JP2001251737A - グロメット - Google Patents

グロメット

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JP2001251737A
JP2001251737A JP2000059554A JP2000059554A JP2001251737A JP 2001251737 A JP2001251737 A JP 2001251737A JP 2000059554 A JP2000059554 A JP 2000059554A JP 2000059554 A JP2000059554 A JP 2000059554A JP 2001251737 A JP2001251737 A JP 2001251737A
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JP
Japan
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small
diameter cylindrical
cylindrical portion
grommet
bent
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JP2000059554A
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English (en)
Inventor
Tatsuhiko Okamoto
辰彦 岡本
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小径筒部に挿通したワイヤハーネスを小径筒
部と共に、狭い領域内で略直角に屈曲して配索可能とす
る。 【解決手段】 車体パネルPの貫通穴Paに内嵌される
大径筒部32と、ワイヤハーネスW/Hが挿通される小
径筒部33とを連設してなり、該小径筒部33を所要方
向に略直角に屈曲して使用するグロメットであって、上
記小径筒部33の屈曲方向と反対側の領域に対応する小
径筒部33の基部に、屈曲部分35の延びを吸収可能な
弛み部34を設ける。弛み部34は外方へ膨らませるよ
うにして形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、グロメットに関
し、詳しくは、小径筒部に挿通したワイヤハーネスを小
径筒部と共に、狭い領域内で略直角に屈曲して配索可能
とするものである。
【0002】
【従来の技術】図6(A)に示すように、自動車のエン
ジンルームAと室内Bとを区割りする車体パネルPを貫
通して配索されるワイヤハーネスW/Hは、防水、防音
を目的として、大径筒部2と小径筒部3とを連設したゴ
ム製のグロメット1が使用される。そして、エンジンル
ームA内に配置される補機Cが、グロメット1の軸方向
に隣接している場合、ワイヤハーネスW/Hは小径筒部
3と共に車体パネルPに沿って略直角下方に屈曲して配
索される。
【0003】上記の場合、屈曲部の配索を容易にするた
め、例えば図6(B)に示すように、大径筒部12に対
し小径筒部13を予め略直角に屈曲させて成形したグロ
メット11が利用される(特開平8−106830号公
報)。その他にも、図6(C)に示すように、大径筒部
22と小径筒部23との連接部分に蛇腹部23aを形成
したグロメット21を用いる場合もある。また、屈曲さ
れた小径筒部23はクリップ24により車体パネルPに
沿って取り付けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のグロメット1
1、21の使用により、ワイヤハーネスW/Hを略直角
に配索することができる。しかしながら、前者のグロメ
ット11では、予め小径筒部13が屈曲して成形されて
いるため、グロメット11を広げてワイヤハーネスW/
Hを貫通する前工程での操作においては、小径筒部13
を直線状に規制して貫通作業を行わなければならず作業
性がわるい。一方、後者のグロメット21においては、
蛇腹部23aの存在により小径筒部23を基部から容易
に屈曲させることができるが、屈曲部の外周側では蛇腹
部23aが延ばされる反面、内周側では蛇腹部23aの
襞が折り重なるため、急激な角度で屈曲させることがで
きず、屈曲部分の半径が大きくなってしまう。このた
め、車体パネルPから屈曲部までの寸法L1が長くなっ
て狭い領域内での屈曲を要する部分への適用が困難とな
っている。
【0005】本発明は上記した問題に鑑みてなされたも
ので、小径筒部を屈曲する場合、その屈曲部分を狭い領
域内に納めることができるようにすることを課題として
いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、車体パネルの貫通穴に内嵌される大径筒
部と、ワイヤハーネスが挿通される小径筒部とを連設し
てなり、該小径筒部を所要方向に略直角に屈曲して使用
するグロメットであって、上記小径筒部の屈曲方向と反
対側の領域に対応する小径筒部の基部に、屈曲部分の延
びを吸収可能な弛み部を設けたことを特徴とするグロメ
ットを提供している。
【0007】このようにすれば、ワイヤハーネスを小径
筒部と共に所要方向に略直角に屈曲させて配索する場
合、屈曲により生じる屈曲部の外周側の延びを弛み部で
補って吸収できるため、無理なく小径筒部を屈曲させる
ことができる。一方、屈曲部の内周側は二つ折りに折り
畳まれるのみで余分な屈曲抵抗を生じないので、狭い領
域内での屈曲を可能とすることができる。より具体的に
は、上記弛み部は、外方へ膨らみをもって形成され、そ
の形成範囲は、小径筒部の屈曲方向の反対側の領域にお
いて、屈曲前の小径筒部の軸方向から見て略180°か
ら260°の範囲に形成するように設定するのが好まし
い。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1〜図5はグロメットの実施形態
を示し、該グロメット31は、ゴムまたはエラストマー
製より成り、大径筒部32と小径筒部33とを連設する
ようにして成形している。
【0009】大径筒部32は、拡径筒状に成形され、端
部外周には車体パネルPの貫通孔Paに内嵌される係止
溝32aを環状に凹設している。一方、小径筒部33
は、大径筒部32と同軸上に連設された細長い筒状に成
形され、ワイヤハーネスW/Hを密着状に挿通可能な電
線挿通路33aを備えている。
