JP2001227811A - 空気調和機の風向変更装置 - Google Patents

空気調和機の風向変更装置

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JP2001227811A
JP2001227811A JP2000034704A JP2000034704A JP2001227811A JP 2001227811 A JP2001227811 A JP 2001227811A JP 2000034704 A JP2000034704 A JP 2000034704A JP 2000034704 A JP2000034704 A JP 2000034704A JP 2001227811 A JP2001227811 A JP 2001227811A
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JP
Japan
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air conditioner
lower blades
blades
blade
sliding
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Application number
JP2000034704A
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English (en)
Inventor
Masaharu Ebihara
正春 海老原
Satoshi Tokura
聡 十倉
Koji Maekawa
宏司 前川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転停止時の吹出し回りの見栄えを損なわず
に、吹き出される冷温風をより遠距離に到達させて、部
屋全体を均一かつ快適に空気調和可能な空気調和機の風
向変更装置を提供する。 【解決手段】 上下の風向を調節する上下羽根9Aに摺
動手段Cを設けて、前記摺動手段Cに連結された摺動ア
ーム12と連動させて補助羽根11を設け、さらに前記
上下羽根9Aの風上側にガイド部14を配設したレール
13を設けて、前記上下羽根9Aを上下に回動させたと
きに前記摺動アーム12が前記ガイド部14を摺動する
ことにより、前記補助羽根11を出し入れできる構成と
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空気調和機の風向変
更装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の空気調和機は、例えば図14〜図
16に示すように、空気調和機の本体1と前記本体1に
着脱可能に被着された前面カバー2と、前記前面カバー
2の前面部と上面部とに吸込み口4を設けている。そし
て前記本体内1に熱交換器3を設けて、空気通路に設け
られた送風ファン5により、吸込み口4から吸入した空
気を熱交換して吹出し口6から送風する構造になってい
た。
【0003】また前記吹出し口6には、吹出し口6の後
方に左右の風向を調節する多数の左右羽根7が吹出し口
6の底壁面8に回動自在に軸支して設けられ、その前方
に上下の風向を調節する上下羽根9が前記吹出し口6の
両側壁面に回動自在に軸支して設けられ、前記本体の左
右方向および上下方向に向けてそれぞれ風向を調節して
送風していた。
【0004】また前記上下羽根9は、運転停止時におい
ては、図16に破線9aで示す位置に軸10を中心に回
動し移動して前記吹出し口6を塞ぎ、運転停止時に前方
あるいは下方から内部の左右羽根7や送風ファン5が見
えないようにして、運転停止時の前記吹出し口6周辺の
見栄えを損なわないようにしていた。
【0005】そして上記構成により、前記吹出し口6か
ら吹き出される冷暖風は、より遠距離に到達させて、部
屋全体を均一かつ快適に空気調和することが望まれてい
る。
【0006】特に暖房運転時においては、前記上下羽根
9を下向きにして足元に暖風がより多く到達することが
望まれている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記構成により、冷暖
