JP4846268B2 - 衣料用液体洗浄剤組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、被洗浄物に抗菌効果を付与できる衣料用液体洗浄剤組成物に関する。
近年、衛生に対する意識が高まっており、洗濯用洗剤分野においても、洗濯後の衣料の生乾き臭や汗等を原因とする着用後の異臭の発生を抑制するという、抗菌による効果を訴求できる製品が検討されている。
例えば、非イオン界面活性剤を主成分として、特定の陰イオン界面活性剤、陽イオン界面活性剤タイプの抗菌剤、更に安息香酸塩を配合した抗菌効果を示す安定な液体洗濯用洗剤が開示されている(特許文献1参照)。しかし、該組成物は、抗菌剤の被洗浄物への残留性が低いという問題があり、洗浄浴中での菌の減少は認められるものの、乾燥工程における菌の増殖に対する効果は十分とはいえなかった。このため、日陰干し、室内干し等による乾燥では、被洗浄物からの悪臭(いわゆる生乾き臭)が発生することがあった。
抗菌剤の被洗浄物への残留性を向上させるために、第4級窒素含有ポリマーとカチオン性抗菌剤を配合した液体洗浄剤組成物が開示されている(特許文献2参照)。該組成物は、抗菌剤の被洗浄物への残留性は向上しているものの、界面活性剤として陰イオン界面活性剤を使用した場合や、タンパク質等の陰イオン電荷を有する物質の存在下においては、カチオン系抗菌剤の活性が大幅に低下してしまうという問題があった。
また、抗菌性金属成分を担持するゼオライト系抗菌処理剤を配合した洗浄剤が開示されている(特許文献3参照)。しかし、該ゼオライト系抗菌処理剤の粒子径が大きいため、液体洗浄剤に配合した場合は沈降する恐れがあり、抗菌剤の被洗浄物への残留性が低いという問題があった。
特開平1−197598号公報 特開2002−060788号公報 特開2002−339243号公報
本発明の課題は、洗濯することにより洗濯後の衣料に抗菌効果を付与し、室内干しによる衣類の生乾き臭を抑制することができ、汗等を原因とする着用後の衣類の臭いも抑制できる、衣料用液体洗浄剤組成物を提供することにある。
本発明は、
(a)抗菌性金属成分と該抗菌性金属成分以外の無機酸化物とを含有する平均粒子径1〜100nmの複合酸化物微粒子、
(b)界面活性剤20〜60質量%及び
(c)水30〜70質量%
を含有する衣料用液体洗浄剤組成物に関する。
本発明の好ましい態様として以下のものが挙げられる。
(i)更に(d)ヒドロキシポリカルボン酸及び/又はその塩0.01〜10質量%を含有する上記衣料用液体洗浄剤組成物。
(ii)更に(e)ハイドロトロープ剤1〜30質量%を含有する上記衣料用液体洗浄剤組成物。
(iii)更に(f)有機系抗菌剤0.1〜10質量%を含有する上記衣料用液体洗浄剤組成物。
(iv)更に(g)過酸化水素0.1〜10質量%を含有する上記衣料用液体洗浄剤組成物。
(v)更に(h)漂白活性化剤0.1〜5質量%を含有する上記衣料用液体洗浄剤組成物。
(vi)(a)複合酸化物微粒子中の抗菌性金属成分の含有量が0.1〜25質量%である上記衣料用液体洗浄剤組成物。
(vii)(a)複合酸化物微粒子の粒子径分布が平均粒子径±30%の粒子径の範囲に占める割合が50%以上である上記衣料用液体洗浄剤組成物。
(viii)複合酸化物微粒子が、抗菌性金属成分が銀であり、該抗菌性金属以外の無機酸化物が酸化珪素と酸化アルミニウムである上記衣料用液体洗浄剤組成物。
本発明の衣料用液体洗浄剤組成物を用いて洗濯することにより、洗濯後の衣料に持続性の高い抗菌効果を付与することができるため、室内干しによる衣類の生乾き臭や汗等を原因とする着用後の衣類の臭いを抑制することができる。
<(a)成分>
本発明の衣料用液体洗浄剤組成物で用いる(a)成分は、(a−1)抗菌性金属成分と(a−2)該抗菌性金属成分以外の無機酸化物とを含有する平均粒子径1〜100nmの複合酸化物微粒子である。(a)成分の複合酸化物微粒子は、部分的又は全部に、(a−1)成分の抗菌性金属成分と(a−2)成分の無機酸化物が物理的に結合しているもの、又は化学的に結合しているもののいずれの形態のものであってもよい。また、(a−1)成分の抗菌性金属成分の一部が(a−2)成分の無機酸化物と結合しないで、混合状態に留まっているものも含まれる。
(a−1)成分の抗菌性金属成分としては、公知の抗菌性金属を用いることができ、銀、銅、亜鉛、錫、鉛、ビスマス、カドミウム、クロム、水銀等が例示される。特に、銀、銅、亜鉛から選択される1種以上の抗菌性金属は、抗菌作用、変色及び人体に対する安全性等の観点から好ましく、銀がより好ましい。
