JP3242590B2 - 基板取付型電気コネクタ - Google Patents

基板取付型電気コネクタ

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JP3242590B2
JP3242590B2 JP05703297A JP5703297A JP3242590B2 JP 3242590 B2 JP3242590 B2 JP 3242590B2 JP 05703297 A JP05703297 A JP 05703297A JP 5703297 A JP5703297 A JP 5703297A JP 3242590 B2 JP3242590 B2 JP 3242590B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回路基板にねじ止め
固定される基板取付型の電気コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりボルトねじとそれに螺合するナ
ット部材とにより回路基板に固定される基板取付型電気
コネクタが知られている。その一例が実開平5−759
74号に開示される。開示される電気コネクタのハウジ
ングには、回路基板にねじ固定するためのボルトねじを
挿通して受容するねじ穴と、ボルトねじに螺合するナッ
ト部材を収容するためナット収容部が設けられる。
【0003】
【発明が解決すべき課題】基板取付型電気コネクタは、
基板への取付作業を容易にするため及び製造コストをよ
り安価にするために、必要とされる部品点数を極力減ら
すことが要求されている。本発明の第1の目的は、ナッ
ト部材を減らすことにより基板取付手段をより少ない部
品点数で構成する基板取付型電気コネクタを提供するこ
とである。
【0004】更にこのときナット部材を減らすことを可
能にした基板取付型電気コネクタは、製造ライン又は作
業者の作業の都合上必要がある場合にはナット部材を使
用可能な構成であることが望まれる。従って本発明の第
2の目的は、基板取付手段が選択可能である基板取付型
電気コネクタを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ボルトねじを
受容可能なねじ穴と、前記ボルトねじに螺合するナット
部材を前記ねじ穴と同心となる位置に収容可能なナット
収容部とが形成されたハウジングを含み、前記ねじ穴に
前記ボルトねじを受容して前記ハウジングを回路基板に
ねじ固定可能である基板取付型電気コネクタにおいて、
前記ねじ穴は、前記回路基板側に位置する比較的大径の
部分と、前記ナット収容部側に位置し且つ前記大径の部
分と同心に形成される比較的小径の部分と、前記大径の
部分及び前記小径の部分の中間位置の中間部とを含み、
該中間部には、円周方向に沿って複数の突起部が、隣接
する該突起部との間に間隙を介して設けられ、前記突起
部の突出高さは、前記小径の部分の内面を超えない高さ
に設定され、前記小径の部分は、前記ボルトねじを挿通
可能であると共に該ボルトねじよりも大径の他のボルト
ねじと螺合可能であることを特徴とする。
【0006】
【0007】
【0008】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して本発明
の好適実施形態となる基板取付型電気コネクタを詳細に
説明する。
【0009】図1は基板取付型電気コネクタを示す図
で、(a)は平面図、(b)は側面図である。特に図1
(b)中には基板取付型電気コネクタが取り付けられる
回路基板が仮想的に示される。図1によれば、ハウジン
グ20と複数のコンタクト30とを備える基板取付型電
気コネクタ(以下では単に電気コネクタとも言う)10
はメモリーカード等のカードを受容するカードコネクタ
である。ハウジング20にはカード受容部21が形成さ
れ、このカード受容部21に受容されたカードとコンタ
クト30とが電気的に接続されるよう構成される。ハウ
ジング20の側面22にはハウジング20を回路基板5
へ強固に半田付け固定するための補強金具40が嵌着さ
れる。
【0010】コンタクト30及び補強金具40の夫々に
はSMT型(表面実装型)の半田付部35、45が設け
られる。電気コネクタ10は図1(b)に示されるよう
に回路基板5上に載置され、半田付部35、45は回路
基板5上に設けられた図示しないパッドに半田付けされ
る。製造の工程の中で半田付け工程前までは電気コネク
タ10のハウジング20は回路基板5上にねじによって
のみ固定される。ハウジング20にはこの図示しないね
