JP2001214196A - 液体洗浄剤組成物 - Google Patents

液体洗浄剤組成物

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JP2001214196A
JP2001214196A JP2000028084A JP2000028084A JP2001214196A JP 2001214196 A JP2001214196 A JP 2001214196A JP 2000028084 A JP2000028084 A JP 2000028084A JP 2000028084 A JP2000028084 A JP 2000028084A JP 2001214196 A JP2001214196 A JP 2001214196A
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carbon atoms
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liquid detergent
antibacterial
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JP2000028084A
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Akira Ishikawa
石川  晃
Yukiko Fujii
志子 藤井
Hiroshi Nishimura
弘 西村
Kazutoshi Ide
一敏 井手
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 皮脂汚れ等のひどい汚れが付着した衣料に対
しても洗浄力に優れ、且つ高い抗菌効果を有する液体洗
浄剤組成物を提供する。 【解決手段】 (a)式(1)のアミド型非イオン界面
活性剤1〜50重量%、(b)陰イオン界面活性剤1〜
50重量%及び(c)抗菌剤0.1〜20重量%を含有
する液体洗浄剤組成物。 〔式中、Rは炭素数7〜21のヒドロカルビル基であ
り、Rは炭素数2〜8のヒドロカルビル基であり、R
は炭素数1〜8のヒドロカルビル基又はオキシヒドロ
カルビル基であり、Zは少なくとも2個のヒドロキシル
を有する炭素数3〜10のポリヒドロキシヒドロカルビ
ル基である。〕

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液体洗浄剤組成物に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、衛生に対する意識が高まってお
り、洗濯用洗剤分野においても、洗濯後衣料の生乾き臭
や洗濯後長期貯蔵による異臭の発生を抑制するという、
抗菌による効果を奏した製品が上市されている。また、
漂白剤の多くは抗菌効果を有することから、洗濯用洗剤
に塩素系や酸素系の漂白剤を添加する試みは以前からな
されていた。しかし、抗菌効果の高いことが知られてい
る塩素系漂白剤は色柄物の色落ちの問題が広く知られて
いる。酸素系の漂白剤についても色落ちの問題があり、
金属等の存在下における脱色が知られており、又一般に
弱アルカリ性である衣料用重質液体洗剤に安定配合する
のは困難であることが当業界では明らかである。
【0003】一方、衛生分野の洗浄剤に広く使用されて
いるカチオン系の抗菌剤は、抗菌スペクトル帯が広く速
効性に特徴があることから衣料用洗剤に配合する試みが
なされている。しかし、界面活性剤として陰イオン界面
活性剤を使用した場合や、タンパク等の陰イオン電荷を
有する物質の存在下においては、カチオン系抗菌剤の活
性は大幅に低下してしまうという問題があった。特開平
1−197598号公報には、ノニオン界面活性剤を主
成分として特定のアニオン界面活性剤、カチオン系界面
活性剤タイプの抗菌剤、更に安息香酸塩を配合した抗菌
効果を示す安定な液体洗濯用洗剤が開示されている。し
かし、上記特許公報に開示されている組成物は、貯蔵安
定性に優れるものの抗菌効果が十分ではなく、特に皮脂
汚れ等の頑固な汚れが付着した衣料に対して抗菌効果が
