JP2001297348A - Etc車載システム - Google Patents

Etc車載システム

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JP2001297348A
JP2001297348A JP2000110866A JP2000110866A JP2001297348A JP 2001297348 A JP2001297348 A JP 2001297348A JP 2000110866 A JP2000110866 A JP 2000110866A JP 2000110866 A JP2000110866 A JP 2000110866A JP 2001297348 A JP2001297348 A JP 2001297348A
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vehicle
alarm
card
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JP2000110866A
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Tetsuya Saito
哲也 斉藤
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転者の利用勝手が良く車両の乗降時にET
C用カードの装填忘れおよび抜き忘れを未然に防止する
ETC車載システムを提供すること。 【解決手段】 車両内に設置されるETC車載器1と、
ETC車載器1に装填されるETC用カード2とからな
るETC車載システムにおいて、ETC車載器1は、装
填判定手段3、警報手段5および手動停止手段6bを備
えている。装填判定手段3は、ETC用カード2が上記
ETC車載器1に装填されているか否かを判定する。警
報手段5は、装填判定手段3により、車両の運転開始時
にETC用カード2が装填されていないと判定された場
合および車両の運転終了時にETCカード2が装填され
ていると判定された場合、警報を発する。手動停止手段
6bは、警報手段5の警報を手動で停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タクシー車両等に
搭載されるETC(Electronic Toll CollectionSystem
;高速料金自動収集システム)車載システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】ETC車載システムは、ETC車載器
と、ETC車載器に装填されるETC用カード(たとえ
ばICカード)とからなり、使用者が有料道路通行時に
質問器より課金する料金および情報が電波で送信される
と、ETC車載器で受信されてETC用カードに対して
課金処理を行うものである。この種のETC車載システ
ムは、たとえば、特開平8−287196号公報に開示
されている。
【0003】上述の公報に開示されているシステムは、
図7に示すように、マイクロコンピュータ101、電波
通信インターフェイス102、ICカードインターフェ
イス103、表示部104、音(声)回路105、車両
状態入力インターフェイス106、電源監視インターフ
ェイス107、アンテナ108および運転動作禁止回路
108からなる。
【0004】このシステムは、動作時、図8のフローチ
ャートに示すように、ステップS201で、車両状態が
エンジンスタートであると判断されると、ステップS2
05で、自動課金用ICカード(図示しない)の装填の
有無およびエラー状態でないかがマイクロコンピュータ
101で判断される。もし、ICカードが装填されてい
なかったり、ICカードがエラー状態で装填されたと判
断されると、ステップS206で、表示部104で警告
表示を行うと共に、ステップS207で、音(声)回路
105から警告音(声)を発する。
【0005】このような視覚的および聴覚的な警告を与
えることにより、カード挿入忘れ、およびカードのエラ
ー状態を防ぎ、正常な課金処理を行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ICカ
