JP2001244179A - 温度調節装置を備えた露光装置およびデバイス製造方法 - Google Patents

温度調節装置を備えた露光装置およびデバイス製造方法

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JP2001244179A
JP2001244179A JP2000052800A JP2000052800A JP2001244179A JP 2001244179 A JP2001244179 A JP 2001244179A JP 2000052800 A JP2000052800 A JP 2000052800A JP 2000052800 A JP2000052800 A JP 2000052800A JP 2001244179 A JP2001244179 A JP 2001244179A
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air
chamber
exposure apparatus
cooler
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Toshiyuki Shigaraki
俊幸 信楽
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度調節装置の冷却器やヒーターの容量を小
型化して省エネルギー化を図るとともに温度調節を精度
良く行なうことができる露光装置を提供する。 【解決手段】 露光装置本体11を包囲するチャンバー
12内の温度を調節する温度調節装置13において、チ
ャンバー12から排出される高温の空気を冷却器21に
導くとともにレギュレータ26で流量が調整されるバイ
パス管24aにも流し、混合器25で、冷却器21によ
り冷却された空気とバイパス管24aを流れる高温の空
気を混合して、空気の温度を上昇させ、その後にベース
ヒーター22および高感度ヒーター23で空気を所定の
温度に調節してチャンバー12内に供給する。チャンバ
ー12内での所定の温度に調節された空気の流れによ
り、露光装置本体11の発熱源により発生する熱を放熱
させ、チャンバー12内の雰囲気を一定の温度に安定し
て維持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、露光装置に関し、
特に、温度調節装置を備えた露光装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】半導体露光装置等においては、位置決め
ステージの駆動手段や電気基盤、レーザ発振器等の発熱
源を有するために、この発熱源により露光装置の周囲雰
囲気の温度が上昇されることを阻止することが重要な課
題となっている。すなわち、半導体露光装置の雰囲気の
温度が変動すると、露光光路中の気体の揺らぎによる屈
折率の変動、局部的な温度上昇や温度変動が生じて露光
むらを発生させ、精度の良い位置決めが困難となり、さ
らにレチクルやウエハ等の基板に熱変形が生じるなど、
高精度な露光転写を行なうことが困難になる。
【0003】そのために、露光装置を包囲するチャンバ
ー内の温度の上昇や変動を制御し、チャンバー内の温度
を所定の温度に維持するための温度調節装置が採用され
ている。この種の温度調節装置を備えた露光装置として
は、例えば、図4に図示するような装置が知られてい
る。すなわち、露光装置110は、レチクル等の原版の
パターンをウエハ等の基板に転写する露光装置本体11
1と、露光装置本体111を包囲するチャンバー112
内の空気の温度を調節する温度調節装置113を具備す
る。露光装置本体111を包囲するチャンバー112に
は、空気流入口115と空気流出口116がそれぞれ上
下に設けられ、温度調節装置113により所定の温度に
調節された空気は、上方の空気流入口115から供給さ
れ、矢印で示すように露光装置本体111に沿って下方
に流れ、その後に空気流出口116から排出されるよう
に構成され、チャンバー112内を矢印で示すように露
光装置本体111に沿って流れる空気が、露光装置本体
111の発熱源から発生する熱を放熱させて排除し、チ
ャンバー112内の空気の温度を所定の温度に維持する
作用をする。また、温度調節装置113は、チャンバー
112の空気流出口116から排気される空気をフィル
タリングし空気中に含まれる塵埃を取り除くフィルター
120と、フィルタリングされた空気を冷却水等を用い
て熱交換を行ない所定の温度まで冷却する冷却器121
と、充分に冷却された空気を特定温度まで引き上げて最
終温調目的温度との温度差を少なくするように空気を予
熱するためのベースヒーター122と、最終温調目的温
度に精密温度調節を行なう高感度ヒーター123とを配
管124で順次連通して構成され、また、ベースヒータ
ー122で予熱された空気の温度を測定する温度センサ
