知されると、ロックプレート36がフレーム12に噛込み、シャフト・センサ16のウエビング引出方向の回転が阻止される。このとき、ウエビング引張力がスプール14を介してトーションバー20にウエビング引出し方向の回転力として作用する。このため、トーションバー20が捩れ、ウエビング34(乗員)に作用する荷重を一定に保ちながら(一定のフォースリミッタ荷重が作用しながら)スプール14がシャフト・センサ16に対してウエビング引出方向へ回転されてウエビング34が引出され、トーションバー20によるエネルギ吸収が果たされる。
【0046】
また、トーションバー20が捩れてスプール14がシャフト・センサ16に対して相対回転する際には、ピン・スロテッド24がスプール14と共に回転されてシャフト・センサ16に設けられた溝22内を移動する(図3図示状態)。溝22はスプール14の相対回転方向へ向けて次第に浅く形成されているため、ピン・スロテッド24は変形されながら移動され、これにより、スプール14の相対回転に抗する荷重を付与する。
【0047】
したがって、前述のトーションバー20の捩り荷重に加えてピン・スロテッド24の変形による荷重がフォースリミッタ荷重としてウエビング34(乗員)に作用する。すなわち、トーションバー20の捩り荷重のみによって得られるフォースリミッタ荷重よりも大きなフォースリミッタ荷重が得られる。このときのウエビング引張力とスプール14の回転量とは、図4に示される関係となり、トーションバー20の捩り荷重のみによって得られるフォースリミッタ荷重(図4のF1)より大きなフォースリミッタ荷重(図4のF2)が得られるため、ウエビング34引出速度(スプール14回転速度)を低く押さえて適切なエネルギ吸収が果たされる。
【0048】
さらに、スプール14がピン・スロテッド24と共にシャフト・センサ16に対して一回転すると、前記ピン・スロテッド24の変形が終了しピン・スロテッド24の変形による荷重の付与が解除される。このため、前述のトーションバー20の捩り荷重のみがフォースリミッタ荷重としてウエビング34(乗員)に作用する。すなわち、エネルギ吸収が開始された当初のフォースリミッタ荷重よりもフォースリミッタ荷重が減少する(図4の荷重F1)。
【0049】
このように、本第1の実施の形態に係るウエビング巻取装置10では、所定のタイミングでフォースリミッタ荷重を変更することができる。すなわち、車両急減速の初期にはピン・スロテッド24及び溝22(荷重付与手段)により荷重を付加して時間当りのエネルギ吸収量を大きくしてウエビング34の引出量(乗員の移動量)を抑え、所定のエネルギ吸収後は時間当りのエネルギ吸収量を小さくすることによって乗員への負荷を軽減することができるため、望ましい特性である。特に、エアバッグ装置を備えた車両においては、エアバッグと乗員との接触直前にフォースリミッタ荷重を減少することによって乗員に作用する荷重を減じることが可能で乗員の傷害をさらに軽減することができる。また、エアバッグ装置を備えない車両においても、ステアリングホイールやインストルメントパネル(ダッシュボード)等の車内物と乗員との接触直前にフォースリミッタ荷重を減少することによって乗員に作用する荷重を減じることが可能で乗員の傷害を軽減することができる。
【0050】
以上説明した如く、本第1の実施の形態に係るウエビング巻取装置10では、簡単な構造により所定のタイミングでフォースリミッタ荷重を変更することができ、乗員の慣性エネルギを更に好適に吸収することができる。
【0051】
次に、本発明の他の実施の形態を説明する。なお、前記第1の実施の形態と基本的に同一の部品には前記第1の実施の形態と同一の符号を付してその説明を省略する。
(第2の実施の形態)
図5には、第2の実施の形態に係るウエビング巻取装置40の構成が示されている。
【0052】
ウエビング巻取装置40は、前記第1の実施の形態に係るウエビング巻取装置10と基本的に同様の構成であるが、シャフト・センサ16には、図6に詳細に示す如く、荷重付与手段を構成する突起42が形成されている。また、スプール14には、同様に荷重付与手段を構成するせん断部44が形成されている。せん断部44は、突起42に係合可能にスプール14の全周に亘って形成されており、所定の荷重でせん断する。
【0053】
次に本第2の実施の形態の作用を説明する。
【0054】