ードが装填されていなかったり、ICカードがエラー状
態で装填されたと判断されたとき、警告音が一定時間発
せられる場合、車両が必ずしも高速道路を利用していな
いときでも警告音が発せられ、運転者に不快感を与える
ことがある。
【0007】また、ICカードは、降車時には盗難防止
のために抜き取っておく必要があるが、上述の従来技術
では、抜き忘れ防止の対策が何も打たれていない。
【0008】そこで、本発明の目的は、上述の課題に鑑
み、運転者の利用勝手が良く車両の乗降時にETC用カ
ードの装填忘れおよび抜き忘れを未然に防止するETC
車載システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した目的にかんがみ
て、請求項1記載の発明のETC車載システムは、車両
内に設置されるETC車載器1と、該ETC車載器1に
装填されるETC用カード2とからなるETC車載シス
テムにおいて、上記ETC車載器1は、上記ETC用カ
ード2が上記ETC車載器1に装填されているか否かを
判定する装填判定手段3と、上記装填判定手段3によ
り、上記車両の運転開始時に上記ETC用カード2が装
填されていないと判定された場合、警報を発する警報手
段5と、上記警報手段5の警報を手動で停止させる手動
停止手段6bと、を備えていることを特徴とする。
【0010】請求項1記載の発明によれば、車両内に設
置されるETC車載器1と、ETC車載器1に装填され
るETC用カード2とからなるETC車載システムにお
いて、ETC車載器1は、装填判定手段3、警報手段5
および手動停止手段6bを備えている。装填判定手段3
は、ETC用カード2がETC車載器1に装填されてい
るか否かを判定する。警報手段5は、装填判定手段3に
より、車両の運転開始時にETC用カード2が装填され
ていないと判定された場合、警報を発する。手動停止手
段6bは、警報手段5の警報を手動で停止させる。
【0011】また、請求項2記載の発明のETC車載シ
ステムは、車両内に設置されるETC車載器1と、該E
TC車載器1に装填されるETC用カード2とからなる
ETC車載システムにおいて、上記ETC車載器1は、
上記ETC用カード2が上記ETC車載器1に装填され
ているか否かを判定する装填判定手段3と、上記装填判
定手段3により、上記車両の運転開始時に上記ETC用
カード2が装填されていないと判定された場合および上
記車両の運転終了時に上記ETCカード2が装填されて
いると判定された場合、警報を発する警報手段5と、を
備えていることを特徴とする。
【0012】請求項2記載の発明によれば、車両内に設
置されるETC車載器1と、ETC車載器1に装填され
るETC用カード2とからなるETC車載システムにお
いて、ETC車載器1は、装填判定手段3および警報手
段5を備えている。装填判定手段3は、ETC用カード
2が上記ETC車載器1に装填されているか否かを判定
する。警報手段5は、装填判定手段3により、車両の運
転開始時にETC用カード2が装填されていないと判定
された場合および車両の運転終了時にETCカード2が
装填されていると判定された場合、警報を発する。
【0013】また、請求項3記載の発明のETC車載シ
ステムは、車両内に設置されるETC車載器1と、該E
TC車載器1に装填されるETC用カード2とからなる
ETC車載システムにおいて、上記ETC車載器1は、
上記ETC用カード2が上記ETC車載器1に装填され
ているか否かを判定する装填判定手段3と、上記装填判
定手段3により、上記車両の運転開始時に上記ETC用
カード2が装填されていないと判定された場合および上
記車両の運転終了時に上記ETCカード2が装填されて
いると判定された場合、警報を発する警報手段5と、上
記警報手段5の警報を手動で停止させる手動停止手段6
bと、を備えていることを特徴とする。
【0014】請求項3記載の発明によれば、車両内に設
置されるETC車載器1と、ETC車載器1に装填され
るETC用カード2とからなるETC車載システムにお
いて、ETC車載器1は、装填判定手段3、警報手段5
および手動停止手段6bを備えている。装填判定手段3
は、ETC用カード2が上記ETC車載器1に装填され
ているか否かを判定する。警報手段5は、装填判定手段
