JP3606068B2 - グロメット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、グロメットに関し、詳しくは、車体や電気機器等のパネルの開口部にワイヤハーネス等の線状部材を挿通する際に、該開口部とワイヤハーネスが接触するのを防止するとともに、開口部を通してパネル内に水等が侵入するのを防止することができるグロメットに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、車体や電子機器等に設けられ、外部と内部を区画するパネルに形成された開口部にワイヤハーネス等の線状部材を挿通する際に、開口部とワイヤハーネスが接触するのを防止するとともに、水等が開口部とワイヤハーネスの間の隙間からパネル内(室内)に侵入するのを防止するためにグロメットが使用されている。
【0003】
従来のこの種のグロメットとしては、例えば、図3のように示される。図3において、1はグロメットであり、このグロメット1は、外周部に車体や電気機器等の図示しないパネルの取付け孔に嵌合される環状溝2aが形成された筒状大径部2と、この筒状大径部2から突出し、ワイヤハーネス4が挿通される内周面3aを有する筒状小径部3と、有している。
【0004】
この筒状小径部3の内周部には、環状のリブ5が突出しており、このリブ5の筒状小径部3の内周部からの突出高さDはワイヤハーネス4の外形dと同形か、または若干小さく(D<d)なっている。
このようなグロメット1にあっては、筒状小径部3にワイヤハーネス4を挿通した後、パネルの取付け孔に環状溝2aを嵌合させるようにしてパネルに取付けられるようになっており、このとき、ワイヤハーネス4の外周部にリブ5が均一に密着するため、筒状小径部3とワイヤハーネス4の間に隙間が生じるのを防止して液密性を高めることができる。
【0005】
一方、図4に示すように、近時のグロメット6にあっては、ワイヤハーネス4と共にウォッシャチューブやオープナケーブル等の補助ケーブル7が取付けられるものがあり、このようなグロメット6は筒状小径部3に隣接してこの筒状小径部3よりも小径の筒状小径部8が設けられている。
この筒状小径部8の内周部の形状も筒状小径部3の内周部の形状と同形状となっており、筒状小径部8に補助ケーブル7が取付けられたときに、補助ケーブル7の外周部に筒状小径部8の内周部に形成されたリブ9が均一に密着するため、筒状小径部8と補助ケーブル7の間に隙間が生じるのを防止して液密性を高めることができるようになっている。なお、図4において、符号10は補助ケーブル7を車体パネルに取付けるための固定用金具である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のグロメット1、6にあっては、筒状小径部3、8に環状のリブ5、9が離隔して設けられていたため、リブ5、9と筒状小径部3、8の内周面の間に断差が生じてしまい、筒状小径部3、8にワイヤハーネス4および補助ケーブル7を挿通する際に、ワイヤハーネス4および補助ケーブル7がリブ5、9に引っ掛かってしまった。
【0007】
このため、ワイヤハーネス4および補助ケーブル7の挿通に大きな力が必要となってしまい、ワイヤハーネス4および補助ケーブル7の挿通作業の作業性が悪化してしまうという問題があった。
そこで本発明は、線状部材を筒状小径部にスムーズに挿通することができ、線状部材の挿通作業の作業性を向上させることができるとともに線状部材の挿通後に液密性が低下するのを防止することができるグロメットを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、上記課題を解決するために、外周部に相手側部材の開口部に装着される環状溝が形成された筒状大径部と、該筒状大径部から突出し、線状部材が挿通される内周面を有する筒状小径部と、からなるグロメットにおいて、前記筒状小径部の内周面に該内周面から突出するように設けられ、該筒状小径部の突出方向に亘って螺旋状に延在する螺旋状リブと、前記筒状内径部の内周面に該内周面から突出するように設けられ、前記螺旋状リブと交差するように該筒状小径部の突出方向に直線状に延在する直線リブとを有することを特徴とするものである。
【0009】
その場合、リブが筒状小径部の突出方向に沿って螺旋状に延在しているため、リブと筒状小径部の間に断差を生じさせずにリブを連続して延在させることができる。このため、筒状小径部に線状部材をスムーズに挿通することができる。
また、図3、4に示す従来の筒状小径部にあっては、環状のリブ5、9が離隔して設けられていたため、筒状小径部3、6の内周面、リブ5、9、ワイヤハーネス4、補助ケーブル7によって閉空間が画成されることになり、仮に筒状小径部3、8内に水が進入した場合には、リブ5、9に遮断されて水が閉空間内に留り、次の閉空間に進入するのを防止することができる。