風をより遠距離に到達させて空気調和の快適性を確保す
る手段として、前記上下羽根9をより大きく、特にL1
寸法を大きくして風向変更の効果を確保すれば可能であ
るが、空気調和機の本体1が大きくなり、あるいは上下
羽根9が吹出し口6に収まらないので、前記上下羽根9
をより大きくすることはおのずと限界があった。
【0008】上記課題に対して例えば、特開平8−20
0789号公報に、上下風向板に補助風向板を摺動自在
に設けて、前記補助風向板を出し入れする構造が開示さ
れている。
【0009】しかし前記補助風向板の出し入れ構成で
は、運転停止時に上下風向板を閉めたときには、その都
度手を使って前記補助風向板を引込める必要がある。
【0010】しかしながら、補助風向板を引込めないま
まで上下風向板を閉めたときには、補助風向板が出っ張
ったままになり見栄えが極めて悪い状況が発生する。
【0011】また、特開平6−249496号公報に、
横羽根に補助羽根を短手方向に摺動自在に配置して、前
記補助羽根を出し入れする構成が開示されている。
【0012】しかしこの構成の場合は、運転停止時に横
羽根を閉めると、前記横羽根の開閉動作に連動して補助
羽根が引っ込むので、補助羽根が出っ張ったままになる
ことはないが、補助羽根の出っ張り寸法を横羽根の回動
角度により、任意の補助羽根の出っ張り寸法に設定する
ことはできない。本発明は、上記従来技術の課題に鑑み
てなされたもので、空気調和機の風向変更装置におい
て、運転停止時においては、上下羽根を引っ込めて見栄
えを確保し、また冷房運転時あるいは暖房運転時のそれ
ぞれの運転条件に適した、前記補助羽根の出っ張り寸法
を任意に設定できる空気調和機の風向変更装置の提供を
目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1記載の発明は、空気調和機の吹出
し口に配置され上下の風向を調節する上下羽根を、羽根
本体と前記羽根本体に相対して設けたカバーとで内部に
空洞部と前方に開口部を形成し、前記空洞部に摺動手段
を設けて、前記摺動手段に連結された摺動アームと連動
して、前記開口部に前後方向に摺動自在とした補助羽根
を挿入して設け、さらに、前記上下羽根の風上側にガイ
ド部を配設したレールを設けて、前記上下羽根を上下に
回動させたときに前記摺動アームが前記ガイド部を摺動
することにより、前記補助羽根を出し入れできる構成と
したものである。
【0014】この構成により、空気調和機の運転停止時
においては、上下羽根の回動と連動して上下羽根が引っ
込むので、補助羽根が出っ張つたままになることがなく
なり見栄がを確保され、また冷房運転時あるいは暖房運
転時の、それぞれの運転条件に適した前記補助羽根の出
っ張り寸法を任意に設定できるので、冷暖風をより遠距
離に到達させて部屋全体を均一かつ快適な空気調和が実
施できる。
【0015】特に暖房運転時においては、前記上下羽根
を下向きに回動して、回動と連動して補助羽根を出すこ
とにより足元に暖風をより多く到達させることができ
る。
【0016】また、請求項2記載の発明は、レールを吹
出し口の上壁面に部分的に設けて構成したものである。
【0017】この構成により、レールは前記吹出し口の
上壁面に一体に樹脂成形できるので、構成を簡略化でき
ると共に、摺動手段の動作回数が運転停止時のみとなる
ので、上下羽根を自動スイープさせる場合等には動作回
数が少なくなり信頼性が向上する。
【0018】また、請求項3記載の発明は、上下羽根の
長手方向の寸法を、羽根本体の長手方向の寸法よりも短
くして構成したものである。
【0019】この構成により、左右羽根を空気調和機本
体の外側方向に向けたとき、風路抵抗を小さくして吹出
し口の両側壁面への冷房運転時の結露を防止できる。
【0020】また、請求項4記載の発明は、カバーの風
上側となる両端後面にカット形状を配設して構成したも
のである。
【0021】この構成により、左右羽根を空気調和機本
体の外側方向にそれぞれ向けたとき、風路抵抗を小さく
して吹出し口の両側壁面への冷房運転時の結露を防止で
きる。
【0022】また、請求項5記載の発明は、カバーの風
上側となる後面下部に、R形状を配設して構成したもの
である。
【0023】この構成により、上下羽根部分における風
