JP2001274570A - 基板の取付構造及びそれを有するビデオカメラ - Google Patents

基板の取付構造及びそれを有するビデオカメラ

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JP2001274570A
JP2001274570A JP2000089502A JP2000089502A JP2001274570A JP 2001274570 A JP2001274570 A JP 2001274570A JP 2000089502 A JP2000089502 A JP 2000089502A JP 2000089502 A JP2000089502 A JP 2000089502A JP 2001274570 A JP2001274570 A JP 2001274570A
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board
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connector
lead frames
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Yasuhiro Uenaka
康弘 上中
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】半田付けが容易で、半田付けが均一かつ確実
で、十分な半田強度を有し、しかも基板の耐振性を向上
させるようにした基板の取付構造及びそれを有するビデ
オカメラとする。 【解決手段】筐体3に固定された第1の基板15と、第
1の基板15に複数のリードフレーム40を介して接続
された第2の基板17とからなる基板の取付構造におい
て、筐体3から複数の支柱部3f,3hを延出し、この
複数の支柱部に第2の基板17を突き当て、第2の基板
17に複数のリードフレーム40の一端を半田付けし、
複数のリードフレーム40の他端を第1の基板15のス
ルーホールに挿通した後、第1の基板15の第2の基板
17と対向する面側で半田接合した基板の取付構造とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、筐体から延出した
複数の支柱部に第2の基板を突き当て、第2の基板に複
数のリードフレームの一端を半田付けし、複数のリード
フレームの他端を筐体に固定した第1の基板のスルーホ
ールに挿通した後、第1の基板の第2の基板と対向する
面側で半田接合することにより、半田付けが容易で、半
田付けが均一かつ確実で、十分な半田強度を有し、しか
も第2の基板の耐振性を向上させるようにした基板の取
付構造及びそれを有するビデオカメラに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオカメラの小型化は著しく、
小型軽量化が進展している。このような小型のビデオカ
メラにおいて基板、例えばDC/DCコンバータの他基
板への接続、固定には、ボード・ツー・ボード・コネク
タ、ネジによる締結、リードフレーム等を用いたものが
ある。図13はDC/DCコンバータの他基板への接
続、固定にボード・ツー・ボード・コネクタを用いた小
型のビデオカメラの一例を示す分解斜視図である。ビデ
オカメラ51の筐体はフロントパネル52とリアパネル
53とボトムパネル54とトップパネル55から構成さ
れている。フロントパネル52には円筒部52aが前方
に向けて突設され、円筒部52aの内周にはレンズを取
り付けるための図示せぬネジが刻設され、例えばCマウ
ント方式のレンズを取り付けるためのレンズマウントが
形成されている。
【0003】フロントパネル52には図示せぬCCD
(固体撮像素子)が実装されたCCD基板56が固定さ
れている。ボトムパネル54にはマザーボード57が載
設され、リアパネル53にはコネクタ基板58が固定さ
れている。CCD基板56はフレキシブルケーブル59
を介してマザーボード57と接続され、マザーボード5