上記構成のウエビング巻取装置40では、車両衝突時等の車両急減速時に所定の加速度(減速度)が検知されると、前述した第1の実施の形態と同様にトーションバー20が捩れ、ウエビング34(乗員)に作用する荷重を一定に保ちながら(一定のフォースリミッタ荷重が作用しながら)スプール14がシャフト・センサ16に対してウエビング引出方向へ回転されてウエビング34が引出され、トーションバー20によるエネルギ吸収が果たされる。
【0055】
さらに、トーションバー20が捩れてスプール14がシャフト・センサ16に対して相対回転する際には、シャフト・センサ16に設けられた突起42がスプール14に設けられたせん断部44に係合し、スプール14の回転に伴ってせん断されて、スプール14の相対回転に抗する荷重を付与する。
【0056】
したがって、前述のトーションバー20の捩り荷重に加えてせん断部44のせん断による荷重がフォースリミッタ荷重としてウエビング34(乗員)に作用する。すなわち、トーションバー20の捩り荷重のみによって得られるフォースリミッタ荷重よりも大きなフォースリミッタ荷重が得られ、ウエビング34引出速度(スプール14回転速度)を低く押さえて適切なエネルギ吸収が果たされる。
【0057】
さらに、スプール14がシャフト・センサ16に対して一回転すると、前記せん断部44のせん断が終了しせん断部44のせん断による荷重の付与が解除される。このため、前述のトーションバー20の捩り荷重のみがフォースリミッタ荷重としてウエビング34(乗員)に作用する。すなわち、エネルギ吸収が開始された当初のフォースリミッタ荷重よりもフォースリミッタ荷重が減少する。
【0058】
このように、本第2の実施の形態に係るウエビング巻取装置40では、簡単な構造により所定のタイミングでフォースリミッタ荷重を変更することができ、乗員の慣性エネルギを更に好適に吸収することができる。
【0059】
(第3の実施の形態)
図7には、第3の実施の形態に係るウエビング巻取装置50の構成が示されている。
【0060】
ウエビング巻取装置50は、前記第1の実施の形態に係るウエビング巻取装置10と基本的に同様の構成であるが、スプール14には孔52が形成されると共に、孔52に対向してシャフト・センサ16にも孔54が形成されている。また、シャフト・センサ16とスプール14との間には荷重付与手段としてのワイヤ56が掛け渡されている。このワイヤ56は、スプール14の孔52に移動可能に挿入されると共に、その一端部(図7の左側端部)はシャフト・センサ16の孔54を経た後にシャフト・センサ16に設けられたプッシュナット58によって係止されてシャフト・センサ16に一体に結合されている。
【0061】
次に本第3の実施の形態の作用を説明する。
【0062】
上記構成のウエビング巻取装置50では、車両衝突時等の車両急減速時に所定の加速度(減速度)が検知されると、前述した第1の実施の形態と同様にトーションバー20が捩れ、ウエビング34(乗員)に作用する荷重を一定に保ちながら(一定のフォースリミッタ荷重が作用しながら)スプール14がシャフト・センサ16に対してウエビング引出方向へ回転されてウエビング34が引出され、トーションバー20によるエネルギ吸収が果たされる。
【0063】
さらに、トーションバー20が捩れてスプール14がシャフト・センサ16に対して相対回転する際には、ワイヤ56がスプール14の回転に伴って孔52及び孔54出口部においてしごかれ、スプール14側面に巻き取られながらスプール14が回転する(図8図示状態)。
【0064】
したがって、前述のトーションバー20の捩り荷重に加えてワイヤ56のしごき荷重がフォースリミッタ荷重としてウエビング34(乗員)に作用する。すなわち、トーションバー20の捩り荷重のみによって得られるフォースリミッタ荷重よりも大きなフォースリミッタ荷重が得られ、ウエビング34引出速度(スプール14回転速度)を低く押さえて適切なエネルギ吸収が果たされる。
【0065】
さらに、スプール14がシャフト・センサ16に対して所定量回転すると、シャフト・センサ16とスプール14との間に掛け渡されたワイヤ56が全長に亘ってスプール14の孔52から抜き出されるため、このワイヤ56のしごきによる荷重の付与が解除される。このため、前述のトーションバー20の捩り荷重のみがフォースリミッタ荷重としてウエビング34(乗員)に作用する。すなわち、エネルギ吸収が開始された当初のフォースリミッタ荷重よりもフォースリミッタ荷重が減少する。
