JP2001221494A - 空気調和機の室内機 - Google Patents

空気調和機の室内機

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JP2001221494A
JP2001221494A JP2000030114A JP2000030114A JP2001221494A JP 2001221494 A JP2001221494 A JP 2001221494A JP 2000030114 A JP2000030114 A JP 2000030114A JP 2000030114 A JP2000030114 A JP 2000030114A JP 2001221494 A JP2001221494 A JP 2001221494A
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air
suction panel
air filter
indoor unit
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Kozo Ninomiya
浩三 二宮
Manabu Kimura
学 木村
Susumu Sato
佐藤  進
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エアフィルタの清掃作業の容易な空気調和機
の室内機を提供する。 【解決手段】 吸込パネルがケースとリンクにより係合
され、且つ、リンクを介して昇降すると共に、エアフィ
ルタが吸込パネルに着脱自在に設けられていることを特
徴とする空気調和機の室内機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はエアフィルタの清
掃作業の容易な空気調和機の室内機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、空気調和機の室内機には空気
中の塵を除塵するエアフィルタが設けられていた。そし
て、このエアフィルタの清掃を更に容易にするため、エ
アフィルタを内部に備えた室内機の吸込パネルを上下に
昇降自在に設けることが考えられた。この種の従来の空
気調和機として、例えば、特開平8−285318号公
報に記載の空気調和機が提案されていた。
【0003】上記公報に記載の空気調和機は、その空気
調和機の吸込パネルの内部に着脱自在にエアフィルタを
備え、更にその吸込パネルの上下方向にラックを設ける
とともに室内機の本体にラックと噛合うピニオンギア及
びこのピニオンギアを回転駆動するモータを設けたもの
であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した空気調和機
は、通常室内の壁面に据付板を介して人の背丈以上の高
さに据え付けられ、エアフィルタが汚れたときには、吸
込パネルを下部に降下してエアフィルタを脱着/清掃す
ることが出来た。
【0005】しかし、上述した空気調和機は、ラックと
ピニオンギアにより吸込パネルを昇降する構造のため上
下の移動距離が過小で、サービス性は幾分改善されたが
空気調和機の設置位置が高い場合は踏み台等が必要にな
った。
【0006】そこで、本発明は、上述の点に考慮して、
踏み台等を必要とせずに、エアフィルタを安全、容易に
交換できるようにした空気調和機の室内機を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1にかかる発明は、ケースの前面に吸気口を
備えた吸込パネルが設けられると共に、吸気口の裏面に
設けられ、且つ、吸気口から吸気された空気を除塵する
エアフィルタを備えた空気調和機の室内機において、吸
込パネルがケースとリンクにより係合され、且つ、リン
クを介して昇降すると共に、エアフィルタが吸込パネル
に着脱自在に設けられていることを特徴とする。
【0008】請求項2にかかる発明は、リンクが、主リ
ンクと副リンクとをペアーとして左右に設けられると共
に、左右のリンクが連動するように左右のリンクを連結
する連結軸を備え、昇降時の吸込パネルの傾斜状態を規
定することを特徴とする。
【0009】請求項3にかかる発明は、吸込パネルを連