著しく低下するものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、皮脂
汚れ等のひどい汚れが付着した衣料に対しても高い抗菌
効果を有する衣料用液体洗浄剤組成物を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、(a)下記一
般式(I)の非イオン界面活性剤1〜50重量%、
(b)陰イオン界面活性剤1〜50重量%及び(c)抗
菌剤0.1〜20重量%を含有する液体洗浄剤組成物に
関する。
【0006】
【化5】
【0007】〔式中、Rは炭素数7〜21のヒドロカル
ビル基であり、R1は炭素数2〜8のヒドロカルビル基
であり、R2は炭素数1〜8のヒドロカルビル基又はオ
キシヒドロカルビル基であり、Zは少なくとも2個のヒ
ドロキシルを有する炭素数3〜10のポリヒドロキシヒ
ドロカルビル基である。〕 本発明における好ましい液体洗浄剤組成物は、木綿金巾
#2003に液体洗浄剤組成物1重量%を均一に付着さ
せた布を用い、JIS L 1902「繊維製品の抗菌
性試験法」に準じた方法で抗菌性試験を行い阻止帯が見
られるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】(a)成分 本発明における
(a)成分は一般式(I)のアミド型非イオン界面活性
剤である。
【0009】
【化6】
【0010】〔式中、Rは炭素数7〜21、好ましくは
11〜17のヒドロカルビル基であり、R1は炭素数2
〜8のヒドロカルビル基、好ましくは炭素数2〜4のア
ルキレン基であり、R2は炭素数1〜8のヒドロカルビ
ル基又はオキシヒドロカルビル基、好ましくは炭素数1
〜4のアルキル基又はフェニル基であり、Zは少なくと
も2個のヒドロキシルを有する炭素数3〜10のポリヒ
ドロキシヒドロカルビル基である。〕。
【0011】本発明における好ましい(a)成分は、一
般式(I)中のR1が線状又は分枝鎖の炭素数2〜4の
アルキレン基であり、R2が線状又は分岐鎖の炭素数1
〜4のアルキル基である。特に置換基−R1−O−R2
メトキシエチル及びメトキシプロピルからなる群から選
ばれる組成が好ましい。また成分Zは、好ましくは、グ
ルコース、フルクトース、マルトース、ラクトース、キ
シロース及びグリセロールからなる群から選ばれる化合
物から誘導される基であり、これらは混合物であっても
よい。
【0012】一般式(I)の化合物は、例えば上記糖類
とH2N−R1−O−R2を水や低級アルコール溶媒中で
反応させ、生成したイミン化合物とパラジウムカーボン
やラネーニッケル等の水素化触媒を用いて水素雰囲気下
水素化して糖アミンを製造し、次いで脂肪酸、脂肪酸無
水物あるいは脂肪酸塩化合物を用いて通常の方法でアシ
ル化して得ることができる。また、イミン化合物の水素
化反応は、水素化ホウ素ナトリウムや水素化ナトリウム
あるいは水素化アルミニウムリチウムを用いてもよい。
【0013】本発明の液体洗浄剤組成物は、(a)非イ
オン界面活性剤を1〜50重量%、好ましくは2〜40
重量%、更に好ましくは3〜30重量%含有する。洗浄
性能及び抗菌性能の点から1重量%以上であり、水への
分散性の点で50重量%以下である。
【0014】(b)成分 本発明における陰イオン界面活性剤は、具体的にはアル
キルベンゼンスルホン酸又はその塩、アルキル又はアル
ケニルエーテル硫酸塩、アルキル又はアルケニル硫酸
塩、オレフィンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸塩、
脂肪酸又はその塩、アルキル又はアルケニルエーテルカ
ルボン酸塩、α−スルホ脂肪酸塩、又はα−スルホ脂肪
酸エステル類が挙げられる。中でも炭素数が10〜20
のアルキルベンゼンスルホン酸又はその塩、アルキル又
はアルケニルエーテル硫酸塩、アルキル又はアルケニル
硫酸塩、脂肪酸又はその塩が好ましい。特にエチレンオ
キシド平均付加モル数1〜10、好ましくは1〜5のア
ルキル又はアルケニルエーテル硫酸塩及びアルキル又は
アルケニル硫酸塩が洗浄性能及び抗菌性能の点で好まし
い。
【0015】陰イオン界面活性剤の対イオンとしてはナ