【0066】
このように、本第3の実施の形態に係るウエビング巻取装置50では、簡単な構造により所定のタイミングでフォースリミッタ荷重を変更することができ、乗員の慣性エネルギを更に好適に吸収することができる。
【0067】
なお、前述した第3の実施の形態に係るウエビング巻取装置50において、ワイヤ56のしごきによる荷重の付与を、ワイヤ56がスプール14の孔52内から全量抜け出す直前において徐々に減少させる除変手段を設ける構成とすることもできる。
【0068】
例えば、図9に示す如く、スプール14の孔52内に除変手段としての掛回しピン60を複数設け、これらの掛回しピン60にワイヤ56を順次掛け回す構成としてもよい。
【0069】
この構成によれば、スプール14がシャフト・センサ16に対して相対回転する際にワイヤ56のしごきにより付与される荷重は、掛回しピン60(除変手段)によって、このワイヤ56が掛回しピンを順次通過する毎に(すなわち、ワイヤ56がスプール14の孔52内から全量抜け出す直前において)徐々に減少される。
【0070】
ここで、例えばエアバッグ装置を備えた車両においては、エアバッグと乗員との接触直前にフォースリミッタ荷重を減少することによって乗員に作用する荷重を減じることが可能で乗員の傷害をさらに軽減することができるが、図10(B)に示す如く、前述の如きワイヤ56のしごきによる荷重付与の解除が瞬間的に行なわれると(A点)、仮に組付け誤差等に起因して、フォースリミッタ荷重が減少する以前にエアバッグが展開してしまう可能性がある。
【0071】
これに対し、前記掛回しピン60(除変手段)を備えた構成とすれば、ワイヤ56のしごきにより付与される荷重は、図10(A)に示す如く、ワイヤ56がスプール14の孔52内から全量抜け出す直前において徐々に減少されるため、ワイヤ56のしごきによる荷重の付与が全て解除される以前に(A点以前に)仮に組付け誤差等に起因してエアバッグが展開してしても、フォースリミッタ荷重は少なくとも図10(A)のF2よりは小さくなっており、乗員に作用する荷重を減じて乗員の傷害を一層確実に軽減することができる。
【0072】
なお、除変手段としては、前述の掛回しピン60を設ける構成とするに限らず、ワイヤ56の終端部分をテーパー状に(拡径して)形成する構成としたり、あるいは、しごきに対して特性が異なるように材質を変える構成とすることができる。
【0073】
【発明の効果】
以上説明した如く、本発明に係るウエビング巻取装置は、簡単な構造により所定のタイミングでフォースリミッタ荷重を変更することができ、乗員の慣性エネルギを更に好適に吸収することができるという優れた効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るウエビング巻取装置の全体構成を示す断面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るウエビング巻取装置のシャフト・センサに設けられた溝及びピン・スロテッドの構成を示す断面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るウエビング巻取装置のシャフト・センサに設けられた溝及びピン・スロテッドの構成を示すエネルギ吸収状態における断面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係るウエビング巻取装置におけるウエビング引張力(フォースリミッタ荷重)とウエビング引出方向回転量との関係を示す線図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るウエビング巻取装置の全体構成を示す断面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係るウエビング巻取装置のシャフト・センサに設けられた突起及びスプールに設けられたせん断部の構成を示す断面図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係るウエビング巻取装置の全体構成を示す断面図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態に係るウエビング巻取装置のエネルギ吸収状態における断面図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態に係るウエビング巻取装置の変形例を示す断面図である。