7は図示せぬフレキシブルケーブルを介してコネクタ基
板58と接続されている。マザーボード57にはそれぞ
れ間隔を有してコネクタ61a,62a,63aが立設
されている。コネクタ61a,62a,63aに嵌合す
るコネクタ61b,62b,63bをそれぞれ下端に設
けた基板65,66,67が、それぞれのコネクタを接
続することにより、マザーボード57に立設した状態で
ボード・ツー・ボードで接続される。基板66にはDC
/DCコンバータ68がシールドケースに覆われて実装
されている。基板65,66,67の上端前後には、そ
れぞれ切欠65a,66a,67a,65b,66b,
67bが刻設されている。
【0004】図14に示すように、マザーボード57に
立設された基板65,66,67の切欠65a,66
a,67aにはホルダー70が嵌合し、基板65,6
6,67の切欠65b,66b,67bにはホルダー7
1が嵌合して、基板65,66,67の間隔を保持して
いる。トップパネル55が一対のネジ73,73により
フロントパネル52とリアパネル53にネジ止め固定さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うなビデオカメラ51では、小型で高耐振性を実現する
ため、基板と基板の接続にボード・ツー・ボード・コネ
クタやフレキシブルケーブル等が使われてきた。すなわ
ち、CCD基板56はフレキシブルケーブル59を介し
てマザーボード57と接続され、マザーボード57は図
示せぬフレキシブルケーブルを介してコネクタ基板58
と接続されている。マザーボード57はボード・ツー・
ボード・コネクタ61a,62a,63a,61b,6
2b,63bを介して基板65,66,67と接続され
ている。このため、次に述べるような問題点がある。
【0006】(1)ボード・ツー・ボード・コネクタの
半田付けの信頼性を確保するために、図15に示すよう
に、コネクタの端子ピッチに0.8mm以上を要し、その
ためコネクタのサイズが大きくなり、その分、基板上の
有効実装面積が減少して回路部品が入らず、基板面積が
増加したり、基板数が増える等により、コストがアップ
し、ビデオカメラのサイズが大きくなり、小型化する上
で阻害要因となっていた。
【0007】(2)ビデオカメラ内において基板65,
66,67間のスペースはコネクタサイズで決まってし
まい、周辺で無駄なスペースが多く発生し、ビデオカメ
ラの小型化を妨げることになる。
【0008】(3)ボード・ツー・ボード・コネクタの
実装ずれによって生ずる基板接続後の半田部へのストレ
スで半田クラックが発生する虞があるため、基板へのコ
ネクタ実装に高精度を要する(図16参照)。
【0009】図17はDC/DCコンバータの他基板へ
の接続において、L型リードフレームを用いて他基板表
面に半田付けする方法の説明図である。DC/DCコン
バータ基板75をL型リードフレーム77を用いてコネ
クタ基板76の表面に半田付けする方法では、半田強度
に大きなバラツキを生じ、検査でも選別することが難し
く、しかも経時変化で剥離する虞がある。
【0010】図18はDC/DCコンバータの他基板へ
の接続において、リードフレームを他基板に貫通させ他
基板の裏面で半田付けする方法の説明図である。DC/
DCコンバータ基板75にリードフレーム79を半田付
けし、リードフレーム79をコネクタ基板76のスルー
ホールに挿入させ、コネクタ基板76の裏面で半田付け
している。この方法では、半田付け後、裏返す手間がか
かり、作業工数が増え、作業性が悪く、コネクタ基板7
6の裏側に構造物があり、半田ごてが入らない場合に
は、半田付けが不可能であるという問題がある。
【0011】そこで、本発明は、ボード・ツー・ボード
・コネクタを用いることなく、筐体から延出した複数の
支柱部に基板を突き当て、この基板を複数のリードフレ
ームを介して筐体に固定された他の基板の表面側で半田
付けするように構成し、半田付けが容易で、半田付けが
均一かつ確実で、しかも基板の耐振性を向上させた基板