(a)成分の複合酸化物微粒子においては、(a−1)成分の抗菌性金属成分として上記抗菌性金属を含む化合物を製造原料として用いて、上記抗菌性金属を含有させる場合、上記抗菌性金属と共に、製造原料である前記化合物又は前記化合物に由来する他の化合物が含まれていてもよい。
なお、銀イオンは無色であるが、光化学反応や酸化作用により金属銀の凝集体あるいは酸化物となり、褐色又は黒色に変色する。このため、特に紫外線の光化学反応による銀成分の変色を防止する観点から、紫外線吸収剤として作用して、銀成分の変色防止効果を有するチタン、ジルコニウム、セリウム等を銀成分と組合わせて使用することが望ましい。
(a−2)成分の無機酸化物としては、公知のコロイド溶液を構成する無機酸化物を挙げることができ、無機酸化物コロイド粒子としては、単一又は複合酸化物コロイド粒子、あるいはこれらの混合物を用いることができる。
単一の酸化物コロイド粒子としては、SiO、Al、TiO、ZrO、Fe、Sb、WO等を挙げることができる。複合酸化物コロイド粒子としては、前記各酸化物と他の無機酸化物の複合酸化物コロイド粒子、SiO・Al、SiO・B、SiO・P、Al・TiO、Al・ZrO、Al・B、Al・P、TiO・CeO、TiO・ZrO、SiO・ZrO、SnO・Sb、SiO・Al・TiO、SiO・TiO・CeO、TiO・SiO・ZrO、SiO・Al・MgO、SiO・Al・CaO、SiO・TiO・Fe等を挙げることができる。これらの中でもSiO・Al、SiO・Al・TiOの複合酸化物コロイド粒子が好ましい。
(a)成分の複合酸化物微粒子は、コロイド溶液の形態であることが好ましい。(a)成分の複合酸化物微粒子のコロイド溶液は、例えば、特開平5−132309号公報に記載された複合酸化物コロイド溶液の製造方法に準じて調製することができる。即ち、(i)アルカリ金属、アンモニウム又は有機塩基の珪酸塩と、(ii)アルカリ可溶の無機化合物と、(iii)抗菌性金属成分の水溶液とを、pH10以上のアルカリ水溶液中に同時に添加し、抗菌性金属成分と無機化合物との複合酸化物を形成した無機酸化物コロイド粒子を生成させる方法である。
また、(a)成分の複合酸化物微粒子のコロイド溶液は、特開昭63−270620号公報に記載された製造方法に準じて調製することもできる。即ち、含水チタン酸のゲル又はゾルに過酸化水素を加えて得られるチタン酸水溶液と抗菌性金属成分の水溶液とを、必要に応じてケイ素化合物及び/又はジルコニウム化合物等の存在下で加熱処理して、抗菌性金属成分と該抗菌性金属成分以外の無機酸化物とを含有する複合無機酸化物微粒子が分散したコロイド溶液を調製する方法である。
(a)成分の複合酸化物微粒子のコロイド溶液は、水を分散媒とするもののほか、分散媒である水を、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、トルエン、メチルエチルケトン等の有機溶媒と置換して、有機溶媒を分散媒にしたものでもよい。
(a)成分の複合酸化物微粒子をコロイド溶液とした場合の濃度は、コロイド溶液の安定性の観点から、(a−2)成分の無機酸化物量として1〜30質量%の範囲とすることが好ましい。コロイド溶液は、限外濾過膜等を用いる公知の方法により、所望の濃度に調整することができる。
(a)成分の複合酸化物微粒子の平均粒子径は、被洗浄物への残留性、製品安定性、抗菌効果、経済性の点で、2〜50nmが好ましく、3〜30nmがより好ましく、5〜20nmが更に好ましい。なお、(a)成分の複合酸化物微粒子の粒子径は、実質的に(a−2)成分の無機酸化物の粒子径に等しい。平均粒子径は、レーザー散乱粒子径測定装置(ナイコンプ社製)を使用して測定することができる。
(a)成分の複合酸化物微粒子の粒子径分布は、被洗浄物への残留性、製品安定性、抗菌効果、経済性の点で、平均粒子径±30%の粒子径の範囲に占める割合が50%以上であることが好ましく、60%以上がより好ましく、70%以上が更に好ましい。
(a)成分の複合酸化物微粒子の含有量は、抗菌効果、経済性の点で、0.1〜25質量%が好ましく、0.2〜20質量%がより好ましく、0.3〜15質量%が更に好ましい。
(a)成分の衣料用液体洗浄剤組成物中の含有量は、抗菌効果、経済性の点で、0.005〜1質量%が好ましく、0.01〜0.8質量%がより好ましく、0.02〜0.6質量%が更に好ましく、0.05〜0.5質量%が特に好ましい。
<(b)成分>
本発明の衣料用液体洗浄剤組成物で用いる(b)成分の界面活性剤としては、(b1)非イオン性界面活性剤、(b2)陰イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤及び両性界面活性剤を用いることができる。油性汚れ等の洗浄性の点で、(b1)非イオン性界面活性剤を用いることが好ましい。また、泥汚れ等の洗浄性の点で、(b2)陰イオン性界面活性剤を用いることが好ましい。洗浄性能の点で、(b1)成分及び/又は(b2)成分を含有することが好ましく、組成物の水への溶解性の点で、(b1)成分を含有することがより好ましい。