結軸に着脱自在に設けることを特徴とする。
【0010】請求項4にかかる発明は、エアフィルタの
裏面に空気清浄フィルタを着脱自在に設けることを特徴
とする。
【0011】請求項5にかかる発明は、ケースに吸込パ
ネルを装着する際に、エアフィルタが挿入される係合溝
が形成されると共に、この係合溝のなす角度と、エアフ
ィルタが係合溝に挿入される直前のエアフィルタの先端
部がなす角度とが略等しくなるように設けることを特徴
とする。
【0012】請求項6にかかる発明は、吸込パネルが昇
降する際に、エアフィルタに衝撃を与えないようゆっく
りと昇降するように減速ギア付きモータを備えることを
特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図1乃至図5を
参照して説明する。図1は、本発明の実施例を示す空気
調和機の室内機の概略断面図である。
【0014】図1に示す1は、空気調和機の室内機で、
室外機(図示せず)とユニット間配管で接続されて空気
調和機を構成する。
【0015】この室内機1のケースは、前面側の前ケー
ス部2Aと、この前ケース部2Aの前部に設けられた室
内の空気の吸気口を備えた本発明の実施例にかかる吸込
パネル2Bと、背面側の後ケース部2Cとで構成されて
いる。
【0016】4は、室内の空気を冷却/加熱する熱交換
器で、その配管内を冷媒が通過することにより、冷房/
ドライ運転時に冷却器として機能し、暖房運転時には加
熱器として機能するものである。
【0017】5は、室内の空気を吸込パネル3から吸い
込み、熱交換器4で冷却/加熱して再び室内に循環させ
る送風ファン、6は、熱交換器4からのドレン水を溜め
排出するためのドレンパン、7は、送風ファン5により
吸引される室内の空気の比較的大きな塵を除塵するエア
フィルタ、8は、エアフィルタ7を通過した室内の空気
の比較的細かい塵を更に除塵する空気清浄フィルタで、
エアフィルタ7の裏面に着脱自在に固定されている。
【0018】9は、送風ファン5で加速され再び室内に
吹き出される冷風/温風の吹出口、9Aは吹出口9に取
付られて吹出口9から吹き出す冷風/温風の風向を制御
する上下風向偏向羽根、9Bは同じく左右風向偏向羽根
である。
【0019】図2は本発明の実施例1の室内機1の吸込
パネル2Bの昇降状態を示す説明図である。図3は、本
発明の実施例1の室内機1の吸込パネル2Bの降下時を
示す斜視説明図である。
【0020】図2に示すように、吸込パネル2Bと前ケ
ース部2Aとは、主リンク9Aと副リンク9Bとを介し
て係合されている。
【0021】主リンク9A及び副リンク9Bの吸込パネ
ル2B側のリンク点9AB,9BBは、吸込パネル2B
の上端部に回動自在に係合し、各リンクの前ケース部2
A側のリンク点9AA,9BAは、前ケース部2Aの下
端部に回動自在に係合している。
【0022】図3に示すように、左右の主リンク9A及
び副リンク9Bが連動するように左右の主リンク9A及
び副リンク9Bをリンク点9AB,9BBと同軸に連結
する複数の連結軸9Cを備えることにより、吸込パネル
2Bが左右一致して昇降可能となる。
【0023】吸込パネル2Bと前ケース部2Aとを上述
したように係合する事により、吸込パネル2Bの降下量
を大きくすることができ、天井に近い室内壁に据付けら
れた室内機でも、踏み台等を必要とせずに、安全、か
つ、容易に吸込パネル2Bに装着されたエアフィルタ7
を脱着/清掃することが可能になっている。
【0024】又、2本のリンク9A,9Bで吸込パネル
2Bと前ケース部2Aとを係合したことにより、吸込パ
ネル2Bを昇降させたときに吸込パネル2Bが回動しす
ぎないようにその姿勢を制御することができる。
【0025】なお、吸込パネル2Bは、主リンク9Aに
減速ギア付きモータ(図示せず)の駆動力が作用してエ
アフィルタに衝撃を与えないようゆっくりと昇降するよ
うになっている。
【0026】そして、吸込パネル2Bが最下点に達した
ときに吸込パネル2Bが適宜傾くように設定されて、エ
アフィルタ7の脱着作業を容易にしている。
【0027】特に、エアフィルタ7を取出すときは、エ
アフィルタ7に塵埃が付着しているので、振動や衝撃等
を与えると付着している塵埃が室内に舞上がってしまう
不都合があるが、スムースな脱着ができればかかる不都