131および高感度ヒーター123で精密に温度調節さ
れてチャンバー112内に流入した空気の温度を測定す
る温度センサ132が、ベースヒーター122の流出側
とチャンバー112内にそれぞれ配置され、これらの温
度センサ131、132による測定結果は制御部130
へ送られ、制御部130はこれらの測定結果に基づいて
ベースヒーター22と高感度ヒーター23をそれぞれ制
御するように構成されている。
【0004】このような従来の露光装置の温度調節装置
においては、チャンバー112から排出される空気や適
宜フィルタリングして取り込まれる外気は冷却水等を用
いて熱交換を行なう冷却器104で一旦冷却され、充分
に冷却された空気はベースヒーター122を用いて特定
の温度まで引き上げるように予熱され、さらに予熱され
た空気は高感度ヒーター123により精密に所定の最終
温調目的温度に調節されて、チャンバ−112内に流入
される。この時、制御部130が、温度センサ131に
よる空気の温度の測定結果に基づいて、ベースヒーター
122および高感度ヒーター123の作動を制御してい
る。
【0005】このように、温度調節装置113により所
定の温度に調節された空気は、チャンバー112内に供
給され、露光装置本体111に沿って矢印で示すように
流れ、この間に露光装置本体111が発生する熱を吸収
しあるいは排除して、露光装置本体111の周囲の雰囲
気を一定の温度に維持し、良好な露光精度を得ることが
できるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、半導体露光
装置等においては、露光むらをなくしかつ精密な位置決
めを必要とし、高い分解能で空気の温度を調整すること
が重要であり、さらに、今まで以上にスピードアップが
求められており、そのために、より大電力を消費する方
向へ進んでいる。また同時に、省エネルギーに対する重
要性も増してきており、省エネルギーの観点から電力の
消費量を削減することも要求されており、消費電力を今
までと同等にもしくはさらに小さくすることが必要とな
ってきている。
【0007】しかしながら、従来の半導体露光装置等に
おける温度調節装置においては、露光装置自体が大きい
ために、温度調節を要する空間(露光装置本体を包囲す
るチャンバー)も大きく、温度調節システムも大きなも
のとなっている。また、温度調節装置の冷却器はその能
力を充分に可変とすることができず、ヒーター側で温度
調節を行なうようにしている。そのため、冷却器の能力
は、通常、露光装置本体が充分に稼働している状態での
発熱量を基準に想定して決められており、この冷却器の
能力に応じて温度を上昇させるために必要な容量を持つ
ヒーターを用いることが必要となる。そのため、冷却器
やヒーターはともに大容量のものが必要となり、消費電
力を削減することが困難であった。
【0008】そこで、本発明は、上記の従来技術の有す
る未解決の課題に鑑みてなされたものであって、冷却器
やヒーターの容量を小型化して省エネルギー化を図ると
ともに温度調節を精度良く行なうことができる温度調節
装置を備えた露光装置を提供することを目的とするもの
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の露光装置は、露光装置本体と該露光装置本
体を包囲するチャンバーと該チャンバー内の温度を調節
する温度調節装置を備えた露光装置において、前記温度
調節装置は、気体を冷却する冷却器と冷却された気体を
所定の温度に加熱するヒーターを有し、一旦冷却した気
体を加熱して所定の温度に調節した気体を前記チャンバ
ー内に供給するように構成され、前記チャンバー内の各
部位を温度調整した後に前記チャンバーから排出される
気体を利用して、前記冷却器により冷却された気体を温
度調節することを特徴とする。
【0010】本発明の露光装置において、前記温度調節
装置は、前記チャンバーから排出される気体と前記冷却
器により冷却された気体とを混合する混合手段を有する
ことが好ましく、あるいは、前記チャンバーから排出さ
れる気体と前記冷却器により冷却された気体との間で熱
交換する熱交換手段を有することが好ましい。
【0011】本発明の露光装置において、前記温度調節
装置は、前記チャンバーから排出される気体の温度を測
定する温度センサおよび前記冷却器により冷却された気
体を温度調節した後の気体の温度を測定する温度センサ
と、該温度センサの測定結果に基づいて、前記混合手段
または前記熱交換手段による温度調節を制御する制御手
段を有することが好ましい。
【0012】本発明の露光装置において、前記温度調節
装置は、前記露光装置本体の稼働状態に基づいて制御さ
れることが好ましい。
【0013】さらに、本発明のデバイス製造方法は、前
述した露光装置を用いて基板を露光する工程を含む製造
工程によってデバイスを製造することを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明の露光装置によれば、温度調節装置によ