3により、車両の運転開始時にETC用カード2が装填
されていないと判定された場合および車両の運転終了時
にETCカード2が装填されていると判定された場合、
警報を発する。手動停止手段6bは、警報手段5の警報
を手動で停止させる。
【0015】また、請求項4記載の発明は、請求項1乃
至3のいずれか1項記載の発明のETC車載システムに
おいて、前記警報手段5は、前記装填判定手段3により
前記車両の運転開始時に既に前記ETC用カード2が装
填されていると判定された場合、前記ETC用カード2
が装填されていないと判定された場合の警報と識別可能
な警報を発することを特徴とする。
【0016】請求項4記載の発明によれば、警報手段5
は、装填判定手段3により車両の運転開始時に既にET
C用カード2が装填されていると判定された場合、ET
C用カード2が装填されていないと判定された場合の警
報と識別可能な警報を発する。
【0017】また、請求項5記載の発明は、請求項4記
載の発明のETC車載システムにおいて、前記警報手段
5は、前記装填判定手段3により前記車両の運転終了時
に前記ETCカード2が装填されていると判定された場
合、前記車両の運転開始時に前記ETC用カード2が装
填されていないと判定された場合の警報および前記装填
判定手段3により前記車両の運転開始時に既に前記ET
C用カード2が装填されていると判定された場合の警報
とそれぞれ識別可能な警報を発することを特徴とする。
【0018】請求項5記載の発明によれば、警報手段5
は、装填判定手段3により車両の運転終了時にETCカ
ード2が装填されていると判定された場合、車両の運転
開始時にETC用カード2が装填されていないと判定さ
れた場合の警報および車両の運転開始時に既に前記ET
C用カード2が装填されていると判定された場合の警報
とそれぞれ識別可能な警報を発する。
【0019】また、請求項6記載の発明は、請求項1乃
至3のいずれか1項記載の発明のETC車載システムに
おいて、前記警報手段5は、警報発生中に前記ETC用
カード2が前記ETC車載器1に装填された場合、警報
を停止することを特徴とする。
【0020】請求項6記載の発明によれば、警報手段5
は、警報発生中にETC用カード2がETC車載器1に
装填された場合、警報を停止する。
【0021】また、請求項7記載の発明は、請求項2ま
たは3記載の発明のETC車載システムにおいて、前記
警報手段5は、警報発生中に、前記ETC用カード2が
前記ETC車載器1から抜かれた場合、警報を停止する
ことを特徴とする。
【0022】請求項7記載の発明によれば、警報手段5
は、警報発生中に、ETC用カード5がETC車載器1
から抜かれた場合、警報を停止する。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるETC車載シ
ステムの実施の形態について、図2乃至図6を参照して
説明する。ここでは、ETC車載システムをタクシー車
両(以下、単に車両という)に搭載した例について説明
する。
【0024】ETC車載システムは、図2の概略斜視図
に示すように、車両のダッシュボード等に配置されるE
TC車載器1と、ICカード等からなるETC用カード
2とで構成されている。ETC車載器1は、その筐体1
aの前面1a1上部には、各種情報表示用の液晶ディス
プレイ等からなる表示部7が配設され、この表示部7の
下方の前面1a1上に、キー入力部6が配設されてい
る。また、筐体1aの側面1a2には、ETC用カード
2挿入用のカードスロット1a3が形成されている。
【0025】図3は、ETC車載器1の内部構成を示す
ブロック図である。ETC車載器1は、装填判定手段と
してのマイクロコンピュータ(以下、マイコンと略記す
る)3と、SAM(Secure Application Module )4
と、警報手段としてのブザー5と、キー入力部6と、表
示部7と、電源回路8と、無線送受信用の変復調回路9
と、コネクタ10と、車両状態入力I/F(インターフ
ェース)11とを備えている。
【0026】マイコン3は、CPU3a、RAM3bお
よびROM3cからなり、ETC車載器1の全体動作を
制御している。
【0027】SAM4は、暗号、復号の処理だけでなく