の取付構造及びそれを有するビデオカメラを提供するこ
とを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る基板の取付
構造は、筐体に固定された第1の基板と、前記第1の基
板に複数のリードフレームを介して接続された第2の基
板とからなる基板の取付構造において、前記筐体から複
数の支柱部を延出し、この複数の支柱部に前記第2の基
板を突き当て、第2の基板に前記複数のリードフレーム
の一端を半田付けし、複数のリードフレームの他端を前
記第1の基板のスルーホールに挿通した後、第1の基板
の第2の基板と対向する面側で半田接合してなることを
特徴とするものである。
【0013】本発明に係る基板の取付構造では、第2の
基板に複数のリードフレームの一端を半田付けし、複数
のリードフレームの他端を第1の基板のスルーホールに
挿通した後、複数のリードフレームを第1の基板の第2
の基板と対向する面側で半田接合したので、半田付けが
容易で、しかも均一かつ確実に半田付けすることができ
る。更に、第2の基板は、筐体から延出された複数の支
柱部に突き当てられると共に、複数のリードフレームを
介して第1の基板に半田付けされているので、第2の基
板の振動を抑制し、高耐振性な基板の取付構造を実現す
ることができる。
【0014】また、本発明に係るビデオカメラは、筐体
に固定された第1の基板と、前記第1の基板に複数のリ
ードフレームを介して接続された第2の基板とからなる
基板の取付構造を有するビデオカメラにおいて、前記基
板の取付構造が、前記筐体から複数の支柱部を延出し、
この複数の支柱部に前記第2の基板を突き当て、第2の
基板に前記複数のリードフレームの一端を半田付けし、
複数のリードフレームの他端を前記第1の基板のスルー
ホールに挿通した後、第1の基板の第2の基板と対向す
る面側で半田接合してなることを特徴とするものであ
る。
【0015】本発明に係るビデオカメラでは、第2の基
板に複数のリードフレームの一端を半田付けし、複数の
リードフレームの他端を第1の基板のスルーホールに挿
通した後、複数のリードフレームを第1の基板の第2の
基板と対向する面側で半田接合したので、半田付けが容
易で、しかも均一かつ確実に半田付けすることができ
る。更に、第2の基板は、筐体から延出された複数の支
柱部に突き当てられると共に、複数のリードフレームを
介して第1の基板に半田付けされているので、第2の基
板の振動を抑制し、高耐振性な基板の取付構造を有する
ビデオカメラを実現することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る基板の取付構造の実施の形態の一例を説明する。図2
は本発明に係る基板の取付構造を適用したビデオカメラ
の外観図である。ビデオカメラ1の筐体はフロントパネ
ル2とリアパネル3とトップパネル5から構成されてい
る。フロントパネル2はボトムパネルと一体化され、側
面視L字形状となっており、正面には前方に向けて円筒
部2aが突設されている。円筒部2aは両端が開放され
ており、その内周にはレンズを取り付けるためのネジが
刻設され、レンズマウント6が形成されている。ここで
は、例えばU1ネジをマウント機構とするレンズ、いわ
ゆるCマウント方式のレンズを取り付けるためのレンズ
マウント6が形成されている。
【0017】図1は本発明に係る基板の取付構造を適用
したビデオカメラの分解斜視図である。CCD(固体撮
像素子)8はCCDホルダー10に高精度で接着固定さ
れ、このCCDホルダー10をフロントパネル2にネジ
26で螺合し、CCD基板9をネジ25でフロントパネ
ル2に固定した後、CCD8のリードをCCD基板9に
半田付けしている。CCD基板9はフレキシブル基板1
1を介して中央基板12に接合され、中央基板12はフ
レキシブル基板13を介して第1の基板であるコネクタ
基板15に接合されている。
【0018】すなわち、CCD基板9、フレキシブル基
板11、中央基板12、フレキシブル基板13及びコネ
クタ基板15は一続きに接合され、多層フレキ基板16
