JP2001224074A - 複数方式携帯電話機 - Google Patents

複数方式携帯電話機

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JP2001224074A JP2000034208A JP2000034208A JP2001224074A JP 2001224074 A JP2001224074 A JP 2001224074A JP 2000034208 A JP2000034208 A JP 2000034208A JP 2000034208 A JP2000034208 A JP 2000034208A JP 2001224074 A JP2001224074 A JP 2001224074A
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茂 関口
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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の移動無線通信方式に対応した複数方式
携帯電話機において、圏外時消費電流を抑えて、かつ効
率的にチャネルスキャン動作を行うことができる複数方
式携帯電話機を提供することを目的とする。 【解決手段】 状態遷移前の状態が電源OFFで、状態
遷移後の状態がA方式、B方式ともに圏外となった場合
は、A方式、B方式同じように、当初連続動作を行うパ
ターンにより、圏外時チャネルスキャン動作を行う。
また、状態遷移前の状態がA方式で待受、B方式で圏外
という状態で、状態遷移後の状態がA方式、B方式とも
に圏外となった場合は、状態遷移前後で圏外状態のB方
式では60秒間隔の間欠動作を続行するパターンによ
り、待受から圏外へと遷移したA方式では2.0秒間隔
の間欠動作を実行するパターンにより、圏外時チャネ
ルスキャン動作を行う。なお、A方式、B方式を取り替
えても同じ動作を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機に関
し、特に複数の移動無線通信方式の携帯電話機を搭載し
た複数携帯電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯電話機のシステムとして、セ
ルラーシステムとPHS(PersonalHandy-phone Syste
m)とが存在する。またセルラーシステムでも、国内で
はPDC(Personal Digital Cellular)方式、IS−
95(Interim Standard-95 )方式等が存在する。ま
た、海外では、主にヨーロッパで広く利用されているG
SM(Global System for Mobile Communications
)、北米で利用されているIS−136方式、北米・
韓国などで利用されているIS95方式等、数多くの移
動無線通信方式が存在している。
【0003】上記移動無線通信方式は、それぞれに機能
的、地域的特徴を有している。機能的には、携帯電話は
高速移動に強く、PHSは、高速データ通信に秀でてい
るという特長を有する。また、地域的に見ると、国内で
はPDC、IS−95等が使用され、ヨーロッパの場合
では、GSM、北米ではIS136、IS95などが地
域的に使用されている。
【0004】前記の移動無線通信方式を複数使用したい
という要望を持つユーザーも少なくない。しかしなが
ら、携帯電話機は移動無線通信方式毎に製造されてお
り、この場合、ユーザは携帯電話機を複数所持すること
となる。
【0005】その結果、複数の携帯電話機を常時保持す
ることによる携帯性の低下という問題が発生し、また、
それぞれの携帯電話機の操作方法が異なるためユーザに
おける操作の混乱が生じるという問題がある。
【0006】そこで、上記問題を解決するために、二つ
又はそれ以上の移動無線通信方式の携帯電話機を一つの
筺体に搭載した複数方式携帯電話機も存在している。
【0007】従来の一つの筺体に搭載した複数方式携帯
電話機には、待受を行う移動無線通信方式の切替えを完
全な手動により行うものから自動で行うもの、さらに
は、複数の移動無線通信方式で同時に待受を行うことが
できるものまで様々である。
【0008】前記の移動無線通信方式を自動で切り替え
る複数方式携帯電話機、又は搭載された複数の移動無線
通信方式で同時に待受を行うことができる複数方式携帯
電話機においては、常に搭載された複数の全ての移動無
線通信方式で、それぞれ待受、圏外の動作を行う必要が
ある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特開平8−
046563号公報には、一つの移動無線通信方式によ
り通信を行う携帯電話機において、圏外状態の継続時間
に対応して、チャネルスキャン処理の実効間隔を設定す