【図10】(A)は図9に示すウエビング巻取装置の変形例におけるウエビング引張力(フォースリミッタ荷重)とウエビング引出方向回転量との関係を示す線図であり、(B)は比較例を示す線図である。
【符号の説明】
10 ウエビング巻取装置
14 スプール
16 シャフト・センサ
18 スリーブ
20 トーションバー
22 溝(荷重付与手段)
24 ピン・スロテッド(荷重付与手段)
36 ロックプレート(ロック手段)
40 ウエビング巻取装置
42 突起(荷重付与手段)
44 せん断部(荷重付与手段)
50 ウエビング巻取装置
56 ワイヤ(荷重付与手段)
60 掛回しピン(除変手段)

Claims (3)

  1. ウエビングが巻取り引出しされる筒状のスプールと、
    前記スプールの一端側に前記スプールと同軸的でかつ相対回転可能に設けられたシャフト・センサと、
    前記シャフト・センサに接続して設けられ、所定の加速度が検知された際にフレームに係合して前記シャフト・センサのウエビング引出方向回転を阻止するロック手段と、
    前記スプール内に前記スプールと同軸的に設けられ、一端が前記スプールに連結されると共に他端が前記シャフト・センサに連結され、通常は前記スプールと前記シャフト・センサとを一体に回転させ、前記ロック手段による前記シャフト・センサのウエビング引出方向回転阻止状態ではウエビング引張力により捩じれながら前記スプールを前記シャフト・センサに対してウエビング引出方向へ相対回転させるトーションバーと、
    を備えたウエビング巻取装置において、
    前記シャフト・センサに設けられ、前記スプールの前記シャフト・センサに対する相対回転方向へ向けて次第に浅く形成された溝と、前記スプールに係止された状態で前記溝内に収容されたピン・スロテッドと、で構成されて、前記シャフト・センサと前記スプールとの間に連携して設けられ、前記ロック手段による前記シャフト・センサのウエビング引出方向回転阻止状態では前記スプールの前記シャフト・センサに対する相対回転が所定量に達するまでの間だけ前記ピン・スロテッドが前記溝内での移動により変形されて前記相対回転に抗する荷重を付与する荷重付与手段を備えたことを特徴とするウエビング巻取装置。
  2. ウエビングが巻取り引出しされる筒状のスプールと、
    前記スプールの一端側に前記スプールと同軸的でかつ相対回転可能に設けられたシャフト・センサと、
    前記シャフト・センサに接続して設けられ、所定の加速度が検知された際にフレームに係合して前記シャフト・センサのウエビング引出方向回転を阻止するロック手段と、
    前記スプール内に前記スプールと同軸的に設けられ、一端が前記スプールに連結されると共に他端が前記シャフト・センサに連結され、通常は前記スプールと前記シャフト・センサとを一体に回転させ、前記ロック手段による前記シャフト・センサのウエビング引出方向回転阻止状態ではウエビング引張力により捩じれながら前記スプールを前記シャフト・センサに対してウエビング引出方向へ相対回転させるトーションバーと、
    を備えたウエビング巻取装置において、
    前記シャフト・センサと前記スプールとの間に掛け渡されると共に前記スプール内に移動可能に挿入して配置されたワイヤによって構成されて、前記シャフト・センサと前記スプールとの間に連携して設けられ、前記ロック手段による前記シャフト・センサのウエビング引出方向回転阻止状態では前記スプールの前記シャフト・センサに対する相対回転で前記ワイヤが前記スプールから抜け出すまでの間前記ワイヤがしごかれて前記相対回転に抗する荷重を付与する荷重付与手段を備えたことを特徴とするウエビング巻取装置。
  3. 前記スプールの前記シャフト・センサに対する相対回転の際に前記ワイヤが付与する前記荷重を、前記ワイヤが前記スプール内から全量抜け出す直前において徐々に減少させる除変手段を設けたことを特徴とする請求項2記載のウエビング巻取装置。
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