ETC用カード2への情報の読み書きを行う。また、E
TC用カード2の装填、未装填を検出してマイコン3へ
伝達する機能を備えている。
【0028】キー入力部6は、テンキー6aと、手動停
止手段としてのブザー停止キー6bを含む。
【0029】ETC車載器1は、車両20に設置される
各種機器および車両構成要素、すなわち、タクシーメー
タ21、外付け料金表示装置22、バッテリ25、アン
テナ26およびイグニッションキー27と、コネクタ1
0と車両20側のコネクタ28を介して電気的に接続さ
れている。
【0030】すなわち、変復調回路9は、アンテナ26
に接続され、マイコン3は、タクシーメータ21と、外
付け料金表示装置22とに接続される。
【0031】また、ETC用カード2には、銀行等を通
じて通行料金支払用に予納してある現金の残額情報であ
る電子現金情報(先払い:プリペイドの場合)や、銀行
口座等からの自動引き落としにより後日精算できる通行
料金の残額情報である支払者情報(後払い:ポストペイ
ドの場合)、及び、これらに付随するカードID等が、
前もって書き込まれている。
【0032】ETC車載器1のマイコン3は、コネクタ
10,28を介してETC車載器1を車両20のダッシ
ュボードに装着した状態で、車両20のバッテリ25か
らコネクタ28,10を介して供給される電力により作
動する。
【0033】マイコン3のCPU3aは、図4に有料道
路の入口や出口を構成する料金所の斜視図で示すよう
に、車両20が料金所のゲート30の隣り合う分離帯3
2間のレーン31を通過してこれを車両検出器33が検
出する毎に、例えば料金所事務所の室内等、ゲート30
の近傍箇所に設置された料金所ホストコンピュータ35
からの指示により、レーン31の上方のルーフ36裏に
吊り下げられた質問器34がアンテナ34aを介して質
問信号を無線で送信するのを皮切りに、質問器34との
間で交信を行い、通行料金の収受処理を行う。
【0034】具体的には、車両20が入口料金所のゲー
ト30のレーン31の通過時、通過するレーン31上の
質問器34より、信号をアンテナ34aを介してETC
車載器1に送信する。
【0035】フラットアンテナ26を介して信号を受信
した車両20のCPU3aは、ETC車載器1をアクテ
ィブ状態に移行させた後、ETC用カード2内に書き込
まれた前記カードIDと共に、フラットアンテナ26を
介して質問器34に応答信号RS1として送信する。
【0036】応答信号RS1を受信した質問器34は、
料金所ホスト30に応答信号RS1を出力すると共に、
料金所ホスト30が応答信号RS1中のカードIDに対
するブラックリストチェック等を行った上で、この応答
信号RS1を基に生成する入口信号IS、すなわち、入
口料金所を数値で表した入口料金所情報と通過日時から
なる入口情報を、ETC車載器1に送信する。
【0037】この入口信号ISを受信したETC車載器
1のCPU3aは、これを基に、その中の入口情報をE
TC用カード2に書き込むと共に、書き込み処理が正常
に済んだことを示す確認信号AK1を質問器34に送信
する。そして、確認信号AK1を受信すると、入口料金
所での一連の交信動作が終了する。
【0038】次に、車両20が出口料金所のゲート30
のレーン31の通過時、通過するレーン31上の質問器
34は、信号をETC車載器1に送信する。
【0039】一方、信号を受信した車両20のCPU3
aは、ETC車載器1をアクティブ状態に移行させた
後、入口情報、即ち、入口料金所情報及び通過日時と車
種情報、そして、支払いがプリペイド(先払い)かポス
トペイド(後払い)かの支払区分を数値で表したETC
用カード2内の支払区分情報を、応答信号RS3として
質問器34に送信する。
【0040】応答信号RS3を受信した質問器34は、
各料金所ホスト30に応答信号RS3を出力すると共
に、これを基に料金所ホスト30が生成する出口信号O
S、すなわち、出口料金所を数値で表した出口料金所情
報と通過日時、ETC車載器1からの応答信号RSによ
り受け取った車種情報に従って算出される通行料金、そ
して、支払区分情報からなる出口情報をETC車載器1
に送信する。
【0041】そして、出口信号OSを受信したETC車
載器1のCPU3aは、その中の出口情報と、先にET