る手法が記載されている。このように、一つの通信方式
の携帯電話機の場合における圏外時の消費電力を抑える
手法は幾つか行われている。
【0010】一方、複数の移動無線通信方式を搭載した
複数方式携帯電話機においては、電源投入時の待受を行
うためのチャネルスキャン動作、待受時の動作、圏外時
チャネルスキャン動作等に関して、各移動無線通信方式
では、それぞれの通信方式に基づいたチャネルスキャン
動作を行う必要がある。このため、個々の通信方式の必
要とされるチャネル動作を考慮せずに、上記公報に記載
された発明のように、単に、圏外状態の継続時間に対応
してチャネルスキャン処理の実効間隔を選択し設定しよ
うとしても、それぞれの通信方式に対応したチャネルス
キャンを的確に行うことができないという問題がある。
【0011】また、複数の移動無線通信方式で同時に待
受を行える複数方式携帯電話機において、圏内に存在す
るときは、複数の移動無線通信方式では、それぞれ、待
受動作を行う必要がある。また、複数方式携帯電話機
が、複数の移動無線通信方式の内、ある一つの移動無線
通信方式について圏外に移行した場合は、その移動無線
通信方式では圏外時動作を行い、その他の待受状態にあ
る移動無線通信方式では、通話又は待受けを続行する。
【0012】さらに、複数方式携帯電話機は、該携帯電
話機に搭載されている全ての移動無線通信方式について
圏外に存在する場合は、全ての通信方式で、圏外時動作
を行う必要がある。このとき、複数方式携帯電話機は、
非常に大きな電力を消費することとなる。
【0013】なぜなら、一般に携帯電話機においては、
待受時動作における消費電流よりも圏外時動作における
消費電流の方が大きくなる。これは、待受時動作が主に
移動無線通信方式のネットワークからの呼出しを待つだ
けのものである(特定の周波数の特定の時間だけ受信状
態とする)のに対し、圏外時はその携帯電話機が再び待
受に移行するために待受が可能なチャネルのスキャンを
繰り返し行うためである。
【0014】このように、複数の移動無線通信方式で同
時に待受を行える複数方式携帯電話機において、圏外に
おいて、非常に大きな電力を消費するという問題があ
る。本発明は、上記問題に鑑みなされたものであり、移
動無線通信方式を複数搭載した複数方式携帯電話機にお
いて、圏外時消費電流を抑えて、かつ効率的にチャネル
スキャン動作を行うことができる複数方式携帯電話機を
提供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された発
明は、複数の異なる移動無線通信方式に従った無線通信
を行う複数方式携帯電話機において、各移動無線通信方
式での状態(複数携帯電話機に搭載されている移動無線
通信方式毎に見たとき、複数方式携帯電話機が、圏内状
態にあるか又は圏外状態にあるかの状態をいう。)が待
受け状態及び圏外状態のいずれであるかを監視する状態
監視制御手段(例えば、図1における状態監視制御部
8)と、前記状態監視制御手段での監視結果に基づいて
得られる状態の遷移状態に対応して、状態が圏外状態と
なった移動無線通信方式でのチャネルスキャン動作パタ
ーンを制御するスキャン制御手段とを有することを特徴
とする。
【0016】請求項2に記載された発明は、請求項1記
載の複数方式携帯電話機において、各移動無線通信方式
での状態の遷移状態に対応して、状態が圏外状態に遷移
した各移動無線通信方式でのチャネルスキャン動作パタ
ーン(例えば、図4におけるパターン、、)を予
め定めたテーブルを有し、状態が圏外状態となった移動
無線通信方式でのチャネルスキャン動作パターンとし
て、前記テーブルから前記状態監視制御手段での監視結
果に基づいて得られる各移動無線通信方式での状態の遷
移状態に対応するチャネルスキャン動作パターン選択す
ることを特徴とする。
【0017】請求項3に記載された発明は、請求項2記
載の複数方式携帯電話機において、圏外状態に遷移した
状態にある移動無線通信方式では、状態遷移前の状態が
電源OFFの場合、状態遷移前の状態が待受の場合、状
態遷移前の状態が圏外の場合の三つの場合に対応して、
各場合毎に、異なるチャネルスキャン動作パターン(例
えば、状態遷移前の状態が電源OFFの場合は図4のパ
ターン、状態遷移前の状態が待受の場合は図4のパタ
ーン、状態遷移前の状態が圏外の場合は図4のパター
ンを指示する。)で動作することを特徴とする。
【0018】請求項4に記載された発明は、複数の異な
る移動無線通信方式に従った無線通信を行う複数方式携
帯電話機において、各移動無線通信方式の過去の待受、
圏外状態の遷移を監視して制御する状態監視制御手段
(例えば、図1における状態監視制御部8)と、各移動
無線通信方式でのチャネルスキャン動作を制御するスキ
ャン制御手段(例えば、図1における制御部6、制御部
7)とを有し、前記状態監視制御手段は、各移動無線通
信方式毎に監視を行い、圏外状態にある移動無線通信方