流れをスムースにして通風抵抗の低下を防止できる。
【0024】また、請求項6記載の発明は、補助羽根の
下部に位置する面にローレットを配設して構成したもの
である。
【0025】この構成により、補助羽根が出た状態での
前記補助羽根の下面への結露を防止できる。
【0026】また、請求項7記載の発明は、補助羽根に
摺動用突面を複数個所に設けて、さらに前記摺動用突面
に凸リブを配設して構成したものである。この構成によ
り、前記凸リブのみが羽根本体およびカバーと部分的に
接触して摺動するので、補助羽根の摺動を軽くすると共
に摺動時の異音発生を防止できる。
【0027】また、請求項8記載の発明は、補助羽根の
色を羽根本体と異なる配色にして構成したものである。
【0028】この構成により、前記補助羽根の出し入れ
の動作イメージが配色により強調されるので、商品の訴
求効果を得ることができる。
【0029】また、請求項9記載の発明は、回動自在に
軸支して上下の風向を調節する上下羽根を設け、前記上
下羽根にアームと連動して前後方向に摺動する補助羽根
を設け、前記上下羽根の近くに、前記アームが係合する
ガイド部を有するレールを設け、前記上下羽根の回動に
伴い前記アームが、レールのガイド部に係合しながら前
記上下羽根に対して変位することにより、前記補助羽根
を出し入れできる構成としたものである。
【0030】この構成により、空気調和機の運転停止時
においては、上下羽根の回動と連動して補助羽根が引っ
込めることが可能で、補助羽根が出っ張つたままになる
ことがなくなり見栄がを確保される。また冷房運転時あ
るいは暖房運転時の、それぞれの運転条件に適した前記
補助羽根の出っ張り寸法を任意に設定できるので、冷暖
風をより遠距離に到達させて部屋全体を均一かつ快適な
空気調和が実施できる。
【0031】特に暖房運転時においては、前記上下羽根
を下向きに回動して、回動と連動して補助羽根を出すこ
とにより足元に暖風をより多く到達させることができ
る。
【0032】また、請求項10記載の発明は、レールの
ガイド部を孔または溝で形成し、アームの係合部分がそ
の孔または溝を摺動する構成としたものであり、アーム
の係合部分がその孔または溝により2方向より位置規制
されるので、上下羽根の回動に伴い、その上下羽根に対
するアームの変位が確実に行われる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図1〜図3を用いて説明する。なお、従来例と同一構
成については、同一符号を付して説明する。
【0034】図1において、1はセパレート形空気調和
機の室内機の本体であり、2は前記本体1に脱着可能に
装着された前面カバーである。
【0035】また前記前面カバー2の前面部と上面部に
は吸い込口4が設けられている。
【0036】また前記本体1内に熱交換器3を設けて、
空気通路に設けられた送風ファン5により、吸込み口4
から吸入した空気を熱交換して吹出し口6から送風する
構成といる。
【0037】前記吹出し口6には、吹出し口6の後方に
左右の風向を調節する多数の左右羽根7が前記吹出し口
6の底壁面8に回動自在に軸支して設けられ、その前方
に上下の風向を調節する上下羽根9Aが前記吹出し口6
の両側壁面6aに回動自在に軸10により軸支して設け
られ、前記本体1の左右方向および上下方向に向けてそ
れぞれ風向を調節して送風可能としている。
【0038】また前記上下羽根9Aは、羽根本体9bと
前記羽根本体9bに相対して設けたカバー9cで内部に
U字形状の空洞部9eと前方に開口部9dが形成され
る。
【0039】また11は補助羽根であり、摺動手段C
(詳細は後述)に連結されて摺動アーム12(摺動手段
Cの一部)と連動して前後方向に摺動自在(矢印y方
向)に、前記開口部9dに挿入して配置される。
【0040】さらに前記空洞部9eに、上下羽根9Aの
回動角度により補助羽根11を摺動自在にするための前
記摺動手段Cと前記摺動アーム12を設けている。
【0041】また13はレールであり、前記上下羽根9
Aの後方に、前記吹出し口6の底壁面8aおよび上壁面
8bに接着等により固着して設けられる。
【0042】さらに前記レール13には、U字形のガイ
ド部14を配設している。そして、前記上下羽根9A
は、空気調和機の運転停止時においては、図3に破線9