(b1)非イオン性界面活性剤としては、アルキル基の炭素数が8〜20の脂肪族アルコール、アルキル基の炭素数が9〜21の脂肪酸及び脂肪酸アルキルエステル、アルキル基の炭素数が8〜20の脂肪族アミン等の非共有電子対を持つ原子を1つ以上有する化合物に、エチレンオキシド(EO)、プロピレンオキシド(PO)を常法に従い付加させたもの、糖由来のポリオールを親水基とするもの、アミンオキサイドあるいは脂肪酸アミド系のものを挙げることができる。中でも、ポリアルキレングリコールアルキルエーテルが好ましく、次の一般式(b1−1)及び/又は(b1−2)にて示される非イオン性界面活性剤がより好ましく、一般式(b1−2)のタイプが本組成物の使用性の点から更に好ましい。
O(EO)H (b1−1)
〔式中、Rは平均炭素数8〜20、好ましくは10〜18の一級のアルキル基及び/又は二級のアルキル基である。EOはエチレンオキシ基であり、aは平均付加モル数として5〜20である〕。
O(EO)/(PO)H (b1−2)
〔式中、Rは平均炭素数8〜20、好ましくは10〜18の一級のアルキル基である。EOはエチレンオキシ基、POはプロピレンオキシ基を示す。b及びcは平均付加モル数であり、bは5〜15、cは1〜5である。EOとPOはランダム付加又はEOを付加した後、POを付加してもよく、またその逆のようなブロック付加体でもよい〕。
一般式(b1−2)の非イオン性界面活性剤の中で、特に下記一般式(b1−3)で示される非イオン性界面活性剤を用いることで、エリ・そで口汚れに対する高洗浄力を得ることができる。
O(EO)(PO)EO)H (b1−3)
〔式中、Rは炭素数8〜20の直鎖のアルキル基又はアルケニル基である。EOはエチレンオキシ基、POはプロピレンオキシ基を示す。d、e及びfは平均付加モル数を表し、d>0、e=1〜4、f>0、d+e+f=6〜14、d+f=5〜12である。好ましくはd+e+f=7〜14、d+f=6〜12、e=1〜2である〕。
非イオン性界面活性剤としては、上記に示したもの以外に次の一般式(b1−4)で表されるアルキル多糖界面活性剤、一般式(b1−5)で表されるアミンオキシド、更に脂肪酸アルカノールアミド、ポリヒドロキシ脂肪酸アミド等が使用できる。
−(OR (b1−4)
〔式中、Rは直鎖又は分岐鎖の炭素数8〜18のアルキル基、アルケニル基、又はアルキルフェニル基、Rは炭素数2〜4のアルキレン基、Gは炭素数5又は6の還元糖に由来する残基、gは平均値0〜6の数、hは平均値1〜10の数を示す。〕
Figure 0004846268
〔式中、Rは平均炭素数8〜20、好ましくは12〜18のアルキル基もしくはアルケニル基又はRC(=O)NH(CH(Rは、平均炭素数8〜20、好ましくは12〜18のアルキル基又はアルケニル基であり、iは1〜5である。)、R、Rは、それぞれCH、C又はCOHである〕。
(b2)陰イオン性界面活性剤としては、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキル又はアルケニルエーテル硫酸エステル塩、α−オレフィンスルホン酸塩、α−スルホ脂肪酸塩又はこのエステル、アルキル又はアルケニルエーテルカルボン酸塩、アミノ酸型界面活性剤、N−アシルアミノ酸型界面活性剤等を挙げることができる。特に炭素数10〜14の直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、炭素数10〜18のアルキル硫酸エステル塩又はアルキルエーテル硫酸エステル塩が好ましい。
対イオンとしては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属、マグネシウム等のアルカリ土類金属、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアミンが好ましく、特に液安定性が向上するためアルカノールアミンが好ましい。また、陰イオン性界面活性剤を酸形態で組成物中に配合してもよく、別途添加したアルカリ剤(アルカノールアミン等)で中和してもよい。
陽イオン性界面活性剤としては、アルキルトリメチルアンモニウム塩等の第4アンモニウム塩等が挙げられる。両性界面活性剤としては、カルボベタイン型のもの、スルホベタイン型のもの等を挙げることができる。