り露光装置本体の雰囲気を精度良く温度調節することが
できるとともに、温度調節装置の冷却器やヒーターを小
型化することができ、消費電力を抑え、省エネルギー化
を図ることを可能にする。
【0015】温度調節装置において、チャンバーから排
出される気体と冷却器により冷却された気体とを混合す
ることにより、あるいはチャンバーから排出される気体
と冷却器により冷却された気体との間で熱交換を行なう
ようすることにより、冷却器により冷却された空気の温
度をある程度上昇させた後にヒーターで加熱することが
でき、これにより、ヒーターの容量を小型化でき、さら
に冷却器自体の容量も小さくでき、消費電力を小さくす
ることができる。また、露光装置本体の稼働状態に基づ
いて温度調節装置を制御し、冷却器で冷却する空気の容
量を変更することにより、冷却器やヒーターを小型化す
ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。
【0017】本発明に基づく温度調節装置を備えた露光
装置の第1の実施例について、その概略構成を示す図1
を参照して説明する。
【0018】図1において、露光装置10は、レチクル
等の原版のパターンをウエハ等の基板に転写する露光装
置本体11と、露光装置本体11を包囲するチャンバー
12と、チャンバー12内の空気の温度を調節する温度
調節装置13とを具備し、これらのチャンバー12や温
度調節装置13は枠体14内に収納されている。露光装
置本体11を包囲するチャンバー12には、空気流入口
15と空気流出口16がそれぞれ上下に設けられ、温度
調節装置13により所定の温度に調節された空気が上方
の空気流入口15から供給され、矢印で示すように露光
装置本体11に沿って下方に流れ、その後に空気流出口
16から排出されるように構成され、チャンバー12内
を露光装置本体11に沿って流れる空気は、露光装置本
体11の発熱源から発生する熱を放熱させて排除し、チ
ャンバー12内の温度を所定の温度に維持する。
【0019】温度調節装置13は、チャンバー12の空
気流出口16から排気される空気をフィルタリングし空
気中の塵埃を取り除くフィルター20と、フィルタリン
グされた空気を冷却水等を用いて熱交換を行ない所定の
温度まで冷却する冷却器21と、冷却器21で冷却され
た空気とチャンバー12から排気され冷却されていない
空気とを混合する混合器25と、混合器25により混合
された空気を特定温度まで引き上げて最終温調目的温度
との温度差を少なくするように予熱するためのベースヒ
ーター22と、最終温調目的温度に精密温度調節を行な
う高感度ヒーター23、23とを配管24で順次連通し
て構成されており、混合器25は、冷却器21の上流側
の配管24にバイパス管24aを介して連結され、チャ
ンバー12から排気され冷却されていない空気を冷却器
21をバイパスして直接混合器25に送り込むように形
成され、このバイパス管24aにはバイパスして流れる
空気の量を調節するように制御されるレギュレータ26
が配設されている。
【0020】また、温度調節装置13には、ベースヒー
ター22の流出側の空気の温度を測定する温度センサ3
1、高感度ヒーター23で精密に温度調節されチャンバ
ー12内に流入した空気の温度を測定する温度センサ3
2、バイパス管24aに分岐する前の空気の温度を測定
する温度センサ33、および混合器25の下流側で混合
器25で混合された空気の温度を測定する温度センサ3
4がそれぞれ設けられ、これらの温度センサ31、3
2、33、34は制御部30に接続され、制御部30
は、温度センサ31、32、33、34によりそれぞれ
の部位で測定される温度の測定結果に基づいて、ベース
ヒーター22と高感度ヒーター23およびレギュレータ
26をそれぞれ制御するように構成されている。
【0021】以上のように構成される温度調節装置13
を備えた露光装置10において、チャンバー12の空気
流出口16から排出される空気は、露光装置本体11の
発熱源から発生する熱を吸収して高温状態になって配管
24へ流出し、先ず、フィルター20により空気中に含
まれる塵埃が取り除かれる。また、このとき外気をフィ
ルタリングして配管24内に取り込み、チャンバー12
から排出される空気の温度を下げるように構成すること
もできる。チャンバー12から排出される高温の空気
は、配管24を介して冷却器21へ導かれるとともにバ
イパス管24aにも同時に流れ込む。冷却器21へ導か
れた高温の空気は冷却器21による冷却水等を用いた熱
交換を行ない所定の温度まで冷却され、次段の混合器2
5へ送られる。一方、バイパス管24aに流れ込んだ高
温の空気は、制御部30の指令に基づいて制御されるレ
ギュレータ26により調整された流量の空気が混合器2
5へ送られる。したがって、混合器25においては、別
々の管路からそれぞれ送られる冷却された空気と高温の
空気を混合することができ、冷却された空気の温度を上