fで示す位置に軸10を中心に回動して前記吹出し口6
を閉塞する。
【0043】この時、前記摺動アーム12が前記ガイド
部14を摺動することにより、前記摺動手段Cにより前
記補助羽根11が連動して引っ込み、吹出し口6全体を
閉塞する状態になる。
【0044】つぎに、前記摺動手段Cについて詳細に図
4〜図9を用いて説明する。図4において、Cは摺動手
段であり複数個を設けている。
【0045】また、11aは補助羽根11に設けた凸部
であり、その先端部に支軸11b(図7)を配設してい
る。
【0046】また、12は摺動アームであり、その先端
部に摺動を良くするための摺動コマ12aを回動自在に
配設して、さらに他方の先端部に支軸12bを配設して
いる。
【0047】また、15は羽根本体9bに固着された支
点軸である(図7)。
【0048】また、16はレバーであり、前記レバー1
6の両端には長穴16aを配設している。
【0049】また、17はスプリングであり、一方を羽
根本体9bに固定し、他方をレバー16に固定して、常
にレバー16が矢印zで示す方向に支点軸15を中心に
附勢されている(図7)。
【0050】そして摺動手段Cは、前記レバー16に設
けたそれぞれの長穴16aに、支軸11bおよび支軸1
2bを回動自在に挿入することで組み立て完成される。
【0051】また、上下羽根9Aは上記の摺動手段C完
成後、さらにカバー9cを被せてネジ18等で羽根本体
9bに固定することにより完成される。
【0052】上記構成により、軸10により軸支された
上下羽根9Aを、上下方向に回動することにより、摺動
アーム12に設けた摺動コマ12aが前記ガイド部14
を摺動して、補助羽根11が矢印y方向(図2)に出し
入れされる。
【0053】補助羽根11の出し入れの寸法L3(図
3)は、軸10とガイド部14との距離寸法L2により
決まることになるので、前記寸法L3は、前記ガイド部
14の形状を変化させる(L2寸法を変化させる)こと
により、任意に設定できることになる。
【0054】なお、図4と図6および図7は補助羽根1
1が引っ込んだ状態を、図5と図8および図9は補助羽
根11が出た状態を示している。
【0055】通常、前記寸法L3は冷房運転時には、ほ
ぼ水平方向に冷風を吹き出すので10mm程度に、暖房
運転時には下方向に暖風を吹き出すので20mm程度に
設定され、この数値は送風ファン5の性能等により実験
値で決定される。
【0056】また、前記レバー16のL4寸法とL5寸
法の比率を調整することにより、動作を増幅できるので
意匠デザイン上から狭い吹出し口6に対しても、補助羽
根11の大きな出し入れ寸法L3の設定ができる。
【0057】さらに上下羽根9Aは、羽根本体9bにカ
バー9cを被せてネジ止め固定されるので、上下羽根9
Aの強度アップを図ることもできる。
【0058】また、冷房運転時において、上下羽根9A
を上下にステッピイングモータ等を用いて上下に自動ス
イープさせる場合等、図10に示すようにレール13A
を、吹出し口6の上壁面8bに部分的に設けることによ
り、運転時動作範囲(スイープ動作)においては摺動ア
ーム12が摺動せず、運転停止時においては破線9gで
示す状態に摺動アーム12が摺動して、吹出し口6を上
下羽根9Aが閉塞する。
【0059】上記構成によれば、レール13Aは前記上
壁面8bに一体に樹脂成形できるので、構成をより簡略
化できる。
【0060】また摺動アーム12と摺動手段Cの動作
は、運転停止時のみになるので動作回数が少なくなり信
頼性が向上する。
【0061】また、上下羽根9Aは図11に示すように
カバー9cの長手方向の寸法を、羽根本体9bの長手方
向の寸法よりも、それぞれ両端で寸法L6だけ短くして
構成した。
【0062】上記構成により、左右羽根7を本体1の外
側方向に向けたとき、寸法L6の部分はカバー9cが無
いため羽根本体9bのみの羽根厚となり、風路抵抗が小
さくなって吹出し口6の両側壁面6aへの冷房運転時の
結露を防止できる。
【0063】通常前記寸法L6は50mm程度に設定さ
れ、この数値は送風ファン5の性能等により実験値で決
定される。
【0064】また、図4および図11に示すように風上
側となるカバー9cの両端後面に、カット形状9hを配
設してカバー9cを構成した。