式の過去の遷移状況に基づいて特定のチャネルスキャン
動作を行うよう前記スキャン制御手段に指示を行い、前
記スキャン制御手段は、サービス圏内の移動無線通信方
式では、通話又は待受けを行うように制御し、サービス
圏外の移動無線通信方式では、前記状態監視制御部の指
示に基づいて、チャネルスキャン動作を行ことを特徴と
する。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面と共に説明する。
【0020】本実施例ではGSM、IS95、PDC等
の移動無線通信方式を二つ搭載した複数方式携帯電話機
の説明を行う。ここでは、その搭載された二つの移動無
線通信方式をそれぞれA方式、B方式として説明をす
る。
【0021】図1は、本実施例における複数方式携帯電
話機のブロック図である。本実施例の複数方式携帯電話
機には、アンテナ1、送受信部2、送受信部3、音声処
理部4、音声処理部5、制御部6、制御部7、状態監視
制御部8、表示部9、操作部10、スピーカー11及び
マイク12が設けられている。
【0022】送受信部2と音声処理部4と制御部6は、
A方式の通信に用いられるブロックであり、送受信部3
と音声処理部5と制御部7は、B方式の通信に用いられ
るブロックである。
【0023】送受信部2及び送受信部3は、アンテナ1
を介して基地局との間でメッセージの送受信を行う。声
処理部4及び音声処理部5は、音声データの処理を行
う。制御部6及び制御部7は、発着信、通話、ディスプ
レイ表示、キー操作等電話機としての基本的な機能か
ら、ディジタル情報送受信機能、メモリダイヤル機能等
の付加的機能まで、携帯電話機が持つ機能全般の制御を
行う。また、予め決められた複数のチャネルスキャン動
作パターンを記憶しており、後述の状態監視制御部8か
らの指示によりチャネルスキャンパターンを実行する。
状態監視制御部8は、A方式及びB方式の待受、圏外の
状態を一元的に監視する。また、その状態が遷移した際
の遷移の仕方を監視し、その状態遷移の仕方とA方式及
びB方式のチャネルスキャンパターンとを対応させたテ
ーブルを記憶しており、そのテーブルに基づいて、制御
部6、制御部7に対してチャネルスキャンパターンを指
示する。操作部10は、複数方式携帯電話機の情報を表
示する。
【0024】本発明の複数方式携帯電話機において特徴
的なことは、第一に、複数方式携帯電話機に搭載されて
いる移動無線通信方式の待受、圏外の状態、そして、そ
の状態の遷移をそれぞれ単独で監視するのではなく全て
を共通の状態監視制御部8において監視することであ
る。
【0025】状態監視制御部8は、 A方式が待受状態でB方式が待受状態、 A方式が待受状態でB方式が圏外状態、 A方式が圏外状態でB方式が待受状態、 A方式が圏外状態でB方式が圏外状態、 の四つの状態を認識し、さらに、上記四つの状態の遷移
を監視する。
【0026】第二に特徴的なことは、待受、圏外の状態
及びその状態の遷移の監視結果より、圏外状態にある移
動無線通信方式に係る制御部は、状態監視制御部の指示
に基づいて、予め組み込まれている圏外時チャネルスキ
ャン動作パターンの一つの実行することである。
【0027】上記説明では、第一の特徴として述べた機
能を状態状態監視制御部8に備えており、また第二の特
徴として述べた機能を制御部6及び制御部7に持たせて
いるが、制御部6及び制御部7に状態状態監視制御部8
の機能を持たせても良いし、状態状態監視制御部8に制
御部6及び制御部7の機能を持たせてもよい。
【0028】図2は、複数方式携帯電話機に搭載された
移動無線通信方式のエリア構成を模式的に表現したもの
である。エリアには、A方式とB方式の両方がカバーす
るエリア22、A方式のみカバーするエリア21、B方
式のみカバーするエリア23、そしてA方式、B方式共
にカバーされないエリア24の4つのエリアがある。な
お、カバーされているエリア(圏内)では、携帯電話機
は、待受け状態となるので、以下の説明では、カバーさ
れているエリアを待受け状態とも表現する。
【0029】図3は、状態遷移前と状態遷移後の状態遷
移表を示したものである。複数方式携帯電話機の状態と
してA方式とB方式の両方で待受(エリア22)、A方
式で待受でB方式で圏外(エリア21)、A方式で圏外
でB方式で待受(エリア23)、A方式とB方式の両方
で圏外(エリア24)の4つの状態が存在する。
【0030】なお、図3は、状態遷移前の状態として電
源OFF時の状態も含めて、場合分けを行ったものであ
る。
【0031】また、エリア構成図2及び図3の状態遷移
表における場合分けは、本発明を用いた一例である。A
方式、B方式として選択される移動無線通信方式によ
り、A方式とB方式両方のエリアが重なる部分が全くな
いといったエリア構成となったり、またA方式とB方式
の両方を同時に待受を行うことができない等、複数方式
携帯電話自体の機能上の問題により、必要な場合分けの