が形成されている。コネクタ基板15はリアパネル3に
固定されると共に、コネクタ基板15には更に後述する
リードフレーム40を介して第2の基板であるDC/D
Cコンバータ基板17が半田付けされている。
【0019】本発明は、ボード・ツー・ボード・コネク
タを用いることなく、筐体から延出した複数の支柱部で
あるブラケット3f,3h,3hにDC/DCコンバー
タ基板17を突き当て、DC/DCコンバータ基板17
に複数のリードフレーム40の一端を半田付けし、複数
のリードフレーム40の他端をコネクタ基板15のスル
ーホール15fに挿通した後、コネクタ基板15の表面
側で半田接合するようにして、半田付けが容易で、半田
付けが均一かつ確実で、しかもDC/DCコンバータ基
板17の耐振性の向上を図るものである。
【0020】図1に示すように、フロントパネル2の円
筒部2aの後端面には矩形の穴19aを有するフィルタ
ーブラケット19がネジ18により固定され、フィルタ
ーブラケット19の矩形の穴19aを覆うようにフィル
ター20(図12参照)が嵌着されている。フィルター
20には防塵ゴム21(図12参照)が当接し、防塵ゴ
ム21の矩形の穴周部にCCD8のガラス部が当接する
ようになっている。
【0021】フロントパネル2の裏面の周縁には下方が
開放された正面視コの字形でトップパネル5の周縁と係
合するための周縁部2bが突設されている。更に、フロ
ントパネル2の裏面上部にはトップパネル5を取り付け
るためのネジ23と螺合するネジ孔を有するブラケット
2cと、ブラケット2cの両側にCCD基板9を取り付
けるためのネジ25と螺合するネジ孔を有する一対のボ
ス部2dが内側に向けて突設されている。フロントパネ
ル2の裏面中央部の左右にはそれぞれCCD8を接着固
定したCCDホルダー10を取り付けるためのネジ26
と螺合するネジ孔を有する図示せぬボス部が突設されて
いる。
【0022】フロントパネル2の底面中央にはCCD基
板9を位置決めするための位置決め突部2f(図12参
照)が後方に向けて突設され、底面左右には中央基板1
2を位置決めするための位置決め突部2g,2gが後方
に向けて突設されている。正面視右側の位置決め突部2
gの先端には中央基板12の右下端に穿設された基準孔
12aと係合するための係合突起2g-1が突設されてい
る。フロントパネル2の底面後端にはリアパネル3を取
り付けるネジ24のネジ部を挿通させるための左右一対
の取付孔2i,2iが穿設されると共に、フレキシブル
基板13を案内するためのガイド溝2jが設けられてい
る。
【0023】次に、各基板について説明する。図3は多
層フレキ基板16をフラットな状態にした平面図であ
る。図3及び図1に示すように、CCD8のリードにC
CD基板9が半田付けされている。CCD基板9の上端
にはネジ25のネジ部を挿通するための左右一対の孔9
a,9aが開けられ、ネジ25の先端はフロントパネル
2のボス部2dのネジ孔に螺合するようになっている。
CCD基板9の上端中央にはフロントパネル2のブラケ
ット2cと干渉しないためと、フレキシブル基板11を
屈曲しやすくするための横細長形状の切欠9bが設けら
れている。
【0024】図4はフレキシブル基板部分の断面図であ
る。フレキシブル基板11,13は上から順に例えばポ
リイミド層からなるベースフィルム29、銅箔からなる
ベタグランドパターン30、ベースフィルム31、信号
パターン32、ベースフィルム33から形成され一体に
貼着されている。ベタグランドパターン30は、ビデオ
カメラに加わる振動によってフレキシブル基板11,1
3が筐体であるフロントパネル2とトップパネル5に擦
れることにより発生する画ノイズや不要輻射等を防止す
ると共に、フレキシブル基板自体の強度を増すためのも
のである。ここでは、ベタグランドパターン30は多層
フレキ基板16の全面にわたって設けられている。
【0025】図5はトップパネル5の裏面図である。ト
ップパネル5の上板裏面前後両端にはそれぞれ凹部5a
が形成され、凹部5aにはネジ23のネジ部を挿通する