【0065】上記構成により、左右羽根7を本体1の外
側方向にそれぞれ向けたとき、カット形状9hの部分は
羽根本体9bのみの羽根厚となり、風路抵抗が小さくな
って吹出し口6の両側壁面6aへの冷房運転時の結露を
防止できる。
【0066】また、図12に示すようにカバー9cの風
上側となる後面下部に、R形状9jを配設してカバー9
cを構成した。
【0067】上記構成により、風流れをスムースにして
通風性能の低下を防止できる。
【0068】また、図13に示すように補助羽根11の
下部に位置する面に対してローレット11cを配設して
補助羽根11を構成した。
【0069】上記構成により、冷房運転時の結露による
水滴の成長を阻止できるので、補助羽根11が出た状態
での前記補助羽根11の下面への結露を防止できる。
【0070】また、補助羽根11に摺動用突面11dを
一定間隔で複数個所に設け、さらに前記摺動用突面11
dに凸リブ11eを配設して補助羽根11を構成した。
【0071】上記構成により、補助羽根11の出し入れ
に伴う摺動時には、補助羽根11全体が羽根本体9bお
よびカバー9cと接触することはなく、前記凸リブ11
eのみが接触しながら摺動するので、摺動を軽くすると
共に補助羽根11の摺動時の異音発生を防止できる。
【0072】また、補助羽根11の色を羽根本体9bと
異なる配色にして、上下羽根9Aを構成した。
【0073】上記構成により、補助羽根11の出し入れ
の動作イメージが配色により強調されるので、商品の訴
求効果を得ることができる。
【0074】また、本発明の他の実施形態として、空気
調和機の吹き出し形態によっては、左右羽根7が無い場
合でも適用できるものであり、上下羽根9についても別
部品を底壁面に固定することにより回動自在に軸支する
ことも可能である。そして羽根本体9bに相対して設け
たカバー9cについても、これを省くこともできる。
【0075】なお、摺動手段Cについては、本発明の実
施の形態ではレバー機構を用いた方式で説明したが、マ
イクロモータを用いた他の方式で構成することも可能な
ものであり、本実施の形態に限定されるものではない。
【0076】また、本実施の形態では上下羽根9Aを、
長手方向を水平に配置して上下方向に回動させたが、長
手方向を垂直に配置して左右方向に回動させることも可
能であり、本実施の形態に限定されるものではない。
【0077】さらに、上記実施例では上下羽根9Aに対
する摺動アーム12の変位に関し、レール13のガイド
部14は一方向(吹き出し風上流側)のみの位置規制の
機能を有しているが、図14に示すようにレール13a
のガイド部14aを細長い孔または溝で形成し、摺動ア
ーム12の係合部分が細長い孔形状または細長い溝形状
のガイド部14aを摺動する構成であっても上記実施例
と同様の効果を有する。この場合摺動アーム12の係合
部分が2方向で位置規制されるため、摺動アーム12を
一方向(吹き出し風上流側)に付勢する手段(図7のス
プリング17)を外すことが可能となる。
【0078】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような状態で実
施され、以下に記載するような効果を奏する。
【0079】請求項1記載の発明は、空気調和機の吹出
し口に配置され上下の風向を調節する上下羽根を、羽根
本体と前記羽根本体に相対して設けたカバーとで内部に
U字形状の空洞部と前方に開口部を形成し、前記空洞部
に摺動手段を設けて、前記摺動手段に連結された摺動ア
ームと連動させて、前記開口部に前後方向に摺動自在と
した補助羽根を挿入して設け、さらに、前記上下羽根の
風上側にガイド部を配設したレールを設けて、前記上下
羽根を上下に回動させたときに前記摺動アームが前記ガ
イド部を摺動することにより、前記補助羽根を出し入れ
できる構成としたことにより、空気調和機の運転停止時
においては、上下羽根の回動と連動して上下羽根を引っ
込めるので、補助羽根が出っ張つたままになることが無
くなり吹き出し部の見栄えを確保し、また冷房運転時あ
るいは暖房運転時の、それぞれの運転条件に適した前記
補助羽根の出っ張り寸法を任意に設定できるので、冷暖
風をより遠距離に到達させて部屋全体を均一かつ快適に
空気調和が実施できる。
【0080】特に暖房運転時においては、前記上下羽根