(b)成分の衣料用液体洗浄剤組成物中の含有量は、20〜60質量%であり、洗浄性能及び衣料用液体洗浄剤組成物の水への溶解性の点で、25〜55質量%が好ましく、30〜50質量%がより好ましく、25〜45質量%が更に好ましい。
<(c)成分>
本発明の衣料用液体洗浄剤組成物は、(c)成分として水を30〜70質量%含有する。安定性、コンパクト性の点で、35〜65質量%が好ましく、40〜60質量%がより好ましい。なお、本発明において、水の含有量とは、結晶水以外の水の含有量のことである。
<(d)成分>
本発明の衣料用液体洗浄剤組成物は、(d)成分としてヒドロキシポリカルボン酸及び/又はその塩を含有することが好ましい。(d)成分としては、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、グルコン酸等が挙げられる。中でも、抗菌性、褪色防止の点で、クエン酸が好ましい。
(d)成分の衣料用液体洗浄剤組成物中の含有量は、抗菌性、褪色防止の点で、0.01〜10質量%が好ましく、0.2〜8質量%がより好ましく、0.4〜6質量%が更に好ましく、0.6〜4質量%が特に好ましい。
<(e)成分>
本発明の衣料用液体洗浄剤組成物は、(e)成分としてハイドロトロープ剤を含有することが好ましい。(e)成分としては(e1)炭素数1〜5の1価アルコール、(e2)炭素数2〜12の多価アルコール、(e3)下記の一般式(e−3)で表される化合物、(e4)下記の一般式(e−4)で表される化合物、(e5)下記の一般式(e−5)で表される化合物が好適である。
Figure 0004846268
〔式中、R14及びR15は、それぞれ水素原子、炭素数1〜6のアルキル基、フェニル基又はベンジル基を示すが、R14及びR15の双方が水素原子となる場合を除く。jは0〜10の数を、kは0〜10の数を示すが、j及びkの双方が0である場合を除く。R16及びR17は炭素数1〜3のアルキル基を示す。R18は炭素数1〜8のアルキル基を示す〕。
(e1)の炭素数1〜5の1価アルコールとしては、エタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコールを挙げることができる。これらの低級アルコールを配合することにより、低温における系の安定性を更に向上させることができる。
(e2)の炭素数2〜12の多価アルコールとしては、イソプレングリコール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン等を挙げることができる。
(e3)の化合物は、一般式(e−3)において、R14、R15がアルキル基である場合の炭素数は1〜4が特に好ましい。また、一般式(e−3)中、EO及びPOの平均付加モル数のj及びkは、それぞれ0〜10の数である(j及びkの双方が0である場合を除く)が、これらの付加順序は特に限定されず、ランダム付加したものであってもよい。
(e3)の化合物の具体例としては、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールジメチルエーテル、ポリオキシエチレン(p=2〜3)ポリオキシプロピレン(p=2〜3)グリコールジメチルエーテル(pは平均付加モル数を示す、以下同様)、ポリオキシエチレン(p=1〜4)グリコールフェニルエーテル、フェニルカルビトール、フェニルセロソルブ、ベンジルカルビトール等を挙げることができる。このうち、洗浄力及び使用感の点から、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ポリオキシエチレン(p=1〜4)グリコールモノフェニルエーテルが好ましい。
(e4)の化合物としては、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、1,3−ジエチル−2−イミダゾリジノンが好適なものとして例示され、(e5)の化合物としてはアルキルグリセリルエーテル化合物を挙げることができ、好ましくは一般式(e−5)中のR18が炭素数3〜8のアルキル基の化合物である。
(e)成分としては、本発明の課題を解決するため、(e1)、(e2)、(e3)、(e5)が好ましく、特にエタノール、イソプロピルアルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、イソプレングリコール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、ペンチルグリセリルエーテル、オクチルグリセリルエーテル、ポリオキシエチレン(p=1〜4)グリコールモノフェニルエーテルが好ましい。