トリウム、カリウム等のアルカリ金属以外に、マグネシ
ウム等のアルカリ土類金属、モノ、ジ、トリエタノール
アミン等のアルカノールアミン等が挙げられ、特にアル
カノールアミンを用いることで液安定性が向上する。ま
た、陰イオン界面活性剤を酸形態で組成中に配合しても
よく、別途添加したアルカリ剤(アルカノールアミン
等)で中和してもよい。
【0016】本発明の液体洗浄剤組成物は、(b)陰イ
オン界面活性剤を1〜50重量%、好ましくは1〜40
重量%、更に好ましくは1.5〜30重量%含有する。
洗浄性能及び抗菌性能の点から1重量%以上であり、水
への分散性の点で50重量%以下である。
【0017】なお、後述の(c)成分として、(c−
2)成分を用いる場合は、(b)成分の陰イオン界面活
性剤は、抗菌性の点から、〔(c−2)成分〕>〔陰イ
オン界面活性剤×1〕、特に〔(c−2)成分〕>〔陰
イオン界面活性剤×1.1〕のモル比で組成物中に配合
されるのが好ましい。
【0018】(c)成分 (c)成分の抗菌剤としては、木綿金巾#2003に該
化合物1重量%を均一に付着させた布を用いJIS L
1902「繊維製品の抗菌性試験法」に準じた方法で
抗菌性試験を行い阻止帯が見られる化合物が好ましい。
【0019】本発明の液体洗浄剤組成物は、(c)成分
の抗菌剤を、洗浄性能及び抗菌性能の点から、0.1〜
20重量%、好ましくは0.5〜15重量%、より好ま
しくは1〜10重量%含有する。
【0020】抗菌剤(c)は、下記(c−1)〜(c−
3)の抗菌性化合物から選ばれる1種以上が好ましく、
(c−1)〜(c−2)の抗菌性化合物から選ばれる1
種以上が更に好ましく、(c−2)の抗菌性化合物が特
に好ましい。 (c−1)20℃における水100gへの溶解度が1g
以下、好ましくは0.5g以下、分子量が100〜42
0、好ましくは150〜410の、4級アンモニウム基
を含有しない水不溶性の抗菌性化合物であり、且つ、融
点が40℃以上の抗菌性化合物(但し、有機過酸又は有
機過酸化物は除く) (c−1)の性質を満たす化合物として好ましいものは
トリクロサン、ビス−(2−ピリジルチオ−1−オキシ
ド)亜鉛、2,4,5,6−テトラクロロイソフタロニ
トリル、トリクロロカルバニリド、8−オキシキノリ
ン、デヒドロ酢酸、安息香酸エステル類、クロロクレゾ
ール類、クロロチモール、クロロフェン、ジクロロフェ
ン、ブロモクロロフェン、ヘキサクロロフェンから選ば
れる1種以上である。特にトリクロサンが臭いの抑制効
果の点で好ましい。また、特開平11−189975に
記載されているトリクロサン類自体も良好であり、具体
的にはジクロロヒドロキシジフェニリエーテル、モノク
ロロヒドロキシジフェニルエーテルが好ましい。 (c−2)20℃における水100gへの溶解度が1g
以上、炭素数8〜16のアルキル基を少なくとも1つ有
する水溶性カチオン系抗菌性化合物 (c−2)の化合物としては、下記一般式(II)〜(I
V)の化合物から選ばれる1種以上が好ましい。
【0021】
【化7】
【0022】〔式中、R3及びR8は炭素数5〜19のア
ルキル基又はアルケニル基であり、R 4、R5は炭素数1
〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基である。X
は−COO−、−OCO−、−CONH−、−NHCO
−又は
【0023】
【化8】
【0024】である。R6は炭素数1〜3のアルキレン
基であり、R7は炭素数1〜6のアルキレン基又は−(O
−R9)n−である。ここでR9はエチレン基又はプロピレ
ン基であり、nは1〜10の数である。mは0又は1で
ある。Y-は陰イオン基、好ましくはハロゲンイオン、
炭素数1〜3のアルキル硫酸イオン又は脂肪酸イオンで
ある。〕
【0025】
【化9】
【0026】〔式中、R10〜R13の中で2つ以上、好ま
しくは2つは炭素数8〜10のアルキル基であり、それ
以外は炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキ
ル基、好ましくはメチル基、エチル基、ヒドロキシエチ
ル基である。Y-は陰イオン基、好ましくはハロゲンイ