C用カード2に書き込んだ入口情報とを含む利用明細情
報を生成し、ETC用カード2に書き込むと共に、出口
信号ISを無事に受け取り利用明細情報を書き込んだこ
とを示す確認信号AK3を質問器34に送信し、出口料
金所での一連の交信動作が終了する。
【0042】また、ETC車載器1は、有料道路の本線
上の通過経路確認地点を通過する毎に、各通過経路確認
地点にそれぞれ配置された質問器34と同様の機器から
送信されるチェックバリア信号を受信する。このチェッ
クバリア信号は、通過経路確認地点を示すチェックバリ
ア情報を含んでおり、チェックバリア信号を受信したE
TC車載器1は、その中のチェックバリア情報をETC
用カード2に書き込み、出口料金所のゲート30を通過
する際にこのチェックバリア情報を、応答信号RS3中
に含めて送信する。この応答信号RS3中のチェックバ
リア情報は、出口料金所の料金所ホスト30が通行料金
を算出する際に、車両20の通行経路の確認や同一地点
の二重通行等の不正確認等のために参照される。
【0043】さらに、図示しないが、通行料金が通行区
間によらず定額である有料道路の料金所ゲートを車両2
0が通過する際には、そのゲートの質問器から送信され
る質問信号に応答してETC車載器1が、応答信号RS
1と同様の応答信号を質問器に送信し、これに呼応して
質問器が送信するオープンゲート信号を受信する。オー
プンゲート信号は、出口信号OSの信号フォーマットの
うちの出口料金所情報を、車両20が通過した料金所を
数値で表した通過料金所情報に置き換えたオープンゲー
ト情報を含んで構成されている。そして、オープンゲー
ト信号を受信したETC車載器1は、その中のオープン
ゲート情報を、利用明細情報の代わりにETC用カード
2に書き込む。
【0044】なお、マイコン3は、変復調回路9が受
信、復調した質問器34からの入口信号IS、出口信号
OS、オープンゲート信号、並びに、チェックバリア信
号が入力される毎に、それら入口信号IS、出口信号O
S、オープンゲート信号、並びに、チェックバリア信号
をタクシーメータ1に出力するように構成されている。
すなわち、本実施の形態では、マイコン3により走路情
報出力手段が構成されており、また、入口信号IS、出
口信号OS、オープンゲート信号、並びに、チェックバ
リア信号が状態変化信号A1及び走路情報A3に相当
し、入口信号IS、出口信号OS、及び、オープンゲー
ト信号中の入口料金所情報、出口料金所情報、及び、通
過料金所情報が設置箇所情報A5に相当している。
【0045】次に、車両20へ運転手が乗降する際のE
TC車載システムの動作について説明する。
【0046】車両20への運転手の乗降時、運転手がイ
グニッションキー27のポジションをOFF→ACC
(アクセサリ)→ON→STARTへと切り換えたり、
またはその逆の順序に切り換えたりした場合、その切換
に基づくイグニッション信号が、コネクタ27,10と
車両状態入力I/F11を介してマイコン3のCPU3
aに入力される。CPU3aは、車両状態入力I/F1
1からの信号に基づいて、運転動作を開始したことおよ
び運転動作を終了したことを把握する。
【0047】そこで、マイコン3のCPU3aは、車両
状態入力I/F11からのイグニッション信号とSAM
4からのETC用カード2の装填検出信号とに基づい
て、乗車(運転開始)時および降車(運転終了)時にブ
ザー5を起動制御してブザー音(警報)を鳴らし、ET
C用カード2の乗車時の未装填と降車時の抜き忘れに対
して注意を促す。
【0048】(乗車時)ETC用カード2の未装填の場
合、警報を鳴らす。たとえば、ブザー5を、1秒ごとに
10回鳴動させる。ただし、ブザー停止キー6bを押す
ことにより、マイコン3のCPU3aは、ブザー5のブ
ザー音(警報)を停止するように制御する。これによ
り、運転者が、ブザー5の鳴動中、ブザー音が不快と感
じた場合は、ブザー停止キー6bを押すことにより、不
快感から解放される。
【0049】また、ブザー5の鳴動中に、ETC用カー
ド2がSAM4に挿入され、そのETC用カード2のカ
ードIDがOKと判定された場合も、マイコン3のCP
U3aは、SAM4からのETC用カード2の装填検出
信号に基づき、ブザー5の鳴動を直ちに停止するように