条件も多岐にわたる。
【0032】更に、A方式、B方式の選択の仕方は任意
であり、また、搭載する移動無線通信方式の数について
も任意である。更に場合分けについてもそのわけ方は任
意である。
【0033】図4は、本複数方式携帯電話機に備えられ
ているチャネルスキャン動作パターンを示している。パ
ターンは、最初連続的にチャネルスキャンを行い、時
間T1 (例えば、T1 =5秒)経過後、間欠時間間隔2
秒の間欠的チャネルスキャン動作に移行し、更にその後
時間T2 (例えば、T2 =5分)経過後に間欠時間間隔
60秒の間欠的チャネルスキャン動作に移行するもので
ある。パターンは2.0 秒間隔でチャネルスキャンを
行う間欠動作パターンを行うものである。パターンは
60秒間隔でチャネルスキャンを行う間欠動作パターン
を行うものである。ここで、複数方式携帯電話機が行う
一回のチャネルスキャンに要する時間は0 .5秒であ
る。
【0034】なお、本発明は、圏外時動作のチャネルス
キャン動作のパターンを新たに定めることなく、複数あ
るチャネルスキャン動作パターンを搭載された移動無線
通信方式毎の待受、圏外の情報により使い分けることに
より、実施可能であるが、本発明の趣旨に沿ってチャネ
ルスキャン動作のパターンを新たに定めてもよい。
【0035】従って、チャネルスキャンの実行時間間隔
やスキャンを行うチャネルの数等動作パターンの内容、
また動作パターンを幾つ用意するかという点については
任意である。
【0036】図5は、本複数方式携帯電話機において、
搭載された移動無線通信方式それぞれの待受、圏外の状
態の遷移の仕方によりどのチャネルスキャン動作パター
ンを行うかを示す表で、図3で表した場合分けのそれぞ
れの場合について、図4のチャネルスキャン動作パター
ンを当てはめたものである。
【0037】ここで本実施例においてチャネルスキャン
動作パターンをどのような考え方のもとで決定したかの
一例を簡単に説明する。図2のようなエリア構成図にお
いて、A方式、B方式ともに圏外状態(24)である場
合であっても、その状態の前の状態がどのような状態で
あったかにより、複数方式携帯電話機に対する意味合い
が異なる。
【0038】例えば、状態遷移前の状態が電源OFF
で、状態遷移後の状態がA方式、B方式ともに圏外とな
った場合と、状態遷移前の状態がA方式で待受、B方式
で圏外という状態で、状態遷移後の状態がA方式、B方
式ともに圏外となった場合とを考える。前者がA方式の
エリア、B方式のエリアのどちらにより近い場所にいる
か判断できないのに対して、後者は直前までA方式のエ
リア内にあったということになるので、圏外に遷移した
後もA方式のエリアにより近い可能性が高いと言うこと
ができる。
【0039】従って、本実施例において、前者の場合に
はA方式、B方式同じようにチャネルスキャン動作パタ
ーンを行うように両方ともパターンを選択し、後者の
場合には、状態遷移前後で変化の無かったB方式では6
0秒間隔の間欠動作を続行するパターン、待受から圏
外へと遷移したA方式では2.0 秒間隔の間欠動作を実
行するパターンにより、圏外時チャネルスキャン動作
を行う。
【0040】以上のように、複数方式携帯電話機は、搭
載する移動無線通信方式の種類、数等によりそれぞれエ
リア構成等に様々な特徴を持つことになる。本発明を適
用することにより前述の特徴を考慮に入れて効率的に圏
外時チャネルスキャン動作を行うことが可能となる。
【0041】また、本発明の複数方式携帯電話機は、自
身に搭載されている複数の移動無線通信方式の待受、圏
外の状態及びその状態の遷移によって圏外時のチャネル
スキャン動作パターンを変化させることが可能になり、
さらに、それぞれの移動無線通信方式のエリア構成を考
慮に入れて予め用意するチャネルスキャン動作パターン
を形成することで、複数方式携帯電話機の消費電流を軽
減することができる。なお、上記実施の形態では、アン
テナ、状態監視制御部、表示部、操作部、スピーカー及
びマイクを各移動無線通信方式で共有し、送受信部、音
声処理部、制御部を各移動無線通信方式毎に備えた例を
説明した。しかし、共有するか、個別に設けるかは、こ
の例に限られることはない。
【0042】さらに、例えば、制御部において、各移動
無線通信方式毎に制御部を設けるとしても、移動無線通
信方式に共通な制御を行う共通制御部を設け、制御部の
一部を共有化してもよい。送受信部及び音声処理部につ
いても同様である。
【0043】また、上記実施の形態では、状態監視制御
部が、各移動無線通信方式での状態に対応して状態が圏
外状態に遷移した各移動無線通信方式でのチャネルスキ
ャン動作パターンを予め定めたテーブルを備えた例につ
いて説明したが、このテーブルは、各移動無線通信方式
に係る制御部が備えてもよい。この場合は、制御部は、
このテーブルと状態監視制御部での監視結果に基づいて
チャネルスキャン動作パターンを選択することとなる。