オン、炭素数1〜3のアルキル硫酸イオン又は脂肪酸イ
オンである。〕。
【0027】一般式(II)において、Xがパラフェニ
レン基(−C64−)でm=1の場合、R3は好ましく
は炭素数5〜16、更に好ましくは炭素数6〜13、最
も好ましくは炭素数7〜10のアルキル基であり、R7
は好ましくは−(O−R9)n−基であり、R9は好ましく
はエチレン基であり、nは好ましくは1〜5の数であ
り、R4及びR5は好ましくはメチル基又はヒドロキシエ
チル基であり、R6は好ましくはメチレン基である。ま
た、一般式(II)において、m=0の場合あるいは
Xが−COO−、−OCO−、−CONH−、−NHC
O−でm=1の場合、R3は好ましくは炭素数7〜1
8、更に好ましくは炭素数9〜17、最も好ましくは炭
素数11〜16のアルキル基であり、R7は好ましくは
メチレン基であり、R4及びR5は好ましくはメチル基又
はヒドロキシエチル基であり、R6は好ましくはメチレ
ン基である。
【0028】一般式(III)において、R8は好ましくは
炭素数8〜18、更に好ましくは炭素数11〜17のア
ルキル基である。
【0029】また、一般式(IV)において、好ましくは
10〜R13のうち2つが炭素数8〜10のアルキル基で
あり、残りの2つがメチル基又はヒドロキシエチル基で
ある。
【0030】本発明では、一般式(IV)の化合物を単独
でも使用できるが、一般式(II)及び一般式(III)の化
合物の少なくとも1つと併用することが効果の点で好ま
しく、重量比は〔一般式(IV)の化合物〕/〔一般式
(II)の化合物+一般式(III)の化合物〕=1/10
〜10/1、特に1/5〜5/1が好ましい。
【0031】なお、上記の溶解度は、(c)成分1gを
量り、これに(c)成分が完全に溶けるまで20℃の水
を加えることにより、水100g中の(c)成分のグラ
ム数を求めることができる。
【0032】(c−3)として、2−(4−チオシアノ
メチルチオ)ベンズイミダゾール、ポリリジン、ポリヘ
キサメチレンビグアニリド及びグルクロン酸クロルヘキ
シジンから選ばれる一種以上の化合物が挙げられる。
【0033】本発明の液体洗浄剤組成物には、界面活性
剤として、(a)成分以外の非イオン界面活性剤、
(c)成分以外の陽イオン界面活性剤、両性界面活性剤
を配合しても良い。
【0034】(a)成分以外の非イオン界面活性剤とし
ては、例えばアルキル基の炭素数が8〜20の脂肪族ア
ルコール、アルキル基の炭素数が9〜21の脂肪酸及び
脂肪酸アルキルエステル、アルキル基の炭素数が8〜2
0の脂肪族アミン等の、非共有電子対を持つ原子を1つ
以上有する化合物にエチレンオキシド(以下EO)、プ
ロピレンオキシド(以下PO)を常法に従い付加させた
もの、糖由来のポリオールを親水基とするもの、あるい
は脂肪酸アミド系のものが一般的である。
【0035】(a)成分以外の非イオン界面活性剤とし
ては、次の一般式(V)及び(VI)で表される非イオン
界面活性剤の少なくとも1つが好ましい。 R14O(EO)mH (V) 〔式中、R14は平均炭素数8〜20、好ましくは10〜
18の一級の分岐鎖アルキル基又は二級のアルキル基で
ある。EOはエチレンオキシドであり、mは平均付加モ
ル数として5〜20である。〕 R14(EO)k/(PO)lH (VI) 〔式中、R14は平均炭素数8〜20、好ましくは10〜
18の一級のアルキル基である。EOはエチレンオキシ
ド、POはプロピレンオキシドを示す。k及びlは平均
付加モル数であり、kは5〜15、lは1〜5である。
EOとPOはランダム付加又はEOを付加した後、PO
を付加してもよく、またその逆のようなブロック付加体
でもよい。〕。
【0036】一般式(V)又は(VI)の非イオン界面活
性剤は、通常市販されているものを使用してもよく、ま
た周知の方法で合成されたもしくは天然油脂から誘導さ
れたR13又はR14のアルキル基を有するアルコールにE
O又はEO及びPOを公知の方法で付加することによっ
て製造することができる。
【0037】EOとPOの付加方法がランダムである
か、ブロックであるか又はブロック付加の際の末端がE
Oであるか、POであるかの違いによって、本発明の液