制御する。
【0050】一方、乗車の際、既にETC用カード2が
挿入されていた場合は、マイコン3のCPU3aは、S
AM4からのETC用カード2の装填検出信号に基づ
き、ブザー5を1回鳴動するように制御する。それによ
り、運転者は、ETC車載器1がETC用カードの装填
済を認識したことがわかる。
【0051】次に、上述の乗車時の動作を図5に示すフ
ローチャートを参照して説明する。まず、運転者が車両
20に乗り込み、イグニッションキー27をOFFポジ
ションからACCポジションにすると、車両状態入力I
/F11からイグニッション信号がマイコン3のCPU
3aに入力される。CPU3aは、このイグニッション
信号に基づき、イグニッションキー27がACCポジシ
ョンにあると判定する(ステップS1)。
【0052】次いで、CPU3aは、SAM4からの装
填検出信号を監視し、ETC用カード2が挿入されてい
るか否かを判定する(ステップS2)。その答がイエス
ならば(すなわち、すでにETC用カード2が挿入され
ている場合)、CPU3aは、ブザー5を起動制御し、
ブザー音(警報)を1回だけ鳴動させ(ステップS
3)、その後本処理を終了し、他の処理に移る。
【0053】一方、ステップS2の答がノーならば(す
なわち、いまだETC用カード2が挿入されていない場
合)、CPU3aは、ブザー5を起動制御し、ブザー音
(警報)を1秒毎に1回の間隔で連続的に鳴動させる
(ステップS4)。次いで、CPU3aは、キー入力部
6のブザー停止キー6bがオン操作されたか否かを判定
し(ステップS5)、ノーならば、ETC用カード2が
挿入されているか否かを判定する(ステップS6)。
【0054】ステップS6の答がノーならば、CPU3
aは、ブザー鳴動回数が10回に達したか否かを判定し
(ステップS7)、ノーならばステップS4に戻り、ブ
ザー鳴動を継続する。
【0055】一方、ステップS5の答がイエスならば
(すなわち、鳴動中にブザー停止キー6bがオン操作さ
れた場合)、またはステップS6の答がイエスならば
(すなわち、鳴動中にETC用カード2が挿入された場
合)、またはステップS7の答がイエスならば(すなわ
ち、ブザー鳴動回数が10回に達した場合)、CPU3
aは、ブザー5を停止するように制御する(ステップS
8)。
【0056】次いで、CPU3aは、車両状態入力I/
F11からイグニッション信号に基づき、イグニッショ
ンキー27がACCポジションからONポジションに切
り蹴られたか否かを判定し(ステップS9)、その答が
ノーならばステップS2に戻り、イエスなら本処理を終
了し、他の処理に移る。
【0057】(降車時)ETC用カード2が装填された
ままの場合、警報を鳴らす。たとえば、乗車時の警報と
区別するため、ブザー5を1秒間に3回ならし、その3
回を2秒間隔で3度鳴動させる。また、ブザー5の鳴動
中に、ETC用カード2が抜き取られた場合、マイコン
3のCPU3aは、SAM4からのETC用カード2の
未装填を表す検出信号に基づき、ブザー5の鳴動を直ち
に停止するように制御する。
【0058】一方、降車の際、既にETC用カード2が
SAM4から抜き取られていた場合は、マイコン3のC
PU3aは、SAM4からのETC用カード2の未装填
を表す検出信号に基づき、ブザー5をいっさい鳴動させ
ない。
【0059】次に、上述の降車時の動作を図6に示すフ
ローチャートを参照して説明する。まず、運転者が車両
20から降りる際、イグニッションキー27をONポジ
ションからACCポジションを経てOFFポジションに
すると、車両状態入力I/F11からマイコン3のCP
U3aに入力される。CPU3aは、このイグニッショ
ン信号に基づき、イグニッションキー27がOFFポジ
ションに切り換えられたと判定する(ステップS1
1)。
【0060】次いで、CPU3aは、SAM4からの装
填検出信号を監視し、ETC用カード2が挿入されてい
るか否かを判定する(ステップS12)。その答がノー
ならば(すなわち、すでにETC用カード2が抜き取ら
れている場合)、CPU3aは、本処理を終了し、他の
処理に移る。
【0061】一方、ステップS2の答がイエスならば
(すなわち、いまだETC用カード2が挿入されたまま
になっている場合)、CPU3aは、ブザー5を起動制