ための孔5bが穿設されている。トップパネル5の上板
裏面中央部左右には弾性部材である例えばシリコンゴム
からなる防振ゴム35,35が付設され、それぞれの防
振ゴム35の中央部には中央基板12の上端を押さえ付
けるための凹部35aが形成されるようになっている。
ただし、トップパネル5を初めて取り付ける場合には、
防振ゴム35には凹部35aは形成されていない。
【0026】図1及び図3に示すように、CCD基板9
の中央部にはネジ26を挿通するための左右一対の切欠
9c,9cが設けられ、この切欠9c,9cの前方には
それぞれCCDホルダー10の孔が配置されている。従
って、ネジ26の先端はCCDホルダー10の孔を挿通
してフロントパネル2のボス部のネジ孔に螺合するよう
になっている。この際、ネジ26の締め付けを調整する
ことにより、図示せぬ防塵ゴムとCCD8のガラス部と
の圧接の程度を調節することができる。CCD基板9の
下端左右(図3では左端上下)にはフロントパネル2の
位置決め突部2g,2gと干渉しないための切欠9d,
9dが設けられている。
【0027】CCD基板9には上下方向(図3では左右
方向)に2列のCCD8のリード線用の孔9eが穿設さ
れている。中央基板12の上下端(図3では左右端)に
はそれぞれフレキシブル基板11,13を屈曲しやすく
するため細長形状の切欠12b,12cが設けられてい
る。
【0028】第1の基板であるコネクタ基板15の右上
端(図3では右下端)にはコネクタ基板15をリアパネ
ル3に位置固定する基準となる基準孔15aが穿設さ
れ、コネクタ基板15の基準孔15aの対角にはネジ3
6のネジ部を挿通するための長孔15bが穿設されてい
る。コネクタ基板15の長孔15bと対角となる位置に
はコネクタ半田付け部15cが設けられている。コネク
タ基板15の下端(図3では左端)にはフレキシブル基
板13を屈曲しやすくするための細長形状の切欠15d
が設けられ、上端(図3では右端)中央にはリアパネル
3の後述するブラケット3fと干渉しないための切欠1
5eが設けられている。更に、コネクタ基板15の四隅
にはそれぞれ後述するリードフレーム40取付用の一対
のスルーホール15f,15fが穿設されている。
【0029】図6はリアパネルの裏面図である。リアパ
ネル3の裏面の周縁にはトップパネル5の周縁及びフロ
ントパネル2の底板と係合するための周縁部3aが内側
に向けて突設されている。リアパネル3の裏面には四隅
にコネクタ基板15を突き当て位置決めするための突部
3b,3c,3d,3eが設けられ、右上の突部3bに
はコネクタ基板15の基準孔15aに係合するため突起
3b-1が突設され、この突部3bと対角の突部3dには
ネジ36と螺合するためのネジ溝3d-1が設けられてい
る。
【0030】リアパネル3の裏面上端部にはトップパネ
ル5を取り付けるためのネジ23と螺合するネジ孔を有
し、DC/DCコンバータ基板17を突き当てるための
支柱部であるブラケット3fが内側に向けて突設されて
いる。リアパネル3の裏面下端部にはフロントパネル2
に取り付けるためのネジ24と螺合するネジ孔を有し、
DC/DCコンバータ基板17を突き当て位置決めする
ための支柱部である左右一対のブラケット3h,3hが
内側に向けて突設されている。更に、ブラケット3fの
先端にはDC/DCコンバータ基板17の基準部である
基準孔17aと係合するための係合部である係合突起3
f-1が突設されている。リアパネル3の右上部には12
Pのコネクタ38がナット39で締結されている。
【0031】次に、コネクタ基板15のリアパネル3へ
の取り付けについて説明する。図7はコネクタ基板15
をリアパネル3に取り付けた状態を示す正面図、図8は
その側面部分断面図である。図7及び図8に示すよう
に、リアパネル3の突部3b,3c,3d,3eにコネ
クタ基板15を突き当て、突起3b-1にコネクタ基板1
5の基準孔15aを係合させて位置決めし、ネジ36の
ネジ部をコネクタ基板15の長孔15bに挿入し、その
先端をリアパネル3のネジ溝3d-1に螺合させて、リア
パネル3にコネクタ基板15を固定させる。この際、コ