体洗浄剤組成物の性質は変わってくるが、本発明におい
てこれらの性質の違いは、基本的には既に知られている
通りである。
【0038】非イオン界面活性剤は下記一般式(VII)
で示される非イオン界面活性剤を用いることで、特にエ
リ・そで口汚れに対する高洗浄力を得ることができる。 R15O(EO)p(PO)q(EO)rH (VII) 〔式中、R15は炭素数8〜20の直鎖のアルキル基又は
アルケニル基である。EOはエチレンオキシド、POは
プロピレンオキシドを示す。p、q及びrは平均付加モ
ル数を表しp>0、q=1〜4、r>0、p+q+r=
6〜14、p+r=5〜12である。好ましくはp+q
+r=7〜14、p+r=6〜12、q=1〜2であ
る。〕。
【0039】一般式(VII)の非イオン界面活性剤は、
周知の方法で合成された、もしくは天然油脂から誘導さ
れたR15のアルキル基を有するアルコールにEO、PO
の順序で付加した後、再度EOを付加することで合成さ
れる。
【0040】非イオン界面活性剤としては、上記に示し
たもの以外に次の一般式(VIII) R16−(OR17)xy (VIII) 〔式中、R16は直鎖又は分岐鎖の炭素数8〜18のアル
キル基、アルケニル基、又はアルキルフェニル基、R17
は炭素数2〜4のアルキレン基、Gは炭素数5又は6の
還元糖に由来する残基、xは平均値0〜6の数、yは平
均値1〜10の数を示す。〕で表されるアルキル多糖界
面活性剤、脂肪酸アルカノールアミド、ポリヒドロキシ
脂肪酸アミド等が配合できる。
【0041】本発明の液体洗浄剤組成物は、(a)成分
以外の非イオン界面活性剤を5〜40重量%含有するこ
とが好ましい。
【0042】また風合いを向上させるためには、モノ長
鎖アルキル4級アンモニウム塩等の(c)成分以外の陽
イオン界面活性剤を併用することが好ましい。
【0043】両性界面活性剤としてはアミンオキサイ
ド、アルキルカルボベタイン、アルキルスルホベタイ
ン、アルキルアミドヒドロキシスルホベタイン、アルキ
ルアミドアミン型ベタイン、アルキルイミダゾリン型ベ
タイン等が配合できる。
【0044】本発明には、従来より洗剤に配合すること
が知られている任意成分を配合することができる。この
ような任意成分として、エタノール等のアルコール類、
エチレングリコール、分子量200以上〜数千位の低分
子量のポリエチレングリコール及びプロピレングリコー
ル等のグリコール類、パラトルエンスルホン酸、安息香
酸塩(防腐剤としての効果もある)並びに尿素等の減粘
剤や可溶化剤;相調整剤及び洗浄力の向上のためのポリ
オキシアルキレンベンジルエーテル、ポリオキシアルキ
レンフェニルエーテル;2価金属イオン捕捉能を有する
多価カルボン酸塩としてニトリロ三酢酸塩、エチレンジ
アミン四酢酸塩、イミノ二酢酸塩、ジエチレントリアミ
ン五酢酸塩、グリコールエーテルジアミン四酢酸塩、ヒ
ドロキシエチルイミノ二酢酸塩及びトリエチレンテトラ
ミン六酢酸塩等のアミノポリ酢酸塩、マロン酸、コハク
酸、ジグリコール酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸等の
塩;ポリビニルピロリドン等の色移り防止剤;アミラー
ゼ、プロテアーゼ、リパーゼ、セルラーゼ等の酵素;塩
化カルシウム、硫酸カルシウム、ギ酸、ホウ酸(ホウ素
化合物)等の酵素安定化剤;チノパールCBS(チバス
ペシャルティケミカルス社製)、ホワイテックスSA
(住友化学社製)等の蛍光染料;柔軟性付与を目的とし
たシリコーン;消泡剤としてのシリカ、シリコーン;ブ
チルヒドロキシトルエン、ジスチレン化クレゾール、亜
硫酸ナトリウム、亜硫酸水素ナトリウム等の酸化防止
剤;そのほか蛍光染料;青味付け剤;香料;抗菌防腐剤
等が挙げられる。
【0045】本発明の液体洗浄剤組成物のpHは7.5
〜11(25℃)が好ましい。pHはアルカリ剤を配合
して調整することが好ましい。アルカリ剤としては、モ
ノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノ
ールアミン、メチルモノエタノールアミン、ジメチルエ
タノールアミン、3−アミノプロパノール等のアルカノ