【0010】
これに対して、本発明のリブは螺旋状に延在してしているため、閉空間が画成されることがない。そこで、本発明では、螺旋状リブと交差するように筒状小径部の突出方向に直線状に延在する直線リブを設けることにより、筒状小径部の内周面、螺旋状リブ、直線リブおよび線状部材によって閉空間を画成することができ、仮に筒状小径部に水が進入した場合に、螺旋状リブおよび直線リブによって水を遮断して次の閉空間に進入するのを防止することができる。この結果、液密性を十分に確保することができる。
【0011】
請求項2記載の発明は、上記課題を解決するために、請求項1記載の発明において、前記線状部材がワイヤハーネスからなることを特徴としている。
その場合、ワイヤハーネスを筒状小径部にスムーズに挿通することができ、ワイヤハーネスの挿通作業の作業性を向上させることができるとともにワイヤハーネスの挿通後に液密性が低下するのを防止することができる。
【0012】
請求項3記載の発明は、上記課題を解決するために、請求項1または2記載の発明において、前記筒状小径部を第1の筒状小径部としたとき、該第1の筒状小径部に隣接して該第1の筒状小径部よりも小径の第2の筒状小径部を設け、該第2の筒状小径部の内周部を前記第1の筒状小径部と同形状に形成し、該第2の筒状小径部に補助ケーブルを挿通可能にしたことを特徴としている。
【0013】
その場合、ワイヤハーネスおよび補助ケーブルを筒状小径部にスムーズに挿通することができ、ワイヤハーネスおよび補助ケーブルの挿通作業の作業性を向上させることができるとともにワイヤハーネスおよび補助ケーブルの挿通後に液密性が低下するのを防止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1、2は本発明に係るグロメットの一実施形態を示す図である。
まず、構成を説明する。図1、2において、11はEPDM等の材質から構成されるグロメットであり、このグロメット11は、外周部に車体や電気機器等の相手側部材としての図示しないパネルに形成された開口部に装着される環状溝12aが形成された筒状大径部12と、この筒状大径部12から突出し、ワイヤハーネス(線状部材)14が挿通される内周面13aを有する筒状小径部(第1の筒状小径部)13と、筒状小径部13に隣接するようにして筒状大径部12から突出し、ウォッシャチューブやオープナケーブル等の補助ケーブル15が挿通される内周面15aを有する筒状小径部(第2の筒状小径部)16を備えている。
【0015】
この筒状内径部13、16の内周面にはこの内周面から突出するようにリブ(螺旋状リブ)17、18が設けられており、このリブ17、18は筒状内径部13、16の突出方向に沿って螺旋状に延在している。
なお、図2の仮想線は、筒状小径部13、16を断面で描いたときには図示されない実線のリブ部分に連続するリブを示している。
【0016】
また、筒状内径部13、16の内周面にはこの内周面から突出するようにリブ(直線リブ)19、20が設けられており、このリブ19、20は筒状内径部13、16の突出方向に沿って直線状に延在している。
また、リブ17の筒状小径部13の内周部からの突出高さD1はワイヤハーネス14の外形d1と同形か、または若干小さく(D1<d1)なっている。また、リブ18の筒状小径部16の内周部からの突出高さD2は補助ケーブル15の外形d2と同形か、または若干小さく(D2<d2)なっている。また、リブ17およびリブ19とリブ18およびリブ20の幅は同じ幅に形成されている。
【0017】
次に、作用を説明する。
このようなグロメット11にあっては、まず、筒状小径部13にワイヤハーネス14を挿通する。このとき、リブ17が筒状小径部13の突出方向に沿って螺旋状に延在していることから、リブ17と筒状小径部13の間に断差を生じずにリブ17が連続して延在しているため、筒状小径部13にワイヤハーネス14をスムーズに挿通することができる。
【0018】
次いで、筒状小径部16に補助ケーブル15を挿通する。このとき、リブ18が筒状小径部16の突出方向に沿って螺旋状に延在していることから、リブ18と筒状小径部16の間に断差を生じずにリブ18が連続して延在しているため、筒状小径部16に補助ケーブル15をスムーズに挿通することができる。
このようにしてグロメット11にワイヤハーネス14および補助ケーブル15を挿通した後、パネルの取付け孔に環状溝12aを嵌合させるようにしてパネルに取付けることにより、ワイヤハーネス14および補助ケーブル15を車体パネルに装着することができる。
【0019】