ネクタ38の12本の端子38aがコネクタ基板15の
コネクタ半田付け部15cの孔に挿通され突出されてい
る。そして、この状態で、12本の端子38aがコネク
タ基板15の表面側でコネクタ半田付け部15cに半田
付けされる。
【0032】ネジ36によりコネクタ基板15を締結す
ることにより、コネクタ基板15をグランド導通すると
共に、耐振性を向上させることができる。
【0033】従って、コネクタ基板15の基準孔15
a、ネジ36及びコネクタ半田付け部15cが一直線上
に配置されているので、コネクタ基板15を高耐振性の
ある取付構造とすることができる。
【0034】次に、DC/DCコンバータ基板17のコ
ネクタ基板15及びリアパネル3への取り付けについて
説明する。図9はDC/DCコンバータ基板17をコネ
クタ基板15及びリアパネル3に取り付けた状態を示す
正面図、図10はその側面部分断面図、図11はその平
断面図である。
【0035】図1に示すように、DC/DCコンバータ
基板17の上端中央にはリアパネル3の係合突起3f-1
に係合するための基準孔17aが開けられ、DC/DC
コンバータ基板17の四隅にはそれぞれ予めストレート
タイプのリードフレーム40が半田付けされている。そ
して、図9乃至図11に示すように、DC/DCコンバ
ータ基板17の8個のリードフレーム40の先端をそれ
ぞれコネクタ基板15のスルーホール15fへ挿通さ
せ、DC/DCコンバータ基板17の基準孔17aをリ
アパネル3の係合突起3f-1に係合させると共に、ブラ
ケット3f,3h,3hに突き当てて位置決めする。こ
の状態で8個のリードフレーム40の先端部をコネクタ
基板15の表面側(すなわち、DC/DCコンバータ基
板17と対向する面側)で半田付けする。
【0036】リアパネル3のブラケット3fの係合突起
3f-1は、DC/DCコンバータ基板17の正確な位置
出し、耐振性を向上させるためのものである。ブラケッ
ト3fの係合突起3f-1がリアパネル3の上部に配置さ
れているので、DC/DCコンバータ基板17のXY方
向の精度を高めると共に、DC/DCコンバータ基板1
7のリードフレーム40とコネクタ基板15のスルーホ
ール15fの孔径とのクリアランス分が傾き精度とな
り、傾き精度0.3°以内を実現することができる。
【0037】通常、2階建て基板ではセットに振動や衝
撃が加わった場合、2階部分の基板へのストレスが大き
く、リードフレームの折れや、半田クラック等が生じる
虞がある。そこで、2階に相当するDC/DCコンバー
タ基板17の振動を抑制する構造として、先ず1階に相
当するコネクタ基板15の位置精度を向上させるため、
コーナー1箇所に基準孔15aを設け、それと対角とな
る位置に長孔15bを設けてネジ36によるネジ締結を
行っている。更に、このネジ36と対角に12端子のコ
ネクタ38を配置して、コネクタ基板15に半田付けを
行い、ネジ締結との併用でコネクタ基板15の強度を向
上させている。DC/DCコンバータ基板17は、リー
ドフレーム40の配置をコネクタ基板15のネジ締結部
である長孔15bとコネクタ半田付け部15cの近傍に
四隅均等に配置し、リアパネル3のブラケット3f,3
h,3hによる突き当てとの相乗効果でコネクタ基板1
5から受ける共振を抑制している。
【0038】また、図10に示すように、DC/DCコ
ンバータ基板17のリアパネル3の後端面からの距離
(高さ)の精度は、ブラケット3f,3h,3hの精度
で決まるので、DC/DCコンバータ基板17のコネク
タ基板15とのクリアランスDは0.6mmが実現でき
る。
【0039】従って、DC/DCコンバータ基板17に
一端を半田付けした8個のリードフレーム40の他端を
コネクタ基板15のスルーホール15fに挿通し、コネ
クタ基板15の表面側(すなわち、DC/DCコンバー
タ基板17と対向する面側)で半田付けするため、半田
付けが容易で、半田付けが均一かつ確実で、十分な半田
強度を有し、しかもコネクタ基板15を裏返す必要もな
く、作業性を向上させることができる。