(e)成分の衣料用液体洗浄剤組成物中の含有量は、低温安定性、水への溶解性の点で、1〜30質量%含有することが好ましく、2〜15質量%がより好ましく、3〜10質量%が更に好ましい。
<(f)成分>
本発明の衣料用液体洗浄剤組成物は、洗濯浴中の菌に働くという点で、(f)成分として有機系抗菌剤を含有することが好ましい。
(f)成分としては、一般式(f−1)、(f−2)及び(f−3)にて示される化合物から選ばれる少なくとも1種を含有することが好ましい。中でも一般式(f−3)にて示される化合物から選ばれる少なくとも1種を含有することがより好ましい。
Figure 0004846268
〔式中、R21及びR26は、炭素数5〜19のアルキル基又はアルケニル基であり、R22、R23及びR24は、それぞれ、炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基である。Xは、−COO−、−OCO−、−CONH−、−NHCO−又は
Figure 0004846268
である。R25は、炭素数1〜6のアルキレン基又は−(O−R27−である(ここでR27は、エチレン基又はプロピレン基であり、nは1〜10の数である)。mは、0又は1である。Zは、陰イオン基、好ましくはハロゲンイオン、炭素数1〜3のアルキル硫酸イオン又は脂肪酸イオンである〕。
Figure 0004846268
〔式中、R28〜R31の中で2つ以上、好ましくは2つは炭素数8〜14のアルキル基、好ましくは炭素数8〜10のアルキル基であり、それ以外は炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキシアルキル基、好ましくはメチル基、エチル基、ヒドロキシエチル基である。Zは陰イオン基、好ましくはハロゲンイオン、炭素数1〜3のアルキル硫酸イオン又は脂肪酸イオンである〕。
一般式(f−1)において、(1)Xがパラフェニレン基(−C−)でm=1の場合、R21は、好ましくは炭素数5〜16、更に好ましくは炭素数6〜13、最も好ましくは炭素数7〜10のアルキル基であり、R25は、好ましくは−(O−R27−基であり、R27は、好ましくはエチレン基であり、nは、好ましくは1〜5の数であり、R22、R23及びR24は、好ましくはメチル基又はヒドロキシエチル基である。
一般式(f−1)において、(2)m=0の場合あるいは(3)Xが−COO−、−OCO−、−CONH−、−NHCO−でm=1の場合、R21は、好ましくは炭素数7〜18、更に好ましくは炭素数9〜17、最も好ましくは炭素数11〜16のアルキル基であり、R25は、好ましくはメチレン基であり、R22、R23及びR24は、好ましくはメチル基又はヒドロキシエチル基である。
一般式(f−2)において、R26は、好ましくは炭素数8〜18、更に好ましくは炭素数11〜17のアルキル基である。
一般式(f−3)において、好ましくはR28〜R31のうち2つが炭素数8〜10のアルキル基であり、残りの2つがメチル基又はヒドロキシエチル基である。
(f)成分としては、一般式(f−3)の化合物を単独で用いてもよいが、一般式(f−1)及び一般式(f−2)の少なくとも1つの化合物と一般式(f−3))の化合物を併用することが効果の点で好ましく、質量比は〔一般式(f−3)の化合物〕/〔一般式(f−1)の化合物+一般式(f−2)の化合物〕=1/10〜10/1、特に1/5〜5/1が好ましい。
(f)成分の衣料用液体洗浄剤組成物中の含有量は、抗菌性、洗浄性能の点で、0.1〜10質量%が好ましく、0.5〜8質量%がより好ましく、1〜6質量%が更に好ましい。
<(g)成分>
本発明の衣料用液体洗浄剤組成物は、洗濯浴中の菌に働くという点で、(g)成分として過酸化水素を含有することが好ましい。(g)成分の衣料用液体洗浄剤組成物中の含有量は、抗菌性、洗浄性能の点で、0.1〜10質量%が好ましく、0.5〜8質量%がより好ましく、1〜6質量%が更に好ましい。
<(h)成分>
本発明の衣料用液体洗浄剤組成物は、洗濯浴中の菌に働くという点で、(h)成分として漂白活性化剤を含有することが好ましい。
(h)成分としては、アルカノイルオキシベンゼン型漂白活性化剤が好ましく、特に炭素数8〜14、好ましくは8〜13のアルカノイル基を有するアルカノイルオキシベンゼンスルホン酸もしくは炭素数8〜14、好ましくは8〜13のアルカノイル基を有するアルカノイルオキシベンゼンカルボン酸又はこれらの塩が好ましい。