御し、ブザー音(警報)を1秒間に3回ならし、その3
回を2秒間隔で連続的に鳴動させる(ステップS1
3)。次いで、CPU3aは、ETC用カード2が挿入
されているか否かを判定する(ステップS14)。
【0062】ステップS14の答がイエスならば、CP
U3aは、ブザー鳴動回数が2秒間隔で3度に達したか
否かを判定し(ステップS15)、その答がノーならば
ステップS13に戻り、ブザー鳴動を継続する。
【0063】一方、ステップS14の答がノーならば
(すなわち、鳴動中にETC用カード2が抜き取られた
場合)、またはステップS15の答がイエスならば(す
なわち、ブザー鳴動回数が2秒間隔で3度に達した場
合)、CPU3aは、ブザー5を停止するように制御す
る(ステップS16)。その後、CPU3aは、本処理
を終了する。
【0064】このようにして、乗降時にETC用カード
の挿入忘れ/抜き忘れを運転者に通知することができ
る。また、鳴動中にブザー停止キー6bの操作により鳴
動を止めることができる。さらに、運転開始時の挿入忘
れの警報と運転終了時の抜き忘れの警報が識別可能な形
で発せられるので、運転者は分かりやすい。
【0065】以上の通り、本発明の実施の形態について
説明したが、本発明はこれに限らず、種々の変形、応用
が可能である。
【0066】たとえば、運転動作を開始したことを示す
イグニッション信号は、イグニッションキー27のOF
F→ACCポジション切り換え時に限らずACC→ON
ポジション切り換え時にマイコン3に供給されるように
しても良い。同様に、運転動作を終了したことを示すイ
グニッション信号は、イグニッションキー27のACC
→OFFポジション切り換え時に限らずON→ACCポ
ジション切り換え時にマイコン3に供給されるようにし
ても良い。
【0067】また、ブザーの鳴動の回数や間隔は、任意
に設定することができる。
【0068】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、乗車時、
ETC用カードのETC車載器への挿入忘れを運転者に
警報によって通知できる。また、警報発生中に、警報を
手動で停止させることができ、運転者の使用勝手が良
い。
【0069】請求項2記載の発明によれば、車への乗降
時、ETC用カードの挿入忘れ/抜き忘れを運転者に警
報によって通知できる。
【0070】請求項3記載の発明によれば、車への乗降
時、ETC用カードの挿入忘れ/抜き忘れを運転者に警
報によって通知できる。また、警報発生中に、警報を手
動で停止させることができ、運転者の使用勝手が良い。
【0071】請求項4記載の発明によれば、運転開始時
の挿入忘れの警報と運転終了時の抜き忘れの警報が識別
可能な形で発せられるので、運転者は分かりやすい。
【0072】請求項5記載の発明によれば、運転開始時
の挿入忘れの警報および挿入済警報と、運転終了時の抜
き忘れの警報が、それぞれ識別可能な形で発せられるの
で、運転者は分かりやすい。
【0073】請求項6記載の発明によれば、警報発生中
にETC用カードを装填すれば、警報を停止することが
できる。
【0074】請求項7記載の発明によれば、警報発生中
にETC用カードを抜き取れば、警報を停止することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるETC車載システムの基本構成図
である。
【図2】本発明によるETC車載システムの実施の形態
を示す概略斜視図である。
【図3】図2におけるETC車載器の内部構成を示すブ
ロック図である。
【図4】図2および図3に示す本実施の形態のETC車
載システムを搭載したタクシー車両が通行する有料道路
の入口や出口を構成する料金所の概略斜視図である。
【図5】図3および図3の示すETC車載システムの動
作を説明するフローチャートである。
【図6】図3および図3の示すETC車載システムの動
作を説明するフローチャートである。
【図7】従来のETC車載システムの一例を示すブロッ
ク図である。
【図8】図7のブロック図における動作を説明するフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 ETC車載器 2 ETC用カード 3 装填判定手段 5 警報手段 6b 手動停止手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両内に設置されるETC車載器と、該