【0010】本発明のグロメット31は、図5に示すよ
うに、車体パネルPを貫通して配索されるワイヤハーネ
スW/Hを、エンジンルームA側において車体パネルP
に沿って下方へ略直角に屈曲して配索する必要のある箇
所に適用される。このような使用形態に対応して、小径
筒部33を所要方向に屈曲し易くするため、大径筒部3
2と小径筒部33との境界部分である小径筒部33の基
部において、小径筒部33の屈曲方向Xと反対側の領域
に弛み部34を形成している。弛み部34は、図2
(A)に示すように、小径筒部33が所要の屈曲方向X
へ略直角に屈曲されたとき、少なくとも屈曲部分35の
外周側が引き延ばされる分量に相当する分量を予め外方
へ膨らませるようにして形成している。この弛み部34
の形成範囲Yは、図2(B)に示すように、屈曲前の小
径筒部33の軸方向から見て略180°から260°の
範囲に形成するようにしている。
【0011】また、小径筒部33の先端部には、ワイヤ
ハーネスW/HにテープTにて巻き付け固定するための
舌片33bを延出している。舌片33bの基部はテーパ
ー部33cを介して小径筒部33の端部から移行するよ
うにし、後述するように使用状態においてワイヤハーネ
スW/Hとの密着性を確保するようにしている。
【0012】次ぎに、上記構成からなるグロメット31
の使用状態について説明すると、図3(A)に示すよう
に、グロメット31の電線挿通路33aにワイヤハーネ
スW/Hを挿通し、小径筒部33の端部に、該小径筒部
33を屈曲姿勢で車体パネルPに固定するためのクリッ
プ36を取り付ける。クリップ36としては、車体パネ
ルPの取付孔Pbから室内B側に挿入して係合させるた
めの円錐状のヘッド部36aと、室内A側から取付孔P
bの周縁に水密状に密着する受け皿部36bと、バンド
部36cとから構成される防水タイプのものが使用され
る。
【0013】次いで、図3(B)に示すように、クリッ
プ36の取付領域および舌片33bを含んでワイヤハー
ネスW/Hの外周にテープTを巻き付けることにより、
小径筒部33をワイヤハーネスW/Hの外周に固定す
る。なお、このときクリップ36の取付領域では、図4
に示すように、クリップ36のヘッド部36aが邪魔に
なってテープTで覆われない開放領域37が存在する。
このため、小径筒部33の端部において開放領域37か
ら浸入した水がワイヤハーネスW/Hの外周に至るおそ
れがあるが、舌片33bの基部に形成したテーパー部3
3cにより開放領域37との間の距離が確保されるた
め、この間を伝ってくる水の浸入を防止できる。
【0014】上記のようにしてグロメット31を装着し
たワイヤハーネスW/Hを車体パネルPに取り付けるに
は、図 に示すように、まず貫通孔Paにワイヤハーネ
スW/Hを挿通した後、大径筒部32の係止溝32aを
貫通孔Paに内嵌する。次いで、小径筒部33を所要の
屈曲方向X(本実施形態では下方)へ略直角に屈曲する
と共に、小径筒部33の端部に装着したクリップ36の
ヘッド部36aを取付孔Pbに係合して、その屈曲状態
を保持するようにしている。上記小径筒部33の屈曲操
作において、屈曲部分35では小径筒部33の屈曲に伴
ない、外周側が引っ張られて曲げに抵抗しようとする
が、外周側には弛み部34を形成しているため、弛み部
34が曲げに伴なう延び分を吸収するように作用する。
一方、内周側では、周壁部分が二つ折り状に折り重なる
ようにされるのみで、曲げに対する抵抗は極めて少なく
て済む。
【0015】このように、弛み部34の作用によって屈
曲部分35をより小さな半径で屈曲させることができる
ため、車体パネルPから屈曲部35までの寸法L2は、
従来例で示した蛇腹のグロメット21の場合のL1より
少なく設定することができ、エンジンルームA内に配置
される補機Cとの干渉領域を小さくすることができる。
なお、上記の車体パネルPへのグロメット31の取付状
態では、屈曲された小径筒部33を車体パネルPに沿わ
せるためにクリップ36を使用した例を示したが、クリ
ップ36に代えて車体パネルP側に係止片を突設するこ
とで小径筒部33を保持するようにしてもよい。
【0016】
【発明の効果】以上の説明より明きらかなように、本発
明のグロメットによれば、小径筒部を屈曲して使用する
場合、屈曲部分の外周側の引っ張りに伴なう延びを弛み
部にて吸収することができるため、小径筒部を小さい半
径で屈曲させることができる。従って、エンジンルーム
内に配置された補機等との干渉防止のため、小径筒部を
所要方向に略直角に屈曲させてワイヤハーネスを配索す
る場合、車体パネルから屈曲部分までの寸法を必要最小
限とすることができるため、狭い領域内での配索の自由
度を増加させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るグロメットの斜視図である。
【図2】 (A)はグロメットの断面図、(B)は側面
図である。
【図3】 グロメットにワイヤハーネスを挿通し、クリ
ップを取り付けた状態の斜視図、(B)は更にテープを
巻き付けた状態の斜視図である。
【図4】 クリップ装着部分の拡大図である。
【図5】 グロメットを車体パネルに取り付けた状態の
断面図である。
【図6】 (A)乃至(C)は従来例を示す図である。
【符号の説明】
W/H ワイヤハーネス P 車体パネル Pa 貫通孔 31 グロメット 32 大径筒部 33 小径筒部 34 弛み部 35 屈曲部分

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体パネルの貫通穴に内嵌される大径筒
    部と、ワイヤハーネスが挿通される小径筒部とを連設し
    てなり、該小径筒部を所要方向に略直角に屈曲して使用
    するグロメットであって、 上記小径筒部の屈曲方向と反対側の領域に対応する小径
    筒部の基部に、屈曲部分の延びを吸収可能な弛み部を設
    けたことを特徴とするグロメット。
JP2000059554A 2000-03-03 2000-03-03 グロメット Withdrawn JP2001251737A (ja)

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Date Code Title Description
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Effective date: 20070605