より好ましい例としては、オクタノイルオキシ−p−ベンゼンスルホン酸、ノナノイルオキシ−p−ベンゼンスルホン酸、3,5,5−トリメチルヘキサノイルオキシ−p−ベンゼンスルホン酸、デカノイルオキシ−p−ベンゼンスルホン酸、ドデカノイルオキシ−p−ベンゼンスルホン酸、オクタノイルオキシ−o−又は−p−ベンゼンカルボン酸、ノナノイルオキシ−o−又は−p−ベンゼンカルボン酸、3,5,5−トリメチルヘキサノイルオキシ−o−又は−p−ベンゼンカルボン酸、デカノイルオキシ−o−又は−p−ベンゼンカルボン酸、ドデカノイルオキシ−o−又は−p−ベンゼンカルボン酸、及びこれらの塩を挙げることができる。塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩が好ましく、特にナトリウム塩が溶解性の点から好ましい。
これらの中でも特にノナノイルオキシ−p−ベンゼンスルホン酸、デカノイルオキシ−p−ベンゼンカルボン酸、ドデカノイルオキシ−p−ベンゼンスルホン酸及びこれらの塩が抗菌性、洗浄性能の点から好ましい。
(h)成分の衣料用液体洗浄剤組成物中の含有量は、抗菌性、洗浄性能の点で、0.1〜5質量%が好ましく、0.2〜3質量%がより好ましく、0.4〜1質量%が更に好ましい。
<その他成分>
更に本発明の衣料用液体洗浄剤組成物には、任意成分として従来より洗浄剤剤に配合することが知られている成分を配合することができる。
このような任意成分として、リン酸塩(トリポリリン酸塩、ピロリン酸塩、メタリン酸塩、リン酸三ナトリウム等)、ケイ酸塩、炭酸塩、硫酸塩等の水溶性無機ビルダー;アルミノケイ酸塩(A型ゼオライト、P型ゼオライト、X型ゼオライト、非晶質アルミノケイ酸塩等)、結晶性ケイ酸塩等の水不溶性無機ビルダー;
二価金属イオン捕捉能を有する多価カルボン酸塩として、ニトリロ三酢酸塩、エチレンジアミン四酢酸塩、イミノ二酢酸塩、ジエチレントリアミン五酢酸塩、グリコールエーテルジアミン四酢酸塩、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸塩及びトリエチレンテトラミン六酢酸塩等のアミノポリ酢酸塩;
ポリアクリル酸塩、ポリマレイン酸塩、カルボキシメチルセルロース、アクリル酸−マレイン酸共重合体若しくはその塩、無水マレイン酸−ジイソブチレン共重合体若しくはその塩、無水マレイン酸−メチルビニルエーテル共重合体若しくはその塩、無水マレイン酸−イソブチレン共重合体若しくはその塩、無水マレイン酸−酢酸ビニル共重合体若しくはその塩、ナフタレンスルホン酸塩ホルマリン縮合物、及び特開昭59−62614号公報の請求項1〜21(1頁3欄5行〜3頁4欄14行)記載のポリマー等の再汚染防止剤又は分散剤0.01〜10質量%;
ポリビニルピロリドン等の色移り防止剤0.01〜10質量%;
ポリオキシアルキレンベンジルエーテル、ポリオキシアルキレンフェニルエーテル等の相調整剤又は洗浄力向上剤0.01〜10質量%;
アミラーゼ、プロテアーゼ、リパーゼ、セルラーゼ等の酵素0.001〜10質量%;
塩化カルシウム、硫酸カルシウム、ギ酸、ホウ酸(ホウ素化合物)等の酵素安定化剤0.005〜10質量%;
チノパールCBS(チバスペシャリティケミカルス社製)やホワイテックスSA(住友化学社製)等の蛍光染料0.001〜1質量%;
特開平10−60480号公報の請求項1記載のシリコーン等の柔軟基剤0.1〜2質量%;
ブチルヒドロキシトルエン、ジスチレン化クレゾール、亜硫酸ナトリウム及び亜硫酸水素ナトリウム等の酸化防止剤0.01〜2質量%;
シリコーン、シリカ等の調泡剤0.01〜2質量%;
水溶性色素;香料;抗菌防腐剤等を配合することができる。
<衣料用液体洗浄剤組成物>
本発明の衣料用液体洗浄剤組成物は、洗浄力、安全性の点でJIS K 3362:1998記載の方法による20℃のpHが7.5〜12が好ましく、8〜11がより好ましく、8.5〜11が更に好ましく、9〜11が特に好ましく、10〜11が最も好ましい。
このようなpHに調整するためのpH調整剤としては、塩酸や硫酸等無機酸、クエン酸、コハク酸、リンゴ酸、フマル酸、酒石酸、マロン酸、マレイン酸等の有機酸等の酸剤、水酸化ナトリウムや水酸化カリウム、アンモニアやその誘導体、モノエタノールアミンやジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアミン塩等、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカリ剤を単独で用いるか、併用することが好ましい。
本発明の衣料用液体洗浄剤組成物は、容器からの排出の容易さの点で、20℃の粘度が1〜50mPa・s(B型粘度計、60r/min)が好ましく、1〜30mPa・sがより好ましく、1〜20mPa・sが更に好ましく、2〜15mPa・sが特に好ましい。
このような粘度に調整するために本発明では粘度調整剤を配合することができる。粘度調整剤としては、