【0044】
【発明の効果】複数方式携帯電話機に搭載された複数の
移動無線通信方式それぞれが待受、圏外のどちらの状態
にあるかを監視し、また複数方式携帯電話機に搭載され
た複数の移動無線通信方式それぞれの待受、圏外の状態
が遷移した際、状態遷移前と状態遷移後とを比較してど
のように変化したかを監視し、その前記監視結果から判
断してその時圏外状態にある移動無線通信方式において
予め用意してある複数のチャネルスキャン動作パターン
の中から一つを選択し、前記チャネルスキャン動作パタ
ーンを実行することにより、それぞれの移動無線通信方
式の状態及び状態の遷移を考慮に入れて効率的に圏外時
チャネルスキャン動作を行い、複数方式携帯電話機の消
費電流を軽減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】複数方式携帯電話機のブロック図である。
【図2】複数方式携帯電話機に搭載された移動無線通信
方式のエリア構成図である。
【図3】状態遷移前後における、待受、圏外の場合分け
の表である。
【図4】圏外時チャネルスキャン動作の三つのパターン
を示した図である
【図5】状態遷移後の状態に対して、図4で表したチャ
ネルスキャン動作パターンをどのように割り当てるかを
示した図である。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 送受信部A 3 送受信部B 4 音声処理部A 5 音声処理部B 6 制御部A(スキャン制御手段) 7 制御部B(スキャン制御手段) 8 状態監視制御部(状態監視制御手段) 9 表示部 10 操作部 11 スピーカ 12 マイク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹野 和彦 東京都港区虎ノ門二丁目10番1号 エヌ・ ティ・ティ移動通信網株式会社内 Fターム(参考) 5K067 AA43 BB04 CC22 DD43 FF17 GG11 JJ33 JJ43

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の異なる移動無線通信方式に従った
    無線通信を行う複数方式携帯電話機において、 各移動無線通信方式での状態が待受け状態及び圏外状態
    のいずれかであるかを監視する状態監視制御手段と、 前記状態監視制御手段での監視結果に基づいて得られる
    状態の遷移状態に対応して、状態が圏外状態となった移
    動無線通信方式でのチャネルスキャン動作パターンを制
    御するスキャン制御手段とを有することを特徴とする複
    数方式携帯電話機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の複数方式携帯電話機にお
    いて、 各移動無線通信方式での状態の遷移状態に対応して、状
    態が圏外状態に遷移した各移動無線通信方式でのチャネ
    ルスキャン動作パターンを予め定めたテーブルを有し、 状態が圏外状態となった移動無線通信方式でのチャネル
    スキャン動作パターンとして、前記テーブルから前記状
    態監視制御手段での監視結果に基づいて得られる各移動
    無線通信方式での状態の遷移状態に対応するチャネルス
    キャン動作パターン選択することを特徴とする複数方式
    携帯電話機。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の複数方式携帯電話機にお
    いて、 圏外状態に遷移した状態にある移動無線通信方式では、 状態遷移前の状態が電源OFFの場合、状態遷移前の状
    態が待受の場合、状態遷移前の状態が圏外の場合の三つ
    の場合に対応して、各場合毎に、異なるチャネルスキャ
    ン動作パターンで動作することを特徴とする複数方式携
    帯電話機。
  4. 【請求項4】 複数の異なる移動無線通信方式に従った
    無線通信を行う複数方式携帯電話機において、 各移動無線通信方式の過去の待受、圏外状態の遷移を監
    視して制御する状態監視制御手段と、各移動無線通信方
    式でのチャネルスキャン動作を制御するスキャン制御手
    段とを有し、 前記状態監視制御手段は、各移動無線通信方式毎に監視
    を行い、圏外状態にある移動無線通信方式の過去の遷移
    状況に基づいて特定のチャネルスキャン動作を行うよう
    前記スキャン制御手段に指示を行い、 前記スキャン制御部は、サービス圏内の移動無線通信方
    式では、通話又は待受けを行うように制御し、サービス
    圏外の移動無線通信方式では、前記状態監視制御手段の
    指示に基づいて、チャネルスキャン動作を行ことを特徴
    とする複数方式携帯電話機。
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