じを受容するためのねじ穴50が設けられる。以下にね
じ穴50を使用したねじ固定の詳細について説明する。
【0011】図2は図1の電気コネクタのねじ穴の部分
の底面図である。また、図3はねじ穴の断面図であり、
(a)は線A−A方向の断面図、及び(b)は線B−B
方向の断面図である。ただし、図3(b)中にはねじ穴
50の周辺の構造は省略する。図3(a)によればハウ
ジング20のねじ穴50の頂側には後述する比較的小径
のボルトねじと螺合するナット部材を収容できるナット
収容部25が形成される。ナット収容部25の幅Wは略
六角形の外形を成すナット部材の回転を防止できる寸法
とされる。更にナット収容部25が後述するナット部材
を収容したとき、ナット部材とねじ穴50とは略同心の
配置となる。
【0012】図2及び図3(a)、(b)によれば、ね
じ穴50は頂側、即ち回路基板5側に位置する比較的大
径の部分60と、即ちナット収容部25側に位置する比
較的小径の部分70を有する。大径の部分60の底端縁
には後述するボルトねじの受容を案内すべく傾斜した案
内面61が形成される。
【0013】更に図示されるようにねじ穴50内の大径
の部分60と小径の部分70との中間位置には、複数の
突出部85及び第1傾斜面81を具える中間部80が設
けられる。第1傾斜面81は大径の部分60と小径の部
分70との径の差を補償し両者を連続させ、突出部85
は傾斜面81に連接して設けられる。図2から理解され
るように、突出部85は大径の部分60の内側面に一致
する面位置より膨出し、略平坦な側面86を含む。直交
方向に配置される2対の突出部85の夫々はねじ穴50
内の対向位置に隣りの突出部85との間に円周方向の間
隙88を形成するように設けられる。また突出部85の
突出高さは側面86が小径の部分70の内面を超えない
高さとされる。図示されるように側面86の一部と小径
の部分70の内面が一致してもよい。更に突出部85の
底側には第1傾斜面81に略平行な第2傾斜面87が形
成される。
【0014】図4および図5により上記構成の作用を説
明する。図4は、ハウジング20のねじ穴50の周辺部
及び回路基板を断面にして示し、比較的小径のボルトね
じ及びそれと螺合するナット部材とともに示す図で、
(a)は組み付け前の状態を示す図であり、(b)は組
み付け了時の状態を示す図である。図5は、ハウジング
20のねじ穴50の周辺部及び回路基板を断面にして示
し、比較的大径のボルトねじとともに示す図で、(a)
は組み付け前の状態を示す図であり、(b)は組み付け
途中の状態を示す図、及び(c)は組み付け完了時の状
態を示す図である。なお図4及び図5にはハウジングを
図2中の線B−B方向の断面にして示している。
【0015】電気コネクタ10は図4又は図5のいずれ
かの固定方法により回路基板にねじ固定される。即ち組
み付け作業者は図4又は図5のいずれかの方法を選択可
能である。図5に示す方法によれば部品点数を少なくで
き、取付作業を容易に行うことができる。一方図4に示
す方法によれば部品点数が多くなるものの複数回の取り
付け取り外しを自由に行うことができるという利点があ
る。例えば電気コネクタ10を試験的に回路基板5上に
取り付ける必要があるときには後者の方法が有利にな
る。
【0016】図4に示す方法によれば、電気コネクタ1
0のハウジング20のねじ固定には比較的小径のボルト
ねじ100とナット部材150が使用される。ボルトね
じ100のねじ部110の直径D1は、ねじ穴50の小
径の部分70の内径よりも小さく、ねじ部110がねじ
穴50と螺合又は係合することなくねじ穴50を挿通可
能とするよう選ばれる。従ってボルトねじ100は、回
路基板5に形成された対応する寸法の貫通孔7及びねじ
穴50の中を螺合又は係合することなく挿通される。
(図4(a)中に矢印Xにより挿通方向を示す。)しか
しながら小径の部分70はボルトねじ100をがたのな
いよう規制すべく作用する。ボルトねじ100の挿通は
案内面61及び第1、第2の傾斜面81、87により案
内されスムーズに行われる。ボルトねじ100はその後
上述のナット収容部25内に回転止めされたナット部材
150に螺合され、これにより図4(b)に示す如くハ
ウジング20が回路基板5上に固定される。
【0017】図5に示す方法によれば、電気コネクタ1
0のハウジング20のねじ固定には比較的大径のボルト
ねじ200が使用される。ボルトねじ200のねじ部2
10の直径D2は、ねじ穴50の大径の部分60よりも
小さく且つ小径の部分70に螺合可能な寸法とされる。
従ってボルトねじ200が回路基板5に形成された対応