一方、グロメット11をパネルに取付けた後に、筒状小径部13または16内に水が進入する可能性がある。本実施形態では、リブ17、18と交差するように筒状小径部13、16の突出方向に直線状に延在するリブ19、20を設けることにより、筒状小径部13、16の内周面、リブ17、18、リブ19、20およびワイヤハーネス14、補助ケーブル15によって閉空間を画成することができ、筒状小径部13、16に水が進入した場合に、螺旋状のリブ17、18およびリブ19、20によって水を遮断して次の閉空間に進入するのを防止することができる。
【0020】
このように本実施形態では、筒状小径部13、16の内周面にこの内周面から突出するように設けられ、筒状小径部13、16の突出方向に亘って螺旋状に延在するリブ17、18と、筒状内径部13、16の内周面にこの内周面から突出するように設けられ、リブ17、18と交差するように筒状小径部13、16の突出方向に直線状に延在するリブ19、20とを設けたため、ワイヤハーネス14および補助ケーブル15を筒状小径部13、16にスムーズに挿通することができ、ワイヤハーネス14および補助ケーブル15の挿通作業の作業性を向上させることができるとともにワイヤハーネス14および補助ケーブル15の挿通後に液密性が低下するのを防止することができる。
【0021】
なお、本実施形態では、グロメットの成形に際して、成形用金型を2分割にして成形することができるため、従来の金型のリブの形状を変更するのみで良く、成形用金型のコストが増大することがない。
【0022】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、リブが筒状小径部の突出方向に沿って螺旋状に延在しているため、リブと筒状小径部の間に断差を生じさせずにリブを連続して延在させることができる。このため、筒状小径部に線状部材をスムーズに挿通することができる。
【0023】
また、リブと交差するように筒状小径部の突出方向に直線状に延在する直線リブを設けたので、筒状小径部の内周面、螺旋状リブ、直線リブおよび線状部材によって閉空間を画成することができ、仮に筒状小径部に水が進入した場合に、螺旋状リブおよび直線リブによって水を遮断して次の閉空間に進入するのを防止することができる。この結果、液密性を十分に確保することができる。
【0024】
請求項2記載の発明によれば、ワイヤハーネスを筒状小径部にスムーズに挿通することができ、ワイヤハーネスの挿通作業の作業性を向上させることができるとともにワイヤハーネスの挿通後に液密性が低下するのを防止することができる。
請求項3記載の発明によれば、ワイヤハーネスおよび補助ケーブルを筒状小径部にスムーズに挿通することができ、ワイヤハーネスおよび補助ケーブルの挿通作業の作業性を向上させることができるとともにワイヤハーネスおよび補助ケーブルの挿通後に液密性が低下するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るグロメットの一実施形態を示す図であり、その外観図である。
【図2】(a)は図1のC部分の断面図、(b)は図1のD部分の断面図である。
【図3】(a)は従来のグロメットの断面図、(b)は同図(a)のA部分の拡大図である。
【図4】(a)は従来の他の形状のグロメットの外観図、(b)は同図(a)のB部分の断面図であり、補助ケーブルが挿通される前の状態である。
【符号の説明】
11 グロメット
12 筒状大径部
13 筒状小径部(第1の筒状小径部)
14 ワイヤハーネス(線状部材)
15 補助ケーブル
16 筒状小径部(第2の筒状小径部)
17、18 リブ(螺旋状リブ)
19、20 リブ(直線リブ)

Claims (3)

  1. 外周部に相手側部材の開口部に装着される環状溝が形成された筒状大径部と、該筒状大径部から突出し、線状部材が挿通される内周面を有する筒状小径部と、からなるグロメットにおいて、
    前記筒状小径部の内周面に該内周面から突出するように設けられ、該筒状小径部の突出方向に亘って螺旋状に延在する螺旋状リブと、
    前記筒状内径部の内周面に該内周面から突出するように設けられ、前記螺旋状リブと交差するように該筒状小径部の突出方向に直線状に延在する直線リブとを有することを特徴とするグロメット。
  2. 前記線状部材がワイヤハーネスからなることを特徴とする請求項1記載のグロメット。
  3. 前記筒状小径部を第1の筒状小径部としたとき、該第1の筒状小径部に隣接して該第1の筒状小径部よりも小径の第2の筒状小径部を設け、該第2の筒状小径部の内周部を前記第1の筒状小径部と同形状に形成し、
    該第2の筒状小径部に補助ケーブルを挿通可能にしたことを特徴とする請求項2記載のグロメット。
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