ールアミン類、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等、
珪酸ナトリウム、炭酸ナトリウム等の無機塩類を使用す
ることができ、特にモノエタノールアミン、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウムから選ばれる1種以上が好まし
い。
【0046】
【実施例】実施例1〜4、比較例1〜3 表1に示す液体洗浄剤組成物を調製し、得られた組成物
を用いて抗菌性、液安定性及び洗浄力の評価を行った。
その結果を表1に示す。
【0047】〔抗菌性の評価〕SCDLP培地に前培養
した菌(Staphylococcus aureus
IFO12732)を滅菌蒸留水に懸濁し、約107
〜108cells/mLを0.1mL採取し、滅菌蒸
留水で所定の濃度(抗菌剤濃度1、5、10、25、5
0、75、100、200、300、500ppm)に
希釈した液10mLに接種し、室温にて作用させた。一
定時間(5、10、15、30分)毎に菌接触液を一白
金耳量採取し、後培養用のSCDLP培地0.3mLの
入ったミクロシャーレ(CORNING社製、96−C
ells Wells)へ接種した〔各洗浄剤組成物に
ついて希釈率10種(濃度)×菌接触時間4種(時間)
=40カ所〕。37℃で2日間培養し、菌の発育を肉眼
で観察し、効果の強度を殺菌エリア数で判定した。すな
わち、ミクロプランター上で菌の生育していない箇所を
測定することで判定した(最大40)。
【0048】〔液安定性の評価〕50mLのサンプルビ
ン(No.6広口規格ビン、ガラス製、直径40mm、
高さ80mmの円筒形)に、表1の液体洗浄剤組成物を
40mL充填し、蓋をした後、25℃の恒温室で30日
間静置した。液体の安定性は目視で外観を下記の基準で
判定した。 ○;均一液体相であり、液安定性に優れる。 △;やや分離又は析出しているように見えるが気になら
ない程度である。 ×;分離又は析出が認められる。
【0049】〔洗浄力の評価〕 (1)脱脂力評価用人工汚染布の調製法 トリオレイン200gを80Lのパークレンに溶解し、
金巾#2003布を浸漬して付着させた後、パークレン
を乾燥除去し、人工汚染布とした。 (2)脱脂力評価方法 前記人工汚染布を5cm×5cmに裁断し、人工汚染布
1枚当たり0.2gの洗浄剤組成物を2cm×2cmの
面積に塗布し、5枚1組をターゴトメータにて100r
pmで、洗浄時間10分間、水の硬度4°DH、すすぎ
は水道水で5分間の条件で洗浄した。洗浄後、汚染布の
洗浄剤組成物を塗布した部分を2cm×2cmに正確に
切り取り、5枚1組をクロロホルムを溶媒とし12時間
ソックスレー抽出を行った。また、未洗浄の人工汚染布
も同様に2cm×2cmに切り取り、同様に抽出を行っ
た。抽出液をエバポレーターを用いクロロホルムを除去
し、抽出トリオレイン量を求めた。次式により脱脂率を
求めた。
【0050】
【数1】
【0051】 ◎;脱脂率75%以上 ○;脱脂率70%以上、75%未満 ×;脱脂率70%未満
【0052】
【表1】
【0053】(注)表1中の成分を下記に示す。 ・ES:ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩
(炭素数12/14の直鎖アルキル、EO平均付加モル
数3、ナトリウム塩) ・AS:アルキル硫酸塩(炭素数12、ナトリウム塩) ・LAS:炭素数10〜14の直鎖アルキルベンゼンス
ルホン酸 ・脂肪酸:ヤシ脂肪酸
【0054】
【化10】
【0055】・非イオン界面活性剤1:炭素数10〜1
4の直鎖第2級アルコールにEOを平均8モル付加させ
たもの ・非イオン界面活性剤2:炭素数10〜14の直鎖第1
級アルコールにEOを平均12モル付加させたもの ・非イオン界面活性剤3:炭素数10〜14の直鎖第1
級アルコールにEOを平均5モル、POを平均2モル、
EOを平均3モルの順にブロック付加させたもの ・ポリアクリル酸ナトリウム:重量平均分子量1000
0 ・酵素:デュラザイム16.0L(プロテアーゼ、ノボ
ノルディスクバイオインダストリー株式会社製) ・蛍光染料:チノパールCBS−X(チバスペシャリテ