する寸法の貫通孔8を挿通される(図5(a)中に矢印
Xにより挿通方向を示す。)と、ボルトねじ200のね
じ部210はまずねじ穴50中の大径の部分60を螺合
又は係合することなく貫通し、図5(b)に示すように
その先端220が中間部80に達する。このとき図4の
場合と同様に案内面61がボルトねじ200のねじ穴5
0内への進入を案内する。その後ボルトねじ200を回
転させることによりねじ部210のねじ穴50の中間部
80及び小径の部分70へのかみ込みが開始される。こ
のとき、ボルトねじ200を中心位置に位置合わせする
突出部85の第2傾斜面87、及び突出部85により画
定される間隙88(図2参照)の存在によりねじ穴50
へのかみ込みがスムーズに行われる。特に後者はボルト
ねじ200のかみ込みの初期において必要とされる力を
小さくするとともに、かみ込みにより生じる樹脂の削り
かすの逃げ空間を提供する。その後ボルトねじ200を
更に回転させねじ部210と小径の部分70との螺合を
進めることにより、図5(c)に示す如くハウジング2
0を回路基板5にねじ固定することができる。
【0018】以上の如く本発明の好適実施形態となる基
板取付型電気コネクタについて説明したが、これはあく
までも例示的なものであり、本発明を制限するものでは
なく、当業者により更に様々な、変形、変更が可能であ
る。
【0019】
【発明の効果】本発明の基板取付型電気コネクタによれ
ば、ハウジングを回路基板にねじ固定するためのボルト
ねじを受容可能なねじ穴が比較的大径の部分と該大径の
部分と同心に形成される比較的小径の部分とを含み、ね
じ穴の小径の部分と比較的大径の他のボルトねじとが螺
合することによりハウジングを回路基板に固定できるよ
う構成されるので、ハウジングの固定のためにナット部
材を使用する必要がなくなり、部品点数が減り組立作業
を容易に行うことができるとともに製造コストが安価に
なる。更に本発明の基板取付型電気コネクタによれば、
製造ライン又は作業者の作業の都合上ナット部材を使用
するしかないかを選択可能であり、組立作業に自由度を
持たせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 基板取付型電気コネクタを示す図で、
(a)は平面図、(b)は側面図。
【図2】 図1の電気コネクタのねじ穴の部分底面
図。
【図3】 ねじ穴の断面図であり、(a)は線A−A
方向の断面を示す図、及び(b)は線B−B方向の断面
を示す図。
【図4】 ハウジングのねじ穴の周辺部及び回路基板
を断面図にして示し、比較的小径のボルトねじ及びそれ
と螺合するナット部材とともに示す図で、(a)は組み
付け前の状態を示す図であり、(b)は組み付け完了時
の状態を示す図。
【図5】 ハウジングのねじ穴の周辺部及び回路基板
を断面図にして示し、比較的大径のボルトねじとともに
示す図で、(a)は組み付け前の状態を示す図であり、
(b)は組み付け途中の状態を示す図、及び(c)は組
み付け完了時の状態を示す図である。
【符号の説明】
5 回路基板 10 基板取付型電気コネクタ 20 ハウジング 25 ナット収容部 50 ねじ穴 60 大径の部分 70 小径の部分 100 ボルトねじ(小径のボルトねじ) 150 ナット部材 200 他のボルトねじ(大径のボルトね
じ)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボルトねじを受容可能なねじ穴と、前記ボ
    ルトねじに螺合するナット部材を前記ねじ穴と同心とな
    る位置に収容可能なナット収容部とが形成されたハウジ
    ングを含み、前記ねじ穴に前記ボルトねじを受容して前
    記ハウジングを回路基板にねじ固定可能である基板取付
    型電気コネクタにおいて、 前記ねじ穴は、前記回路基板側に位置する比較的大径の
    部分と、前記ナット収容部側に位置し且つ前記大径の部
    分と同心に形成される比較的小径の部分と、前記大径の
    部分及び前記小径の部分の中間位置の中間部とを含み、 該中間部には、円周方向に沿って複数の突起部が、隣接
    する該突起部との間に間隙を介して設けられ、 前記突起部の突出高さは、前記小径の部分の内面を超え
    ない高さに設定され、 前記小径の部分は、前記ボルトねじを挿通可能であると
    共に該ボルトねじよりも大径の他のボルトねじと螺合可
    能であることを特徴とする基板取付型電気コネクタ。
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