合を防止することが可能になる。
【0028】上述したように、エアフィルタ7の裏面に
空気清浄フィルタ8が着脱自在に設けられているので、
エアフィルタ7の脱着/清掃時に空気清浄フィルタ8の
汚れも点検し汚れがひどければ交換することが出来る。
【0029】また、吸込パネル2Bを上記のリンクの連
動軸9Cに着脱自在に設ける構成とすれば、吸込パネル
2Bも脱着/清掃を行うことが可能になる。
【0030】また、エアフィルタ7は略逆L字形をして
いるため、吸込パネル2Bから飛出した状態となる。と
ころが、吸込パネル2Bを前ケース部2Aに装着する際
に、エアフィルタ7の上端部が前ケース部2Aのエアフ
ィルタ7の係合溝12に当接したりする不都合が予想さ
れる。
【0031】そこで、本発明では、図1に示すように、
前ケース部2Aの係合溝12の位置をエアフィルタ7が
係合溝12に挿入される直前のエアフィルタ7の先端部
の位置に略一致させ、かつ、この係合溝12の下端のな
す角度と、エアフィルタ7が係合溝12に挿入される直
前のエアフィルタ7の先端部がなす角度とが略等しくな
るように設けている。
【0032】なお、このような吸込パネル2Bの開閉
は、一般的にリモコン操作により行うことが多いが、手
動であっても良いことは付言するまでもない。
【0033】また、上記説明では吸込パネル2Bにエア
フィルタ7と空気清浄フィルタ8とを共に装着する場合
について説明したが、空気清浄フィルタ8に比べエアフ
ィルタ7のメンテナンス頻度が高いことから、エアフィ
ルタ7のみを吸込パネル2Bに装着し、空気清浄フィル
タ8は前ケース部2Aに設ける構成としても良い。
【0034】図4は、本発明の実施例2の室内機1の吸
込パネル2Bの昇降状態を示す説明図である。図5は、
本発明の実施例2の室内機1の吸込パネル2Bの昇降状
態を示す斜視説明図である。
【0035】図4に示すように、吸込パネル2Bと前ケ
ース部2Aとは、主リンク9Aと副リンク9Bとを介し
て係合されている。
【0036】主リンク9A及び副リンク9Bの吸込パネ
ル2B側のリンク点9AB,9BBは、吸込パネル2B
の上端部に回動自在に係合し、主リンク9Aの前ケース
部2A側のリンク点9AAは、前ケース部2Aの下端部
に回動自在に係合し、副リンク9Bの前ケース部2A側
のリンク点9BAは、前ケース部2Aの下部の円弧状の
溝10に係合している。
【0037】主リンク9Aの中央部のリンク点9AC
は、副リンク9Bの中央部のI時状の溝に係合してい
る。
【0038】図5に示すように、左右の主リンク9A及
び副リンク9Bが連動するように左右の主リンク9A及
び副リンク9Bをリンク点9AB,9BBと同軸に連結
する複数の連結軸9Cを備えることにより、吸込パネル
2Bが左右一致して昇降可能となる。
【0039】吸込パネル2Bと前ケース部2Aとを上述
したような構成により係合する事により、吸込パネル2
Bの降下量を大きくすることができ、天井に近い室内壁
に据付けられた室内機でも、踏み台等を必要とせずに、
安全、かつ、容易に吸込パネル2Bに装着されたエアフ
ィルタ7を脱着/清掃することが可能になっている。
又、本発明の実施例2の作用効果は、本発明の実施例1
と同様であるので省略する。
【0040】なお、本発明は上述した実施例に限定され
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であ
る。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1にかかる
発明によれば、ケースの前面に吸気口を備えた吸込パネ
ルが設けられると共に、吸気口の裏面に設けられ、且
つ、吸気口から吸気された空気を除塵するエアフィルタ
を備えた空気調和機の室内機において、吸込パネルがケ
ースとリンクにより係合され、且つ、リンクを介して昇
降すると共に、エアフィルタが吸込パネルに着脱自在に
設けられていることにより、エアフィルタの清掃作業の
容易な空気調和機の室内機を提供することができる。
【0042】請求項2にかかる発明によれば、リンク
が、主リンクと副リンクとをペアーとして左右に設けら
れると共に、左右のリンクが連動するように左右のリン
クを連結する連結軸を備え、昇降時の吸込パネルの傾斜