昇させる。このとき、フィルター20を通過した高温の
空気は温度センサ33で温度が測定され、そして、混合
器25により混合された空気は混合器25の下流側で温
度センサ34により温度が測定され、これらの測定結果
はそれぞれ制御部30へ送られ、制御部30は、各温度
測定部位での空気温度のデータに基づいて、レギュレー
タ26を制御操作して、バイパス管24aを流れる空気
の流量を調整し、冷却された空気と高温の空気との混合
比を変化させ、混合器25の下流側の空気を最適な温度
となるように制御する。なお、レギュレータ26の制御
の際して、チャンバー12から排出される空気の温度に
大きく関連する露光装置本体11の稼働状況をも考慮し
て、レギュレータ26を制御するようにすることもでき
る。
【0022】混合器25により混合されかつ最適な温度
に調節された空気は、さらに配管24を介して、ベース
ヒーター22へ送られ、ベースヒーター22にて最終温
調目的温度との温度差を少なくするように特定温度まで
引き上げるべく予熱され、その後、高感度ヒーター23
にて最終温調目的温度に精密温度調節が行なわれる。こ
れらのベースヒーター22および高感度ヒーター23
は、制御部30により、温度センサ31、32、34に
てそれぞれ測定される各部位の温度の測定結果に基づい
て、それぞれを通過する空気の温度を最適なものとする
ように空気の加熱状態を制御される。このようにベース
ヒーター22および高感度ヒーター23により所定の最
終温調目的温度となった空気は、チャンバー12の空気
流入口15からチャンバー12内へ送り込まれる。な
お、このチャンバー12内へ空気を供給する際に空気を
フィルタリングして送り込むように、空気流入口15に
フィルターを配設することもできる。
【0023】所定の最終温調目的温度に調節された空気
は、空気流入口15からチャンバー12内に供給され、
チャンバー12内を矢印で示す方向に流れ、露光装置本
体11の種々の発熱源から発生する熱を充分に放熱させ
て排除し、チャンバー12内の各部位の温度を調節しあ
るいは冷却し、チャンバー12内の雰囲気を安定させ
る。これによって、精度の良い露光を行なうことを可能
にする。
【0024】このように本実施例の温度調節装置13を
備える露光装置10においては、チャンバー12から排
気される高温の空気と冷却器21により充分に冷却され
た空気とを混合して空気の温度をある程度上昇させ、そ
の後に、ベースヒーター22で加熱させるようにするこ
とにより、ベースヒーター22の容量は必要最小限の大
きさとすることができ、消費電力を小さくすることがで
きる。また、冷却器21へ送られる空気が、バイパス管
24aのレギュレータ26によって常にその流量が制御
されることにより、冷却器自体の容量も小さくすること
ができる。さらに、冷却器21は常に一定の冷却動作を
行なわせるものであるが、冷却器自体を小さくできるこ
とにより、定常消費電力の削減につながる。
【0025】次に、本発明に基づく露光装置の第2の実
施例について図2を参照して説明する。図2は本発明の
露光装置の第2の実施例の概略構成図であり、前述した
実施例と同様の部材には同一符号を付して説明する。
【0026】露光装置における温度調節装置の冷却器の
能力は、通常、露光装置本体が充分に稼働している状態
での発熱量を基準に想定して決められているために、熱
負荷である露光装置本体が停止して温度調節装置のみが
稼働している状態では、チャンバーから排気される空気
は、露光装置本体の稼働状態での排気温度に比して充分
に低温度である。このようなときには冷却器の能力が勝
り、空気を必要以上に冷却することとなり、このような
過冷却を考慮して充分な能力を持ったヒーターを準備す
る必要があった。
【0027】そこで、本実施例の温度調節装置では、露
光装置本体の稼働状態に応じて、すなわち、露光装置本
体の動作時と非動作時に応じて、冷却器で冷却する空気
の容量を変更できるようになし、冷却器およびベースヒ
ーターの容量を小型化しようとするものである。
【0028】図2において、本実施例の半導体露光装置
10は、前述した実施例と同様に、露光装置本体11
と、露光装置本体11を包囲するチャンバー12と、チ
ャンバー12内の空気の温度を調節する温度調節装置1
3とを具備する。露光装置本体11を包囲するチャンバ
ー12には、空気流入口15と空気流出口16がそれぞ
れ上下に設けられ、温度調節装置13により所定の温度
に調節された空気が上方の空気流入口15から供給さ
れ、露光装置本体11に沿って下方に流れ、その後に空
気流出口16から排出するように構成され、チャンバー
12内を露光装置本体11に沿って矢印で示すように流
れる空気がチャンバー12内の温度を所定の温度に維持
する。
【0029】温度調節装置13は、チャンバー12の空
気流出口16から排気される空気をフィルタリングする
フィルター20と、フィルタリングされた空気を所定の