ィケミカルス社製)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A01N 43/52 A01N 43/52 47/44 47/44 55/02 55/02 B 61/00 61/00 D C07C 233/18 C07C 233/18 C11D 1/52 C11D 1/52 1/62 1/62 1/65 1/65 3/26 3/26 3/34 3/34 3/37 3/37 (72)発明者 西村 弘 和歌山県和歌山市湊1334 花王株式会社研 究所内 (72)発明者 井手 一敏 和歌山県和歌山市湊1334 花王株式会社研 究所内 Fターム(参考) 4H003 AB19 AB27 AB31 AC08 AC13 AC23 AE05 AE06 AE07 BA12 DA01 EB07 EB12 EB20 EB21 EB30 EB38 EC02 ED02 FA16 FA34 4H006 AA03 AB70 BN10 BP10 BV22 4H011 AA02 BA05 BB06 BB09 BB11 BB16 BB19 BC06 BC08 DA02 DG16

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)下記一般式(I)の非イオン界面
    活性剤1〜50重量%、(b)陰イオン界面活性剤1〜
    50重量%及び(c)抗菌剤0.1〜20重量%を含有
    する液体洗浄剤組成物。 【化1】 〔式中、Rは炭素数7〜21のヒドロカルビル基であ
    り、R1は炭素数2〜8のヒドロカルビル基であり、R2
    は炭素数1〜8のヒドロカルビル基又はオキシヒドロカ
    ルビル基であり、Zは少なくとも2個のヒドロキシルを
    有する炭素数3〜10のポリヒドロキシヒドロカルビル
    基である。〕
  2. 【請求項2】 (c)抗菌剤が下記(c−1)〜(c−
    3)の抗菌性化合物から選ばれる1種以上である請求項
    1記載の液体洗浄剤組成物。 (c−1)20℃における水100gへの溶解度が1g
    以下、分子量が100〜420の、4級アンモニウム基
    を含有しない水不溶性化合物であり、且つ、融点が40
    ℃以上の抗菌性化合物(但し、有機過酸又は有機過酸化
    物は除く) (c−2)20℃における水100gへの溶解度が1g
    以上、炭素数8〜16のアルキル基を少なくとも1つ有
    する水溶性カチオン系抗菌性化合物 (c−3)2−(4−チオシアノメチルチオ)ベンズイ
    ミダゾール、ポリリジン、ポリヘキサメチレンビグアニ
    リド及びグルクロン酸クロルヘキシジンから選ばれる一
    種以上の抗菌性化合物
  3. 【請求項3】 抗菌性化合物(c−2)が下記一般式
    (II)〜(IV)の化合物から選ばれる1種以上である請
    求項2記載の液体洗浄剤組成物。 【化2】 〔式中、R3及びR8は炭素数5〜19のアルキル基又は
    アルケニル基であり、R 4、R5は炭素数1〜3のアルキ
    ル基又はヒドロキシアルキル基である。Xは−COO
    −、−OCO−、−CONH−、−NHCO−又は 【化3】 である。R6は炭素数1〜3のアルキレン基であり、R7
    は炭素数1〜6のアルキレン基又は−(O−R9)n−であ
    る。ここでR9はエチレン基又はプロピレン基であり、
    nは1〜10の数である。mは0又は1である。Y-
    陰イオン基である。〕 【化4】 〔式中、R10〜R13の中で2つ以上は炭素数8〜10の
    アルキル基であり、それ以外は炭素数1〜3のアルキル
    基又はヒドロキシアルキル基である。Y-は陰イオン基
    である。〕
  4. 【請求項4】 一般式(I)中のZがグルコース、フル
    クトース、マルトース、ラクトース、ガラクトース、マ
    ンノース、キシロース及びグリセロールからなる群から
    選ばれる化合物から誘導される基である請求項1〜3の
    何れか1項記載の液体洗浄剤組成物。
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