(1)炭素数1〜3のアルキル基、もしくはヒドロキシ基が1〜3個置換していてもよいベンゼンスルホン酸;
(2)重量平均分子量3000〜100000のポリエチレングリコール又はポリプロピレングリコール;
(3)キサンタンガム、グアガム、カルボキシメチルセルロースから選ばれる糖系高分子化合物;
(4)炭素数12〜20、好ましくは14〜18のアルキル基又はアルケニル基と平均付加モル数が60〜200、好ましくは100〜200のポリオキシエチレン鎖を有する非イオン性物質;
(5)(4)の非イオン性物質とビニルシクロヘキセンジエポキシド等のジエポキシ化合物との反応生成物を用いることができる。
表1に示す衣料用液体洗浄剤組成物を調製した。何れも、20℃におけるpHを表1に示したように調整した(1/10規定硫酸水溶液及び1/10規定水酸化ナトリウム水溶液で調整)。得られた組成物を用いて洗濯処理することにより、下記の抗菌性及び衣類の着用後の臭い評価を行った。その結果を表1に示す。
<抗菌性評価>
(実験準備)
表1の衣料用液体洗浄剤組成物を滅菌水で希釈し、0.67mL/L(20mL/30L)の洗剤希釈液を各1L調製した。モデル汚れ(綿実油50%、オレイン酸30%、流動パラフィン10%、コレステロール10%)を99.5%エタノールで1/20に希釈し、汚れ希釈液を調製した。この汚れ希釈液を2×2cmの木綿メリヤス布1枚当たり20μL塗布したものを30枚準備し、一晩静置して実験用布とした。また、SCD培地に前培養した菌(Staphylococcus aureusIFO12732)を滅菌蒸留水に懸濁し、約10〜10cells/mLの菌液を準備した。
(実験)
50mLの蓋付きサンプル管に実験用布を入れ、菌液100μLをその布上に添加して、しみ込ませた。更に洗剤希釈液を10mL添加し、蓋をして5分間撹拌した。その後、布を軽く絞り、20mLの生理食塩水で布上の菌を抽出した。この抽出液100μLをSCDLP寒天培地に塗沫し、37℃で1日培養後、コロニー数をカウントし生菌数を算出した。また、洗剤希釈液の代わりに生理食塩水10mLで実験用布を処理し、同様に培養後算出した生菌数を初期の試供菌数とした。
(抗菌性評価基準)
実験用布に添加した初期の試供菌数α(cells)と、各洗剤希釈液での処理後の菌数β(cells)を、下記式を用いて比較した。L値が大きい程、菌減少率も大きくなる。各洗剤での処理によりどの程度菌数が減少したかを以下のように判定した。
L=logα−logβ
◎;L>3
○;3≧L>2
△;2≧L>1.5
×;1.5≧L
<臭い評価>
(前処理布の調製)
二槽式洗濯機(東芝銀河3.6 VH−360S1)を準備し、洗濯槽に40℃の水道水30Lを入れ、これに合計2.0kgになるように木綿タオル、木綿メリヤス未着用肌着を混ぜて入れた。これにJAFET(JapaneseAssociation for the Function Evaluation of Textiles)標準洗剤(中性液体)を40mL入れ、5分間の洗濯、2分間の溜めすすぎ2回、脱水1分後、屋内で自然乾燥させ、前処理布とした。
(洗濯処理)
上記洗濯機の洗濯槽に20℃の水道水30Lを入れ、臭い評価用前処理布のうち木綿タオル3枚、木綿メリヤス未着用肌着3枚を入れた。更に表1の衣料用液体洗浄剤組成物を20mL入れ、10分間普通洗浄した。次に1分間脱水し、30Lの水道水で5分間×2回の溜めすすぎをした。最後に1分間脱水し、屋内で自然乾燥させた。
(着用試験)
各液体洗浄剤組成物で洗濯処理を行った木綿メリヤス肌着を、成人男性3名に朝7時〜夜7時までの12時間着用させた。
(臭い判定基準)
着用終了後、直ちに開口管付きストマッカー用袋に木綿メリヤス肌着を各1枚入れ、袋をヒートシールした。1人ずつ順番に開口管から臭いを嗅いで採点した。6人の熟練したスメラーが、最も臭気の強い試料を基準(5点)とし、無臭(0点)までの臭気を6段階評価した。スメラー6人の平均値〔判定員6人×肌着3枚=評点サンプル数計18(衣料用液体洗浄剤組成物1つ当たり)〕で防臭効果を比較した。
◎;2.0以下
○;2.0超、3.0以下
△;3.0超、4.0以下
×;4.0超
Figure 0004846268
実施例と比較すると、(a)成分の代わりに銀担持ゼオライトを用いた比較例1及び比較例5、(a)成分は含んでいるが(b)成分の界面活性剤の量が少ない比較例2、(a)成分及び他の無機抗菌剤を含有していない比較例3、4は、いずれも抗菌性が劣り、臭いの抑制効果も劣っていた。特に実施例1と比較例2との対比から、(a)成分と所定量の(b)成分を併用することで、抗菌効果が向上されることが確認できた。