温度まで冷却する冷却器21と、冷却された空気を特定
温度まで引き上げるように予熱するためのベースヒータ
ー22と、最終温調目的温度に精密温度調節を行なう高
感度ヒーター23とを配管24で順次連通して構成さ
れ、さらに、フィルター20と冷却器21との間の配管
24から冷却器21をバイパスさせるバイパス管24b
を設け、このバイパス管24bには制御部30によって
制御される開閉弁27が配設されており、チャンバー1
2から排気され冷却されていない空気の一部をバイパス
管24bを介して冷却器21の下流側に送り込むことが
できるように形成されている。
【0030】また、温度調節装置13には、ベースヒー
ター22の流出側の空気の温度を測定する温度センサ3
1および高感度ヒーター23で精密に温度調節されチャ
ンバー12内に流入した空気の温度を測定する温度セン
サ32が設けられ、これらの温度センサ31、32は制
御部30に接続され、制御部30は、温度センサ31、
32によりそれぞれの部位で測定される温度の測定結果
に基づいて、ベースヒーター22と高感度ヒーター23
をそれぞれ制御するように構成され、さらに、制御部3
0は、露光装置本体11の稼働状態に応じて、冷却器2
1により冷却する空気の容量を制御するようにバイパス
管24bの開閉弁27を制御するように構成されてい
る。すなわち、露光装置本体11が稼働時には、バイパ
ス管24bの開閉弁27を閉鎖させて、チャンバー12
から排気される全ての空気を冷却器21へ流すように
し、また、露光装置本体11が停止状態にある場合に
は、バイパス管24bの開閉弁27を開放させて、冷却
器21をバイパスさせる管路を形成し、チャンバー12
から排気される空気の一部をバイパス管24bに流して
冷却器21をバイパスさせるようにし、バイパス管24
bを流れる空気は冷却器21の下流側で冷却された空気
に合流させるようにする。
【0031】以上のように構成される本実施例の温度調
節装置13を備えた露光装置10において、露光装置本
体11の稼働時には、チャンバー2の空気流出口16か
ら排出される空気は、露光装置本体11の発熱源から発
生する熱を吸収して高温状態となって配管24を流れ
て、フィルター20により空気中に含まれる塵埃が取り
除かれる。このとき、露光装置本体11が稼働時である
ので、バイパス管24bの開閉弁27は閉鎖されてお
り、フィルター20によりフィルタリングされた空気は
すべて配管24を介して冷却器21へ送り込まれ、所定
の温度まで冷却される。冷却器21で冷却された空気
は、配管24によりベースヒーター22に送られ、ベー
スヒーター22にて特定温度まで引き上げるべく予熱さ
れ、その後、高感度ヒーター23にて最終温調目的温度
に精密温度調節が行なわれる。これらのベースヒーター
22および高感度ヒーター23は、制御部30により、
温度センサ31、32にてそれぞれ測定される各部位の
温度の測定結果に基づいて、それぞれを通過する空気の
温度を最適なものとするように空気の加熱状態を制御さ
れる。このようにベースヒーター22および高感度ヒー
ター23により所定の最終温調目的温度となった空気
は、チャンバー12の空気流入口15からチャンバー1
2内へ送り込まれる。このように所定の温度に調節され
た空気は、チャンバー12内に供給され、チャンバー1
2内を矢印で示す方向に流れ、露光装置本体11の種々
の発熱源から発生する熱を充分に放熱させ排除して、チ
ャンバー12内の各部位の温度を調節しあるいは冷却
し、チャンバー12内の雰囲気を安定させ、精度の良い
露光を行なうことを可能にする。
【0032】一方、露光装置本体11が停止状態にある
時には、チャンバー12から排出される空気は、露光装
置本体11が稼働時の排出空気に比して低温である。そ
こで、バイパス管24bの開閉弁27が制御部30の指
令により開放され、チャンバー12から排出される空気
は、その一部が冷却器21をバイパスするようにバイパ
ス管24bに流れ、冷却器21で冷却された空気に合流
して、冷却された空気の温度を上昇させる。すなわち、
冷却器21で冷却する空気の量は、バイパス管24bに
流れた量だけ少なくなる。その後、露光装置本体11の
稼働時と同様に、ベースヒーター22および高感度ヒー
ター23によって所定の最終温調目的温度となった空気
は、チャンバー12の空気流入口15からチャンバー1
2内へ送り込まれる。
【0033】このように循環する空気の配管系に冷却器
をバイパスさせるバイパス管を配設し、露光装置本体の
稼働状態に応じてバイパス管の開閉を制御し、冷却する
空気の容量を変更させるように構成することにより、露
光装置本体の稼働状態に基づく冷却器による過冷却を防
止することができ、ベースヒーターを小型化することが
可能となり、さらに、冷却器も小型化することができ、
省エネルギー化を図ることができる。
【0034】次に、本発明に基づく露光装置の第3の実
施例について図3を参照して説明する。図3は本発明の