【0040】DC/DCコンバータ基板17は、リード
フレーム40の配置をコネクタ基板15のネジ締結部で
ある長孔15bとコネクタ半田付け部15cの近傍に四
隅均等に配置し、リアパネル3のブラケット3f,3
h,3hによる突き当てとの相乗効果でコネクタ基板1
5から受ける共振を効果的に抑制するので、高耐振性の
基板の取付構造を実現することができる。
【0041】DC/DCコンバータ基板17の基準孔1
7aをリアパネル3の係合突起3f-1に係合させると共
に、ブラケット3f,3h,3hに突き当てて位置決め
するので、DC/DCコンバータ基板17の位置決めを
正確かつ容易にし、耐振性も向上させることができる。
【0042】図12は組立状態のビデオカメラを示す側
断面図である。トップパネル5を上方からフロントパネ
ル2とリアパネル3の間に挿入し、左右一対の内側へ凹
んだ下端部5cをフロントパネル2の内側に差し込んで
所定の位置で嵌合し、一対のネジ23,23によりトッ
プパネル5をフロントパネル2とリアパネル3に固定
し、組立状態とする。
【0043】防振ゴム35を裏面に付設したトップパネ
ル5を上からスライドさせ下端部5cをフロントパネル
2の内側に差し込んで突き当てるまでの工程では、防振
ゴム35の裏面が中央基板12の上端面に当たり徐々に
防振ゴム35に圧力を与えると、次第に凹部35aが形
成されていく。防振ゴム35の変位量が20%程度で、
フレキシブル基板11の湾曲面頂点がトップパネル5裏
面に接触し、更にトップパネル5を押し下げると、防振
ゴム35及びフレキシブル基板11共に圧縮される。ト
ップパネル5の下端部5cがフロントパネル2の内側に
差し込まれて突き当たり所定の位置で停止した際には、
防振ゴム35の変位量が塑性変形領域である圧縮率50
〜60%に達し、凹部35aが更に深く形成され、これ
により中央基板12を確実に保持することができる。
【0044】この際、フレキシブル基板11はトップパ
ネル5に圧縮されてトップパネル5裏面に密着状態とな
っている。従って、防振ゴム35の圧力と、フロントパ
ネル2の底面との摩擦力と、フレキシブル基板13が圧
縮された復元力とで、振動、衝撃時に中央基板12の基
準孔12aはフロントパネル2の位置決め突部2gの係
合突起2g-1から抜けることはなく、かつ中央基板12
の振動も抑制されるようになっている。
【0045】DC/DCコンバータ基板17はノイズ発
生部品をコネクタ基板15側に配置することにより、シ
ールドケースが削除可能となり、ビデオカメラの一層の
小型化を図ることができる。
【0046】なお、上述実施の形態では、第1の基板を
コネクタ基板15、第2の基板をDC/DCコンバータ
基板17としたが、これに限定されるわけではなく、他
の基板としてもよいことは勿論である。
【0047】単板式のビデオカメラとしたが、これに限
らず、多板式のビデオカメラとしてもよいことは勿論で
ある。フロントパネル2をボトムパネルと一体化したも
のとしたが、これに限らず、フロントパネルとボトムパ
ネルを別々に設けてもよい。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第2の基板に複数のリードフレームの一端を半田付け
し、複数のリードフレームの他端を第1の基板のスルー
ホールに挿通した後、複数のリードフレームを第1の基
板の第2の基板と対向する面側で半田接合したので、半
田付けが容易で、均一かつ確実に半田付けすることがで
き、十分な半田強度とすることができる。しかも第1の
基板の表面側でリードフレームの半田付けをするので、
第1の基板を裏返す必要もなく、作業性を向上させるこ
とができる。
【0049】また、第2の基板は、筐体から延出された
複数の支柱部に突き当てられると共に、複数のリードフ
レームを介して第1の基板に半田付けされているので、
第2の基板の振動を抑制し、高耐振性な基板の取付構造
を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る基板の取付構造を適用したビデオ