表1に記載した各成分の詳細は以下のとおりである。
(a)成分
・複合酸化物粒子1:登録第2988811号公報の実施例1記載の複合酸化物粒子コロイド溶液を用い、複合酸化物粒子の質量換算として配合した(平均粒子径6nm)
・複合酸化物粒子2:登録第2988811号公報の実施例3記載の複合酸化物粒子コロイド溶液を用い、複合酸化物粒子の質量換算として配合した(平均粒子径11nm)
・複合酸化物粒子3:登録第2988790号公報の実施例2記載の複合酸化物粒子コロイド溶液を用い、複合酸化物粒子の質量換算として配合した(平均粒子径15nm)
(a)成分以外の無機系抗菌成分
・銀担持ゼオライト:平均粒子径0.5μmのゼオライトに銀を担持(10質量%)させた粒子
(b)成分
・非イオン性界面活性剤1:炭素数12〜14の直鎖第1級アルコールに、EOを平均7モル、POを平均2モル、EOを平均3モルの順にブロック付加した非イオン界面活性剤・非イオン性界面活性剤2:炭素数12〜14の直鎖第1級アルコールに、EOを平均5モル、POを平均2モル、EOを平均3モルの順にブロック付加した非イオン界面活性剤・非イオン性界面活性剤3:平均炭素数12の直鎖第1級アルコールに、EOを平均12モル、POを平均2モルランダム付加した非イオン界面活性剤
・非イオン性界面活性剤4:平均炭素数12の直鎖第1級アルコールに、EOを平均8モル付加した非イオン界面活性剤
・非イオン性界面活性剤5:炭素数12〜14の第2級アルコールに、EOを平均7モルした非イオン界面活性剤(株式会社日本触媒、ソフタノール70H)
・陰イオン界面活性剤1:アルキル基の炭素数が10〜14の直鎖アルキルベンゼンスルホン酸(平均分子量323)
・陰イオン界面活性剤2:平均炭素数12の直鎖第1級アルコールに、EOを平均3モル付加したアルキルエーテル硫酸ナトリウム
・陰イオン界面活性剤3:平均炭素数14の直鎖第1級アルキル基を有するアルキル硫酸ナトリウム
・陰イオン界面活性剤4:ヤシ油脂肪酸(花王株式会社、ルナックL−55)ナトリウム
(e)成分
・PHG-30:フェノールEO(平均3モル)付加物(日本乳化剤(株)製)
・BDG:ブチルジグリコール
(f)成分
・有機系抗菌剤1:ヤシアルキルジメチルベンジルアンモニウムクロライド(花王株式会社、サニゾールC)
・有機系抗菌剤2:ジデシルジメチルアンモニウムクロライド(花王株式会社、コータミンD10P)
・有機系抗菌剤3:ドデシルピリジニウムクロライド
(h)成分
・漂白活性化剤1:デカノイルオキシ−p−ベンゼンカルボン酸
・漂白活性化剤2:ドデカノイルオキシ−p−ベンゼンスルホン酸
(その他の成分)
・酵素:プロテアーゼ(ノボノルディスクバイオインダストリー株式会社、エバラーゼ16.0L−EX)
・蛍光染料:チノパールCBS(チバペシャリティケミカルス社)

Claims (9)

  1. (a)銀、銅、亜鉛から選ばれる抗菌性金属成分と該抗菌性金属成分以外の無機酸化物とを含有する平均粒子径1〜100nmの複合酸化物微粒子0.01〜1質量%、
    (b)(b1)非イオン界面活性剤5〜40質量%と(b2)陰イオン界面活性剤0.5〜30質量%及
    (c)水30〜70質量%
    を含有する衣料用液体洗浄剤組成物であって、
    組成物中の界面活性剤の合計含有量が20〜60質量%である衣料用液体洗浄剤組成物
  2. 更に(d)ヒドロキシポリカルボン酸及び/又はその塩0.01〜10質量%を含有する請求項1記載の衣料用液体洗浄剤組成物。
  3. 更に(e)ハイドロトロープ剤1〜30質量%を含有する請求項1又は2記載の衣料用液体洗浄剤組成物。
  4. 更に(f)有機系抗菌剤0.1〜10質量%を含有する請求項1〜3何れか記載の衣料用液体洗浄剤組成物。
  5. 更に(g)過酸化水素0.1〜10質量%を含有する請求項1〜4何れか記載の衣料用液体洗浄剤組成物。
  6. 更に(h)漂白活性化剤0.1〜5質量%を含有する請求項請求項1〜5何れか記載の衣料用液体洗浄剤組成物。
  7. (a)複合酸化物微粒子中の抗菌性金属成分の含有量が0.1〜25質量%である請求項1〜6何れか記載の衣料用液体洗浄剤組成物。
  8. (a)複合酸化物微粒子の粒子径分布が平均粒子径±30%の粒子径の範囲に占める割合が50%以上である請求項1〜7何れか記載の衣料用液体洗浄剤組成物。
  9. (a)複合酸化物微粒子が、抗菌性金属成分が銀であり、該抗菌性金属成分以外の無機酸化物が酸化珪素と酸化アルミニウムである請求項1〜8何れか記載の衣料用液体洗浄剤組成物。
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