露光装置の第3の実施例の概略構成図であり、前述した
各実施例と同様の部材には同一符号を付して説明する。
【0035】前述した第1の実施例では冷却器で冷却さ
れた空気を排気された高温の空気とを混合する混合器を
用いてベースヒーターに送り込む空気の温度を上昇させ
ているが、本実施例においては、第1の実施例の混合器
に代えて熱交換部を用いる点で前述した第1の実施例と
相違するものである。
【0036】図3において、露光装置10は、前述した
実施例と同様に、露光装置本体11と、露光装置本体1
1を包囲するチャンバー12と、チャンバー12内の空
気の温度を調節する温度調節装置13とを具備し、これ
らのチャンバー12や温度調節装置13は枠体14内に
収納されている。露光装置本体11を包囲するチャンバ
ー12には、空気流入口15と空気流出口16がそれぞ
れ上下に設けられ、温度調節装置13により所定の温度
に調節された空気が上方の空気流入口15から供給さ
れ、露光装置本体11に沿って下方に流れ、その後に空
気流出口16から排出されるように構成され、チャンバ
ー12内を露光装置本体11に沿って流れる空気は、露
光装置本体11の発熱源から発生する熱を放熱させ、チ
ャンバー12内の温度を所定の温度に維持する。
【0037】温度調節装置13は、チャンバー12の空
気流出口16から排気される空気をフィルタリングする
フィルター20と、フィルタリングされた空気を所定の
温度まで冷却する冷却器21と、冷却された空気を加熱
するための熱交換部28と、熱交換器28を通過した空
気を特定温度まで引き上げるように予熱するためのベー
スヒーター22と、最終温調目的温度に精密温度調節を
行なう高感度ヒーター23とを配管24で順次連通して
構成されており、熱交換部28には、フィルター20と
冷却器21との間の配管24から空気の一部を熱交換部
28へ分岐させるための分岐管24cと、熱交換部28
を通過した空気を冷却器21の上流側の配管24に戻す
ための復帰管24dが設けられ、分岐管24cには分岐
して流れる空気の流量を調節するように制御されるレギ
ュレータ29が配設されている。このように冷却器21
とベースヒーター22との間に、チャンバー12から排
気され冷却されていない高温の空気を流す熱交換部28
を設けることにより、冷却器21で冷却された空気が熱
交換部28の配管24内を通過する際に、冷却された空
気は、分岐管24cから熱交換部28を流れる高温の空
気との熱交換によって、その温度を上昇させることがで
きる。
【0038】また、温度調節装置13には、ベースヒー
ター22の流出側の空気の温度を測定する温度センサ3
1、高感度ヒーター23で精密に温度調節されチャンバ
ー12内に流入した空気の温度を測定する温度センサ3
2、フィルター20でフィルタリングされた空気の温度
を測定する温度センサ33、および熱交換部28で熱交
換された空気の温度を測定する温度センサ35が設けら
れ、これらの温度センサ31、32、33、35は制御
部30に接続され、制御部30は、温度センサ31、3
2、33、35によりそれぞれの部位で測定される温度
の測定結果に基づいて、ベースヒーター22と高感度ヒ
ーター23およびレギュレータ29をそれぞれ制御する
ように構成されている。
【0039】以上のように構成される本実施例の温度調
節装置13を備えた露光装置10において、空気流出口
16から排出される空気は、露光装置本体11から発生
する熱を吸収して高温状態となって配管24へ流出し、
先ず、フィルター20により空気中に含まれる塵埃が取
り除かれる。また、このとき外気をフィルタリングして
配管24内に取り入れることもできる。高温の空気は、
配管24を介して冷却器21へ導かれるとともに分岐管
24cにも同時に流れ込む。冷却器21へ導かれた高温
の空気は冷却器21により熱交換を行ない所定の温度ま
で冷却され、次段の熱交換部28へ送られる。一方、分
岐管24cに流れ込んだ高温の空気は、制御部30の指
令に基づいて制御されるレギュレータ29により調整さ
れた流量の空気が熱交換部28へ送られる。熱交換部2
8において、分岐管24cから流れてくる高温の空気と
冷却器21で冷却された空気とは熱交換が行なわれ、冷
却器21で冷却された空気は高温の空気により温度が上
昇され、次のベースヒーター22へ導かれる。一方、分
岐管24cを流れる高温の空気は、熱交換部28におけ
る熱交換により温度を低下して、復帰管24dから配管
24に戻り、配管24を流れる空気に合流し、冷却器2
1へ導かれる。このとき、分岐管24cに分岐する前の
高温の空気は温度センサ33で温度が測定され、そし
て、熱交換部28を通過した空気は熱交換部28の下流
側で温度センサ35により温度が測定され、これらの測
定結果は制御部30へ送られ、制御部30は、各温度測
定部位での空気の温度データと露光装置本体の稼働状況
等に基づいて、レギュレータ29を制御操作して、分岐
管24cを流れる空気の流量を調整して変化させ、熱交