を下向きにして補助羽根を出すことにより足元に暖風を
より多く到達させることができる。
【0081】また、請求項2記載の発明は、レールを吹
出し口の上壁面に部分的に設けて構成したことにより、
レールを前記吹出し口の上壁面に一体に樹脂成形できる
ので構成を簡略化できると共に、摺動手段の動作回数が
運転停止時のみとなるので、上下羽根を自動スイープさ
せる場合等には動作回数が少なくなり信頼性が向上す
る。
【0082】また、請求項3記載の発明は、上下羽根の
長手方向の寸法を、羽根本体の長手方向の寸法よりも短
くして構成したことにより、左右羽根を空気調和機本体
の外側方向に向けたとき、この部分の風路抵抗を小さく
して吹出し口の両側壁面への冷房運転時の結露を防止で
きる。
【0083】また、請求項4記載の発明は、カバーの風
上側となる両端後面にカット形状を配設して構成したこ
とにより、左右羽根を空気調和機本体の外側方向にそれ
ぞれ向けたとき、この部分の風路抵抗を小さくして吹出
し口の両側壁面への冷房運転時の結露を防止できる。
【0084】また、請求項5記載の発明は、カバーの風
上側となる後面下部にR形状を配設して構成したことに
より、上下羽根部分における風流れをスムースにして通
風抵抗の低下を防止できる。
【0085】また、請求項6記載の発明は、補助羽根の
下部に位置する面に対してローレットを配設して構成し
たことにより、補助羽根が出された状態での前記補助羽
根の下面への結露を防止できる。
【0086】また、請求項7記載の発明は、補助羽根に
摺動用突面を複数個所に設けて、前記摺動用突面に凸リ
ブを配設して構成したことにより、前記凸リブのみが羽
根本体およびカバーと部分的に接触して摺動するので、
摺動を軽くすると共に補助羽根の摺動時の異音発生を防
止できる。
【0087】また、請求項8記載の発明は、補助羽根の
色を羽根本体と異なる配色にして構成したことにより、
前記補助羽根の出し入れの動作イメージが配色により強
調されるので、商品の訴求効果を得ることができる。
【0088】また、請求項9記載の発明は、空気調和機
の吹出し口に、回動自在に軸支して上下の風向を調節す
る上下羽根を設け、前記上下羽根にアームと連動して前
後方向に摺動する補助羽根を設け、前記上下羽根の周囲
に、前記アームが係合するガイド部を有するレールを設
け、前記上下羽根を上下に回動させたときに前記アーム
が前記ガイド部を摺動することにより、前記補助羽根が
前記上下羽根に対して前後方向に摺動する構成としたこ
とにより、空気調和機の運転停止時においては、上下羽
根の回動と連動して上下羽根が引っ込むので、補助羽根
が出っ張つたままになることがなくなり見栄えが確保さ
れ、また冷房運転時あるいは暖房運転時の、それぞれの
運転条件に適した前記補助羽根の出っ張り寸法を任意に
設定できるので、冷暖風をより遠距離に到達させて部屋
全体を均一かつ快適な空気調和が実施できる。
【0089】特に暖房運転時においては、前記上下羽根
を下向きに回動して、回動と連動して補助羽根を出すこ
とにより足元に暖風をより多く到達させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における空気調和機の構成
を示す室内機の正面図
【図2】図1におけるI―I縦断面図
【図3】図2におけるB部を示す要部拡大縦断面図
【図4】本発明の実施の形態における上下羽根の構成を
示す正面図
【図5】図4における補助羽根が前方に出された状態を
示す正面図
【図6】図4における矢視Dによる上下羽根の上面図
【図7】図4におけるC部を示す摺動手段の要部拡大図
【図8】図5における矢視Eによる上下羽根の上面図
【図9】図5におけるC部を示す補助羽根が前方に出さ
れた状態での、摺動手 段の動作を説明する要部拡大図
【図10】本発明の実施の形態における他の実施例を示
す要部拡大縦断面図
【図11】本発明の実施の形態における他の実施例を示
す上下羽根要部拡大正面図
【図12】本発明の実施の形態における他の実施例を示
す図11における矢視II―IIによる要部拡大縦断面
【図13】(a)は本発明の実施の形態における他の実
施例を示す補助羽根の上面図 (b)は同正面図
【図14】本発明の実施の形態における他の実施例を示
す要部拡大側面図