状態を規定することにより、エアフィルタの清掃作業の
容易な空気調和機の室内機を提供することができる。
【0043】請求項3にかかる発明によれば、吸込パネ
ルを連結軸に着脱自在に設けることにより、吸込パネル
及びエアフィルタの清掃作業の容易な空気調和機の室内
機を提供することができる。
【0044】請求項4にかかる発明によれば、エアフィ
ルタの裏面に空気清浄フィルタを着脱自在に設けること
により、エアフィルタ及び空気清浄フィルタの清掃作業
の容易な空気調和機の室内機を提供することができる。
【0045】請求項5にかかる発明によれば、ケースに
吸込パネルを装着する際に、ケースにエアフィルタが挿
入される係合溝が形成されると共に、この係合溝の下端
のなす角度と、エアフィルタが係合溝に挿入される直前
のエアフィルタの先端部がなす角度とが略等しくなるよ
うに設けることにより、エアフィルタの清掃作業の容易
な空気調和機の室内機を提供することができる。
【0046】請求項6にかかる発明によれば、吸込パネ
ルが昇降する際に、エアフィルタに衝撃を与えないよう
ゆっくりと昇降するように減速ギア付きモータを備える
ことにより、エアフィルタの清掃作業の容易な空気調和
機の室内機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す空気調和機の室内機の概
略断面図である。
【図2】本発明の実施例1の室内機の吸込パネルの昇降
状態を示す説明図である。
【図3】本発明の実施例1の室内機の吸込パネルの降下
時を示す斜視説明図である。
【図4】本発明の実施例2の室内機の吸込パネルの昇降
状態を示す説明図である。
【図5】本発明の実施例2の室内機の吸込パネルの昇降
状態を示す斜視説明図である。
【符号の説明】
1 空気調和機 2A 前ケース部 2B 吸込パネル 4 熱交換器 5 送風ファン 6 ドレンパン 7 エアフィルタ 8 空気清浄フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 進 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3L051 BA05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースの前面に吸気口を備えた吸込パネ
    ルが設けられると共に、前記吸気口の裏面に設けられ、
    且つ、前記吸気口から吸気された空気を除塵するエアフ
    ィルタを備えた空気調和機の室内機において、 前記吸込パネルが前記ケースとリンクにより係合され、
    且つ、前記リンクを介して昇降すると共に、前記エアフ
    ィルタが前記吸込パネルに着脱自在に設けられているこ
    とを特徴とする空気調和機の室内機。
  2. 【請求項2】 前記リンクが、主リンクと副リンクとを
    ペアーとして左右に設けられると共に、左右のリンクが
    連動するように左右のリンクを連結する連結軸を備え、
    昇降時の前記吸込パネルの傾斜状態を規定することを特
    徴とする請求項1記載の空気調和機の室内機。
  3. 【請求項3】 前記吸込パネルを前記連結軸に着脱自在
    に設けることを特徴とする請求項1及び2に記載の空気
    調和機の室内機。
  4. 【請求項4】 前記エアフィルタの裏面に空気清浄フィ
    ルタを着脱自在に設けることを特徴とする請求項1乃至
    3記載の空気調和機の室内機。
  5. 【請求項5】 前記ケースに前記吸込パネルを装着する
    際に、前記ケースに前記エアフィルタが挿入される係合
    溝が形成されると共に、この係合溝の下端のなす角度
    と、前記エアフィルタが前記係合溝に挿入される直前の
    前記エアフィルタの先端部がなす角度とが略等しくなる
    ように設けることを特徴とする請求項1乃至4に記載の
    空気調和機の室内機。
  6. 【請求項6】 前記吸込パネルが昇降する際に、前記エ
    アフィルタに衝撃を与えないようゆっくりと昇降するよ
    うに減速ギア付きモータを備えることを特徴とする請求
    項1乃至5に記載の空気調和機の室内機。
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