換部28の下流側で温度センサ35にて最適な温度とな
るように制御する。
【0040】熱交換部28により最適な温度に調節され
た空気は、配管24を介してベースヒーター22に送ら
れ、ベースヒーター22にて最終温調目的温度との温度
差を少なくなるように特定温度まで引き上げるべく予熱
され、その後、高感度ヒーター23にて最終温調目的温
度に精密温度調節が行なわれる。これらのベースヒータ
ー22および高感度ヒーター23は、制御部30によ
り、温度センサ31、32、35にてそれぞれ測定され
る各部位の温度の測定結果に基づいて、それぞれを通過
する空気の温度を最適なものとするように空気の加熱状
態を制御される。このようにベースヒーター22および
高感度ヒーター23により所定の最終温調目的温度とな
った空気は、チャンバー12の空気流入口15からチャ
ンバー12内へ送り込まれる。なお、このチャンバー1
2内へ空気を供給する際に空気をフィルタリングして送
り込むように空気流入口15にフィルターを配設するこ
ともできる。
【0041】所定の最終温調目的温度に調節された空気
は、空気流入口15からチャンバー12内に供給され、
チャンバー12内を矢印で示す方向に流れ、露光装置本
体11の種々の発熱源から発生する熱を充分に放熱させ
て排除し、チャンバー12内の各部位の温度を調節しあ
るいは冷却し、チャンバー12内の雰囲気を安定させ
る。これによって、精度の良い露光を行なうことを可能
にする。
【0042】以上のように本実施例の温度調節装置13
を備える露光装置10においては、チャンバー12から
排出される高温の空気を分岐させて、高温の空気と冷却
器21により充分に冷却される空気との間で熱交換を行
なうことにより、冷却器21により冷却された空気の温
度をある程度上昇させることができ、その後に、ベース
ヒーター22で加熱させるようにすることにより、ベー
スヒーター22の容量を小さくすることが可能となり、
消費電力を小さくすることができる。さらに、冷却器2
1へ流入する空気は、チャンバー12から排出される高
温の空気と熱交換部28によりやや温度が低下した空気
とが混合した空気であるので、温度が低下した状態の空
気が冷却器21へ流入することとなり、冷却器21の容
量を小型化することができ、定常消費電力の削減につな
がる。
【0043】また、前述した各実施例では、温度調節装
置は、空気を循環させて空気の温度を調節するものとし
て説明したけれども、酸素による酸化の影響を排除する
ために、空気に代えて、窒素やヘリウム等の各種の不活
性気体を用いることもできる。さらに、露光装置本体の
モーター等の駆動源の温度が局部的に変化する部分を部
分的に温度調節を行なう目的で空気等の気体に代えて液
体を用いる液体用温度調節装置にも適用することができ
る。また、チャンバー内へ供給する空気の温度を所定の
温度に加熱するためのヒーターとして、前述した各実施
例では、ベースヒーターと高感度ヒーターを用いている
が、チャンバー内へ供給する空気の温度を所定の温度に
維持することができれば、一つのヒーターのみとするこ
とも可能である。
【0044】次に、前述した露光装置を利用したデバイ
スの製造方法の実施形態について説明する。
【0045】図5は、微小デバイス(ICやLSI等の
半導体チップ、液晶パネル、CCD、薄膜磁気ヘッド
等)の製造工程のフローを示す。ステップ1(回路設
計)ではデバイスのパターン設計を行なう。ステップ2
(マスク製作)では設計したパターンを形成したマスク
を製作する。一方、ステップ3(ウエハ製造)ではシリ
コンやガラス等の材料を用いてウエハを製造する。ステ
ップ4(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、上記用意
したマスクとウエハを用いて、リソグラフィ技術によっ
てウエハ上に実際の回路を形成する。次のステップ5
(組立)は後工程と呼ばれ、ステップ4によって作製さ
れたウエハを用いて半導体チップ化する工程であり、ア
ッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケ
ージング工程(チップ封入)等の工程を含む。ステップ
6(検査)ではステップ5で作製された半導体デバイス
の動作確認テスト、耐久性テスト等の検査を行なう。こ
うした工程を経て微小デバイスが完成し、これが出荷
(ステップ7)される。
【0046】図6は、上記ウエハプロセスの詳細なフロ
ーを示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸
化させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶
縁膜を形成する。ステップ13(電極形成)ではウエハ
上に電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオ
ン打込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ1
5(レジスト処理)ではウエハにレジストを塗布する。
ステップ16(露光)では前述した露光装置によってマ
スクの回路パターンをウエハの複数のショット領域に並
べて焼付露光する。ステップ17(現像)では露光した
ウエハを現像する。ステップ18(エッチング)では現
像したレジスト像以外の部分を削り取る。ステップ19
(レジスト剥離)ではエッチングが済んで不要となった
レジストを取り除く。これらのステップを繰り返し行な
うことによって、ウエハ上に多重に回路パターンが形成
される。
【0047】このようなデバイスの製造方法を用いれ
ば、従来は製造が困難であった高集積度のデバイスを安
定的に低コストで製造することができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
温度調節装置により露光装置本体の雰囲気を精度良く温
度調節することができるとともに、温度調節装置の冷却
器やヒーターを小型化することができ、消費電力を抑
え、省エネルギー化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく温度調節装置を備えた露光装置
の第1の実施例の概略構成図である。
【図2】本発明に基づく温度調節装置を備えた露光装置
の第2の実施例の概略構成図である。
【図3】本発明に基づく温度調節装置を備えた露光装置
の第3の実施例の概略構成図である。
【図4】従来の温度調節装置を備えた露光装置の概略構
成図である。
【図5】半導体デバイスの製造工程を示すフローチャー
トである。
【図6】ウエハプロセスを示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 露光装置 11 露光装置本体 12 チャンバー 13 温度調節装置 15 空気流入口 16 空気流出口 20 フィルター 21 冷却器 22 ベースヒーター 23 高感度ヒーター 24 配管 24a、24b バイパス管 24c 分岐管 24d 復帰管 25 混合器 26 レギュレータ 27 開閉弁 28 熱交換部 29 レギュレータ 30 制御部 31〜35 温度センサ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露光装置本体と該露光装置本体を包囲す
    るチャンバーと該チャンバー内の温度を調節する温度調
    節装置を備えた露光装置において、前記温度調節装置
    は、気体を冷却する冷却器と冷却された気体を所定の温
    度に加熱するヒーターを有し、一旦冷却した気体を加熱
    して所定の温度に調節した気体を前記チャンバー内に供
    給するように構成され、前記チャンバー内の各部位を温
    度調整した後に前記チャンバーから排出される気体を利
    用して、前記冷却器により冷却された気体を温度調節す
    ることを特徴とする露光装置。
  2. 【請求項2】 前記温度調節装置は、前記チャンバーか
    ら排出される気体と前記冷却器により冷却された気体と
    を混合する混合手段を有することを特徴とする請求項1
    記載の露光装置。
  3. 【請求項3】 前記温度調節装置は、前記チャンバーか
    ら排出される気体の温度を測定する温度センサおよび前
    記冷却器により冷却された気体を温度調節した後の気体
    の温度を測定する温度センサと、該温度センサの測定結
    果に基づいて、前記混合手段による温度調節を制御する
    制御手段を有することを特徴とする請求項2記載の露光
    装置。
  4. 【請求項4】 前記温度調節装置は、前記チャンバーか
    ら排出される気体と前記冷却器により冷却された気体と
    の間で熱交換する熱交換手段を有することを特徴とする
    請求項1記載の露光装置。
  5. 【請求項5】 前記温度調節装置は、前記チャンバーか
    ら排出される気体の温度を測定する温度センサおよび前
    記冷却器により冷却された気体を温度調節した後の気体
    の温度を測定する温度センサと、該温度センサの測定結
    果に基づいて、前記熱交換手段による温度調節を制御す
    る制御手段を有することを特徴とする請求項4記載の露
    光装置。
  6. 【請求項6】 前記温度調節装置は、前記露光装置本体
    の稼働状態に基づいて制御されることを特徴とする1な
    いし5のいずれか1項に記載の露光装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれか1項に記載
    の露光装置を用いて基板を露光する工程を含む製造工程
    によってデバイスを製造することを特徴とするデバイス
    製造方法。
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