【図15】従来例の空気調和機の構成を示す室内機の正
面図
【図16】図14における矢視III−III縦断面図
【図17】図15におけるF部を示す要部拡大縦断面図
【符号の説明】
1 本体 2 前面カバー 3 熱交換器 4 吸込み口 5 送風ファン 6 吹出し口 6a 両側壁面 7 左右羽根 8 底壁面 8a 底壁面 8b 上壁面 9、9A 上下羽根 9b 羽根本体 9c カバー 9d 開口部 9e 空洞部 9h カット形状 9j R形状 10 軸 11 補助羽根 11a 凸部 11b、12b 支軸 11c ローレット 11d 摺動用突面 11e 凸リブ C 摺動手段 12 摺動アーム 12a 摺動コマ 13 レール 14 ガイド部 15 支点軸 16 レバー 16a 長穴 17 スプリング 18 ネジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前川 宏司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3L081 AA02 AB05 FA07 FC04 HA01 HB06

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱交換器により熱交換された空気を吹き
    出す吹出し口に、回動自在に軸支して左右の風向を調節
    する左右羽根を設け、その前方に前記吹出し口に回動自
    在に軸支して上下の風向を調節する上下羽根を設け、前
    記上下羽根は、羽根本体と前記羽根本体に相対して設け
    たカバーとで内部に空洞部と前方に開口部を形成し、前
    記空洞部に摺動手段を設けて、前記摺動手段に連結され
    た摺動アームと連動して前後方向に摺動自在とした補助
    羽根を前記開口部に挿入して設け、さらに、前記上下羽
    根の風上側にガイド部を配設したレールを設けて、前記
    上下羽根を上下に回動させたときに前記摺動アームが前
    記ガイド部を摺動することにより、前記補助羽根を出し
    入れできる構成とした空気調和機の風向変更装置。
  2. 【請求項2】 レールを吹出し口の上壁面に部分的に設
    けて構成した請求項1記載の空気調和機の風向変更装
    置。
  3. 【請求項3】 上下羽根の長手方向の寸法を、羽根本体
    の長手方向の寸法よりも短くして構成した請求項1記載
    の空気調和機の風向変更装置。
  4. 【請求項4】 カバーの風上側となる両端後面にカット
    形状を配設して構成した請求項1記載の空気調和機の風
    向変更装置。
  5. 【請求項5】 カバーの風上側となる後面下部に、R形
    状を配設して構成した請求項1記載の空気調和機の風向
    変更装置
  6. 【請求項6】 補助羽根の下部に位置する面にローレッ
    トを配設して構成した請求項1記載の空気調和機の風向
    変更装置。
  7. 【請求項7】 補助羽根に摺動用突面を複数個所に設け
    て、前記摺動用突面に凸リブを配設して構成した請求項
    1記載の空気調和機の風向変更装置。
  8. 【請求項8】 補助羽根の色を羽根本体と異なる配色に
    して構成した請求項1記載の空気調和機の風向変更装
    置。
  9. 【請求項9】 熱交換器により熱交換された空気を吹き
    出す吹出し口に、回動自在に軸支して上下の風向を調節
    する上下羽根を設け、前記上下羽根にアームと連動して
    前後方向に摺動する補助羽根を設け、前記上下羽根の近
    くに、前記アームが係合するガイド部を有するレールを
    設け、前記上下羽根の回動に伴い前記アームが、前記レ
    ールのガイド部に係合しながら前記上下羽根に対して変
    位することにより、前記補助羽根が前記上下羽根に対し
    て前後方向に摺動する構成とした空気調和機の風向変更
    装置。
  10. 【請求項10】レールのガイド部が孔または溝で形成さ
    れ、アームの係合部分が前記ガイド部の孔または溝を摺
    動する構成とした請求項1または9記載の空気調和機の
    風向変更装置。
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