カメラの分解斜視図である。
【図2】本発明に係る基板の取付構造を適用したビデオ
カメラの外観図である。
【図3】多層フレキ基板の展開図である。
【図4】フレキシブル基板部分の断面図である。
【図5】トップパネルの裏面図である。
【図6】リアパネルの裏面図である。
【図7】コネクタ基板をリアパネルに取り付けた状態を
示す正面図である。
【図8】コネクタ基板をリアパネルに取り付けた状態を
示す側面部分断面図である。
【図9】DC/DCコンバータ基板をコネクタ基板とリ
アパネルに取り付けた状態を示す正面図である。
【図10】DC/DCコンバータ基板をコネクタ基板と
リアパネルに取り付けた状態を示す側面部分断面図であ
る。
【図11】DC/DCコンバータ基板をコネクタ基板と
リアパネルに取り付けた状態を示す平断面図である。
【図12】組立状態のビデオカメラを示す側断面図であ
る。
【図13】従来のビデオカメラの一例を示す分解斜視図
である。
【図14】従来のビデオカメラの組立途中の状態を示す
斜視図である。
【図15】コネクタの端子ピッチを示す図である。
【図16】コネクタの基板接続後の半田部に半田クラッ
クが発生するのを説明する図である。
【図17】L型リードフレームを用いて他基板表面に半
田付けする方法の説明図である。
【図18】リードフレームを他基板に貫通させ他基板の
裏面で半田付けする方法の説明図である。
【符号の説明】
1・・・ビデオカメラ、2・・・フロントパネル、3・
・・リアパネル、3f,3h・・・ブラケット(支柱
部)、3f-1・・・係合突起(係合部)、5・・・トッ
プパネル、15・・・コネクタ基板(第1の基板)、1
5a・・・基準孔、15b・・・長孔、、15c・・・
コネクタ半田付け部、15f・・・スルーホール、17
・・・DC/DCコンバータ基板(第2の基板)、17
a・・・基準孔(基準部)、40・・・リードフレーム

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体に固定された第1の基板と、 前記第1の基板に複数のリードフレームを介して接続さ
    れた第2の基板とからなる基板の取付構造において、 前記筐体から複数の支柱部を延出し、この複数の支柱部
    に前記第2の基板を突き当て、第2の基板に前記複数の
    リードフレームの一端を半田付けし、複数のリードフレ
    ームの他端を前記第1の基板のスルーホールに挿通した
    後、第1の基板の第2の基板と対向する面側で半田接合
    してなることを特徴とする基板の取付構造。
  2. 【請求項2】 前記第2の基板に基準部が設けられ、前
    記複数の支柱部のうち少なくとも1つに前記第2の基板
    の基準部と係合するための係合部が設けられていること
    を特徴とする請求項1に記載の基板の取付構造。
  3. 【請求項3】 前記複数のリードフレームを前記第2の
    基板のコーナーに均等に配置したことを特徴とする請求
    項1に記載の基板の取付構造。
  4. 【請求項4】 前記第2の基板がDC/DCコンバータ
    基板であることを特徴とする請求項1に記載の基板の取
    付構造。
  5. 【請求項5】 前記第1の基板がコネクタ基板であるこ
    とを特徴とする請求項4に記載の基板の取付構造。
  6. 【請求項6】 筐体に固定された第1の基板と、 前記第1の基板に複数のリードフレームを介して接続さ
    れた第2の基板とからなる基板の取付構造を有するビデ
    オカメラにおいて、 前記基板の取付構造が、前記筐体から複数の支柱部を延
    出し、この複数の支柱部に前記第2の基板を突き当て、
    第2の基板に前記複数のリードフレームの一端を半田付
    けし、複数のリードフレームの他端を前記第1の基板の
    スルーホールに挿通した後、第1の基板の第2の基板と
    対向する面側で半田接合してなることを特徴とするビデ
    オカメラ。
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