    ETC車載器に装填されるETC用カードとからなるE
    TC車載システムにおいて、 上記ETC車載器は、 上記ETC用カードが上記ETC車載器に装填されてい
    るか否かを判定する装填判定手段と、 上記装填判定手段により、上記車両の運転開始時に上記
    ETC用カードが装填されていないと判定された場合、
    警報を発する警報手段と、 上記警報手段の警報を手動で停止させる手動停止手段
    と、 を備えていることを特徴とするETC車載システム。
  2. 【請求項2】 車両内に設置されるETC車載器と、該
    ETC車載器に装填されるETC用カードとからなるE
    TC車載システムにおいて、 上記ETC車載器は、 上記ETC用カードが上記ETC車載器に装填されてい
    るか否かを判定する装填判定手段と、 上記装填判定手段により、上記車両の運転開始時に上記
    ETC用カードが装填されていないと判定された場合お
    よび上記車両の運転終了時に上記ETCカードが装填さ
    れていると判定された場合、警報を発する警報手段と、 を備えていることを特徴とするETC車載システム。
  3. 【請求項3】 車両内に設置されるETC車載器と、該
    ETC車載器に装填されるETC用カードとからなるE
    TC車載システムにおいて、 上記ETC車載器は、上記ETC用カードが上記ETC
    車載器に装填されているか否かを判定する装填判定手段
    と、 上記装填判定手段により、上記車両の運転開始時に上記
    ETC用カードが装填されていないと判定された場合お
    よび上記車両の運転終了時に上記ETCカードが装填さ
    れていると判定された場合、警報を発する警報手段と、 上記警報手段の警報を手動で停止させる手動停止手段
    と、 を備えていることを特徴とするETC車載システム。
  4. 【請求項4】 前記警報手段は、前記装填判定手段によ
    り前記車両の運転開始時に既に前記ETC用カードが装
    填されていると判定された場合、前記ETC用カードが
    装填されていないと判定された場合の警報と識別可能な
    警報を発することを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
    か1項記載のETC車載システム。
  5. 【請求項5】 前記警報手段は、前記装填判定手段によ
    り前記車両の運転終了時に前記ETCカードが装填され
    ていると判定された場合、前記車両の運転開始時に前記
    ETC用カードが装填されていないと判定された場合の
    警報および前記車両の運転開始時に既に前記ETC用カ
    ードが装填されていると判定された場合の警報とそれぞ
    れ識別可能な警報を発することを特徴とする請求項4項
    記載のETC車載システム。
  6. 【請求項6】 前記警報手段は、警報発生中に前記ET
    C用カードが前記ETC車載器に装填された場合、警報
    を停止することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
    1項記載のETC車載システム。
  7. 【請求項7】 前記警報手段は、警報発生中に前記ET
    C用カードが前記ETC車載器から抜かれた場合、警報
    を停止することを特徴とする請求項2または3記載のE
    TC車載システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009048529A (ja) * 2007-08-22 2009-03-05 Futaba Keiki Kk タクシーの領収書発行システム及び領収書発行方法
JP2010240385A (ja) * 2009-03-19 2010-10-28 Yupiteru Corp ゴルフ支援装置及びプログラム

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